JP2011156952A - 自動2輪車用排気装置 - Google Patents

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    • F01N2590/04Exhaust or silencing apparatus adapted to particular use, e.g. for military applications, airplanes, submarines for motorcycles

Abstract

【目的】エンジンの出力に影響を与えずに車体のスリム化を可能にして、運転姿勢の自由度を高め、消音器を大型化せずに十分な消音効果を実現する。
【構成】排気管15の後部に分岐ジョイント20を設け、ピボットプレート6との交差位置Pより前方位置にて上下に並列された小径の第2排気管21、22に分岐させ、この小径の第2排気管21、22をピボットプレート23の内側へ交差させることで、スムーズな排気を確保したままピボットプレート6とエンジン12との間隙を狭くできる。また両第2排気管の排気行路長を得の使用領域における排気音の波長の整数倍とならないようにずらせて消音器23内で干渉させるようにしたので、排気音を低減させて消音器23を小型化できる。
このため、エンジンの出力を低下させずに車体のスリム化が可能である。
【選択図】図1

Description

この発明は、車体幅を狭くしてスリムにできるようにした自動2輪車用排気装置に係り、特にオフロードタイプの車両に好適なものに関する。
自動2輪車において、エンジンの排気ポートから延出した排気ポートを湾曲させ、メインフレームとエンジンの間を通って後方へ延ばし、消音器へ接続したものが公知である(特許文献1参照)。
また、単一のエンジンから延出する各排気管を緩衝器の後方にて車両MP左右に枝分かれさせて配置し、それぞれを車体左右の消音器へ接続したものもある(特許文献2参照)。
特開2006−321489号公報 特開2005−313671号公報
図13はこのような従来例における排気系後部の一例に関する側面図である。消音器223は内外二重筒式であり、消音器223の外観をなす外筒の内側にパンチングメタル製のインナーパイプ221が消音器223の長手方向に配置される。インナーパイプ221の前端はジョイントパイプ220を介して排気管(図示省略)と接続する。インナーパイプ221の後端はテールパイプ280に接続し、テールパイプ280は消音器223(外筒)の後端開口を塞いで取付けられるエンドキャップ254を貫通し、後端開口が後方の大気中に開放される。
消音器223(外筒)の前端開口はコーン形状をなすフロントキャップ270で閉じられる。これらフロントキャップ270とエンドキャップ254で閉じられた消音器223(外筒)の内部は膨張室を形成し、インナーパイプ221内の排気が膨張室256内へ出て膨張し、その後テールパイプ280で絞られて大気中へ排出されることにより排気音圧を低減するようになっている。
ところで、上記特許文献1のように、排気管をエンジンとメインフレームの間に通す場合、排気管の配置空間を確保するためには、メインフレームに凹部を設けることが考えられる。しかし、こうするとメインフレームの剛性を確保するためメインフレーム全体の大型化及び重量増を招く。また、メインフレーム自体をエンジンから離れるように外側方へずらせて空間幅を確保することも考えられるが、このようにすると車体幅が広がってしまい、車体幅を狭くして車体をスリム化することが求められている。
このような車体のスリム化は、特に、不整地等の荒地を走行するオフロード車においてはより強く要請される。また、排気音を十分に低減させることも要請されており、その結果、消音器が大型化して車体のスリム化が阻まれることもある。
一方、車体のスリム化を図って排気管を配管するため、メインフレーム側を変更せず、メインフレームと交差する排気管の一部を凹ませることも考えられるが、スムーズな排気流とするための排気管形状を別途考慮する必要がある。
そこで本願発明は、スムーズな排気を確保しつつ車体のスリム化を可能にして、運転姿勢の自由度を高めること、さらには消音器を大型化せずに十分な消音効果を実現することを目的とする。
上記課題を解決するため自動2輪車用排気装置に係る請求項1の発明は、フロントフォークを介して前輪を支持するヘッドパイプと、
このヘッドパイプから斜め後下方へ延びるメインフレームと、さらにこのメインフレームの後部を湾曲させて左右一対で下方へ延びるピボットプレートとし、
このピボットプレートにスイングアームの前端を揺動自在に取付け、スイングアームの後端に後輪を支持し、前記メインフレームの下方空間に配置されるエンジンと、このエンジンの排気ポートに一端が接続され、他端側がエンジンの側方とメインフレームの間を通って後方へ延びる排気管と、この排気管の後端に取付けられる消音器とを備えた自動2輪車用排気装置において、
前記排気管は側面視でメインフレームと交差するとともに、この交差位置より前方にて複数に分岐し、この分岐部より排気上流側の第1排気管と、分岐部より排気下流側となる複数の第2排気管とで構成し、前記第1排気管より第2排気管を小径とすることを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1において、前記ピボットプレート上方のメインフレームの後部と、前記スイングアーム間に緩衝器を設け、この緩衝器とメインフレームの間を複数の前記第2排気管が上下に並んで前後方向に通過していることを特徴とする。
請求項3の発明は上記請求項1又は2において、前記消音器は、外筒とその外筒内に配置される複数のインナーパイプとから構成され、前記第2排気管の後端は各々個別のインナーパイプへ接続されることを特徴とする。
請求項4の発明は上記請求項3において、前記インナーパイプは、それぞれ前記外筒内でパンチングにより外筒内空間へ開放されるとともに、前記分岐からパンチング開始位置までの管長が各第2排気管により異にすることを特徴とする。
請求項5の発明は上記請求項3又は4において、前記消音器の外筒後端は隔壁にて塞がれ、その後方にエンドキャップが被せられ、この隔壁とエンドキャップとの間に膨張室を形成し、その膨張室内に前記各インナーパイプの下流端を開放し、前記エンドキャップに前記膨張室を外部に開放する排気口を設けることを特徴とする。
請求項6の発明は上記請求項5において、前記エンドキャップの排気口と各インナーパイプの下流端開口とはインナーパイプの軸線方向に対してオフセットして配置することを特徴とする。
請求項7の発明は上記請求項1〜6のいずれかにおいて、前記各第2排気管は、前記ピボットプレートと交差する部分で支持プレートを介してピボットプレートへ取付けられるとともに、前記支持プレートは各第2排気管を連結することを特徴とする。
請求項8の発明は上記請求項7において、前記支持プレートは各第2排気管の外周に沿って湾曲して溶接される湾曲部と、この湾曲部を連結するとともに、少なくとも一部が隣り合う第2排気管間へ入り込む連結部とを備え、この連結部に設けたナットによりピボットプレートへボルト止めされていることを特徴とする。
請求項9の発明は上記請求項1〜8のいずれかにおいて、前記各第2排気管にまたがって左右から板状の外壁を固定し、前記各第2排気管の間に膨張室を形成することを特徴とする。


請求項1の発明によれば、排気管をメインフレームとの交差位置より前方位置にて複数の小径の第2排気管に分岐させたので、この小径の第2排気管をメインフレームに交差させることでメインフレームとエンジンとの間隙を狭くできる。
このため、メインフレームとダウンチューブに囲まれたエンジンの配置空間内は、本来狭い空間内にエンジンやその他の補機類が配置されているが、メインフレームを凹ませたり外方へずらして配置することなく、また、排気管を凹ませることもせずに配置できる。
しかも、複数の第2排気管により十分な排気量を確保し、スムーズな排気を可能にするので、エンジンの出力を確保しつつ車体のスリム化が可能である。
請求項2の発明によれば、複数の第2排気管を上下へ並列させて、ピボットプレートと緩衝器との間に通過させるので、小径化した第2排気管分だけピボットプレートと緩衝器の間隙を狭くでき、車体のスリム化が可能になる。
請求項3の発明によれば、各第2排気管を各インナーパイプへ個別に接続したので、各第2排気管とこれに個別に接続するインナーパイプとの組合された排気経路毎に排気行路長を異ならせることができる。このため、各第2排気管の排気が互いの排気音波形の位相をずらせて外筒内へ出ることができ、互いに干渉して打ち消し合うことにより排気音を低減することができ、消音器の小径化が可能になる。
請求項4の発明によれば、外筒内に配置される各インナーパイプがパンチングメタルで構成され、このパンチング開始位置がそれぞれ異なり、開始位置の差がエンジンの通常使用域における排気音波長の整数倍の長さ分異なっているため、インナーパイプから出た排気が干渉し合うことにより、排気音を小さくすることができる。
請求項5の発明によれば、外筒の後端を各インナーパイプの後端が開口する隔壁で塞ぐとともに、エンドキャップで覆うことにより、エンドキャップの内側を膨張室とし、この膨張室内にインナーパイプが開口するため、この膨張室内にて排気音が低減されるので、エンドキャップに排気口用の開口を設けるだけで済み、膨張室から従来のテールパイプを介さずに直接排気口より排出できる。このため、従来の絞りとなるテールパイプを省略でき、排気の大気に対する抜けが良好になる。
請求項6の発明によれば、エンドキャップの開口とインナーパイプ後端の開口がオフセットされているため、インナーパイプ後端から出た排気は、エンドキャップの内壁に一度当たってから排出されるようになる。このためインナーパイプ後端から出た排気が直ちにエンドキャップの排気口から排出されてしまうことが少なくなるので、膨張室を有効に利用して消音効果を高めることができる。
請求項7の発明によれば、各第2排気管を支持プレートで連結するとともに、この支持プレートを利用して各第2排気管をピボットプレートへ取付けるので、支持プレートを多機能化させることができる。
請求項8の発明によれば、支持プレートを第2排気管の外周に沿って湾曲して溶接される湾曲部と、この湾曲部を連結するとともに、少なくとも一部が隣り合う第2排気管間へ入り込む連結部とを設け、この連結部にナットを設けてピボットプレートへボルト止めするので、ピボットプレートを各第2排気管へより近接させることができ、車体のスリム化に貢献できる。
請求項9の発明によれば、各第2排気管の間に形成される空間を利用して膨張室を設けたので、この膨張室をレゾネータとして利用でき、エンジンの出力特性を変化させることができる。
実施例に係る自動2輪車の前輪側一部を省略した車体側面図 車体後部側要部の平面図 緩衝器回り部分における車体要部の底面図 車体フレームの後方視図 排気系後部の側面透視図 エンドキャップを図6のA矢示方向から示す図 図5のエンドキャップ部分を拡大した断面図 分岐ジョイント部分の側面図 図8の9−9線断面図 別実施形態に係る図8の対応する側面図 図10の11−11線断面図 別実施形態に係る連結プレートの斜視図 従来例の排気系後部側面図
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。なお、以下の説明において前後・上下・左右の各方向は車両の直立状態を基準とする。図1はオフロード用自動2輪車の車体側面につき、前輪部側を一部省略して示す図である。この図において車体フレーム1は、前端に設けられたヘッドパイプ2と、このヘッドパイプ2から斜め下がりに後方へ延びるメインフレーム3と、メインフレーム3の下方をヘッドパイプ2からより急角度で斜め下がり後方へ延びるダウンチューブ4とを備える。メインフレーム3は前半部の略直線状に延びるメイン部5と、その後端部から湾曲して下方へ延びるピボットプレート6とを備える。ピボットプレート6の上端部には、クロス部材7が設けられ、ここからシートレール8が後方へ延出している。シートレール8の後端とピボットプレート6の中間部間にはリヤステー9が連結されている。
ダウンチューブ4は上部の略直線状に延びるダウン部10と、その下端から湾曲して後方へ延び、後端部でピボットプレート6の下端に連結するロアフレーム11とを備える。メインフレーム3とダウンチューブ4は側面視で閉ループ状をなし、この閉じられた空間内にエンジン12が配置されて支持される。
エンジン12はシリンダ13とクランクケース14を備え、シリンダ13の前面に設けられた図示省略の排気ポートに排気管15の前端16が接続されている。ダウン部10は本図から明らかでないが、車体中心に沿って一本で設けられ、排気管15は排気ポートからダウン部10の左側を前方かつ斜め下方へ延出し、ダウン部10の前方で湾曲部17を形成し、ダウン部10の右側へ回り込み、かつ斜め上がり後方に延びてシリンダ13の側方と交差する。
排気管15の後部18はシリンダ13の側方に重なり、ピボットプレート6とシリンダ13の間で分岐ジョイント20を介して、2本の第2排気管21,22へ分岐接続する。
なお、第2排気管21,22はジョイント20の分岐部より後方(排気下流)側部分であり、第2排気管に対する第1排気管は、分岐部より排気上流側となる排気管15(後部18)が相当する。第2排気管21、22は上下に並列され、ピボットプレート6の内側を交差して後方へ延び、消音器23へ接続する。第2排気管22はリヤステー9の下方へ略平行に車体一側(右側)へ配置され、リヤステー9へ支持されている。
排気管15の後部18と分岐ジョイント20の接続部24は、ピボットプレート6より前方に位置し、排気は、接続部24から分岐ジョイント20内で2つに分岐し、第2排気管21、22へ流れる。すなわち、排気は第2排気管21、22とピボットプレート6との交差部Pよりも前方で分岐する。このようにすると、第2排気管21、22は小径化しているので、ピボットプレート6をより車体内方へ配置することができ、車体のスリム化が可能になる。
シートレール8の後端部にはブラケット42が設けられ、このブラケット42を介してリヤステー9の後端部と連結されている。右側のブラケット42の下部側面に消音器23がステー57を介して取付けられ、消音器23がシートレール8及びリヤステー9に支持されている。消音器23は車体の右側一側に配置され、分岐ジョイント20、第2排気管21、22及び排気管15の後部18も車体右側に配置されている。
ピボットプレート6の上下方向中間部でやや下方より位置にピボット25が設けられ、ここでスイングアーム26の前端が揺動自在にピボットプレート6へ取付けられている。スイングアーム26の後端には後輪27が支持される。スイングアーム26の中間部とクロス部材7との間には緩衝器28が前傾して上下方向に配置されている。緩衝器28は側面視でピボット25の上方でかつピボットプレート6の最も後方へ湾曲して突出した部分と交差して配置されている。また、この緩衝器28とピボットプレート6の間を第2排気管21、22が緩衝器28と交差して前後方向へ通っている。
30は燃料タンクであり、メイン部5上に支持されている。31はシートであり、燃料タンク30の後方にシートレール8上へ支持されている。32はメイン部5及びダウン部10の左右両側を覆うシュラウド、33はリヤフェンダである。
図2は車体後部の要部平面図、図3は図2の図示部分のうち緩衝器回りにおけるさらに要部の底面図である。これらの図において、シートレール8は左右一対で設けられ、左右の前部及び後部はクロスプレート40,41で連結されている。左右の各シートレール8の後端部にはブラケット42が設けられ、この左右のブラケット42のうち右側のブラケット42に消音器23がステー57を介して取付けられている。消音器23、分岐ジョイント20及び第2排気管21(22も下方に重なっている)は車体の右側一側に配置されている。
クロスプレート40前方の車体中心C上には緩衝器28の上部が位置し、この緩衝器28を挟んで車体右側に分岐ジョイント20及び第2排気管21、22、車体左側にコネクティングチューブ43が配置されている。コネクティングチューブ43は緩衝器28の左側を湾曲して迂回し、前端はシリンダ13の吸気ポート(図示省略)へ接続し、後端は緩衝器28後方で左右のシートレール8間に支持されるエアクリーナ44へ接続している。
図4車体フレームの後方視図である。この図に明らかなように、ヘッドパイプ2及びダウンチューブ4のダウン部10は車体中心Cに沿って1本で設けられ、メインフレーム3及びピボットプレート6は左右一対で設けられる。メインフレーム3のメイン部5は、ヘッドパイプ2から左右へ分かれて湾曲しつつ後方へ延びてピボットプレート6の上部へ接続する。なお、この図には示されていないが、シートレール8及びリヤステー9も左右一対で設けられている。
メイン部5の後端部が接続する部分より上方のピボットプレート6の上部6aは、メイン部5の後端部より上方かつ内側へ向かって突出し、この左右の上部6aの上端間をクロス部材7が連結する。クロス部材7には間隔をもって一対で突出するクッション支持部7aが設けられ、ここに緩衝器28のピストンロッド28aの上端部に設けられた上取付筒部28bが軸支されている。緩衝器28は車体中心Cに沿って上下方向へ前傾して(図1参照)配置されている。
ダウンチューブ4のダウン部10は下部が倒立した略Y字状をなすブラケット10aへ接続し、このブラケット10aの下部10bは略なで肩状をなして左右へ分かれ、この左右に分枝した下部10bのそれぞれに左右一対をなすロアフレーム11の前端部が接続している(図1参照)。
ダウン部10,緩衝器28,ブラケット10a,下部10b,ピボットプレート6,クロス部材7に囲まれた空間45のうち、車体中心Cより右側部分内に第2排気管21,22が上下に並列して配置されている。第2排気管21、22の外径は、緩衝器28とピボットプレート6の間隔Wより若干小さい程度である。緩衝器28は上取付筒部28bの下方にダンパスプリング等によって大型化した大径部28cを備え、第2排気管21、22はこの大径部28cの側方に位置する。間隔Wは大径部28cと対面するピボットプレート6との幅である。
なお、上側の第2排気管21はピボットプレート6がメイン部5の後端部と接続するため内方へ湾曲する湾曲部6bの内側に位置し、このため、下方の第2排気管22より若干内方へずれて配置され、第2排気管21、22の各中心を結ぶ線は、上方が車体中心Cへ向かって接近するよう傾いている。
図1に明らかなように、前傾配置された緩衝器28は、これよりも水平線に対する傾斜角度が緩いメイン部5と交差し、第2排気管21、22は緩衝器28と重なるように交差する。
このように、排気管15をメインフレーム3の一部であるピボットプレート6との交差位置Pより前方位置にて複数の小径の第2排気管21,22に分岐させたので、この小径の第2排気管21,22をピボットプレート6に交差させることでピボットプレート6とエンジン12との間隙を狭くできる。
このため、メインフレーム3とダウンチューブ4に囲まれたエンジン12の配置空間内は、本来狭い空間内にエンジン12やその他の補機類が配置されているが、ピボットプレート6を凹ませたり外方へずらして配置することなく、また、排気管を凹ませることもせずに配置できる。
しかも、複数の第2排気管21,22により十分な排気量を確保し、スムーズな排気を可能にするので、エンジンの出力を確保しつつ車体のスリム化が可能である。
また、複数の第2排気管21、22を上下へ並列させて、ピボットプレート6と緩衝器28との間に通過させるので、小径化した第2排気管21,22分だけピボットプレート6と緩衝器28の間隙を狭くでき、車体のスリム化が可能になる。
次に、分岐ジョイント20,第2排気管21,22及び消音器23からなる排気系後部について詳細を説明する。
図5は排気系後部50の一部を透視した側面図である。この図において分岐ジョイント20は、一本で前部の筒状をなす接続部24と、この接続部24から後方へ二又状に枝分かれする分岐管51,52を一体に備える略Y字状の管状部材であり、半割プレス製品を最中合わせにして形成したり鋳造等の適宜方法により製造される。
上側の分岐管51には第2排気管21を構成する本体部21aの前端が嵌合接続され、下側の分岐管52には第2排気管22の構成する本体部22aの前端が嵌合接続される。これらの分岐管51と第2排気管21及び分岐管52と第2排気管22の接続部を含むように支持プレート53で連結されている。
なお、第2排気管21は上側の分岐管51と本体部21aからなり、第2排気管22は下側の分岐管52と本体部22aからなる。
第2排気管21,22の本体部21a,22aは、各前部における分岐管51,52との接続部近傍部で上下平行にかつ若干の間隔をもって後方へ平行に延出し、その後屈曲部21b,22bで斜め上方へ屈曲し、かつそれぞれ屈曲部21b,22bより後方の後部21c,22cはそれぞれ屈曲部21b,22bより前方部分よりも開いた間隔で略平行に後方へ延びている。
屈曲部21bと22bの位置は前後にずれており、この屈曲部21b及び22bの後方部分である後部21c及び22cはそれぞれ後部が消音器23の中へ入り、パンチング部21d,22dに接続している。
消音器23は内外二重筒式であり、消音器23の外観部分として図示される部分は外筒をなし(以下、消音器23を外筒の意味でも用いるものとする)、パンチング部21d,22dはインナーパイプをなす。
パンチング部21d,22dは多数の小孔が形成されることにより、パンチング部21d,22dの内部が消音器23内の空間である膨張室56へ開放されている。また、パンチング部21d,22dの各後端部も開口21e、22eをなして消音器23内の膨張室56へ開放されている。
このパンチング部21d,22dの開始位置は、第2排気管21と同22では異なっており、この例ではパンチング部21dの方が前方に設けられる。その結果、パンチング部21d及びパンチング部22dの長さL1,L2が異なり(L1>L2)、その開始位置の差はΔLをなす。
この差ΔLは、エンジンの使用領域における排気音圧の波長の整数倍とならないように設定され、パンチング部21dから消音器23内へ出た排気音と同22dから出た排気音とが互いに干渉するようになっている。このパンチング開始位置がエンジンの通常使用域における排気音波長の整数倍の長さ分異なっているため、インナーパイプであるパンチング部21d,22dから出た排気が干渉し合うことにより、排気音を小さくすることができる。エンジンの通常使用域における排気音波長は、エンジンの形式や仕様等により適宜定まるものである。
また、第2排気管21の排気行路長ExP1は分岐部51の前端(ジョイント20における二股分岐部分)から後部21cの後端まで長さであり、第2排気管22の排気行路長ExP2は分岐部52の前端(ジョイント20における二股分岐部分)から後部22cの後端まで長さであり、第2排気管21と第2排気管22の排気行路長ExP1とExP2(ExP1<ExP2)は互いに異なり、その差もΔL相当となるので、やはりエンジンの使用領域における排気音の波長の整数倍とならないように設定されている。このため、各第2排気管21、22の排気が互いの排気音波形の位相をずらせて消音器23の膨張室56内へ出るので、互いに干渉して打ち消し合うことにより排気音を低減することができ、消音器23の小型化が可能になり、スムーズな排気を維持して車体のスリム化を実現できる。
消音器23の後端部には側面視略円錐台状のコーン形状をなすエンドキャップ54が被せられている。エンドキャップ54の前端は、後方へ拡径する消音器23の後端外周へ被さり、溶接で一体化されている。エンドキャップ54の側面54aは後方へ収束するように傾斜する斜面状をなし、後端面54bは略垂直方向と平行な平面をなし、この中央部に排気口55が開口している。
消音器23はエンドキャップ54で閉じられることにより、内部空間を膨張室56とし、パンチング部21d及び22dから出た排気が膨張して音圧を低減できるようになっている。
図中の符号57は消音器23の上部外表面に溶接されたステーであり、シートレール8及びリヤステー9の各後端間に設けられたブラケット42へボルト止め等で連結される。
図6は図5のA矢示方向(各パンチング部21d,22dの中心軸線B1、B2と平行な方向)から示すエンドキャップ54の背面図である。この図に明らかなように、消音器の上下に配置された第2排気管21、22の各後端開口21e,22eは排気口55を上下に挟んで重ならないように配置され、エンドキャップ54は上下方向に長い略長円上の縦長形状をなし、消音器23の横幅を抑えて車体のスリム化に貢献している。
図中の符号O1は排気口55の中心である。O2、O3は各パンチング部21d,22dの中心であり、中心軸線B1、B2上に位置する。各パンチング部21d,22dの中心O2、O3は、排気口55の中心からずれて後端面54bに重なるように配置されている。各後端開口21e,22eはその開口面積の大半が後端面54bに重なり、一部のみが排気口55内に入り込んでいる。このため、各後端開口21e,22eから出た排気はその多くが後端面54b及び側面54aに当たり、各後端開口21e,22eから直接排気口55を通り抜ける量を少なくしている。これにより、従来のテールパイプを廃止しても、排気音の低減においてテールパイプで絞ったと同様の効果を生じさせることができる。
そのうえ、テールパイプが後方へ突出せず、エンドキャップ54の背面における凹凸が少なくなるから、消音器23の表面に泥が付着しても表面をスムーズに流れて落下しやすくなるので、排気口55が詰まりにくくなる。このため、大量に泥が付着しやすいオフロード車において特に有利になる。
図7はパンチング部21d,22dの各後端開口21e、22eから出た排気の流れを説明するため図5のエンドキャップ54内を拡大した断面図である。
消音器23の後端は隔壁23aにて塞がれ、その後方にエンドキャップ54が被せられ、この隔壁23aとエンドキャップ54との間に膨張室56を形成し、その膨張室56内にパンチング部21d,22dの各後端開口21e、22eを開放してある。
各パンチング部21d,22dの中心軸線B1、B2は互いに平行して、後端面54bの排気口55より上下部分を指向する。このため、後端開口21e,22eから中心軸線B1、B2に沿って後方へ出た排気は矢示のように、排気口55とずれた位置で側面54aに当たって反射され、膨張室56へ向かって膨張し、パンチング部21d,22dから側方へ出て膨張室56内で膨張した排気と合流し、ここで音圧を低減させてから、排気口55より外部へ排出される。
このように、消音器23(外筒)の後端開口をエンドキャップ54で覆うことにより、エンドキャップ54の内側を膨張室56とし、この膨張室56内にインナーパイプであるパンチング部21d,22dの各後端開口21e、22eが開口するため、この膨張室56内にて排気音が低減される。このときエンドキャップ54には排気口55を設けるだけで済み、膨張室56から従来のテールパイプを介さずに直接排気口55より排出できる。このため、従来の絞りとなるテールパイプを省略でき、排気の大気に対する抜けが良好になる。
また、エンドキャップ54の排気口55とインナーパイプである各パンチング部21d,22dの後端21e及び22eが排気口55から上下へオフセットされているため、各パンチング部21d,22dの後端21e及び22eから出た排気は、エンドキャップ54の内壁である側面54a及び後端面54bに一度当たってから排出されるようになる。このため各パンチング部21d,22dの後端21e及び22eから出た排気が直ちにエンドキャップ54の排気口55から排出されてしまうことが少なくなるので、膨張室56を有効に利用して消音効果を高めることができる。
支持プレート53の上下方向中間部は外側方へ張り出して垂直方向と平行な平面をなす凸部53cをなし、その中央部に通し穴53dが設けられ、この通し穴53dと同心にナット58が設けられている。凸部53cは本願発明の連結部に相当する。
ナット58の位置は分岐管51と52の各外側面側における共通接線D1より外側方へずれた位置であり、ナット58との締結軸線Fの延長が分岐管51の下部へ交わるよう、分岐管51と分岐管52の中間部より若干上方になっている。凸部53cの一部で下部53bに連続する部分は共通接線D1より内方へ入り込む屈曲部53dをなし、この部分が上下の分岐管51と52の間にへ入り込んでいる。
また、分岐ジョイント20の内側面にも内側の支持プレート59が取付けられて分岐管51と52を連結している。この支持プレート59は上部59aと下部59bがそれぞれ分岐管51の側面下部と分岐管52の側面上部の各外周へ若干沿うように重なり、各上端又は下端で分岐管51及び52へ溶接されている。また、上下方向の中間部59cが分岐管51と分岐管52の中間部内へ入り込むように湾曲している。この中間部59cを含む支持プレート59のほぼ全体が、分岐管51と52の各内側面側における共通接線D2よりも外側方側に位置している。なお、上部59a及び下部59bは本願発明の湾曲部に相当し、中間部59cは本願発明の連結部に相当する。
図9中のO4、O5は各第2排気管21、22の本体部21a、22aにおける各前部の中心であり、Eはこれらの中心O4、O5を結んだ直線である。Eは各中心O4、O5を結んだ直線であり、各共通接線D1及びD2と平行であり、上方側が車体内方側へ傾くように傾斜している。このような傾斜により、各第2排気管の本体部21a、22aにおける前部を狭い空間45内へ効率よく配置可能になっている。
凸部53cは、分岐ジョイント20が交差するピボットプレート6の内面に内方へ突出形成されたステー60(図4)と重なり、車体外側方からボルト61をステー60の通し穴60aへ通してナット58へ締結することにより分岐ジョイント20をピボットプレート6へ支持するようになっている。
このように、各第2排気管21、22の間を利用して支持プレート53の連結部である凸部53cを配置し、ここにナット58を設けるので、ナット58を上下の岐排気管21、22の間に各第2排気管21、22へ接近させて配置し、凸部53cを必要以上に外側方へ突出させないので、この凸部53cへステー60を重ねることでピボットプレート6を各第2排気管21、22へより近接させることができ、車体のスリム化に貢献できる。
また、支持プレート53を各第2排気管21、22の連結部材並びにピボットプレート6への取付部材とすることにより多機能化させることができる。
次に、図10〜12に基づいて、分岐部にレゾネータを設けた別実施形態を説明する。
図10は図5に対応する部位に関する一部を破断した側面図、図11は図10の11−11線断面図、図12はこの実施形態に使用される連結プレートの斜視図である。なお、この実施形態は主として分岐ジョイント部分の構造が異なるだけであるので、前実施形態と共通する点については説明を省略する。
図10において、この実施形態のは排気系後部は、上下一対の第2排気管121と122を備え、それぞれの後部は図示省略されているが、前実施形態と同様に消音器内へ延出してそのインナーパイプをなしている。
各第2排気管121と122の前部は分岐ジョイント120をなし、その前端に設けられた筒状をなす接続部124にて排気管の後端部へ接続する。
分岐ジョイント120は図10の側面視で略Y字状をなし、前方へ突出する接続部124と後方へ二又状に枝分かれする分枝管151,152を一体に備える中空部材である。
なお、この実施形態では、分岐ジョイント120が第2排気管121と122の集合部として連続一体に形成され、分枝管151,152はそれぞれ第2排気管121と122の各前部をなし、前実施形態の本体部を兼ねている。但し、前実施形態と同様に、分岐ジョイント120を各第2排気管121と122と別体に形成し、各第2排気管を、別体になっている各分枝管151,152と、その後端部へ嵌合接続する本体部から構成することは自由である。
分枝管151は集合部120aからあまり曲がらずに後方へ延出するのに対して、分枝管152は集合部120aから斜め下がり後方へ大きく曲がり、その後、屈曲管152aで曲がり直して分枝管151と平行に後方へ延出し、さらに屈曲管152bにて分枝管151へ接近するように屈曲して斜め上り後方へ延出している。なお、分枝管151も屈曲管152bの上方位置の屈曲管151bで斜め上り後方へ延出し、各後方では、再び上下の分枝管151、152が略平行になっている。
なお、各屈曲管151b及び152bより後方の排気系後部の構造は前実施形態と同様であり、共通の部分には対応する符号を用いて示す。各第2排気管121と122の後部には前実施形態同様にパンチング部121d,122dが設けられている。但し、本実施形態におけるパンチング部121d,122dはそれぞれの長さが一致し、それぞれのパンチング開始位置が同じになっている。
分枝管152の大きな屈曲により、集合部120aから屈曲管151b及び152b近傍部までの間は、上下の分枝管151と152間を大きく広げてあり、この分枝管151と152間に設けられた拡大スペースを利用してレゾネータ170を設けてある。
すなわち、上下の分枝管151と152は左右から一対の支持プレート153と159で覆われ、これら上下の分枝管151、152と左右の支持プレート153と159で囲まれた空間を比較的大容積のレゾネータ室171とし、このレゾネータ室171を開口172により集合部120a内部と連通させることによりレゾネータ170を構成している。
このレゾネータ170は、レゾネータ室171を集合部120aへ開口172を介して連通する膨張室とすることにより共鳴箱にしたヘルムホルツの共鳴を利用したものであり、集合部120aへ入った排気は矢示abのように上下の分枝管151、152へ分流するとともに、一部は矢示cのように開口172からレゾネータ室171へ出入してヘルムホルツの共鳴を生じさせようになっている。
このように上下の分枝管151、152間を連結する支持プレート153、159を利用することにより、上下の分枝管151、152と左右の支持プレート153と159で囲まれた空間を有効利用してレゾネータ170を設けることができ、このレゾネータ170によって、排気騒音を低減させ、出力特性を変化させることができる。
支持プレート153、159はそれぞれ平板からプレス成形される板状のものであり、レゾネータ室171の形状に合わせて、図12に示すように、前後方向へ長く形成され、前部は集合部120aの後部形状に合わせて前上部がより前方へ突出する略三角形状の先頭管153a、159aをなす。後端縁部は上下の分枝管151、152間にへ入り込む折れ曲がり管153b、159bをなし、各折れ曲がり管153b、159bの先端面は上下の分枝管151、152間にて当接するようになっている。支持プレート153の前後方向中間部には前実施形態における凸部53cと同様の凸管153cが形成され、その突出頂面に通し穴153dが形成されている。
そこで、支持プレート153、159を分岐ジョイント120の左右から重ね、それぞれの上下縁部と先頭管153a、159aを、集合部120a及び分枝管151、152の各側面へ当接させ、この当接部を溶接することで一体化する。このとき、折れ曲がり管153b、159bも分枝管151、152間にへ入り込み、それぞれの上下縁部は分枝管151、152の外周面へ当接し、先端部は端面相互が当接するので、各当接部を溶接すると左右の支持プレート153、159が一体化され、上下の分枝管151、152及び左右の支持プレート153と159間に密閉されたレゾネータ室171が形成される。
なお、本願発明は上記各実施形態以外にも種々の変形等が可能である。例えば、第2排気管の数は2以上の複数であればその数は自由であり、仮に4本であってもよい。この場合は4本の第2排気管を一枚の支持プレートで連結一体化させることができる。
また、第2排気管を2本づつ車体の左右へ分配し、車体の左右に配置した一対の消音器へ接続して排気系を構成し、それぞれの排気系を実施例のように構成することもできる。
さらに、上記車体の左右に排気系を設ける場合は、エンジンを2気筒等の多気筒式とし、各シリンダ(気筒)にそれぞれ上記排気系を接続させてよい。
さらに、レゾネータは分岐部を利用して設ければ足り、支持プレートと別体に構成されたレゾネータを設けることもできる。
1:車体フレーム、2:ヘッドパイプ、3:メインフレーム、4:ダウンチューブ、5:メイン部、6:ピボットプレート、7:クロス部材、8:シートレール、9:リヤステー、10:ダウン部、15:排気管、20:分岐ジョイント、21:第2排気管、22:第2排気管、23:消音器、24:接続部、25:ピボット、26:スイングアーム、27:後輪、28:緩衝器、50:排気系後部、54:エンドキャップ、55:排気口、120:分岐ジョイント、121:第2排気管、122:第2排気管

Claims (9)

  1. フロントフォークを介して前輪を支持するヘッドパイプと、
    このヘッドパイプから斜め後下方へ延びるメインフレームと、さらにこのメインフレームの後部を湾曲させて左右一対で下方へ延びるピボットプレートとし、
    このピボットプレートにスイングアームの前端を揺動自在に取付け、スイングアームの後端に後輪を支持し、前記メインフレームの下方空間に配置されるエンジンと、このエンジンの排気ポートに一端が接続され、他端側がエンジンの側方とメインフレームの間を通って後方へ延びる排気管と、この排気管の後端に取付けられる消音器とを備えた自動2輪車用排気装置において、
    前記排気管は側面視でメインフレームと交差するとともに、この交差位置より前方にて複数に分岐し、この分岐部より排気上流側の第1排気管と、分岐部より排気下流側となる複数の第2排気管とで構成し、前記第1排気管より前記第2排気管を小径とすることを特徴とする自動2輪車用排気装置。
  2. 前記ピボットプレート上方のメインフレームの後部と、前記スイングアーム間に緩衝器を設け、この緩衝器とメインフレームの間を複数の前記第2排気管が上下に並んで前後方向に通過していることを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車用排気装置。
  3. 前記消音器は、外筒とその外筒内に配置される複数のインナーパイプとから構成され、前記第2排気管の後端は各々個別のインナーパイプへ接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載された自動2輪車用排気装置。
  4. 前記インナーパイプは、それぞれ前記外筒内でパンチングにより外筒内空間へ開放されるとともに、前記分岐からパンチング開始位置までの管長が各第2排気管により異にすることを特徴とする請求項3に記載された自動2輪車用排気装置。
  5. 前記消音器の外筒後端は隔壁にて塞がれ、その後方にエンドキャップが被せられ、この隔壁とエンドキャップとの間に膨張室を形成し、その膨張室内に前記各インナーパイプの下流端を開放し、前記エンドキャップに前記膨張室を外部に開放する排気口を設けることを特徴とする請求項3又は4に記載した自動2輪車用排気装置。
  6. 前記エンドキャップの排気口と各インナーパイプの下流端開口とはインナーパイプの軸線方向に対してオフセットして配置することを特徴とする請求項5に記載した自動2輪車用排気装置。
  7. 前記各第2排気管は、前記ピボットプレートと交差する部分で支持プレートを介して前記ピボットプレートへ取付けられるとともに、前記支持プレートは各第2排気管を連結することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載された自動2輪車用排気装置。
  8. 前記支持プレートは各第2排気管の外周に沿って湾曲して溶接される湾曲部と、この湾曲部を連結するとともに、少なくとも一部が隣り合う第2排気管間へ入り込む連結部とを備え、この連結部に設けたナットによりピボットプレートへボルト止めされていることを特徴とする請求項7に記載された自動2輪車用排気装置。
  9. 前記各第2排気管にまたがって左右から板状の外壁を固定し、前記各第2排気管の間に膨張室を形成することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載された自動2輪車用排気装置。
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