JP2002278037A - 熱現像装置 - Google Patents

熱現像装置

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JP2002278037A
JP2002278037A JP2001083018A JP2001083018A JP2002278037A JP 2002278037 A JP2002278037 A JP 2002278037A JP 2001083018 A JP2001083018 A JP 2001083018A JP 2001083018 A JP2001083018 A JP 2001083018A JP 2002278037 A JP2002278037 A JP 2002278037A
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heat
temperature
sheet
pressing roller
developing
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JP2001083018A
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Nobuyuki Torisawa
信幸 鳥沢
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • G03D13/00Processing apparatus or accessories therefor, not covered by groups G11B3/00 - G11B11/00
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/475Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material for heating selectively by radiation or ultrasonic waves

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置立ち上げ時間の短縮を図ることができる
とともに、熱現像シートの連続した熱現像処理を安定し
た温度勾配のもと実施できる熱現像装置を得る。 【解決手段】 露光による潜像が形成された熱現像シー
トAを装置内で搬送しながら加熱して現像する熱現像装
置21において、熱現像部IVは、熱現像シートAを加熱
する加熱手段37と、この加熱手段37と対向配置さ
れ、熱現像シートAを前記加熱手段37に押圧する複数
本のローラ群からなる押さえローラ38と、前記押さえ
ローラ38を所定温度に温める温調手段39とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光による潜像が
形成された熱現像感光材料又は感光感熱記録材料(熱現
像シート)を搬送しながら加熱して現像する熱現像装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷用の製版を作製する製版用画像形成
装置、或いはCTやMR等の医療用の画像を記録する画
像形成装置においては、湿式処理を行わずに熱現像によ
り画像を形成するドライシステムによる画像形成装置が
注目されている。このような画像形成装置では、感光性
及び/又は感熱性記録材料(感光感熱記録材料)や、熱
現像感光材料のフィルム(以下、熱現像シートという)
が用いられ、露光部において熱現像シートにレーザービ
ームを照射(走査)して潜像を形成し、その後、熱現像
部において熱現像シートを加熱手段に接触させて熱現像
を行い、続いて、熱現像部で加熱された熱現像シートを
冷却することにより、画像が形成された熱現像シートを
機外に排出している。このようなドライシステムにおけ
る画像形成装置(以下、熱現像装置という)では、湿式
処理に比べて短時間で画像形成ができるばかりでなく、
湿式処理における廃液処理の問題を解消することがで
き、今後その需要の高まることが充分に予想される。
【0003】従来、このような熱現像装置においては、
熱現像シートを押圧して加熱手段に接触させることによ
り現像を良好に行わせる方式が採られているが、とりわ
け、ヒートプレートからなる加熱手段と複数個の押さえ
ローラとを対向配置し、その間に熱現像シートを移送す
る熱現像方式が、加熱の均一性に優れていることと、ゴ
ミやほこり等の異物混入への耐性が強いことから、従来
問題になっていた現像ムラを大幅に改善することができ
て、好ましいものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の熱現像装置では、電源投入して装置を立ち上げ
ると、ヒートプレートは徐々に昇温してやがて設定温度
に到達するが、しかし、ヒートプレートと接してヒート
プレートから伝熱される押さえローラはこの時点では未
だ所定温度に達することができない。このような状態で
現像処理を行おうとすれば、熱現像シートを加熱するヒ
ートプレートの熱量が熱現像シートを介して押さえロー
ラに奪われ、結果的に低い現像温度で熱現像処理を行っ
て未現像となる虞がある。そのため、熱現像装置は、押
さえローラが所定温度に温められて現像可能開始となる
まで、さらに待機状態に余儀なくされて、長い装置立ち
上げ時間を要した。ちなみに、ヒートプレートは略17
〜8分で設定温度に到達するが、押さえローラが所定温
度に温められ現像可能となるまでには一般的に30分程
度を必要としている。
【0005】また従来の熱現像装置は、連続して熱現像
処理を行った場合、ヒートプレートからの伝熱が、間断
なく通過する熱現像シートにより奪われ、或いは、遮断
されて押さえローラの温度を低下させていた。そのた
め、次に行う熱現像シートの熱現像処理は、所定間隔を
おいて押さえローラの温度が回復してから実施しなけれ
ばならなくなり、現像処理能力の向上を困難にしてい
た。なお、ローラ温度の低下を見越して露光量を補正す
る等の手段を講じたものもあるが、補正が難しく、熱現
像処理を不安定なものにした。本発明は上記状況に鑑み
なされたもので、装置立ち上げ時間を短縮化できるとと
もに、加熱手段と押さえローラとの間の温度勾配を安定
させて熱現像シートの連続した熱現像処理を可能にする
熱現像装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る請求項1記載の熱現像装置は、露光によ
る潜像が形成された熱現像シートを装置内で搬送しなが
ら加熱して現像する熱現像装置であって、前記熱現像シ
ートを加熱する加熱手段と、該加熱手段と対向配置さ
れ、前記熱現像シートを前記加熱手段に押圧する複数本
の押さえローラと、該押さえローラを所定温度に温める
温調手段とを備えることを特徴とする。
【0007】この熱現像装置では、押さえローラが装置
電源の投入に伴って温調手段により直接温められるた
め、従来装置で押さえローラが加熱手段の熱伝導によっ
て間接的に温められていた場合と比べ、加熱手段が設定
温度に到達するのと略同時点で押さえローラも現像処理
に支障を生じさせない所定温度になる。この結果、従前
のような加熱手段が設定温度に到達した後押さえローラ
がさらに温められるまでの待機時間を省略して、装置立
ち上げ時間を短縮できる。
【0008】請求項2記載の熱現像装置は、前記温調手
段が、輻射熱で前記押さえローラを温めることを特徴と
する。
【0009】この熱現像装置では、温調手段が輻射熱で
押さえローラを温めるようにし、温められた押さえロー
ラの温度が、熱現像シートの現像に影響しないようにし
ているので、熱現像処理を不安定にすることがなく、常
に安定した熱現像を行うことができる。
【0010】請求項3記載の熱現像装置は、前記温調手
段が、前記加熱手段と前記押さえローラとの間で温度勾
配が常に一定となるように該押さえローラを温めること
を特徴とする。
【0011】この熱現像装置では、温められた押さえロ
ーラが加熱手段と略同温度、若しくは、これより若干低
い温度に保たれて、加熱手段との間の温度勾配が一定と
なるようにしているので、連続した熱現像処理によって
加熱手段の熱が熱現像シートを介して押さえローラに奪
われるようなことがなく、常に安定状態での熱現像を可
能にして、処理能力の向上を図ることができる。
【0012】請求項4記載の熱現像装置は、前記押さえ
ローラが、前記温調手段を内蔵して一体構造に設けられ
たことを特徴とする。
【0013】この熱現像装置では、押さえローラは中空
円筒状に形成した芯金内部にヒータを配して温調手段を
一体化した自己発熱型とされる。これにより、温調手段
が押さえローラ近傍に別途配置された場合の配置空間を
省略して、装置小型化が実現できる。しかも、各押さえ
ローラは個別に温度制御が可能となるので、例えば、熱
現像シートの導入によって温度低下が最も大きい熱現像
部の入口側に位置する押さえローラは温度を高めに設定
し、温度低下が最も小さい熱現像部の出口側に位置する
押さえローラは温度を低めに設定し、且つ入口側から出
口側に向かってローラ温度が徐々に低下するように温度
勾配を形成することで、熱現像部の全体にわたって均一
な現像条件が得られるようにできる。
【0014】請求項5記載の熱現像装置は、前記押さえ
ローラがローラ外周面に温度センサを備え、該温度セン
サに基づいて温度制御されることを特徴とする。
【0015】この熱現像装置では、各押さえローラが、
温度センサによって個別に温度制御されることにより、
精密な温度制御が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る熱現像装置の
好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図
1は本発明に係る熱現像装置の実施の形態を示す概略構
成図、図2は図1に示した熱現像部の内部構成及び搬送
経路を示す構成図、図3は図2における一つの加熱ユニ
ットの構成を示した斜視図、図4は連続した熱現像処理
を行った場合の、本発明の特長を説明する温度特性図で
ある。図1に示すように、熱現像装置21は、熱現像感
光材料又は感光感熱記録材料(熱現像シート)Aの搬送
経路順に感材供給部Iと、感材位置決め部IIと、画像露
光部IIIと、熱現像部IVと、冷却部Vとを主たる構成要
素として備えている。
【0017】感材供給部Iは、熱現像シートAを一枚ず
つ取り出して、熱現像シートAの搬送方向の下流に位置
する感材位置決め部IIに供給する部分であり、二つの装
填部23,25と、装填部23,25にそれぞれ配置さ
れる供給ローラ対27,29と、不図示の搬送ローラ及
び搬送ガイドとを有して構成される。
【0018】装填部23,25は、熱現像シートAを収
容したマガジン31を所定位置に装填する部位である。
図示の例では、2段に形成された二つの装填部23,2
5を有している。各装填部23,25には、サイズの異
なる(例えば、B4サイズ、半切サイズなど)熱現像シ
ートAを収容したマガジン31が装填される。また、各
装填部23,25には感材供給手段32が設けられ、こ
の感材供給手段32は、吸盤によって熱現像シートAを
吸着保持し、リンク機構等の公知の移動手段で吸盤を移
動することによって熱現像シートAを搬送し、それぞれ
の装填部23,25に配置される供給ローラ対27,2
9に供給する。
【0019】熱現像シートAとしては、既述したとお
り、熱現像感光材料又は感光感熱記録材料がある。熱現
像シートAが熱現像感光材料である場合、少なくとも1
本のレーザビームのような光ビームによって画像を記録
(露光)し、その後熱現像して発色させる。また、熱現
像シートAが感光感熱記録材料である場合、少なくとも
1本のレーザビームのような光ビームによって画像を記
録(露光)し、その後熱現像して発色させる。なお、熱
現像シートAは、シート状に加工され、通常、100枚
等の所定単位の積層体(束)とされ、袋体や帯等で包装
してパッケージとされている。
【0020】供給ローラ対27又は29に供給された熱
現像シートAは、搬送ガイドに案内されつつ搬送ローラ
によって、それぞれ下流の感材位置決め部IIに搬送され
る。感材位置決め部IIは、熱現像シートAを、搬送方向
と直交する方向(幅方向)に位置合わせすることによ
り、下流の画像露光部IIIにおける主走査方向の熱現像
シートAの位置合わせを行う。
【0021】画像露光部IIIは、光ビーム走査露光によ
って熱現像シートAを像様に露光する部位で、光学ユニ
ット33と副走査搬送手段34とを有して構成される。
光学ユニット33は、記録画像に応じて変調した光ビー
ムを主走査方向(熱現像シートAの幅方向)に偏向し
て、所定の記録位置に照射する公知の光ビーム走査装置
である。なお、この光学ユニット33には、これ以外に
も、光源から射出された光ビームを整形するコリメータ
レンズやビームエキスパンダ、面倒れ補正光学系、光路
調整用ミラー等、公知の光ビーム走査装置に配置される
各種の部材が必要に応じて配置されている。ここで、記
録画像に応じてパルス幅変調された光ビームは、主走査
方向に偏向されているので、副走査搬送される熱現像シ
ートAは2次元的に走査露光され、潜像が記録される。
【0022】このように画像露光部IIIで潜像が形成さ
れた熱現像シートAは、転送部35を経て熱現像部IVへ
搬送される。熱現像部IVは、4つに分割されたヒートプ
レート37(37a,37b,37c,37d)を湾曲
させて形成してある。そして、これらのヒートプレート
37と、回転自在に形成した複数本のローラ群からなる
押さえローラ38(38a,38b,38c,38d)
とを一連の円弧状配置としている。ヒートプレート37
は、本発明で云う加熱手段で、熱現像シートAを加熱現
像する。押さえローラ38の内方側には、押さえローラ
38近傍の雰囲気温度を上げて押さえローラ38を輻射
熱で温めるとともに、昇温した押さえローラ38の温度
変動を防いで押さえローラ38を所定温度に保つように
した温調手段39が設けられている。
【0023】更に詳しく述べると、熱現像部IVは、図2
に示すように、ヒートプレート37が湾曲した凹面13
7a,137b,137c,137dを有し、複数本の
ローラ群からなる押さえローラ38がこの凹面137
a,137b,137c,137dに沿って対向配置さ
れている。押さえローラ38の軸方向端部には従動歯車
138a,138b,138c,138dが備えられ、
押さえローラ38の円弧配置の中心を回転軸としてこれ
ら従動歯車138a,138b,138c,138dと
噛み合う駆動歯車108が設けられている。この駆動歯
車108はモータ駆動される主歯車102により中間歯
車103を介して回転駆動される。また、供給ローラ対
110が熱現像部IVの入口側に設けられ、熱現像シート
Aを熱現像部IVへ搬入する。なお、主歯車102は駆動
歯車108とともに供給ローラ対110も回転駆動する
構成である。
【0024】このように、主歯車102が駆動歯車10
8及び供給ローラ対110を回転駆動すると、各押さえ
ローラ38a,38b,38c,38dは回転して、熱
現像シートAをヒートプレート37の凹面137a,1
37b,137c,137dに順次接触させつつ、移動
する。これにより、熱現像部IVは、熱現像シートAの先
端をヒートプレート37に押し付けるようにし、熱現像
シートAの座屈を防止しつつスムーズに移送して熱現像
シートAを加熱処理することができる。
【0025】図3は、4分割されたうちの一つのヒート
プレート37aと複数本のローラ群からなる押さえロー
ラ38aとを備えた一つの加熱ユニットを示してある。
ヒートプレート37aと押さえローラ38aとは一対の
側板111の間で保持されている。押さえローラ38a
の軸方向端部に備えられている従動歯車138aは側板
111の外方に位置する。押さえローラ38aは軸受1
13によって回転可能に支持されている。軸受113
は、保持部材115によって側板111に支持された付
勢部材116の付勢力によってヒートプレート37aの
凹面方向に付勢されている。これによって、押さえロー
ラ38aはヒートプレート37aの凹面137aを圧接
するようになっている。なお、押さえローラ38の材質
としてはシリコンが使用され、シート搬送性と剥離性と
を両立させている。
【0026】押さえローラ38aの内方側には、本実施
の形態の特長的な構成要件である温調手段39が押さえ
ローラ38aに近接配置されている。この温調手段39
は、プレート状に形成したシリコンラバーヒータで、不
図示の固定手段により側板111に支持されて、押さえ
ローラ38aの軸方向全域にわたって延設されている。
しかし、温調手段39は押さえローラ38aの熱伝導性
に応じて、押さえローラ38aの一部領域上に配置され
て押さえローラ38aを温めるように構成したものであ
ってもよい。温調手段39は、既述したように、装置電
源の投入によりヒートプレート37aが加熱されるのと
同期して通電され、この通電に伴って、雰囲気温度を上
げて押さえローラ38aを輻射熱で所定温度まで温め
る。そして、押さえローラ38aが所定温度に到達後
は、温調手段39は、連続して熱現像処理を行った場合
の押さえローラ38aの温度低下等に対し、押さえロー
ラ38aとヒートプレート37aとの間の温度勾配が常
に一定となるように押さえローラ38aを温める。な
お、温調手段39は、プレート状に形成されたセラミッ
クヒータであってもよい。
【0027】図1及び図2に戻って、熱現像部IVの下流
位置には、冷却部Vが備えられている。熱現像部IVから
排出ローラ対40によって排出された熱現像シートA
は、冷却部V内を通過することで、熱現像進行温度以下
とされた後、搬送ローラ対41によりガイドプレート4
3,44に案内され、排出ローラ対45からトレイ47
に集配される。なお、搬送ローラ対41は、複数の動力
伝達歯車141a,141b,141c,141d,1
41e及び駆動ベルト142により、主歯車102の駆
動力が伝達されて駆動する。
【0028】この熱現像装置21では、上記したよう
に、温調手段39が設けられて押さえローラ38を輻射
熱で温めるようにしているので、装置電源の投入により
ヒートプレート37が設定温度に到達するのと略同時刻
に、押さえローラ38も所定の温度に昇温される。この
結果、熱現像装置21は、熱現像処理が直ちに可能とな
って装置立ち上げ時の待機時間を短縮できる。なお、押
さえローラ38の温度は、ヒートプレート37の設定温
度、つまり、熱現像シートの熱現像進行温度(例えば1
20°C)と同等か、若しくは、これよりも若干低い温
度(例えば115〜119°C)である。
【0029】また、熱現像装置21は、図4に示すよう
に、連続して熱現像処理が行われることによって、押さ
えローラ38の温度低下が増大し、ヒートプレート37
による現像進行温度の熱量が、押さえローラ38によっ
て奪われることがないように、温調手段39が、押さえ
ローラ38とヒートプレート37との間の温度勾配を常
に一定とするように温めているので、連続して熱現像処
理を行うことができ、しかも、処理速度を上げても常に
安定した熱現像処理が得られて現像能力を向上させるこ
とができる。
【0030】即ち、温調手段39は、熱現像シートAの
現像進行温度に影響を与えないように、押さえローラ3
8を輻射熱で温めて、装置立ち上げ時間の短縮を図ると
同時に、押さえローラ38の温度変動を防止し熱現像シ
ートの連続した熱現像処理を可能にする。
【0031】図5は、本発明に係る他の実施の形態にお
ける熱現像部を示したものであり、この熱現像部を除く
他の部分、部位は、先の実施の形態と同様に構成されて
いる。この実施の形態における熱現像部IVは、4分割さ
れたヒートプレート57(57a,57b,57c,5
7d)が湾曲した凹面157a,157b,157c,
157dを有し、複数本のローラ群からなる押さえロー
ラ68(68a,68b,68c,68d)が、この凹
面157a,157b,157c,157dに沿って対
向配置されている構成は、先の実施の形態と同様であ
る。
【0032】しかし、この実施の形態では、各押さえロ
ーラ68は、拡大して示すように、アルミニウムからな
る芯金162の表面に、熱現像シートに対して剥離性に
優れたシリコンゴム等のゴム被覆層164を有するとと
もに、芯金162内部に加熱源となる赤外線ランプ16
0を一体に設けたヒートローラとされている。つまり、
赤外線ランプ160が温調手段を形成している。そし
て、押さえローラ68は、赤外線ランプ160によって
表面温度が所定の温度となるように温められる。そのた
め、各押さえローラ68の表面には、表面温度を検出す
るサーミスタ等の温度センサ166が配置されている。
なお、芯金162は、アルミニウム等の金属の外に、セ
ラミック等の非金属体とすることもできる。
【0033】このような熱現像部IVを備えた熱現像装置
によれば、押さえローラに近接配置される温調手段のた
めの配置スペースが省略できて、装置小型化に有利とな
る。また、各押さえローラ毎に温度センサ166が設け
られているので、細密な温度制御が可能となる。とりわ
け、連続した熱現像処理によって押さえローラ68の表
面温度が、熱現像シートによって奪われるような場合で
あっても、熱現像部IVの入口側に位置する加熱ユニット
の押さえローラ68aと、熱現像部IVの出口側に位置す
る加熱ユニットの押さえローラ68dとは温度低下量が
異なるので、この異なる温度低下量に応じて押さえロー
ラ68a,68b,68c,68dの温度勾配を設定し
て温めることにより、熱現像部IV全体にわたって押さえ
ローラ68を均一温度にすることができる。これによ
り、熱現像しーとの連続した熱現像処理を常に安定して
行うことができる。
【0034】図6は本発明に係る熱現像装置の更に他の
実施の形態の概略構成図である。この実施の形態では、
熱現像部が、ヒートプレートと押さえローラとをシート
搬送経路に沿って直線状に配列した構成からなる。な
お、この熱現像部を除く他の部分、部位は先の実施の形
態と同一構成であるので、同一符号を付して説明は省略
する。本実施の形態による熱現像装置21Aは、熱現像
感光材料又は感光感熱記録材料(熱現像シート)Aの搬
送経路順に感材供給部Iと、感材位置決め部II、画像露
光部IIIと、熱現像部IVとを主たる構成要素として備え
ている。
【0035】熱現像部IVは、熱現像シートAを加熱現像
する加熱手段として熱現像シートAの搬送経路に沿って
直線状に配列した3つの平板状のヒートプレート220
(220a,220b,220c)と、熱現像シートA
をヒートプレート220に接触させつつ、相対移動させ
る(滑らせる)シート移送手段226と、ヒートプレー
ト220から熱現像シートAへの伝熱のために、熱現像
シートAをヒートプレート220に押圧する押さえロー
ラ222(222a,222b,222c,222d)
と、押さえローラ222の背面側に近接配置されて押さ
えローラ222を温める温調手段238となるラバーヒ
ータとを備える。
【0036】温調手段238は、押さえローラ222近
傍の輻射熱で各押さえローラ222a,222b,22
2c,222dを所定温度に温める。各ヒートプレート
220a,220b,220cは、その内部に少なくと
も一つの発熱体(例えばニクロム線等)を平面状に敷設
して収容した板状の発熱部材を備え、熱現像シートAの
現像進行温度に維持される。そして、熱現像装置21A
は、熱現像部IVから熱現像処理して排出される熱現像シ
ートAが、ガイドプレート44に案内され、排出ローラ
対45からトレイ47に送出されるようになっている。
【0037】このような構成において、温調手段238
が押さえローラ222を温めるようにしているので、従
前装置のヒートプレートが設定温度まで加熱されてから
伝熱によって押さえローラを温めている構成と比べて、
装置立ち上げまでの待機時間を大幅に短縮することがで
きる。また、連続した加熱現像処理によっても、ヒート
プレート220の熱が熱現像シートAを介して押さえロ
ーラ222に奪われないので、現像処理能力を向上させ
ることができる。さらに、熱現像シートを直線状に移送
する構造によって、シート搬送機構が簡素化できて、装
置製作費を低減することができる。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る熱現像装置によれば、熱現像シートを加熱手段に押圧
させて熱現像処理を行わせる押さえローラが、加熱手段
よりの伝熱によらず、別途設けられた温調手段によって
温められるので、装置立ち上げ時、加熱手段が設定温度
に到達するのと略同時に所定温度に到達できる。これに
よって、装置立ち上げ時間を、従前装置に比べ大幅に短
縮させることができる。また、温調手段は、加熱手段と
押さえローラとの間の温度勾配が常に一定となるよう
に、押さえローラを温めているので、熱現像シートの連
続した熱現像処理による押さえローラ温度の低下を解消
できて、安定した連続処理を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱現像装置の実施の形態を示す概
略構成図である。
【図2】図1に示した熱現像部の内部構成及び搬送経路
を示す構成図である。
【図3】図1における一つの加熱ユニットの構成を示し
た斜視図である。
【図4】本発明の特長を説明する温度特性図である。
【図5】本発明に係る他の実施の形態における熱現像部
の概略構成図である。
【図6】本発明に係る熱現像装置の更に他の実施の形態
を示す概略構成図である。
【符号の説明】
21 熱現像装置 37,57,220 ヒートプレート(加熱手段) 38,68,222 押さえローラ 39,238 温調手段 57 ヒートプレート(加熱手段) 68 押さえローラ 21A 熱現像層装置 160 赤外線ランプ 166 温度センサ I 感材供給部 II 感材位置決め部 III 画像露光部 IV 熱現像部 V 冷却部 A 熱現像シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光による潜像が形成された熱現像シー
    トを装置内で搬送しながら加熱して現像する熱現像装置
    であって、 前記熱現像シートを加熱する加熱手段と、 該加熱手段と対向配置され、前記熱現像シートを前記加
    熱手段に押圧する複数本の押さえローラと、 該押さえローラを所定温度に昇温する温調手段とを備え
    ることを特徴とする熱現像装置。
  2. 【請求項2】 前記温調手段が、 輻射熱で前記押さえローラを温めることを特徴とする請
    求項1記載の熱現像装置。
  3. 【請求項3】 前記温調手段が、 前記加熱手段と前記押さえローラとの間で温度勾配が常
    に一定となるように該押さえローラを温めることを特徴
    とする請求項1記載の熱現像装置。
  4. 【請求項4】 前記押さえローラが、 前記温調手段を内蔵した一体構造に設けられたことを特
    徴とする請求項1記載の熱現像装置。
  5. 【請求項5】 前記押さえローラがローラ外周面に温度
    センサを備え、該温度センサに基づいて温度制御される
    ことを特徴とする請求項4記載の熱現像装置。
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