JP2014155123A - 電源装置および電源装置の制御方法、ならびに、画像形成装置 - Google Patents

電源装置および電源装置の制御方法、ならびに、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】省エネルギ制御時における電源供給の途絶を防ぐ。
【解決手段】電源供給先の動作モードが省エネモードである場合に電源供給先に電源を供給する電源装置において、監視部が、電源供給先に電源を供給するための複数の蓄電池を充電する発電部の発電出力を監視する。判定部が、動作モードが省エネモードであり、且つ、監視部による監視結果が発電部による発電出力の利用不可を示している場合に、予め定められた条件を満たしているか否かを判定する。制御部は、判定部の判定結果に従い、電源供給先に対し、電源供給先に供給される商用電源を当該電源装置に供給するか否かの指示を出力する。制御部は、商用電源を当該電源装置に供給する指示を出力した場合に、指示に応じて供給された商用電源を用いて複数の蓄電池のうち少なくとも1を充電する。
【選択図】図2

Description

本発明は、省エネルギ制御時に2次電池を用いて電源の供給を行う電源装置および電源装置の制御方法、ならびに、画像形成装置に関する。
従来、スキャナ機能、プロッタ機能、ファクシミリ機能などを1の筐体に内蔵する画像形成装置などにおいて、環境問題に配慮し、省エネルギに対応した装置が提案され、実用化されている。このような省エネルギに対応した装置のうち、太陽電池などの発電装置による発電と、当該発電装置で発電された電力の2次電池への蓄積とにより省エネルギ制御時における画像形成装置の電力を賄うことで省エネルギ制御時の消費電力を抑制する技術が既に知られている。
特許文献1には、省エネルギ制御時には主電源の動作を停止し、2次電池(蓄電池)あるいは太陽電池から電力を供給する構成が開示されている。特許文献1によれば、省エネルギ制御時の消費電力を低減することができる。
しかしながら、従来の技術では、2次電池の故障あるいは自然放電などにより、省エネルギ制御時の2次電池からの電源供給ができなくなる場合があるという問題点があった。また、太陽電池のような自然エネルギを用いて発電する発電装置においては、環境などの影響で発電量不足が長時間に及ぶ可能性がある。この場合、2次電池が充電不足となったり、自然放電した2次電池の電力を回復できないという事態になる。
特許文献1においては、太陽電池の発電量が不足した場合に、主電源の動作が停止されてから一定時間経過した時点で主電源をオンするようにしているため、省エネルギの目的を達成できないおそれがあるという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、省エネルギ制御時における電源供給の途絶を防ぐことを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、電源供給先の動作モードが、第1の動作モードに対して消費電力を低減した第2の動作モードである場合に、電源供給先に電源を供給する、電源供給先に対して脱着可能に構成される電源装置であって、外部から供給される電源を受け付ける電源入力部と、電源供給先に電源を供給するための複数の蓄電池を充電する発電部の発電出力を監視する監視部と、動作モードが第2の動作モードであり、且つ、監視部の監視結果が発電部による発電出力の利用不可を示している場合に、予め定められた条件を満たしているか否かを判定する判定部と、複数の蓄電池それぞれに対する充電を制御する制御部とを有し、制御部は、判定部の判定結果に従い、電源供給先に対し、電源供給先に供給される商用電源を電源入力部に対して供給するか否かの指示を出力し、商用電源を電源入力部に対して供給する指示を出力した場合に、指示に応じて電源入力部に供給された商用電源を用いて複数の蓄電池のうち少なくとも1を充電することを特徴とする。
本発明によれば、省エネルギ制御時における電源供給の途絶を防ぐことができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置および電源ユニットの一例の構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る、制御部による電源制御の例を示すフローチャートである。 図3は、第1の実施形態による電源制御方法について説明するためのシーケンス図である。 図4は、第1の実施形態による電源制御方法について説明するためのシーケンス図である。 図5は、第1の実施形態による電源制御方法について説明するためのシーケンス図である。 図6は、第1の実施形態による電源制御方法について説明するためのシーケンス図である。 図7は、第1の実施形態の第1の変形例に係る画像形成装置および創エネモジュールの一例の構成を示すブロック図である。 図8は、第1の実施形態の第2の変形例による画像形成装置および創エネモジュールの一例の構成を示すブロック図である。 図9は、第1の実施形態の第3の変形例による画像形成装置および創エネモジュールの一例の構成を示すブロック図である。 図10は、第2の実施形態による画像形成装置および創エネモジュールの一例の構成を示すブロック図である。 図11は、第2の実施形態に係る充電レベル判定テーブルの一例の構成を示す図である。 図12は、第2の実施形態に係る、充電レベルを示す画面の一例を示す図である。 図13は、第2の実施形態の第1の変形例による画像形成装置および創エネモジュールの一例の構成を示すブロック図である。 図14は、第2の実施形態の第1の変形例に係る寿命予測テーブルの一例の構成を示す図である。 図15は、第2の実施形態の第1の変形例に係る、蓄電部の予測寿命を示す画面の一例を示す図である。 図16は、第2の実施形態の第2の変形例による画像形成装置および創エネモジュールの一例の構成を示すブロック図である。 図17は、第2の実施形態の第2の変形例に係る、発電電力値を示す画面の一例を示す図である。
(第1の実施形態)
以下に添付図面を参照して、第1の実施形態に係る電源装置および画像形成装置について詳細に説明する。図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置1Aおよび電源ユニット(創エネモジュール2A)の一例の構成を示す。画像形成装置1Aは、スキャナ機能とプリンタ機能とを有し、スキャナ機能で読み取った原稿画像に基づき、プリンタ機能により用紙などに対して印刷を行うことができる。また、創エネモジュール2Aは、画像形成装置1Aに対して接続または組み込まれて用いられ、画像形成装置1Aの動作モードが通常モードに対して消費電力が抑制されたスリープモードになっている場合に、当該画像形成装置1Aに対して電源を供給する。
図1を用いて画像形成装置1Aおよび創エネモジュール2Aの構成をより詳細に説明する。先ず、画像形成装置1Aについて説明する。画像形成装置1Aは、コントローラ10と、ハードディスクドライブ(HDD)11と、操作部12と、FCU(Facsimile Control Unit)13と、エンジン部14と、電源切替部15と、主電源部16と、メインスイッチ(SW)17とを有する。
主電源部16は、例えば商用電源から画像形成装置1Aの各部で使用する電源を生成する。主電源部16から出力された電源103は、電源切替部15に供給される。電源切替部15は、それぞれ創エネモジュール2Aから供給される電源102と、電源100Bと、電源101Bと、主電源部16から供給される電源103とを切り替えて出力する。電源切替部15から出力される電源104および105は、それぞれエンジン部14およびコントローラ10に供給される。また、電源切替部15は、電源103を創エネモジュール2Aに供給する電源として、経路150に出力することができる。経路150を介して出力された電源は、創エネモジュール2Aに供給され、図示されない電源入力部から制御部41Aに入力される。
このとき、電源切替部15は、例えば通常モード時にはエンジン部14およびコントローラ10にそれぞれ電源104および105を供給し、スリープモード時にはコントローラ10にのみ電源105を供給するようにできる。これにより、スリープモード時の消費電力を低減することが可能となる。
エンジン部14は、画像処理部30、画像読取部31および画像出力部32を有する。画像読取部31は、原稿を読み取り原稿画像データを出力する。画像処理部30は、画像読取部31から出力された原稿画像データに対して、加工、補正、編集、検知、変換などの所定の画像処理を施す。画像出力部32は、画像処理部30から出力された画像データに基づく画像形成を行う。具体的には、画像出力部32は、用紙などに対して当該画像データに基づく印刷を行う。
コントローラ10は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)20と、ASIC21Aと、LAN I/F(Local Area Network Interface)22(図1以下ではLAN22と表記)と、CPU(Central Processing Unit)27とを有すると共に、NOR型フラッシュメモリ23(図1以下ではNORと表記)、NAND型フラッシュメモリ24(図1以下ではNAND24と表記)、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)25およびDRAM(Dynamic RAM)26の各メモリを有する。
ASIC20は、HDD11、CPU27および画像処理部30が接続され、これらHDD11、CPU27および画像処理部30の間でのデータ転送を制御する。例えば、画像読取部31から出力され画像処理部30で画像処理された原稿画像データは、ASIC20により圧縮符号化され、一旦、HDD11に格納される。印刷時には、HDD11から読み出された圧縮画像データがASIC20で伸張され、画像処理部30に供給される。画像処理部30は、ASIC20から供給された画像データに対して所定の画像処理を施して画像出力部32に供給する。
ASIC21Aは、操作部12、FCU13、LAN I/F22およびCPU27が接続されると共に、NOR型フラッシュメモリ23と、NAND型フラッシュメモリ24およびNVRAM25の各メモリが接続される。ASIC21Aは、これら接続された各部間でのデータ転送を制御する。また、ASIC21Aは、電源切替部15に対して、現在の状態が通常ノードおよびスリープモードの何れの状態であるかを通知する。
NOR型フラッシュメモリ23は、ファームウェアなどのプログラムが格納される。NAND型フラッシュメモリ24は、所定のテーブルなどが予め記憶される。また、NVRAM25は、この画像形成装置1Aに関する設定値などが予め記憶される。CPU27は、例えばNOR型フラッシュメモリ23に格納されるプログラムに従い、DRAM26をワークメモリとして用いてこの画像形成装置1Aの全体の動作を制御する。
操作部12は、ユーザ操作のための操作子と、表示部と、操作子および表示部を駆動するための駆動回路とを含む。操作部12は、操作子と表示部とを一体的に構成した、所謂タッチパネルとしてもよい。操作部12は、操作に応じた制御信号を出力する。この制御信号は、ASIC21Aを介してCPU27に供給される。表示部は、ASIC21Aを介して供給される、CPU27によりプログラムに従い生成された表示制御信号に基づき所定の表示がなされる。この表示部に対する表示と、操作子とを組み合わせてこの画像形成装置1Aをユーザが操作するためのGUI(Graphical User Interface)が構成される。
FCU13は、この画像形成装置1AにおけるFAX機能を実現する。例えばFCU13は、公衆電話回線に接続され、FAXの送受信を行う。LAN I/F22は、この画像形成装置1Aと、パーソナルコンピュータなど外部の情報機器とのデータ通信を制御する。
メインSW17は、ユーザ操作によりこの画像形成装置1Aの動作のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。メインSW17は、操作出力として、ハイ(H)レベルでオン、ロー(L)レベルでオフを示す信号PON_SW_Pを出力し、主電源部16および制御部41Aに供給する。メインSW17は、オフ状態からオン状態に操作された場合、信号PON_SW_Pをローレベルからハイレベルに遷移させ、主電源部16および制御部41Aに対して、メインSW17がオン状態にされたことを通知する。
次に、創エネモジュール2Aについて説明する。創エネモジュール2Aは、創エネ部40と、制御部41Aと、蓄電部50Aおよび50Bとを有する。創エネ部40は、例えば太陽電池モジュールを発電素子として用い、発電により電力を生成する。蓄電部50Aおよび50Bは、それぞれ蓄電池を含み、例えば蓄電部50Aは、経路100Aを介して入力された電源により充電され、放電により電源を経路100Bを介して出力する。同様に、蓄電部50Bは、経路101Aを介して入力された電源により充電され、放電により電源を経路101Bを介して出力する。
また、蓄電部50Aおよび50Bの出力は、それぞれ経路100Bおよび101Bにより、画像形成装置1Aの電源切替部15に供給される。
制御部41Aは、創エネ部40の発電電力の経路120の接続と、蓄電部50Aの入出力の経路100Aおよび100Bの接続と、蓄電部50Bの入出力の経路101Aおよび101Bの接続とを制御する。また、制御部41Aは、蓄電部50Aおよび50Bの充放電の制御を行う。さらに、制御部41Aは、創エネ部40の発電出力と、蓄電部50Aおよび50Bの状態とを監視する。さらにまた、制御部41Aとコントローラ10内のASIC21Aとは、通信線130を介して、現在の状態が通常モードおよびスリープモードの何れの状態であるかを示す状態通知のやりとりを行う。
制御部41Aは、これら各接続および充放電の制御、ならびに、各部の監視を、創エネ部40から制御部41Aに供給される信号POK_PG_Pと、蓄電部50Aとの間でやりとりする信号PON_BT#1_Nおよび信号POK_BT#1_Pと、蓄電部50Bとの間でやりとりする信号PON_BT#2_Nおよび信号POK_BT#2_Pとに基づき制御する。また、制御部41Aは、主電源部16を信号PON_AC_Nおよび信号POK_AC_Pとに基づき制御する。
信号POK_PG_Pは、創エネ部40による電源供給が可能であるか否かを示す。信号POK_PG_Pがハイ(H)レベルで、創エネ部40による発電電力が十分であって、電源供給が可能であることを示す。信号POK_PG_Pがロー(L)レベルで、創エネ部40による発電電力が不足しており、電源供給が不可であることを示す。
信号PON_BT#1_Nおよび信号PON_BT#2_Nは、それぞれ制御部41Aから蓄電部50Aおよび50Bに供給される信号であって、蓄電部50Aおよび50Bを、充電状態、放電状態および待機状態の何れかの状態に制御する。信号POK_BT#1_Pおよび信号POK_BT#2_Pは、それぞれ蓄電部50Aおよび蓄電部50Bから制御部41Aに供給される信号であって、蓄電部50Aおよび50Bによる電源供給が可能であるか否かを示す。例えば、信号POK_BT#1_PがHレベルで、蓄電部50Aの充電量が十分であり、電源供給が可能である事を示す。信号POK_BT#1_PがLレベルで、蓄電部50Aの充電量が不足しており、電源供給が不可であることを示す。
信号PON_AC_Nは、制御部41Aから主電源部16に供給される信号であって、主電源部16のオン/オフを制御する。信号PON_AC_NがLレベルで主電源部16がオンとされて主電源部16から商用電源から生成された電源が出力され、Hレベルで主電源部16がオフとされて主電源部16からの電源出力が停止される。信号POK_AC_Pは、主電源部16から制御部41Aに供給される信号であって、主電源部16による電源供給が可能であるか否かを示す。信号POK_AC_PがLレベルで、主電源部16による電源供給が可能であることを示し、Hレベルで、主電源部16による電源供給が不可であることを示す。例えば、画像形成装置1AのメインSW17から出力される信号PON_SW_PがLレベルであって、メインSW17がオフ状態であることを示す場合に、主電源部16による電源供給が不可とされる。
さらに、制御部41Aは、電源切替部15に対して信号PON_PSU_Nを送信し、画像形成装置1Aにおける電源の供給元を主電源部16と創エネモジュール2Aとで切り替える。信号PON_PSU_Nは、第1〜第4の4の状態を有し、制御部41Aは、予め定められた条件に従い、第1〜第4の状態から1の状態を選択する。
信号PON_PSU_Nの第1の状態について説明する。この第1の状態は、動作モードがスリープモードの場合において出力される。信号PON_PSU_Nが第1の状態で、電源切替部15は、経路100Bおよび101Bから供給される電源を電源105として選択する。経路100Bおよび101Bが選択された場合は、蓄電部50Aおよび50Bのうち、信号PON_BT#1_Nおよび信号PON_BT#2_Nにより「放電」を示す状態とされている側から出力された電源が、コントローラ10の各部に供給される。
信号PON_PSU_Nの第2の状態について説明する。この第2の状態は、動作モードが通常モードおよびスリープモードの何れの場合にも出力される。信号PON_PSU_Nが第2の状態で、電源切替部15は、主電源部16による電源供給を選択する。このとき、電源切替部15は、ASIC21Aからの状態通知により、現在の状態が通常モードであると通知された場合、主電源部16からの電源をエンジン部14およびコントローラ10にそれぞれ供給する。一方、電源切替部15は、ASIC21Aからの状態通知により、現在の状態がスリープモードであると通知された場合、主電源部16からの電源をコントローラ10に供給し、エンジン部14に対しては供給しない。
信号PON_PSU_Nの第3の状態について説明する。この第3の状態は、動作モードがスリープモードの場合に出力される。信号PON_PSU_Nの第3の状態で、電源切替部15は、創エネ部40(制御部41A)による電源供給を選択すると共に、電源の供給先をコントローラ10とする。
信号PON_PSU_Nの第4の状態について説明する。この第4の状態は、動作モードが通常モードおよびスリープモードの何れの場合にも出力される。信号PON_PSU_Nが第4の状態で、電源切替部15は、主電源部16による電源供給を選択する。このとき、電源切替部15は、上述した第2の状態と同様に、ASIC21Aからの状態通知に従い、主電源部16からの電源をエンジン部14およびコントローラ10のうち少なくともコントローラ10に供給する。さらに、信号PON_PSU_Nが第4の状態において、電源切替部15は、主電源部16からの電源を、経路150を介して制御部41Aにも供給する。
制御部41Aは、時間を計測するタイマ42を有する。タイマ42は、制御部41Aの外部の構成としてもよい。例えば、タイマ42は、制御部41Aから所定時間間隔で供給される命令に従いカウント値Cを例えば1ずつインクリメントすることで、時間を計測する、カウンタを用いることができる。
図2は、第1の実施形態に係る、制御部41Aによる電源制御の例を示すフローチャートである。なお、図2および以降の各図において、蓄電部50Aを蓄電部#1、蓄電部50Bを蓄電部#2としてそれぞれ示す。また、図2のフローチャートによる処理は、後述する第1の実施形態の各変形例、第2の実施形態、ならびに、第2の実施形態の各変形例に適用可能なものである。
また、蓄電部50Aおよび50Bの放電状態は、互いに排他的に制御されるものとする。例えば、蓄電部50Aおよび50Bが共に電源供給が可能な状態の場合、制御部41Aは、蓄電部50Aおよび50Bのうち一方を放電状態とし、他方を待機状態とする。なお、蓄電部50Aおよび50Bは、共に待機状態に制御することが可能であるものとする。
制御部41Aは、ステップS90で、ASIC21Aからの状態通知に基づき、画像形成装置1Aの現在の動作モードが通常モードおよびスリープモードのうち何れであるかを判定する。若し、通常モードであると判定した場合、制御部41Aは、処理をステップS91に移行させ、画像形成装置1A内部への電源供給を主電源部16から行うように、電源切替部15および主電源部16を制御する。
具体的には、制御部41Aは、信号PON_PSU_Nを第2の状態とすると共に、信号PON_AC_NがHレベルであった場合、当該信号PON_AC_NをLレベルとして主電源部16をオン状態とする。電源切替部15は、この信号PON_PSU_Nと、ASIC21Aからの状態通知とに応じて、主電源部16からの電源を、エンジン部14およびコントローラ10に対して供給する。
次のステップS92で、制御部41Aは、タイマ42によるカウント値Cを0として、タイマ42をリセットする。そして、処理をステップS90に戻す。
一方、制御部41Aは、ステップS90で、現在の動作モードがスリープモードであると判定した場合、処理をステップS100に移行させる。ステップS100で、制御部41Aは、創エネ部40による電源供給が可能であるか否かを判定する。制御部41Aは、信号POK_PG_PがLレベルであって、創エネ部40による電源供給が不可であると判定した場合、処理をステップS93に移行させ、タイマ42によるカウント値Cをインクリメントする。
なお、制御部41Aは、例えば図2のフローチャートの全体のループを、所定時間間隔で制御することで、タイマ42によるカウント値Cを用いて時間の計測を行うことができる。
次のステップS94で、制御部41Aは、タイマ42によるカウント値Cと、予め定められた閾値Cthとを比較する。若し、カウント値Cが閾値Cthを超えたと判定した場合、制御部41Aは、処理をステップS95に移行させる。ステップS95で、制御部41Aは、画像形成装置1A内部および創エネモジュール2Aへの電源供給を主電源部16から行うように、電源切替部15および主電源部16を制御する。
具体的には、制御部41Aは、信号PON_PSU_Nを第4の状態とすると共に、信号PON_AC_NがHレベルであった場合、当該信号PON_AC_NをLレベルとして主電源部16をオン状態とする。電源切替部15は、この信号PON_PSU_Nと、ASIC21Aからの状態通知とに応じて、主電源部16からの電源を、画像形成装置1A内のコントローラ10と、創エネ部2内の制御部41Aに対して供給する。これにより、制御部41Aは、主電源部16から供給された電源を用いて、蓄電部50Aおよび蓄電部50Bの充電を行うことができる。
次のステップS96で、制御部41Aは、タイマ42によるカウント値を0にして、カウント値をリセットする。そして、処理をステップS90に戻す。
上述のステップS100で、制御部41Aは、信号POK_PG_PがHレベルであって、創エネ部40による電源供給が可能であると判定した場合、処理をステップS101に移行させてタイマによるカウント値を0にして、カウント値をリセットする。そして、処理をステップS102に移行させる。
制御部41Aは、ステップS102で、蓄電部50A(蓄電部#1)による電源の供給が可能であるか否かを判定する。具体的には、制御部41Aは、蓄電部50Aから供給される信号POK_BT#1_PがHレベルであるか否かを判定する。制御部41Aは、信号POK_BT#1_PがLレベルであって、蓄電部50Aによる電源の供給が不可であると判定した場合、処理をステップS103に移行させる。
制御部41Aは、ステップS103で、蓄電部50B(蓄電部#2)による電源の供給が可能であるか否かを判定する。具体的には、制御部41Aは、蓄電部50Bから供給される信号POK_BT#2_PがHレベルであるか否かを判定する。
制御部41Aは、信号POK_BT#2_PがHレベルであって、蓄電部50Bによる電源の供給が可能であると判定した場合、処理をステップS120に移行させる。ステップS120の処理については後述する。一方、制御部41Aは、信号POK_BT#2_PがLレベルであって、蓄電部50Bによる電源の供給が不可であると判定した場合、処理をステップS104に移行させる。
制御部41Aは、ステップS104で、創エネ部40から電源の供給を行うように、電源切替部15および主電源部16を制御する。具体的には、制御部41Aは、信号PON_PSU_Nを第3の状態として、電源切替部15に創エネ部40すなわち制御部41Aからの電源供給を選択させると共に、電源の供給先としてコントローラ10を選択する。その後、処理がステップS90に戻される。
制御部41Aは、上述のステップS102で、信号POK_BT#1_PがHレベルであって、蓄電部50Aによる電源の供給が可能であると判定した場合、処理をステップS110に移行させる。ステップS110では、制御部41Aは、蓄電部50Aが放電状態にあるか否かを判定する。具体的には、制御部41Aは、蓄電部50Aに供給される信号PON_BT#1_NがHレベルであるか否かを判定する。
制御部41Aは、ステップS110で、信号PON_BT#1_NがHレベルであって、蓄電部50Aが放電状態にあると判定した場合、処理をステップS111に移行させる。制御部41Aは、ステップS111で、蓄電部50Aから電源の供給を行うように、電源切替部15を制御する。具体的には、制御部41Aは、信号PON_PSU_NをHレベルとして、電源切替部15に創エネモジュール2Aからの電源供給を選択させる。その後、処理がステップS90に戻される。
制御部41Aは、上述のステップS110で、信号PON_BT#1_NがLレベルであって、蓄電部50Aが放電状態ではないと判定した場合、処理をステップS112に移行させる。この場合、蓄電部50Aは、待機状態にある。ステップS112では、制御部41Aは、蓄電部50Bから供給される信号POK_BT#2_Pに基づき、蓄電部50Bによる電源の供給が可能であるか否かを判定する。
制御部41Aは、ステップS112で、信号POK_BT#2_PがLレベルであって、蓄電部50Bによる電源供給が不可であると判定した場合、処理をステップS113に移行させる。制御部41Aは、ステップS113で、蓄電部50Aの状態を待機状態から放電状態に遷移させる。その後、処理がステップS111に移行される。
制御部41Aは、ステップS112で、信号POK_BT#2_PがHレベルであって、蓄電部50Bによる電源の供給が可能であると判定した場合、処理をステップS120に移行させる。ステップS120では、制御部41Aは、蓄電部50Bが放電状態にあるか否かを判定する。具体的には、制御部41Aは、蓄電部50Bに供給される信号PON_BT#2_NがHレベルであるか否かを判定する。
制御部41Aは、ステップS120で、信号PON_BT#2_NがHレベルであって、蓄電部50Bが放電状態にあると判定した場合、処理をステップS121に移行させる。制御部41Aは、ステップS121で、蓄電部50Bから電源の供給を行うように、電源切替部15を制御する。制御部41Aは、信号PON_PSU_NをHレベルとして、電源切替部15に創エネモジュール2Aからの電源供給を選択させる。その後、処理がステップS90に戻される。
制御部41Aは、ステップS120で、信号PON_BT#2_NがLレベルであって、蓄電部50Bが待機状態であると判定した場合、処理をステップS122に移行させる。制御部41Aは、ステップS122で、蓄電部50Bの状態を待機状態から放電状態に遷移させる。具体的には、制御部41Aは、蓄電部50Bに供給する信号PON_BT#2_Nを、放電状態を示す状態に遷移させる。その後、処理がステップS121に移行される。
図3〜図6を用いて、第1の実施形態による電源制御方法について説明する。第1の実施形態では、創エネモジュール2Aにおいて、制御部41Aが信号PON_PSU_Nにより電源切替部15を制御することで、創エネモジュール2Aおよび主電源部16による電源の供給先を選択する。
図3は、第1の実施形態による各部の状態遷移を示すシーケンス図を示す。創エネモジュール2Aは、蓄電部50Aおよび50Bを有すると共に、創エネ部40で発電を行っているので、外部からの電源供給無しで稼働可能である。時点Aまでの、信号POK_AC_PがLレベル、メインSW17がオフの状態において、信号POK_PG_PがHレベルとされ、創エネ部40による電源供給が可能であることが示される。
なお、上述したように、メインSW17は、画像形成装置1Aに設けられ、メインSW17に対する操作出力は、主電源部16および制御部41Aに供給されるものとする。
また、この例では、当初、信号POK_BT#1_PがLレベル、信号POK_BT#2_PがHレベルとされ、蓄電部50Aが電源供給不可、蓄電部50Bが電源供給可能な状態となっている。蓄電部50Aは、創エネ部40からの発電電力により充電されるように、制御部41Aに制御される。また、制御部41Aに対して、蓄電部50Bから電源が供給される。
時点Aで、メインSW17がオンとされた場合、信号PON_SW_PがLレベルからHレベルに遷移され、主電源部16に対して商用電源が供給される。信号PON_AC_Nは、初期状態でLレベルとなっており、制御部41Aは、信号PON_SW_Pに応じて主電源部16をオンとし、主電源部16から電源切替部15への電源供給を開始する。このとき、信号PON_PSU_Nが初期状態で第2の状態とされ、電源切替部15において、主電源部16からの電源が選択されている。そのため、主電源部16から、電源切替部15を介してエンジン部14およびコントローラ10に対して電源が供給される。画像形成装置1Aは、ウォームアップ動作の完了後、待機状態となり、ユーザ操作などによりジョブが発生する。
画像形成装置1Aは、例えば、ジョブ完了後、所定時間を経過する間に次のジョブなどが発生しない場合に、動作モードが通常モードからスリープモードに移行される。スリープモードに移行した時点Bでは、信号POK_BT#1_Pおよび信号POK_BT#2_PがそれぞれLレベルおよびHレベルとなっており、蓄電部50Bが電源供給可能な状態であることが分かる。そのため、制御部41Aは、信号PON_PSU_Nを第1の状態として、電源切替部15を、制御部41Aからの電源102を選択するように制御すると共に、蓄電部50Bの出力を電源102として電源切替部15に対して供給する。また、制御部41Aは、信号PON_AC_NをHレベルとして主電源部16をオフさせ、スリープモードへ移行させる。
スリープモードからの復帰時(時点C)には、制御部41Aは、信号PON_AC_NをLレベルとして主電源部16をオンとし、信号PON_PSU_Nを第2の状態として、電源切替部15を主電源部16からの電源103を選択するように制御する。これにより、画像形成装置1Aは、通常モードに復帰し、ジョブを待機する。
なお、創エネモジュール2Aでは、通常モードおよびスリープモードの何れにおいても、信号POK_BT#1_Pおよび信号POK_BT#2_Pの例えば一方がLレベルとされ電源供給不可とされている場合には、電源供給不可とされた側の蓄電部に対して、創エネ部40の発電電力による充電が行われる。図3の例では、上述の時点A〜時点Cの期間において、信号POK_BT#1_PがLレベルとされているため、制御部41Aは、創エネ部40の発電電力により蓄電部50Aを充電する。
スリープモードにおいて、創エネ部40の発電電力が不足する場合も考えられる。図3の例では、時点Dで創エネ部40において発電電力が不足し、創エネ部40から制御部41Aに対して送信される信号POK_PG_Pが、HレベルからLレベルに遷移される。なお、時点Dにおいて、蓄電部50Bが放電状態となっているため、スリープモードにおける電源供給については、問題は生じない。
制御部41Aは、時点Dにおいて、信号POK_PG_PのHレベルからLレベルへの遷移を検出すると、図2のフローチャートにおけるステップS100の判定に従い、ステップS93でタイマ42によるカウント値Cをインクリメントする。画像形成装置1Aの動作モードがスリープモードであり、創エネ部40が発電電力不足である間、所定の時間間隔毎にカウント値Cがインクリメントされる。図3の例では、時点Eで創エネ部40の発電力が回復して、信号POK_PG_PがLレベルからHレベルへと遷移している。
ここで、時点Eでは、タイマ42によるカウント値Cは、閾値Cthに達していないものとする。この場合、制御部41Aは、信号POK_PG_PのLレベルからHレベルへの遷移を検出すると、処理を図2のフローチャートにおけるステップS101に移行させてタイマ42によるカウント値Cを0として、処理をステップS102に移行させ、電源を蓄電部50Aと、蓄電部50Bと、創エネ部40とのうち何れから供給させるかを選択する。
また、スリープモードにおいて、蓄電部50Aや蓄電部50Bを創エネ部40の発電電力で充電中に、創エネ部40において発電電力が不足する場合も考えられる。各部の遷移状態を示すシーケンス図である図4を用いて、充電中に発電電力が不足した場合について説明する。図4の例では、最初のメインSW17がオフの時点から、信号POK_BT#1_PがLレベルとされ、蓄電部50Aが電源供給不可状態であることが示され、信号PON_BT#1_Nが「充電」を示す状態となっている。したがって、制御部41Aは、蓄電部50Aを創エネ部40の発電電力により充電するように制御する。蓄電部50Aの充電量が所定以上になったら、信号POK_BT#1_PがLレベルからHレベルに遷移され、蓄電部50Aに対する充電が終了する。
ここで、例えば時点Fで創エネ部40において発電電力が不足したものとする。創エネ部40は、発電電力が所定以下となると、制御部41Aに送信する信号POK_PG_PをHレベルからLレベルへと遷移させ、電源供給不可を通知する。また、制御部41Aは、時点Fにおいて、信号POK_PG_PのHレベルからLレベルへの遷移を検出すると、図2のフローチャートにおけるステップS100の判定に従い、ステップS93でタイマ42によるカウント値Cをインクリメントする。
図4の例では、カウント値Cが閾値Cthに達する前の時点Gで創エネ部40の発電力が回復して、信号POK_PG_PがLレベルからHレベルへと遷移している。時点Gで、信号POK_PG_PがLレベルからHレベルへと遷移され、電源供給可能が通知される。蓄電部50Aの充電中に、創エネ部40からの電源供給が停止しているため、蓄電部50Aの充電量が所定以上になるまでの時間が延長される。一方、時点F〜時点Gの間は、蓄電部50Bは、放電状態であり、蓄電部50Bから制御部41Aに対してHレベルの信号POK_BT#2_Pが継続して供給される。そのため、時点F〜時点Gの間は、図2のフローチャートにおけるステップS102以下の処理により、電源供給元が蓄電部50A、蓄電部50Bおよび創エネ部40から適切に選択され、スリープモードにおける電源供給については、問題が生じない。
蓄電部50Aまたは蓄電部50Bが故障することが起こり得る。図5を用いて、スリープモード時に、放電状態の蓄電部50Bが故障した場合について説明する。図5の例では、放電中の蓄電部50Bが、時点Hで故障し、電源供給を行えない状態となっている。なお、時点Hにおいて、蓄電部50Aは、十分に充電され、待機状態となっているものとする。
蓄電部50Bは、時点Hで故障を検知すると、制御部41Aに送信する信号POK_BT#2_Pを、HレベルからLレベルへと遷移させ、電源供給不可を通知する。それと共に、蓄電部50Bは、故障による待機(使用禁止)状態に切り替える切替状態に遷移する。
制御部41Aは、蓄電部50Bからの信号POK_BT#2_PがLレベルに遷移されると、信号PON_BT#1_Nを「待機」を示す状態から「放電」を示す状態に遷移させて蓄電部50Aを放電状態に切り替える。それと共に、信号PON_BT#2_Nを「待機」を示す状態に遷移させて、蓄電部50Bを待機状態に切り替える。この場合の待機状態は、故障による使用禁止状態である。
制御部41Aは、使用禁止状態にある蓄電部50Bを待機状態とすることで、当該蓄電部50Bに対して充電および放電を行わせないようにできる。これにより、例えば当該蓄電部50Bが故障により使用禁止状態とされた場合に、当該蓄電部50Bに対する充電や、当該蓄電部50Bからの放電が行われた場合に起こり得る不具合を回避可能となる。
ここで、蓄電部50Aおよび50Bを、待機状態と放電状態との間で切り替える際に遅延が生じ、画像形成装置1Aに対する創エネモジュール2Aによる電源供給が中断されてしまうおそれがある。そこで、この遅延が発生する期間において電源の供給を主電源部16から行い、画像形成装置1Aに対する電源供給の中断を防ぐ。
具体的には、故障した蓄電部50Bから蓄電部50Aへの切り替え時に、制御部41Aは、先ず信号PON_AC_NをHレベルからLレベルへと遷移させて主電源部16をオンとする。次に、制御部41Aは、信号PON_PSU_Nを第2の状態から第1の状態に遷移させて、電源切替部15を、主電源部16からの電源103を選択するように制御する。
ここで、信号POK_BT#2_PがLレベルとなっており、蓄電部50Bが電源供給不可であることが制御部41Aに通知されている。一方、信号POK_BT#1_PがHレベルとなっており、蓄電部50Aが電源供給可能であることが制御部41Aに通知されている。そのため、制御部41Aは、信号PON_PSU_Nを第2の状態から第1の状態へと遷移させて、電源切替部15を、創エネモジュール2Aからの電源102を選択するように制御する。そして、制御部41Aは、信号PON_AC_NをLレベルからHレベルへと遷移させて主電源部16をオフとする。主電源部16がオフとされた時点Iで、切替処理が終了する。
創エネ部40の発電力不足が長時間継続することが起こり得る。図6を用いて、スリープモード時に、創エネ部40の発電力不足が長時間継続した場合について説明する。なお、図6の例では、蓄電部50A(蓄電部#1)が充電状態で電源供給が不可とされ、蓄電部50B(蓄電部#2)が放電状態で電源供給が可能とされているものとする。
図6の例では、画像形成装置1Aにおいて、ジョブ終了後のスリープモード時に、時点Jで、創エネ部40が発電力不足の状態になり信号POK_PG_PがHレベルからLレベルに遷移した場合が示されている。時点Jにおいて、信号PON_PSU_Nは、第1の状態とされ、蓄電部50Aまたは50Bからの電源供給が選択されている。
制御部41Aは、時点Jにおいて、信号POK_PG_PのHレベルからLレベルへの遷移を検出すると、図2のフローチャートによるステップS100の判定に従い、ステップS93でタイマ42によるカウント値Cをインクリメントする。画像形成装置1Aの動作モードがスリープモードであり、創エネ部40が発電力不足(信号POK_PG_PがLレベル)である間、所定の時間間隔ごとにカウント値Cがインクリメントされる。
図6の例では、創エネ部40の発電力不足の状態が長時間継続し、時点Kでカウント値Cが閾値Cthに達している。この場合、制御部41Aは、図2のフローチャートのステップS94の判定に従い処理をステップS95に移行させ、主電源部16の電源供給先として、画像形成装置1A内および創エネモジュール2Aを選択する。
より具体的には、制御部41Aは、時点Kにおいて、カウンタ値Cが閾値Cthを超えたことに応じて、信号PON_PSU_Nを第1の状態から第4の状態に遷移させる。電源切替部15は、この第4の状態の信号PON_PSU_Nに基づき、電源の供給元として主電源部16を選択する。それと共に、電源切替部16は、第4の状態の信号PON_PSU_Nと、ASIC21Aからのスリープモードを示す状態通知とに基づき、電源の供給先として創エネモジュール2A(制御部41A)と、コントローラ10とを選択する。
これにより、主電源部16の電源が制御部41Aに供給され、制御部41Aは、供給されたこの電源により、蓄電部50Aおよび50Bのうち少なくとも一方を充電することができる。図6の例では、制御部41Aは、信号POK_BT#1Pおよび信号POK_BT#2Pに基づき蓄電部50Aが充電状態であることを検出できる。制御部41Aは、主電源部16からの電源により、蓄電部50Aの充電を行うことができる。
その後、時点Lで、動作モードがスリープモードから通常モードに遷移して画像形成装置1Aの動作が通常モードによる動作に復帰する。電源切替部15は、信号PON_PSU_Nと、ASIC21Aからの状態通知とに応じて、主電源部16からの電源を省エネモジュール2Aと、コントローラ10およびエンジン部14とに供給する。
さらにその後、時点Mで画像形成装置1Aにおいてジョブなどが終了して動作モードが通常モードからスリープモードへと遷移する。図6の例では、動作モードがスリープモードに遷移した時点Mにおいて信号POK_PG_PがLレベルであって、創エネ部40が発電力不足であることが示される。そのため、タイマ42によるカウンタ値Cがインクリメントされる。
この図6の例では、カウンタ値Cが閾値Cthに達する以前に、時点Nで創エネ部40が発電状態となり、発電力不足が解消されている。したがって、制御部41Aは、図2のフローチャートのステップS100の判定に従い処理をステップS101に移行させてカウンタ値Cを0とした後、処理をステップS102に移行させる。そして、信号PON_PSU_Nを第1の状態とする。電源切替部15は、信号PON_PSU_Nに従い、コントローラ10に供給する電源として、蓄電部50Aおよび50Bからの電源を選択する。
なお、この図6の例では、創エネ部40が発電力不足の期間において、蓄電部50Aが充電状態で電源供給不可とされているのに対し、蓄電部50Bが放電状態で電源供給可能な状態となっている。しかしながら、創エネ部40が発電力不足の状態で、蓄電部50Aに充電が行われないまま蓄電部50Bによる電源供給を続けた場合、蓄電部50Bが放電しきってしまい、画像形成装置1Aの電源が途絶してしまうおそれがある。
第1の実施形態では、制御部41Aが、スリープモードにおいて創エネ部40が発電力不足となっている時間を計測し、予め定められた時間を超えて発電力不足の状態が継続した場合に、主電源部16の電源を用いるようにしている。そのため、スリープモードにおいて創エネ部40の発電力不足の状態が長期間に及んでも、画像形成装置1Aの電源が途絶してしまう事態が防がれる。
なお、上述では、図3〜図6のシーケンス図が、第1の実施形態に適用されるものとして説明したが、これはこの例に限定されない。すなわち、図3〜図6のシーケンス図は、後述する第1の実施形態の各変形例、第2の実施形態、ならびに、第2の実施形態の各変形例に適用可能なものである。
(第1の実施形態の第1の変形例)
次に、第1の実施形態の第1の変形例について説明する。図7は、第1の実施形態の第1の変形例に係る画像形成装置1Bおよび創エネモジュール2Bの一例の構成を示す。なお、図7において、上述した図1と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
第1の実施形態の第1の変形例では、図7に例示されるように、創エネモジュール2Bにおいて、制御部41Bは、蓄電部50Aの出力の経路100Aと、蓄電部50Bの出力の経路101Bがそれぞれ入力される。制御部41Bは、創エネ部40の発電出力と、蓄電部50Aおよび50Bの状態とを監視する。制御部41Bは、この監視結果に基づき、上述した図2のフローチャートのステップS102〜ステップS122の処理に従い、創エネ部40の発電出力と、蓄電部50Aおよび50Bの放電出力とのうち、何れかの出力を選択する。制御部41Bに選択された出力は、経路102Bを介して電源切替部15に供給される。
電源切替部15は、制御部41からの信号PON_PSU_Nと、ASIC21Bからの状態通知とに従い、主電源部16からの電源と、制御部41からの電源の何れを画像形成装置1Bのエンジン部14およびコントローラ10に供給するかを選択する。それと共に、電源切替部15は、制御部41からの信号PON_PSU_Nに基づき、主電源部16からの電源を経路150を介して制御部41に供給するか否かを選択する。
この制御部41Bによる信号PON_PSU_Nを用いた電源切替部15の制御、ならびに、創エネモジュール2Bおよび主電源部16から出力される電源の供給先の選択の方法は、上述した第1の実施形態と同様なので、ここでの説明を省略する。
この第1の実施形態の第1の変形例では、創エネモジュール2Bと画像形成装置1Bとを接続する電源線の接続本数を最小限に抑えることができる。そのため、コネクタのピン数やハーネスの本数を削減でき、コスト低減や、ハーネスの重量軽減による省資源化が可能となる。
(第1の実施形態の第2の変形例)
次に、第1の実施形態の第2の変形例について説明する。図8は、第1の実施形態の第2の変形例による画像形成装置1Cおよび創エネモジュール2Cの一例の構成を示す。なお、図8において、上述した図1および図7と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図8に示されるように、第1の実施形態の第2の変形例では、創エネモジュール2Cは、蓄電部増設スロット51が設けられ、蓄電部50Aおよび50Bに対して、さらに蓄電部50Cを増設できるようになっている。蓄電部50Cが蓄電部増設スロット51に装填されると、蓄電部50Cと制御部41Cとが各種接続線で接続され、信号などのやりとりが行われる。
より具体的には、蓄電部50Cの入出力の経路110Aおよび110Bが制御部41Cに接続される。また、制御部41Cから蓄電部50Cに対して、蓄電部50Cを放電状態、充電状態および待機状態の何れかの状態に制御するための信号PON_BT#3_Nが送信される。さらに、蓄電部50Cから制御部41Cに対して、蓄電部50Cが電源供給可能か否かを示す信号POK_BT#3_Pが送信される。
さらにまた、蓄電部50Cから制御部41Cに対して、蓄電部50Cが接続されていることを示す蓄電部接続検知信号が送信される。制御部41Cは、この蓄電部接続検知信号を受信することで、蓄電部増設スロット51に対して蓄電部50Cが接続されたことを検知する。
このように、3の蓄電部50A、50Bおよび50Cを備える場合、例えば、蓄電部50A、50Bおよび50Cの充放電を、各蓄電部50A、50Bおよび50Cで順次制御することが考えられる。また、蓄電部50Cを、蓄電部50Aおよび50Bが共に故障した場合の予備として用いることもできる。
この制御部41Cによる信号PON_PSU_Nを用いた電源切替部15の制御、ならびに、創エネモジュール2Cおよび主電源部16から出力される電源の供給先の選択の方法は、上述した第1の実施形態と同様なので、ここでの説明を省略する。
第1の実施形態の第2の変形例では、増設された蓄電部50Cを、他の蓄電部50Aおよび50Bと同様に制御できると共に、各蓄電部50A、50Bおよび50Cの放電出力、ならびに、創エネ部40の発電出力から1を選択して制御部41Cから出力し、経路102Bを介して電源切替部15に供給するようにしている。そのため、創エネモジュール2Cと画像形成装置1Cとの間の接続仕様を変更することなく、蓄電部50Cを増設することができる。
(第1の実施形態の第3の変形例)
次に、第1の実施形態の第3の変形例について説明する。図9は、第1の実施形態の第3の変形例による画像形成装置1Dおよび創エネモジュール2Dの一例の構成を示す。なお、図9において、上述した図1および図7と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
第1の実施形態の第3の変形例では、メインSW17に対する操作出力の信号PON_SW_Pが主電源部16および制御部41Dに供給されると共に、ASIC21Dにも供給される。また、制御部41Dから、画像形成装置1Dのコントローラ10内のASIC21Dに対して、接続検知信号が送信される。ASIC21Dは、この接続検知信号に基づき画像形成装置1Dに対して創エネモジュール2Dが接続されているか否かを判定する。
また、ASIC21Dは、電源切替部15に対して信号PON_PSU_N’を送信すると共に、主電源部16に対して信号PON_AC_N’を送信する。信号PON_PSU_N’は、上述した第1〜第4の状態のうち少なくとも第2または第4の状態を有し、この第2または第4の状態で主電源部16から供給される電源103を選択するように、電源切替部15を制御する。信号PON_AC_N’は、上述の信号PON_AC_Nと同様に、Hレベルで主電源部16をオフとし、Lレベルで主電源部16をオンとする。さらに、ASIC21Dは、主電源部16から送信された信号POK_AC_Pを受信する。
ASIC21Dは、接続検知信号に基づき創エネモジュール2Dが接続されていると判定した場合、信号PON_PSU_N’および信号PON_AC_N’を例えばHi−Z状態として無効とする。一方、ASIC21Dは、接続検知信号に基づき創エネモジュール2Dが接続されていないと判定した場合、各信号PON_PSU_N’および信号PON_AC_N’を、有効な状態とする。また、ASIC21Dは、メインSW17の状態を信号PON_SW_Pにより検知することができる。このように制御することで、画像形成装置1Dは、創エネモジュール2Dが接続されていない状態において、主電源部16からの電源103により動作できる。
これにより、必要な場合だけ創エネモジュール2Dを接続することが可能となり、創エネモジュール2Dを画像形成装置1Dと分離されたユニットとして構成することができる。
なお、制御部41Dによる信号PON_PSU_N’を用いた電源切替部15の制御、ならびに、創エネモジュール2Dおよび主電源部16から出力される電源の供給先の選択の方法は、上述した第1の実施形態と同様なので、ここでの説明を省略する。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図10は、第2の実施形態による画像形成装置1Eおよび創エネモジュール2Eの一例の構成を示す。なお、図10において、上述した図1と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、図10は、上述した図1の構成に倣って構成が示されているが、これはこの例に限定されず、第2の実施形態は、上述した第1の実施形態の各変形例による構成に対して適用することもできる。
第2の実施形態では、創エネモジュール2Eにおいて、蓄電部50Aおよび50Bは、それぞれ充電容量を通知する充電容量通知信号を制御部41Eに送信する。例えば、蓄電部50Aおよび50Bは、それぞれ、蓄電池の出力電圧を測定し、測定結果に基づき、現在蓄電部50Aおよび50Bに充電されている電源量を充電容量として求める。制御部41Eは、蓄電部50Aおよび50Bから送信された充電容量を示す信号に基づき、蓄電部50Aおよび50Bの充電容量を通知する充電容量通知信号を、画像形成装置1Eにおけるコントローラ10内のASIC21Eに対して送信する。
一方、コントローラ10内のNAND型フラッシュメモリ24には、充電容量に基づき充電レベルを判定するための充電レベル判定テーブルが予め記憶されている。この充電レベル判定テーブルには、さらに、各充電レベルに対応する表示を行うための表示情報が予め記憶される。
図11は、第2の実施形態に係る充電レベル判定テーブルの一例の構成を示す。蓄電部50Aおよび50Bに共通して、充電容量の範囲と充電レベルとが対応付けられて充電レベル判定テーブルに格納される。図11の例では、4段階の充電容量の範囲に対して、それぞれレベル(0)〜レベル(3)の充電レベルが対応付けられている。
さらに、充電レベル判定テーブルにおいて、各充電レベルに対して、充電レベルを表示するための表示情報がそれぞれ対応付けられて格納される。この例では、充電レベルが最低のレベル(0)で「Empty」が表示され、充電レベルが1段階上がる毎に塗り潰されたブロックが増えるようにした表示情報が格納されている。
CPU27は、ASIC21Eが受信した充電容量通知信号に基づき、NAND型フラッシュメモリ24に記憶される充電レベル判定テーブルを参照して蓄電部50Aおよび50Bの充電レベルをそれぞれ判定する。そして、判定結果の充電レベルに関連付けられた表示情報に基づき表示制御信号を生成し、生成した表示制御信号をASIC21Eを介して操作部12に供給する。操作部12は、供給された表示制御信号に従い、操作部12が有する表示部に対して、充電レベルを示す画面を表示させる。
図12は、第2の実施形態に係る、操作部12に表示される充電レベルを示す画面200の一例を示す。図12の例では、蓄電部50Aおよび50Bそれぞれの充電レベルが、充電レベル表示201Aおよび201Bとして表示されている。これら充電レベル表示201Aおよび201Bによれば、蓄電部50Aおよび50Bの充電レベルがそれぞれレベル(2)およびレベル(3)であることが示され、蓄電部50Bが略満充電状態であることが分かる。このように、第2の実施形態によれば、ユーザが蓄電部50Aおよび50Bの充電状態を容易に把握することが可能となる。
なお、制御部41Eによる信号PON_PSU_Nを用いた電源切替部15の制御、ならびに、創エネモジュール2Eおよび主電源部16から出力される電源の供給先の選択の方法は、上述した第1の実施形態と同様なので、ここでの説明を省略する。
(第2の実施形態の第1の変形例)
次に、第2の実施形態の第1の変形例について説明する。図13は、第2の実施形態の第1の変形例による画像形成装置1Fおよび創エネモジュール2Fの一例の構成を示す。なお、図13において、上述した図1と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、図13は、上述した図1の構成に倣って構成が示されているが、これはこの例に限定されず、第2の実施形態の第1の変形例は、上述した第1の実施形態の各変形例、ならびに、第2の実施形態による構成に対して適用することもできる。
第2の実施形態の第1の変形例では、蓄電部50Aおよび50Bは、それぞれ充電容量を示す充電容量通知信号を制御部41Fに送信すると共に、充電完了時に、充電完了を示す充電完了通知信号を制御部41Fに送信する。蓄電部50Aおよび50Bは、それぞれ、蓄電池の出力電圧を測定し、測定結果に基づき、現在蓄電部50Aおよび50Bに充電されている電源量を充電容量として求める。制御部41Fは、蓄電部50Aおよび50Bから送信された充電容量を示す信号に基づき、充電容量が所定以上になった場合に、蓄電部50Aや蓄電部50Bの充電が完了したと判定し、充電完了通知信号をコントローラ10内のASIC21Fに対して送信する。
一方、コントローラ10内のNAND型フラッシュメモリ24には、充電完了時の蓄電部50Aおよび50Bの充電容量に基づき、これら蓄電部50Aおよび50Bの寿命を予測するための寿命予測テーブルが予め記憶されている。図14は、第2の実施形態の第1の変形例に係る寿命予測テーブルの一例の構成を示す。蓄電部50Aおよび50Bに共通して、充電完了時の充電容量の範囲と、予測寿命とが対応付けられて寿命予測テーブルに格納される。図14の例では、3段階の充電完了時の充電容量の範囲に対して、それぞれ「要交換」、「約1年以内」および「約3年」といった予測寿命が対応付けられている。
CPU27は、ASIC21Fに充電完了通知信号が受信された時点の充電容量通知信号に基づき、充電完了時の蓄電部50Aおよび50Bの充電容量に基づき寿命予測テーブルを参照して、蓄電部50Aおよび50Bの寿命をそれぞれ判定する。そして、判定結果の予測寿命を示す表示を行うための表示制御信号を生成し、生成した表示制御信号をASIC21Fを介して操作部12に供給する。操作部12は、供給された表示制御信号に従い、操作部12が有する表示部に対して、予測寿命を示す画面を表示させる。
図15は、第2の実施形態の第1の変形例に係る、操作部12に表示される蓄電部50Aおよび50Bの予測寿命を示す画面210の一例を示す。図15の例では、蓄電部50Aおよび50Bそれぞれの予測寿命が、予測寿命表示211Aおよび211Bとして表示されている。これら予測寿命表示211Aおよび211Bによれば、蓄電部50Aおよび50Bの予測寿命がそれぞれ約1年および約3年であることが分かる。このように、本第2の実施形態の第1の変形例によれば、ユーザが蓄電部50Aおよび50Bの予測寿命を容易に把握することが可能となる。
また、操作部12に表示される蓄電部50Aおよび50Bそれぞれの予測寿命から、各蓄電部50Aおよび50Bの交換時期を確認できる。そのため、これら蓄電部50Aおよび50Bが使用不可となる前に交換可能となり、蓄電部50Aおよび50Bの寿命によるトラブルを回避できる。
なお、制御部41Fによる信号PON_PSU_Nを用いた電源切替部15の制御、ならびに、創エネモジュール2Eおよび主電源部16から出力される電源の供給先の選択の方法は、上述した第1の実施形態と同様なので、ここでの説明を省略する。
(第2の実施形態の第2の変形例)
次に、第2の実施形態の第2の変形例について説明する。図16は、第2の実施形態の第2の変形例による画像形成装置1Gおよび創エネモジュール2Gの一例の構成を示す。なお、図16において、上述した図1と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、図16は、上述した図1の構成に倣って構成が示されているが、これはこの例に限定されず、第2の実施形態の第2の変形例は、上述した第1の各変形例、ならびに、第2の実施形態および第2の実施形態の第1の変形例による構成に対して適用することもできる。
第2の実施形態の第2の変形例では、創エネモジュール2Gにおいて、制御部41Gは、創エネ部40から経路120を介して供給された発電電力を計測し、計測された発電電力値を、画像形成装置1Gにおけるコントローラ10内のASIC21Gに送信する。CPU27は、ASIC21Gに受信された発電電力値を表示するための表示制御信号を生成する。生成した表示制御信号は、ASIC21Gを介して操作部12に供給される。操作部12は、供給された表示制御信号に従い、操作部12が有する表示部に対して、図17に例示されるような、発電電力値221を示す画面220を表示させる。
このように、第2の実施形態の第2の変形例では、創エネ部40により発電され得られた発電電力値が操作部12に表示されるため、ユーザは、創エネ部40の発電状況を確認することが可能となる。
なお、制御部41Gによる信号PON_PSU_Nを用いた電源切替部15の制御、ならびに、創エネモジュール2Gおよび主電源部16から出力される電源の供給先の選択の方法は、上述した第1の実施形態と同様なので、ここでの説明を省略する。
1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G 画像形成装置
2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G 創エネモジュール
10 コントローラ
12 操作部
14 エンジン部
15 電源切替部
16 主電源部
40 創エネ部
41A,41B,41C,41D,41E,41F,41G 制御部
50A,50B,50C 蓄電部
特許第3416215号公報

Claims (9)

  1. 電源供給先の動作モードが、第1の動作モードに対して消費電力を低減した第2の動作モードである場合に、該電源供給先に電源を供給する、該電源供給先に対して脱着可能に構成される電源装置であって、
    外部から供給される電源を受け付ける電源入力部と、
    前記電源供給先に電源を供給するための複数の蓄電池を充電する発電部の発電出力を監視する監視部と、
    前記動作モードが前記第2の動作モードであり、且つ、前記監視部の監視結果が前記発電部による発電出力の利用不可を示している場合に、予め定められた条件を満たしているか否かを判定する判定部と、
    前記複数の蓄電池それぞれに対する充電を制御する制御部と
    を有し、
    前記制御部は、
    前記判定部の判定結果に従い、前記電源供給先に対し、該電源供給先に供給される商用電源を前記電源入力部に対して供給するか否かの指示を出力し、該商用電源を該電源入力部に対して供給する前記指示を出力した場合に、該指示に応じて該電源入力部に供給された該商用電源を用いて前記複数の蓄電池のうち少なくとも1を充電する
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 前記判定部は、
    前記監視部の監視結果が前記発電出力の利用不可を示している時間の長さが閾値を超えた場合に、前記予め定められた条件を満たしたと判定し、
    前記制御部は、
    前記判定部により前記予め定められた条件を満たしたと判定された場合に、前記電源供給先に対して、前記商用電源を前記電源入力部に対して供給する前記指示を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記監視部は、
    前記複数の蓄電池それぞれの状態をさらに監視し、
    前記制御部は、
    前記動作モードが前記第2の動作モードであり、且つ、前記監視部の監視結果が前記発電出力の利用可能を示している場合に、前記監視部による、前記発電部の発電出力の監視結果と、前記複数の蓄電池それぞれの状態の監視結果とに基づき、前記電源供給先に前記複数の蓄電池および前記発電部の出力のうち何れから電源を供給するかを選択すると共に、前記複数の蓄電池それぞれに対する前記発電出力による充電を制御する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記監視部は、
    前記複数の蓄電池それぞれの状態をさらに監視し、
    前記制御部は、
    前記監視部による前記複数の蓄電池それぞれの状態の監視結果に基づき、前記複数の蓄電池それぞれの充電量および寿命のうち少なくとも一方を示す蓄電池情報を前記電源供給先に対して出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の電源装置。
  5. 前記監視部は、
    前記複数の蓄電池それぞれの状態をさらに監視し、
    前記制御部は、
    前記監視部による前記発電部の発電出力の監視結果に基づき、前記発電部による発電量を示す発電情報を前記電源供給先に対して出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の電源装置。
  6. 電源供給先の動作モードが、第1の動作モードに対して消費電力を低減した第2の動作モードである場合に、該電源供給先に電源を供給する、該電源供給先に対して脱着可能に構成される電源装置の制御方法であって、
    前記電源供給先に電源を供給するための複数の蓄電池を充電する発電部の発電出力を監視する監視ステップと、
    前記動作モードが前記第2の動作モードであり、且つ、前記監視ステップによる監視結果が前記発電部による発電出力の利用不可を示している場合に、予め定められた条件を満たしているか否かを判定する判定ステップと、
    前記複数の蓄電池それぞれに対する充電を制御する制御ステップと
    を有し、
    前記制御ステップは、
    前記判定ステップによる判定結果に従い、前記電源供給先に対し、該電源供給先に供給される商用電源を外部から供給される電源を受け付ける電源入力部に対して供給するか否かの指示を出力し、該商用電源を該電源入力部に対して供給する前記指示を出力した場合に、該指示に応じて該電源入力部に供給された該商用電源を用いて前記複数の蓄電池のうち少なくとも1を充電する
    ことを特徴とする電源装置の制御方法。
  7. 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の電源装置と、
    前記電源供給先としての画像形成部と、
    少なくとも前記第1の動作モードの場合に前記画像形成部に対して電源を供給する主電源部と、
    前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとで、前記画像形成部に対する電源の供給元を、前記主電源部と、前記複数の蓄電池および前記発電部のうち少なくとも1とで切り替えると共に、前記指示に従い前記主電源部の出力を前記電源装置に供給するか否かを切り替える電源切替部と
    を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記電源装置が接続されているか否かを検出する検出部と、
    前記検出部により前記電源装置が接続されていないことが検出された場合に、前記電源の供給元を前記主電源部に切り替えるように前記電源切替部を制御する画像形成装置制御部と
    をさらに有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記監視部は、
    前記複数の蓄電池それぞれの状態をさらに監視し、
    前記制御部は、
    前記監視部による、前記発電部の発電出力の監視結果と、前記複数の蓄電池それぞれの状態の監視結果とに基づき、前記複数の蓄電池それぞれの充電量および寿命のうち少なくとも一方を示す情報と、前記発電部による発電量を示す情報とのうち少なくとも1を出力し、
    前記制御部から出力された、前記情報に基づく表示を行う表示部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07170675A (ja) * 1993-12-13 1995-07-04 Canon Inc 太陽電池を用いたカメラの電源回路
JPH07288613A (ja) * 1994-04-15 1995-10-31 Canon Inc ファクシミリ装置

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