JP3152275B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3152275B2
JP3152275B2 JP33318594A JP33318594A JP3152275B2 JP 3152275 B2 JP3152275 B2 JP 3152275B2 JP 33318594 A JP33318594 A JP 33318594A JP 33318594 A JP33318594 A JP 33318594A JP 3152275 B2 JP3152275 B2 JP 3152275B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に関
し、特に自動受信機能を備えたファクシミリ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スタンバイ状態を有するファクシミリ装
置では、その電源にスイッチング電源等が使用されてい
る。そして、該ファクシミリ装置においては、従来よ
り、スタンバイ時及び動作中は前記電源を常にオンして
使用していた。
【0003】そして、この種のファクシミリ装置におい
ては、消費電力を節減すべく、スイッチング電源に内蔵
された絶縁トランスの一次側巻線を電話回線からの呼出
信号等複数の手段により直接制御を行う技術が既に知ら
れている。
【0004】しかしながら、上記ファクシミリ装置にお
いては、複数の手段により直接制御しているため、安全
規格上の点から種々の回路上の制限があり、回路の複雑
化を招来するという欠点があった。
【0005】そこで、主電源とは別個にスタンバイ時用
の副電源を設け、スタンバイ時は、副電源のみをオンさ
せ、主電源については動作中のみオンさせることによ
り、かかる安全規格上の制限を受けることなく消費電力
化を図ったファクシミリ装置が提案されているさら
に、同じくスタンバイ時の低省電力化を目的とした全く
新しいシステムも提案されている(特願平5−1011
108号公報を参照)
【0006】上記ファクシミリ装置は、スイッチング電
源で構成された主電源の起動及び停止を主電源制御部が
制御すると共に、該主電源制御部への電力供給はスタン
バイ時は二次電池が行い、動作時は主電源が行う。すな
わち、スタンバイ時は前記主電源が停止しており、主電
源制御部は二次電池から供給される電力により動作す
る。また、動作時は前記主電源制御部からの制御信号が
主電源に供給されている間、該主電源がオンし、該主電
源により前記中央制御部が装置本体の動作を制御してい
る。そして、これにより、更なる低消費電力化を図るこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ファクシミリ装置における電話機のオフフック検出は、
主電源の一次側と二次側の耐電圧が比較的小さい100
V〜120V地域ではフォトカプラで行い、耐電圧の大
きい200V〜230V地域ではホール素子を使用した
カレントセンサにより行っている。
【0008】前記フォトカプラで電話機のオフフック検
出を行う場合は、フォトカプラの発光素子側を回線に接
続し、回線電流をフォトカプラに流すことにより前記オ
フフック検出を行っているため電力を消費することがな
いが、前記カレントセンサで前記オフフック検出を行う
場合は、その動作電流として数十mAの電流を流さなけ
ればならない。すなわち、スタンバイ時に電話機のオフ
フックを検出するためには常にカレントセンサに電流を
流す必要があるため、少なくともこの動作電流に相当す
る電力を消費することとなり、二次電池がすぐに消耗し
てしまうという問題点があった。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、二次電池が消耗するのを極力回避して低
消費電力化を図ることができるファクシミリ装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るファクシミリ装置は、装置本体の各部
位を制御する中央制御部と、該中央制御部に所定電力を
供給する主電源と、少なくとも送受話器のオフフックを
検出するオフフック検出部を含むスイッチ手段と、前記
オフフック検出部からの検出信号が入力されると共に前
記主電源の動作を制御する主電源制御部と、前記主電源
制御部及び前記オフフック検出部に電力供給が可能な二
次電池とを備え、スタンバイ状態のときは前記主電源の
動作を停止して前記二次電池が前記主電源制御部及び前
記オフフック検出部に電力を供給する電力供給手段と、
前記主電源が動作している動作状態のときは前記主電源
制御部が主電源からの電力により前記中央制御部を動作
させると共に前記主電源が前記二次電池を充電する充電
手段とを有し、かつ、前記オフフック検出部が、前記ス
タンバイ状態のときに前記送受話器のオフフック検出を
行うオフフック検出手段と前記オフフック検出を停止す
るオフフック検出停止手段とを有し、前記オフフック検
出手段が実行されているときは前記二次電池から前記オ
フフック検出手段に電力が供給されることを特徴とす
【0011】また、本発明に係るファクシミリ装置は
前記主電源制御部及び前記オフフック検出手段に電力供
給が可能な太陽電池とを備え、スタンバイ状態のときは
前記主電源の動作を停止して前記二次電池及び太陽電池
のいずれか一方が前記主電源制御部及び前記オフフック
検出部に電力を供給する電力供給手段と、前記主電源が
動作している動作状態のときは前記主電源制御部が前記
主電源の電力により前記中央制御部を動作させると共に
前記二次電池を充電する充電手段とを有し、かつ、前記
オフフック検出部が、前記スタンバイ状態のときに送受
話器のオフフック検出を行うオフフック検出手段と前記
オフフック検出を停止するオフフック検出停止手段とを
有し、前記オフフック検出手段が実行されているときは
前記二次電池から前記オフフック検出部に電力が供給さ
れることを特徴とする。ここで、前記主電源、前記太陽
電池、前記二次電池の順位で優先的に前記主電源制御部
に電力を供給することが好ましい。この場合、前記太陽
電池の有する電力から前記主電源制御部に供給する電力
を減算した電力で前記二次電池を充電することが好まし
【0012】また、本発明のファクシミリ装置におい
て、前記オフフック検出部は、ホール素子を具備したカ
レントセンサで構成され、前記オフフック検出停止手段
が実行される第2の所定時間は、前記主電源制御部の
御ルーチンの割込み周期に一致することが好ましい
【0013】また、本発明は、タイマ手段を備え、前記
オフフック検出手段は第1の所定時間持続して実行され
ると共に前記オフフック検出停止手段は第2の所定時間
持続して実行され、かつ、前記第2の所定時間は第1の
所定時間より大きいことを特徴としている。
【0014】さらに、本発明のファクシミリ装置におい
て、呼出信号を検出する呼出信号検出手段を有し、ま
た、前記スイッチ手段が、送信原稿があるか否かを検知
する原稿検知スイッチ、通信動作を開始させる通信開始
スイッチを含むことを特徴とする
【0015】さらに、本発明のファクシミリ装置におい
、前記スタンバイ状態のときに前記主電源が前記主電
源制御部から起動信号を受信した場合は、前記主電源が
起動して前記主電源制御部に電力を供給すると共に前記
二次電池を充電するスタンバイ充電状態に入ることを特
徴とする
【0016】さらに、本発明のファクシミリ装置におい
、前記二次電池の電圧を検出する電圧検出手段を有
し、さらに必要に応じてタイマ手段を有し、前記スタン
バイ状態にあるときに前記二次電池の電圧が第1の所定
電圧以下になったことが前記電圧検出手段により検出さ
れた場合、及び前記スタンバイ状態にあるときに一定時
間前記二次電池以外から電力が供給されない場合のいず
れか一方の状態にある場合は前記スタンバイ充電状態に
入る。また、前記スタンバイ充電状態にあるときに前記
二次電池の電圧が第2の所定電圧以上の場合、及び前記
スタンバイ充電状態にあるときに一定時間前記主電源か
ら電力が供給され続けた場合のいずれか一方の場合は、
前記スタンバイ状態に入ることを特徴とする
【0017】
【0018】さらに、本発明のファクシミリ装置におい
て、前記主電源がスイッチング手段で構成され、前記主
電源制御部は外部からの指令に基づき前記スイッチング
手段のオン・オフを制御することを特徴とする。また、
外部から前記主電源のオン、オフを指示するための指示
手段を有し、前記主電源制御部は、前記指示手段の指示
に応じて前記主電源の動作を制御することが可能である
ことを特徴とする。
【0019】
【作用】上記構成によれば、オフフック検出部に常時動
作電流を流すのではなく、動作電流を流してオフフック
を検出する時間と、動作電流を流すのを停止してオフフ
ックの検出を停止する時間を設けているので、二次電池
の消耗を極力回避しつつ電話機のオフフックを検出する
ことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳説
する。
【0021】図1は本発明に係るファクシミリ装置の一
実施例を示すブロック構成図であって、該ファクシミリ
装置は、バスライン1を介して、中央制御部(CPU)
2、ROM3、読取部4、記録部5、RAM6、不揮発
性RAM7、キャラクタージェネレータ(CG)8、操
作部9、表示部10、モデム部11、網制御ユニット
(NCU)12の各々が互いに接続されている。また、
NCU12には通信回線13及び電話機14が夫々接続
されている。該電話機14は、ハンドセット、スピーチ
ネックワーク、ダイヤラ、リンガー、テンキー及びワン
タッチキー等を備えている。
【0022】CPU2はマイクロプロセッサ等から構成
され、ROM3に記憶されている所定の演算プログラム
に基づき読取部4、記録部5等上記各構成要素を制御す
る。
【0023】読取部4は、DMAコントローラ、画像処
理IC、コンタクトセンサ(CS)等のイメージセン
サ、CMOSロジックIC等からなり、イメージセンサ
により読み取られたデータをCPU2の制御に基づいて
2値化し、該2値化データを順次RAM6に送る。記録
部5は、DMAコントローラ、インクジェット記録装
置、CMOSロジックIC等からなり、RAM6に格納
されている記録データを取り出し、ハードコピーとして
記録出力する。
【0024】RAM6は、読取部4によって読み取られ
た2値化データやNCU12及びモデム部11を介して
復調された2値化データ、或いは記録部5に記録される
2値化データや通信回線13に出力する2値化データを
格納する。
【0025】不揮発性RAM7は、本ファクシミリ装置
へのAC電源の入力が遮断された状態においても、短縮
ダイヤル等保存しておくべき所望のデータを格納する。
CG8は、JISコード、ASCIIコード等のキャラ
クタを予め格納しておくROMであり、CPU2の制御
に基づき必要に応じて2バイトのデータで所定コードに
対応するキャラクタデータを出力する。
【0026】操作部9は、原稿搬送路に設けられた原稿
検出部15と、オフフック又はオンフックを行うフッキ
ングスイッチ16と、画像の送受信等をスタートさせる
スタートキー(不図示)と、送受信時におけるファイ
ン、標準、自動受信等の操作モードを指定するモード選
択キー(不図示)と、ダイヤリング用のテンキー及びワ
ンタッチキー(不図示)等を備え、これら原稿が検出さ
れたときやフッキングスイッチ16又は上記各キーが押
下されたときはオン信号が副制御部17に入力される。
すなわち、操作部9にはキーマトリクス回路18が内蔵
され、該キーマトリックス回路18により入力指令され
た上記各種キー等を識別してそのオン信号を副制御部1
7に入力する。
【0027】表示部10は、時刻表示用の7セグ及び各
種モードを表示する絵文字液晶ディスプレイ(LCD)
19と、5×7ドット16桁×1行の表示を行うドット
マトリックスLCD(不図示)と、発光ダイオード(L
ED)等から構成されている。
【0028】モデム部11は、G3又はG2モデムとこ
れらのモデムに接続されたクロック発生回路等から構成
され、CPU2の制御に基づきRAM6に格納されてい
る送信データを変調し、NCU12を介して通信回線1
3に出力し、また通信回線13からのアナログ信号をN
CU12を介して供給し、該アナログ信号を所定の2値
化データに変調してRAM6に格納する。
【0029】NCU12は、カレントセンサを備えた電
話機オフフック検出部20とフォトカプラを備えた呼出
信号検出手段21とを備えている。そして、CPU2の
制御に基づいて通信回線13をモデム部11及び電話機
14のいずれか一方に切り換えて接続すると共に、オフ
フック信号又は呼出信号が検出されたときはその検出信
号を副制御部17に送信する。
【0030】また、CPU2は、該CPU2をリセット
するためのリセット用電圧検出回路26が接続されると
共に、前記リセット用電圧検出回路26及びCPU2に
は主電源27から電力が供給される。具体的には図2に
示すように、リセット用電圧検出回路26の電源供給ポ
ートVin及びCPU2の電源供給ポートVddには主電源
27(+5V)から電力が供給される一方、出力ポート
REからはCPU2のリセットポートRESETにその
出力信号を入力する。そして、主電源27から供給され
る電源電圧が4.5V以下のときは前記出力ポートRE
はローレベル信号を出力し、前記電源電圧が4.5V以
上になったときはCPU2のリセットに要する時間だけ
ローレベル信号を維持し、CPU2のリセット後にハイ
レベル信号を出力するように動作する。そして、リセッ
ト用電圧検出回路26の出力ポートREから出力される
出力信号acPWは副制御部17に入力されてモニタされ
る。尚、CPU2には副制御部17からの情報がCPU
SI/Oを介して常時入力されている。
【0031】しかして、副制御部17は、装置本体の各
部位(ブロック)への電力供給を制御するものであっ
て、具体的には図3に示すように8ビットの1チップマ
イクロコンピュータからなる主電源制御部(以下、単に
「マイコン」という)28と、コンデンサタイプの二次
電池29と、太陽電池30とを備えている。
【0032】マイコン28は、超低消費電力で動作可能
とされると共にタイマ手段が内蔵されている。また、マ
イコン28の入力ポートIN0〜7及び出力ポートOU
T0〜3には操作部9のキーマトリクス回路18が接続
され、マイコン28のソフト制御により押下されたキー
等の識別を行う。さらに、マイコン28の入力ポートI
N13には操作部9の原稿検出部15が接続されてい
る。該原稿検出部15は発光素子を有するフォトセンサ
やトランジスタからなり、出力ポートOUT6からハイ
レベル信号が出力されているときにフォトセンサが発光
して原稿の検出を行い、原稿が有ると判断されたときは
マイコン28の入力ポートIN13に原稿検出信号、す
なわちハイレベル信号が入力され、原稿が無いと判断さ
れたときは前記入力ポートIN13にローレベル信号が
入力される。また、出力ポートOUT6からローレベル
信号が出力されているときはフォトセンサが発光せず、
原稿の検出は行わない。
【0033】さらに、マイコン28の入力ポートIN1
1及び出力ポートOUT6にはNCU12の電話機オフ
フック検出部20が接続され、マイコン28の入力ポー
トIN12にはNCU12の呼出信号検出部21が接続
されている。そして、電話機オフフック検出部20には
主電源27又は二次電池29又は太陽電池30から所定
の動作電流がマイコン28の出力ポートOUT6を介し
て流れ込むと共に、電話機14がオフフックされるとロ
ーレベル信号がマイコン28の入力ポートIN11に入
力され、マイコンがそれを認識して出力ポートOUT5
からハイレベル信号、すなわちPS信号をハイレベルと
して主電源27を起動させ、シリアルインターフェース
sI/Oを介してCPU2にその情報を送信し、該CP
U2が該情報に応じて各ブロックを制御する。また、通
信回線13を介して呼出信号が呼出信号検出手段13に
より検出されるとその着信信号(ローレベル信号)がマ
イコン28の入力ポートIN12に入力される。そして
マイコン28がそれを認識して出力ポートOUT5から
ハイレベル信号を出力し、すなわちPS信号をハイレベ
ルとして主電源を起動させ、シリアルインターフェース
sI/Oを介してCPU2にその情報を送信し、該CP
U2が該情報に応じて各ブロックを制御する。
【0034】また、マイコン28のコモンポートCOM
0〜4及びセグメントポートSEG0〜11には表示部
10の絵文字LCD19が接続されており、該マイコン
28で絵文字LCD19を制御することにより、主電源
27が停止しているときにおいてもほとんど電力を消費
することなく所望の表示を行うことができるように構成
されている。
【0035】しかして、マイコン28の出力ポートOU
T4にはDC−DCコンバータ(以下、単に「コンバー
タ」という)31の入力ポートSELが接続されてい
る。該コンバータ31の電源供給ポートVinは、3系統
の電力供給源と接続されている。すなわち、電源供給ポ
ートVinは、逆流防止用ショットキーバリアダイオード
32を介して主電源の+5V供給源と接続され、逆流防
止用ダイオード33を介して太陽電池30と接続され、
抵抗34を介して二次電池29と接続されている。そし
て、電源供給ポートVinに供給されるこれら3個の供給
電源は、主電源27からのものはショットキーバリアダ
イオード32により4.8Vとされ、太陽電池30から
のものはダイオード33により4.6Vとされ、二次電
池29からのものはその充電状態による。したがって、
主電源27がオン状態にあるときは該主電源27からの
電力供給が最優位となり、抵抗34を介して二次電池2
9を充電すると共にコンバータ31の電源出力ポートV
out を介して電源Vccに電力を供給する。尚、このとき
太陽電池30は低電位となるため、該太陽電池30から
二次電池29には電流は流れ込まない。また、主電源2
7はオフ状態にあるが太陽電池30から電力が供給され
ている場合、すなわち主電源27は動作していないが光
エネルギが供給されている場合は、二次電池29の電位
が太陽電池30の電位より高いときはコンバータ31の
電源出力ポートVout を介して二次電池29から電源V
ccに電力が供給され、太陽電池30からは供給されな
い。一方、太陽電池30の電位が二次電池の電位よりも
高いときは前記電源出力ポートVout を介して太陽電池
30から電源Vccに電力が供給されると共に二次電池2
9は抵抗34を介して充電される。さらに、主電源27
がオフ状態にあり太陽電池30も電力供給がなされてい
ないときは前記電源出力ポートVout を介して二次電池
29から電源Vccに電力が供給される。このように副制
御部17への電力供給優先順位を主電源27、太陽電池
30、二次電池29の順に設定することにより、最も効
率の良い理想的な電力供給を実現することができる。
【0036】また、該コンバータ31は入力電圧が出力
電圧よりも高いときはシリーズレギュレータとして作用
し、入力電圧が出力電圧よりも低いときは昇圧スイッチ
ングレギュレータとシリーズレギュレータとを兼ねる作
用をなす。そして、出力電圧としては5V及び3Vのい
ずれかを選択することができ、入力ポートSELがハイ
レベルのときは5Vが出力ポートVout から出力され、
ローレベルのときは3Vが出力ポートVout から出力さ
れる。尚、コンバータ31の供給電圧ポートVinに入力
される電圧が0.9V以上のときは出力ポートVout か
ら5V及び3Vのいずれかの電圧が常に出力される。
【0037】太陽電池30とマイコン28の入力ポート
IN8との間には太陽電池電圧検出回路35が介装さ
れ、太陽電池30の電圧を検出している。そして、該電
圧検出回路35により検出された電圧が2.5V以上の
ときはその出力ポートOUTがハイレベルとなり、2.
5V以下のときは出力ポートOUTがローレベルとなっ
てマイコン28の入力ポートIN8に入力され、太陽電
池30から電源供給すべきか否かが前記マイコン28に
より判断される。
【0038】また、二次電池29とマイコン28の入力
ポートIN9との間には放電電圧検出回路36が介装さ
れ、二次電池29とマイコン28の入力ポートIN13
との間には満充電電圧検出回路37が介装され、夫々二
次電池29の充放電状態を検出している。すなわち、放
電電圧検出回路36により検出された電圧が1.2V以
上のときは放電電圧検出回路36の出力ポートOUTか
らハイレベル信号が出力され、1.2V以下のときはロ
ーレベル信号が出力され、これらの出力信号がマイコン
28の入力ポートIN9に入力される。そして、これに
より二次電池を充電すべきか否かがマイコン28により
判断される。また、満充電電圧検出回路37により検出
された電圧が4.8V以上のときは満充電電圧検出回路
37の出力ポートOUTからハイレベル信号が出力さ
れ、4.8V以下のときはローレベル信号が出力され、
これらの出力信号がマイコン28の入力ポートIN13
に入力される。そして、これにより、二次電池29が満
充電か否かがマイコン28により判断される。
【0039】さらに、コンバータ31の電源出力ポート
Vout にはマイコン28の電源ポートVddが接続される
と共に、前記電源出力ポートVout とマイコン28のリ
セットポートRESETとの間にはマイコンリセット用
電圧検出回路38が介装され、該マイコンリセット用電
圧検出回路38の出力ポートREからの出力信号がリセ
ットポートRESETに入力される。すなわち、コンバ
ータ31の電源出力ポートVout から出力される電圧が
2.7V以下のときはリセット電圧検出回路38の出力
ポートREからローレベル信号が出力され、2.7V以
上になったときはマイコン28のリセットに要する時間
だけマイコン内蔵のタイマ手段によりローレベル信号の
出力を長時間維持し、マイコン28がリセットされた
後、ハイレベル信号を出力する。
【0040】このように構成された副制御部17は、N
CU12からの着信信号又は操作部9からの原稿検出信
号或いはオン信号が入力させるとその起動信号は主電源
27に送信される。そして、主電源27はAC入力され
るスイッチング電源からなり、外部からスイッチングの
オン・オフ制御が可能とされ、副制御部17からの起動
信号及び停止信号によって夫々電力を供給したり停止し
たりする。これにより効率の良い電力供給を行うことが
でき、外部からのオン・オフを容易に行うことができ
る。
【0041】図4は主電源の詳細を示す回路構成図であ
る。
【0042】すなわち、AC入力がフィルタ回路39、
整流回路40及び平滑回路41を経て絶縁トランス42
に供給され、FET43によりスイッチングされる。図
中、44は一次側巻線、45は二次側巻線、46は補助
巻線である。FET43は抵抗47を介して発振制御回
路48に接続されている。該発振制御回路48は絶縁ト
ランス42の一次側の発振制御を行うICであって、そ
の電源Vddは補助捲線46により供給される。絶縁トラ
ンス42の二次側巻線45からは第1及び第2の整流・
平滑回路49、50を介して夫々+24V、+5Vの電
源を各ブロックに供給する。さらに、第1の整流・平滑
回路49には電流検出回路51が接続され、また第1及
び第2の整流・平滑回路49、50には過電圧検出回路
52が接続されている。そしてこれら電流検出回路51
及び過電圧検出回路52の出力信号はフォトカプラ5
3、54を介して発振制御回路48にフィードバックさ
れる。また、発振制御回路48は二次側電流によりPW
M制御が行なわれ、過電圧検出回路52により過電圧が
検出されたときは全系を遮断するように構成されてい
る。
【0043】PS信号はフォトカプラ55を介して発振
制御回路48に入力される。すなわち、PS信号がロー
レベルのときはトランジスタ56がオンしてフォトカプ
ラ55に電流が流れる。そして、該フォトカプラ55は
電流電圧変換を行って発振制御回路48の入力ポートI
N1にローレベル信号を入力し、次いで該ローレベル信
号に基づいて発振制御回路48の出力ポートOUT1が
発振するため、一次側がFET43を介して発振し、二
次側に電力を供給して主電源27がオンする。一方、P
S信号がハイレベルのときはトランジスタ56がオフす
るため、発振制御回路48の入力ポートIN1にはハイ
レベル信号が入力される。該ハイレベル信号により発振
制御回路48の出力ポートOUT1は発振せずFET4
3はオフし、一次側の発振を停止させて主電源27の動
作を停止する。例えば、スタンバイ時にフッキングスイ
ッチ16(図4)が押下された場合、操作部9のキーマ
トリックス回路18からオン信号が出力され、マイコン
28がフッキングスイッチ16の押下を認識してマイコ
ン28の出力ポートOUT5をローレベル、すなわちP
S信号をローレベルとして主電源27を起動させ、シリ
アルインターフェースsI/Oを通じてCPU2にその
情報を送り、CPU2がNCU12を制御して装置はオ
フフック状態となる。尚、58〜60は電流制限用の抵
抗、61、62は分圧抵抗であり、フォトカプラ55は
一次側及び二次側の絶縁も行う。
【0044】次に、本ファクシミリ装置の動作について
更に詳述する。
【0045】図5及び図6は通信スタンバイ状態におけ
る動作を示すフローチャートである。ここで、通信スタ
ンバイ状態とは、メインシステムにより通信のための動
作指令を行ったときは何時でも通信が可能な状態をい
う。
【0046】図5において、AC電源の入力が開始され
ると(ステップS1)主電源27がオンし(ステップS
2)、副制御部17のマイコン28をイニシャライズす
る(ステップS3)。そして、マイコン28のイニシャ
ライズが完了した時点で通信スタンバイ状態となる。
【0047】次いで、CPU2がイニシャライズされ
(ステップS4)、主電源27により二次電池29の充
電が開始される(ステップS5)。すなわち、この通信
スタンバイ状態で主電源27は二次電池29を充電し続
け(このように二次電池を充電するためにのみ主電源を
オンし動作させている状態を「スタンバイ充電状態」と
いう)、続くステップS6で満充電検出回路37により
二次電池29の充電が完了したか否かを判断する。充電
が完了していないときは充電完了を待つ一方、充電が完
了している場合はステップS7に進み、主電源27をオ
フする。すなわち、マイコン28の出力ポートOUT5
からの出力信号、すなわちPS信号をハイレベルにす
る。具体的には、主電源27に内蔵されたトランジスタ
56をオフしてフォトカプラ55をオフさせる。これに
より、発振制御回路48の入力ポートIN1の入力信号
がハイレベルとなり、二次側への電力供給が停止されて
主電源27がオフする。次いで、CPU2がリセット用
電圧検出手段26を介してリセットされ(ステップS
8)、二次電池29又は太陽電池30による電力を開始
する(このように主電源27がオフしてマイコン28が
二次電池29又は太陽電池から電力供給される状態を単
に「スタンバイ状態」という)。
【0048】すなわち、図6のステップS9では二次電
池29及び太陽電池30による電力供給を開始し、次い
でステップS10に進み、前記電力供給中に太陽電池3
0が供給する電力の内、余った電力で二次電池29を充
電する。次にステップS11に進み、太陽電池30の供
給電力が減少してその電位が二次電池29の電位よりも
低くなったか否かを判断し、その判断結果が否定(N
o)のときはステップS10に戻る一方、その判断結果
が肯定(Yes)のときは二次電池29の電位が所定電
圧(例えば、1.2V)以下か否かを判断する(ステッ
プS12)。そしてその判断結果が否定(No)のとき
はステップS10に戻る一方、二次電池29の放電によ
りその電位が所定電圧以下となったときは主電源27を
オンする(ステップS13)。すなわち、マイコン28
の出力ポートOUT5の出力信号、すなわちPS信号を
ローレベルにする。これにより主電源27のトランジス
タ56がオンするためフォトカプラ55がオンして発振
制御回路48の入力ポートIN1がローレベルとなり、
FET43がオンし一次側が発振して二次側に電力が供
給されて主電源27がオンする。そして、主電源27が
オンすると再びステップS4に戻り、CPU2がイニシ
ャライズされ、再び二次電池29の充電が開始される。
これにより、通信スタンバイ状態を保持したまま、二次
電池29が充電される。
【0049】このように本ファクシミリ装置において
は、太陽電池30の供給する電力の内、余分の電力で二
次電池29を充電するので、電力を無駄なく利用するこ
とができ、主電源27が動作していないスタンバイ状態
を長く維持することができ、消費電力の低減を図ること
ができる。
【0050】図7は通信スタンバイ状態にあるときにフ
ァクシミリ送信を行うときのフローチャートである。
【0051】まず、ステップS21では原稿があるか否
かを原稿検出スイッチ15で判断する。そしてその判断
結果が否定(No)のときはフッキングスイッチ16が
押下されたか否かを判断し(ステップS22)、その判
断結果が否定(No)のときは電話機14がオフフック
されたか否かをNCU12のオフフック検出部21を介
して判断する(ステップS23)。そして、その判断結
果が否定(No)のときはステップS21に戻る一方、
ステップS21〜ステップS23のいずれかの判断結果
が肯定(Yes)のときはこれらのオン信号がマイコン
28に入力される。次いで、マイコン28は前記オン信
号を認識して主電源27をオンする(ステップS2
4)。すなわち、マイコン28の出力ポートOUT5か
らローレベル、すなわちローレベルのPS信号が出力さ
れ、フォトカプラ55をオンさせる。次いでフォトカプ
ラ55のオンにより発振制御回路48がFET43を介
して一次側を発振させ、二次側に電力を供給して主電源
27をオンする。主電源27のオンによりCPU2がイ
ニシャライズされ(ステップS25)、二次電池29の
充電を開始する(ステップS26)。主電源27がオン
している間二次電池29は充電され続け、この情報がシ
リアルインターフェースsI/Oを介してCPU2に送
信され、その後CPU2が中心となって制御を行う。す
なわち、この状態で送信先に電話をかけ(ステップS2
7)、所定のネゴシエーションにより回線が捕捉された
後(ステップS28)、ファクシミリ送信を行う(ステ
ップS29)。そして、送信が終了すると(ステップS
30)、回線が切断される(ステップS31)。回線が
切断されるとシリアルインターフェースSI/Oを介し
てその情報がマイコン28に送られ、これに従ってマイ
コン28がPS信号をハイレベルにして主電源27の動
作を停止する(ステップS32)。そして、CPU2が
リセットされ(ステップS33)、二次電池の充電が終
了し(ステップS34)、通信スタンバイ状態となり
(ステップS35)ステップS9(図6)に戻る。
【0052】図8は通信スタンバイ状態にあるときにフ
ァクシミリ受信を行うときのフローチャートである。
【0053】ステップS41ではフッキングスイッチ1
6が押下されたか否かを判断し、その判断結果が否定
(No)のときは電話機14がオフフックされたか否か
をNCU12のオフフック検出部21を介して判断する
(ステップS42)。そして、その判断結果が否定(N
o)のときはステップS43に進む一方、ステップS4
1及びステップS42のいずれか一方の判断結果が肯定
(Yes)のときはこれらのオン信号がマイコン28に
入力され、主電源27をオンする(ステップS44)。
すなわち、マイコン28の出力ポートOUT5からロー
レベル、すなわちローレベルのPS信号が出力され、フ
ォトカプラ55をオンさせる。次いでフォトカプラ55
のオンにより発振制御回路48がFET43を介して一
次側を発振させ、二次側に電力を供給して主電源27を
オンする。主電源27のオンによりCPU2がイニシャ
ライズされ(ステップS45)、二次電池29の充電を
開始する(ステップS46)。主電源27がオンしてい
る間二次電池29は充電され続け、この情報がシリアル
インターフェースsI/Oを介してCPU2に送信さ
れ、その後CPU2が中心となって制御を行う。すなわ
ち、この状態で送信元に電話をかけ(ステップS4
7)、所定のネゴシエーションにより回線が捕捉された
後(ステップS48)、ファクシミリ受信を行う(ステ
ップS69)。そして、受信が終了すると(ステップS
50)、回線が切断される(ステップS51)。回線が
切断されるとシリアルインターフェースSI/0を介し
てその情報がマイコン28に送られ、これに従ってマイ
コン28がPS信号をハイレベルとして主電源27の動
作を停止させる(ステップS52)。そしてCPU2が
リセットされ(ステップS53)、二次電池29の充電
を終了し(ステップS54)、通信スタンバイ状態とな
り(ステップS55)ステップS9(図6)に戻る。
【0054】一方、ステップS42の判断結果が否定
(No)となってステップS43に進んだときは、該ス
テップS43でNCU12の呼出信号検出部20により
呼出信号が検出されたか否かを判断する。そしてその判
断結果が否定(No)のときはステップS41に戻る一
方、その判断結果が肯定(Yes)、すなわち呼出信号
が検出されたときは、ステップS44〜ステップS46
と同様、主電源27をオンして(ステップS56)CP
U2をイニシャライズし(ステップS57)二次電池の
充電を開始する一方(ステップS58)、回線が捕捉さ
れ(ステップS48)自動受信でファクシミリ受信が行
われ(ステップS49)、以降上述したステップS50
〜ステップS55の各ステップを処理して図6のステッ
プS9に戻る。
【0055】図9は通信スタンバイ状態における電話機
14のオフフック検出ルーチンのフローチャートであっ
て、通信スタンバイ状態で主電源27が動作を停止して
いるときに実行される。
【0056】すなわち、ステップS61ではマイコン2
8の出力ポートOUT6からハイレベル信号を出力して
カレントセンサの電源をオンし、次いで電話機14がオ
フフックしているか否かを検出する(ステップS6
2)。そして、電話機14のオフフックを検出したとき
は前述した図7のステップS24以降のフローを実行す
る一方、電話機14がオンフックしているときはカレン
トセンサの電源をオンし続け、1ms経過したか否かを
判断する(ステップS63)。そして、1ms経過した
ときマイコン28の出力ポートOUT6からローレベル
信号を出力し、カレントセンサの電源をオフする(ステ
ップS64)。その後、500ms経過したか否かを判
断し(ステップS65)、500msが経過したときは
再びステップS61に戻り、マイコン28の出力ポート
OUT6からハイレベル信号を出力してカレントセンサ
の電源をオンさせてオンフック検出を行う。
【0057】このように本実施例は500ms経過した
後1msの間のみ電話機14のオフフック検出を行って
いるので、電力の消費を少なくすることができ、二次電
池29の消耗を低減することができる。ここで、オフフ
ック検出を行っていない時間が500msであるのに対
し、オフフック検出動作を行っている時間が1msとし
ているが、このように(オフフック検出停止時間)>
(オフフック検出時間)としたのは電力の消費を少なく
し、二次電池29の消耗を極力ふせぐためである。ま
た、オフフック検出停止時間及びオフフック検出時間を
いずれも一定としたのは効率的なシステム構築を行うた
めである。また、オフフック停止時間を500msとし
たのは絵文字LCD19の時計表示時刻を変えるために
マイコン28に500ms毎にルーチンの割り込みを行
うためであり、これにより効率的なシステム構築を行う
ことができ、且つ無駄な電力消費を防ぐことができ、し
かもオフフック停止時間を500ms程度としても、ユ
ーザは電話機14のオフフック検出に違和感を生じな
い。
【0058】尚、主電源27がオンしているときはマイ
コ28の出力ポートOUT6から常にハイレベル信号を
出力してカレントセンサの電源をオン状態にし、オフフ
ック検出を行うことで動作中のオフフックの誤検出を防
止することができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば次の
ような効果がある。 (1)電話機のオフフック検出時のみ動作電流を流せば
よいので、スタンバイ状態における消費電力を少なくす
ることができ、二次電池の消耗を極力少なくすることが
できる。 (2)オフフック検出を停止する第2の所定時間をオフ
フック検出する第1の所定時間より長く設定することに
より、電力消費を少なくすることができ、二次電池の消
耗も防ぐことができる。 (3)前記第1及び第2の所定時間を一定とすることに
より効率的なシステムを構築することができる。 (4)前記第2の所定時間を主電源制御部の制御ルーチ
ンの割込み周期に一致させることにより、より効率的な
システムの構築を行うことができ、より一層無駄な電力
消費を防ぐことができる。 (5)スタンバイ状態における消費電力をほぼ0Wにす
ることができ、且つ自動受信を行うため、終日電力を消
費することもなくなり、電力量の損失を大幅に削減する
ことができる。 (6)スタンバイ状態における消費電力をほぼ0Wにす
ることができるので、放射ノイズの発生を防ぐことがで
き、他の電子機器に悪影響を及ぼすのを防止することが
できる。 (7)主電源が動作しているときは二次電池を充電する
ので、二次電池の充電のためだけに主電源を動作させる
回数が激減し、余分な電力消費を防ぐことができる。(8) 二次電池の電圧を検出する電圧検出手段を有して
いるので、無駄のない効率的な電力供給を行うことがで
き、更なる低消費電力化を図ることができる。(9) 主電源をスイッチング手段で構成することによ
り、効率のよい電力供給を行うことができ、しかも外部
からのオン・オフが簡単にできるので、容易に実施する
ことができる。(10) 主電源制御部への電力供給に優先順位を持たせ
ることにより、最も効率の良い理想的な電力供給を実現
することができる。(11) 太陽電池の供給する電力の内、余分電力で二次
電池を充電するので、電力を無駄なく利用することがで
き、主電源だ動作していないスタンバイ状態を長く維持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の一実施例を示
すブロック構成図である。
【図2】CPUと該CPUのリセット電圧検出回路の詳
細を示す回路構成図である。
【図3】主電源制御部の詳細を示すブロック回路構成図
である。
【図4】主電源の詳細を示すブロック回路構成図であ
る。
【図5】通信スタンバイ状態における動作を示すフロー
チャート(1/2)である。
【図6】通信スタンバイ状態における動作を示すフロー
チャート(2/2)である。
【図7】ファクシミリ送信時の動作を示すフローチャー
トである。
【図8】ファクシミリ受信時の動作を示すフローチャー
トである。
【図9】電話機のオフフック検出ルーチンのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
2 CPU(中央制御部) 14 電話機(送受話機) 15 原稿検知部(スイッチ手段) 16 フッキングスイッチ(スイッチ手段) 17 副制御部(電力供給手段、充電手段) 20 呼出信号検出部(呼出信号検出手段) 21 電話機オフフック検出部 27 主電源(スイッチング手段) 28 マイコン(主電源制御部、動作制御手段) 29 二次電池 30 太陽電池 36 放電電圧検出回路(電圧検出手段) 37 満充電電圧検出回路(電圧検出手段)

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の各部位を制御する中央制御部
    と、該中央制御部に所定電力を供給する主電源と、少な
    くとも送受話器のオフフックを検出するオフフック検出
    部を含むスイッチ手段と、前記オフフック検出部からの
    検出信号が入力されると共に前記主電源の動作を制御す
    る主電源制御部と、前記主電源制御部及び前記オフフッ
    ク検出部に電力供給が可能な二次電池とを備え、 スタンバイ状態のときは前記主電源の動作を停止して前
    記二次電池が前記主電源制御部及び前記オフフック検出
    部に電力を供給する電力供給手段と、前記主電源が動作
    している動作状態のときは前記主電源制御部が主電源か
    らの電力により前記中央制御部を動作させると共に前記
    主電源が前記二次電池を充電する充電手段とを有し、 かつ、前記オフフック検出部が、前記スタンバイ状態の
    ときに前記送受話器のオフフック検出を行うオフフック
    検出手段と前記オフフック検出を停止するオフフック検
    出停止手段とを有し、前記オフフック検出手段が実行さ
    れているときは前記二次電池から前記オフフック検出手
    段に電力が供給されることを特徴とすファクシミリ装
    置。
  2. 【請求項2】 装置本体の各部位を制御する中央制御部
    と、該中央制御部に所定電力を供給する主電源と、少な
    くとも送受話器のオフフックを検出するオフフック検出
    部を含むスイッチ手段と、前記オフフック検出部からの
    検出信号が入力されると共に前記主電源の動作を制御す
    る主電源制御部と、前記主電源制御部及び前記オフフッ
    ク検出手段に電力供給が可能な二次電池と、前記主電源
    制御部及び前記オフフック検出手段に電力供給が可能な
    太陽電池とを備え、 スタンバイ状態のときは前記主電源の動作を停止して前
    記二次電池及び太陽電池のいずれか一方が前記主電源制
    御部及び前記オフフック検出部に電力を供給する電力供
    給手段と、前記主電源が動作している動作状態のときは
    前記主電源制御部が前記主電源の電力により前記中央制
    御部を動作させると共に前記二次電池を充電する充電手
    とを有し、 かつ、前記オフフック検出部が、前記スタンバイ状態の
    ときに送受話器のオフフック検出を行うオフフック検出
    手段と前記オフフック検出を停止するオフフック検出停
    止手段とを有し、前記オフフック検出手段が実行されて
    いるときは前記二次電池から前記オフフック検出部に電
    力が供給されることを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記主電源、前記太陽電池、前記二次電
    池の順位で優先的に前記主電源制御部に電力を供給する
    ことを特徴とする請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記太陽電池の有する電力から前記主電
    源制御部に供給する電力を減算した電力で前記二次電池
    を充電することを特徴とする請求項2又は請求項3記載
    のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記オフフック検出部は、ホール素子を
    具備したカレントセンサで構成されていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のファクシ
    ミリ装置。
  6. 【請求項6】 タイマ手段を備え、前記オフフック検出
    手段は第1の所定時間持続して実行されることを特徴と
    する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のファクシ
    ミリ装置。
  7. 【請求項7】 タイマ手段を備え、前記オフフック検出
    停止手段は第2の所定時間持続して実行されることを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のファ
    クシミリ装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の所定時間は、前記主電源制御
    部の制御ルーチンの割込み周期に一致することを特徴と
    する請求項7の記載のファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 タイマ手段を備え、前記オフフック検出
    手段は第1の所定時間持続して実行されると共に前記オ
    フフック検出停止手段は第2の所定時間持続して実行さ
    れ、 かつ、前記第2の所定時間は第1の所定時間より大きい
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載のファクシミリ装置
  10. 【請求項10】 呼出信号を検出する呼出信号検出手段
    を有し、前記スタンバイ状態にあるときに前記読み出し
    信号検出手段により呼出信号が検出されると、前記主電
    源が起動して記中央制御部が動作することを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載のファクシミリ装置。
  11. 【請求項11】 前記スイッチ手段が、送信原稿がある
    か否かを検知する原稿検知スイッチ、通信動作を開始さ
    せる通信開始スイッチを含むことを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載のファクシミリ装置。
  12. 【請求項12】 前記スタンバイ状態のときに前記主電
    源が前記主電源制御部から起動信号を受信した場合は、
    前記主電源が起動して前記主電源制御部に電力を供給す
    ると共に前記二次電池を充電するスタンバイ充電状態に
    入ることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれ
    かに記載のファクシミリ装置。
  13. 【請求項13】 前記二次電池の電圧を検出する電圧検
    出手段を有し、前記スタンバイ状態にあるときに前記二
    次電池の電圧が第1の所定電圧以下になったことが前記
    電圧検出手段により検出されたときは前記スタンバイ充
    電状態に入ることを特徴とする請求項12記載のファク
    シミリ装置。
  14. 【請求項14】 前記主電源からの充電により前記二次
    電池の電圧が第2の所定電圧以上になったときは、前記
    主電源制御部は主電源を停止して前記スタンバイ状態に
    入ることを特徴とする請求項13記載のファクシミリ装
    置。
  15. 【請求項15】 タイマ手段を有し、前記スタンバイ状
    態にあるときに一定時間前記二次電池以外から電力が供
    給されない場合は前記スタンバイ充電状態に入ることを
    特徴とする請求項12記載のファクシミリ装置。
  16. 【請求項16】 前記スタンバイ充電状態のときに一定
    時間前記主電源から電力が供給され続けた場合は、前記
    主電源制御部の演算結果に基づいてスタンバイ状態に入
    ることを特徴とする請求項15記載のファクシミリ装
    置。
  17. 【請求項17】 前記二次電池の電圧を検出する電圧検
    出手段と、タイマ手段とを有し、 前記スタンバイ状態にあるときに前記二次電池の電圧が
    第1の所定電圧以下になったことが前記電圧検出手段に
    より検出された場合、及び前記スタンバイ状態にあると
    きに一定時間前記二次電池以外から電力が供給されない
    場合のいずれか一方の状態にある場合は前記スタンバイ
    充電状態に入ることを特徴とする請求項12記載のファ
    クシミリ装置。
  18. 【請求項18】 前記スタンバイ充電状態にあるときに
    前記二次電池の電圧が第2の所定電圧以上の場合、及び
    前記スタンバイ充電状態にあるときに一定時 間前記主電
    源から電力が供給され続けた場合のいずれか一方の場合
    は、前記スタンバイ状態に入ることを特徴とする請求項
    17記載のファクシミリ装置。
  19. 【請求項19】 前記主電源がスイッチング手段で構成
    され、前記主電源制御部は外部からの指令に基づき前記
    スイッチング手段のオン・オフを制御することを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載のファクシミリ装置。
  20. 【請求項20】 外部から前記主電源のオン、オフを指
    示するための指示手段を有し、前記主電源制御部は、前
    記指示手段の指示に応じて前記主電源の動作を制御する
    ことが可能であることを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載のファクシミリ装置。
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