JP2003005337A - 熱現像方法及び熱現像装置 - Google Patents

熱現像方法及び熱現像装置

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JP2003005337A
JP2003005337A JP2001191413A JP2001191413A JP2003005337A JP 2003005337 A JP2003005337 A JP 2003005337A JP 2001191413 A JP2001191413 A JP 2001191413A JP 2001191413 A JP2001191413 A JP 2001191413A JP 2003005337 A JP2003005337 A JP 2003005337A
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Nobuyuki Torisawa
信幸 鳥沢
Yasuyoshi Ota
恭義 大田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録材料の低濃度域でのかぶりを確実に防止
し、低濃度域の画像品質の低下を抑えた熱現像方法を提
供するものである。 【解決手段】像様露光により潜像を形成した記録材料A
を加熱させて現像する熱現像装置1であって、記録材料
Aの感材面とは反対側の面のみが予備加熱手段18の予
備加熱面19に接触して現像進行温度以下で予備加熱処
理を行われた後、記録材料Aの感材面のみが現像加熱手
段21の現像加熱面22に接触して現像進行温度以上で
現像加熱処理されて熱現像を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像様露光により潜
像を形成した記録材料を加熱させて熱現像することによ
り可視像を得る熱現像方法に関するのもであり、特に、
予備加熱後に現像加熱による熱現像処理行う熱現像方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】蓄熱性蛍光体シートを用いた、デジタル
ラジオグラフィーシステム、磁気共鳴断層撮影システム
(Magnetic Resonance Computed Tomography)等の医療
用の画像を記録する画像記録装置では、銀塩写真式感光
材料への撮影或いは記録後、現像液、定着液等の処理液
に浸し記録材料の現像を行っており、湿式処理システム
と呼ばれているものがある。
【0003】このような湿式処理システムに対し、近
年、湿式処理を行わずに記録材料の現像を行う、所謂、
乾式処理システムと呼ばれる現像処理方法が注目されて
いる。乾式処理システムは、記録材料として感光感熱性
記録材料や熱現像感光材料のフィルム等が使用され、露
光部にて記録材料上にレーザビームを走査させながら照
射させて潜像を成形し、その後、熱現像部において記録
材料を加熱して熱現像を行い、冷却して、可視像が成形
された記録材料が得られるものである。この乾式処理シ
ステムは、湿式処理システムと比べ、短時間で現像処理
が可能であるばかりではなく、現像液等の廃液処理の問
題を解消することができるため、今後需要が高まること
が予想される。
【0004】上記した乾式処理システムを医療用として
用いる場合は、階調度の高い、高画質の画像が要求され
るため、記録材料は高感度となっており、よって、記録
材料の現像条件の僅かな変動に対しても記録材料の画質
が左右されてしまう。特に、熱現像における、現像温度
の影響が顕著に反映されるため、近年は、熱現像行程で
記録材料を予備加熱した後、熱現像を行わせる方法が採
用されつつある。
【0005】記録材料の熱現像時に予備加熱を行ってい
る一例として、特開2000−347379号公報に開
示されたものを図7に示す。熱現像装置200におい
て、予備加熱部200Bでは、搬送路を挟むニップ部が
2カ所以上となるように、搬送ローラ14,16が設け
られている。搬送路26を挟んで上下に千鳥状に配置さ
れた搬送ローラ14,16の更に上方及び下方には、加
熱部材28,32が配置されている。また、熱現像部2
00Cには、9本の回転ローラ4が等間隔に配置され、
回転ローラの上方にはシーズヒータなどの熱源7が配置
され、ベルト駆動装置6のベルト間には、同様にシーズ
ヒータなどの熱源8が配置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
熱現像方法を用いて種種の現像条件を設定して現像処理
を行い、その現像結果を検討したところ、記録材料の感
材面側(乳剤面側)を熱現像部の加熱面と接触させて熱
現像を行うと、記録材料の低濃度部に「かぶり現象」が
発生し易いことが判明した。特に、予備加熱時に記録材
料の感材面側を予備加熱面と接触させた場合には、低濃
度域でのかぶり現象が多く見られ、記録材料の低濃度域
での鮮明な画像が得られにくいことが判明した。本発明
は上記事情に鑑みなされたもので、記録材料の感材面側
とは反側の面のみを予備加熱の予備加熱面に接触させる
ことで低濃度域でのかぶりを確実に防止し、低濃度域の
画像品質の低下を抑えて記録媒体の鮮明な画像結果が得
られる熱現像方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係わる熱現像方法および熱現像装置は、像様
露光により潜像が形成された記録材料を加熱させて現像
する熱現像方法及び装置であって、前記記録材料の感材
面とは反対側の面のみが予備加熱手段の予備加熱面に接
触して現像進行温度以下で予備加熱処理が行われた後、
前記記録材料の感材面のみが現像加熱手段の現像加熱面
に接触して現像進行温度以上で現像加熱処理されて熱現
像が行なわれる特徴とするものである。
【0008】この熱現像方法及び装置によれば、露光済
み材料記録の熱現像に時に、予備加熱時には、記録材料
の感材面側とは、反対側の面が予備加熱手段の加熱面を
接触するため、低濃度域におけるかぶり現象を確実に防
止することができ、記録媒体の低濃度域においても鮮明
な画像結果が得られるものである。更に、記録材料の感
材面側とは反対の面のみを予備加熱により保温した状態
で、加熱現像を行うため、熱が反対の面に逃散すること
なく、感材面側に集中させることができ、鮮明な画像結
果が得ることができる。
【0009】以下、本発明に係わる熱現像方法及び熱現
像装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明
する。図1は、本発明に係わる熱現像装置の概略構成図
である。熱現像装置1は、熱現像感光材料又は感光感熱
記録材料等の記録材料Aの搬送経路順に、記録材料供給
部Iと、記録材料位置決め部IIと、画像露光部III
と、予備加熱部IVと、熱現像部Vと、冷却部VIと、
排出部VIIとを主たる構成要素として備えている。
【0010】記録材料供給部Iは、記録材料Aを一枚ず
つ取り出して記録材料Aの搬送方向の下流に位置する記
録材料位置決め部IIに供給する部分であり、二つの装
填部2、3と、装填部2、3にそれそれ配置された供給
ローラ3、5と、不図示の搬送ローラ及び搬送ガイドと
が備えられている。
【0011】装填部2、3は、記録材料を収容したマガ
ジン9、10を所定位置に装填するところである。図示
の例では、二つ装填部2、3が二段になっており、各装
填部には、サイズの異なる記録材料を収容したり、感度
の異なる記録材料を収容したマガジン9、10が装填さ
れている。また、各装填部2、3には、記録材料Aをピ
ックアップするためのピックアップ手段11、12が設
けられ、記録材料Aが吸盤や真空吸着等により保持され
て、装填部2、3に配置されている供給ローラ3、5へ
と搬送される。
【0012】記録材料Aとしては、既述したように、熱
現像感光材料または感光感熱材料があり、記録材料Aと
して熱現像感光記録材料を用いた場合、少なくとも一本
のレーザビームにより像様露光を行い、その後、加熱に
よる熱現像処理が行われて、可視像が得られる。また、
記録材料Aとして感光感熱記録材料を用いた場合、少な
くとも一本のレーザビームにより像様露光を行った後、
加熱による熱現像処理が行われるが、レーザビームのヒ
ートモード又はサーマルヘッドにより像様露光すると同
時に現像処理を行った後、光照射で定着させることも可
能である。
【0013】供給ローラ3、5に供給された記録材料A
は、搬送ガイドに案内されながら搬送ローラにより(図
示せず)、下流の記録材料位置決め部IIに搬送されて
いく。記録材料位置決め部IIは、記録材料Aを搬送方
向と直交する方向(幅方向)の位置合わせを行うところ
であり、更に下流での画像露光部IIIにおいて、記録
材料Aの正確な走査を保証ところである。
【0014】画像露光部IIIは、レーザビームによる
走査により記録材料を像様露光を行うところであり、光
学ユニット13と、副走査を行う移送手段15とが備え
られている。光学ユニット13は、記録画像に応じて変
調したレーザビームを主走査方向(記録材料Aの移動方
向と直交する方向)に偏向して、所定の記録位置に照射
する公知のレーザビーム走査装置である。
【0015】なお、光学ユニット13には、これ以外
に、光源から射出されたレーザビームを整形するコリメ
ータレンズやビームエキスパンダ、面倒れ補正光学系、
光路調整用ミラー等の各種の部材が必要に応じて配置さ
れている。画像露光部IIIでは、記録画像に応じてパ
ルス変調されたレーザビームが主走査方向に偏向されて
おり、副走査移送される記録材料Aは主走査と副走査と
により二次元的に露光されて潜像が形成される。
【0016】このように画像露光部IIIで潜像が記録
された記録材料Aは、転送部17を経由して予備加熱部
IVに供給される。予備加熱部IVには、加熱ドラム1
8が備えられ加熱ドラム18の表面が記録材料Aの感材
面とは反対側の面に接触して加熱する加熱面19であ
る。尚、加熱ドラム18が金属製の場合は加熱面19が
鏡面研磨されて記録材料Aへのキズ等の発生を防止して
いるが、別な実施の形態として、加熱ドラム18に樹脂
シートや金属製シートを巻着させて加熱面19として使
用することも可能である。また、加熱ドラムは回転軸が
モータ等の駆動手段に連結されており、回転可能となっ
ている。
【0017】加熱ドラム18の加熱面19の一部分で対
向して、複数本の支持ローラ20が回転自在に配置され
ており、加熱面19と支持ローラ20との間を記録材料
Aが通過しながら、記録材料Aの感材面とは反対側の面
を加熱面19に接触させて、予備加熱が行われる。支持
ローラは加熱源を備えておらず、記録材料Aの感材面と
は反対の面が加熱ドラム18の加熱面19に接触するよ
うに支持するのみである。他に、温度センサ、ヒータ、
制御器等の必要部品が備えられており、加熱面19は常
に設定温度に維持されるようにフィードバック制御され
ている。設定温度は、記録材料Aの種類、感度、大きさ
等を考慮して設定されるが、本実施の形態に使用した記
録材料Aの現像進行温度が約120℃であるため、予備
加熱温度を100℃に設定してある。
【0018】更に、予備加熱部IVの下流には、熱現像
部Vがあり、記録媒体Aの熱現像処理が実行される。熱
現像部Vには、予備加熱ドラム19より直径の大きい加
熱ドラム21が備えられ、予備加熱ドラム19に近接し
て配置されている。このため、予備加熱ドラム19によ
り、予備加熱設定温度に加熱された記録材料Aの温度を
下げることなく、加熱ドラム21に記録材料が供給する
ことが可能である。加熱ドラム21はモータ等の駆動手
段と連結されており、熱現像条件等に応じて回転速度が
可変制御(図示せず)可能なものである。
【0019】また、加熱ドラム21の表面は、鏡面研磨
された加熱面22となっており、この加熱面22に記録
材料Aの感材面が接触して熱現像される。別な実施の形
態として加熱ドラムにシートを巻着させて加熱面22を
形成することも可能である。加熱ドラム21の加熱面2
2の一部分では対向して、複数本の支持ローラ23が回
転自在に加熱ドラム21に配置されており、記録材料A
の感材面を常に加熱面22に接触させるようにしてい
る。熱現像部Vは、この他、温度センサ、ヒータ、制御
器等の必要部品が備えられており、加熱面22は常に設
定温度に維持されるようにフィードバック制御されてい
る。設定温度は、記録材料Aの種類、感度、大きさ等を
考慮して設定されるが、本実施の形態に使用した記録材
料Aの現像進行温度が約120℃であるため、120℃
に設定してある。
【0020】このような熱現像部Vにおいて、支持ロー
ラ23と加熱ドラム21間に搬送供給された記録媒体A
は、記録材料Aの感材面が加熱面22と接触した状態
で、加熱保持されて、加熱ドラム22と共に約半周し
て、熱現像が行われる。記録材料Aの感材面とは反対側
の面は、支持ローラに支持されているだけである。
【0021】熱現像部Vから搬出された記録材料Aは、
搬送ローラ24、24により下流の冷却部VIに移送さ
れて、記録材料Aの冷却が行われる。記録材料Aの冷却
方法としては、従来公知のファン等の送風機により記録
材料Aの表面に送風させて行われる。冷却部VIから搬
出された記録材料Aは、搬送ローラ25,25や搬送ガ
イド板27、27等により自然放冷されながら移送され
て排出部VIIより、熱現像装置1外へ排出される。
【0022】図2は、本発明の熱現像方法よる記録材料
の温度変化を示したものである。時間T1では、レーザ
ビームにより露光された記録材料Aが転送部17を通過
する時間と記録材料Aの表面温度を示している。時間T
1では、レーザビーム露光により温度上昇した記録材料
Aが転送部17での温度環境の影響を受けて自然冷却さ
れた状態となっている。本実施の形態に用いた熱現像装
置では、転送部17の温度環境は使用場所の温度に影響
されるが、転送部17における記録材料Aの表面温度
は、おおよそ10〜35℃の間である。
【0023】そして、予備加熱部IVは、加熱ドラム1
8により急激に記録材料Aの温度が上昇される。時間T
2の温度勾配は記録材料Aの感度等により、加熱ドラム
18の温度や回転速度を制御することで変更可能ある。
予備加熱部IVの出口時点での記録材料Aの感材面とは
反対側の面の温度は、約95℃まで上昇させられてい
る。
【0024】予備加熱された記録材料Aは直ぐに熱現像
部Vに供給され、記録材料Aの感材面側が加熱ドラム2
1の加熱面と接触して熱現像が行われる。時間T3で示
されるように、最初に記録材料Aが加熱させられてい
き、熱現像進行温度に達したところで、温度が一定に維
持される。所定時間経過後記録材料Aは熱現像部Vから
排出される。本実施の形態では、熱現像進行温度が11
5〜120℃であるため、加熱ドラム21の加熱面22
を120℃にしておいた。時間T3における温度勾配や
熱現像時間は時間T2と同様に、加熱面22の温度と加
熱ドラム21の回転速度とにより、調整可能である。
【0025】熱現像が終了した記録材料Aは、次の行程
の冷却部において強制冷却されて、時間T4に示すよう
に、記録材料Aの温度が急降下させられる。その後、冷
却部VIから搬出された記録材料Aは、時間T5で示さ
れるように、搬送ローラ25,25や搬送ガイド板2
7、27等により自然放冷されながら移送されて排出部
VIIより、熱現像装置1外へ排出される。
【0026】図3は本発明に係わる熱現像方法及び熱現
像装置の別な実施の形態の構成の要部を示している。平
坦な加熱面31を備えた金属製の加熱プレート30と、
加熱プレートに対向して複数の駆動型支持ローラ33が
配置されて、予備加熱部IVを構成し、更に、予備加熱
部IVに近接かつ連続するように、熱現像部Vがあり、
その他の構成要素は、図1に示したものと同じである。
熱現像部Vには、平坦な加熱面35を有する加熱プレー
ト34と、加熱プレート34に対向して駆動型支持ロー
ラ36がある。予備加熱部IVの加熱プレート30と支
持ローラ33及び熱現像部Vの加熱プレート34と支持
ローラ36とは、図で見て、配置位置がそれぞれ上下で
反対となっている。
【0027】このため、記録材料Aが予備加熱部IVに
供給さると、加熱面31が記録材料Aの感材面とは反対
側の面と接触し、連続して、熱現像部Vでは記録材料A
の感材面と接触して熱現像が行われる。また、この実施
の形態では、加熱プレート30、34に駆動型のベルト
を装着させて、ベルト表面を加熱面とし、支持ローラ3
3、36を非駆動型の回転支持ローラとして構成させる
ことも可能である。
【0028】図4は本発明に係わる熱現像方法及び熱現
像装置の更に別な実施の形態の構成の要部を示してい
る。予備加熱部IVは、加熱面41を有する加熱プレー
ト40と、加熱プレート40に対向して配置された駆動
型の支持ローラ43とにより構成され、熱現像部Vは加
熱面45を有する加熱ドラム44と、支持ローラ46と
により構成されており、その他の構成は図1に示したも
のと同じである。予備加熱部IVを、加熱ドラム44に
近接させると共に記録材料Aを支持するために、予備加
熱部IVの支持ローラのなかで加熱ドラムに一番近接し
た支持ローラ47は小さい直径のものを用いている。
【0029】図5は本発明に係わる熱現像方法及び熱現
像装置の更に別な実施の形態の構成の要部を示してい
る。予備加熱部IVは、加熱面51を有する加熱ドラム
50と、加熱ドラム50に対向して配置された支持ロー
ラ52とにより構成され、熱現像部Vは平坦な加熱面5
5、56を有する複数の加熱プレート53、54と、支
持ローラ58、59とにより構成されており、その他の
構成は図1に示したものと同じである。熱現像部Vの加
熱プレート53、54は加熱面55、56を一定の温度
に保持するために、長さを短くしてそれぞれ温度制御し
ており、そのため、複数の加熱プレート53、54を直
線上に配置させている。
【0030】図6は本発明に係わる熱現像方法及び熱現
像装置の更に別な実施の形態の構成の要部を示してい
る。予備加熱部IVは、円弧形状の加熱面61を形成し
た加熱部材60と、加熱部材60に対向して支持ローラ
62が配置される。また、熱現像部Vは、円弧形状の加
熱面66、67、68を形成した複数の加熱部材63、
64、65が備えられ、加熱面66、67、68に対向
して支持ローラ69、70、71が配置された構成であ
り、その他の構成は図1に示したものと同じである。
【0031】予備加熱部IVの加熱部材60と支持ロー
ラ62及び熱現像部Vの加熱部材63、64、65と支
持ローラ69、70、71との配置関係が反対となって
いるため、予備加熱部IVでは記録材料Aの感材面とは
反対側の面が加熱面61と接触し、その後連続して、熱
現像部Vにおいて記録部材Aの感材面が加熱面66、6
7、68と接触して熱現像が行われる。予備加熱部IV
と熱現像部Vとの間での記録材料Aの搬送軌跡は所望半
径Rにより形成される円周上を半周から3/4周で描か
れ、記録材料Aが予備加熱開始から熱現像終了まで一定
の円弧状に曲げられて移送されることなる。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
わる熱現像方法及び熱現像装置によれば、露光済み材料
記録の熱現像に時に、予備加熱時には、記録材料の感材
面側とは、反対側の面が予備加熱手段の加熱面を接触す
るため、低濃度域におけるかぶり現象を確実に防止する
ことができ、記録媒体の低濃度域においても鮮明な画像
結果が得られるものである。更に、記録材料の感材面側
とは反対の面のみを予備加熱により保温した状態で、加
熱現像を行うため、熱が反対の面に逃散することなく、
感材面側に集中させることができ、鮮明な画像結果が得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる熱現像装置の概略構成図であ
る。
【図2】本発明の係わる熱現像方法による記録材料の経
過時間と温度変化との関係を示す温度特性図である。
【図3】本発明に係わる熱現像方法及び熱現像装置の別
な実施の形態を示す要部構成図である。
【図4】本発明に係わる熱現像方法及び熱現像装置の更
に別な実施の形態を示す要部構成図である。
【図5】本発明に係わる熱現像方法及び熱現像装置の更
に別な実施の形態を示す要部構成図である。
【図6】本発明に係わる熱現像方法及び熱現像装置の更
に別な実施の形態を示す要部構成図である。
【図7】従来の熱現像方法及び熱現像装置を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 熱現像装置 18 加熱ドラム 19 加熱面 20 支持ローラ 21 加熱ドラム 22 加熱面 23 支持ローラ I 記録材料供給部 II 記録材料位置決め部 III 画像露光部 IV 予備加熱部 V 熱現像部 VI 冷却部 VII 排出部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像様露光により潜像が形成された記録材料
    を加熱させて現像する熱現像方法において、前記記録材
    料の感材面とは反対側の面のみが予備加熱手段の予備加
    熱面に接触して現像進行温度以下で予備加熱処理が行わ
    れた後、前記記録材料の感材面のみが現像加熱手段の現
    像加熱面に接触して現像進行温度以上で現像加熱処理さ
    れて熱現像が行なわれることを特徴とする熱現像方法。
  2. 【請求項2】前記予備加熱面と前記現像加熱面とがドラ
    ム形状であることを特徴とする請求項1に記載の熱現像
    方法。
  3. 【請求項3】前記予備加熱面と前記現像加熱面とが平坦
    面であることを特徴とする請求項1に記載の熱現像方
    法。
  4. 【請求項4】前記予備加熱面が平坦面であり、前記現像
    加熱面がドラム形状であることを特徴とする請求項1に
    記載の熱現像方法。
  5. 【請求項5】前記予備加熱面がドラム形状であり、前記
    現像加熱面が平坦面であることを特徴とする請求項1に
    記載の熱現像方法。
  6. 【請求項6】前記予備加熱面と前記現像加熱面が円弧状
    であることを特徴とする請求項1記載の熱現像方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜7記載のいずれか1項に記載の
    熱現像方法を使用した熱現像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7158216B2 (en) 2003-09-25 2007-01-02 Fuji Photo Film Co., Ltd. Heat developing apparatus
CN100445888C (zh) * 2003-08-29 2008-12-24 富士胶片株式会社 热显影方法及装置

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CN100445888C (zh) * 2003-08-29 2008-12-24 富士胶片株式会社 热显影方法及装置
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