JP2008275800A - ベルト装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ベルト部材8の幅方向の変位量を検知する第1検知手段80と、ベルト部材8が幅方向に所定距離を超えて変位するのを検知する第2検知手段88と、ベルト部材8の幅方向の変位を補正する補正手段13と、を備える。そして、電源が投入されてからベルト部材8の走行準備が完了するまでの間に、第1検知手段80の検知結果に基いて補正手段13によってベルト部材8の幅方向の変位が補正されるとともに、第2検知手段88によってベルト部材8の所定距離を超えた変位を検知したときにのみベルト部材8の走行が停止される。
【選択図】図4
Description
詳しくは、4つの感光体ドラム(像担持体)が中間転写ベルト(ベルト部材)に対向するように並設されている。これらの4つの感光体ドラムでは、それぞれ、ブラック(黒色)、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像が形成される。そして、各感光体ドラムで形成された各色のトナー像が、中間転写ベルト上に重ねて転写される。さらに、中間転写ベルト上に担持された複数色のトナー像は、カラー画像として記録媒体上に転写される。
さらに、特許文献1等では、第1検知手段(変位センサ)よりも幅方向外側に離れた位置に第2検知手段(エッジセンサ)を設置している。そして、第2検知手段によって中間転写ベルトのエッジが検知されたときにも、装置の異常により中間転写ベルトがさらに大きく蛇行したものとして、中間転写ベルトの駆動が停止される。
詳しくは、作業者の熟練度によって、交換されたベルト部材が狙いの位置から幅方向にずれて組み付けられてしまうことがあった。このような場合には、本来的にベルト装置に異常がなければ電源投入後のイニシャライズ時に補正手段によってベルト部材は狙いの位置に補正されるにもかかわらず、装置の異常によりベルト部材が第1検知手段の検知範囲を超えて蛇行したものとして、中間転写ベルトの駆動が停止されていた。したがって、画像形成装置を無駄に休止させたり、無駄なメンテナンス作業を生じさせたりしていた。
しかし、特許文献3等の技術は、第1検知手段とは別に、ベルト部材の大きな蛇行を検知する第2検知手段が設置されていないために、ベルト部材の組み付け精度によるものではなくて本来的にベルト装置に異常があったときに、その異常を検知できずに、交換されたばかりの新品のベルト部材を破損させてしまう可能性が高かった。
また、このような問題は、ベルト部材として中間転写ベルトを用いたベルト装置に限定されることなく、ベルト部材の変位の検知・補正をおこなうベルト装置であれば、ベルト部材として転写搬送ベルトを用いたベルト装置や、ベルト部材として感光体ベルトを用いたベルト装置でも共通するものである。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の中央には、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15が設置されている。また、中間転写ベルト装置15の中間転写ベルト8(ベルト部材)に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8(ベルト部材)及び転写ローラ9Y(1次転写ローラ)との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、転写ローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。なお、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15の構成・動作については、後で図3〜図10を用いてさらに詳しく説明する。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対(不図示である。)によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
現像部5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Yと、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Yと、現像剤収容部内に配設された2つの搬送スクリュ55Yと、現像剤収容部に開口を介して連通するトナー補給経路43Yと、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Yと、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。ここで、現像装置5Y内の現像剤は、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。
その後、現像剤収容部内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤とともに混合・撹拌されながら、隔絶された2つの現像剤収容部を循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
図3は、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15を示す構成図である。図4は、中間転写ベルト装置15の一部を幅方向にみた概略図である。図5は、中間転写ベルト装置15における第1検知部80の近傍を示す斜視図である。図6は、中間転写ベルト8の位置ずれ量(変位量)と、第1検知部80の出力電圧と、の関係を示すグラフである。図7は、中間転写ベルト装置15における第2検知部88の近傍を示す斜視図である。図8〜図10は、電源投入直後のイニシャライズ時に、中間転写ベルト装置15でおこなわれる制御を示すフローチャートである。
なお、必要に応じて中間転写ベルト8の表面に離型層をコートすることもできる。その際、コートに用いる材料として、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)、PVDF(フッ化ビニルデン)、PEA(パーフルオロアルコキシフッ素樹脂)、FEP(四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体)、PVF(フッ化ビニル)、等のフッ素樹脂を使用できるが、これに限定されるものではない。
また、中間転写ベルト8の製造方法としては、注型法、遠心成形法、等があり、必要に応じてその表面を研磨する工程がおこなわれる。
具体的に、4つの転写ローラ9Y、9M、9C、9Kのうち、カラー用の3つの転写ローラ9Y、9M、9Cは、不図示の保持部材に一体的に保持されていて、上下方向に一体的に移動可能に構成されている。また、黒色用の転写ローラ9Kは、単独で上下方向に移動可能に構成されている。そして、4つの転写ローラ9Y、9M、9C、9Kが図3中の破線の位置に移動することで、中間転写ベルト8が感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kから離間する(破線位置への移動である。)。このような中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kから離間させる動作は、中間転写ベルト8の磨耗劣化を軽減するためにおこなわれるものであって、主として非画像形成時におこなわれる。なお、黒色用の転写ローラ9Kを単独で上下方向に移動可能に構成したのは、モノクロ画像形成時に、カラー用の3つの転写ローラ9Y、9M、9Cを下方に移動してカラー用の感光体ドラム1Y、1M、1Cを中間転写ベルト8から離間させるためである。
1つのテンションローラ12Bは、中間転写ベルト8を介して2次転写ローラ19に当接している。もう1つのテンションローラ12Cは、中間転写ベルト8の外周面に当接している。双方のテンションローラ12B、12Cの間に、中間転写クリーニング部10(クリーニングブレード)が設置されている。
詳しくは、図5を参照して、第1検知部80は、中間転写ベルト8の幅方向端部に当接する揺動部材82、揺動部材82の変位量を検知する測距センサ81、揺動部材82を中間転写ベルト8に当接させる方向に付勢するスプリング83、等で構成されている。
このような構成により、揺動部材82は、中間転写ベルト8の幅方向の変位(図5中の破線両矢印方向のベルト寄りである。)に追従して揺動することになる(図5中の実線両矢印方向の揺動である。)。なお、本実施の形態では、中間転写ベルト8は、走行方向(図5の矢印方向である。)に440mm/秒で走行するように設定されている。
詳しくは、図6を参照して、狙いの位置(位置ずれ0mm)に対して±0.5mmのベルト寄り(位置ずれ)を許容範囲(プリント許容範囲)として、第1検知部80の検知結果に基いて補正ローラ13によるベルト位置ずれ補正をおこなう。そして、中間転写ベルト8のベルト寄り(位置ずれ)が第1検知部80の検知範囲(±1mm)外になったときに、比較的大きなベルト寄りが生じているものとして、装置を強制的に停止するとともに、装置本体100の表示部(不図示である。)に異常検知の表示をおこなう。
なお、このような第1検知部80による異常検知とは別に、第2検知部88による異常検知もおこなわれる。このようにベルト寄りの異常検知を2重でおこなっているのは、第1検知部80の故障や制御ソフトの暴走等が生じても確実に異常検知をおこなうためである。
また、第1検知部80による異常検知は、電源投入後のイニシャライズ時にはおこなわれない。これについては、後で詳しく説明する。
このような構成により、第1検知部80(揺動部材82と中間転写ベルト8との当接位置)における、中間転写ベルト8の幅方向に直交する方向(図4の紙面垂直方向である。)の変位(振れ)が軽減される。すなわち、中間転写ベルト8は、規制ローラ14によってベルト張力が高められるために、第1検知部80の位置の直交方向の変位が規制される。したがって、第1検知部80によって、本来的に検知されるべき検知成分(幅方向の検知成分である。)の他に、幅方向及び走行方向とは異なる方向の変位成分も検知されてしまう不具合が軽減される。すなわち、第1検知部80による、中間転写ベルト8のベルト寄りに対する検知精度が向上する。
ここで、補正ローラ13は、図3を参照して、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに対して中間転写ベルト8の走行方向上流側であって、中間転写ベルト8の内周面に接するように配設されている。そして、補正ローラ13は、図4を参照して、不図示の駆動カムが所定角度動作することにより、揺動中心13aを中心にしてX1、X2方向に揺動するように構成されている。
このような構成により、図4において、中間転写ベルト8が右側に変位(ベルト寄り)したときには、その検知結果に基いて、補正ローラ13がX2方向に揺動されて中間転写ベルト8の変位補正がおこなわれる。これに対して、中間転写ベルト8が左側に変位したときには、その検知結果に基いて、補正ローラ13がX1方向に揺動されて中間転写ベルト8の変位補正がおこなわれる。これにより、中間転写ベルト8が蛇行することによりカラー画像の品質が低下する不具合や、中間転写ベルト8が幅方向に大きく変位(ベルト寄り)して他の部材に接触して中間転写ベルト8が破損する不具合、等が抑止される。
図7に示すように、第2検知部88は、大きくベルト寄りした中間転写ベルト8に接触するアーム部材90、中間転写ベルト8の接触によるアーム部材の回転支軸90bを中心にした移動を光学的に検知するオーバラン検知センサ89(光学センサ)、アーム部材90の姿勢を維持するためのスプリング91、等で構成されている。
そして、そのような状態が、オーバラン検知センサ89によって検知される。すなわち、第2アーム部90cの先端が発光部89aと受光部89bとの間から離間する状態を、発光部89aから発光された光が受光部89bで受光されることによって認識する。
そして、このように第2検知部88(オーバラン検知センサ89)によって異常検知がされたときに、中間転写ベルト8(駆動ローラ12A)の駆動の停止、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K及び第2転写ローラ19の駆動の停止、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K及び第2転写ローラ19に対する中間転写ベルト8の相対的な離間動作、等を強制的におこない、装置本体100の表示部にサービスマン・コールの表示(サービスマンによる修理を要する旨の表示である。)をおこなう。
なお、本実施の形態では、図3を参照して、2次転写ローラ19が中間転写ベルト8に対して接離自在に移動(矢印方向の移動である。)するように構成されている。
図8を参照して、装置本体100の電源が投入(メインスイッチ・オン)されると(ステップS1)、まず、回転部材としての感光体ドラム1Y、1M、1C、1K及び2次転写ローラ19の駆動が開始される(ステップS2)。さらに、中間転写ベルト8の駆動が開始される(ステップS3)。
その後、オーバラン検知センサ89(第2検知部88)による、中間転写ベルト8のベルト位置に対する異常検知が開始される(ステップS4)。このオーバラン検知センサ89による異常検知の制御フローについては、後で図9を用いて詳述する。
その後、中間転写ベルト8に対して、当接部材としての感光体ドラム1Y、1M、1C、1K及び2次転写ローラ19が当接される(ステップS7)。具体的には、転写ローラ9Y、9M、9C、9Kが上方に移動して感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに中間転写ベルト8が当接するとともに、2次転写ローラ19が上方に移動して中間転写ベルト8に当接する(図3の状態である。)。
さらに、不図示の高圧電源から、中間転写ベルト8の周囲に配設された部材としての転写ローラ9Y、9M、9C、9K(1次転写ローラ)及び2次転写ローラ19に、それぞれ、高圧電圧が供給される(ステップS8)。
なお、ステップS9の「ベルト蛇行レディ判定」の合否は、中間転写ベルト8の走行準備が完了したか否かの確認であって、(1)中間転写ベルト8の蛇行速度が±19.5(μm/秒)以内、(2)中間転写ベルト8の走行位置(幅方向の位置)が±0.5(mm)以内、の2つの条件が15秒間連続して満足されるかにより判定される。また、ベルト蛇行レディ判定は、イニシャライズ時のみおこなわれ、プリント開始後にはおこなわれない。
また、ステップS10の測距センサ81による異常検知の制御フローについては、後で図10を用いて詳述する。
まず、オーバラン検知センサ89がオンされているかが判別される(ステップS41)。そして、オーバラン検知センサ89がオンされている場合には、中間転写ベルト8の所定距離(5mm)を超えたベルト寄りが生じているものとして、中間転写ベルト8の駆動が停止されるとともに、回転部材としての感光体ドラム1Y、1M、1C、1K及び2次転写ローラ19の駆動が停止される(ステップS42)。具体的に、中間転写ベルト8(駆動ローラ12A)を駆動するステッピングモータや、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kを駆動するステッピングモータの、モータクロックが強制的に停止され、その後に各モータの励磁もオフされる。また、2次転写ローラ19を駆動するDCモータに対する電流供給が強制的に停止される。
さらに、中間転写ベルト8に対して、当接部材としての感光体ドラム1Y、1M、1C、1K及び2次転写ローラ19が相対的に離間される(ステップS47)。具体的には、転写ローラ9Y、9M、9C、9Kが下方に移動して感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに対して中間転写ベルト8が離間するとともに、2次転写ローラ19が下方に移動して中間転写ベルト8に対して離間する。そして、本フローを終了する(ステップS48)。
まず、中間転写ベルト8のベルト位置が測距センサ81の検知範囲外であるかが判別される(ステップS101)。なお、本実施の形態では、測距センサ81の検知範囲を、狙いのベルト位置に対して±1(mm)以内に設定している。
そして、中間転写ベルト8のベルト位置が測距センサ81の検知範囲外である場合には、中間転写ベルト8に第1検知部80の検知範囲を超えたベルト寄りが生じているものとして、転写ローラ9Y、9M、9C、9K及び2次転写ローラ19への、高圧電源からの電圧印加が切断(停止)される(ステップS102)。
さらに、オーバラン検知センサ89(第2検知部88)による異常検知も終了され(ステップS106)、測距センサ81(第1検知部80)による異常検知も終了される(ステップS107)。
そして、回転部材としての感光体ドラム1Y、1M、1C、1K及び2次転写ローラ19の駆動が停止され(ステップS108)、本フローを終了する(ステップS109)。
なお、図10に示した、測距センサ81(第1検知部80)による異常検知の制御フローは、プリント時(画像形成時)にもおこなわれる。
これにより、メンテナンス等により中間転写ベルト8の交換をおこなった場合に、作業者によって交換された中間転写ベルト8が狙いの位置から幅方向にずれて組み付けられてしまっても、本来的に中間転写ベルト装置15(又は画像形成装置100)に異常がなければ、電源投入後のイニシャライズ時に補正ローラ13(補正手段)によって中間転写ベルト8は狙いの位置に確実に補正されることになる。これに対して、本来的に中間転写ベルト装置15(又は画像形成装置100)に異常があったときには、その異常を第2検知部88にて確実に検知して装置100の稼動を強制的に停止するために、交換されたばかりの比較的高価な中間転写ベルト8を破損させる不具合を確実に抑止することができる。
これにより、第1検知部80の故障や制御ソフトの暴走等が生じても、中間転写ベルト8の大きなベルト寄りを確実に検知(異常検知)することができる。
8 中間転写ベルト(ベルト部材)、
12A〜12C ローラ部材、
13 補正ローラ(補正手段)、
14 規制ローラ、
15 中間転写ベルト装置(ベルト装置)、
80 第1検知部(第1検知手段)、
81 測距センサ、
82 揺動部材、
83 スプリング、
88 第2検知部(第2検知手段)、
89 オーバラン検知センサ、
90 フォトセンサ、
100 画像形成装置本体(装置本体)。
Claims (12)
- 画像形成装置に設置されるベルト装置であって、
所定方向に走行する無端状のベルト部材と、
前記ベルト部材の幅方向の変位量を検知する第1検知手段と、
前記ベルト部材が幅方向に所定距離を超えて変位するのを検知する第2検知手段と、
前記ベルト部材の幅方向の変位を補正する補正手段と、
を備え、
電源が投入されてから前記ベルト部材の走行準備が完了するまでの間に、前記第1検知手段の検知結果に基いて前記補正手段によって前記ベルト部材の幅方向の変位が補正されるとともに、前記第2検知手段によって前記ベルト部材の前記所定距離を超えた変位を検知したときにのみ当該ベルト部材の走行が停止されることを特徴とするベルト装置。 - 前記ベルト部材の走行準備が完了した後に、前記第1検知手段の検知結果に基いて前記補正手段によって前記ベルト部材の幅方向の変位が補正され、前記ベルト部材が前記第1検知手段の検知範囲を超えて変位したときに当該ベルト部材の走行が停止されるとともに、前記第2検知手段によって前記ベルト部材の前記所定距離を超えた変位を検知したときに当該ベルト部材の走行が停止されることを特徴とする請求項1に記載のベルト装置。
- 画像形成動作が開始された後に、前記第1検知手段の検知結果に基いて前記補正手段によって前記ベルト部材の幅方向の変位が補正され、前記ベルト部材が前記第1検知手段の検知範囲を超えて変位したときに当該ベルト部材の走行が停止されるとともに、前記第2検知手段によって前記ベルト部材の前記所定距離を超えた変位を検知したときに当該ベルト部材の走行が停止されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベルト装置。
- 前記ベルト部材が前記第1検知手段の前記検知範囲を超えて変位したときに、前記ベルト部材に当接する回転部材の回転駆動が停止されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のベルト装置。
- 前記ベルト部材が前記第1検知手段の前記検知範囲を超えて変位したときに、前記ベルト部材に当接する当接部材に対して当該ベルト部材が相対的に離間されることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載のベルト装置。
- 前記ベルト部材が前記第1検知手段の前記検知範囲を超えて変位したときに、前記ベルト部材又はその周囲に配設された部材に対する電圧印加が切断されることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載のベルト装置。
- 前記第2検知手段によって前記ベルト部材の前記所定距離を超えた変位を検知したときに、前記ベルト部材に当接する回転部材の回転駆動が停止されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のベルト装置。
- 前記第2検知手段によって前記ベルト部材の前記所定距離を超えた変位を検知したときに、前記ベルト部材に当接する当接部材に対して当該ベルト部材が相対的に離間されることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のベルト装置。
- 前記第2検知手段によって前記ベルト部材の前記所定距離を超えた変位を検知したときに、前記ベルト部材又はその周囲に配設された部材に対する電圧印加が切断されることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載のベルト装置。
- 前記第2検知手段に係わる前記所定距離は、前記第1検知手段の検知範囲よりも大きく設定されたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載のベルト装置。
- 前記ベルト部材は、複数の像担持体にそれぞれ担持されたトナー像が転写される中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載のベルト装置。
- 請求項1〜請求項11のいずれかに記載のベルト装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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