JP2008535967A - 物品の機械的消毒 - Google Patents

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Abstract

この発明は、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から成る群から選択される少なくとも2種の異なる界面活性剤を含有する洗浄剤であって、水性溶液で希釈して使用可能な状態において少なくとも10.5のpHを示す該洗浄剤の使用に関する。該洗浄剤は、物品の機械的消毒処理に際して、バクテリア、ウイルス及び真菌から成る群から選択される微生物の死滅/不活性化のために使用される。

Description

本発明は、物品(例えば、医療用及び/又は外科用の器具及び機器並びに食器類等)の機械的洗浄/消毒の分野に属する。
医療用及び/又は外科用の器具及び機器は、使用後、洗浄処理と消毒処理に付されなければならない。このような処理は機械によっておこなうことができる。通例、消毒処理は洗浄処理とは別におこなわれ、該消毒処理には特別な薬剤を使用する化学的消毒法若しくは化学熱的消毒法又は熱的消毒法が含まれる。食器類(例えば、コップ類等)の機械的洗浄の際には、消毒処理に必要な衛生学的基準を満たさなければならない。
本発明が解決しようとする課題は、医療用及び/又は外科用の器具や機器のような物品の消毒に際して、バクテリア、ウイルス及び真菌(酵母菌及び黴)(特にバクテリアと黴)を経済的な方法によって死滅させるか、又は不活性化させることを可能にすることである。
また、本発明は、機械的な洗浄と消毒に際しての常套の用法に適していなければならない。
即ち本発明は、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から成る群から選択される少なくとも2種の異なる界面活性剤を含有すると共に、使用に供される水溶液に希釈されたときに少なくとも10.5のpHを示す洗浄剤の使用であって、物品の機械的消毒処理に際して、バクテリア、ウイルス及び真菌から成る群から選択される微生物を死滅及び不活性化させるための該洗浄剤の使用に関する。
最初に、本発明の説明に際して使用する用語について説明する。
「洗浄剤」という概念は、当該器具類等の洗浄又は消毒のためにそのまま使用に供されるか又は水で希釈して使用に供されるあらゆる配合物を意味する。本発明においては、「洗浄剤」という用語には「消毒剤」という概念も含まれる。洗浄剤は固体状態で配合されていてもよいが、好ましくは、液体状態で配合される。洗浄剤は、洗浄溶液(即ち、使用に供するための希釈水溶液)の状態では、10.5又はそれよりも高いpH値を示す。
本発明において使用する洗浄剤は、前記の界面活性剤群から選択される少なくとも2種の異なる界面活性剤を含有する。界面活性剤は、界面張力を低下させる化合物を意味し、また、両親媒性化合物は、分子中に少なくとも1個の疎水性部分と少なくとも1個の親水性部分を有する。本発明においては、全ての界面活性剤、例えば、アニオン性界面活性剤(請求項1記載の界面活性剤群に付加的に加える界面活性剤)、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及びブロックコポリマー(特にエチレンオキシド単位とプロピレンオキシド単位から成るブロックコポリマー)が使用可能である。具体的なこの種の界面活性剤に関しては、次の文献を参照されたい:「レンプ・ヘミーレキシコン」(第10版)、見出し語「界面活性剤」の記載部分。
本発明は、物品、例えば、医療用及び/又は外科用の器具及び/又は機器等の機械的な洗浄及び/又は消毒に際して適用される。「機械的」という用語は、上記の処理が、特に自動食器洗い機中において自動的におこなわれ、洗浄過程又は消毒過程においてユーザーの関与を必要としないことを意味する。特に、本発明によれば、外科用の器具又は機器は常套の自動食器洗い機及び洗浄機内において処理することができる。このような洗浄機は、特に日常的に一般に行われている器具類の洗浄や食器類の洗浄に使用することができる。
「洗浄及び/又は消毒」という用語には、使用後の物品を汚れのない清浄状態へ再生させた後、再使用前にさらに殺菌処理に付すために必要な過程が含まれる。
医療用及び/又は外科用の器具及び機器は、機械的な洗浄/消毒処理に付すことが原則的に許容される医療分野及び病院施設において使用されている全ての器具類等及びこれらの部品等である。
「食器類」という用語には、調理場施設において食料品の調理及び/又は飲食のために使用に供される全ての物品、特にガラス製、磁器製、金属製又はプラスチック製の物品が含まれる。また、本発明は、コップやグラス類の機械的な洗浄と消毒に際して適用することができる。特に、飲食店におけるコップやグラス類の機械的な洗浄に際しては、非常に短い洗浄時間(90秒間〜5分間)後に、これらの容器を再使用できる状態にしなければならない。このような場合、本発明によれば、従来法では常用される熱処理を必要とすることなく、これらの容器の十分な消毒を可能にする。この点は特に有利である。何故ならば、一方では、洗浄過程が促進され、他方では、これらの容器は、冷たい飲料を直ちに注ぐためには不適当な高い温度状態で洗浄機から取り出されないからである。
微生物の「死滅/不活性化」という用語は、外科用の器具や機器又は食器類をその後でおこなわれる安全な規定どおりの使用に供することを可能にするために、微生物を十分に死滅させることを意味する。殺バクテリア活性試験及び殺真菌活性試験に関する化学的消毒剤に対する要件はそれぞれDIN EN 13727及びDIN EN 13624に規定されている。また、殺ウイルス活性に関しては、連邦保健庁の基準及びウイルス病撲滅のためのドイツ協会(財団法人)の基準に従って試験をおこなった。
本願発明は、「カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から成る群から選択される少なくとも2種の異なる界面活性剤をアルカリ性成分と併用することによって、器具類及び食器類の機械的な洗浄と準備に際して、バクテリア、ウイルス及び真菌に対して十分な活性作用が得られる」という驚くべき知見に基づく。
本発明において、少なくとも2種の異なる界面活性剤とは、これらの界面活性剤が2種の異なる界面活性剤群(カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤)から選択されることを意味する。これらの3群の少なくとも2種を併用することができ、これによって、本発明による微生物の死滅又は不活性化がもたらされる。上記3群の全てから選択される少なくとも3種の界面活性剤を併用する態様が好ましい。
本発明によれば、単一の薬剤を用いて洗浄と消毒をおこなうことができるので、コスト高となるストック品の貯蔵及び別々の消毒剤の計量は不要となる。さらに、エネルギーと時間を浪費するだけでなく、特に傷つきやすいプラスチック製又はゴム製の部品に負荷をかける高温での熱消毒も不要となる。
使用に供するための希釈洗浄溶液のpH値は、好ましくは少なくとも11であり、より好ましくは少なくとも11.5であり、さらに好ましくは少なくとも12であり、就中、少なくとも12.5である。洗浄剤は、好ましくはアルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム又は好ましくは水酸化カリウム等)を含有する。水酸化カリウムを使用する場合には、濃厚物状態の洗浄剤の調製が容易である。この理由は、水酸化カリウム溶液は、水酸化ナトリウム溶液に比べて、より低い温度においてもより低い晶出傾向を示すからである。
使用に供される洗浄/消毒溶液中に含まれるアルカリ金属水酸化物の好ましい含有量は200〜10000ppm、より好ましくは200〜5000ppm、さらに好ましくは200〜2000ppmである。この含有量(ppm)は重量部に基づく値である。
洗浄剤は、アルカノールアミンを付加的に含有していてもよい。
使用に供される希釈溶液中に含まれるカチオン性界面活性剤の含有量は、好ましくは15〜500ppm、より好ましくは15〜100ppm、さらに好ましくは15〜50ppmである。使用に供される希釈溶液中に含まれるノニオン性界面活性剤の含有量は、好ましくは15〜500ppm、より好ましくは15〜200ppm、さらに好ましくは25〜100ppmである。使用に供される希釈溶液中に含まれる両性界面活性剤の含有量は、好ましくは50〜1000ppm、より好ましくは100〜500ppm、さらに好ましくは150〜300ppmである。
カチオン性界面活性剤としては、第4級アンモニウム化合物が特に好ましい。この界面活性剤は、本発明による併用範囲においては、非常に低い使用濃度で殺菌剤として作用する。
高アルカリ性洗浄溶液中へ界面活性剤を添加することにより、表面張力及び界面張力を明らかに低下させることができる。原則的には、ノニオン性界面活性剤(例えば、脂肪アルコール等)は、水溶液の表面張力を低下させるためには最も適している。この界面活性剤は、発泡性が低いために、医療用器具類の洗浄に際しての望ましくない泡形成を防止するか、又は発泡量を低減させるという付加的な利点をもたらす。泡形成は、特に洗浄機内の循環ポンプの圧力を低下させ、これによって、内視鏡又はこれに類似する器具類の内径の小さなホース類の洗浄効果が低減される。
使用に供される希釈洗浄溶液は、好ましくは、50mN/m未満、より好ましくは40mN/m未満、さらに好ましくは35mN/m未満の表面張力を示す。この表面張力は、DIN 53993による所謂「プレート−リング(plate-ring)法」によって測定した値である。
本発明の別の観点によれば、器具類等への汚れの所謂「再付着」を回避するか、又は汚れの再付着量を低減させることができる。「再付着」という用語は、汚染された表面から除去された汚れが、被洗浄器具類等の別の非汚染表面へ再び沈着することを意味する。本発明による界面活性剤の使用により、このような再付着は防止される。何故ならば、分離される汚れは界面活性剤によって乳化され、水溶液中に浮遊状態で保持されるからである。好ましくは、本発明においては、このような再付着を回避するか又は再付着量を低減させるために、洗浄剤は硬度成分分散剤を付加的に含有する。硬度成分分散剤としては、ホスフェート、ポリホスフェート、錯化剤若しくはキレート化剤又はその他の所謂「ビルダー」と呼ばれる化合物を使用することができる。硬度成分分散剤は、界面活性剤の乳化作用を補助し、汚れの再付着の防止に寄与する。
本発明の重要な観点は、日常的におこなわれる機械的な洗浄と消毒に対して適合しているという点である。このような日常的におこなわれる洗浄に対しては、従来法によれば、通常は弱酸性若しくは弱アルカリ性の洗剤(例えば、酵素性洗剤)が使用されている。この理由は、強アルカリ性溶液は、医療用の器具や機器に使用されている種々の材料や表面に対して高い歪又は腐食をもたらしてこれらを摩耗させるからである。
この点に関しては、シリコーンエラストマー、クロムめっきされた器具類、はんだ付けされた銀と錫から成る継手、接着された継手とシーリング材、プラスチック製コーティング(例えば、色コーディング)、ガラス繊維光導体及び抗反射コーティングを有する光学表面等が問題となる。特に問題となるのはアルミニウム表面(特に、陽極酸化されたアルミニウム表面)である。何故ならば、アルミニウム表面はアルカリ性溶液によって特に強い腐食作用を受けるからである。このことは、特に内視鏡とその構成部品の洗浄の場合に問題となる。この理由は、この種の被洗浄表面が多様な材質から構成されているからである。
従って、本発明の好ましい実施態様においては、洗浄剤は腐食防止剤を付加的に含有する。腐食防止剤としては、アルカリ性溶液中において被処理表面(特に金属製表面、例えば、アルミニウム表面又は陽極酸化されたアルミニウム表面等)の腐食を妨げる全ての物質が使用できる。適当な腐食防止剤としては、ポリマー性シリケート(例えば、水ガラス等)及び燐酸エステル等が例示される。適当な燐酸エステルは、燐酸と脂肪族アルコール(鎖長:C〜C22)及び/又は脂肪族ジオール及び/又は脂肪族ポリオール(鎖長:C〜C22)から得られるモノエステル及び/又はジエステルである。本発明によれば、高アルカリ性の洗浄剤溶液を使用するにもかかわらず、陽極酸化されたアルミニウム表面に対しても、該表面を傷つけない穏和な作用効果を得ることができる。
本発明によれば、洗浄剤の成分に基づいて、好ましくは液状の濃厚物が調製され、該濃厚物を水で希釈することによって、使用に供される洗浄溶液が得られる。この濃厚物中のアルカリの含有量(KOHとして計算した値)は、好ましくは2〜30重量%、より好ましくは15〜26重量%である。界面活性剤の好ましい含有量は2〜25重量%、より好ましくは2〜15重量%、さらに好ましくは5〜15重量%、特に好ましくは5〜10重量%である。使用に供される洗浄溶液は、この濃厚物を、濃度が好ましくは0.5〜5容量%、より好ましくは0.5〜2容量%、特に好ましくは0.5〜1.5容量%になるように水を用いて希釈することによって調製される。
前述のように、該濃厚物は少なくとも1種の錯化剤(特にキレート化剤)を含有する。錯化剤は水の軟水化に寄与し、アルカリ土類金属イオンとの錯化によって、カルシウム石鹸に比べて洗浄作用を改善する。錯化剤としては、アクリル酸又はそのアルカリ塩に基づくホモポリマー、コポリマー又はターポリマーの外に、下記の化合物が例示される:ホスホン酸及びそのアルカリ金属塩、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、アミノトリスメチレンホスホン酸、エチレンジアミノテトラキスメチレンホスホン酸、ホスホノブタントリカルボン酸;酒石酸、クエン酸、グルコン酸;ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸及びこれらの塩。
濃厚物はニトリロ三酢酸(NTA)及び/又はその塩(特に好ましくは三ナトリウム塩)を含有することができる。無機質を多量に含有する水(硬水)を用いて濃厚物を希釈することによって使用に供する洗浄溶液を調製する場合には、NTAの添加が有利である。
必要な場合には、配合助剤(可溶化剤)を添加してもよい。このような添加剤としては下記の化合物が挙げられる:クメンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸ナトリウム、尿素、グリコール(特にポリプロピレングリコール及びポリエチレングリコール)、メチルアセトアミド及び脂肪アルコール(例えば、セチルアルコール)。
使用可能な添加剤の種類は特に限定的ではない。付加的に、例えば、湿潤剤、乳化剤及び抑泡剤等を添加してもよい。例えば、湿潤剤としてN−アシルグルタメートを添加することが有利である。
本発明によれば、洗浄剤の作用時間は、好ましくは1〜60分間、より好ましくは1〜30分間、さらに好ましくは5〜30分間、特に好ましくは10〜20分間である。特に食器類の洗浄/消毒の場合の作用時間は短時間、例えば、30秒間〜5分間、特に60秒間〜3分間にすることができる。本発明において使用する洗浄剤の作用前及び/又は作用後においては、別の前洗浄処理、洗浄処理、後洗浄処理、すすぎ処理又は消毒処理をおこなうことができる。好ましくは、最初に前洗浄処理をおこなって粗大な汚れを除去し、次いで本発明による洗浄/消毒処理をおこなった後、水を用いる後洗浄処理をおこなって洗浄剤の残渣を除去する。
本発明によれば、洗浄を行う温度は、好ましくは室温〜93℃、より好ましくは40〜93℃、さらに好ましくは50〜80℃、特に好ましくは50〜60℃である。また、室温(18℃)〜50℃又は室温〜40℃の温度範囲も好ましい洗浄温度である。
医療用の器具類の機械的洗浄処理は、特に好ましくは50〜60℃(特に約55℃)の温度において、10〜20分間(好ましくは約10分間)おこなわれる。後述の実施例1による洗浄剤の濃厚物は、好ましくは、機械的な洗浄に際しては約1〜2容量%の濃度に希釈して使用に供される。
本発明の別の対象は、物品(例えば、医療用及び/又は外科用の器具及び機器又は食器類)の機械的な洗浄/消毒法であって、少なくとも洗浄及び/又は消毒過程[以下の説明及び請求項においては「a)」で示される過程]において、界面活性剤を含有すると共に、少なくとも10.5のpHを示す希釈水溶液として使用に供される洗浄剤を用いて前記の微生物を死滅/不活性化させることを特徴とする該方法である。この洗浄/消毒過程a)は、本発明による上記方法の第1過程であってもよい。
汚染された器具類は、前洗浄過程を伴うことなく、所謂「汚染条件(dirty condition)」下において洗浄されると同時に殺菌される。この方法によれば、洗浄機から汚染された廃水が排出されないという特別な利点が得られる。これに対して、該方法の第1過程において微生物の不活性化を伴わずに洗浄のみがおこなわれる場合には、汚染された廃水が洗浄機から排出されるので、該廃水は、下水施設へ排出される前に、後処理に付されなければならない。汚染条件下において微生物の不活性化が行われる場合には、第1過程a)の後に、例えば、後洗浄とその後の乾燥処理をおこなうことができる。
本発明によれば、洗浄/消毒過程a)の前に1回又は複数回の前洗浄過程及び/又は洗浄過程をおこなうことも可能である。この場合、第1過程においては、最初に洗浄処理をおこない、次いで、所謂「清浄条件(clean condition)」下において、本発明による消毒処理をおこなう。この態様は、前洗浄過程において、清浄条件を発現させるためにその後でおこなわれる洗浄/消毒過程a)の場合と同じ洗浄剤を使用するときに特に好ましい。該洗浄剤はより低い濃度(好ましくは、少なくとも半分以下の濃度)で使用されるので、前洗浄過程においては、より低い濃度で実質的に洗浄が行われ、その後の過程においては、本発明による微生物の死滅/不活性化が行われる。
洗浄/消毒過程a)において特に好ましいパラメーターは次の通りである。
i)作用温度:約50〜60℃(特に約55℃)
ii)作用時間:5〜15分間(特に10分間)
iii)使用に供するための希釈溶液中のアルカリ濃度(KOHとしての計算値):約0.05〜0.2重量%(特に約0.1重量%)。
また、使用に供するための希釈溶液中の界面活性剤の全濃度は低く、約100〜200ppmである。
後述の実施例1による洗浄剤の濃厚物を1:100の割合で水に溶解させる場合には上記のパラメーターは満たされる。
上記の本発明による使用方法及び処理方法によれば、従来法において常用されている別の消毒剤(例えば、活性塩素、過酸化物及びアミン系活性物質等)を使用しなくても、医療用/外科用器具類又は食器類の効果的な消毒(前記の微生物の死滅/不活性化)が可能となる。従って、本発明は、本発明において使用される洗浄剤がこの種の常套の消毒剤を含有しないという事実にも関連する。さらに、本発明は、従来法においては常用されている熱消毒(例えば、93℃の加熱水を用いる消毒)を省略できるという事実にも関連する。
実施例1
洗浄剤濃厚物を下記の表1に記載の配合処方に従って調製した。表中の使用成分の配合量は「重量部」で示す(全体で100重量部であり、残部は水である)。アルキルアミノジプロピオン酸ナトリウムは両性界面活性剤であり、「バルダック(Bardac)LF」は第4級アンモニウム化合物(QAV)である。また、脂肪アルコールのブロックコポリマーはノニオン性界面活性剤(n−界面活性剤)である。
Figure 2008535967
実施例2〜19
実施例1記載の濃厚物の組成を、下記の表2に記載の配合処方に従って変化させた。表2においては実施例1の配合処方に比べて異なる点のみに言及しており、実施例2〜19における全ての言及しない成分と配合量は実施例1の場合と同様である。いずれの場合も、水を用いて全体が100重量部になるように調整した。実施例14〜16においては、一部変更させて難溶性の両性界面活性剤を使用したために、濃厚物には付加的に2重量%のイソプロパノールを溶剤として配合した。
Figure 2008535967
比較例1〜6
下記の表3に記載の配合処方に従って、本発明によらない洗浄剤濃厚物を調製した。表3においては実施例1の配合処方に比べて異なる点のみに言及しており、比較例1〜6における全ての言及しない成分と配合量は実施例1の場合と同様である。いずれの場合も、水を用いて全体が100重量部になるように調整した。
Figure 2008535967
実施例20
実施例1〜19及び比較例1〜6による洗浄剤濃厚物の殺菌活性について試験した。該殺菌活性を試験するための後述の規準及び特に後記の条件と方法は本願明細書の一部を成すものである。バクテリアの死滅/不活性化の試験においては、以下の表4に記載の微生物の減少率を、該表中に記載の作用時間と温度条件下で該濃厚物の水溶液を用いて測定した。該表中に記載の洗浄剤の濃度の単位は容量%(vol%)である。該表中に示すこれらの濃度、作用時間及び温度は、機械的洗浄処理における一般的な条件にほぼ対応する。得られた微生物の減少率は常用対数(対数目盛)で示す。
Figure 2008535967

Figure 2008535967

Figure 2008535967
上記の表4において、「低汚染」とは、使用した試験懸濁液中のタンパク質含有量が低いことを意味する(ウシの血清アルブミン:0.03%)。これは、消毒処理の前に独立した洗浄処理がおこなわれた所謂「清浄条件」下での微生物の不活性化に対応する。これに対して、「高汚染」とは、タンパク質残滓の含有量が高いことを意味する(ウシの血清アルブミン:0.3%、ヒツジの赤血球:0.3%)。これは、予めなされる独立した洗浄処理又は前洗浄処理がおこなわれない所謂「汚染条件」下での洗浄処理も同時に伴う消毒処理に対応する。
表4の実施例の試験結果は、配合成分の種類と量を広範囲に変化させたときに、微生物を少なくとも10倍(対数目盛:3)低減させることが可能であることを示す。これに対して、比較例の結果は、前述の3種類の界面活性剤から選択される界面活性剤が2種類よりも少ない場合又はアルカリ度が不十分な場合にはこのような不活性化が得られないことを示す。これらの3種の界面活性剤群を全て併用する場合には、さらに優れた微生物の不活性化効果が得られる。
本発明によれば、好ましくは少なくとも対数目盛が3の規模で微生物を減少させることができ、更に好ましくは少なくとも対数目盛が4の規模で微生物を減少させることができる。対数目盛が4の規模での微生物の減少は、特に真菌の場合に好ましい。特にバクテリアの場合には、対数目盛が5の規模での減少はさらに好ましい。
実施例21
この実施例においては、実施例1において調製した組成物の活性を、種々の微生物に対して、種々の作用時間と作用濃度の条件下で測定した。下記の表5においては、被験物品の汚染度及び使用した洗浄剤の濃度の表示は、前記の表4に記載の表示の省略形で示す。表5から明らかなように、実施例1による組成物は、試験に供した真菌類(カンジダ・アルビカンス及びアスペルギルス・ニガー)に対して少なくとも10倍の不活性化効果を示す。
Figure 2008535967
実施例22
この実施例においては、常套の1槽型洗浄機内で医療用及び外科用器具類を洗浄/消毒処理に付すために規定された2種のプログラム手順について説明する。
プログラム手順1
1)冷水を用いる前洗浄(3分間)、
2)実施例1による組成物の0.3容量%水溶液を用いる55℃での洗浄(保持時間:3分間)、
3)実施例1による組成物の1容量%水溶液を用いる55℃での洗浄/消毒(保持時間:10分間)、
4)クエン酸に基づく酸性中和剤を添加した水を用いる後洗浄、
5)冷水を用いる中間すすぎ、
6)水を用いる55℃での最終すすぎ(作用時間:1分間)、及び
7)加熱空気を用いる乾燥。
このプログラム手順においては、消毒は所謂「清浄条件」下においておこなわれる。即ち、本来的な消毒の前に、実施例1による洗浄剤の低濃度溶液を用いて最初の洗浄がおこなわれる。このプログラム手順において予定されている冷水を用いる前洗浄処理は随意に省略してもよい。消毒過程後の後洗浄は、実施例1によるアルカリ性組成物を洗い流すために十分な水を使用する場合には、所望により中和剤を用いないでおこなってもよい。
プログラム手順2
1)冷水を用いる前洗浄(3分間)、
2)実施例1による組成物の1容量%水溶液を用いる55℃での洗浄/消毒(保持時間:10分間)、
3)クエン酸に基づく酸性中和剤を添加した水を用いる後洗浄、
4)冷水を用いる中間すすぎ、
5)水を用いる55℃での最終すすぎ(作用時間:1分間)、及び
6)加熱空気を用いる乾燥。
このプログラム手順においては、消毒は所謂「汚染条件」下でおこなわれる。即ち、洗浄と消毒は1つの処理過程において同時におこなわれる。所望により、冷水を用いる前洗浄処理は省略してもよい。このプログラム手順によれば、汚染条件下における洗浄に際して、洗浄機から排出される全ての洗浄水は汚染されていないという特別な利点が得られる。この理由は、汚染された器具類と接触する最初の洗浄剤溶液は消毒された状態で作用するために微生物による汚染は排除されるからである。
本発明によれば、上記のプログラム手順においては最終的な熱消毒は不要である。これによってプログラム手順は短縮される。何故ならば、熱殺菌温度(例えば、93℃)まで加熱するためには時間が必要だからである。さらに、これによってエネリギーの節約及び傷つきやすい器具類(特にプラスチック製部品やゴム製部品)の熱応力による損耗の軽減化がもたらされる。
実施例23
陽極酸化されたアルミニウム表面の材質保護試験をおこなうために、陽極酸化されたアルミニウム製プレートを、ミーレ社製の自動食器洗浄機「G7736」内の洗浄媒体(55℃)中に10分間曝した。この試験には、新しい無色のアルミニウム製プレート及び陽極酸化した青色のアルミニウム製プレートを使用した。洗浄媒体としては、NaOHの0.1M溶液(pH:12.7)及び実施例1において調製した洗浄剤濃厚物の1容量%洗浄剤溶液を使用した。試験後、上記のアルミニウム製プレートを視覚によって観察した。NaOH溶液で処理したプレートにおいては、陽極酸化層は明らかに除去された。これとは異なり、本発明による洗浄剤で処理したプレートの場合、陽極酸化層には視覚的に認識できる損傷は見られなかった。

Claims (28)

  1. カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から成る群から選択される少なくとも2種の異なる界面活性剤を含有すると共に、使用に供される水溶液に希釈されたときに少なくとも10.5のpHを示す洗浄剤の使用であって、物品の機械的消毒処理に際して、バクテリア、ウイルス及び真菌から成る群から選択される微生物を死滅/不活性化させるための該洗浄剤の使用。
  2. 物品が医療用及び/又は外科用の器具又は機器である請求項1記載の使用。
  3. 物品が食器類である請求項1記載の使用。
  4. 食器類がガラス製食器類である請求項3記載の使用。
  5. pHの値が少なくとも11、好ましくは少なくとも11.5、より好ましくは少なくとも12、さらに好ましくは少なくとも12.5である請求項1から4いずれかに記載の使用。
  6. 洗浄剤がアルカリ金属水酸化物を含有する請求項1から5いずれかに記載の使用。
  7. アルカリ金属水酸化物としてKOHが用いられる請求項6記載の使用。
  8. 使用に供される希釈溶液中のアルカリ金属水酸化物の含有量が200〜10000ppm、好ましくは200〜5000ppm、より好ましくは200〜2000ppmである請求項6又は7記載の使用。
  9. 洗浄剤がアルカノールアミンを含有する請求項1から8いずれかに記載の使用。
  10. 洗浄剤がカチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を含有する請求項1から9いずれかに記載の使用。
  11. 使用に供される希釈溶液中のカチオン性界面活性剤の含有量が15〜500ppm、好ましくは15〜100ppm、より好ましくは15〜50ppmである請求項1から10いずれかに記載の使用。
  12. 使用に供される希釈溶液中のノニオン性界面活性剤の含有量が15〜500ppm、好ましくは15〜200ppm、より好ましくは25〜100ppmである請求項1から11いずれかに記載の使用。
  13. 使用に供される希釈溶液中の両性界面活性剤の含有量が50〜1000ppm、好ましくは100〜500ppm、より好ましくは150〜300ppmである請求項1から12いずれかに記載の使用。
  14. カチオン性界面活性剤が第4級アンモニウム化合物である請求項1から12記載の使用。
  15. 洗浄剤が、使用に供するために希釈されたときに、50mN/m未満、好ましくは40mN/m未満、より好ましくは35mN/m未満の表面張力を示す請求項1から14いずれかに記載の使用。
  16. 洗浄剤が硬度分散剤を含有する請求項1から15いずれかに記載の使用。
  17. 洗浄剤がホスフェート及び/又はポリホスフェートを含有する請求項16記載の使用。
  18. 洗浄剤が腐食防止剤を含有する請求項1から17記載の使用。
  19. 腐食防止剤がポリマー性シリケート及び燐酸エステルから成る群から選択される請求項18記載の使用。
  20. 洗浄剤の作用時間が1〜60分間、好ましくは1〜30分間、より好ましくは5〜30分間、さらに好ましくは10〜20分間である請求項1から19いずれかに記載の使用。
  21. 洗浄処理を室温〜93℃、好ましくは40〜93℃、より好ましくは50〜80℃、さらに好ましくは50〜60℃でおこなう請求項1から20いずれかに記載の使用。
  22. 物品の洗浄処理及び/又は消毒処理を機械的におこなう方法であって、少なくとも1回の洗浄及び/又は消毒過程a)において、
    カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から成る群から選択される少なくとも2種の異なる界面活性剤を含有すると共に、少なくとも10.5のpHを示す希釈水溶液として使用に供される洗浄剤を用いて、バクテリア、ウイルス及び真菌から成る群から選択される微生物を死滅/不活性化させることを特徴とする該方法。
  23. 洗浄及び/又は消毒過程a)が、該方法の第1過程である請求項22記載の方法。
  24. 洗浄及び/又は消毒過程a)の前に洗浄処理がおこなわれる請求項22記載の方法。
  25. 先行する洗浄処理において、洗浄及び/又は消毒過程a)で用いる洗浄剤と同じ洗浄剤が用いられる請求項24記載の方法。
  26. 先行する洗浄処理において用いる洗浄剤の濃度が、洗浄及び/又は消毒過程a)で用いる洗浄剤の濃度よりも低い請求項25記載の方法。
  27. 先行する洗浄処理において用いる洗浄剤の濃度が、洗浄及び/又は消毒過程a)で用いる洗浄剤の濃度よりも少なくとも半分以下である請求項26記載の方法。
  28. 熱消毒過程を含まない請求項22から27いずれかに記載の方法。
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