JP2008298989A - 画像形成装置および定着装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】実際には加圧が解除されている定着部材が加圧されている状態にあると検出されて発熱部材への電力供給が行われるという異常の発生を検出することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】プリント動作が開始され、フォトセンサ312の検出信号に基づいて加圧機構210が定着ベルト301を加圧している状態にあるにあることが検出されると、ヒータ電力供給回路211からヒータ305への電力供給(通電)が開始される(ステップS3)。次いで、上記ヒータ305への電力供給開始から所定時間Δtの経過後にサーミスタ304bにより検出された温度が閾値Temp_thを超えている場合(ステップS4〜S5)、加圧機構210に異常が発生していると判断され、ヒータ305への電力供給が停止される(ステップS7)。
【選択図】図10

Description

本発明は、画像形成装置および定着装置の制御方法に関する。
近年、プリンタ、複写機などの画像形成装置として、カラー画像をシート上に形成することが可能なカラー画像形成装置が登場している。このカラー画像形成装置に使用される定着装置としては、表面に弾性層が形成されている定着ローラを有するものが知られている。このような定着ローラは、その表面温度がトナー画像を転写材上に定着させるために適した温度(定着可能温度)に達するまで、加熱される。しかしながら、上記定着ローラは大きな熱容量を有するので、定着ローラの表面が上記定着可能温度に達するまで定着ローラを加熱するのに要する時間(ウォームアップタイム)が長くなる。
これに対し、ウォームアップタイムを短くすることが可能な定着装置として、定着フィルムを用いた定着装置が知られている。この定着フィルムを用いた定着装置の構成について図14を参照しながら説明する。図14は従来の定着フィルムを用いた定着装置の主要部構成を示す縦断面図である。
定着フィルムを用いたフィルム定着装置は、図14に示すように、円筒状の定着フィルム911と加圧ローラ914を備える。定着フィルム911は、支持部材915に支持されている。支持部材915には、定着フィルム911内に配置されているヒータ912が固定されている。ヒータ912には、当該ヒータ912の温度を検出するための温度センサ913が取り付けられている。
加圧ローラ914は、定着フィルム911を挟んでヒータ912に所定の押圧力で押し付けられており、加圧ローラ914と定着フィルム911の間には、未定着トナー像tを担持する転写材Pを狭持搬送するためのニップ部Nが形成される。加圧ローラ914は、駆動モータ(図示せず)により、図中の矢印方向へ回転され、この加圧ローラ914の回転に従動して定着フィルム911は、その内面がヒータ912下面と摺動しながら、支持部材915に案内されて移動される。
未定着トナー像tを担持する転写材Pが上記ニップ部Nを通過する際に、未定着トナー像tは、加熱、加圧され、転写材P上に定着画像(永久固着画像)として定着される。
上記定着フィルム911は、例えば厚さ50μm程度の耐熱樹脂製のエンドレスフィルムからなり、その表面には、厚さ10μm程度の離型性層(フッ素樹脂コーティング層など)が形成されている。ここで、定着フィルム911の熱容量を小さくするために、定着フィルム911には弾性層が設けられていない。
上記ヒータ912は、セラミック基板と、当該セラミック基板上に形成された抵抗発熱体から構成される。ヒータ912に取り付けられた温度センサ913により検出された温度は、制御部(図示せず)に入力される。この制御部は、温度センサ913により検出された温度に基づいて、ニップ部Nの温度を定着可能温度にするための温調制御を行う。すなわち、ヒータ912の温度(ヒータ912への通電)が制御される。
このような構成の定着装置においては、定着フィルム911の熱容量が非常に小さくされているので、ヒータ912へ電力を投入した後、短時間でニップ部Nの温度を定着可能温度までに昇温させることができる。
このような弾性層が設けられていない定着フィルム911を用いる定着装置は、カラー画像形成装置の定着装置としては適さない。弾性層が設けられていない定着フィルム911の場合、転写材表面の凹凸、トナー層の有無による凹凸、トナー層における凹凸などにより転写材上に形成された凹部および凸部に対して、定着フィルム911の表面が追従することができない。その結果、上記凸部と凹部の間では、定着フィルム911から加えられる熱量に差が生じる。すなわち、凸部は定着フィルム911と隙間なく密着するので、定着フィルム911から凸部に伝達される熱量は、凹部に伝達される熱量より大きくなる。
カラー画像は、複数色のトナー層がそれぞれ重ね合わされて形成されるので、トナー層の凹凸が白黒画像の場合に比して大きい。よって、定着フィルムに弾性層が設けられていない場合、定着画像の光沢ムラが大きくなり、画像品質が低下する。また、画像が形成された転写材がOHPシートの場合は、定着画像を投影した際の透過性が悪くなり、画像品質の低下を招き易い。
そこで、弾性層を有する定着ベルト(定着フィルム)を用いる定着装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、定着ベルトの弾性層に使用されるシリコンゴムなどの熱伝導率が高いものは変形し易い。その結果、定着ベルトを加圧された状態で長時間放置すると、印刷開始時のウォームアップタイム期間中に、上記弾性層が変形した状態から復帰せず、加圧されていた部分から用紙上のトナー像に適正な熱量が伝達されない場合がある。その結果、定着画像の表面反射率が変化し、画質の劣化を招く。
また、定着ベルトの寿命を長くするためには、省電力モード時または電源OFF時には、自動的に定着ベルトに対する加圧を解除するための加圧解除機構を設ける必要がある。この加圧解除機構は、定着ベルトと加圧ローラとを離間させ、定着ベルトが加圧されることを解除するものである。
しかしながら、何らかの異常により、定着ベルトの加圧が解除された状態でヒータへの通電が行われた場合、加圧ローラへの熱の移動がないため、定着ベルトの弾性層の温度が急激に上昇することになる。これにより、上記弾性層が熱によりダメージを受け、定着ベルトの寿命が低下することになる。また、ヒータの温度が急激に上昇することによって、ヒータの破損を招く可能性がある。
そこで、定着ベルトの加圧が解除された状態を検出して、ヒータへの電力供給を強制的に遮断する電力遮断回路を有する定着装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開平11−15303号公報 特開2005−321511号公報
上記電力遮断回路を有する定着装置において、何らかの異常が発生し、実際には定着ベルトの加圧が解除されているにも関わらず、そのことが検出されない場合がある。この場合、定着ベルトの加圧が解除されているにも関わらず、電力遮断回路により、ヒータへの電力供給が遮断されず、ヒータへの電力供給を行うことが可能になる。このような状態でヒータへの電力供給が行われると、定着ベルトおよびヒータにダメージを与えることになる。
本発明の目的は、実際には加圧が解除されている定着部材が加圧されている状態にあると検出されて発熱部材への電力供給が行われるという異常の発生を検出することができる画像形成装置および定着装置の制御方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、発熱部材を有するとともに表面に弾性層が形成されている第1の定着部材と第2の定着部材とが互いに押し付けられ、前記第1の定着部材と前記第2の定着部材との間に、転写材を加熱、加圧しながら狭持搬送するためのニップ部が形成される定着装置と、前記第1の定着部材と前記第2の定着部材とが互いに押し付けられる加圧状態と前記加圧状態を解除する加圧解除状態とを選択的に切り換える加圧手段と、前記加圧手段が前記加圧状態にあることを検出する加圧状態検出手段と、前記発熱部材の温度を検出する少なくとも1つの温度検出手段と、前記発熱部材へ電力を供給する電力供給手段と、前記加圧状態検出手段により前記加圧手段が前記加圧状態にあることが検出されると、前記電力供給手段から前記発熱部材への電力供給を開始し、該電力供給開始から所定時間が経過した後に、前記温度検出手段により検出された温度に基づいて、前記電力供給手段から前記発熱部材への電力供給を停止させる制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、発熱部材を有するとともに表面に弾性層が形成されている第1の定着部材と、前記第1の定着部材との間に、転写材を加熱、加圧しながら狭持搬送するためのニップ部を形成するように、前記第1の定着部材に押し付けられる第2の定着部材と、前記第1の定着部材と前記第2の定着部材とが互いに押し付けられるように少なくとも一方の定着部材を加圧する状態と前記少なくとも一方の定着部材の加圧を解除する状態とを選択的に切り換える加圧手段とを備える定着装置の制御方法であって、前記加圧手段が前記少なくとも一方の定着部材を加圧する状態にあるか否かを検出する加圧状態検出工程と、前記加圧状態検出工程で前記加圧手段が前記少なくとも一方の定着部材を加圧する状態にあることが検出されると、前記発熱部材への電力供給を開始する電力供給開始工程と、前記発熱部材への電力供給開始から所定時間が経過した後に、前記発熱部材の温度を検出する温度検出工程と、前記温度検出工程で検出された前記発熱部材の温度に基づいて前記発熱部材への電力供給を停止させる電力供給停止工程とを備えることを特徴とする定着装置の制御方法を提供する。
本発明によれば、実際には加圧が解除されている定着部材が加圧されている状態にあると検出されて発熱部材への電力供給が行われるという異常の発生を検出することができる。その結果、定着部材の加圧が解除されている状態で発熱部材への電力供給が行われることに起因する定着部材および発熱部材の損傷を未然に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す縦断面図である。本実施の形態においては、画像形成装置として、タンデム型の中間転写ベルト(中間転写手段)を有する電子写真方式のカラー画像形成装置を説明する。
カラー画像形成装置は、図1に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色の画像を形成するための画像形成ユニットを備える。
上記画像形成ユニットは、イエロー(Y)の画像を形成する画像形成部1Yと、マゼンタ(M)の画像を形成する画像形成部1Mと、シアン(C)の画像を形成する画像形成部1Cと、ブラック(Bk)の画像を形成する画像形成部1Bkを含む。これら4つの画像形成部1Y,1M,1C,1Bkは、一定の間隔で一列に配置されている。
各画像形成部1Y,1M,1C,1Bkは、それぞれ、感光ドラム2a,2b,2c,2dを有する。各感光ドラム2a〜2dの周囲には、一次帯電器3a,3b,3c,3d、現像装置4a,4b,4c,4d、転写ローラ5a,5b,5c,5d、ドラムクリーナ装置6a,6b,6c,6dがそれぞれ配置されている。また、各感光ドラム2a〜2dをレーザ光により露光走査するためのレーザ露光装置7が設けられている。
各感光ドラム2a〜2dは、負帯電のOPC感光体であって、表面に光導電層が形成されているアルミニウム製のドラム基体からなる。各感光ドラム2a〜2dは、駆動装置(図示せず)により、時計回り方向に所定のプロセススピードで回転駆動される。各一次帯電器3a〜3dは、それぞれ、帯電バイアス電源(図示せず)から印加される帯電バイアスによって、対応する感光ドラム2a〜2dの表面を負極性の所定電位に均一に帯電させる。
レーザ露光装置7は、入力された画像情報に基づいて発光するレーザ発光部、ポリゴンレンズ、反射ミラーなどから構成され、発光されたレーザ光により、各感光ドラム2a〜2d上が露光走査される。これにより、対応する一次帯電器3a〜3dによって帯電された各感光ドラム2a〜2dの表面には、それぞれ、画像情報に応じた各色の静電潜像が形成される。
上記現像装置4a〜4dのそれぞれには、対応する色のトナーすなわちイエロートナー、シアントナー、マゼンタトナー、ブラックトナーのいずれかが収納されている。そして、各現像装置4a〜4dは、それぞれ、対応する感光ドラム2a〜2dに対応する色のトナーを供給する。この供給されたトナーにより、各感光ドラム2a〜2dに形成された静電潜像は、それぞれ対応する色のトナー像として現像(可視像化)される。
各転写ローラ5a〜5dは、それぞれ、対応する一次転写部32a,32b,32c,32dにおいて、中間転写ベルト8を介して対応する感光ドラム2a〜2dに向けて押し付けられるように配置されている。各感光ドラム2a〜2d上のトナー像は、それぞれ、対応する一次転写部32a〜32dにおいて、対応する転写ローラ5a〜5dにより、順に中間転写ベルト8上に重ね合わせながら転写される。
中間転写ベルト8は、各感光ドラム2a〜2dの上方に配置されており、二次転写対向ローラ10とテンションローラ11間に張架されている。二次転写対向ローラ10は、二次転写部34において、中間転写ベルト8を介して二次転写ローラ12に向けて押し付けられるように配置されている。中間転写ベルト8は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルムなどのような誘電体樹脂から構成される。
中間転写ベルト8上に転写されたトナー像は、二次転写部34において、後述する給紙ユニットから給紙された転写材P上に転写される。上記テンションローラ11の近傍には、中間転写ベルト8の表面に残留しているトナーを除去して回収するためのベルトクリーニング装置13が設けられている。
各ドラムクリーナ装置6a〜6dは、クリーニングブレード(図示せず)を有し、当該クリーニングブレードを用いて、一次転写時に各感光ドラム2a〜2d上に残留したトナーを感光ドラム2a〜2d表面から掻き落として回収する。
上記給紙ユニットは、給紙カセット17および手差しトレイ20を含む。給紙カセット17には、転写材Pが束状に収納され、この転写材Pは、1枚ずつピックアップローラ(図示せず)により送り出される。この送り出された転写材Pは、給紙ローラ、給紙ガイド18を経てレジストレーションローラ19に到達すると、一旦停止された後に、レジストレーションローラ19により、画像形成タイミングに合わせて、二次転写部34に送り出される。
手差しトレイ20は、転写材Pを1枚ずつ給紙するためのトレイであり、当該手差しトレイ20に積載された転写材Pは、給紙カセット17からの転写材Pの給紙と同様に、レジストレーションローラ19に向けて給紙される。
上記二次転写部34においてトナー像が転写された転写材Pは、定着装置300に送られる。定着装置300は、定着ベルト301(第1の定着部材)および加圧ローラ(第2の定着部材)302を有する。定着ベルト301および加圧ローラ302は、互いに所定の圧力で押し付けられ、それらの間には、転写材Pを狭持しながら搬送するためのニップ部320が形成される。上記転写材Pが上記ニップ部320を通過する際に、転写材Pは、加熱、加圧され、転写材P上のトナー像は、定着画像として転写材P上に定着される。この定着装置300の詳細の構成については、後述する。
上記定着装置300を通過した転写材Pは、排紙ローラ21により排紙トレイ22上に排紙される。
次に、本実施の形態の画像形成装置における制御構成について図2を参照しながら説明する。図2は図1の画像形成装置における制御構成を示すブロック図である。
本実施の形態の画像形成装置は、図2に示すように、当該画像形成装置の全体制御および個別処理を行うための制御部(制御手段)200を備える。
制御部200は、CPU201、アドレスデコーダを含むバスドライバ202、ROM203、RAM204、I/O回路206およびPWM回路205を有する。CPU201は、バスドライバ202を介して、ROM203に格納されているプログラムを読み出して実行することにより、画像形成装置の全体制御および個別処理を行う。この際、RAM204がCPU201の作業領域として用いられる。
I/O回路206は、操作パネル150、ドライバ群207、センサ群208、高圧ドライバ209、加圧機構(加圧手段)210およびヒータ電力供給回路(電力供給手段)211との間の入出力を制御するためのインタフェースである。
操作パネル150は、数値の入力、モードの設定などを行うための各種キー(図示せず)、および装置状態、各種設定されたモードにおける設定内容、エラー情報などを表示するディスプレイ(図示せず)を有する。
ドライバ群207は、給紙ローラ、搬送ローラ、定着装置300の加圧ローラなどのモータを駆動するためのモータドライド、クラッチ、ソレノイドなどを駆動するためのドライバなどの各種ドライバを含む。ドライバ群207に含まれる各種ドライバは、それぞれ、CPU201からの制御信号に基づいて対応するモータ、クラッチ、ソレノイドなどを駆動する。
センサ群208は、各種センサを含む。例えば、搬送路上の転写材Pの有無を検出するための紙検出センサ、各現像装置4a〜4d内のトナー量を検出するためのトーナセンサが含まれる。また、モータなどの各負荷のホームポジションを検出するためのポジションセンサ、ドアの開閉状態などを検出するためのセンサなどが含まれる。センサ群208の各種センサの出力は、I/O回路206を介してCPU201に入力される。
高圧ドライバ209は、CPU201からの制御信号に基づいて、各一次帯電器3a〜3dの帯電バイアス、各現像装置4a〜4dの現像バイアス、転写ローラ5a〜5dの転写電圧などの各種高電圧を発生する。
加圧機構210は、定着装置300の定着ベルト301を加圧ローラ302に対して所定の押圧力で押し付けるように定着ベルト301を加圧する加圧状態と、またその加圧状態を解除する加圧解除状態とを選択的に切り換える機構である。この加圧機構210の構成の詳細については、後述する。
ヒータ電力供給回路211は、定着装置300に設けられているヒータを駆動する回路である。このヒータ電力供給回路211の構成の詳細については、後述する。
PWM回路205は、画像処理部100から入力された画像データに基づいて、レーザ露光装置7を駆動するための駆動信号としてPWM(Plus Wide Modulation)信号を生成し、当該PWM信号をレーザ露光装置7に出力する。
ここで、画像処理部100は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)101などから入力されたデータを画像データに変換し、当該画像データをPWM回路205に出力する。
本実施の形態の画像形成装置においては、上流側からイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に画像形成部1Y,1M,1C,1Bkが配置されているが、この配置に限定されるものではない。
次に、上記定着装置300および加圧機構210の詳細について図3〜図6を参照しながら説明する。図3は図1の定着装置300の構成を示す縦断面図である。図4は図3のサーミスタ304a〜304cの配置を示す平面図である。図5は図1の定着装置300における定着ベルト301と加圧ローラ302の加圧状態を示す図である。図6は図1の定着装置300における定着ベルト301と加圧ローラ302の加圧が解除された状態を示す図である。
定着装置300は、図3に示すように、フレーム313に収容される定着ベルト301および加圧ローラ302を備える。定着ベルト301は、円筒状(エンドレスベルト状)に形成された、厚さ50μmのフィルム部材(例えばポリイミド樹脂)からなる。定着ベルト301の表面には、弾性層を成すためのシリコンゴム層が形成され、当該シリコンゴム層は、厚さ30μmのPFA樹脂チューブにより被覆されている。
ここで、シリコンゴム層を、極力熱伝導率が高い材質で構成することにより、定着ベルト301の熱容量を極力小さくされている。これは、定着ベルト301の温度の立ち上げ時間を短くするという観点からは、望ましい。例えば、熱伝導率が約4.19×10−3J/sec・cm・Kであるシリコンゴム層が形成される。また、OHPシートの場合の画像の透過性、画像上の微小なグロスムラなどの画質の観点からは、定着ベルト301のシリコンゴム層を極力厚くすることが望ましく、シリコンゴム層の厚さは、200μm以上の厚さ、例えば250μmとされている。さらに、定着ベルト301の表面にフッ素樹脂層を設けることにより、表面の離型性を向上させることができる。この場合、定着ベルト301の表面に一旦付着したトナーが再度転写材Pに移動するオフセット現象の発生を未然に防止することができる。また、定着ベルト301の表面のフッ素樹脂層を、PFA樹脂チューブにすることによって、より簡便に、均一なフッ素樹脂層を形成することが可能となる。
加圧ローラ302は、芯金部302aと、芯金部302aを被覆するように形成されているゴム部302bからなる。芯金部302aは、フレーム313に回転可能に支持され、モータM1の駆動力により図3の矢印Aが示す方向へ回転される。芯金部302aは、例えばステンレス材からなる。ゴム部302bは、厚さ約3mmのシリコンゴム層からなり、その表面が厚さ約40μmのPFA樹脂チューブにより被覆されている。
定着ベルト301内には、ヒータホルダ303が配置され、当該ヒータホルダ303は、定着ベルト301が上記加圧ローラ302の回転に従動して回転する際のガイド部材として作用する。ヒータホルダ303は、定着ベルト301の長手方向へ伸び、横断面が樋型形状に形成されている、耐熱性および剛性を有する部材からなる。ヒータホルダ303は、例えば液晶ポリマー樹脂からなる。この液晶ポリマー樹脂としては、デュポン社のゼナイト7755(商品名)などが用いられる。このゼナイト7755の最大使用可能温度は、約543Kである。
ヒータホルダ303には、ヒータホルダ303の長手方向に沿って伸びるヒータ305(発熱部材)が保持されている。ヒータ305は、セラミックヒータからなり、ヒータホルダ303の下面に配置されている。ヒータ305は、具体的には、酸化アルミ(アルミナ)または窒化アルミの基板上に、銀パラジウム合金を含む導電ペーストを均一な厚さの膜状に塗布することにより形成された抵抗発熱体層からなる。この抵抗発熱体層は、厚さ10μm程度、幅1〜5mm程度の層からなる。この抵抗発熱体層上には、定着ベルト301との摺擦に耐えることが可能な、厚さ10μm程度の耐圧ガラスによるガラスコートが施されている。
ヒータホルダ303の上面には、図3および図4に示すように、ヒータ305の異なる位置での温度を検出するための複数のサーミスタ304a,304b,304c(温度検出手段)がヒータホルダ303の長手方向に沿って配置されている。本実施の形態においては、3つのサーミスタ304a〜304cがそれぞれの間の間隔が同じになるように配置されており、サーミスタ304bは、ヒータホルダ303の長手方向の中央位置付近に配置されている。サーミスタの数およびその配置は、上記に限定されるものではない。
ヒータホルダ303には、横断面が門型形状の加圧ステー306が取り付けられている。この加圧ステー306の各端部には、図3および図5に示すように、それぞれ、加圧解除ステー308が固定されている。各加圧解除ステー308は、定着ベルト301の長手方向と直交する方向へ伸びるアーム部308aと、アーム部308aから張り出した固定部308bを有する。固定部308bは、加圧ステー306の対応する端部と固定されている。
各加圧解除ステー308のアーム部308aとフレーム313の間には、それぞれ、ばね部材307が配置されている。各ばね部材307は、そのばね力により、対応するアーム部308aを付勢する。すなわち、各加圧解除ステー308にそれぞれ作用するばね部材307のばね力が、加圧ステー306を介してヒータホルダ303(ヒータ305)を定着ベルト301に押し付け、定着ベルト301が加圧ローラ302に所定の押圧力で押し付けられる。換言すれば、上記各ばね部材307により、定着ベルト301が、ヒータ305とともに、加圧ローラ302に所定の押圧力で押し付けられるように、加圧されることになる。各ばね部材307による押圧力は、例えばそれぞれ98N(10kgf)の力で、合計196N(20kgf)の押圧力になるように設定されている。
このように、定着ベルト301が加圧ローラ302に所定の押圧力で押し付けられると、定着ベルト301のシリコンゴム層および加圧ローラ302のシリコンゴム層が弾性変形された状態で圧接される。これにより、定着ベルト301と加圧ローラ302との間には、加熱定着に必要な所定幅のニップ部320が形成される。
また、加圧解除ステー308の各アーム部308aの一方の端部は、フレーム313の支持部313aに揺動可能に支持され、他方の端部は、対応するカム309に当接されている。各カム309は、偏芯カムであり、駆動軸310に固定されている。駆動軸310は、各カム309が所定の範囲の角度で駆動軸310の周りに回転するように、モータM2により回転駆動される。各カム309の回転により、各アーム部材308aすなわち加圧解除ステー308は、図3および図6に示すように、各ばね部材307のばね力に抗しながら、フレーム313の支持部313aを支点として揺動する。これにより、各ばね部材307による定着ベルト301の加圧は解除され、定着ベルト301と加圧ローラ302は、互いに押して付けられていない状態になる。
駆動軸310の一方の端部には、フラグ部材311(連動部材)が固定されており、フラグ部材311の駆動軸310の周りの回転が、フォトセンサ312(加圧状態検出手段、加圧解除状態検出手段)により検出される。このフォトセンサ312から出力される検出信号は、各ばね部材307により定着ベルト301が加圧されている状態にあるかその加圧が解除されている状態にあるかを検出するために用いられる。
具体的には、フラグ部材311がフォトセンサ312により形成される光路を遮断する位置(第1の基準位置)にあるときには、フォトセンサ312は、各ばね部材307により定着ベルト301が加圧状態にあることを示す検出信号が出力される。これに対して、フラグ部材311が上記第1の基準位置からフォトセンサ312の光路を開放する位置(第2の基準位置)まで移動されたときに、各ばね部材307による定着ベルト301の加圧が解除された状態であることを示す検出信号が出力される。
このように、各ばね部材307、加圧ステー306、各加圧解除ステー308、各カム309、モータM2、制御部200などが互いに共働して、加圧機構(加圧手段)210を構成する。そして、当該加圧機構210に対しては、制御部200がフォトセンサ312の検出信号に基づいて、モータM2を制御してカム309の回転を制御する。
上記加圧機構210においては、カム309(フラグ部材311側のカム)が上記第1の基準位置に対応する回転角度位置に停止されている状態を保持すれば、各ばね部材307による定着ベルト301の加圧を行う状態が保持される(図5)。この加圧を解除する場合は、フォトセンサ312の検出信号に基づいて、フラグ部材311が上記第1の基準位置から上記第2の基準位置へ移動するまで、各カム309が回転される(図6)。逆に、定着ベルト301の加圧解除状態(図6)を定着ベルト301の加圧状態(図5)へ戻す場合、フラグ部材311が上記第2の基準位置から上記第1の基準位置へ戻されるまで各カム309が回転される。
次に、上記ヒータ305へ電力を供給するためのヒータ電力供給回路211の構成について図7を参照しながら説明する。図7は図2のヒータ電力供給回路211の構成を示す回路図である。
ヒータ電力供給回路211は、図7に示すように、AC電源(商用交流電源)700をヒータ305の駆動電源とし、交流電力をヒータ305へ供給する。ヒータ電力供給回路211は、ヒータ305への電力供給を行うトライアック701、制御部200からの制御信号に基づいてトライアック710をオン、オフ動作させるトライアック駆動回路702、保護回路703およびリレー705を有する。
制御部200は、各サーミスタ304a〜304cにより検出された温度に基づいて、トライアック701をオン、オフ動作させるための制御信号をトライアック駆動回路702に出力する。トライアック駆動回路702は、上記制御信号に基づいてトライアック701をオン、オフ動作させる。これにより、ヒータ305の温調制御が行われる。
定着ベルト301の加圧時には、上述したように、フォトセンサ312の光路がフラグ部材311により遮断され、フォトセンサ312は、定着ベルト301が加圧状態にあることを示す検出信号を出力する。この検出信号は、保護回路703を介してトランジスタ707に入力され、トランジスタ707は、オン動作する。これにより、リレー705はオン動作し、AC電源700からラインフィルタ704を介してヒータ305への電力供給路が閉じられる。すなわち、ヒータ305への通電が可能になる。ここで、リレー705には、電源Vcと接続されている。この電源Vcは、装置本体のモータ、高圧電源の電源と同じ24Vの直流電源である。
また、定着ベルト301の加圧が解除された場合は、フォトセンサ312の光路がフラグ部材311により開放され、フォトセンサ312は、定着ベルト301の加圧解除状態を示す検出信号を出力する。この検出信号は保護回路703を介してトランジスタ707に入力され、トランジスタ707はオフ動作する。これにより、リレー705はオフ動作し、AC電源700からヒータ305への電力供給路が開放される。すなわち、ヒータ305への通電が遮断されることになる。
このように、保護回路703、リレー705およびトランジスタ707は、互いに共働して、加圧機構210が定着ベルト301の加圧を解除する状態にあることが検出された場合に、ヒータ305への電力供給路を遮断する保護手段を構成する。
このようにして定着ベルト301の加圧が解除されている状態においては、ヒータ305への通電が強制的に遮断されることになる。これにより、何らかの故障によって、制御装置200によりトライアック701をオンする制御信号が出力されたとしても、ヒータ305への通電が行われないようにすることができる。
また、フォトセンサ312の検出信号は、保護回路703を介して、制御部200に入力される。制御部200は、入力されたフォトセンサ312の検出信号に基づいて、上記加圧機構210が定着ベルト301を加圧している加圧状態にあるか加圧を解除している加圧解除状態にあるかを認識する。
プリント動作時においては、上記加圧機構210により、各ばね部材307による定着ベルト301の加圧が行われ、定着ベルト301は加圧ローラ302に所定の押圧力により押し付けられている。加圧ローラ302は、モータM1により、図3の矢印Aが示す方向(反時計方向)へ所定の周速度で回転駆動される。この加圧ローラ302の回転に従動して定着ベルト301は、ヒータホルダ303に案内されながら図3の矢印Bが示す方向(時計方向)へ回転する。この際、定着ベルト301の内面がヒータホルダ303およびヒータ305に密着された状態で摺動する。定着ベルト301の内面には、グリスが塗布され、ヒータホルダ303およびヒータ305との摺動性が確保されている。
また、ヒータ電力供給回路211により、ヒータ305への通電が行われ、上記ニップ部320の温度が所定の温度(定着可能温度)になるように温調制御が行われる。
そして、上記定着ベルト301と加圧ローラ302間に形成されたニップ部320に、未定着トナー像tを担持した転写材Pが送り込まれる。ニップ部320において、転写材Pは、そのトナー像担持面が定着ベルト301の外面と密着されながら挟持搬送され、上記ニップ部320を通過する。この際に、図3に示すように、転写材P上の未定着トナー像tは、加熱、加圧され、定着画像t’として転写材P上に定着される。
プリント動作終了後、所定時間が経過すると、ヒータ電力供給回路211により、ヒータ305への通電が停止される。また、上記加圧機構210により、定着ベルト301の加圧が解除される。この際、上述したように、リレー705がオフ動作し、ヒータ305への電力供給路が遮断される。
次に、上記加圧機構210に異常が発生しているか否かを検出するための処理(加圧機構の異常検出処理)について図8〜図10を参照しながら説明する。図8は加圧機構210の異常例として、定着ベルト301の加圧が解除されている状態においてフラグ部材311がフォトセンサ312の光路を遮断する位置(第1の基準位置)にある場合を示す図である。図9は図8の異常発生状態でヒータ305への通電を実施した場合のサーミスタ304bの検出温度の上昇状態を示す図である。図10は制御部200による加圧機構の異常検出処理の手順を示すフローチャートである。ここで、図10のフローチャートに示す手順は、制御部200(CPU201)により、ROM203に格納されているプログラムに従って実行されるものである。
ここでは、例えば図8に示すように、各ばね部材307による定着ベルトの加圧が解除されている状態においてフラグ部材311がフォトセンサ312の光路を遮断する位置(第1の基準位置)にあるという異常が発生した場合を想定する。この原因としては、カム309またはフラグ部材311が駆動軸310の正規の位置からずれたことが考えられる。このような異常が発生した場合、フォトセンサ312は、定着ベルト301が加圧状態にあることを示す検出信号を出力する。この検出信号の出力により、ヒータ電力供給回路211は、ヒータ305への電力供給路を閉じ、ヒータ305への通電を可能にする。また、制御部200は、実際には、定着ベルト301の加圧が解除されているにも関わらず、上記フォトセンサ312の検出信号により、定着ベルト301が加圧状態にあると誤認識する。
このような状態において、制御部200がトライアック701をオンすれば、ヒータ305への電力供給が開始される。ここで、定着ベルト301の加圧が解除されている状態でヒータ305への電力供給が開始されたとすると、各サーミスタ304a〜304cで検出される温度は、定着ベルト301が加圧されている状態でのヒータ305への電力供給時に比して、急激に上昇する。
例えば図9に示すように、定着ベルト301の加圧が解除されている状態でのヒータ305への電力供給時(異常時)のサーミスタ304bの検出温度は、定着ベルト301が加圧されている状態での電力供給時(正常時)に比して、急激に上昇する。
そこで、本実施の形態は、加圧機構210に上述したような異常(図8)が発生している場合に生じる上記温度の急激な上昇を検出することにより、加圧機構210に異常が発生しているか否かを判断するための加圧機構の異常検出処理を行う。具体的には、この加圧機構の異常検出処理においては、ヒータ305への電力供給開始から所定時間Δt経過後におけるサーミスタ304bにより検出された温度が予め設定されている閾値Temp_th以下であるか否かの判定が行われる。そして、サーミスタ304bにより検出された温度が予め設定されている閾値Temp_thを超えている場合、トライアック701がオフされ、ヒータ305へ通電が強制的に停止される。すなわち、ヒータ305への電力供給が停止される。
加圧機構の異常検出処理について図10を参照しながら詳細に説明する。
制御部200は、図10に示すように、プリント動作が開始されると(ステップS1)、フォトセンサ312の検出信号に基づいて加圧機構210が定着ベルト301を加圧している状態にあるか否かを検出する(ステップS2)。ここで、加圧機構210が定着ベルト301を加圧している状態になければ、制御部200は、上記加圧機構210において定着ベルト210を加圧しないような異常が発生していると判断してプリンタ動作を停止する(ステップS8)。そして、制御部200は、定着ベルト301が加圧されていない旨を示すエラー情報を操作パネル1502表示し(ステップS9)、本処理を終了する。
上記ステップS2において加圧機構210が定着ベルト301を加圧している状態にあると判定された場合、制御部200は、上記ヒータ電力供給回路211のトライアック701をオンするように制御し、ヒータ305への電力供給(通電)を開始する(ステップS3)。このとき、制御部200は、内蔵するタイマを起動する。そして、制御部200は、上記タイマを監視しながら、上記ヒータ305への電力供給開始から所定時間Δtが経過するのを待つ(ステップS4)。
上記ヒータ305への電力供給開始から所定時間Δtが経過すると、制御部200は、サーミスタ304bにより検出された温度を取り込み、当該温度が閾値Temp_th以下であるか否かを判定する(ステップS5)。ここで、サーミスタ304bにより検出された温度が閾値Temp_th以下である場合、制御部200は、フォトセンサ312の検出信号が示す通りに定着ベルト301が実際に加圧されており、加圧機構210には異常が発生していないと判断する。そして、制御部200は、プリント動作を継続する状態へ移行し(ステップS6)、本処理を終了する。これにより、プリント動作は続行される。
上記ステップS5においてサーミスタ304bにより検出された温度が閾値Temp_thを超えている場合、制御部200は、加圧機構210に異常が発生していると判断する。すなわち、実際には加圧が解除されている定着ベルト301が加圧されている状態にあるとフォトセンサ312により検出されてヒータ305への電力供給が行われるという異常が発生していると判断される。この判断により、制御部200は、上記トライアック701をオフするように制御し、ヒータ305への電力供給停止を行う(ステップS7)。
次いで、制御部200は、プリンタ動作を停止する(ステップS8)。そして、制御部200は、定着ベルト301が加圧されていない旨を示すエラー情報を操作パネル1502表示し(ステップS9)、本処理を終了する。
このように、本実施の形態によれば、実際には加圧が解除されている定着ベルト301が加圧されている状態にあると検出されてヒータ305への電力供給が行われるという異常の発生を検出することができる。その結果、定着ベルト301の加圧が解除されている状態でヒータ305への電力供給が行われることに起因する定着ベルト301およびヒータ305の損傷を未然に防止することができる。
本実施の形態においては、加圧機構210に異常が発生しているか否かの判断に、ヒータホルダ303の中央位置付近に配置されているサーミスタ304bにより検出された温度のみが用いられているが、これに限定されることはない。例えば各サーミスタ304a〜304cのそれぞれの検出温度を取り込み、いずれか1つの検出温度が閾値Temp_thを超えれば、加圧機構210に異常が発生していると判断して、ヒータ305への電力供給を停止させるようにしてもよい。また、各サーミスタ304a〜304cのそれぞれの検出温度の平均値を算出し、この平均値が閾値Temp_thを超えれば、加圧機構210に異常が発生していると判断して、ヒータ305への電力供給を停止させるようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図11〜図13を参照しながら説明する。図11は本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置が対応可能な加圧機構210の故障例を模式的に示す図である。図12は図11の故障状態でヒータへの通電を実施した場合の所定時間Δt経過後の各サーミスタ304a〜304cの検出温度を示す図である。図13は本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の制御部200による加圧機構210の異常検出処理の手順を示すフローチャートである。
ここで、本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同じ構成を有するので、その説明は省略する。また、本実施の形態においては、上記第1の実施の形態と同じ符号を用いて説明する。
本実施の形態は、加圧機構210により定着ベルト301の加圧が長手方向に均一に行われないような異常が発生した場合に当該異常の発生を検出してヒータ305への電力供給を停止させることができる。
例えば図11に示すように、一方のカム309(左側のカム)が定着ベルト301を加圧する位置にあるのに対して、本来定着ベルト301を加圧する位置にあるべき他方のカム309(右側のカム)が定着ベルト301を加圧する位置にないことがある。この原因としては、他方のカム309が駆動軸310上で回転して正規の位置からずれたことが考えられる。
このような異常の場合においては、一方のカム309が定着ベルト301を加圧する位置にあるとともに、フラグ部材311がフォトセンサ312の光路を遮断している第1の基準位置にある。これにより、制御部200は、定着ローラ200の加圧が行われている状態にあることを認識する。しかしながら、他方のカム309が定着ベルト301を加圧する位置にないので、加圧機構210により定着ベルト301の加圧が長手方向に均一に行われないことになる。すなわち、定着ベルト309における一方のカム309の近傍部位のみが押し付けられ、他方のカム309側の部位は、押し付けられていない状態になる。
この場合、ヒータ305の通電開始から所定時間Δtが経過した時点において、各サーミスタ304a〜304cにより検出された温度(ヒータ305の温度)は、図12の点線で示されるような分布になる。すなわち、異常時の場合、定着ベルト301(ヒータ305)の長手方向における各位置の温度が一方の端部(加圧側)から他方の端部(非加圧側)に向けて漸次高くなる。
これに対し、正常時には、いずれのカム309も定着ベルト301を加圧する位置にあり、加圧機構210により定着ベルト301の加圧が長手方向に均一に行われる。この正常時の場合、ヒータ305の通電開始から所定時間Δtが経過した時点において、各サーミスタ304a〜304cにより検出された温度は、図12の実線で示されるような分布になる。すなわち、正常時の場合、定着ベルト301(ヒータ305)の長手方向における各位置の温度が略同じになる。
このように、定着ベルト301の加圧が長手方向に均一に行われないような故障時においては、正常時に比して、サーミスタ304a〜304cのそれぞれにより検出された温度間に大きな差が生じる。
そこで、本実施の形態は、上述したサーミスタ304a〜304cのそれぞれにより検出された温度間の差に基づいて、定着ベルト301の加圧が長手方向に均一に行われないような異常が加圧機構210に発生しているか否かを検出する。
次に、本実施の形態の加圧機構の異常検出処理について図13を参照しながら詳細に説明する。
制御部200は、図13に示すように、プリント動作が開始されると(ステップS11)、フォトセンサ312の検出信号に基づいて上記加熱機構210が定着ベルト301を加圧している状態にあるか否かを検出する(ステップS12)。ここで、上記加熱機構210が定着ベルト301を加圧している状態にないことが検出されると、制御部200は、上記加圧機構210において定着ベルト210を加圧しないような異常が発生していると判断してプリンタ動作を停止する(ステップS18)。そして、制御部200は、上記加圧機構210において定着ベルト210を加圧しないような異常が発生している旨を示すエラー情報を操作パネル1502表示し(ステップS19)、本処理を終了する。
上記ステップS12において上記加熱機構210が定着ベルト301を加圧している状態にあることが検出された場合、制御部200は、上記トライアック701をオンし、ヒータ305への電力供給(通電)を開始する(ステップS13)。そして、制御部200は、上記ヒータ305への電力供給開始から所定時間Δtが経過するのを待つ(ステップS14)。
上記ヒータ305への電力供給開始から所定時間Δtが経過すると、制御部200は、各サーミスタ304a〜304cの検出温度のそれぞれの温度差のうち最大温度差ΔTmaxが閾値ΔT_th以下であるか否かを判定する(ステップS15)。ここで、最大温度差ΔTmaxが閾値ΔT_th以下である場合、制御部200は、定着ベルト301が実際に加圧されており、加圧機構210には異常が発生していないと判断する。そして、制御部200は、プリント動作を継続する状態へ移行し(ステップS16)、本処理を終了する。これにより、プリント動作は、停止されることなく、続行される。
上記ステップS15において最大温度差ΔTmaxが閾値ΔT_th以下でないと判定された場合、制御部200は、上記トライアック701をオフし、ヒータ305への電力供給を停止させる(ステップS17)。すなわち、ヒータ305への通電が強制的に停止される。そして、制御部200は、上記加圧機構210において定着ベルト301の加圧が長手方向に均一に行われないような異常が発生していると判断してプリンタ動作を停止する(ステップS18)。次いで、制御部200は、上記加圧機構210において定着ベルト301の加圧が長手方向に均一に行われないような異常が発生している旨を示すエラー情報を操作パネル1502表示し(ステップS19)、本処理を終了する。
このように、本実施の形態によれば、実際には加圧が解除されている定着ベルト301が加圧されている状態にあると検出されてヒータ305への電力供給が行われるという異常の発生を検出することができる。その結果、定着ベルト301の加圧が解除されている状態でヒータ305への電力供給が行われることに起因する定着ベルト301およびヒータ305の損傷を未然に防止することができる。
上記第1の実施の形態は、図8に示すような異常の発生を検出することを前提として、サーミスタ304bにより検出された温度が閾値Temp_th以下であるか否かに基づいて加圧機構210の異常の発生を検出する。また、上記第2の実施の形態は、図11に示すような異常の発生を検出することを前提として、各サーミスタ304a〜304cのそれぞれにより検出された温度間の差に基づいて加圧機構210の異常の発を検出する。
そこで、図8および図11にそれぞれ示すような異常を区別して検出することを可能にするために、上記加圧機構の検出処理において、図10のステップS5と図13のステップS15とをそれぞれ行うようにしてよい。すなわち、サーミスタ304bにより検出された温度が閾値Temp_thを超えていれば(ステップS5)、図8に示すような異常の発生が検出されることになる。また各サーミスタ304a〜304cの検出温度のそれぞれの温度差のうち最大温度差ΔTmaxが閾値ΔT_thを超えていれば(ステップS15)、図11に示すような異常の発生が検出されることになる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す縦断面図である。 図1の画像形成装置における制御構成を示すブロック図である。 図1の定着装置300の構成を示す縦断面図である。 図3のサーミスタの配置を示す平面図である。 図1の定着装置における定着ベルトと加圧ローラの加圧状態を示す図である。 図1の定着装置における定着ベルトと加圧ローラの加圧が解除された状態を示す図である。 図2のヒータ駆動回路211の構成を示す回路図である。 加圧機構210の故障例として、各ばね部材307による定着ベルトの加圧が解除されている状態においてフラグ部材311がフォトセンサ312の光路を遮断する位置(第1の基準位置)にある場合を示す図である。 図8の故障状態でヒータへの通電を実施した場合のサーミスタ304bの検出温度の上昇状態を示す図である。 定着装置300の制御部200による加圧機構210の異常検出処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置が対応可能な加圧機構210の故障例を模式的に示す図である。 図11の故障状態でヒータへの通電を実施した場合の所定時間Δt経過後の各サーミスタ304a〜304cの検出温度を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の制御部200による加圧機構210の異常検出処理の手順を示すフローチャートである。 従来の定着フィルムを用いた定着装置の主要部構成を示す縦断面図である。
符号の説明
200 制御部
201 CPU
203 ROM
210 加圧機構
211 ヒータ電力供給回路
300 定着装置
301 定着ベルト
302 加圧ローラ
303 ヒータホルダ
304a,304b,304c サーミスタ
305 ヒータ
309 カム
311 フラグ部材
312 フォトセンサ
320 ニップ部
703 保護回路
705 リレー
707 トランジスタ

Claims (9)

  1. 発熱部材を有するとともに表面に弾性層が形成されている第1の定着部材と第2の定着部材とが互いに押し付けられ、前記第1の定着部材と前記第2の定着部材との間に、転写材を加熱、加圧しながら狭持搬送するためのニップ部が形成される定着装置と、
    前記第1の定着部材と前記第2の定着部材とが互いに押し付けられる加圧状態と前記加圧状態を解除する加圧解除状態とを選択的に切り換える加圧手段と、
    前記加圧手段が前記加圧状態にあることを検出する加圧状態検出手段と、
    前記発熱部材の温度を検出する少なくとも1つの温度検出手段と、
    前記発熱部材へ電力を供給する電力供給手段と、
    前記加圧状態検出手段により前記加圧手段が前記加圧状態にあることが検出されると、前記電力供給手段から前記発熱部材への電力供給を開始し、該電力供給開始から所定時間が経過した後に、前記温度検出手段により検出された温度に基づいて、前記電力供給手段から前記発熱部材への電力供給を停止させる制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記少なくとも1つの温度検出手段は、前記発熱部材の長手方向の中央位置付近に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記少なくとも1つの温度検出手段は、前記発熱部材の長手方向における異なる複数の位置にそれぞれ配置されている複数の温度検出手段を含み、
    前記制御手段は、前記電力供給手段から前記発熱部材への電力供給開始から所定時間が経過した後に、前記複数の温度検出手段のうち、いずれか1つの温度検出手段により検出された温度が予め設定された閾値を超えると、前記電力供給手段から前記発熱部材への電力供給を停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記少なくとも1つの温度検出手段は、前記発熱部材の長手方向における異なる複数の位置にそれぞれ配置されている複数の温度検出手段を含み、
    前記制御手段は、前記電力供給手段から前記発熱部材への電力供給開始から所定時間が経過した後に、前記複数の温度検出手段により検出された温度の平均値が予め設定された閾値を超えると、前記電力供給手段から前記発熱部材への電力供給を停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記少なくとも1つの温度検出手段は、前記発熱部材の長手方向における異なる複数の位置にそれぞれ配置されている複数の温度検出手段を含み、
    前記制御手段は、前記電力供給手段から前記発熱部材への電力供給開始から所定時間が経過した後に、前記複数の温度検出手段によりそれぞれ検出された温度間の最大温度差が予め設定された閾値を超えると、前記電力供給手段から前記発熱部材への電力供給を停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記加圧状態検出手段は、前記加圧手段による前記加圧状態と前記加圧解除状態の切り換えに連動する連動部材を有し、
    前記加圧状態検出手段は、前記連動部材の動きに基づいて、前記加圧手段が前記加圧状態にあることを検出することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  7. 前記加圧手段が前記加圧解除状態にあることを検出する加圧解除状態検出手段を備え、
    前記電力供給手段は、前記加圧解除状態検出手段により前記加圧手段が前記加圧解除状態にあることが検出されることに応じて、前記発熱部材への電力供給路を遮断する保護手段を有することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記加圧解除状態検出手段は、前記加圧手段による前記加圧状態と前記加圧解除状態の切り換えに連動する連動部材を有し、
    前記加圧解除状態検出手段は、前記連動部材の動きに基づいて、前記加圧手段が前記加圧解除状態にあることを検出することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 発熱部材を有するとともに表面に弾性層が形成されている第1の定着部材と、前記第1の定着部材との間に、転写材を加熱、加圧しながら狭持搬送するためのニップ部を形成するように、前記第1の定着部材に押し付けられる第2の定着部材と、前記第1の定着部材と前記第2の定着部材とが互いに押し付けられるように少なくとも一方の定着部材を加圧する状態と前記少なくとも一方の定着部材の加圧を解除する状態とを選択的に切り換える加圧手段とを備える定着装置の制御方法であって、
    前記加圧手段が前記少なくとも一方の定着部材を加圧する状態にあるか否かを検出する加圧状態検出工程と、
    前記加圧状態検出工程で前記加圧手段が前記少なくとも一方の定着部材を加圧する状態にあることが検出されると、前記発熱部材への電力供給を開始する電力供給開始工程と、
    前記発熱部材への電力供給開始から所定時間が経過した後に、前記発熱部材の温度を検出する温度検出工程と、
    前記温度検出工程で検出された前記発熱部材の温度に基づいて前記発熱部材への電力供給を停止させる電力供給停止工程と
    を備えることを特徴とする定着装置の制御方法。
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