JP2009009574A - 容量方式のタッチパネル - Google Patents

Abstract

【課題】従来の容量方式のタッチパネルと比較して、タッチパネルを大きくする。
【解決手段】透明基板と、複数の第一の導体と、第一の導体と共に容量性領域のマトリクスを形成する複数の第二の導体と、容量性領域の各々の容量を検出するための第一の導体及び第二の導体に電気的に接続された制御装置を備えている。第一の導体の各々は、第二の導体と交差することにより、一連の第一の電極セクションに分割されている。第二の導体の各々は、第一の導体と交差することにより、一連の第二の電極セクションに分割されている。第一の導体及び第二の導体における第一の電極セクション及び第二の電極セクション各々は、微細な線状の導体から構成された、微細導体構成構造を有している。
【選択図】図４

Description

発明の詳細な説明

〔相互に参照される関連出願〕
本発明は、２００７年６月２８日に出願された台湾出願番号０９６１２３４８４の優先権を主張するものである。

〔発明の背景〕
１．〔技術分野〕
本発明は容量方式のタッチパネルに関するものである。より具体的には、第一の導体及び第二の導体を有するセクションを備えており、そのセクション各々が、微細導体構成構造を有する、容量方式のタッチパネルに関するものである。

２．〔背景技術〕
図１に従来の容量方式のタッチパネルを示す。従来の容量方式のタッチパネルは、透明基板１１、透明基板１１の上面に形成された第一の電極部１２、透明基板１１の下面に形成された第二の電極部１３、第一の電極部１２に接続された導電性の第一の接続線部１５、第二の電極部１３に接続された導電性の第二の接続線部１６、及び第一の接続線部１５及び第二の接続線部１６に接続された制御装置１４を備えている。

図２に従来の別の容量方式のタッチパネルを示す。従来の別の容量方式のタッチパネルは、透明基板２１、透明基板２１の上面に形成された第一の電極部２２、第一の電極部２２上に配置された絶縁体層２４、及び絶縁体層２４の上面に形成された第二の電極部２３を備えている。

従来の容量方式のタッチパネルを作動させると、第一の電極部及び第二の電極部１２，１３（２２，２３）の間に電場の分布が生じる。この時、使用者が容量方式のタッチパネルが機能するように、ある位置に触れると、その位置における電場が変化する。これにより、その位置における第一の電極部と第二の電極部１２，１３（２２，２３）との間において、静電容量の変化がもたらされる。その結果、制御装置１４を介して、その座標位置の特定が可能になる。

従来の容量方式のタッチパネルにおける第一の電極部及び第二の電極部１２，１３（２２，２３）は、例えばインジウムスズ酸化物（ＩＴＯ）のような透明の導電体から構成されている。これらは、例えば銅、銀及び金などの金属と比較して、はるかに高いシート抵抗を有している。したがって、従来の容量方式のタッチパネルにおけるシート抵抗は、１ＫΩ／スクエアより大きくなることがあり、また一端から他端までの静電容量は４００ｐＦ（ピコファラッド）より大きくなることがある。これは、容量方式のタッチパネルが、７インチ×７インチよりも大きい面積を有する時に起こり得る。この大きさは、使用者により触れられた座標位置を特定する精度が比較的低くなってしまう大きさである。すなわち、大きいサイズの容量方式のタッチパネルの生産を制限してしまう。

〔発明の要約〕
本発明の目的は、従来技術における前述した問題点を解決することができる容量方式のタッチパネルを提供することにある。

本発明によれば、透明基板と、透明基板上に配置されている複数の第一の導体と、第一の導体に対して絶縁するように交差していると共に、透明基板上に配置されている複数の第二の導体と、透明基板各々の静電容量を検出するために、第一の導体及び第二の導体に電気的に接続されている制御装置と、を備えた容量方式のタッチパネルを提供することができる。第一の導体及び第二の導体に電流が流されたときに、第一の導体と第二の導体とにより容量性領域のマトリクスが形成される。

第一の導体の各々は、第二の導体と交差することにより、一連の第一の電極セクションに分割されている。第二の導体の各々は、第一の導体と交差することにより、一連の第二の電極セクションに分割されている。第一の導体及び第二の導体における第一の電極セクション及び第二の電極セクション各々は、微細な線状の導体から構成された微細導体構成構造を有している。

〔図面の簡単な説明〕
本発明の他の特徴及び長所は、添付の図面を参照にして、本発明の好ましい実施形態における以下の詳細な記載において明白になるであろう。

図１は、従来の容量方式のタッチパネルの断片的な概略図である。

図２は、従来の別の容量方式のタッチパネルを部分的に分解した概略図である。

図３は、ディスプレイに取り付ける本発明に係る容量方式のタッチパネルの、第一の好ましい実施形態における切り欠き斜視図である。

図４は、本発明に係る第一の好ましい実施形態における断片的な概略図である。

図５は、第一の好ましい実施形態における断片的な斜視図である。

図６は、本発明に係る容量方式のタッチパネルの、第二の好ましい実施形態における断片的な斜視図である。

図７は、本発明に係る容量方式のタッチパネルの、第三の好ましい実施形態における断片的な概略図である。

図８は、第三の好ましい実施形態における断片的な斜視図である。

図９は、本発明に係る容量方式のタッチパネルの、第四の好ましい実施形態における断片的な概略図である。

図１０は、第四の好ましい実施形態における断片的な斜視図である。

図１１は、図９のXI−XI線に沿った断片的な概略図である。

図１２は、本発明に係る容量方式のタッチパネルの、第五の好ましい実施形態における断片的な斜視図である。

図１３は、本発明に係る容量方式のタッチパネルの、第六の好ましい実施形態における断片的な概略図である。

図１４は、第六の好ましい実施形態における、一部を切り出した断片的な部分の斜視図である。

図１５は、第六の好ましい実施形態における断片的な概略図である。

図１６は、本発明に係る容量方式のタッチパネルの、第七の好ましい実施形態における断片的であり、分解した斜視図である。

図１７は、本発明に係る容量方式のタッチパネルの、第八の好ましい実施形態における断片的であり、分解した斜視図である。

〔発明の実施の形態〕
本発明に係る、液晶パネル８０に使用される容量方式のタッチパネルの第一の好ましい実施形態について、図３〜図５に示す。本発明に係る容量方式のタッチパネルは、透明基板３、複数の第一の導体４１、複数の第二の導体４２、及び制御装置７０を備えている。第一の導体４１は、透明基板３上に配置されており、かつ、第一の方向に向けて配置されている。第二の導体４２は、透明基板３上に配置されている。また、第二の導体４２は、第一の導体４１に対して絶縁して交差しており、第一の方向を横切る第二の方向に向けて配置されている。第一の導体４１及び第二の導体４２に電流が流されたとき、第一の導体４１と第二の導体４２とにより容量性領域４のマトリクスが形成される。制御装置７０は、容量性領域４の各々の静電容量を検出するために、導電性の接続線６１，６２を介して第一の導体４１及び第二の導体４２に電気的に接続されている。第一の導体４１の各々は、第二の導体４２と交差しており、一連の第一の電極セクション４１１に分割されている。第二の導体４２の各々は、第一の導体４１と交差しており、一連の第二の電極セクション４２１に分割されている。第一の導体４１及び第二の導体４２における第一の電極セクション４１１及び第二の電極セクション４２１各々は、微細導体構成構造を有する。微細導体構成構造は、実際に肉眼で視認することができない大きさの微細な線状の導体から構成されている構造である。微細な線状の導体は、２５０オングストロームより薄い厚みの層を有することが好ましく、透明であるために１０〜５０オングストロームの範囲の厚みであるか、実際に肉眼で不可視となるように、２００ミクロンより短い線幅であることがより好ましい。微細な線状の導体は、銅、アルミニウム、銀、ニッケル、クロム、モリブデン及びそれらの組み合わせからなる群より選択された金属材料から構成されることが好ましい。第一の導体４１及び第二の導体４２の形成には、蒸着法を用いることができる。なお、微細な線状の導体は、直線、曲線又は曲がりくねった形状でもよいことに留意されたい。

本実施形態において、第一の導体４１及び第二の導体４２における第一の電極セクション４１１及び第二の電極セクション４２１各々は、直線状である主要部４１３，４２３を有する（図５参照）。

第一の電極セクション４１１及び第二の電極セクション４２１各々は、主要部４１３，４２３を有すると共に、２つの互いに対向する橋渡し部４１７（４２７）が主要部４１３，４２３から伸長している。第一の電極セクション４１１の橋渡し部４１７各々は、隣り合う第一の電極セクション４１１のうちの１つにおいて隣接する１つの橋渡し部４１７と連結されることにより、第一の橋渡し線４１５を形成している。第二の電極セクション４２１の橋渡し部４２７各々は、隣り合う第二の電極セクション４２１のうちの１つにおいて隣接する１つの橋渡し部４２７と連結されることにより、第二の橋渡し線４２５を形成している。容量方式のタッチパネルは、複数の間隙に介される絶縁体５をさらに備えている。絶縁体５の各々は、隣接する一対の第一の電極セクション４１１における主要部４１３と相互に連結している第一の橋渡し線４１５と、隣接する一対の第二の電極セクション４２１の主要部４２３と相互に連結している第二の橋渡し線４２５との交点において、第一の橋渡し線４１５および第二の橋渡し線４２５に狭持されるように配置されている。

本実施形態において、透明基板３は、互いに向かい合う第一の面３１及び第二の面３２を備えている。第一の導体４１及び第二の導体４２は、透明基板３の第一の面３１に形成される。

透明基板３は、ガラス、ポリメタクリル酸メチル、ボリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される材料から構成されることが好ましい。

絶縁体５の各々は、フォトレジスト、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化亜鉛、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、酸化タンタル、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される材料から構成されることが好ましい。

本発明に係る容量方式のタッチパネルの第二の好ましい実施形態について、図６に示す。第二の好ましい実施形態は、以下の点において前述の実施形態と異なる。すなわち、第一の導体４１及び第二の導体４２における第一の電極セクション４１１及び第二の電極セクション４２１各々の微細導体構成構造は、主要部４１３，４２３を有しており、導体の主要部４１３，４２３は、直線状の茎部４１３１，４２３１及び直線状の枝部４１３２，４２３２を備えている。直線状の枝部４１３２，４２３２は、直線状の茎部４１３１，４２３１を横断するように形成されていると共に、それぞれが間隔をおいて形成されている。

本発明に係る容量方式のタッチパネルの第三の好ましい実施形態について、図７及び図８に示す。第三の好ましい実施形態は、以下の点において前述の実施形態と異なる。すなわち、第一の導体４１及び第二の導体４２における第一の電極セクション４１１及び第二の電極セクション４２１各々の微細導体構成構造は、長方形の主要部４１３，４２３を有している。

本発明に係る容量方式のタッチパネルの第四の好ましい実施形態について、図９〜図１１に示す。第四の好ましい実施形態は、以下の点において第三の実施形態と異なる。すなわち、第一の導体４１及び第二の導体４２における第一の電極セクション４１１及び第二の電極セクション４２１の各々の微細導体構成構造は、スクリーン状の主要部４１３，４２３を有している。本実施形態において、第一の導体４１及び第二の導体４２における第一の電極セクション４１１及び第二の電極セクション４２１各々において微細導体構成構造を有する導体の主要部４１３，４２３は、複数の交差する横及び縦の金属線４１３１，４１３２（４２３１，４２３２）を備えている。本発明に係る容量方式のタッチパネルは、反射防止層７２、保護層７１、及び導電層７３をさらに備えている。反射防止層７２は第一の導体４１及び第二の導体４２上に配置されており（この実施形態においては、第一の導体４１及び第二の導体４２上に直接形成されている）、保護層７１は反射防止層７２上に配置されており（この実施形態においては、反射防止層７２上に直接形成されている）、導電性の層７３は透明基板３における第二の面３２上に配置される（この実施形態においては、透明基板３の第二の面３２上に直接形成されている）。本発明の容量方式のタッチパネルは、接地媒体及び電磁シールド媒体の１つとして機能する。導電層７３は、透明導電体材料から形成されることが好ましい。スクリーン状の構造は、容量方式のタッチパネルのシート抵抗の減少を防止する。保護層７１は、接着性物質、樹脂、フォトレジスト、酸化物、窒化物、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される材料から構成されることが好ましい。

本発明に係る容量方式のタッチパネルの第五の好ましい実施形態について、図１２に示す。第五の好ましい実施形態は以下の点において第四の実施形態と異なる。すなわち、スクリーン状の主要部４１３，４２３には、複数の穴部４１３０，４２３０を形成されている。主要部４１３，４２３は、第一の導体４１及び第二の導体４２における第一の電極セクション４１１及び第二の電極セクション４２１各々の微細導体構成構造である。穴部４１３０，４２３０の各々には、透明導電体材料４１６，４２６が満たされている。透明導電体材料４１６，４２６は、インジウムスズ酸化物、インジウム亜鉛酸化物、酸化亜鉛、アルミニウム亜鉛酸化物、及びそれらの組み合わせからなる群より選択されることが好ましい。第一の導体４１及び第二の導体４２に透明導電体材料４１６，４２６が含まれることにより、第一の導体４１及び第二の導体４２の導電率を向上させ、かつ容量方式のタッチパネルの感度を向上させるための感知領域を大きくすることができる。

本発明に係る容量方式のタッチパネルの第六の好ましい実施形態について、図１３〜図１５に示す。第六の好ましい実施形態は、以下の点において第四の実施形態と異なる。すなわち、第一の導体４１が透明基板３の第二の面３２上に形成されており、かつ第二の導体４２が透明基板３の第一の面３１上に形成されている。絶縁体層７４は、透明基板３の第二の面３２上に配置されている（この実施形態においては、透明基板３の第二の面３２上に直接形成されている）。導電層７３は、絶縁体層７４上に配置されている（この実施形態においては、絶縁体層７４上に直接形成されている）。

本発明に係る容量方式のタッチパネルの第七の好ましい実施形態について、図１６に示す。第七の好ましい実施形態は、以下の点において第四の実施形態と異なる。すなわち、この実施形態の容量方式のタッチパネルは、第一の支持基板８１及び第二の支持基板８２をさらに備えている。第一の支持基板８１及び第二の支持基板８２は、それらの間に透明基板３を挟持しており、かつ、第一の支持基板８１及び第二の支持基板８２上には、第一の導体４１及び第二の導体４２のいずれかが形成されている。第一の支持基板８１及び第二の支持基板８２は、ガラス、ポリメタクリル酸メチル、ボリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、接着性物質、樹脂、フォトレジスト、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化亜鉛、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、酸化タンタル、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される材料から構成されることが好ましい。

本発明に係る容量方式のタッチパネルの第八の好ましい実施形態を、図１７に示す。第八の好ましい実施形態は、以下の点において第四の実施形態と異なる。すなわち、この実施形態の容量方式のタッチパネルは、透明基板３の第二の面３２に取り付けられている支持基板８３をさらに含む。透明基板３の第一の面３１及び支持基板８３上には、第一の導体４１及び第二の導体４２のいずれかが形成されている。

本発明に係る容量方式のタッチパネルは、第一の導体４１及び第二の導体４２における第一の電極セクション４１１及び第二の電極セクション４２１各々の有する微細導体構成構造により、従来技術における前述の欠点を解消できる。すなわち、シート抵抗及び容量方式のタッチパネルの一端から他端までの静電容量を過度に必要としないため、前述の従来の容量方式のタッチパネルと比較して、本発明に係る容量方式のタッチパネルを大きくすることができる。

本発明は、最も実用的かつ好ましい実施形態として考えられることに関連した範囲で記載したが、本発明は、ここで明示された実施形態の範囲に限定されるものではないものと理解される。本発明は、最も広い解釈及び同等の変更および精神の範囲内に含まれる様々な変更を包含することを意図されている。

図１は、従来の容量方式のタッチパネルの断片的な概略図である。 図２は、別の従来の容量方式のタッチパネルを部分的に分解した概略図である。 図３は、ディスプレイに取り付ける本発明に係る容量方式のタッチパネルの、第一の好ましい実施形態における切り欠き斜視図である。 図４は、本発明に係る第一の好ましい実施形態における断片的な概略図である。 図５は、第一の好ましい実施形態における断片的な斜視図である。 図６は、本発明に係る容量方式のタッチパネルの、第二の好ましい実施形態における断片的な斜視図である。 図７は、本発明に係る容量方式のタッチパネルの、第三の好ましい実施形態における断片的な概略図である。 図８は、第三の好ましい実施形態における断片的な斜視図である。 図９は、本発明に係る容量方式のタッチパネルの、第四の好ましい実施形態における断片的な概略図である。 図１０は、第四の好ましい実施形態における断片的な斜視図である。 図１１は、図９の線XI−XIに沿った断片的な概略図である。 図１２は、本発明に係る容量方式のタッチパネルの、第五の好ましい実施形態における断片的な斜視図である。 図１３は、本発明に係る容量方式のタッチパネルの、第六の好ましい実施形態における断片的な概略図である。 図１４は、第六の好ましい実施形態における、一部を切り出した断片的な部分の斜視図である。 図１５は、第六の好ましい実施形態における断片的な概略図である。 図１６は、本発明に係る容量方式のタッチパネルの、第七の好ましい実施形態における断片的な、分解された斜視図である。 図１７は、本発明に係る容量方式のタッチパネルの、第八の好ましい実施形態における断片的な、分解された斜視図である。

符号の説明

３ 透明基板
４ 容量性領域
５ 絶縁体
３１、３２ 第一の面及び第二の面
４１、４２ 第一の導体及び第二の導体
６１、６２ 接続線
７０ 制御装置
７１ 保護層
７２ 反射防止層
７３ 導電性の層
７４ 絶縁体層
８１、８２ 第一の支持基板及び第二の支持基板
８３ 支持基板
４１１、４２１ 第一の電極セクション及び第二の電極セクション
４１３、４２３ 主要部
４１５、４２５ 第一の橋渡し線及び第二の橋渡し線
４１６、４２６ 透明導電体材料
４１７、４２７ 橋渡し部
４１３０、４２３０ 穴部
４１３１、４２３１ 直線状の茎部
４１３２、４２３２ 直線状の枝部

Claims (21)

1. 透明基板と、
   上記透明基板上に配置されている複数の第一の導体と、
   上記第一の導体と絶縁するように交差しており、上記透明基板上に配置されている複数の第二の導体であって、上記第一の導体及び上記第二の導体に電流が流されたときに、上記第一の導体と共に容量性領域のマトリクスを形成する第二の導体と、
   上記容量性領域の各々の静電容量を検出するために、上記第一の導体及び上記第二の導体に電気的に接続されている制御装置と、を備えた容量方式のタッチパネルであって、
   上記第一の導体各々は、上記第二の導体と交差することにより、一連の第一の電極セクションに分割されており、
   上記第二の導体各々は、上記第一の導体と交差することにより、一連の第二の電極セクションに分割されており、
   上記第一の導体及び第二の導体における上記第一の電極セクション及び第二の電極セクション各々は、微細な線状の導体から構成された微細導体構成構造を有していることを特徴とする容量方式のタッチパネル。
2. 上記第一の導体及び上記第二の導体における上記第一の電極セクション及び第二の電極セクション各々の上記微細導体構成構造は、直線状の主要部を有していることを特徴とする請求項１に記載の容量方式のタッチパネル。
3. 上記第一の導体及び上記第二の導体における上記第一の電極セクション及び第二の電極セクション各々の上記微細導体構成構造は、主要部を有しており、
   上記主要部は、線状の茎部、及び、上記線状の茎部を横断するように形成されていると共に、それぞれが間隔をおいて形成されている複数の線状の枝部を有していることを特徴とする請求項１に記載の容量方式のタッチパネル。
4. 上記第一の導体及び上記第二の導体における上記第一の電極セクション及び第二の電極セクション各々の上記微細導体構成構造は、長方形の主要部を有していることを特徴とする請求項１に記載の容量方式のタッチパネル。
5. 上記第一の導体及び上記第二の導体における上記第一の電極セクション及び第二の電極セクション各々の上記微細導体構成構造は、スクリーン状の主要部を有していることを特徴とする請求項１に記載の容量方式のタッチパネル。
6. 上記第一の導体及び上記第二の導体における上記第一の電極セクション及び第二の電極セクション各々の上記微細導体構成構造は、スクリーン状の主要部を有しており、
   上記主要部には、透明導電体材料が満たされている複数の穴部が形成されていることを特徴とする請求項１に記載の容量方式のタッチパネル。
7. 上記透明導電体材料は、インジウムスズ酸化物、インジウム亜鉛酸化物、酸化亜鉛、アルミニウム亜鉛酸化物、及びそれらの組み合わせからなる群より選択されることを特徴とする請求項６に記載の容量方式のタッチパネル。
8. 上記微細な線状の導体は、２５０オングストロームより薄い厚みの層を有することを特徴とする請求項１に記載の容量方式のタッチパネル。
9. 上記微細な線状の導体は、２００ミクロンより短い線幅であることを特徴とする請求項８に記載の容量方式のタッチパネル。
10. 上記第一の導体及び上記第二の導体は、互いに対向する２つの面を有する上記透明基板における一方の面上に形成されており、
    上記第一の導体及び上記第二の導体における上記第一の電極セクション及び第二の電極セクション各々は、主要部と、当該主要部から伸長する２つの互いに対向する橋渡し部と、を有しており、
    上記第一の電極セクションにおける上記橋渡し部各々は、隣り合う第一の電極セクションのうちの１つにおいて隣接する１つの上記橋渡し部と連結されることにより、第一の橋渡し線を形成しており、かつ、上記第二の電極セクションの上記橋渡し部各々は、隣り合う第二の電極セクションのうちの１つにおいて隣接する１つの上記橋渡し部と連結されることにより、第二の橋渡し線を形成していると共に、
    当該容量方式のタッチパネルは、複数の間隙に介される絶縁体をさらに備えており、当該絶縁体の各々は、隣接する一対の上記第一の電極セクションにおける上記主要部と相互に連結している上記第一の橋渡し線と、隣接する一対の上記第二の電極セクションの上記主要部と相互に連結している上記第二の橋渡し線との交点において、上記第一の橋渡し線および上記第二の橋渡し線に狭持されるように配置されていることを特徴とする請求項１に記載の容量方式のタッチパネル。
11. 上記絶縁体は、フォトレジスト、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化亜鉛、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、酸化タンタル、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される材料から構成されることを特徴とする請求項１０に記載の容量方式のタッチパネル。
12. 上記透明基板は、ガラス、ポリメタクリル酸メチル、ボリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される材料から構成されることを特徴とする請求項１に記載の容量方式のタッチパネル。
13. 上記透明基板は互いに対向する２つの面を有しており、上記透明基板の上記２つの面のそれぞれには、上記第一の導体及び上記第二の導体のいずれかが形成されていることを特徴とする請求項１に記載の容量方式のタッチパネル。
14. 当該容量方式のタッチパネルは、互いに対向する２つの面を有する上記透明基板を挟持する第一の支持基板及び第二の支持基板をさらに備えており、
    上記第一の支持基板及び上記第二の支持基板には、上記第一の導体及び上記第二の導体のいずれかが形成されていることを特徴とする請求項１に記載の容量方式のタッチパネル。
15. 上記第一の支持基板及び第二の支持基板は、ガラス、ポリメタクリル酸メチル、ボリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、接着性物質、樹脂、フォトレジスト、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化亜鉛、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、酸化タンタル、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される材料から構成されることを特徴とする請求項１４に記載の容量方式のタッチパネル。
16. 当該容量方式のタッチパネルは、互いに対向する２つの面を有する上記透明基板における一方の面に取り付けられた支持基板をさらに備えており、
    上記支持基板及び上記透明基板における他方の面には、上記第一の導体及び上記第二の導体のいずれかが形成されていることを特徴とする請求項１に記載の容量方式のタッチパネル。
17. 上記支持基板は、ガラス、ポリメタクリル酸メチル、ボリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、接着性物質、樹脂、フォトレジスト、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化亜鉛、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、酸化タンタル、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される材料から構成されることを特徴とする請求項１６に記載の容量方式のタッチパネル。
18. 当該容量方式のタッチパネルは、互いに対向する２つの面を有する上記透明基板のそれぞれの面上に配置された保護層及び導電層をさらに備えており、
    上記導電層は、透明導電体材料から形成されており、かつ、接地媒体及び電磁シールド媒体の１つとして機能することを特徴とする請求項１に記載の容量方式のタッチパネル。
19. 上記保護層は、接着性物質、樹脂、フォトレジスト、酸化物、窒化物、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される材料から構成されることを特徴とする請求項１８に記載の容量方式のタッチパネル。
20. 上記微細な線状の導体は、銅、アルミニウム、金、銀、ニッケル、クロム、モリブデン及びそれらの組み合わせからなる群より選択される金属材料から構成されることを特徴とする請求項１に記載の容量方式のタッチパネル。
21. 上記微細な線状の導体は、実際に肉眼により視認することができない大きさであることを特徴とする請求項１に記載の容量方式のタッチパネル。

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