JP2011079662A - 測長装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 測長ロールの偏心によって、測長ロールで測定したシート長に含まれる測定誤差を低減することができる測長装置を提供する。
【解決手段】 第1上流側エッジセンサ121及び下流側エッジセンサ125が用紙150を検出している第1検出期間における測長ロール101の回転量に基づいて、用紙150の用紙長を測定すると共に、第2上流側エッジセンサ122及び下流側エッジセンサ125が用紙150を検出している第2検出期間における測長ロール101の回転量に基づいて、用紙150の用紙長を測定し、第1検出期間に測定した用紙長と、第2検出期間に測定した用紙長とのうち、用紙長が測長ロール101の周長の整数倍に近いほうを選択し、選択した用紙長を用いて用紙の搬送方向の長さを算出するコントローラ200を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、測長装置及び画像形成装置に関する。
従来より、画像を形成するシートのシート長を検出する技術が知られている(例えば、特許文献1又は2参照)。
特開2005−112543号公報 特開平5−208534号公報
本発明は、測長ロールの偏心に起因して、測長ロールで測定したシート長に含まれる測定誤差を低減することができる測長装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1記載の発明は、搬送路を搬送されるシートに従動して回転する測長ロールと、前記測長ロールよりもシート搬送方向の上流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第1センサと、前記測長ロールよりも前記シート搬送方向の上流側又は下流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第2センサと、前記測長ロールよりもシート搬送方向の下流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第3センサと、前記第1センサ及び前記第3センサが前記シートを検出している第1検出期間における前記測長ロールの回転量に基づいて、前記シートのシート長を測定すると共に、前記第1センサと前記第3センサのうち前記シート搬送方向において前記測長ロールに対して前記第2センサと反対側に設けられたセンサ及び前記第2センサが前記シートを検出している第2検出期間における前記測長ロールの回転量に基づいて、前記シートのシート長を測定する測定手段と、前記第1検出期間に測定したシート長と、前記第2検出期間に測定したシート長とのうち、シート長が前記測長ロールの周長の整数倍に近いほうを選択し、選択したシート長を用いて前記シートの前記シート搬送方向の全長を算出する全長算出手段とを備えている。
請求項2記載の発明は、搬送路を搬送されるシートに従動して回転する測長ロールと、前記測長ロールよりもシート搬送方向の上流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第1センサと、前記測長ロールよりも前記シート搬送方向の上流側又は下流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第2センサと、前記測長ロールよりもシート搬送方向の下流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第3センサと、シートの規格サイズを記憶した記憶手段と、画像を形成するシートの選択を受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けたシートの規格サイズを前記記憶手段から読み出し、該読み出した規格サイズに基づき、前記第1センサ及び前記第3センサが前記シートを検出している第1検出期間と、前記第1センサと前記第3センサのうち前記シート搬送方向において前記測長ロールに対して前記第2センサと反対側に設けられたセンサ及び前記第2センサが前記シートを検出している第2検出期間とにおいて前記測定手段で測定されるシート長の予測値を算出する予測値算出手段と、前記予測値算出手段で算出した前記第1検出期間と前記第2検出期間とのシート長の予測値のうち、シート長が前記測長ロールの周長の整数倍に近いほうのシート長の予測値を選択し、該選択したシート長の予測値を算出する検出期間をシート長の検出期間として選択する選択手段と、前記選択手段で選択した検出期間における前記測長ロールの回転量に基づいて、前記シートの前記シート搬送方向の全長を算出する全長算出手段と、を備えている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記第2センサと、前記第1センサ及び第3センサのうち前記シート搬送方向において前記測長ロールに対し前記第2センサと同じ側に設けられたセンサとは、前記測長ロールの周長の(2n−1)/4(nは任意の自然数)倍の距離だけ離間して配置したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項記載の発明において、前記第1センサ、前記第2センサ及び第3センサのうち少なくともいずれか一つを、前記搬送路のシート搬送方向に垂直な幅方向の一方の側に設け、前記第1センサ、前記第2センサ及び第3センサのうち、前記幅方向の一方の側に設けたセンサ以外のセンサを、前記搬送路の前記幅方向の他方の側に設け、前記幅方向の一方の側に設けたセンサと、前記幅方向の他方の側に設けたセンサとのシートの検出タイミングに基づいて、前記搬送路を搬送されるシートの傾きを検出し、検出した傾きに基づいて前記全長算出手段で算出されるシートの前記シート搬送方向の全長を補正する補正手段を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記シート搬送方向において前記測長ロールに対し前記第2センサと同じ側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第4センサを備え、前記第4センサと前記第2センサとを、又は、前記第4センサと、前記第1センサ及び前記第3センサのうち前記シート搬送方向において前記測長ロールに対し前記第2センサと同じ側に配置されたセンサとを、前記測長ロールの周長の(2m−1)/8(mは任意の自然数)倍の距離だけ離間して配置したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記第1センサ、前記第2センサ、前記第3センサ及び前記第4センサのうち少なくともいずれか1つを前記搬送路のシート搬送方向に垂直な幅方向の一方の側に設け、前記第1センサ、前記第2センサ、前記第3センサ及び前記第4センサのうち、前記幅方向の一方の側に設けたセンサ以外のセンサを、前記搬送路の前記幅方向の他方の側に設け、前記幅方向の一方の側に設けたセンサと、前記幅方向の他方の側に設けたセンサとの前記シートの検出タイミングに基づいて、前記搬送路を搬送されるシートの傾きを検出し、検出した傾きに基づいて前記全長算出手段で算出される前記シートの前記シート搬送方向の全長を補正する補正手段を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、搬送路を搬送されるシートに従動して回転する測長ロールと、前記測長ロールよりもシート搬送方向の上流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第1上流側センサと、前記第1上流側センサと前記測長ロールの周長の1/2倍の距離をおいて、前記第1上流側センサよりも前記シート搬送方向の上流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第2上流側センサと、前記測長ロールよりもシート搬送方向の下流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第1下流側センサと、前記第1下流側センサと前記測長ロールの周長の1/2倍の距離をおいて、前記第1下流側センサよりも前記シート搬送方向の下流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第2下流側センサと、前記第1上流側センサ及び前記第2下流側センサが前記シートを検出している第1検出期間における前記測長ロールの回転量に基づいてシートのシート長を測定すると共に、前記第2上流側センサ及び前記1下流側センサが前記シートを検出している第2検出期間における前記測長ロールの回転量に基づいてシートのシート長を測定する測定手段と、前記第1検出期間において測定したシートのシート長と、前記第2検出期間において測定したシートのシート長との平均値を求め、該シート長の平均値を用いて前記シートのシート搬送方向の全長を算出する全長算出手段とを備えている。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、前記第1上流側センサ、前記第2上流側センサ、前記第1下流側センサ及び前記第2下流側センサのうち少なくとも1つを、前記搬送路のシート搬送方向に垂直な幅方向の一方の側に設け、前記第1上流側センサ、前記第2上流側センサ、前記第1下流側センサ及び前記第2下流側センサのうち、前記幅方向の一方の側に設けたセンサ以外のセンサを前記搬送路の前記幅方向の他方の側に設け、前記幅方向の一方の側に設けたセンサと、前記幅方向の他方の側に設けたセンサとの前記シートの検出タイミングに基づいて、前記搬送路を搬送されるシートの傾きを検出し、検出した傾きに基づいて前記全長算出手段で算出される前記シートの前記シート搬送方向の全長を補正する補正手段を有することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の測長装置と、前記測長装置の算出する前記シートの前記シート搬送方向の全長に基づいて前記シートに形成する画像の形成条件を制御する画像形成手段とを備えている。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明において、前記画像形成手段は、前記シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって前記シートの第1の面に画像を形成した後に前記シートの表裏を反転させる反転手段と、前記測長装置の算出する前記シートの前記シート搬送方向の全長に基づいて、前記シートの第2の面に形成する画像の形成条件を制御する制御手段とを有し、前記測長装置は、前記画像形成部によって前記第1面に画像が形成された前記シートの搬送方向の全長を算出することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、本発明の構成を備えていない場合に比較して、測長ロールの偏心に起因して、測長ロールで測定したシート長に含まれる測定誤差を低減することができる。
請求項2記載の発明によれば、予め誤差が少なくなるように検出期間を選択して、シート長を測定することができる。
請求項3記載の発明によれば、本発明の構成を備えていない場合に比較して、測長ロールの偏心に起因して、測長ロールで測定したシート長に含まれる測定誤差をさらに低減することができる。
請求項4記載の発明によれば、搬送されるシートの傾きを検出するための新たなセンサを設けることなく、搬送されるシートの傾きを検出できる。
請求項5記載の発明によれば、本発明の構成を備えていない場合に比較して、測長ロールの偏心に起因して、測長ロールで測定したシート長に含まれる測定誤差をさらに低減することができる。
請求項6記載の発明によれば、本発明の構成を備えていない場合に比較して、搬送されるシートの傾きを検出して、シートの搬送方向の長さを精度よく求めることができる。
請求項7記載の発明によれば、本発明の構成を備えていない場合に比較して、測長ロールの偏心に起因して、測長ロールで測定したシート長に含まれる測定誤差を低減することができる。
請求項8記載の発明によれば、本発明の構成を備えていない場合に比較して、シートの傾きを検出して、シートの搬送方向の長さを精度よく求めることができる。
請求項9記載の発明によれば、本発明の構成を備えていない場合に比較して、シートの搬送方向における長さの情報に基づき行われる画像形成の制御の精度を向上させることができる画像形成装置が提供される。
請求項10記載の発明によれば、本発明の構成を備えていない場合に比較して、第1の面への画像の形成によって生じたシートの寸法変化に伴う、第2の面に形成する画像の位置ずれを抑制することができるが像形成装置が提供される。
実施例1の測長装置の構成の一例を示す図である。 画像形成装置の構成の一例を示す図である。 コントローラの接続構成の一例を示す図である。 コントローラのハードウェア構成の一例を示す図である。 コントローラによる用紙長の測定手順の一例を示すフローチャートである。 コントローラによる用紙長の算出方法を説明するための図であり、(A)は、用紙の先端が下流側エッジセンサに到達したときを示し、(B)は、用紙の後端が第1上流側エッジセンサから抜けたときを示す図である。 (A)は、第1上流側エッジセンサと下流側エッジセンサとロータリエンコーダとの出力する信号波形の一例を示し、(B)は、下流側エッジセンサの出力信号がオンする付近での下流側エッジセンサとロータリエンコーダとの出力信号の波形を拡大表示し、(C)は、第1上流側エッジセンサの出力信号がオンする付近での第1上流側エッジセンサとロータリエンコーダとの出力信号の波形を拡大表示した図である。 コントローラによる用紙長の算出方法を説明するための図である。 (A)は、測長ロールの偏心誤差を説明するための図であり、(B)は、エッジセンサ間の距離と、測長ロールで測定した用紙長に含まれる測定誤差の標準偏差との関係を示す図である。 測長ロールを48分割した様子を示す図である。 実施例1のコントローラの処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施例1の変形例の構成の一例を示す図である。 実施例2のコントローラの処理手順の一例を示すフローチャートである。 エッジセンサ間の距離と、測長ロールで測定した用紙長に含まれる測定誤差の改善効果との関係を示す図である。 測長ロールの上流側に3つのエッジセンサを設けた測長装置の構成の一例を示す図である。 実施例3の測長装置の構成の一例を示す図である。 測長ロールの測定開始時の位相と測定終了時の位相との位相差と、測定した用紙長に含まれる測定誤差との関係を示す図である。 (A)は、測長ロールの測長位置に用紙が正常に搬送された状態を示し、(B)は、測長位置に傾いた状態で搬送された状態を示し、(C)は、用紙が傾いた状態で測長位置に搬送されたときに測長ロールで測定する用紙長を示す図である。 (A)〜(C)は、エッジセンサの配置の例を示す図である。 (A)は、傾いた用紙先頭の一方の端部を、第2上流側エッジセンサで検出した状態を示し、(B)は、傾いた用紙先頭の他方の端部を、第1上流側エッジセンサで検出した状態を示し、(C)は、用紙先頭の他方の端部が第1上流側エッジセンサの検出位置に到達した状態を示す図である。
以下、本発明の好適な実施例について、添付図面を参照しつつ説明する。
(測長装置の構成の一例の説明)
まず、図1を参照しながら本実施例の測長装置100の構成について説明する。本実施例の測長装置100は、測定用回転体の一例である測長ロール101を備えている。測長ロール101は、円筒状であって、測長ロール101の中心には回転軸102を備えている。測長ロール101の回転軸102には、回転量を検出する手段の一例であるロータリエンコーダ103が取り付けられている。ロータリエンコーダ103は、測長ロール101が所定の角度、回転するごとにパルス信号を後述するコントローラ200に出力する。
また、測長ロール101の回転軸102には、揺動アーム104の一方の端部が取り付けられている。揺動アーム104は、測長ロール101の回転軸102を回転可能な状態に保持している。揺動アーム104の他方の端部は、揺動軸105によって揺動アーム支持部材106に回転可能(揺動可能)な状態で取り付けられている。揺動アーム支持部材106は、測長装置100の筐体(不図示)に固定されている。
測長ロール101を取り付けた端部とは反対側の揺動アーム104の端部には、延長アーム107が伸び、この延長アーム107に、コイルバネ108の一端が取り付けられている。コイルバネ108の他端は、揺動アーム支持部材106から伸びたアーム109に取り付けられる。コイルバネ108は引っ張られた状態にあり、揺動アーム104を図1の時計回り方向に回転させようとする力を発生する状態にある。コイルバネ108によって揺動アーム104に図1の時計回り方向の力を加えることで、測長ロール101が用紙150の搬送路(下側搬送面110)に所定の圧力で押し付けられる。
用紙150を搬送する搬送路には、対向して配置された下側搬送面110と上側搬送面111とを設けている。上側搬送面111は、下側搬送面110に対して予め決められた隙間寸法をおいて配置している。下側搬送面110と上側搬送面111は、それぞれ面状の部材であり、搬送される用紙150を規制する役割を備えている。用紙150は、下側搬送面110に接触した状態で搬送路を搬送され、さらに用紙150は、上方に変位しないように上側搬送面111によって規制されている。
用紙150は、シート形状を有した記録材(記録シート)であり、画像を形成するための紙材である。記録材を構成する材料としては、紙材の他にOHP用紙等に用いられる樹脂製のものや、紙材の表面に樹脂被膜のコーティングを施したものを利用できる。
測長ロール101の上流側には、第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122とを配置している。また、測長ロール101の下流側には、下流側エッジセンサ125を配置している。用紙150は、搬送路を第1上流側エッジセンサ121側から下流側エッジセンサ125側に搬送される。このため、測長ロール101よりも用紙搬送方向の上流側に配置したセンサを上流側エッジセンサと呼び、測長ロール101よりも用紙搬送方向の下流側に配置したセンサを下流側エッジセンサと呼ぶ。なお、測長ロール101の上流側にエッジセンサを2つ設けた理由については、後述する。
第1上流側エッジセンサ121、第2上流側エッジセンサ122及び下流側エッジセンサ125は、LED(Light Emitting Diode)とフォトセンサにより構成される光電センサであり、搬送される用紙150の検出位置での通過を光学的に検出する。第1上流側エッジセンサ121、第2上流側エッジセンサ122及び下流側エッジセンサ125から出力されるセンサ信号は、コントローラ200に送られる。コントローラ200は、コンピュータであって、用紙150の搬送方向における長さを算出する機能と、後述する画像形成装置の制御装置としての機能とを有している。これらの機能については後述する。
また、第2上流側エッジセンサ122よりも上流側の搬送路には、上流側搬送ロール130を配置し、下流側エッジセンサ125よりも下流側の搬送路には、下流側搬送ロール140を配置している。上流側搬送ロール130は、搬送ロール131と搬送ロール132とをロール対として備えている。同様に、下流側搬送ロール140は、搬送ロール141と搬送ロール142とをロール対として備えている。
上流側搬送ロール130の搬送ロール132と、下流側搬送ロール140の搬送ロール142とは、モータ(不図示)によって駆動される。また、搬送ロール131と搬送ロール141とは、それぞれ搬送ロール132と搬送ロール142の駆動力を受けて回転する。
なお、測長ロール101は、用紙150に対して搬送ロール132及び142が配置される側(図1の用紙150よりも下側。本段落では単に「下側」という。)に配置してもよいが、本実施例では、搬送ロール131及び141が配置される側(図1の用紙150よりも上側。本段落では単に「上側」という。)に配置する。下側には搬送ロール132及び142を駆動するための機構を配置する必要があり、上側にはその必要がなく、上側のほうが下側よりもスペースに余裕があるためである。
(画像形成装置の構成の一例の説明)
測長装置100を備えた画像形成装置300の一例を図2に示す。画像形成装置300は、用紙150を供給する用紙給紙部310と、用紙150に画像を形成する画像形成部320と、用紙150に形成した画像を定着させる定着部400とを備えている。
(用紙給紙部の構成の一例の説明)
用紙給紙部310は、複数枚の用紙を収めた収納装置311と、収納装置311から用紙を搬送方向(画像形成部320側)に送り出す送り出し機構(不図示)と、この送り出し機構から送り出された用紙を画像形成部320に搬送する搬送ロール312とを備えている。
(画像形成部の構成の一例の説明)
画像形成部320は、用紙供給部310から送り出された用紙を画像形成部320内に搬送する搬送ロール321を備えている。搬送ロール321の下流側には、搬送ロール321から送り出された用紙150、又は後述する搬送ロール332から送り出された用紙150を、二次転写部323に向かって搬送路324を搬送する搬送ロール322が配置されている。二次転写部323は、転写ロール326と対向ロール327とを備え、これらのロール対の間に転写ベルト325と用紙150とを挟み込むことで、転写ベルト325に形成されたトナー像を用紙150上に転写する。
二次転写部323の下流側には、加熱と加圧により、用紙150上のトナー像を用紙150に定着させる機能を有する定着部400が配置されている。定着部400の下流側には、搬送ロール328が配置されている。搬送ロール328は、定着部400から送り出された用紙150を装置外又は搬送ロール329に送り出す。
用紙150の両面への画像の形成を行う場合、用紙150の第1面への画像の形成が終わった段階で、搬送ロール328は、用紙150を搬送ロール329の方向に送り出す。用紙150は、搬送ロール329によって一旦、反転装置330に送られる。反転装置330は、送り込まれた用紙150を搬送ロール329に向かって送り返し、搬送ロール329は、反転装置330から排出された用紙150を搬送路331に送り出す。
搬送路331には、図1に示す測長装置100が配置されている。搬送路331に送り出された用紙150は、測長装置100によって搬送方向の長さが測定される。測長装置100の測定結果は、図1に示すコントローラ200に送られる。その後、用紙150は、搬送ロール332、322によって搬送路324に送り出される。この際、最初に搬送路324を搬送された場合と表裏が反転した状態となる。搬送路324を再搬送された用紙150は、二次転写部323に再度送られ、第1面の裏面となる第2面に対する画像の転写が行われる。
第2面に形成される画像の一次転写処理の制御及び二次転写処理の制御は、測長装置100において測定された用紙の搬送方向における長さの情報に基づいて行われる。これは、第1面に形成した画像の影響で用紙の寸法に変化が生じ、画像形成位置の調整を行わないと、第2面に形成する画像の形成位置にずれが生じるからである。
画像形成部320は、一次転写ユニット341、342、343、344を備えている。これら一次転写ユニット341〜344は、感光体ドラム、クリーニング装置、帯電装置、露光装置、現像装置及び転写ロールをそれぞれ備えている。一次転写ユニット341〜344は、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(ブラック)のトナー像を回転している転写ベルト325に重ねて転写する。これにより、YMCKのトナー像が重ねられたカラーのトナー像が転写ベルト325上に形成される。
以上説明した各構成要素の動作の制御は、コントローラ200において行われる。コントローラ200は、用紙の長さを測定するため、図1に示す測長装置100の各構成要素を制御する。また、コントローラ200は、用紙両面への画像の形成を行う際の第2面への画像形成処理に際して、測定された用紙長に基づいて画像形成処理の制御を行う。
なお、図2に示す構成において、測長装置100の設置位置を搬送路324における二次転写部323の上流側とし、用紙の表裏に関係無く、画像形成前の段階で用紙の搬送方向における長さを測定し、その情報を画像形成に利用する構成としてもよい。
(制御系の構成の一例の説明)
図2に例示した画像形成装置300の制御系について説明する。
まず、図3を参照しながらコントローラ200の接続構成の一例を説明する。コントローラ200の入力部(図4に示す入出力部204)には、操作部350、画像データ受け付け部351、第1上流側エッジセンサ121、第2上流側エッジセンサ122、下流側エッジセンサ125、ロータリエンコーダ103等が接続している。また、コントローラ200の出力部(図4に示す入出力部204)には、メインモータ駆動制御回路361、電源回路362、搬送ロール駆動制御回路367、一次転写ユニット341〜344等が接続している。
操作部350は、ユーザによって入力される操作情報を受け付ける。操作部350は、受け付けた操作情報をコントローラ200に出力する。操作情報には、例えば、片面印刷や両面印刷の設定、印刷部数の設定等が含まれる。
画像データ受け付け部351は、画像形成装置300に不図示の通信回線(例えばLAN)を介して送られてくる、画像データを受け付ける入力部として機能する。画像データ受け付け部351は、受け付けた画像データをコントローラ200に出力する。
第1上流側エッジセンサ121、第2上流側エッジセンサ122及び下流側エッジセンサ125は、搬送路を搬送される用紙150を検出して、検出中オンとなるセンサ信号をコントローラ200に出力する。また、ロータリエンコーダ103は、測長ロール101が回転すると、測長ロール101の所定の回転角毎にパルス信号を発生する。ロータリエンコーダ103の出力するパルス信号もコントローラ200に出力される。
次に、画像を形成する処理に関わる処理を行う装置について説明する。これらの装置は、コントローラ200によって動作が制御される。
メインモータ駆動制御回路361は、図2の転写ベルト325を回転させるモータを制御する制御回路である。
電源回路362は、現像バイアス用電源回路363、帯電装置用電源回路364、転写バイアス用電源回路365及び定着用ヒータ電源回路366を備えている。現像バイアス用電源回路363は、図2の一次転写ユニット341〜344における感光体への現像装置からのトナーの供給時に加えるバイアス電圧を発生する。帯電装置用電源回路364は、一次転写ユニット341〜344における感光体への帯電を行う帯電装置の電源回路である。転写バイアス用電源回路365は、一次転写ユニット341〜344における転写ベルト325への一次転写時に加えるバイアス電圧及び二次転写部323において加えるバイアス電圧を発生する。定着用ヒータ電源回路366は、定着部400が備える発熱ヒータの電源である。
搬送ロール駆動制御回路367は、搬送ロール322等の用紙を搬送するための搬送機構のロールを動かすモータを駆動する駆動回路である。
次に、図4を参照しながらコントローラ200のハードウェア構成について説明する。図4には、コントローラ200のハードウェア構成の一例を示す。コントローラ200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)(本発明の記憶手段に該当する)203、入出力部204を備えている。ROM202には、CPU201が制御に使用するプログラムが記録されている。CPU201は、ROM202に記憶したプログラムを読み出し、読み出したプログラムをRAM203に記憶させる。その後、CPU201は、RAM203に記憶したプログラムに従って処理を行う。RAM203は、CPU201が演算に使用するデータや演算結果のデータ等を記憶させるワークエリアとしても使用される。また、RAM203は、収納装置311の備える複数の用紙収納トレイに収めた用紙150の規格サイズの情報を記憶している。RAM203は、各用紙収納トレイに収納した用紙150と、その用紙の規格サイズの情報とを記憶している。入出力部204は、図3に示す操作部350、画像データ受け付け部351、第1上流側エッジセンサ121、第2上流側エッジセンサ122、下流側エッジセンサ125、ロータリエンコーダ103等から出力されるデータを入力する。また、入出力部204は、CPU201で生成された制御信号を、メインモータ駆動制御回路361、電源回路362、搬送ロール駆動制御回路367、一次転写ユニット341〜344に出力する。
次に、図3を参照しながらプログラム制御によって実現されるコントローラ200の機能ブロックについて説明する。コントローラ200は、用紙長さ演算部211と、画像形成処理制御部212とを機能ブロックとして備える。これらの機能ブロックは、ROM202に記憶したプログラムと、CPU201、RAM203等のハードウェアとの協働によって実現される。
用紙長さ演算部211は、用紙長を算出する演算機能を有し、この演算機能によって処理されるデータをRAM203に記憶する。
RAM203は、測長ロール101の回転量に関するデータ、測長ロール101のサイズデータ、第1上流側エッジセンサ121、第2上流側エッジセンサ122及び下流側エッジセンサ125の出力するセンサ信号から得られる情報(3つのエッジセンサのオン、オフの情報)を記憶する。また、RAM203は、第1上流側エッジセンサ121と下流側エッジセンサ125とのセンサ間距離の情報、第2上流側エッジセンサ122と下流側エッジセンサ125とのセンサ間距離の情報等も記憶する。
画像形成処理制御部212は、画像形成に係る処理を制御する。画像形成処理制御部212の制御対象には、メインモータ駆動制御回路361、電源回路362、搬送ロール駆動制御回路367、一次転写ユニット341〜344が含まれる。
(コントローラによる用紙長算出の手順の説明)
次に、図5に示すフローチャートを参照しながらコントローラ200の制御処理の一例を説明する。図5のフローチャートに示されるアルゴリズムは、制御プログラムとしてROM202に記憶されており、CPU201によって実行される。なお、以下では、用紙150の両面に画像を形成する場合であって、第2面への画像の形成に先立って行われる用紙長算出の処理の一例を説明する。また、この説明では、ロータリエンコーダ103の出力するパルス信号p2に基づいて用紙長を測定する検出期間を、第1上流側エッジセンサ121と下流側エッジセンサ125とのセンサ信号に基づいて規定する場合を例に説明する。なお、検出期間の詳細については、後述する。
用紙150の両面に画像を形成する場合、第1面に画像を形成した後に、用紙は、図2の反転装置330でスイッチバックされ、搬送路331に送り出される。このタイミングで図5に示す処理が開始される。
コントローラ200は、まず、下流側エッジセンサ125のセンサ信号がオンか否かを判定する(ステップS1)。コントローラ200は、下流側エッジセンサ125がオンであれば(ステップS1/YES)、ステップS2に進み、そうでなければ(ステップS1/NO)、ステップS1の処理を繰り返す。下流側エッジセンサ125がオンした場合、下流側エッジセンサ125の検出位置に用紙150の先頭が到達したことを示している(図6(A)参照)。
下流側エッジセンサ125が用紙150を検知すると(ステップS1/YES)、コントローラ200は、タイマt1の計測を開始する(ステップ2)。このタイマt1の計測の開始に合わせて、コントローラ200は、ロータリエンコーダ103から出力されるパルス信号p2の計測を開始する(ステップS3)。そして、コントローラ200は、パルス信号p2の信号レベルの変化を検出すると(ステップS4)、タイマt1の計測を終了する(ステップS5)。この際、コントローラ200は、タイマt1のカウント値を計測パラメータt1として取得し、RAM203に記憶する。
次いで、コントローラ200は、タイマt3の計測をt=0から開始し(ステップS6)、第1上流側エッジセンサ121から出力されるセンサ信号がオフか否かを判定する(ステップS7)。第1上流側エッジセンサ121から出力されるセンサ信号がオフの場合、図6(B)に示すように、用紙150が第1上流側エッジセンサ121の検出位置を通過したことを示している。第1上流側エッジセンサ121のセンサ信号がオフであれば(ステップS7/YES)、コントローラ200は、パルス信号p2の計測を終了する(ステップS10)。さらに、コントローラ200は、タイマt3の計測も終了する(ステップS11)。この際、コントローラ200は、タイマt3のカウント値を計測パラメータt3として取得し、RAM203に記憶する。
一方、ステップS7において、第1上流側エッジセンサ121のセンサ信号がオフでなければ(ステップS7/NO)、コントローラ200は、パルス信号p2の信号レベルに変化があるか否かを判定する(ステップS8)。パルス信号p2の信号レベルに変化があれば(ステップS8/YES)、コントローラ200は、タイマt3をリセットし(ステップS9)、ステップS6に戻ってタイマt3の計測を再度開始させる。また、パルス信号p2の信号レベルの変化を検出できない場合(ステップS8/NO)、コントローラ200は、ステップS7を再度繰り返す。
ステップS11の後、コントローラ200は、用紙長Lの算出を行う(ステップS12)。コントローラ200は、後述する用紙長L1〜L4の値を加算することで、用紙長Lを算出する。コントローラ200は、算出した用紙長Lに基づいて、用紙150の第2面に形成する画像の形成位置を調整する(ステップS13)。
ここで、図6、7、8を参照しながら用紙長L1〜L4について説明する。なお、ここでも、コントローラ200が、第1上流側エッジセンサ121と下流側エッジセンサ125とのセンサ信号に基づいて、ロータリエンコーダ103による用紙長の検出期間を定める場合を例に説明する。
まず、用紙長L2について説明する。用紙長L2は、第1上流側エッジセンサ121と下流側エッジセンサ125との両方で用紙150を検出している期間(以下、第1検出期間と呼ぶ)に、コントローラ200が、ロータリエンコーダ103の出力するパルス信号p2のカウント数に基づいて求めた用紙長である。すなわち、第1検出期間の検出開始タイミングは、用紙150の先端が下流側エッジセンサ125の検出位置に到達し、下流側エッジセンサ125のセンサ信号がオンしたタイミングである(図6(A)参照)。また、第1検出期間の検出終了タイミングは、用紙150の後端が第1上流側エッジセンサ125の検出位置から離れ、第1上流側エッジセンサ125のセンサ信号がオフしたタイミングである(図6(B)参照)。コントローラ200は、この第1検出期間にカウントされたパルス信号p2のカウント数から用紙長L2を算出する。
また、用紙長L4は、第1上流側エッジセンサ121と下流側エッジセンサ125との間の距離である。上述のように、測長ロール101による用紙長の測定は、用紙150の先頭が下流側エッジセンサ125の検出位置に到達してから行われる。また、用紙長の測定は、用紙150の後端が第1上流側エッジセンサ121の検出位置を外れた後は行われない。このため、ロータリエンコーダ103による測定前の、ロータリエンコーダ103の測定位置から下流側エッジセンサ125までの距離と、ロータリエンコーダ103による測定後の、第1上流側エッジセンサ121からロータリエンコーダ103の測定位置までの距離とを加算する必要がある。
また、用紙長L1と用紙長L3は、ロータリエンコーダ103による測定誤差を補正する値である。図7を参照しながらこの測定誤差について説明する。図7(A)には、ロータリエンコーダ103から出力されるパルス信号p2の信号波形と、第1上流側エッジセンサ121のセンサ信号の信号レベルと、下流側エッジセンサ125のセンサ信号の信号レベルとを示す。
また、図7(B)には、下流側エッジセンサ125のセンサ信号がオンする付近でのパルス信号p2と下流側エッジセンサ125のセンサ信号とを一部拡大して表示する。同様に、図7(C)には、第1上流側エッジセンサ121のセンサ信号がオフする付近でのパルス信号p2と第1上流側エッジセンサ121のセンサ信号とを一部拡大して表示する。
図7(A)及び(B)に示すように、用紙150の先頭が下流側エッジセンサ125の検出位置に到達し、このセンサ125のセンサ信号がオンしてからするタイミングと、ロータリエンコーダ103から出力されるパルス信号p2の信号レベルが変化するまでのタイミングとの間にはズレがある。このズレは、ロータリエンコーダ103の分解能に起因して生じる。この下流側エッジセンサ125のセンサ信号がオンしてからするタイミングと、ロータリエンコーダ103のパルス信号p2の信号レベルが変化するまでのタイミングとの間の期間が上述したタイマt1の計測値である。コントローラ200は、タイマt1の計測値と用紙150の搬送速度とに基づいて、用紙長L1を求める。
同様に、図7(B)及び(C)に示すように、ロータリエンコーダ103から出力されるパルス信号p2の信号レベルが変化してからするタイミングと、用紙150の後端が第1上流側エッジセンサ121の検出位置を外れ、このセンサ121のセンサ信号がオフするまでのタイミングとの間にはズレがある。このロータリエンコーダ103の出力するパルス信号p2の信号レベルが変化してからするタイミングと第1上流側エッジセンサ121のセンサ信号がオフするまでのタイミングとの間の期間が、上述したタイマt3の計測値である。コントローラ200は、タイマt3の計測値と用紙150の搬送速度とに基づいて、用紙長L3を求める。
コントローラ200は、まず、第1検出期間にロータリエンコーダ103から出力されたパルス信号p2のカウント数に基づいて用紙長L2を算出する。また、コントローラ200は、タイマt1の計測値に用紙150の搬送速度の設定値Vを掛け算して用紙長L1を求める。同様に、コントローラ200は、タイマt3の計測値に用紙150の搬送速度の設定値Vを掛け算して用紙長L3を求める。そして、コントローラ200は、求めた用紙長L1、L2、L3を加算した値に、RAM203に記憶している第1上流側エッジセンサ121と下流側エッジセンサ125の距離の値を加算して、用紙長Lを求める。図8に、用紙長L1〜L4を加算して、用紙長Lを求める様子を示す。
上述のように、コントローラ200は、第1上流側エッジセンサ121と下流側エッジセンサ125とが共に用紙150を検出している第1検出期間に、ロータリエンコーダ103の出力するパルス信号p2のカウント数に基づいて、用紙長L2を測定する。測定した用紙長L2を、以下ではLF1と呼ぶ。さらに、コントローラ200は、第2上流側エッジセンサ122と下流側エッジセンサ125とが共に用紙150を検出している第2検出期間にも、ロータリエンコーダ103の出力するパルス信号p2のカウント数に基づいて、用紙長L2を測定する。測定した用紙長L2を、以下では、LF2と呼ぶ。コントローラ200は、第1検出期間に測定した用紙長LF1と、第2検出期間に測定した用紙長LF2のうち、いずれか一方を選択し、選択した用紙長を用紙長L2として使用し、全体の用紙長Lを算出する。このような処理を行う理由、及び用紙長L2を選択する基準について以下に説明する。
ロータリエンコーダ103の出力するパルス信号p2に基づいて算出される用紙長L2は、測長ロール101に偏心があると、精度のよい測定ができない。すなわち、回転中心が測長ロール101の中心位置から少しでもずれていると、測長ロール101の回転半径の違いによって、用紙長L2の測定に誤差が生じる。図9(A)には、回転中心が測長ロール101の中心位置からα[mm]だけずれた様子を示す。また、図9(A)には、回転中心が測長ロール101の中心からα[mm]ずれることによって、測長ロール101の回転半径がr0[mm]からr1[mm](r0>r1)になる部分があることを示している。
測長ロール101の偏心の影響を受けずに、測長ロール101の回転量から用紙長L2を精度よく算出するには、測長ロール101で測定する用紙長L2が測長ロール101の周長の整数倍であればよい。これは、測長ロール101の周長を測長ロール101の直径×π(円周率)で計算しているからである。
次に、測長ロール101の測定開始時の位相と測定終了時の位相との位相差と、測長ロール101で測定した用紙長L2に含まれる測定誤差との関係について説明する。
コントローラ200は、予め、測長ロール101の円周上の任意の位置を基準点とし、この基準点を開始点として測長ロール101の周(1周=1周期=2π)を48分割する(図10参照)。なお、分割数は任意であり、精度を高めるために分割数をさらに増やしてもよい。コントローラ200は、予め、測長ロール101の測定開始位置の位相(基準点からの回転角)と、測定終了位置の位相(基準点からの回転角)とを分割した1/48ずつ変更しながら、測長ロール101の出力するパルス信号p2から用紙長L2を測定していく。そして、コントローラ200は、測定した用紙長L2と実際の用紙長L2との測定誤差を求める。なお、コントローラ200は、測定した用紙長L2に含まれる測定誤差を求めるための実際の用紙長L2は、予め求めておいた用紙長Lから、上述した用紙長L1、L3、L4の値を減算して求める。表1には、求めた測定誤差を測長ロール101の測定開始時の位相と、測定終了時の位相とで分類してまとめた表を示す。なお、表1の行は、0から2π(1回転)まで1/48ずつ変更した測長ロール101の測定開始時の位相を示す。また、表1の列は、0から2π(1回転)まで1/48ずつ変更した測長ロール101の測定終了時の位相を示す。
なお、測定開始位置の位相とは、用紙の先端を下流側エッジセンサ125で検出したときの測長ロール101の基準点からの回転角を表す。また、測定終了位置の位相とは、第1上流側エッジセンサ121又は第2上流側エッジセンサ122で用紙の後端を検出することができなくなったときの測長ロール101の基準点からの回転角を表す。
Figure 2011079662
コントローラ200は、表1に示す測定結果に基づき、測長ロール101の測定開始位置の位相と測定終了位置の位相との位相差が互いに同一のときのである複数の測定誤差について、測定誤差として複数の測定誤差の平均値を算出した。さらに、コントローラ200は、算出した平均値を使用して、測長ロール101の位相差が互いに同一のときの複数の測定誤差について標準偏差を算出した。算出した標準偏差を図9(B)に実線で示す。図9(B)の横軸は、測長ロール101の測定開始位置の位相と測定終了位置の位相との位相差を示し、縦軸は、測定誤差を示す。なお、測定誤差は、測長ロール101の回転中心の中心位置からのずれα[mm]に応じて変わる。例えば、図9(B)は、ずれα[mm]が1[mm]の場合を示しているが、ずれα[mm]が2[mm]になれば、測定誤差も図9(B)に実線で示す値の2倍の値を示す。
図9(B)に示すように、測長ロール101の測定開始時の位相と、測定終了時の位相の位相差がπ(すなわち、測長ロール101の1/2回転)のときに、測定誤差の標準偏差が最も大きくなることが分かる。また、測長ロール101の位相差が0(0回転)と2π(1回転)のときに測定誤差の標準偏差が最も小さくなることが分かる。さらに、測定誤差の標準偏差は、0から1/2回転(位相差π)の間で単調に増加し、1/2回転(位相差π)から1回転(位相差2π)の間で単調に減少するSINカーブを描くことも分かる。
そこで、コントローラ200は、第1検出期間に求めた用紙長LF1と、第2検出期間に求めた用紙長LF2のうち、測長ロール101の周長(以下、LERと表記することもある)の整数倍により近い用紙長を選択する。具体的には、コントローラ200は、求めた用紙長LF1とLF2とをロータリエンコーダ103の周長LERでそれぞれ除算する。さらに、コントローラ200は、除算結果の余りを求めて、求めた余りから1/2(回転)を引いた値の絶対値を求める。そして、コントローラ200は、余りから1/2を引いた値の絶対値が大きい方の用紙長を用紙長L2として選択する。
すなわち、コントローラ200は、用紙長LF1とLF2との、周長LERの整数倍よりも長い余りの部分の長さをまず求める。また、コントローラ200は、求めた余りの長さの測長ロール101の周長LER、すなわち1回転に対する割合を求める。そして、コントローラ200は、求めた割合から1/2(回転)を引き、引いた値の絶対値が大きい方、すなわち、1/2(回転)からより離れている方を、測定誤差の少ない測定値と判定する。
図11に示すフローチャートを参照しながら本実施例のコントローラ200の処理手順を説明する。
まず、コントローラ200は、第1上流側エッジセンサ121と下流側エッジセンサ125とが共にオンしている第1検出期間に、ロータリエンコーダ103の出力するパルス信号p2をカウントする。コントローラ200は、パルス信号p2のカウント数に基づいて、用紙長LF1を算出する(ステップS21)。さらに、コントローラ200は、算出した用紙長LF1を測長ロール101の周長LERで除算し、除算した余りK1を求める(ステップS22)。
同様に、コントローラ200は、第2上流側エッジセンサ122と下流側エッジセンサ125とが共にオンしている第2検出期間に、ロータリエンコーダ103の出力するパルス信号p2をカウントする。コントローラ200は、パルス信号p2のカウント数に基づいて、用紙長LF2を算出する(ステップS23)。さらに、コントローラ200は、算出した用紙長LF2を測長ロール101の周長LERで除算し、除算した余りK2を求める(ステップS24)。
次に、コントローラ200は、ステップS22で求めた余りK1から1/2を減算した値の絶対値と、ステップS24で求めた余りK2から1/2を減算した値の絶対値との大小を比較する。コントローラ200は、K1から1/2を減算した値の絶対値のほうが大きい場合(ステップS25/YES)、ステップS21で測定した用紙長LF1を用紙長L2に選択する(ステップS26)。また、コントローラ200は、K2から1/2を減算した値の絶対値のほうが大きい場合(ステップS25/NO)、ステップS23で測定した用紙長LF2を用紙長L2に選択する(ステップS27)。なお、絶対値の値が同じであった場合には、用紙長LF1と用紙長LF2のいずれを選択してもよい。
図9(B)に点線で示す曲線は、図11に示すフローチャートに従って、測長ロール101の周長LERの整数倍により近い測定値を選択した場合の測定誤差の標準偏差を示す。また、図9(B)に実線で示す曲線は、測長ロール101の上流側と下流側にそれぞれ1つずつのエッジセンサを設け、これらのエッジセンサ間の距離(位相差)を変更していった場合の測定誤差の標準偏差も示している。図9(B)を参照すると明らかなように、コントローラ200が、測長ロール101の周長LERの整数倍により近い用紙長L2を選択することで、測定した用紙長L2に含まれる誤差は低減するを低減できることが分かる。
(変形例)
上述した実施例1では、測長ロール101の上流側に2つのエッジセンサを設けたが、図12に示すように測長ロール101の上流側に1つ、下流側に2つのエッジセンサを設けてもよい。測長ロール101の下流側に、第1下流側エッジセンサ125と第2下流側エッジセンサ126とを設けて、第1検出期間を第1上流側エッジセンサ121と第1下流側エッジセンサ125との両方で用紙150を検出している期間とし、第2検出期間を第1上流側エッジセンサ121と第2下流側エッジセンサ126との両方で用紙150を検出している期間とする。このように、測長ロール101の下流側に、2つのエッジセンサを設ける構成であっても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお、上流側エッジセンサと第1下流側エッジセンサとから定められる検出期間を複数設定することさえできれば、測長ロール101の上流側および下流側に設けられるエッジセンサの数に制約はない。3つ以上の検出期間を設定してもよい。
添付図面を参照しながら実施例2について説明する。
本実施例は、RAM203に記憶した用紙150の規格サイズの情報を使用する。ここで、規格サイズとは、JIS規格で定められた用紙のサイズである。実際の用紙のサイズは、この規格サイズとは必ずしも一致しない。なぜなら、用紙の製造工程において、所定のサイズに断裁する際に誤差を生じるためである。コントローラ200は、RAM203に記憶した用紙150の規格サイズから搬送方向の用紙長(以下、基準用紙長LSという)を取得する。又は、コントローラ200は、パスセンサ等のセンサを使用して基準用紙長LSを検出し、この基準用紙長LSに基づいて、測長に使用するエッジセンサを選択する。選択方法の詳細については、フローチャートを参照しながら後述する。コントローラ200は、選択したエッジセンサの組み合わせで規定される検出期間で、実際に搬送路を搬送される用紙150の用紙長L2を測定する。コントローラ200は、測定して求めた用紙長L2に、上述した用紙長L1、L3、L4の値を加算して、用紙長Lを求める。求めた用紙長Lに基づいて、画像の形成タイミング等をコントローラ200で制御する。
なお、パスセンサは、搬送路を搬送された用紙の通過タイミングを検出するセンサである。り、コントローラ200は、用紙の搬送速度と、パスセンサが用紙の先端と後端とを検出した時間の差とに基づいて基準用紙長LSを求める。この基準用紙長LSも、規格サイズから得た基準用紙長LSと同様、実際の用紙長とは必ずしも一致しないので、より精度高く用紙長を求めるために、以下の処理を行う。
図13に示すフローチャートを参照しながら本実施例のコントローラ200の処理手順を説明する。
まず、コントローラ200は、用紙を給紙する給紙トレイが操作部350で選択入力されると、選択された給紙トレイに収められている用紙の規格サイズをRAM203から読み出す。さらに、コントローラ200は、読み出した規格サイズのうち、搬送方向における長さである基準用紙長LSを取得する。
また、コントローラ200は、第1上流側エッジセンサ121と下流側エッジセンサ125とのセンサ間の距離情報と、第2上流側エッジセンサ122と下流側エッジセンサ125とのセンサ間の距離情報とをRAM203から読み出す。
次に、コントローラ200は、取得した基準用紙長LSと、用紙長L1、L3及びL4に基づいて、第1検出期間に測定される用紙長L2の予測値(以下、LR1と呼ぶ)を求める(ステップS31)。なお、用紙長L4は、RAM203から読み出した第1上流側エッジセンサ121と下流側エッジセンサ125とのセンサ間の距離である。また、用紙長L1、L3は、一律にパルス信号p2のワンパルス分の時間期間に、用紙搬送速度を掛け算して求めてもよい。ワンパルス分の時間期間とは、例えば、パルス信号p2の信号レベルがローレベルに変化してからするタイミングと、ハイレベルに変化するタイミングとの間の期間までの時間、又は逆にパルス信号p2の信号レベルがハイレベルに変化してからするタイミングと、ローレベルに変化するまでの時間タイミングとの間の期間である。
同様にして、コントローラ200は、第2検出期間に測定される用紙長L2の予測値(以下、LR2と呼ぶ)を求める(ステップS31)。なお、この計算で使用する用紙長L4は、RAM203から読み出した第2上流側エッジセンサ122と下流側エッジセンサ125とのセンサ間の距離である。
次に、コントローラ200は、算出した予測値LR1を測長ロール101の周長LERで除算した余りK1と、予測値LR2を測長ロール101の周長LERで除算した余りK2とを求める(ステップS32)。
次に、コントローラ200は、求めたK1から1/2を減算した値の絶対値と、K2から1/2を減算した値の絶対値との大小比較を行う(ステップS33)。
K1から1/2を減算した値の絶対値が、K2から1/2を減算した値の絶対値よりも大きければ(ステップS33/YES)、コントローラ200は、第1上流側エッジセンサ121を選択して(ステップS34)、測長ロール101による測長を行う。すなわち、コントローラ200は、第1上流側エッジセンサ121と下流側エッジセンサ125とが共にオンしている期間にロータリエンコーダ103が出力するパルス信号p2に基づいて、用紙長L2を求める。また、K2から1/2を減算した値の絶対値が、K1から1/2を減算した値の絶対値よりも大きければ(ステップS33/NO)、コントローラ200は、第2上流側エッジセンサ122を選択して(ステップS35)、測長ロール101による測長を行う。すなわち、コントローラ200は、第2上流側エッジセンサ122と下流側エッジセンサ125とが共にオンしている期間にロータリエンコーダ103が出力するパルス信号p2に基づいて、用紙長L2を求める。
このように本実施例によれば、コントローラ200は、測長ロール101で測定される用紙長L2に誤差が少なくなるように、検出期間を選択することになる。
添付図面を参照しながら実施例3について説明する。
本実施例は、第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122との間の距離を、測長ロール101の周長LERの(2n−1)/4(nは任意の自然数)に設定する。このように設定した理由について以下に説明する。
表2には、コントローラ200が、第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ125との距離を測長ロール101の1回転(周長)の範囲内で変更しながら、測長ロール101で用紙長L2を測定し、測定した用紙長L2の測定誤差を求めた結果を示す。なお、測定誤差は、第1検出期間に測定した用紙長L2と、第2検出期間に測定した用紙長L2とに含まれる誤差のうち、誤差の少ないほうを選択した。
Figure 2011079662
また、測定した用紙長L2に含まれる測定誤差を求めるための実際の用紙長L2は、予め求めておいた用紙長Lから、上述した用紙長L1、L3、L4の値を減算して求める。また、第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122との距離は、測長ロール101の周長LERを48等分したの分割単位(即ち1/48)ずつずらしていくものとする。
表2の列は、1/48ずつ変更した第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122との距離を示している。例えば、1列目は、第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122との距離が測長ロール101の周長LERの1/48である場合を示している。また、表2の第12列目は、第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122との距離が測長ロール101の周長LERの12/48(=1/4)である場合を示している。同様に、48列目は、第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122との距離が測長ロール101の周長LERに一致する場合を示している。また、表2の行は、測長ロール101の測定開始時の位相と測定終了時の位相との位相差を示す。
コントローラ200は、表2の各行に示す測長ロール101の位相差が均等に発生すると仮定して、表2の各列の標準偏差をそれぞれ計算した。そして、コントローラ200は、第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122との距離を変更しながら、ロータリエンコーダ103の出力するパルス信号p2に基づいて算出される用紙長L2の測定誤差の改善効果を計算する。
改善効果の計算では、コントローラ200は、まず、表2に示す1列目から48列目までの各列の測定誤差の標準偏差をそれぞれ求める(以下、この値をエッジセンサ3個の場合の各列の標準偏差と呼ぶ)。
次に、コントローラ200は、測長ロール101の上流側と下流側とに1つずつエッジセンサを配置した場合の測定誤差値の標準偏差(以下、この値をエッジセンサ2個の場合の標準偏差と呼ぶ)を求める。これは、表1に示す0列目の測定誤差の標準偏差で求められる。
次に、コントローラ200は、求めたエッジセンサ3個の場合の各列の標準偏差の値を1からそれぞれ減算し、減算結果をエッジセンサ2個の場合の標準偏差の値で除算し、100をかけた値を計算する。この値が改善効果を示す。
改善効果={1−(エッジセンサ3個の場合の各列の標準偏差の値)}/エッジセンサ2個の場合の標準偏差の値×100[%]
である。
図14に実線で示す曲線は、第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122との距離に応じた用紙長L2の測定誤差の改善効果を示す。図14を参照すると明らかなように、第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122との距離が、測長ロール101の周長LERの1/4と3/4との場合に、測定誤差の改善効果が40%で最も高くなっていることが分かる。
このため、本実施例は、第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122との距離を周長LERの(2n−1)/4に設定することで、測長ロール101によって測定される用紙長L2に含まれる測定誤差はさらに低減される。
なお、エッジセンサの配置は、図15に示すように測長ロール101の上流側に3個のエッジセンサを設けてもよいし、又は、不図示であるが、測長ロール101の下流側に3個のエッジセンサを設けてもよい。図15に示す例は、第1上流側エッジセンサ121の上流側であって、第2上流側エッジセンサ122の下流側に、第3上流側エッジセンサ123を設けている。この場合、第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122との間の距離は、上述のように(2n−1)4に設定し、第1上流側エッジセンサ121と第3上流側エッジセンサ123との距離は、測長ロール101の周長LERの(2m−1)/8(mは任意の自然数)に設定すると高い改善効果を得られることが分かった。
図14に点線で示す曲線は、第1上流側エッジセンサ121と第3上流側エッジセンサ123との距離に応じた用紙長L2の測定誤差の改善効果を示す。図14を参照すると明らかなように、第1上流側エッジセンサ121と第3上流側エッジセンサ123との距離が、測長ロール101の周長LERの1/8と3/8と5/8と7/8との場合に、改善効果が51%で最も高くなっていることが分かる。
このため、本実施例は、第1上流側エッジセンサ121と第3上流側エッジセンサ123との距離を、周長LERの(2m−1)/8に設定することで、測長ロール101によって測定される用紙長L2に含まれる誤差はさらに低減される
添付図面を参照しながら実施例4について説明する。
本実施例の構成を図16に示す。本実施例は、図16に示すように、測長ロール101の上流側に第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122とを設けると共に、測長ロール101の下流側にも第1下流側エッジセンサ125(実施例1の下流側エッジセンサ125)と第2下流側エッジセンサ126を設ける。
また、第1上流側エッジセンサ121と第2下流側エッジセンサ126との距離と、第2上流側エッジセンサ122と第1下流側エッジセンサ125との距離とは、等しい距離に設定している。
さらに、第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122との距離は、測長ロール101の周長LERの1/2倍(本実施例では、1/2として説明する)に設定し、第1下流側エッジセンサ125と第2下流側エッジセンサ126との間の距離も、測長ロール101の周長LERの1/2倍(本実施例では、1/2として説明する)に設定する。
第1上流側エッジセンサ121と第2下流側エッジセンサ126とを検出期間を規定する一対のセンサとして選択し、第2上流側エッジセンサ122と第1下流側エッジセンサ125とを検出期間を規定する一対のセンサとして選択している。つまり、第1上流側エッジセンサ121と第2下流側エッジセンサ126とが共にオンしている期間を第1検出期間とし、第2上流側エッジセンサ122と第1下流側エッジセンサ125とが共にオンしている期間を第2検出期間とする。
このとき、第1検出期間では、コントローラ200は、第2検出期間よりも測長ロール101の半周期(1/2回転)だけ遅れて用紙長の測定を開始する。また、第2検出期間では、コントローラ200は、第1検出期間よりも測長ロール101の半周期(1/2回転)だけ速く用紙長の測定を終了する。すなわち、第1検出期間と第2検出期間とは、測長ロール101の半周期(1/2回転)だけ検出期間がずれている。
図17には、測長ロール101の測定開始時の位相(回転角)と測定終了時の位相(回転角)との位相差と、測定ロール101で測定した用紙長L2に含まれる測定誤差との関係を示す。
表1に示す測定誤差の平均値を、測定開始時の位相と測定終了時の位相との位相差ごとに求めると、測定誤差の平均値は、図17に示すようなSINカーブを描く。すなわち、測定誤差は、測長ロール101の位相差がπ(1/2回転)変わるごとにプラスとマイナスの測定誤差値が交互に表れる。また、第1検出期間が、第2の検出期間から測長ロール101の半周期(1/2回転)だけ異なるずれると、両検出期間に対応する測定誤差の絶対値はほぼ等しい値となる。従って、コントローラ200は、第1検出期間とを第2検出期間とをから測長ロール101の半周期(1/2回転)分だけずらし、これらの検出期間で測定された用紙長L2の平均値を求めることで、測定誤差がキャンセルされ、精度のよい用紙長L2を測定することができる。
添付図面を参照しながら実施例5について説明する。
本実施例は、用紙150が傾いた状態で測長ロール101の測長位置に搬送される際の対策をとった。図18(A)に示すように、測長ロール101の測長位置に用紙150が搬送された際に、測長ロール101の長さ方向と用紙150の長さ方向とが垂直であれば、用紙150の長さを測長ロール101で精度よく測定することができる。しかしながら、図18(B)に示すように、用紙150が傾いた状態で搬送されると、測長ロール101の長さ方向と、用紙150の長さ方向とが垂直ではなくなる。この場合、図18(C)に示すように、測長ロール101で測定した用紙の長さと、実際の用紙の長さとが異なった値になる。
そこで、本実施例は、第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122とのいずれか一方を、下流側エッジセンサ125と共に用紙搬送方向に垂直な搬送路の幅方向の一方の側に設けている。また第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122との他方を、搬送路の幅方向の他方の側に設けている。図19(A)には、第1上流側エッジセンサ121と下流側エッジセンサ125とを搬送路の幅方向の同じ側に設けた場合を示している。なお、以下の説明では、図19、20に示す搬送路の上側(例えば、図19(A)に示す例では、第1上流側エッジセンサ121と下流側エッジセンサ125とを設けた側)を左側と呼び、図19、20に示す搬送路の下側を右側と呼ぶ。従って、搬送路の左側に位置する用紙の部分も用紙150の左側であり、搬送路の右側に位置する用紙の部分も用紙150の右側である。
図20を参照しながら、図19(A)に示す第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122の検出情報に基づいて、コントローラ200が用紙150の傾きを検出する方法について説明する。
例えば、第2上流側エッジセンサ122が用紙先端の右端を検出した時刻がt0で(図20(A)参照)、第1上流側エッジセンサ121が用紙先端の左端を検出した時刻がt1であるとする(図20(B)参照)。なお、この説明では、用紙150は、用紙の右側が用紙の左側よりも遅れて測長ロール101の測長位置に到達するものとする。また、第1上流側エッジセンサ121と第2上流側エッジセンサ122との距離をL12とし、用紙150の搬送速度をVとする。エッジセンサ間の距離L12と用紙搬送速度Vとは、既知の値であり、RAM203に予め記録してあるものとする。
コントローラ200は、エッジセンサで検出した時刻t0と、時刻t1とを用いて、用紙先端の右端が、用紙搬送方向で、第1上流側エッジセンサ121の検出位置と同じラインに到達する時刻t2(図20(C)参照)を算出する。用紙先端の右端が第1上流側エッジセンサ121の検出位置と同じラインに到達する時刻t2は、以下の式(1)で求められる。
t2=(t0+L12/V)・・・(1)
コントローラ200は、用紙先端の左端が第1上流側エッジセンサ121の検出位置を通過した時刻t1と、用紙先端の右端が第1上流側エッジセンサ121の検出位置と同じラインに到達する時刻t2との差から用紙150の傾きを求める。さらに、コントローラ200は、上述した用紙長L1、L2、L3、L4を加算して求めた用紙長Lを、求めた傾きから補正して、用紙150の実長を求める。
エッジセンサの配置は、図19(A)に示すものだけでなく、図19(B)、(C)に示すものであってもよい。図19(B)に示す例は、測長ロール101の上流側に、3つのエッジセンサを配置した場合の配置の一例を示す。図19(B)に示す例では、第1上流側エッジセンサ121を搬送路の幅方向の右側に配置し、第2上流側エッジセンサ122と第3上流側エッジセンサ123とを搬送路の幅方向の左側に配置している。また、下流側エッジセンサ125は、搬送路の幅方向の左側に配置している。
また、図19(C)に示す例は、測長ロール101の上流側に2つのエッジセンサを設け、下流側にも2つのエッジセンサを設けた場合の配置の一例を示す。図19(C)に示す例では、第1上流側エッジセンサ121と第2下流側エッジセンサ126とを搬送路の幅方向の右側に配置している。また、第2上流側エッジセンサ122と第1下流側エッジセンサ125とを搬送路の幅方向の左側に配置している。
なお、図示の他にも、エッジセンサの配置は変更可能である。すなわち、搬送路の幅方向の両側に、少なくも1つのエッジセンサが配置されていればよい。
上述した実施例は、本発明の好適な実施の例である。但しこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
また、本発明の測長装置は、上述した実施例のように画像形成装置において用紙の長さを測定する以外にも用いることができる。たとえば、製造ライン上でシート状の製品の長さを測定するのにも用いることができる。
101 測長ロール
103 ロータリエンコーダ
104 揺動アーム
105 揺動軸
106 揺動アーム支持部材
107 延長アーム
108 コイルバネ
110 下側搬送面
111 上側搬送面
121 第1上流側エッジセンサ(第1センサ)
122 第2上流側エッジセンサ(第2センサ)
123 第3上流側エッジセンサ(第4センサ)
125 下流側エッジセンサ(第1下流側エッジセンサ)(第3センサ)
126 第2下流側エッジセンサ(第2センサ)
130 上流側搬送ロール
140 下流側搬送ロール
150 用紙
200 コントローラ(測定手段、全長算出手段、予測値算出手段、選択手段、補正手段)
300 画像形成装置
310 用紙給紙部
320 画像形成部
341〜344 一次転写ユニット
350 操作部(受付手段)
400 定着部

Claims (10)

  1. 搬送路を搬送されるシートに従動して回転する測長ロールと、
    前記測長ロールよりもシート搬送方向の上流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第1センサと、
    前記測長ロールよりも前記シート搬送方向の上流側又は下流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第2センサと、
    前記測長ロールよりもシート搬送方向の下流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第3センサと、
    前記第1センサ及び前記第3センサが前記シートを検出している第1検出期間における前記測長ロールの回転量に基づいて、前記シートのシート長を測定すると共に、前記第1センサと前記第3センサのうち前記シート搬送方向において前記測長ロールに対して前記第2センサと反対側に設けられたセンサ及び前記第2センサが前記シートを検出している第2検出期間における前記測長ロールの回転量に基づいて、前記シートのシート長を測定する測定手段と、
    前記第1検出期間に測定したシート長と、前記第2検出期間に測定したシート長とのうち、シート長が前記測長ロールの周長の整数倍に近いほうを選択し、選択したシート長を用いて前記シートの前記シート搬送方向の全長を算出する全長算出手段と、
    を有する測長装置。
  2. 搬送路を搬送されるシートに従動して回転する測長ロールと、
    前記測長ロールよりもシート搬送方向の上流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第1センサと、
    前記測長ロールよりも前記シート搬送方向の上流側又は下流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第2センサと、
    前記測長ロールよりもシート搬送方向の下流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第3センサと、
    シートの規格サイズを記憶した記憶手段と、
    画像を形成するシートの選択を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で受け付けたシートの規格サイズを前記記憶手段から読み出し、該読み出した規格サイズに基づき、前記第1センサ及び前記第3センサが前記シートを検出している第1検出期間と、前記第1センサと前記第3センサのうち前記シート搬送方向において前記測長ロールに対して前記第2センサと反対側に設けられたセンサ及び前記第2センサが前記シートを検出している第2検出期間とにおいて前記測定手段で測定されるシート長の予測値を算出する予測値算出手段と、
    前記予測値算出手段で算出した前記第1検出期間と前記第2検出期間とのシート長の予測値のうち、シート長が前記測長ロールの周長の整数倍に近いほうのシート長の予測値を選択し、該選択したシート長の予測値を算出する検出期間をシート長の検出期間として選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択した検出期間における前記測長ロールの回転量に基づいて、前記シートの前記シート搬送方向の全長を算出する全長算出手段と、
    を有する測長装置。
  3. 前記第2センサと、前記第1センサ及び第3センサのうち前記シート搬送方向において前記測長ロールに対し前記第2センサと同じ側に設けられたセンサとは、前記測長ロールの周長の(2n−1)/4(nは任意の自然数)倍の距離だけ離間して配置されている、請求項1又は2に記載の測長装置。
  4. 前記第1センサ、前記第2センサ及び第3センサのうち少なくともいずれか一つを、前記搬送路のシート搬送方向に垂直な幅方向の一方の側に設け、前記第1センサ、前記第2センサ及び第3センサのうち、前記幅方向の一方の側に設けたセンサ以外のセンサを、前記搬送路の前記幅方向の他方の側に設け、
    前記幅方向の一方の側に設けたセンサと、前記幅方向の他方の側に設けたセンサとのシートの検出タイミングに基づいて、前記搬送路を搬送されるシートの傾きを検出し、検出した傾きに基づいて前記全長算出手段で算出されるシートの前記シート搬送方向の全長を補正する補正手段を有する、請求項1から3のいずれか一項記載の測長装置。
  5. 前記シート搬送方向において前記測長ロールに対し前記第2センサと同じ側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第4センサを備え、
    前記第4センサと前記第2センサとを、又は、前記第4センサと、前記第1センサ及び前記第3センサのうち前記シート搬送方向において前記測長ロールに対し前記第2センサと同じ側に配置されたセンサとを、前記測長ロールの周長の(2m−1)/8(mは任意の自然数)倍の距離だけ離間して配置した、請求項3記載の測長装置。
  6. 前記第1センサ、前記第2センサ、前記第3センサ及び前記第4センサのうち少なくともいずれか1つを前記搬送路のシート搬送方向に垂直な幅方向の一方の側に設け、前記第1センサ、前記第2センサ、前記第3センサ及び前記第4センサのうち、前記幅方向の一方の側に設けたセンサ以外のセンサを、前記搬送路の前記幅方向の他方の側に設け、
    前記幅方向の一方の側に設けたセンサと、前記幅方向の他方の側に設けたセンサとの前記シートの検出タイミングに基づいて、前記搬送路を搬送されるシートの傾きを検出し、検出した傾きに基づいて前記全長算出手段で算出される前記シートの前記シート搬送方向の全長を補正する補正手段を有する、請求項5記載の測長装置。
  7. 搬送路を搬送されるシートに従動して回転する測長ロールと、
    前記測長ロールよりもシート搬送方向の上流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第1上流側センサと、
    前記第1上流側センサと前記測長ロールの周長の1/2倍の距離をおいて、前記第1上流側センサよりも前記シート搬送方向の上流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第2上流側センサと、
    前記測長ロールよりもシート搬送方向の下流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第1下流側センサと、
    前記第1下流側センサと前記測長ロールの周長の1/2倍の距離をおいて、前記第1下流側センサよりも前記シート搬送方向の下流側に配置され、前記搬送路を搬送されるシートを検出する第2下流側センサと、
    前記第1上流側センサ及び前記第2下流側センサが前記シートを検出している第1検出期間における前記測長ロールの回転量に基づいてシートのシート長を測定すると共に、前記第2上流側センサ及び前記1下流側センサが前記シートを検出している第2検出期間における前記測長ロールの回転量に基づいてシートのシート長を測定する測定手段と、
    前記第1検出期間において測定したシートのシート長と、前記第2検出期間において測定したシートのシート長との平均値を求め、該シート長の平均値を用いて前記シートのシート搬送方向の全長を算出する全長算出手段と、
    を有する測長装置。
  8. 前記第1上流側センサ、前記第2上流側センサ、前記第1下流側センサ及び前記第2下流側センサのうち少なくとも1つを、前記搬送路のシート搬送方向に垂直な幅方向の一方の側に設け、前記第1上流側センサ、前記第2上流側センサ、前記第1下流側センサ及び前記第2下流側センサのうち、前記幅方向の一方の側に設けたセンサ以外のセンサを前記搬送路の前記幅方向の他方の側に設け、
    前記幅方向の一方の側に設けたセンサと、前記幅方向の他方の側に設けたセンサとの前記シートの検出タイミングに基づいて、前記搬送路を搬送されるシートの傾きを検出し、検出した傾きに基づいて前記全長算出手段で算出される前記シートの前記シート搬送方向の全長を補正する補正手段を有する、請求項7記載の測長装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の測長装置と、
    前記測長装置の算出する前記シートの前記シート搬送方向の全長に基づいて前記シートに形成する画像の形成条件を制御する画像形成手段と、
    を備える、画像形成装置。
  10. 前記画像形成手段は、前記シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって前記シートの第1の面に画像を形成した後に前記シートの表裏を反転させる反転手段と、前記測長装置の算出する前記シートの前記シート搬送方向の全長に基づいて、前記シートの第2の面に形成する画像の形成条件を制御する制御手段とを有し、
    前記測長装置は、前記画像形成部によって前記第1面に画像が形成された前記シートの搬送方向の全長を算出する、請求項9記載の画像形成装置。
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