JP5391864B2 - シート長測定装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート長測定装置及び画像形成装置に関する。
従来より、画像が形成されるシートのシート長を検出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−112543号公報
本発明は、用紙に接して回転する回転体の回転量を回転量検出手段が検出している測定期間に、搬送手段によるシートの搬送が開始されたり、搬送手段によるシートの搬送が終了することがないシート長測定装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1記載の発明は、搬送路を搬送されるシートに接触して回転する回転体と、前記回転体の上流側と、下流側とにそれぞれ設けられ、前記搬送路を搬送されるシートの位置を検出する検出手段と、前記上流側の検出手段と前記回転体との間に設けられ、シートを前記搬送路上で搬送する第1の上流側搬送ロールと、前記上流側の検出手段よりも上流側に設けられ、シートを前記搬送路上で搬送する第2の上流側搬送ロールと、前記下流側の検出手段と前記回転体との間に設けられ、シートを前記搬送路上で搬送する第1の下流側搬送ロールと、前記下流側の検出手段よりも下流側に設けられ、シートを前記搬送路上で搬送する第2の下流側搬送ロールと、前記回転体の上流側と下流側とにそれぞれ設けられた検出手段で前記シートを検出している期間を測定期間として、前記回転体の回転量を検出する回転量検出手段とを有し、前記第1の上流側搬送ロールの搬送力は、前記第2の上流側搬送ロールの搬送力と同一かそれ以上であり、前記第1の下流側搬送ロールの搬送力は、前記第2の下流側搬送ロールの搬送力と同一かそれ以上であることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のシート長測定装置と、前記シート長測定装置の出力に基づいて前記シートに形成する画像の形成条件を制御する画像形成手段とを備える
請求項1記載の発明によれば、第2の上流側搬送ロールによるシート搬送が終了し、シートに付与される搬送力が変動しても、回転量検出手段でシート長を測定中のシートの搬送速度等に影響を与えない。同様に、第2の下流側搬送ロールによるシート搬送が開始され、シートに付与される搬送力が変動しても、回転量検出手段でシート長を測定中のシートの搬送速度等に影響を与えない。
請求項2記載の発明によれば、本発明の構成を備えていない場合に比較して、シートの搬送方向における長さの情報に基づき行われる画像形成の制御の精度を向上させることができる画像形成装置が提供される。
実施例1の測長装置の構成の一例を示すブロック図である。 上流側搬送ロールと下流側搬送ロールの配置位置を示す図である。 画像形成装置の構成の一例を示す図である。 コントローラの接続構成の一例を示す図である。 コントローラのハードウェア構成の一例を示す図である。 コントローラによる用紙長の測定手順を示すフローチャートである。 コントローラによる用紙長の算出方法を説明するための図であり、(A)は、用紙の先端が下流側エッジセンサに到達したときを示し、(B)は、用紙の後端が上流側エッジセンサから抜けたときを示す図である。 (A)は、上流側エッジセンサと下流側エッジセンサとロータリエンコーダとの出力する信号波形の一例を示し、(B)は、下流側エッジセンサの出力信号がONする付近での下流側エッジセンサとロータリエンコーダとの出力信号の波形を拡大表示し、(C)は、上流側エッジセンサの出力信号がONする付近での上流側エッジセンサとロータリエンコーダとの出力信号の波形を拡大表示した図である。 コントローラによる用紙長の算出方法を説明するための図である。 従来の測長装置の測定手順を示す図であり、(A)は、用紙の先端が下流側エッジセンサに到達したときを示し、(B)は、用紙の先端が下流側搬送ロールに到達したときを示し、(C)は、用紙の後端が上流側搬送ロールを抜けたときを示す図である。 従来の測長装置において、搬送される用紙が測長装置のセンサで検出されるタイミングや、ロータリエンコーダで測長されるタイミングを示す図である。 実施例の測長装置において、搬送される用紙が測長装置のセンサで検出されるタイミングや、ロータリエンコーダで測長されるタイミングを示す図である。 上流側搬送ロールの駆動系の構成の一例を示す図である。 ワンウェイクラッチの動作原理を説明するための図であり、(A)は、ワンウェイクラッチが駆動系のギアの回転速度を上流側搬送ロールの回転軸に伝達している様子を示し、(B)は、ワンウェイクラッチが上流側搬送ロールの回転軸の回転を駆動系のギアに伝達せずに空転している様子を示す図である。 実施例2の測長装置の構成の一例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施例について、添付図面を参照しつつ説明する。
(測長装置の構成の一例の説明)
まず、図1を参照しながら本実施例の測長装置100aの構成について説明する。本実施例の測長装置100aは、測定用回転体の一例である測長ロール(回転体)101aを備えている。測長ロール101aは、円筒状であって、測長ロール101aの中心には回転軸102aを備えている。測長ロール101aの回転軸102aには、回転量を検出する手段の一例であるロータリエンコーダ(回転量検出手段)103aが取り付けられている。ロータリエンコーダ103aは、測長ロール101aの所定の回転角毎にパルス信号を発生する。ロータリエンコーダ103aの出力するパルス信号は、後述するコントローラ200に送られる。
また、測長ロール101aの回転軸102aは、揺動アーム104aの一方の端部に取り付けられている。揺動アーム104aは、測長ロール101aの回転軸102aを回転可能な状態に保持している。揺動アーム104aの他方の端部は、揺動軸105aによって揺動アーム支持部材106aに回転可能(揺動可能)な状態で取り付けられている。揺動アーム支持部材106aは、測長装置100aの筐体(不図示)に固定されている。
揺動アーム104aの測長ロール101aを設けた側と反対側の端部には、延長アーム107aが伸び、この延長アーム107aにコイルバネ108aの一端が取り付けられている。コイルバネ108aの他端は、揺動アーム支持部材106aから伸びたアーム109aに取り付けられている。コイルバネ108aは引っ張られた状態にあり、揺動アーム104aを図1の反時計回り方向に回転させようとする力を発生する状態にある。コイルバネ108aによって揺動アーム104aに図1の反時計回り方向の力を加えることで、測長ロール101aが用紙150の搬送路(下シュート112a)に所定の圧力で押し付けられる。
用紙150を搬送する搬送路には、対向して配置された下シュート112aと上シュート113aとが設けられている。上シュート113aは、下シュート112aに対し予め決められた隙間寸法をおいて配置されている。下シュート112aと上シュート113aは、それぞれ面状の部材であり、搬送される用紙150を規制する役割を備えている。用紙150は、下シュート112aに接触した状態で搬送され、さらに用紙150が上方に変位しないように用紙150を上シュート113aによって規制している。
用紙150は、シート形状を有した記録材(記録シート)であり、画像を形成するための紙材である。記録材を構成する材料としては、紙材の他にOHP用紙等に用いられる樹脂製のものや、紙材の表面に樹脂被膜のコーティングを施したものを利用できる。
測長ロール101aの上流側には上流側エッジセンサ(検出手段)110aが配置され、下流側には下流側エッジセンサ(検出手段)111aが配置されている。なお、用紙150は、搬送路を上流側エッジセンサ110a側から下流側エッジセンサ111a側に搬送される。このため、測長ロール101aよりも用紙搬送方向の上流側に配置したセンサを上流側エッジセンサ110aと呼び、測長ロール101aよりも用紙搬送方向の下流側に配置したセンサを下流側エッジセンサ111aと呼ぶ。
上流側エッジセンサ110aと下流側エッジセンサ111aとは、LED(Light Emitting Diode)とフォトセンサにより構成される光電センサであり、搬送される用紙150の検出位置での通過を光学的に検出する。上流側エッジセンサ110aと下流側エッジセンサ111aとから出力されるセンサ信号は、コントローラ200に送られる。コントローラ200は、コンピュータであって、用紙150の搬送方向における長さを算出する機能と、後述する画像形成装置の制御装置としての機能とを有している。これらの機能については後述する。
また、測長装置100aは、図2に示すように用紙搬送方向の上流側に設けた上流側搬送ロール(搬送手段)120aと、同じく用紙搬送方向の下流側に設けた下流側搬送ロール(搬送手段)130aとを備えている。上流側搬送ロール120aは、上流側エッジセンサ110aと測長ロール101aとの間に配置し、下流側搬送ロール130aは、測長ロール101aと下流側エッジセンサ111aとの間に配置している。上流側搬送ロール120aは、搬送ロール121aと搬送ロール122aとをロール対として備えている。同様に、下流側搬送ロール130aは、搬送ロール131aと搬送ロール132aとをロール対として備えている。なお、上流側搬送ロール120aを、上流側エッジセンサ110aと測長ロール101aとの間に配置した理由、及び下流側搬送ロール130aを、測長ロール101aと下流側エッジセンサ111aとの間に配置した理由については、後ほど詳細に説明する。また、図1には、上流側搬送ロール120aと下流側搬送ロール130aとを図示していない。これは、上流側搬送ロール120aと下流側搬送ロール130aとを図示した場合、揺動アーム104a、揺動軸105a、揺動アーム支持部材106a等が上流側搬送ロール120aと下流側搬送ロール130aとに隠れてしまうため、便宜上図示を省略した。
上流側搬送ロール120aの搬送ロール122aと、下流側搬送ロール130aの搬送ロール132aとは、モータ(不図示)によって駆動される。また、搬送ロール121aと搬送ロール131aとは、それぞれ搬送ロール122aと搬送ロール132aの駆動力を受けて回転する。
なお、測長ロール101aは、用紙150に対して搬送ロール122aおよび132aが配置される側(図2の用紙150よりも下側。本段落では単に「下側」という。)に配置してもよいが、本実施例では、搬送ロール121aおよび131aが配置される側(図2の用紙150よりも上側。本段落では単に「上側」という。)に配置する。下側には搬送ロール122aおよび132aを駆動するための機構を配置する必要があり、上側にはその必要がなく、上側のほうが下側よりもスペースに余裕があるためである。
(画像形成装置の構成の一例の説明)
測長装置100aを備えた画像形成装置300の一例を図3に示す。画像形成装置300は、用紙150を供給する用紙給紙部310と、画像形成部320と、定着部400とを備えている。
(用紙給紙部の構成の一例の説明)
用紙給紙部310は、複数枚の用紙を収めた収納装置311と、収納装置311から用紙を搬送方向(画像形成部320側)に送り出す送り出し機構(不図示)と、この送り出し機構から送り出された用紙を画像形成部320に搬送する搬送ロール312とを備えている。
(画像形成部の構成の一例の説明)
画像形成部320は、用紙供給部310から送り出された用紙を画像形成部320内に搬送する搬送ロール321を備えている。搬送ロール321の下流側には、搬送ロール321から送り出された用紙150、又は後述する搬送ロール332から送り出された用紙150を、二次転写部323に向かって搬送路324上で搬送する搬送ロール322が配置されている。二次転写部323は、転写ロール326と対向ロール327とを備え、その間に転写ベルト325と用紙150を挟むことで、用紙150上に転写ベルト325上に形成されたトナー像を転写する。
二次転写部323の下流側には、加熱と加圧により、用紙150上のトナー像を用紙150に定着させる機能を有する定着部400が配置されている。定着部400の下流側には、搬送ロール328が配置されている。搬送ロール328は、定着部400から送り出された用紙150を装置外または搬送ロール329に送り出す。
用紙150の両面への画像の形成を行う場合、用紙150の第1面への画像の形成が終わった段階で、搬送ロール328は、用紙150を搬送ロール329の方向に送り出す。用紙150は、搬送ロール329によって一旦、反転装置330に送られる。反転装置330は、送り込まれた用紙150を搬送ロール329に向かって送り返し、搬送ロール329は、反転装置330から排出された用紙150を搬送路331に送り出す。
搬送路331には、図1、2に示す測長装置100aが配置されている。搬送路331に送り出された用紙150は、測長装置100aによって搬送方向における長さの測定が行われる。測長装置100aの測定結果は、図1に示すコントローラ200に送られる。その後、用紙150は、搬送ロール332、322によって搬送路324に送り出される。この際、最初に搬送路324を搬送された場合と表裏が反転した状態となる。搬送路324を再搬送された用紙150は、二次転写部323に再度送られ、第1面の裏面となる第2面に対する画像の転写が行われる。
第2面に形成される画像の一次転写処理の制御及び二次転写処理の制御は、測長装置100aにおいて測定された用紙の搬送方向における長さの情報に基づいて行われる。これは、第1面に形成した画像の影響で生じた用紙の寸法の変化に起因して、第2面に形成される画像の形成位置にずれが生じる現象を抑えるためである。
画像形成部320は、一次転写ユニット341、342、343、344を備えている。これら一次転写ユニット341〜344は、感光体ドラム、クリーニング装置、帯電装置、露光装置、現像装置および転写ロールをそれぞれ備えている。一次転写ユニット341〜344は、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(ブラック)のトナー像を回転している転写ベルト325に重ねて転写する。これにより、YMCKのトナー像が重ねられたカラーのトナー像が転写ベルト325上に形成される。
以上説明した各構成要素の動作の制御は、コントローラ200において行われる。コントローラ200は、用紙の長さの測定に係る処理も行う。コントローラ200は、用紙両面への画像の形成を行う際の第2面への画像形成処理に際して、測定された用紙長に基づいて画像形成処理の制御を行う。
なお、図3に示す構成において、測長装置100aの設置位置を搬送路324における二次転写部323の上流側とし、用紙の表裏に関係無く、画像形成前の段階で用紙の搬送方向における長さを測定し、その情報を画像形成に利用する構成としてもよい。
(制御系の構成の一例の説明)
図3に例示した画像形成装置300の制御系について説明する。
まず、図4を参照しながらコントローラ200の接続構成の一例を説明する。コントローラ200の入力部(図5に示す入出力部204)には、操作部350、画像データ受け付け部351、上流側エッジセンサ110a、下流側エッジセンサ111a、ロータリエンコーダ103a等が接続している。また、コントローラ200の出力部(図5に示す入出力部204)には、メインモータ駆動制御回路361、電源回路362、搬送ロール駆動制御回路367、一次転写ユニット341〜344等が接続している。
操作部350は、ユーザによって入力される操作情報を受け付ける。操作部350は、受け付けた操作情報をコントローラ200に出力する。操作情報には、例えば、片面印刷や両面印刷の設定、印刷部数の設定等が含まれる。
画像データ受け付け部351は、画像形成装置300に不図示の通信回線(例えばLAN)を介して送られてくる、画像データを受け付ける入力部として機能する。画像データ受け付け部351は、受け付けた画像データをコントローラ200に出力する。
上流側エッジセンサ110a及び下流側エッジセンサ111aは、搬送路を搬送される用紙150を検出して、検出中ONとなるセンサ信号をコントローラ200に出力する。また、ロータリエンコーダ103aは、測長ロール101aが回転すると、測長ロール101aの所定の回転角毎にパルス信号を発生する。ロータリエンコーダ103aの出力するパルス信号もコントローラ200に出力される。
次に、コントローラ200によって動作が制御される、画像形成に係る処理を行う装置について説明する。
メインモータ駆動制御回路361は、図3の転写ベルト325を回転させるモータを制御する制御回路である。
電源回路362は、現像バイアス用電源回路363、帯電装置用電源回路364、転写バイアス用電源回路365および定着用ヒータ電源回路366を備えている。現像バイアス用電源回路363は、図3の一次転写ユニット341〜344における感光体への現像装置からのトナーの供給時に加えるバイアス電圧を発生する。帯電装置用電源回路364は、一次転写ユニット341〜344における感光体への帯電を行う帯電装置の電源回路である。転写バイアス用電源回路365は、一次転写ユニット341〜344における転写ベルト325への一次転写時に加えるバイアス電圧および二次転写部323において加えるバイアス電圧を発生する。定着用ヒータ電源回路366は、定着部400が備える発熱ヒータの電源である。
搬送ロール駆動制御回路367は、搬送ロール322等の用紙を搬送するための搬送機構のロールを動かすモータを駆動する駆動回路である。
次に、図5を参照しながらコントローラ200のハードウェア構成について説明する。図5には、コントローラ200のハードウェア構成の一例を示す。コントローラ200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、入出力部204を備えている。ROM202には、CPU201が制御に使用するプログラムが記録されている。CPU201は、ROM202に記憶したプログラムを読み出し、読み出したプログラムをRAM203に記憶させる。その後、CPU201は、RAM203に記憶したプログラムに従って処理を行う。RAM203は、CPU201が演算に使用するデータや演算結果のデータ等を記憶させるワークエリアとしても使用される。入出力部204は、図4に示す操作部350、画像データ受け付け部351、上流側エッジセンサ110a、下流側エッジセンサ111a、ロータリエンコーダ103a等から出力されるデータを入力する。また、入出力部204は、CPU201で生成された制御信号を、メインモータ駆動制御回路361、電源回路362、搬送ロール駆動制御回路367、一次転写ユニット341〜344に出力する。
次に、図4を参照しながらプログラム制御によって実現されるコントローラ200の機能ブロックについて説明する。コントローラ200は、用紙長さ演算部211と、画像形成処理制御部212とを機能ブロックとして備える。これらの機能ブロックは、ROM202に記憶したプログラムと、CPU201、RAM203等のハードウェアとの協働によって実現される。
用紙長さ演算部211は、用紙長を算出する演算機能を有し、この演算機能によって処理されるデータをRAM203に記憶する。RAM203は、測長ロール101aの回転量に関するデータ、測長ロール101aのサイズデータ、上流側エッジセンサ110aと下流側エッジセンサ111aの出力情報、上流側エッジセンサ110aと下流側エッジセンサ111aとのセンサ間距離の情報等を記憶する。
画像形成処理制御部212は、画像形成に係る処理を制御する。画像形成処理制御部212の制御対象には、メインモータ駆動制御回路361、電源回路362、搬送ロール駆動制御回路367、一次転写ユニット341〜344が含まれる。
(コントローラによる用紙長算出の手順の説明)
次に、図6に示すフローチャートを参照しながらコントローラ200の制御動作の一例を説明する。なお、ここでは、用紙150の両面に画像を形成する場合であって、第2面への画像の形成に先立って行われる用紙長算出の処理の一例を説明する。
用紙150の両面への画像の形成を行う場合、まず、第1面への画像の形成が行われた後に、用紙は、図3の反転装置330でスイッチバックされ、搬送路331に送り出される。このタイミングで図6に示す処理が開始される。
コントローラ200は、まず、下流側エッジセンサ111aのセンサ信号がONか否かを判定する(ステップS1)。コントローラ200は、下流側エッジセンサ111aがONであれば(ステップS1/YES)、ステップS2に進み、そうでなければ(ステップS1/NO)、ステップS1の処理を繰り返す。下流側エッジセンサ111aがONの場合、下流側エッジセンサ111aの検出位置に用紙150の先頭が到達した状態を示している。
下流側エッジセンサ111aが用紙150を検知すると(ステップS1/YES)、コントローラ200は、タイマt1の計測を開始する(ステップ2)。このタイマt1の計測の開始に合わせて、コントローラ200は、ロータリエンコーダ103aから出力されるパルス信号p2の計測を開始する(ステップS3)。そして、コントローラ200は、パルス信号p2の信号レベルの変化を検出すると(ステップS4)、タイマt1の計測を終了する(ステップS5)。この際、コントローラ200は、タイマt1のカウント値を計測パラメータt1として取得し、RAM203に記憶する。
次いでコントローラ200は、タイマt3の計測をt=0から開始し(ステップS6)、上流側エッジセンサ110aから出力されるセンサ信号がOFFか否か、つまり用紙150が上流側エッジセンサ110aの検出位置を通過したか否かを判定する(ステップS7)。上流側エッジセンサ110aのセンサ信号がOFFであれば(ステップS7/YES)、コントローラ200は、パルス信号p2の計測を終了する(ステップS10)。さらに、コントローラ200は、タイマt3の計測も終了する(ステップS11)。この際、コントローラ200は、タイマt3のカウント値を計測パラメータt3として取得し、RAM203に記憶する。
一方、ステップS7において、上流側エッジセンサ110aのセンサ信号がOFFでなければ(ステップS7/NO)、コントローラ200は、パルス信号p2の信号レベルの変化があるか否かを判定する(ステップS8)。パルス信号p2の信号レベルの変化を検出すると(ステップS8/YES)、コントローラ200は、タイマt3をリセットし(ステップS9)、ステップS7に戻ってタイマt3の計測を再度開始させる。また、パルス信号p2の信号レベルの変化を検出できない場合(ステップS8/NO)、コントローラ200は、ステップS7を再度繰り返す。
コントローラ200は、ステップS11の後、用紙長Lの算出を行う(ステップS12)。コントローラ200は、後述する用紙長L1〜L4の値を加算することで、用紙長Lを算出する。コントローラ200は、算出した用紙長Lに基づいて、用紙150の第2面に形成する画像の形成位置を調整する(ステップS13)。
ここで、図7〜9を参照しながら用紙長L1〜L4について説明する。
まず、用紙長L2について説明する。用紙長L2は、上流側エッジセンサ110aと下流側エッジセンサ111aとの両方で用紙150を検出している期間(以下、測定期間と呼ぶ)に、ロータリエンコーダ103aから出力されるパルス信号p2のカウント数に基づいて求めた用紙長である。測定期間の測定開始タイミングは、用紙150の先端が下流側エッジセンサ111aの検出位置に到達し、下流側エッジセンサ111aのセンサ信号がONしたタイミングである(図7(A)参照)。また、測定期間の測定終了タイミングは、用紙150の後端が上流側エッジセンサ110aの検出位置から離れ、上流側エッジセンサ110aのセンサ信号がOFFしたタイミングである(図7(B)参照)。コントローラ200は、この測定期間にカウントされたパルス信号p2のカウント数から用紙長L2を算出する。
また、用紙長L4は、上流側エッジセンサ110aと下流側エッジセンサ111aとの間の距離である。上述のように、ロータリエンコーダ103aによる用紙長の測定は、用紙150の先頭が下流側エッジセンサ111aの検出位置に到達してから行われる。また、用紙150の後端が上流側エッジセンサ110aの検出位置を外れた後は行われない。このため、ロータリエンコーダ103aによる測定前の、ロータリエンコーダ103aの測定位置から下流側エッジセンサ111aまでの距離と、ロータリエンコーダ103aによる測定後の、上流側エッジセンサ110aからロータリエンコーダ103aの測定位置までの距離とを加算する必要がある。
また、用紙長L1と用紙長L3は、ロータリエンコーダ103aによる測定誤差を補正する値である。図8を参照しながらこの測定誤差について説明する。図8(A)には、ロータリエンコーダ103aから出力されるパルス信号p2の信号波形と、上流側エッジセンサ110aのセンサ信号の信号レベルと、下流側エッジセンサ111aのセンサ信号の信号レベルとを示す。また、図8(B)には、下流側エッジセンサ111aのセンサ信号がONする付近でのパルス信号p2と下流側エッジセンサ111aのセンサ信号とを誇張して表示している。同様に、図8(C)には、上流側エッジセンサ110aのセンサ信号がOFFする付近でのパルス信号p2と上流側エッジセンサ110aのセンサ信号とを誇張して表示している。
図8(A)及び(B)に示すように、用紙150の先頭が下流側エッジセンサ111aの検出位置に到達し、このセンサ111aのセンサ信号がONしてから、ロータリエンコーダ103aから出力されるパルス信号p2の信号レベルが変化するまでのタイミングにはズレがある。このズレは、ロータリエンコーダ103aの分解能に起因して生じる。この下流側エッジセンサ111aのセンサ信号がONしてから、ロータリエンコーダ103aのパルス信号p2の信号レベルが変化するまでのタイミングが上述したタイマt1の計測値である。コントローラ200は、タイマt1の計測値に基づいて、用紙長L1を求める。
同様に、用紙150の後端が上流側エッジセンサ110aの検出位置から外れ、このセンサ110aのセンサ信号がOFFしてから、ロータリエンコーダ103aから出力されるパルス信号p2の信号レベルが変化するまでのタイミングにはズレがある。この上流側エッジセンサ110aのセンサ信号がOFFしてから、ロータリエンコーダ103aのパルス信号p2の信号レベルが変化するまでのタイミングが上述したタイマt3の計測値である。コントローラ200は、タイマt3の計測値に基づいて、用紙長L3を求める。
コントローラ200は、まず、測定期間にロータリエンコーダ103aから出力されたパルス信号p2のカウント数に基づいて用紙長L2を算出する。また、コントローラ200は、タイマt1の計測値に用紙150の搬送速度の設定値Vを掛け算して用紙長L1を求める。同様に、コントローラ200は、タイマt3の計測値に用紙150の搬送速度の設定値Vを掛け算して用紙長L3を求める。そして、コントローラ200は、求めた用紙長L1、L2、L3を加算した値に、RAM203に記憶している上流側エッジセンサ110aと下流側エッジセンサ111aの距離の値を加算して、用紙長Lを求める。図9に、用紙長L1〜L4を加算して、用紙長Lを求める様子を示す。
(測長装置の詳細な構成の説明)
本実施例の測長装置100aは、図2に示すように上流側搬送ロール120aを上流側エッジセンサ110aと測長ロール101aとの間に配置している。同様に、下流側搬送ロール130aを測長ロール101aと下流側エッジセンサ111aとの間に配置している。上流側搬送ロール120aと下流側搬送ロール130aとをこのような位置に配置した理由について以下に説明する。
図10(A)〜(C)には、従来の測長装置100bの構成を示す。図10(A)〜(C)に示す従来の測長装置100bは、上流側搬送ロール120bを上流側エッジセンサ110bよりも上流側に設け、下流側搬送ロール130bを下流側エッジセンサ111bよりも下流側に設けている。図10(A)〜(C)を参照しながら、搬送される用紙が測長装置100bのセンサで検出されるタイミングや、ロータリエンコーダ103bで測長されるタイミングについて説明する。
まず、図10(A)に示すように搬送路上を搬送された用紙150の先頭を下流側エッジセンサ111bで検出すると、コントローラ200bは、上述のフローチャートで説明したようにロータリエンコーダ103bのパルス信号のカウントを開始する。
下流側エッジセンサ111bを通過した用紙150は、上流側搬送ロール120bによって搬送路上を搬送され、下流側搬送ロール130bに引き込まれる(図10(B)参照)。この際、用紙150の搬送速度が一定とはならず、不安定な状態となる場合がある。例えば、測長ロール101bから下流側搬送ロール130bの間で用紙150にたるみが生じていると、下流側搬送ロール130bに用紙150が引き込まれるときに用紙150の搬送速度が速くなることがある。また、測長ロール101bから下流側搬送ロール130bの間で用紙150にたるみがない状態で、下流側搬送ロール130bに用紙150が引き込まれると、測長ロール101bが抵抗となって用紙150の搬送速度が遅くなる場合もある。さらに、搬送中の用紙150が下流側搬送ロール130bに当たり、用紙150の搬送速度が遅くなることもある。
用紙150の搬送速度が不安定な状態となると、測長ロール101bの回転が用紙150の搬送に追従しない状態となり、用紙150の長さを正確に測定することができなくなる。
また、図10(C)に示すように用紙150の後端部が上流側搬送ロール120bから抜け出るときにも、用紙150の搬送速度が不安定な状態となる場合がある。例えば、用紙150が上流側搬送ロール120bを抜けると、上流側搬送ロール120bの負荷が用紙150にかからなくなるため、用紙150が下流側搬送ロール130bに引っ張られ、用紙150の搬送速度が速くなる場合がある。
図11には、図10に示す従来の測長装置100bにおける上流側エッジセンサ110bと下流側エッジセンサ111bのセンサ信号の出力タイミングと、ロータリエンコーダ103bの出力するパルス信号の出力タイミングとを示す。
上述したように従来の測長装置100bでは、下流側搬送ロール130bは、下流側エッジセンサ111bよりも下流側に設けている。このため、図11に示すタイミングcで、用紙150の先頭が下流側エッジセンサ111bの検出位置に達してセンサ信号がONした後に、図11に示すタイミングdで、用紙150の先頭が下流側搬送ロール130bに引き込まれる。すなわち、ロータリエンコーダ103bによる用紙長の測長を開始した後に、用紙150が下流側搬送ロール130bに引き込まれる。
同様に、従来の測長装置100bでは、上流側搬送ロール120bは、上流側エッジセンサ110bよりも上流側に設けている。このため、図11に示すタイミングeで、用紙150の後端が上流側搬送ロール120bを抜けた後に、図11に示すタイミングfで用紙150の後端が下流側エッジセンサ111bの検出位置から離れる。すなわち、ロータリエンコーダ103bによる用紙長の測長を終了する前に、用紙150が上流側搬送ロール120bを抜ける。
従って、ロータリエンコーダ103bによる測長が行われている間に、用紙150が下流側搬送ロール130bに引き込まれたり、上流側搬送ロール120bから抜け出ることで、用紙150の搬送速度が不安定な状態となる。
そこで、本実施例は、図2に示すように上流側搬送ロール120aを上流側エッジセンサ110aと測長ロール101aとの間に配置し、下流側搬送ロール130aを下流側エッジセンサ111aと測長ロール101aとの間に配置している。このような配置とすることで、ロータリエンコーダ103aによる測長が行われている間に、用紙150が下流側搬送ロール130aに引き込まれたり、上流側搬送ロール120aから抜け出ることがない。
図12には、本実施例の測長装置100aにおける上流側エッジセンサ110aと下流側エッジセンサ111aのセンサ信号の出力タイミングと、ロータリエンコーダ103aの出力するパルス信号の出力タイミングとを示す。
本実施例の測長装置100aは、上述したように下流側搬送ロール130aを下流側エッジセンサ111aよりも上流側に配置している。このため、用紙150は下流側搬送ロール130aを通過した後に下流側エッジセンサ111aの検出位置に到達する。従って、図12に示すタイミングuで用紙150が下流側搬送ロール130aに引き込まれた後に、タイミングvで用紙150が下流側エッジセンサ111bの検出位置に到達する。すなわち、用紙150が下流側搬送ロール130aを通過した後に、ロータリエンコーダ103aが用紙長の測長を開始する。
また、本実施例の測長装置100aは、上流側搬送ロール120aを上流側エッジセンサ110aよりも下流側に配置している。このため、用紙150の後端は、上流側エッジセンサ110aの検出位置を抜けた後に、上流側搬送ロール120aから抜け出る。従って、図12に示すタイミングwで上流側エッジセンサ110aのセンサ信号がOFFした後に、図12に示すタイミングxで用紙150の後端が上流側搬送ロール120aを抜け出る。
このように本実施例の測長装置100aは、測長が行われている間に、用紙150が下流側搬送ロール130aに引き込まれたり、上流側搬送ロール120aから抜け出ることがない。
なお、測長ロール101aを用いて測定精度の高い測長を行うためには、ロータリエンコーダ103aで測長中の用紙150にたるみがないことが望ましい。ところが、上流側搬送ロール120aの搬送速度が下流側搬送ロール130aの搬送速度よりも速い場合、上流側搬送ロール120aと下流側搬送ロール130aとの間で用紙150にたるみが生じる場合がある。上流側搬送ロール120aと下流側搬送ロール130aとの間で用紙150にたるみがあると、測長ロール101aを用いたロータリエンコーダ103aの測定精度が低下する。
そこで、下流側搬送ロール130aの回転速度を、上流側搬送ロール120aの回転速度と等速とするか、若しくは若干速くなるように設定する。通常、上流側搬送ロール120aと下流側搬送ロール130aの回転速度を等速になるように調整しても搬送ロールの寸法公差等によって、等速とはならないことが多い。このため、寸法公差も考慮に入れて、下流側搬送ロール130aの回転速度が上流側搬送ロール120aの回転速度よりも速くなるように調整する。このような調整を行うことで、ロータリエンコーダ103aで測長中の用紙150に生じるたるみが低減される。
また、下流側搬送ロール130aの回転速度が上流側搬送ロール120aの回転速度よりも速い場合、下流側搬送ロール130aが用紙150を引っ張り、用紙150に張力が働いてしまう場合がある。適度な張力であればよいが、過度の張力は、用紙150にストレスを与えてしまう。そこで、用紙150にかかるストレスを低減するため、上流側搬送ロール120aと下流側搬送ロール130aとのいずれか一方の搬送力が、他方の搬送ロールの搬送力よりも弱く設定なるように設定する。このような設定とすることで、搬送力を弱く設定した搬送ロール(120a又は130a)で用紙150との間にすべりが発生する。なお、搬送ロールの搬送力は、ロールの摩擦係数μとロールのニップ圧Nとの積で規定される。
また、上流側搬送ロール120aの駆動系にワンウェイクラッチを設けることで、用紙150にかかるストレスを軽減することもできる。
図13には、上流側搬送ロール120aの駆動系にワンウェイクラッチ500を使用した構成の一例を示す。なお、図13は、上流側搬送ロール120aのうち、モータの駆動力によって回転する搬送ロール122aだけを示す。また、図14には、上流側搬送ロール120aの駆動系に含まれるギア520を図13に示すB方向から見た状態を示す。
ギア520には、ワンウェイクラッチ500が内蔵されている。また、ワンウェイクラッチ500の中心には、搬送ロール122aのロール軸125aが嵌め込まれている。モータ510の駆動力によってギア520が回転すると、ワンウェイクラッチ500が回転し、搬送ロール122aのロール軸125aを回転させる(図14(A)参照)。
また、高速に回転する下流側搬送ロール130aによって用紙150が下流側搬送ロール130aに引っ張られると、用紙150が上流側搬送ロール120aのロール軸125aを駆動し、ロール軸125aがモータ510の駆動力で回転しているギア520よりも速く回転しようとする。この様子を図14(B)に示す。ギア520の回転速度よりもロール軸125aの回転速度が速くなると、ワンウェイクラッチ500はギア520と噛み合うことなく空転する。ワンウェイクラッチ500がギア520に対して空転することで、上流側搬送ロール120aが用紙150に与える抵抗が小さくなり、用紙150に与えるストレスが低減される。
図15を参照しながら本発明の第2実施例を説明する。
本実施例の測長装置100cは、上流側エッジセンサ110cの上流に第2上流側搬送ロール160cを設けている。また、実施例1と同様に、上流側エッジセンサ110cと測長ロール101cとの間に、第1上流側搬送ロール120c(実施例1の上流側搬送ロール120aに該当する)を設けている。
さらに、下流側エッジセンサ111cの下流に、第2下流側搬送ロール170cを設けている。また、実施例1と同様に、測長ロール101cと下流側エッジセンサ111cとの間に、第1下流側搬送ロール130c(実施例1の下流側搬送ロール130aに該当する)を設けている。
本実施例は、第1上流側搬送ロール120cの搬送力が、第2上流側搬送ロール160cの搬送力と同等かそれ以上となるように設定している。同様に、第1下流側搬送ロール130cの搬送力が、第2下流側搬送ロール170cの搬送力と同等かそれ以上となるように設定している。
第2上流側搬送ロール160cの搬送力が、第1上流側搬送ロール120cの搬送力よりも大きい場合、用紙150の後端が第2上流側搬送ロール160cを抜けた影響(速度変動等)が、測長ロール101cで測長中の用紙150に伝わってしまう。これは、第1上流側搬送ロール120cの搬送力が第2上流側搬送ロール160cの搬送力よりも小さいことに起因して起こる。そのため、本実施例では、第1上流側搬送ロール120cの搬送力が、第2上流側搬送ロール160cの搬送力と同等かそれ以上となるように設定している。
同様に、第2下流側搬送ロール170cの搬送力が、第1下流側搬送ロール130cの搬送力よりも大きい場合、用紙150の先端が第2下流側搬送ロール170cに引き込まれた影響(速度変動)が、測長ロール101cで測長中の用紙150に伝わってしまう。これは、第1下流側搬送ロール130cの搬送力が第2下流側搬送ロール170cの搬送力よりも小さいことに起因して起こる。そのため、本実施例では、第1下流側搬送ロール130cの搬送力が、第2下流側搬送ロール170cの搬送力と同等がそれ以上となるように設定している。
このように本実施例は、測長ロール101cの上流側に2つの搬送ロールを設ける場合に、下流側に設けた第1上流側搬送ロール120cの搬送力が、上流側に設けた第2上流側搬送ロール160cの搬送力と同等かそれ以上となるように設定する。このように設定することで、用紙150に伝わる搬送力の変動が低減される。
同様に、測長ロール101cの下流側に2つの搬送ロールを設ける場合に、上流側に設けた第1下流側搬送ロール130cの搬送力が、下流側に設けた第2下流側搬送ロール170cの搬送力と同等かそれ以上となるように設定する。このように設定することで、用紙150に伝わる搬送力の変動が低減される。
上述した実施例は、本発明の好適な実施の例である。但しこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
104a 揺動アーム
105a 揺動軸
106a 揺動アーム支持部材
107a 延長アーム
108a コイルバネ
110a,c 上流側エッジセンサ
111a,c 下流側エッジセンサ
112a 下シュート
113a 上シュート
120a(120c) 上流側搬送ロール(第1上流側搬送ロール)
130a(130c) 下流側搬送ロール(第1下流側搬送ロール)
150 用紙
160c 第2上流側搬送ロール
170c 第2下流側搬送ロール
200 コントローラ
300 画像形成装置
310 用紙給紙部
320 画像形成部
341〜344 一次転写ユニット
400 定着部
500 ワンウェイクラッチ
510 モータ
520 ギア

Claims (2)

  1. 搬送路を搬送されるシートに接触して回転する回転体と、
    前記回転体の上流側と、下流側とにそれぞれ設けられ、前記搬送路を搬送されるシートの位置を検出する検出手段と、
    前記上流側の検出手段と前記回転体との間に設けられ、シートを前記搬送路上で搬送する第1の上流側搬送ロールと、
    前記上流側の検出手段よりも上流側に設けられ、シートを前記搬送路上で搬送する第2の上流側搬送ロールと、
    前記下流側の検出手段と前記回転体との間に設けられ、シートを前記搬送路上で搬送する第1の下流側搬送ロールと、
    前記下流側の検出手段よりも下流側に設けられ、シートを前記搬送路上で搬送する第2の下流側搬送ロールと、
    前記回転体の上流側と下流側とにそれぞれ設けられた検出手段で前記シートを検出している期間を測定期間として、前記回転体の回転量を検出する回転量検出手段とを有し、
    前記第1の上流側搬送ロールの搬送力は、前記第2の上流側搬送ロールの搬送力と同一かそれ以上であり、
    前記第1の下流側搬送ロールの搬送力は、前記第2の下流側搬送ロールの搬送力と同一かそれ以上である、シート長測定装置。
  2. 請求項に記載のシート長測定装置と、
    前記シート長測定装置の出力に基づいて前記シートに形成する画像の形成条件を制御する画像形成手段と、
    を備える、画像形成装置。
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