JP2001031999A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

Info

Publication number
JP2001031999A
JP2001031999A JP11204787A JP20478799A JP2001031999A JP 2001031999 A JP2001031999 A JP 2001031999A JP 11204787 A JP11204787 A JP 11204787A JP 20478799 A JP20478799 A JP 20478799A JP 2001031999 A JP2001031999 A JP 2001031999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
enzyme
detergent
cleaning
composition according
medical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11204787A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Yano
鉦三 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Clean Chemical Co Ltd
Original Assignee
Clean Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clean Chemical Co Ltd filed Critical Clean Chemical Co Ltd
Priority to JP11204787A priority Critical patent/JP2001031999A/ja
Publication of JP2001031999A publication Critical patent/JP2001031999A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内視鏡洗浄剤として、洗浄力に優れ、鉗子チ
ャンネルを含む汚物吸引管路内に付着した汚れまで効率
よく除去でき、洗浄剤自体を短時間のすすぎによって洗
い落とすことが可能であり、洗浄剤成分の在留による危
険性を確実に回避でき、高価な内視鏡を傷める懸念がな
く、自動洗浄への適用性にも優れるものを提供する。 【解決手段】 必須成分として、(a)プロテアーゼ、
(b)ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロ
ックポリマーを主成分とするノニオン界面活性剤、
(c)酵素の活性部位に結合して酵素活性を抑制する
か、もしくは水分に置換して酵素活性を抑制し、洗浄剤
が水で希釈される際に酵素活性を賦活させる酵素安定
剤、を含有する水溶液からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用の各種内視
鏡、例えば上部消化管内視鏡、下部消化管内視鏡、超音
波内視鏡、気管支内視鏡、腹腔鏡、胸腔鏡、腎孟尿管内
視鏡、胆道鏡等の洗浄に用いる洗浄剤に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】近年、医療技術の高度化に伴
い、上下部消化器、気管支、腹腔、胸腔、腎孟尿管、胆
道等、人体内の様々な部位の診察・治療を医用内視鏡に
よって切術なし行うことが可能になっている。しかる
に、これらの診察・治療に使用した医用内視鏡には血
液、体液、胃液、唾液、細胞片等を含む汚れが付着する
ため、次の診察・治療に供する上で前記汚れを確実に洗
浄除去する必要がある。特に通常の医用内視鏡では鉗子
チャンネルを兼ねる汚物吸引管路を持つが、その内部は
前記汚れの付着が著しいため、この付着物が洗浄によっ
て除去されずに残ると、不衛生なことは勿論のこと、後
述のように次工程の滅菌処理に重大な影響を及ぼすこと
になる。
【0003】図1は消化管内視鏡の内部構造の一例を示
す。図において、1は挿入管、2はユニバーサルコー
ド、3は挿入管1とユニバーサルコードとのジョイント
基部であり、挿入管1内には汚物吸引管路4と送水チャ
ンネル5及び送気チャンネル6を有しており、該挿入管
1のジョイント基部3寄りの位置に設けた鉗子口7から
の管路7aが汚物吸引管路4に合流し、汚物吸引管路4
の該合流部より挿入端1aに至る管路部分4aが管路7
aと共に鉗子チャンネルを構成している。8は挿入管1
の挿入端1aに埋設された対物レンズ、9は送気送水ボ
タン嵌入口、10は吸引ボタン嵌入口である。
【0004】医用内視鏡の滅菌処理には、一般的にグル
タールアルデヒドを2〜3%に希釈した液が汎用されて
いる。このグルタールアルデヒドは、一般細菌のみなら
ず、真菌類、結核菌、芽胞形成菌、ウィルス等の広範囲
の病原性微生物に対して強い殺菌効果を示す優れた殺菌
剤であるが、蛋白質を短時間で変性凝固させるという性
質がある。一方、前記の汚れの成分である血液、体液、
胃液、唾液、細胞片等には蛋白質が多く含まれるため、
医用内視鏡の滅菌処理を行う際、汚物吸引管路内に前記
汚れが付着していると、この汚れの中の蛋白質がグルタ
ールアルデヒドとの接触によって変性凝固して管路内面
に固着することになる。そして、この固着物の表面部は
グルタールアルデヒドにて殺菌消毒されても、固着物の
内部、特に底部までは薬液が届かず、完全な殺菌消毒状
態に至らないことが充分に考えられる。
【0005】医用内視鏡の洗浄方法としては、大別して
人手によるブラッシング法と自動洗浄法とがある。前者
は、専用の細いブラシを用い、医用内視鏡の鉗子挿入口
を含む汚物吸引管路を直接にブラッシングして洗浄する
方法である。また後者は、自動洗浄消毒装置を用い、そ
の槽内に医用内視鏡を浸漬し、液の対流によって洗浄か
ら消毒までを自動的に行うものである。しかして、いず
れの方法においても、使用する洗浄剤の性能によって洗
浄効果が大きく左右されることは言うまでもない。
【0006】現状における医用内視鏡の洗浄には、主と
して、台所用の中性洗剤や、アミノエチルグリシン塩酸
塩等の両性界面活性剤を含む洗浄剤等が用いられてい
る。また、医療施設によっては、食塩溶液を電気分解し
て得られる電解水と呼ばれるアルカリ水や酸性水、弱酸
性水を使用している例もある。しかしながら、これら洗
浄剤による洗浄では、本発明者らが多くの医療機関にお
いて洗浄後の医用内視鏡について汚れ残留試験を行った
結果によれば、殆どの場合、充分な洗浄効果が上がって
いないことが既に判明している。従って、これら洗浄後
の医用内視鏡を前記のグルタールアルデヒドによる滅菌
処理に供しても、完全な殺菌消毒状態に至らない可能性
があり、近年において大きな問題となっている院内感染
の一つの原因になることが懸念される。
【0007】一方、近年の医療診断においては医用内視
鏡による検査が多用され、各医療施設での医用内視鏡の
使用頻度も増加する傾向にあるが、医用内視鏡は高価で
あるために充分に余裕を生じるような本数を確保できな
い施設も多いことから、使用サイクルを速める上で短時
間で洗浄を終えることが要求されている。しかるに、洗
浄後のすすぎによる洗浄剤の洗い落としが不充分である
と、次の使用時に医用内視鏡に残った洗浄剤成分が患者
の体内に移行して重大な事態を招く危険性がある。ま
た、医用内視鏡は高価で精密な医療機器であるから、洗
浄における各部の材質の腐食や劣化を極力防止する必要
があり、そのために洗浄剤の組成にも大きな制約を受け
ることになる。
【0008】本発明は、上述の情況に鑑み、医用内視鏡
洗浄剤として、洗浄力に優れ、鉗子チャンネルを含む汚
物吸引管路内に付着した汚れまで効率よく除去できる
上、洗浄剤自体を短時間のすすぎによって洗い落とすこ
とが可能であり、洗浄剤成分の在留による危険性を確実
に回避でき、且つ高価な医用内視鏡を傷める懸念がな
く、また自動洗浄への適用性にも優れるものを提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る洗浄剤組成物は、主として
医用内視鏡洗浄剤として用いられ、必須成分として次の
a〜c成分; (a)プロテアーゼ、(b)ポリオキシエチレン−ポリ
オキシプロピレンブロックポリマーを主成分とするノニ
オン界面活性剤、(c)酵素の活性部位に結合して酵素
活性を抑制するか、もしくは水分に置換して酵素活性を
抑制し、洗浄剤が水で希釈される際に酵素活性を賦活さ
せる酵素安定剤、を含有する水溶液からなるものとして
いる。
【0010】また、請求項2の発明は上記請求項1の洗
浄剤組成物において(a)プロテアーゼがセリン型アル
カリプロテアーゼである構成、請求項3の発明は前記請
求項1又は2の洗浄剤組成物において前記a〜c成分に
加えてアミラーゼを含む構成、請求項4の発明は上記請
求項1〜3のいずれかの洗浄剤組成物における(c)酵
素の活性部位に結合して酵素活性を抑制する酵素安定剤
として硼酸及び硼砂の少なくとも一方を含む構成、請求
項5の発明は上記請求項1〜4のいずれかの洗浄剤組成
物における(c)水分に置換して酵素活性を抑制する酵
素安定剤としてアルコール類を含む構成、をそれぞれ採
用している。
【0011】更に、請求項6の発明では、上記請求項1
〜6のいずれかの洗浄剤組成物において、前記a〜c成
分に加えて(d)ビルダーを含む構成を採用している。
そして、この(d)ビルダーとして、請求項7の発明で
はアルカノールアミンを、請求項8の発明ではカルシウ
ム及びマグネシウムに対するキレート化剤を、それぞれ
含むものとしている。
【0012】更にまた、請求項9の発明は、上記請求項
1〜8のいずれかの洗浄剤組成物における(b)ポリオ
キシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマー
を主成分とするノニオン界面活性剤が、下記一般式; HO−(C2 4 O)x−(C3 6 O)y−(C2
4 O)z−H で表されるブロックポリマーにおいて、ポリオキシプロ
ピレン成分の平均分子量が500〜20000、ポリオ
キシエチレン基の含有量〔(x +z )/(x +y+z
)〕が10〜80重量%の範囲にあるものとしてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る洗浄剤組成物である
医用内視鏡洗浄剤は、既述のように、必須成分として、
(a)プロテアーゼ、(b)ポリオキシエチレン−ポリ
オキシプロピレンブロックポリマーを主成分とするノニ
オン界面活性剤、(c)酵素の活性部位に結合して酵素
活性を抑制するか、もしくは水分に置換して酵素活性を
抑制する酵素安定剤、を含有することを基本構成とする
ものであり、医用内視鏡洗浄に際して水で希釈して用い
ることにより、(c)成分の酵素安定剤による酵素活性
の抑制作用が解除され、賦活化した(a)成分のプロテ
アーゼと(b)成分のノニオン界面活性剤との協働によ
って優れた洗浄力を発揮し、鉗子チャンネルを含む汚物
吸引管路内に付着した汚れまで効率よく除去できる上、
洗浄剤自体を短時間のすすぎによって洗い落とすことが
可能であり、洗浄剤成分の在留による危険性を確実に回
避でき、且つ高価で精密な医用内視鏡を腐食して傷める
ような懸念がなく、また自動洗浄への適用性にも優れる
という特徴を備えている。
【0014】上記(a)成分のプロテアーゼは、蛋白分
解酵素であり、医用内視鏡の内外に付着する汚れに含ま
れる血液、体液、胃液、唾液、細胞片等の蛋白質成分を
分解する作用を有する。しかして、このプロテアーゼと
しては、多くの種類が存在し、そのいずれをも使用でき
るが、特にセリン型アルカリプロテアーゼが上記汚れの
蛋白質成分を効率よく分解できるものとして推奨され
る。なお、セリン型アルカリプロテアーゼはPH8〜1
2程度のアルカリ領域において加水分解して酵素活性を
示すものであり、その好適な市販品として、例えばノボ
ノルディスクインダストリー社製の商品名サビナーゼ、
同アルカラーゼ、協和エンザイム社製の商品名ピュラフ
ェクト等が挙げられる。
【0015】プロテアーゼの配合量は、医用内視鏡洗浄
剤の洗浄時の希釈液中で0.01〜8重量%程度となる
範囲が好適であり、少な過ぎては充分な蛋白分解作用が
得られず、逆に多過ぎてもコスト高になるだけでより以
上の効果は期待できない。
【0016】ところで、医用内視鏡の内外に付着する汚
れの血液、体液、唾液、細胞片等には炭水化物が含まれ
るため、上記の蛋白分解酵素であるプロテアーゼと共に
炭水化物分解酵素でしるアミラーゼを併用することがよ
り好適である。このアミラーゼは、特に主成分がムチン
質と呼ばれるムコ蛋白質(蛋白質とムコ多糖類の複合
体)である胃液成分に対する洗浄効果に優れるから、上
部消化管内視鏡の洗浄剤に好適である。しかして、アミ
ラーゼの配合量はプロテアーゼに対する重量比で0.0
1〜0.5程度とするのがよい。なお、上記の汚れには
脂肪も含まれるため、アミラーゼの他にリパーゼの如き
脂肪分解酵素を併用してもよいが、その使用効果はさほ
ど顕著ではないことが判明している。
【0017】前記(b)成分のノニオン界面活性剤は、
前記のアミラーゼを始めとする酵素の活性を損なうこと
なく汚れに対する高い洗浄力を発揮する成分であるが、
その主成分のポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレ
ンブロックポリマーが低泡性であるため、洗浄時の起泡
が少なくなるという特徴を備える。従って、この(b)
成分を含む医用内視鏡洗浄剤によれば、洗浄剤が泡によ
る妨害を受けずに医用内視鏡の細部まで行き渡り、特に
鉗子チャンネルを兼ねる汚物吸引管路の隅々まで余すと
ころなく洗浄剤が接触するため、高い洗浄性が得られ、
とりわけ自動洗浄消毒装置を用いる場合でも泡による洗
浄阻害がない上、洗浄後のすすぎの際に洗浄剤を短時間
で容易に且つ完全に洗い落とすことが可能となり、もっ
て残留した洗浄剤成分が次の医用内視鏡使用時に患者の
体内に移行するといった危険性を確実に回避できると共
に、このすすぎを含めた洗浄過程全体の時間短縮によっ
て医用内視鏡の使用サイクルを速めることができる。
【0018】上記のポリオキシエチレン−ポリオキシプ
ロピレンブロックポリマーとしては、特に制約はない
が、下記一般式; HO−(C2 4 O)x−(C3 6 O)y−(C2
4 O)z−H で表されるブロックポリマーにおいて、ポリオキシプロ
ピレン成分の平均分子量が500〜20000、親水基
(ポリオキシエチレン基)の含有量〔(x +z )/(x
+y +z )〕が10〜80重量%の範囲にあるものが好
適である。
【0019】なお、この(b)成分のノニオン界面活性
剤としては、上記のポリオキシエチレン−ポリオキシプ
ロピレンブロックポリマーを使用する他、これと共に副
成分として他のノニオン界面活性剤を併用することも可
能であるが、他のノニオン界面活性剤は起泡性が高いた
め、自動洗浄消毒装置を用いる場合にはポリオキシエチ
レン−ポリオキシプロピレンブロックポリマーのみの使
用が望ましい。しかして、上記の他のノニオン界面活性
剤としては、高級アルコール系ノニオン界面活性剤が特
に好適である。一方、アニオン界面活性剤や両性界面活
性剤には酵素安定剤との併用によって酵素活性を損なわ
ずに良好な洗浄力を発揮できるものもあるが、すすぎ性
が悪いため、これらを(b)成分に置き換えたり、
(b)成分と併用することは、いずれも好ましくない。
【0020】(b)成分のノニオン界面活性剤の配合量
は、医用内視鏡洗浄剤の洗浄時の希釈液中で0.01〜
5重量%程度となる範囲が好適であり、少な過ぎては洗
浄効果が得られず、逆に多過ぎても量に見合う洗浄性の
向上は期待できない上にすすぎ性が悪くなる
【0021】(c)成分の酵素安定剤は、洗浄剤の高濃
度下で(a)成分のプロテアーゼあるいはこれと併用す
るアミラーゼ等の酵素成分の活性を抑え、もって医用内
視鏡洗浄剤の保管中における酵素成分の劣化を防止する
が、当該洗浄剤を使用時に水で薄めた際に該抑制作用を
喪失することにより、酵素活性を賦活させて既述の蛋白
分解作用や炭水化物分解作用をもたらすものである。そ
して、本発明においては、この酵素安定剤として、酵素
の活性部位に結合して酵素活性を抑制するか、もしては
水分に置換して酵素活性を抑制するものを使用する。
【0022】前者の酵素の活性部位に結合して酵素活性
を抑制する酵素安定剤としては、特に制約はないが、と
りわけ硼酸と硼砂とが(a)成分のプロテアーゼに対す
る優れた安定化作用を示すものとして推奨される。ま
た、後者の水分に置換して酵素活性を抑制する酵素安定
剤としては、やはり特に制約はないが、アルコール類が
好適であり、その中でもプロピレングリコール、グリセ
リン、ソルビトール等の多価アルコール類が良好な安定
化作用を示すものとして推奨される。そして、前者の酵
素安定剤と後者の酵素安定剤とは、一方のみを使用して
もよいし、両方を共用してもよく、また各々についても
複数種を併用することが可能である。
【0023】この(c)成分の酵素安定剤の使用量は、
(a)成分のプロテアーゼを含む酵素成分に対する重量
比で0.5〜10程度の割合で用いるのがよく、少な過
ぎては充分な安定化作用が得られず、逆に多過ぎて水分
含量が少なくなっても安定化しにくくなる。
【0024】本発明に係る洗浄剤組成物である医用内視
鏡洗浄剤は、上記のa〜c成分を必須成分と含むもので
あるが、これら以外に必要に応じて種々の添加剤成分を
適宜配合でき、特に好適なものとして(d)ビルダーを
配合することが推奨される。この(d)成分のビルダー
は、それ自身は界面活性を有しないが、様々な作用機構
によって洗浄剤全体としての洗浄力を高める成分であ
り、例えばモノエタノールアミン,ジエタノールアミ
ン,トリエタノールアミンの如きアルカノールアミン、
トリポリ燐酸ナトリウム,ピロ燐酸カリウム、燐酸三ナ
トリウムの如き燐酸塩、ニトリロ三酢酸塩、1−ヒドロ
キシエチリデン−ジホスホン酸塩、エチレンジアミン四
酢酸(EDTA)塩の如きアミノポリ酢酸塩、アルカリ
金属の炭酸塩及び珪酸塩等が挙げられ、これらは単独で
使用できる他、2種以上を併用してもよい。
【0025】上記ビルダーのうち、アルカノールアミ
ン、アルカリ金属の炭酸塩及び珪酸塩は、特にアルカリ
領域における洗浄力を高める成分であり、とりわけアル
カノールアミンが好適なものとして推奨される。また、
ニトリロ三酢酸塩、1−ヒドロキシエチリデン−ジホス
ホン酸塩、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)塩の如
きアミノポリ酢酸塩等は、カルシウム及びマグネシウム
に対するキレート化剤であり、医用内視鏡に付着する汚
れの中に含まれるカルシウム及びマグネシウムを取り込
むことにより、これらが水酸化物として析出付着するの
を防止し、その結果として洗浄性を向上させる成分であ
る。
【0026】そして、本発明の医用内視鏡洗浄剤は、好
ましくは中性から弱アルカリ性に調整されるが、弱アル
カリ性に調整する場合に(d)成分のビルダーとしてア
ルカノールアミンと前記キレート化剤とを併用する構成
が特に推奨される。なお、アルカノールアミンとキレー
ト化剤とを併用する場合、前者/後者の重量比を2/1
〜100/1程度の範囲とし、且つ両者の合量が洗浄剤
中の水を除く有効成分中の0.5〜50重量%程度とな
るように設定するのがよい。
【0027】上記(d)ビルダー以外の必要に応じて配
合できる添加剤成分としては、例えば酵素安定化助剤、
脱塩素剤、PH調整剤、防錆剤、防腐剤、抗菌剤、着色
料、香料、粘度調整剤等が挙げられる。そして、酵素安
定化助剤としては、クエン酸ナトリウム、プロピオン
酸、リンゴ酸、ヒドロキシ酢酸、蟻酸、塩化カルシウム
の如きカルシウム塩、ジグリコール酸等が挙げられる。
また脱塩素剤は、洗浄剤を水道水で希釈して用いる際、
水道水中に含まれる塩素を除去することにより、該塩素
の酸化作用によって酵素活性が損なわれるのを防止する
ものであり、チオ硫酸ナトリウム等が好適に使用され
る。
【0028】しかして、本発明の医用内視鏡洗浄剤は、
製品形態では酵素活性の劣化を防ぐために水を除く有効
成分の濃度が通常10〜100重量%程度の高濃度水溶
液とし、医療機関での医用内視鏡の洗浄に際し、水を加
えて100〜300倍程度に希釈して用いるものとする
ことが望ましい。また、洗浄性をより高める上では、上
記製品形態での高濃度水溶液を中性から弱アルカリ性、
好適にはPH7.0〜10.0程度に設定するのがよ
い。なお、この医用内視鏡洗浄剤による洗浄後の医用内
視鏡は、従来と同様にグルタールアルデヒド水溶液等に
よる滅菌処理を施して再使用に供される。
【0029】
【実施例】以下に、本発明の実施例を比較例と対比して
具体的に説明する。以下において%は重量%を意味す
る。なお、実施例及び比較例で用いた酵素成分及び界面
活性剤は次のとおりである。
【0030】〔酵素成分〕 プロテアーゼ:セリン型アルカリプロテアーゼ…協和エ
ンザイム社製のピュラフェクト4000L アミラーゼ:ノボノルディスクインダストリー社製ター
ミマル
【0031】〔界面活性剤〕 ノニオン界面活性剤A:ポリオキシエチレン−ポリオキ
シプロピレンブロックポリマー…第一化学工業社製エパ
ン740(ポリオキシプロピレン成分の平均分子量20
00、親水基含有量約40%) ノニオン界面活性剤B:ポリオキシエチレン−ポリオキ
シプロピレンブロックポリマー…旭電化工業社製アデカ
プルロニックL64(ポリオキシプロピレン成分の平均
分子量1750、親水基含有量約40%) ノニオン界面活性剤C:ポリオキシエチレン−ポリオキ
シプロピレンブロックポリマー…旭電化工業社製アデカ
プルロニックL62(ポリオキシプロピレン成分の平均
分子量1750、親水基含有量約20%) ノニオン界面活性剤D:高級アルコールポリオキシエチ
レン重合物…ライオン社製レオックス2008C(HL
B…12) アニオン界面活性剤A:ドデシル硫酸ナトリウム アニオン界面活性剤B:ポリオキシエチレンラウリル硫
酸エステルナトリウム…日本油脂社製パーソフトEF
(EO=3) 両性界面活性剤:塩酸アルキルジアミノエチルグリシン
【0032】実施例1〜16 水中に後記表1記載の酵素成分、界面活性剤、酵素安定
剤、ヒルダー、酵素安定化助剤、脱塩素剤の同表記載の
各重量部を添加混合して全量を100重量部とした水溶
液からなる洗浄剤を調製した。
【0033】比較例1〜12 実施例同様に後記表2記載の各成分を水中に添加混合し
た水溶液からなる洗浄剤を調製した。
【0034】上記実施例及び比較例の各洗浄剤につい
て、二通りの洗浄性、すすぎ性、酵素安定性、自動洗浄
の適用性をそれぞれ調べた。その結果を各洗浄剤のpH
と共に後記表1及び表2に示す。なお、各項目の試験方
法及び評価はつぎのとおりである。
【0035】〔洗浄性A,B〕医用内視鏡の汚れを想定
し、洗浄性Aでは牛血清及び人血清を水で1/10に希
釈したものを、洗浄性Bでは人工胃液(和光純薬社製の
ムチンを10%濃度のプロピレングリコール水溶液に飽
和溶解させて煮沸したもの)を、それぞれスライド硝子
に10μl滴下して80℃で30分間の乾燥を行って固
着させ、これらを各洗浄剤の100重量倍の希釈液中に
30分間浸漬したのち、引上げて固着物の除去度合を調
べ、次の5段階で評価した。 ◎…完全除去、○…殆ど除去、□…少し残留、△…残留
多し、×…全く除去できず。
【0036】〔すすぎ性〕オリンパス工業社製の上部消
化管汎用内視鏡(GIF−XQ−240)の鉗子チャン
ネル内に、各洗浄剤の100倍希釈液をユニバーサル方
向への逆流防止用アダプターを嵌装した鉗子口から注入
し、5分間放置後、20mlシリンジにて鉗子口から水
道水を一回毎に20mlずつ送り込み、その都度に挿入
端から出るすすぎ水を回収して含まれる界面活性剤量を
測定し、検出量が1ppm以下になるまでのすすぎ回数
によって次の3段階で評価した。なお、ノニオン界面活
性剤の測定にはチオ硫酸コバルト法(検出限界1pp
m)、アニオン界面活性剤の測定にはメチレンブルー吸
光光度法(検出限界1ppm)を採用した。 ◎…2回目で1ppm以下、○…3回目で1ppm以
下、×…4回以上のすすぎを要す。
【0037】〔酵素安定性〕各洗浄剤100mlを40
℃の恒温器内で2週間保存したのち、酵素活性を測定
し、調製直後の酵素活性に対する割合(%)が40%以
上である場合を○、同40%未満である場合を×とし
た。なお、測定はプロテアーゼのみとし、DELFT法
(基質ミルクガゼイン2%、pH8.5、反応時間30
分、反応温度40℃)に基づいて行った。
【0038】〔自動洗浄の適用性〕自動洗浄消毒装置
(オリンパス光学工業社製EW−30)による洗浄が可
能である場合を○、不可能である場合を×とした。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】表1の結果から、本発明に係る洗浄剤(実
施例1〜16)は、医用内視鏡に付着する汚れに対する
洗浄性に優れる上、すすぎ性もよく、とりわけノニオン
界面活性剤としてポリオキシエチレン−ポリオキシプロ
ピレンブロックポリマーのみを用いたもの(実施例1〜
14)は自動洗浄にも充分に適用でき、また酵素安定性
にも問題がないことが判る。しかして、プロテアーゼと
共にアミラーゼを配合したもの(実施例1〜4,9〜1
1,15,16)は、人工胃液に対する洗浄性が特によ
いことから、上部消化管内視鏡の洗浄剤として最適であ
る。更に、ビルダーとしてのアルカノールアミン(実施
例1〜8,15)は、洗浄性に好結果をもたらすことが
示唆される。
【0042】一方、表2の結果から、界面活性剤として
アニオン界面活性剤を用いた洗浄剤(比較例1〜6,8
〜10,12)はいずれも、すすぎ性が悪いため、余程
丹念に水洗を行わなければ洗浄剤成分の残留を生じる可
能性があり、且つ自動洗浄には適用できないことが明ら
かである。また、プロテアーゼを配合していない洗浄剤
(比較例7〜12)は洗浄性に劣るため、これらを医用
内視鏡の洗浄に用いた場合、残留した汚れの固着物によ
り、次のグルタールアルデヒド等による消毒殺菌処理を
経ても完全な殺菌消毒状態に至らないことが懸念され
る。
【0043】〔腐食性試験〕次に、前記実施例1,9,
12,16の各洗浄剤と、実施例1の洗浄剤に防錆剤と
して脂肪酸アミン塩(キレスト社製キレスライトWB)
を5重量部加えたもの(実施例1’)を用い、これらの
100倍希釈液中に金属及び合成樹脂のテストパネルを
浸漬し、時間経過に伴うテストパネルの表面状態を観察
した。その結果を次の5段階で評価して後記表3に示
す。 ◎…2週間通して変化なし、○…2週間で僅かに変色、
□…1週間で僅かに変色、△…1週間で顕著に変色、×
…1日で変色。
【0044】
【表3】
【0045】上表の結果から、本発明の洗浄剤は、どの
素材についても強い腐食性は示さず、医用内視鏡の洗浄
用として特に支障がないことが明らかである。なお、ジ
エタノールアミンを配合した洗浄剤(実施例1)では、
非鉄金属類に対して僅かに腐食性を示すが、この腐食性
は防錆剤の配合によって略抑制できることが判る。
【0046】〔医療機関での実施試験〕オリンパス工業
社製の上部消化管汎用内視鏡(前出:GIF−XQ−2
40)にて約15〜30例/日の内視鏡検査を行ってい
る2つの医療施設A,Bにおいて、本発明の医用内視鏡
洗浄剤による後記の洗浄試験を行った。その結果を表4
及び図2に示す。なお、これまでの医用内視鏡洗浄は、
医療施設Aでは両性界面活性剤(アミノエチルグリシン
塩酸塩)の0.1%水溶液が用いられ、医療施設Bでは
電解アルカリ水が用いられていた。
【0047】試験方法・・・両医療施設A,Bでランダ
ムに選定した洗浄済みの医用内視鏡の鉗子チャンネル内
の残留蛋白質を環状器材内部残留蛋白質測定キット(ク
リーンケミカル社製ナイスチェック)にて測定し、その
後の1ヵ月間にわたる洗浄について、操作方法は以前と
同じにして洗浄液を前記実施例1,9,16の洗浄剤の
100倍希釈液に代えて行い、1ヵ月後の各医用内視鏡
の鉗子チャンネル内の残留蛋白質を同様にして測定し
た。なお、表4及び図2において、A0,B0(A,B
は医療施設を表す…以下同様)は洗浄液を代える前の測
定値であり、A1,B1は実施例1の洗浄剤、A2,B
2は実施例9の洗浄剤、A3,B3は実施例16の洗浄
剤、を各々用いた1ヵ月後の測定である。
【0048】
【表4】
【0049】表4の結果から明らかなように、洗浄液を
本発明の医用内視鏡洗浄剤に変更することにより、1ヵ
月で医用内視鏡の鉗子チャンネル内に付着残留する蛋白
質が著しく減少している。これは過去の繰り返し使用に
伴って鉗子チャンネル内に蓄積固化していた汚れの付着
物が、本発明の洗浄剤を用いることによって次第に除去
されていったことを表しており、本発明の洗浄剤が実際
の医用内視鏡洗浄に極めて有効であることを証明してい
る。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明に係る洗浄剤組成物によ
れば、特に医用内視鏡洗浄剤として、洗浄力に優れ、鉗
子チャンネルを含む汚物吸引管路内に付着した汚れまで
効率よく除去できる上、洗浄剤自体を短時間のすすぎに
よって洗い落とすことが可能であり、洗浄剤成分の在留
による危険性を確実に回避でき、且つ高価な医用内視鏡
を傷める懸念がなく、また自動洗浄への適用性にも優れ
るものが提供される。
【0051】請求項2の発明に係る洗浄剤組成物によれ
ば、上記の医用内視鏡洗浄剤として、特に医用内視鏡に
付着する蛋白質成分の洗浄性に優れるものが提供され
る。
【0052】請求項3の発明に係る洗浄剤組成物によれ
ば、上記の医用内視鏡洗浄剤として、炭水化物成分の洗
浄性にも優れることから、特に胃液成分が付着し易い上
部消化管内視鏡の洗浄に適したものが提供される。
【0053】請求項4及び請求項5の発明に係る洗浄剤
組成物によれば、特に保存安定性に優れた医用内視鏡洗
浄剤が提供される。
【0054】請求項6〜請求項9の発明に係る洗浄剤組
成物によれば、洗浄性により優れた医用内視鏡洗浄剤が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 消化管内視鏡の内部構造の一例を示す断面図
である。
【図2】 医療施設で使用中の上部消化管内視鏡につい
て、本発明の洗浄剤の適用前と適用一ヵ月後における鉗
子チャンネル内の蛋白質残留量を示す棒グラフ図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/386 C11D 3/386 7/42 7/42 10/02 10/02 // A61B 19/00 513 A61B 19/00 513

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必須成分として次のa〜c成分; (a)プロテアーゼ、 (b)ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロ
    ックポリマーを主成分とするノニオン界面活性剤、 (c)酵素の活性部位に結合して酵素活性を抑制する
    か、もしくは水分に置換して酵素活性を抑制し、洗浄剤
    が水で希釈される際に酵素活性を賦活させる酵素安定
    剤、を含有する水溶液からなる洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 (a)プロテアーゼがセリン型アルカリ
    プロテアーゼである請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記a〜c成分に加えて、アミラーゼを
    含む請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 (c)酵素の活性部位に結合して酵素活
    性を抑制する酵素安定剤として、硼酸及び硼砂の少なく
    とも一方を含む請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄剤
    組成物。
  5. 【請求項5】 (c)水分に置換して酵素活性を抑制す
    る酵素安定剤として、アルコール類を含む請求項1〜4
    のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 前記a〜c成分に加えて、(d)ビルダ
    ーを含む請求項1〜5のいずれかに記載の洗浄剤組成
    物。
  7. 【請求項7】 (d)ビルダーとしてアルカノールアミ
    ンを含む請求項6に記載の洗浄剤組成物。
  8. 【請求項8】 (d)ビルダーとしてカルシウム及びマ
    グネシウムに対するキレート化剤を含む請求項6又は7
    に記載の洗浄剤組成物。
  9. 【請求項9】 (b)ポリオキシエチレン−ポリオキシ
    プロピレンブロックポリマーを主成分とするノニオン界
    面活性剤が、下記一般式; HO−(C2 4 O)x−(C3 6 O)y−(C2
    4 O)z−H で表されるブロックポリマーにおいて、ポリオキシプロ
    ピレン成分の平均分子量が500〜20000、ポリオ
    キシエチレン基の含有量〔(x +z )/(x +y+z
    )〕が10〜80重量%の範囲にあるものである請求
    項1〜8のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
JP11204787A 1999-07-19 1999-07-19 洗浄剤組成物 Pending JP2001031999A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11204787A JP2001031999A (ja) 1999-07-19 1999-07-19 洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11204787A JP2001031999A (ja) 1999-07-19 1999-07-19 洗浄剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001031999A true JP2001031999A (ja) 2001-02-06

Family

ID=16496351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11204787A Pending JP2001031999A (ja) 1999-07-19 1999-07-19 洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001031999A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007004353A1 (ja) * 2005-06-30 2007-01-11 Amtec Co., Ltd. 医療器具洗浄評価用指示組成物
JP2008530279A (ja) * 2005-02-15 2008-08-07 シキャン リミテッド 防食洗剤組成物並びに歯科用器具及び医療用器具の洗浄におけるそれらの使用
JP2009144070A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Kao Corp 医療器具用洗浄剤組成物
JP2009543904A (ja) * 2006-07-18 2009-12-10 ノバファーム リサーチ (オーストラリア) ピーティーワイ リミテッド 低発泡性洗浄剤
JP2010115223A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Asuka Medical:Kk 医療器具用卓上洗浄装置及び医療器具洗浄方法
JP2011012219A (ja) * 2009-07-06 2011-01-20 Kao Corp 医療器具の洗浄方法
WO2012090306A1 (ja) * 2010-12-28 2012-07-05 花王株式会社 医療器具の洗浄方法
JP2012140483A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Kao Corp 医療器具の洗浄方法
JP2012140485A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Kao Corp 医療器具用洗浄剤組成物
JP2012140487A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Kao Corp 内視鏡洗浄機用酵素含有洗浄剤組成物
JP2012140484A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Kao Corp 医療器具用洗浄剤組成物
WO2015046532A1 (ja) 2013-09-30 2015-04-02 ナガセ医薬品株式会社 内視鏡レンズクリーナー
JP2016535110A (ja) * 2013-09-26 2016-11-10 ケミシェ・ファブリーク・ドクトル・ヴァイゲルト・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディットゲゼルシャフトChemische Fabrik Dr.Weigert GmbH & Co.KG 医療機器および器具を洗浄および消毒するためのキットおよび方法
JP2019014823A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 日華化学株式会社 生体汚れ器具洗浄前処理剤組成物、及び生体汚れ器具洗浄前処理方法
JP2021095517A (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 株式会社アルボース 医療器具用洗浄剤

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008530279A (ja) * 2005-02-15 2008-08-07 シキャン リミテッド 防食洗剤組成物並びに歯科用器具及び医療用器具の洗浄におけるそれらの使用
WO2007004353A1 (ja) * 2005-06-30 2007-01-11 Amtec Co., Ltd. 医療器具洗浄評価用指示組成物
US7547552B2 (en) 2005-06-30 2009-06-16 Amtec Co., Ltd. Indication composition for surgical instrument cleaning evaluation
JP4832427B2 (ja) * 2005-06-30 2011-12-07 アムテック株式会社 医療器具洗浄評価用指示組成物
JP2009543904A (ja) * 2006-07-18 2009-12-10 ノバファーム リサーチ (オーストラリア) ピーティーワイ リミテッド 低発泡性洗浄剤
US9023778B2 (en) 2006-07-18 2015-05-05 Novapharm Research (Australia) Pty Ltd. Low foaming cleaner
JP2009144070A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Kao Corp 医療器具用洗浄剤組成物
JP2010115223A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Asuka Medical:Kk 医療器具用卓上洗浄装置及び医療器具洗浄方法
JP2011012219A (ja) * 2009-07-06 2011-01-20 Kao Corp 医療器具の洗浄方法
JP2012140484A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Kao Corp 医療器具用洗浄剤組成物
CN103261392B (zh) * 2010-12-28 2015-07-22 花王株式会社 医疗器具的清洁方法
JP2012140487A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Kao Corp 内視鏡洗浄機用酵素含有洗浄剤組成物
JP2012140483A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Kao Corp 医療器具の洗浄方法
CN103261392A (zh) * 2010-12-28 2013-08-21 花王株式会社 医疗器具的清洁方法
US9353334B2 (en) 2010-12-28 2016-05-31 Kao Corporation Method for cleaning medical instrument
WO2012090306A1 (ja) * 2010-12-28 2012-07-05 花王株式会社 医療器具の洗浄方法
JP2012140485A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Kao Corp 医療器具用洗浄剤組成物
JP2016535110A (ja) * 2013-09-26 2016-11-10 ケミシェ・ファブリーク・ドクトル・ヴァイゲルト・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディットゲゼルシャフトChemische Fabrik Dr.Weigert GmbH & Co.KG 医療機器および器具を洗浄および消毒するためのキットおよび方法
WO2015046532A1 (ja) 2013-09-30 2015-04-02 ナガセ医薬品株式会社 内視鏡レンズクリーナー
CN105849244A (zh) * 2013-09-30 2016-08-10 长濑医药品株式会社 内窥镜镜头清洗剂
JPWO2015046532A1 (ja) * 2013-09-30 2017-03-09 ナガセ医薬品株式会社 内視鏡レンズクリーナー
US10264957B2 (en) 2013-09-30 2019-04-23 Nagase Medicals Co., Ltd. Endoscope lens cleaner
CN105849244B (zh) * 2013-09-30 2019-05-17 长濑医药品株式会社 内窥镜镜头清洗剂
JP2019014823A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 日華化学株式会社 生体汚れ器具洗浄前処理剤組成物、及び生体汚れ器具洗浄前処理方法
JP2021095517A (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 株式会社アルボース 医療器具用洗浄剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108350396B (zh) 清洁和消毒组合物
US7393818B2 (en) Cleaning and decontamination formula for surfaces contaminated with prion-infected material
JP2001031999A (ja) 洗浄剤組成物
JP5407002B2 (ja) 医療器具洗浄機用洗浄剤組成物
JP5317466B2 (ja) 医療器具用洗浄剤組成物
JP5584613B2 (ja) 医療器具の洗浄方法
JP5466782B1 (ja) 洗浄剤組成物
JPH09512586A (ja) 外科用器具用洗浄剤
US20100190676A1 (en) Composition for enhanced removal of blood soils
JP3697294B2 (ja) コンタクトレンズの洗浄消毒方法
RU2370283C2 (ru) Машинная дезинфекция предметов
JP3053550B2 (ja) 医療機器の洗浄方法
JP4244190B2 (ja) 外科用および医療用の機器および器具の洗浄並びに消毒
JP2002360689A (ja) 人工透析装置の洗浄方法
JP2009091469A (ja) 液体除菌洗浄剤組成物
US8420584B2 (en) Enzymatic detergent
JPH07233396A (ja) 医療機器用殺菌洗浄剤
EP3423559B1 (en) Non-enzymatic cleaner for reprocessing surgical instruments and flexible endoscopes
JP4130383B2 (ja) 医療器具用洗浄剤組成物
WO1998020912A1 (fr) Composition de traitement pour lentilles de contact et procede de traitement de lentilles de contact au moyen de ladite composition
US7211552B1 (en) Enzymatic detergent
JPH0920606A (ja) 医療検査用マイクロプレート除菌洗浄剤
JPH05279700A (ja) 洗浄剤組成物
JPH11302694A (ja) 硬質表面用固形洗浄剤組成物
CN114164059A (zh) 一种医疗器械用清洗剂及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030627