JP3802440B2 - 画像記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート状の記録材料を搬送しながら、レーザービーム等で走査露光すると共に、走査露光に続けて記録材料を熱現像処理する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像記録装置は、シート状記録材料にレーザ露光して潜像を形成し、これを乾式又は湿式現像処理して画像を形成している。
【0003】
このような装置には、図5に示すように、1枚のシート状記録材料100を搬送部104で搬送しながら、走査部102からのレーザ光Zで走査露光するとともに、露光されたシート状記録材料100を先端部側から順に熱現像部106で熱現像処理する方式、すなわち、1枚のシート状記録材料100に対して露光処理と熱現像処理とを同時に行う方式を採用しているものがある。
【0004】
しかし、従来の装置では、搬送部104側の搬送速度と熱現像部106側の搬送速度とが同じであることを前提として、搬送部104と熱現像部106とを隣接させていたため、搬送速度に差が出てしまうと搬送むらが発生していた。
【0005】
このため、これが原因となって均一な露光ができず、良好な画像が得られないことがあった。
【0006】
また、図6に示すように、レーザ光Zがシート状記録材料100を支持するガイド板108に反射して二重露光になるおそれもあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事実を考慮して、熱現像部側の搬送むらが露光中の搬送部側に伝わるのを防いで走査露光時の画像不良をなくすとともに、二重露光を防止する画像記録装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載する本発明の画像記録装置は、画像データに基づいてレーザ光を走査し、シート状記録材料に画像を書き込むレーザ照射手段と、前記シート状記録材料を副走査方向へ搬送させる搬送部と、前記搬送部の下流側に配置され、前記レーザ照射手段によって前記画像が書き込まれている途中の前記シート状記録材料を先端部側から順次熱現像する熱現像部と、前記搬送部と前記熱現像部との間に設けられ、該搬送部の搬送速度と該熱現像部の搬送速度との速度差により生じる前記シート状記録材料の撓みを許容するガイド部と、を有することを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載する本発明の画像記録装置によれば、搬送部がシート状記録材料を副走査方向へ搬送させ、シート状記録材料には、レーザ照射手段が画像データに基づいてレーザ光を走査し、画像を書き込む。そして、レーザ照射手段によって画像が書き込まれている途中のシート状記録材料を熱現像部が先端部側から順次熱現像する。
【0011】
このため、搬送部における画像の書き込みが影響を受けないように、搬送部と熱現像部との間のガイド部が、搬送部の搬送速度と熱現像部の搬送速度との速度差により生じるシート状記録材料の撓みを許容して速度差を吸収する。
【0012】
このように、シート状記録材料を搬送部から熱現像部へ直接送り出さずに、搬送部と熱現像部との間のガイド部でシート状記録材料を撓ませることで、熱現像部の搬送むらを吸収し、搬送むらが露光中の搬送部に伝わるのを防ぐことができる。結果として、搬送部の搬送速度が、速度差による搬送むらの影響を受けずに済むので、走査露光時に画像不良が発生せず、簡単な構造で安定した走査露光が可能となる。
【0013】
請求項2に記載する本発明の画像記録装置は、請求項1の構成において、前記搬送部の搬送速度をV1とし、前記熱現像部の搬送速度をV2としたとき、0.7<V2/V1≦1.0であることを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載する本発明の画像記録装置によれば、熱現像部の搬送速度は、搬送部の搬送速度と同じか、搬送部の搬送速度より遅くし、速度比は、搬送部の速度を1.0とした場合、0.7より大きく1.0以下とする。
【0015】
搬送速度の比を0.7より大きくすることで、シート状記録材料の撓み量を適正に制限でき、搬送速度の比を1.0以下とすることで、シート状記録材料が熱現像部側に引っ張られて書き込みの際に画像不良が発生するのを防止できる。
【0016】
請求項3に記載する本発明の画像記録装置は、請求項1の構成において、前記シート状記録材料が撓んだとき、該シート状記録材料における前記画像の書き込まれた面が接触しない膨出部を前記ガイド部に設けたことを特徴とする。
【0017】
請求項3に記載する本発明の画像記録装置によれば、シート状記録材料が撓んだとき、シート状記録材料における画像の書き込まれた面、すなわち、記録面が、ガイド部に接触しないように膨出部が形成されている。
【0018】
これにより、シート状記録材料の記録面がガイド部との接触で擦れて傷になるのを回避できる。
【0019】
請求項4に記載する本発明の画像記録装置は、請求項1から3のうちいずれか一項に記載の構成において、前記搬送部が、前記レーザ照射手段によって照射される走査ラインを挟んで、軸線が該走査ラインと平行となるように配置されて回転により前記シート状記録材料を副走査方向へ搬送させる駆動ローラと、該駆動ローラとの間に前記シート状記録材料を挟持して搬送させるとともに前記レーザ光の走査ラインの下方に該レーザ光の貫通する貫通溝が形成されたガイド板と、を備えていることを特徴とする。
【0020】
請求項4に記載する本発明の画像記録装置によれば、駆動ローラとガイド板とはシート状記録材料を挟持し、駆動ローラが、回転することによりガイド板上のシート状記録材料を副走査方向へ搬送させる。ここで、レーザ光がシート状記録材料を走査露光するとともにガイド板の貫通溝を貫通する。
【0021】
このように、ガイド板にて走査ラインの下方の部分を面とせずに貫通溝を設けることで、走査露光時にレーザ光がガイド板に反射して二重露光になるのを回避できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明における画像記録装置の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0026】
図1に示すように、画像記録装置10は、露光部12を備えている。露光部12に対しては、図示しない記録材料ストッカーから1枚ずつ記録材料としてのシート状記録材料11を送り込むようになっている。露光部12は、シート状記録材料11を搬送する搬送部14と、この搬送部14へ画像データに基づいて変調されたレーザ光Bを照射するレーザ照射手段としての走査部20とで構成されている。
【0027】
図4には、露光部12におけるシート状記録材料11を搬送するための搬送部14と走査部20(詳細後述)とが示されている。
【0028】
この搬送部14は、シート状記録材料11を支持するガイド板16を備えている。なお、本実施の形態では、シート状記録材料11の非記録面がガイド板16に対向している。
【0029】
ガイド板16は、シート状記録材料11の搬送方向に対して、中央部が略水平面16Aとされ、搬送上流側の端部が屈曲されてスロープ16Bを形成している。また、ガイド板16のシート状記録材料11の搬送方向下流側にもスロープ16Bと同一形態のスロープ16Cが設けられている。
【0030】
シート状記録材料11は、スロープ16Bを滑り落ちるように進入し、水平面16Aを通過する搬送経路をとるが、この搬送力を付与するのが、ガイド板16に対応して設けられた駆動ローラ17Aである。
【0031】
駆動ローラ17Aは、図示しないモータ等の駆動手段の駆動力を、歯車やベルト等の伝達手段を介して受け、図4の時計回り方向へ回転するようになっている。また、この駆動ローラ17Aと同一構成の駆動ローラ17Bを、スロープ16Cと水平面16Aとの境界位置に、シート状記録材料11の排出用として設けている。以下、駆動ローラ17Aを例にとり説明し、駆動ローラ17Bについては省略する。
【0032】
駆動ローラ17Aは、水平面16Aとスロープ16Bとの境界部分である屈曲部16Dに対向配置されている。
【0033】
上記構成において、スロープ16Bの先端からシート状記録材料11が進入すると、ガイド板16と駆動ローラ17Aとの間に入り込む。このとき、ガイド板16の水平面16Aとスロープ16Bとが屈曲されているため、シート状記録材料11は、ガイド板16に沿って撓み、シート状記録材料11自身の弾性反発力が発生することになる。この弾性反発力により、駆動ローラ17Aとの間で所定の摩擦力が生じ、シート状記録材料11は、駆動ローラ17Aの回転によって搬送されるようになっている。
【0034】
ガイド板16におけるシート状記録材料11の搬送方向中央部上方には、走査部20が配設されている。この走査部20は、制御部26によって制御され、レーザ光を照射する半導体レーザ22を備えている。また、制御部26からの画像信号に応じて、半導体レーザ22から照射されたレーザ光を変調する変調部23を備えている。この変調部23によってレーザ光Bが画像データに基づいて変調されるようになっている。変調部23から出力されたレーザ光Bは、高速回転するポリゴンミラー24の反射面に入力されることによってその反射光が走査され、fθレンズやシリンドリカルミラー等の光学部材28によって、所定の角度θでガイド板16上のシート状記録材料11へ案内されるようになっている。このため、シート状記録材料11上には、搬送方向と直交する方向にレーザ光Bが走査され(主走査)、これと共に搬送部14による搬送(副走査)がなされることで、画像が露光される。
【0035】
レーザ光Bが走査される範囲に対応してガイド板16の中央部には、主走査方向に沿って貫通溝18が設けられている。図3に示すように、ガイド板16に貫通溝18を設けることで、レーザ光Bがガイド板16に反射して二重露光になるのを回避できるようになっている。
【0036】
図1に示すように、露光部12の下流側には、熱現像部34が配設されている。この熱現像部34は、シート状記録材料11を加熱することで、現像処理する乾式現像タイプであり、全体がケーシング36によって覆われており、その一端部にシート状記録材料11の挿入部が配設されている。この挿入部と、露光部12の最終段(ガイド板16の搬送方向下流側端部)との間には、ガイド部32(詳細後述)が設けられている。
【0037】
この結果、露光部12での走査露光中のシート状記録材料11の先端が、ガイド部32を介して熱現像部34に進入することになる。
【0038】
熱現像部34のケーシング36には、3ブロックの現像ユニット38が円弧状に配設されている。現像ユニット38は、一方の面(シート状記録材料11と対向する面)が円弧状の加熱面40Aとされた加熱プレート40と、この加熱面40Aと共に、シート状記録材料11を挟持する複数のローラ42と、で構成されている。
【0039】
加熱プレート40は、それぞれ図示しない熱源によって所定の温度に加熱されており、必要に応じて各ブロック単位で制御温度を変更することが可能となっている。また、各ブロックの中でも熱分布を調整することも可能となっている。
【0040】
また、ローラ42は、それぞれ駆動手段(図示省略)から駆動力を受けて、等速度で回転するようになっている。ここで、熱現像部34の搬送速度は、搬送部14の搬送速度と同じにするか、搬送部14の搬送速度よりもやや遅くすることになる。
【0041】
これらにより、現像ユニット38の挿入部から挿入されたシート状記録材料11は、所定の搬送速度で搬送されながら加熱され、排出されるまでの間に、現像に必要な熱量を受け、熱現像される。
【0042】
搬送部14と熱現像部34との間に設けられるガイド部32は、図2に示すように、シート状記録材料11を支持するガイド底板32Bを備えている。このガイド底板32Bは、略平板状とされている。ガイド底板32Bに対向して上方には、ガイド上板32Aが設けられている。ガイド上板32Aは、熱現像部34寄りの部分では、ガイド底板32Bに平行に設けられ、中央部から搬送部14側に向かっては、ガイド底板32Bから離間する方向に膨らんでおり、内側断面が緩やかな略円弧状となっている。ガイド底板32Bから離間する方向に膨らんでいる部分は、膨出部32Cとして、シート状記録材料11が撓んだときに、シート状記録材料11における画像の書き込まれた面としての記録面11Aが接触しないように形成されている。
【0043】
この構成により、搬送部14の搬送速度と熱現像部34の搬送速度との速度差により生じるシート状記録材料11の撓みは、ガイド上板32Aの内側で許容されることになる。ガイド部32でシート状記録材料11を撓ませることで、速度差により生じる熱現像部34側の搬送むらは、吸収されるようになっている。よって、搬送部14の搬送速度は、速度差による搬送むらの影響を受けずに済むので、搬送むらによる走査露光時の画像不良は、発生しないようになる。また、膨出部32Cが設けられていることにより、シート状記録材料11の記録面11Aが、ガイド上板32Aの内側との接触で擦れて傷になるのを回避できる。
【0044】
ここで、搬送部14の搬送速度をV1とし、熱現像部34の搬送速度をV2としたとき、0.7<V2/V1≦1.0程度となるようにするのが良く、好ましくは0.97<V2/V1<0.99程度とするのが良い。この範囲にすることで、シート状記録材料11の撓み量を適正な範囲にすることができる。なお、1.0より大きくしないのは、シート状記録材料11が熱現像部34側に引っ張られて書き込みの際に画像不良が発生するのを防止するためである。
【0045】
このように、画像記録装置10は、1枚のシート状記録材料11に対して露光処理と熱現像処理とを同時に行うとともに、搬送部14の搬送速度と熱現像部34の搬送速度との速度差を所定の範囲内で許容するため、安定した動作でプリント時間を短縮することができる。
【0046】
また、図1に示すように、熱現像部34と走査部20との間には、断熱材30が配置されている。断熱材30は、熱現像部34と走査部20とを仕切る板(図示省略)に貼り付けられ、走査部20を覆うように断面視にて略L字状に設けられている。ここで、断熱材30の材質としては、耐熱性のある発泡状態の樹脂(例えば、メラミン系樹脂)等が用いられている。この断熱材30により、熱現像部34の熱が走査部20内の半導体レーザ22、光学部材28等(図4参照)に伝わるのが妨げられる。このため、走査部20への熱影響がなく、安定した画質を得られるようになっている。
【0047】
次に、上記の実施形態の作用を説明する。
【0048】
図4に示すように、シート状記録材料11の非記録面をガイド板16に対向させた状態でスロープ16Bの端部から進入させる。
【0049】
この進入が進むと、シート状記録材料11は、ガイド板16と駆動ローラ17Aとの間に入り込む。駆動ローラ17Aは、駆動手段の駆動力を受けて図4の時計回り方向に回転している。
【0050】
ここで、シート状記録材料11は、スロープ16Bから水平面16Aに移るときに撓み、この撓みによりシート状記録材料11自身に弾性反発力が発生する。この弾性反発力により、シート状記録材料11と駆動ローラ17Aとの間に所定の摩擦力が生じ、駆動ローラ17Aからシート状記録材料11へ確実に搬送駆動力が伝達され、シート状記録材料11は搬送される。
【0051】
ガイド板16からのシート状記録材料11の排出時においても、上記と同様の作用、すなわち、シート状記録材料11の屈曲による弾性反発力により駆動ローラ17Bとの間で所定の摩擦力が生じ、確実に搬送される。
【0052】
この搬送中に走査部20からは画像データに基づいて変調されたレーザ光Bが走査(主走査)されるため、搬送部14による搬送が副走査となり、シート状記録材料11に画像が露光される。
【0053】
ここで、図3に示すように、レーザ光Bは、シート状記録材料11を走査露光するとともにガイド板16の貫通溝18を貫通する。このように、ガイド板16にて走査ラインの下方の部分を面とせずに貫通溝18を設けることで、走査露光時にレーザ光Bがガイド板16に反射して二重露光になるのを回避できる。
【0054】
また、図1及び図2に示すように、この画像露光が継続されている間に、このシート状記録材料11の先端部がガイド部32を介して熱現像部34の挿入部へ至る。そして、走査部20によって画像が書き込まれている途中のシート状記録材料11を熱現像部34が先端部側から順次熱現像する。
【0055】
熱現像部34では、シート状記録材料11が略円弧状に搬送され、複数の現像ユニット38によって加熱処理されることで熱現像され、排出される。
【0056】
搬送部14と熱現像部34との間のガイド部32は、搬送部14の搬送速度と熱現像部34の搬送速度との速度差により生じるシート状記録材料11の撓みを許容する。
【0057】
このように、シート状記録材料11を搬送部14から熱現像部34へ直接送り出さずに、搬送部14と熱現像部34との間のガイド部32でシート状記録材料11を撓ませることで、熱現像部34の搬送むらを吸収し、搬送むらが露光中の搬送部14に伝わるのを防ぐことができる。結果として、搬送部14の搬送速度が、速度差による搬送むらの影響を受けずに済むので、走査露光時に画像不良が発生せず、簡単な構造で安定した走査露光が可能となる。
【0058】
ここで、シート状記録材料11が撓んだとき、ガイド部32には膨出部32Cがあるため、記録面11Aはガイド部32に接触しない。これにより、シート状記録材料11の記録面11Aがガイド部32との接触で擦れて傷になるのを回避できる。
【0059】
また、熱現像部34の搬送速度は、搬送部14の搬送速度と同じか、搬送部14の搬送速度より遅くし、速度比は、搬送部14の搬送速度を1.0とした場合、0.7より大きく1.0以下とする。搬送速度の比を0.7より大きくすることで、シート状記録材料11の撓み量を適正に制限でき、搬送速度の比を1.0以下とすることで、シート状記録材料11が熱現像部34側に引っ張られて書き込みの際に画像不良が発生するのを防止できる。
【0060】
一方、図1に示すように、断熱材30が、走査部20へ熱現像部34の熱が伝わるのを妨げる。1枚のシート状記録材料11に対して露光処理と熱現像処理とを同時に行う装置では、露光部12と熱現像部34とが接近配置となるために、熱現像部34の熱が走査部20に伝わり易いが、断熱材30を熱現像部34と走査部20との間に設けることで、走査部20への熱伝導が妨げられる。これにより、走査部20への熱影響がなくなるので、安定した画質を得られる。
【0061】
なお、上記の実施の形態では、ガイド部の形状につき、ガイド上板においては、熱現像部寄り部分はガイド底板に平行で中央部から搬送部寄り部分は内側断面が緩やかな略円弧状としているが、ガイド部の形状はこれに限定されず、例えば、ガイド上板の内側断面形状が一様に略楕円弧形状であっても良い。
【0062】
また、上記においては、断熱材は、熱現像部と走査部とを仕切る板に貼り付けられ、走査部を覆うように断面視にて略L字状に設けられる構成としているが、例えば、対向する板の間に断熱材を入れて取り付けられ、走査部を覆うように断面視にて略円弧状とする構成であっても良く、断熱材の配設はこれに限定されるものではない。断熱材の材質についても、耐熱性のある発泡状態の樹脂(例えば、メラミン系樹脂)を例にとって、実施の形態を具体的に説明したが、ガラス繊維、コルク材、FRP等でも構わず、材質はこれに限定されるものではない。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、熱現像部側の搬送むらが露光中の搬送部側に伝わるのを防いで走査露光時の画像不良をなくすとともに、二重露光を防止するという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る画像記録装置の概略構成図である。
【図2】 本実施の形態に係る画像記録装置でシート状記録材料がガイド部を通過する状態を示す図である。
【図3】 本実施の形態に係る画像記録装置でシート状記録材料をレーザ光で露光する様子を示す拡大断面図である。
【図4】 本実施の形態に係る搬送部及び走査部の概略構成図である。
【図5】 従来の画像記録装置の概略構成図である。
【図6】 従来の画像記録装置でシート状記録材料をレーザ光で露光する様子を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
11 シート状記録材料
14 搬送部
16 ガイド板
17A 駆動ローラ
17B 駆動ローラ
18 貫通溝
20 走査部(レーザ照射手段)
32 ガイド部
32C 膨出部
34 熱現像部
Claims (4)
- 画像データに基づいてレーザ光を走査し、シート状記録材料に画像を書き込むレーザ照射手段と、
前記シート状記録材料を副走査方向へ搬送させる搬送部と、
前記搬送部の下流側に配置され、前記レーザ照射手段によって前記画像が書き込まれている途中の前記シート状記録材料を先端部側から順次熱現像する熱現像部と、
前記搬送部と前記熱現像部との間に設けられ、該搬送部の搬送速度と該熱現像部の搬送速度との速度差により生じる前記シート状記録材料の撓みを許容するガイド部と、
を有することを特徴とする画像記録装置。 - 前記搬送部の搬送速度をV1とし、前記熱現像部の搬送速度をV2としたとき、0.7<V2/V1≦1.0であることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
- 前記シート状記録材料が撓んだとき、該シート状記録材料における前記画像の書き込まれた面が接触しない膨出部を前記ガイド部に設けたことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
- 前記搬送部が、前記レーザ照射手段によって照射される走査ラインを挟んで、軸線が該走査ラインと平行となるように配置されて回転により前記シート状記録材料を副走査方向へ搬送させる駆動ローラと、該駆動ローラとの間に前記シート状記録材料を挟持して搬送させるとともに前記レーザ光の走査ラインの下方に該レーザ光の貫通する貫通溝が形成されたガイド板と、を備えていることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載の画像記録装置。
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