JP2009033097A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビアホールの形成に関連する歩留まりの低下を抑制することができる半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】絶縁性基板1上にGaN層2及びn型AlGaN層3を形成し、その後、ゲート電極4g、ソース電極4s及びドレイン電極4dを形成する。次に、ソース電極4s、GaN層2及びn型AlGaN層3に、少なくとも絶縁性基板1の表面まで到達する開口部6を形成する。次いで、開口部6内にNi層8を形成する。その後、Ni層8をエッチングストッパとするドライエッチングを行うことにより、絶縁性基板1に、その裏面側からNi層8まで到達するビアホール1sを形成する。そして、ビアホール1s内から絶縁性基板1の裏面にわたってビア配線16を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、GaN系(窒化ガリウム)高電子移動度トランジスタ(HEMT:high electron mobility transistor))等を備えた半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、GaN系HEMT等のGaN系半導体装置について、その物性的特徴から高耐圧・高速デバイスとしての応用が期待されている。GaN系半導体装置の高周波特性の向上のためには、ソースインダクタンスの低減及び放熱のためのビア配線構造部が必要である。
ここで、従来のGaN系HEMTの製造方法について説明する。図23A乃至図23Xは、従来のGaN系HEMTの製造方法を工程順に示す断面図である。
先ず、図23Aに示すように、シリコンカーバイド(SiC)からなる絶縁性基板101の表面上にGaN層102及びn型AlGaN層103をこの順で形成する。絶縁性基板101の厚さは350μm程度であり、GaN層102及びn型AlGaN層103の総厚さは2μm程度である。次に、n型AlGaN層103上にソース電極104s、ゲート電極104g及びドレイン電極104dを選択的に形成する。次いで、ソース電極104s、ゲート電極104g及びドレイン電極104dを覆うSiN層105をn型AlGaN層103上に形成する。
その後、図23Bに示すように、ソース電極104sに対応する開口部151s及びドレイン電極104dに対応する開口部151dを備えたレジストパターン151をSiN層105上に形成する。レジストパターン151の厚さは1μm程度である。
続いて、図23Cに示すように、レジストパターン151をマスクとしてSiN層105をパターニングすることにより、開口部151sに整合するコンタクトホール105sをソース電極104s上に形成し、開口部151dに整合するコンタクトホール105dをドレイン電極104d上に形成する。
次に、レジストパターン151を除去し、図23Dに示すように、新たに、開口部151sよりも小さくソース電極104sに対応する開口部152sを備えたレジストパターン152をSiN層105及びソース電極104s上に形成する。レジストパターン152の厚さは1μm程度である。また、開口部152sの直径は150μm程度である。
次いで、図23Eに示すように、レジストパターン152をマスクとしてソース電極104sのイオンミリングを行うことにより、開口部106を形成する。
その後、レジストパターン152を除去し、図23Fに示すように、絶縁性基板101の表面側の全面にシード層107として、Ti層及びNi層の積層体、又はTi層及びCu層の積層体を形成する。
続いて、図23Gに示すように、ソース電極104sの外縁に対応する開口部153sを備えたレジストパターン153をシード層107上に形成する。レジストパターン153の厚さは3μm程度である。次に、電気めっき法により、開口部153s内において、シード層107上に厚さが1.2μm程度のNi層108を形成する。
次いで、図23Hに示すように、レジストパターン153を除去する。
その後、図23Iに示すように、イオンミリングを行うことにより、Ni層108から露出しているシード層107を除去する。この時、Ni層108も若干削られ、その厚さが1μm程度となる。
続いて、図23Jに示すように、絶縁性基板101の表面側の全面にシード層109として、Ti層、Pt層及びAu層の積層体を形成する。
次に、図23Kに示すように、ソース電極104sの外縁に対応する開口部及びドレイン電極104dの外縁に対応する開口部を備えたレジストパターン154をシード層109上に形成する。レジストパターン154の厚さは1μm程度である。次いで、電気めっき法により、レジストパターン154の各開口部内において、シード層109上に厚さが1μm程度のAu層110を形成する。
その後、図23Lに示すように、レジストパターン154を除去する。
続いて、図23Mに示すように、イオンミリングを行うことにより、Au層110から露出しているシード層109を除去する。この時、Au層110も若干削られ、その厚さが0.6μm程度となる。
次に、図23Nに示すように、絶縁性基板101の表面側の全面に表面保護層111を形成し、絶縁性基板101の表裏を反転させる。次いで、絶縁性基板101の裏面を研磨することにより、絶縁性基板101の厚さを150μm程度とする。
その後、図23Oに示すように、絶縁性基板101の裏面上にシード層112として、Ti層及びNi層の積層体、又はTi層及びCu層の積層体を形成する。続いて、ソース電極104sに対応する部分を覆うレジストパターン155をシード層112上に形成する。レジストパターン155の厚さは3μm程度であり、直径は100μm程度である。次に、電気めっき法により、レジストパターン155を除く領域において、シード層112上に厚さが3.2μm程度のNi層113を形成する。
次いで、図23Pに示すように、レジストパターン155を除去する。その後、イオンミリングを行うことにより、Ni層113から露出しているシード層112を除去する。この時、Ni層113も若干削られ、その厚さが3μm程度となる。
その後、図23Qに示すように、Ni層113をマスクとして絶縁性基板101のドライエッチングを行うことにより、ビアホール101sを形成する。このドライエッチングでは、六弗化硫黄(SF6)ガス及び酸素(O2)ガスの混合ガスを用いる。
続いて、図23Rに示すように、Ni層113をマスクとしてGaN層102及びn型AlGaN層103のドライエッチングを行うことにより、ビアホール101sをシード層107まで到達させる。このドライエッチングでは、塩素(Cl2)ガスを用いる。また、このドライエッチングでは、Ni層108及びシード層107がエッチングストッパとして機能する。
次に、図23Sに示すように、ビアホール101s内及びNi層113上にレジスト層156を形成する。
次いで、図23Tに示すように、レジスト層156に対して露光及び現像を行うことにより、ビアホール101s内のみにレジスト層156を残存させる。
その後、図23Uに示すように、イオンミリングを行うことにより、Ni層113及びシード層112を除去する。
続いて、図23Vに示すように、レジスト層156を除去する。次に、イオンミリングを行うことにより、ビアホール101sから露出しているシード層107を除去する。次いで、絶縁性基板101の裏面側の全面にシード層114として、Ti層、Pt層及びAu層の積層体を形成する。
次に、図23Wに示すように、電気めっき法により、シード層114上に厚さが10μm程度のAu層115を形成する。
そして、図23Xに示すように、絶縁性基板101の表裏を反転させ、表面保護層111を除去する。
従来、このような方法によって、GaN系HEMTを製造している。
しかしながら、この従来の製造方法では、ビアホール101sの形成及び延伸の処理が困難である。
例えば、SiCからなる絶縁性基板101のドライエッチングレートは、ビアホール101sの直径等の影響を受けやすく、その面内分布が大きい。このため、従来、確実にビアホール101sをGaN層102まで到達させて高い歩留まりを得ることを目的としてオーバーエッチングを行っている。ところが、絶縁性基板101の通常のドライエッチング条件では、SiCとNiとのエッチング選択比が100以上であるのに対し、SiCとGaN及びAlGaNとのエッチング選択比は約20〜30と低い。また、GaN層102及びn型AlGaN層103の総厚さは2μm程度と薄い。従って、オーバーエッチングの結果、GaN層102及びn型AlGaN層103の残存する割合のばらつきが大きくなっている。例えば、絶縁性基板101のドライエッチングレートのばらつき(面内分布)が±5%程度である場合に、深さが150μmのビアホール101sを形成するために33%のオーバーエッチング(50μmのSiCのエッチング量に相当)を行うとする。また、SiCとGaN及びAlGaNとの選択比が25であるとする。この場合、ある部分ではGaN層102が0.4μm残存するが、GaN層102及びn型AlGaN層103が完全に消失する部分も生じる。この状態から、残存しているGaN層102及びn型AlGaN層103のドライエッチングを行うと、既にこれらが完全に消失している部分では、シード層107及びNi層108がエッチングストッパとして機能できなくなり、これらもエッチングされてしまう。そして、Ni層108の厚さは1μm程度であるので、このNi層108が消失することもあり得る。
Ni層108を厚く形成しておけば、その消失を回避することは可能となるが、この場合には、他の問題が生じてしまう。即ち、Ni層108を形成した後には、Au層110の形成のためにレジストパターン154の形成が必要とされるが(図23K)、Ni層108の厚さが1μmを超えると、例えば3μm程度であると、レジストパターン154を厚く形成しなければ、その厚さが不均一となってパターンに歪が生じやすくなる。つまり、パターン開口精度が低くなりやすい。逆に、これを回避するために、レジストパターン154をも厚く形成すると、高い解像度でレジストパターン154を形成することが困難となる。このような事情のため、従来の製造方法では、Ni層108の厚さを1μm程度としている。
更に、絶縁性基板101のドライエッチング(図23Q)並びにGaN層102及びn型AlGaN層103のドライエッチング(図23R)では、Ni層113をメタルマスクとして使用するため、同一のチャンバ内で行うことが可能であるが、この場合には、絶縁性基板101のドライエッチングで用いたSF6が残留し、この影響によりGaN層102及びn型AlGaN層103のエッチングレートが不安定になってしまう。図24は、本願発明者が確認のために行ったICPドライエッチングの実験の結果を示すグラフである。図24中の●はエッチングガスであるCl2のみを30sccmの流量で供給した場合のエッチングレートを示し、◆は30sccmのCl2の他にN2を混入させた場合のエッチングレートを示し、▲は30sccmのCl2の他にSF6を混入させた場合のエッチングレートを示している。また、いずれの測定においてもアンテナパワーを150Wとし、バイアスパワーを10Wとした。図24に示すように、Cl2のみを供給した場合には、54nm/分のエッチングレートが得られ、N2の混入により希釈した場合でも、40nm/分程度のエッチングレートが得られた。一方、SF6を混入した場合には、その流量が僅か1sccmであっても2nm/分まで著しく低下した。このように、チャンバ内にSF6が僅かでも残留していると、GaN層102及びn型AlGaN層103のエッチングレートが著しく低下してしまうのである。従って、従来の方法では、GaN層102及びn型AlGaN層103のドライエッチングを行う前に、チャンバ内の真空引きを行うか、チャンバ内を塩素プラズマでクリーニングしており、処理に長時間が必要となっている。また、処理時間の短縮のために、同一のチャンバ内で行うことが可能な処理(ドライエッチング)を、2台のドライエッチング装置に分けて行ったり、マルチチャンバを備えたドライエッチング装置を用いて2つのチャンバに分けて行ったりすることもある。
これらの対処をすることにより、チャンバ内に残留するSF6の影響を低減することが可能なる。しかし、絶縁性基板101等にSF6が付着している場合には、その影響を排除することは困難である。
特開2004−363563号公報 特開2004−327604号公報
本発明の目的は、ビアホールの形成に関連する歩留まりの低下を抑制することができる半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
本願発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
第1の半導体装置の製造方法では、基板上に化合物半導体層を形成し、その後、前記化合物半導体層上にゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を形成する。次に、前記化合物半導体層に、少なくとも前記基板の表面まで到達する開口部を形成する。次いで、前記開口部内に前記ソース電極に接続される導電層を形成する。その後、前記導電層をエッチングストッパとするドライエッチングを行うことにより、前記基板に、その裏面側から前記導電層まで到達するビアホールを形成する。そして、前記ビアホール内から前記基板の裏面にわたってビア配線を形成する。
第2の半導体装置の製造方法では、絶縁性基板上に化合物半導体層を形成し、その後、前記化合物半導体層上にゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を形成する。次に、前記ソース電極及び前記化合物半導体層に、少なくとも前記絶縁性基板の表面まで到達する開口部を形成する。次いで、前記開口部内に導電層を形成する。その後、前記導電層をエッチングストッパとするドライエッチングを行うことにより、前記絶縁性基板に、その裏面側から前記導電層まで到達するビアホールを形成する。そして、前記ビアホール内から前記絶縁性基板の裏面にわたってビア配線を形成する。
第1の半導体装置には、ビアホールが形成された基板と、前記基板上に形成された化合物半導体層と、前記化合物半導体層上に形成されたゲート電極、ソース電極及びドレイン電極と、前記ビアホール内から前記基板の裏面にわたって形成されたビア配線と、が設けられている。そして、前記化合物半導体層には、前記ビア配線まで到達する開口部が形成されており、この開口部内に前記ソース電極に接続された導電層が形成されている。
第2の半導体装置には、ビアホールが形成された絶縁性基板と、前記絶縁性基板上に形成された化合物半導体層と、前記化合物半導体層上に形成されたゲート電極、ソース電極及びドレイン電極と、前記ビアホール内から前記絶縁性基板の裏面にわたって形成されたビア配線と、が設けられている。そして、前記ソース電極及び前記化合物半導体層には、前記ビア配線まで到達する開口部が形成されており、この開口部内に導電層が形成されている。
上記の半導体装置等によれば、ビアホールと導電層との関係とが適切なものとなっているため、所望のビアホールを容易に形成することが可能となる。また、基板へのビアホールの形成の際に使用したガスの影響を受けずに化合物半導体層に開口部を形成することも可能となる。これらにより、ビアホールの形成に関連する歩留まりの低下を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るGaN系HEMTの構造を示す断面図である。
第1の実施形態では、SiCからなる絶縁性基板1の表面上にGaN層2及びn型AlGaN層3がこの順で形成されている。n型AlGaN層3上にソース電極4s、ゲート電極4g及びドレイン電極4dが選択的に形成されている。n型AlGaN層3上には、ソース電極4s、ゲート電極4g及びドレイン電極4dを覆うSiN層5も形成されている。SiN層5、ソース電極4s、n型AlGaN層3及びGaN層2に、絶縁性基板1まで到達する開口部6が形成され、また、絶縁性基板1に、開口部6と繋がるビアホール1sが形成されている。そして、開口部6内にソース電極4sに接するシード層7及びNi層8が形成され、Ni層8上にシード層9及びAu層10が形成されている。SiN層5には、ドレイン電極4dまで到達する開口部も形成されており、この内部からSiN層5の表面にわたって、シード層9及びAu層10が形成されている。また、ビアホール1sの内面及び絶縁性基板1の裏面上にシード層14及びAu層5からなるビア配線16が形成されている。
このようなGaN系HEMTでは、Ni層8がビアホール1sの形成の際にエッチングストッパとして機能する。この時、Ni層8は絶縁性基板1の表面まで到達しているので、ビアホール1sがGaN層2まで到達することはない。従って、ビアホール1sの形成の際のエッチングレートに面内分布があっても、オーバーエッチングによってこれを補償することができる。また、Ni層8の底部がn型AlGaN層3の表面までではなく、絶縁性基板1の表面まで達しているため、ビアホール1sを確実に形成するためのオーバーエッチングを行う程度では、Ni層8は消失しない。更に、Ni層8の表面の高さとゲート電極4g及びドレイン電極4dの高さとの差は、従来のものと同程度であるため、Au層10の形成の際等に、特に厚いレジストパターンを用いずとも、パターン歪みの発生を回避することができる。
つまり、上述のような構造を採用することにより、ビアホール1sの形成に関連する歩留まりの低下を抑制することが可能となる。
次に、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法について説明する。図2A乃至図2Yは、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を工程順に示す断面図である。
先ず、図2Aに示すように、シリコンカーバイド(SiC)からなる絶縁性基板1の表面上にGaN層2及びn型AlGaN層3をこの順で形成する。絶縁性基板1の厚さは350μm程度であり、GaN層2の厚さは2μm程度であり、n型AlGaN層3の厚さは25nm程度である。次に、n型AlGaN層3上にソース電極4s、ゲート電極4g及びドレイン電極4dを選択的に形成する。次いで、ソース電極4s、ゲート電極4g及びドレイン電極4dを覆うSiN層5をn型AlGaN層3上に形成する。ソース電極4s、ゲート電極4g及びドレイン電極4dの形成に当たっては、例えば、Ti層を形成し、その後にTi層上にAl層を形成する。
その後、図2Bに示すように、ソース電極4sに対応する開口部51s及びドレイン電極4dに対応する開口部51dを備えたレジストパターン51をSiN層5上に形成する。レジストパターン51の厚さは1μm程度である。
続いて、図2Cに示すように、レジストパターン51をマスクとしてSiN層5をパターニングすることにより、開口部51sに整合するコンタクトホール5sをソース電極4s上に形成し、開口部51dに整合するコンタクトホール5dをドレイン電極4d上に形成する。SiN層5のパターニングに当たっては、例えば、チャンバ内にSF6及びCHF3を2:30の流量比で供給し、アンテナパワーを500Wとし、バイアスパワーを50Wとしてドライエッチングを行う。この場合のエッチングレートは0.24μm/分程度となる。
次に、レジストパターン51を除去し、図2Dに示すように、新たに、開口部51sよりも小さくソース電極4sに対応する開口部52sを備えたレジストパターン52をSiN層5及びソース電極4s上に形成する。レジストパターン52の厚さは10μm程度である。つまり、従来の方法におけるレジストパターン152よりも厚いレジストパターン52を形成する。また、開口部52sの直径は150μm程度である。レジストパターン52の厚さを10μm程度としても、直径が150μm程度の開口部52sは高い精度で形成することができる。
次いで、図2Eに示すように、レジストパターン52をマスクとしてソース電極4sのイオンミリングを行うことにより、開口部6を形成する。ソース電極4sを構成するAl層のミリングレートは28nm/分程度であり、Ti層のミリングレートは15nm/分程度である。
その後、図2Fに示すように、レジストパターン52をマスクとしてn型AlGaN層3及びGaN層2のドライエッチングを行うことにより、開口部6を絶縁性基板1まで到達させる。このドライエッチングでは、塩素系ガス、例えばCl2ガスを用いる。また、ICPドライエッチング装置を用い、アンテナパワーを100Wとし、バイアスパワーを20Wとする。この場合のn型AlGaN層3及びGaN層2のエッチングレートは0.2μm/分程度となる。なお、本実施形態では、n型AlGaN層3及びGaN層2のドライエッチングの直前にソース電極4sのイオンミリングを行っているが、n型AlGaN層3及びGaN層2のエッチングレートに影響を及ぼすようなガスは用いられていない。従って、n型AlGaN層3及びGaN層2は適切なエッチングレートで行われる。
なお、開口部6を絶縁性基板1の内部まで到達させてもよい。
続いて、レジストパターン52を除去し、図2Gに示すように、絶縁性基板1の表面側の全面にシード層7として、Ti層及びNi層の積層体、又はTi層及びCu層の積層体をスパッタリング法により形成する。Ti層の厚さは10nm程度とし、Ni層の厚さは100nm程度とし、Cu層の厚さは200nm程度とする。
次に、図2Hに示すように、ソース電極4sの外縁に対応する開口部53sを備えたレジストパターン53をシード層7上に形成する。レジストパターン53の厚さは3μm程度である。
次いで、図2Iに示すように、電気めっき法により、開口部53s内において、シード層7上に厚さが3.2μm程度のNi層8を形成する。Ni層8の形成は、例えば50℃〜60℃の温浴槽中で行う。この場合のめっきレートは0.5μm/分程度となる。
その後、図2Jに示すように、レジストパターン53を除去する。続いて、イオンミリングを行うことにより、Ni層8から露出しているシード層7を除去する。この時、Ni層8も若干削られ、その厚さが3μm程度となる。なお、n型AlGaN層3の表面とNi層8の表面との間隔は1μm程度となる。これは、従来の製造方法におけるNi層108の厚さ(n型AlGaN層103の表面とNi層108の表面との間隔)と同程度である。シード層7を構成するTi層のミリングレートは15nm/分程度であり、Ni層のミリングレートは25nm/分程度であり、Cu層のミリングレートは53nm/分程度である。
次に、図2Kに示すように、絶縁性基板1の表面側の全面にシード層9として、Ti層、Pt層及びAu層の積層体をスパッタリング法により形成する。Ti層の厚さは10nm程度であり、Pt層の厚さは50nm程度であり、Au層の厚さは200nm程度である。
次に、図2Lに示すように、ソース電極4sの外縁に対応する開口部及びドレイン電極4dの外縁に対応する開口部を備えたレジストパターン54をシード層9上に形成する。レジストパターン54の厚さは1μm程度である。次いで、電気めっき法により、レジストパターン54の各開口部内において、シード層9上に厚さが1μm程度のAu層10を形成する。Au層10の形成は、例えば55℃〜65℃のAuめっき槽中で行う。この場合のめっきレートは0.5μm/分程度となる。
次いで、図2Mに示すように、レジストパターン54を除去する。その後、イオンミリングを行うことにより、Au層10から露出しているシード層9を除去する。この時、Au層10も若干削られ、その厚さが0.6μm程度となる。シード層9を構成するTi層のミリングレートは15nm/分程度であり、Pt層のミリングレートは30nm/分程度であり、Au層のミリングレートは50nm/分程度である。
続いて、図2Nに示すように、絶縁性基板1の表面側の全面に表面保護層11を形成し、絶縁性基板1の表裏を反転させる。次に、絶縁性基板1の裏面を研磨することにより、絶縁性基板1の厚さを150μm程度とする。
次いで、図2Oに示すように、絶縁性基板1の裏面上にシード層12として、Ti層及びNi層の積層体、又はTi層及びCu層の積層体をスパッタリング法により形成する。Ti層の厚さは10nm程度とし、Ni層の厚さは100nm程度とし、Cu層の厚さは200nm程度とする。その後、ソース電極4sに対応する部分を覆うレジストパターン55をシード層12上に形成する。レジストパターン55の厚さは3μm程度であり、直径は100μm程度である。続いて、電気めっき法により、レジストパターン55を除く領域において、シード層12上に厚さが3.2μm程度のNi層13を形成する。Ni層13の形成は、例えば50℃〜60℃の温浴槽中で行う。この場合のめっきレートは0.5μm/分程度となる。
次に、図2Pに示すように、レジストパターン55を除去する。次いで、イオンミリングを行うことにより、Ni層13から露出しているシード層12を除去する。この時、Ni層13も若干削られ、その厚さが3μm程度となる。シード層12を構成するTi層のミリングレートは15nm/分程度であり、Ni層のミリングレートは25nm/分程度であり、Cu層のミリングレートは53nm/分程度である。
その後、図2Qに示すように、Ni層13をマスクとして絶縁性基板1のドライエッチングを行うことにより、ビアホール1sを形成する。このドライエッチングでは、フッ化物系ガス、例えば六弗化硫黄(SF6)ガス及び酸素(O2)ガスの混合ガスを用いる。また、ICPドライエッチング装置を用い、アンテナパワーを900Wとし、バイアスパワーを150Wとする。この場合のSiCからなる絶縁性基板1のエッチングレートは0.75μm/分程度となる。また、絶縁性基板1とNi層13との間のエッチング選択比は100程度である。
なお、SiCからなる絶縁性基板1のドライエッチングレートの面内分布が大きいため、ここではオーバーエッチングを行うことが好ましい。例えば、絶縁性基板1のドライエッチングレートのばらつき(面内分布)が±5%程度であると見積もって、深さが150μmのビアホール1sを形成するために33%のオーバーエッチング(50μmのSiCのエッチング量に相当)を行う。
続いて、図2Rに示すように、ビアホール1s内及びNi層13上にレジスト層56を形成する。
次に、図2Sに示すように、レジスト層56に対して露光及び現像を行うことにより、ビアホール1s内のみにレジスト層56を残存させる。この残存したレジスト層56が保護層として機能する。
次いで、図2Tに示すように、アルゴンイオンを用いたイオンミリング、及び/又は希硝酸を用いたウェットエッチング等を行うことにより、Ni層13及びシード層12を除去する。Ni層13のミリングレートは25nm/分程度であり、希硝酸を用いたウェットエッチングレートは50nm/分程度である。
その後、図2Uに示すように、レジスト層56を除去する。
続いて、図2Vに示すように、イオンミリングを行うことにより、ビアホール1sから露出しているシード層7を除去する。シード層7を構成するTi層のミリングレートは15nm/分程度であり、Ni層のミリングレートは25nm/分程度であり、Cu層のミリングレートは53nm/分程度である。
次に、図2Wに示すように、絶縁性基板1の裏面側の全面にシード層14として、Ti層、Pt層及びAu層の積層体をスパッタリング法により形成する。Ti層の厚さは10nm程度であり、Pt層の厚さは50nm程度であり、Au層の厚さは200nm程度である。
次いで、図2Xに示すように、電気めっき法により、シード層14上に厚さが10μm程度のAu層15を形成する。Au層15の形成は、例えば55℃〜65℃のAuめっき槽中で行う。この場合のめっきレートは0.5μm/分程度となる。Au層15及びシード層14からビア配線16が構成される。なお、電気めっき法によりAu層15を、直径が100μm程度、深さが150μm程度のビアホール1s内に形成する場合、Au層15はビアホール1sの底部及び側部のみに形成され、ビアホール1sは完全には埋め込まれない。
その後、図2Yに示すように、絶縁性基板1の表裏を反転させ、表面保護層11を除去する。そして、必要に応じて配線(図示せず)等を形成してGaN系HEMTを完成させる。
このような製造方法では、ビアホール1sの形成の際に、エッチングストッパとして機能するシード層7及びNi層8の底部が絶縁性基板1のビアホール1sが形成される領域と接しており、これらの間にGaN層2及びn型AlGaN層3が介在しないため、オーバーエッチングを行っても、GaN層2及びn型AlGaN層3が過剰にエッチングされることがない。そして、Ni層8が厚いため、オーバーエッチングによってNi層8が消失することがなく、Ni層8はエッチングストッパとして確実に機能する。また、Ni層8が従来のNi層108よりも厚いものの、Ni層8の表面とn型AlGaN層3の表面との間隔は1μm程度と狭いので、レジストパターン54の厚さを1μm程度と薄いものにしても、その厚さは均一になりやすい。従って、パターンに歪は発生しにくく、また、パターン開口精度を高く維持することも可能である。更に、GaN層2及びn型AlGaN層3のエッチングの前にSF6を用いた絶縁性基板1のドライエッチングを行わないので、GaN層2及びn型AlGaN層3のドライエッチングの際に残留SF6の影響を受けることもない。
従って、本実施形態によれば、オーバーエッチングにより得られる高い歩留まりを確保しながら、Ni層8をエッチングストッパとして確実に機能させることができる。従って、工程数の増加を抑制しながら、高い歩留まりを得ることが可能となり、製造コストが低減される。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、メタルマスクを除去する方法が第1の実施形態と相違している。図3A乃至図3Dは、本発明の第2の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を工程順に示す断面図である。
第2の実施形態では、先ず、第1の実施形態と同様にして、ビアホール1sの形成(図2Q)までの処理を行う。次に、図3Aに示すように、アルゴンイオンを用いたイオンミリングを行う。このイオンミリングにおいては、絶縁性基板1の厚さをD(μm)、ビアホール1sの直径をW(μm)としたときに、アルゴンイオンの入射角度θをarctan(D/W)よりも小さくする。この結果、図3Bに示すように、メタルマスクを構成するNi層13及びシード層12が除去される一方で、アルゴンイオンがビアホール1sの底に到達することが回避されてシード層7及びNi層8は残存したままとなる。
次いで、図3Cに示すように、アルゴンイオンを用いたイオンミリングを行う。このイオンミリングにおいては、アルゴンイオンの入射角度θを90°とする。この結果、図3Dに示すように、ビアホール1sから露出しているシード層7が除去される。
その後、第1の実施形態と同様にして、シード層の形成(図2W)以降の処理を行う。
このような第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られると共に、第1の実施形態と比較して、レジスト層56の形成等が不要となるため、工程数を低減することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、メタルマスクを除去する方法が第1及び第2の実施形態と相違している。図4A乃至図4Dは、本発明の第3の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を工程順に示す断面図である。
第3の実施形態では、先ず、第1の実施形態と同様にして、ビアホール1sの形成(図2Q)までの処理を行う。次に、図4Aに示すように、ビアホール1s内及びNi層13上にSOG(spin on glass)層31を形成する。SOG層31の形成に当たっては、先ず、スピンコート法によりSOGの塗液を、例えば1500rpmの回転速度で絶縁性基板1の表面側の全面に塗布することにより、ビアホール1s内を塗液で満たす。次に、300℃程度でのベーキングを行うことにより、SOGの塗液をキュアする。このようにして、SOG層31が形成される。
SOG層31の形成後には、バッファードフッ酸等を用いてSOG層31のエッチバックを行うことにより、図4Bに示すように、絶縁性基板1の厚さよりも高さが低いSOG層31をビアホール1内に残存させる。つまり、Ni層13及びシード層12から離間するまでSOG層31のエッチバックを行う。この残存したSOG層31が保護層として機能する。
次に、図4Cに示すように、アルゴンイオンを用いたイオンミリング、及び/又は希硝酸を用いたウェットエッチング等を行うことにより、Ni層13及びシード層12を除去する。
次いで、図4Dに示すように、SOG層31を除去する。
その後、第1の実施形態と同様にして、シード層7の除去(図2V)以降の処理を行う。
このような第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られると共に、第1の実施形態と比較して、レジスト層56の露光及び現像等が不要となるため、工程数を低減することができる。
なお、ビアホール1s内に形成する保護層として、SOG層31の代わりに、ベンゾシクロブテン(BCB)層又はポリイミド層等の絶縁層を形成してもよい。また、これらの層のエッチングとしてドライエッチングを行ってもよい。SOGの塗液としては、有機SOG及び無機SOGのいずれを用いてもよい。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態では、ビア配線を形成する方法が第1の実施形態と相違している。図5A乃至図5Dは、本発明の第4の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を工程順に示す断面図である。
第4の実施形態では、先ず、第1の実施形態と同様にして、ビアホール1sの形成(図2Q)までの処理を行う。次に、図5Aに示すように、アルゴンイオンを用いたイオンミリングを行うことにより、ビアホール1sから露出しているシード層7を除去する。この時、Ni層13の一部も除去されるが、Ni層13の大部分は残存する。
次に、図5Bに示すように、絶縁性基板1の裏面側の全面にシード層14として、Ti層、Pt層及びAu層の積層体をスパッタリング法により形成する。Ti層の厚さは10nm程度であり、Pt層の厚さは50nm程度であり、Au層の厚さは200nm程度である。
次いで、図5Cに示すように、電気めっき法により、シード層14上に厚さが10μm程度のAu層15を形成する。
その後、図5Dに示すように、絶縁性基板1の表裏を反転させ、表面保護層11を除去する。そして、配線(図示せず)等を形成してGaN系HEMTを完成させる。
このような第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られると共に、第1の実施形態と比較して、Ni層13及びシード層12の除去が不要となるため、工程数を低減することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。第5の実施形態では、ビア配線を形成する方法が第1の実施形態と相違している。図6A乃至図6Cは、本発明の第5の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を工程順に示す断面図である。
第5の実施形態では、先ず、第1の実施形態と同様にして、シード層7の除去(図2V)までの処理を行う。次に、図6Aに示すように、絶縁性基板1の裏面側の全面にシード層41として、Ti層、TaN層及びCu層の積層体をスパッタリング法により形成する。Ti層の厚さは10nm程度であり、TaN層の厚さは40nm程度であり、Cu層の厚さは200nm程度である。
次いで、図6Bに示すように、電気めっき法により、シード層41上にCu層42を形成する。
その後、図6Cに示すように、絶縁性基板1の表裏を反転させ、表面保護層11を除去する。そして、配線(図示せず)等を形成してGaN系HEMTを完成させる。
このような第5の実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、第1の実施形態では、ビアホール1s内をAu層15で埋め込むことは困難であるが、第5の実施形態では、ビアホール1s内をCu層42で容易に完全に埋め込むことが可能である。GaN系HEMTは、一般的にAuSn半田等を用いてパッケージにボンディングされる。従って、第1〜第4の実施形態のように、ビアホール1sがビア配線16によって完全に覆われていない場合には、AuSn半田等がビアホール1s内に入り込み、AuSn半田等が固化する際にクラックが生じることがある。これに対し、第5の実施形態では、ビアホール1sがビア配線16によって完全に覆われているため、このようなクラックの発生を防止することができる。
なお、第1〜第5の実施形態を適宜組み合わせてもよい。
(エッチングレートの向上)
第1の実施形態では、SiCからなる絶縁性基板1のエッチングレートを0.75μm/分程度としているが、スループットの向上のためには、このエッチングレートを高めることが好ましい。ところが、2μm/分以上の高速エッチングを行うと、絶縁性基板1が高温になり、また、ICPドライエッチング装置においてプラズマエネルギが付与されるため、メタルマスクとしてシード層12及びNi層13と絶縁性基板1との反応が生じる。また、エッチングストッパとして機能するシード層7及びNi層8と絶縁性基板1との反応も生じる。この結果、図7Aに示すように、変質層81及び82がこれらの界面近傍に形成される。図8Aは、絶縁性基板1の上方に位置する変質層81を示すSEM写真であり、図8Bは、絶縁性基板1の下方に位置する変質層82を示すSEM写真である。また、サイドエッチングの影響により、ビアホール1sは、その上端においてメタルマスクの開口部よりも大きくなる。なお、本願発明者が変質層81及び82の導電性を調べたところ、変質層81及び82は導電性を示さなかった。
第1の実施形態では、メタルマスクを構成するNi層13及びシード層12を除去した後にシード層14及びAu層15を形成することとしているが、第1の実施形態と同様の処理では、図7Bに示すように、変質層81を除去することはできない。また、本願発明者は硫酸と過酸化水素水との混合液(硫酸過水)を用いての除去も試みたが、図8Cに示すように、変質層81を除去することはできなかった。従って、変質層81を残したままシード層14及びAu層15を形成するか、他の方法により変質層81を除去した後にシード層14及びAu層15を形成するかの選択が必要とされる。しかしながら、どちらを選択しても好ましい結果を得にくいことが判明した。
例えば、変質層81を残したまま処理を進めようとした場合には、図9に示すように、シード層14及びAu層15が変質層81の裏側に形成されにくい。このため、シード層14及びAu層15が形成されない領域が発生したり、所望の厚さが得られない領域が発生したりする。所望の厚さが得られない領域では、使用中に大電流が流れて断線が生じる可能性がある。
また、変質層81を除去する処理としては、イオンミリング等の物理的処理が挙げられるが、その処理には長時間が必要とされ、スループットの向上の程度が低くなる。
これらのことを考慮すると、変質層81を発生させないような処理が好ましいといえる。
また、変質層82に関しては、変質層82を残したままシード層14及びAu層15を形成することはできない。これは、変質層82が導電性を示さないので、図10に示すように、ビア配線16とNi層8との間の導通を確保することができないからである。従って、変質層82が形成された場合には、これを除去する必要があるが、変質層81と同様にその処理には長時間が必要とされる。このため、変質層82についても、これを発生させないような処理が好ましいといえる。
そして、変質層81の発生を防止することができる方法について本願発明者が鋭意検討を行った結果、第1の実施形態においてシード層12に用いているTi層に代えてTa層を形成すればよいことが判明した。即ち、図11に示すように、シード層12としてTi層及びCu層の積層体を用いた場合には、絶縁性基板1のエッチング時のアンテナパワーを上げるほど変質層81が厚くなったが、Ta層及びCu層の積層体を用いた場合には、変質層81は全く形成されなかった。図12は、2kWのアンテナパワーでビアホール1sを形成した後のTa層を示すSEM写真である。
同様に、変質層82の発生を防止するためには、第1の実施形態においてシード層7に用いているTi層に代えてTa層を形成すればよいことも判明した。
但し、ピンホールが存在するほどにTa層が薄い場合には、局所的にCu層と絶縁性基板1とが接することもあるので、そこに変質層が発生することもあり得る。図13は、ピンホールに発生した変質層を示すSEM写真である。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。第6の実施形態では、ビアホールの位置及びNi層13用のシード層の材料が第1の実施形態と相違している。図14A乃至図14Uは、本発明の第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を工程順に示す断面図である。
第6の実施形態では、先ず、図14Aに示すように、シリコンカーバイド(SiC)からなる絶縁性基板1の表面上にGaN層2及びn型AlGaN層3をこの順で形成する。次に、n型AlGaN層3上にソース電極4s、ゲート電極4g及びドレイン電極4dを選択的に活性領域91内に形成する。次いで、ソース電極4s、ゲート電極4g及びドレイン電極4dを覆うSiN層5をn型AlGaN層3上に形成する。その後、第1の実施形態と同様にして、コンタクトホール5s及び5dをSiN層5に形成する。
続いて、不活性領域92内に位置する開口部62sを備えたレジストパターン62をSiN層5上に形成する。レジストパターン62の厚さは10μm程度である。つまり、従来の方法におけるレジストパターン152よりも厚いレジストパターン62を形成する。また、開口部62sの直径は150μm程度である。レジストパターン62の厚さを10μm程度としても、直径が150μm程度の開口部62sは高い精度で形成することができる。次に、レジストパターン62をマスクとしてSiN層5をパターニングすることにより、開口部62sに整合する開口部を不活性領域92内に形成する。SiN層5のパターニングに当たっては、例えば、チャンバ内にSF6及びCHF3を2:30の流量比で供給し、アンテナパワーを500Wとし、バイアスパワーを50Wとしてドライエッチングを行う。
その後、レジストパターン62をマスクとして、第1の実施形態と同様にしてn型AlGaN層3及びGaN層2のドライエッチングを行うことにより、図14Bに示すように、絶縁性基板1まで到達する開口部6を形成する。なお、開口部6を絶縁性基板1の内部まで到達させてもよい。
続いて、レジストパターン62を除去し、図14Cに示すように、絶縁性基板1の表面側の全面にシード層7として、Ti層及びNi層の積層体、又はTi層及びCu層の積層体をスパッタリング法により形成する。
次に、図14Dに示すように、不活性領域92内に位置し、開口部6の全体を露出する開口部63sを備えたレジストパターン63をシード層7上に形成する。レジストパターン63の厚さは3μm程度である。
次いで、図14Eに示すように、電気めっき法により、開口部63s内において、シード層7上に厚さが3.2μm程度のNi層8を形成する。
その後、図14Fに示すように、レジストパターン63を除去する。続いて、イオンミリングを行うことにより、Ni層8から露出しているシード層7を除去する。この時、Ni層8も若干削られ、その厚さが3μm程度となる。なお、n型AlGaN層3の表面とNi層8の表面との間隔は1μm程度となる。
次に、図14Gに示すように、絶縁性基板1の表面側の全面にシード層9として、Ti層、Pt層及びAu層の積層体をスパッタリング法により形成する。
次いで、図14Hに示すように、ソース電極4s及びNi層8の全体を包囲する開口部並びにドレイン電極4dの外縁に対応する開口部を備えたレジストパターン64をシード層9上に形成する。レジストパターン64の厚さは1μm程度である。その後、電気めっき法により、レジストパターン64の各開口部内において、シード層9上に厚さが1μm程度のAu層10を形成する。
続いて、図14Iに示すように、レジストパターン64を除去する。次に、イオンミリングを行うことにより、Au層10から露出しているシード層9を除去する。この時、Au層10も若干削られ、その厚さが0.6μm程度となる。
次いで、図14Jに示すように、絶縁性基板1の表面側の全面に表面保護層11を形成し、絶縁性基板1の表裏を反転させる。その後、絶縁性基板1の裏面を研磨することにより、絶縁性基板1の厚さを150μm程度とする。
続いて、図14Kに示すように、絶縁性基板1の裏面上にシード層21として、Ta層21a及びCu層21bの積層体をスパッタリング法により形成する。Ta層21aの厚さは20nm程度とし、Cu層21bの厚さは200nm程度とする。
次に、図14Lに示すように、Ni層8に対応する部分を覆うレジストパターン65をシード層21上に形成する。レジストパターン65の厚さは3μm程度であり、直径は100μm程度である。次いで、電気めっき法により、レジストパターン65を除く領域において、シード層21上に厚さが3.2μm程度のNi層13を形成する。
その後、図14Mに示すように、レジストパターン65を除去する。続いて、イオンミリングを行うことにより、Ni層13から露出しているシード層21を除去する。この時、Ni層13も若干削られ、その厚さが3μm程度となる。
次に、図14Nに示すように、Ni層13をマスクとして絶縁性基板1のドライエッチングを行うことにより、ビアホール1sを形成する。このドライエッチングでは、フッ化物系ガス、例えば六弗化硫黄(SF6)ガス及び酸素(O2)ガスの混合ガスを用いる。また、ICPドライエッチング装置を用い、アンテナパワーを2kWとし、バイアスパワーを200Wとする。この場合のSiCからなる絶縁性基板1のエッチングレートは2μm/分以上となる。つまり、第1の実施形態の数倍の速度でエッチングが行われる。また、このドライエッチングでは、変質層82が生成されるものの、変質層81は生成されない。Ta層21aが形成されているからである。
次いで、イオンミリング等の物理的処理により変質層82の少なくとも一部を除去することにより、図14Oに示すように、ビアホール1sをNi層8まで到達させる。その後、ビアホール1s内及びNi層13上にレジスト層66を形成する。
続いて、図14Pに示すように、レジスト層66に対して露光及び現像を行うことにより、ビアホール1s内のみにレジスト層66を残存させる。この残存したレジスト層66が保護層として機能する。
次に、図14Qに示すように、硫酸過水等を用いたウェットエッチングを行うことにより、Ni層13及びCu層21bを除去する。
次いで、図14Rに示すように、フッ酸水溶液等を用いたウェットエッチングを行うことにより、Ta層21aを除去する。Ta層21aをイオンミリングによって除去してもよい。Ta層21aの厚さが20nm程度なので、イオンミリングによっても短時間で除去することが可能である。
その後、図14Sに示すように、レジスト層56を除去する。続いて、絶縁性基板1の裏面側の全面にシード層14として、Ti層、Pt層及びAu層の積層体をスパッタリング法により形成する。
次に、図14Tに示すように、電気めっき法により、シード層14上に厚さが10μm程度のAu層15を形成する。Au層15及びシード層14からビア配線16が構成される。なお、電気めっき法によりAu層15を、直径が100μm程度、深さが150μm程度のビアホール1s内に形成する場合、Au層15はビアホール1sの底部及び側部のみに形成され、ビアホール1sは完全には埋め込まれない。
その後、図14Uに示すように、絶縁性基板1の表裏を反転させ、表面保護層11を除去する。そして、必要に応じて配線(図示せず)等を形成してGaN系HEMTを完成させる。
このような第6の実施形態によれば、シード層21にTa層21aを用いているので、変質層81の生成を回避しながら、ビアホール1sを形成する際のエッチングレートを第1の実施形態の数倍とすることができる。このため、変質層82を除去する工程を考慮しても、第1の実施形態よりもスループットが向上する。
なお、表面保護層11の除去後では、絶縁性基板1の表面側から見たレイアウトは図15Aのようになり、裏面側から見たレイアウトは図15Bのようになる。つまり、図14Uには図示されていないが、図15Aに示すように、ゲート電極4gに接続されるAu層10も存在する。なお、図15Aに示すレイアウトは単純なものであるが、マルチフィンガーゲート構造を採用すれば、出力を向上させることができる。また、抵抗体及びキャパシタ等も実装してモノリシックマイクロ波集積回路(MMIC)としてもよい。
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。第7の実施形態では、Ni層8及び13用のシード層の材料が第6の実施形態と相違している。図16A乃至図16Qは、本発明の第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を工程順に示す断面図である。
第7の実施形態では、先ず、第6の実施形態と同様にして、レジストパターン62の除去(図14C)までの処理を行う。次に、図16Aに示すように、絶縁性基板1の表面側の全面にシード層22として、Ta層22a及びCu層22bの積層体をスパッタリング法により形成する。Ta層22aの厚さは20nm程度とし、Cu層22bの厚さは200nm程度とする。
次に、図16Bに示すように、不活性領域92内に位置し、開口部6の全体を露出する開口部63sを備えたレジストパターン63をシード層22上に形成する。
次いで、図16Cに示すように、電気めっき法により、開口部63s内において、シード層22上に厚さが3.2μm程度のNi層8を形成する。
その後、図16Dに示すように、レジストパターン63を除去する。続いて、イオンミリングを行うことにより、Ni層8から露出しているシード層22を除去する。この時、Ni層8も若干削られ、その厚さが3μm程度となる。なお、n型AlGaN層3の表面とNi層8の表面との間隔は1μm程度となる。
次に、図16Eに示すように、絶縁性基板1の表面側の全面にシード層9として、Ti層、Pt層及びAu層の積層体をスパッタリング法により形成する。
次いで、図16Fに示すように、ソース電極4s及びNi層8の全体を包囲する開口部並びにドレイン電極4dの外縁に対応する開口部を備えたレジストパターン64をシード層9上に形成する。その後、電気めっき法により、レジストパターン64の各開口部内において、シード層9上に厚さが1μm程度のAu層10を形成する。
続いて、図16Gに示すように、レジストパターン64を除去する。次に、イオンミリングを行うことにより、Au層10から露出しているシード層9を除去する。この時、Au層10も若干削られ、その厚さが0.6μm程度となる。
次いで、図16Hに示すように、絶縁性基板1の表面側の全面に表面保護層11を形成し、絶縁性基板1の表裏を反転させる。その後、絶縁性基板1の裏面を研磨することにより、絶縁性基板1の厚さを150μm程度とする。
続いて、図16Iに示すように、絶縁性基板1の裏面上にシード層12として、Ti層及びNi層の積層体、又はTi層及びCu層の積層体をスパッタリング法により形成する。Ti層の厚さは10nm程度とし、Ni層の厚さは100nm程度とし、Cu層の厚さは200nm程度とする。次に、第1の実施形態と同様にして、シード層12上に厚さが3.2μm程度のNi層13を形成する。また、Ni層13の形成の際に用いたレジストパターンを除去する。続いて、イオンミリングを行うことにより、Ni層13から露出しているシード層12を除去する。この時、Ni層13も若干削られ、その厚さが3μm程度となる。
次に、図16Jに示すように、Ni層13をマスクとして絶縁性基板1のドライエッチングを行うことにより、ビアホール1sを形成する。このドライエッチングでは、フッ化物系ガス、例えば六弗化硫黄(SF6)ガス及び酸素(O2)ガスの混合ガスを用いる。また、ICPドライエッチング装置を用い、アンテナパワーを2kWとし、バイアスパワーを200Wとする。この場合のSiCからなる絶縁性基板1のエッチングレートは2μm/分以上となる。つまり、第1の実施形態の数倍の速度でエッチングが行われる。また、このドライエッチングでは、変質層81が生成されるものの、変質層82は生成されない。Ta層22aが形成されているからである。また、Ta層22aの一部も除去され、ビアホール1sはCu層22bまで達する。
次いで、図16Kに示すように、ビアホール1s内及びNi層13上にレジスト層66を形成する。
続いて、図16Lに示すように、レジスト層66に対して露光及び現像を行うことにより、ビアホール1s内のみにレジスト層66を残存させる。この残存したレジスト層66が保護層として機能する。
次に、図16Mに示すように、アルゴンイオンを用いたイオンミリング、及び/又は希硝酸を用いたウェットエッチング等を行うことにより、Ni層13及び変質層81を除去する。
その後、図16Nに示すように、レジスト層66を除去する。
続いて、図16Oに示すように、絶縁性基板1の裏面側の全面にシード層14として、Ti層、Pt層及びAu層の積層体をスパッタリング法により形成する。
次に、図16Pに示すように、電気めっき法により、シード層14上に厚さが10μm程度のAu層15を形成する。Au層15及びシード層14からビア配線16が構成される。なお、電気めっき法によりAu層15を、直径が100μm程度、深さが150μm程度のビアホール1s内に形成する場合、Au層15はビアホール1sの底部及び側部のみに形成され、ビアホール1sは完全には埋め込まれない。
その後、図16Qに示すように、絶縁性基板1の表裏を反転させ、表面保護層11を除去する。そして、必要に応じて配線(図示せず)等を形成してGaN系HEMTを完成させる。
このような第7の実施形態によれば、シード層22にTa層22aを用いているので、変質層82の生成を回避しながら、ビアホール1sを形成する際のエッチングレートを第1の実施形態の数倍とすることができる。このため、変質層81を除去する工程を考慮しても、第1の実施形態よりもスループットが向上する。
(第8の実施形態)
次に、本発明の第8の実施形態について説明する。いずれの実施形態においても、シード層14がビアホール1sを十分に被覆できなかったり、Au層15の形成前にシード層14上に異物が付着したりすることがある。このような場合、その部分にはAu層15が形成されず、ピンホールが現れる。その一方で、第7の実施形態では、図17に示すように、シード層14が、Ni層8ではなくCu層22bに接するようにして形成される。従って、上述のようなピンホールが現れると、Cu層22bがピンホールを介して外気と接することとなる。Cuは、Niと比較すると酸素及び硫黄と結合して変質しやすいため、外気に触れると、ビア配線16に断線及び/又は高抵抗化が生じる可能性が高い。第8の実施形態は、このような懸念を排除するためのものである。図18A乃至図18Bは、本発明の第8の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を工程順に示す断面図である。
第8の実施形態では、先ず、第7の実施形態と同様にして、ビアホール1sの形成(図16J)までの処理を行う。次に、図18Aに示すように、イオンミリングを行うことにより、ビアホール1sから露出しているCu層22bを除去する。
次いで、図18Bに示すように、絶縁性基板1の裏面側の全面にシード層14として、Ti層、Pt層及びAu層の積層体をスパッタリング法により形成する。続いて、電気めっき法により、シード層14上に厚さが10μm程度のAu層15を形成する。その後、絶縁性基板1の表裏を反転させ、表面保護層11を除去する。そして、必要に応じて配線(図示せず)等を形成してGaN系HEMTを完成させる。
このような第8の実施形態によれば、図19に示すように、シード層14の底部はNi層8に接する。従って、Au層15にピンホールが出現したとしても、このピンホールを介してCu層22bが外気に接する可能性は極めて低い。
(第9の実施形態)
次に、本発明の第9の実施形態について説明する。第9の実施形態では、Ta層22aの厚さが第7の実施形態と相違している。図20A乃至図20Bは、本発明の第9の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を工程順に示す断面図である。
第9の実施形態では、先ず、第6及び第7の実施形態と同様にして、レジストパターン62の除去(図14C)までの処理を行う。次に、図20Aに示すように、絶縁性基板1の表面側の全面にシード層22として、Ta層22a及びCu層22bの積層体をスパッタリング法により形成する。第7の実施形態では、Ta層22aの厚さを20nm程度としているのに対し、本実施形態では、Ta層22aの厚さを200nm程度とする。
次に、第7の実施形態と同様にして、図20Bに示すように、レジストパターン63の形成以降の処理を行う。そして、必要に応じて配線(図示せず)等を形成してGaN系HEMTを完成させる。
このような第9の実施形態によれば、ビアホール1sの形成の際にTa層22aが残存するため、図21に示すように、シード層14の底部はTa層22aに接する。従って、Au層15にピンホールが出現したとしても、このピンホールを介してCu層22bが外気に接する可能性は極めて低い。
(第10の実施形態)
次に、本発明の第10の実施形態について説明する。第10の実施形態は、第6の実施形態に第7の実施形態を組み合わせたものである。図22は、本発明の第10の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。
第10の実施形態では、図22に示すように、Ni層8用のシード層22として、Ta層22a及びCu層22bの積層体を形成する。また、Ni層13用のシード層21として、Ta層21a及びCu層21bの積層体を形成する。他の構成は、第6の実施形態と同様である。
このような第10の実施形態によれば、変質層81及び82の両方の生成を防止することができる。従って、これらの除去のためのイオンミリング等を行う必要がないため、より一層スループットを向上させることができる。
なお、第6の実施形態に第8又は第9の実施形態を組み合わせてもよい。
また、第6〜第10の実施形態において、Ta層21a及び22aに代えて、Ta窒化物層を形成してもよい。また、Tiよりも融点が高い金属からなる層を形成してもよい。このような金属としては、例えば、バナジウム(V)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、ニオブ(Nb)、ルテニウム(Ru)、テクネシウム(Tc)、タンタル(Ta)、レニウム(Re)、オスミウム(Os)、及びタングステン(W)が挙げられる。また、これらの金属の窒化物からなる層を形成してもよい。なお、これらの金属の融点をまとめると、表1のようになる。これらの中でも、特に融点が高いTa、Os、Re又はWからなる層及びこれらの窒化物からなる層は好適である。
Figure 2009033097
また、Cu層21b及び22bに代えて、第1〜第5の実施形態のように、Ni層を形成してもよい。
なお、基板として、SiC基板の代わりに、サファイア基板、シリコン基板、酸化亜鉛基板等を用いてもよい。つまり、本発明は、ビアホールの形成の際にフッ素系ガスを用いたドライエッチングを行う場合に特に有用である。
また、第1〜第5の実施形態において、第6〜第10の実施形態のように、ビアホール1sの位置をソース電極5sから離間させてもよく、第6〜第10の実施形態において、第1〜第5の実施形態のように、ビアホール1sの位置をソース電極5sと重畳させてもよい。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
基板上に化合物半導体層を形成する工程と、
前記化合物半導体層上にゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
前記化合物半導体層に、少なくとも前記基板の表面まで到達する開口部を形成する工程と、
前記開口部内に前記ソース電極に接続される導電層を形成する工程と、
前記導電層をエッチングストッパとするドライエッチングを行うことにより、前記基板に、その裏面側から前記導電層まで到達するビアホールを形成する工程と、
前記ビアホール内から前記基板の裏面にわたってビア配線を形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2)
前記ドライエッチングの際にフッ素を含むガスを使用することを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3)
前記開口部を形成する工程は、塩素を含むガスで前記化合物半導体層をエッチングすることを特徴とする付記1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4)
前記導電層は、Niを含むことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記5)
前記基板は、SiCを含むことを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6)
前記導電層を形成する工程の前に、前記開口部内に第1の金属層を形成する工程を更に有し、前記導電層を形成する工程は、前記第1の金属層上に、前記導電層を形成することを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記7)
前記第1の金属層は、Tiよりも高融点の金属を含むことを特徴とする付記6に記載の半導体装置の製造方法。
(付記8)
前記導電層を形成する工程と前記ビアホールを形成する工程との間に、前記基板の裏面にメタルマスクを形成する工程を有することを特徴とする付記1乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記9)
前記メタルマスクは、Niを含むことを特徴とする付記8に記載の半導体装置の製造方法。
(付記10)
前記メタルマスクを形成する工程の前に、前記基板の裏面に第2の金属層を形成する工程を更に有し、
前記メタルマスクを形成する工程は、前記第2の金属層上にメタルマスクを形成することを特徴とする付記8又は9に記載の半導体装置の製造方法。
(付記11)
前記第2の金属層は、Tiよりも高融点の金属を含むことを特徴とする付記10に記載の半導体装置の製造方法。
(付記12)
ビアホールが形成された基板と、
前記基板上に形成された化合物半導体層と、
前記化合物半導体層上に形成されたゲート電極、ソース電極及びドレイン電極と、
前記ビアホール内から前記基板の裏面にわたって形成されたビア配線と、
を有し、
前記化合物半導体層には、前記ビア配線まで到達する開口部が形成されており、この開口部内に前記ソース電極に接続された導電層が形成されていることを特徴とする半導体装置。
(付記13)
前記導電層は、前記開口部内に、金属膜を介して形成されていることを特徴とする付記12に記載の半導体装置。
(付記14)
前記金属膜は、Tiよりも高融点の金属を含むことを特徴とする付記13に記載の半導体装置。
(付記15)
ビアホールが形成された絶縁性基板と、
前記絶縁性基板上に形成された化合物半導体層と、
前記化合物半導体層上に形成されたゲート電極、ソース電極及びドレイン電極と、
前記ビアホール内から前記絶縁性基板の裏面にわたって形成されたビア配線と、
を有し、
前記ソース電極及び前記化合物半導体層には、前記ビア配線まで到達する開口部が形成されており、この開口部内に導電層が形成されていることを特徴とする半導体装置。
(付記16)
前記導電層は、前記ビアホールの形成の際にエッチングストッパとして機能することを特徴とする付記15に記載の半導体装置。
(付記17)
絶縁性基板上に化合物半導体層を形成する工程と、
前記化合物半導体層上にゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
前記ソース電極及び前記化合物半導体層に、少なくとも前記絶縁性基板の表面まで到達する開口部を形成する工程と、
前記開口部内に導電層を形成する工程と、
前記導電層をエッチングストッパとするドライエッチングを行うことにより、前記絶縁性基板に、その裏面側から前記導電層まで到達するビアホールを形成する工程と、
前記ビアホール内から前記絶縁性基板の裏面にわたってビア配線を形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記18)
前記ドライエッチングの際にフッ化物系ガスを使用することを特徴とする付記17に記載の半導体装置の製造方法。
(付記19)
前記導電層を形成する工程と前記ビアホールを形成する工程との間に、前記絶縁性基板の裏面にメタルマスクを形成する工程を有することを特徴とする付記17又は18に記載の半導体装置の製造方法。
(付記20)
前記ビア配線を形成する工程は、Cu層を形成する工程を有することを特徴とする付記17乃至19のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
第1の実施形態に係るGaN系HEMTの構造を示す断面図である。 第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Aに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Bに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Cに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Dに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Eに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Fに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Gに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Hに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Iに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Jに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Kに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Lに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Mに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Nに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Oに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Pに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Qに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Rに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Sに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Tに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Uに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Vに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Wに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図2Xに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 第2の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図3Aに引き続き、第2の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図3Bに引き続き、第2の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図3Cに引き続き、第2の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 第3の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図4Aに引き続き、第3の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図4Bに引き続き、第3の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図4Cに引き続き、第3の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 第4の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図5Aに引き続き、第4の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図5Bに引き続き、第4の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図5Cに引き続き、第4の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 第5の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図6Aに引き続き、第5の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図6Bに引き続き、第5の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 高速エッチングを行った後の状態を示す断面図である。 ウェット処理を行った後の状態を示す断面図である。 絶縁性基板1の上方に位置する変質層81を示す図である。 絶縁性基板1の下方に位置する変質層82を示す図である。 硫酸過水を用いた処理後の状態を示す図である。 変質層81を残したまま処理を進めた場合の問題点を示す図である。 変質層82を残したまま処理を進めた場合の問題点を示す図である。 アンテナパワーと変質層の厚さとの関係を示すグラフである。 2kWのアンテナパワーでビアホール1sを形成した後のTa層を示す図である。 ピンホールに発生した変質層を示す図である。 第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Aに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Bに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Cに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Dに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Eに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Fに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Gに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Hに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Iに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Jに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Kに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Lに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Mに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Nに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Oに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Pに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Qに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Rに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Sに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図14Tに引き続き、第6の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 第6の実施形態における表面側のレイアウトを示す図である。 第6の実施形態における裏面側のレイアウトを示す図である。 第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図16Aに引き続き、第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図16Bに引き続き、第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図16Cに引き続き、第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図16Dに引き続き、第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図16Eに引き続き、第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図16Fに引き続き、第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図16Gに引き続き、第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図16Hに引き続き、第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図16Iに引き続き、第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図16Jに引き続き、第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図16Kに引き続き、第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図16Lに引き続き、第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図16Mに引き続き、第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図16Nに引き続き、第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図16Oに引き続き、第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図16Pに引き続き、第7の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 第7の実施形態におけるビアホール1sの底部を示す断面図である。 第8の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図18Aに引き続き、第8の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 第8の実施形態におけるビアホール1sの底部を示す断面図である。 第9の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図20Aに引き続き、第9の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 第9の実施形態におけるビアホール1sの底部を示す断面図である。 第10の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Aに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Bに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Cに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Dに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Eに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Fに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Gに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Hに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Iに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Jに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Kに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Lに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Mに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Nに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Oに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Pに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Qに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Rに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Sに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Tに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Uに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Vに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図23Wに引き続き、従来のGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 ICPドライエッチングの実験の結果を示すグラフである。
符号の説明
1:絶縁性基板
1s:ビアホール
2:GaN層
3:n型AlGaN層
4d:ドレイン電極
4g:ゲート電極
4s:ソース電極
6:開口部
8:Ni層
10:Au層
15:Au層
16:ビア配線
21:シード層
21a:Ta層
21b:Cu層
22:シード層
22a:Ta層
22b:Cu層
31:SOG層
42:Cu層
56:レジスト層

Claims (10)

  1. 基板上に化合物半導体層を形成する工程と、
    前記化合物半導体層上にゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
    前記化合物半導体層に、少なくとも前記基板の表面まで到達する開口部を形成する工程と、
    前記開口部内に前記ソース電極に接続される導電層を形成する工程と、
    前記導電層をエッチングストッパとするドライエッチングを行うことにより、前記基板に、その裏面側から前記導電層まで到達するビアホールを形成する工程と、
    前記ビアホール内から前記基板の裏面にわたってビア配線を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記導電層を形成する工程の前に、前記開口部内に第1の金属層を形成する工程を更に有し、前記導電層を形成する工程は、前記第1の金属層上に、前記導電層を形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1の金属層は、Tiよりも高融点の金属を含むことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記導電層を形成する工程と前記ビアホールを形成する工程との間に、前記基板の裏面にメタルマスクを形成する工程を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記メタルマスクを形成する工程の前に、前記基板の裏面に第2の金属層を形成する工程を更に有し、
    前記メタルマスクを形成する工程は、前記第2の金属層上にメタルマスクを形成することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. ビアホールが形成された基板と、
    前記基板上に形成された化合物半導体層と、
    前記化合物半導体層上に形成されたゲート電極、ソース電極及びドレイン電極と、
    前記ビアホール内から前記基板の裏面にわたって形成されたビア配線と、
    を有し、
    前記化合物半導体層には、前記ビア配線まで到達する開口部が形成されており、この開口部内に前記ソース電極に接続された導電層が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  7. 前記導電層は、前記開口部内に、金属膜を介して形成されていることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記金属膜は、Tiよりも高融点の金属を含むことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. ビアホールが形成された絶縁性基板と、
    前記絶縁性基板上に形成された化合物半導体層と、
    前記化合物半導体層上に形成されたゲート電極、ソース電極及びドレイン電極と、
    前記ビアホール内から前記絶縁性基板の裏面にわたって形成されたビア配線と、
    を有し、
    前記ソース電極及び前記化合物半導体層には、前記ビア配線まで到達する開口部が形成されており、この開口部内に導電層が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  10. 絶縁性基板上に化合物半導体層を形成する工程と、
    前記化合物半導体層上にゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
    前記ソース電極及び前記化合物半導体層に、少なくとも前記絶縁性基板の表面まで到達する開口部を形成する工程と、
    前記開口部内に導電層を形成する工程と、
    前記導電層をエッチングストッパとするドライエッチングを行うことにより、前記絶縁性基板に、その裏面側から前記導電層まで到達するビアホールを形成する工程と、
    前記ビアホール内から前記絶縁性基板の裏面にわたってビア配線を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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