JPH06237585A - 画像形成装置の光学走査系駆動用モータの速度制御回路 - Google Patents

画像形成装置の光学走査系駆動用モータの速度制御回路

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JPH06237585A
JPH06237585A JP5042149A JP4214993A JPH06237585A JP H06237585 A JPH06237585 A JP H06237585A JP 5042149 A JP5042149 A JP 5042149A JP 4214993 A JP4214993 A JP 4214993A JP H06237585 A JPH06237585 A JP H06237585A
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JP
Japan
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motor
frequency division
encoder
speed
timer interrupt
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Withdrawn
Application number
JP5042149A
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English (en)
Inventor
Tomoshi Sakata
智志 坂田
Kimio Kudo
公生 工藤
Hiroyuki Watanabe
裕之 渡辺
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンコーダからのパルス信号を分周してモー
タの速度制御に用いるとき、分周しないときと同様に正
確に速度制御する。 【構成】 モータ104の回転中に、モータ104の回
転後の経過時間に応じたメモリ112内の分周数テーブ
ルの分周数に従って、分周器109がエンコーダ105
からのパルス信号を分周し、この分周結果とモータ10
4の回転後の経過時間に応じたメモリ112内の目標速
度テーブルの目標速度とに基づいて、CPU102が、
分周数に応じたメモリ112内のPIDゲインテーブル
のPIDゲインを用いてPID制御の演算を行うととも
にアンプ103を介してモータ104に対してPWM信
号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置の光学走査
系駆動用モータの速度制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の一例として、電子写真複
写機(以下複写機という)には、感光体ドラム駆動用、
光学走査系駆動用、定着ローラ駆動用など複数のモータ
が用いられている。これらのモータの中には常に一定の
速度で回転すればよいものもあるが、光学走査系駆動用
のモータは、原稿を露光走査する往動時より露光走査後
基準位置までもどる復動時の方を速い速度にし、また複
写倍率に応じて回転速度を変えている。
【0003】モータの速度制御法として、モータの回転
数をエンコーダで検出し、このエンコーダからのパルス
信号と目標回転速度に対応するパルス信号とを比較しP
ID(比例、積分、微分)制御を行い、この結果に基づ
きPWM(パルス幅変調)方式によりモータに印加する
電圧を変化させて速度制御を行う方法が知られている。
このようなエンコーダを用いたPID制御ではパルス信
号に基づく制御を行っているので、モータが1回転する
間に発生するパルス数が多いエンコーダを用いるほど正
確な速度制御ができるが、CPUが1回のPID制御に
必要な処理時間はある程度決まっているので、この処理
時間よりも短い時間間隔でエンコーダからパルスが発生
しても各パルス信号ごとにPID制御をかけることはで
きない。PID制御は、モータの実回転速度とモータを
回転させたい目標回転速度とに基づき、比例項、積分
項、微分項の各項を演算し、演算結果のそれぞれに各項
ごとのフィードバックゲインを掛けてから足し合わせ
て、モータを目標回転速度で回転させるためにモータに
印加すべき電圧を求めるものである。
【0004】特開昭63−69476号公報には、拡大
複写のようなモータの低速時にも正確な速度制御が行え
るようにモータの1回転で発生するパルス数が多いエン
コーダを用い、縮小複写のような高速時にはエンコーダ
からのパルス信号を所定の分周数で分周し、分周後のパ
ルスの間隔が1回の速度制御に必要なCPUの処理時間
よりも長くなるようにしてやはり正確な速度制御を行う
ようにした複写機が記載されており、そのために複写倍
率ごとにエンコーダからのパルス信号の分周数を別々に
設定している。
【0005】ところが、特開昭63−69476号公報
に記載された発明では、各複写倍率ごとに予め定められ
たモータの回転速度に対してエンコーダから得られるパ
ルス信号を分周する分周数を設定しているために、モー
タの回転速度が遅い加減速中では、エンコーダからのパ
ルス信号の周波数が低いので、PID制御の回数が少な
くなり正確な速度制御ができないという問題がある。
【0006】そこで、本発明者らは本願と同日付で、モ
ータの加減速時のような低速時にも正確な速度制御が行
えるような数のパルスを、モータの1回転で発生するエ
ンコーダを用い、モータの加減速中のエンコーダからの
パルス信号を所定の分周数で分周し、分周後のパルスの
間隔が1回の速度制御に必要なCPUの処理時間よりも
長くなるようにして、より正確な速度制御を行うように
したモータの速度制御回路に関して出願した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンコーダ
からのパルス信号によりモータの回転速度を求める方法
としては、たとえば10MHzのクロックパルスを用意
し、エンコーダからのパルス信号の1周期中にこのクロ
ックパルスが何パルス発生したかをカウントする方法が
ある。しかし、上記同日出願の速度制御法のようにエン
コーダからのパルス信号を分周して速度制御に用いる場
合には、分周後のパルス信号の1周期中に10MHzの
クロックパルスが何パルス発生したかをカウントするこ
とになるため、たとえば2分周時のカウント数は、分周
する前のカウント数の約2倍となる。このため、このカ
ウント数を単純にPID制御の演算に用いると、演算結
果が異なってしまい、正確な速度制御ができない。
【0008】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、モータの加減速中、一定速中にかかわらず、エン
コーダからのパルス信号を分周して用いる場合であって
も速度制御を正確に行うことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、露光方式の光学走査系を備えた画像形成
装置において、光学走査系を駆動するモータの回転速度
を検出するエンコーダと、モータの回転後の経過時間に
応じて段階的にモータの目標回転速度を定めた目標速度
テーブルと、モータの回転後の経過時間に応じて段階的
にエンコーダからのパルス信号を分周する分周数を定め
た分周数テーブルと、その分周数テーブルの分周数に応
じて段階的にPID制御用のフィードバックゲインを定
めたPIDゲインテーブルと、エンコーダからのパルス
信号を段階的にモータの回転後の経過時間に応じて分周
数テーブルの分周数に基づいて分周する分周手段と、同
じ段階的経過時間に対する分周手段からの分周結果と目
標速度テーブルの目標速度とに基づいて分周数に対する
PIDゲインテーブルのフィードバックゲインでPID
制御の演算を行う演算手段とを備え、演算手段の演算結
果に基づいてモータの回転速度を制御するようにしたこ
とを特徴とする画像形成装置の光学走査系駆動用モータ
の速度制御回路。
【0010】
【作用】本発明は以上の構成によって、モータの回転後
の経過時間に応じた分周数テーブルの分周数に基づい
て、分周手段がエンコーダからのパルス信号を分周し、
この分周結果とモータの回転後の経過時間に応じた目標
速度テーブルの目標速度とに基づいて、演算手段が、分
周数テーブルの分周数に応じたPIDゲインテーブルの
PIDゲインでPID制御の演算を行い、この演算結果
に基づいてモータの回転速度を制御する。
【0011】
【実施例】以下本発明を図面に基づいて説明する。
【0012】図11は本発明によるモータの速度制御回
路を適用する複写機の概略構成を示している。
【0013】複写機本体の上面に設けられた操作盤10
0上の電源ボタンをオンした後、操作盤100上の複写
開始キーで複写を開始すると、原稿台1上に載置された
原稿21は、往復動される光学走査系Aの照明ランプ2
で往動時に照射され、原稿21からの反射光20(一点
鎖線で示す)はやはり光学走査系Aを構成する第1ミラ
ー3と固定の第2ミラー4および第3ミラー5で反射
し、レンズ6を通り第4ミラー7で反射されて感光体ド
ラム8上に投射され、ドラム8上に原稿21の静電潜像
を形成する。一方、複写紙12が給紙カセット11から
二点鎖線で示す経路を通って転写位置に搬送される。
【0014】ドラム8の周辺には、ドラム8の表面に設
けられた感光体を一様に帯電させるための帯電電極9
と、感光体上に形成された静電潜像を現像して可視像
(トナー像)とするための現像装置10と、この可視像
を複写紙Pに転写するための転写電極13と、可視像が
転写された複写紙Pをドラム8から分離するための分離
電極14と、感光体上に残留する電荷を除電するための
除電電極15と、除電後感光体上に残留するトナーを除
去するためのクリーニング装置16とがそれぞれ配列さ
れている。
【0015】感光体上に形成された静電潜像は、複写紙
12上に転写電極13により転写され、転写後分離電極
14によりドラム8から分離された複写紙12は搬送ロ
ーラ17により二点鎖線で示す経路を通って定着装置1
8に搬送され、そこで複写紙12上のトナーが熱溶融さ
れて複写紙12に定着され、排紙皿19に排出される。
【0016】本実施例は、本発明によるモータの速度制
御回路を図11に示した光学走査系駆動用のモータに適
用したものである。
【0017】図1に本発明によるモータの速度制御回路
のブロック線図を示す。
【0018】100は図11にも図示した複写機の操作
盤であり、操作盤100上の複写開始キーが押されたと
きに複写機制御部101に対して複写開始の指示を行
う。複写機制御部101は複写処理中において図11に
示した光学走査系Aを駆動するときに所定のタイミング
でCPU102に対してスタート信号を出力する。
【0019】103はCPU102からのPWM(パル
ス幅変調)信号を所定のレベルに増幅するためのアンプ
であり、増幅したPWM信号をモータ104に対して出
力することによって、図9に示した光学走査系Aを駆動
するためのモータ104が回転する。モータ104の回
転速度の制御はこのPWM信号のパルス幅を変化させる
ことによって行われ、この速度制御のためのプログラム
と、モータ104の回転後の経過時間に対応した目標速
度を格納した目標速度テーブルと、目標速度に対応して
エンコーダ105からのパルス信号を分周するための分
周数を格納した分周数テーブルと、分周数に対応したP
ID制御のゲインを格納したPIDゲインテーブルとが
メモリ112に格納されており、CPU102によって
メモリ112に格納されたプログラムが実行される。
【0020】105はモータ104の回転を光学的に検
出し、回転速度に対応したパルス信号を出力するエンコ
ーダであり、カウンタ111はこのエンコーダ105か
らのパルス信号のパルス数をカウントし、カウント数を
比較器110に出力する。比較器110は、カウンタ1
11から入力されたカウント数とCPU102から入力
された分周数とを比較し、両者が一致したときに一致信
号を出力する。比較器110からの一致信号は、カウン
タ111とカウンタ107のカウント数をゼロクリアす
るとともにラッチ回路106に対してカウンタ107か
らのカウント数の保持を指示する。一致信号はCPU1
02にも入力される。分周器109は比較器110とカ
ウンタ111とから成る。
【0021】108はクロック発生器であり、10MH
zの周波数のクロックパルスを発生する。カウンタ10
7はクロック発生器108からのクロックパルスのパル
ス数をカウントし、そのカウント数をラッチ回路106
に出力する。また、ラッチ回路106は比較器110か
らの一致信号を受信した時点でそのときのカウント数を
保持しCPU102に対して出力する。
【0022】本実施例では、比較器110から一致信号
が出力されてから次の一致信号が出力されるまでの時間
内に、クロック発生器108からのクロックパルスが何
パルス出力されたかをカウントし、このカウント数をモ
ータ104の実回転速度として用いている。
【0023】ここで、図7には分周数が1(1分周)の
ケースについて、図8には分周数が2(2分周)のケー
スについて横軸を時間軸として、(a)エンコーダ10
5からのパルス信号と、(b)比較器110からの一致
信号と、(c)クロック発生器108からのクロックパ
ルスと、(d)ラッチ回路106からのクロックカウン
ト数とを示す。
【0024】次に、図2、図3、図4、図5、図6のフ
ローチャートを用いてCPU102による速度制御の処
理を説明する。
【0025】CPU102による速度制御の処理は、図
2に示したメイン処理と、図3、図4、図5に示したタ
イマ割込み処理と、図6に示したエンコーダ割込み処理
とから成り、メイン処理実行中に、常時20mS間隔で
タイマ割込み処理の割込みがかかり、分周器109内の
比較器110からの一致信号を受信する度にエンコーダ
割込み処理の割込みがかかる。タイマ割込み処理とエン
コーダ割込み処理とは互いに排他であり、一方の割込み
処理の実行中には他方の割込み処理が割込むことができ
ないようにしてある。
【0026】ここで、本発明による速度制御の概要を説
明する。
【0027】図9は、1コピー動作中の往動時における
光学走査系駆動用モータ104の回転速度の変化を示
す。
【0028】モータ104は始動後区間Bで加速され、
所定速度v1 に達した後その速度を維持し、この区間C
において光学走査系Aによる原稿露光を行う。その後、
モータ104は区間Dで減速される。本発明の速度制御
は、一例として区間Bではタイマ割込み処理が20回実
行され、区間Cではタイマ割込み処理が300回実行さ
れ、区間Dではタイマ割込み処理が20回実行される。
【0029】本実施例ではモータ104の速度制御をP
ID制御で行っており、モータ104の回転後の経過時
間を一定の時間間隔に区切り、各時間間隔に対応した目
標速度(比較器110から一致信号が出力されてから次
の一致信号が出力されるまでの時間内に、クロック発生
器108から出力されるべきクロックパルスの目標カウ
ント数)をそれぞれ用意しておき、この時間間隔に対応
したエンコーダ105からのパルス信号を分周するため
の分周数をそれぞれ用意し、さらに、各分周数に対応し
たPID制御の異なるゲインをそれぞれ用意し、これら
をそれぞれ目標速度テーブル、分周数テーブル、PID
ゲインテーブルとしてメモリ112に格納しておき、モ
ータ104の回転につれて順次読み出す。後掲の表1、
表2、表3はこれらのテーブルに格納された値の一例で
ある。
【0030】図10には、(a)エンコーダ105から
のパルス信号と、(b)エンコーダ割込み処理の実行タ
イミングと、(c)タイマ割込み処理の実行タイミング
と、(d)メイン処理の実行タイミングとの関係を示
す。
【0031】(b)、(c)、(d)ではそれぞれの実
線部分で各処理を実行していることを示す。本実施例で
は、(c)のタイマ割込み処理で、メモリ112の目標
速度テーブルと分周数テーブルとから、何回目のタイマ
割込み処理であるかを表すタイマ割込み回数に基づいて
目標速度と分周数とを読み出し、(c)のタイマ割込み
処理で、分周器109に対する分周数の変更を行うとと
もに、メモリ112のPIDゲインテーブルから、その
時の分周数に基づいてPIDゲインを読み出してPID
制御の演算を行い、アンプ103に対するPWM信号を
出力する。
【0032】表1と表2の目標速度と分周数はタイマ割
込み回数に対応づけた値が格納されており、表3のPI
D制御の各ゲインは分周数に対応づけた値が格納されて
いる。たとえば、図10に示したタイマ割込み回数が1
のとき実行されるタイマ割込み処理TW2においては目
標速度の500パルスと分周数の1を、目標速度テーブ
ルと分周数テーブルから読み出してくる。また、分周数
が1であるエンコーダ割込み処理EW1においては、P
ゲインとして2、Iゲインとして2、Dゲインとして2
をPIDゲインテーブルから読み出してくる。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】 こうしてモータ104の回転速度が増すにつれ、各テー
ブルから各値を読み出してきて順次速度制御をしてい
く。
【0036】以下に本発明の速度制御処理の内容を各処
理ごとに説明する。 (1)メイン処理 まず、図2を用いてメイン処理を説明する。
【0037】CPU102は、図1に示した複写機制御
部101からのスタート信号を受信するとメイン処理を
開始し、まず初期設定が行われる(S−1)。次に、所
定時間経過後に複写機制御部101から送信されるモー
タスタート動作の指示を待ち(S−2)、モータスター
ト動作の指示がきたならばスタートフラグを1にし(S
ー3)、エンコーダ割込み処理の割込みを許可し(S−
4)、モータ104の加速を行う。
【0038】その後は、後述するタイマ割込み処理とエ
ンコーダ割込み処理とによってモータの速度制御を行
う。モータが次第に加速され、一定速度v1 に達して露
光走査が行われ、原稿サイズによって決められた所定時
間経過後に複写機制御部101はモータストップ動作の
指示を行う。メイン処理ではこのモータストップ動作の
指示を待ち(S−5)、モータストップ動作の指示がき
たならばストップフラグを1にし(S−6)、タイマ割
込み処理とエンコーダ割込み処理によるモータ104の
減速制御を行う。
【0039】エンコーダ105からの出力によりモータ
104が停止したことがわかり(S−7)、モータ10
4が停止したならばエンコーダ割込み処理の割込みを禁
止し(S−8)、メイン処理を終了する。 (2)タイマ割込み処理 次に図3、図4、図5を用いてタイマ割込み処理を説明
する。
【0040】タイマ割込み処理は、図2に示したメイン
処理が実行されると常時20msec間隔で割込んで実
行される。
【0041】図2のステップ(S−3)でスタートフラ
グに1が立つ以前においては、タイマ割込みごとにステ
ップ(P−1)でタイマ割込み回数をインクリメントし
ていき、ステップ(P−2)で「否(No)」に進み、
ステップ(P−7)で「否(No)」に進み、さらにス
テップ(P−8)で「否(No)」に進んでタイマ割込
み処理は終了となる。スタートフラグに1が立つ以前の
タイマ割込み回数は、どこにおいても参照されることは
なく、ステップ(P−1)においてインクリメントされ
るタイマ割込み回数は、スタートフラグに1が立ち(P
−2)タイマ割込み回数がゼロクリアされた後から意味
を持っており、カウントされる。
【0042】図2のステップ(S−3)でスタートフラ
グに1が立った後(図10のTW1の処理)では、ステ
ップ(P−1)でタイマ割込み回数をインクリメントし
た後に、ステップ(P−2)で「正(Yes)」に進
み、タイマ割込み回数をゼロクリアするとともにスター
トフラグを0にする(P−3)。その後、真分周数とい
う名前の変数の値を1にし(P−4)、この真分周数の
値を図1に示した分周器109内の比較器110に出力
し(P−5)エンコーダ105からのパルス信号を1分
周(つまり分周なし)で処理する。次に加減速フラグに
1を立てて(P−6)、現在、モータが加減速中である
ことを表すようにする。
【0043】次のステップ(P−9)では、今回のタイ
マ割込み処理の直前にエンコーダ割込み処理が実行され
たか否かを表すエンコーダフラグをみる。今回のタイマ
割込み処理はメイン処理でスタートフラグを1にした直
後の処理であるためにエンコーダ割込みはまだ実行され
ていないのでエンコーダフラグは0であり、ステップ
(P−10)へと進む。
【0044】ステップ(P−10)では、今回のタイマ
割込み処理の直前にタイマ割込み処理が実行されたか否
かを表すタイマフラグをみる。今回のタイマ割込み処理
はメイン処理でスタートフラグを1にした直後の処理で
あるために先に実行されたタイマ割込み処理はなくタイ
マフラグは0であり、図4に示したステップ(P−2
1)へと進む。ステップ(P−21)では、CPU10
2はメモリ112からタイマ割込み回数0に対応するモ
ータ回転目標速度(ここでは500パルス)を読み出
し、仮目標速度という名前の変数に代入する。次のステ
ップ(P−22)ではメモリ112からタイマ割込み回
数0に対応する分周数(ここでは1分周)を読み出し、
仮分周数という名前の変数に代入する。
【0045】次に図5に示したステップ(P−23)に
進んで、仮分周数と真分周数とが等しいか否かをチェッ
クする。今回は、上述したように仮分周数、真分周数と
もに1であるのでステップ(P−25)へと進み、モー
タ104の加減速が終了したか否かをチェックする。加
減速が終了したか否かは、図3のステップ(P−3)で
タイマ割込み回数をゼロクリアしてからタイマ割込み処
理が何回実行されたかで判断しており、たとえばタイマ
割込み処理が20回実行された(図9に示した区間Bが
終了した)場合にモータの加速が終了したものとみな
す。今回はタイマ割込み回数が0のため(P−3で0に
している)「否(No)」に進み、エンコーダフラグを
0にする(P−27)とともにタイマフラグに1を立て
て(P−28)処理を終了する。
【0046】次には、まだモータ104にPWM信号を
出力していないので、20msec経過後に再度タイマ
割込み処理からの割込みがかかる(図10のTW2の処
理)。まず、図3に示したステップ(P−1)でタイマ
割込み回数をインクリメントした後にスタートフラグの
チェックを行い(P−2)、今回はスタートフラグが0
である(図10のTW1のP−3で0にしている)ので
ステップ(P−7)へと進む。ステップ(P−7)では
ストップフラグのチェックを行い、今回はストップフラ
グが0である(メイン処理のS−1で0にしている)の
でステップ(P−8)へと進む。
【0047】ステップ(P−8)においては、今回のタ
イマ割込み処理では加減速フラグに1が立っている(図
10のTW1のP−6で1にしている)のでステップ
(P−9)へと進む。次のステップ(P−9)では、今
回のタイマ割込み処理の直前にエンコーダ割込み処理が
実行されたか否かを表すエンコーダフラグをみる。今回
のタイマ割込み処理はモータ104に回転の指示を与え
る(PWM信号の出力)前の処理であるためにエンコー
ダ割込みはまだ実行されていないのでエンコーダフラグ
は0であり、ステップ(P−10)へと進む。
【0048】ステップ(P−10)では、今回のタイマ
割込み処理の直前にタイマ割込み処理が実行されたか否
かを表すタイマフラグをみる。今回のタイマ割込み処理
では、前回のタイマ割込み処理でタイマフラグを1にし
てあるので、図4に示したステップ(P−12)へと進
む。
【0049】ステップ(P−12)では分周数の変更が
行われたか否かを表す変更フラグをチェックする。今回
は分周数の変更が行われておらず変更フラグが0である
(メイン処理のS−1で0にしている)のでステップ
(P−15)へと進み、前回のタイマ割込み処理でメモ
リ112から読み込んでおいた仮目標速度の値(500
パルス)を、真目標速度という名前の変数に代入し、前
回のタイマ割込み処理でメモリ112から読み出してお
いた仮分周数の値(1分周)を、真分周数という名前の
変数に代入する(P−16)。
【0050】続いて真分周数の値(1分周)に基づいて
メモリ112からP制御(比例制御)用のゲイン(ここ
では2)を読み込んできて(P−17)、このゲインと
真目標速度の値とを用いてP制御の演算を行い(P−1
8)、演算結果をPWM信号として図1に示したアンプ
103に出力する(P−19)。本実施例では、原則と
してエンコーダ割込み処理においてPID制御の演算と
PWM信号の出力を行うものだが、例外的に、タイマ割
込み処理が実行終了した後にエンコーダ割込み処理が実
行されずにタイマ割込み処理が2度続いた場合には、2
度目のタイマ割込み処理においてPID制御のうちのP
制御の演算だけを行ってPWM信号を出力するようにし
ている。タイマ割込み処理が実行終了した後にエンコー
ダ割込み処理が実行されずにタイマ割込み処理が2度続
くというのは、モータの回転速度が非常に遅い場合であ
るので、一刻も早くモータを回転させるように、P制御
のみを行うように処理を簡略化するとともにタイマ割込
み処理でPWM信号を出力するようにしている。
【0051】その後、仮分周数の値を真分周数に代入す
るとともに仮目標速度の値を真目標速度に代入し(P−
20)、以下、前回のタイマ割込み処理と同様の処理を
行った後にTW2のタイマ割込み処理を終了する(P−
21、P−22、P−23、P−25、P−27、P−
28)。
【0052】なお、図5に示したステップ(P−23)
に進んだとき、仮分周数と真分周数とが等しくない場合
には、分周数が変更されたことを示すために変更フラグ
に1を立てて(P−24)から、ステップ(P−25)
へと進む。
【0053】ステップ(P−25)ではモータ104の
加速が終了したか否かをチェックする。そして、タイマ
割込み回数が20である場合にはモータ104の加速が
終了(図9の区間Bが終了)したものとみなし、加減速
フラグを0にし(P−26)、タイマフラグに1を立て
て(P−28)、タイマ割込み処理を終了する。
【0054】図9の区間Cでは、タイマ割込み処理はス
テップ(P−1、P−2、P−7、P−8)のみを行
う。また、図9の区間Dではモータ104の加速時と同
様に、タイマ割込み回数に基づいてメモリ112から目
標速度と分周数とPIDゲインとを読み出してきてモー
タ104の減速処理を行う。
【0055】図10のTW2のタイマ割込み処理のステ
ップ(P−19)でPWM信号が出力されると、モータ
104が回転し始めて比較器110から図7(b)に示
すような一致信号が出力されるようになる。この一致信
号の立ち上がりのタイミングで次に説明するエンコーダ
割込み処理の割込みがかかるようになる。 (3)エンコーダ割込み処理 以下、図6を用いてエンコーダ割込み処理を説明する。
【0056】エンコーダ割込み処理では、まず、タイマ
割込み処理でメモリ112から読み出してきた分周数
が、今まで用いられていた分周数と比較して変更された
か否かをチェックするために変更フラグが1か否かをチ
ェックする(F−1)。もし変更フラグに1が立ってい
なければ、直前のタイマ割込み処理でメモリ112から
読み出しておいた仮目標速度の値を、真目標速度に代入
し(F−4)、直前のタイマ割込み処理でメモリ112
から読み出しておいた仮分周数の値を、真分周数に代入
する(F−5)。
【0057】もし、変更フラグに1が立っていれば、直
前のタイマ割込み処理でメモリ112から読み出してお
いた仮分周数の値を、図1に示した分周器109内の比
較器110に出力し(F−2)、変更フラグを0にする
(F−3)。
【0058】続いて、ステップ(F−6)では、図1に
示したラッチ回路106に保持されているモータ104
の実回転速度を取得する。そして、真分周数の値に基づ
いてメモリ112からPID(比例、積分、微分)制御
用のゲインを読み出し(F−7)、このゲインと真目標
速度の値とステップ(F−6)で取得した実回転速度と
を用いてPID制御の演算を行い(F−8)、演算結果
をPWM信号として図1に示したアンプ103に出力す
る(F−9)。
【0059】その後、仮分周数の値を真分周数に代入す
るとともに仮目標速度の値を真目標速度に代入し(F−
10)、エンコーダフラグに1を立て、タイマフラグを
0にして(F−11)エンコーダ割込み処理を終了す
る。
【0060】エンコーダ割込み処理は図9に示した区間
B(加速中)、区間C(一定速中)、区間D(減速中)
のいずれであっても特に変わることがなく、タイマ割込
み処理で設定した変更フラグと、仮目標速度と、仮分周
数とに基づいてPID制御の演算とPWM信号の出力と
を行う。
【0061】以上説明したように、本実施例では、モー
タ104の加減速中にも、メモリ112に予め格納した
分周数でエンコーダ105からのパルス信号を分周して
おり(P−22、F−2)、分周数を変更したときには
その分周数に適したPIDゲインをメモリ112から読
み出してくることによって、より正確なPID制御の演
算を行うことができる(F−7、F−8)。さらに、仮
目標速度と真目標速度とを設けて、分周数を変更する前
の目標速度と分周数を変更した後の目標速度とを記憶し
ておけるようにしたので、ラッチ回路106から実回転
速度を得たときと同じ分周数に基づいた目標速度を用い
てPID制御の演算を行うことができる(F−1、F−
2、F−3、F−4、F−5、F−6、F−8)。さら
にまた、タイマ割込み処理が実行された後にエンコーダ
割込み処理が実行されないうちに再度タイマ割込み処理
の割込みがかかったときには、2回目のタイマ割込み処
理でP制御の演算を行ってPWM信号の出力をするよう
にしたのでモータが低速で回転しているときでも適切な
速度制御ができる(P−9、P−10、P−18、P−
19)。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エンコーダパルスを分周して用いる場合に分周数ごとに
PID制御のフィードバックゲインを変え、このフィー
ドバックゲインを用いてPID制御の演算を行い、この
演算結果に基づいてモータの回転速度を制御するように
したので、モータを始動するときや停止させるときのよ
うな加減速回転中であっても、また、たとえば複写機の
光学走査系駆動用のモータの場合、原稿の露光中のよう
な一定速回転中であっても正確な速度制御をすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモータの速度制御回路のブロック
線図である。
【図2】本発明におけるメイン処理のフローチャートで
ある。
【図3】本発明におけるタイマ割込み処理のフローチャ
ートの一部である。
【図4】図3に示したタイマ割込み処理のフローチャー
トに続く部分である。
【図5】図4に示したタイマ割込み処理のフローチャー
トに続く部分である。
【図6】本発明におけるエンコーダ割込み処理のフロー
チャートである。
【図7】分周数が1(1分周)のケースについて、エン
コーダ105からのパルス信号と、比較器110からの
一致信号と、クロック発生器108からのクロックパル
スと、ラッチ回路106からのクロックカウント数との
関係を示す。
【図8】分周数が2(2分周)のケースについて、エン
コーダ105からのパルス信号と、比較器110からの
一致信号と、クロック発生器108からのクロックパル
スと、ラッチ回路106からのクロックカウント数との
関係を示す。
【図9】1コピー動作中の往動時のモータ104の回転
速度の変化を示す。
【図10】(a)エンコーダ105からのパルス信号
と、(b)エンコーダ割込み処理の実行タイミングと、
(c)タイマ割込み処理の実行タイミングと、(d)メ
イン処理の実行タイミングとの関係を示す。
【図11】本発明によるモータの速度制御回路を適用す
る複写機の概略構成図である。
【符号の説明】
100 操作盤 101 複写機制御部 102 CPU 103 アンプ 104 モータ 105 エンコーダ 106 ラッチ回路 107 カウンタ 108 クロック発生器 109 分周器 110 比較器 111 カウンタ 112 メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光方式の光学走査系を備えた画像形成
    装置において、 前記光学走査系を駆動するモータの回転速度を検出する
    エンコーダと、 モータの回転後の経過時間に応じて段階的にモータの目
    標回転速度を定めた目標速度テーブルと、 モータの回転後の経過時間に応じて段階的に前記エンコ
    ーダからのパルス信号を分周する分周数を定めた分周数
    テーブルと、 該分周数テーブルの分周数に応じて段階的にPID制御
    用のフィードバックゲインを定めたPIDゲインテーブ
    ルと、 前記エンコーダからのパルス信号を段階的にモータの回
    転後の経過時間に応じて前記分周数テーブルの分周数に
    基づいて分周する分周手段と、 同じ段階的経過時間に対する前記分周手段からの分周結
    果と前記目標速度テーブルの目標速度とに基づいて前記
    分周数に対する前記PIDゲインテーブルのフィードバ
    ックゲインを用いてPID制御の演算を行う演算手段と
    を備え、 前記演算手段の演算結果に基づいてモータの回転速度を
    制御するようにしたことを特徴とする画像形成装置の光
    学走査系駆動用モータの速度制御回路。
JP5042149A 1993-02-05 1993-02-05 画像形成装置の光学走査系駆動用モータの速度制御回路 Withdrawn JPH06237585A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5042149A JPH06237585A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 画像形成装置の光学走査系駆動用モータの速度制御回路
US08/189,503 US5467173A (en) 1993-02-05 1994-01-31 Speed control circuit for an optical scanning system driving motor for an image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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JP5042149A JPH06237585A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 画像形成装置の光学走査系駆動用モータの速度制御回路

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JP5042149A Withdrawn JPH06237585A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 画像形成装置の光学走査系駆動用モータの速度制御回路

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JP (1) JPH06237585A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010211165A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Ricoh Co Ltd ベルト駆動装置及びそれを備えた画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010211165A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Ricoh Co Ltd ベルト駆動装置及びそれを備えた画像形成装置

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