JP2006162970A - 熱現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加熱手段の温度分布に偏りをなくすことで、熱現像時に加熱温度の制御が困難になることを防止できる熱現像記録装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る熱現像装置は、熱現像部に搬送される熱現像記録材料を加熱するため、該熱現像記録材料の搬送方向に対して直交する方向に並列された複数の加熱部を有する加熱手段と、複数の加熱部の温度を測定する複数の温度測定部とが設けられ、複数の温度測定部のそれぞれが、各加熱部における温度分布の中心部を測定するように配置されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、熱現像記録材料を加熱し、該熱現像記録材料の画像形成層に記録された潜像を熱現像する熱現像装置に関する。
近年、湿式処理を行うことがないドライシステムによる熱現像装置や熱現像記録装置が提案されている。このような熱現像装置や熱現像記録装置では、記録媒体として、感光性および/または感熱性記録材料(感光感熱記録材料)や、熱現像感光材料を含むフイルム状の記録材料(以下、熱現像記録材料という)が用いられている。また、このドライシステムによる熱現像装置や熱現像記録装置では、露光部において熱現像記録材料にレーザービームを照射(走査)して潜像を形成し、その後、熱現像部において熱現像記録材料を加熱手段に接触させて熱現像を行った後、画像が形成された熱現像記録材料を装置の外に排出している。
熱現像装置は、熱現像部に設けられる加熱手段として、搬送される熱現像記録材料に対して面接触するように配置されたヒートプレートを備えたものがある。ヒートプレートによって熱現像記録材料を加熱する場合、熱現像記録材料がヒートプレートと接触する部位に温度差が生じて、現像後、熱現像記録装置に濃度のムラが生じることがある。そこで、ヒートプレートにおける熱現像記録材料との接触面を複数に分断した加熱面を有する複数の加熱部を備え、熱現像時に、これら複数の加熱部をそれぞれ制御装置によって制御することで、現像後の熱現像記録材料に濃度のムラが生じることを防止している(例えば、下記特許文献1)。
特開2004−101679号公報
図5(a)は、従来の熱現像装置の熱現像部の構成を説明する図であり、図5(b)は、図5(a)の熱現像部のヒートプレートの位置に対する加熱温度を示したグラフである。
図5(a)に示すように、複数の加熱部2,3,4から構成されたヒートプレート1を備えた熱現像装置では、それぞれの加熱部2,3,4の加熱面の温度を適宜に制御するため、熱現像部にサーミスタなどの複数の温度測定部5a,5b,5cを設け、加熱部2,3,4の各加熱面の、熱現像記録材料Fの搬送方向に直交する方向(図5の左右方向)に対する中央位置の温度を測定していた。
一方、ヒートプレート1は、熱現像記録材料Fの搬送方向に直交する方向の端部において温度が低く、また、中央付近で温度が高くなり、図5(b)に示すように、熱現像記録材料Fの搬送方向に直交する方向に対して温度が変化する。このため、温度測定部5a,5b,5cによって測定された温度と、ヒートプレート1における測定された部位の周囲の温度とでは差が生じ、熱現像時に、ヒートプレート1を全体としてほぼ一定の温度となるように各加熱部2,3,4を制御することが極めて困難であった。
また、図5(a)のように、温度測定部5a,5b,5cで各加熱部2,3,4の中央位置の温度を測定する場合には、ヒートプレート1の端部近傍(図中P1及びP4で示す部分)の温度を所定の温度T(約120℃)に設定しようとした場合、端部近傍より温度の高い中央部分(P2及びP3で示す部分)ではいわゆる過加熱が生じ、この結果、ヒートプレート1において加熱温度に偏りが生じることがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、加熱手段の温度分布に偏りをなくすことで、熱現像時に加熱温度の制御が困難になることを防止できる熱現像記録装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、潜像が形成された熱現像記録材料を熱現像部により熱現像する熱現像装置であって、前記熱現像部に搬送される前記熱現像記録材料を加熱するため、該熱現像記録材料の搬送方向に対して直交する方向に並列された複数の加熱部を有する加熱手段と、前記複数の加熱部の温度を測定する複数の温度測定部とが設けられ、前記複数の温度測定部のそれぞれが、前記複数の加熱部における温度分布の中心部を測定するように配置されていることを特徴とする熱現像装置によって達成される。
本発明に係る熱現像装置は、温度測定部を備え、該温度測定部によって複数の加熱部それぞれの温度分布の中心部を測定する構成である。本願のように、各加熱部の温度分布の中心部を測定すると、加熱手段をとして熱現像記録材料の搬送方向に対して直行する方向に並列された加熱部の直交方向における中央位置を測定した場合と比較して、測定する位置とその位置の周囲との温度差を小さくすることができる。このため、熱現像記録材料の熱現像時において、温度測定部に測定された温度に応じて各加熱部の温度を調整する制御が複雑になることを防止でき、加熱手段における各加熱部をより正確に制御することができる。こうして、ヒートプレート51の加熱温度に偏りが生じることに起因して熱現像された記録材料Fに濃度のムラが生じてしまうことを防止できる。
上記熱現像装置は、加熱手段が複数のヒートプレートであって、複数のヒートプレートが熱現像記録材料の搬送方向に対して直交する方向に並列されている構成とすることができる。
また、上記熱現像装置において、加熱手段における、温度の高い部分と温度の低い部分との温度差が0.1℃から5℃の範囲であることが好ましい。
本発明によれば、加熱手段の温度分布に偏りをなくすことで、熱現像時に加熱温度の制御が困難になることを防止できる熱現像記録装置を提供できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1は、本発明に係る熱現像装置の一実施形態を示す構成図である。
図1に示すように、本実施形態の熱現像装置10は、画像記録材料として湿式の現像処理を必要としないシート状の熱現像記録材料(以下、記録材料とする。)Fを使用し、記録材料Fに入力される画像信号に基づいて変調されたレーザ光Lを照射して潜像を形成した後に、該記録材料Fを熱現像することで記録材料表面に可視像を得る構成である。なお、本発明はこのような構成に限らず、レーザ光Lによってシート状の記録材料に予め露光して画像を形成するとともに、記録材料に熱現像のみを行う構成に適用することができる。
熱現像装置10は、記録材料Fの搬送方向順に、熱現像記録材料供給部Aと、画像露光部Bと、熱現像部Cと、冷却部Dとから概略構成されている。また、各部間の要所に設けられ記録材料Fを搬送するための搬送手段と、各部を駆動し制御する電源/制御部Eとを備えている。
熱現像装置10において、最下段に電源/制御部E、その上段に熱現像記録材料供給部A、更に、その上段に画像露光部Bと熱現像部Cと冷却部Dとが配置された構成となっており、また、画像露光部Bと熱現像部Cとが隣接するように配置された構成である。
この構成によれば、一枚の記録材料Fに対して露光工程と熱現像工程との両工程を同一の搬送経路において実施することができるとともに、露光工程と熱現像工程を短い搬送距離内で行うことで、記録材料Fの搬送パス長を最短化し、一枚の出力時間を短縮することができる。
記録材料Fとしては、厚みが約0.2mm程度(0.1mm〜0.3mm)の熱現像感光材料または感光感熱記録材料を使用することができる。熱現像感光材料としては、レーザ光Lによって画像を記録(露光)し、その後、熱現像して発色させるものである。また、感光感熱記録材料としては、光ビームによって画像を記録し、その後、熱現像して発色させる、若しくは、レーザ光Lのヒートモード(熱)によって画像を記録すると同時に発色させて、その後、光照射で定着するものである。
熱現像記録材料供給部Aは、記録材料Fを一枚ずつ取り出して、記録材料Fの搬送方向の下流に位置する画像露光部Bに供給する部分であり、複数(本実施形態においては2つ)の装填部11a,11bと、各装填部11a,11bにそれぞれ配置される供給ローラ対13a,13bと、不図示の搬送ローラ及び搬送ガイドとを有して構成される。また、二段構成となっている各装填部11a,11bの内部には、異なるサイズの記録材料Fが収容されたマガジン15a,15bが挿入され、各段に装填されたマガジン15a,15bが記録材料Fのサイズやその向きに応じて選択的に使用される。なお、装填部は、二段構成に限定されず、三段以上の構成としてもよく、単一の構成としてもよい。
画像露光部Bは、熱現像記録材料供給部Aから搬送されてきた記録材料Fに対してレーザ光Lを主走査方向に走査露光し、また、主走査方向に略直行する副走査方向(即ち、搬送方向)に搬送することで、所望の画像に応じた潜像を記録材料F表面における画像形成層に形成する。
熱現像部Cは、走査露光後の記録材料Fを搬送しながら昇温処理して、熱現像を行う。そして、冷却部Dにおいて現像処理後の記録材料Fを冷却して、排出トレイ16に搬出する。
図1に示すように、排出トレイ16には、搬出された記録材料Fを保持するソータSが設けられていれもよい。ソータSは、熱現像装置10に着脱可能な本体65と、該本体65に設けられた複数の搬出ローラ66a,66b,66cと、該複数の搬出ローラ66a,66b,66cによって本体65から搬出された記録材料Fを保持するため、本体65の上下方向に仕切られた複数の供給部67a,67b,67cとを備えている。ソータSは、搬出ローラ66a,66b,66cのうちいずれかを選択して記録材料Fを搬出させることで、該搬出ローラ66a,66b,66cに対応する供給部67a,67b,67cのそれぞれに適宜仕分けて保持可能な構成である。なお、熱現像装置10は、ソータSを該熱現像装置10の上部に着脱自在な構成とすることができ、必要に応じて省略し、記録材料Fを排出トレイ16にのみ搬出する構成としてもよい。
熱現像記録材料供給部Aと画像露光部Bとの間の搬送路には、幅寄せ機構17が設けられており、熱現像記録材料供給部Aから搬入されてきた記録材料Fを、その幅方向端部を揃えた状態で画像露光部Bへ供給している。
画像露光部Bは、レーザ光を走査露光することによって記録材料Fを露光する走査露光装置40を備えている。この走査露光装置40は、記録材料Fの搬送面からのばたつきを防止しつつ搬送するばたつき防止機構を有した副走査搬送部18と、走査露光部19とから構成されている。走査露光部19は、別途用意された画像データに従ってレーザの出力を制御しつつ、このレーザ光Lを走査(主走査)させる。このとき熱現像記録材料Fを副走査搬送部18によって副走査方向に移動させる。
副走査搬送部18は、走査するレーザ光Lの主走査ラインを挟んで、回転軸がこの走査ラインに対してそれぞれ略平行に配置された2本の駆動ローラ(搬送手段)21、22と、これら駆動ローラ21、22に対向して配置され、記録材料Fを支持するガイド板24とを備えている。ガイド板24は、各駆動ローラ21、22との間に挿入される記録材料Fを、並設されたこれら駆動ローラ21、22同士間の外側で駆動ローラ21、22の周面の一部に沿って撓ませていることで生じる該記録材料Fの弾性反発力によって、駆動ローラ21、22同士間の部位に当接せしめて支持する。
このように熱現像記録材料F自身の弾性反発力によって記録材料Fと駆動ローラ21、22との間に適宜な摩擦力が生じ、駆動ローラ21、22から記録材料Fへ確実に搬送駆動力が伝達され、記録材料Fが搬送される。駆動ローラ21、22は、図示しないモータ等の駆動手段の駆動力を歯車やベルト等の伝達手段を介して受けることで、図1中時計回り方向へ回転するように構成されている。
また、ガイド板24の上面において、記録材料Fが自身の弾性反発力によって押し付けられて、記録材料Fの搬送面からのばたつき、即ち、図中上下方向のばたつきが抑制される。そして、この駆動ローラ21、22同士間の記録材料Fに向けてレーザ光Lを照射することで、露光位置ずれのない良好な記録が行えることになる。
熱現像部Cは、記録材料Fを加熱処理する加熱部材として、記録材料Fの搬送方向に沿って並ぶ複数(本実施形態では3つ)のヒートプレート51が設けられ、これらヒートプレート51が搬送経路に沿って円弧状に配置されている。ヒートプレート51は、搬送される熱現像記録材料Fに接触することによって熱現像を施す加熱手段として機能する。
図2は、ヒートプレートの構成を示す斜視図である。
図2に示すように、ヒートプレート51は、一方の面には記録材料Fの搬送経路に沿って円弧状に窪むように湾曲している加熱面50aが形成された、板形状を有するアルミ製のガイド部50を備えている。加熱面50aには押さえローラ55が近接又は接触するように配置され、熱現像時には、記録材料Fが加熱面50aと接触しつつ、該加熱面50aと押さえローラ55との間を搬送させることで熱現像する。また、図1に示すように、熱現像部Cには、記録材料Fの移送手段として、供給ローラ53が配設されている。これらの押さえローラ55としては、金属ローラ,樹脂ローラ,ゴムローラ等が利用できる。
ガイド部50の加熱面50aとは反対側の他方の面にはシリコンラバーヒータからなる複数の加熱部51A,51B,51Cが設けられている。複数の加熱部51A,51B,51Cは、記録材料Fの搬送方向に対して直行する方向に並列されている。
複数の加熱部51A,51B,51Cのそれぞれには、各加熱部51A,51B,51Cの加熱温度を測定するため、サーミスタ等の温度測定部58a,58b,58cが設けられている。
本実施形態では、熱現像時に、熱現像部Cに設けられた3つのヒートプレート51の各加熱部51A,51B,51Cのそれぞれを、温度測定部58a,58b,58cの測定値に基づいて、図示しない制御部によって温度を制御することができる。
図3は、ヒートプレートと温度測定部との位置を説明するための図である。
図3に示すように、押さえローラ55はそれぞれ、その軸方向端部に被駆動部となる歯車部55aが設けられ、該歯車部55aが中空円筒状の駆動歯車52の周面の歯と係合している。駆動歯車52には駆動軸52aを介して図示しない駆動源に連結され、駆動歯車52の回転に従動して回転駆動される。
冷却部Dにおいて、熱現像部Cの搬送方向の直ぐ下流側には、熱現像が施された記録材料Fを更に搬送方向下流へ移送する複数の植毛ローラ57が配設されている。複数の植毛ローラ57は熱現像記録材料の搬送経路に対して千鳥状に配列されている。熱現像部Cから排出された記録材料Fは、植毛ローラ57によって搬送されたながらガラス転移点以下の温度まで緩やかに冷却される。記録材料Fを緩やかに冷却する理由は、熱現像直後、記録材料を急速に冷却すると記録材料Fにおける搬送方向中央部と端部とで冷却の度合が異なってしまい、記録材料が例えば波形などに変形した状態で固まってしまうため、熱現像直後は、保温部などを設けてあえて冷却効率を下げて冷却の進行を緩やかにする必要があるためである。
記録材料Fは、植毛ローラ57によって緩やかに冷却された後、記録材料Fの搬送経路を介して対向する平面を有する一対の金属プレート61の該平面に接触するように搬送される。そして、該金属プレート61によって記録材料Fの熱が吸収され、シワが発生しないように、かつ、湾曲ぐせがつかないように適宜に冷却される。冷却部Dから排出された記録材料Fは、搬送ローラ64から下流側の搬出ローラ63に搬送し、搬出ローラ63(又は、66a,66b,66c)から排出トレイ16(又はソータSの各供給部67a,67b,67c)に搬出される。
次に、本実施形態の熱現像装置における熱現像部の構成について説明する。
図3に示すように、熱現像部Cのヒートプレート51の加熱領域は、上記3つの加熱部51A,51B,51Cに区分けされており、熱現像時に各加熱部51A,51B,51Cの温度を測定するための温度測定部58a,58b,58cが、記録材料Fの搬送方向に直行する方向において所定の位置に配置されている。
図4は、ヒートプレートに対する温度測定部の位置及び熱現像時の該ヒートプレートの加熱温度を示す図である。
熱現像時において、ヒートプレート51は、搬送方向に直行する方向における端部において加熱温度が高くなりにくく、その中央位置において端部に比較して高くなりやすい現象がみられる。
上記現象を鑑みて、本発明に係る熱現像装置10では、複数の温度測定部58a,58b,58cのそれぞれが、複数の加熱部51A,51B,51Cにおける温度分布の中心部を測定するように配置されている。ここで、温度分布の中心部とは、熱現像時に各加熱部51A,51B,51Cの加熱領域全体において平均温度となる位置を意味する。すなわち、本実施形態では、記録材料Fの搬送方向に直行する方向上において温度分布の中心部を測定するように温度測定部58a,58b,58cを配置し、熱現像時には、これら温度測定部58a,58b,58cの測定値に基づいて、ヒートプレート51の目標とする加熱温度T(本実施形態では約120℃)となるように制御する構成である。
すると、各加熱部51A,51B,51Cの加熱温度を目標の加熱温度Tに制御する効率がよくなり、加熱温度Tに満たない低温の部分と加熱温度Tを越える高温の部分との温度差を小さくすることができる。
具体的には、本実施形態のように各加熱部51A,51B,51Cをヒートプレート51の適宜な位置に設ければ、温度が比較的低くなりやすい端部の温度を目標の加熱温度Tに円滑に近づけることができる。こうすることで、加熱部51Aにおいて、温度測定部58aで測定する位置n1から端部(加熱部51Bとは反対側端部)に至る加熱領域R1では、目標の加熱温度Tとの温度差t3を小さくすることができる。また、加熱部51Cにおいて、温度測定部58cで測定する位置n3から端部(加熱部51Bとは反対側端部)に至る加熱領域R3でも、目標の加熱温度Tとの温度差t4を小さくすることができる。
一方、本実施形態のように各加熱部51A,51B,51Cをヒートプレート51の適宜な位置に設ければ、温度が比較的高くなりやすい中央部分を過度に加熱してしまうといった、所謂、過加熱を引き起こすことを抑制できる。つまり、温度測定部58aの位置n1から温度測定部58bの位置n2に至る加熱領域R2、及び、温度測定部58bの位置n2から温度測定部58cの位置n3に至る加熱領域R3における目標の加熱温度Tとの各温度差t1,t2を小さくすることができる。
従って、熱現像装置10は、温度測定部58a,58b,58cによって複数の加熱部51A,51B,51Cのそれぞれにおける温度分布の中心部を測定する構成とすることで、各加熱部51A,51B,51Cの温度分布の中心部を測定すると、従来のように加熱部51A,51B,51Cにおける、記録材料Fの搬送方向に対して直行における中央位置を測定する構成と比較して、測定する位置とその位置の周囲との温度差を小さくすることができる。このため、熱現像時において、温度測定部58a,58b,58cに測定された温度に応じて各加熱部51A,51B,51Cの加熱温度を調整する制御が複雑になることを防止でき、ヒートプレート51の加熱領域の温度をより正確に制御することができる。こうして、ヒートプレート51の加熱温度に偏りが生じることに起因して熱現像された記録材料Fに濃度のムラが生じてしまうことを防止できる。
熱現像装置10における、温度の高い部分と温度の低い部分との温度差が0.1℃から5℃の範囲であることが好ましく、また、画質安定性の観点から温度差を0℃から1℃の範囲であることがより好ましい。つまり、温度差t1とt2とのうち大きい方と、温度差t3とt4とのうち大きい方との和が、上記範囲となるようにすることが好ましい。こうすれば、熱現像時に、加熱温度の制御を円滑に行うことができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良などが可能である。
例えば、記録材料の搬送方向に直行する方向に対して並列させる加熱部の数は、上記実施形態のように3つに限定されず、各加熱部を適宜に加熱制御できる範囲において、2つ又は4つ以上としてもよい。このとき、各加熱部の、上記直交する方向における温度分布の中心部を測定するように温度測定部を配置することで本発明と同様の効果を得ることができる。
本発明に係る熱現像装置の一実施形態を示す図である。 ヒートプレートの構成を示す斜視図である。 ヒートプレートと温度測定部との位置を説明するための図である。 ヒートプレートに対する温度測定部の位置及び熱現像時の該ヒートプレートの加熱温度を示す図である。 (a) 従来の熱現像装置の熱現像部の構成を説明する図である。 (b) 図5(a)の熱現像部のヒートプレートの位置に対する加熱温度を示したグラフである。
符号の説明
10 熱現像装置
51 ヒートプレート(加熱手段)
51A,51B,51C 加熱部
58a,58b,58c 温度測定部
C 熱現像部
D 冷却部
F 熱現像記録材料

Claims (3)

  1. 潜像が形成された熱現像記録材料を熱現像部により熱現像する熱現像装置であって、
    前記熱現像部に搬送される前記熱現像記録材料を加熱するため、該熱現像記録材料の搬送方向に対して直交する方向に並列された複数の加熱部を有する加熱手段と、前記複数の加熱部の温度を測定する複数の温度測定部とが設けられ、前記複数の温度測定部のそれぞれが、各加熱部における温度分布の中心部を測定するように配置されていることを特徴とする熱現像装置。
  2. 前記加熱手段が複数のヒートプレートであって、前記複数のヒートプレートが前記熱現像記録材料の搬送方向に対して直交する方向に並列されていることを特徴とする請求項1に記載の熱現像装置。
  3. 前記加熱手段における、温度の高い部分と温度の低い部分との温度差が0.1℃から5℃の範囲であることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱現像装置。
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