JP2009035032A - 車体前部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車体前部構造10は、フロントバンパ16の下部33がバルクヘッド12の下部材22に取り付けられ、フロントバンパ16の上方にフロントグリル17が配置され、フロントグリル17の上部がバルクヘッド12の上部材21に取り付けられている。この車体前部構造10は、フロントバンパ16の上部41にフロントグリル17の下部37が連結され、連結された連結部46に右係止部51が設けられ、右係止部51を車体前後方向にスライド可能に支える支持部52がバルクヘッド12側に設けられている。
【選択図】図2
Description
これにより、フードエッジとフロントバンパとの間にフロントグリルが取り付けられている。(例えば、特許文献1参照。)。
フロントグリルを外すことにより、フロントグリルの影響を受けることなくフロントバンパを良好に変形させることが可能である。
フロントバンパを良好に変形させることで、フロントバンパに作用した衝撃を吸収することが可能である。
しかし、フロントバンパに障害物が当たった場合に、フロントグリルが外れることは好ましくない。
このため、フロントグリルをフードエッジとフロントバンパとの間に強固に取り付けることが難しい。
加えて、フロントバンパおよびフロントグリルの連結部に係止部を設け、係止部をバルクヘッド側の支持部で支えた。
これにより、フロントバンパを障害物に合わせて良好に変形させることができ、衝撃エネルギを好適に吸収することができるという利点がある。
車体前部構造10は、エンジンルーム11の前側に設けられたバルクヘッド12と、バルクヘッド12の前部に設けられた左右のスペーサ13(右スペーサ13のみを図示する)と、左右のスペーサ13の下方に設けられたバンパビーム14と、バンパビーム14の前面に取り付けられた衝撃吸収材15と、衝撃吸収材15の前側に設けられたフロントバンパ16と、フロントバンパ16の上側に設けられたフロントグリル17とを備える。
なお、エンジンルーム11の上側には、エンジンルーム11の上側を覆うエンジンフード18が設けられている。
左右のスペーサ13は左右対称の部材なので、以下、右スペーサ13について説明して左スペーサ13の説明を省略する。
左右のエクステンション25は、左右のフロントサイドフレーム26の前端部にそれぞれ設けられている。
このフロントバンパ16は、バルクヘッド12の下部材22とバルクヘッド12の上下方向略中央との間にメインバンパ31が車幅方向に延出された状態で配置され、メインバンパ31の上部から上方に向けて延出された左右の延出支持部32(図1参照)とを備える。
右延出支持部32は、左延出支持部32と左右対称の部材であり、メインバンパ31の上部において、車体中央から右方向に所定間隔離れた部位に立ち上げられている。
フロントグリル17は、枠部36が下部37、上部38、左右の側部39で略逆台形状に形成され、枠部36内に複数のルーバ42が形成された樹脂製の部材である。
フロントグリル17を樹脂製の部材とすることで、フロントグリル17はある程度の弾性変形を許容することが可能である。
フロントグリル17は、図2に示すように、上部38がバルクヘッド12の上部材21にボルト43およびナット44で取り付けられている。
フロントグリル17の下部37およびメインバンパ31の上部41(すなわち、フロントバンパ16の上部)がクリップなどの連結部材(図示せず)で連結されている。
下部37および上部41が連結されることで、下部37および上部41で連結部46が構成されている。
左右の係止部51は左右対称の部材なので、以下、右係止部51について説明して左係止部51の説明を省略する。
右係止部51は、右スペーサ13の支持部52で車体前後方向(矢印A−B方向)にスライド可能に支えられている。
以下、右係止部51および支持部52を図4〜図5に基づいて説明する。
バルクヘッド12の上部材21には、左側に左スペーサ13(図示せず)が取り付けられ、右側に右スペーサ13が取り付けられている。
右スペーサ13は、左端部(すなわち、車体中央寄り部)13aがバルクヘッド12の上部材21にボルト54、ナット55で取り付けられ、バンパビーム14の上方に配置されている。
右スペーサ13は、左端部13aに支持部52が設けられている。
この支持部52は、内側ストッパ部61と天井壁59との間に隙間60が形成されている。
また、凹状に形成された支持部52は、車体前後方向に貫通されている。
また、天井壁59は、前端59aから車体後方に向けて下り勾配に形成されている。
よって、水平部57bおよび天井壁59間の間隔は車体後方に向けて徐々に狭くなるように形成されている。
なお、底部57の前部57aは、天井壁59の前端59aに対して前方に張り出している。
フロントグリル17は、図1に示すように、枠体36が下部37、上部38および左右の側部39で略逆台形に形成され、枠体36内に複数のルーバ42が形成されている。
フロントグリル17の下部37および右側部39の交差部(右下の角部)64の裏面側に右係止部51が設けられている。
右係止部51は、最下部のルーバ42の右後端部42aから下方に膨出した鉛直部65と、鉛直部65の下端に車体中央寄りに形成された水平部66とを有する。
水平部66は、支持部52の天井壁59に沿って設けられた傾斜プレート66aと、傾斜プレート66aの下面に所定間隔をおいて設けられた3個の脚片66bとを有する。
水平部66は、傾斜プレート66aおよび3個の脚片66bで略逆山字形に形成されている。
これにより、水平部66が支持部52で挟持され、図4に示す保持位置Pに保持される。
すなわち、支持部52に隙間60を形成することで、水平部66を支持部52内に配置することが可能になる。
よって、水平部66を支持部52に嵌入させる際に、水平部66を前部57aで所定の嵌入位置まで良好に案内することが可能である。
加えて、水平部66の脚片66bを底部57に当接させることで、底部57に対して接触面積を小さく抑えることができる。
よって、水平部66が図示の保持位置Pまで容易に導かれる。
よって、水平部66が上下方向に移動することを、底部57および天井壁59で抑えることができる。さらに、水平部66が左右方向(車体幅方向)に移動することを、外側壁58および内側ストッパ部61で抑えることができる。
これにより、保持位置Pまで導かれた水平部66は支持部52で確実に保持される。したがって、フロントバンパ16およびフロントグリル17の連結部46を好適に保持することができる。
水平部66が矢印B方向にスライド移動することで支持部52による係止状態が解除される。
これにより、フロントバンパ16を障害物に合わせて良好に変形させることができ、衝撃エネルギを好適に吸収することができる。
図6は本発明に係る車体前部構造のフロントバンパにフロントグリルを取り付ける例について説明する図である。
フロントグリル17の下部37をメインバンパ31の上部41に連結部材(図示せず)で連結する。
同時に、図1に示すフロントグリル17の左・右部39を左右の延出支持部32に連結部材(図示せず)でそれぞれ連結する。
これにより、フロントグリル17をフロントバンパ16の上部41に矢印Cの如く取り付ける(連結する)。
フロントグリル17およびフロントバンパ16を一体に連結した状態で、右係止部51を支持部52に矢印Dの如く嵌合する。
同時に、フロントグリル17の上部38をバルクヘッド12の上部材21に配置するとともに、フロントバンパ16の下部33をバルクヘッド12の下部材22に配置する。
同様に、フロントバンパ16の下部33をバルクヘッド12の下部材22にボルト34およびナット35で矢印Fの如く取り付ける。
よって、フロントバンパ16およびフロントグリル17の連結部46を好適に保持することができる。
これにより、フロントバンパ16およびフロントグリル17をバルクヘッド12に強固に取り付けることができる。
図8(a),(b)は本発明に係る車体前部構造のフロントバンパに衝撃が作用した例について説明する図である。
(a)において、フロントバンパ16の中央部16aに障害物(図示せず)が当たり、中央部16aに矢印の如く衝撃F1が作用する。
衝撃F1のうち、衝撃F2が連結部46に伝わり、伝わった衝撃F2で右係止部51の水平部66を車体後方(矢印B方向)に向けて押圧する。
これにより、支持部52による水平部66の係止状態を解除することができる。
この状態で、フロントグリル17の略下半分17aが車体後方に向けて矢印Gの如く湾曲状に弾性変形する。
よって、フロントバンパ16を障害物に合わせて良好に変形させて、衝撃吸収材15を良好に変形させることができる。
このように、衝撃吸収材15を良好に変形させることで、衝撃エネルギを好適に吸収することができる。
(a)において、ボルト34を外すことで、フロントバンパ16の下部33をバルクヘッド12の下部材22から外す。
フロントグリル17の下部37およびフロントグリル17の左右の部39(図2参照)をフロントバンパ16から外す。
フロントグリル17の略下半分を弾性変形した状態から変形前の状態に矢印Hの如く復元させることができる。
Claims (1)
- フロントバンパの下部がバルクヘッドの下部材に取り付けられ、前記フロントバンパの上方にフロントグリルが配置され、前記フロントグリルの上部が前記バルクヘッドの上部材に取り付けられた車体前部構造において、
前記フロントバンパの上部に前記フロントグリルの下部が連結され、
前記フロントバンパの上部および前記フロントグリルの下部が連結された連結部に係止部が設けられ、
前記係止部を車体前後方向にスライド可能に支える支持部が前記バルクヘッド側に設けられたことを特徴とする車体前部構造。
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