JP2002090906A - 感光材料の平面性維持部材およびそれを備えた写真焼付装置 - Google Patents
感光材料の平面性維持部材およびそれを備えた写真焼付装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 露光エリアの通過直後でガイド部材20のガ
イドローラ23と印画紙Pとが接触した際に、印画紙P
に加わる衝撃を緩和し、これによって、印画紙Pの搬送
速度の瞬間的な変化に起因するバンディングの発生を抑
える。 【解決手段】 ガイド部材20に回動部21を設ける。
回動部21は、ガイドローラ23における印画紙Pとの
接触部よりも印画紙Pの搬送方向上流側であって、ガイ
ドローラ23の回転軸に対して搬送される印画紙Pとは
反対側に、ガイドローラ23と同軸方向に設けられる回
動軸部26a・26bを有している。これにより、印画
紙Pがガイドローラ23と接触したときには、ガイドロ
ーラ23に加わる衝撃を吸収する方向に上記ガイドロー
ラ23が回動する。その結果、ガイドローラ23から印
画紙Pに反作用として加わる衝撃が緩和される。
イドローラ23と印画紙Pとが接触した際に、印画紙P
に加わる衝撃を緩和し、これによって、印画紙Pの搬送
速度の瞬間的な変化に起因するバンディングの発生を抑
える。 【解決手段】 ガイド部材20に回動部21を設ける。
回動部21は、ガイドローラ23における印画紙Pとの
接触部よりも印画紙Pの搬送方向上流側であって、ガイ
ドローラ23の回転軸に対して搬送される印画紙Pとは
反対側に、ガイドローラ23と同軸方向に設けられる回
動軸部26a・26bを有している。これにより、印画
紙Pがガイドローラ23と接触したときには、ガイドロ
ーラ23に加わる衝撃を吸収する方向に上記ガイドロー
ラ23が回動する。その結果、ガイドローラ23から印
画紙Pに反作用として加わる衝撃が緩和される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を搬送し
ながら露光することによって感光材料に画像を焼き付け
る写真焼付装置に用いられ、感光材料の露光ステージか
らの浮き上がりを押さえながら、バンディングによる焼
き付け画像の画質低下を回避することができる感光材料
の平面性維持部材と、それを備えた写真焼付装置とに関
するものである。
ながら露光することによって感光材料に画像を焼き付け
る写真焼付装置に用いられ、感光材料の露光ステージか
らの浮き上がりを押さえながら、バンディングによる焼
き付け画像の画質低下を回避することができる感光材料
の平面性維持部材と、それを備えた写真焼付装置とに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、写真の焼き付けを行う露光方
式として、アナログ露光(オプティカル(光学)方式)
とデジタル露光とが知られている。アナログ露光とは、
原画像が記録されている写真フィルムに光を照射し、こ
の写真フィルムを透過した光を露光ステージ上の印画紙
に照射することによって、上記原画像を印画紙に焼き付
ける方式である。一方、デジタル露光とは、写真フィル
ム上の画像をスキャナ等によって読み取って得られる画
像データや、デジタルカメラによる撮影によって得られ
る画像データなどに基づいて、赤、緑、青の単色光を各
画素毎に露光ステージ上の印画紙上に照射することによ
り、上記画像データに応じた画像を印画紙に焼き付ける
方式である。
式として、アナログ露光(オプティカル(光学)方式)
とデジタル露光とが知られている。アナログ露光とは、
原画像が記録されている写真フィルムに光を照射し、こ
の写真フィルムを透過した光を露光ステージ上の印画紙
に照射することによって、上記原画像を印画紙に焼き付
ける方式である。一方、デジタル露光とは、写真フィル
ム上の画像をスキャナ等によって読み取って得られる画
像データや、デジタルカメラによる撮影によって得られ
る画像データなどに基づいて、赤、緑、青の単色光を各
画素毎に露光ステージ上の印画紙上に照射することによ
り、上記画像データに応じた画像を印画紙に焼き付ける
方式である。
【0003】また、デジタル露光は、さらに面露光と走
査露光とに大別される。面露光とは、光変調素子(例え
ばLCD(Liquid Crystal Display))の全面に2次元
的な画像を表示し、この表示画像をそのまま印画紙に焼
き付ける方式である。一方、走査露光とは、印画紙を搬
送しながら、光源からの光を光変調素子を介して印画紙
の搬送方向(副走査方向)とは垂直方向(主走査方向)
に照射することによって、印画紙に2次元的な画像を焼
き付ける方式である。
査露光とに大別される。面露光とは、光変調素子(例え
ばLCD(Liquid Crystal Display))の全面に2次元
的な画像を表示し、この表示画像をそのまま印画紙に焼
き付ける方式である。一方、走査露光とは、印画紙を搬
送しながら、光源からの光を光変調素子を介して印画紙
の搬送方向(副走査方向)とは垂直方向(主走査方向)
に照射することによって、印画紙に2次元的な画像を焼
き付ける方式である。
【0004】ところで、上記したアナログ露光およびデ
ジタル露光のいずれにおいても、露光ステージ上にて印
画紙の平面性をいかに確保するかが、焼き付け画像の画
質を良好に保つ際のポイントとなる。印画紙が露光ステ
ージから浮き上がると、その浮き上がった部分では、ピ
ント位置が本来の位置(浮き上がりのない場合のピント
位置)とはずれるため、焼き付け画像にピンボケが発生
するからである。
ジタル露光のいずれにおいても、露光ステージ上にて印
画紙の平面性をいかに確保するかが、焼き付け画像の画
質を良好に保つ際のポイントとなる。印画紙が露光ステ
ージから浮き上がると、その浮き上がった部分では、ピ
ント位置が本来の位置(浮き上がりのない場合のピント
位置)とはずれるため、焼き付け画像にピンボケが発生
するからである。
【0005】ここで、上記のアナログ露光や、デジタル
露光でも面露光の場合は、印画紙を露光ステージ上に停
止させた状態で露光するため、ファン等による吸引によ
って印画紙を露光ステージに吸着させることが可能であ
る。したがって、これらの露光方式では、露光ステージ
上にて印画紙の平面性を確保することが容易である。
露光でも面露光の場合は、印画紙を露光ステージ上に停
止させた状態で露光するため、ファン等による吸引によ
って印画紙を露光ステージに吸着させることが可能であ
る。したがって、これらの露光方式では、露光ステージ
上にて印画紙の平面性を確保することが容易である。
【0006】しかし、デジタル露光における走査露光で
は、印画紙を搬送しながらの露光となるため、たとえフ
ァンによる吸引を行ったとしても、印画紙の搬送性を損
なわずして印画紙の平面性を確保することが困難であ
る。
は、印画紙を搬送しながらの露光となるため、たとえフ
ァンによる吸引を行ったとしても、印画紙の搬送性を損
なわずして印画紙の平面性を確保することが困難であ
る。
【0007】そこで、例えば特開平11−338060
号公報では、露光エリアの直前および直後にピント面維
持ガイドを設け、走査露光においても露光エリアでの印
画紙の平面性を確保するようにしている。以下、このピ
ント面維持ガイドについて、図7に基づいて詳細に説明
する。
号公報では、露光エリアの直前および直後にピント面維
持ガイドを設け、走査露光においても露光エリアでの印
画紙の平面性を確保するようにしている。以下、このピ
ント面維持ガイドについて、図7に基づいて詳細に説明
する。
【0008】上記ピント面維持ガイドは、露光部からの
画像に応じた光ビーム101が照射される画像光照射部
102の直前(画像光照射部102に対して印画紙搬送
方向下流側)に配置される前側ガイド103と、画像光
照射部102の直後(画像光照射部102に対して印画
紙搬送方向上流側)に配置される後側ガイド104とで
構成されている。
画像に応じた光ビーム101が照射される画像光照射部
102の直前(画像光照射部102に対して印画紙搬送
方向下流側)に配置される前側ガイド103と、画像光
照射部102の直後(画像光照射部102に対して印画
紙搬送方向上流側)に配置される後側ガイド104とで
構成されている。
【0009】前側ガイド103は、印画紙Pの表面より
もわずかに上側(図示しない露光部側)で、印画紙Pの
幅方向(印画紙Pの搬送方向とは垂直方向)に延びるガ
イド部材105と、一端がこのガイド部材105に固定
され、他端が円柱形のローラシャフト106に固定され
たバネ107と、ローラシャフト106によって回転自
在に支持された円筒形の押さえローラ108とを有して
いる。
もわずかに上側(図示しない露光部側)で、印画紙Pの
幅方向(印画紙Pの搬送方向とは垂直方向)に延びるガ
イド部材105と、一端がこのガイド部材105に固定
され、他端が円柱形のローラシャフト106に固定され
たバネ107と、ローラシャフト106によって回転自
在に支持された円筒形の押さえローラ108とを有して
いる。
【0010】また、後側ガイド104も、前側ガイド1
03と同様の構成となっている。すなわち、後側ガイド
104は、印画紙Pの表面よりもわずかに上側で、印画
紙Pの幅方向に延びるガイド部材109と、一端がこの
ガイド部材109に固定され、他端が円柱形のローラシ
ャフト110に固定されたバネ111と、ローラシャフ
ト110によって回転自在に支持された円筒形の押さえ
ローラ112とを有している。
03と同様の構成となっている。すなわち、後側ガイド
104は、印画紙Pの表面よりもわずかに上側で、印画
紙Pの幅方向に延びるガイド部材109と、一端がこの
ガイド部材109に固定され、他端が円柱形のローラシ
ャフト110に固定されたバネ111と、ローラシャフ
ト110によって回転自在に支持された円筒形の押さえ
ローラ112とを有している。
【0011】そして、後側ガイド104の印画紙搬送方
向上流側の側面には、搬送される印画紙Pを押さえロー
ラ112の下側へ案内する傾斜部113が設けられてい
る。なお、同図中、114a・114bおよび115a
・115bは、印画紙Pを搬送するためのローラ対をそ
れぞれ示している。
向上流側の側面には、搬送される印画紙Pを押さえロー
ラ112の下側へ案内する傾斜部113が設けられてい
る。なお、同図中、114a・114bおよび115a
・115bは、印画紙Pを搬送するためのローラ対をそ
れぞれ示している。
【0012】この構成において、印画紙Pが先端部が浮
き上がった状態で後側ガイド部材104に導入される
と、印画紙Pは、まず、その先端部が傾斜部113に当
接し、傾斜部113の傾斜によって押さえローラ112
の下側へ自然に案内される。印画紙Pが押さえローラ1
12と当接すると、押さえローラ112は、印画紙Pの
厚さに応じて、バネ111の付勢力に抗して持ち上げら
れる。その後、押さえローラ112は、印画紙Pの上側
表面に当接し、バネ111の付勢力によって印画紙Pを
下側に押圧する。
き上がった状態で後側ガイド部材104に導入される
と、印画紙Pは、まず、その先端部が傾斜部113に当
接し、傾斜部113の傾斜によって押さえローラ112
の下側へ自然に案内される。印画紙Pが押さえローラ1
12と当接すると、押さえローラ112は、印画紙Pの
厚さに応じて、バネ111の付勢力に抗して持ち上げら
れる。その後、押さえローラ112は、印画紙Pの上側
表面に当接し、バネ111の付勢力によって印画紙Pを
下側に押圧する。
【0013】画像光照射部102にて画像光が印画紙P
に照射された後は、印画紙Pの先端部は前側ガイド10
3の押さえローラ108に当接する。その後、押さえロ
ーラ108は、印画紙Pの厚さに応じて、バネ107の
付勢力に抗して持ち上げられる。その後、押さえローラ
108は、印画紙Pの上側表面に当接し、バネ107の
付勢力によって印画紙Pを下側に押圧する。
に照射された後は、印画紙Pの先端部は前側ガイド10
3の押さえローラ108に当接する。その後、押さえロ
ーラ108は、印画紙Pの厚さに応じて、バネ107の
付勢力に抗して持ち上げられる。その後、押さえローラ
108は、印画紙Pの上側表面に当接し、バネ107の
付勢力によって印画紙Pを下側に押圧する。
【0014】このように、画像光照射部102の前後に
設けられた前側ガイド103および後側ガイド104に
より、印画紙Pが下向きに適度に押圧されるので、画像
光照射部102にて印画紙Pの先端部および後端部の浮
き上がりが防止され、光ビーム101のピントを印画紙
Pの全表面にわたって合わせることが可能となる。した
がって、印画紙Pの浮き上がりに起因する焼き付け画像
の画質低下を回避できることとなっている。
設けられた前側ガイド103および後側ガイド104に
より、印画紙Pが下向きに適度に押圧されるので、画像
光照射部102にて印画紙Pの先端部および後端部の浮
き上がりが防止され、光ビーム101のピントを印画紙
Pの全表面にわたって合わせることが可能となる。した
がって、印画紙Pの浮き上がりに起因する焼き付け画像
の画質低下を回避できることとなっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報で
は、露光エリアを通過した直後の印画紙Pと、前側ガイ
ド103の押さえローラ108との接触時に、上記押さ
えローラ108が、画像光照射部102の露光面に対し
て垂直上方に押し上げられる構成のため、印画紙Pが押
さえローラ108に当接したときに印画紙Pに加わる衝
撃が大きい。したがって、その大きな衝撃が印画紙Pの
搬送速度を瞬間的に変化させることになる。
は、露光エリアを通過した直後の印画紙Pと、前側ガイ
ド103の押さえローラ108との接触時に、上記押さ
えローラ108が、画像光照射部102の露光面に対し
て垂直上方に押し上げられる構成のため、印画紙Pが押
さえローラ108に当接したときに印画紙Pに加わる衝
撃が大きい。したがって、その大きな衝撃が印画紙Pの
搬送速度を瞬間的に変化させることになる。
【0016】印画紙Pの搬送速度が瞬間的に変化する
と、画像光照射部102を通過途中の印画紙P上に形成
される各ドットが、印画紙Pの搬送方向に重なって形成
されたり、逆に、広がって形成されたりする。この結
果、バンディングという、印画紙Pの幅方向(印画紙搬
送方向とは垂直方向)に沿った筋ムラが発生し、走査露
光によって焼き付けられた画像の品位が低下するという
問題が生じる。
と、画像光照射部102を通過途中の印画紙P上に形成
される各ドットが、印画紙Pの搬送方向に重なって形成
されたり、逆に、広がって形成されたりする。この結
果、バンディングという、印画紙Pの幅方向(印画紙搬
送方向とは垂直方向)に沿った筋ムラが発生し、走査露
光によって焼き付けられた画像の品位が低下するという
問題が生じる。
【0017】写真の焼き付け処理能力を上げるべく、例
えば12インチ/秒という高速で印画紙Pを搬送しなが
ら露光する際には、押さえローラ108との接触によっ
て印画紙Pに加わる衝撃がかなり大きくなると共に、印
画紙Pの瞬間的な速度変化が大きくなるため、上記のバ
ンディングが顕著に現れる。したがって、このようなバ
ンディングの問題は、高速処理を行う際の障壁となって
いる。
えば12インチ/秒という高速で印画紙Pを搬送しなが
ら露光する際には、押さえローラ108との接触によっ
て印画紙Pに加わる衝撃がかなり大きくなると共に、印
画紙Pの瞬間的な速度変化が大きくなるため、上記のバ
ンディングが顕著に現れる。したがって、このようなバ
ンディングの問題は、高速処理を行う際の障壁となって
いる。
【0018】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、露光エリア通過直後に印
画紙の浮き上がりを押さえるローラに印画紙が接触した
ときの衝撃を緩和することによって、印画紙の搬送速度
の瞬間的な変化を確実に低減し、これによってバンディ
ングの発生を確実に抑えることができる感光材料の平面
性維持部材と、それを備えた写真焼付装置とを提供する
ことにある。
なされたもので、その目的は、露光エリア通過直後に印
画紙の浮き上がりを押さえるローラに印画紙が接触した
ときの衝撃を緩和することによって、印画紙の搬送速度
の瞬間的な変化を確実に低減し、これによってバンディ
ングの発生を確実に抑えることができる感光材料の平面
性維持部材と、それを備えた写真焼付装置とを提供する
ことにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る感
光材料の平面性維持部材は、上記の課題を解決するため
に、感光材料を搬送しながら露光を行う走査露光方式の
写真焼付装置に用いられ、露光エリアを通過した直後の
感光材料の露光ステージからの浮き上がりを押さえるた
めのガイドローラを備えた感光材料の平面性維持部材で
あって、感光材料が上記ガイドローラと接触したとき
に、上記ガイドローラに加わる衝撃を吸収することがで
きるように上記ガイドローラを回動させる回動手段を備
えていることを特徴としている。
光材料の平面性維持部材は、上記の課題を解決するため
に、感光材料を搬送しながら露光を行う走査露光方式の
写真焼付装置に用いられ、露光エリアを通過した直後の
感光材料の露光ステージからの浮き上がりを押さえるた
めのガイドローラを備えた感光材料の平面性維持部材で
あって、感光材料が上記ガイドローラと接触したとき
に、上記ガイドローラに加わる衝撃を吸収することがで
きるように上記ガイドローラを回動させる回動手段を備
えていることを特徴としている。
【0020】上記の構成によれば、感光材料を搬送しな
がら露光を行う際に、露光エリアを通過した直後の感光
材料の露光ステージからの浮き上がりがガイドローラに
よって押さえられることにより、露光エリアから露光エ
リア直後にまたがって搬送されている感光材料の露光ス
テージからの浮き上がりが押さえられ、露光エリア内で
の感光材料の平面性が維持される。これにより、露光エ
リア内でピント位置がずれて画像が感光材料に焼き付け
られるのを抑制することができる。
がら露光を行う際に、露光エリアを通過した直後の感光
材料の露光ステージからの浮き上がりがガイドローラに
よって押さえられることにより、露光エリアから露光エ
リア直後にまたがって搬送されている感光材料の露光ス
テージからの浮き上がりが押さえられ、露光エリア内で
の感光材料の平面性が維持される。これにより、露光エ
リア内でピント位置がずれて画像が感光材料に焼き付け
られるのを抑制することができる。
【0021】また、露光エリアを通過した直後の感光材
料がガイドローラと接触したときには、回動手段がガイ
ドローラに加わる衝撃を吸収できるように上記ガイドロ
ーラを回動させる。これにより、上記接触時にガイドロ
ーラに加わる衝撃力の反作用が感光材料に加わることに
なるが、上記ガイドローラの回動によって上記衝撃力を
弱めることができるため、ガイドローラから感光材料に
反作用となって加わる衝撃を緩和することができる。し
たがって、上記接触時に感光材料の搬送速度が瞬間的に
変化するのを確実に抑えることができ、感光材料の搬送
方向に対して垂直方向に筋ムラとなるバンディングの発
生を確実に抑えることができる。
料がガイドローラと接触したときには、回動手段がガイ
ドローラに加わる衝撃を吸収できるように上記ガイドロ
ーラを回動させる。これにより、上記接触時にガイドロ
ーラに加わる衝撃力の反作用が感光材料に加わることに
なるが、上記ガイドローラの回動によって上記衝撃力を
弱めることができるため、ガイドローラから感光材料に
反作用となって加わる衝撃を緩和することができる。し
たがって、上記接触時に感光材料の搬送速度が瞬間的に
変化するのを確実に抑えることができ、感光材料の搬送
方向に対して垂直方向に筋ムラとなるバンディングの発
生を確実に抑えることができる。
【0022】請求項2の発明に係る感光材料の平面性維
持部材は、上記の課題を解決するために、請求項1の構
成において、感光材料を搬送しながら露光を行う走査露
光方式の写真焼付装置に用いられ、露光エリアを通過し
た直後の感光材料の露光ステージからの浮き上がりを押
さえるためのガイドローラを備えた感光材料の平面性維
持部材であって、上記ガイドローラにおける感光材料と
の接触部よりも感光材料の搬送方向上流側であって、上
記ガイドローラの回転軸に対して搬送される感光材料と
は反対側に、上記ガイドローラと同軸方向に設けられる
回動軸を中心として、感光材料との接触時に上記ガイド
ローラを回動させる回動手段を備えていることを特徴と
している。
持部材は、上記の課題を解決するために、請求項1の構
成において、感光材料を搬送しながら露光を行う走査露
光方式の写真焼付装置に用いられ、露光エリアを通過し
た直後の感光材料の露光ステージからの浮き上がりを押
さえるためのガイドローラを備えた感光材料の平面性維
持部材であって、上記ガイドローラにおける感光材料と
の接触部よりも感光材料の搬送方向上流側であって、上
記ガイドローラの回転軸に対して搬送される感光材料と
は反対側に、上記ガイドローラと同軸方向に設けられる
回動軸を中心として、感光材料との接触時に上記ガイド
ローラを回動させる回動手段を備えていることを特徴と
している。
【0023】上記の構成によれば、感光材料を搬送しな
がら露光を行う際に、露光エリアを通過した直後の感光
材料の露光ステージからの浮き上がりがガイドローラに
よって押さえられることにより、露光エリアから露光エ
リア直後にまたがって搬送されている感光材料の露光ス
テージからの浮き上がりが押さえられ、露光エリア内で
の感光材料の平面性が維持される。これにより、露光エ
リア内でピント位置がずれて画像が感光材料に焼き付け
られるのを抑制することができる。
がら露光を行う際に、露光エリアを通過した直後の感光
材料の露光ステージからの浮き上がりがガイドローラに
よって押さえられることにより、露光エリアから露光エ
リア直後にまたがって搬送されている感光材料の露光ス
テージからの浮き上がりが押さえられ、露光エリア内で
の感光材料の平面性が維持される。これにより、露光エ
リア内でピント位置がずれて画像が感光材料に焼き付け
られるのを抑制することができる。
【0024】また、感光材料との接触時には回動手段に
よってガイドローラが回動される。このとき、ガイドロ
ーラの回動軸は、ガイドローラにおける感光材料との接
触部よりも感光材料の搬送方向上流側であって、上記ガ
イドローラの回転軸に対して搬送される感光材料とは反
対側に、上記ガイドローラと同軸方向に設けられてい
る。これにより、感光材料との接触時には、ガイドロー
ラは上記回動軸を軸として、ガイドローラに加わる衝撃
を吸収できる方向に回動することになる。
よってガイドローラが回動される。このとき、ガイドロ
ーラの回動軸は、ガイドローラにおける感光材料との接
触部よりも感光材料の搬送方向上流側であって、上記ガ
イドローラの回転軸に対して搬送される感光材料とは反
対側に、上記ガイドローラと同軸方向に設けられてい
る。これにより、感光材料との接触時には、ガイドロー
ラは上記回動軸を軸として、ガイドローラに加わる衝撃
を吸収できる方向に回動することになる。
【0025】このとき、上記接触時にガイドローラに加
わる衝撃力の反作用が感光材料に加わることになるが、
上記ガイドローラの回動によって上記衝撃力を弱めるこ
とができるため、その反作用として感光材料に加わる衝
撃を緩和することができる。したがって、上記接触時に
感光材料の搬送速度が瞬間的に変化するのを確実に抑え
ることができ、感光材料の搬送方向に対して垂直方向に
筋ムラとなるバンディングの発生を確実に抑えることが
できる。
わる衝撃力の反作用が感光材料に加わることになるが、
上記ガイドローラの回動によって上記衝撃力を弱めるこ
とができるため、その反作用として感光材料に加わる衝
撃を緩和することができる。したがって、上記接触時に
感光材料の搬送速度が瞬間的に変化するのを確実に抑え
ることができ、感光材料の搬送方向に対して垂直方向に
筋ムラとなるバンディングの発生を確実に抑えることが
できる。
【0026】請求項3の発明に係る感光材料の平面性維
持部材は、上記の課題を解決するために、請求項1また
は2の構成において、上記ガイドローラは、上記露光ス
テージとの間に、所定のギャップが形成されるように設
けられていることを特徴としている。
持部材は、上記の課題を解決するために、請求項1また
は2の構成において、上記ガイドローラは、上記露光ス
テージとの間に、所定のギャップが形成されるように設
けられていることを特徴としている。
【0027】上記の構成によれば、ガイドローラと露光
ステージとの間に所定のギャップが形成されている。上
記所定のギャップは、例えば最大厚さの感光材料の当該
厚さ(例えば0.26mm)よりも若干大きい値(例え
ば0.3mm)を想定することができる。このようなギ
ャップを設けることにより、感光材料に浮き上がりが生
じている場合には、上記ギャップを設けない場合に比べ
て、上記感光材料をなるべくガイドローラの露光ステー
ジ側に当てることが可能となる。これにより、感光材料
がガイドローラに与える衝撃を極力緩和することができ
ると共に、その反作用となって感光材料に加わる衝撃を
も極力緩和することができる。その結果、請求項1また
は2の構成による効果を確実に得ることができる。
ステージとの間に所定のギャップが形成されている。上
記所定のギャップは、例えば最大厚さの感光材料の当該
厚さ(例えば0.26mm)よりも若干大きい値(例え
ば0.3mm)を想定することができる。このようなギ
ャップを設けることにより、感光材料に浮き上がりが生
じている場合には、上記ギャップを設けない場合に比べ
て、上記感光材料をなるべくガイドローラの露光ステー
ジ側に当てることが可能となる。これにより、感光材料
がガイドローラに与える衝撃を極力緩和することができ
ると共に、その反作用となって感光材料に加わる衝撃を
も極力緩和することができる。その結果、請求項1また
は2の構成による効果を確実に得ることができる。
【0028】請求項4の発明に係る感光材料の平面性維
持部材は、上記の課題を解決するために、請求項3の構
成において、上記所定のギャップは、用いる感光材料の
厚さに応じて設定されていることを特徴としている。
持部材は、上記の課題を解決するために、請求項3の構
成において、上記所定のギャップは、用いる感光材料の
厚さに応じて設定されていることを特徴としている。
【0029】上記の構成によれば、例えば用いる感光材
料の厚さよりも若干大きい値というように、用いる感光
材料の厚さに応じて上記所定のギャップが設定されてい
る。これにより、どのような厚さの感光材料を用いた場
合でも、感光材料に浮き上がりが発生している場合に
は、感光材料をガイドローラに確実に当てて、ガイドロ
ーラを回動させることが可能となる。その結果、どのよ
うな厚さの感光材料を用いた場合でも、感光材料の露光
ステージに対する浮き上がりを押さえながら、感光材料
に加わる衝撃を緩和することができる。
料の厚さよりも若干大きい値というように、用いる感光
材料の厚さに応じて上記所定のギャップが設定されてい
る。これにより、どのような厚さの感光材料を用いた場
合でも、感光材料に浮き上がりが発生している場合に
は、感光材料をガイドローラに確実に当てて、ガイドロ
ーラを回動させることが可能となる。その結果、どのよ
うな厚さの感光材料を用いた場合でも、感光材料の露光
ステージに対する浮き上がりを押さえながら、感光材料
に加わる衝撃を緩和することができる。
【0030】請求項5の発明に係る感光材料の平面性維
持部材は、上記の課題を解決するために、感光材料を搬
送しながら露光を行う走査露光方式の写真焼付装置に用
いられ、露光エリアを通過した直後の感光材料の露光ス
テージからの浮き上がりを押さえるためのガイドローラ
を備えた感光材料の平面性維持部材であって、上記ガイ
ドローラは、上記露光ステージとの間に、所定のギャッ
プが形成されるように設けられていることを特徴として
いる。
持部材は、上記の課題を解決するために、感光材料を搬
送しながら露光を行う走査露光方式の写真焼付装置に用
いられ、露光エリアを通過した直後の感光材料の露光ス
テージからの浮き上がりを押さえるためのガイドローラ
を備えた感光材料の平面性維持部材であって、上記ガイ
ドローラは、上記露光ステージとの間に、所定のギャッ
プが形成されるように設けられていることを特徴として
いる。
【0031】上記の構成によれば、感光材料を搬送しな
がら露光を行う際に、露光エリアを通過した直後の感光
材料の露光ステージからの浮き上がりがガイドローラに
よって押さえられることにより、露光エリアから露光エ
リア直後にまたがって搬送されている感光材料の露光ス
テージからの浮き上がりが押さえられ、露光エリア内で
の感光材料の平面性が維持される。これにより、露光エ
リア内でピント位置がずれて画像が感光材料に焼き付け
られるのを抑制することができる。
がら露光を行う際に、露光エリアを通過した直後の感光
材料の露光ステージからの浮き上がりがガイドローラに
よって押さえられることにより、露光エリアから露光エ
リア直後にまたがって搬送されている感光材料の露光ス
テージからの浮き上がりが押さえられ、露光エリア内で
の感光材料の平面性が維持される。これにより、露光エ
リア内でピント位置がずれて画像が感光材料に焼き付け
られるのを抑制することができる。
【0032】また、ガイドローラと露光ステージとの間
に所定のギャップが形成されている。上記所定のギャッ
プは、例えば最大厚さの感光材料の当該厚さ(例えば
0.26mm)よりも若干大きい値(例えば0.3m
m)を想定することができる。このようなギャップを設
けることにより、感光材料に浮き上がりが生じている場
合には、上記ギャップを設けない場合に比べて、上記感
光材料をなるべくガイドローラの露光ステージ側に当て
ることが可能となる。これにより、感光材料とガイドロ
ーラとの接触時に、感光材料がガイドローラに加える衝
撃を極力緩和することができると共に、その反作用とな
って感光材料に加わる衝撃をも極力緩和することができ
る。したがって、上記接触時に感光材料の搬送速度が瞬
間的に変化するのを確実に抑えることができ、感光材料
の搬送方向に対して垂直方向に筋ムラとなるバンディン
グの発生を確実に抑えることができる。
に所定のギャップが形成されている。上記所定のギャッ
プは、例えば最大厚さの感光材料の当該厚さ(例えば
0.26mm)よりも若干大きい値(例えば0.3m
m)を想定することができる。このようなギャップを設
けることにより、感光材料に浮き上がりが生じている場
合には、上記ギャップを設けない場合に比べて、上記感
光材料をなるべくガイドローラの露光ステージ側に当て
ることが可能となる。これにより、感光材料とガイドロ
ーラとの接触時に、感光材料がガイドローラに加える衝
撃を極力緩和することができると共に、その反作用とな
って感光材料に加わる衝撃をも極力緩和することができ
る。したがって、上記接触時に感光材料の搬送速度が瞬
間的に変化するのを確実に抑えることができ、感光材料
の搬送方向に対して垂直方向に筋ムラとなるバンディン
グの発生を確実に抑えることができる。
【0033】請求項6の発明に係る写真焼付装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1ないし5のいずれ
かに記載の感光材料の平面性維持部材と、感光材料を搬
送する搬送手段と、上記搬送手段によって感光材料を搬
送しながら上記感光材料を露光する露光手段とを備えて
いることを特徴としている。
記の課題を解決するために、請求項1ないし5のいずれ
かに記載の感光材料の平面性維持部材と、感光材料を搬
送する搬送手段と、上記搬送手段によって感光材料を搬
送しながら上記感光材料を露光する露光手段とを備えて
いることを特徴としている。
【0034】上記の構成によれば、搬送手段によって感
光材料を搬送しながら露光手段によって感光材料を露光
する走査露光方式の写真焼付装置において、上記した感
光材料の平面性維持部材によって、少なくとも露光エリ
アでの感光材料の平面性が維持される。これにより、ピ
ンボケ画像が感光材料に形成されるのを抑制することが
できる。また、上記平面性維持部材のガイドローラの回
動により、感光材料とガイドローラとの接触時に感光材
料に加わる衝撃を緩和して、上記接触時の感光材料の搬
送速度の変化に起因するバンディングの発生を確実に抑
えることができる。したがって、例えば感光材料の高速
搬送によって画像を上記感光材料に焼き付ける場合で
も、画質の良好な画像を感光材料に焼き付けることがで
き、良好な画質を維持したまま写真処理能力を向上させ
ることができる。
光材料を搬送しながら露光手段によって感光材料を露光
する走査露光方式の写真焼付装置において、上記した感
光材料の平面性維持部材によって、少なくとも露光エリ
アでの感光材料の平面性が維持される。これにより、ピ
ンボケ画像が感光材料に形成されるのを抑制することが
できる。また、上記平面性維持部材のガイドローラの回
動により、感光材料とガイドローラとの接触時に感光材
料に加わる衝撃を緩和して、上記接触時の感光材料の搬
送速度の変化に起因するバンディングの発生を確実に抑
えることができる。したがって、例えば感光材料の高速
搬送によって画像を上記感光材料に焼き付ける場合で
も、画質の良好な画像を感光材料に焼き付けることがで
き、良好な画質を維持したまま写真処理能力を向上させ
ることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図面に基づいて説明すれば以下の通りである。
図面に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0036】本実施形態に係る写真焼付装置は、図2に
示すように、焼付部1、印画紙格納部2、現像部3、乾
燥部4および図示しないPC(Personal Computer )を
備えている。
示すように、焼付部1、印画紙格納部2、現像部3、乾
燥部4および図示しないPC(Personal Computer )を
備えている。
【0037】印画紙格納部2は、焼付部1に供給する感
光材料としての印画紙P(図1参照)を格納するもので
あり、サイズの互いに異なるロール状の印画紙Pを格納
する格納部2a・2bからなっている。そして、出力画
像のサイズに応じた印画紙Pが格納部2aまたは格納部
2bから焼付部1に供給される。焼付部1に供給された
印画紙Pは、カッター5により所定の長さに裁断され、
シート状の印画紙Pとなって搬送されることになる。
光材料としての印画紙P(図1参照)を格納するもので
あり、サイズの互いに異なるロール状の印画紙Pを格納
する格納部2a・2bからなっている。そして、出力画
像のサイズに応じた印画紙Pが格納部2aまたは格納部
2bから焼付部1に供給される。焼付部1に供給された
印画紙Pは、カッター5により所定の長さに裁断され、
シート状の印画紙Pとなって搬送されることになる。
【0038】焼付部1は、上記カッター5の他に、露光
部6(露光手段)と搬送部7(搬送手段)とを備えてい
る。搬送部7は、印画紙格納部2から供給される印画紙
Pを後述する光照射部6bを介して現像部3に供給する
ものであり、複数の搬送ローラおよび搬送ベルトで構成
されている。本実施形態の写真焼付装置は、この搬送部
7にて印画紙Pを搬送しながら露光部6が上記印画紙P
を露光する、いわゆる走査露光を行う構成となってい
る。
部6(露光手段)と搬送部7(搬送手段)とを備えてい
る。搬送部7は、印画紙格納部2から供給される印画紙
Pを後述する光照射部6bを介して現像部3に供給する
ものであり、複数の搬送ローラおよび搬送ベルトで構成
されている。本実施形態の写真焼付装置は、この搬送部
7にて印画紙Pを搬送しながら露光部6が上記印画紙P
を露光する、いわゆる走査露光を行う構成となってい
る。
【0039】一方、露光部6は、光源部6aと光照射部
6bとで構成されている。光源部6aは、写真フィルム
上の画像をスキャナ等によって読み取って得られる画像
データや、デジタルカメラによる撮影によって得られる
画像データなどに基づいて光変調素子の各画素を駆動す
ることにより、光照射部6bに供給される印画紙Pを露
光するものである。上記の光変調素子としては、例えば
PLZT露光ヘッド、DMD(デジタル・マイクロミラ
ー・デバイス)、LCD(液晶表示装置)、LCS(液
晶シャッタ)、LEDパネル、レーザー、FOCRT
(Fiber Optic Cathode Ray Tube)、CRTが挙げられ
る。
6bとで構成されている。光源部6aは、写真フィルム
上の画像をスキャナ等によって読み取って得られる画像
データや、デジタルカメラによる撮影によって得られる
画像データなどに基づいて光変調素子の各画素を駆動す
ることにより、光照射部6bに供給される印画紙Pを露
光するものである。上記の光変調素子としては、例えば
PLZT露光ヘッド、DMD(デジタル・マイクロミラ
ー・デバイス)、LCD(液晶表示装置)、LCS(液
晶シャッタ)、LEDパネル、レーザー、FOCRT
(Fiber Optic Cathode Ray Tube)、CRTが挙げられ
る。
【0040】本実施形態では、例えばDMDで光源部6
aを構成している。なお、DMDは、複数のマイクロミ
ラーを二次元的に配置してなり、画像データに応じたO
N/OFF信号によって個々のマイクロミラーの傾きを
変化させ、各マイクロミラーに入射する光の反射方向を
変えることで、印画紙Pの露光を制御するデバイスであ
る。
aを構成している。なお、DMDは、複数のマイクロミ
ラーを二次元的に配置してなり、画像データに応じたO
N/OFF信号によって個々のマイクロミラーの傾きを
変化させ、各マイクロミラーに入射する光の反射方向を
変えることで、印画紙Pの露光を制御するデバイスであ
る。
【0041】光照射部6bは、印画紙Pを適切なピント
面で支持しながら、光源部6aからの光を上記印画紙P
に照射する部分である。光照射部6bは、本発明の特徴
部分であるため、その詳細については後述する。
面で支持しながら、光源部6aからの光を上記印画紙P
に照射する部分である。光照射部6bは、本発明の特徴
部分であるため、その詳細については後述する。
【0042】現像部3は、焼付部1にて焼き付け処理の
施された印画紙Pを各種処理液に浸しながら搬送し、印
画紙Pに焼き付けられた画像を現像するものである。上
記各種処理液は、例えば発色現像液(図中CD)、漂白
定着液(図中BF)、安定液(図中STB)で構成さ
れ、それぞれ対応する処理槽に収容されている。
施された印画紙Pを各種処理液に浸しながら搬送し、印
画紙Pに焼き付けられた画像を現像するものである。上
記各種処理液は、例えば発色現像液(図中CD)、漂白
定着液(図中BF)、安定液(図中STB)で構成さ
れ、それぞれ対応する処理槽に収容されている。
【0043】乾燥部4は、現像部3にて現像された印画
紙Pを、例えば熱風の吹き付けにより乾燥させるための
ものである。PCは、本写真焼付装置の全動作を制御す
る制御部であり、原画像の画像データを保存する機能
や、画像データに対してデータ処理を施す機能等を有し
ている。
紙Pを、例えば熱風の吹き付けにより乾燥させるための
ものである。PCは、本写真焼付装置の全動作を制御す
る制御部であり、原画像の画像データを保存する機能
や、画像データに対してデータ処理を施す機能等を有し
ている。
【0044】このように、本実施形態に係る写真焼付装
置は、PCでの制御により、印画紙Pの露光、現像処
理、乾燥処理を一元管理の下に連続して行う構成となっ
ている。よって、使用者に操作上の負担をかけることな
しに、多量の写真を連続的にプリントすることが可能と
なっている。なお、図中の一点鎖線は、印画紙Pの搬送
経路を示している。
置は、PCでの制御により、印画紙Pの露光、現像処
理、乾燥処理を一元管理の下に連続して行う構成となっ
ている。よって、使用者に操作上の負担をかけることな
しに、多量の写真を連続的にプリントすることが可能と
なっている。なお、図中の一点鎖線は、印画紙Pの搬送
経路を示している。
【0045】次に、上記した光照射部6bの詳細につい
て説明する。図3は、図2における光照射部6bを拡大
して示している。
て説明する。図3は、図2における光照射部6bを拡大
して示している。
【0046】この図3に示すように、露光エリア(光源
部6aからの光が照射される範囲)に対して印画紙搬送
方向の上流側には、搬送ローラ11・12・13が設け
られている。一方、露光エリアに対して印画紙搬送方向
の下流側には、搬送ローラ14・15・16が設けられ
ている。搬送ローラ11・12と搬送ローラ14・15
とは、印画紙Pの搬送路に対して光源部6a側に設けら
れており、搬送ローラ13・16は、印画紙Pの搬送路
に対して光源部6aとは反対側に設けられている。
部6aからの光が照射される範囲)に対して印画紙搬送
方向の上流側には、搬送ローラ11・12・13が設け
られている。一方、露光エリアに対して印画紙搬送方向
の下流側には、搬送ローラ14・15・16が設けられ
ている。搬送ローラ11・12と搬送ローラ14・15
とは、印画紙Pの搬送路に対して光源部6a側に設けら
れており、搬送ローラ13・16は、印画紙Pの搬送路
に対して光源部6aとは反対側に設けられている。
【0047】これらの各ローラの配置により、印画紙P
は、搬送ローラ11と搬送ローラ13、搬送ローラ12
と搬送ローラ13とで挟持されながら各ローラの回転に
より露光エリアに供給され、その後、搬送ローラ14と
搬送ローラ16、搬送ローラ15と搬送ローラ16とで
挟持されながら光照射部6bから出ていくことになる。
は、搬送ローラ11と搬送ローラ13、搬送ローラ12
と搬送ローラ13とで挟持されながら各ローラの回転に
より露光エリアに供給され、その後、搬送ローラ14と
搬送ローラ16、搬送ローラ15と搬送ローラ16とで
挟持されながら光照射部6bから出ていくことになる。
【0048】上記の搬送ローラ13・16間には、上記
露光エリアを含む搬送ローラ13・16間で印画紙Pを
支持する露光ステージ17が設けられている。この露光
ステージ17には、複数の貫通孔17a(図1参照)が
設けられており、ファン18の回転による吸引により、
露光ステージ17上を搬送される印画紙Pを露光ステー
ジ17にある程度沿わせて、つまり、印画紙Pの露光ス
テージ17からの浮き上がりを低減して搬送することが
可能となっている。
露光エリアを含む搬送ローラ13・16間で印画紙Pを
支持する露光ステージ17が設けられている。この露光
ステージ17には、複数の貫通孔17a(図1参照)が
設けられており、ファン18の回転による吸引により、
露光ステージ17上を搬送される印画紙Pを露光ステー
ジ17にある程度沿わせて、つまり、印画紙Pの露光ス
テージ17からの浮き上がりを低減して搬送することが
可能となっている。
【0049】本写真焼付装置では、走査露光を行うの
で、搬送中の印画紙Pを露光ステージ17に完全に吸着
させることは不可能であるが、上記の吸引により、ある
程度は印画紙Pの平面性を確保することが可能となる。
なお、印画紙Pの平面性の確保のしやすさは、用いる印
画紙Pの厚さによって異なるが、厚さの薄い印画紙Pほ
ど、上記の吸引によって印画紙Pの平面性は確保しやす
いと言える。
で、搬送中の印画紙Pを露光ステージ17に完全に吸着
させることは不可能であるが、上記の吸引により、ある
程度は印画紙Pの平面性を確保することが可能となる。
なお、印画紙Pの平面性の確保のしやすさは、用いる印
画紙Pの厚さによって異なるが、厚さの薄い印画紙Pほ
ど、上記の吸引によって印画紙Pの平面性は確保しやす
いと言える。
【0050】露光エリアの直前、すなわち、搬送ローラ
12よりは印画紙搬送方向下流側であって露光エリアよ
りも印画紙搬送方向上流側には、ガイド部材19が設け
られている。このガイド部材19は、露光ステージ17
との間で所定のギャップ(例えば0.3mm)を介して
設けられている。また、このガイド部材19の印画紙搬
送方向上流側には、搬送される印画紙Pを露光ステージ
17の表面へ案内するための傾斜部19aが形成されて
いる。
12よりは印画紙搬送方向下流側であって露光エリアよ
りも印画紙搬送方向上流側には、ガイド部材19が設け
られている。このガイド部材19は、露光ステージ17
との間で所定のギャップ(例えば0.3mm)を介して
設けられている。また、このガイド部材19の印画紙搬
送方向上流側には、搬送される印画紙Pを露光ステージ
17の表面へ案内するための傾斜部19aが形成されて
いる。
【0051】このようなガイド部材19を設けることに
より、搬送ローラ12・13から供給される印画紙Pの
先端部は、ガイド部材19の傾斜部19aに接触し、傾
斜部19aの傾斜によってガイド部材19の下面側、つ
まり、露光ステージ17側へ自然に案内される。そし
て、ガイド部材19によって、印画紙Pの露光ステージ
17からの浮き上がりが押さえられながら、印画紙Pが
露光エリアに搬送されることになる。
より、搬送ローラ12・13から供給される印画紙Pの
先端部は、ガイド部材19の傾斜部19aに接触し、傾
斜部19aの傾斜によってガイド部材19の下面側、つ
まり、露光ステージ17側へ自然に案内される。そし
て、ガイド部材19によって、印画紙Pの露光ステージ
17からの浮き上がりが押さえられながら、印画紙Pが
露光エリアに搬送されることになる。
【0052】したがって、露光エリアの直前で印画紙P
に上記の浮き上がりが発生していても、ガイド部材19
の作用によって平面性の確保された印画紙Pを露光エリ
アに送ることができるので、露光エリア内の印画紙Pに
おいてピント位置のずれる部分がほとんど生じない。こ
れにより、ピンボケによる焼き付け画像の画質低下を回
避することができる。
に上記の浮き上がりが発生していても、ガイド部材19
の作用によって平面性の確保された印画紙Pを露光エリ
アに送ることができるので、露光エリア内の印画紙Pに
おいてピント位置のずれる部分がほとんど生じない。こ
れにより、ピンボケによる焼き付け画像の画質低下を回
避することができる。
【0053】なお、ガイド部材19の内部に、印画紙P
の表面と接触可能なローラと、このローラを印画紙Pと
接触する方向に付勢するバネとを設け、搬送される印画
紙Pと常に接触状態を保つと共に、印画紙Pとの接触時
にバネの付勢力によってローラを印画紙Pに押圧するよ
うにしてもよい。この場合、印画紙Pが上記ローラによ
って常に押圧されながら露光エリアに搬送されるので、
印画紙Pの平面性をより確保することができ、ピンボケ
による焼き付け画像の画質低下を確実に回避することが
できる。
の表面と接触可能なローラと、このローラを印画紙Pと
接触する方向に付勢するバネとを設け、搬送される印画
紙Pと常に接触状態を保つと共に、印画紙Pとの接触時
にバネの付勢力によってローラを印画紙Pに押圧するよ
うにしてもよい。この場合、印画紙Pが上記ローラによ
って常に押圧されながら露光エリアに搬送されるので、
印画紙Pの平面性をより確保することができ、ピンボケ
による焼き付け画像の画質低下を確実に回避することが
できる。
【0054】次に、本発明の感光材料の平面性維持部材
であるガイド部材20について説明する。
であるガイド部材20について説明する。
【0055】ガイド部材20は、露光エリアもしくは露
光エリア通過直後で発生する印画紙Pの露光ステージ1
7からの浮き上がりを押さえ、露光ステージ17上での
印画紙Pの平面性を維持するものであり、上述のガイド
部材19と搬送ローラ14との間の露光ステージ17上
に設けられている。
光エリア通過直後で発生する印画紙Pの露光ステージ1
7からの浮き上がりを押さえ、露光ステージ17上での
印画紙Pの平面性を維持するものであり、上述のガイド
部材19と搬送ローラ14との間の露光ステージ17上
に設けられている。
【0056】ここで、図1は、上記ガイド部材20の分
解斜視図を示している。なお、以下での説明の便宜上、
図1において方向を以下のように定義しておく。まず、
印画紙Pの搬送方向をA方向とし、その逆方向をB方向
とする。そして、印画紙Pの搬送方向とは垂直方向の幅
方向において、印画紙Pの幅方向の中心から一方の幅方
向端部へ向かう方向をC方向とし、その逆方向をD方向
とする。さらに、露光ステージ17上の印画紙Pへの光
の照射方向をE方向とし、その逆方向をF方向とする。
また、以下での説明で登場する図面でも、方向について
は上記と同様の定義付けとする。
解斜視図を示している。なお、以下での説明の便宜上、
図1において方向を以下のように定義しておく。まず、
印画紙Pの搬送方向をA方向とし、その逆方向をB方向
とする。そして、印画紙Pの搬送方向とは垂直方向の幅
方向において、印画紙Pの幅方向の中心から一方の幅方
向端部へ向かう方向をC方向とし、その逆方向をD方向
とする。さらに、露光ステージ17上の印画紙Pへの光
の照射方向をE方向とし、その逆方向をF方向とする。
また、以下での説明で登場する図面でも、方向について
は上記と同様の定義付けとする。
【0057】ガイド部材20は、大きく分けて、印画紙
Pの搬送とともに回動可能な回動部21と、この回動部
21(回動手段)を支持する支持部22とで構成されて
いる。
Pの搬送とともに回動可能な回動部21と、この回動部
21(回動手段)を支持する支持部22とで構成されて
いる。
【0058】回動部21は、CD方向に回転軸を有する
ガイドローラ23と、このガイドローラ23の回転軸の
両端部をそれぞれ支持する2枚の板状の側壁部24a・
24bと、ガイドローラ23よりも所定の間隔をおいて
F側に、CD方向に延びるように設けられ、2枚の側壁
部24a・24bを連結する角柱状の連結部材25とを
備えている。
ガイドローラ23と、このガイドローラ23の回転軸の
両端部をそれぞれ支持する2枚の板状の側壁部24a・
24bと、ガイドローラ23よりも所定の間隔をおいて
F側に、CD方向に延びるように設けられ、2枚の側壁
部24a・24bを連結する角柱状の連結部材25とを
備えている。
【0059】ガイドローラ23は、露光エリアを通過し
た印画紙Pとの接触時に、印画紙Pに与える衝撃を極力
小さくするため、例えば軟質の樹脂材料(例えばポリテ
トラフルオロエチレン)で構成される。連結部材25の
両端部近傍のF側表面には、支持部22に設けられてい
るバネ30a・30bの一端が固定されており、バネ3
0a・30bの付勢力によって連結部材25がE方向に
押圧されるようになっている。
た印画紙Pとの接触時に、印画紙Pに与える衝撃を極力
小さくするため、例えば軟質の樹脂材料(例えばポリテ
トラフルオロエチレン)で構成される。連結部材25の
両端部近傍のF側表面には、支持部22に設けられてい
るバネ30a・30bの一端が固定されており、バネ3
0a・30bの付勢力によって連結部材25がE方向に
押圧されるようになっている。
【0060】側壁部24aのC側表面において、ガイド
ローラ23の回転軸よりもB方向側で、かつ、F方向側
の角部近傍には、回動軸部26aがC方向に突出して設
けられている。また、側壁部24bのD側表面におい
て、ガイドローラ23の回転軸よりもB方向側で、か
つ、F方向側の角部近傍には、回動軸部26bがD方向
に突出して設けられている。したがって、回動軸部26
a・26bは、CD方向に延びるガイドローラの回転軸
と同軸方向に設けられている。また、回動軸部26a・
26b同士も、同軸となるように設けられている。
ローラ23の回転軸よりもB方向側で、かつ、F方向側
の角部近傍には、回動軸部26aがC方向に突出して設
けられている。また、側壁部24bのD側表面におい
て、ガイドローラ23の回転軸よりもB方向側で、か
つ、F方向側の角部近傍には、回動軸部26bがD方向
に突出して設けられている。したがって、回動軸部26
a・26bは、CD方向に延びるガイドローラの回転軸
と同軸方向に設けられている。また、回動軸部26a・
26b同士も、同軸となるように設けられている。
【0061】一方、支持部22は、回動部21をC側か
ら支持する支持部22aとD側から支持する支持部22
bとで構成されている。これらの支持部22a・22b
は、露光ステージ17上におけるC方向側端部およびD
方向側端部にそれぞれ設けられている。
ら支持する支持部22aとD側から支持する支持部22
bとで構成されている。これらの支持部22a・22b
は、露光ステージ17上におけるC方向側端部およびD
方向側端部にそれぞれ設けられている。
【0062】支持部22aは、回動部21の側壁部24
aの回動軸部26aが嵌合される凹部27aを有する下
側支持部28aと、この下側支持部28aのF側に連続
して形成される上側支持部29aとで構成されている。
上側支持部29aは、バネ30aを内包するための凹部
31aを有している。バネ30aの一端は、この凹部3
1a内の固定部32aに固定されている一方、他端は、
回動部21の連結部材25のC側端部近傍の表面に固定
されている。
aの回動軸部26aが嵌合される凹部27aを有する下
側支持部28aと、この下側支持部28aのF側に連続
して形成される上側支持部29aとで構成されている。
上側支持部29aは、バネ30aを内包するための凹部
31aを有している。バネ30aの一端は、この凹部3
1a内の固定部32aに固定されている一方、他端は、
回動部21の連結部材25のC側端部近傍の表面に固定
されている。
【0063】一方、支持部22bは、回動部21の側壁
部24bの回動軸部26bが嵌合される凹部27bを有
する下側支持部28bと、この下側支持部28bのF側
に連続して形成される上側支持部29bとで構成されて
いる。上側支持部29bは、バネ30bを内包するため
の凹部31bを有している。バネ30bの一端は、この
凹部31b内の固定部32bに固定されている一方、他
端は、回動部21の連結部材25のD側端部近傍の表面
に固定されている。
部24bの回動軸部26bが嵌合される凹部27bを有
する下側支持部28bと、この下側支持部28bのF側
に連続して形成される上側支持部29bとで構成されて
いる。上側支持部29bは、バネ30bを内包するため
の凹部31bを有している。バネ30bの一端は、この
凹部31b内の固定部32bに固定されている一方、他
端は、回動部21の連結部材25のD側端部近傍の表面
に固定されている。
【0064】ここで、図4は、図1におけるH−H’線
矢視断面図を示している。図示しない回動軸部26bに
ついても同様であるが、回動軸部26aは、ガイドロー
ラ23に対して、B方向側(印画紙搬送方向上流側)
で、かつ、F方向側(ガイドローラ23の回転軸よりも
露光ステージ17上を搬送される印画紙Pとは反対側)
に設けられているので、回動部21の回動軸部26a・
26bが、支持部22の凹部27a・27bにそれぞれ
嵌合することで、回動部21は、回動軸部26a・26
bを回動軸として、露光ステージ17から離れる方向で
あるR方向および露光ステージ17に近づく方向である
S方向に回動することが可能となる。
矢視断面図を示している。図示しない回動軸部26bに
ついても同様であるが、回動軸部26aは、ガイドロー
ラ23に対して、B方向側(印画紙搬送方向上流側)
で、かつ、F方向側(ガイドローラ23の回転軸よりも
露光ステージ17上を搬送される印画紙Pとは反対側)
に設けられているので、回動部21の回動軸部26a・
26bが、支持部22の凹部27a・27bにそれぞれ
嵌合することで、回動部21は、回動軸部26a・26
bを回動軸として、露光ステージ17から離れる方向で
あるR方向および露光ステージ17に近づく方向である
S方向に回動することが可能となる。
【0065】なお、R方向およびS方向の回動とは、詳
しく言えば、ガイドローラ23の中心と回動軸部26a
(または回動軸部26b)の中心とを結ぶ直線を半径と
する円を考えた場合に、この円周上を露光ステージ17
から離れる方向(R方向)または露光ステージ17に近
づく方向(S方向)に、ガイドローラ23が運動するこ
とを言う。
しく言えば、ガイドローラ23の中心と回動軸部26a
(または回動軸部26b)の中心とを結ぶ直線を半径と
する円を考えた場合に、この円周上を露光ステージ17
から離れる方向(R方向)または露光ステージ17に近
づく方向(S方向)に、ガイドローラ23が運動するこ
とを言う。
【0066】また、本実施形態では、同図に示すよう
に、回動部21のガイドローラ23は、露光ステージ1
7との間で、所定のギャップαが形成されるように設け
られている。本実施形態では、上記のギャップαとして
例えば0.3mmの固定値としている。これは以下の理
由によるものである。
に、回動部21のガイドローラ23は、露光ステージ1
7との間で、所定のギャップαが形成されるように設け
られている。本実施形態では、上記のギャップαとして
例えば0.3mmの固定値としている。これは以下の理
由によるものである。
【0067】現在市場に出回っている印画紙の中で厚さ
が最大のものは、厚さ0.26mmの印画紙であるが、
0.26mmよりも薄い印画紙は、こしが弱いことか
ら、露光ステージ17から浮き上がりにくく、印画紙を
露光ステージ17に押さえる必要がほとんどない。ま
た、用いる印画紙Pの厚さに応じて上記ギャップαをそ
の都度調整する構成では、そのようなギャップ調整に手
間がかかる。したがって、本実施形態では、厚さ0.2
6mmの印画紙にターゲットを絞り、上記印画紙の浮き
上がりを押さえるために、上記ギャップαを0.26m
mに若干の余裕を持たせた0.3mmに設定している。
なお、上記の0.3mmは一例であり、ギャップαはこ
の値に限定されるわけではない。
が最大のものは、厚さ0.26mmの印画紙であるが、
0.26mmよりも薄い印画紙は、こしが弱いことか
ら、露光ステージ17から浮き上がりにくく、印画紙を
露光ステージ17に押さえる必要がほとんどない。ま
た、用いる印画紙Pの厚さに応じて上記ギャップαをそ
の都度調整する構成では、そのようなギャップ調整に手
間がかかる。したがって、本実施形態では、厚さ0.2
6mmの印画紙にターゲットを絞り、上記印画紙の浮き
上がりを押さえるために、上記ギャップαを0.26m
mに若干の余裕を持たせた0.3mmに設定している。
なお、上記の0.3mmは一例であり、ギャップαはこ
の値に限定されるわけではない。
【0068】一方、ギャップ調整の手間を考慮する必要
がなく、用いる印画紙Pがどのような厚さのものでも、
印画紙Pの浮き上がりを規制しにいきたい場合には、用
いる印画紙Pの厚さに応じて上記ギャップαをその都度
調整する構成であってもよい。この場合、ガイドローラ
23は、露光ステージ17との間で印画紙Pの厚さに応
じたギャップαが形成されるように設けられていると言
うことができる。上記のギャップ調整は、例えば支持部
22a・22bにおいて、固定部32a・32bの外面
および凹部31a・32の内面にネジ溝を切っておき、
固定部32a・32bの位置をEF方向に調整すること
で行うことができる。
がなく、用いる印画紙Pがどのような厚さのものでも、
印画紙Pの浮き上がりを規制しにいきたい場合には、用
いる印画紙Pの厚さに応じて上記ギャップαをその都度
調整する構成であってもよい。この場合、ガイドローラ
23は、露光ステージ17との間で印画紙Pの厚さに応
じたギャップαが形成されるように設けられていると言
うことができる。上記のギャップ調整は、例えば支持部
22a・22bにおいて、固定部32a・32bの外面
および凹部31a・32の内面にネジ溝を切っておき、
固定部32a・32bの位置をEF方向に調整すること
で行うことができる。
【0069】次に、露光エリアもしくは露光エリア通過
直後に発生する印画紙Pの露光ステージ17からの浮き
上がりを、上記構成のガイド部材20にて規制する場合
の動作について説明する。
直後に発生する印画紙Pの露光ステージ17からの浮き
上がりを、上記構成のガイド部材20にて規制する場合
の動作について説明する。
【0070】図4に示すように、露光エリアもしくは露
光エリア通過直後に印画紙Pが露光ステージ17から浮
き上がっていると、露光エリア通過直後に、印画紙Pの
先端部が、ガイド部材20のガイドローラ23に接触す
る。すると、印画紙PのA方向の搬送力により、ガイド
ローラ23にA方向の力が加わる。
光エリア通過直後に印画紙Pが露光ステージ17から浮
き上がっていると、露光エリア通過直後に、印画紙Pの
先端部が、ガイド部材20のガイドローラ23に接触す
る。すると、印画紙PのA方向の搬送力により、ガイド
ローラ23にA方向の力が加わる。
【0071】しかし、ガイドローラ23を支持する側壁
部24a・24bに設けられた回動軸部26a・26b
が支持部22によって支持されているため、ガイドロー
ラ23は、回動軸部26a・26bを軸としてR方向に
回動することになる(図5参照)。つまり、ガイドロー
ラ23に加わるA方向の力が、ガイドローラ23と印画
紙Pとの接触部と、回動軸部26a(または回動軸部2
6b)の中心とを結ぶ直線を半径とする円周上の上記接
触部における接線方向の力と半径方向の力とに分解さ
れ、上記接線方向の力がガイドローラ23に作用するこ
とにより、回動部21がR方向に回動することになる。
部24a・24bに設けられた回動軸部26a・26b
が支持部22によって支持されているため、ガイドロー
ラ23は、回動軸部26a・26bを軸としてR方向に
回動することになる(図5参照)。つまり、ガイドロー
ラ23に加わるA方向の力が、ガイドローラ23と印画
紙Pとの接触部と、回動軸部26a(または回動軸部2
6b)の中心とを結ぶ直線を半径とする円周上の上記接
触部における接線方向の力と半径方向の力とに分解さ
れ、上記接線方向の力がガイドローラ23に作用するこ
とにより、回動部21がR方向に回動することになる。
【0072】その後、さらに印画紙PがA方向に搬送さ
れると、R方向の回動時に押し縮められたバネ30a・
30bのE方向の付勢力が連結部材25にさらに働き、
この付勢力により、図6に示すように、ガイドローラ2
3が印画紙Pとの接触を保ったまま、回動部21がS方
向に回動することになる。これにより、ガイドローラ2
3によって、印画紙Pの露光ステージ17からの浮き上
がりが押さえられる。つまり、露光エリア直後での印画
紙Pの露光ステージ17からの浮き上がりを押さえるこ
とにより、露光エリアから露光エリア直後にまたがって
搬送されている印画紙Pの露光ステージ17からの浮き
上がりが押さえられる。
れると、R方向の回動時に押し縮められたバネ30a・
30bのE方向の付勢力が連結部材25にさらに働き、
この付勢力により、図6に示すように、ガイドローラ2
3が印画紙Pとの接触を保ったまま、回動部21がS方
向に回動することになる。これにより、ガイドローラ2
3によって、印画紙Pの露光ステージ17からの浮き上
がりが押さえられる。つまり、露光エリア直後での印画
紙Pの露光ステージ17からの浮き上がりを押さえるこ
とにより、露光エリアから露光エリア直後にまたがって
搬送されている印画紙Pの露光ステージ17からの浮き
上がりが押さえられる。
【0073】以上のように、本実施形態では、ガイドロ
ーラ23における印画紙Pとの接触部よりも印画紙Pの
搬送方向上流側であって、ガイドローラ23の回転軸に
対して搬送される印画紙Pとは反対側に、ガイドローラ
23と同軸方向に設けられる回動軸部26a・26bを
中心として、印画紙Pとの接触時に印画紙Pとの接触を
保ったままガイドローラ23を回動させる回動部21を
備えた構成である。このガイドローラ23の回動によ
り、印画紙Pとガイドローラ23との接触時にガイドロ
ーラ23に加わる衝撃を吸収することができるので、上
記接触時の反作用で印画紙Pに加わる衝撃をも緩和する
ことができる。したがって、上記接触時に生じる衝撃に
起因して、印画紙Pに瞬間的な速度変動が生じるのを確
実に抑えることができ、印画紙Pの速度変動に起因する
焼き付け画像のバンディングを確実に回避することがで
きる。このとき、本発明のガイド部材20は、印画紙P
がガイドローラ23と接触したときに、ガイドローラ2
3に加わる衝撃を吸収できるようにガイドローラ23を
回動させる回動部21を備えていると言うことができ
る。
ーラ23における印画紙Pとの接触部よりも印画紙Pの
搬送方向上流側であって、ガイドローラ23の回転軸に
対して搬送される印画紙Pとは反対側に、ガイドローラ
23と同軸方向に設けられる回動軸部26a・26bを
中心として、印画紙Pとの接触時に印画紙Pとの接触を
保ったままガイドローラ23を回動させる回動部21を
備えた構成である。このガイドローラ23の回動によ
り、印画紙Pとガイドローラ23との接触時にガイドロ
ーラ23に加わる衝撃を吸収することができるので、上
記接触時の反作用で印画紙Pに加わる衝撃をも緩和する
ことができる。したがって、上記接触時に生じる衝撃に
起因して、印画紙Pに瞬間的な速度変動が生じるのを確
実に抑えることができ、印画紙Pの速度変動に起因する
焼き付け画像のバンディングを確実に回避することがで
きる。このとき、本発明のガイド部材20は、印画紙P
がガイドローラ23と接触したときに、ガイドローラ2
3に加わる衝撃を吸収できるようにガイドローラ23を
回動させる回動部21を備えていると言うことができ
る。
【0074】また、写真処理の処理能力を上げるべく、
印画紙Pの搬送速度を例えば12インチ/秒の高速とし
ても、ガイドローラ23の回動によって、ガイドローラ
23との接触時に印画紙Pに与える衝撃を確実に低減す
ることができるので、高速処理においてもバンディング
を回避して、焼き付け画像の画質を良好に保ったまま処
理能力の向上も問題なく図ることができる。
印画紙Pの搬送速度を例えば12インチ/秒の高速とし
ても、ガイドローラ23の回動によって、ガイドローラ
23との接触時に印画紙Pに与える衝撃を確実に低減す
ることができるので、高速処理においてもバンディング
を回避して、焼き付け画像の画質を良好に保ったまま処
理能力の向上も問題なく図ることができる。
【0075】デジタル方式での走査露光の場合、露光速
度と印画紙Pの搬送速度とのマッチングが重要である
が、印画紙Pの搬送速度が百分の数パーセント変動する
ことによりバンディングが発生する。また、印画紙Pに
露光ステージ17からの浮き上がりが発生すると、印画
紙Pの露光面が露光光源に近づくことによりレンズ倍率
が縮小され、搬送速度が増加したのと同等となるため、
同じようにバンディングが発生する。以上のことから、
印画紙Pの露光時には、印画紙Pの高精度な搬送と印画
紙Pの平面性とが同時に要求される。
度と印画紙Pの搬送速度とのマッチングが重要である
が、印画紙Pの搬送速度が百分の数パーセント変動する
ことによりバンディングが発生する。また、印画紙Pに
露光ステージ17からの浮き上がりが発生すると、印画
紙Pの露光面が露光光源に近づくことによりレンズ倍率
が縮小され、搬送速度が増加したのと同等となるため、
同じようにバンディングが発生する。以上のことから、
印画紙Pの露光時には、印画紙Pの高精度な搬送と印画
紙Pの平面性とが同時に要求される。
【0076】本実施形態では、ガイド部材19・20に
より印画紙Pの露光ステージ17からの浮き上がりを押
さえることによって、その平面性を確実に確保すること
ができる。また、ガイド部材20がガイドローラ23の
回動機構を備えていることにより、ガイドローラ23と
の接触時に加わる印画紙Pへの衝撃を低減することがで
き、印画紙Pの搬送速度の変動を極力抑えて、印画紙P
を高精度に搬送することができる。したがって、本実施
形態の構成によれば、印画紙Pの露光時に、印画紙Pの
高精度な搬送と印画紙Pの平面性確保とを両方満足させ
ることができ、高品質な画像を印画紙Pに焼き付けるこ
とができる高信頼性の走査露光方式の写真焼付装置を提
供することができる。
より印画紙Pの露光ステージ17からの浮き上がりを押
さえることによって、その平面性を確実に確保すること
ができる。また、ガイド部材20がガイドローラ23の
回動機構を備えていることにより、ガイドローラ23と
の接触時に加わる印画紙Pへの衝撃を低減することがで
き、印画紙Pの搬送速度の変動を極力抑えて、印画紙P
を高精度に搬送することができる。したがって、本実施
形態の構成によれば、印画紙Pの露光時に、印画紙Pの
高精度な搬送と印画紙Pの平面性確保とを両方満足させ
ることができ、高品質な画像を印画紙Pに焼き付けるこ
とができる高信頼性の走査露光方式の写真焼付装置を提
供することができる。
【0077】また、ガイドローラ23と印画紙Pとの接
触時に印画紙Pに加わる衝撃が、ガイドローラ23の回
動によって緩和されることから、本発明のガイド部材2
0は、印画紙Pがガイドローラ23と接触したときに、
印画紙Pに加わる衝撃が緩和されるようにガイドローラ
23を回動させる回動部21を備えていると言うことが
できる。また、上記のガイドローラ23は、上記接触時
に印画紙Pに加わる衝撃が緩和される方向(本実施形態
ではR方向)に回動していると言うことができる。
触時に印画紙Pに加わる衝撃が、ガイドローラ23の回
動によって緩和されることから、本発明のガイド部材2
0は、印画紙Pがガイドローラ23と接触したときに、
印画紙Pに加わる衝撃が緩和されるようにガイドローラ
23を回動させる回動部21を備えていると言うことが
できる。また、上記のガイドローラ23は、上記接触時
に印画紙Pに加わる衝撃が緩和される方向(本実施形態
ではR方向)に回動していると言うことができる。
【0078】また、ガイドローラ23を回動自在に設け
ることで、印画紙Pに加わる衝撃を低減できるので、ガ
イドローラ23を上記した軟質の樹脂材料ばかりでな
く、金属材料(例えばアルミニウム)で構成しても、バ
ンディングを回避する本発明の効果を得ることが可能で
ある。したがって、回動部21を設ける構成により、ガ
イドローラ23の構成材料のバリエーションを広げるこ
とができるという効果もある。
ることで、印画紙Pに加わる衝撃を低減できるので、ガ
イドローラ23を上記した軟質の樹脂材料ばかりでな
く、金属材料(例えばアルミニウム)で構成しても、バ
ンディングを回避する本発明の効果を得ることが可能で
ある。したがって、回動部21を設ける構成により、ガ
イドローラ23の構成材料のバリエーションを広げるこ
とができるという効果もある。
【0079】また、例えば、露光ステージ17との間に
ギャップαを設けずにガイドローラ23を設けた場合
は、印画紙Pに浮き上がりが発生していなくても印画紙
Pがガイドローラ23に接触することとなり、回動部2
1によって上記接触時の衝撃が緩和されるとはいって
も、印画紙Pの搬送速度の変動が少しでも懸念される。
しかし、本実施形態のように、露光ステージ17との間
に所定のギャップαが形成されるようにガイドローラ2
3を設ける構成では、印画紙Pに浮き上がりが発生して
いない場合には、ギャップα(0.3mm)>印画紙P
の最大厚さ(0.26mm)となっていることによっ
て、印画紙Pがガイドローラ23に接触しないので、印
画紙Pの搬送速度が変動することがない。したがって、
印画紙Pに浮き上がりが発生していない場合に、バンデ
ィングが発生するのを確実に回避することができる。
ギャップαを設けずにガイドローラ23を設けた場合
は、印画紙Pに浮き上がりが発生していなくても印画紙
Pがガイドローラ23に接触することとなり、回動部2
1によって上記接触時の衝撃が緩和されるとはいって
も、印画紙Pの搬送速度の変動が少しでも懸念される。
しかし、本実施形態のように、露光ステージ17との間
に所定のギャップαが形成されるようにガイドローラ2
3を設ける構成では、印画紙Pに浮き上がりが発生して
いない場合には、ギャップα(0.3mm)>印画紙P
の最大厚さ(0.26mm)となっていることによっ
て、印画紙Pがガイドローラ23に接触しないので、印
画紙Pの搬送速度が変動することがない。したがって、
印画紙Pに浮き上がりが発生していない場合に、バンデ
ィングが発生するのを確実に回避することができる。
【0080】また、ガイドローラ23と露光ステージ1
7との間にギャップαを設けることにより、浮き上がり
が発生している印画紙Pがガイドローラ23と接触した
際に、上記ギャップαを設けない場合に比べて、ガイド
ローラ23の回転軸よりも、よりE方向側(露光ステー
ジ17側)の側面(曲面)に印画紙Pの先端部を接触さ
せることができる。これにより、上記ギャップαを設け
ない場合に比べて、ガイドローラ23との接触時に印画
紙Pに加わる衝撃をより少なくすることができ、上記接
触時における印画紙Pの搬送速度の変動をより抑えて、
バンディングの発生をより確実に低減することができ
る。
7との間にギャップαを設けることにより、浮き上がり
が発生している印画紙Pがガイドローラ23と接触した
際に、上記ギャップαを設けない場合に比べて、ガイド
ローラ23の回転軸よりも、よりE方向側(露光ステー
ジ17側)の側面(曲面)に印画紙Pの先端部を接触さ
せることができる。これにより、上記ギャップαを設け
ない場合に比べて、ガイドローラ23との接触時に印画
紙Pに加わる衝撃をより少なくすることができ、上記接
触時における印画紙Pの搬送速度の変動をより抑えて、
バンディングの発生をより確実に低減することができ
る。
【0081】ガイドローラ23と露光ステージ17との
間にギャップαを設ける構成は、本実施形態のようにガ
イド部材20に回動部21を設けない構成にも適用する
ことができる。例えば、露光エリア直後に配置されるガ
イドローラを印画紙との接触時に露光ステージに対して
垂直に押し上げる構成においても、上記ガイドローラと
上記露光ステージとの間にギャップαを設ければ、上記
ギャップαを設けない場合に比べて、ガイドローラ23
の回転軸よりも、より露光ステージ側の側面に印画紙の
先端部を接触させることができ、ガイドローラ23との
接触時に印画紙Pに加わる衝撃を、上記ギャップαを設
けない場合に比べて確実に小さくすることができる。し
たがって、この場合であっても、上記接触時における印
画紙Pの搬送速度の変動を抑えて、バンディングの発生
を低減できる本発明の効果を得ることができる。
間にギャップαを設ける構成は、本実施形態のようにガ
イド部材20に回動部21を設けない構成にも適用する
ことができる。例えば、露光エリア直後に配置されるガ
イドローラを印画紙との接触時に露光ステージに対して
垂直に押し上げる構成においても、上記ガイドローラと
上記露光ステージとの間にギャップαを設ければ、上記
ギャップαを設けない場合に比べて、ガイドローラ23
の回転軸よりも、より露光ステージ側の側面に印画紙の
先端部を接触させることができ、ガイドローラ23との
接触時に印画紙Pに加わる衝撃を、上記ギャップαを設
けない場合に比べて確実に小さくすることができる。し
たがって、この場合であっても、上記接触時における印
画紙Pの搬送速度の変動を抑えて、バンディングの発生
を低減できる本発明の効果を得ることができる。
【0082】つまり、本発明によれば、ガイド部材2
0に回動部21を設ける構成と、ガイドローラ23と
露光ステージ17との間にギャップαを設ける構成との
うち、少なくともどちらか一方の構成により、バンディ
ングの発生を低減することができ、本実施形態で説明し
たように写真焼付装置が上記の構成を両方備える構
成とすることによって、上記バンディングの低減効果を
さらに高めることができる。
0に回動部21を設ける構成と、ガイドローラ23と
露光ステージ17との間にギャップαを設ける構成との
うち、少なくともどちらか一方の構成により、バンディ
ングの発生を低減することができ、本実施形態で説明し
たように写真焼付装置が上記の構成を両方備える構
成とすることによって、上記バンディングの低減効果を
さらに高めることができる。
【0083】また、本実施形態では、ガイドローラ23
の支持は、その軸方向から2枚の側壁部24a・24b
で挟持されることによりなされるため、ガイドローラ2
3の径が著しく制限されるようなことはなく、ローラ径
を比較的大きくとることができる。本実施形態では、例
えば直径8mmのガイドローラ23を用いている。この
ようにガイドローラ23を径の大きなローラで構成する
ことにより、ガイドローラ23ひいてはガイド部材20
全体の寿命を伸ばすことができる。
の支持は、その軸方向から2枚の側壁部24a・24b
で挟持されることによりなされるため、ガイドローラ2
3の径が著しく制限されるようなことはなく、ローラ径
を比較的大きくとることができる。本実施形態では、例
えば直径8mmのガイドローラ23を用いている。この
ようにガイドローラ23を径の大きなローラで構成する
ことにより、ガイドローラ23ひいてはガイド部材20
全体の寿命を伸ばすことができる。
【0084】また、本実施形態では、印画紙Pの露光時
には印画紙Pが装置設置面に対して垂直方向に搬送され
る構成であるが、上記装置設置面に対して印画紙Pを水
平に搬送する構成であっても構わない。この水平搬送の
ときは、ガイドローラ23の自重で印画紙Pを押さえる
ことができるので、ガイド部材20においてバネ30a
・30bを不要にすることも可能である。
には印画紙Pが装置設置面に対して垂直方向に搬送され
る構成であるが、上記装置設置面に対して印画紙Pを水
平に搬送する構成であっても構わない。この水平搬送の
ときは、ガイドローラ23の自重で印画紙Pを押さえる
ことができるので、ガイド部材20においてバネ30a
・30bを不要にすることも可能である。
【0085】
【発明の効果】請求項1の発明に係る感光材料の平面性
維持部材は、以上のように、感光材料を搬送しながら露
光を行う走査露光方式の写真焼付装置に用いられ、露光
エリアを通過した直後の感光材料の露光ステージからの
浮き上がりを押さえるためのガイドローラを備えた感光
材料の平面性維持部材であって、感光材料が上記ガイド
ローラと接触したときに、上記ガイドローラに加わる衝
撃を吸収することができるように上記ガイドローラを回
動させる回動手段を備えている構成である。
維持部材は、以上のように、感光材料を搬送しながら露
光を行う走査露光方式の写真焼付装置に用いられ、露光
エリアを通過した直後の感光材料の露光ステージからの
浮き上がりを押さえるためのガイドローラを備えた感光
材料の平面性維持部材であって、感光材料が上記ガイド
ローラと接触したときに、上記ガイドローラに加わる衝
撃を吸収することができるように上記ガイドローラを回
動させる回動手段を備えている構成である。
【0086】それゆえ、露光エリアから露光エリア直後
にまたがって搬送されている感光材料の露光ステージか
らの浮き上がりが押さえられ、露光エリア内での感光材
料の平面性が維持される。これにより、露光エリア内で
ピント位置がずれて画像が感光材料に焼き付けられるの
を抑制することができる。
にまたがって搬送されている感光材料の露光ステージか
らの浮き上がりが押さえられ、露光エリア内での感光材
料の平面性が維持される。これにより、露光エリア内で
ピント位置がずれて画像が感光材料に焼き付けられるの
を抑制することができる。
【0087】また、露光エリアを通過した直後の感光材
料がガイドローラと接触したときには、ガイドローラの
回動によってガイドローラに加わる衝撃が吸収されるの
で、ガイドローラから感光材料に反作用となって加わる
衝撃を緩和することができる。したがって、上記接触時
に感光材料の搬送速度が瞬間的に変化するのを確実に抑
えることができ、感光材料の搬送方向に対して垂直方向
に筋ムラとなるバンディングの発生を確実に抑えること
ができるという効果を奏する。
料がガイドローラと接触したときには、ガイドローラの
回動によってガイドローラに加わる衝撃が吸収されるの
で、ガイドローラから感光材料に反作用となって加わる
衝撃を緩和することができる。したがって、上記接触時
に感光材料の搬送速度が瞬間的に変化するのを確実に抑
えることができ、感光材料の搬送方向に対して垂直方向
に筋ムラとなるバンディングの発生を確実に抑えること
ができるという効果を奏する。
【0088】請求項2の発明に係る感光材料の平面性維
持部材は、以上のように、請求項1の構成において、感
光材料を搬送しながら露光を行う走査露光方式の写真焼
付装置に用いられ、露光エリアを通過した直後の感光材
料の露光ステージからの浮き上がりを押さえるためのガ
イドローラを備えた感光材料の平面性維持部材であっ
て、上記ガイドローラにおける感光材料との接触部より
も感光材料の搬送方向上流側であって、上記ガイドロー
ラの回転軸に対して搬送される感光材料とは反対側に、
上記ガイドローラと同軸方向に設けられる回動軸を中心
として、感光材料との接触時に上記ガイドローラを回動
させる回動手段を備えている構成である。
持部材は、以上のように、請求項1の構成において、感
光材料を搬送しながら露光を行う走査露光方式の写真焼
付装置に用いられ、露光エリアを通過した直後の感光材
料の露光ステージからの浮き上がりを押さえるためのガ
イドローラを備えた感光材料の平面性維持部材であっ
て、上記ガイドローラにおける感光材料との接触部より
も感光材料の搬送方向上流側であって、上記ガイドロー
ラの回転軸に対して搬送される感光材料とは反対側に、
上記ガイドローラと同軸方向に設けられる回動軸を中心
として、感光材料との接触時に上記ガイドローラを回動
させる回動手段を備えている構成である。
【0089】それゆえ、露光エリアから露光エリア直後
にまたがって搬送されている感光材料の露光ステージか
らの浮き上がりが押さえられ、露光エリア内での感光材
料の平面性が維持される。これにより、露光エリア内で
ピント位置がずれて画像が感光材料に焼き付けられるの
を抑制することができる。
にまたがって搬送されている感光材料の露光ステージか
らの浮き上がりが押さえられ、露光エリア内での感光材
料の平面性が維持される。これにより、露光エリア内で
ピント位置がずれて画像が感光材料に焼き付けられるの
を抑制することができる。
【0090】また、ガイドローラの回動軸は、ガイドロ
ーラにおける感光材料との接触部よりも感光材料の搬送
方向上流側であって、上記ガイドローラの回転軸に対し
て搬送される感光材料とは反対側に、上記ガイドローラ
と同軸方向に設けられているので、感光材料との接触時
には、ガイドローラは上記回動軸を軸として、ガイドロ
ーラに加わる衝撃を吸収できる方向に回動することにな
る。
ーラにおける感光材料との接触部よりも感光材料の搬送
方向上流側であって、上記ガイドローラの回転軸に対し
て搬送される感光材料とは反対側に、上記ガイドローラ
と同軸方向に設けられているので、感光材料との接触時
には、ガイドローラは上記回動軸を軸として、ガイドロ
ーラに加わる衝撃を吸収できる方向に回動することにな
る。
【0091】したがって、上記ガイドローラの回動によ
り、上記接触時に感光材料に加わる衝撃を緩和すること
ができる。したがって、上記接触時に感光材料の搬送速
度が瞬間的に変化するのを確実に抑えることができ、感
光材料の搬送方向に対して垂直方向に筋ムラとなるバン
ディングの発生を確実に抑えることができるという効果
を奏する。
り、上記接触時に感光材料に加わる衝撃を緩和すること
ができる。したがって、上記接触時に感光材料の搬送速
度が瞬間的に変化するのを確実に抑えることができ、感
光材料の搬送方向に対して垂直方向に筋ムラとなるバン
ディングの発生を確実に抑えることができるという効果
を奏する。
【0092】請求項3の発明に係る感光材料の平面性維
持部材は、以上のように、請求項1または2の構成にお
いて、上記ガイドローラは、上記露光ステージとの間
に、所定のギャップが形成されるように設けられている
構成である。
持部材は、以上のように、請求項1または2の構成にお
いて、上記ガイドローラは、上記露光ステージとの間
に、所定のギャップが形成されるように設けられている
構成である。
【0093】それゆえ、感光材料に浮き上がりが生じて
いる場合には、上記ギャップを設けない場合に比べて、
上記感光材料をなるべくガイドローラの露光ステージ側
に当てることが可能となる。これにより、感光材料がガ
イドローラに加える衝撃を極力緩和することができると
共に、その反作用となって感光材料に加わる衝撃をも極
力緩和することができる。その結果、請求項1または2
の構成による効果を確実に得ることができるという効果
を奏する。
いる場合には、上記ギャップを設けない場合に比べて、
上記感光材料をなるべくガイドローラの露光ステージ側
に当てることが可能となる。これにより、感光材料がガ
イドローラに加える衝撃を極力緩和することができると
共に、その反作用となって感光材料に加わる衝撃をも極
力緩和することができる。その結果、請求項1または2
の構成による効果を確実に得ることができるという効果
を奏する。
【0094】請求項4の発明に係る感光材料の平面性維
持部材は、以上のように、請求項3の構成において、上
記所定のギャップは、用いる感光材料の厚さに応じて設
定されている構成である。
持部材は、以上のように、請求項3の構成において、上
記所定のギャップは、用いる感光材料の厚さに応じて設
定されている構成である。
【0095】それゆえ、どのような厚さの感光材料を用
いた場合でも、感光材料に浮き上がりが発生している場
合には、感光材料をガイドローラに確実に当てて、ガイ
ドローラを回動させることが可能となる。その結果、ど
のような厚さの感光材料を用いた場合でも、感光材料の
露光ステージに対する浮き上がりを押さえながら、感光
材料に加わる衝撃を緩和することができるという効果を
奏する。
いた場合でも、感光材料に浮き上がりが発生している場
合には、感光材料をガイドローラに確実に当てて、ガイ
ドローラを回動させることが可能となる。その結果、ど
のような厚さの感光材料を用いた場合でも、感光材料の
露光ステージに対する浮き上がりを押さえながら、感光
材料に加わる衝撃を緩和することができるという効果を
奏する。
【0096】請求項5の発明に係る感光材料の平面性維
持部材は、以上のように、感光材料を搬送しながら露光
を行う走査露光方式の写真焼付装置に用いられ、露光エ
リアを通過した直後の感光材料の露光ステージからの浮
き上がりを押さえるためのガイドローラを備えた感光材
料の平面性維持部材であって、上記ガイドローラは、上
記露光ステージとの間に、所定のギャップが形成される
ように設けられている構成である。
持部材は、以上のように、感光材料を搬送しながら露光
を行う走査露光方式の写真焼付装置に用いられ、露光エ
リアを通過した直後の感光材料の露光ステージからの浮
き上がりを押さえるためのガイドローラを備えた感光材
料の平面性維持部材であって、上記ガイドローラは、上
記露光ステージとの間に、所定のギャップが形成される
ように設けられている構成である。
【0097】それゆえ、露光エリアから露光エリア直後
にまたがって搬送されている感光材料の露光ステージか
らの浮き上がりが押さえられ、露光エリア内での感光材
料の平面性が維持される。これにより、露光エリア内で
ピント位置がずれて画像が感光材料に焼き付けられるの
を抑制することができる。
にまたがって搬送されている感光材料の露光ステージか
らの浮き上がりが押さえられ、露光エリア内での感光材
料の平面性が維持される。これにより、露光エリア内で
ピント位置がずれて画像が感光材料に焼き付けられるの
を抑制することができる。
【0098】また、ガイドローラと露光ステージとの間
に所定のギャップが形成されているので、感光材料に浮
き上がりが生じている場合には、上記ギャップを設けな
い場合に比べて、上記感光材料をなるべくガイドローラ
の露光ステージ側に当てることが可能となる。これによ
り、感光材料とガイドローラとの接触時に、感光材料が
ガイドローラに加える衝撃を極力緩和することができる
と共に、その反作用となって感光材料に加わる衝撃をも
極力緩和することができる。したがって、上記接触時に
感光材料の搬送速度が瞬間的に変化するのを確実に抑え
ることができ、感光材料の搬送方向に対して垂直方向に
筋ムラとなるバンディングの発生を確実に抑えることが
できるという効果を奏する。
に所定のギャップが形成されているので、感光材料に浮
き上がりが生じている場合には、上記ギャップを設けな
い場合に比べて、上記感光材料をなるべくガイドローラ
の露光ステージ側に当てることが可能となる。これによ
り、感光材料とガイドローラとの接触時に、感光材料が
ガイドローラに加える衝撃を極力緩和することができる
と共に、その反作用となって感光材料に加わる衝撃をも
極力緩和することができる。したがって、上記接触時に
感光材料の搬送速度が瞬間的に変化するのを確実に抑え
ることができ、感光材料の搬送方向に対して垂直方向に
筋ムラとなるバンディングの発生を確実に抑えることが
できるという効果を奏する。
【0099】請求項6の発明に係る写真焼付装置は、以
上のように、請求項1ないし5のいずれかに記載の感光
材料の平面性維持部材と、感光材料を搬送する搬送手段
と、上記搬送手段によって感光材料を搬送しながら上記
感光材料を露光する露光手段とを備えている構成であ
る。
上のように、請求項1ないし5のいずれかに記載の感光
材料の平面性維持部材と、感光材料を搬送する搬送手段
と、上記搬送手段によって感光材料を搬送しながら上記
感光材料を露光する露光手段とを備えている構成であ
る。
【0100】それゆえ、走査露光方式の写真焼付装置に
おいて、上記した感光材料の平面性維持部材によって、
少なくとも露光エリアでの感光材料の平面性が維持され
るので、ピンボケ画像が感光材料に形成されるのを抑制
することができる。また、上記平面性維持部材のガイド
ローラの回動により、感光材料とガイドローラとの接触
時に感光材料に加わる衝撃を緩和して、上記接触時の感
光材料の搬送速度の変化に起因するバンディングの発生
を確実に抑えることができる。したがって、例えば感光
材料の高速搬送によって画像を上記感光材料に焼き付け
る場合でも、画質の良好な画像を感光材料に焼き付ける
ことができ、良好な画質を維持したまま写真処理能力を
向上させることができるという効果を奏する。
おいて、上記した感光材料の平面性維持部材によって、
少なくとも露光エリアでの感光材料の平面性が維持され
るので、ピンボケ画像が感光材料に形成されるのを抑制
することができる。また、上記平面性維持部材のガイド
ローラの回動により、感光材料とガイドローラとの接触
時に感光材料に加わる衝撃を緩和して、上記接触時の感
光材料の搬送速度の変化に起因するバンディングの発生
を確実に抑えることができる。したがって、例えば感光
材料の高速搬送によって画像を上記感光材料に焼き付け
る場合でも、画質の良好な画像を感光材料に焼き付ける
ことができ、良好な画質を維持したまま写真処理能力を
向上させることができるという効果を奏する。
【図1】本発明に係る感光材料の平面性維持部材である
ガイド部材の概略の構成を示す分解斜視図である。
ガイド部材の概略の構成を示す分解斜視図である。
【図2】上記ガイド部材を備えた写真焼付装置の概略の
構成を示す説明図である。
構成を示す説明図である。
【図3】上記写真焼付装置が備える光照射部の概略の構
成を示す斜視図である。
成を示す斜視図である。
【図4】図1におけるH−H’線矢視断面を示すと共
に、露光ステージと上記ガイド部材が備えるガイドロー
ラとの位置関係を示す説明図である。
に、露光ステージと上記ガイド部材が備えるガイドロー
ラとの位置関係を示す説明図である。
【図5】印画紙との接触によって上記ガイドローラが回
動した状態を示す説明図である。
動した状態を示す説明図である。
【図6】上記ガイドローラが印画紙を露光ステージに押
さえる様子を示す説明図である。
さえる様子を示す説明図である。
【図7】露光エリアの直前および直後で印画紙の平面性
を維持するための、従来のピント面維持ガイドの概略の
構成を示す説明図である。
を維持するための、従来のピント面維持ガイドの概略の
構成を示す説明図である。
6 露光部(露光手段) 7 搬送部(搬送手段) 17 露光ステージ 20 ガイド部材(平面性維持部材) 21 回動部(回動手段) 23 ガイドローラ 26a 回動軸部(回動軸) 26b 回動軸部(回動軸) P 印画紙(感光材料) α ギャップ
Claims (6)
- 【請求項1】感光材料を搬送しながら露光を行う走査露
光方式の写真焼付装置に用いられ、露光エリアを通過し
た直後の感光材料の露光ステージからの浮き上がりを押
さえるためのガイドローラを備えた感光材料の平面性維
持部材であって、 感光材料が上記ガイドローラと接触したときに、上記ガ
イドローラに加わる衝撃を吸収することができるように
上記ガイドローラを回動させる回動手段を備えているこ
とを特徴とする感光材料の平面性維持部材。 - 【請求項2】感光材料を搬送しながら露光を行う走査露
光方式の写真焼付装置に用いられ、露光エリアを通過し
た直後の感光材料の露光ステージからの浮き上がりを押
さえるためのガイドローラを備えた感光材料の平面性維
持部材であって、 上記ガイドローラにおける感光材料との接触部よりも感
光材料の搬送方向上流側であって、上記ガイドローラの
回転軸に対して搬送される感光材料とは反対側に、上記
ガイドローラと同軸方向に設けられる回動軸を中心とし
て、感光材料との接触時に上記ガイドローラを回動させ
る回動手段を備えていることを特徴とする感光材料の平
面性維持部材。 - 【請求項3】上記ガイドローラは、上記露光ステージと
の間に、所定のギャップが形成されるように設けられて
いることを特徴とする請求項1または2に記載の感光材
料の平面性維持部材。 - 【請求項4】上記所定のギャップは、用いる感光材料の
厚さに応じて設定されていることを特徴とする請求項3
に記載の感光材料の平面性維持部材。 - 【請求項5】感光材料を搬送しながら露光を行う走査露
光方式の写真焼付装置に用いられ、露光エリアを通過し
た直後の感光材料の露光ステージからの浮き上がりを押
さえるためのガイドローラを備えた感光材料の平面性維
持部材であって、 上記ガイドローラは、上記露光ステージとの間に、所定
のギャップが形成されるように設けられていることを特
徴とする感光材料の平面性維持部材。 - 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載の感光
材料の平面性維持部材と、 感光材料を搬送する搬送手段と、 上記搬送手段によって感光材料を搬送しながら上記感光
材料を露光する露光手段とを備えていることを特徴とす
る写真焼付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000280756A JP2002090906A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 感光材料の平面性維持部材およびそれを備えた写真焼付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000280756A JP2002090906A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 感光材料の平面性維持部材およびそれを備えた写真焼付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002090906A true JP2002090906A (ja) | 2002-03-27 |
Family
ID=18765530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000280756A Pending JP2002090906A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 感光材料の平面性維持部材およびそれを備えた写真焼付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002090906A (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5550259A (en) * | 1978-10-05 | 1980-04-11 | Agfa Gevaert Ag | Continuous copier |
JPS57124840U (ja) * | 1981-01-27 | 1982-08-04 | ||
JPS62135064A (ja) * | 1985-12-06 | 1987-06-18 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光ビ−ム走査装置 |
JPS6367859A (ja) * | 1986-09-09 | 1988-03-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | シ−ト体搬送機構の制御方法 |
JPH04105970A (ja) * | 1990-08-28 | 1992-04-07 | Konica Corp | 記録媒体搬送装置 |
JPH0590481U (ja) * | 1992-04-27 | 1993-12-10 | ウシオ電機株式会社 | 複写カメラ |
JPH11338060A (ja) * | 1998-05-25 | 1999-12-10 | Noritsu Koki Co Ltd | ピント面維持ガイド |
-
2000
- 2000-09-14 JP JP2000280756A patent/JP2002090906A/ja active Pending
Patent Citations (7)
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070807 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100316 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100713 |