JP5423070B2 - ベルト駆動装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

ベルト駆動装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、無端ベルトを駆動するベルト駆動装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
例えばカラー電子写真方式の画像形成装置には、中間転写ベルトを用いた構成のものがある。具体的には、複数の感光体ドラム上に形成された画像を中間転写ベルト上で重ね合わせ、それをさらに転写紙に転写するものである。このような中間転写ベルトを有する画像形成装置において、中間転写ベルトの幅方向の斜行を補正する方式として、ベルトを支持するローラを傾き動作させてベルトの斜行を制御する方式(以下、ステアリング方式とする)が既に知られている。
このステアリング方式を採用した技術の一例として、ベルトのエッジ位置を検出する複数のエッジセンサを設け、その位置の差からベルトの傾き量を算出し、傾き動作を行うローラ(以下、ステアリングローラとする)の傾きを制御して、傾き量を一定に保つ技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の技術では、中間転写ベルトの幅方向の斜行を補正するために複数のセンサを使用するため、画像形成装置の製造コストが上昇するとともに、画像形成装置が複雑化・大型化するという問題があった。特に画像形成装置の一つである複写機では、一次転写面の長さがそのまま本体の幅方向の長さに繋がるため、一次転写面上に複数のセンサを配設する影響は大きなものとなる。
上記の点に鑑みて、製造コストを低減するとともに、搭載される装置の簡素化、小型化を図ることが可能なベルト駆動装置、及びそれを備えた画像形成装置を提供することを課題とする。
本ベルト駆動装置は、無端ベルトと、前記無端ベルトを駆動する、前記無端ベルトが張架する範囲の周長が連続的に増加又は減少する形状の駆動用回転体と、前記駆動用回転体の回転速度を検出する回転速度検出手段と、前記無端ベルトの走行速度を検出する走行速度検出手段と、前記無端ベルトの幅方向のエッジ位置を検出するエッジ位置検出手段と、前記回転速度検出手段及び前記走行速度検出手段の検出結果に基づいて、前記無端ベルトの主走査方向の位置を算出するベルト位置算出手段と、前記エッジ位置検出手段の検出結果及び前記ベルト位置算出手段の算出結果に基づいて、前記無端ベルトの傾き量を算出する斜行算出手段と、前記斜行算出手段の算出結果に基づいて、前記無端ベルトの斜行を補正する斜行補正手段と、を有することを要件とする。
開示の技術によれば、製造コストを低減するとともに、搭載される装置の簡素化、小型化を図ることが可能なベルト駆動装置、及びそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
従来のステアリング方式のベルト駆動装置の構成を例示する図である。 従来のステアリング方式のベルト駆動装置の制御方法に関するブロック図の例である。 第1の実施の形態に係る画像形成装置の構造を簡略化して模式的に例示する図である。 第1の実施の形態に係るベルト駆動装置の構造を簡略化して模式的に例示する図である。 第1の実施の形態に係るベルト駆動装置を感光体ドラムの方向から見た図である。 第1の実施の形態に係るベルト駆動装置の演算手段に関するブロック図の例である。 スケールセンサとエンコーダとの出力差とE2(t)との関係を例示する図である。 ベルト位置算出手段の演算に関するフローチャートの例である。 第2の実施の形態に係るベルト駆動装置を感光体ドラムの方向から見た図である。 第3の実施の形態に係るベルト駆動装置の演算手段に関するブロック図の例である。 第4の実施の形態に係るベルト駆動装置の演算手段に関するブロック図の例である。 制御パラメータ設定部の演算に関するフローチャートの例である。
以下、図面を参照して、実施の形態の説明を行う。
〈第1の実施の形態〉
第1の実施の形態では、本発明に係るベルト駆動装置を、画像形成装置の中間転写ベルトに用いた場合を例にとり説明する。
[第1の実施の形態に係る画像形成装置の構造]
始めに、図1及び図2を参照しながら、従来のステアリング方式を採用したベルト駆動装置の構成の一例について説明する。図1は、従来のステアリング方式のベルト駆動装置の構成を例示する図である。図1において、Rは所定の基準位置を示している。図1に示すように、従来のベルト駆動装置において、中間転写ベルト310が一次転写面で斜行すると、感光体ドラム300a、300b、300c、300d上に形成された画像は、主走査方向(Y方向)に色ずれを発生して中間転写ベルト310上に形成されるという問題が生じる。
そこで、このような問題を回避すべく、ステアリングローラ330を矢印Aの方向に可動できるように構成するとともに、中間転写ベルト310の斜行を検出するためのベルトエッジセンサ390a及び390bを配設している。ベルトエッジセンサ390a及び390bは、基準位置Rに対する中間転写ベルト310のエッジの位置E1(t)及びE2(t)を検出する。図1では、E1(t)=e1、E2(t)=−e2である。ベルトエッジセンサ390a及び390bの検出結果から、中間転写ベルト310の傾き量を算出することができる。図1では、中間転写ベルト310の傾き量『E1(t)−E2(t)』=e1+e2である。
図2は、従来のステアリング方式のベルト駆動装置の制御方法に関するブロック図の例である。図2を参照するに、制御部400は、その入力情報である『目標位置』と中間転写ベルト310の傾き量『E1(t)−E2(t)』とを比較し、中間転写ベルト310の傾き量に対応したステアリング量(ステアリングモータのステップ数)を算出し、モータドライバ410に出力する。モータドライバ410は、制御部400からの制御情報に従ってステアリングモータ420を駆動し、この駆動によりステアリングローラ330の傾き角度θ(t)が制御される。
前述の中間転写ベルト310の傾き量『E1(t)−E2(t)』は、ベルトエッジセンサ390a及び390bの検出結果から算出される。すなわち、ベルトエッジセンサ390a及び390bは、中間転写ベルト310のエッジ位置を検出し、検出したエッジ位置に対応した出力E1(t)及びE2(t)を出力する。E1(t)及びE2(t)は中間転写ベルト310のエッジの絶対位置を示しているため、『E1(t)−E2(t)』と減算することにより、ベルトエッジセンサ390a及び390b間でのエッジ位置の相対的なずれ、つまり中間転写ベルト310の傾き量を算出することができる。
このように、従来のステアリング方式のベルト駆動装置では、2つのベルトエッジセンサ390a及び390bを用い、中間転写ベルト310の傾き量を目標位置と比較し、フィードバック制御を行うことにより、中間転写ベルト310の傾き量を目標位置に保っている。
続いて、第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略の構造について説明する。第1の実施の形態に係る画像形成装置は、前述の2つのベルトエッジセンサを用いて中間転写ベルトの傾き量を補正していた従来のステアリング方式のベルト駆動装置とは異なり、1つのベルトエッジセンサを用いて(従来から配設されているスケールセンサ及びエンコーダも利用して)中間転写ベルトの傾き量を補正するものである。
図3は、第1の実施の形態に係る画像形成装置の構造を簡略化して模式的に例示する図である。図3を参照するに、画像形成装置10は、中間転写ベルト構成を用いたカラー画像形成装置であり、スキャナユニット20と、ベルト駆動装置30と、給紙ユニット60と、給紙ローラ61と、紙搬送ローラ62と、排紙ユニット63とを有する。90は、画像が転写される対象物である転写紙を示している。
スキャナユニット20は、原稿を読み取る機能を有する。ベルト駆動装置30については後述する。給紙ユニット60は、転写紙90を積載しておく機能を有する。給紙ローラ61は、転写紙90を転写ユニット60から紙搬送ローラ62へ搬送する機能を有する。紙搬送ローラ62は、給紙ローラ61から送り出された転写紙90をベルト駆動装置30まで搬送する機能を有する。排紙ユニット63は、画像が転写かつ定着された転写紙90を排出する機能を有する。
図4は、第1の実施の形態に係るベルト駆動装置の構造を簡略化して模式的に例示する図である。図4(a)はベルト駆動装置の全体像を示しており、図4(b)はベルトに形成されているスケールを示している。図4において、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図4を参照するに、ベルト駆動装置30において、無端ベルトである中間転写ベルト31は、駆動ローラ32、ステアリングローラ33、斥力ローラ34、及び従動ローラ35により、所定の張力を持って支持されている。ステアリングローラ33は、矢印Bの方向に可動できるように構成されている。
中間転写ベルト31上には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色に対応した感光体ドラム41a、41b、41c、41dが順に配設されている。又、斥力ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配設されている。
中間転写ベルト31のベルト面上には、中間転写ベルト31の移動方向に沿ってスケール31aが形成されている。スケール31aは、中間転写ベルト31の移動方向に沿って連続して交互に規則正しく配置された反射部31bと非反射部31cとを有する。スケール31aは、後述するスケールセンサ37の読み取り対象となるものである。
中間転写ベルト31の走行経路上に中間転写ベルト31の走行速度を検知するスケールセンサ37が配設されている。スケールセンサ37は、スケール31aの反射部31bと非反射部31cとを検知する機能を有する。スケールセンサ37は、例えば、スケール31aに光を照射する発光素子(図示せず)と、スケール31aからの反射光を受光する受光素子(図示せず)と、受光した反射光をパルス信号に変換するパルス出力手段(図示せず)とから構成することができる。スケールセンサ37のパルス出力手段は、中間転写ベルト31の走行速度に対応する周期のパルス信号を出力する。このように、スケールセンサ37は、中間転写ベルト31の走行速度を検出する走行速度検出手段としての機能を有する。
駆動モータ39は、駆動ローラ32を回転駆動する。エンコーダ38は、駆動ローラ32の回転速度を検出する回転速度検出手段としての機能を有する。ステアリングモータ40は、例えばステッピングモータであり、機構部42を介してステアリングローラ33と連結されている。ステアリングモータ40が所定のステップ数だけ駆動されると、機構部42を介してステアリングローラ33の傾き角度が所定の角度だけ変化し、ステアリングローラ33は、矢印Bの方向に傾く。
演算手段50は、後述する中間転写ベルト31の主走査方向の位置の検出や、中間転写ベルト31の傾き量の算出や、中間転写ベルト31の斜行の補正等を行う機能を有する。すなわち、演算手段50は、本発明におけるベルト位置算出手段、斜行算出手段、斜行補正手段の代表的な一例を構成している。
演算手段50は、例えばCPU、ROM、メインメモリ等を含み、演算手段50の各種機能は、ROM等に記録された制御プログラムがメインメモリに読み出されてCPUにより実行されることによって実現される。又、演算手段50は、後述する制御パラメータを示すテーブルを記憶する不揮発性メモリ等の記憶手段を有する。ただし、演算手段50の一部又は全部は、ハードウェアのみにより実現されてもよい。又、演算手段50は、物理的に複数の装置により構成されてもよい。以上が、第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略の構造である。
[第1の実施の形態に係る画像形成装置の動作]
続いて、第1の実施の形態に係る画像形成装置の動作について簡単に説明する。画像形成装置10がスタートボタンの押下、若しくはプリント指示を受け付けると、感光体ドラム41a、41b、41c、41d、中間転写ベルト31、及び二次転写ローラ36がほぼ等しい速度で回転を開始する。感光体ドラム41a、41b、41c、41d及び二次転写ローラ36は、それぞれに取り付けられたモータ(図示せず)及び軸上のエンコーダ(図示せず)を用いて速度検出及びフィードバック制御を行うことにより一定速度で回転する。又、スキャナユニット20で原稿の画像が読み取られる。
中間転写ベルト31は駆動ローラ32上に取り付けられたエンコーダ38による回転速度検出結果とスケールセンサ37による走行速度検出結果を、駆動モータ39にフィードバックすることにより一定速度で走行する。
その後、感光体ドラム41a、41b、41c、41d上に、スキャナユニット20で読み取られた原稿の画像に対応した各色の画像が書き込まれ、それらの画像は中間転写ベルト31に一次転写される。それと同時に、転写紙90が給紙ユニット60若しくは手差しトレイ(図示せず)より搬送され、中間転写ベルト31上に形成された画像が二次転写ローラ36と斥力ローラ34に差し掛かるのと同じタイミングで、転写紙90の画像被形成部が二次転写ローラ36と斥力ローラ34との間に到達する。そして二次転写ローラ36と斥力ローラ34との間で、中間転写ベルト31上の画像は、転写紙90に二次転写される。
その後、転写紙90は定着ユニット(図示せず)を通過し、転写紙90上に二次転写された画像は転写紙90上に固定(定着)される。続いて、転写紙90は、排紙ユニット63へ排出される。以上が、第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略の動作である。
[中間転写ベルトの幅方向の斜行の補正]
続いて、第1の実施の形態に係る画像形成装置における、中間転写ベルトの幅方向の斜行の補正について説明する。
上述のような一連の画像形成動作において、中間転写ベルト31が感光体ドラム41a、41b、41c、41dと対向する平面上(駆動ローラ32と従動ローラ35との間)において、中間転写ベルト31が斜めに張架する現象、いわゆる斜行が発生すると、感光体ドラム41a、41b、41c、41dから中間転写ベルト31上に画像が1次転写される際、画像の位置に相対的なずれが生じ、これが出力画像の色ずれや色むらとなって現れるという問題が生じる。このような問題を回避すべく、第1の実施の形態に係るベルト駆動装置30では、図5に示すように、中間転写ベルト31の斜行を補正すべく、ステアリングローラ33を傾ける構成が組み込まれている。
図5は、第1の実施の形態に係るベルト駆動装置を感光体ドラムの方向から見た図である。図5において、図4と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図5において、Rは所定の基準位置を示している。なお、図5において、図4に示した構成部品の一部は省略されている。
図5を参照しながら、中間転写ベルト31の幅方向(Y方向)の斜行の補正について説明する。図5を参照するに、ベルト駆動装置30において、駆動ローラ32の軸は、感光体ドラム41dの軸Cに対して不平行に配置されている(感光体ドラム41a、41b、及び41cの軸は、感光体ドラム41dの軸Cと略平行である)。感光体ドラム41dの軸Cと駆動ローラ32の中間転写ベルト31の架かる部分Dとは、略平行である。
又、駆動ローラ32の形状を、円錐台形としている。なお、円錐台形とは、円錐を底面に平行な平面で輪切りにし、小円錐の部分を除いた立体である。すなわち、無端ベルトである中間転写ベルト31を駆動する駆動ローラ32は、一方の端部から他方の端部まで周長が連続的に増加又は減少する形状の駆動用回転体である。ただし、駆動ローラ32は、必ずしも図5に示すような一方の端部から他方の端部まで周長が連続的に増加又は減少する形状とする必要はなく、少なくとも中間転写ベルト31が張架する範囲の周長が連続的に増加又は減少する形状であればよい。なお、本願において、『中間転写ベルトが張架する範囲』とは、中間転写ベルトが斜行した場合も含めた中間転写ベルトが張架する範囲(中間転写ベルトが斜行した場合も考慮して十分であると考えられる範囲)を指すものとする。
ベルト駆動装置30において、駆動ローラ32の形状が円錐台形であるため、中間転写ベルト31の駆動ローラ32にかかる位置が変化した場合、駆動ローラ32の1回転当たりの中間転写ベルト31の移動量が変化する。中間転写ベルト31は、スケールセンサ37の出力値が一定となるように速度制御されるため、中間転写ベルト31の駆動ローラ32にかかる位置が変化するとエンコーダ38によって検出される駆動ローラ32の回転速度が変化する。すなわち、中間転写ベルト31の駆動ローラ32にかかる位置が変化すると、スケールセンサ37の出力値は一定であるが、エンコーダ38の出力値は変化する。これにより、スケールセンサ37の出力値とエンコーダ38の出力値との差から、駆動ローラ32に中間転写ベルト31が張架する位置(以下、中間転写ベルト張架位置という場合がある)を算出することができる。
一方、ステアリングローラ33の近傍には、ベルトエッジセンサ43が設けられている。ベルトエッジセンサ43は、中間転写ベルト31の幅方向(主走査方向)のエッジ位置を検出し、検出したエッジ位置に対応した検出値を出力する。すなわち、ベルトエッジセンサ43は、中間転写ベルト31の幅方向(主走査方向)のエッジ位置を検出するエッジ位置検出手段としての機能を有する。前述の中間転写ベルト張架位置と、ベルトエッジセンサ43の検出値を用いることで、中間転写ベルト31の傾き量を算出することができる。
なお、スケールセンサ37及びエンコーダ38は、従来から中間転写ベルト31の駆動用として配設されているため、第1の実施の形態に係るベルト駆動装置30によれば、1個のベルトエッジセンサ43を追加するのみで中間転写ベルト31の傾き量を算出することができる。
図6は、第1の実施の形態に係るベルト駆動装置の演算手段に関するブロック図の例である。図6を参照するに、演算手段50は、従来の制御方式とは異なり、中間転写ベルト31の駆動制御と、中間転写ベルト31の斜行制御とを組み合わせて中間転写ベルト31の制御を行う。図6の70が中間転写ベルト31の斜行制御のフィードバックループであり、80が中間転写ベルト31の駆動制御のフィードバックループである。
中間転写ベルト31の駆動制御のフィードバックループ80は、エンコーダ38の出力に基づいて、制御部82が制御するインナーループと、スケールセンサ37の出力に基づいて、制御部81が制御するアウターループとを有する。結果として、アウターループの検出部であるスケールセンサ37の速度が目標速度に保たれるように、モータドライバ83を介して駆動モータ39が制御される。
ベルト位置算出手段84は、スケールセンサ37の出力値とエンコーダ38の出力値との差から、駆動ローラ32に中間転写ベルト31が張架する位置E2(t)を算出する。なお、E2(t)は、駆動ローラ32の位置における基準位置Rに対する中間転写ベルト31のエッジの位置であり、図5の例ではE2(t)=−e2である。更に、算出したE2(t)をベルトエッジセンサ43の検出値E1(t)から減算することで、中間転写ベルト31の傾き量『E1(t)−E2(t)』を算出し、斜行制御の『目標位置』と比較する。なお、E1(t)は、ベルトエッジセンサ43の位置における基準位置Rに対する中間転写ベルト31のエッジの位置であり、図5の例ではE1(t)=e1である。すなわち、図5の例では中間転写ベルト31の傾き量『E1(t)−E2(t)』=e1+e2である。
中間転写ベルト31の斜行制御のフィードバックループ70の制御部71は、その入力情報である『目標位置』と中間転写ベルト31の傾き量『E1(t)−E2(t)』とを比較し、中間転写ベルト31の傾き量に対応したステアリング量(ステアリングモータのステップ数)を算出し、モータドライバ72に出力する。これに対して、モータドライバ72は、制御部71からの制御情報に従ってステアリングモータ40を駆動する。その結果、ステアリングローラ33の傾き角度θ(t)が制御され、ステアリングローラ33が矢印Bの方向に傾くことにより、中間転写ベルト31の傾き量が目標位置と等しくなる。
図7は、スケールセンサとエンコーダとの出力差とE2(t)との関係を例示する図である。駆動ローラ32が完全な円錐台形である場合、図7に示すように、スケールセンサ37の出力値とエンコーダ38の出力値との差(スケールセンサとエンコーダとの出力差)と、駆動ローラ32に中間転写ベルト31が張架している位置E2(t)とは、比例関係となる。ただし、図7ではスケールセンサ37とエンコーダ38との間に速度差が発生していない状態をゼロとしており、駆動ローラ32の両端部の周長や斜行の基準位置によっては切片が発生する場合がある。そのため、図6に示すベルト位置算出手段84では、図8のような演算を行うことにより、E2(t)を算出する。
図8は、ベルト位置算出手段の演算に関するフローチャートの例である。始めにステップ100において、ベルト位置算出手段84は、『A=スケールセンサ37の出力値−エンコーダ38の出力値』を算出する(S100)。次いで、ベルト位置算出手段84は、『E2(t)=A×図7の傾き』を算出する(S110)。このようにして、E2(t)を求めることができる。
なお、E1(t)、E2(t)の何れか一方、又は両方が一定値以上となった場合には、E1(t)及びE2(t)が一定値以内に収まるようにステアリングモータ40を駆動することが好ましい。中間転写ベルト31がY方向の何れかの端に寄りすぎて外れることや、中間転写ベルト31が他の部品と接触することを防止するためである。
このように、第1の実施の形態に係るベルト駆動装置及びそれを備えた画像形成装置によれば、従来円筒状であった中間転写ベルトの駆動ローラを、少なくとも中間転写ベルトが張架する範囲の周長が連続的に増加又は減少する形状にする。そして、従来から中間転写ベルトの駆動用として配設されているスケールセンサ及びエンコーダを利用し、更に1個のベルトエッジセンサを追加する。その結果、スケールセンサとエンコーダとの出力差から中間転写ベルトの位置を検出し、検出した位置と1個のベルトエッジセンサの出力値とから中間転写ベルトの傾き量を算出し、補正することができる。すなわち、中間転写ベルトの傾き量を算出し補正する際に使用するベルトエッジセンサの数量を減らことにより、製造コストを低減するとともに、搭載される装置の簡素化、小型化を図ることが可能なベルト駆動装置、及びそれを用いた画像形成装置を提供することができる。
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態では、駆動ローラのみならず、ステアリングローラも円錐台形とした点が第1の実施の形態とは異なる。その他の構成については、第1の実施の形態と同様である。以下、第1の実施の形態とは異なる部分を中心に説明をする。
図9は、第2の実施の形態に係るベルト駆動装置を感光体ドラムの方向から見た図である。図9において、図5と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図9を参照するに、第1の実施の形態では円筒形のステアリングローラ33が用いられていたが、第2の実施の形態では円錐台形のステアリングローラ53が用いられている。ステアリングローラ53の両端部の周長は、駆動ローラ32の両端部の周長と同じであり、かつ、前後(Y方向)に逆に取り付けられている。
例えば、第1の実施の形態の図5において、駆動ローラ32の両端部の周長を極端に変化させた場合、斜行が発生した際のスケールセンサ37とエンコーダ38との速度差が大きくなるため、S/N比が向上するという効果が得られる。しかしながら、弊害として中間転写ベルト31の搬送力が本体手前側と奥側で異なるという問題が発生する。
しかしながら、第2の実施の形態の図9のように、両端部の周長が駆動ローラ32の両端部の周長と同じである円錐台形のステアリングローラ53を用い、かつ、駆動ローラ32とステアリングローラ53とを前後(Y方向)に逆に取り付けることにより、中間転写ベルト31の搬送力を均一に保つことができる。
図9における矢印32a、32b、53a、及び53bは、各矢印の位置における中間転写ベルト31の搬送力の大きさを矢印の太さにより模式的に示したものである。全体としては、中間転写ベルト31の搬送力は均一になる。
なお、図9においては、中間転写ベルト31の搬送方向(X方向)に対して、駆動ローラ32の直後に配置されているステアリングローラ53を円錐台形にする例を示したが、中間転写ベルト31が張架しているローラであれば他のローラを円錐台形にしても、同様に中間転写ベルト31の搬送力を均一に保つことができる。又、駆動ローラ32以外の複数のローラを円錐台形にすることで、全体的な駆動力を均一にする方法を採用しても構わない。
このように、第2の実施の形態に係るベルト駆動装置及びそれを用いた画像形成装置によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏するが、更に以下の効果を奏する。すなわち、駆動ローラ以外の1つ又は複数のローラを、両端部の周長を駆動ローラの両端部の周長と同じにした円錐台形とする。そして、駆動ローラと、駆動ローラ以外の1つ又は複数のローラとを、前後(Y方向)に逆に取り付ける(不均一な回転力を打ち消すように配置する)。その結果、駆動ローラの不均一な回転力は打ち消され、中間転写ベルトの搬送力を均一に保つことができる。
更に、駆動ローラの両端部の周長を極端に変化させても中間転写ベルトの搬送力を均一に保つことができるため、駆動ローラの両端部の周長を極端に変化さて、斜行が発生した際のスケールセンサとエンコーダとの速度差を大きくし、S/N比を向上することができる。
〈第3の実施の形態〉
第3の実施の形態では、演算手段に、エンコーダ出力補正を設けた点が第1の実施の形態とは異なる。エンコーダ出力補正は、走行速度検出手段であるスケールセンサ及び回転速度検出手段であるエンコーダの出力差を補正する回転速度補正手段としての機能を有し、中間転写ベルトが張架している位置に依存して変化するエンコーダの出力を補正する。その他の構成については、第1の実施の形態と同様である。以下、第1の実施の形態とは異なる部分を中心に説明をする。
図10は、第3の実施の形態に係るベルト駆動装置の演算手段に関するブロック図の例である。図10において、図6と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図10を参照するに、第3の実施の形態のブロック図は、中間転写ベルト31の駆動制御のフィードバックループ80が、フィードバックループ80Aに置換されている点のみが第1の実施の形態のブロック図と異なる。フィードバックループ80Aは、フィードバックループ80にエンコーダ出力補正88が追加されたものである。
第1の実施の形態に係るベルト駆動装置では、中間転写ベルト31が張架している位置によってエンコーダ38の出力が変化するため、中間転写ベルト31の張架位置が、目標位置から大きくはずれた場合、中間転写ベルト31の制御系が変化し、制御ゲインの周波数特性の変化を発生させる虞がある。そこで、第3の実施の形態に係るベルト駆動装置では、演算手段50にエンコーダ出力補正88を設け、スケールセンサ37とエンコーダ38の出力差からエンコーダ38の出力の補正を行う。その結果、中間転写ベルト31が張架している位置にかかわらず、制御ゲインの周波数特性を一定に保つことができる。
具体的には、エンコーダ出力補正88は、『補正値=スケールセンサ37の出力値/エンコーダ38の出力値』を算出する。このように、一定のゲインを乗算するだけで補正が可能である。エンコーダ出力補正88は、『補正値=スケールセンサ37の出力値の平均値/エンコーダ38の出力値の平均値』を算出してもよい。
なお、第3の実施の形態に係るベルト駆動装置を備えた画像形成装置において、エンコーダ出力補正88は、転写紙90が二次転写ローラ36と中間転写ベルト31の間にない状態での、エンコーダ38の出力値とスケールセンサ37の出力値との差に基づいて補正値を決定してもよい。こうすることにより、以下のような効果が得られる。すなわち、転写紙90が二次転写ローラ36と中間転写ベルト31の間にあることにより、二次転写ローラ36と中間転写ベルト31との摩擦係数が増加し、中間転写ベルト31が二次転写ローラ36によって連れ回される場合がある。又、転写紙90が二次転写ローラ36と中間転写ベルト31の間に突入した影響により、中間転写ベルト31のスリップが発生したりする虞がある。このような場合、スケールセンサ37の出力値が正確な値を示さなくなることがある。上記のように二次転写ローラ36と中間転写ベルト31との間に転写紙90がない状態でのエンコーダ38の出力値とスケールセンサ37の出力値との差に基づいて補正値を決定することにより、その時点でのデータを補正値の決定のためのデータから除外することが出来る。
このように、第3の実施の形態に係るベルト駆動装置及びそれを用いた画像形成装置によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏するが、更に以下の効果を奏する。すなわち、演算手段にエンコーダ出力補正を設け、スケールセンサとエンコーダの出力差からエンコーダの出力の補正を行う。その結果、中間転写ベルトが張架している位置にかかわらず、制御ゲインの周波数特性を一定に保つことができる。
〈第4の実施の形態〉
第4の実施の形態では、演算手段に、制御パラメータ設定部を設けた点が第1の実施の形態とは異なる。制御パラメータ設定部は、制御ゲインを可変させる制御ゲイン可変手段としての機能を有し、中間転写ベルトが張架している位置に依存して変化するエンコーダのフィードバックループの制御ゲインを適切な値に可変する。その他の構成については、第1の実施の形態と同様である。以下、第1の実施の形態とは異なる部分を中心に説明をする。
図11は、第4の実施の形態に係るベルト駆動装置の演算手段に関するブロック図の例である。図11において、図6と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図11を参照するに、第4の実施の形態のブロック図は、中間転写ベルト31の駆動制御のフィードバックループ80が、フィードバックループ80Bに置換されている点のみが第1の実施の形態のブロック図と異なる。フィードバックループ80Bは、フィードバックループ80に制御パラメータ設定部89が追加されたものである。
第1の実施の形態に係るベルト駆動装置では、中間転写ベルト31が張架している位置によってエンコーダ38の出力が変化するため、中間転写ベルト31の張架位置が、目標位置から大きくはずれた場合、中間転写ベルト31の制御系が変化し、制御ゲインの周波数特性の変化を発生させる虞がある。そこで、第4の実施の形態に係るベルト駆動装置では、演算手段50に制御パラメータ設定部89を設け、例えば下記の表1に示すテーブルを予め用意し、スケールセンサ37とエンコーダ38の出力差からエンコーダ38のフィードバックループの制御ゲイン変更を行う。
その結果、中間転写ベルト31が張架している位置にかかわらず、制御ゲインの周波数特性を一定に保つことができる。なお、表1に示したテーブルは、画像形成装置の有する不揮発性メモリ等の記憶手段に記憶されている。
具体的には、図12に示す処理を行う。図12は、制御パラメータ設定部の演算に関するフローチャートの例である。始めにステップ200において、制御パラメータ設定部89は、『A=スケールセンサ37の出力値−エンコーダ38の出力値』を算出する(S200)。次いで、ステップ210において、制御パラメータ設定部89は、ステップ200で算出したAが、予め設定された閾値X1[μm/s]以下であるか否かを判定する(S210)。
ステップ210で『A≦X1』と判定した場合(図12のYESの場合)には、ステップ220に移行する。ステップ220において、制御パラメータ設定部89は、表1のテーブルを読み出し、表1に基づいて、制御ゲインであるPゲインKp(比例ゲイン)、IゲインKi(積分ゲイン)、及びDゲインKd(微分ゲイン)を、それぞれKp=Kp1、Ki=Ki1、及びKd=Kd1に設定する(S220)。
ステップ200で『A>X1』と判定した場合(図12のNoの場合)には、ステップ230に移行する。ステップ230において、制御パラメータ設定部89は、ステップ200で算出したAが、予め設定された閾値X1[μm/s]よりも大きく、かつ、予め設定された閾値X2[μm/s]以下であるか否かを判定する(S230)。
ステップ230で『X1<A≦X2』と判定した場合(図12のYESの場合)には、ステップ240に移行する。ステップ240において、制御パラメータ設定部89は、表1のテーブルを読み出し、表1に基づいて、制御ゲインであるPゲインKp(比例ゲイン)、IゲインKi(積分ゲイン)、及びDゲインKd(微分ゲイン)を、それぞれKp=Kp2、Ki=Ki2、及びKd=Kd2に設定する(S240)。
ステップ230で『A>X2』と判定した場合(図12のNoの場合)には、ステップ250に移行する。ステップ250において、制御パラメータ設定部89は、ステップ200で算出したAが、予め設定された閾値X2[μm/s]よりも大きく、かつ、予め設定された閾値X3[μm/s]以下であるか否かを判定する(S250)。
ステップ250で『X2<A≦X3』と判定した場合(図12のYESの場合)には、ステップ260に移行する。ステップ260において、制御パラメータ設定部89は、表1のテーブルを読み出し、表1に基づいて、制御ゲインであるPゲインKp(比例ゲイン)、IゲインKi(積分ゲイン)、及びDゲインKd(微分ゲイン)を、それぞれKp=Kp3、Ki=Ki3、及びKd=Kd3に設定する(S260)。
ステップ250で『A>X3』と判定した場合(図12のNoの場合)には、ステップ270に移行する。ステップ270において、制御パラメータ設定部89は、表1のテーブルを読み出し、表1に基づいて、制御ゲインであるPゲインKp(比例ゲイン)、IゲインKi(積分ゲイン)、及びDゲインKd(微分ゲイン)を、それぞれKp=Kp4、Ki=Ki4、及びKd=Kd4に設定する(S270)。このようにして、エンコーダ38のフィードバックループの制御ゲインが適切な値に設定される。
このように、第4の実施の形態に係るベルト駆動装置及びそれを用いた画像形成装置によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏するが、更に以下の効果を奏する。すなわち、演算手段に制御パラメータ設定部を設け、スケールセンサとエンコーダの出力差に基づいてエンコーダのフィードバックループの制御ゲインを可変する。その結果、中間転写ベルトが張架している位置にかかわらず、制御ゲインの周波数特性を一定に保つことができる。
以上、好ましい実施の形態について詳説したが、上述した実施の形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、各実施の形態は、本発明に係るベルト駆動装置を、画像形成装置の中間転写ベルトに適用する場合を例に説明した。しかしながら、本発明に係るベルト駆動装置は、画像形成装置の中間転写ベルトに限定されず、中間転写ベルト以外のベルトに適用しても構わない。
10 画像形成装置
20 スキャナユニット
30 ベルト駆動装置
31 中間転写ベルト
32 駆動ローラ
32a、32b、53a、53b 矢印
33、53 ステアリングローラ
34 斥力ローラ
35 従動ローラ
36 二次転写ローラ
37 スケールセンサ
38 エンコーダ
39 駆動モータ
40 ステアリングモータ
41a、41b、41c、41d 感光体ドラム
42 機構部
43 ベルトエッジセンサ
50 演算手段
60 給紙ユニット
61 給紙ローラ
62 紙搬送ローラ
63 排紙ユニット
70、80、80A、80B フィードバックループ
71、81、82 制御部
72,83 モータドライバ
84 ベルト位置算出手段
88 エンコーダ出力補正
89 制御パラメータ設定部
90 転写紙
特開平11−295948

Claims (9)

  1. 無端ベルトと、
    前記無端ベルトを駆動する、前記無端ベルトが張架する範囲の周長が連続的に増加又は減少する形状の駆動用回転体と、
    前記駆動用回転体の回転速度を検出する回転速度検出手段と、
    前記無端ベルトの走行速度を検出する走行速度検出手段と、
    前記無端ベルトの幅方向のエッジ位置を検出するエッジ位置検出手段と、
    前記回転速度検出手段及び前記走行速度検出手段の検出結果に基づいて、前記無端ベルトの主走査方向の位置を算出するベルト位置算出手段と、
    前記エッジ位置検出手段の検出結果及び前記ベルト位置算出手段の算出結果に基づいて、前記無端ベルトの傾き量を算出する斜行算出手段と、
    前記斜行算出手段の算出結果に基づいて、前記無端ベルトの斜行を補正する斜行補正手段と、を有するベルト駆動装置。
  2. 前記駆動用回転体以外に、1つ又は複数の回転体を有し、
    前記1つ又は複数の回転体のうち少なくとも1つは、前記無端ベルトが張架する範囲の周長が連続的に増加又は減少する形状であり、
    前記駆動用回転体と前記1つ又は複数の回転体とは、前記駆動回転体の不均一な回転力を打ち消すように配置されている請求項1記載のベルト駆動装置。
  3. 前記回転速度検出手段及び前記走行速度検出手段の出力差を補正する回転速度補正手段を更に有する請求項1又は2記載のベルト駆動装置。
  4. 前記回転速度補正手段は、前記回転速度検出手段と前記走行速度検出手段との出力差の平均値に基づいて補正を行う請求項3記載のベルト駆動装置。
  5. 前記回転速度検出手段及び前記走行速度検出手段の検出結果に基づいて、前記駆動用回転体の制御ゲインを可変させる制御ゲイン可変手段を更に有する請求項1又は2記載のベルト駆動装置。
  6. 前記制御ゲイン可変手段は、複数の制御ゲインを記憶する記憶手段を有し、
    前記回転速度検出手段と前記走行速度検出手段の検出結果に基づいて、前記記憶手段に記憶された適切な制御ゲインを選択する請求項5記載のベルト駆動装置。
  7. 前記斜行算出手段は、前記ベルト位置算出手段の算出結果若しくは前記エッジ位置検出手段の検出結果の何れか一方又は両方が一定値以上となった場合には、前記無端ベルトの傾き量にかかわらず、前記ベルト位置算出手段の算出結果及び前記エッジ位置検出手段の検出結果を一定値以内に収めるように動作する請求項1乃至6の何れか一項記載のベルト駆動装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項記載のベルト駆動装置を備えた画像形成装置。
  9. 請求項3又は4記載のベルト駆動装置を備え、
    前記回転速度補正手段は、被転写体が、前記無端ベルト上に形成された画像が前記被転写体に転写される位置に無い状態における前記回転速度検出手段と前記走行速度検出手段との出力差に基づいて補正値を決定する画像形成装置。
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