JP3976924B2 - ベルト駆動装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無端ベルトを所定数のロールで支持し、いずれかのロールを駆動ロールとして無端ベルトを走行させるベルト駆動装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置のなかには、無端状の中間転写ベルト、感光体ベルト又は用紙搬送ベルトを用いて多色(カラー)画像を形成するカラー画像形成装置がある。また、この種のカラー画像形成装置には、中間転写ベルト等の無端ベルト上に、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応した画像形成ユニットを個別に備えた、タンデム型のカラー画像形成装置がある。
【0003】
一般に、無端ベルトを所定数のロールで支持し、いずれかのロールを駆動ロールとして無端ベルトを走行させるベルト駆動装置では、走行中の無端ベルトがその幅方向(ベルト走行方向と直交する方向)に移動する、いわゆるベルトの蛇行(ベルトウォーク)が発生する。このベルトの蛇行現象は、上記タンデム型のカラー画像形成装置において、例えば無端状の中間転写ベルト上に各色の画像を重ね転写する際に、各色の画像の相対的な位置ずれ、ひいては色ずれや色むら等の原因となる。
【0004】
そこで、ベルトの蛇行修正方式として、これまで幾つかの技術が提案されているが、その代表的な技術の一つに、無端ベルトを支持するロールを傾き動作させてベルトの蛇行を制御する方式(以下、「ステアリング方式」という)が知られている。このステアリング方式は、ベルトの蛇行をリブやガイド等によって強制的に抑える方式に比べて、ベルトに加わる力が小さく、高い信頼性が得られるという利点を有している。
【0005】
上記ステアリング方式を採用した従来技術として、例えば特開平3−288167号公報には、無端ベルト上に設けたマークをCCDセンサで読み取ってベルトの蛇行を検出し、その検出結果に基づいてロールの傾きを制御する技術(以下、「第1の従来技術」という)が開示されている。また、特公昭63−64792号公報及び特開平9−12173号公報には、無端ベルトの寄り方向をセンサにより検出し、その検出結果に基づいてロールの傾きを制御する技術(以下、「第2の従来技術」という)がそれぞれ開示されている。さらに、特開平8−106237号公報には、無端ベルトのエッジ位置を変位センサでアナログ的に検出し、その検出結果に基づいてロールの傾きを制御する技術(以下、「第3の従来技術」という)が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記第1〜第3の従来技術においては、いずれもベルト幅方向における無端ベルトの位置を一定に保持することを主眼に、例えば図8(a)に示すようにベルト走行方向xの1箇所にセンサ51を設けて無端ベルト52のエッジ位置を検出し、そこで検出されるエッジ位置が一定になるようにロールの傾きを制御している。
【0007】
ところが、ロールの傾きによって無端ベルト52のエッジ位置を一定に保持できたとしても、そのときのベルトの姿勢は、無端ベルト52を支持するロール53,54のアライメントや、無端ベルト52の両サイド(IN/OUT)の周長差などで傾く場合がある。すなわち、センサ検出ポイントでベルトエッジの位置が一定に保たれるときの無端ベルト52の姿勢は、図8(a)のようにロール53,54間を真っ直ぐに結ぶ基準軸K−K′に対して平行となる場合以外に、図8(b)のように一方向に或る角度θだけ傾く場合、或いは図8(c)のように他方向に或る角度θだけ傾く場合がある。
【0008】
こうした無端ベルト52の傾き(ベルトスキュー)に関して、上記第1〜第3の従来技術では全く問題意識がなく、その対応もなされていないため、ベルトスキューに起因する画像形成時の不具合を内包したものとなっている。
【0009】
具体的に、ベルトスキューに起因する不具合について詳述すると、先ず、無端状の中間転写ベルトを走行させて画像形成を行うものにおいて、ベルトスキューが生じていなれば、図9(a)の展開図に示すように、駆動ロール61から従動ロール62を経由して駆動ロール61に戻るベルト走行経路上において、図示せぬ感光体ユニットから中間転写ベルト63への画像転写位置となる一次転写位置P1と、中間転写ベルト63から用紙64への画像転写位置となる二次転写位置P2とで、それぞれ傾きなく画像65a,65bの転写が行われるため、装置外部に排出された用紙64上には歪みのない画像65が得られる。
【0010】
これに対して、ベルトスキューが生じていると、図9(b)に示すように、一次転写位置P1では、駆動ロール61から従動ロール62に至るベルト走行経路で生じている中間転写ベルト63の傾き角度θ1 に応じて図示せぬ感光体ユニットから中間転写ベルト63に画像65aが転写され、また二次転写位置P2では、従動ロール62から駆動ロール63に至るベルト走行経路で生じている中間転写ベルト1の傾き角度θ2 に応じて中間転写ベルト63から用紙64に画像65bが転写される。その結果、装置外部に排出された用紙64上ではサイドレジ位置のずれαやリードレジの傾き(θ1 +θ2 )によるずれβなど、正規の位置(図の一線鎖線で示す位置)からずれた状態で画像65が出力されるため、結果的に歪んだ画像となる。
【0011】
こうした画像の歪みは、特に用紙上で画像の位置精度が要求されるケース、例えば用紙の4辺に沿った枠線を形成する場合に、用紙の各辺に対して枠線の平行度がゼロにならないことから、見た目が悪くなる。また、両面コピー機能を持つ複写機などの場合は、用紙搬送系で用紙を反転した際に用紙の先辺と後辺が入れ替わるため、用紙の第1面と第2面の画像歪みが合わさって2倍になり、第1面と第2面の画像位置(枠線等)が大きくずれてしまう。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によるベルト駆動装置では、無端ベルトを走行させるベルト駆動手段と、ベルト走行方向の異なる位置で、それぞれベルト走行方向と直交するベルト幅方向での無端ベルトの位置を検出する複数の検出手段と、これら複数の検出手段によって得られる各検出信号の差分により、ベルト走行方向における無端ベルトの傾き量を算出する算出手段と、この算出手段の算出結果に基づいてベルト走行方向における無端ベルトの傾きを補正する補正手段とを備えた構成を採用している。
【0013】
上記構成からなるベルト駆動装置においては、ベルト駆動手段によって無端ベルトを走行させた際に、ベルト走行方向の異なる位置で、ベルト幅方向での無端ベルトの位置が複数の検出手段により検出される。この検出結果は算出手段に与えられ、そこで上記検出結果に基づく無端ベルトの傾き量が算出される。さらに、算出手段にて無端ベルトの傾き量が算出されると、その算出結果を基に無端ベルトの傾きが補正手段によって補正される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す概略図である。
図1においては、無端ベルトからなる中間転写ベルト1が、駆動ロール2、ステアリングロール3、二次転写ロール4及び従動ロール5,6,7により、所定の張力をもって支持されている。駆動ロール2は図示せぬモータからの動力伝達によって回転し、この駆動ロール2の回転によって中間転写ベルト1が図のx方向に走行する。中間転写ベルト1上には、そのベルト走行方向xに従って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応した画像形成ユニット8,9,10,11が順に配設されている。
【0015】
各々の画像形成ユニット8,9,10,11は、それぞれ図示せぬ装置本体フレームに回転可能に支持された感光体ドラム8a,9a,10a,11aと、各々の感光体ドラム8a,9a,10a,11aの表面をレーザビーム等で露光走査する画像書込み部8b,9b,10b,11bを有している。また、各々の感光体ドラム8a,9a,10a,11aの周囲には、そのドラム回転方向(図の時計廻り方向)に従って、帯電器8c,9c,10c,11c、現像器8d,9d,10d,11d、一次転写ロール8e,9e,10e,11e及びクリーナー8f,9f,10f,11fが順に配設されている。
【0016】
さらに中間転写ベルト1の走行経路上には、ベルトホームセンサ12が配置されている。このベルトホームセンサ12は、中間転写ベルト1の周長方向1箇所に設けられたマーク等を検知するもので、ベルト走行方向xにおいてイエロー(Y)の画像形成ユニット8の上流側に配置されている。
【0017】
また、画像形成対象となる用紙14は図示せぬ給紙カセットに収容され、その給紙カセットの用紙繰出側に設けられたピックアップロール15により一枚ずつ繰り出される。繰り出された用紙14は、所定数のロール対16により図中破線で示す経路を辿って搬送され、二次転写ロール4の圧接位置へと送られる。
【0018】
続いて、上記構成からなる画像形成装置を用いてカラー画像を形成する場合の動作手順について説明する。
先ず、駆動ロール2の回転によって中間転写ベルト1をx方向に走行させると、これに従ってステアリングロール3や従動ロール5,6,7等が回転する。このベルト走行中において、ベルトホームセンサ12からマーク検知信号(ベルトホーム信号)が出力されると、その出力タイミングを基準に各々の画像形成ユニット8,9,10,11で画像の書き込みが順に開始される。
【0019】
次いで、中間転写ベルト1上には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色画像が順次重ね転写(一次転写)され、これによって一つのカラー画像が形成される。その後、カラー画像は中間転写ベルト1の走行とともに二次転写ロール4へと送り込まれ、そこで中間転写ベルト1上のカラー画像が用紙14に一括転写(二次転写)される。カラー画像が転写された用紙14は、用紙搬送系17によって定着器18に送られ、そこで画像の定着処理(加熱、加圧等)がなされたのち、図示せぬトレイに排出される。
【0020】
こうした一連の画像形成動作において、ベルト走行方向xにおける中間転写ベルト1の姿勢に傾き(ベルトスキュー)が生じていると、これに起因して用紙14上に歪んだ画像が出力されてしまう。そこで本実施形態においては、以下のような装置構成を採用している。
【0021】
図2は本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概略図である。
なお、図2においては、駆動ロール2からステアリングロール3を経由して駆動ロール2に戻るベルト走行経路を平面的に展開したかたちで表現している。
【0022】
図示のように、ベルト走行経路の前段部分となる、駆動ロール2からステアリングロール3に至るベルト走行経路上には、ベルト走行方向の異なる位置に所定の距離L12を隔てて2つのエッジセンサ13a,13bが設けられている。このうち、一方のエッジセンサ(以下、「第1エッジセンサ」という)13aはステアリングロール3の近傍(上流側)に配設され、他方のエッジセンサ(以下、「第2エッジセンサ」という)13bは駆動ロール2の近傍(下流側)に配設されている。これら第1,第2エッジセンサ13a,13bは、それぞれの配設位置で中間転写ベルト1のエッジ位置を検出するもので、互いに同様のセンサ構成を有している。
【0023】
図3は第1,第2エッジセンサ13a,13bの具体的な構成例を示す概略図である。図3において、中間転写ベルト1の一端部には、スプリング130の引っ張り力をもって接触子131の一端側が圧接状態に保持されている。この場合、スプリング130による接触子131の圧接力は、中間転写ベルト1を変形させない程度の適度な大きさに設定されている。また、接触子131は、その中間部位を支軸132にて回動自在に支持され、その支軸132を境にした接触子131の他端側に変位センサ133が対向状態に配設されている。
【0024】
上記センサ構成においては、ベルト走行時における中間転写ベルト1の幅方向yへの動きが、そのベルトエッジに圧接する接触子131の動き(揺動動作)に置き換えられる。このとき、接触子131の動き(変位)に対応して変位センサ133の出力レベルが変動するため、そのセンサ出力に基づいてベルト幅方向yにおける中間転写ベルト1のエッジ位置を検出することができる。
【0025】
なお、第1,第2エッジセンサ13a,13bの構成としては、上記図3に示した接触式のもの以外にも、例えば図4に示すように、中間転写ベルト1のエッジ部分を介してLED(Light Emitting Diode)134と光量センサ135を対向状態に配置し、LED134から出射された光が光量センサ13fに入射される光量に応じてセンサ出力レベルが変化する非接触式のものなど、種々の変形が可能である。
【0026】
また、第1,第2エッジセンサ13a,13bとして接触式、非接触式のいずれを採用する場合でも、それらのセンサを中間転写ベルト1を支持するロールの近傍に配置することにより、中間転写ベルト1のエッジ位置を安定的に検出することができる。その理由は、中間転写ベルト1を支持するロールの近傍で、ベルト自体が最も高い剛性をもって支持されるためである。さらに、第1エッジセンサ13aをステアリングロール3の近傍に配置し、第2エッジセンサ13bを駆動ロール2の近傍に配置することにより、それらのセンサ間に十分な距離L12を確保することができるため、後述するベルトスキュー量を精度良く求めることができる。
【0027】
一方、ベルト走行経路の後段部分となる、ステアリングロール3から駆動ロール2に戻るベルト走行経路上には、上記ステアリングロール3とは別の、ステアリングロール19が設けられている。このステアリングロール19は、二次転写位置P1で中間転写ベルト1を内側から支持するバックアップロールに上記ステアリングロール3と同様のステアリング機能を持たせたものである。
【0028】
ここで、中間転写ベルト1を支持するロール、例えばステアリングロール3にステアリング機能を持たせるための具体的なメカ機構につき、図5を用いて説明する。かかるメカ機構では、図5(a)に示すように、ステアリングロール3の一端を揺動アーム21の一端に回動自在に接続している。また、揺動アーム21の他端には偏心カム22を圧接させている。揺動アーム21はその中間部を支軸23にて回動自在に支持している。さらに、偏心カム22をステアリングモータ20の回転軸に連結している。
【0029】
上記構成からなるメカ機構において、図5(b),(c)に示すようにステアリングモータ20の駆動により偏心カム22を回転させると、その回転方向に応じて揺動アーム21が図のCW(時計廻り方向)又はCCW(反時計廻り)方向に揺動する。これにより、ステアリングロール3の一端が垂直方向(ベルトテンション印加方向と直交する方向)に変位するかたちで傾き動作し、これに連動して中間転写ベルト1がその幅方向yが移動する。このことから、ステアリングロール3の傾き方向及び傾き量(傾き角度)を制御することにより、ベルト幅方向yにおける中間転写ベルト1の位置を調整することが可能となる。
【0030】
これと同様のメカ機構により、ステアリングロール19も傾き動作し得るように支持されている。ただし、ステアリングロール3に対するベルトテンションの印加方向と、ステアリングロール19に対するベルトテンションの印加方向とは互いに直交する関係になっているため、ステアリングロール3の一端が垂直方向に変位するのに対し、ステアリングロール19の一端は水平方向に変位するように構成されている。なお、これ以降は、説明の便宜上、ステアリングロール3を「第1ステアリングロール3」といい、ステアリングロール19を「第2ステアリングロール19」という。
【0031】
また、上記図2において、第1コントローラ24は、第1エッジセンサ13aから送られる検出信号に基づいて中間転写ベルト1の蛇行量(ウォーク量)を算出するとともに、その算出結果に応じた制御信号を出力して第1ステアリングロール3の傾き動作を制御するものである。
【0032】
一方、第2コントローラ25は、上記第1,第2エッジセンサ13a,13bから送られる検出信号に基づいて中間転写ベルト1の傾き量(ベルトスキュー量)を算出するとともに、その算出結果に応じた制御信号を出力して第2ステアリングロール19の傾き動作を制御するものである。
【0033】
ちなみに、第1コントローラ24から出力される制御信号は、第1ステアリングロール3を傾き動作させるメカ機構の駆動部(ステアリングモータ等)に与えられ、第2コントローラ25から出力される制御信号は、第2ステアリングロール19を傾き動作させるメカ機構の駆動部(ステアリングモータ等)に与えられる。
【0034】
続いて、上記構成からなる画像形成装置の動作機能につき、図6のフローチャートを用いて説明する。
先ず、装置電源が投入されると、駆動ロール2の回転によって中間転写ベルト1の走行が開始される。そうすると、第1コントローラ24においては、第1エッジセンサ13aからの検出信号に基づく制御信号を出力して第1ステアリングロール3を傾き動作させることにより、第1エッジセンサ13aで検出されるベルトエッジ位置が一定になるようにコントロール(ウォーク制御)する(ステップS1)。
【0035】
その後、第1コントローラ25では、第1エッジセンサ13aからの検出信号をモニターしつつ、中間転写ベルト1のエッジ位置が安定したか否かを判断し(ステップS2)、これが安定した時点、つまり中間転写ベルト1の蛇行量(ウォーク量)が予め設定された許容量以下になった時点でステップS3に進む。
【0036】
続いて、ステップS3においては、第1,第2エッジセンサ13a,13bからの各検出信号に基づいて第2コントローラ25が中間転写ベルト1の傾き量(ベルトスキュー量)を算出する。具体的には、第1エッジセンサ13aからの検出信号を“E1”、第2エッジセンサ13bからの検出信号を“E2”とし、時刻tにおける第1,第2エッジセンサ13a,13bの各検出信号を“E1(t)”,“E2(t)”とすると、第2コントローラ25ではそれらの差分、つまり“E1(t)−E2(t)”により、時刻tにおけるベルトスキュー量“Sk(t)”を算出する。
【0037】
ただし、中間転写ベルト1のエッジ形状は、ベルト製造上の都合やベルト材質等の関係で厳密に直線にはなっていないため、より正確なベルトスキュー量“Sk(t)”を求めるには、次に述べる2つの方法のいずれかを採用することが好ましい。
【0038】
第1の方法は、第1,第2エッジセンサ13a,13bによるベルトエッジ位置の検出タイミングをずらすことで、ベルト周長方向の同一箇所のエッジ位置を第1,第2エッジセンサ13a,13bでそれぞれ検出し、その検出出力の差分をとる方法である。
これを式で表すと、Sk(t)=E1(t)−E2(t−t12)となる。
※t12は、センサ間距離L12をベルトが走行するのに要する時間
【0039】
第2の方法は、ベルト1回転分(又はベルト数回転分)にわたって第1,第2エッジセンサ13a,13bの検出出力を所定の時間刻みで連続的に取り込んだのち、ベルト1回転分(又はベルト数回転分)の各センサ出力の平均値(average )を求め、その差分をとる方法である。
これを式で表すと、
Sk(t)=average (E1(t))−average (E2(t))となる。
【0040】
上記第1,第2の方法のいずれかを採用すれば、中間転写ベルト1のエッジ形状の影響を受けることなく、ベルトスキュー量を正確に求めることができる。特に、第2の方法を採用した場合は、各センサ出力を平均化することで各種の誤差成分を取り除くことができるため、より安定したかたちでベルトスキュー量を求めることができる。
【0041】
続いて、第2コントローラ25では、上述のように算出したベルトスキュー量が予め設定された許容量以下であるか否かを判断し(ステップS4)、許容量以下である場合(スキューOKの場合)はそのまま処理を抜けて画像形成スタンバイ状態となる。
【0042】
これに対して、先のステップS3で算出したベルトスキュー量が上記許容量を越えていた場合はステップS5に進み、そこで中間転写ベルト1の傾きを補正するためのスキュー補正処理を行う。このスキュー補正処理では、上述のごとく算出したベルトスキュー量Sk(t)に対応する制御信号が第2コントローラ25から出力され、その制御信号に基づくステアリングモータ(不図示)の駆動によって第2ステアリングロール19が傾き動作する。
【0043】
ここで、第2ステアリングロール19の傾き動作によるベルトスキューの補正原理につき、図7(a)〜(c)を用いて説明する。
先ず、図7(a)に示すように、中間転写ベルト1が駆動ロール2の回転によってx方向に走行している状態で、同図(b),(c)のように第2ステアリングロール19を傾き動作させると、その傾き方向h1 ,h2 に応じて中間転写ベルト1がベルト幅方向y1 ,y2 に移動する。このとき、ベルト幅方向y1 ,y2 における中間転写ベルト1の移動量は、第2ステアリングロール19の傾き量に対応したものとなる。このことから、先のステップS3で算出したベルトスキュー量Sk(t)がゼロになるように第2ステアリングロール19の傾き動作(傾き方向及び傾き量)を制御することにより、ベルトスキューを補正することができる。
【0044】
その後、ステップS5でのスキュー補正が終了したら、上記ステップS1に戻ってウォーク制御を再開する。次に、ステップS2でベルトエッジ位置の安定が確認されたら、ステップS3で再びベルトスキュー量を算出したのち、ステップS4にてその良否を判断する。このように中間転写ベルト1のウォーク制御とスキュー補正を繰り返す理由は、第1,第2ステアリングロール3,19の傾き動作がベルトウォークとベルトスキューの双方に影響を与えるためで、こうした処理を繰り返すことにより、中間転写ベルト1のウォーク量を十分に小さく抑えたうえで、ベルトスキューを補正することが可能となる。
【0045】
以上説明したように本実施形態の画像形成装置においては、ベルト走行方向xの異なる位置に第1,第2エッジセンサ13a,13bを設け、これら第1,第2エッジセンサ13a,13bによって中間転写ベルト1のエッジ位置を検出するとともに、その検出結果に基づいて中間転写ベルト1のスキュー量を第2コントローラ25で算出し、その算出結果に基づく第2ステアリングロール19の傾き動作によってベルトスキューを補正するようにしたので、用紙上に歪みのない画像を形成することができる。
【0046】
また、ベルトスキューを補正するための処理モードを、通常の画像形成モードとは別のモード、例えば上述した電源投入時や、装置待機時などに設定することにより、ベルトスキュー補正による出力画像への影響を確実に回避できるうえに、通常の画像形成動作を中断させることなくベルトスキューを定期的に補正して常に安定したベルト走行を実現することが可能となる。
【0047】
なお、上記実施形態においては、ベルト走行方向の異なる位置に2つのセンサ(13a,13b)を設けるようにしたが、センサの個数については3つまたはそれ以上であってもかまわない。また、ベルト幅方向における中間転写ベルト1の位置を検出するには、そのベルトエッジ位置をセンサで検出することのみならず、例えば画像形成ユニット8,9,10,11の少なくともいずれか一つによってり中間転写ベルト1上にマーク(例えば、カラーレジストレーションのずれを検出するために形成されるパターンなど)を形成し、そのマークの位置を複数のセンサで検出することでも可能である。
【0048】
さらに、2つののセンサによって中間転写ベルト1の位置(エッジ等)を検出してベルトスキュー補正を行うにあたっては、各センサの取付精度や出力特性にどうしてもバラツキが生じることから、上述のようにセンサ出力の差分がゼロになる条件で必ずしもベルトスキュー量がゼロになるとは限らない。この点に関しては、例えば実際に用紙上に出力された画像からその像位置が正規の位置からどの程度ずれているかを測定し、その測定結果を基に、2つのセンサ出力の差分がゼロになる条件でベルトスキュー量がゼロになるよう校正することが望ましい。ちなみに、こうした校正は、画像形成装置の組立完了後に一度行えば十分と思われる。ただし、一度校正した後に、例えば外部からの強い衝撃によってセンサ位置がずれたり、装置設置場所の環境変化(温湿度変化など)でセンサ特性が変動することも考えられるため、定期的に行うことがより望ましい。
【0049】
また、上記実施形態においては、第2コントローラ25からの制御信号に基づく第2ステアリングロール19の傾き動作によってベルトスキューを補正するようにしたが、これ以外にも、第2コントローラ25からの制御信号に基づいて第1ステアリングロール3と第2ステアリングロール19を共に(同時に)傾き動作させることでもベルトスキューの補正は可能である。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のベルト駆動装置によれば、ベルト走行方向の異なる位置でベルト幅方向における無端ベルトの位置を複数の検出手段で検出するとともに、その検出結果を基にベルト走行方向における無端ベルトの傾き量を算出し、かつその算出結果を基に無端ベルトの傾きを補正するようにしたので、無端ベルトを支持するロールのアライメントや、無端ベルトの両サイド(IN/OUT)の周長差などに左右されることなく、傾きのない状態で無端ベルトを走行させることができる。これにより、無端ベルトを用いて画像形成を行う画像形成装置にあっては、無端ベルトの傾きによる出力画像の位置ずれや、これに伴う画像の歪みを防止することができる。特に、両面コピー機能を持つ複写機等に適用した場合には、用紙の第1面と第2面の画像位置を正確に合わせることが可能となるため、出力画像の品質が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す概略図である。
【図2】 本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概略図である。
【図3】 エッジセンサの具体的な構成を示す概略図である。
【図4】 エッジセンサの他の構成例を示す概略図である。
【図5】 ロールを支持するメカ機構とその動作を説明する図である。
【図6】 画像形成装置の動作機能を説明するフローチャートである。
【図7】 ロールの傾き動作によるベルトスキューの補正原理を説明する図である。
【図8】 ベルトの走行姿勢(傾き)を説明する図である。
【図9】 ベルトの傾きによる不具合を説明する図である。
【符号の説明】
1…中間転写ベルト、2…駆動ロール、3,19…ステアリングロール、13a,13b…エッジセンサ、24…第1コントローラ、25…第2コントローラ
Claims (6)
- 無端ベルトを走行させるベルト駆動手段と、
ベルト走行方向の異なる位置で、それぞれベルト走行方向と直交するベルト幅方向での前記無端ベルトの位置を検出する複数の検出手段と、
前記複数の検出手段によって得られる各検出信号の差分により、ベルト走行方向における前記無端ベルトの傾き量を算出する算出手段と、
前記算出手段の算出結果に基づいてベルト走行方向における前記無端ベルトの傾きを補正する補正手段と
を備えたことを特徴とするベルト駆動装置。 - 前記複数の検出手段を、前記無端ベルトを支持するロールの近傍に配置してなる
ことを特徴とする請求項1記載のベルト駆動装置。 - 前記無端ベルトの蛇行量が予め設定された許容量以下となるように制御する蛇行制御手段を備え、
前記算出手段は、前記無端ベルトの蛇行量が前記許容量以下となった後に、前記無端ベルトの傾き量を算出する
ことを特徴とする請求項1記載のベルト駆動装置。 - 請求項1、2又は3記載のベルト駆動装置を備えた
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記補正手段は、通常の画像形成モードとは別のモード時に、前記無端ベルトの傾きを補正する
ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。 - 無端ベルトを走行させるベルト駆動手段と、
ベルト走行方向の異なる位置で、それぞれベルト走行方向と直交するベルト幅方向での前記無端ベルトの位置を検出する複数の検出手段と、
前記複数の検出手段の検出結果を関連付けてベルト走行方向における前記無端ベルトの傾き量を算出する算出手段と、
前記算出手段の算出結果に基づいてベルト走行方向における前記無端ベルトの傾きを補正する補正手段と
を備えたことを特徴とするベルト駆動装置。
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