JP3364439B2 - 熱現像装置 - Google Patents

熱現像装置

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JP3364439B2
JP3364439B2 JP32814698A JP32814698A JP3364439B2 JP 3364439 B2 JP3364439 B2 JP 3364439B2 JP 32814698 A JP32814698 A JP 32814698A JP 32814698 A JP32814698 A JP 32814698A JP 3364439 B2 JP3364439 B2 JP 3364439B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性熱現像記録
材料を用いた画像形成において、露光済の感光性熱現像
記録材料を熱現像して発色させる熱現像装置の技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、超音波診断、CT診断、MR
I診断、X線診断等の診断画像は、銀塩写真感光材料に
撮影され、現像されてハードコピーとされている。しか
しながら、銀塩写真感光材料は、高画質な画像を得られ
る反面、発色現像、定着漂白、水洗等の湿式の現像処理
を必要とするため、現像処理に時間と手間がかかり、ま
た、現像機(プロセッサ)の保守にも手間がかかるとい
う問題点もあり、湿式の現像処理を必要としない画像形
成方法によるハードコピーの出力が望まれている。
【0003】湿式の処理が不要な画像形成方法として、
感熱画像記録が知られている。周知のように、感熱画像
記録は、発熱素子が一方向(主走査方向)に配列された
グレーズを有するサーマルヘッドを用い、グレーズを感
熱記録材料に押圧した状態で、両者を前記主走査方向と
直交する方向に相対的に移動しつつ、記録画像に応じて
各発熱素子を発熱することにより、感熱記録材料に画像
記録を行う。このような感熱記録画像の画質は、近年大
幅に向上しており、最近は、従来より利用されている超
音波診断画像の記録に加え、CT診断、MRI診断、X
線診断等の大型かつ高画質な画像が要求される用途への
利用も検討されている。しかしながら、記録密度や階調
再現性等の点では、やはり、銀塩写真感光材料を光ビー
ム等で露光して形成した画像が有利である。
【0004】このような問題点を解決した画像形成方法
として、感光性熱現像記録材料を用いた画像記録が注目
されている。感光性熱現像記録材料とは、露光および加
熱により発色、もしくは、露光によって発色を停止(発
色しないようにして)して加熱により非露光部が発色す
る記録材料であって、光ビーム等によって感光性熱現像
記録材料を像様に露光して潜像を形成し、露光済の記録
材料を加熱することにより、露光部もしくは非露光部を
発色させ、画像が記録されたハードコピーを得ることが
できる。このような感光性熱現像記録材料を用いた画像
記録によれば、光ビーム走査露光等を利用した高精細な
高画質画像を、湿式の現像処理を行うことなく形成する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
感光性熱現像記録材料(以下、記録材料とする)を用い
た画像形成における熱現像を行う熱現像装置として、ハ
ロゲンランプ等のヒータを内蔵する加熱ドラムと、この
加熱ドラムに2/3周程度巻き掛かる無端ベルトとを用
いた装置が知られている。この熱現像装置は、露光によ
って潜像を形成された記録材料を、加熱ドラムと無端ベ
ルトとの間に挿入して、加熱ドラムを所定速度で回転す
ることにより、加熱ドラムに記録材料を密着した状態で
加熱ドラムと無端ベルトとで記録材料を挟持搬送するこ
とにより、所定温度で所定時間の加熱を行って熱現像を
行う。
【0006】このような加熱ドラムでは、記録材料と加
熱ドラムとの密着性が高いほど、良好な熱効率で熱現像
を行うことができる。また、記録材料の発色濃度は、熱
現像で与えられた熱量に依存するので、高画質な画像を
形成するためには、所定の熱量を記録材料の全面に均一
に与える必要がある。そのため、加熱ドラムの表面は、
金属や金属表面にテフロン等の樹脂をコーティングし
た、平坦面とされる。
【0007】ところが、熱現像の際に記録材料と加熱ド
ラムとの間にホコリや異物が入ってしまうと、微視的
に、記録材料がホコリ等によって浮いた状態になってし
まい、この領域での伝熱効率が低下してしまう。そのた
め、記録材料と加熱ドラムとの間にホコリ等が介在する
と、熱現像によって記録材料に与えられる熱量が部分的
に変動してしまい、熱現像のムラに起因する濃度ムラが
発生してしまう。
【0008】同様に、加熱ドラムの表面に傷が付くと、
傷の部分のみならず、その周辺での記録材料の加熱効率
が低減してしまい、やはり、熱現像で記録材料に与えら
れる熱量が部分的に変動して、熱現像ムラによる濃度ム
ラが発生してしまう。
【0009】また、(感光性熱現像)記録材料は、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)フィルム等の基材
(ベース)に、発色剤や増感剤等をバインダに分散・溶
解してなる画像形成層、この画像形成層を保護する保護
層、基材の画像形成層と逆面に形成されるバック層等、
各種の層が形成されてなるものである。記録材料の中に
は、熱現像の際に、これらの各層に含有される成分の蒸
発や分解やその両者が起こり、ガスが発生するものもあ
る。このガスは、記録材料(画像形成層)の発色に悪影
響を及ぼす場合が多々有り、特に、熱現像中に、記録材
料と加熱ドラム等との間にガスが封じ込められてしまう
と、発色濃度が異常に変化してしまうことが多い。
【0010】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、露光によって潜像を記録された感
光性熱現像記録材料を、加熱ドラム等の加熱媒体を用い
て熱現像して発色させる熱現像装置であって、加熱媒体
の表面にホコリや異物が付着したり、加熱媒体の表面に
傷がある場合であっても、熱現像ムラを生じることなく
感光性熱現像記録材料の全面を均一に加熱して現像する
ことができ、また、熱現像中にガスが発生しても、この
ガスが画像に悪影響を及ぼすことを防止することがで
き、濃度ムラがなく、かつ適正濃度に発色した、高画質
な画像を安定して形成することができる熱現像装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、像様露光された感光性熱現像記録材料を
加熱して、発色せしめる熱現像装置であって、前記感光
性熱現像記録材料を加熱する、表面に微粒子を固定して
形成した微細な凹凸を有する加熱媒体と、前記加熱媒体
と共に前記感光性熱現像記録材料を挟持搬送することに
より、前記加熱媒体表面の少なくとも一部に前記感光性
熱現像記録材料を面で接触させつつ、前記感光性熱現像
記録材料を搬送する、無端ベルトもしくはローラとを有
することを特徴とする熱現像装置を提供する。
【0012】また、前記加熱媒体の凹凸の高さが1μm
〜100μmであるのが好ましい。さらに、本発明にお
いては、前記加熱媒体がプレートヒータであり、また、
前記感光性熱現像記録材料を複数の押さえローラにより
搬送するように構成したものであることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の熱現像装置につい
て、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明
する。
【0014】図1に本発明の熱現像装置を利用する画像
形成装置の一例の概略図を示す。図1に示される画像形
成装置10(以下、形成装置10とする)は、CTやM
RI等の医療用測定機によって測定された画像を可視像
として再生したプリントを作成する、いわゆる医療用イ
メージャーとして好適に用いられる装置であって、PE
Tフィルム等の支持体上に感光熱現像性の画像形成層を
形成してなる感光性熱現像記録材料A(以下、記録材料
Aとする)を用い、MRI等の画像データ供給源Rから
供給された画像データに応じて変調した光ビームLで、
この記録材料Aを像様に露光して潜像を記録した後、露
光済の記録材料Aを加熱現像して発色させ、画像が形成
されたハードコピーとして出力するものである。
【0015】このような形成装置10の熱現像部に利用
される本発明の熱現像装置で熱現像可能な記録材料Aと
しては、露光による潜像の記録が可能な、熱現像(熱発
色)タイプの記録材料が各種利用可能である。一例とし
て、バインダーの50%以上がラテックスで構成され、
かつ有機銀塩および有機銀塩の還元剤を含有する画像形
成層を有する感光性熱現像記録材料;電子供与性の無色
染料を内包する熱応答性マイクロカプセル、同一分子内
に電子受容部と重合性ビニルモノマー部とを有する化合
物、および光重合開始剤を含む画像形成層を有する感光
性熱現像記録材料; 電子供与性の無色染料を内包する
熱応答性マイクロカプセル、電子受容性化合物、重合性
ビニルモノマー、および光重合開始剤を含む画像形成層
を有する感光性熱現像記録材料; 等が例示される。ま
た、これ以外にも、特開平3−87827号や同4−2
11252号等の各公報に開示される感光性熱現像記録
材料も好適に利用可能である。
【0016】このような記録材料Aを用いて、画像デー
タ供給源Rから供給された画像データに応じた可視像が
形成されたプリント(ハードコピー)を作成する形成装
置10は、基本的に、記録材料Aの搬送方向順に、記録
材料供給部12と、幅寄せ部14と、画像露光部16
と、本発明の熱現像装置を利用する熱現像部18と、排
出トレイ80とを有して構成される。なお、図1におい
ては、図面を簡略化して構成を明瞭にするために省略し
ているが、形成装置10には、図示した部材以外にも、
記録材料Aを搬送するための搬送ローラやガイド、各種
のセンサ等が必要に応じて配置されている。
【0017】記録材料Aは、通常、100枚等の所定単
位の積層体(束)とされて袋体や帯等で包装されてお
り、通常、この所定単位の積層体のまま(図示例におい
ては画像記録面を下にして)専用のマガジン20に収納
されて形成装置10に供給され、1枚ずつ画像形成に供
される。記録材料供給部12(以下、供給部12とす
る)は、このマガジン20から記録材料Aを一枚取り出
して、記録材料Aの搬送方向の下流(以下、下流とす
る)に位置する幅寄せ部14に供給する部位で、装填部
22および24と、各装填部に配置される吸盤26およ
び28を用いた枚葉手段ならびに供給ローラ対30およ
び32と、搬送ローラ対34および36と、搬送ガイド
38,40および42とを有して構成される。
【0018】装填部22および24は、記録材料Aを収
納したマガジン20を所定位置に装填する部位である。
図示例の形成装置10は、2つの装填部22および24
を有しており、両装填部には、通常、サイズの異なる
(例えば、CTやMRI用の半切サイズと、FCR(富
士コンピューテッドラジオグラフィー)用のB4サイズ
等)記録材料Aを収納するマガジン20が装填される。
【0019】各装填部に配置される枚葉手段は、吸盤2
6および28によって記録材料Aを吸着保持して、リン
ク機構等の公知の移動手段で吸盤26および28を移動
することによって記録材料Aを搬送し、それぞれの装填
部に配置される供給ローラ対30および32に供給す
る。供給ローラ対30に供給された記録材料Aは、搬送
ガイド38,40ならびに42に案内されつつ搬送ロー
ラ対34ならびに36によって、他方、供給ローラ対3
2に供給され記録材料Aは、搬送ガイド40ならびに4
2に案内されつつ搬送ローラ対36によって、それぞれ
下流の幅寄せ部14に搬送される。
【0020】幅寄せ部14は、記録材料Aを、搬送方向
と直交する方向(以下、幅方向とする)に位置合わせす
ることにより、下流の記録部16における主走査方向の
記録材料Aの位置合わせ、いわゆるサイドレジストを取
って、搬送ローラ対44によって記録材料Aを下流の画
像露光部16に搬送する部位である。幅寄せ部14にお
けるサイドレジストの方法には特に限定はなく、例え
ば、記録材料Aの幅方向の1端面と当接して位置決めを
行うレジスト板と、記録材料Aを幅方向に押動して端面
をレジスト板に当接させる押動手段とを用いる方法、前
記レジスト板と、記録材料Aの搬送方向を幅方向で規制
して同様にレジスト板に当接させる、記録材料Aの幅方
向のサイズに応じて移動可能なガイド板等とを用いる方
法等、公知の方法が各種例示される。なお、サイドレジ
スト(すなわち露光)は、記録材料Aの幅方向の中心を
基準とするいわゆるセンター基準でも、記録材料Aの幅
方向の端部を基準とするいわゆる端面基準であってもよ
い。
【0021】画像露光部16(以下、露光部16とす
る)は、光ビーム走査露光によって記録材料Aを像様に
露光する部位で、露光ユニット46と副走査搬送手段4
8とを有して構成される。
【0022】図2に、露光部16の概念図を示す。露光
ユニット46は、記録画像に応じて変調した光ビームL
を主走査方向(図1および図2で紙面に垂直方向)に偏
向して、所定の記録位置Xに入射する、公知の光ビーム
走査装置であって、光源50と、光源50を駆動する露
光制御装置52と、データ処理部53と、光偏向器であ
るポリゴンミラー54と、fθレンズ56と、立ち下げ
ミラー58とを有して構成される。なお、露光ユニット
46には、これ以外にも、光源から射出された光ビーム
Lを整形するコリメータレンズやビームエキスパンダ、
面倒れ補正光学系、光路変更用ミラー等、光ビーム走査
装置に利用される各種の部材が必要に応じて配置されて
いる。
【0023】光源50は、記録材料Aの分光感度特性に
応じた狭帯波長域の光ビームLを射出する光源である。
MRIやCT等の画像データ供給源Rからの画像データ
は、データ処理部53に送られる。データ処理部53
は、供給された画像データにキャリブレーションに応じ
た補正等の必要な処理を施して、露光制御装置52に供
給する。データ処理部53で処理された画像データは、
露光制御装置52に送られる。露光制御装置52は、供
給された画像データすなわち記録画像に応じて光源50
を駆動して、画像データに応じて変調された光ビームL
を射出させる。
【0024】形成装置10においては、光ビームLの変
調は公知の方法で行われ、例えば、パルス(幅もしくは
数)変調や強度変調で行われる。また、図示例において
は、露光制御装置52によって光源50の駆動を制御し
て変調を行う、直接変調によって光ビームLを記録画像
に応じて変調しているが、これ以外にも、AOM(音響
光学変調器)、EOM(電気光学変調器)、液晶シャッ
タアレイのような空間変調素子等を用いた外部変調でも
よい。
【0025】このように変調されて光源50から射出さ
れた光ビームLは、ポリゴンミラー54によって主走査
方向に偏向され、fθレンズ56によって記録位置Xで
結像するように調光され、立ち下げミラー58によって
光路を変更されて記録位置Xに入射する。なお、図示例
の形成装置10はモノクロの画像記録を行う装置で、露
光ユニット46は光源50を1つのみ有するが、本発明
をカラー画像の記録に利用する際には、例えば、カラー
感光材料のR(赤)、G(緑)、およびB(青)の分光
感度特性に応じた波長の光ビームを射出する3種の光源
を有する露光ユニットが用いられる。
【0026】一方、副走査搬送手段48は、記録位置X
(走査線)を挟んで配置される一対の搬送ローラ対60
および62を有するものであり、搬送ローラ対60およ
び62によって、記録材料Aを記録位置Xに保持しつ
つ、前記主走査方向と直交する副走査方向(図2中矢印
a方向)に搬送する。ここで、前述のように、記録画像
に応じて変調された光ビームLは、主走査方向に偏向さ
れているので、記録材料Aは光ビームによって2次元的
に走査露光され、潜像が記録される。
【0027】露光部16において潜像を記録された記録
材料Aは、次いで、搬送ローラ対64および66等によ
って上方に搬送されて、熱現像部18に搬送される。熱
現像部18は、本発明の熱現像装置を利用するものであ
って、加熱手段として加熱ドラムを用いて記録材料Aを
加熱することにより、熱現像を行って潜像を可視像とす
る部位で、加熱ドラム68、無端ベルト70、剥離爪7
2、無端ベルト70を支持する支持ローラ74a〜74
d、および導入ローラ対76を有して構成される。
【0028】加熱ドラム68は、ハロゲンランプ等の加
熱用光源やヒータ等の加熱源を内蔵するドラムで、その
表面が、公知の手段で記録材料Aの熱現像温度に応じた
温度に加熱・保持されており、また、軸68aを中心に
回転する。無端ベルト70は、支持ローラ74a,74
b,74cおよび74dの4つのローラに支持・張架さ
れて、加熱ドラム68に巻き掛けられるようにして押圧
されており、加熱ドラム68によって回転し、加熱ドラ
ム68と共に記録材料Aを挟持搬送する。剥離爪72
は、記録材料Aを加熱ドラム68から剥離するものであ
り、加熱ドラム68による記録材料Aの搬送に対応し
て、加熱ドラム68に軽く当接、離脱するように構成さ
れる。
【0029】搬送ローラ対66によって熱現像部18に
搬入された記録材料Aは、導入ローラ対76によって挟
持搬送されて、加熱ドラム68と無端ベルト70との間
に搬入され、加熱ドラム68の回転によって、加熱ドラ
ム68と無端ベルト70とに挟持されて加熱ドラム68
に密着した状態で搬送され、加熱ドラム68の熱によっ
て熱現像されて、露光によって記録された潜像が可視像
となる。記録材料Aの先端が剥離爪72の近傍に搬送さ
れると、剥離爪72が軽く加熱ドラム68に当接して、
加熱ドラム68と記録材料Aとの間に侵入し、記録材料
Aを加熱ドラム68から剥離する。
【0030】ここで、本発明の熱現像装置においては、
加熱ドラム68(加熱媒体)の表面は平面(フラット)
ではなく、微細な凹凸を有するものである。
【0031】前述のように、平坦な表面を有する加熱ド
ラムでは、表面にホコリや異物が付着すると、微視的に
記録材料Aが加熱媒体表面から浮き上がった状態となる
ために熱現像ムラが生じ、また、加熱媒体表面に傷が付
いた場合にもその周辺に熱現像ムラが生じるため、形成
された画像に濃度ムラが生じてしまう。また、記録材料
Aには、熱現像によってガスを発生するものがあり、こ
のガスが記録材料Aの発色に悪影響を及ぼす場合が多々
ある。特に、熱現像中に加熱ドラムと記録材料Aとの間
にガスが封じ込められてしまうと、発色濃度が異常に変
化してしまうことが多い。
【0032】これに対し、本発明の熱現像装置によれ
ば、加熱ドラム68の表面に凹凸を有するので、加熱ド
ラム68の表面にホコリ等が付着しても、この凹凸に埋
没された状態となるので、前述の記録材料Aの浮きが生
じることがなく、また、加熱ドラム68の表面に傷が付
いても、加熱ドラム68と記録材料Aとの接触状態が変
わることはない。また、この凹凸を有することにより、
ガスが発生した場合でも、凹凸によってガスを迅速に外
部に逃がすことができ、ガスが記録材料Aの発色に悪影
響を与えることを、好適に防止することができる。特
に、図示例のように、画像記録面(画像形成層側の面)
と加熱ドラム68とが接触して熱現像を行う装置では、
この効果は非常に大きい。
【0033】従って、本発明の熱現像装置によれば、常
に安定して、記録材料Aの全面を一様かつ均一に加熱し
て熱現像を行うことができ、かつ、熱現像中のガスの悪
影響も排除することができ、(感光性熱現像)記録材料
Aを用いた画像形成において、適正な濃度に発色した、
濃度ムラのない高画質な画像を、安定して形成すること
ができる。
【0034】本発明の熱現像装置において、加熱ドラム
68の表面の凹凸の高さ(大きさ、深さ)には特に限定
はないが、凹凸が余り小さいと、熱現像中に発生したガ
スの排除やホコリや異物の埋没を良好に行うことができ
ず、逆に、大きすぎると熱現像効率の大幅な低下および
熱現像ムラの原因となる。
【0035】ここで、ガスの排除を好適に行うために
は、凹凸は、1μm以上の高さを有するのが好ましい。
他方、加熱ドラム68の表面に付着するホコリや異物の
サイズは、一般的に数μm〜十数μmである。以上の点
や、加熱効率等を加味すると、ガスの排除が主たる目的
の場合には、凹凸の高さは1μm(表面粗さRa1μ
m)以上とし、異物等の埋没が主たる目的(あるいはガ
ス排除と両者)の場合には、凹凸の高さは10μm(表
面粗さRa10μm)以上とするのが好ましい。また、
いずれの場合であっても、熱現像効率を考えると、凹凸
の高さは、100μm(表面粗さRa100μm)以下
とするのが好ましい。この範囲とすれば、熱現像中に発
生したガスの排除を好適に行い、また、ホコリ等に起因
する記録材料Aの浮きを好適に防止して、かつ熱現像ム
ラ等のない、効率のよい好適な熱現像を安定的に行うこ
とができる。
【0036】なお、本発明の熱現像装置では、微視的に
は、記録材料Aは、加熱ドラム68と接触しない部分が
あるため、表面がフラットな加熱ドラム(加熱媒体)を
利用した場合に比して、記録材料Aへの伝熱効率として
は若干低下する。しかしながら、凹凸は微細で、かつ記
録材料Aが密着する領域には全面的に形成されるもので
あるので、加熱ドラム68の温度を記録材料Aの発色に
応じた適正な温度に設定しておけば、記録材料Aの全面
をムラなく均一に加熱して、良好な熱現像を行うことが
可能である。
【0037】
【0038】加熱ドラム68の表面に凹凸を形成する方
法としては、微粒子を分散してなるハードコート剤を用
いる方法が好ましい。このハードコート剤は、硬化性の
液体樹脂に微粒子を分散してなるもので、これを加熱ド
ラム68の表面に塗布して、乾燥(樹脂を硬化)するこ
とにより、図3に示されるように、加熱ドラム68表面
に微粒子による微細な凹凸を形成することができる。樹
脂および微粒子としては、十分な耐熱性を有するもので
あれば各種のものが利用可能である。樹脂としては、例
えば、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂等が、微粒子とし
ては、ステンレス等の金属、シリカ、ジルコニア、マグ
ネシア、アルミナ等が、それぞれ例示され、液体樹脂に
微粒子を適当量、添加、分散してハードコート剤を調製
すればよい。また、このようなハードコート剤は、市販
品を利用してもよい。例えば、CERAMA COAT CP2010,CE
RAMA COAT CP2020,CERAMA COAT CP2030,CERAMA COAT
667,CERAMA COAT 592 ,CERAMA COAT 512 ,CERAMA CO
AT 538 (以上、アレムコプロダクツ社製)等が好適に
例示される。
【0039】
【0040】本発明の熱現像装置においては、加熱ドラ
ム68に当接する面にマット層(マット処理)が形成さ
れた記録材料Aを利用するのが好ましい。このような記
録材料Aを用いることにより、より熱効率の良好な熱現
像を行うことができる。さらに、表面の保護層に、加熱
で略液化する潤滑剤を含む画像記録材料が知られている
が、このような保護層(あるいはバックコート層)を有
する記録材料Aも好ましく利用される。このような保護
層を有する記録材料Aによれば、この潤滑剤によって加
熱ドラム68表面の凹凸が埋められたような状態とな
り、より熱効率のよい熱現像を行うことができる。
【0041】本発明の熱現像装置において、加熱ドラム
68の加熱源には特に限定はなく、前述のようなハロゲ
ンランプ等の加熱光源、各種のヒータ等、公知の加熱手
段が各種利用可能である。また、加熱ドラム68の温度
や熱現像時間には限定はなく、利用する記録材料Aに応
じて適宜決定すればよい。また、記録材料Aの種類に応
じて搬送速度を変更して、あるいは記録材料Aが完全に
収納された後に搬送を停止して、熱現像時間を調整して
もよい。
【0042】前述のように、加熱ドラム68による熱現
像を終了して、剥離爪72によって加熱ドラム68から
剥離された記録材料Aは、装置外に搬送されて、画像が
再生されたハードコピーとしてトレイ80に排出され
る。
【0043】図4に、本発明の熱現像装置に利用される
加熱手段の別の例を示す。この加熱手段82は、形成装
置10の熱現像部18において、加熱ドラム68の代わ
りに用いられる。加熱手段82は、円筒状の固定加熱媒
体84と、この固定加熱媒体84を内側から加熱するラ
バーヒータ等の加熱源86と、固定加熱媒体84を緩く
被嵌して摺動回転する伝熱部材(移動加熱媒体)88と
を有して構成される。伝熱部材88は、内面が固定加熱
媒体84の側面に摺接して、固定加熱媒体84を芯とし
て回転可能な円筒状の部材あるいはエンドレスベルト
で、アルミニウム等の十分な熱伝導度を有する材料で構
成され、その表面には、前述の加熱ドラム68の外周面
と同様の凹凸が形成されている。なお、凹凸の形成は、
前述の加熱ドラム68と同様の方法によればよい。ま
た、固定加熱媒体84の表面(伝熱部材88の内面)に
は、伝熱グリスが塗布されており、両者の摺動を容易か
つ円滑にしている。
【0044】図示例の加熱手段82においては、固定加
熱媒体84は固定されており、伝熱部材88が固定加熱
媒体84を芯として回転し、無端ベルト70と共に記録
材料Aを挟持搬送することによって、固定加熱媒体84
によって加熱された伝熱部材88により記録材料Aを熱
現像する。なお、伝熱部材88の回転方法には特に限定
はなく、アイドラドライブ、ベルトドライブ等の公知の
方法が利用可能である。
【0045】図5に、本発明の熱現像装置を利用する
(画像)形成装置の別の例の概略図を示す。図示例の形
成装置100も、前述の形成装置10と同様の医療用イ
メージャーで、基本的に、記録材料Aの搬送方向順に、
(記録材料)供給部12と、幅寄せ部14と、画像露光
部16と、本発明の熱現像装置を利用する熱現像部10
2と、排出トレイ80とを有して構成される。ここで、
形成装置100は、熱現像部102が異なる以外は、基
本的に、前記形成装置10と同様の構成を有するもので
あるので、同じ部材には同じ符号を付し、以下の説明
は、異なる部位を主に行う。
【0046】形成装置100においても、前述の形成装
置10と同様、供給部12から供給され、幅寄せ部14
でサイドレジストを取られた記録材料Aは、画像露光部
16で光ビームLによって二次元的に露光されて潜像を
記録され、搬送ローラ対64および66によって熱現像
部102に搬送される。
【0047】図示例において、熱現像部102は、搬送
ローラ対104および106と、記録材料Aの一面(図
示例においては、画像記録面)と面的に接触して記録材
料Aを加熱して熱現像する、平板状のプレートヒータ1
08と、プレートヒータ108の上下流に配置される移
送ローラ対110および112と、記録材料Aをプレー
トヒータ108に押し付ける複数の押さえローラ114
と、熱現像効率を向上するための保温カバー116と、
排出ローラ対118および120と、搬送ガイド122
とを有して構成される。図示例においては、このプレー
トヒータ108の記録材料Aとの接触面に、前記加熱ド
ラム68等の表面と同様の凹凸が形成される。
【0048】熱現像部102に搬送された記録材料A
は、搬送ローラ対104および106によって上方に搬
送され、次いで、搬送方向を水平とされた後、移送ロー
ラ対110に搬送される。記録材料Aは、移送ローラ対
110によって、プレートヒータ108と押さえローラ
114との間隙で形成される搬送路124に搬入され、
押さえローラ114によってプレートヒータ108に押
さえ付けられつつ、プレートヒータ108と画像記録面
が摺接した状態で移送ローラ対110で搬送され、さら
に移送ローラ対112で搬送されて、プレートヒータ1
08の熱によって熱現像される。熱現像された記録材料
Aは、排出ローラ対118および120によって下方に
搬送され、搬送ガイド122に案内されてトレイ80に
排出される。
【0049】ここで、本発明にかかる熱現像部102に
おいては、加熱媒体であるプレートヒータ108の表面
に凹凸が形成されているので、ホコリ等の異物が埋没
し、さらに熱現像によって発生したガスが放出され、ホ
コリ等の異物による浮きに起因する熱現像ムラや、ガス
による発色への悪影響が無く、濃度ムラのない、適正の
濃度に発色した高画質な画像を得ることができる。
【0050】プレートヒータ108には特に限定はな
く、ニクロム線等の発熱体を用いたものや、ハロゲンラ
ンプ等の光源を用いたもの、熱風による加熱を行うもの
等、公知の加熱手段を用いたものでよい。なお、両端部
は熱放出が大きいので、温度を高めに設定するのが好ま
しい。また、プレートヒータ108に厚み勾配を付け上
流側の熱容量を大きくする、プレートヒータ108に上
流側から下流側に向けて温度が低下するように温度勾配
を付ける等々の方法によって、上流側を高温にするのが
より好ましい。こうすることにより、記録材料Aの加熱
分布を均一にでき、より好ましい。さらに、プレートヒ
ータ108の記録材料Aとの摺接面は、フッ素樹脂コー
ティング等の潤滑処理をするのが好ましい。あるいは、
潤滑性シートをプレートヒータ108の表面に配置して
もよい。なお。潤滑性シートを用いる場合には、その表
面に凹凸を形成する。
【0051】押さえローラ114としては、金属ロー
ラ、樹脂ローラ、ゴムローラ等が利用可能であり、プレ
ートヒータ108の全域に渡って、複数配置されるのが
好ましい。また、ベルト駆動やギヤ駆動等を用いた公知
の手段で、押さえローラ114の1つ以上を、記録材料
Aを搬送する搬送ローラとしてもよい。また、記録材料
Aを円滑に熱現像し、かつ、座屈等を防止するために、
最上流および最下流の押さえローラ114は、プレート
ヒータ108の端部近傍(好ましくは、回転軸が端部か
ら5mm以内)に配置するのが好ましい。さらに、押さ
えローラ114の間隙を不均一とすることにより、押さ
えローラ114とプレートヒータ108で記録材料Aが
挟持される際の搬送ムラに起因するスジ状の現像ムラを
防止できる。なお、押さえローラ114による記録材料
Aの押圧力は、0.1kg/m2 〜20kg/m2 程度
が好ましい。
【0052】図6に、本発明の熱現像装置を利用する
(画像)形成装置の別の例の概略図を示す。なお、図6
に示される形成装置130は、プレートヒータ134の
形状が異なる以外は、基本的に、前記図5に示される形
成装置100と同様の構成を有するので、同じ部材には
同じ符号を付し、説明は、異なる部位を主に行う。
【0053】前述の例と同様、形成装置130において
も、供給部12から供給され、幅寄せ部14でサイドレ
ジストを取られた記録材料Aは、画像露光部16で光ビ
ームLによって二次元的に露光されて潜像を記録され、
搬送ローラ対64および66によって熱現像部132に
搬送される。
【0054】熱現像部132に搬送された記録材料A
は、搬送ローラ対104によって上方に搬送され、搬送
ガイド136によって搬送路を横方向とされ、さらに、
搬送ローラ対138および140によって搬送され、搬
送ガイド142によって搬送路を折り返されるようにし
て、移送ローラ対110に搬送される。
【0055】図示例においては、プレートヒータ134
は、円弧状の湾曲形状を有し、内面側に押さえローラ対
114が配置される。また、プレートヒータ134の記
録材料Aとの接触面(内側面)には、前述のプレートヒ
ータ108と同様、表面に凹凸が形成されている。記録
材料Aは、移送ローラ対110によって、プレートヒー
タ134と押さえローラ114との間隙で形成される搬
送路に搬入され、同様に、押さえローラ114によって
プレートヒータ134に押さえ付けられつつ、プレート
ヒータ134と裏面とが摺接した状態で移送ローラ対1
10によって搬送され、さらに移送ローラ対112によ
って搬送されて、プレートヒータ134の熱によって熱
現像される。
【0056】前述の例と同様、図示例の形成装置130
においても、プレートヒータ134には凹凸が形成され
ているので、異物による浮きに起因する熱現像ムラや、
ガスによる発色への悪影響が無く、濃度ムラのない、適
正の濃度に発色した高画質な画像を得ることができる。
なお、図示例においては、プレートヒータ134が接触
するのは、画像形成面と逆面であるので、バック層等か
ら放出されるガスによる悪影響を好適に排除できる。ま
た、図示例の形成装置130では、プレートヒータ13
4が湾曲形状を有し、その内面側が搬送路となるので、
記録材料Aは、その先端がプレートヒータ134に押し
付けられるように搬送され、その結果、記録材料Aの座
屈を好適に防止することができる。
【0057】なお、湾曲するプレートヒータ134の曲
率には特に限定はなく、記録材料Aのサイズや熱現像時
間等に応じて適宜設定すればよいが、あまり半径が小さ
いと、十分な熱現像ができない場合があるので、半径を
0.05m以上とするのが好ましい。また、プレートヒ
ータ134は、完全な円弧状でなくてもよく、必要に応
じて、若干変形した形であってもよい。
【0058】熱現像された記録材料Aは、ガイド144
によって案内されつつ、搬送ローラ対146によって下
方に搬送され、さらに、排出ローラ対118および12
0によって搬送され、ガイド122に案内されてトレイ
80に排出される。
【0059】以上、本発明の熱現像装置について詳細に
説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および
変更を行ってもよいのはもちろんである。なお、図示例
の熱現像装置は、無端ベルトと加熱ドラムや伝熱部材と
を用いて、もしくは2組の搬送ローラ対を用いて、記録
材料Aを挟持搬送するものであるが、本発明はこれに限
定されず、記録材料Aを挟持搬送できれば、これら以外
にも、種々の従来公知の記録材料搬送手段を用いること
ができ、例えば、無端ベルトと加熱ドラムや伝熱部材と
を用いる代わりに、加熱ドラムや伝熱部材の側面に少な
くとも2つのニップローラを互いの軸線を平行に当接さ
せて配列し、これらのニップローラと加熱ドラムや伝熱
部材等とを用いてもよいし、2組の搬送ローラ対を用い
る代わりに、無端ベルトと少なくとも2つのニップロー
ラ(押さえローラと兼用してもよい)を用いてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、加熱媒体、例えば加熱ドラムまたはプレートヒ
ータの表面に微粒子を固定して微細な凹凸を形成したの
で、加熱媒体を用いて感光性熱現像記録材料を熱現像し
て発色させる熱現像装置において、加熱媒体の表面にホ
コリや異物が付着したり、加熱媒体表面に傷がある場合
であっても、熱現像ムラを生じることなく感光性熱現像
記録材料の全面を均一に加熱して現像することができ、
また、熱現像によってガスが発生しても、好適に放出す
ることができるので、ガスが発色に悪影響を与えること
がない。従って、本発明によれば、適正濃度に発色し
た、濃度ムラのない高画質の画像を、安定して形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の熱現像装置の一例を利用する画像形
成装置の概略図である。
【図2】 図1に示される画像形成装置の画像露光部の
概略図である。
【図3】 本発明の熱現像装置の一例の加熱媒体表面の
状態を模式的に示す図である。
【図4】 本発明の熱現像装置に利用される加熱手段の
別の例を示す概念図である。
【図5】 本発明の熱現像装置の別の例を利用する画像
形成装置の概略図である。
【図6】 本発明の熱現像装置の別の例を利用する画像
形成装置の概略図である。
【符号の説明】
10,100,130 (画像)形成装置 12 (記録材料)供給部 14 幅寄せ部 16 (画像)露光部 18,102,132 熱現像部 20 マガジン 22,24 装填部 26,28 吸盤 30,32 供給ローラ対 34,36,44,60,62,64,66,104,
106,138,140 搬送ローラ対 38,40,42,122,136,142 搬送ガイ
ド 46 露光ユニット 48 走査搬送手段 50 光源 52 露光制御装置 53 データ処理部 54 ポリゴンミラー 56 fθレンズ 58 立ち下げミラー 68 加熱ドラム 70 無端ベルト 72 剥離爪 74a,74b,74c,74d 支持ローラ 76 導入ローラ対 80 トレイ 82 加熱手段 84 固定加熱媒体 86 加熱源 88 伝熱部材 108,134 プレートヒータ 110,112 移送ローラ対 114 押さえローラ 116 保温カバー 118,120 排出ローラ A 記録材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−104648(JP,A) 特開 昭63−85742(JP,A) 特開 平8−240897(JP,A) 特開 平9−244203(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03D 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像様露光された感光性熱現像記録材料を加
    熱して、発色せしめる熱現像装置であって、 前記感光性熱現像記録材料を加熱する、表面に微粒子を
    固定して形成した微細な凹凸を有する加熱媒体と、前記
    加熱媒体と共に前記感光性熱現像記録材料を挟持搬送す
    ることにより、前記加熱媒体表面の少なくとも一部に前
    記感光性熱現像記録材料を面で接触させつつ、前記感光
    性熱現像記録材料を搬送する、無端ベルトもしくはロー
    ラとを有することを特徴とする熱現像装置。
  2. 【請求項2】前記加熱媒体がプレートヒータであり、ま
    た、前記感光性熱現像記録材料を複数の押さえローラに
    より搬送するように構成したことを特徴とする請求項1
    に記載の熱現像装置。
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