JPH09240894A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像形成装置

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JPH09240894A
JPH09240894A JP5164396A JP5164396A JPH09240894A JP H09240894 A JPH09240894 A JP H09240894A JP 5164396 A JP5164396 A JP 5164396A JP 5164396 A JP5164396 A JP 5164396A JP H09240894 A JPH09240894 A JP H09240894A
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JP5164396A
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Shigeji Kurita
茂治 栗田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状原稿の搬送経路に自由度を増加さ
せ、また原稿の搬送を円滑に行うことが可能とする。 【解決手段】 原稿支持部材上の原稿を読み取る画像読
取装置において、シート状原稿を原稿支持部材上へ搬送
するための搬送手段と、前記搬送手段により搬送される
シート状原稿の画像情報を読み取るための読取手段と、
前記原稿支持部材面と微小間隔を隔てて配置されると共
に、シート状原稿の搬送方向に回転する回転部材と、前
記シート状原稿を排出するための排出手段とを有し、前
記搬送手段から前記回転部材を経由して前記排出手段へ
至るシート状原稿搬送経路を、前記回転部材によって屈
曲するよう構成したことを特徴としてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
や複写機などの画像形成装置に適用される画像取装置及
びこれを用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリや複写機等は画像読取装置
で読み取った情報に基づいて記録を行うが、この画像読
取装置は例えば図7に示すように構成している。
【0003】図7に示す画像読取装置においては、原稿
給紙コロ50a、原稿排紙コロ51a、板バネ52、白色ガイ
ド板53等から構成される第1ユニット100 と、原稿給紙
ローラ50b、原稿排紙ローラ51b、密着型イメージセン
サ54等から構成される第2ユニット200 により、シート
状原稿Sの搬送路が形成される。この画像読取装置は、
搬送されてくるシート状原稿Sを原稿給紙ローラ50b
と、板バネ52により原稿給紙ローラ50bに押圧された原
稿給紙コロ50aとによってシート読取部55に搬送する。
そして、シート読取部55は、密着型イメージセンサ54
と、該センサ54内の透明な保護ガラス54aの表面に自重
によって接触するよう設けられた白色ガイド板53とから
構成される。
【0004】上記装置にあっては、シート状原稿Sを白
色ガイド板53と保護ガラス54aとの間で擦りながら搬送
する間にシート読取部55で読み取りを行う。
【0005】そして、読み取りを行ったシート状原稿S
を原稿排紙ローラ51bと、板バネ52により原稿排紙ロー
ラ51bに押圧された原稿排紙コロ51aとにより排出す
る。
【0006】また、図8に示すように、前記白色ガイド
板53に代わって原稿押さえローラ56を用いている画像読
取装置もある。
【0007】図8に示す原稿押さえローラ56は押圧バネ
57によりシート読取部55において保護ガラス54aの表面
に接離し、軸心回りに回転自在に設けられている。そし
て、この原稿押さえローラ56はその外周部が白色系の弾
性部材により形成されている。従って、シート状原稿S
を原稿押さえローラ56と保護ガラス54aとの間に挟持し
た状態で搬送する間にシート読取部55で読み取りを行う
ようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7及
び図8に示した画像読取装置においては、いずれも原稿
給紙ローラ50bと原稿給紙コロ50aのシート状原稿搬送
部から、シート読取部55を経由して、原稿排紙ローラ51
bと原稿排紙コロ51aに至るシート状原稿搬送路が略一
直線に形成されている。
【0009】このため、原稿給紙ローラ50b、シート読
取部55、原稿排紙ローラ51bの配置が直線上に規制さ
れ、シート状原稿Sの搬送経路に自由度がなくなり、こ
の画像読取装置の小型化を図ることが困難であった。
【0010】また、第一のユニット100 を支軸(不図
示)を介して第二のユニット200 に閉じたときに、原稿
給紙ローラ50b及び原稿排紙ローラ51bによりシート状
原稿Sを正常に搬送するための搬送力を発生させるた
め、第一のユニット100 内に原稿給紙コロ50a及び原稿
排紙コロ51aを押圧するバネ力をある程度大きくする必
要があり、これに伴ってバネ固定部を補強する必要があ
る。
【0011】また、前記バネ力を大きくすると、第一の
ユニット100 を第二のユニット200に閉じたときに、原
稿給紙コロ50a及び原稿排紙コロ51aの反力により、第
一のユニット100 が第二のユニット200 から浮く可能性
があるため、この浮きを防止するために、第一のユニッ
ト100 と第二のユニット200 の係合部を補強する必要が
ある。
【0012】更に、図8に示した画像読取装置において
は、原稿押さえローラ56を保護ガラス54aの表面に押し
付けて、シート状原稿Sの搬送力を発生するようにして
おり、この搬送力はシート読取部55でのシート状原稿S
の搬送速度を一定にするための力を要し、原稿押さえロ
ーラ56の回転負荷が大きくなる。
【0013】本発明は従来の上記課題を解決するもので
あり、その目的とするところは、シート状原稿の搬送経
路に自由度を増加させ、また原稿の搬送を円滑に行うこ
とが可能な画像読取装置及びこれを用いた画像形成装置
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、原稿支持部材上の原稿
を読み取る画像読取装置において、シート状原稿を原稿
支持部材上へ搬送するための搬送手段と、前記搬送手段
により搬送されるシート状原稿の画像情報を読み取るた
めの読取手段と、前記原稿支持部材面と微小間隔を隔て
て配置されると共に、シート状原稿の搬送方向に回転す
る回転部材と、前記シート状原稿を排出するための排出
手段とを有し、前記搬送手段から前記回転部材を経由し
て前記排出手段へ至るシート状原稿搬送経路を、前記回
転部材によって屈曲するよう構成したことを特徴とす
る。
【0015】上記構成にあっては、シート状原稿の搬送
経路が回転部材の位置において屈曲しているために、シ
ート状原稿の搬送経路の自由度が大きくなり、画像読取
装置の小型化を図ることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る画像読取装置及
びこれを用いた画像形成装置の一実施形態について図面
を参照して説明する。
【0017】〔第1実施形態〕図1乃至図5は第1実施
形態を示すものであり、図1は画像読取装置の構成説明
図であり、図2は原稿搬送・排出部を開いた状態説明
図、図3シート状原稿搬送部分の構成説明図、図4は前
記読取装置を用いた画像形成装置の一例であるファクシ
ミリ装置の構成説明図であり、図5は画像形成装置の外
観説明図である。
【0018】尚、ここでは説明の順序として、まず画像
読取装置を備えた画像形成装置であるファクシミリ装置
の全体構成を説明し、次に画像読取装置の構成について
説明する。
【0019】{ファクシミリ装置の全体説明}図4及び
図5において、1は画像読取装置を構成する第2ユニッ
トたるフラットベッドスキャナであり、原稿支持部材で
ある原稿台ガラス1a上に静止又は移動する原稿3の画
像を読み取るものである。2は開閉部材であり、第1ユ
ニットたる圧板であって、装置本体に対して使用者が上
下に開閉することができ、原稿台ガラス1a上に置かれ
た原稿3を押さえるものである。4は画像を読み取る密
着型イメージセンサである。
【0020】圧板2の上面にはシート状の原稿3を複数
枚積載することができるように構成された原稿台2bが
設けてある。そして、シート状の原稿3を原稿搬送、排
出手段を構成する搬送・排出部5によって一枚ずつ分離
しつつ搬送すると共に、シート読取部6で原稿に記載さ
れた情報を読み取る。ここで、原稿搬送・排出部5は圧
板2の一部に設けられており、圧板2の開閉とともに上
下動する。また、読取部6で読み取られた原稿3を原稿
排紙トレイ7に排出する。尚、この原稿を搬送等して記
載情報を読み取る画像読取装置の構成については後に詳
述する。
【0021】前記読取部6で読み取られた情報又は他の
ファクシミリ装置から送信された情報はレーザービーム
プリンタからなる画像形成手段8によって記録される。
この画像形成手段8は、カセット給紙部9又は手差し給
紙部10から供給される記録媒体である記録紙に画像形成
部11でトナー像を転写記録すると共に、定着部12で定着
し、排出ローラ対13によって記録紙排紙トレイ14に排出
するものである。
【0022】尚、図4及び図5において、15は表示部、
入力部等により構成された操作部、16はファクシミリ装
置の制御部である。
【0023】即ち、画像形成手段8は、装置本体側に配
置され、汎用サイズの用紙Pが積層収容されたカセット
9a内の用紙Pを給紙ローラ9bにより1枚ずつ分離
し、レジストローラ対17により用紙Pの斜行を補正し、
制御部16からのプリント信号と同期させ用紙Pは上方へ
搬送され画像形成部11へ給送される。
【0024】そして、電子写真感光体である感光体ドラ
ム11aの表面を帯電部材11bにより一様に帯電させ、こ
の表面をレーザスキャナー18により画像情報に基づいて
露光される。これにより、感光体ドラム11a上に静電潜
像を形成させ、前記画像形成部の現像剤としてのトナー
を現像剤担持体たる現像スリーブ11cにより感光体ドラ
ム11a上の静電潜像に転移させ、感光体ドラム11a上に
トナー像が形成される。そして、前記トナー像を転写ロ
ーラ11dにより用紙Pに転写し、さらに前記用紙Pは上
方の定着部12へ搬送される。定着部12では、用紙P上に
転写されたトナーを定着ローラ12aと加圧ローラ12bに
より搬送して熱と圧力により用紙P上に定着し、この用
紙Pを排紙ローラ対13により記録紙排紙トレイ14に順次
排出される。
【0025】一方、手差し用給紙部10に積載された用紙
Pは給紙ローラ10aと対向位置に配置された分離パット
10bにより、1枚に分離されレジストローラ対17により
用紙Pの斜行を補正し前述の様に用紙Pを上方へ搬送し
画像形成部11でトナー画像を転写し、定着部12で定着し
同様に用紙Pを記録紙排紙トレイ14に順次排紙されるよ
うになっている。
【0026】{画像読取装置}次に画像読取装置の構成
について説明する。本実施形態の画像読取装置は、画像
形成装置の上方に配設され、原稿情報を読み取る読取手
段、シート状原稿を搬送・排出する搬送手段、排出手
段、シート状原稿を読み取り位置に押圧する原稿押さえ
ローラ等からなる。
【0027】(読取手段)原稿記載情報を読み取るため
の読取手段は、図1及び図4に示すように、シート状の
原稿及び本などの厚みのある原稿の双方を密着型イメー
ジセンサ4によって読み取るようになっている。
【0028】前記密着型イメージセンサ4は、原稿の読
取面を照らす照明手段と、原稿の読取面からの反射光が
通過するセルフォックレンズとレンズの直下に配置され
反射光を結像させるイメージセンサとからなる。ここ
で、前記セルフォックレンズは長焦点タイプであり、厚
さ3mmの原稿台ガラス1aの上面側に焦点が合うよう
設定されている。
【0029】フラットベッドスキャナ部1は、本などの
厚みのある原稿(以下、ブック原稿と呼ぶ)を静止させ
た状態で読み取るために(原稿静止読取モード)、原稿
を載置する原稿台ガラス1aが設けられている。
【0030】2aは原稿押さえ部を構成する押さえ板で
あり、圧板2に対して固定して支持されており、圧板2
を閉じることで原稿台ガラス1a上の原稿を押圧する。
また、図4に示す、1bはフラットベッドスキャナ1の
構造体となるフレームであり原稿台ガラス1aを支持し
ている。
【0031】ここで、圧板2は図5に示すように、回動
中心軸2dにヒンジ2eがフレーム1bとの間に設けら
れ、圧板2がフレーム1bに対して所定角度だけ回動開
閉可能に構成されており、使用者が圧板2を開いて原稿
台ガラス1a面上に原稿を載置する構成になっている。
また、前記ヒンジ2eは図示しないバネとカムにより構
成されたダンパ機構を内蔵しており、圧板2が自重で落
下して閉まるのを防止している。このため、圧板2は角
度が約10度以上では、自重によって落下せずに停止し、
約10度以下でフッラットベッドスキャナ1に押圧される
ようになっている。
【0032】密着型イメージセンサ4は原稿静止読取モ
ードの場合に図示せぬ駆動機構によりブック原稿の副走
査方向(図1の矢印A方向)に駆動される。密着型イメ
ージセンサ4は原稿台ガラス1aの下面に付勢され、前
述の駆動機構により副走査方向に移動する際に密着型イ
メージセンサ4と原稿台ガラス1aとの距離が常に一定
に保たれることで、原稿台ガラス1a上の密着型イメー
ジセンサ4の焦点位置の高さが一定となり、焦点位置ず
れのない良好な画像をえることができるようになってい
る。
【0033】原稿台ガラス1a上の原稿3は、密着型イ
メージセンサ4を副走査方向(図1の矢印A方向)に移
動させながら読み取る。
【0034】また、原稿台ガラス1a上の所定位置には
原稿静止読取モードの場合に、原稿を原稿台ガラス1a
に載置するときの載置指示手段となる指標19が設けてあ
る。この指標19は原稿台ガラス1aと接触する面が白色
となっており、イメージセンサ4が副走査方向に移動す
るときに前記指標19の下で一旦静止し、該センサ4が指
標19の白色レベルを読み取る。そして、原稿の画像情報
を読み取る前に基準となる白色レベルを設定するシェー
ディング補正を行うものである。
【0035】(シート搬送、排出手段)シート状の原稿
(以下、シート原稿と呼ぶ)3を読み取る場合には、シ
ート搬送手段によってシート原稿を読取位置に搬送する
と共に、回転部材である原稿押さえローラ6aによって
シート原稿3が原稿台ガラス1aから浮き上がるのを防
止し、この状態で読み取りを行った後、その原稿3を排
出手段によって排出トレイ7へ排出する。
【0036】原稿搬送・排出部5は、原稿載置台2b上
に積載したシート原稿3を、まず予備搬送ローラ5aと
予備搬送押圧板5bにより送り出し、分離片5cと接し
た分離ローラ5dで一枚ずつ分離し、さらに原稿搬送手
段を構成する原稿給紙ローラ5eと押圧バネにより押圧
された給紙コロ5fとでシート読取部6に搬送する。
【0037】このシート原稿3は、密着型イメージセン
サ4を原稿押さえローラ6aの下に静止させた状態で読
み取られる(原稿移動読取モード)。ここで、シート原
稿3は原稿押さえローラ6a面上に密着して搬送され、
イメージセンサ4によって読み取られるようになってお
り、この原稿押さえローラ6aは押圧手段によって原稿
台ガラス1aから浮かないように押さえられるようにな
っている。
【0038】上記原稿押さえローラ6aの位置におい
て、図1に示すように、搬送されたシート原稿3は搬送
方向を変え、読み取り後の原稿を排出手段を構成する原
稿排紙ローラ5gと原稿排紙コロ5hにより原稿排紙ト
レイ7に排出される。
【0039】上記のように、シート原稿3の搬送経路
は、原稿押さえローラ6aの位置で搬送経路が屈曲して
おり、原稿3はJ字状に屈曲して搬送されるようになっ
ている。
【0040】また、前記給紙コロ5f、原稿排紙ローラ
5g及び原稿押さえローラ6aは前記原稿搬送・排出部
5に設けられ、前記原稿搬送・排出部5及び原稿給紙ロ
ーラ5eは圧板2に設けられている。更に、前記原稿排
紙コロ5h及びイメージセンサ4はフラットベッドスキ
ャナ1に設けられている。
【0041】そして、図2に示すように、前記原稿搬送
・排出部5は原稿搬送・排出部5を除く圧板2に対して
開閉可能であり、原稿搬送・排出部5を閉じると共に、
圧板2をフラットベッドスキャナ1に閉じることによっ
て原稿搬送経路が形成される。
【0042】従って、ジャム処理等の場合は前記原稿搬
送・排出部5を圧板2に対して開くと原稿搬送経路が開
放されて容易にジャム処理等を行うことができるように
なっている。
【0043】更に、原稿搬送・排出部5は、前述の如く
圧板2の一部に設けられ、圧板2をフラットベッドスキ
ャナ1に対して開いたときには原稿搬送・排出部5も上
に上がる構成であり、原稿押さえローラ6a等と原稿台
ガラス1aとの間が開放され(図5(a) 参照)、原稿ジ
ャム等の際に原稿搬送経路を開放して容易にジャム処理
等をすることができる。
【0044】また、原稿載置台2bにはシート原稿3の
搬送方向と直角方向(原稿3の幅方向)にスライド可能
なスライダ2cが設けられていて、前記スライダー2c
によって原稿載置台2b上に載置されたシート原稿3の
両サイドを揃えることができるようになっている。
【0045】(原稿押さえローラを原稿台ガラスに押圧
する押圧構成)次に前記原稿押さえローラ6aを原稿台
ガラス1a方向へ押圧する構成について図3を参照して
説明する。
【0046】図3において、6bは原稿押さえローラ6
aを駆動する駆動伝達手段であり、6c,6dは原稿押
さえローラ6aを圧板2に揺動可能に取り付けるために
該ローラ6aの回転軸方向両端を支持する揺動アームで
ある。また、6e,6fは原稿押さえローラ6aを原稿
台ガラス1aに押圧する押圧手段を構成する押圧バネで
ある。尚、6gは前記原稿押さえローラ6aの回転中心
軸である。
【0047】また、圧板2の回転中心軸2dと原稿押さ
えローラ6aの中心軸6gは直交するように配置されて
おり、駆動伝達手段6bは原稿押さえローラ6aの回転
中心軸方向の一方側であって、圧板2の回転中心軸2d
に近い側に配置されている。
【0048】本実施形態における駆動伝達手段6bは、
3個の駆動ギア6b1,6b2,6b3から構成されている。
そして、図示しない駆動源と駆動伝達手段より、駆動ギ
ア6b1に駆動が伝達され、駆動ギア6b1から駆動ギア6
b2を経て、駆動ギア6b3によって原稿押さえローラ6a
に駆動が伝達される。
【0049】揺動アーム6c,6dは駆動ギア6b2の中
心軸6hを中心に揺動可能となっており、それぞれ押圧
バネ6e,6fによって時計回り方向に力を受け、原稿
押さえローラ6aが原稿台ガラス1a側に押圧されるよ
うになっている。尚、前記押圧バネ6e,6fによる付
勢力は原稿押さえローラ6aを原稿台ガラス1a側に押
圧するが、圧板2を閉じたときに該圧板2を浮き上がら
せる程強いものでなく、また後述するように厚い原稿を
搬送する場合には、前記原稿押さえローラ6aが揺動ア
ーム6c,6dによって図1の矢印B方向へ移動し得る
程度の強さに設定されている。
【0050】ここで、図1に示すように、前記揺動アー
ム6c,6dには原稿押さえローラ6aの直径よりも僅
かに大きいフランジ部6hが設けてあり、前記押圧バネ
6e,6fによって揺動アーム6c,6dが原稿台ガラ
ス1a側に押圧されると、前記フランジ部6hが原稿台
ガラス1aに当接し、原稿押さえローラ6aは原稿台ガ
ラス1aと微小間隔dをもって対峙するようになる。
【0051】尚、前記微小間隔dは通常使用されるシー
ト原稿3の厚さtよりも前記微小間隔dが僅かに大きく
なるように設定している。例えばt=0.225mm のとき、
d=0.25mmに設定している。尚、前記微小間隔dとして
は0.25mm〜0.3mm に設定するのが適当である。
【0052】(原稿搬送速度及び搬送力)前記のように
原稿押さえローラ6aが原稿台ガラス1aに密着してい
なくてもシート原稿3に搬送力が付与されるように、本
実施形態では原稿給紙ローラ5e、原稿押さえローラ6
a、原稿排紙ローラ5gの回転速度等を以下のように設
定している。
【0053】即ち、原稿給紙ローラ5eによるシート原
稿3の搬送速度V1 及び搬送力f1と、原稿排紙ローラ
5gによるシート原稿搬送速度V2 及び搬送力f2 は、
V1<V2 、f1 >f2 の関係を有するように設定して
いる。これにより、シート原稿3は原稿排紙ローラ5g
で滑りながら搬送されることになり、搬送されるシート
原稿3に張力が発生する。
【0054】また、シート原稿3の搬送経路が屈曲する
位置にある原稿押さえローラ6aに前記張力が付加さ
れ、原稿押さえローラ6aの外周面とシート原稿3の間
で摩擦力が発生し、この摩擦力によって原稿押さえロー
ラ6aによる原稿搬送力が発生する。
【0055】ここで、前記原稿押さえローラ6aによる
原稿搬送速度V3 と、搬送力f3 は、前記原稿排紙ロー
ラ5gによるシート原稿搬送速度V2 及び搬送力f2 に
対して、V3 <V2 、f3 <f2 の関係を有するように
設定している。
【0056】このため、シート原稿3の張力は、原稿給
紙ローラ5eと原稿排紙ローラ5gによる原稿の搬送速
度V1 、V2 及びその搬送力f1 、f2 の相互関係に起
因して発生し、それが原稿押さえローラ6aに付加され
ることになる。
【0057】以上のように、原稿押さえローラ6aが原
稿台ガラス1aから離れていたとしても該ローラ6aに
よって原稿を搬送することができる。このため、原稿押
さえローラ6aの押圧力は小さくて足りる。そして、原
稿押さえローラ6aには前記張力による負荷がかかるの
みであるため、前記ローラ6aを原稿台ガラス1aに密
着させるようにして原稿を搬送する場合に比べて原稿搬
送負荷が減少する。
【0058】更に原稿押さえローラ6aによって原稿搬
送力が付加されるために原稿排出手段による搬送力を小
さくすることが可能となり、該排出手段による搬送力を
発生させる押圧バネのバネ力も減少させることができ
る。
【0059】従って、押圧バネのバネ力が小さくて足り
るためにバネ固定部を補強する必要がなく、圧板2をフ
ラットベッドスキャナ1に閉じると、圧板2の自重のみ
であっても前記バネによる反力によって圧板2がフラッ
トベッドスキャナ1から浮いてしまうことがなくなり、
圧板2とフラットベッドスキャナ1の係止部材が不要と
なる。このために、装置のコストダウンを図ることがで
きる。
【0060】そして、前述したようにシート原稿の搬送
経路が前記原稿押さえローラ6aの位置で屈曲するよう
に構成したために、シート原稿の搬送経路の構成上の自
由度が増加し、画像読取装置更にはこれを用いた画像形
成装置の小型化を図ることが容易となる。
【0061】尚、前記原稿押さえローラ6aは揺動アー
ム6c,6dによって揺動可能であり、搬送するシート
原稿の厚さtが原稿押さえローラ6aと原稿台ガラス1
aの間隔dよりも厚い場合には、前記原稿押さえローラ
6aが揺動アーム6c,6dによって図1の矢印B方向
へ移動し、原稿押さえローラ6aは原稿を原稿台ガラス
1aによって挟持する位置で静止し、前述のバネ力によ
って搬送力を発生する。
【0062】また、前記指標19は原稿台ガラス1aと接
触する面を白色としており、イメージセンサ4がこの指
標19の白色面の白色レベルを読み取る。これによって原
稿の接触等による汚れを発生することがなく、読取精度
は常に一定に保たれ、読取画像品位が安定する。そし
て、従来のように原稿押さえローラ6aの外周面を利用
してシェーディング補正を行わないために、原稿押さえ
ローラ6aの外周面は白色度がそれほど必要でなく、原
稿押さえローラ6aとして安価なものを使用することが
できる。
【0063】〔第2実施形態〕次に画像読取装置の第2
実施形態について、図6を参照して説明する。尚、この
画像読取装置も前述した第1実施形態で説明したような
画像形成装置に用いられるものである。
【0064】この実施形態に係る画像読取装置は、図6
に示すように、原稿給紙コロ20a、原稿排紙コロ20b、
原稿押さえローラ21等から構成される第1ユニット22
と、原稿給紙ローラ20c、原稿排紙ローラ20d、密着イ
メージセンサ23等から構成される第2ユニット24とか
ら、シート原稿3の搬送路が形成される。
【0065】前記原稿給紙ローラ20cと、押圧バネ25に
よって原稿給紙ローラ20cに押圧された原稿給紙コロ20
aとによって、シート状の原稿3をシート読取部26へ搬
送する。
【0066】シート読取部26は密着型イメージセンサ23
内の透明な保護ガラス23aの表面と、原稿押さえローラ
21の外周面とから構成される。また、原稿押さえローラ
21は外周部が白色系の弾性部材によって形成さると共
に、軸心回りに回転自在に取り付けられ、原稿押さえロ
ーラ21の外周面と保護ガラス23aとの間には微小な間隔
dが設けられている。
【0067】そして、シート読取部26で読み取りを行っ
た原稿3を原稿排紙ローラ20dと、押圧バネ27により原
稿排紙ローラ20dに押圧された原稿排紙コロ20bとによ
って排出する。
【0068】尚、前記原稿給紙ローラ20c、原稿排紙ロ
ーラ20d、原稿押さえローラ21は、図示しないギア列等
の駆動伝達系を介して回転力が伝達され、それぞれのロ
ーラ20c、20d、21は図6の矢印方向へ回転して原稿3
を矢印C方向へ搬送する。
【0069】ここで、前記原稿給紙ローラ20c、原稿排
紙ローラ20d、原稿押さえローラ21による原稿搬送速度
及び搬送力は前述した第1実施形態と同様に設定してい
る。即ち、原稿給紙ローラ20cによる原稿搬送速度V1
及び搬送力f1 と、原稿排紙ローラ20dによる原稿搬送
速度V2 及び搬送力f2 は、V1 <V2 、f1 >f2と
なるように設定されている。これにより、原稿3は原稿
排紙ローラ20dで滑りながら搬送されることになり、原
稿3に張力が発生する。
【0070】そして、原稿3の搬送経路を屈曲する位置
にある原稿押さえローラ20cには前記張力が付加され、
原稿押さえローラ21の外周面と原稿の間で摩擦力が発生
し、この摩擦力が原稿押さえローラ21による搬送力とな
る。
【0071】ここで、前記原稿押さえローラ21による原
稿の搬送速度をV3 、搬送力をf3としたとき、V3 <
V2 、f3 <f2 となるように設定してある。このた
め、前述の如く原稿3にかかる張力は、原稿給紙ローラ
20cと原稿排紙ローラ20dによる原稿3の搬送力V1 、
V2 及び搬送力f1 、f2 の相互関係に起因して発生
し、原稿押さえローラ21に付加される。
【0072】これにより、原稿給紙ローラ20cから原稿
押さえローラ21を経由して原稿排紙ローラ20dに至る原
稿搬送経路が、原稿押さえローラ21の外周面の一部で屈
曲して形成されるようになる。
【0073】尚、この実施形態では原稿押さえローラ21
の回転軸が固定した例を示したが、前述した第1実施形
態と同様に、原稿押さえローラ21の回転軸を上下方向へ
移動可能に構成し、原稿押さえローラ21を図6の矢印D
方向へ押圧バネ(図示せず)によって付勢すると共に、
厚手の原稿が搬送されたときに原稿押さえローラ21が図
6の矢印E方向へ移動可能となるように構成してもよ
い。
【0074】
【発明の効果】本発明は前述したように、シート状原稿
の搬送経路が回転部材の位置において屈曲しているため
に、シート状原稿の搬送経路の自由度が大きくなり、画
像読取装置の小型化を図ることができる。
【0075】また、排出手段によってシート状原稿に張
力を付与しながら搬送することにより、前記回転部材は
シート状原稿を原稿支持部材に押しつけなくても搬送力
を付与し得るようになり、排出手段の搬送力を減少させ
ることができると共に、排出手段や回転部材の押圧力を
減少させることができる。このため、押圧バネ部等の補
強をする必要がなくなり、開閉可能な第1ユニットと第
2ユニットによって画像読取装置を構成した場合には、
両ユニットの係止部材を設けなくても一方のユニットが
浮いてしまうようなことがなくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像読取装置の構成説明図である。
【図2】原稿搬送・排出部を開いた状態説明図である。
【図3】シート状原稿搬送部分の構成説明図である。
【図4】読取装置を用いた画像形成装置の一例であるフ
ァクシミリ装置の構成説明図である。
【図5】画像形成装置の外観説明図である。
【図6】第2実施形態に係る画像読取装置の構成説明図
である。
【図7】従来技術の説明図である。
【図8】他の従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1…フラットベッドスキャナ(第2ユニット) 1a…原稿台ガラス 1b…フレーム 2…圧板(第2ユニット) 2a…原稿押さえ板 2b…原稿載置台 2c…スライダ 2d…回転中心軸 2e…ヒンジ 3…原稿 4…イメージセンサ 5…原稿搬送・排出部 5a…予備搬送ローラ 5b…原稿給送ローラ 5c…分離片 5d…分離ローラ 5e…原稿給紙ローラ 5f…給紙コロ 5g…原稿排紙ローラ 5h…原稿排紙コロ 6…読取部 6a…原稿押さえローラ 6b…駆動伝達手段 6b1,6b2,6b3…駆動ギア 6c,6d…揺動アーム 6e,6f…押圧バネ 6g…ローラ回転軸中心軸 6h…フランジ部 7…原稿排紙トレイ 8…画像形成手段 9…カセット給紙部 10…手差し給紙部 10a…給紙ローラ 10b…分離パッド 11…画像形成部 11a…感光体ドラム 11b…帯電部材 11c…現像スリーブ 11d…転写ローラ 12…定着部 12a…定着ローラ 12b…加圧ローラ 13…排出ローラ対 14…記録紙排紙トレイ 15…操作部 16…制御部 17…レジストローラ対 18…レーザースキャナー 19…指標 20a…原稿給紙コロ 20b…原稿排紙コロ 20c…原稿給紙ローラ 20d…原稿排紙ローラ 21…原稿押さえローラ 22…第1ユニット 23…イメージセンサ 23a…保護ガラス 24…第2ユニット 25…押圧バネ 26…読取部 27…押圧バネ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿支持部材上の原稿を読み取る画像読
    取装置において、 シート状原稿を原稿支持部材上へ搬送するための搬送手
    段と、 前記搬送手段により搬送されるシート状原稿の画像情報
    を読み取るための読取手段と、 前記原稿支持部材面と微小間隔を隔てて配置されると共
    に、シート状原稿の搬送方向に回転する回転部材と、 前記シート状原稿を排出するための排出手段と、 を有し、 前記搬送手段から前記回転部材を経由して前記排出手段
    へ至るシート状原稿搬送経路を、前記回転部材によって
    屈曲するよう構成したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿支持部材面と前記回転部材との
    微小間隔は搬送される原稿の厚さよりも大きく構成し、
    前記排出手段が前記シート状原稿に張力を付与して排出
    するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の画像
    読取装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段と、回転部材と、排出手段
    とを第1ユニットに設け、 前記読取手段と、前記原稿支持部材とを第2ユニットに
    設け、 前記第2ユニットに対して第1ユニットを回動開閉可能
    に構成したことを特徴とする請求項1記載の画像読取装
    置。
  4. 【請求項4】 前記原稿支持部材に原稿を載置する位置
    を示す載置指示手段を設け、前記載置指示手段が前記読
    取手段のシェーディング補正を行う際の基準となるよう
    構成したことを特徴とする請求項1記載の画像読取装
    置。
  5. 【請求項5】 前記回転部材を前記読取手段方向へ押圧
    する押圧手段を設け、前記回転部材を前記読取手段に対
    して移動可能に構成したことを特徴とする請求項3記載
    の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 原稿記載情報を読み取るための画像読取
    装置と、 画像情報に応じて記録媒体に画像を記録する画像形成手
    段と、 を有し、 前記画像読取装置として前記請求項1乃至請求項5のい
    ずれか1項記載の画像読取装置を用いたことを特徴とす
    る画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101930193A (zh) * 2009-06-25 2010-12-29 富士施乐株式会社 片材长度测量装置、图像形成装置和片材长度测量方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101930193A (zh) * 2009-06-25 2010-12-29 富士施乐株式会社 片材长度测量装置、图像形成装置和片材长度测量方法
JP2011006202A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Fuji Xerox Co Ltd シート長測定装置及び画像形成装置

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