JPH06311269A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH06311269A
JPH06311269A JP5101108A JP10110893A JPH06311269A JP H06311269 A JPH06311269 A JP H06311269A JP 5101108 A JP5101108 A JP 5101108A JP 10110893 A JP10110893 A JP 10110893A JP H06311269 A JPH06311269 A JP H06311269A
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power supply
signal
power
unit
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Yuji Kurosawa
雄治 黒澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動受信機能を持つファクシミリ装置におい
て、スタンバイ時の消費電力を小さくするとともに、放
射ノイズの発生を抑える。 【構成】 ファクシミリ装置本体の各部への通電を制御
する電源起動部14を設ける。そして、この電源起動部
14に駆動用の電力供給を行う手段として、各構成ブロ
ックへ電力供給を行う主電源(スイッチング電源)15
と、この主電源15によって充電される二次電池を備え
る。また必要に応じて、太陽電池を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動受信機能を有した
ファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりファクシミリ装置においては、
スイッチング電源等の主電源が設けられており、通常こ
の主電源の全系が立ち上がっているか、あるいはスタン
バイ用の限られた系が立ち上がっているかの構成となっ
ている。
【0003】また、主電源の一次側を電話回線からの呼
出し信号などにより直接制御することも行われており、
電力の省力化が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のファクシミリ装置にあっては、例えば主電
源の一次側が発振して二次側に何らかのパワー(電力)
を送っている装置では、スタンバイ時に10W程度の電
力を消費してしまい。自動受信機能のために終日その電
力を消費することになり、電力量のロス(損失)が非常
に大きいとともに、放射ノイズが発生して他の電子機器
に悪影響を及ぼすという問題点があった。
【0005】また、主電源の一次側を複数の手段により
直接制御することは、安全規格上の制限が厳しく、事実
上達成が困難であるという問題点があった。
【0006】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、スタンバイ時の消費電力をほぼ0Wに
することができ、放射ノイズの発生もなく、また安全規
格上も問題のないファクシミリ装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のファクシミリ装
置は、次のように構成したものである。
【0008】(1)ファクシミリ装置本体の各部への通
電を制御する電源起動部を有し、この電源起動部に駆動
電力を供給する主電源と、この主電源によって充電さ
れ、その充電電力を前記電源起動部に駆動電力として供
給する二次電池とを備えた。
【0009】(2)ファクシミリ装置本体の各部への通
電を制御する電源起動部を有し、この電源起動部にそれ
ぞれ駆動電力を供給する主電源及び太陽電池と、これら
の主電源及び太陽電池によって充電され、その充電電力
を前記電源起動部に駆動電力として供給する二次電池と
を備えた。
【0010】(3)上記(1)または(2)のファクシ
ミリ装置において、電源起動部は、回線からの呼出し信
号の着信、外部のスイッチ手段からの信号入力及び二次
電池の充電のための強制起動信号入力を動作条件とする
ようにした。
【0011】(4)上記(1)ないし(3)何れかのフ
ァクシミリ装置において、主電源は、スイッチング電源
により構成し、外部からスイッチングのオン,オフを制
御可能にした。
【0012】(5)上記(1)ないし(4)何れかのフ
ァクシミリ装置において、電源起動部は、タイマ手段を
有し、一定時間二次電池以外から供給電力が得られない
場合は強制的に主電源を起動するようにした。
【0013】(6)上記(2)のファクシミリ装置にお
いて、電源起動部には、主電源,太陽電池,二次電池の
順位で優先的に電力供給を行うようにした。
【0014】(7)上記(2)のファクシミリ装置にお
いて、電源起動部は、電圧検出手段を有し、二次電池の
電圧があるしきい値以下になった時に強制的に主電源を
起動するようにした。
【0015】(8)上記(3)のファクシミリ装置にお
いて、回線からの呼出し信号の着信時の応答信号と外部
のスイッチ手段からの信号を、電源起動部とファクシミ
リ装置本体の主システムの制御部へ入力して制御するよ
うにした。
【0016】(9)上記(8)のファクシミリ装置にお
いて、電源起動部は、主システム制御部からの命令信号
により主電源を強制的に停止させるようにした。
【0017】
【作用】本発明のファクシミリ装置においては、主電源
あるいは太陽電池によって充電された二次電池により電
源起動部の駆動電力が与えられ、その電源起動部が、回
線からの呼出し信号や外部のスイッチ手段からの信号に
応じてファクシミリ装置本体の各部の電源の制御を行う
ことにより、スタンバイ時に主電源の発振は停止され
る。
【0018】また、二次電池が消耗した時は、強制的に
主電源が立ち上がって二次電池が充電され、太陽電池が
うまく作動しない場合も、不具合なく動作する。
【0019】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を
詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例によるファクシミ
リ装置の構成を示すブロック図である。図中のCPU1
は、マイクロプロセッサなどから構成されるもので、R
OM2に記憶されているプログラムに従ってファクシミ
リ装置全体、すなわちRAM3,不揮発性のRAM4,
キャラクタジェネレータ(CG)5,記録部6,読取部
7,モデム部8,網制御ユニット(NCU)9,操作部
12及び表示部13を制御する。
【0021】上記RAM3は、読取部7によって読み取
られた2値化画像データあるいは記録部6に記録される
2値化画像データを格納し、モデム8によって変調され
た信号をNCU9を介して電話回線10に出力する2値
化画像データを格納する。
【0022】またRAM3は、電話回線10から入力さ
れたアナログ波形信号をNCU9及びモデム8を介して
復調し、その復調した2値化データを格納する。
【0023】不揮発性のRAM4は、ファクシミリ装置
の電源が遮断された状態にあっても、保存しておくべき
データを確実に格納するものである。
【0024】CG5は、JISコード,ASCIIコー
ドなどのキャラクタを格納するROMであり、CPU1
の制御に基づき、必要に応じて2バイトのデータで所定
コードに対応するキャラクタデータを取り出す。
【0025】記録部6は、DMAコントローラ,サーマ
ルヘッド,CMOSロジックICなどから構成され、C
PU1の制御によってRAM3に格納されている記録デ
ータを取り出し、ハードコピーとして記録出力する。
【0026】読取部7は、DMAコントローラ,画像処
理IC,イメージセンサ,CMOSロジックICなどか
ら構成され、CPU1の制御に基づいてCCDを利用し
て読み取ったデータを2値化し、その2値化データを順
次RAM3に送る。なお、この読取部7に対する原稿の
装填状態は、原稿の搬送路に設けられた原稿センサによ
り検出できるようになっており、原稿検出信号はCPU
1に入力される。
【0027】モデム8は、G3,G2モデムと、これら
のモデムに接続されたクロック発生回路などから構成さ
れ、CPU1の制御に基づいてRAM3に格納されてい
る送信データを変調し、NCU9を介して電話回線10
に出力する。またこのモデム8は、電話回線10のアナ
ログ信号をNCU9を介して導入し、その信号を変調し
て2値化したデータをRAM3に格納する。
【0028】NCU9は、CPU1の制御により電話回
線をモデム8あるいは電話機11の何れかに切り換えて
接続する。またこのNCU9は、呼出し信号(CI)を
検出する手段を有している。
【0029】電話機11は、ファクシミリ装置本体と一
体化された電話機である。具体的にはこの電話機11
は、ハンドセット及びスピーチネットワーク、ダイヤ
ラ,テンキーないしワンタッチキーなどから構成されて
いる。
【0030】操作部12は、画像送信,受信などをスタ
ートさせるキーと、送受信時におけるファイン,標準,
自動受信などの操作モードを指定するモード選択キー
と、ダイヤリング用のテンキーなどから構成されてい
る。なお、CPU1はこれらのキーの押下状態を検出
し、その状態に応じて上記各部を制御するようになって
いる。
【0031】表示部13は、16桁の表示を行う液晶表
示器であり、CPU1の制御により所定の文字などを表
示する。
【0032】電源起動部14は、ファクシミリ装置本体
の各部(ブロック)への通電(電力供給)を制御するも
ので、1チップマイクロコンピュータ,二次電池等から
構成され、NCU9からの起動信号や操作部12からの
起動信号に応じて電源起動信号を生成し、主電源15に
送る。
【0033】主電源15は、AC入力のスイッチング電
源であり、外部からスイッチングのオン,オフが制御可
能で、電源起動部14からの信号に応じて各ブロックへ
電力を供給したり停止したりする。
【0034】図2は上記電源起動部14の簡略構成を示
す回路図である。図中、IC1は4bitの1チップマ
イクロコンピュータであり、超低消費電流で動作可能な
ICとなっている。この1チップマイクロコンピュータ
IC1の駆動電力は3系統より取れるように構成されて
おり、一つは主電源15からの+5Vより、二つ目はB
AT2の太陽電池より、三つ目はBAT1の二次電池よ
り供給される。そして、これらの三つの電源の優先度
は、各々の電圧とダイオードD1,D2により決定され
ており、主電源15よりのものは抵抗R5とツェナーダ
イオードZD1により約3.5V、太陽電池BAT2の
ものは3V、二次電池BAT1のものは充電時の電源電
圧(3.5Vまたは3V)となっている。
【0035】また、ダイオードD1,D2の向きにより
主電源15よりのシステム電源が立ち上がっている時
は、その電力供給が最優位となり、二次電池BAT1を
充電するとともに、1チップマイクロコンピュータIC
1へ電流を供給する。この時、太陽電池BAT2は低電
位となり、太陽電池BAT2から電流は流れ込まない。
次にシステム電源は落ちていて太陽電池BAT2が立ち
上がっている時、つまり光エネルギーが供給されている
時は、最初二次電池BAT1の方が電位が高ければ二次
電池BAT1から1チップマイクロコンピュータIC1
へ電力が供給され、太陽電池BAT2からは供給されな
い。その後、二次電池BAT1が放電により電圧が低下
し、太陽電池BAT2の電圧より低くなると、逆に太陽
電池BAT2から1チップマイクロコンピュータIC1
へ電力は供給され、同時に二次電池BAT1も抵抗R4
を通して充電される。
【0036】次に、システム電源も太陽電池BAT2も
落ちている時は、二次電池BAT1より1チップマイク
ロコンピュータIC1へ電力が供給される。
【0037】また、1チップマイクロコンピュータIC
1は、内部にタイマ手段を内蔵しており、I/Oポート
を持っている。このI/Oポートとしては、太陽電池B
AT2の状態を監視するために電圧検出手段である抵抗
R11,R14を介してSB信号が入力される入力ポー
ト、システム電源の状態を監視するために電圧検出手段
である抵抗R15,R16を介してSYS信号が入力さ
れる入力ポート、NCU9のCI検出部よりCI(回線
からの呼出し信号)を検出するためのCIstandby 信号
(反転信号)が入力される入力ポート、操作部12より
2回路入りのスイッチSW1の状態としてUser1信号
(反転信号)が入力される入力ポート、主電源15へ送
られスイッチング電源の発振を制御するPS信号を出力
する出力ポート(発振を止める時はPS信号をHi(高
レベル)に保ち、発振を継続させる時はPS信号をLo
(低レベル)に保つ)、CPU1側で所定動作を完了し
電源の発振を停止したい時にHi(アクティブ)にする
POFF信号が入力される入力ポートより構成されてい
る。
【0038】上記NCU9のCI検出部からは、1チッ
プマイクロコンピュータIC1へCIstandby 信号が送
られると同時に、CPU1へCI信号が送られる。また
操作部12からは、1チップマイクロコンピュータIC
1へのUser1信号と同時にUser2信号がCPU1へ送ら
れる。
【0039】なお図2中、PC1,PC2,PC3はフ
ォトカプラ、TR1,TR2はトランジスタ、R1〜R
3及びR8〜R10は抵抗である。
【0040】図3はスイッチング電源からなる主電源1
5の構成を示すブロック図である。AC入力はスイッチ
SW2を通った後、フィルタ回路B1,整流回路B2,
平滑回路B3を経て、1次,2次の絶縁トランスT1へ
供給され、トランジスタFET1によりスイッチングさ
れる。IC2はトランスT1の一次側の発振制御を行う
発振制御部であり、その電源VccはトランスT1に巻
き込まれた補助巻線によって与えられる。
【0041】上記トランスT1の二次側は、二次巻線か
ら整流・平滑回路B4,B5を介して+24V,+5V
の電源を装置本体の各部へ供給している。B6,B7は
電流検出回路及び過電圧検出回路であり、これらの出力
をフォトカプラPC4,PC5を通して発振制御部IC
2へフィードバックしている。また発振制御部IC2は
二次側の電流によりPWM制御を行っており、過電圧が
検出された場合は全系をシャットダウンするようになっ
ている。
【0042】また、本実施例特有の信号であるPS信号
は、フォトカプラPC1を介して発振制御部IC2へ入
力され、PS信号がHi(アクティブ)の時、発振制御
部IC2は発振を停止し、二次側への電力供給をストッ
プする。この時、一次側にもほとんど電流は流れない。
またPS信号がLoの時は、発振制御部IC2は通常通
りの動作(電源は発振する)を行う。この時、フォトカ
プラPC1は、1次,2次の絶縁と電流電圧変換を行っ
ている。R12,R13は電流制限用の抵抗である。
【0043】次に、本実施例の動作を図4,図5のフロ
ーチャートにそって説明する。
【0044】図4はCPU1の動作を示すフローチャー
トである。ステップS01でユーザにより電源スイッチ
SW2がONされると、システム電源である+24V,
+5Vが立ち上がって装置本体側へ供給され、二次電池
BAT1への充電が開始される(ステップS02)。そ
して、ステップS03でCPU1がスタートする。また
ステップS14で1チップマイクロコンピュータIC1
からのPS信号により電源が起動した場合も同様であ
る。
【0045】ステップS04では必要最小限のイニシャ
ライズを行うとともに、充電タイマをセットし、タイマ
をスタートさせる。そして、ステップS05でCI信号
有りかどうか判断し、有りの場合はステップS07で残
りのイニシャライズを行い、その後ステップS08の自
動受信ルーチンへ進む。またステップS05でCI信号
が無い場合は、ステップS06でUser2信号の有無を判
断し、有りの場合はステップS09で残りのイニシャラ
イズを行った後、ステップS10のFAX動作へ進む。
このFAX動作とは、送信,手動受信,コピー等であ
る。
【0046】次にステップS06でUser2信号が無い場
合と、ステップS08,S10で所定の動作を完了した
場合は、ステップS11で上記スタートさせた充電タイ
マが終了かどうかを判断し、終了するまでそこで待機す
る。この時の状態は、通常のスタンバイ状態と同じであ
り、種々の入力の受け付け待ちをしている。そして、充
電が終了するまでに送・受信,コピー等の要求があった
場合には、それらの動作を完了した後、再度充電タイマ
をチェックする。
【0047】次に、ステップS11で充電が終了した場
合は、ステップS12でPOFF信号をアクティブに
し、1チップマイクロコンピュータIC1に電源の発振
を停止するよう命令を送る。その結果、ステップS13
で+24V,+5Vのシステム電源が落ちる。
【0048】図5は1チップマイクロコンピュータIC
1の動作を示すフローチャートである。まず、ステップ
S22でフラグ,I/Oポート等のイニシャライズを行
い、ステップS23で内部タイマをスタートさせる。こ
のタイマは、システム電源と太陽電池BAT2からの電
力が切れた時、二次電池BAT1の放電により電力供給
が保証される時間のタイマである。
【0049】次にステップS24,S25でCIstandb
y 信号とUser1信号の有無を判断し、どちらかの信号有
りの場合はステップS32でPS信号をアクティブにし
(電源の発振を起動して発振を保つ)、その後CPU1
が所定の動作を完了した後、POFF信号をアクティブ
にするのをステップS33で待ち続ける。そして、PO
FF信号がアクティブの場合はステップS34でPS信
号をノンアクティブ(電源の発振を停止させる)にし、
ステップS35でCPU1からのPOFF信号が落ちる
まで待ち、落ちたらステップS23へ戻る。
【0050】また、上記ステップS24,25でICst
andby 信号,User1信号が無い場合は、ステップS26
でCPU1からのPOFF信号がアクティブかどうかを
判断し、アクティブの場合はステップS30でPS信号
をノンアクティブ(電源の発振停止)にし、ステップS
31でPOFF信号が落ちるまで待ち、ステップS23
へ戻る。
【0051】上記ステップS26でPOFF信号がノン
アクティブの場合は、ステップS27でSB信号(太陽
電池BAT2の起動信号)がアクティブかどうかを判断
し、太陽電池BAT2が起動している場合はステップS
23へ戻る。また、太陽電池BAT2が起動している場
合は、ステップS23でセットしたタイマがオーバーか
どうかをステップS28で判断し、オーバーでなければ
ステップS24へ戻る。オーバーしていた場合は充電が
必要なので、ステップS29でPS信号をアクティブに
する(システム電源を起動する)。その後、システム電
源が立ち上がり、ステップS33でCPU1からのPO
FF信号がアクティブになるのを待つ。
【0052】なお、上述の実施例では太陽電池BAT2
が付いている場合を示したが、太陽電池なしの場合もあ
る。この場合には、ファクシミリがあまり使われない時
は頻繁に強制的に電源を立ち上げ充電することが必要で
ある。
【0053】また、電源起動部14の電源である二次電
池BAT1の充電のためにタイマを用い、一定時間他か
ら供給電力が得られないと強制的に主電源15を起動し
ているが、二次電池BAT1の電圧検出手段を電源起動
部14が持つことにより、あるしきい値以下になった時
に強制的に主電源15を立ち上げることもできる。
【0054】このように、自動受信機能を持つファクシ
ミリ装置において、スタンバイ時の電力をほぼ0Wにす
ることができ、1日の消費電力量を1/10〜1/10
0に削減することができる。また、スタンバイ時には電
源の発振が停止しているため、ファクシミリ装置からの
放射ノイズは全くなく、他の電子機器に悪影響を及ぼす
ことはない。
【0055】また、二次電池BAT1により電源起動部
14が常時生きているため、通常と同等のオペレーショ
ンを達成することができる。
【0056】更に、電源の一次側の制御線が1本にしぼ
られるため、安全規格上の対応も楽であり、ユーザから
のスイッチ入力も一度電源起動部14を通しているの
で、全く安全である。
【0057】また、太陽電池BAT2を使用することに
より、エコロジーのイメージが高くなり、ユーザへのア
ピール機能となる。
【0058】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ファク
シミリ装置本体の各部への通電を制御する電源起動部を
備え、この電源起動部に電力供給を行うために、主電
源,二次電池、または必要に応じて太陽電池を設けるよ
うにしたため、スタンバイ時の消費電力をほぼ0Wにす
ることができ、消費電力量が少なく、放電ノイズの発生
もないので他の電子機器に悪影響を及ぼすことがなく、
また安全規格上の制限もないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示すブロック図
【図2】 図1の電源起動部の構成を示す回路図
【図3】 図1の主電源の構成を示すブロック図
【図4】 図1のCPUの動作を示すフローチャート
【図5】 図2の1チップマイクロコンピュータの動作
を示すフローチャート
【符号の説明】
1 CPU 14 電源起動部 15 主電源 BAT1 二次電池 BAT2 太陽電池 IC1 1チップマイクロコンピュータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ装置本体の各部への通電を
    制御する電源起動部を有し、この電源起動部に駆動電力
    を供給する主電源と、この主電源によって充電され、そ
    の充電電力を前記電源起動部に駆動電力として供給する
    二次電池とを備えたことを特徴とするファクシミリ装
    置。
  2. 【請求項2】 ファクシミリ装置本体の各部への通電を
    制御する電源起動部を有し、この電源起動部にそれぞれ
    駆動電力を供給する主電源及び太陽電池と、これらの主
    電源及び太陽電池によって充電され、その充電電力を前
    記電源起動部に駆動電力として供給する二次電池とを備
    えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 電源起動部は、回線からの呼出し信号の
    着信、外部のスイッチ手段からの信号入力及び二次電池
    の充電のための強制起動信号入力を動作条件とすること
    を特徴とする請求項1または2記載のファクシミリ装
    置。
  4. 【請求項4】 主電源は、スイッチング電源により構成
    し、外部からスイッチングのオン,オフを制御可能とし
    たことを特徴とする請求項1ないし3何れか記載のファ
    クシミリ装置。
  5. 【請求項5】 電源起動部は、タイマ手段を有し、一定
    時間二次電池以外から供給電力が得られない場合は強制
    的に主電源を起動することを特徴とする請求項1ないし
    4何れか記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 電源起動部には、主電源,太陽電池,二
    次電池の順位で優先的に電力供給を行うことを特徴とす
    る請求項2記載のファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 電源起動部は、電圧検出手段を有し、二
    次電池の電圧があるしきい値以下になった時に強制的に
    主電源を起動することを特徴とする請求項2記載のファ
    クシミリ装置。
  8. 【請求項8】 回線からの呼出し信号の着信時の応答信
    号と外部のスイッチ手段からの信号を、電源起動部とフ
    ァクシミリ装置本体の主システムの制御部へ入力して制
    御することを特徴とする請求項3記載のファクシミリ装
    置。
  9. 【請求項9】 電源起動部は、主システム制御部からの
    命令信号により主電源を強制的に停止させる手段を備え
    ていることを特徴とする請求項8記載のファクシミリ装
    置。
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EP19940106491 EP0622883B1 (en) 1993-04-27 1994-04-26 Power supply device and method for an apparatus
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000166438A (ja) * 1998-12-02 2000-06-20 Shimano Inc 釣り用リールの電源装置
US6088128A (en) * 1994-09-07 2000-07-11 Canon Kabushiki Kaisha Facsimile machine for controlling a power supply in consonance with a detected call signal
JP2007193311A (ja) * 2005-12-20 2007-08-02 Canon Inc 画像形成装置

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