JP2000185419A - フラップを有するフォトサ―モグラフィ―要素処理器 - Google Patents

フラップを有するフォトサ―モグラフィ―要素処理器

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JP2000185419A JP34673499A JP34673499A JP2000185419A JP 2000185419 A JP2000185419 A JP 2000185419A JP 34673499 A JP34673499 A JP 34673499A JP 34673499 A JP34673499 A JP 34673499A JP 2000185419 A JP2000185419 A JP 2000185419A
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photothermographic element
heating
photothermographic
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Eric J Donaldson
ジェイ ドナルドソン エリック
Duane A Preszler
エイ プレッツラー デュアン
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Eastman Kodak Co
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D13/00Processing apparatus or accessories therefor, not covered by groups G11B3/00 - G11B11/00
    • G03D13/002Heat development apparatus, e.g. Kalvar

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  • Electronic Switches (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトサーモグラフィック要素を露光、現
像、冷却する装置、方法、システムを提供する。 【解決手段】 加熱面を有する可動部材と;該部材の加
熱面に対して付勢された複数の接触フラップとからな
り、該複数の接触フラップは相互に隣接して配置され、
加熱面と複数の接触フラップはその間に画像要素を受け
るように配置され、加熱面は画像要素が画像要素の画像
を現像するために十分なドエル時間に対して少なくとも
閾値温度に加熱されるように画像要素の搬送速度で搬送
方向に移動可能な、搬送速度で動く熱現像可能な画像要
素の画像を熱的に現像するための熱処理器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフォトサーモグラフ
ィック要素を処理する装置、方法、システムに関し、よ
り詳細にはフォトサーモグラフィック要素を露光、現
像、冷却する装置、方法、システムに関する。
【0002】
【従来の技術】フォトサーモグラフィーは確立された画
像化技術である。フォトサーモグラフィーでは、フォト
サーモグラフィック要素は2段階に処理される。第一段
階はフォトサーモグラフィック要素上に潜像を形成する
ために画像(image−wise)に基づいた放射に
フォトサーモグラフィック要素を露光する段階を含む。
この段階はしばしば画像化と称される。第二の段階は潜
像を可視的な画像に熱的に現像する十分な期間だけ現像
温度にフォトサーモグラフィック要素を加熱することを
含む。この段階はしばしば現像又は単に処理と称され
る。
【0003】現像のための装置及び方法は一般に知ら
れ、フォトサーモグラフィック要素を加熱されたプラテ
ン、ドラム又はベルト(無端ベルトと称されることもあ
る)と接触させ、フォトサーモグラフィック要素に加熱
された空気を吹き付け、加熱した不活性液体に浸し、該
要素が感応しない波長の光の放射エネルギーに曝すこと
を含む。
【0004】これらの知られた装置及び方法を用いて現
像されたフォトサーモグラフィック要素はしばしば不均
一又は不均等な画像濃度、画像歪み、及び/又は表面の
浸食欠陥を有する。不均一画像濃度欠陥は例えば加熱さ
れた部材上の表面の変動、フォトサーモグラフィック要
素又は加熱部材上の異物の存在、現像中に発生する揮発
性材料の不充分な排出により現像処理中に発生する。画
像歪みはフォトサーモグラフィック要素の加熱及び/又
は冷却中にフォトサーモグラフィック要素に基づく制御
されない寸法変化により引き起こされる。表面の浸食又
は傷は加熱装置の静止部品を横切ってフォトサーモグラ
フィック要素を動かすことにより生ずる。テキスト及び
線画のような多くのアプリケーションで、これらの欠陥
は受容可能である。しかしながら、医療、産業用、グラ
フィック、他の画像化応用での使用は均一性とより高画
質を要求される。
【0005】特に、多くのベルトがパターン又は継ぎ目
を有する故に、ベルトを用いて現像されたフォトサーモ
グラフィック要素の画像は受容できない対応する現像パ
ターン又は継ぎ目の跡が残る。ドラムは空間の効率的な
使用をなし、ベルトのパターン及び継ぎ目のない表面を
有しうる一方で、ドラムはフォトサーモグラフィック要
素がカーリングを引き起こす湾曲した路に沿って動くこ
とを要求する。加えて、ドラムはフォトサーモグラフィ
ック要素がそれの表面を傷つける湾曲した路に沿って案
内されることを要求する。更にまた多くの知られたドラ
ム装置又は他の加熱装置を用いたフォトサーモグラフィ
ック要素を加熱することは加熱時に皺を作りうる。
【0006】結果として、均一かつ高品質な画像を提供
する熱処理器に対するニーズが存在する。更に、均一性
及び画質を最適化する装置、方法、システムを提供する
ためにそのような熱処理器に相補的な装置及びフォトサ
ーモグラフィック要素を結合するニーズも存在する。均
一性と画質に加えて、スループットレートを向上させる
処理機及び関連する装置、システム、方法に対するニー
ズも存在する。種々のフォーマットサイズを画像化し現
像する性能はまた現在利用可能でない高画質フォトサー
モグラフィーで、望ましい特徴である。知られたフォト
サーモグラフィック装置、システム、方法が湿式現像シ
ステムを上回る環境的な利点を有さないが、なお顕著な
未解決の問題が存在する。
【0007】うまくいった一つの試みは1994年4月
12日出願の米国特許第08/239709に記載され
たシステムである。このシステムは加熱されたドラムに
関して配置された一連のローラーを用いる。ローラーは
このましくは比較的小さな直径を有し、フォトサーモグ
ラフィック要素と加熱面との間の均一な接触を維持する
ために近接して離間される。ローラーはまた定常な動作
条件に到達するためにシステムに対して要求された時間
を最小化するために低い熱質量を有することが好まし
い。
【0008】このシステムの成功にも拘わらず、ローラ
ーはその間隔によりフォトサーモグラフィック要素の前
及び後の端の間の均一な接触を提供しない。加えて、ロ
ーラーをドラムに対して付勢するシステムは不正確に調
整された場合には、ローラーは回転せず、フォトサーモ
グラフィック要素の背面を引っかき、傷つけうる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は熱処理器及び
それと組み合わされて動作し、用いられる他の装置、シ
ステム、方法を提供することにより上記の問題を解決す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による熱処理シス
テムはフォトサーモグラフィック要素と加熱面との間に
圧力を提供するために接触フラップのような静止した非
回転部材を設ける。接触フラップそれ自体はまた加熱面
を清掃するために用いられ得る摩損表面を有する。熱セ
ンサはまた処理中にフォトサーモグラフィック要素の背
面のより正確な温度モニタリングを許容するために接触
フラップの後ろ側に設けられうる。
【0011】本発明の一特徴によれば、加熱面を有する
可動部材と;該部材の加熱面に対して付勢された複数の
接触フラップとからなり、該複数の接触フラップは相互
に隣接して配置され、加熱面と複数の接触フラップはそ
の間に画像要素を受けるように配置され、加熱面は画像
要素が画像要素の画像を現像するために十分なドエル時
間に対して少なくとも閾値温度に加熱されるように画像
要素の搬送速度で搬送方向に移動可能な、搬送速度で動
く熱現像可能な画像要素の画像を熱的に現像するための
熱処理器が提供される。
【0012】本発明の他の特徴によれば、データを放射
に変換し、熱現像可能な放射感応要素の画像を形成する
ために該要素を受け、画像に基づいて放射に該要素を露
光する画像化装置と;熱処理機とからなり、該熱処理機
は画像化装置により露光された後に該要素を受け、該要
素をその画像を熱的に現像するために少なくとも閾値現
像温度に加熱する可動加熱部材と;加熱部材を加熱する
ために加熱部材と熱的に接続されたヒーターと;加熱部
材に対して付勢された複数の接触フラップとからなり、
該複数の接触フラップは相互に隣接して配置され、加熱
面と複数の接触フラップはその間に画像要素を受けるよ
うに配置され、加熱面は画像要素が画像要素の画像を現
像するために十分なドエル時間に対して少なくとも閾値
温度に加熱されるように画像要素の搬送速度で搬送方向
に移動可能な、熱現像可能な放射感応要素が搬送速度で
搬送され、データを該要素上のデータに対応する画像に
変換するために該要素を用いるように適合された装置が
提供される。
【0013】更に他の実施例は、熱的に現像可能な要素
が搬送される加熱室を有する封入器と;加熱室を通して
該要素を搬送する搬送手段と;画像要素の熱現像をなす
ための加熱室内の加熱手段と;該要素が加熱手段により
該要素の長さに沿って均一に加熱されるように加熱室内
に要素を配置するための案内フラップとからなる、ある
長さを有する熱現像可能な要素の画像を熱現像するため
の熱処理機を含む。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のこれらの及び他の特徴は
以下に図面を参照して実施例の詳細な説明から明らかと
なる。一の熱処理機10がフィルム又は紙がシート又は
ロールの形態のいずれかであるような画像毎に露光され
たフォトサーモグラフィック要素12を熱的に現像する
ために図1、2、3に示される。熱処理機10は199
4年4月12日出願の米国特許出願08/239709
(ここで、この全体を参考として引用する)に記載され
るような加熱ドラムの周辺のフォトサーモグラフィック
要素12を案内するためのローラー16を含む。ローラ
ーを設けられた熱処理機10はまず現像処理の完全な理
解のために記載され、その後で、ローラーの適所に接触
フラップを設けられた熱処理機210(図16から20
を参照)が説明される。ローラーと共に用いるように適
合された熱処理機の大部分は図17から20に関して以
下に説明するような接触フラップを設けた熱処理機で用
いられる。
【0015】熱現像フォトサーモグラフィック要素12
/212は露光されたフォトサーモグラフィック要素1
2/212を少なくとも現像閾値温度に特定のドエル時
間加熱することにより画像を形成する。画像は潜像から
形成された可視的画像である。画像はまた装置により読
み取り可能な画像でありうる。閾値現像温度は特定のサ
ーモグラフィック要素が現像を開始する最低の温度であ
る。ドエル時間は特定のフォトサーモグラフィック要素
が画像をフォトサーモグラフィック要素12/212で
現像するために閾値現像温度に、又はそれ以上に維持さ
れなければならない時間である。
【0016】熱処理機10/210は予め画像化された
フォトサーモグラフィック要素12/212を現像する
ために用いられるスタンドアロン装置である。熱処理機
10/210は或いは他の装置と結合され、又はそれは
多機能そうちまたはシステムの統合的な部品でありう
る。回転可能な案内部材を有する熱処理機システム 図1から3に示される熱処理機10は示されるように可
動な加熱部材14と案内部材16を含む。案内部材16
は加熱部材14がフォトサーモグラフィック要素12を
現像するために十分な熱を伝達するためにフォトサーモ
グラフィック要素12を加熱部材14に対して保持す
る。案内部材16はまた処理機フレーム18により加熱
部材14に関して配置される。処理機フレーム18は一
対の処理機は端部材20、6つの案内部材ブラケット2
1、端部材20の各々で3つを含むことがに示される。
加熱部材軸22は加熱部材14の反対の端から延在し、
じくうけ24により端部材20に回転可能に設けられ
る。加熱部材14はモーター(図示せず)により回転さ
れ、これはチェーン駆動機構26により軸22に結合さ
れるが、例えばマイクロステップステッパモーターによ
り駆動される歯合機構のような他の機構もまた使用可能
である。案内部材16は案内部材ブラケット21により
加熱部材14の外側を取り巻く円周方向に離間された位
置で平行に向けられるように支持され、バネ28により
加熱部材14と係合されるように付勢される。示された
案内部材ブラケット21の各々はそれに設けられた5つ
の案内部材16を有する。案内部材16はこの実施例で
加熱部材14を囲み約224゜にわたり径方向に延在す
る。交差部材30は付加的な支持体として対向する案内
部材ブラケット20間に設けられる。ヒーターブラケッ
ト32として示されるヒーター及び制御電子機器34は
加熱部材14を適切に加熱するために含まれる。電力が
スリップリング組立体35を通して加熱ブランケット3
2及び制御電子機器34に結合される。
【0017】加熱部材14は回転可能な円筒形ドラムと
して示される。他の形はまた可能である。例えば、加熱
部材14はフォトサーモグラフィック要素12が加熱さ
れる間に平坦になるよう平坦な表面を有する可動な、支
持されたベルトでありうる。しかしながら円筒形の加熱
部材14又は湾曲された他のある種の形の加熱部材14
は制限された空間でフォトサーモグラフィック要素12
の加熱を許容する。加熱部材14の幅は好ましくはフォ
トサーモグラフィック要素12の全体の幅を熱的に現像
するために選択されなければならない。円筒形加熱部材
14の直径は熱処理機10の望ましいスループット及び
望ましいコンパクトさに関して選択されなければならな
い。同様に、不規則な湾曲又は平坦な支持ベルトの接触
長さ及び形状はこれらの考察に基づき選択される。
【0018】図1から3に示される加熱部材14は支持
管36の外に弾性層38を有するアルミニウム支持管3
6を含む。示された支持管36は概略18インチ(4
5.7センチメートル)の長さ、0.25インチ(0.
64センチメートル)の壁厚を有し、概略6.375イ
ンチ(16センチメートル)の外径を有する。8インチ
(20.3センチメートル)のような大きな直径の管3
6及び3.5インチ(8.センチメートル)のような小
さな直径の管36もまた動作することが示された。より
大きい及び小さな大きさの支持管もまた用いられ得る。
好ましくは支持管36の壁厚は例えば4パーセントより
も大きくない範囲で変化することが好ましい。
【0019】弾性層38はフォトサーモグラフィック要
素12が処理されるときにパターンの形成を最小化する
ために十分平滑な表面を有する。好ましくは表面の粗さ
は250マイクロインチ(6.3マイクロメートル)、
より好ましくは125マイクロインチ(3.2マイクロ
メートル)である。他方で、シリコンベース材料のよう
なある材料の表面の粗さはフォトサーモグラフィック要
素12が加熱部材14にくっつくことを防止するために
75マイクロインチ(1.9マイクロメートル)より顕
著に小さくてはならず、更に好ましくは、90マイクロ
インチ(2.3マイクロメートル)より小さくてはなら
ない。加えて、90マイクロインチ(2.3マイクロメ
ートル)の表面の粗さは弾性層38とフォトサーモグラ
フィック要素12との間から特に揮発性材料及びガスが
より容易に排出されることを許容する。
【0020】弾性層38とフォトサーモグラフィック要
素12との間の静止摩擦係数はフォトサーモグラフィッ
ク要素12の先端を第一の案内部材16で挟むときにフ
ォトサーモグラフィック要素12を把持し、搬送するた
めに十分高くなければならない。この静止摩擦係数は第
一の案内部材16により印加された力と適合するように
選択されなければならない。
【0021】弾性層38は実際のスループットレートに
対して許容されるよう加熱部材14の表面の温度を均一
に維持するために熱導伝性を十分有する。一の実施例で
は、弾性層38は好ましくは4BTU- inch/hr
- ft2-゜F(0.59Watts/cm2-゜C)以上
の熱伝導率を有する。これにより熱処理機10が少なく
とも一時間当たり120フォトサーモグラフィック要素
のスループットレートで8- mil(0.2ミリメート
ル)、14”x17”(35.6センチメートルx4
3,2センチメートル)のフォトサーモグラフィック要
素を熱現像することを許容する(約6.375インチ
(16センチメートル)の加熱された部材の直径;フォ
トサーモグラフィック要素12との接触が加熱部材14
の外周の約224度)。8”x10”(20.3センチ
メートルx25.4センチメートル)の大きさを有する
同様のフォトサーモグラフィック材料に対して、スルー
プットレートは一時間当たり200枚を越える(同一の
加熱部材と接触条件)。紙ベースのフォトサーモグラフ
ィック要素に対して、弾性層36を用いたスループット
レートは11”x14”(27.9センチメートルx3
5.センチメートル)の大きさを有するフォトサーモグ
ラフィック材料に対して、一時間当たり300枚を越え
る(同一の加熱部材と接触条件)。
【0022】フォトサーモグラフィック要素の他の大き
さに対するスループットレートはその大きさに関係す
る。更にまた、加熱部材14の直径の増加は高いスルー
プットレートを許容する。加えて、スループットレート
は単位時間当たりのフォトサーモグラフィック要素12
の数の代わりに単位面積単位時間(例えば平方センチメ
ートル毎時のような)としてみることが可能である。
【0023】スループットレートに加えて、弾性層38
は熱処理機10の暖機に対する受容可能な時間を許容す
る。例えば、18インチ長さ(45.7センチメート
ル)、0.25インチ(0.64センチメートル)壁
厚、約6.375インチ(16センチメートル)の外径
を有する支持管36は約0.030インチ(0.076
センチメートル)の厚さを有する弾性層38と共に20
分で約華氏250度以上に加熱しうる。
【0024】モデリング解析により、弾性層の熱導伝性
はフィルム内で定常状態の温度に到達するための熱伝導
速度に顕著な影響を有することが示唆された。これは次
にフォトサーモグラフィック要素12の画像を完全に現
像するために必要なドエル時間と同様に現像閾値温度に
到達するために必要とされる時間に影響する。以下の一
次元モデリング解析は2つの異なる弾性層導伝率値に対
して時間の関数として時間変動を比較することによって
なされた: モデルの寸法及び条件: 弾性層厚さ: 0.030”(0.762ミリメートル) 要素のベース厚さ: 0.007”(0.18ミリメートル) 初期要素温度: 70゜F(21.1゜C) 境界条件は弾性層38の内縁の温度を250゜F(12
1.1゜C)に固定することからなり、及び通常の空気
に対する自然対流境界条件をフォトサーモグラフィック
要素12の70゜F(21.1゜C)の外縁のバルク温
度に適用した。初期条件は弾性層38の温度が250゜
F(212.1゜C)の温度が弾性層38の内縁に印加
され、フォトサーモグラフィック要素12が導入される
前に自然対流(h=,88Btu/hr- ft2-゜F;
0.13Watts/cm2-゜C)が弾性層38の外縁
に適用されるときに、定常状態になった。
【0025】過渡温度応答を正確に捕捉するために熱接
触抵抗が伝導による弾性層対フォトサーモグラフィック
要素への熱伝搬に対する考慮をするためにモデル化され
た。引用文献で開発されたように(J.P.Holma
n Heat Transfer,6th Editi
on,1968,McGraw−Hill社、ニューヨ
ーク市)、ギャップを通した熱接触抵抗は以下のように
決定される: 1/hc A ここでhc は接触係数であり、Aは全断面積である。モ
デルを簡単化するためにhc は以下のように設定され
る: hc =0.20Kair /Tfilm/100 ここでKair は空気の導電率であり、Tfilmはフォトサ
ーモグラフィック要素の厚さである。
【0026】図4は弾性層38が3.0及び4.0BT
U- inch/hr- ft2-゜F(0.44及び0.5
9Watts/cm2-゜C)の伝導率を有するときのフ
ォトサーモグラフィック要素12温度変動の比較を示
す。より高い伝導率を有する弾性層38はフォトサーモ
グラフィック要素12に対するより速い暖機(ウオーム
アップ)応答を示した。低い伝導率を有するフォトサー
モグラフィック要素12は約9.65秒でその最終的な
定常温度の99%に達し、他方で、より高い伝導率のシ
リコンは7.45秒を要した。それらの間の最大温度差
は7.40゜F(−13.6゜C)であった。
【0027】熱伝導率に加えて、弾性層38のデュロメ
ーターは熱処理機10がフォトサーモグラフィック要素
12を高画質に現像することを許容する。図5に示され
ているフォトグラフィック要素12と低い弾性加熱部材
14(例えばアルミニウム)との間にトラップされた外
部の粒子44は画像の不均一な現像を引き起こす。外部
粒子44が十分に大きい(例えば>0.001インチ
(0.0254ミリメートル)の大きさ)である場合に
はフォトグラフィック要素12を加熱部材14の表面上
に保持し、それにより粒子44の周りにエアギャップ4
6が発生する。この非接触領域で、フォトグラフィック
要素12は完全に現像されるような十分な熱を受けず、
この様に形成された画像は不均一な領域を含む。
【0028】図6は0.001インチ(0.025ミリ
メートル)のエアギャップが上記の理論的なモデリング
解析を用いてフォトサーモグラフィック要素12に対す
る熱伝搬速度に与える影響を示す。エアギャップの効果
は要素の最終的な定常状態の温度の99.9%に暖機さ
れるために約8.17秒を要する。図7に示されるよう
に、この欠点は加熱部材14上で弾性層38を用いるこ
とにより減少又は除去可能であり、これは粒子44が弾
性層38に沈み込むことを許容し、それによりフォトサ
ーモグラフィック要素12とのより均一な接触を許容す
る。
【0029】0.010インチ(0.25ミリメート
ル)又は0.050インチ(1.27ミリメートル)よ
り大きな大きさを有するような大きな粒子44でさえそ
れにより画像欠陥が減少される。しかしながら、粒子の
大きさがこの大きさに達するときには可視的な欠陥を完
全に除去する能力は減少する。この場合にはこの大きさ
の粒子44の存在は熱処理機10を適切に密封する及び
内部フィルタシステムのような他の手段により減少され
うる。
【0030】弾性層38は耐摩耗性を犠牲にすることな
く十分な沈下性能を提供する。弾性層38は好ましくは
Shore A デュロメーターで70より少ない硬度
を有し、より好ましくはShore A デュロメータ
ーで60より少ない硬度を有し、更に好ましくはSho
re A デュロメーターで55より少ない硬度を有す
る。熱伝導率を増加するためにドーパントを有する2つ
の特定のシリコンを含む材料は特に有用であることが見
いだされ、それらは米国ミネソタ州Minneapol
isnのRobinson Rubberから市販され
ているSilicone#10−3040(X−04
0)又は米国NY州BuffaloのWinfield
Industries社から市販されているW852
のようなものである。
【0031】これらの材料のシリコンは比較的低い熱伝
導率を有するが、このシリコンは沈下性能及び耐久性を
提供する。他のベース材料は代替可能である。十分なド
ーパントがスループットレートを最大化するための熱伝
導率を得るために添加される。しかしながら添加された
ドーパントの量はスループットレートのための熱伝導率
と、欠陥を減少させるための沈下性能と、耐摩耗性のた
めの耐久性とのバランスである。シリコン含有材料は剥
離特性及びフォトサーモグラフィック要素12に対する
化学的不活性を提供するという付加的な利点を有する。
【0032】ドーパントはまた弾性層38により大きな
電気伝導性を提供する。弾性層38への静電気の蓄積を
取り扱うために有用である。弾性層38の厚さは十分な
欠陥の減少がスループットレートに顕著に影響すること
なく達成されるように選択される。弾性層38の厚さは
好ましくは0.010から0.060インチ(0.25
から1.5ミリメートル)である。より薄い弾性層38
も実現可能であるが、薄い層による欠陥の減少の能力及
び薄い層の製造可能性は考えなければならない。上記の
ドープされたシリコン材料に対して厚さは欠陥の減少と
スループットレートのバランスを提供するために好まし
くは0.025から0.040インチ(0.64から
1.0ミリメートル)より好ましくは0.027から
0.033インチ(0.69から0.84ミリメート
ル)である。加えて、弾性層38の厚さは好ましくは表
面領域上に20%以下、より好ましくは10%以下更に
好ましくは5%以下で変化する。
【0033】この実施例で示される案内部材16は回転
可能なローラーであり、可動ベルトのような他の形の案
内部材16はベルトパターン及び継ぎ目が受容可能なレ
ベルまで減少した場合にはまた用いられる。一実施例の
案内部材16はアルミニウムであり、.86インチ
(2.18センチメートル)の外径と.04インチ(.
1センチメートル)の壁厚を有する。他の実施例の案内
部材16はアルミニウムであり、.93インチ(2.3
68センチメートル)の外径と.04インチ(.1セン
チメートル)の壁厚を有する。案内部材16の中空の性
質は現像中に案内部材16により寄与された熱の熱伝導
を最小限に防止することを助ける。中空ではなく、案内
部材16は固体又は充填された形も可能であるが、好ま
しくは最小の熱質量を有する。
【0034】ニッケルメッキのような導伝性コーティン
グは加熱部材14から静電気を逃がすために案内部材1
6の外面に適用される。案内部材16の端に延在する案
内部材軸40はまた案内部材ブラケット21の細長い開
口42に延在し、案内部材16が自由に回転すること可
能にする。案内部材軸40はまた導伝性であり、案内部
材16又は加熱部材14に電荷が蓄積されないように電
荷の放電路を提供するために接地される。細長い開口4
2は案内部材16が加熱部材14から離れて、及びそれ
に向かって動くことを可能にするよう加熱部材14の軸
22と径方向に整列される。
【0035】バネ28は案内部材ブラケット21を案内
部材16が加熱部材14に向かうように案内し、各案内
部材16の各端が案内部材16の他の端と独立に動き得
るようにするために各案内部材軸40の端と結合され
る。バネ28は各案内部材が加熱部材14により加熱さ
れたときにフォトサーモグラフィック要素12にその幅
のインチ毎に特定の力を印加するように選択される。そ
の力は加熱部材14からフォトサーモグラフィック要素
12への熱の均一な伝搬が均一な現像を許容するように
加熱部材14に対してフォトサーモグラフィック要素1
2を保持するために十分大きくなければならない。十分
な力なしではフォトサーモグラフィック要素12の不完
全性と同様に加熱部材14及び/又は案内部材16上の
表面の不完全性がフォトサーモグラフィック要素12の
一部分が不均一な熱伝搬及び現像を受ける原因となる。
不均一な熱伝搬及び現像は斑点領域のような望ましくな
い現像パターンの形成の原因となる。
【0036】不充分な力によりまた案内部材16が案内
部材がアイドリング状態の場合に回転しない結果を生ず
る。これが発生したときに、案内部材16が加熱部材1
4上に動いたときにフォトサーモグラフィック要素12
になお接触しているときに、案内部材16はフォトサー
モグラフィック要素12を傷つけうる。他方で、各案内
部材16により印加された力がフォトグラフィック要素
12上にマーキングをなす強度を超えてはならない。圧
力マーキングを引き起こすこの強度は現像されたフォト
サーモグラフィック要素のメイクアップに依存する。圧
力マーキング及び斑点領域は画像不均一性のために受容
できない欠陥の例である。
【0037】加えて、示された円筒形ドラム型加熱部材
14の周囲に配置された案内部材で用いられるときに各
バネ28により提供されるバネ力は案内部材16の各々
に重力に対して補正をなすように選択される。例えばバ
ネ30は加熱部材16の上端に留まるように案内部材1
6を付勢し、加熱部材14の底に対して上方に案内部材
16を付勢する他のバネ30よりもフォトサーモグラフ
ィック要素12に対する等しい全体の力を印加するため
により弱いバネ力を必要とする。
【0038】一方で斑点型欠陥及び他の圧力に関する欠
陥を減少又は除去し、圧力マーキング欠陥を除去又は減
少するために一の実施例は各案内要素16によりフォト
サーモグラフィック要素12に印加される力がフォトサ
ーモグラフィック要素12の幅のセンチメートル当たり
7.2から200グラムの範囲にあるように構成され
る。より好ましくは、フォトサーモグラフィック要素1
2の幅のセンチメートル当たり力は7.2から100グ
ラムである。更に好ましくは、フォトサーモグラフィッ
ク要素12の幅のセンチメートル当たり力は14から3
0グラムである。加えて、この範囲の好ましい力は圧力
マーキング欠陥と斑点欠陥の減少とのバランスに依存す
る。ある応用では、欠陥の一の型は他よりもより望まし
くない。及びフォトサーモグラフィック要素12のフォ
トサーモグラフィック乳剤の組成は不充分な圧力及び過
度な圧力に対して特定のフォトサーモグラフィック要素
12の感度を決定する。
【0039】フォトサーモグラフィック要素12のセン
チメートル当たり7.2グラムを印加することは圧力マ
ーキングを除去することが示され、及び斑点欠陥は18
インチ(45.7センチメートル)長さの案内部材16
が14インチ幅のフォトサーモグラフィック要素12に
わたり5.58グラムの全付勢力を印加されたときに除
去されることが示された。センチメートル当たり73.
1グラムを印加することはまた18インチ(45.7セ
ンチメートル)長さの案内部材16が例えば11インチ
(27.9センチ)幅のフォトサーモグラフィック要素
12にわたり44.65グラムの全付勢力を印加された
ときに、圧力マーキング及び斑点欠陥が発生しないこと
が示された。センチメートル当たり200グラムを越え
るようなより高い公称力はまた可能である。しかしなが
ら圧力マーキング欠陥の危険は連続した延在された使用
の間の力の変動の尤度を考慮し、特に圧力感応フォトサ
ーモグラフィック要素を用いたときに特に増加する。
【0040】上記より低い公称力はまた実現可能であ
る。しかしながら斑点欠陥の危険は公称力からの変動し
やすさを考慮するときにまた増加する。加えて、不充分
な力が回転しない案内部材16を生じ、それはフォトサ
ーモグラフィック要素14に対して表面を傷つける結果
を更に生ずる。各案内部材16により印加された力に加
えて、隣接する案内部材16間の間隔はフォトサーモグ
ラフィック要素12の高画質の現像に対して重要であ
る。加熱部材14に対して供給されるときに、フォトサ
ーモグラフィック要素12は通常室温(約70度F,2
1.1゜C)である。熱処理器10のスループットを最
適化するために加熱部材14は現像を開始するために室
温から例えば200度F(93,3゜C)の少なくとも
閾値温度に迅速に加熱されなければならない。 しかし
ながら、あるフォトサーモグラフィック要素12に含ま
れるベース材料は加熱されたときに熱膨張と熱収縮の両
方を経験し、例えば、それらはポリエステルフィルムベ
ース又は他の熱可塑ベースの要素である。皺を防ぐ均一
な寸法変化のために、フォトサーモグラフィック要素1
2は均一に加熱されなければならない一方で、拘束され
ない状態と平坦に保持される状態との間で交代されなけ
ればならない。これをなすために、複数案内部材16が
隣接する案内部材16の間でフォトサーモグラフィック
要素12の領域の寸法の変化を許容し、一方で案内部材
16と加熱部材14との間で拘束されることを許容す
る。
【0041】しかし前記のように、案内部材16はフォ
トサーモグラフィック要素12の均一な現像をなすため
の充分で均一な熱伝搬のためにフォトサーモグラフィッ
ク要素12をドエル時間だけ加熱部材15に対して保持
しなければならない。結果として、隣接案内部材16の
間の間隔は皺が最小化され、かつフォトサーモグラフィ
ック要素12の加熱が迅速かつ均一になされるように選
択されなければならない。
【0042】湾曲又は円筒形ドラム型加熱部材14に対
して、隣接する案内部材16は案内部材16の間にある
ときにフォトサーモグラフィック要素12の先端の傾き
を真っ直ぐに制御するために十分近接していなければな
らない。これはフォトサーモグラフィック要素12を案
内部材16と加熱部材14との間に保つために重要であ
る。図1から3に示されるように、15個の案内部材1
6が加熱部材14の周囲に224度の径方向の角度で配
置され、それによりそれぞれの中心間の離間は16度の
径方向角度で分離される。この実施例は7mil(0.
18ミリメートル)のポリエステルフィルムベース厚を
有するような比較的堅いフォトサーモグラフィック要素
12用に用いるために示され、同様に、加熱部材14の
直径が3.5インチ(8.9センチメートル)と8イン
チ(20.3センチメートル)の間であり、案内部材1
6の直径が約0.86インチ(2.18センチメート
ル)であるときに4mil(0.10ミリメートル)の
ポリエステルフィルムベース厚を有するようなより堅く
ないフォトサーモグラフィック要素12用に用いるため
に示される。
【0043】類似の実施例は第三の案内部材16が15
の場所(半分離間された)で用いられ、フォトサーモグ
ラフィック要素12の先端のよりよい捕捉及び現像を提
供する。他方で、上記実施例よりも大きな間隔が用いら
れる。この間隔は加熱部材14の径、フォトサーモグラ
フィック要素12の厚さ、要求される熱伝導のバランス
による。3以上又はより好ましくは10以上の案内部材
16が最適化されたスループットレートでフォトサーモ
グラフィック要素12の現像をなすためにフォトサーモ
グラフィック要素12と加熱部材14のよりよい接触を
提供するために設けられる。
【0044】フォトサーモグラフィック要素12と接触
する第一の案内部材16の間の間隔は下流の案内部材1
6の間の間隔より小さい。この配置は完全に加熱されず
なお比較的堅いときに加熱部材14に対してフォトサー
モグラフィック要素12をよりよく保持する。更にま
た、隣接案内部材16間の間隔は加熱部材14とフォト
サーモグラフィック要素12との間に存在する揮発性材
料の付加的な放出を許容する。フォトサーモグラフィッ
ク要素12が加熱部材14と接触して加熱されたとき
に、フォトサーモグラフィック要素12内の揮発性材料
がフォトサーモグラフィック要素12と加熱部材との間
に揮発された材料のポケットを形成し、不均一な熱伝導
を引き起こす。ガスは隣接する案内部材16により束縛
されず、その間に配置されたフォトサーモグラフィック
要素12の部分からより容易に逃げる。
【0045】ヒーターブランケット32は加熱部材14
を加熱するために加熱部材(即ち加熱部材14を加熱す
ることが可能な)に熱的に接続されたヒーターの一の形
であるが、他の形でも良い。ヒーターブランケット32
の一例は加熱部材14を加熱するための抵抗性のエッチ
ングされたホイルヒーターブランケット32である。示
されたヒーターブランケット32はフォトサーモグラフ
ィック要素12が接触する加熱部材14にわたる温度均
一性を確実にするために多数の独立した制御ゾーン(図
1から3に図示せず)を含む。ヒーターブランケット3
2は管の端で2つの1.5インチ(3.8センチメート
ル)幅のゾーン及び15インチ(38センチメートル)
の幅の中央ゾーンを含む。各ゾーンはRTDセンサ(図
示せず)をまた含む。この型のヒーターブランケット3
2はFridley MNのMinco,Incのよう
な多くの製品から選択可能である。この実施例が3つの
加熱ゾーンを参照する一方で、より多くの又はより少な
いゾーンが温度均一性が満足される限り使用可能であ
る。加えて、フォトサーモグラフィック要素12が通過
し接触する加熱部材14にわたる温度(即ちウェブを横
切る温度均一性)が均一でなければならない一方で、加
熱部材14は加熱部材14の円周部分の間の望ましい温
度差(即ちダウンウェブ温度不均一性)を形成する方法
で構成され及び/又は制御される。或いは加熱部材14
はダウンウェブ温度均一性を形成する方法で形成され及
び/又は制御される。
【0046】ヒーター制御電子機器34は検知温度情報
に応答して加熱部材14を回転し、ヒーターブランケッ
ト32への電力の供給を制御する。ヒーターブランケッ
ト32及び制御電子機器34は特定のフォトサーモグラ
フィック要素12の現像に適切な加熱部材14の表面の
温度範囲を達成し、維持することが可能でなければなら
ず、そのために熱処理器10は配置される。一実施例で
はヒーターブランケット32及び制御電子機器34は加
熱部材14を60゜Cと160゜Cの間(140度Fと
320度F)の間の温度に維持しなければならず、加熱
部材にわたる温度を5度F(2.78゜C)に、より好
ましくは2度F、更に好ましくは1度Fに維持しなけれ
ばならない。より広い熱許容度を有するフォトサーモグ
ラフィック要素12に対してより大きな許容度が許され
る。
【0047】熱処理器10の使用は現像されていないフ
ォトサーモグラフィック要素12を加熱部材14及び上
流案内部材16で形成されたニップ(即ち図2のニップ
50)に供給することを含む。一の面(又は両面)にフ
ォトサーモグラフィック乳剤を塗布されたフォトサーモ
グラフィック要素12は乳剤面を弾性層38に向ける又
は離すかのいずれかで熱処理器10に供給されるときに
現像可能であるが、乳剤面を弾性層38に向ける方が好
ましい。次にフォトサーモグラフィック要素12は加熱
部材14で回転され、一方で案内部材16はフォトサー
モグラフィック要素12を加熱部材14に向け、この回
転中のドエル時間だけフォトサーモグラフィック要素1
2を加熱部材14と接触するよう保つ。
【0048】案内部材16と加熱部材14はフォトサー
モグラフィック要素12が現像されるのと概略同じレー
トで動かされる故に、フォトサーモグラフィック要素1
2の表面を傷つけることは減少され又は回避される。こ
れは高画質画像が望まれる場合に重要である。加熱部材
14と案内部材16との間を搬送された後に、現像され
たフォトサーモグラフィック要素12は最も下流の案内
部材16と加熱部材14により形成されたニップ(即ち
図2のニップ52)から付勢される故に、熱処理器10
から引き出される。
【0049】熱処理器10は例えば7mil(0.17
8ミリメートル)のポリエステルフィルム基体上に塗布
された赤外線感応ハロゲン化銀フォトサーモグラフィッ
ク乳剤のような種々のフォトサーモグラフィック要素1
2を現像するよう構成されうる。加熱部材14は例えば
255度Fのような240度Fと280度Fとの間の温
度に維持され、約15秒のドエル時間の間加熱部材14
と接触するようフォトサーモグラフィック要素12を保
持する速度で回転される。このドエル時間及びこの加熱
部材温度で、フォトサーモグラフィック要素12は約2
55度F(123.9゜C)の温度に上昇される。弾性
層38の厚さ及び熱伝導率は複数のフォトサーモグラフ
ィック要素12が適切なスループットレートで連続的に
処理可能なように選択される。
【0050】これらのパラメーターは無論現像されるフ
ォトサーモグラフィック要素12の特定の特性及びスル
ープットの望ましい目標により変化する。例えば加熱部
材14の温度及び回転速度はフォトサーモグラフィック
要素12が異なる現像要求を有するフォトサーモグラフ
ィック要素12を現像するために加熱部材14と接触す
るドエル時間と同様に変化されうる。加えて、加熱部材
14と案内部材16の両方は弾性層を有し、又は案内部
材16は加熱部材14がより弾性的でない外面を有する
場合に弾性層を有する。加えて、熱処理器10は回転ロ
ーラーが加熱部材14であり、円筒形ドラム又は平坦な
支持無端ベルトが案内部材16として動作するように認
識されうる。フォトサーモグラフィック要素12のフォ
トサーモグラフィック乳剤層が弾性層38と接触するこ
とが好ましいが、フォトサーモグラフィック要素12の
反対側はまた弾性層38と接触する。加えて、フォトサ
ーモグラフィック要素12のフォトサーモグラフィック
乳剤層は加熱部材14と接触することが好ましいが、フ
ォトサーモグラフィック要素12の反対側はまた加熱部
材14と接触する。フラップを有する熱処理器システム 代替実施例で、上記熱処理器10の案内部材16は図1
6に示される熱処理器210の複数の接触フラップ21
6により置き換えられ、一の熱処理器210の一部分の
端を見るとには接触フラップ216を含むことがわか
る。案内部材16に関して、接触フラップ216はフォ
トサーモグラフィック要素212上に配置された画像の
現像中にフォトサーモグラフィック要素212と加熱部
材214との間の密接な接触を維持するための付勢力を
供給する。加熱部材214の構成及び動作は上記の加熱
部材14と類似であり、故にここでは更に説明しない。
【0051】フォトサーモグラフィック要素212は典
型的にはその画像化される側面と加熱部材214との間
の摩擦により加熱部材214に関して駆動される(何故
ならば、接触フラップ216は静止しているからであ
る)。フォトサーモグラフィック要素212に対して付
勢された接触フラップ216の表面がフォトサーモグラ
フィック要素212が接触フラップ216を通過すると
きに、フォトサーモグラフィック要素212と接触フラ
ップ216との間に発生した摩擦を減少することと同様
に、フォトサーモグラフィック要素212に対して接触
フラップ216により供給される圧力の均一性を増強す
るために比較的平坦であることが好ましい。ここで摩擦
を検討するときに、加熱部材214とフォトサーモグラ
フィック要素212との間に発生した摩擦力は接触フラ
ップとフォトサーモグラフィック要素212との間に発
生した如何なる摩擦力よりも大きいことが好ましいこと
は明らかである。摩擦力の差の結果として、フォトサー
モグラフィック要素212は好ましくは加熱部材214
と共に均一に進む。
【0052】複数の接触フラップ216は好ましくはフ
ラップ保持ブラケット221により加熱部材214の周
囲の少なくとも一部分に関して相互に概略平行に向けら
れて保持される。上記の案内部材16と同様に、接触フ
ラップ216は好ましくは加熱部材214の約224度
の径方向角度で周囲に配置される。上記で、加熱部材2
14は円形の円筒として説明されたが、加熱部材214
に対する他の形もまた用いられ得る。
【0053】また含まれるのは加熱ドラム214の表面
からフォトサーモグラフィック要素212の先端212
aを持ち上げるのを助けるために設計された剥離要素2
20である。剥離要素220は典型的にはナイフエッジ
ブレードからなるが、先端212aをドラム214から
持ち上げるために適切な如何なる構造要素でも代替可能
である。
【0054】図17は接触フラップ216及びそれに関
連する支持構造の一の拡大された斜視図である。接触フ
ラップ216の一の端は好ましくはベース支持バー22
2とクランプ223との間に維持され、それらは好まし
い実施例では螺刻ファスナー225により相互に接続さ
れる。また好ましい支持構造の一部分はスリーブ224
であり、そこでフラップの一部分は挿入され、それは好
ましい接触フラップ材料の概略平坦な性質で曲面を提供
する。ベース支持バー222,クランプ223,スリー
ブ224は好ましくは金属例えばステンレス鋼で作られ
るが、他の材料もまた用いられ得る。
【0055】ベース支持バー222,クランプ223,
スリーブ224は好ましい実施例の支持構造であり、接
触フラップ216を保持するために用いられる。ある場
合には支持構造は接触フラップ216の端を単に挟持す
る。しかしながら、好ましくは接触フラップ216は使
用中に部品の熱膨張を許容するために適所に緩く保持さ
れ、他方で接触フラップ216の幅にわたってフォトサ
ーモグラフィック要素212上で等しい圧力を維持す
る。好ましい支持バー222及びクランプ223では、
複数のピンが好ましい緩いが螺合された接続をなすため
に接触フラップ216で過剰な大きさの穴に挿入され
る。
【0056】用いられた実際の支持構造を無視して、接
触フラップ216は好ましくは加熱部材214の幅にわ
たる均一な力で加熱部材214(又は存在する場合には
フォトサーモグラフィック要素212)の表面に対して
付勢されるように保持される。ある実施例では接触フラ
ップ216の本来の堅さは高画質画像を提供するために
加熱部材214上のフォトサーモグラフィック要素21
2に対して十分な力又は圧力を提供する。この点を助け
るために、接触フラップ216はある変形は高画質画像
が提供可能な点以下の接触フラップ216により提供さ
れる圧力を減少しないように提供されることを受容可能
であるが、処理器210で用いられる間に恒久的な変形
に対抗する材料で作られる。
【0057】接触フラップ216は単独で設けられる
が、支持フラップ218は好ましい実施例では処理され
るフォトサーモグラフィック要素212の幅にわたり付
勢力の望ましい反復可能な量で加熱部材に対して接触フ
ラップ216の各々を付勢するのを助けるために設けら
れる。支持フラップ218はまた好ましくは支持構造に
配置され、図18の拡大図で最もよく見られる。支持フ
ラップ218は好ましくは接触フラップ216と同じよ
うに維持され、即ち、熱膨張に対する許容のために緩く
維持される。
【0058】上記の説明のように接触フラップ216に
より印可される実際の力の量はフォトサーモグラフィッ
ク要素212を加熱部材214に対して保持するために
十分でなければならず、それにより加熱部材214から
フォトサーモグラフィック要素212への均一な熱伝搬
が生じ、それにより均一な現像が達成される。十分な力
なしに、加熱部材214上の表面の不完全性及び又はフ
ォトサーモグラフィック要素212上の不完全性は熱の
不均一な伝搬及び現像の不均一が生ずる。不均一な熱の
伝搬は斑点領域のような望ましくないパターンの形成を
生ずる。力のスペクトルの他の端で、接触フラップ21
6により提供された力は接触フラップ216がフォトサ
ーモグラフィック要素212上に圧力マーキングを生ず
るような強度を超えてはならない。
【0059】接触フラップ216の実際の付勢力を決定
するときに考えるべき他の因子は、あるフォトサーモグ
ラフィック要素212に含まれるベース材料が加熱され
たときに例えばポリエステルフィルムベース又は他の熱
可塑性ベース要素のような熱膨張及び収縮の両方を経験
しうることである。しわを防ぐ均一な寸法変化のため
に、フォトサーモグラフィック要素212は均一に加熱
されなければならない。これをなすために、接触フラッ
プ216が加熱部材214に対して付勢される力はフォ
トサーモグラフィック要素212がしわができずに又は
画質に顕著な悪影響を与える充分大きな圧力変化なしに
寸法を変化することを許容する。
【0060】好ましい実施例では、複数の接触フラップ
216の各々はフォトサーモグラフィック要素212の
幅のセンチメートルあたり約200グラム以下、より好
ましくは幅のセンチメートルあたり約100グラム以下
更に好ましくは幅のセンチメートルあたり約50グラム
以下、より更に好ましくは幅のセンチメートルあたり約
10−30グラム以下の付勢力で加熱部材214を付勢
する。
【0061】一の好ましい支持フラップ218は熱画像
か処理からの熱に耐えることが可能な可撓製材料のシー
トで作られる。支持フラップ218のために用いられる
材料は熱処理器210での使用に対応して恒久的に変形
又は湾曲される傾向に耐久性を有することことが好まし
い。支持フラップ218で使用された材料がある変形は
高品質画像が提供可能な点以下の接触フラップ216に
より提供される圧力を減少しないように受容可能に提供
されるが、比較的短期間の使用の後に恒久的に変形され
た場合に、接触フラップ216により提供された圧力は
減少される。接触フラップ216はフォトサーモグラフ
ィック要素212が正常な動作中に支持フラップ218
と接触しないように支持フラップ218より長いことが
好ましい。
【0062】好ましい実施例では、接触フラップ216
及び支持フラップ218は同一の材料で作られるが、そ
れらは異なる材料でもあり得る。接触フラップ216及
び又は支持フラップ218は望ましい性質を有する一以
上の材料から提供されうる。接触フラップ216及び支
持フラップ218用の好ましい材料の例はポリイミドフ
ィルム(例えばデラウエア州Wilmington
E.I.DuPontde Nemoursから市販さ
れているKAPTONブランドのポリイミドフィル
ム)、ポリテトラフルオロエチレンフィルム(例えばデ
ラウエア州Wilmington E.I.DuPon
t de Nemoursから市販されているTEFL
ONブランドのPTFTフィルム)及び上記の特性を有
する他の材料である。接触フラップ216用の一の特定
の好ましい材料は公称厚さ約0.004−0.007イ
ンチ(約0.13−0.25mm)のKAPTONブラ
ンドフィルムである。
【0063】ポリイミドフラップ218は相対的に導伝
性がないが、ポリイミドより導伝性の材料を用い、又は
導伝性の添加物をポリイミドにドーピングすることによ
り作られる。導伝性フラップは静電気の蓄積を最小化す
るように接地される。図16、18に示されるように、
接触フラップ216は加熱部材214の表面上で相互に
重複する。接触フラップが相互に重なるときにフォトサ
ーモグラフィック要素212上の圧力の均一性は改善さ
れる。加えて、フォトサーモグラフィック要素212の
先端はフォトサーモグラフィック要素212の先端及び
後端で画像の現像の均一性を更に改善する加熱部材21
4の表面をリフトオフすることを許容しない。接触フラ
ップ216が重複し、加熱部材の表面上で接触すること
は好ましいが、ある構成ではそれらは重複せず、又は接
触しない。
【0064】上記の好ましい接触フラップ216及び関
連する構造が一の構成を有するが、接触フラップ216
のための多くの他の構成で代替可能である。接触フラッ
プ216を提供する第一の考察はそれが処理機で画像化
されたフォトサーモグラフィック要素に対して均一な圧
力又は付勢力を供給することである。圧力はフォトサー
モグラフィック要素212の動く方向に対して比較的均
一に横断(即ち接触フラップ216を横切る)されなけ
ればならず、それは加熱部材に関するのと同様である
(即ちフラップからフラップへ)。圧力のこの均一性は
熱処理器210の処理速度の変動を減少するために要求
される。
【0065】代替的なフラップの一例は支持フラップ1
8及び接触フラップ216の機能を提供する複合フラッ
プを含む。そのような複合フラップはフォトサーモグラ
フィック要素に接触するために結合されたポリマーフィ
ルムを有する金属骨格であるような同一の又は異なる材
料で作られる別の部分を結合することにより提供され
る。他の実施例では複合フラップは接触フラップ216
と支持フラップ218の両方の機能を提供するために厚
さが変化するよう設けられる。そのような構成では、複
合フラップは典型的にはそれがフォトサーモグラフィッ
ク要素と接触する場合にはより薄く、支持部材と接触す
る場合にはより厚くなる。
【0066】加えて、接触フラップ216を備えうる選
択的な特徴は図19に示されるような接触フラップ21
6の一の側の摩耗表面215である。摩耗表面215が
加熱部材214の表面と接触するよう配置される場合は
その面は摩耗表面に対して加熱部材214を、回転する
ことにより清掃される。摩耗表面215は例えば接触フ
ラップ216又はマイクロ複写構造化された表面に結合
されたビーズ、ダイアモンド粒子、等々の摩耗粒子を含
むような如何なる適切な方法によっても提供されるが、
これには制限されない。
【0067】図18に示される他の選択的な特徴はまた
フォトサーモグラフィック要素212の表面の温度をよ
り正確に測定するためにフォトサーモグラフィック要素
212に近接して接触フラップ216上に一以上の熱セ
ンサ230を含む。より正確な温度モニタリングは画質
を改善する。適切な熱センサ230は例えば熱伝対、熱
抵抗デバイス、サーモパイル等々を含む。
【0068】更に他の代替的な熱処理器システム310
は図20に示される。システム310はフォトサーモグ
ラフィック要素312と加熱部材314の表面との間に
適切な圧力を維持するために用いられる複数の接触フラ
ップ316aを含む。システム310はまた図20に示
されるようなフォトサーモグラフィック要素312と加
熱部材314との間の初期接触領域で一以上の回転案内
部材316bを有する。初期接触領域で一以上の回転案
内部材316bを含むことによりフォトサーモグラフィ
ック要素312の加熱部材314に対する圧力は熱画像
処理が開始するとフォトサーモグラフィック要素312
の前のより低い温度に対いて補正するために増加され
る。接触フラップ316は上記のように熱処理機システ
ム210の接触フラップと同様に保持され、構成される
一方で、回転可能な案内部材316bは典型的には熱処
理機システム10の案内部材16に関して、上記のよう
に構成され、支持される。
【0069】初期接触領域で一以上の回転案内部材31
6bに加えて、案内部材316bはまた出口領域に配置
され、ここでフォトサーモグラフィック要素312は加
熱部材314との接触から外される。他の代替例では回
転可能な案内部材316b初期接触領域と出口領域との
間に配置され、案内部材416bはフォトサーモグラフ
ィック要素312上で適切な圧力を維持するために、複
数の接触フラップ316aにより分離される。
【0070】上記のように過熱ドラムに対して熱現像可
能な要素を保持するためにフラップを用いることに加え
てフラップは他の熱処理器と共に用いられる。例えばフ
ラップ400(図20に示されるのと同様に)は動く加
熱無端ベルト(図示せず)に対向し、又は図21に概略
が示される加熱室404を通る要素402(2つ示され
る)を保持する。図21に示される熱処理器406は同
時係属するMinnesota Mining & M
anufacturingに譲渡された1997年2月
2日出願の米国特許出願08/596410に詳細が記
載され、ここにそれを参考として引用する。図21に示
されるフラップ400の位置決めに加えて、その位置決
めはフラップ400が上部ローラー407を置き換え、
下部ローラー409に対して要素402を付勢するよう
にされる。
【0071】加熱室(又は容器)404内で、フラップ
400は要素402を室404内の加熱部材408に関
して特定の位置に保持するために有用である。これは要
素503の長さに沿った(即ちダウンウェブ方向)熱伝
導をより満足させる。要素402の先端及び/又は後端
410、412の動きを保持又は制御することは特に重
要である。何故ならば、これらの端はときどき支持され
ず、端410、412は端410、412が中心部分4
14と異なる熱の量を受け、それにより異なって現像さ
れる室404内の位置に動くように要素402の中心部
分414よりも自由であるからである。
【0072】加熱される要素402の端410、412
は中心部分414よりも迅速に熱を受け、失う故に、フ
ラップ400は端410、412が要素が先端から後端
へより満足できるように加熱されるように特定の加熱部
材から実際に隔たっているように端410、41を位置
決めするように用いられる。同様にフラップ又は他の部
品は側縁(図示せず)が要素402が側縁から側縁へよ
り満足できるように加熱されるように加熱部材408か
ら隔たった位置におかれるよう要素の側縁を位置決めす
るよう用いられる。
【0073】他の置き換え配置は同様に処理機406の
ようなフラットベッド型の処理機に対して用いられ得
る。たてば著しく多数のフラップが要素402のより多
くの制御を提供するために用いられ、それは加熱ドラム
314に向かって付勢する図20に示されるフラップ3
16aと同様である。フォトサーモグラフィック要素冷却装置 画像の熱現像に続いて、好ましくはフォトサーモグラフ
ィック要素12は持ち上げられ、例えば冷却装置に向か
って加熱部材14の表面から離れるように案内される。
しかしながらフォトサーモグラフィック要素12を持ち
上げ、導くために用いられる構造はほとんど又は全く傷
つけることがなく、即ち表面摩耗を起こさない。加え
て、この構造は好ましくは上記のように加熱部材14の
湾曲面上で加熱された後にフォトサーモグラフィック要
素12の湾曲する傾向に対抗しなければならない。
【0074】図8、9に示される要素案内60は両方の
ニーズに適用される。要素案内60は案内板62と、そ
の中の案内ローラースロット66におかれた案内ローラ
ー64を含む。要素案内60は加熱部材14の近くに付
勢される。示されるように、要素案内60はまた加熱部
材14及び加熱部材14から固定された距離で位置案内
板62上で回転する案内軸受68を含む。これは案内板
62が加熱部材14と接触し、加熱部材14の表面を損
傷する可能性を防止する。加えて、要素案内60は十分
堅く、それによりユーザーは加熱部材14にそれが接触
する点にまで曲げることなく異物を要素案内60から拭
き去ることが可能である。
【0075】要素案内60はフォトサーモグラフィック
要素12の先端及び主部分を案内する。案内板62はフ
ォトサーモグラフィック要素12が加熱部材14の該表
面にあるときに、フォトサーモグラフィック要素12の
先端を受ける。一実施例では案内板62と加熱部材14
との間の固定された距離は約0.005インチ(.12
7ミリメートル)であり、それにより加熱部材14と密
接に接触する0.008インチ(.203ミリメート
ル)厚さのフォトサーモグラフィック要素12の先端が
案内板62を打ち、案内ローラー64に向かって案内板
62にわたり曲がる。案内ローラー64は案内板62か
ら先端を受ける。その位置により、案内ローラー64は
回転し、フォトサーモグラフィック要素12を案内板6
2の表面から遠くに動かし、それによりフォトサーモグ
ラフィック要素12の残り又は主部分が案内板62と接
触しない。これは案内板の固定された性質によりフォト
サーモグラフィック要素12の残り又は主部分が傷つく
ことを回避する。案内ローラー64はMN,Minne
apolisのIllbruck社から市販されている
Willtecフォーム材料で作られる。
【0076】要素案内60がフォトサーモグラフィック
要素12を加熱部材14から遠ざけるように案内する図
8に示される角度θはフォトサーモグラフィック要素1
2を加熱及び冷却するために発生される湾曲を最小にす
るために重要である。現像後のフォトサーモグラフィッ
ク要素12の平坦さは加熱されたフォトサーモグラフィ
ック要素12が加熱部材14から除去された角度及び、
冷却処理中のフォトサーモグラフィック要素12内の温
度傾斜に依存する。好ましくは0.4インチ(10.0
ミリメートル)以下、より好ましくは0.2インチ
(5.0ミリメートル)以下の動的な湾曲(ANSI規
格テストPHI.29−1985)で現像するために、
フォトサーモグラフィック要素12はそれが加熱部材1
4を離れるように搬送されたときに、温度の急激な変化
を被ってはならない。理想的な状況ではフォトサーモグ
ラフィック要素12は延在された搬送距離にわたりゆっ
くりと平衡化することを許容される。0.008インチ
(0.20ミリメートル)の厚さを有するフォトサーモ
グラフィック要素12に対して、角度qは受容可能な平
坦さを達成するために、好ましくは少なくとも10度で
あり、より好ましくは10から50゜の間でなければな
らない。ベース材料又は乳剤/画像化層の異なる型及び
キャリパーを有するフォトサーモグラフィック要素12
に対して、この角度qは変動する。
【0077】上記の要素案内60はフォトサーモグラフ
ィック要素12を図10に示されるような冷却装置に案
内する。装置の設置面積を最小化し、装置のスループッ
トを最大化するために、フォトサーモグラフィック要素
12は短距離及び短時間に冷却されることが好ましい。
しかしながら、冷却速度は顕著な温度傾斜がフォトサー
モグラフィック要素12に誘起されないように制御さ
れ、これは寸法の不均一な変化又は皺を生ずる望ましく
ないストレスを引き起こす。冷却速度はフォトサーモグ
ラフィック要素12がその温度がフィルムベースのガラ
ス遷移温度以下になるまで急激な温度変化を経験させな
いように制御される。
【0078】フォトサーモグラフィック要素12の冷却
速度及び平坦さはそれを図10に示される冷却装置80
に搬送することにより制御される。冷却装置80は一組
のローラー84、88を含み、それはフォトサーモグラ
フィック要素12を冷却し、平坦さを保つ。一の可能な
構成は第一のニップ82を含み、これは例えば上記の要
素案内60から到来したフォトサーモグラフィック要素
12を受け、伝導によりそれを冷却し始める。第一のニ
ップ82はフォトサーモグラフィック要素12を第二の
ニップ83に進め、これは更にフォトサーモグラフィッ
ク要素12を伝導により冷却する。ローラー84、88
はフォトサーモグラフィック要素12(案内部材16及
びかね粒材14と同様に)の搬送速度と概略同じ速度で
回転する故に、フォトサーモグラフィック要素12の表
面を傷つけることは減少する。
【0079】第一及び第二のニップ82、83はそれぞ
れフォトサーモグラフィック要素12がその上を通過す
るヒートシンクローラー84を含む。ヒートシンクロー
ラー84はヒートシンクローラーコア85、低導伝性外
部層86を有する。第一と第二のニップ82、83はま
たニップローラーコア90及びニップローラー外部層9
2を有するニップローラー88を含む。ニップローラー
外部層92はMN,MinneapolisのIllb
ruck社から市販されているWilltecフォーム
材料で作られる。
【0080】第二のニップ84はフォトサーモグラフィ
ック要素12をそれが上を通過する他のヒートシンクロ
ーラー84に進める。このヒートシンクローラー84は
付加的なニップが必要ならば用いられるが、冷却を完全
にするために用いられる。一実施例ではより低い熱導伝
率層86は固体のアルミニウムで作られ、15インチ
(38.1センチメートル)の長さと約1.3インチ
(3.3センチメートル)の直径を有するヒートシンク
ローラーコア85上にコートされた0.060インチ
(0.15センチメートル)のウレタンである。この実
施例で、ウレタンは熱をよりゆっくりと伝達し、フォト
サーモグラフィック要素12とより高い熱伝導率と熱質
量を有するアルミニウムコアとの間のバッファとして供
される。厚さ及び材料の他の組合せは同一の冷却効果を
提供し、特定のスループットレートを提供するために用
いられる。
【0081】一実施例では、第三のヒートシンクローラ
ー84がまた好ましくはウレタンコーディングとされた
アルミニウムローラーであり、コートされた場合でも、
アルミニウムは最終的な冷却効果を増加する。 冷却装
置80のこの実施例を用いるこの段階的又は徐々の冷却
は一時間当たり120枚以上の14インチx17インチ
(35.6センチメートルx43.2センチメートル)
のフォトサーモグラフィック要素12の冷却スループッ
トを許容する。同様に重要なのはこの冷却装置80がこ
れらのフォトサーモグラフィック要素12を床面積又は
テーブル面積(設置面積)の使用を最小にすることを許
容するために加熱部材14から8インチ(20.3セン
チメートル)の長さ以内で冷却することが可能なことで
ある。画像化装置 上記のように熱処理器10はフォトサーモグラフィック
要素12と共に用いられる他の装置と組み合わされて用
いられる。例えば、熱処理器10は画像化装置又はその
装置の一体化された部分と順次接続されるモジュールで
ある。画像化装置はネガティブ透過、デジタル化された
レーザー放射の投射、静電荷画像化又は熱的に現像され
る潜像を形成する画像エネルギーの他の源を通した光化
学作用を有する放射(例えば光)の伝搬により紙又はフ
ィルムの画像に関する露光を提供する一つである。画像
化装置及び熱処理器10の両方はまた電子情報がカメ
ラ、ビデオ、陰極線管からまず得られ、ラインデータ送
信、または画像化装置のフォトサーモグラフィック要素
12上の画像に関する露光に変換される他の源の更なる
システムの一部分である。
【0082】半導体レーザーダイオードは医療及びグラ
フィックアート市場の両方でそれぞれ医療画像化器及び
画像セッターとして写真画像化装置で頻繁に用いられて
いる。現在のグラフィックアート画像セッター(ima
gesetter)は典型的に5から30ミリワットの
出力の赤外レーザーダイオードを用い、一方で3Mの医
療用レーザー画像化器は典型的にハロゲン化銀用途に対
して赤外レーザーの15又は30ミリワット出力を用い
る。半導体レーザーダイオードの使用はハロゲン化銀画
像化装置で従来のレーザー(アルゴンイオン、ヘリウム
ネオン、等々)の確立された応用から続いている。固体
半導体レーザーダイオードの増加する人気はその顕著な
便利さ、減少された大きさ、より高いコスト効率、長い
運転寿命、容易に変調できる特性、連続階調性能のため
である。
【0083】放射の狭いビームは潜像を発生されるため
にフォトサーモグラフィック要素12上のスポット露光
を提供するために用いられ、これは熱処理器10で熱的
に現像される。これらの狭いビームはフォトサーモグラ
フィック要素12上にスポット露光をなす(例えば、6
00ミクロンの半値幅(FWHM)スポットより小さ
い、好ましくは500ミクロンFWHMより小さく、よ
り好ましくは250ミクロンFWHMより小さく、より
好ましくは医療診断画像では150ミクロンFWHMよ
り小さく、更に好ましくは100ミクロンFWHMより
小さく、最も好ましくはグラフィックアート画像化で5
0ミクロンFWHMより小さい)。これらのスポットの
領域は他のスポットの領域と重複するときフィルム速度
は増加し、画像の増強されたコントラスト、画質はフォ
トサーモグラフィック要素12上に形成される。狭いビ
ーム又はコヒーレント放射による複数のラスタースキャ
ン用の処理は米国特許第5780207号に記載されて
いる。
【0084】かなり一様で、幾分満足できるスポット形
状(所定の放射源からの)のビーム幅のレーザー又はレ
ーザーダイオード装置のようなコヒーレント放射源によ
り出射された光はモノクロームである。しかしながら画
像化の実際では光のスポットの不完全性が存在する。コ
ヒーレント光源は各スポットに対して効率的にオン及び
オフされ、又はパルスが発生される。
【0085】付加的に、光のスポットは点から点へ通常
動かず、画像化源の方向が動かされたときに放射源は”
オフ”となる。その源は定常的に動かされ、スポットが
焦点面に沿って動かされると放射はオン、オフされる。
これはその源から出射された形と異なる外見及びスポッ
ト内のエネルギー分布は理想化されたも(即ちそれはス
ポットの領域を通して均一ではなくガウシアンである)
スポットを与える。モノクロマチック放射源を用いる利
点は当業者には明らかである。
【0086】画像のエネルギー傾斜駆動と組み合わせた
スキャンの動きはスポット内のエネルギーの分布を引き
起こす。高速スキャンの方向に垂直に(水平に動くスポ
ットの上部と下部で)及び動きの方向に沿って、スポッ
トの後(テーリング)端(パルスにより発生されたスポ
ットの第一の端)及びスポットの先端(パルス中に発生
したスポットの最後の端)のエネルギーはスポットの統
計的中心又は物理的中心より低い。フォトサーモグラフ
ィック要素12により画質に付与された感度及び他の感
度測定(センシトメトリー)の制限に加えて、光源のこ
れらの変動はコヒーレント放射に露光されたフォトサー
モグラフィック要素12で高品質画像化システムを形成
するために自然に結合されない。
【0087】画素(これは整列したパターン又は配列の
多数のスポットからなる)の通常の露光時間又はドエル
時間はしばしば0.1マイクロ秒のオーダー(例えば
0.01から1)である。画素に対するドエル時間(パ
ルスレート)は通常医療診断画像化応用に対して0.0
2から10マイクロ秒であり、グラフィックアート応用
に対して0.1マイクロ秒以下であり、大きい数値はあ
まり好ましくない遅い画像化システムであり、特定の画
像化システムのニーズのために低いパワーのインパルス
が用いられる。本発明の実施で、本発明の利点を最大に
するために0.03から6の画素レートが好ましく、
0.05から5の画素レートがより好ましく、0.08
から3の画素レートが最も好ましい。無論媒体、コヒー
レント光源、スペクトル吸収、ハードウエア、ソフトウ
エア等の向上が商業的に利用可能となる。画素露光時間
はスポットが焦点面に沿って動くときにその速度に依存
する。スポット速度は通常1から1000メートル/秒
の間である。パルス及び画像化処理の種々の特性はコヒ
ーレント放射の出力が高いほど、画素露光時間が短く、
スポット速度はより速い。
【0088】コヒーレント光源のパワー出力は通常一
(通常)又はそれ以上の光源(例えばレーザー又はレー
ザーダイオードのようなポイント光源)から画像化装置
の焦点面で少なくとも600エルグ/cm2 のインパル
スを提供できなければならない。現在の技術レベルでは
放射源は少なくとも400エルグ/cm2 から約400
0エルグ/cm2 の間でなければならない。エネルギー
出力に対する好ましい範囲は画像化装置の焦点面でイン
パルス毎に概略600から3000エルグ/cm 2 の間
である。レーザーダイオードを通る電流の関数としてレ
ーザーダイオードのパワー出力は理想的にはリニアであ
り、ダイナミックレンジ(Pmax対Pmin)は50
対1より大きく、より好ましくは100対1より大き
く、更に好ましくは200対1である。スポットは連続
階調プリントに対して8から12ビット(256から4
096)グレーレベルを再生するために1から20メガ
ヘルツで入来するデータに対応するダイオードへの電流
を供給することによりダイオードから発生される。付加
的に、レーザーダイオードは1ナノメートル、好ましく
は2ナノメートル、更に好ましくは2−6ナノメートル
以上のレーザーライン幅拡張を引き起こすために高周波
数発振を重畳される。ライン幅拡張(broadeni
ng)はフォトサーモグラフィック要素12上で観察さ
れる干渉アーティファクトを減少する。ライン幅拡張を
なすために、発振振幅はレーザーダイオードのパワー対
電流特性の膝より下で駆動される。発振電流の最大振幅
は2.5より大きなフォトサーモグラフィック要素12
上の光学的濃度を形成するために必要とされる平均パワ
ーの少なくとも二倍でなければならない。この光学的濃
度レベルで、画像アーティファクトに関する干渉は人間
の目には可視的でない。レーザーダイオードの発振周波
数は顕著なライン幅拡張を維持し、画像アーティファク
トを減少するためにデータレートより顕著に高くなけれ
ばならない。典型的な発振周波数は300から800メ
ガヘルツの範囲である。
【0089】医療診断画像化応用に対して、フォトサー
モグラフィック要素12、画像化装置、熱処理器10の
システム性能は最適な画像品質を達成するような方法で
バランスさせ、それは少なくとも64の、より好ましく
は128の、最も好ましくは256グレーレベル、0.
25光学濃度単位より小さな最小濃度、2.6光学濃度
単位より大きな最大濃度、ミリメートル当たり3ライン
ペアより大きな解像度、0.50から3.0光学濃度の
範囲内の特定の光学濃度で17インチx14インチ(4
3.1x35.5センチメートル)の画像領域内の光学
濃度の変化が0.15以下の画像均一性の画像を形成す
ることを含む。加えて、露光されない、最終的に画像化
されたフォトサーモグラフィック要素12は20ミリメ
ートルより小さな、好ましくは0.4インチ(10ミリ
メートル)より小さな、より好ましくは0.2インチ
(5ミリメートル)より小さなダイナミックカール(湾
曲)(ANSI規格テストPH1.29−1985)を
有し、及び可視的傷又は皺を有さない。
【0090】光学的濃度均一性は画像化装置の種々の露
光及び熱処理器10の温度制御と組み合わせてフォトサ
ーモグラフィック要素12の性能特性により制御され
る。フォトサーモグラフィック要素12の光学的濃度均
一性はコーティング処理と同様にコーティング形成によ
り影響される。コーティング形成のレオロジーはシート
又はウェブにわたるコーティングの均一な厚さを達成す
るために最適化される。コーティングの濁度又はもやは
コーディングとされた層の光散乱を減少するために最小
化される。フォトサーモグラフィック要素の感光度的な
応答は画像装置の露光許容度及び熱処理器10の処理許
容度の制限内で達成される。フォトサーモグラフィック
要素12の熱処理器許容度(ラチチュード)は現像温度
の範囲で光学的濃度対露光時間の対数の比較により決定
される。フォトサーモグラフィック要素乳剤形成及び温
度処理機10の条件はフォトサーモグラフィック要素1
2の熱処理許容度対熱処理器10の温度制御の最良の適
合に対して選択される。熱処理器10の温度は5゜F
(2.78゜C)以下、好ましくは3゜F(1.7゜
C)以下、より好ましくは2゜F(1.1゜C)以下、
最も好ましくは1゜F(0.55゜C)以下の温度変動
に制御される。熱処理器10の温度は熱平衡条件が特に
高いスループットレートでフォトサーモグラフィック要
素12のシート間及びシート内の光学的濃度変動を最小
化するために非常に短時間に再確立されるように温度制
御器により制御される。温度制御の例は米国特許第55
80478号に記載されている。
【0091】露光(単位時間、単位面積当たりの所定の
エネルギーのフォトン数)の画像化装置内の変動はまた
光学的濃度均一性に影響する。2%露光変動は0.01
から0.02の光学的濃度の変化を引き起こす。露光変
動はレーザーダイオード出射、レーザーの高周波数変調
の使用、ビームパワーのモニタリング、ルックアップテ
ーブルの使用を整合させるよう制御することにより最小
化される。2Dレーザースキャナ112のガルバノメー
タースキャナ122、124のような種々の源又は偏光
(polarization)誘導反射変化により引き
起こされた光学的濃度の不均一性は高速スキャン方向x
を横切る方向に測定される。光学的濃度不均一に対する
対応する露光補正はレーザースキャナ112の電子機器
の消去可能プログラム可能読み出し専用メモリに記憶さ
れる。これらの補正は実際の空間レーザー露光値に対す
る動的乗数として用いられる。画像化装置は6%以下の
露光変動、好ましくは4%以下、最も好ましくは2%以
下の露光変動に制御される。
【0092】フォトサーモグラフィック要素12は0.
lの光学的濃度の変化を達成するために構成されコート
される。システムの部品のそれぞれにより引き起こされ
る限界を知ることにより、システムは特定の光学的濃度
で好ましくは0.30光学的濃度単位以下、より好まし
くは0.20光学的濃度単位以下、最も好ましくは0.
15光学的濃度単位以下の均一性を達成するようバラン
スされる。
【0093】図11に示される本発明の一実施例は医療
診断画像化応用をターゲットにしたシステム性能に合致
するようフォトサーモグラフィック要素12と結合され
て用いられる装置100を示す。示されるように、装置
100は少なくとも一のフォトサーモグラフィック要素
12を含むカートリッジ106、光学的スキャンモジュ
ール108、電子モジュール119、筐体101に囲ま
れた一体化された熱処理器10を含む。
【0094】カートリッジ106は未露光のフォトサー
モグラフィック要素12を含む。唯一のカートリッジ1
06識別、フォトサーモグラフィック要素12の大き
さ、フォトサーモグラフィック要素12型の情報、フォ
トサーモグラフィック要素12感光度情報を有する光学
的バーコード(図示せず)はカートリッジ106の底に
張られている。画像管理サブシステム(図示せず)は電
子モジュール110の一部分をなし、入力データ及びバ
ーコードから読み取られた感光度情報の関数としてレー
ザースキャナ112を制御する。画像管理サブシステム
はまた熱処理器10にフォトサーモグラフィック要素1
2を現像させる。画像管理サブシステムはまたバーコー
ドから読み取られたフォトサーモグラフィック要素12
型の情報の間数としてフォトサーモグラフィック要素1
2を現像するための熱処理器10の条件を設定する。バ
ーコードをスキャンし、情報を制御するシステムは米国
特許第5229585号に記載される。
【0095】フォトサーモグラフィック要素12は吸引
供給機構128によりカートリッジ106の外へ搬送さ
れる。フォトサーモグラフィック要素12は次にステー
ジング領域130に供給され、ここでフォトサーモグラ
フィック要素12は双方向フィルムステージング機構1
32(後で説明する)により光学的スキャンモジュール
108へ搬送される。ステージング領域130はフォト
サーモグラフィック要素12を光学的スキャンモジュー
ル108の近くに配置することを許容し、それによりフ
ォトサーモグラフィック要素12が前に供給されたフォ
トサーモグラフィック要素12のスキャンニングの間に
吸引供給機構128を動作することなく光学的スキャン
モジュール108に容易に供給される。これは最終画像
にアーティファクトを生ずる振動を減少することを助け
る。それはまた光学的スキャンモジュール108への入
来準備ができたキュー位置でフォトサーモグラフィック
要素12をステージングすることにより画像化処理での
生産性を増加する。
【0096】光学的スキャンモジュール108は図13
に示されるレーザースキャナ112を含む。レーザース
キャナ112はコリメーティング及び偏光光学系116
を有するレーザーダイオード114、レーザースキャナ
112を線形化するためにレーザーダイオード114に
対してフィードバックするために主ビームの2から10
%を分割するビームスプリッタ118、フィルムプラテ
ン144の表面で最大パワーを制御するための減衰器1
20、フォトサーモグラフィック要素12上でゆっくり
とスキャンする方向yでビームをスキャンするためのリ
ニアガルバノメーター124と速くスキャンする方向x
でビームをスキャンするための共鳴ガルバノメーター1
22、それはフィルムプラテン144上に静止して配置
される、とを含む。減衰器120とガルバノメータース
キャナー122、124との間の一組のレンズ126は
フィルムプラテン144上にゆっくりしたスキャン方向
yにわたる平坦フィールド補正をした光線を合焦するた
めに用いられる。代表的な2−D赤外線レーザースキャ
ナ112は米国特許第4750045、523744
4、5121138号に示されている。
【0097】レーザースキャナ112は画質を向上させ
るために複数の露光及び好ましくは複数のスキャンを用
いる。複数のスキャンは単一の画素ラインを形成するた
めに幾つかの小さな重複するスポットをスキャンするこ
とにより実施される。これはほとんどのフォトサーモグ
ラフィック要素12の感光度的な性能を向上させ、画像
の鮮明さを改善する。付加的に最小の相互作用でフォト
サーモグラフィック要素12の変調伝達関数はスキャン
ラインアーティファクトの減少の故にこの技術により改
善される。光学的スキャンモジュール108は典型的に
は単一の画素ラインを形成するために三回のスキャンを
用いる。78ミクロンの画素ラインに対して、スポット
サイズは概略45ミクロンx60ミクロンであり、ゆっ
くりしたスキャン方向yではスポットサイズはより大き
い寸法である。適切なスケーリングは異なる画素サイズ
に対して容易に達成されうる。同一の画素サイズを形成
するために3、4、5、6等の重複がまた可能である。
【0098】レーザースキャナ112は画像スキャン処
理中にフォトサーモグラフィック要素12を保持し、整
列するために図12に示されるように光学的フレーム1
40上に設けられる。光学フレーム140は箱形の筐体
に溶接された湾曲したシート状の金属から構成される。
溶接を適所の連結に使用することは振動に対する可能な
源を除去することを助ける。2−D赤外レーザースキャ
ナ112はV字型クランプ点142に取付られる。フォ
トサーモグラフィック要素12hフィルム供給スロット
146を通して円筒形フィルムプラテン144上に搬送
され、ここでフォトサーモグラフィック要素12はレー
ザーでスキャンされる。フィルムプラテン144の表面
は望ましくないハレーション効果を画像に生ずるレーザ
ービーム反射を減少するために光吸収材料でコートされ
る。赤外レーザーが放射源として用いられるときに、赤
外感光フォトサーモグラフィック要素12がそれの80
0−820ナノメートルの波長で高いスペクトル透過性
の故にその波長でのハレーションに特に感光しやすい。
光吸収材料は好ましくは放射源の波長スペクトルでの低
い反射率を持つ。加えて、光吸収材料は好ましくは耐摩
耗性であり、低い摩擦係数を有する。フォトサーモグラ
フィック要素12とフィルムプラテン144の光吸収表
面との間の静止摩擦係数及び動摩擦係数は好ましくは
0.2より小さい。900ナノメートルより下で、非常
に低反射率(5%スペクトル反射より小さい)の好まし
い光吸収材料の一例はデラウエア州Wilmingto
n E.I.DuPont de Nemoursから
市販されているImpreglon218Cである。
【0099】図14、15に示されるフィルム整列装置
148はピン152に接続されたプッシュソレノイド1
50を含み、フィルムプラテン144上にフォトサーモ
グラフィック要素12の適切な整列を助けるように用い
られる。フィルム整列装置148はフィルムプラテン1
44の下側に設けられ、ピン152がスロット154を
通って突出することを許容する。4つのフィルム整列装
置148の組はフォトサーモグラフィック要素12を整
列し、中心出しするために用いられる。フォトサーモグ
ラフィック要素12がプラテン144上に搬送される故
に、ソレノイド150はピン152がバネ156に対し
て圧縮され、ピン152の動きがフィルムプラテン14
4の中心から離れ、故に、フィルムプラテン144上の
フォトサーモグラフィック要素12の搬送のための路を
清掃する。フォトサーモグラフィック要素12がフィル
ムプラテン144の表面上に搬送された後にソレノイド
50はピン152がバネ156の動作によりフォトサー
モグラフィック要素12の端に向かって動くことを許容
するよう係合を外される。フォトサーモグラフィック要
素12は次にバネ力のバランスにより中心に動かされ
る。
【0100】光学的フレーム140はほとんどのレーザ
ー画像化システムで用いられる従来の機械加工されたも
のより軽くよりコンパクトである。フィルムプラテン1
44を有する一体化された2−Dレーザースキャナ11
2により光学的スキャンモジュール108は残りの装置
100から振動的に隔離され、大きさはコンパクトに保
たれる。フィルムプラテン144と一体化されたレーザ
ースキャナ112を有する他の利点は光学的なスキャン
モジュール108の如何なる振動も同相であり、故に画
像アーティファクトを減少することである。この振動の
隔離は画像化されたフォトサーモグラフィック要素12
の最終的な画質に影響せずに装置100の並行動作を許
容する。
【0101】一旦画像のスキャンが完了すると、露光さ
れたフォトサーモグラフィック要素12はフック及びバ
ー接続を通してソレノイドプランジャー162に結合さ
れるバネで付勢されたレバー腕対160からなるフィル
ム排出機構158の使用によりフィルムプラテンの外に
搬送される。バネ付勢保持レバー腕対160は露光され
たフォトサーモグラフィック要素12のフィルムプラテ
ン144の外への搬送が準備できるまで露光されたフォ
トサーモグラフィック要素12の端から格納する。ソレ
ノイド162が作動するときに、それはレバー腕対16
0を露光されたフォトサーモグラフィック要素12の端
に対して回動し、露光されたフォトサーモグラフィック
要素12を熱処理器10へ搬送するために二方向フィル
ムスタッギング機構132に向かってフィルムプラテン
144の面の外に動かす。フィルム排出機構158は5
mil(0.18ミリメートル)より大きな厚さを有す
るフォトサーモグラフィック要素12で特に良好に動作
する。図11に示される二方向フィルムスタッギング機
構132は一組の3つのローラー138、134、13
6からなり、中央のローラー134は駆動され、ローラ
ー138、136はアイドラーである。フィルムスタッ
ギング機構132は露光されたフォトサーモグラフィッ
ク要素12がローラー134と136との間でフィルム
プラテン144の外の搬送され、一方で同時にローラー
134と138との間のフィルムプラテン上に露光され
ないフォトサーモグラフィック要素12が搬送され、所
望ならば、フィルムスタッギング機構132を通る間に
フォトサーモグラフィック要素12の表面に導入される
傷や静電気は最小に保たれるように設計される。
【0102】電子モジュール110は画像管理制御シス
テム、レーザー光額制御システム、機械制御システムの
3つの反復制御システムを含む。操作者はコンソールキ
ーパッド、ポータブルキーパッド、モデムのいずれかを
通して電子機器とインターフェイスされる。レーザー光
学制御システムは米国特許第5123024号に記載さ
れるレーザースキャナ112のレーザーダイオード11
4の強度を制御する閉ループ回路を含む。レーザー光学
制御システムはまた熱処理器10の出力に設けられた濃
度計164から機械制御システムを通して情報を受け
る。濃度計164は現像されたフォトサーモグラフィッ
ク要素12のテーリングエッジの所定のターゲット光学
的濃度を有するスキャン処理中に発生された光学的濃度
パッチからの光学濃度情報を読み取り、比較する。必要
ならば、レーザー出力は光学濃度の小さな差に対する補
正をなすように調整される。差が非常に大きい場合には
機械は自動的にそれ自身を再較正する。
【0103】処理機の条件はフィルムカートリッジ上の
バーコードから読み出された情報を受ける機械制御電子
機器により制御可能であり、例えば、濃度計164のよ
うな機械制御システム内のシステム制御器とインターフ
ェイスされる他のシステムにより制御される。装置10
0の筐体101は上部室102と下部室104の二つの
主な室に分割され、この間にフォトサーモグラフィック
要素12を搬送する通路を有する。熱処理器10は好ま
しくは上部室102に配置される。光学スキャンモジュ
ール108、電子モジュール110、電源111を含む
下部室104はフォトサーモグラフィック要素12の熱
処理中にフォトサーモグラフィック要素12から発生す
る揮発性物質による光学系の損傷を防ぎ、破壊的な温度
上昇から光学スキャンモジュール108を保護するため
に上部室102に対して正の圧力を保たれる。下部室1
04は空気取り入れ口を有し、上部室102は排気口を
有し、下部室104から上部室102への空気の流れを
容易にする。下部室104は光学スキャンモジュール1
08を破壊的な温度上昇から更に保護するために光学ス
キャンモジュール108を電子モジュール110から隔
離するために副室に更に分割される。装置100はフォ
トサーモグラフィック要素12内の揮発性物質の排出に
より熱処理中に発生する臭気を減少するために内部又は
外部フィルタリングシステムを設ける。下部室104の
正の圧力に加えて、フィルタリングシステムは装置10
0内の部品の材料の堆積を減少するのを助ける。図11
に示される装置100は好ましい実施例のために有用で
あるが、これらの室は側方に隣り合って配置されること
もまた可能である。
【0104】筐体(エンクロージャー)101は動作可
能なカバー166を含む。例えば、動作可能なカバー1
66は筐体101の残りに回動可能に接続される。案内
部材16はカバー166が開いたときに、案内部材16
が加熱部材14に容易なアクセスを提供するために加熱
部材14から離れるよう持ち上げられるようにカバー1
66に取り付けられる。このアクセスは加熱部材14と
案内部材16へのより容易な清掃を許容し、熱処理器1
0を通るフォトサーモグラフィック要素12の搬送中に
生じた詰まりをクリアするのを助ける。
【0105】案内部材16はその代わりに、加熱部材1
4とカバー166から独立に可動である。この能力によ
り、案内部材16は加熱部材14に対して閉じた位置か
ら加熱部材14を清掃するために開いた位置に動きう
る。光学スキャンモジュール108及び熱処理器10を
単一ユニットへ一体化したものは幾つかの利点を有す
る。装置100の設置面積は80x90センチメートル
より小さな大きさに最小化される。最終的に画像化され
たフォトサーモグラフィック要素12の画質及び性能特
性は制御及び調整が自動的に可能である。自動制御はま
た画像処理の生産性を最大化する。フォトサーモグラフ
ィック要素12が画像化され、一方で、生産性を向上さ
せるために第二のフォトサーモグラフィック要素12が
熱処理される。画像化されたフォトサーモグラフィック
要素12の典型的なスループットは14x17インチ
(35.5x43.1センチメートル)のシートを一時
間に120枚である。スループットレートはフォトサー
モグラフィック要素12のセンシトメトリック特性及び
大きさに依存して変化する。
【0106】グラフィックアート画像化応用に対してフ
ォトサーモグラフィック要素12、画像化装置、熱処理
器10のこのシステム性能は画質を最適化するようにバ
ランスされなければならない。医療診断画像フィルムと
異なり、グラフィックアートフィルムは連続階調画像の
代わりに階調曲線をシミュレートするハーフトーンドッ
トに依存する。画質のターゲットは故にグラフィックア
ート応用に対しては若干異なる。画像均一性は好ましく
は特定の光学濃度(典型的には最大光学濃度)で12x
18インチ(30.5x45.7センチメートル)の画
像領域での光学濃度の0.15の変化と等しいかそれよ
り小さい。解像度は好ましくは1200から3300ド
ット毎インチ(2.45センチメートル)である。紫外
線最小濃度(Dmin)は好ましくは0.5光学濃度単
位以下であり、紫外線最大濃度(Dmax)は好ましく
は2.6光学濃度単位以上であり、より好ましくは3.
2以上である。50%ハーフトーンドットのドット利得
は好ましくは133ラインスクリーンルーリング、Dm
axが2.6以上で2.54センチメートル当たり24
00ドットに対して15%以下である(ルックアップテ
ーブルによる補正の前に)。加えて、未露光及び最終的
に露光されたフォトサーモグラフィック要素12は0.
8インチ(20ミリメートル)以下、好ましくは0.4
インチ(10ミリメートル)以下の動的カール(cur
l)(ANSI規格テストPH1.29−1985)を
有し、可視的な傷や皺がない。
【0107】画像セッターは典型的にはグラフィックア
ート応用でフォトサーモグラフィック要素12を画像化
するために画像化デバイスとして用いられる。光源とし
てレーザーダイオードを用いた画像セッターの一例はニ
ューヨーク州ポートワシントンのUltre*社から市
販されているUltre*セッターである。Ultre
*セッター装置は参考文献(W.Hansen,”A
low cost,High quality Las
er recorder for personal
typesetting”,Hard Copy Ou
tput、Leo Beiser,Editor,Pr
oc.SPIE Vol.1079,pp.36−42
(1989))に記載されている。画像はレーザーでラ
スタースキャンされるが、連続トーン画像を得るために
可変エネルギーの露光を与えるようレーザービームを変
調する代わりに、画像セッターは同一のエネルギーで露
光し、レーザービームを最大濃度が達成されるエネルギ
ーレベルでオン又はオフで変調する。より短い時間ビー
ムがオンされると、ラインセグメントはより小さく、ビ
ームのオンが長いと、ラインセグメントはより長い。ラ
インセグメントを可視的なスキャンラインを回避するた
めに重複するような程度に形成することにより、種々の
大きさのドットがプリントされたときにグレーレベルを
シミュレートするように形成される。
【0108】外部ドラム、内部ドラム、キャプスタンで
ある、グラフィックアート応用で用いられる画像セッタ
ーの3つの典型的な型が存在する。外部ドラムと内部ド
ラムは典型的にはプリカットフィルムシートを用い、他
方で、キャプスタンは典型的にはロールフィルムを用い
る。グラフィックアート画質ターゲットに合致した高品
質画像を形成しうる本発明の一実施例はフォトサーモグ
ラフィック要素12(4mil(0.10ミリメート
ル)ベースが7mil(0.18ミリメートル)ベース
の代わりに用いられることを除く)、上記のUltre
*セッター、図1に示された熱処理器10を含む。画像
セッター及び熱処理器10は単一の装置に統合され、又
は別のユニットである。
【0109】本発明の他の特徴はデジタルデータをフォ
トサーモグラフィック要素12を画像化し現像すること
により可視画像に変換する処理である。フォトサーモグ
ラフィック要素12はデジタル画像を表す潜像をその中
に形成するための変調された放射に曝される。露光され
たフォトサーモグラフィック要素12内に蓄積された潜
像は現像温度の閾値以上で、十分なドエル時間だけフォ
トサーモグラフィック要素12を熱処理器10の加熱部
材14と接触させることにより可視化させる。 フォトサーモグラフィック要素 本発明で用いられるフォトサーモグラフィック要素は例
えば1997年10月9日に出願された米国特許出願0
8/946945に記載される。Imation Dr
yViewブランドの画像セッティングフィルムとして
知られている公に利用可能なフォトサーモグラフィック
要素は開示された熱処理器及び利用可能な画像セッター
(レーザー画像化又は露光装置)で用いられる。公に利
用可能なフォトサーモグラフィック要素と画像セッター
と、本発明の熱処理器との組合せは本発明のシステムを
提供する。
【0110】フォトサーモグラフィック要素とともに好
ましく利用可能であることに加えて、本発明は他の熱現
像可能な画像化要素と共に用いられる。本発明は好まし
い実施例を参照して説明されてきたが、変更又は改良は
本発明の精神及び範囲から離れることなくなされること
は当業者に明らかである。
【0111】
【発明の効果】所望の圧力を提供するために用いられる
接触フラップの利点はシステムが動作温度に到達するた
めに必要とされる時間を減少することに貢献する接触フ
ラップの減少された熱質量を含む。接触フラップはま
た、例えばローラーよりも典型的には高価ではなく、そ
れにより機械を動作するコストを減少する。減少された
コストはまた接触フラップが清掃されずに使用後に廃棄
されることを許容し、それにより機械のメンテナンスを
減少する。好ましい接触フラップの可撓的な性質はまた
画像の現像の均一性を増進するためにフラップとフォト
サーモグラフィック要素との間の連続的な接触を許容す
る。連続接触はフォトグラフィック要素からの揮発性材
料のガスの排出及びフォトグラフィック要素の材料の膨
張/収縮を許容する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一の熱処理機の斜視図である。
【図2】図1に示された熱処理機の側面図である。
【図3】図1、2に示された熱処理機の正面図である。
【図4】図1から3に示された熱処理機の弾性層の異な
る熱導電性の影響を示すグラフである。
【図5】外部からの粒子の出現により引き起こされた弾
性熱部材とフォトサーモグラフィック要素との間のエア
ギャップの概略を示す。
【図6】図1から3に示された熱処理機内の弾性層とフ
ォトサーモグラフィック要素との間のエアギャップの影
響を示す。
【図7】図4と比較したときに図1から3に示される弾
性熱部材とフォトサーモグラフィック要素との間のより
小さなエアギャップの概略を示す。
【図8】図1から3に示された熱処理機の一部分である
要素案内の斜視図である。
【図9】加熱部材に対して図8に示される要素案内の側
面図を示す。
【図10】図1から3に示された熱処理機の一部分であ
る冷却装置の斜視図である。
【図11】熱処理機と光学的スキャンモジュールを含む
装置の内部動作部分の側面図である。
【図12】図11に示される装置の一部分として示され
る光学的スキャンモジュールの斜視図である。
【図13】図12に示される光学的スキャンモジュール
の一部分であるレーザースキャナーの概略を示す。
【図14】図12に示される光学的スキャンモジュール
の一部分の底面図である。
【図15】図12に示される光学的スキャンモジュール
で用いられるフィルム整列装置の斜視図である。
【図16】本発明による接触フラップを設けた熱処理機
を示す。
【図17】図16のシステムで用いられる一の接触フラ
ップとそれに関連する支持構造の拡大された斜視図であ
る。
【図18】図16のシステムに設けれたときに関連する
支持構造及び隣接する複数の接触フラップの拡大図であ
る。
【図19】摩損表面を含む一の接触フラップの平面図で
ある。
【図20】本発明による接触フラップ及び回転案内部材
を設けられた代替的な熱処理機を示す。
【図21】本発明によるフラップを設けられた代替的な
熱処理機の側面図である。
【符号の説明】
210、310、406 熱処理器 212、312、412 フォトサーモグラフィック要
素 214、314、414 加熱部材 215 摩耗表面 216、316a、416 接触フラップ 222 ベース支持バー 223 クランプ 224 スリーブ 225 螺刻ファスナー 230、330、430 熱センサ 316b 回転案内部材 400 フラップ 402 要素 404 加熱室 407、409 ローラー 410、412 端 414 中心部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱面を有する可動部材と;該部材の加熱
    面に対して付勢された複数の接触フラップとからなり、
    該複数の接触フラップは相互に隣接して配置され、加熱
    面と複数の接触フラップはその間に画像要素を受けるよ
    うに配置され、加熱面は画像要素が画像要素の画像を現
    像するために十分なドエル時間に対して少なくとも閾値
    温度に加熱されるように画像要素の搬送速度で搬送方向
    に移動可能な、搬送速度で動く熱現像可能な画像要素の
    画像を熱的に現像するための熱処理器。
  2. 【請求項2】データを放射に変換し、熱現像可能な放射
    感応要素の画像を形成するために該要素を受け、画像に
    基づいて放射で該要素を露光する画像化装置と;熱処理
    機とからなり、該熱処理機は画像化装置により露光され
    た後に該要素を受けるよう配置され、該要素をその画像
    を熱的に現像するために少なくとも閾値現像温度に加熱
    する可動加熱部材と;加熱部材を加熱するために加熱部
    材と熱的に接続されたヒーターと;加熱部材に対して付
    勢された複数の接触フラップとからなり、該複数の接触
    フラップは相互に隣接して配置され、加熱面と複数の接
    触フラップはその間に画像要素を受けるように配置さ
    れ、加熱面は画像要素が画像要素の画像を現像するため
    に十分なドエル時間に対して少なくとも閾値温度に加熱
    されるように画像要素の搬送速度で搬送方向に移動可能
    な、熱現像可能な放射感応要素が搬送速度で搬送され、
    データを該要素上のデータに対応する画像に変換するた
    めに該要素を用いるように適合された装置。
  3. 【請求項3】熱的に現像可能な要素が搬送される加熱室
    を有する封入器と;加熱室を通して該要素を搬送する搬
    送手段と;画像要素の熱現像をなすための加熱室内の加
    熱手段と;該要素が加熱手段により該要素の長さに沿っ
    て均一に加熱されるように加熱室内に要素を配置するた
    めの案内フラップとからなる、ある長さを有する熱現像
    可能な要素の画像を熱現像するための熱処理機。
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