JP2008504573A - ローラ間隔を異ならせた熱処理装置 - Google Patents
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Abstract
結像材料内の画像を熱によって現像する熱処理装置。熱処理装置は、オーブンと、搬送路を形成するよう配置され、結像材料との接触によって結像材料をオーブン内を搬送路に沿って移動させるよう構成された複数のローラと、を有する。各ローラは、結像材料が搬送路に沿って移動する際の結像材料との初期接触点及び最終接触点を備える。ローラ間の間隔が異ならせられ、これにより、少なくとも第1の対のローラの最終接触点及び初期接触点間の搬送路に沿った距離が、少なくとも第2の対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の搬送路に沿った距離とは異ならせる。
Description
本発明は、結像材料を処理する装置及び方法に関し、特に、搬送路を形成するローラ間のスペースを異ならせた、結像材料を熱によって現像する装置に関する。
光熱写真フィルムは、一般的に、感熱性の材料の乳状液によって少なくとも片側がコーティングされた基材を有する。フィルムが、光手段(たとえばレーザ光)によって、光による刺激に一旦さらされる又は「結像」されると、結果の潜像は、フィルムに熱を加えることによって現像される。一般的に、現像された画像の密度の均一性は、感熱性材料の乳状液に対してどのように熱が転送されるかに影響される。現像処理において、フィルムと支持構造との非均一な接触は、フィルムの非均一な加熱を引き起こす場合があり、これにより、非均一の画像密度及び他の視覚的な副産物が、現像された画像に引き起こされる場合がある。したがって、現像処理において、感熱性材料に熱を均一的に転送することが、高品質の画像を生成する上で非常に重要である。
処理中に光熱写真フィルムのシートへの熱転送を最適化するために、いくつかの種類の熱処理機械が開発されてきた。「フラットベッド」熱処理装置と呼ばれる1つの種類の熱処理装置は一般的に、オーブン筐体を有し、この中に、等間隔に配置された複数のローラを備え、これにより、オーブンを通じた、概して水平な搬送路を形成する。なんらかの種類の駆動システムが用いられてローラを回転させ、これにより、フィルムが、ローラと結像されるフィルムの一部との接触によって、オーブン内で、オーブンの入口からオーブンの出口まで、搬送路に沿って移動する。フィルムがオーブン内を移動するに従って、フィルムが、画像を最適に現像するために必要な温度で必要な期間加熱される。
フラットベッド型熱処理装置は、光熱写真フィルムを現像するためには効率的であるが、フィルムがオーブン内を移動する際に、画像密度が変動する場合がある。例えば、一枚のフィルムが1つのローラから次のローラに転送される際に、フィルムがローラに乗り、次の下流のローラへと移動されるまで、前部エッジが搬送路上の次のローラに接触又は「ぶつかる」(stub)場合がある。フィルムが下流ローラにぶつかる場合、その力は小さいものであるが、フィルムが搬送路に沿って移動する際にフィルムの速度を変化させるには十分な場合もある。フィルムの剛性によって、この速度の変化は、フィルムが搬送路内の前のローラから持ち上げられる又はフィルムと前のローラの表面との接触が長くなりすぎる場合があり、これにより、ローラ表面に近いフィルムの領域と、隣接領域との加熱が異なる場合がある。剛性が低いフィルムは、ローラ表面から持ち上げられ、隣接領域よりもこのような領域への加熱が少なくなる場合があり、また、剛性の高いフィルムは、ローラ表面に所望の時間よりも長い時間残り、隣接領域よりもこのような領域への加熱が多くなる場合がある。他の場合、フィルムが搬送路に沿って移動する際に、後部エッジが、ローラ表面との所望の接触を保てなくなる場合があり、この場合にも、後部エッジへの熱転送が非均一となる。
このような非均一な加熱は、現像された画像の画像密度に変動をもたらし、これは、フィルム全体に、視認できる帯として現れる場合がある。この効果は一般的に、「クロス幅」(cross-width)又は「クロスウェブ」(cross-web)帯として知られる。加熱が多すぎれば「濃い」帯となり、加熱が少なすぎれば「薄い」帯となる。さらに、ローラが等間隔で配置されているため、帯効果は、フィルムが搬送路上でローラからローラへと移動するにしたがって、フィルム上の同一の場所で増強され、よってフィルムが処理されるにしたがって、さらに視認性が増す。
このようなクロスウェブ帯は、2004年6月22日に出願され、本願と同じ譲受人に譲渡され、ここに参照して援用する、タイトルが「Flat Bed Thermal Processor Employing Heated Rollers」である米国特許出願第xx/xxx,xxx号(コダック事務処理番号87968/SLP)に記載されるような、加熱されたローラを用いる熱処理装置において特に問題となる。また、この問題は、搬送路の初期部分を形成するローラにおいてさらに顕著であり、これは、フィルムが搬送路の後部に沿って所望の現像温度に近づくに従って、フィルムがローラ表面から持ち上げられる又はローラ表面に留まることによるフィルムへの熱転送量の差が、小さくなるからである。
向上した光熱写真フィルム現像装置に対する継続した必要性が存在することは明らかである。特に、上述のクロスウェブ帯効果を実質的に除去するローラシステムを備えるフラットベッド型の熱処理装置が必要とされる。
本発明の1つの実施形態によれば、結像材料内の画像を熱によって現像する熱処理装置が提供される。この熱処理装置は、オーブンと、搬送路を形成するよう配置され、結像材料との接触により結像材料を搬送路に沿ってオーブン内を移動させるよう構成された、複数のローラと、を有する。各ローラは、結像材料が搬送路に沿って移動する際の、結像材料との初期接触点と、最終接触点とを備える。ローラ間の間隔は異ならせられ、これにより、少なくとも第1の対のローラの最終接触点及び初期接触点間の搬送路に沿った距離が、少なくとも第2の対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の搬送路に沿った距離とは異なる。
連続した対のローラ間の搬送路に沿った間隔を異ならせることにより、結像材料の前部エッジが次の下流のローラに接触するときに、結像材料の異なる領域が上流のローラと接触する。この結果、本発明によれば、より均一な結像材料への熱転送が達成され、よって、向上された画像品質が達成される。これは、結像材料が上流のローラから下流のローラに移動するたびに、同一の領域(又は複数の同一の領域)が、繰り返し上流のローラの表面から分離される又は上流のローラの表面に留まることがなくなるためである。
これらの目的は、例示目的でのみ示されるものであり、このような目的は、本発明の1つ又はそれ以上の実施形態における例である。ここに開示する発明により本来的に達成される他の望ましい目的及び効果は当業者には考えることができる又は明らかになるであろう。本発明は、添付する請求項により定義される。
以下は、添付の図面を参照した本発明の好適な実施形態の詳細な説明であり、図面の各々において、同一の符号は、同一の構造要素を特定する。
2004年3月31日に出願され、本願と同一の譲受人に譲渡された、タイトルが「Apparatus and Method For Thermally Processing An Imaging Material Employing a Preheat Chamber」である米国特許出願第10/815,027号をここに参照し、援用する。
2004年6月22日に出願され、本願と同じ譲受人に譲渡された、タイトルが「Flat Bed Thermal Processor Employing Heated Rollers」である米国特許出願第xx/xxx,xxx号(コダック事務処理番号87968/SLP)をここに参照し、援用する。
図1は、本発明による、結像材料32内の画像を現像するための、ローラ間隔を異ならせた熱処理装置30の1つの例示実施形態を示す断面図である。熱処理装置30は、入口36及び出口38を備えるオーブン35を形成する筐体34を有する。上部熱源40a及び下部熱源40bとして図示されるオーブン加熱器40は、結像材料の現像のために、オーブン35を概ね所望の温度に保持するよう構成される。
各々が円筒形の表面48及び回転軸50を有する、上部グループのローラ44及び下部グループのローラ46が、筐体34の対向側に回転可能に取り付けられる。1つの実施形態においては、上で援用され、2004年6月22日に出願された、タイトルが「Flat Bed Thermal Processor Employing Heated Rollers」である米国特許出願第xx/xxx,xxx号(コダック事務処理番号87968/SLP)に記載されるように、上部ローラ44及び下部ローラ46の一部が、内部加熱素子52を有する。上部グループのローラ44及び下部グループのローラ46は、お互いに対して水平方向に互い違いに配置され、垂直方向にずらされることにより水平面に重なり、これにより、上部グループのローラ44と下部グループのローラ46とが、互い違いになってオーブン35を通じて正弦形状の搬送路54を形成する。ローラ44及び46の1つ又はそれ以上を駆動し、ローラ44及び46の円筒形表面48間の接触によって結像材料32を搬送路54に沿って移動させることができる。同様のローラ構成を有する熱処理装置が、米国特許第5,869,860号(ストルーブル等;Struble et al.)に記載され、この文献をここに参照し援用する。
ローラ44及び46は、1対の連続したローラ46a及び44aの回転軸50間の水平距離(A1)56が、次の1対の連続したローラ44a及び46bの回転軸50間の水平距離(A2)58と異なるように、水平方向に間隔をあけて配置される。同様に、次の1対の連続したローラ46b及び44b間の水平距離(A3)60は、A1(56)及びA2(58)の双方と異なる。そして、搬送路54に沿った残りの連続した対のローラ44及び46の各々の回転軸間の水平距離は、おおよそA3(60)と等しい。1つの実施形態においては、距離A1(56)は、距離A2(58)よりも短く、距離A3(60)は、距離A2(58)よりも短いが距離A1(56)よりも長い。1つの実施形態では、どの対の連続したローラの回転軸間の距離も、その他の対の連続したローラの回転軸間の水平距離とは異なる。以下に、図2に、より完全に示すように、連続したローラ対の回転軸間の距離を異ならせることにより、第1ローラの表面との最終接触点と、次のローラの表面との初期接触点との間の距離が異なることになる。
結像材料32は、入口36から周囲温度にてオーブン35に入る。結像材料32が搬送路54に沿って移動するにしたがって、結像材料32は、まず、上部熱源40a及び下部熱源40bによって加熱され、内部が加熱されたローラ46a、44a、46b及び44bによって加熱される。このとき、結像材料32には内部が加熱されたローラ46a、44a、46b及び44bから最大量の熱エネルギが転送される。結像材料32とオーブン35との間の温度差は、結像材料32がオーブン35を通って移動するにしたがって減少するため、結像材料32への熱エネルギの転送の大半、よって、最も速い速度での結像材料32の温度増加は、この初期期間に発生する。結像材料32が、所望の温度に近づくにしたがって、結像材料32に転送される熱量は、相当に低減される。このため、上部熱源40a及び下部熱源40bが、内部加熱されていないローラ46c、44c、46d、44d及び46eと結像材料32とを所望の温度に保持した状態で、内部加熱されていないローラ46c、44c、46d、44d及び46eが、結像材料32を搬送路54に沿った残りの距離を出口へと実質的に移動させる。
上述では、結像材料32の加熱を、内部加熱素子を含むローラの初期部に関して説明したが、ローラのいずれもが内部加熱素子を含まない場合でも、結象材料への熱エネルギの転送は同様である。このような場合、図4に示すように、ここでも、初期ローラは内部から加熱されていないが、結像材料への熱転送の大半は、オーブン35の初期部において発生し、最大量の熱エネルギが、搬送路に沿った初期ローラによって結像材料へと転送される。
結像材料32が搬送路54に沿って移動するにしたがって、結像材料32は、上流のローラから下流のローラへと次々と転送される。結像材料43が上流のローラから下流に転送されるとき、例えば、ローラ44bからローラ46cに転送されるとき、結像材料32の前部エッジ61が、下流ローラ46cの円筒形表面48上に移動し、次のローラ44cへと移動を継続する前に、下流ローラ46cに「ぶつかる」場合がある。前部エッジ61が下流ローラ46cにぶつかると、その衝撃で、結像材料32が搬送路54を移動する時の結像材料32の速度が変えられるおそれがある。結像材料32の剛性によって、この速度の変化は、結像材料32が上流ローラ44bから持ち上げられる場合もあり、又は、上流ローラ44b上での接触が必要以上に長引く場合があり、これにより、結像材料32への熱転送が「非均一」になる可能性がある。これに加え、結像材料32の後部エッジ62が上流ローラから下流ローラへと転送される際に、後部エッジ62が、上流ローラとの所望の接触を保持できない場合があり、よって、後部エッジ62への熱転送が非均一になる場合もある。このような非均一な熱転送は、結像材料32が搬送路54に沿って1つのローラから次のローラへと移動するたびに発生する可能性がある。
搬送路54に沿った連続したローラ対の回転軸間の水平距離を異ならせることにより、特に、結像材料32への熱エネルギの転送量が最大である搬送路54の初期部に沿って水平距離を異ならせることにより、本発明による熱処理装置30は、前部エッジ61がローラ44bなどの次の下流ローラに「ぶつかる」時に、結像材料32の異なる領域をローラ46bなどの上流ローラに接触させ、クロスウェブ帯効果を低減させる。このようにローラの回転軸間の水平距離を異ならせることにより、結像材料32への熱転送がより均一となり、よって、画像品質が向上する。これは、結像材料が上流ローラから下流ローラに移動するたびに、結像材料32の同じ領域(又は複数の同じ領域)が、繰り返し上流ローラの表面と接触することがなくなるためである。
図2Aは、図1の熱処理装置30の一部を拡大した拡大図である。搬送路54の最初の対のローラ、すなわち、ローラ46a及び44aの回転軸50は、距離A1(56)だけ間隔をあけられている。搬送路54の第2の対のローラ、すなわち、ローラ44a及び46bの回転軸は、距離A2(58)だけ間隔をあけられている。搬送路54の第3の対のローラ、すなわち、ローラ46b及び44bの回転軸50、及び後続の各対のローラの回転軸50は、それぞれ、距離A3(60)だけ間隔をあけられている。結像材料32が上流ローラから下流ローラへと搬送路54に沿って移動するにしたがって、結像材料32は、上流ローラの表面との最終接触点に達し、下流ローラの表面との初期接触点に達する。このとき、これらの接触点間の距離は、ローラの回転軸間の距離に依存する。このため、結像材料32とローラ46aとの最終接触点64と結像材料32とローラ44aとの初期接触点66との間が距離D1(63)だけ離され、結像材料32とローラ44aとの最終接触点70と結像材料32とローラ46bとの初期接触点72とが距離D2(68)だけ離され、結像材料32とローラ46bとの最終接触点76と結像材料32とローラ44bとの初期接触点78とが距離D3(74)だけ離され、この後のローラ対の間の最終接触点と初期接触点との間も距離D3(74)だけ離される。
米国特許第5,869,860号(ストルーブル等)に記載されているように、正弦形状の搬送路54を使って結像材料32を曲げることにより、結像材料32の「剛直性」が増し、熱によるしわ及びこれに起因する現像された結像材料32の非均一な画像密度が低減される。このようなしわの低減を最大限にするために、初期での曲げは、結像材料32が入口36からオーブン35に入った後にできるだけ早い段階で行われるべきである。これを考慮すると、初期ローラ46aに対するローラ44aの配置をより近くし、よって、距離A1(58)及びD1(63)を短くすることにより、結像材料32に対して実行される初期の曲げを早くすることができる。
しかしながら、第2ローラ44aの配置が最初のローラ46aに近すぎると、第3のローラ46bに対する望まれない「ぶつかり角」を有する曲げが結像材料32に発生する場合がある。ぶつかり角(θ)は、図2Bにおいて符号80で示され、ここでは、結像材料32と、結像材料32の前部エッジ61とローラ46bなどの下流ローラとの第1の接触点84に対する接線82との角度として定義される。このように、第2ローラ44aと第1ローラ46aとの距離が近づくにつれて、ローラ46bと結像材料32との間に形成されるぶつかり角(θ)80が大きくなる。しかしながら、ぶつかり角が大きくなると、結像材料32が搬送路54を移動するにしたがって起こりうる結像材料32の速度の変化が大きくなり、よって、望まれないクロスウェブ帯が引き起こされる可能性が高くなる。最終的に、第2のローラ44aを、最大ぶつかり角80を超えるほどに第1のローラ46aの近くに配置してしまうことになり、この場合、結像材料32は、次の下流ローラ46bの「上に乗ら」ずに、ローラ46bの「下に落ち」、オーブン35を通じて転送されず、よって、現像されない。よって、上述を考慮し、ローラ44及び46の間隔を、搬送路54に沿って、少なくとも、結像材料32への熱エネルギ転送量が最大である搬送路54の初期部に沿って異ならせ、これにより、異ならせた間隔を保持してクロスウェブ帯による欠陥を低減させながら、ぶつかり角(θ)80を最低限にする。
このように、1つの実施形態では、最初のローラ46aと第2のローラ44aとの距離A1(56)は、最大許容ぶつかり角に基づく。1つの実施形態では、ローラ44aは、距離A1(56)及び関連する距離D1(63)によって、ぶつかり角80が最大許容ぶつかり角と実質的に等しくなるように、ただし、この最大許容ぶつかり角を超えないように、ローラ46aに対して配置される。1つの実施形態では、距離A1(56)と関連する距離D1(63)はそれぞれ、距離A3(60)及び関連する距離D3(74)よりも短く、距離A3(60)及び関連する距離D3(74)はそれぞれ、距離A2(58)及び関連する距離D2(68)よりも短い。1つの好適な実施形態では、ローラ46a、44a及び44bの間の間隔が、距離A1(56)、A2(58)及びA3(60)がそれぞれ実施的に11ミリメートル、18ミリメートル及び16ミリメートルとなるように調節される。
上述のように、ローラ44及び46の回転軸50間の水平距離(すなわち、A1、A2及びA3)のみが、前部エッジ61が次の下流ローラに接触する際に結像材料32の異なる領域を上流ローラと接触させて(「接触領域」)潜在的なクロスウェブ帯効果を低減させるために、異ならせられる対象として説明された。しかしながら、結像材料32の「接触領域」の変動は、上部ローラ44と下部ローラ46との垂直重複部分Vo82の量を異ならせることによっても達成できることに注目されたい。このような垂直重複部分は、搬送路54に沿った各ローラ44及び46に関して調整可能である。しかしながら、ストルーブル等による特許に記載されているように、垂直重複部分Vo82への変更は、結像材料32の大きさや種類などの他の要因に影響されることもあり、また、ぶつかり角80の制限にも影響されることもある。したがって、垂直重複部分82を異ならせることにより達成される結像材料32の「接触領域」の変動は、ローラ44及び46の回転軸50間の距離を異ならせることにより達成される結像材料32の「接触領域」の反動ほど、大きなものではない場合がある。それでもなお、結像材料32の「接触領域」の変動は、ローラ44及び46の回転軸50間の距離を異ならせること及び/又は上部ローラ44と下部ローラ46との垂直重複部分82の量を異ならせることにより達成できる。さらに、このような「接触領域」の変動は、ローラ44及び46の外部直径を異ならせることによっても達成できる。
図3は、本発明による熱処理装置30の1つの例示実施形態を示す側面断面図であり、筐体34がドエルチャンバ34として構成されており、余熱チャンバとして構成されている筐体134をさらに含む熱処理装置30を示す。熱処理装置30は、余熱チャンバ134が結像材料32を第1の温度まで加熱しドエルチャンバ34が結像材料32を第2の温度まで加熱するよう構成され、ここで、第1の温度は第2の温度よりも低い。1つの実施形態では、余熱チャンバ134は、ドエルチャンバ34から接続部135によって熱的に絶縁される。1つの実施形態では、第2の温度が、結像材料32に関連する現像温度を含み、第1の温度が、現像温度よりも低い調整温度を含む。同様の構成を持つ熱処理装置が、上記で援用した、2004年6月22日に出願された米国特許出願第XX/XXX,XXX号(コダック事務処理番号87968/SLP)に開示されている。
余熱チャンバ134は、入口136と出口138とを有し、上部熱源140a及び下部熱源140bと、複数の上部ローラ144及び下部ローラ146を備える。ドエルチャンバ34と同様に、複数の上部ローラ144及び下部ローラ146は、余熱チャンバ134の対向側に回転可能に取り付けられ、結像材料32と接触し、入口136から出口138まで余熱チャンバ134を通って搬送路54を形成するよう、間隔をあけて配置される。上部ローラ144は、下部ローラ146から水平方向にずらして配置され、上部ローラ144と下部ローラ146が水平面に重なり、余熱チャンバ134を通じた搬送路54が正弦状の形状を有するよう、垂直方向に位置決めされる。1つ又はそれ以上のローラ144及び146を駆動し、ローラ144及び146と結像材料32の接触により結像材料32を余熱チャンバ134を通って移動させることができる。1つの実施形態において、上部ローラ144及び下部ローラ146の一部が、内部加熱器152を備える。
これもドエルチャンバ34と同様に、ローラ144及び146の回転軸150は、搬送路54に沿って、異なる距離だけ間隔をあけられている。第1の対の連続したローラの回転軸は距離A1(56)だけ離され、第2の対の連続したローラは距離A2(58)だけ離され、第3の対の連続したローラは距離A4(162)だけ離され、第4の対の連続したローラは距離A5(164)だけ離され、残りの対の連続したローラは、距離A3(60)だけ離される。
余熱チャンバ134の上部熱源140a及び下部熱源140bはそれぞれ、加熱プレート166及び168とブランケット加熱器170及び172を有し、ドエルチャンバ34の上部熱源40a及び下部熱源40bはそれぞれ、加熱プレート174及び176と、ブランケット加熱器178及び180を有する。ブランケット加熱器170、172、178及び180は、各々のゾーンの温度を個々に制御できる複数のゾーンを有して構成されてもよい。1つの実施形態では、図示するように、加熱プレート166、168、174及び176は、ローラ44、46、144及び146の円周の周りにその一部が巻かれるような形状を有し、これにより、ローラが、その関連する加熱プレート内に「入れ子状」になり、ローラの温度がより均一に保持される。
結像材料32が余熱チャンバ134を移動するにしたがって、上部熱源140a及び下部熱源140bと、内部加熱器152を有するローラ144及び146とが、周囲温度からおおよそ第1の温度へと結像材料32を加熱する。結像材料32が、ドエルチャンバ34を通って移動するにしたがって、上部熱源40a及び下部熱源40bと、内部加熱器52を有するローラ44及び46とが、おおよそ第1の温度からおおよそ第2の温度まで結像材料32を加熱する。余熱チャンバ134及びドエルチャンバ34のローラ間の間隔を異ならせることにより、特に、結像材料に最大量の熱エネルギが転送される箇所(すなわち、搬送路54の、内部加熱器52及び152を有するローラによって形成される部分)においてローラ間の間隔を異ならせることにより、図3に示す熱処理装置30は、結像材料32が搬送路54に沿って上流ローラから下流ローラへと通過する際に前部エッジ61が下流ローラに「ぶつかる」ことに関連する、クロスウェブ帯の発生の可能性を低減させる。
余熱チャンバ134のローラ144及び146は、搬送路に沿って異なる距離をおいて配置されていると説明したが、余熱チャンバ134のローラ間の間隔を異ならせることは、ドエルチャンバ34のローラ間の間隔を異ならせることほど重要ではない。これは、余熱チャンバ134の温度は、結像材料32の現像温度よりも低く、よって、余熱チャンバ134においては、実質的に現像は行われないからである。このように、1つの実施形態においては、ローラ144及び146を搬送路54に沿って均一の間隔で配置し、距離A1、A2、A3、A4及びA5をほぼ同じ距離としてもよい。
図4は、本発明による、結像材料32内の画像を現像するための、ローラ間隔を異ならせた熱処理装置30の1つの例示実施形態を示す側面断面図である。熱処理装置30は、入口36及び出口38を有するオーブン35を形成する筐体34と、オーブン35を実質的に所望の温度に保持するよう構成された上部熱源40a及び下部熱源40bと、を含む。
各々が円筒形の表面248と回転軸250とを有する、複数の一般的に平行なローラ244(10個が図示されている)が、筐体34の対向側に回転可能に取り付けられている。ローラ244は、円筒形表面248が、入口36から出口38へオーブンを通って一般的に水平な搬送路254を形成するよう、距離をおいて配置される。ローラ256が、オーブン入口36において、複数のローラ244のうちの第1のローラとのはさみ部(ニップ:nip)を形成する。1つ又はそれ以上のローラ244及び256を駆動し、円筒形の表面248が結像材料32と摩擦によりかみ合い、結像材料32をオーブン35内の搬送路254に沿って移動させることができる。図1及び図3に図示する熱処理装置とは違い、ローラ244のいずれも内部加熱素子によって加熱されておらず、熱源としては、上部熱源40a及び下部熱源40bのみが存在することに留意されたい。
ローラ244は、符号258によって示す、連続した対のローラ244の回転軸250間の水平距離A1からA9のいずれもが、他の連続した対のローラ244とは異なるように、水平方向に距離をおいて配置される。搬送路254を形成するローラ244の連続した対の回転軸250間の水平距離を異ならせることで、本発明による熱処理装置30は、前部エッジ61が次の下流ローラと接触する時に、結像材料32の異なる領域を上流ローラと接触させ、これにより、クロスウェブ帯効果を低減させる。
本発明の上述及び他の目的、特徴、及び効果は、以下の本発明の実施形態の、添付の図面に示される、より詳細な説明により明らかになろう。図面の構成要素は、各々に相対的に、同じ縮尺である必要はない。
本発明による熱処理装置の1つの実施形態を示す側面断面図である。
図1に示す熱処理装置の1つの実施形態を示す拡大図である。
図1に示す熱処理装置の1つの実施形態を示す拡大図である。
本発明による熱処理装置のその他の実施形態を示す側面断面図である。
本発明による熱処理装置のもう1つの実施形態を示す側面断面図である。
Claims (29)
- 結像材料内の画像を現像する熱処理装置であって、
オーブンと、
搬送路を形成するよう配置され、前記結像材料との接触により前記結像材料を前記オーブン内を前記搬送路に沿って移動させるよう構成された、複数のローラであって、各々のローラが、前記結像材料が前記搬送路に沿って移動する際の前記結像材料との初期接触点及び最終接触点を有し、前記ローラ間の間隔が異ならせてあり、これにより、少なくとも、第1の対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の搬送路に沿った距離が、少なくとも第2の対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の搬送路に沿った距離とは異なる、複数のローラと、
を有する、熱処理装置。 - 請求項1に記載の熱処理装置であって、
連続した対のローラの最後の接触点及び第1の接触点間の搬送路に沿った距離がいずれも、その他の全ての連続した対のローラの最後の接触点及び第1接触点間の搬送路に沿った距離とも異なる、熱処理装置。 - 請求項1に記載の熱処理装置であって、
2つの連続したローラの最後の接触点及び第1の接触点間の搬送路に沿った距離の全てが、結像材料に関連する特性に基づく、熱処理装置。 - 請求項1に記載の熱処理装置であって、
2つの連続したローラの第1の接触点及び最後の接触点間の搬送路に沿った距離がいずれも、その他の全ての2つのローラの第1の接触点及び最後の接触点間の搬送路に沿った距離とも異なる、熱処理装置。 - 請求項1に記載の熱処理装置であって、
前記複数のローラの各ローラが、実質的に同一の外部直径を有する、熱処理装置。 - 請求項1に記載の熱処理装置であって、
各ローラが外部直径を有し、
複数のローラの外部直径が、少なくとも第1の対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の距離が、少なくとも第2の対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の距離とは異なるよう、異ならせてある、熱処理装置。 - 請求項1に記載の熱処理装置であって、
前記ローラの少なくとも1つが内部加熱器を有し、前記少なくとも1つのローラが、前記結像材料が前記搬送路を移動するにしたがって、前記結像材料に熱エネルギを転送する、熱処理装置。 - 結像材料内の画像を現像する熱処理装置であって、
オーブンと、
各々が回転軸を有し、搬送路を形成するよう配置され、前記結像材料との接触によって、前記結像材料を前記オーブン内を前記搬送路に沿って移動させるよう構成された、複数のローラであって、少なくとも第1の対の連続したローラの回転軸間の、前記回転軸と垂直であり前記搬送路におおむね平行である線に沿って測定される距離が、少なくとも第2の対の連続したローラの回転軸間の距離とは異なるように、前記ローラの回転軸間の間隔が異ならせてある、複数のローラと、を有する熱処理装置。 - 請求項8に記載の熱処理装置であって、前記複数のローラの各ローラが、実質的に等しい外部直径を有する、熱処理装置。
- 請求項8に記載の熱処理装置であって、連続した2つの前記ローラの前記回転軸間の距離がいずれも、その他の全ての連続した2つの前記ローラの前記回転軸間の距離とも異なる、熱処理装置。
- 請求項8に記載の熱処理装置であって、2つの前記ローラの前記回転軸間の距離がいずれも、その他の全ての2つの前記ローラの前記回転軸間の距離とも異なる、熱処理装置。
- 結像材料内の画像を現像する、フラットベッド型熱処理装置であって、
オーブンと、
各ローラが円筒形の表面と回転軸とを有する、水平方向に間隔をあけて配置された第1のグループの複数のローラと、水平方向に間隔をあけて配置された第2のグループの複数のローラであって、前記第1のグループのローラと前記第2のグループのローラとは、水平方向にお互いからずらされて配置され、上部グループと下部グループのローラが互い違いに配置されてオーブンを通る正弦状の形状の搬送路を形成するように水平面に重なるよう垂直方向にずらされて配置され、前記ローラの前記円筒形表面が、前記結象材料と摩擦によってかみ合い、前記結像材料を前記搬送路に沿って移動させるよう構成され、少なくとも第1の対の連続したローラの前記回転軸間の、前記回転軸と垂直であり、前記水平面と平行である線に対して測定される距離が、少なくとも第2の対の連続したローラの回転軸間の距離とは異なる、第1のグループの複数のローラ及び第2のグループの複数のローラと、
を有するフラットベッド型熱処理装置。 - 請求項12に記載の処理装置であって、
各ローラの外部直径が実質的に等しい、処理装置。 - 請求項12に記載の処理装置であって、
各ローラの前記円筒形表面が、前記結像材料が前記搬送路に沿って移動する際の前記結像材料との初期接触点と最終接触点とを有する、処理装置。 - 請求項14に記載の熱処理装置であって、
2つの連続したローラの最後の接触点及び第1の接触点間の搬送路に沿った距離は、10ミリメートルから20ミリメートルの範囲である、熱処理装置。 - 請求項14に記載の処理装置であって、
前記結像材料が前記搬送路に沿って移動する際に前記結像材料と接触する1番目の対の連続したローラである第1の対の連続したローラの回転軸間の第1の間隔が、前記結像材料が前記搬送路に沿って移動する際に前記結像材料と接触する2番目の対の連続したローラである第2の対の連続したローラの回転軸間の間隔とは異なり、これにより、前記第1の対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の第1の距離が、前記第2の対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の第2の距離とは異なり、残りの対の連続したローラの各々の回転軸間の第3の間隔が、前記第1の間隔及び前記第2の間隔とは異なり、これにより、残りの対の連続したローラの各々の最終接触点及び初期接触点間の距離が、前記第1の距離及び前記第2の距離とは異なる、処理装置。 - 請求項16に記載の処理装置であって、
前記第2の距離が前記第3の距離よりも長く、前記第3の距離が前記第1の距離よりも長い、処理装置。 - 請求項16に記載の処理装置であって、
前記第1の間隔が11ミリメートルの距離に実質的に等しく、前記第2の間隔が18ミリメートルの距離に実質的に等しく、前記第3の間隔が16ミリメートルの距離に実質的に等しい、処理装置。 - 請求項14に記載の処理装置であって、
前記ローラの各々が前記水平面と重なる距離が異ならせられ、これにより、連続したローラ間の前記搬送路に沿った前記初期接触点及び前記最終接触点が調整されている、処理装置。 - 請求項14に記載の処理装置であって、
前記ローラの各々の直径が異ならせられ、これにより、連続したローラの前記搬送路に沿った前記初期接触点及び前記最終接触点が調整されている、処理装置。 - 請求項12に記載の処理装置であって、
前記第1のグループのローラ及び前記第2のグループのローラは、垂直方向に間隔をあけて配置され、垂直方向にずれて配置され、水平方向にずれて配置され、これにより、前記第1のグループのローラ及び前記第2のグループのローラが互い違いに配置されて、前記オーブンを通る正弦状の形状の搬送路が形成されるように垂直面に重なる、処理装置。 - 結像材料を熱によって現像するフラットベッド型熱処理装置であって、
前記結像材料を第1の温度にまで加熱するよう構成された余熱チャンバであって、搬送路の第1の部分を形成するよう配置され、前記結像材料を前記余熱チャンバ内を前記搬送路の前記第1の部分に沿って移動させるよう構成された、第1の複数のローラを有し、各ローラは、前記結像材料が前記搬送路に沿って移動する際の前記結像材料との初期接触点及び最終接触点を有し、前記ローラ間の間隔が異ならせられ、これにより、少なくとも、第1の対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の前記搬送路の前記第1の部分に沿った距離が、少なくとも第2の対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の前記搬送路の前記第1の部分に沿った距離とは異ならせられている、余熱チャンバと、
前記結像材料を、前記第1の温度よりも高い第2の温度にまで加熱するよう構成されたドエルチャンバであって、前記搬送路の第2の部分を形成するよう配置され、前記結像材料を、前記ドエルチャンバ内を前記搬送路の前記第2の部分に沿って移動させるよう構成された、第2の複数のローラを有し、各ローラは、前記結像材料が前記搬送路に沿って移動する際の前記結像材料との初期接触点及び最終接触点を有し、前記ローラ間の間隔が異ならせられ、これにより、少なくとも第1の対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の前記搬送路の前記第2の部分に沿った距離が、少なくとも第2の対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の前記搬送路の前記第2の部分に沿った距離とは異ならせられている、ドエルチャンバと、
を有するフラットベッド熱処理装置。 - 結像材料内の画像を熱によって現像する熱処理装置の作動方法であって、
複数のローラを、前記熱処理装置を通じる搬送路を形成するよう配置し、
各ローラが前記結像材料が前記搬送路に沿って移動する際の前記結像材料との初期接触点及び最終接触点を有する複数のローラとの接触によって、前記結像材料を前記搬送路に沿って移動させ、
少なくとも第1の対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の前記搬送路に沿った距離が、少なくとも第2の対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の前記搬送路に沿った距離とは異なるように、前記ローラ間の間隔を異ならせる、熱処理装置の作動方法。 - 請求項23に記載の方法であって、
前記ローラ間の間隔を異ならせる際に、
いずれの対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の前記搬送路に沿った距離も、その他のいずれの対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の前記搬送路に沿った距離とも異なるように、各対の連続したローラ間の前記間隔を異ならせる、方法。 - 請求項23に記載の方法であって、
前記ローラ間の間隔を異ならせる際に、
いずれの2つのローラの最終接触点及び初期接触点間の前記搬送路に沿った距離も、その他のいずれの2つのローラの最終接触点及び初期接触点間の前記搬送路に沿った距離とも異なるように、前記ローラ間の前記間隔を異ならせる、方法。 - 結像材料内の画像を熱によって現像する熱処理装置であって、
前記熱処理装置を通って前記結像材料を搬送する手段であって、前記熱処理装置を通る搬送路を形成するよう配置され、前記結像材料との接触によって前記結像材料を前記搬送路に沿って移動させるよう構成された、複数のローラを有し、各ローラは、前記結像材料が前記搬送路に沿って移動する際の前記結像材料との初期接触点及び最終接触点を有する、搬送手段と、
少なくとも第1の対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の前記搬送路に沿った距離が、少なくとも第2の対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の前記搬送路に沿った距離とは異なるようにするために、前記ローラ間の間隔を異ならせる手段と、
を有する熱処理装置。 - 請求項26に記載の処理装置であって、
前記ローラ間の間隔を異ならせる手段が、いずれの対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の前記搬送路に沿った距離も、他のいずれの対の連続したローラの最終接触点及び初期接触点間の前記搬送路に沿った距離とも異なるように、各対の連続したローラ間の前記間隔を異ならせる手段を有する、処理装置。 - 請求項26に記載の処理装置であって、前記ローラ間の間隔を異ならせる手段が、前記搬送路におおむね平行な方向における前記ローラの配置を異ならせる手段を有する、処理装置。
- 請求項26に記載の処理装置であって、
前記ローラ間の間隔を異ならせる手段が、前記搬送路におおむね垂直な方向における前記ローラの配置を異ならせる手段を有する、処理装置。
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