JP2003043657A - 熱現像装置及び熱現像装置の組立方法 - Google Patents

熱現像装置及び熱現像装置の組立方法

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JP2003043657A JP2001230854A JP2001230854A JP2003043657A JP 2003043657 A JP2003043657 A JP 2003043657A JP 2001230854 A JP2001230854 A JP 2001230854A JP 2001230854 A JP2001230854 A JP 2001230854A JP 2003043657 A JP2003043657 A JP 2003043657A
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roll
rolls
biasing
drum
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Makoto Sumi
誠 角
Akira Taguchi
あきら 田口
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Konica Minolta Inc
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D13/00Processing apparatus or accessories therefor, not covered by groups G11B3/00 - G11B11/00
    • G03D13/002Heat development apparatus, e.g. Kalvar

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱現像感光材料が加熱ドラムから得る熱エネ
ルギを均一化し、装置毎の現像むらのばらつきを低減で
き、装置の製造時及びメンテナンス時に画像品質の再現
性及び安定性を確保できる熱現像装置及びその組立方法
を提供する。 【解決手段】 この熱現像装置は、潜像を有する熱現像
感光フィルムをドラム14と複数のロール16との間に
挟持しロールが回転しながらフィルムを搬送し加熱する
ことで熱現像し可視画像を得る。各ロールの円周方向に
おける半径値の変動周期が各ロールの回転中にフィルム
上で同期しないように複数のロールを配列した。ローラ
はドラムの回転が伝達されて回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱現像材料を熱現
像するための熱現像装置およびこの組立方法に関し、特
に医療用画像出力装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ露光等により潜像の形成された熱
現像感光フィルムを熱現像するため、加熱ドラムとその
周囲に配置された複数の付勢ロールとの間に熱現像感光
フィルムを挟んで搬送しながら加熱するようにした熱現
像装置が公知である。かかる熱現像装置では、ロールが
加熱ドラムに向け付勢されるようになっており、熱現像
時にロールが回転しながらフィルムを加熱ドラムに押し
付ける。
【0003】ところが、かかる熱現像装置において、製
造時のばらつき等に起因して加熱ドラムまたは付勢ロー
ルの半径が変動してしまうことがあり、このようないわ
ゆる芯振れにより熱現像感光フィルムが加熱ドラムに均
一に押し付けられずに、熱現像感光フィルムの密着性が
不均一となってしまい、加熱ドラムからフィルムが得る
熱エネルギが一定にならず、現像むらが発生し易くな
る。
【0004】また、装置の製造またはメンテナンスの清
掃や交換における付勢ロールの組立時に、ロールの配列
の具合によって上述の現像むらの程度が変化してしまい
ばらつき、画像品質の再現性がなくなり、好ましくな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題に鑑み、熱現像感光材料が加熱ドラムから得る
熱エネルギを均一化し、装置毎の現像むらのばらつきを
低減でき、装置の製造時及びメンテナンス時に画像品質
の再現性及び安定性を確保できるようにした熱現像装置
及び熱現像装置の組立方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による第1の熱現像装置は、潜像を有する熱
現像感光材料を加熱部材と複数の付勢ロールとの間に挟
持し前記付勢ロールが回転しながら前記熱現像感光材料
を搬送し加熱することで熱現像し可視画像を得る熱現像
装置において、前記各付勢ロールの円周方向における半
径値の変動周期が前記各付勢ロールの回転中に前記熱現
像感光材料上で同期しないように前記複数の付勢ロール
を配列したことを特徴とする。
【0007】この熱現像装置によれば、複数の付勢ロー
ルの半径が円周方向でそれぞれ変動しても、その変動周
期が同期しないから、複数の付勢ロールの回転中に熱現
像感光材料上でその半径変動が全体として打ち消される
ことになり、複数の付勢ロールで熱現像感光材料が加熱
部材に全体としてより均一に押し付けられる。このた
め、加熱部材から熱現像感光材料が得る熱エネルギが一
定になり、現像むらが発生し難くなる。
【0008】また、前記加熱部材と前記複数の付勢ロー
ルとの間に駆動伝達手段を設けることにより、付勢ロー
ルが回転中にスリップしないので、半径値の変動周期が
同期しないようにされた複数の付勢ロールの配列がくず
れない。
【0009】また、前記熱現像感光材料上で前記各付勢
ロールの半径値の変動周期の位相を調整する際の基準部
を前記複数の付勢ロールにそれぞれ設けることにより、
基準部が各付勢ロールを組立時に位置決める際の指標に
なるので、付勢ロールの配列の再現性が向上し、装置の
製造時及びメンテナンス時に画像品質の再現性及び安定
性を確保できる。なお、基準部は、例えば付勢ローラの
半径が最も大きい円周位置に印字や刻印等で設けること
ができる。
【0010】また、本発明による第2の熱現像装置は、
潜像を有する熱現像感光材料を加熱部材と複数の付勢ロ
ールとの間に挟持し前記付勢ロールが回転しながら前記
熱現像感光材料を搬送し加熱することで熱現像し可視画
像を得る熱現像装置において、前記付勢ロールの径をΦ
とし、前記各付勢ロールの半径変動値をσとしたとき、
次式を満たすことを特徴とする。
【0011】σ<Φ×0.1/12
【0012】この熱現像装置によれば、複数の付勢ロー
ルの半径変動値σがその径Φに対し上述の式を満足する
範囲内であると、複数の付勢ロールで熱現像感光材料が
加熱部材に均一に押し付けられるため、加熱部材から熱
現像感光材料が得る熱エネルギが一定になり、現像むら
が発生し難くなる。
【0013】この場合、前記複数の付勢ロールの径がそ
れぞれ異なるようにすることで、複数の付勢ロールの半
径が円周方向でそれぞれ変動しても、その変動周期が同
期しないから、複数の付勢ロールの回転中に熱現像感光
材料上でその半径変動が全体として打ち消されることに
なり、複数の付勢ロールで熱現像感光材料が加熱部材に
全体としてより均一に押し付けられる。なお、このよう
な径の異なる複数の付勢ローラはランダムに配列してよ
いので、その組立が容易となる。
【0014】また、本発明による熱現像装置の組立方法
は、複数の付勢ローラに上述の基準部を設けた第1の熱
現像装置の製造時またはメンテナンス時の組立におい
て、前記基準部に基づいて前記各付勢ロールの半径値の
変動周期の位相を調整し前記複数のロールを配列するこ
とにより、基準部を各付勢ロールの組立時における位置
決めの指標にできるので、各付勢ロールについての位相
調整が簡単となり、付勢ロールの組立が容易になる。こ
れにより、付勢ロールの配列の再現性が向上し、装置の
製造時及びメンテナンス時に画像品質の再現性及び安定
性を確保できる。
【0015】この場合、前記熱現像装置の製造時に前記
各付勢ロールの直径を測定し、前記測定値に基づいて前
記基準部を設けておくことが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明の実施の形態にかかる熱現像装置
の正面図であり、図2は、かかる熱現像装置の左側面図
である。熱現像装置100は、シート状の感光性熱現像
材料であるフィルムF(感光性熱現像シート)を1枚ず
つ給送する給送部110と、給送されたフィルムFを露
光する露光部120と、露光されたフィルムFを現像す
る現像部130とを有している。図1,2を参照して、
熱現像装置100について説明する。
【0017】図2において、給送部110は上下2段に
設けられ、ケースCに収納されたフィルムF(図3,4
参照)を、ケースCごと格納する。不図示の取り出し装
置により、フィルムFをケースCから取り出し、図中矢
印(1)に示す方向(水平方向)に引き出す。更に、ケ
ースCから引き出されたフィルムFを、ローラ対からな
る搬送装置141により、図中矢印(2)に示す方向
(下方)に搬送する。
【0018】熱現像装置100の下方に搬送されてきた
フィルムFを、更に熱現像装置100の下部にある搬送
方向変換部145へと搬送し、搬送方向変換部145で
搬送方向を変換し(図2の矢印(3)及び図1の矢印
(4))、露光準備段階に移行する。更にフィルムF
を、熱現像装置100の左側面から、図1の矢印(5)
に示す方向(上方)に、ローラ対からなる搬送装置14
2が搬送し、その際露光部120から、赤外域780〜
860nm範囲内のレーザ光L、例えば810nmのレ
ーザ光で走査露光する。
【0019】フィルムFはレーザ光Lを受けることによ
り、後述する態様で潜像を形成する。その後、フィルム
Fを図1の矢印(6)に示す方向(上方)に搬送し、搬
送ローラ対143に到達した時点で、そのままドラム1
4に供給する。すなわち、ランダムなタイミングで供給
する。また、到達した時点で一旦停止させるようにして
も良い。この場合、搬送ローラ対143は、一定の回転
速度で回転する現像部130のドラム14に、フィルム
Fを供給するタイミングを決定する機能を有し、かかる
ドラム14周上の次の被供給位置に回転したとき、搬送
ローラ対143が回転を開始することにより、フィルム
Fを、ドラム14の外周上に供給するようにしても良
い。その具体的な構成については後述する。
【0020】更に、ドラム14は、フィルムFをドラム
14の外周上に保持しながら、図1の矢印(7)に示す
方向に回転する。かかる状態で、フィルムFをドラム1
4が加熱して熱現像して、後述する態様で潜像から可視
画像を形成する。その後、図1のドラム右方まで回転し
たときに、ドラム14からフィルムFを離脱させ、図1
の矢印(8)に示す方向に搬送し冷却した後、複数の搬
送ローラ対144により、図1の矢印(9)に示す方向
に搬送し、熱現像装置100の上部から取り出せるよう
に排出トレイ160に排出する。
【0021】図3は、露光部120の構成を示す概略図
である。露光部120は、画像信号Sに基づき強度変調
されたレーザ光Lを、回転多面鏡113によって偏向し
て、フィルムF上を主走査すると共に、フィルムFをレ
ーザ光Lに対して主走査の方向と略直角な方向に相対移
動させることにより副走査し、レーザ光Lを用いてフィ
ルムFに潜像を形成するものである。
【0022】より具体的な構成を以下に述べる。図3に
おいて、画像信号出力装置121から出力されたデジタ
ル信号である画像信号Sは、D/A変換器122におい
てアナログ信号に変換され、変調回路123に入力され
る。変調回路123は、かかるアナログ信号に基づき、
レーザ光源部110Aのドライバ124を制御して、レ
ーザ光源部110Aから変調されたレーザ光Lを照射さ
せるようになっている。
【0023】レーザ光源部110Aから照射されたレー
ザ光Lは、レンズ112を通過した後、シリンドリカル
レンズ115により上下方向にのみ収束されて、図中矢
印A方向に回転する回転多面鏡113に対し、その駆動
軸に垂直な線像として入射するようになっている。回転
多面鏡113は、レーザ光Lを主走査方向に反射偏向
し、偏向されたレーザ光Lは、2枚のレンズを組み合わ
せてなるシリンドリカルレンズを含むfθレンズ114
を通過した後、光路上に主走査方向に延在して設けられ
たミラー116で反射されて、搬送ローラ対等からなる
搬送装置142により、矢印Y方向に搬送されている
(副走査される)フィルムFの被走査面117上を、矢
印X方向に繰り返し主走査する。すなわち、レーザ光L
を、フィルムF上の被走査面117全面にわたって走査
する。
【0024】fθレンズ114のシリンドリカルレンズ
は、入射したレーザ光LをフィルムFの被走査面117
上に、副走査方向にのみ収束させるものとなっており、
また前記fθレンズ114から前記被走査面117まで
の距離は、fθレンズ114全体の焦点距離と等しくな
っている。このように、本露光部120においては、シ
リンドリカルレンズを含むfθレンズ114及びミラー
116を配設しており、レーザ光Lが回転多面鏡113
上で、一旦副走査方向にのみ収束させるようになってい
るので、回転多面鏡113に面倒れや軸ブレが生じて
も、フィルムFの被走査面117上において、レーザ光
Lの走査位置が副走査方向にずれることがなく、等ピッ
チの走査線を形成することができるようになっている。
回転多面鏡113は、たとえばガルバノメータミラー
等、その他の光偏光器に比べ走査安定性の点で優れてい
るという利点がある。以上のようにして、フィルムFに
画像信号Sに基づく潜像が形成されることとなる。尚、
潜像が形成される具体的な化学的反応の内容について
は、図7を参照して後述する。
【0025】図4乃至図7は、フィルムFを加熱する現
像部130の構成を示す図であり、より具体的には、図
4は、現像部130の斜視図であり、図5は、現像部の
ドラム14及びロール16を示す正面図であり、図6
は、図5のドラム14の側面図であり、図7はロール1
6の斜視図(a)及び断面図(b)である。
【0026】現像部130は、フィルムFを外周にほぼ
密着して保持しつつ加熱可能な加熱部材としてのドラム
14を有している。ドラム14は、フィルムFを所定の
最低熱現像温度以上に、所定の熱現像時間維持すること
によって、フィルムFに、形成された潜像を可視画像と
して形成する機能を有する。ここで、最低熱現像温度と
は、フィルムFに形成された潜像が熱現像され始める最
低温度のことであり、本実施の形態のフィルムにおいて
は100℃以上である。一方、熱現像時間とは、フィル
ムFの潜像を所望の現像特性に現像するために、最低熱
現像温度以上に維持するべき時間をいう。尚、フィルム
Fは、40℃以下では実質的に熱現像されないものであ
ることが好ましい。加熱により、潜像が可視化される具
体的な化学的反応の内容については、図8を参照して後
述する。
【0027】現像部130は、本実施の形態において
は、露光部120と共に熱現像装置100に組み込まれ
ているが、露光部120とは独立した装置であっても良
い。かかる場合、露光部120から現像部130へとフ
ィルムFを搬送する搬送部があることが好ましい。
【0028】ドラム14の外方には、案内部材かつ付勢
部材として小径のロール16が12本設けられており、
ドラム14に対して平行に対向しかつ、ドラム14の周
方向に等間隔に配置されている。ドラム14の両端に
は、フレーム18に支持されている案内ブラケット21
が片側に3個ずつ備えられている。尚、案内ブラケット
21を組み合わせることにより、ドラム14の両端にお
いて、対向するC字形状が形成されるようになってい
る。なお、ロール16の数は適宜増減可能である。
【0029】各案内ブラケット21は、半径方向に延び
た長孔42を9つ形成している。この長孔42から、ロ
ール16の両端部に設けられたシャフト40が突出す
る。シャフト40には、それぞれコイルばね28の一端
が取り付けられており、コイルばね28の他端は、案内
ブラケット21の内方縁近傍に取り付けられている。従
って、各ロール16は、コイルばね28の付勢力に基づ
く所定の力で、ドラム14の外周に付勢される。フィル
ムFは、ドラム14の外周とロール16との間に侵入し
たときに、かかる所定の力でドラム14の外周面に対し
て押圧され、それによりフィルムFを全面的に均一に加
熱する。
【0030】ドラム14に同軸に連結されたシャフト2
2は、フレーム18の端部部材20から外方に延在して
おり、シャフトベアリング24により、端部部材20に
対して回転自在に支承されている。シャフト22の下方
に配置され、端部部材20に取り付けられたマイクロス
テップモータ26の回転軸23には、ギヤ(図示省略)
が形成されている。一方、シャフト22にもギヤが形成
されている。両ギヤを連結するタイミングベルト(ギヤ
が刻まれているベルト)25を介して、マイクロステッ
プモータの動力がシャフト22に伝達され、それにより
ドラム14が回転する。尚、回転軸23からシャフト2
2への動力の伝達は、タイミングベルトではなくチェー
ンやギヤ列を介して行っても良い。
【0031】図6に示すように、本実施の形態におい
て、ロール16は、ドラム14の周囲方向に凡そ170
度の角度範囲にわたって設けられている。ドラム14の
内周には、板状のヒータが全周にわたって取り付けられ
ており、ドラム14の外周を加熱するようになってい
る。ドラム14の直径は80〜200mmの範囲内にあ
る。
【0032】ドラム14は、アルミニウム製の支持チュ
ーブと、この支持チューブの外側に取り付けられた柔軟
な柔軟層(弾性層)を備えている。柔軟層は、支持チュ
ーブに間接的に取り付けられていても良い。支持チュー
ブの肉厚のムラは、たとえば4%以内に収めることが好
ましい。更に、柔軟層は、加熱すべきフィルムFに対す
る密着度を高めるため、十分に滑らかな面を有するよう
になっており、その表面粗さRaは、5μm(特に2μ
m)よりも小さいことが望ましい。
【0033】しかしながら、シリコンゴムをべースとす
るような特定の材料についての表面粗さRaは、フィル
ムFがドラム14に粘着することを防止するために、
0.3μm以上とした方が良い。尚、表面粗さRaが
0.3μm以上であれば、ガス、特に揮発性材料が、柔
軟層とフィルムFとの間から排出され易くなる。
【0034】柔軟層を用いているために、耐摩耗性を犠
牲にすることなく、ロール16によりフィルムFがドラ
ム14に対し、より確実に密着するようになっている。
柔軟層は、デュロメータで測定されるショアA硬さで7
0以下(特に60以下)であることが好ましい。本実施
の形態では、デュロメータで測定されるショアA硬さで
55以下の硬度である。
【0035】特定の材料においては、熱伝導率を高める
ための添加物と、シリコンゴムとを含有しており、かか
る材料は、柔軟層を形成するために、特に有益であるこ
とが見い出されている。かかる材料に含まれるシリコン
ゴムの熱伝導率は比較的小さいものの、当該シリコンゴ
ムにより、フィルムFの押しつけ性能と、フィルムFに
対する耐久性(耐摩耗性)とが向上することとなる。
【0036】一方、現像の処理能力を向上させるために
は、熱伝導率を高くすることが必要となるが、上述した
材料中の添加物は、熱伝導率を高く維持することに寄与
するものである。しかしながら、柔軟層を形成する材料
において、添加物の添加量を増大させると、シリコンゴ
ムによる押しつけ性能及び耐久性が低下するため、添加
物とシリコンゴムの添加量は、ある程度の範囲内でバラ
ンスさせる必要がある。尚、シリコンゴム含有材料は、
フィルムFに対して容易に離脱し、また化学的に不活性
であるという利点を有している。
【0037】柔軟層の厚さは、0.1mmから2mmの
範囲にあることが好ましく、これよりも薄い柔軟層を用
いることも可能であるが、薄くなるにつれ、柔軟層の機
能が低下すると共に、その製造が困難になるという問題
がある。そこで、柔軟層の厚さは、0.4mm以上であ
ることが好ましい。さらに、柔軟層の厚さのバラツキ
は、表面領域上で、20%以下(特に10%以下)であ
れば好ましい。本実施の形態では、5%以下に抑えられ
ている。
【0038】本実施の形態においては、付勢ロールとし
て回転自在のロール16を用いている。しかしながら、
小さな可動式ベルト等の他の手段を使用することも可能
である。本実施の形態では、ロール16として、外側の
直径が8〜30mmの範囲内で例えば12mmであり、
肉厚が2mmのアルミ製の管を用いる。
【0039】上述したように、コイルばね28の付勢力
は、フィルムFがドラム14の外周面により確実に密着
して、十分な熱伝達を受けることができるよう、ロール
16の圧着力を決定するものであるため、その値の選定
には注意する必要がある。コイルばね28の付勢力が過
小であれば、フィルムFに、熱が不均一に伝導するため
画像の現像が不完全になる恐れがある。従って、フィル
ムFの幅1cm当たりのロール16からの付勢力は3g
f以上(特に5gf以上)であることが好ましい。ま
た、フィルムFがドラム14と共に回転移動し、かつロ
ール16がフィルムFに接しているとき、フィルムF
は、ロール16により傷つけられる恐れがある。従っ
て、コイルばね28の付勢力は、ロール16がフィルム
Fに圧痕を生じさせない程度に小さくする必要がある。
【0040】従って、フィルムFの幅1cm当たりのロ
ール16からの付勢力は、フィルムFの幅方向1cm当
たり3〜7gfの間にあることが望ましい。これによ
り、ロール16がゴミ等の異物が間に挟まれてもフィル
ムFに圧痕を生じさせない。なお、各コイルばね28
が、円筒形状のドラム14の周囲に設けらたロール16
に用いられたとき、各コイルばね28による付勢力を、
各ロール16に作用する重力を考慮して決定すると良
い。たとえば、ドラム14の上側に位置するロール16
を付勢しているコイルばね28を、ドラム14の底側で
ロール16を付勢している他のコイルばね28よりも、
ロール16の重量により応じてより小さい付勢力とする
ことにより、フィルムFの全体にほぼ同一の面圧を作用
させることができる。
【0041】各ロール16により作用せしめられる力に
加えて、隣接するロール16の間のスペースは、フィル
ムFにおける高品質の画像形成を行うために重要である
といえる。フィルムFがドラム14に供給されたとき、
その温度は、一般的に室温(凡そ20°C)である。従
って、現像部130の処理能力を最大限にするために、
フィルムFは、現像を開始するに必要な最低熱現像温度
まで、室温から、速やかに加熱されねばならない。
【0042】しかしながら、ある種のフィルムFに含ま
れている支持体(基材)、たとえば、ポリエステルフィ
ルムをべースとする板材や、その他の熱可塑性(材料)
をべースとする板材は、加熱時に、熱膨張したり、収縮
したり(縮んだり)する恐れがある。従って、シワ(ヒ
ダ)が形成されないよう寸法変化を均一とするために、
フィルムFは、平らに保持される状態と拘束されない状
態との問で交互に状態変化するときに、均―に加熱され
るようにしなければならない。これを実現するために、
複数のロール16は、フィルムFがロール16とドラム
14との間で拘束されていないときに、隣接するロール
16の間に位置するフィルムFの面積(領域)の変化を
許容することができるように、間隔を置いて設けられて
いる。
【0043】また、上記したように、フィルムFを均一
に現像するべく熱を十分にかつ均一に伝導させるため
に、ロール16は、フィルムFをドラム14に対して付
勢した状態で所定時間保持しなければならない。結果と
して、隣接するロール16の間に位置するスぺースは、
シワ(ヒダ)が最小限になるように、かつ、フィルムF
の加熱が速やかにかつ均一に行われるように選択される
べきである。
【0044】更に、円筒形状のドラム14の外周上で、
フィルムF自体の剛性により、その前縁がロール16同
士の間でニップ部の接線方向に延びるようになるが、こ
れを抑えるべく、ロール16同士は、十分に近接してい
なければならない。かかる配置は、フィルムFをロール
16とドラム14との間に保持するために重要である。
【0045】図6に示すように、例えば12本のロール
16は、ドラム14の回転方向において約159度にわ
たって設けられ、各スぺースは、中心から中心に対して
約15度だけ隔てられている。この構成は、ドラム14
の直径が15cm〜30cmであり、ロール16の直径
が1〜2cmである場合に、べースの厚さが0.1〜
0.2mmのフィルム、例えば支持体の厚さが0.18
mmであるポリエステルフィルム等の、フィルムFが比
較的硬質であるものや、べースの厚さが0.10mmで
あるポリエステルフィルム等の、フィルムFの硬度がよ
り小さいものに対して有効に作用するものとなってい
る。
【0046】ドラム14の内周にヒータが取り付けられ
ており、ドラム14の外周面を加熱する。ドラム14を
加熱するためのヒータは、例えばエッチングされた抵抗
性のフォイル・ヒータを用いることができる。ドラム1
4に設けられた温度センサにより感知された温度情報に
応じて、ヒータに供給される電力を調整することで特定
のフィルムFの現像に適した温度になるようにドラム1
4の外表面温度の調整を行う。本実施の形態においては
ドラム14を、60℃〜160℃の温度にまで加熱する
ことができ、ドラム14の幅方向の温度を2.0℃以内
(特に、1.0℃以内)に維持すると好ましく、本実施
の形態では、0.5℃以内に維持される。
【0047】また、図1,図4に示すように、ドラム1
4の上流側に配置され(図の下方側)、フィルムFを現
像部130のドラム14に向けて送り込む搬送ローラ対
143は、その一方のローラがモータ151により回転
駆動され、モータ151が制御装置150により制御さ
れ、その回転のタイミング及び回転速度が制御されるよ
うになっている。
【0048】図5のように、ドラム14の両端にローラ
の回転伝達部としてギヤ歯14aを設けるとともに、図
5,図7(a)のように各ロール16の両端に小径部1
6bを介して被回転伝達部としてギヤ歯16aを設け、
これらのギヤ歯14aとギヤ歯16aとは噛み合ってい
る。これにより、各ロール16には被回転伝達部のギヤ
歯16aを介してドラム14の回転が伝達されるので、
各ロール16が確実に回転しスリップ等で停止すること
はない。
【0049】ロール16は、製造上のばらつき等のため
図7(b)のロール16の断面で示すように真円(破線
で示す半径r0の円)にはなっておらず、円周方向に公
称(設計)の半径r0に対し実際の半径r1は変動して
いる。図7(a)に示すように、ロール16は回転軸c
を中心に回転するが、この回転時にロール16の外周面
が半径の変動値σ(=r1−r0)だけ回転軸cに対し
て変化するいわゆる芯振れを起こしてしまう。図7
(b)のような一断面における芯振れはロール16の長
手方向全体に同様の傾向を示す。その結果、図5におい
てドラム14とロール16との間にフィルムを挟んだ状
態で図4のコイルばね28の付勢力でフィルムを加圧す
るときの加圧力が芯振れに応じて変化する。かかる加圧
力の変化を12本のローラ全体で考えると、各ロール1
6の半径変動値σの周期が同期してしまい、ロール16
の長手方向と接するフィルムの幅方向のある直線部分で
は、例えば、最も小さい加圧力しか加わらず、また別の
直線部分では最も大きい加圧力しか加わらない状態でド
ラム14上を通過することが起こり得た。このためフィ
ルムのドラム14の外周面に対する密着性が変動し現像
むらの原因になっていることを本発明者らは見出し、か
かる知見に基づいて本発明に至ったのである。
【0050】即ち、本実施の形態では、各ロール16の
芯振れを製造時に測定し、図7(a)、(b)のよう
に、各ロール16の段差部端面16cに例えば最も半径
r1が大きい円周上の位置に刻印や印字等で基準部16
dを形成し、図6のように、各ロール16の回転中に基
準部16dが同期しないように複数のロール16を各基
準部16dを指標にして上流側から位相を順々にずらし
て配列した。このようにして複数のロール16を配列す
ることで、ロール16の長手方向と接するフィルムの幅
方向の任意の直線部分において、あるロールで最も小さ
い加圧力が加わると、別のローラでは最も大きい加圧力
が加わり、また、別のローラでは中間の加圧力が加わ
る、といったように各ロール毎にフィルムに対する加圧
力が異なるようになる。このように各ロールによる加圧
力が変動する状態でフィルムがドラム14上を通過する
と、複数のロール16が全体としてフィルムをドラム1
4に対しより均一に押し付けることになるため、ドラム
14からフィルムが得る熱エネルギが一定になり、現像
むらが発生し難くなる。
【0051】また、複数のロール16の基準部16dを
設けたので、装置製造時やメンテナンス時の組立におい
て基準部16dを各ロールの位置決めの指標にできるの
で、各ロールについての位相調整が簡単となり、ロール
の組立が容易になる。これにより、ロールの配列の再現
性が向上し、装置の製造時及びメンテナンス時に画像品
質の再現性及び安定性を確保できる。
【0052】以上の本実施の形態の効果について図8,
図9により更に説明する。図8は、本実施の形態で、ロ
ール直径を12mm、芯振れの最大値を図7の基準部1
6dで100μmとして、フィルム先端からの距離で表
した幅方向直線部分で濃度がどのように変動するかを上
述の半径変動値に基づいて推定した図であり、図9は従
来のロール配列とした場合の同様の図である。
【0053】図8から分かるように、上述のようにして
各ロール16の回転中に基準部16dが同期しないよう
に位相を順々にずらして配列した本実施の形態における
推定濃度変化幅が、従来のように同期してしまうロール
配列の図9の場合と比較して1/10以下に減少してい
る。
【0054】以上のように、フィルムFは、複数のロー
ル16によりドラム14に対して付勢されながら、ドラ
ム14の回転に伴いその周囲を移動するが、この移動の
間に所定時間、ドラム14の外周面に当接せしめら、均
一に加熱され、現像むらを起こすことなく熱現像され
る。具体的には、例えば、赤外線感光性ハロゲン化銀を
含む感光性熱現像乳剤が0.178mmの支持体として
のPET(ポリエチレンテレフタレート)にコーティン
グされたフィルムFを現像する場合、ドラム14は、そ
の外周面が120℃に維持され、フィルムFを所定時間
である約15秒間、その外周面に当接状態で保持するよ
うな回転速度で回転せしめられる。当該所定時間及び当
該温度で、フィルムFは120℃の温度まで上昇せしめ
られる。なお、PETのガラス転移温度は約80℃であ
る。また、フィルムFの感光性熱現像乳剤層を有する側
の面は、ドラム14の外周面(本実施の形態では柔軟
層)に接することが好ましい。
【0055】図10は、実施例に示すフィルムFの断面
図であり、露光時におけるフィルムF内の化学的反応を
模式的に示した図である。図11は、加熱時におけるフ
ィルムF内の化学的反応を模式的に示した、図10と同
様な断面図である。フィルムFは、PETからなる支持
体(基層)上に、耐熱性バインダを主成分とする感光層
が形成され、更に、その上に耐熱性バインダを主成分と
する保護層が形成されている。感光層には、ハロゲン化
銀粒子と、有機酸銀の一種であるベヘン酸銀(Beh.
Ag)と、還元剤及び調色剤とが配合されている。ま
た、支持体の裏面にも耐熱性バインダを主成分とする裏
面層が設けられている。
【0056】露光時に、露光部120よりレーザ光Lが
フィルムFに対して照射されると、図10に示すよう
に、レーザ光Lが照射された領域に、ハロゲン化銀粒子
が感光し、潜像が形成される。一方、上述のようにフィ
ルムFが加熱されて最低熱現像温度以上になると、図1
1に示すように、ベヘン酸銀から銀イオン(Ag+)が
放出され、銀イオンを放出したベヘン酸は調色剤と錯体
を形成する。その後銀イオンが拡散して、感光したハロ
ゲン化銀粒子を核として還元剤が作用し、化学的反応に
より銀画像が形成されると思われる。このようにフィル
ムFは、感光性ハロゲン化銀粒子と、有機銀塩と、銀イ
オン還元剤とを含有し、40℃以下の温度では実質的に
熱現像されず、80℃以上である最低現像温度以上の温
度で熱現像される。
【0057】次に、本実施の形態の変形例について説明
する。本例は、図7(b)においてロール径Φ(=2×
r0)に対するロールの半径変動値σが次の式(1)を
満たすようにロールの芯振れ精度を向上させるようにし
たものである。
【0058】 σ<Φ×0.1/12 (1)
【0059】例えば、ロール16の直径Φを12mmと
すると、ロールの半径変動値σは0.1mm未満となっ
て、複数のロール16でフィルムがドラム14に均一に
押し付けられるため、ドラム14からフィルム得る熱エ
ネルギが一定になり、現像むらが発生し難くなる。な
お、この効果を一層得るために、次の式(2)を満たす
ことが更に好ましい。
【0060】 σ<Φ×0.05/12 (2)
【0061】次に、図12により別の変形例を説明す
る。この例は、複数のロール161〜166をそれぞれ
の直径が異なるように構成したものである。これによ
り、複数のロールが芯振れを起こしても、その変動周期
が同期しないから、複数のロールの回転中にフィルム上
でその半径変動が全体として打ち消されることになり、
複数のロール161〜166でフィルムがドラム14に
全体としてより均一に押し付けられる。また、かかる径
の異なる複数のローラはランダムに配列してよいので、
その組立が容易となる。また、異なる径のロールを配置
する順もランダムにしてよく、ロールの数も適宜増減で
きる。
【0062】以上のように本発明を実施の形態により説
明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、
本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能であ
る。例えば、ドラム、ローラの構成材料は本実施の形態
のものに限定されず、他の材料であってもよいことは勿
論である。また、現像部130は、本実施の形態におい
ては、露光部120と共に熱現像装置100に組み込ま
れているが、露光部120とは別個の構成であっても良
い。かかる場合、露光部120から現像部130へとフ
ィルムFを搬送する搬送部が必要となる。
【0063】また、加熱部材は必ずしもドラム状でなく
ともよく、例えば熱現像感光材料を平面状の加熱部材上
で搬送するようにしてもよく、また、熱現像感光材料の
搬送駆動手段は加熱部材及び付勢ロールのどちらか一方
または両方に備えさせるようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】本発明の熱現像装置及び熱現像装置の組
立方法によれば、熱現像感光材料が加熱ドラムから得る
熱エネルギを均一化し、装置毎の現像むらのばらつきを
低減でき、装置の製造時及びメンテナンス時に画像品質
の再現性及び安定性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる熱現像装置の正面
図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる熱現像装置の左側
面図である。
【図3】図1の熱現像装置における露光部120の構成
を示す概略図である。
【図4】図1の熱現像装置におけるフィルムFを加熱す
る現像部130の構成を示す図であり、現像部130の
斜視図である。
【図5】図1の熱現像装置における現像部のドラム14
及びロール16を示す正面図である。
【図6】図5のドラム14の側面図である。
【図7】図5のロール16の斜視図(a)及び断面図
(b)である。
【図8】本実施の形態の効果を説明するための図であ
り、図7におけるロール直径を12mm、ロールの芯振
れの最大値を100μmとして、フィルム先端からの距
離と推定したフィルム濃度変動との関係を示す図であ
る。
【図9】従来のロール配列とした場合の図8と同様の図
である。
【図10】フィルムFの断面図であり、露光時における
フィルムF内の化学的反応を模式的に示した図である。
【図11】加熱時におけるフィルムF内の化学的反応を
模式的に示した、図7と同様な断面図である。
【図12】本実施の形態の変形例を示す図であり、ドラ
ム14及び径の異なるロール161〜166を示す正面
図である。
【符号の説明】
14 ドラム(加熱部材) 14a ギヤ歯 16 ロール(付勢ロール) 16a ギヤ歯 16d 基準部 100 熱現像装置 110 格納部 120 露光部 130 現像部 F フィルム(熱現像感光
材料)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像を有する熱現像感光材料を加熱部材
    と複数の付勢ロールとの間に挟持し前記付勢ロールが回
    転しながら前記熱現像感光材料を搬送し加熱することで
    熱現像し可視画像を得る熱現像装置において、 前記各付勢ロールの円周方向における半径値の変動周期
    が前記各付勢ロールの回転中に前記熱現像感光材料上で
    同期しないように前記複数の付勢ロールを配列したこと
    を特徴とする熱現像装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱部材と前記複数の付勢ロールと
    の間に駆動伝達手段を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載のる熱現像装置。
  3. 【請求項3】 前記熱現像感光材料上で前記各付勢ロー
    ルの半径値の変動周期の位相を調整する際の基準部を前
    記複数の付勢ロールにそれぞれ設けたことを特徴とする
    請求項1または2に記載の熱現像装置。
  4. 【請求項4】 潜像を有する熱現像感光材料を加熱部材
    と複数の付勢ロールとの間に挟持し前記付勢ロールが回
    転しながら前記熱現像感光材料を搬送し加熱することで
    熱現像し可視画像を得る熱現像装置において、 前記付勢ロールの径をΦとし、前記各付勢ロールの半径
    変動値をσとしたとき、次式を満たすことを特徴とする
    熱現像装置。 σ<Φ×0.1/12
  5. 【請求項5】 前記複数の付勢ロールの径がそれぞれ異
    なることを特徴とする請求項4に記載の熱現像装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の熱現像装置の製造時ま
    たはメンテナンス時の組立において、前記基準部に基づ
    いて前記各付勢ロールの半径値の変動周期の位相を調整
    し前記複数のロールを配列することを特徴とする熱現像
    装置の組立方法。
  7. 【請求項7】 前記熱現像装置の製造時に前記各付勢ロ
    ールの直径を測定し、前記測定値に基づいて前記基準部
    を設けることを特徴とする請求項6に記載の熱現像装置
    の組立方法。
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