JPH1138805A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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- JPH1138805A JPH1138805A JP19854797A JP19854797A JPH1138805A JP H1138805 A JPH1138805 A JP H1138805A JP 19854797 A JP19854797 A JP 19854797A JP 19854797 A JP19854797 A JP 19854797A JP H1138805 A JPH1138805 A JP H1138805A
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- heating roller
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 定着率のよい定着装置を提供する。
【解決手段】 圧接体27を、それぞれが所定距離離れ
た位置に設けられた複数の芯金13、14と、上記芯金
13、14に掛け渡したベルト12とから構成する。
た位置に設けられた複数の芯金13、14と、上記芯金
13、14に掛け渡したベルト12とから構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、媒体上のトナ−を
溶融圧着して媒体に定着させる定着装置に関する。
溶融圧着して媒体に定着させる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プリンタにおいては印刷
ユニットが設けられており、ここでトナ−画像が形成さ
れると共に、媒体カセットから搬送されてきた媒体へト
ナ−画像の転写が行われる。その後媒体は搬送路を搬送
され、定着装置でトナ−画像の媒体への定着が行われ
る。そして定着後の媒体は排出ロ−ラにより装置外へ排
出される。
ユニットが設けられており、ここでトナ−画像が形成さ
れると共に、媒体カセットから搬送されてきた媒体へト
ナ−画像の転写が行われる。その後媒体は搬送路を搬送
され、定着装置でトナ−画像の媒体への定着が行われ
る。そして定着後の媒体は排出ロ−ラにより装置外へ排
出される。
【0003】上記定着装置は駆動力を受けて回転する加
熱ロ−ラと、該加熱ロ−ラの中心方向に向かって圧接さ
れた圧接ロ−ラとからなる一対のロ−ラ対で構成されて
いる。上記加熱ロ−ラ及び圧接ロ−ラは表面に非粘着性
の物質により構成される被膜を備えている。そして加熱
ロ−ラはロ−ラ内部に加熱源を備えており、加熱源を熱
し、加熱ロ−ラ及び圧接ロ−ラ間に適当な圧力を加えつ
つ加熱ロ−ラを回転させて、加熱ロ−ラと圧接ロ−ラ間
で形成されたニップ部を、トナ−画像が転写された媒体
を通過させることにより、一気に媒体に高熱と高圧力と
を与えて、トナ−画像を熱で溶かして媒体に定着させて
いる。
熱ロ−ラと、該加熱ロ−ラの中心方向に向かって圧接さ
れた圧接ロ−ラとからなる一対のロ−ラ対で構成されて
いる。上記加熱ロ−ラ及び圧接ロ−ラは表面に非粘着性
の物質により構成される被膜を備えている。そして加熱
ロ−ラはロ−ラ内部に加熱源を備えており、加熱源を熱
し、加熱ロ−ラ及び圧接ロ−ラ間に適当な圧力を加えつ
つ加熱ロ−ラを回転させて、加熱ロ−ラと圧接ロ−ラ間
で形成されたニップ部を、トナ−画像が転写された媒体
を通過させることにより、一気に媒体に高熱と高圧力と
を与えて、トナ−画像を熱で溶かして媒体に定着させて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の定着装置に
おいては、媒体の搬送速度が速くなると(印刷速度が速
くなると)、加熱ロ−ラと圧接ロ−ラ間で形成されたニ
ップ部に媒体が位置付けられている時間(加熱ロ−ラと
圧接ロ−ラ間に媒体が挟持されている時間)は、短くな
る。加熱ロ−ラと圧接ロ−ラとのニップ部に媒体が位置
付けられている時間が短すぎると、加熱ロ−ラが高熱で
あっても十分に熱量を媒体に伝達することができない。
そこで、ニップ量を上げるために圧接ロ−ラの加熱ロ−
ラへの押圧力を上げることが考えられるが、圧力を上げ
てもニップ量を大幅に上げることは不可能である。
おいては、媒体の搬送速度が速くなると(印刷速度が速
くなると)、加熱ロ−ラと圧接ロ−ラ間で形成されたニ
ップ部に媒体が位置付けられている時間(加熱ロ−ラと
圧接ロ−ラ間に媒体が挟持されている時間)は、短くな
る。加熱ロ−ラと圧接ロ−ラとのニップ部に媒体が位置
付けられている時間が短すぎると、加熱ロ−ラが高熱で
あっても十分に熱量を媒体に伝達することができない。
そこで、ニップ量を上げるために圧接ロ−ラの加熱ロ−
ラへの押圧力を上げることが考えられるが、圧力を上げ
てもニップ量を大幅に上げることは不可能である。
【0005】そして加熱源の熱量が媒体に十分に伝達さ
れないと、トナ−が完全に溶けず定着率が低下し、その
結果、印刷品位が低下する場合があるという問題点があ
った。
れないと、トナ−が完全に溶けず定着率が低下し、その
結果、印刷品位が低下する場合があるという問題点があ
った。
【0006】また、急激な熱上昇により、媒体の水分が
急激に蒸発し、媒体が収縮し、媒体にしわが発生しやす
くなり、また加熱ロ−ラと圧接ロ−ラ間の圧力を上げる
程、媒体にしわが発生しやすくなるが、トナ−画像を一
気に媒体に定着させるために、媒体に高熱と高圧力とを
与えているので、しわが発生してしまう場合があるとい
う問題点があった。
急激に蒸発し、媒体が収縮し、媒体にしわが発生しやす
くなり、また加熱ロ−ラと圧接ロ−ラ間の圧力を上げる
程、媒体にしわが発生しやすくなるが、トナ−画像を一
気に媒体に定着させるために、媒体に高熱と高圧力とを
与えているので、しわが発生してしまう場合があるとい
う問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明で設けた解決手段は、加熱体と、該加熱体に対
向して設けられた圧接体とでニップ部を形成し、該ニッ
プ部に媒体を通過させ、該媒体上のトナ−画像を上記媒
体に定着させる定着装置において、上記圧接体を、それ
ぞれが所定距離離れた位置に設けられた複数の軸と、上
記軸に掛け渡したベルトとから構成したものである。
に本発明で設けた解決手段は、加熱体と、該加熱体に対
向して設けられた圧接体とでニップ部を形成し、該ニッ
プ部に媒体を通過させ、該媒体上のトナ−画像を上記媒
体に定着させる定着装置において、上記圧接体を、それ
ぞれが所定距離離れた位置に設けられた複数の軸と、上
記軸に掛け渡したベルトとから構成したものである。
【0008】上記構成によれば、圧接体がベルト状とな
っているので、ニップ量を多くすることができる。その
結果、媒体がニップ部に位置付けられている時間が長く
なり、高熱及び高圧力を媒体に与えなくても、トナ−画
像を媒体に定着させることができる。
っているので、ニップ量を多くすることができる。その
結果、媒体がニップ部に位置付けられている時間が長く
なり、高熱及び高圧力を媒体に与えなくても、トナ−画
像を媒体に定着させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、各図面に共通な
要素には同一の符号を付す。第1の実施の形態 図1は第1の実施の形態の定着装置の構造を示す説明
図、図2は第1の実施の形態の電子写真プリンタの構造
を示す説明図である。
て図面を参照しながら説明する。なお、各図面に共通な
要素には同一の符号を付す。第1の実施の形態 図1は第1の実施の形態の定着装置の構造を示す説明
図、図2は第1の実施の形態の電子写真プリンタの構造
を示す説明図である。
【0010】図2において、破線で示す電子写真プリン
タ1には、図示せぬ媒体カセットが着脱自在に設けられ
ており、この媒体カセットに媒体2が載置されている。
媒体カセットに載置された媒体2から媒体排出口24ま
で、媒体2を搬送するための搬送路3が設けられてい
る。この搬送路3には、媒体2を図示せぬ媒体カセット
から繰り出すためのホッピングロ−ラ4と、複数枚の媒
体2が搬送路3に繰り出されることを防止するための分
離片5と、繰り出された媒体2の傾きを直すと共に後述
する転写ロ−ラへと媒体2を搬送するためのレジストロ
−ラ6と、レジストロ−ラ6に接離自在に圧接されたプ
レッシャロ−ラ7とが設けられている。
タ1には、図示せぬ媒体カセットが着脱自在に設けられ
ており、この媒体カセットに媒体2が載置されている。
媒体カセットに載置された媒体2から媒体排出口24ま
で、媒体2を搬送するための搬送路3が設けられてい
る。この搬送路3には、媒体2を図示せぬ媒体カセット
から繰り出すためのホッピングロ−ラ4と、複数枚の媒
体2が搬送路3に繰り出されることを防止するための分
離片5と、繰り出された媒体2の傾きを直すと共に後述
する転写ロ−ラへと媒体2を搬送するためのレジストロ
−ラ6と、レジストロ−ラ6に接離自在に圧接されたプ
レッシャロ−ラ7とが設けられている。
【0011】レジストロ−ラ6とプレッシャロ−ラ7よ
りも媒体搬送方向下流の搬送路3には、印刷ユニット8
と、この印刷ユニット8に設けられた感光ドラム9に一
定の力で押し付けられ、感光体ドラム9表面に形成され
たトナ−画像を媒体2に転写する転写ロ−ラ10が設け
られている。
りも媒体搬送方向下流の搬送路3には、印刷ユニット8
と、この印刷ユニット8に設けられた感光ドラム9に一
定の力で押し付けられ、感光体ドラム9表面に形成され
たトナ−画像を媒体2に転写する転写ロ−ラ10が設け
られている。
【0012】搬送路3には更に、定着装置25を構成す
る加熱体である加熱ロ−ラ11と、加熱ロ−ラ11に対
向して圧接体27とが設けられており、ここで媒体2上
のトナ−画像が熱と圧力とにより媒体2に定着される。
る加熱体である加熱ロ−ラ11と、加熱ロ−ラ11に対
向して圧接体27とが設けられており、ここで媒体2上
のトナ−画像が熱と圧力とにより媒体2に定着される。
【0013】加熱ロ−ラ11と圧接体27よりも更に媒
体搬送方向下流の搬送路3には、媒体2を装置外へと排
出するための排出ロ−ラ対15が設けられている。
体搬送方向下流の搬送路3には、媒体2を装置外へと排
出するための排出ロ−ラ対15が設けられている。
【0014】次に上記加熱ロ−ラ11と圧接体27につ
いて更に説明する。図1において、加熱ロ−ラ11は表
面に非粘性の物質により構成される被膜を備えた円筒形
状をしている。この加熱ロ−ラ11の材質はアルミニウ
ム及びその合金、綱、ニッケル及びニッケル合金、ニッ
ケルメッキ綱、クロムメッキ綱及びこれらの合金などが
使用されている。加熱ロ−ラ11の内部には加熱源17
が設けられており、ハロゲンランプなどが使用される。
いて更に説明する。図1において、加熱ロ−ラ11は表
面に非粘性の物質により構成される被膜を備えた円筒形
状をしている。この加熱ロ−ラ11の材質はアルミニウ
ム及びその合金、綱、ニッケル及びニッケル合金、ニッ
ケルメッキ綱、クロムメッキ綱及びこれらの合金などが
使用されている。加熱ロ−ラ11の内部には加熱源17
が設けられており、ハロゲンランプなどが使用される。
【0015】上記加熱ロ−ラ11に対向して設けられた
圧接体27は、それぞれが所定距離離れて設けられた軸
となる芯金13、14と、この芯金13、14に掛け渡
されており、耐熱性シリコンゴム又は耐熱性スポンジゴ
ム質のロ−ルが引き伸ばされた状態で形成されているベ
ルト12と、芯金13、14をそれぞれ加熱ロ−ラ11
の中心方向に、すなわち矢印A,B方向に押圧する図示
せぬ押圧手段とから構成されている。なお、ベルト12
をロ−ルを引き伸ばすことにより形成するのではなく、
単なるベルトとし、また芯金13、14を歯車形状とす
ることも可能である。
圧接体27は、それぞれが所定距離離れて設けられた軸
となる芯金13、14と、この芯金13、14に掛け渡
されており、耐熱性シリコンゴム又は耐熱性スポンジゴ
ム質のロ−ルが引き伸ばされた状態で形成されているベ
ルト12と、芯金13、14をそれぞれ加熱ロ−ラ11
の中心方向に、すなわち矢印A,B方向に押圧する図示
せぬ押圧手段とから構成されている。なお、ベルト12
をロ−ルを引き伸ばすことにより形成するのではなく、
単なるベルトとし、また芯金13、14を歯車形状とす
ることも可能である。
【0016】次に上記構成における定着装置25のトナ
−画像16を媒体2に定着させる動作について説明す
る。
−画像16を媒体2に定着させる動作について説明す
る。
【0017】図1において、加熱ロ−ラ11は駆動力を
受けて矢印C方向に回転し、芯金13、14は駆動力を
受けることによりそれぞれ矢印D方向、矢印E方向に回
転する。それによりベルト12は矢印F方向に回転す
る。ベルト12は芯金13、14により加熱ロ−ラ11
の中心方向に加圧されていると共に、芯金13、14に
張られた状態でかけ渡されているので、ベルト12の加
熱ロ−ラ11との接触部分(ニップ部)は、加熱ロ−ラ
11の中心方向へ圧力が加えられていることになる。
受けて矢印C方向に回転し、芯金13、14は駆動力を
受けることによりそれぞれ矢印D方向、矢印E方向に回
転する。それによりベルト12は矢印F方向に回転す
る。ベルト12は芯金13、14により加熱ロ−ラ11
の中心方向に加圧されていると共に、芯金13、14に
張られた状態でかけ渡されているので、ベルト12の加
熱ロ−ラ11との接触部分(ニップ部)は、加熱ロ−ラ
11の中心方向へ圧力が加えられていることになる。
【0018】この状態でトナ−画像16が転写された媒
体2が加熱ロ−ラ11とベルト12とのニップ部に搬送
されてくると、加熱源17の熱と、加熱ロ−ラ11とベ
ルト12間の圧力とにより、トナ−画像が溶けて媒体2
へと定着される。
体2が加熱ロ−ラ11とベルト12とのニップ部に搬送
されてくると、加熱源17の熱と、加熱ロ−ラ11とベ
ルト12間の圧力とにより、トナ−画像が溶けて媒体2
へと定着される。
【0019】なお、加熱ロ−ラ11はロ−ラ形状でなく
ても、表面発熱体素子でもよい。
ても、表面発熱体素子でもよい。
【0020】以上第1の実施の形態においては、ベルト
12を2つの芯金13、14にかけ渡して加熱ロ−ラ1
1に圧接させているので、加熱ロ−ラ11と圧接体27
とのニップ量を従来の倍以上に増加させることが可能と
なった。ニップ量を増加させることにより、媒体2の搬
送速度が速くても、媒体2が加熱ロ−ラ11と圧接体2
7とのニップ部に位置付けられている時間が長いので、
加熱源17の熱量を十分に媒体2に伝達することが可能
となった。その結果、トナ−を完全に溶かすことができ
るので、トナ−画像16の定着率が上がり、従って良好
な印刷品位となる。
12を2つの芯金13、14にかけ渡して加熱ロ−ラ1
1に圧接させているので、加熱ロ−ラ11と圧接体27
とのニップ量を従来の倍以上に増加させることが可能と
なった。ニップ量を増加させることにより、媒体2の搬
送速度が速くても、媒体2が加熱ロ−ラ11と圧接体2
7とのニップ部に位置付けられている時間が長いので、
加熱源17の熱量を十分に媒体2に伝達することが可能
となった。その結果、トナ−を完全に溶かすことができ
るので、トナ−画像16の定着率が上がり、従って良好
な印刷品位となる。
【0021】また、加熱ロ−ラ12の温度を従来の温度
よりも下げることができるので、媒体2にしわの発生し
ない印刷を行うことができる。また、加熱ロ−ラ12と
芯金13、14の圧力を従来の圧力よりも下げても、ニ
ップ量はほとんど変わらないので、これによっても媒体
2にしわの発生しない印刷を行うことができる。
よりも下げることができるので、媒体2にしわの発生し
ない印刷を行うことができる。また、加熱ロ−ラ12と
芯金13、14の圧力を従来の圧力よりも下げても、ニ
ップ量はほとんど変わらないので、これによっても媒体
2にしわの発生しない印刷を行うことができる。
【0022】第2の実施の形態 次に本発明の第2の実施の形態について図面を参照しな
がら説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様な部
分には同一符号を付してその説明は省略する。図3は第
2の実施の形態の定着装置の構造を示す説明図である。
がら説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様な部
分には同一符号を付してその説明は省略する。図3は第
2の実施の形態の定着装置の構造を示す説明図である。
【0023】第2の実施の形態において、上記第1の実
施の形態と異なる点は、芯金13、14の間、すなわち
ベルト12を挟んで加熱ロ−ラ11に対向する位置に、
回転自在な加圧手段である加圧ロ−ラ18が設けられて
いる点である。この加圧ロ−ラ18は加熱ロ−ラ11の
中心方向に向かってベルト12に対して圧力を加えるよ
うに設けられている。
施の形態と異なる点は、芯金13、14の間、すなわち
ベルト12を挟んで加熱ロ−ラ11に対向する位置に、
回転自在な加圧手段である加圧ロ−ラ18が設けられて
いる点である。この加圧ロ−ラ18は加熱ロ−ラ11の
中心方向に向かってベルト12に対して圧力を加えるよ
うに設けられている。
【0024】なお、この加圧ロ−ラ18は芯金13と芯
金14との間に複数個設けることが可能である。
金14との間に複数個設けることが可能である。
【0025】加圧ロ−ラ18はベルト12を挟んで加熱
ロ−ラ18に圧接されているので、ベルト12の矢印F
方向への回転と摩擦力とにより矢印G方向に回転する。
ロ−ラ18に圧接されているので、ベルト12の矢印F
方向への回転と摩擦力とにより矢印G方向に回転する。
【0026】その他は全て上記第1の実施の形態と同様
であるので説明は省略する。
であるので説明は省略する。
【0027】以上第2の実施の形態においては、加圧ロ
−ラ18を加えることによりベルト12の加熱ロ−ラ1
1への押圧力を更に向上させることができるので、上記
第1の実施の形態よりも更に加熱ロ−ラ11とベルト1
2間の適切な圧力の範囲を広げることが可能となる。そ
の結果、更に定着率を向上させることができる。
−ラ18を加えることによりベルト12の加熱ロ−ラ1
1への押圧力を更に向上させることができるので、上記
第1の実施の形態よりも更に加熱ロ−ラ11とベルト1
2間の適切な圧力の範囲を広げることが可能となる。そ
の結果、更に定着率を向上させることができる。
【0028】第3の実施の形態 次に本発明の第3の実施の形態について図面を参照しな
がら説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様な部
分には同一符号を付してその説明は省略する。図4は第
3の実施の形態の電子写真プリンタの構造を示す説明
図、図5は第3の実施の形態の定着装置の構造を示す説
明図である。
がら説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様な部
分には同一符号を付してその説明は省略する。図4は第
3の実施の形態の電子写真プリンタの構造を示す説明
図、図5は第3の実施の形態の定着装置の構造を示す説
明図である。
【0029】図4、図5において、第3の実施の形態の
電子写真プリンタ1においては、加熱ロ−ラ11の中心
方向へ力が加えられた状態で、圧接体となる圧接ロ−ラ
19が設けられている。この圧接ロ−ラ19は内部に軸
となる芯金20を備えている。圧接ロ−ラ19よりも媒
体搬送方向上流の搬送路3には接触体である補助ロ−ラ
21と、媒体ガイド22とが設けられている。補助ロ−
ラ21は内部に軸となる芯金23を備えており、表面は
耐熱性のシリコンゴム又は耐熱性のスポンジであり、回
転自在に設けられている。この補助ロ−ラ21は加熱ロ
−ラ11の中心方向に、圧接ロ−ラ19よりも低い圧力
が加えられた状態で装備することも可能であるし、ある
いは圧力を加えずに加熱ロ−ラ11と単に接触させた状
態で装備することも可能である。
電子写真プリンタ1においては、加熱ロ−ラ11の中心
方向へ力が加えられた状態で、圧接体となる圧接ロ−ラ
19が設けられている。この圧接ロ−ラ19は内部に軸
となる芯金20を備えている。圧接ロ−ラ19よりも媒
体搬送方向上流の搬送路3には接触体である補助ロ−ラ
21と、媒体ガイド22とが設けられている。補助ロ−
ラ21は内部に軸となる芯金23を備えており、表面は
耐熱性のシリコンゴム又は耐熱性のスポンジであり、回
転自在に設けられている。この補助ロ−ラ21は加熱ロ
−ラ11の中心方向に、圧接ロ−ラ19よりも低い圧力
が加えられた状態で装備することも可能であるし、ある
いは圧力を加えずに加熱ロ−ラ11と単に接触させた状
態で装備することも可能である。
【0030】また媒体ガイド22は媒体2が搬送路3か
ら外れずに、補助ロ−ラ21から圧接ロ−ラ19まで搬
送されるようにガイドする。
ら外れずに、補助ロ−ラ21から圧接ロ−ラ19まで搬
送されるようにガイドする。
【0031】なお、上記加熱ロ−ラ11と、圧接ロ−ラ
19と、補助ロ−ラ21とで定着装置26が構成されて
いる。
19と、補助ロ−ラ21とで定着装置26が構成されて
いる。
【0032】次に上記構成における定着装置26のトナ
−画像16を媒体2に定着させる動作について説明す
る。図6は第3の実施の形態のトナ−の温度を示すグラ
フである。
−画像16を媒体2に定着させる動作について説明す
る。図6は第3の実施の形態のトナ−の温度を示すグラ
フである。
【0033】図4、図5において、加熱ロ−ラ11は駆
動力を受けて矢印C方向に回転し、圧接ロ−ラ19は駆
動力を受けることにより矢印H方向に回転する。また補
助ロ−ラ21も矢印H方向に回転することができる。ト
ナ−画像16が転写された媒体2は加熱ロ−ラ11と補
助ロ−ラ21とのニップ部を通過した後、加熱ロ−ラ1
1と圧接ロ−ラ19とのニップ部を通過する。
動力を受けて矢印C方向に回転し、圧接ロ−ラ19は駆
動力を受けることにより矢印H方向に回転する。また補
助ロ−ラ21も矢印H方向に回転することができる。ト
ナ−画像16が転写された媒体2は加熱ロ−ラ11と補
助ロ−ラ21とのニップ部を通過した後、加熱ロ−ラ1
1と圧接ロ−ラ19とのニップ部を通過する。
【0034】ここで、媒体2は、加熱ロ−ラ11と補助
ロ−ラ21とのニップ部を通過している間、及び補助ロ
−ラ21から圧接ロ−ラ19まで搬送される間、加熱ロ
−ラ11に巻き付いていて、加熱ロ−ラ11と弱い圧力
で接触しているので、加熱ロ−ラ11から熱量を受け
る。これが図6に示す接触時間T1である。この弱い圧
力での接触では、トナ−は溶融温度に達しないが、ガラ
ス転位温度までは上昇する。なお、このガラス転位温度
とは、溶融温度より低い温度、例えば約セ氏50度付近
でトナ−同士がくっついて固まる温度のことである。
ロ−ラ21とのニップ部を通過している間、及び補助ロ
−ラ21から圧接ロ−ラ19まで搬送される間、加熱ロ
−ラ11に巻き付いていて、加熱ロ−ラ11と弱い圧力
で接触しているので、加熱ロ−ラ11から熱量を受け
る。これが図6に示す接触時間T1である。この弱い圧
力での接触では、トナ−は溶融温度に達しないが、ガラ
ス転位温度までは上昇する。なお、このガラス転位温度
とは、溶融温度より低い温度、例えば約セ氏50度付近
でトナ−同士がくっついて固まる温度のことである。
【0035】この熱量を与えられた後、媒体2は加熱ロ
−ラ11と圧接ロ−ラ19とのニップ部まで搬送され
て、そこで高温度の加熱ロ−ラ11に高圧力で媒体2が
接触し、トナ−画像16が溶けて媒体に定着される。こ
れが図6に示す接触時間T2である。すなわち、図6に
示すように、従来は加熱ロ−ラと圧接ロ−ラとのニップ
部間を通過することで一気に媒体の温度を低温から高温
に上げていたのを、本実施の形態においては、段階的に
媒体2の温度を上げることにより媒体2を溶融温度に容
易に到達させ、それによりトナ−画像16の高い定着率
を得ることができる。
−ラ11と圧接ロ−ラ19とのニップ部まで搬送され
て、そこで高温度の加熱ロ−ラ11に高圧力で媒体2が
接触し、トナ−画像16が溶けて媒体に定着される。こ
れが図6に示す接触時間T2である。すなわち、図6に
示すように、従来は加熱ロ−ラと圧接ロ−ラとのニップ
部間を通過することで一気に媒体の温度を低温から高温
に上げていたのを、本実施の形態においては、段階的に
媒体2の温度を上げることにより媒体2を溶融温度に容
易に到達させ、それによりトナ−画像16の高い定着率
を得ることができる。
【0036】以上第3の実施の形態においては、段階的
に媒体2の温度を上げることにより、媒体2の急激な収
縮及び乾燥が防止され、不均一な変化による局部的な歪
みが媒体2に残留しないことにより、媒体2にしわが発
生しない。
に媒体2の温度を上げることにより、媒体2の急激な収
縮及び乾燥が防止され、不均一な変化による局部的な歪
みが媒体2に残留しないことにより、媒体2にしわが発
生しない。
【0037】また、加熱体が1つであっても、段階的に
媒体2の温度を上げることができるので、加熱体を複数
設けて媒体2の温度を段階的に上げるよりも制御が簡単
で且つ部品点数も少なくて済む。
媒体2の温度を上げることができるので、加熱体を複数
設けて媒体2の温度を段階的に上げるよりも制御が簡単
で且つ部品点数も少なくて済む。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載される効果を奏する。
いるので、以下に記載される効果を奏する。
【0039】圧接体を、それぞれが所定距離離れた位置
に設けられた複数の軸と、上記軸に掛け渡したベルトと
から構成したことにより、加熱体と圧接体とのニップ量
を増加させることが可能となる。その結果、媒体の搬送
速度が速くなっても、媒体が加熱体と圧接体とのニップ
部に位置付けられている時間が長いので、加熱源の熱量
を十分に媒体に伝達することが可能となり、トナ−を完
全に溶かすことができるので、トナ−画像の定着率が良
い。従って良好な印刷品位となる。
に設けられた複数の軸と、上記軸に掛け渡したベルトと
から構成したことにより、加熱体と圧接体とのニップ量
を増加させることが可能となる。その結果、媒体の搬送
速度が速くなっても、媒体が加熱体と圧接体とのニップ
部に位置付けられている時間が長いので、加熱源の熱量
を十分に媒体に伝達することが可能となり、トナ−を完
全に溶かすことができるので、トナ−画像の定着率が良
い。従って良好な印刷品位となる。
【0040】また、加熱体の温度を低くすることができ
るので、媒体にしわが発生しない印刷を行うことがで
き、また、加熱体と圧接体間の圧力が低くても、ニップ
量はほとんど変わらないので、これによっても媒体にし
わの発生しない印刷を行うことができる。
るので、媒体にしわが発生しない印刷を行うことがで
き、また、加熱体と圧接体間の圧力が低くても、ニップ
量はほとんど変わらないので、これによっても媒体にし
わの発生しない印刷を行うことができる。
【図1】第1の実施の形態の定着装置の構造を示す説明
図である。
図である。
【図2】第1の実施の形態の電子写真プリンタの構造を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図3】第2の実施の形態の定着装置の構造を示す説明
図である。
図である。
【図4】第3の実施の形態の電子写真プリンタの構造を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図5】第3の実施の形態の定着装置の構造を示す説明
図である。
図である。
【図6】第3の実施の形態のトナ−の温度を示すグラフ
である。
である。
11 加熱ロ−ラ 12 ベルト 13 芯金 14 芯金 18 加圧ロ−ラ 19 圧接ロ−ラ 21 補助ロ−ラ 25 定着装置 26 定着装置 27 圧接体
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱体と、該加熱体に対向して設けられ
た圧接体とでニップ部を形成し、該ニップ部に媒体を通
過させ、該媒体上のトナ−画像を上記媒体に定着させる
定着装置において、 上記圧接体を、それぞれが所定距離離れた位置に設けら
れた複数の軸と、 上記軸に掛け渡したベルトとから構成したことを特徴と
する定着装置。 - 【請求項2】 加熱体と、該加熱体に対向して設けられ
た圧接体とでニップ部を形成し、該ニップ部を媒体を通
過させ、該媒体上のトナ−画像を上記媒体に定着させる
定着装置において、 上記圧接体よりも媒体搬送方向上流に設けられ、上記媒
体を上記加熱体に接触させて、上記ニップ部で与えられ
る熱量よりも低い熱量を上記媒体に与える接触体を設け
たことを特徴とする定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19854797A JPH1138805A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19854797A JPH1138805A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1138805A true JPH1138805A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16392991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19854797A Withdrawn JPH1138805A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1138805A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007025500A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Sharp Corp | 定着装置および画像形成装置 |
-
1997
- 1997-07-24 JP JP19854797A patent/JPH1138805A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007025500A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Sharp Corp | 定着装置および画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |