JP2008303787A - 自動二輪車の排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】側面視においてマフラーで排気ガス浄化触媒装置を隠して、自動二輪車の外観性を向上することができ、また、排気管の長さを最小限にして、製造コストを低減することができる自動二輪車の排気装置を提供する。
【解決手段】エンジンEの排気口23bに接続される排気管61と、長手方向が自動二輪車10の車幅方向に略沿うように配置される排気ガス浄化触媒装置62と、長手方向が自動二輪車10の前後方向に略沿うように配置されるマフラー63と、を備え、マフラー63の前部68が自動二輪車10の前方に延出されて、側面視において排気ガス浄化触媒装置62と重なって配置され、マフラー63で排気ガス浄化触媒装置62を隠す。
【選択図】図3

Description

本発明は、排気ガス浄化触媒装置を備える自動二輪車の排気装置に関する。
従来の自動二輪車の排気装置として、中間部に排気ガス浄化触媒装置が配置されてエンジンに接続される排気管が後方に延設された後、約180°前方へ折り曲げられ、更に前方で約180°後方へ折り曲げられてマフラーの近傍で迂回してマフラーに接続されるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の自動二輪車の排気装置は、排気系を内燃機関の後方に配置して、車幅や車高の増大を避けつつ、排気管をマフラーの近傍で迂回させて長さを確保し、排気慣性効果を引き出すようにしている。また、排気ガスを、高い排気温度を維持したまま排気ガス浄化触媒装置に流入させて排気浄化性能の向上を図っている。
特許第3844159号公報
ところで、上記特許文献1に記載の自動二輪車の排気装置では、マフラーを排気ガス浄化触媒装置の側方に配置することにより、側面視においてマフラーで排気ガス浄化触媒装置を隠して外観性の向上が図られているが、マフラーの長軸と、排気ガス浄化触媒装置の長軸とが平行に配置されるため、排気管が長くなって製造コストが増大すると共に、排気系の配置自由度が制限される問題があり、改善の余地があった。
本発明は、このような課題を解消するためになされたものであり、その目的は、側面視においてマフラーで排気ガス浄化触媒装置を隠して、自動二輪車の外観性を向上することができ、また、排気管の長さを最小限にして、製造コストを低減することができる自動二輪車の排気装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、エンジンの排気口に接続される排気管と、排気管の途中に設けられ、排気ガスを浄化する触媒が収容される排気ガス浄化触媒装置と、排気管の下流端に接続されるマフラーと、を備える自動二輪車の排気装置において、排気ガス浄化触媒装置は、その長手方向が自動二輪車の車幅方向に略沿うように配置され、マフラーは、その長手方向が自動二輪車の前後方向に略沿うように配置され、マフラーの前部は、自動二輪車の前方に延出されて、側面視において排気ガス浄化触媒装置と重なって配置されることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、マフラーは、長手方向の略中央部に設けられる第1ステーと、前部に設けられる第2ステーと、を備え、第1ステーがピリオンステップ支持部材に取り付けられると共に、第2ステーがリヤフォークを揺動自在に支持するピボット軸に取り付けられることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1の構成に加えて、側面視において略ヘの字状に形成されるメインスタンドを備え、メインスタンドが収納されたとき、排気ガス浄化触媒装置の下方に配置されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1の構成に加えて、マフラーは、マフラーの長手方向に対して垂直方向の断面形状が縦長楕円形であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、エンジンの排気口に接続される排気管と、長手方向が自動二輪車の車幅方向に略沿うように配置される排気ガス浄化触媒装置と、長手方向が自動二輪車の前後方向に略沿うように配置されるマフラーと、を備え、マフラーの前部が自動二輪車の前方に延出されて、側面視において排気ガス浄化触媒装置と重なって配置されるため、側面視においてマフラーで排気ガス浄化触媒装置を隠すことができるので、自動二輪車の外観性を向上することができる。また、排気管の長さを最小限にすることができるので、排気装置の製造コストを低減することができる。
請求項2の発明によれば、マフラーは、長手方向の略中央部に設けられる第1ステーと、前部に設けられる第2ステーと、を備え、第1ステーがピリオンステップ支持部材に取り付けられると共に、第2ステーがリヤフォークを揺動自在に支持するピボット軸に取り付けられるため、第1ステーを支点としてヨー方向に振られる傾向があるマフラーの振動を、第2ステーで防止することができる。また、第2ステーはピボット軸に取り付けられるので、マフラー取付け関連部品の部品点数を削減することができ、製造コストを低減することができる。さらに、第2ステーを長くすれば、マフラー取付け関連部品の製作公差などを第2ステーによって吸収することができるので、排気装置の組付け性の向上することができる。
請求項3の発明によれば、側面視において略ヘの字状に形成されるメインスタンドを備え、メインスタンドが収納されたとき、排気ガス浄化触媒装置の下方に配置されるため、走行中に跳ね上げられる小石などの異物から排気ガス浄化触媒装置を保護することができる。
請求項4の発明によれば、マフラーは、マフラーの長手方向に対して垂直方向の断面形状が縦長楕円形であるため、側面視においてマフラーで排気ガス浄化触媒装置を容易に隠すことができる。また、マフラーの容量を大きく維持しつつ、長さを短くすることができるので、マフラーをコンパクトにすることができる。
以下、本発明に係る自動二輪車の排気装置の一実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の排気装置を採用した自動二輪車の側面図、図2は図1に示す自動二輪車の要部平面図、図3は図1に示す排気装置を説明するための要部拡大側面図、図4は排気装置の取り付け状態を説明するための要部斜視図、図5は図2に示す排気装置の一部切欠平面図、図6は図5に示す排気装置の左側面図、図7は図5に示すマフラーの一部切欠平面図、図8は図6に示すマフラーの縦断面図、図9は図8に示すマフラーの断面図であり、(a)は図8のA−A線矢視断面図、(b)は図8のB−B線矢視断面図、(c)は図8のC−C線矢視断面図、(d)は図8のD−D線矢視断面図、図10はメインスタンドの単品の斜視図、図11はマフラーの変形例を説明するための要部拡大断面図である。なお、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
図1及び図2に示すように、本実施形態の自動二輪車10は、車体フレーム11を備えており、この車体フレーム11は、フロントフォーク12を回動可能に支持するヘッドパイプ13と、ヘッドパイプ13から後ろ下がりに延びるメインフレーム14と、メインフレーム14の後部に接合されて下方に延びる左右一対のピボットプレート15と、メインフレーム14の後部に接合されて後ろ上がりに延びる左右一対の上側後部フレーム16と、上側後部フレーム16の下方に配置されて後ろ上がりに延びる左右一対の下側後部フレーム17と、を備える。なお、車体フレーム11の各部材は溶接などにより接合される。
フロントフォーク12の下端部には前輪WFが軸支され、フロントフォーク12の上端部にはハンドル18が取り付けられる。また、フロントフォーク12には前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ19が取り付けられる。
左右一対のピボットプレート15には、左右一対のピボットプレート15を車幅方向に貫通するようにピボットパイプ30が固定されており、このピボットパイプ30には、ピボットパイプ30に挿通されるピボット軸31を介して、後輪WRを軸支するリヤフォーク20の前端部が揺動自在に支持される。また、車体フレーム11の上側後部フレーム16とリヤフォーク20の後端との間にはリヤショック21が設けられる。
メインフレーム14の下方には、エンジンE及び変速機Mが一体化して構成されるパワーユニットPが配置されており、このパワーユニットPは、メインフレーム14の中間部に設けられるハンガプレート22及びピボットプレート15に支持される。
エンジンEのシリンダヘッド23の上部側壁に設けられる吸気口23aには、エンジンEへの混合気の供給量を調整するスロットルボディ24が接続されており、このスロットルボディ24の上流端には、吸気を清浄化するエアクリーナ25が接続される。また、シリンダヘッド23の下部側壁に設けられる排気口23bには、排気装置60が接続される。
後輪WRの上方には、燃料タンク26が配置されており、この燃料タンク26の前方には、ヘルメットなどの小物を収納するための収納ボックス27が配置される。また、燃料タンク26及び収納ボックス27の上方は、本実施形態ではタンデム型の乗車用シート28で覆われており、この乗車用シート28は、燃料タンク26への給油及び収納ボックス27への小物収納を可能とすべく開閉可能に構成される。
なお、図1中の符合41はサイドカバー、符号42はレッグシールド、符号43はフロントカバー、符号44はインナーカバー、符号45はリヤサイドカバー、符号46はリヤフェンダインナー、符号47はリヤフェンダ、符号48はグラブレール、符号49はテールランプ、符号50は燃料ポンプカバー、符号51はブレーキペダル、符号52はメインステップ、符号53はメインスタンド、符号54はサイドスタンド、符号55はピリオンステップ支持部材、符号56はピリオンステップ、符号57はチェーンカバーである。
排気装置60は、図2〜図6に示すように、シリンダヘッド23の排気口23bに接続される排気管61と、排気管61の途中に設けられる排気ガス浄化触媒装置62と、排気管61の下流端に接続されるマフラー63と、を備える。
排気ガス浄化触媒装置62は、図4〜図6に示すように、その内部に排気ガスを浄化するための貴金属製の触媒64が収納される。また、排気ガス浄化触媒装置62の外側面には、断面略L字状の取付ステー65が固定されており、この取付ステー65は、車幅方向左側のピボットプレート15の内側面にねじ結合により取り付けられる。そして、本実施形態では、排気ガス浄化触媒装置62は、その長手方向が自動二輪車10の車幅方向に略沿うように配置される。
また、触媒64は、図5に示すように、排気ガス浄化触媒装置62内にスペースを持って収納されており、本実施形態では、排気ガス浄化触媒装置62より下流側の排気管61に接続される。なお、触媒64は、排気ガス浄化触媒装置62より上流側の排気管61に接続されていてもよい。
マフラー63は、図7〜図9に示すように、外筒部材66と、外筒部材66内に内部が二重構造となるように設けられる内筒部材67と、外筒部材66の前端部に取り付けられるフロントキャップ(前部)68と、外筒部材66の後端部に取り付けられるエンドキャップ69と、外筒部材66の外側面を覆うように設けられるマフラーカバー70と、内筒部材67の内周面に所定の間隔を存して配設される第1セパレータ71及び第2セパレータ72と、を備える。そして、マフラー63内は、第1及び第2セパレータ71,72によって、前方に位置する第1膨張室81、後方に位置する第2膨張室82、及び第1膨張室81と第2膨張室82との間に位置する第3膨張室83の3室に仕切られている。
また、マフラー63は、排気ガス浄化触媒装置62と連通する排気パイプ73と、第1及び第2膨張室81,82間を連通する一対の連通管74と、第2及び第3膨張室82,83間を連通する一対の連通管75と、第3膨張室83と外部を連通するテールパイプ76と、を備える。また、排気パイプ73は、内筒部材67の第1膨張室81内の内周面に配設される支持板77によって支持される。
また、排気パイプ73は、排気管61の下流端に接続される第1パイプ84と、第1パイプ84の下流端に接続され、外周面に複数の透孔85aが形成される第2パイプ85と、第2パイプ85の外周面に固定される膨張パイプ86と、第2パイプ85の下流端に接続され、外周面に複数の透孔87aが形成されるエンドパイプ87と、を有する。そして、この排気パイプ73では、第1パイプ84に流入した排気ガスは、第1パイプ84により第2パイプ85に導かれ、第2パイプ85の透孔85aを介して膨張パイプ86内で一旦膨張された後、エンドパイプ87の透孔87a及び後端開口から第1膨張室81内に排出される。このとき、排気ガスがエンドパイプ87の透孔87aからエンドパイプ87の長手方向に対して垂直方向に排出されるため、排気ガスの熱エネルギー及び音エネルギーが落とされる。
そして、本実施形態では、図2及び図3に示すように、マフラー63は、その長手方向が自動二輪車10の前後方向に略沿うように配置される。また、マフラー63の前部であるフロントキャップ68は、自動二輪車10の前方に延出されており、このフロントキャップ68は、側面視において排気ガス浄化触媒装置62と重なって配置される。これにより、自動二輪車10の右側面視において、排気ガス浄化触媒装置62がマフラー63によって隠されるので、自動二輪車10の外観性が向上される。
また、本実施形態では、図3に示すように、マフラー63は、マフラー63の長手方向の略中央部から上方に延設される第1ステー78と、フロントキャップ68の外周縁部から前方に延設される第2ステー79と、を有する。そして、第1ステー78は、ピリオンステップ支持部材55の下端部にねじ結合により取り付けられ、第2ステー79は、ピボット軸31の右端部にねじ結合により取り付けられる。ここで、図2に示すように、排気口23bから後方に延びる排気管61は車両左側に屈曲された後、車両右側に屈曲され、車両右側に重量物のマフラー63が配置されるが、第1ステー78のみでマフラー63を取り付けると、車両右側に配置されるマフラー63は、比較的前後長が長く且つ重量が大きいため、第1ステー78を支点としてヨー方向に振られる傾向がある。しかし、本実施形態では、第1及び第2ステー78,79によりマフラー63を取り付けるため、上記したヨー方向に振られる傾向があるマフラー63の振動が防止される。また、第2ステー79がピボット軸31に直接取り付けられるので、マフラー取付け関連部品の部品点数が削減されて、製造コストが低減される。
さらに、第2ステー79は、比較的長く形成されるので、板厚方向に湾曲させることもできる。このため、マフラー63の取り付けに際して、マフラー取付け関連部品の製作公差などを第2ステー79によって吸収することができるので、排気装置60の組付け性を向上することが可能となる。
また、本実施形態では、図8及び図9に示すように、外筒部材66及び内筒部材67は、その長手方向に対して垂直方向の断面形状が縦長楕円形の筒状部材であるので、本実施形態のマフラー63は、マフラー63の長手方向に対して垂直方向の断面形状が縦長楕円形に形成されている。
このように構成された排気装置60では、エンジンEの排気口23bから排出された排気ガスは、排気管61によって排気ガス浄化触媒装置62に導かれ、触媒64によって浄化された後、マフラー63に流入する。マフラー63に流入した排気ガスは、排気パイプ73によって第1膨張室81内に導かれ、第1膨張室81内の排気ガスは、一対の連通管74を介して第2膨張室82に流入し、さらに一対の連通管75を介して第3膨張室83に流入する。この過程で排気ガスは膨張・消音され、テールパイプ76から外部に排気される。
また、左右一対のピボットプレート15の下端部には、メインスタンド53が回動可能に設けられる。メインスタンド53は、図10に示すように、支持軸90によってピボットプレート15に回動可能に連結される円筒部材91と、円筒部材91の下部外周面に略ハの字状に接合される左右一対の脚部92と、円筒部材91の上部外周面に設けられる収納用ストッパ93と、左右一対の脚部92の上部を車幅方向に連結するように設けられる作動時用ストッパ94と、左右一対の脚部92の中間部を車幅方向に連結する補強部材95と、車幅方向左側の脚部92の下端部から後方に延設されるトレッドバー96と、車幅方向右側のピボットプレート15に回動可能に設けられるバネ支持板97と、バネ支持板97と車幅方向右側の脚部92の中間部との間に掛け渡される引っ張りバネ98と、を備える。
そして、本実施形態では、メインスタンド53の左右一対の脚部92は、メインスタンド53が収納されたとき、脚部92がマフラー63の下縁に沿うように、側面視において略への字状に形成される。また、メインスタンド53は、メインスタンド53が収納されたとき、メインスタンド53が排気ガス浄化触媒装置62の下面を覆うように、排気ガス浄化触媒装置62の下方に配置される。なお、この際、メインスタンド53は、排気ガス浄化触媒装置62と干渉することはない。
このように構成されたメインスタンド53では、メインスタンド53は、支持軸90を中心として略90°回動可能であり、スタンド収納状態(走行時)にあるときは、図2及び図3に示すように、収納用ストッパ93がピボットプレート15の下端部に設けられるストッパピン32に当接して、左右一対の脚部92が排気ガス浄化触媒装置62の下方に配置されて略水平状態に維持される。また、スタンド作動状態にあるときは、作動時用ストッパ94がピボットプレート15のストッパピン32に当接して、メインスタンド53が垂直状態に維持されて自動二輪車10を自立させる。
以上説明したように、本実施形態の自動二輪車10の排気装置60によれば、エンジンEの排気口23bに接続される排気管61と、長手方向が自動二輪車10の車幅方向に略沿うように配置される排気ガス浄化触媒装置62と、長手方向が自動二輪車10の前後方向に略沿うように配置されるマフラー63と、を備え、マフラー63のフロントキャップ68が自動二輪車10の前方に延出されて、側面視において排気ガス浄化触媒装置62と重なって配置されるため、側面視においてマフラー63で排気ガス浄化触媒装置62を隠すことができるので、自動二輪車10の外観性を向上することができる。また、排気管61の長さを最小限にすることができるので、排気装置60の製造コストを低減することができる。
また、本実施形態の自動二輪車10の排気装置60によれば、マフラー63は、長手方向の略中央部に設けられる第1ステー78と、フロントキャップ68に設けられる第2ステー79と、を備え、第1ステー78がピリオンステップ支持部材55に取り付けられると共に、第2ステー79がピボット軸31に取り付けられるため、第1ステー78を支点としてヨー方向に振られる傾向があるマフラー63の振動を、第2ステー79で防止することができる。また、第2ステー79はピボット軸31に直接取り付けられるので、マフラー取付け関連部品の部品点数を削減することができ、製造コストを低減することができる。さらに、第2ステー79が比較的長く形成されるため、マフラー取付け関連部品の製作公差などを第2ステー79によって吸収することができるので、排気装置60の組付け性の向上することができる。
また、本実施形態の自動二輪車10の排気装置60によれば、側面視において略ヘの字状に形成されるメインスタンド53を備え、メインスタンド53が収納されたとき、排気ガス浄化触媒装置62の下方に配置されるため、走行中に跳ね上げられる小石などの異物から排気ガス浄化触媒装置62を保護することができる。
さらに、本実施形態の自動二輪車10の排気装置60によれば、マフラー63は、マフラー63の長手方向に対して垂直方向の断面が縦長楕円形であるため、側面視においてマフラー63で排気ガス浄化触媒装置62を容易に隠すことができる。また、マフラー63の容量を大きく維持しつつ、長さを短くすることができるので、マフラー63をコンパクトにすることができる。
なお、本実施形態の変形例として、図11に示すように、上記実施形態の排気パイプ73にエンドパイプ87を備えておらず、第2パイプ85の後端部に略三角形状の波状部99を全周に亘って形成するようにしてもよい。この場合、波状部99の端部から排出される排気に様々な方向の渦流(矢印X参照)が発生するので、それらの渦流が干渉し合って消音効果が得られる。これにより、マフラーの消音性能を更に向上することができる。また、第2パイプ85の後端部に波状部99を形成するだけでよいため、上記実施形態のエンドパイプ87のように別部材を接続する必要がなくなり、マフラー63の製造コストを低減することができ、マフラー63の前後長を短くすることができる。また、本変形例では、第1セパレータ71の第2パイプ85の後端部と対向する部分に断面略お椀状の凹部88を形成している。これにより、渦流となった排気が凹部88で更に干渉し合うので、消音効果を更に向上することができる。
本発明に係る自動二輪車の排気装置を採用した自動二輪車の側面図である。 図1に示す自動二輪車の要部平面図である。 図1に示す排気装置を説明するための要部拡大側面図である。 排気装置の取り付け状態を説明するための要部斜視図である。 図2に示す排気装置の一部切欠平面図である。 図5に示す排気装置の左側面図である。 図5に示すマフラーの一部切欠平面図である。 図6に示すマフラーの縦断面図である。 図8に示すマフラーの断面図であり、(a)は図8のA−A線矢視断面図、(b)は図8のB−B線矢視断面図、(c)は図8のC−C線矢視断面図、(d)は図8のD−D線矢視断面図である。 メインスタンドの単品の斜視図である。 マフラーの変形例を説明するための要部拡大断面図である。
符号の説明
10 自動二輪車
11 車体フレーム
12 フロントフォーク
15 ピボットプレート
20 リヤフォーク
21 リヤショック
23 シリンダヘッド
23a 吸気口
23b 排気口
30 ピボットパイプ
31 ピボット軸
53 メインスタンド
55 ピリオンステップ支持部材
60 排気装置
61 排気管
62 排気ガス浄化触媒装置
63 マフラー
64 触媒
65 取付ステー
66 外筒部材
67 内筒部材
68 フロントキャップ(マフラーの前部)
69 エンドキャップ
70 マフラーカバー
78 第1ステー
79 第2ステー
P パワーユニット
E エンジン
M 変速機

Claims (4)

  1. エンジンの排気口に接続される排気管と、前記排気管の途中に設けられ、排気ガスを浄化する触媒が収容される排気ガス浄化触媒装置と、前記排気管の下流端に接続されるマフラーと、を備える自動二輪車の排気装置において、
    前記排気ガス浄化触媒装置は、その長手方向が自動二輪車の車幅方向に略沿うように配置され、
    前記マフラーは、その長手方向が前記自動二輪車の前後方向に略沿うように配置され、
    前記マフラーの前部は、前記自動二輪車の前方に延出されて、側面視において前記排気ガス浄化触媒装置と重なって配置されることを特徴とする自動二輪車の排気装置。
  2. 前記マフラーは、長手方向の略中央部に設けられる第1ステーと、前部に設けられる第2ステーと、を備え、
    前記第1ステーがピリオンステップ支持部材に取り付けられると共に、前記第2ステーがリヤフォークを揺動自在に支持するピボット軸に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の排気装置。
  3. 側面視において略ヘの字状に形成されるメインスタンドを備え、
    前記メインスタンドが収納されたとき、前記排気ガス浄化触媒装置の下方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の排気装置。
  4. 前記マフラーは、前記マフラーの長手方向に対して垂直方向の断面形状が縦長楕円形であることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の排気装置。
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