JPH0936993A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH0936993A
JPH0936993A JP7205228A JP20522895A JPH0936993A JP H0936993 A JPH0936993 A JP H0936993A JP 7205228 A JP7205228 A JP 7205228A JP 20522895 A JP20522895 A JP 20522895A JP H0936993 A JPH0936993 A JP H0936993A
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JP
Japan
Prior art keywords
main power
power supply
delay time
secondary battery
control means
Prior art date
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JP7205228A
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English (en)
Inventor
Koichi Abe
孝一 安部
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH0936993A publication Critical patent/JPH0936993A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な構成で通信エラーその他の不具合を解
消でき、かつ二次電池の劣化を防止する。 【解決手段】 ファクシミリ装置は主電源、主電源制御
部15、二次電池19、太陽電池23などを備える。主
電源制御部15のマイコン17に内蔵されたRAMのア
ドレス0〜23には、それぞれ決まった時刻範囲に対応
するスタンバイ状態に移行するまでの、ユーザにより容
易に設定可能な遅延時間が格納され時刻によって遅延時
間を任意に設定できる。各ユーザ毎に頻繁に装置を使用
する時間帯に二次電池19を十分に充電することがで
き、二次電池の充電のためだけに主電源を立ち上げる回
数が減り、余分な電力消費を防ぐことができる。また、
頻繁に装置を使用する時間帯は、遅延時間をNOTに設
定してスタンバイ状態へ移行しないようにしたり、遅延
時間を長くしたりして、この間の制御を主CPUに依託
し、主電源の起動要因間の衝突による通信エラーその他
の不具合を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動受信機能を有
するファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置などのスタンバ
イ状態を持つ装置では、その電源にスイッチング電源が
一般に用いられており、スタンバイ時あるいは動作中常
に電源は立ち上がっている。
【0003】こうした装置では、主電源の一次側を電話
回線からの呼出信号などにより直接制御することも行わ
れており、省電力化が図られている。また、主電源とは
別にスタンバイ時用のサブ電源を別に持つ装置もあり、
このタイプのものはスタンバイ時にサブ電源のみ立ち上
がっており、動作中のみ主電源が立ち上がるように構成
されていて、省電力化が図られている。この従来のファ
クシミリ装置では、常にメインシステムが動作している
ので、通信、操作、その他の様々な要因が同時に重なっ
た場合でも不具合を起こす可能性が少ないが、反面、メ
インシステムが常に動作しているので十分に電力消費を
削減することが難しかった。
【0004】さらに、スタンバイ時の省力化を目的とし
たシステムで、主電源(スイッチング電源)の起動、停
止を主電源制御部が制御し、この主電源制御部への電力
供給をスタンバイ時に二次電池が行い動作時に主電源が
行う構成のものも提案されている(特願平5−1011
08)。このシステムでは、スタンバイ時に主電源は停
止しており、主電源制御部のみ動作(スタンバイ)し、
動作時に主電源制御部からの制御信号が主電源に与えら
れている間、主電源が立ち上がる。これにより、より一
層の省電力化が図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のファクシミリ装置では、スタンバイ時に主電源が動
作していないので、メインシステムも動作しておらず、
通信、操作、その他の様々な起動要因が同時に重なった
場合、これらの起動要因間の衝突による通信エラーその
他の不具合を生じる可能性が大きい。また、これらの不
具合を防止しようとすると、システムが複雑になってし
まい、結果的にコストアップになってしまうといった問
題があった。
【0006】さらに、装置の使用頻度が多い時間帯で
は、通信、その他の使用の度に頻繁に主電源をオン、オ
フして、二次電池の充電を繰り返すことになるので、二
次電池が劣化してしまうという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、簡単な構成で通信エラ
ーその他の不具合を解消でき、かつ二次電池の劣化を防
止できるファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明の請求項1に係るファクシミリ装置は、装置
本体の各部に電力を供給する主電源と、該主電源から電
力が供給され、装置全体の動作を制御する中央制御手段
と、前記主電源の動作を制御する主電源制御手段と、前
記主電源によって充電され、前記主電源制御手段に電力
を供給する二次電池と、動作終了後から待機状態に移行
するまでの遅延時間を設定する遅延時間設定手段とを備
え、動作時、前記主電源制御手段によって制御される前
記主電源が起動し、前記中央制御手段によって前記装置
全体の動作が制御され、かつ前記主電源によって前記二
次電池が充電され、待機時、前記主電源は起動せず、前
記前記主電源制御手段には前記二次電池から電力が供給
され、前記動作終了後から前記待機状態に移行するまで
の遅延時間は前記遅延時間設定手段によって変更される
ことを特徴とする。
【0009】請求項2に係るファクシミリ装置は、装置
本体の各部に電力を供給する主電源および太陽電池と、
該主電源または該太陽電池から電力が供給され、装置全
体の動作を制御する中央制御手段と、前記主電源の動作
を制御する主電源制御手段と、前記主電源または前記太
陽電池によって充電され、前記主電源制御手段に電力を
供給する二次電池と、動作終了後から待機状態に移行す
るまでの遅延時間を設定する遅延時間設定手段とを備
え、動作時、前記主電源制御手段によって制御される前
記主電源が起動し、前記中央制御手段によって前記装置
全体の動作が制御され、かつ前記主電源によって前記二
次電池が充電され、待機時、前記主電源は起動せず、前
記前記主電源制御手段には前記太陽電池または前記二次
電池から電力が供給され、前記動作終了後から前記待機
状態に移行するまでの遅延時間は前記遅延時間設定手段
によって変更されることを特徴とする。
【0010】請求項3に係るファクシミリ装置は、請求
項1または請求項2に係るファクシミリ装置においてス
イッチ手段を備え、前記待機時、前記主電源制御手段
は、前記スイッチ手段からのON信号を検出すると、前
記主電源に起動信号を送出して該主電源を起動し、前記
中央制御手段は前記装置全体の動作を制御することを特
徴とする。
【0011】請求項4に係るファクシミリ装置では、請
求項1または請求項2に係るファクシミリ装置において
前記待機時、前記主電源制御手段は、回線からの呼出信
号を検出すると、前記主電源に起動信号を送出して該主
電源を起動し、前記中央制御手段は前記装置全体の動作
を制御することを特徴とする。
【0012】請求項5に係るファクシミリ装置は、請求
項1または請求項2に係るファクシミリ装置においてス
イッチ手段を備え、前記待機時、前記主電源制御手段
は、前記スイッチ手段からのON信号または回線からの
呼出信号を検出すると、前記主電源に起動信号を送出し
て該主電源を起動し、前記中央制御手段は前記装置全体
の動作を制御することを特徴とする。
【0013】請求項6に係るファクシミリ装置では、請
求項1または請求項2に係るファクシミリ装置において
前記中央制御手段は前記装置全体の動作を制御すること
なく前記待機時の状態を維持しつつ、前記主電源が前記
主電源制御手段および前記二次電池に電力を供給する待
機充電状態を有することを特徴とする。
【0014】請求項7に係るファクシミリ装置は、請求
項6に係るファクシミリ装置において前記主電源制御手
段は前記二次電池の電圧を検出する電圧検出手段を備
え、該検出された前記二次電池の電圧が所定のしきい値
以下であるとき、前記待機充電状態に移行することを特
徴とする。
【0015】請求項8に係るファクシミリ装置は、請求
項7に係るファクシミリ装置において前記待機充電状態
で前記二次電池の電圧が所定のしきい値以上になったと
き、前記主電源の動作を停止し、前記待機時の状態に移
行することを特徴とする。
【0016】請求項9に係るファクシミリ装置では、請
求項6に係るファクシミリ装置において前記主電源制御
手段はタイマ手段を備え、前記待機時、前記二次電池以
外から所定時間電力が供給されない場合、前記主電源制
御手段は前記起動信号を発生して前記主電源を起動し、
前記待機充電状態に移行することを特徴とする。
【0017】請求項10に係るファクシミリ装置は、請
求項9に係るファクシミリ装置において前記待機充電状
態のままで前記主電源から所定時間電力が供給され続け
たとき、前記主電源の動作を停止して前記待機時の状態
に移行することを特徴とする。
【0018】請求項11に係るファクシミリ装置では、
請求項6に係るファクシミリ装置において前記主電源制
御手段は前記二次電池の電圧を検出する電圧検出手段と
タイマ手段とを備え、前記待機時、該検出された前記二
次電池の電圧が所定のしきい値以下になったとき、また
は所定時間前記二次電池以外から電力が供給されないと
き、前記待機充電状態に移行することを特徴とする。
【0019】請求項12に係るファクシミリ装置は、請
求項11に係るファクシミリ装置において前記待機充電
状態で前記二次電池の電圧が所定のしきい値以上になっ
たとき、または前記待機充電状態のままで所定時間前記
主電源から電力が供給され続けたとき、前記主電源の動
作を停止し、前記待機時の状態に移行することを特徴と
する。
【0020】請求項13に係るファクシミリ装置では、
請求項1または請求項2に係るファクシミリ装置におい
て前記主電源制御手段はタイマ手段を備え、前記動作
時、所定時間前記主電源以外の装置各部が動作しなかっ
た場合、前記主電源制御手段は前記主電源の動作を停止
して前記待機時の状態に移行することを特徴とする。
【0021】請求項14に係るファクシミリ装置は、請
求項1または請求項2に係るファクシミリ装置において
前記主電源が動作しているとき、前記二次電池を充電す
ることを特徴とする。
【0022】請求項15に係るファクシミリ装置では、
請求項1または請求項2に係るファクシミリ装置におい
て前記主電源はスイッチング電源から構成され、外部か
らオンオフ制御可能であることを特徴とする。
【0023】請求項16に係るファクシミリ装置では、
請求項1または請求項2に係るファクシミリ装置におい
て前記主電源制御手段は前記中央制御手段からの命令信
号により前記主電源を強制的に停止可能であることを特
徴とする。
【0024】請求項17に係るファクシミリ装置では、
請求項2に係るファクシミリ装置において前記主電源制
御手段は前記主電源、前記太陽電池、前記二次電池の優
先順位で電力供給を行うことを特徴とする。
【0025】請求項18に係るファクシミリ装置では、
請求項2に係るファクシミリ装置において前記太陽電池
が供給する電力のうちの余った電力で前記二次電池を充
電することを特徴とする。
【0026】請求項19に係るファクシミリ装置では、
請求項3または請求項5に係るファクシミリ装置におい
て前記スイッチ手段は、原稿検出スイッチ、動作開始ス
イッチ、またはハンドセットのオフフック、オンフック
を検出するスイッチを含むことを特徴とする。
【0027】請求項20に係るファクシミリ装置では、
請求項19に係るファクシミリ装置において前記原稿検
出スイッチは機械式スイッチであることを特徴とする。
【0028】請求項21に係るファクシミリ装置では、
請求項1または請求項2に係るファクシミリ装置におい
て前記遅延時間設定手段は、時刻に応じて前記遅延時間
を変更することを特徴とする。
【0029】請求項22に係るファクシミリ装置では、
請求項1または請求項2に係るファクシミリ装置におい
て前記遅延時間設定手段は、前記遅延時間を任意に再設
定可能であることを特徴とする。
【0030】請求項23に係るファクシミリ装置では、
請求項1または請求項2に係るファクシミリ装置におい
て前記遅延時間設定手段は、前記遅延時間を所定値に設
定することにより前記待機状態に移行しないように設定
可能であることを特徴とする。
【0031】請求項24に係るファクシミリ装置では、
請求項21に係るファクシミリ装置において前記遅延時
間設定手段は、使用頻度の多い時間帯の遅延時間を長く
設定することを特徴とする。
【0032】請求項25に係るファクシミリ装置では、
請求項23に係るファクシミリ装置において前記遅延時
間設定手段は、使用頻度の多い時間帯の遅延時間を所定
値に設定し、前記待機状態に移行しないようにすること
を特徴とする。
【0033】請求項26に係るファクシミリ装置では、
請求項21に係るファクシミリ装置において前記遅延時
間設定手段は、使用頻度の少ない時間帯の遅延時間を短
く設定することを特徴とする。
【0034】請求項27に係るファクシミリ装置では、
請求項21に係るファクシミリ装置において前記遅延時
間設定手段は、使用頻度に応じて遅延時間を長く、前記
待機状態に移行しない所定値に、あるいは短く設定する
ことを特徴とする。
【0035】請求項28に係るファクシミリ装置では、
請求項1乃至請求項27いずれかに係るファクシミリ装
置において前記主電源は、動作中に前記主電源制御手段
から停止信号を受けることにより動作を停止することを
特徴とする。
【0036】請求項29に係るファクシミリ装置では、
請求項28に係るファクシミリ装置において前記主電源
制御手段は、外部のスイッチ手段からの信号にしたがっ
て前記停止信号を出力することを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明のファクシミリ装置の実施
の形態について説明する。図1は実施の形態におけるフ
ァクシミリ装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、1はファクシミリ装置である。2はマイクロプロ
セッサなどから構成されるCPUであり、ROM3に記
憶されているプログラムにしたがってRAM4、不揮発
性RAM5、キャラクタジェネレータ(CG)6、読取
り部7、記録部8、モデム部9、網制御ユニット(NC
U)10、操作部13、表示部14を制御する。
【0038】RAM4は読取り部7によって読み取られ
た2値化画像データあるいは記録部8に記録される2値
化画像データを格納し、モデム部9によって変調された
信号をNCU10を介して電話回線11に出力される2
値化画像データを格納する。また、RAM4は電話回線
11から入力されたアナログ波形信号をNCU10およ
びモデム部9を介して復調し、その復調した2値化デー
タを格納する。
【0039】不揮発性RAM5はファクシミリ装置1の
電源が遮断された状態であっても、保存しておくべきデ
ータ(例えば、短縮ダイヤル番号など)を確実に格納す
る。キャラクタジェネレータ6はJISコード、ASC
IIコードなどのキャラクタを格納するROMであり、
マイクロプロセッサ2の制御に基づき必要に応じて2バ
イトのデータで所定コードに対応するキャラクタデータ
を取り出す。
【0040】読取り部7はDMAコントローラ、画像処
理IC、イメージセンサ、CMOSロジックICなどか
ら構成され、CPU2の制御に基づいてコンタクトセン
サ(CS)を利用して読み取ったデータを2値化し、そ
の2値化データを順次RAM4に送る。
【0041】尚、読取り部7に対する原稿のセット状態
は原稿の搬送路に設けられ操作部13に含まれる機械的
な原稿センサにより検出できるようにされており、原稿
検出信号は主電源制御部15に入力される。ここで、原
稿センサに発光素子を利用したフォトセンサを用いず
に、機械的な原稿センサ(機械式スイッチ)を用いるの
は、原稿挿入待機時に電力を消費しないためである。
【0042】記録部8はDMAコントローラ、インクジ
ェット記録装置、CMOSロジックICなどから構成さ
れ、CPU2の制御によってRAM4に格納されている
記録データを取り出し、ハードコピーとして出力する。
【0043】モデム部9はG3、G2モデムとこれらの
モデムに接続されたクロック発生回路などから構成さ
れ、CPU2の制御に基づいてRAM4に格納されてい
る送信データを変調し、NCU10を介して電話回線1
1に出力する。また、モデム部9は電話回線11のアナ
ログ信号をNCU10を介して導き、その信号を変調し
て2値化データをRAM4に格納する。
【0044】NCU10はCPU2の制御によりモデム
9あるいは電話機12のいずれかに切り替えて電話回線
11を接続する。また、NCU10は呼出信号を検出す
る手段を有し、呼出信号が検出されたときは着信信号を
主電源制御部15に送出する。尚、電話機12はファク
シミリ装置1と一体に設けられたものである。具体的に
は電話機12はハンドセット、スピーチネットワーク、
ダイヤラ、リンガー、テンキー、ワンタッチキーなどか
ら構成される。
【0045】操作部13は画像送信、受信などをスター
トさせるキー、送受信時におけるファイン、標準、自動
受信などの操作モードを指定するモード選択キー、ダイ
ヤリング用のテンキーないしワンタッチキーなどから構
成される。これらのキーが押下されるとON信号が主電
源制御部15に入力される。
【0046】表示部14は、後述する時計表示用7セグ
メント、各種モードを表示する絵文字LCD、5×7ド
ットで16桁×1行の表示を行うことができるドットマ
トリクスLCDを組み合わせたLCDモジュール、LE
Dなどから構成され、絵文字LCDとドットマトリクス
LCDとはそれぞれ独立している。
【0047】主電源制御部15は装置全体の各部への通
電を制御するもので、ワンチップマイクロコンピュー
タ、コンデンサタイプの二次電池などから構成され、こ
の二次電池から供給される電力だけで駆動可能である。
【0048】主電源制御部15はNCU10からの着信
信号、操作部13からの原稿検出信号、操作部13から
のON信号が入力されると、起動信号を主電源16に送
出する。主電源16はAC入力のスイッチング電源であ
り、外部からスイッチングのON、OFF制御が可能で
あり、主電源制御部15からの起動信号、停止信号によ
ってそれぞれ電力を供給したり、電力を停止したりす
る。これにより、効率のよい電力供給が行え、かつ外部
からのオンオフが簡単に行えるので、容易に実施でき
る。
【0049】図2は主電源制御部15の構成を示すブロ
ック図である。図において、VccはDC−DCコンバ
ータ22を介して3系統の電力供給源と接続されてい
る。その1つは主電源16からの+5Vであり、他の1
つはコンデンサタイプの二次電池19であり、残りの1
つは太陽電池23である。これら3つの電源の優先度は
各々の電圧と、二次電池19の充電状態、逆流防止用シ
ョットキーバリアダイオード20、逆流防止用ダイオー
ド29により決定される。
【0050】主電源16からは逆流防止用ショットキー
バリアダイオード20により4.8V、太陽電池23か
らは逆流防止用ダイオード29により4.6V、二次電
池19からはその充電状態に応じた電圧が出力される。
また、逆流防止用ショットキーバリアダイオード20、
逆流防止用ダイオード29の向きにより主電源16が立
ち上がっているときはその電力供給が最優位となり、抵
抗21を通して二次電池19を充電すると共に、DC−
DCコンバータ22を介してVccに電力を供給する。
【0051】このとき、太陽電池23は低電位であり、
太陽電池23から電流は流れ込まない。主電源16が動
作しておらず、太陽電池23が電力を供給している場
合、すなわち主電源16は動作していないが、光エネル
ギーが供給されている場合、二次電池19の方が太陽電
池23より電位が高ければ二次電池19からDC−DC
コンバータ22を介してVccに電力が供給され、太陽
電池23から電力が供給されない。二次電池19の方が
太陽電池23より電位が低いときは太陽電池23からD
C−DCコンバータ22を介してVccに電力が供給さ
れ、同時に二次電池19は抵抗21を通して充電され
る。
【0052】主電源16が動作しておらず、太陽電池2
3も電力を供給していない場合、二次電池19がDC−
DCコンバータ22を介してVccに電力を供給する。
このように、主電源制御部15への電力供給を第1に主
電源16、第2に太陽電池23、第3に二次電池19と
優先順位を持たせることにより最も効率の良い理想的な
電力供給を実現できる。
【0053】図2において、17はワンチップマイクロ
コンピュータ(以下、マイコンという)であり、低消費
電力で動作可能であり、タイマ手段を内蔵している。マ
イコン17はシリアルインターフェースsI/Oを通じ
てCPU2とデータのやり取りを行うことができる。太
陽電池23が電力を供給しているか否かは、その電圧を
電圧検出回路27で検出し、検出された電圧が2.5V
より大きい場合に電圧検出回路27の出力OUTがHレ
ベルとなり、2.5V以下の場合にLレベルとなる。
【0054】電圧検出回路27の出力OUTはマイコン
17の端子IN8に入力される。二次電池19の放電状
態の電圧は電圧検出回路24によって検出され、その電
圧が1.2Vより大きい場合に電圧検出回路24の出力
OUTがHレベルとなり、1.2V以下の場合にLレベ
ルとなる。電圧検出回路24の出力OUTはマイコン1
7の端子IN9に入力される。二次電池19の満充電状
態の電圧は電圧検出回路28によって検出され、その電
圧が4.8Vより大きいときは電圧検出回路28の出力
OUTがHレベルとなり、4.8V以下のときは電圧検
出回路28の出力OUTがLレベルとなる。電圧検出回
路28の出力OUTはマイコン17のIN13に入力さ
れる。
【0055】22はDC−DCコンバータであり、入力
電圧が出力電圧よりも高いときはシリーズレギュレータ
として、低いときは昇圧型スイッチングレギュレータお
よびシリーズレギュレータとして動作する。また、出力
電圧を5Vもしくは3Vに選択することができ、入力ポ
ートSELがHレベルとき5V、Lレベルのとき3Vが
それぞれ出力される。DC−DCコンバータ22はその
入力Vinが0.9V以上のとき、出力Voutから5
Vまたは3Vが常に出力される。
【0056】18はマイコン17をリセットするための
電圧検出回路であり、その出力REはマイコン17のR
ESETに入力される。DC−DCコンバータ22の出
力Voutの電圧が2.7V以下のとき電圧検出回路1
8のREがLレベルとなり、2.7Vより大きくなると
マイコン17のリセットに要する時間だけ遅延させてL
レベルを維持し、マイコン17がリセットされるとHレ
ベルになる。
【0057】25は絵文字LCDであり、マイコン17
によって制御され、主電源16が停止している場合もほ
とんど電力を消費することなく表示を行う。26は操作
部13内の各種キー(原稿検出スイッチを含む)のスキ
ャンを行うキーマトリクス回路であり、マイコン17の
ソフトウェア制御によって押下されたキーを識別するこ
とができる。30は原稿の搬送路に設けられた機械式の
原稿検出スイッチ、例えばリードスイッチである。ここ
で、原稿センサに発光素子を利用したフォトセンサを用
いずに機械的な原稿検出スイッチを用いるのは原稿挿入
待機時に電力を消費しないためである。これにより二次
電池19の消耗を防ぐことができる。31はオフフック
またはオンフックを行うフッキングスイッチである。
【0058】図3は主電源16の構成を示す回路図であ
る。図において、AC入力はフィルタ回路40、整流回
路41、平滑回路42を経て、1次、2次の絶縁トラン
ス39に供給され、FET43によりスイッチングされ
る。ここで、36は1次側巻線、38は2次側巻線であ
る。44は絶縁トランス39の1次側の発振制御を行う
ICであり、その電源Vddは絶縁トランス39に巻き
込まれた補助巻線37によって与えられる。絶縁トラン
ス39の2次側巻線38から整流・平滑回路52、53
を介して+24V、+5Vの電源電圧を各部に供給す
る。
【0059】54は電流検出回路、55は過電圧検出回
路であり、これらの出力をそれぞれフォトカプラ56、
57を通してIC44にフィードバックする。IC44
は2次側の電流によりPWM制御を行っており、過電圧
が検出された場合、全系をシャットダウンするようにな
っている。
【0060】また、PS信号はフォトカプラ45を介し
てIC44に入力され、PS信号がLレベルのときにト
ランジスタ46がONとなりフォトカプラ45に電流が
流れる。フォトカプラ45は電流電圧変換を行い、IC
44の入力ポートIN1がLレベルとなり、これに応じ
てIC44の出力ポートOUT1が発振し、FET43
を介して1次側が発振して2次側に電力を供給し、主電
源16が立ち上がって動作する。
【0061】PS信号がHレベルのときはトランジスタ
46がOFFとなり、IC44のIN1はHレベルとな
り、これに応じてIC44の出力ポートOUT1がLレ
ベルとなってFET43がOFFとなり、1次側の発振
を停止させ、主電源16が動作を停止する。例えば、ス
タンバイ時にフッキングスイッチ31が押下された場
合、キーマトリクス回路26からON信号が出力され、
マイコン17がフッキングスイッチ31の押下を認識し
て出力OUT5をLレベル、即ちPS信号をLレベルと
して主電源16を起動させ、シリアルインターフェース
sI/Oを通じてCPU2にその情報を送り、CPU2
がNCU10を制御してファクシミリ装置1がオフフッ
ク状態になる。
【0062】抵抗47、48、49、50は電流制限用
の抵抗である。51、61は分圧抵抗である。フォトカ
ップラ45は1次側、2次側の絶縁も行う。
【0063】図4はCPU2の周辺およびNCU10の
構成を示す回路図である。図において、60はCPU2
をリセットするための電圧検出回路であり、その出力R
EはCPU2のRESET端子に入力される。主電源1
6からの+5Vの電圧が4.5V以下のとき、電圧検出
回路60の出力REはLレベルであり、4.5Vより大
きくなると、CPU2のリセットに要する時間だけ遅延
してLレベルを維持し、CPU2がリセットされてその
後に出力REはHレベルとなる。また、出力REはマイ
コン17のIN10にも入力されてモニタされる。
【0064】32は呼出信号(CI信号)を検出するた
めのフォトカプラであり、フォトカプラ32は電話回線
11を通じて呼出信号を受けると、着信信号(Lレベ
ル)がマイコン17のIN12に入力されるように動作
する。スタンバイ時に呼出信号が検出されると、着信信
号(Lレベル)がマイコン17に入力され、マイコン1
7がそれを認識してOUT5をLレベル、すなわちPS
信号をLレベルとして主電源16を起動させる。
【0065】主電源16の起動要因の情報はシリアルイ
ンターフェースsI/Oを通じてCPU2に送られ、C
PU2はその情報に応じて各ブロックを制御する。33
は電話機12のオフフックを検出するためのフォトカプ
ラであり、フォトカプラ33は電話機12がオフフック
されると、Lレベルがマイコン17のIN11に入力さ
れるように動作をする。スタンバイ時に電話機12がオ
フフックされると、Lレベルがマイコン17に入力さ
れ、マイコン17がそれを認識して出力OUT5をLレ
ベル、すなわちPS信号をLレベルとして主電源16を
起動させる。
【0066】この主電源16の起動要因の情報はシリア
ルインターフェースsI/Oを通じてCPU2に送ら
れ、CPU2はその情報に応じて各ブロックを制御す
る。34、35はモジュラージャック、58、59は電
流制限用の抵抗である。
【0067】上記構成を有するファクシミリ装置の動作
について説明する。図5はファクシミリ装置1のスタン
バイ状態における処理手順を示すフローチャートであ
る。商用交流ACの入力が開始されると(ステップS
1)、まず、主電源16が立ち上がり(ステップS
2)、マイコン17をイニシャライズする(ステップS
3)と共に、CPU2をイニシャライズし(ステップS
4)、同時に2次電池19の充電を開始する(ステップ
S5)。マイコン17のイニシャライズが完了した時点
でファクシミリ装置1がスタンバイ状態となる。このス
タンバイ状態が続いている間、二次電池19を充電し続
ける。
【0068】充電が完了したか否かを判別し(ステップ
S6)、充電が完了した場合、すなわち電圧検出回路2
8の出力がHレベルとなった場合、マイコン17のIN
13がHレベルとなるので、それを検出してスタンバイ
移行決定の処理に進む。スタンバイ移行決定の処理(ス
テップS7)については後述する。あるいは、ステップ
S6の充電完了として、マイコン17に内蔵されている
タイマで充電時間が1時間経過した場合、1時間経過を
検出すると割り込みが発生するので、それを検出してス
タンバイ移行決定の処理に進む。
【0069】スタンバイ移行決定処理後、スタンバイフ
ラグが「1」であるか否かを判別し(ステップS8)、
スタンバイフラグ=1でない場合にステップS6に移行
し、スタンバイフラグ=1の場合にスタンバイフラグを
クリアし(ステップS9)、マイコン17が出力OUT
5、すなわちPS信号をHレベルにして主電源16の動
作を停止させ(ステップS10)、それに伴い電圧検出
回路60の出力REがLレベルとなってCPU2がリセ
ットされる(ステップS11)。そして、二次電池19
と太陽電池23による電力供給が開始される(ステップ
S12)。このとき、太陽電池23が供給する電力のう
ちの余った電力で二次電池19の充電を行う(ステップ
S13)。
【0070】太陽電池23からの供給電力が減り、その
電位が二次電池19より低電位となったか否かを判別し
(ステップS14)、太陽電池23の電位が二次電池1
9より低電位となった場合、二次電池19が放電する。
二次電池19の電圧が1.2V以下となったか否かを判
別し(ステップS15)、その電圧が1.2V以下とな
った場合、電圧検出回路24の出力OUTがLレベルと
なり、マイコン17のIN9がLレベルとなるので、そ
れにしたがってマイコン17が出力OUT5をLレベ
ル、すなわちPS信号をLレベルとする。これにより、
トランジスタ46がONとなるので、フォトカプラ45
がONし、IC44のIN1がLレベルとなるので、こ
れにしたがってIC44の出力OUT1が発振し、FE
T43を介して1次側が発振して2次側に電力を供給
し、主電源16が立ち上がる(ステップS16)。
【0071】主電源16が立ち上がると、電圧検出回路
60によってCPU2がイニシャライズされ、それと共
に二次電池19が充電される。これによりファクシミリ
スタンバイ状態が保たれつつ、再び二次電池19が充電
される。このサイクルを繰り返す。このように、太陽電
池23が供給する電力のうちの余分電力で二次電池19
を充電するので、電力を無駄なく利用でき、主電源16
が動作していないスタンバイ状態を長く維持することが
できる。
【0072】図6はマイコン17におけるシリアル受信
割り込みの処理手順を示すフローチャートである。CP
U2からのシリアル受信割り込みが発生したとき、その
内容がスタンバイ状態への移行命令であるか否かを判別
し(ステップS21)、スタンバイ状態への移行命令で
ある場合、動作終了フラグをセットして(ステップS2
2)終了する。その内容がスタンバイ状態への移行命令
以外の場合、その受信内容に応じた処理を行って(ステ
ップS23)、終了する。
【0073】図7はマイコン17に内蔵されたRAM領
域の内容の一部を示す説明図である。図において、アド
レス0〜23にはそれぞれ決まった時刻範囲が対応して
いる。それぞれのアドレスには動作状態からスタンバイ
状態に移行するまでの遅延時間が格納されている。この
遅延時間はユーザにより容易に設定可能である。時刻に
よって遅延時間を任意に設定できるので、頻繁に装置を
使用する時間帯に合わせて二次電池19を充電すること
ができる。この結果、二次電池19の充電のためだけに
主電源16を立ち上げる回数が減り、余分な電力消費を
防ぐことができる。
【0074】また、頻繁に装置を使用する時間帯はスタ
ンバイ状態に移行しないようにしたり(遅延時間にNO
Tを設定)、スタンバイ状態に移行するまでの遅延時間
を長くしたりすることで、この間の装置の制御をCPU
2に依託することができる。これにより、さまざまな主
電源16の起動要因間の衝突による通信エラーその他の
不具合を防ぐことができる。さらに、簡単に構成できる
ことからコストダウンを図ることができる。
【0075】また、使用頻度が多い時間帯に主電源16
のオンオフを頻繁に行なうことがなくなり、二次電池1
9の過剰な充電回数が大幅に減るので、二次電池19の
劣化を防ぐことができる。さらに、装置を使用する頻度
が少ない時間帯ではスタンバイ状態に移行するまでの遅
延時間を短くすることで、余分な電力を消費することが
なく、電力量のロスも小さく、放射ノイズの発生を防止
することができる。
【0076】図8はマイコン17におけるスタンバイ移
行決定の処理手順を示すフローチャートである。動作終
了フラグが「1」であるか否かを判別し(ステップS3
1)、動作終了フラグ=1でないときそのまま終了す
る。動作終了フラグ=1であるとき、現時刻に対応する
遅延時間を内蔵RAM(図7)からロードする(ステッ
プS32)。このロードされた遅延時間がNOTである
か否かを判別し(ステップS33)、遅延時間がNOT
である場合、ウエイトカウンタ=0とし(ステップS3
4)、動作終了フラグをクリアして(ステップS35)
終了する。
【0077】ステップS33でロードされた遅延時間が
NOTでない場合、ウエイトカウンタ=ロードされた遅
延時間とし(ステップS36)、動作終了フラグをクリ
アして(ステップS35)終了する。
【0078】図9はマイコン17における1分タイマ割
り込みの動作処理手順を示すフローチャートである。1
分タイマ割り込みが発生したとき、まず、ウエイトカウ
ンタ=0であるか否かを判別し(ステップS41)、ウ
エイトカウンタ=0である場合、そのまま終了する。ウ
エイトカウンタ=0でない場合、ウエイトカウンタの値
を「1」減算する(ステップS42)。
【0079】再度、ウエイトカウンタ=0であるか否か
を判別し(ステップS43)、ウエイトカウンタ=0で
ある場合、スタンバイフラグ=1として(ステップS4
4)終了する。ウエイトカウンタ=0でないときはその
まま終了する。
【0080】図10はファクシミリスタンバイ状態にお
けるファクシミリ送信時の処理手順を示すフローチャー
トである。ファクシミリスタンバイ状態のときに原稿が
挿入された場合、フッキングボタンが押下された場合、
または受話器がオフフックされた場合、原稿検出スイッ
チ30、フッキングスイッチ31、フォトカプラ33が
それぞれONとなり(ステップS51、S52、S5
3)、このON信号がマイコン17に入力され、マイコ
ン17が出力OUT5をLレベル、即ちPS信号をLレ
ベルとしてフォトカプラ45をONにする。フォトカプ
ラ45がONになると、FET43を介して1次側を発
振させ、2次側に電力が供給され主電源16が立ち上が
る(ステップS54)。
【0081】主電源16が立ち上がると、CPU2がイ
ニシャライズされ(ステップS55)、二次電池19の
充電が開始される(ステップS56)。主電源16が立
ち上がっている間、二次電池19が常に充電されてい
る。そして、この情報がシリアルインターフェースsI
/Oを通じてCPU2に送られ、その後、ファクシミリ
装置1の動作の制御はCPU2が中心となって行う。こ
の状態で相手ファクシミリ装置に電話をかけ(ステップ
S57)、回線が補足されると(ステップS58)通常
のファクシミリ送信を行う(ステップS59)。
【0082】送信が終わり(ステップS60)、回線が
切断されると(ステップS61)、シリアルインターフ
ェースsI/Oを通じてスタンバイ状態への移行命令が
マイコン17に送られる(ステップS62)。このと
き、マイコン17には図6に示したシリアル受信割り込
みが発生する。
【0083】ファクシミリスタンバイ状態となり(ステ
ップS63)、図5のAに移行する。ここで、ステップ
S57〜ステップS62はCPU2による制御である。
【0084】図11はファクシミリスタンバイ状態にお
けるファクシミリ受信時の処理手順を示すフローチャー
トである。ファクシミリスタンバイ状態のときにフッキ
ングボタンが押された場合、または受話器がオフフック
された場合、フッキングスイッチ31、フォトカプラ3
3がそれぞれONとなり(ステップS71、S72)、
このON信号がマイコン17に入力され、これにしたが
って、マイコン17が出力OUT5をLレベル、すなわ
ちPS信号をLレベルにしてフォトカプラ45をONさ
せる。
【0085】フォトカプラ45がONになると、IC4
4がFET43を介して1次側を発振させ、2次側に電
力が供給され、主電源16が立ち上がる(ステップS7
3)。いずれの場合も主電源16が立ち上がると、CP
U2がイニシャライズされ(ステップS74)、二次電
池19の充電が開始される(ステップS75)。
【0086】主電源16が立ち上がっている間、二次電
池19が常に充電されている。そして、この情報がシリ
アルインターフェースsI/Oを通じてCPU2に送ら
れ、その後、ファクシミリ装置1の動作の制御はCPU
2が中心となって行う。
【0087】フッキングボタンが押された場合、または
受話器がオフフックされた場合、相手ファクシミリ装置
に電話をかけ(ステップS76)、回線が補足されると
(ステップS77)、通常のファクシミリ受信が行われ
る(ステップS78)。
【0088】一方、フッキングボタンが押されず(ステ
ップS71)、かつ受話器がオンフックされたままで
(ステップS72)、呼出信号が検出された場合(ステ
ップS83)、ステップS73〜ステップS75と同様
に、主電源16を立ち上げ(ステップS84)、CPU
2をイニシャライズし(ステップS85)、二次電池1
9の充電を開始する(ステップS86)と、NCU10
が回線を補足し(ステップS77)、自動受信でファク
シミリ受信が行われる(ステップS78)。
【0089】受信が終わり(ステップS79)、回線が
切断されると(ステップS80)、シリアルインターフ
ェースsI/Oを通じてスタンバイ状態への移行命令が
マイコン17に送られる(ステップS81)。このと
き、マイコン17では図6に示すシリアル受信割り込み
が発生する。ファクシミリスタンバイ状態となり(ステ
ップS82)、図5のAに戻る。ここで、ステップS7
6〜ステップS81はCPU2による制御である。
【0090】このように、主電源16が立ち上がってい
る間、二次電池19の充電が同時に行われる。これによ
り、二次電池19の充電のためだけに主電源16を立ち
上げる回数が減り、余分な電力消費を防ぐことができ
る。
【0091】以上示したように、本実施の形態における
ファクシミリ装置によれば、装置本体の各部に電力を供
給する主電源16、二次電池19、太陽電池23を設
け、各電力供給を制御しているので、スタンバイ時の消
費電力をほぼ0Wとすることができる。
【0092】したがって、自動受信機能のために終日電
力を消費することなく、電力量のロスが小さく、かつ放
射ノイズの発生が防止される。また、主電源16の1次
側を複数の手段により直接制御することがないので、安
全規格上の制限もなく、容易に実施できる。
【0093】スタンバイ状態に移行するまでの遅延時間
をユーザが容易に任意に設定することができるようにし
たので、各ユーザ毎に頻繁に装置を使用する時間帯に二
次電池19を十分に充電することができる。これによ
り、二次電池19の充電のためだけに主電源16を立ち
上げる回数が減り、余分な電力消費を防ぐことができ
る。
【0094】また、頻繁に装置を使用する時間は、遅延
時間をNOTに設定することによりスタンバイ状態に移
行しないようにしたり、スタンバイ状態に移行するまで
の遅延時間を長くしたりすることで、この間の装置の制
御をCPU2に依託することができ、これによりさまざ
まな主電源16の起動要因間の衝突による通信エラーそ
の他の不具合を防ぐことができる。
【0095】さらに、簡単な構成によりコストダウンを
図ることができる。使用頻度が多い時間帯に主電源16
のオン、オフを頻繁に行うことがなくなり、二次電池1
9の過剰な充電回数が大幅に減るので、二次電池19の
劣化を防ぐことができる。
【0096】装置を使用する頻度が少ない時間帯はスタ
ンバイ状態に移行するまでの遅延時間を短くすること
で、余分な電力を消費することがなくなり、電力量のロ
スも小さくなり、放射ノイズの発生も防止することがで
きる。
【0097】本実施の形態では、時刻(時間帯)毎にス
タンバイ状態に移行するまでの遅延時間を任意に設定で
きるようにしたが、例えば、曜日毎にスタンバイ状態に
移行するまでの遅延時間を任意に設定できるようにして
もよい。また、スタンバイ状態に移行するまでの遅延時
間の管理をマイコン17が行っているが、例えば、この
管理をCPU2が行ってもよい。
【0098】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るファクシミリ装
置によれば、装置本体の各部に電力を供給する主電源
と、該主電源から電力が供給され、装置全体の動作を制
御する中央制御手段と、前記主電源の動作を制御する主
電源制御手段と、前記主電源によって充電され、前記主
電源制御手段に電力を供給する二次電池と、動作終了後
から待機状態に移行するまでの遅延時間を設定する遅延
時間設定手段とを備え、動作時、前記主電源制御手段に
よって制御される前記主電源が起動し、前記中央制御手
段によって前記装置全体の動作が制御され、かつ前記主
電源によって前記二次電池が充電され、待機時、前記主
電源は起動せず、前記前記主電源制御手段には前記二次
電池から電力が供給され、前記動作終了後から前記待機
状態に移行するまでの遅延時間は前記遅延時間設定手段
によって変更されるので、待機時の消費電力をほぼ0W
にすることができ、自動受信機能のために終日電力を消
費することがなくなり、電力量のロス(損失)を大幅に
削減できる。また、放射ノイズの発生を防ぐことがで
き、他の電子機器に悪影響を及ぼさない。さらに、主電
源の1次側を複数の手段により直接制御することがない
ので、安全規格上の制限もなく、容易に実施できる。ま
た、主電源が動作しているときに二次電池を充電するの
で、二次電池の充電のためだけに主電源を立ち上げる回
数が減り、二次電池の劣化を防ぎ、余分な電力消費を抑
えることができる。
【0099】また、各ユーザ毎に頻繁に装置を使用する
時間帯に二次電池を十分に充電するように遅延時間を設
定することができる。これにより、二次電池の充電のた
めにだけ主電源を立ち上げる回数が一層減り、余分な電
力消費を防ぐことができる。
【0100】さらに、各ユーザ毎に頻繁に装置を使用す
る時間帯に待機状態に移行しないように遅延時間を設定
することができ、これにより、動作状態から待機状態に
移行する間の装置の制御を中央制御手段に依託すること
ができ、さまざまな主電源の起動要因間の衝突による通
信エラーその他の不具合を簡単な構成で解消でき、かつ
二次電池の劣化を防止できる。
【0101】請求項2に係るファクシミリ装置によれ
ば、装置本体の各部に電力を供給する主電源および太陽
電池と、該主電源または該太陽電池から電力が供給さ
れ、装置全体の動作を制御する中央制御手段と、前記主
電源の動作を制御する主電源制御手段と、前記主電源ま
たは前記太陽電池によって充電され、前記主電源制御手
段に電力を供給する二次電池と、動作終了後から待機状
態に移行するまでの遅延時間を設定する遅延時間設定手
段とを備え、動作時、前記主電源制御手段によって制御
される前記主電源が起動し、前記中央制御手段によって
前記装置全体の動作が制御され、かつ前記主電源によっ
て前記二次電池が充電され、待機時、前記主電源は起動
せず、前記前記主電源制御手段には前記太陽電池または
前記二次電池から電力が供給され、前記動作終了後から
前記待機状態に移行するまでの遅延時間は前記遅延時間
設定手段によって変更されるので、各ユーザ毎に頻繁に
装置を使用する時間帯に二次電池を十分に充電するよう
に遅延時間を設定することができる。これにより、二次
電池の充電のためにだけ主電源を立ち上げる回数が一層
減り、余分な電力消費を防ぐことができる。 さらに、
各ユーザ毎に頻繁に装置を使用する時間帯に待機状態に
移行しないように遅延時間を設定することができ、これ
により、動作状態から待機状態に移行する間の装置の制
御を中央制御手段に依託することができ、さまざまな主
電源の起動要因間の衝突による通信エラーその他の不具
合を簡単な構成で解消でき、かつ二次電池の劣化を防止
できる。
【0102】請求項3に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記待機時、前記主電源制御手段は、前記スイッチ
手段からのON信号を検出すると、前記主電源に起動信
号を送出して該主電源を起動し、前記中央制御手段は前
記装置全体の動作を制御するので、スイッチ手段からの
ON信号により主電源を起動でき、オペレーション上も
従来と変わることなく、ユーザに扱いやすい装置を提供
できる。
【0103】請求項4に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記待機時、前記主電源制御手段は、回線からの呼
出信号を検出すると、前記主電源に起動信号を送出して
該主電源を起動し、前記中央制御手段は前記装置全体の
動作を制御するので、オペレーション上も従来と変わる
ことなく、ユーザに扱いやすい装置を提供できる。
【0104】請求項5に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記待機時、前記主電源制御手段は、前記スイッチ
手段からのON信号または回線からの呼出信号を検出す
ると、前記主電源に起動信号を送出して該主電源を起動
し、前記中央制御手段は前記装置全体の動作を制御する
ので、スイッチ手段からのON信号や呼出信号検出時の
着信信号など、複数の起動要因により主電源を起動で
き、オペレーション上も従来と変わることなく、ユーザ
に扱いやすい装置を提供できる。
【0105】請求項6に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記中央制御手段は前記装置全体の動作を制御する
ことなく前記待機時の状態を維持しつつ、前記主電源が
前記主電源制御手段および前記二次電池に電力を供給す
る待機充電状態を有するので、自動受信機能の待機時に
おける消費電力を抑えることができる。
【0106】請求項7に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源制御手段は前記二次電池の電圧を検出す
る電圧検出手段を備え、該検出された前記二次電池の電
圧が所定のしきい値以下であるとき、前記待機充電状態
に移行するので、無駄のない効率的な電力供給を行うこ
とができ、一層の省電力化を図ることができる。
【0107】請求項8に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記待機充電状態で前記二次電池の電圧が所定のし
きい値以上になったとき、前記主電源の動作を停止し、
前記待機時の状態に移行するので、無駄のない効率的な
電力供給を行うことができ、一層の省電力化を図ること
ができる。
【0108】請求項9に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源制御手段はタイマ手段を備え、前記待機
時、前記二次電池以外から所定時間電力が供給されない
場合、前記主電源制御手段は前記起動信号を発生して前
記主電源を起動し、前記待機充電状態に移行するので、
無駄のない効率的な電力供給を行うことができ、一層の
省電力化を図ることができる。
【0109】請求項10に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記待機充電状態のままで前記主電源から所定時間
電力が供給され続けたとき、前記主電源の動作を停止し
て前記待機時の状態に移行するので、無駄のない効率的
な電力供給を行うことができ、一層の省電力化を図るこ
とができる。
【0110】請求項11に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源制御手段は前記二次電池の電圧を検出す
る電圧検出手段とタイマ手段とを備え、前記待機時、該
検出された前記二次電池の電圧が所定のしきい値以下に
なったとき、または所定時間前記二次電池以外から電力
が供給されないとき、前記待機充電状態に移行するの
で、無駄のない効率的な電力供給を行うことができ、一
層の省電力化を図ることができる。
【0111】請求項12に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記待機充電状態で前記二次電池の電圧が所定のし
きい値以上になったとき、または前記待機充電状態のま
まで所定時間前記主電源から電力が供給され続けたと
き、前記主電源の動作を停止し、前記待機時の状態に移
行するので、無駄のない効率的な電力供給を行うことが
でき、一層の省電力化を図ることができる。
【0112】請求項13に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源制御手段はタイマ手段を備え、前記動作
時、所定時間前記主電源以外の装置各部が動作しなかっ
た場合、前記主電源制御手段は前記主電源の動作を停止
して前記待機時の状態に移行するので、無駄のない効率
的な電力供給を行うことができ、一層の省電力化を図る
ことができる。
【0113】請求項14に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源が動作しているとき、前記二次電池を充
電するので、二次電池の充電のためだけに主電源を立ち
上げる回数が減り、余分な電力消費を防ぐことができ
る。
【0114】請求項15に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源はスイッチング電源から構成され、外部
からオンオフ制御可能であるので、効率のよい電力供給
を行え、しかも外部から簡単にオンオフでき、実施が容
易である。
【0115】請求項16に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源制御手段は前記中央制御手段からの命令
信号により前記主電源を強制的に停止可能であるので、
装置の暴走を防止できる。
【0116】請求項17に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源制御手段は前記主電源、前記太陽電池、
前記二次電池の優先順位で電力供給を行うので、最も効
率の良い理想的な電力供給を実現できる。
【0117】請求項18に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記太陽電池が供給する電力のうちの余った電力で
前記二次電池を充電するので、電力を無駄なく利用で
き、主電源が動作していない待機状態を長く維持でき
る。
【0118】請求項19に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記スイッチ手段は、原稿検出スイッチ、動作開始
スイッチ、またはハンドセットのオフフック、オンフッ
クを検出するスイッチを含むので、複数の主電源の起動
要因の検出を行うことができる。
【0119】請求項20に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記原稿検出スイッチは機械式スイッチであるの
で、原稿挿入待機時の電力消費がなくなり、二次電池の
消耗を防ぐことができる。
【0120】請求項21に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記遅延時間設定手段は、時刻に応じて前記遅延時
間を変更するので、頻繁に装置を使用する時間帯は待機
状態に移行しないようにしたり、待機状態に移行するま
での遅延時間を長くしたりすることでこの間の装置の制
御を中央制御手段に依託することができ、これにより、
さまざまな主電源の起動要因間の衝突による通信エラー
その他の不具合を防ぐことができる。また、簡単な構成
で実現できることからコストダウンを図ることができ
る。
【0121】請求項22に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記遅延時間設定手段は、前記遅延時間を任意に再
設定可能であるので、頻繁に装置を使用する時間帯は待
機状態に移行しないようにしたり、待機状態に移行する
までの遅延時間を長くしたりすることでこの間の装置の
制御を中央制御手段に依託することができ、これによ
り、さまざまな主電源の起動要因間の衝突による通信エ
ラーその他の不具合を防ぐことができる。また、簡単な
構成で実現できることからコストダウンを図ることがで
きる。
【0122】請求項23に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記遅延時間設定手段は、前記遅延時間を所定値に
設定することにより前記待機状態に移行しないように設
定可能であるので、使用頻度が多い時間帯に主電源のオ
ン、オフを頻繁に行うことがなくなり、従って、二次電
池の過剰な充電回数が大幅に減ることになり、二次電池
の劣化を防ぐことができる。
【0123】請求項24に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記遅延時間設定手段は、使用頻度の多い時間帯の
遅延時間を長く設定するので、使用頻度が多い時間帯に
主電源のオン、オフを頻繁に行うことがなくなり、従っ
て、二次電池の過剰な充電回数が大幅に減ることにな
り、二次電池の劣化を防ぐことができる。
【0124】請求項25に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記遅延時間設定手段は、使用頻度の多い時間帯の
遅延時間を所定値に設定し、前記待機状態に移行しない
ようにするので、使用頻度が多い時間帯に主電源のオ
ン、オフを頻繁に行うことがなくなり、従って、二次電
池の過剰な充電回数が大幅に減ることになり、二次電池
の劣化を防ぐことができる。
【0125】請求項26に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記遅延時間設定手段は、使用頻度の少ない時間帯
の遅延時間を短く設定するので、装置を使用する頻度が
少ない時間帯は待機状態への移行までの遅延時間を短く
することで、余分な電力を消費することがなくなり、電
力量のロスも小さくなり、放射ノイズの発生も防止でき
る。
【0126】請求項27に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記遅延時間設定手段は、使用頻度に応じて遅延時
間を長く、前記待機状態に移行しない所定値に、あるい
は短く設定するので、使用頻度が多い時間帯に主電源の
オン、オフを頻繁に行うことがなくなり、従って、二次
電池の過剰な充電回数が大幅に減ることになり、二次電
池の劣化を防ぐことができる。また、装置を使用する頻
度が少ない時間帯は待機状態への移行までの遅延時間を
短くすることで、余分な電力を消費することがなくな
り、電力量のロスも小さくなり、放射ノイズの発生も防
止できる。
【0127】請求項28に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源は、動作中に前記主電源制御手段から停
止信号を受けることにより動作を停止するので、装置の
暴走を防止できる。
【0128】請求項29に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源制御手段は、外部のスイッチ手段からの
信号にしたがって前記停止信号を出力するので、装置の
暴走を防ぐことができ、安全性に優れた装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるファクシミリ装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】主電源制御部15の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】主電源16の構成を示す回路図である。
【図4】CPU2の周辺およびNCU10の構成を示す
回路図である。
【図5】ファクシミリ装置1のスタンバイ状態における
処理手順を示すフローチャートである。
【図6】ファクシミリ装置1のスタンバイ状態における
処理手順を示すフローチャートである。
【図7】マイコン17に内蔵されたRAM領域の内容の
一部を示す説明図である。
【図8】マイコン17におけるスタンバイ移行決定の処
理手順を示すフローチャートである。
【図9】マイコン17における1分タイマ割り込みの動
作処理手順を示すフローチャートである。
【図10】ファクシミリスタンバイ状態におけるファク
シミリ送信時の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】ファクシミリスタンバイ状態におけるファク
シミリ受信時の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 15 主電源制御部 16 主電源 17 マイコン 19 二次電池 23 太陽電池

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の各部に電力を供給する主電源
    と、 該主電源から電力が供給され、装置全体の動作を制御す
    る中央制御手段と、 前記主電源の動作を制御する主電源制御手段と、 前記主電源によって充電され、前記主電源制御手段に電
    力を供給する二次電池と、 動作終了後から待機状態に移行するまでの遅延時間を設
    定する遅延時間設定手段とを備え、 動作時、前記主電源制御手段によって制御される前記主
    電源が起動し、前記中央制御手段によって前記装置全体
    の動作が制御され、かつ前記主電源によって前記二次電
    池が充電され、 待機時、前記主電源は起動せず、前記前記主電源制御手
    段には前記二次電池から電力が供給され、 前記動作終了後から前記待機状態に移行するまでの遅延
    時間は前記遅延時間設定手段によって変更されることを
    特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 装置本体の各部に電力を供給する主電源
    および太陽電池と、 該主電源または該太陽電池から電力が供給され、装置全
    体の動作を制御する中央制御手段と、 前記主電源の動作を制御する主電源制御手段と、 前記主電源または前記太陽電池によって充電され、前記
    主電源制御手段に電力を供給する二次電池と、 動作終了後から待機状態に移行するまでの遅延時間を設
    定する遅延時間設定手段とを備え、 動作時、前記主電源制御手段によって制御される前記主
    電源が起動し、前記中央制御手段によって前記装置全体
    の動作が制御され、かつ前記主電源によって前記二次電
    池が充電され、 待機時、前記主電源は起動せず、前記前記主電源制御手
    段には前記太陽電池または前記二次電池から電力が供給
    され、 前記動作終了後から前記待機状態に移行するまでの遅延
    時間は前記遅延時間設定手段によって変更されることを
    特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 スイッチ手段を備え、 前記待機時、前記主電源制御手段は、前記スイッチ手段
    からのON信号を検出すると、前記主電源に起動信号を
    送出して該主電源を起動し、 前記中央制御手段は前記装置全体の動作を制御すること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のファクシミ
    リ装置。
  4. 【請求項4】 前記待機時、前記主電源制御手段は、回
    線からの呼出信号を検出すると、前記主電源に起動信号
    を送出して該主電源を起動し、 前記中央制御手段は前記装置全体の動作を制御すること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のファクシミ
    リ装置。
  5. 【請求項5】 スイッチ手段を備え、 前記待機時、前記主電源制御手段は、前記スイッチ手段
    からのON信号または回線からの呼出信号を検出する
    と、前記主電源に起動信号を送出して該主電源を起動
    し、 前記中央制御手段は前記装置全体の動作を制御すること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のファクシミ
    リ装置。
  6. 【請求項6】 前記中央制御手段は前記装置全体の動作
    を制御することなく前記待機時の状態を維持しつつ、前
    記主電源が前記主電源制御手段および前記二次電池に電
    力を供給する待機充電状態を有することを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 前記主電源制御手段は前記二次電池の電
    圧を検出する電圧検出手段を備え、 該検出された前記二次電池の電圧が所定のしきい値以下
    であるとき、前記待機充電状態に移行することを特徴と
    する請求項6記載のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 前記待機充電状態で前記二次電池の電圧
    が所定のしきい値以上になったとき、前記主電源の動作
    を停止し、前記待機時の状態に移行することを特徴とす
    る請求項7記載のファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 前記主電源制御手段はタイマ手段を備
    え、 前記待機時、前記二次電池以外から所定時間電力が供給
    されない場合、前記主電源制御手段は前記起動信号を発
    生して前記主電源を起動し、前記待機充電状態に移行す
    ることを特徴とする請求項6記載のファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】 前記待機充電状態のままで前記主電源
    から所定時間電力が供給され続けたとき、前記主電源の
    動作を停止して前記待機時の状態に移行することを特徴
    とする請求項9記載のファクシミリ装置。
  11. 【請求項11】 前記主電源制御手段は前記二次電池の
    電圧を検出する電圧検出手段とタイマ手段とを備え、 前記待機時、該検出された前記二次電池の電圧が所定の
    しきい値以下になったとき、または所定時間前記二次電
    池以外から電力が供給されないとき、前記待機充電状態
    に移行することを特徴とする請求項6記載のファクシミ
    リ装置。
  12. 【請求項12】 前記待機充電状態で前記二次電池の電
    圧が所定のしきい値以上になったとき、または前記待機
    充電状態のままで所定時間前記主電源から電力が供給さ
    れ続けたとき、前記主電源の動作を停止し、前記待機時
    の状態に移行することを特徴とする請求項11記載のフ
    ァクシミリ装置。
  13. 【請求項13】 前記主電源制御手段はタイマ手段を備
    え、 前記動作時、所定時間前記主電源以外の装置各部が動作
    しなかった場合、前記主電源制御手段は前記主電源の動
    作を停止して前記待機時の状態に移行することを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のファクシミリ装置。
  14. 【請求項14】 前記主電源が動作しているとき、前記
    二次電池を充電することを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のファクシミリ装置。
  15. 【請求項15】 前記主電源はスイッチング電源から構
    成され、外部からオンオフ制御可能であることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のファクシミリ装置。
  16. 【請求項16】 前記主電源制御手段は前記中央制御手
    段からの命令信号により前記主電源を強制的に停止可能
    であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    ファクシミリ装置。
  17. 【請求項17】 前記主電源制御手段は前記主電源、前
    記太陽電池、前記二次電池の優先順位で電力供給を行う
    ことを特徴とする請求項2記載のファクシミリ装置。
  18. 【請求項18】 前記太陽電池が供給する電力のうちの
    余った電力で前記二次電池を充電することを特徴とする
    請求項2記載のファクシミリ装置。
  19. 【請求項19】 前記スイッチ手段は、原稿検出スイッ
    チ、動作開始スイッチ、またはハンドセットのオフフッ
    ク、オンフックを検出するスイッチを含むことを特徴と
    する請求項3または請求項5記載のファクシミリ装置。
  20. 【請求項20】 前記原稿検出スイッチは機械式スイッ
    チであることを特徴とする請求項19記載のファクシミ
    リ装置。
  21. 【請求項21】 前記遅延時間設定手段は、時刻に応じ
    て前記遅延時間を変更することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載のファクシミリ装置。
  22. 【請求項22】 前記遅延時間設定手段は、前記遅延時
    間を任意に再設定可能であることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のファクシミリ装置。
  23. 【請求項23】 前記遅延時間設定手段は、前記遅延時
    間を所定値に設定することにより前記待機状態に移行し
    ないように設定可能であることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載のファクシミリ装置。
  24. 【請求項24】 前記遅延時間設定手段は、使用頻度の
    多い時間帯の遅延時間を長く設定することを特徴とする
    請求項21記載のファクシミリ装置。
  25. 【請求項25】 前記遅延時間設定手段は、使用頻度の
    多い時間帯の遅延時間を所定値に設定し、前記待機状態
    に移行しないようにすることを特徴とする請求項23記
    載のファクシミリ装置。
  26. 【請求項26】 前記遅延時間設定手段は、使用頻度の
    少ない時間帯の遅延時間を短く設定することを特徴とす
    る請求項21記載のファクシミリ装置。
  27. 【請求項27】 前記遅延時間設定手段は、使用頻度に
    応じて遅延時間を長く、前記待機状態に移行しない所定
    値に、あるいは短く設定することを特徴とする請求項2
    1記載のファクシミリ装置。
  28. 【請求項28】 前記主電源は、動作中に前記主電源制
    御手段から停止信号を受けることにより動作を停止する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項27いずれかに記
    載のファクシミリ装置。
  29. 【請求項29】 前記主電源制御手段は、外部のスイッ
    チ手段からの信号にしたがって前記停止信号を出力する
    ことを特徴とする請求項28記載のファクシミリ装置。
JP7205228A 1995-07-19 1995-07-19 ファクシミリ装置 Pending JPH0936993A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013012806A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP2014212426A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 富士ゼロックス株式会社 処理制御装置、画像処理装置

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JP2013012806A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
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