JP3483477B2 - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
シート搬送装置及び画像形成装置Info
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- JP3483477B2 JP3483477B2 JP29811998A JP29811998A JP3483477B2 JP 3483477 B2 JP3483477 B2 JP 3483477B2 JP 29811998 A JP29811998 A JP 29811998A JP 29811998 A JP29811998 A JP 29811998A JP 3483477 B2 JP3483477 B2 JP 3483477B2
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- upper guide
- guide member
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
プリンタ等の画像形成装置に装備されるシート搬送装置
に係り、更に詳しくはシート搬送装置内に滞留したシー
トの除去を容易にするシート搬送装置に関するものであ
る。
プリンタ等の画像形成装置に装備されるシート搬送装置
に係り、更に詳しくはシート搬送装置内に滞留したシー
トの除去を容易にするシート搬送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シート搬送装置におけるジャム処
理時の搬送ガイド開放手段の一例として図12(a)に示
すような構成がある。図12(a)では、装置本体に固定
された下ガイド板101と、該下ガイド板101の上面に一部
が突出すると共に軸受により支持された搬送ローラ102
と、シート搬送方向に平行な回動軸105を持ち、弾性部
材により搬送ローラ102方向に付勢される搬送コロ103を
設けた上ガイド板104を有して構成され、該上ガイド板1
04の開放端側を上方へ持ち上げることによって回動軸10
5を中心に回動して上ガイド板104と下ガイド板101との
間に形成された搬送ガイド面が開放され、これにより搬
送ローラ102と搬送コロ103との挟持圧も同時に解除さ
れ、シートSを搬送ガイド面内から容易に取り出すこと
が出来る。
理時の搬送ガイド開放手段の一例として図12(a)に示
すような構成がある。図12(a)では、装置本体に固定
された下ガイド板101と、該下ガイド板101の上面に一部
が突出すると共に軸受により支持された搬送ローラ102
と、シート搬送方向に平行な回動軸105を持ち、弾性部
材により搬送ローラ102方向に付勢される搬送コロ103を
設けた上ガイド板104を有して構成され、該上ガイド板1
04の開放端側を上方へ持ち上げることによって回動軸10
5を中心に回動して上ガイド板104と下ガイド板101との
間に形成された搬送ガイド面が開放され、これにより搬
送ローラ102と搬送コロ103との挟持圧も同時に解除さ
れ、シートSを搬送ガイド面内から容易に取り出すこと
が出来る。
【0003】上記構成では、図12(b)に示すように、
上ガイド板104の全域に亘って上方空間の高さHaを確
保する必要があったためジャム処理時の搬送ガイド開放
手段の占有スペースが大きくなり、装置が大型化すると
いう問題があった。
上ガイド板104の全域に亘って上方空間の高さHaを確
保する必要があったためジャム処理時の搬送ガイド開放
手段の占有スペースが大きくなり、装置が大型化すると
いう問題があった。
【0004】上記構成のように上ガイド板104の上方空
間に該上ガイド板104の全域を同一のガイド板にて開放
させるスペースが確保出来ない場合には、図13(a)に
示すように上ガイド板104を上ガイド板104a,104bに2
分割したものがある。一方の上ガイド板104aはシート搬
送方向に平行な回動軸105を中心に回動可能で、他方の
上ガイド板104bはシート搬送方向と直交する回動軸106
を中心に回動可能で上ガイド板104bの開放側端部に形成
された係合部104cが上ガイド板104aの回動領域に張り出
して該上ガイド板104aの側端部に係合するようになって
いる。
間に該上ガイド板104の全域を同一のガイド板にて開放
させるスペースが確保出来ない場合には、図13(a)に
示すように上ガイド板104を上ガイド板104a,104bに2
分割したものがある。一方の上ガイド板104aはシート搬
送方向に平行な回動軸105を中心に回動可能で、他方の
上ガイド板104bはシート搬送方向と直交する回動軸106
を中心に回動可能で上ガイド板104bの開放側端部に形成
された係合部104cが上ガイド板104aの回動領域に張り出
して該上ガイド板104aの側端部に係合するようになって
いる。
【0005】そして、上ガイド板104aを回動軸105を中
心に上方へ回動させると、該上ガイド板104aの側端部に
係合する係合部104cにより上ガイド板104bが連動して回
動軸106を中心に上方へ回動することで両上ガイド板104
a,104bと下ガイド板101との間に形成された搬送ガイド
面が開放され、これにより両者の搬送ローラ102と搬送
コロ103との挟持圧も同時に解除され、シートSを搬送
ガイド面内から容易に取り出すことが出来る。
心に上方へ回動させると、該上ガイド板104aの側端部に
係合する係合部104cにより上ガイド板104bが連動して回
動軸106を中心に上方へ回動することで両上ガイド板104
a,104bと下ガイド板101との間に形成された搬送ガイド
面が開放され、これにより両者の搬送ローラ102と搬送
コロ103との挟持圧も同時に解除され、シートSを搬送
ガイド面内から容易に取り出すことが出来る。
【0006】この構成によれば、図13(b)に示すよう
に、搬送コロ103と搬送ローラ102との挟持圧が解除され
る程度の移動量Hb(<Ha)で済むため上ガイド板10
4bの回動軸106近傍の上方空間にスペースが確保出来な
い場合に有利である。
に、搬送コロ103と搬送ローラ102との挟持圧が解除され
る程度の移動量Hb(<Ha)で済むため上ガイド板10
4bの回動軸106近傍の上方空間にスペースが確保出来な
い場合に有利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例において、通常、上ガイド板104a,104bの前後に
もシート受け渡しのためのガイド板が設けられており、
特に上ガイド板104b側においてはジャム処理における解
放空間が小さくなってしまうために図14(a),(b)
に示すように、上ガイド板104b側の搬送コロ103と搬送
ローラ102とのローラ対の略近傍に僅かだけシートSの
端部が見えているような場合、上ガイド板104bと上ガイ
ド板104aとの間の開放部側からのジャム処理は困難であ
り、図14(b)に示すように上ガイド板104bに隣設され
た上ガイド板107側からジャム処理する必要がある。
従来例において、通常、上ガイド板104a,104bの前後に
もシート受け渡しのためのガイド板が設けられており、
特に上ガイド板104b側においてはジャム処理における解
放空間が小さくなってしまうために図14(a),(b)
に示すように、上ガイド板104b側の搬送コロ103と搬送
ローラ102とのローラ対の略近傍に僅かだけシートSの
端部が見えているような場合、上ガイド板104bと上ガイ
ド板104aとの間の開放部側からのジャム処理は困難であ
り、図14(b)に示すように上ガイド板104bに隣設され
た上ガイド板107側からジャム処理する必要がある。
【0008】この場合、単にシートSの端部を上ガイド
板107側方向に引っ張ろうとすると、上ガイド板104b側
の搬送ローラ102と搬送コロ103との間の挟持圧は解除さ
れていないためにシートSを破損する虞があるため、先
ず、上ガイド板104a,104bを持ち上げて上ガイド板104b
側の搬送ローラ102と搬送コロ103との間の挟持圧を解除
した状態で上ガイド板107側方向からシートSを引き出
すようになっている。
板107側方向に引っ張ろうとすると、上ガイド板104b側
の搬送ローラ102と搬送コロ103との間の挟持圧は解除さ
れていないためにシートSを破損する虞があるため、先
ず、上ガイド板104a,104bを持ち上げて上ガイド板104b
側の搬送ローラ102と搬送コロ103との間の挟持圧を解除
した状態で上ガイド板107側方向からシートSを引き出
すようになっている。
【0009】従って、ジャム処理の手順が複雑になり、
特に画像形成装置本体の構成上、上ガイド板104bと上ガ
イド板107にアクセスするためのジャム処理用扉や操作
位置が異なる場合が発生し、ジャム処理の操作性が悪い
といった問題があった。
特に画像形成装置本体の構成上、上ガイド板104bと上ガ
イド板107にアクセスするためのジャム処理用扉や操作
位置が異なる場合が発生し、ジャム処理の操作性が悪い
といった問題があった。
【0010】また、上ガイド板104b側の搬送ローラ102
と搬送コロ103との間の挟持圧を解除しないで上ガイド
板107側方向からシートSを引き出した場合、シートS
が破損してシートSの破片が搬送ガイド面内に残留し、
ジャム処理をより困難にしたり次のジャムを誘発する虞
があった。
と搬送コロ103との間の挟持圧を解除しないで上ガイド
板107側方向からシートSを引き出した場合、シートS
が破損してシートSの破片が搬送ガイド面内に残留し、
ジャム処理をより困難にしたり次のジャムを誘発する虞
があった。
【0011】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、搬送回転体とこれに圧接する
従動回転体とにより挟持された状態でシートのジャムが
発生した場合、これ等の回転体対に対してどちらの方向
からジャム処理しても該回転体対の挟持圧を解除可能
で、組立性に優れたシート搬送装置及びこれを備えた画
像形成装置を提供せんとするものである。
その目的とするところは、搬送回転体とこれに圧接する
従動回転体とにより挟持された状態でシートのジャムが
発生した場合、これ等の回転体対に対してどちらの方向
からジャム処理しても該回転体対の挟持圧を解除可能
で、組立性に優れたシート搬送装置及びこれを備えた画
像形成装置を提供せんとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、搬送されるシートの下
方の面に位置し、シートの下面をガイドする下ガイド部
材と、シートを搬送するための搬送回転体と、前記搬送
回転体と対向する位置に配置され、該搬送回転体に従動
する従動回転体と、前記従動回転体を軸支するシャフト
と、前記従動回転体を前記搬送回転体に加圧する加圧手
段と、搬送されるシートの上方の面に位置し、前記搬送
回転体よりもシート搬送方向上流側でシートの上面をガ
イドすると共に前記従動回転体を軸支するシャフトに係
合し、該シャフトを軸中心として上方に回動可能な第1
の上ガイド部材と、搬送されるシートの上方の面に位置
し、前記搬送回転体よりもシート搬送方向下流側でシー
トの上面をガイドすると共に前記従動回転体を軸支する
シャフトに係合し、該シャフトを軸中心として上方に回
動可能な第2の上ガイド部材と、搬送されるシートの上
方の面に位置し、前記第2の上ガイド部材のシート搬送
方向下流側でシートの上面をガイドすると共にシートの
搬送領域外でシート搬送方向に平行な回動軸を中心に上
方に回動可能で且つ前記第2の上ガイド部材に係合する
第3の上ガイド部材と、を有し、前記第1、第2の上ガ
イド部材が閉じた状態においては、前記加圧手段により
前記搬送回転体と前記従動回転体とが圧接してシートに
対して搬送力を付与し、前記第1の上ガイド部材を上方
に回動させることにより該第1の上ガイド部材の突出部
が突き当て部材と当接してその当接部を支点として該第
1の上ガイド部材に係合した前記シャフトを前記搬送回
転体と離間する方向へ移動させ、前記第2の上ガイド部
材を上方に回動させることにより該第2の上ガイド部材
の突出部が突き当て部材と当接してその当接部を支点と
して該第2の上ガイド部材に係合した前記シャフトを前
記搬送回転体と離間する方向へ移動させ、前記第3の上
ガイド部材を前記回動軸を中心に上方に回動することに
よって前記第2の上ガイド部材を連動して前記シャフト
を中心に上方に回動させ、前記搬送回転体と前記従動回
転体との圧接を開放するように構成したことを特徴とす
るシート搬送装置である。
の本発明に係る代表的な構成は、搬送されるシートの下
方の面に位置し、シートの下面をガイドする下ガイド部
材と、シートを搬送するための搬送回転体と、前記搬送
回転体と対向する位置に配置され、該搬送回転体に従動
する従動回転体と、前記従動回転体を軸支するシャフト
と、前記従動回転体を前記搬送回転体に加圧する加圧手
段と、搬送されるシートの上方の面に位置し、前記搬送
回転体よりもシート搬送方向上流側でシートの上面をガ
イドすると共に前記従動回転体を軸支するシャフトに係
合し、該シャフトを軸中心として上方に回動可能な第1
の上ガイド部材と、搬送されるシートの上方の面に位置
し、前記搬送回転体よりもシート搬送方向下流側でシー
トの上面をガイドすると共に前記従動回転体を軸支する
シャフトに係合し、該シャフトを軸中心として上方に回
動可能な第2の上ガイド部材と、搬送されるシートの上
方の面に位置し、前記第2の上ガイド部材のシート搬送
方向下流側でシートの上面をガイドすると共にシートの
搬送領域外でシート搬送方向に平行な回動軸を中心に上
方に回動可能で且つ前記第2の上ガイド部材に係合する
第3の上ガイド部材と、を有し、前記第1、第2の上ガ
イド部材が閉じた状態においては、前記加圧手段により
前記搬送回転体と前記従動回転体とが圧接してシートに
対して搬送力を付与し、前記第1の上ガイド部材を上方
に回動させることにより該第1の上ガイド部材の突出部
が突き当て部材と当接してその当接部を支点として該第
1の上ガイド部材に係合した前記シャフトを前記搬送回
転体と離間する方向へ移動させ、前記第2の上ガイド部
材を上方に回動させることにより該第2の上ガイド部材
の突出部が突き当て部材と当接してその当接部を支点と
して該第2の上ガイド部材に係合した前記シャフトを前
記搬送回転体と離間する方向へ移動させ、前記第3の上
ガイド部材を前記回動軸を中心に上方に回動することに
よって前記第2の上ガイド部材を連動して前記シャフト
を中心に上方に回動させ、前記搬送回転体と前記従動回
転体との圧接を開放するように構成したことを特徴とす
るシート搬送装置である。
【0013】上記構成によれば、第2の上ガイド部材の
シート搬送方向下流側に配置された第3の上ガイド部材
を回動軸を中心に上方に回動させることで該第3の上ガ
イド部材に連動して第2の上ガイド部材をシャフトを中
心に上方に回動することが出来、これによって搬送回転
体と従動回転体との圧接を開放することが出来る。第
1、第2の上ガイド部材が閉じた状態においては、加圧
手段により搬送回転体と従動回転体とが圧接してシート
に対して搬送力を付与し、第1、第2の上ガイド部材の
うち少なくとも一方を上方に回動させることにより該第
1、第2の上ガイド部材の突出部が突き当て部材と当接
してその当接部を支点として該第1、第2の上ガイド部
材に係合したシャフトを搬送回転体と離間する方向へ移
動させるのでシャフトに軸支された従動回転体を搬送回
転体から離間して該従動回転体と搬送回転体との間の挟
持圧を解除することが出来、従動回転体と搬送回転体の
回転体対に対してどちらの方向からでもジャム処理が出
来るので簡単な操作で容易にジャム処理が出来る。
シート搬送方向下流側に配置された第3の上ガイド部材
を回動軸を中心に上方に回動させることで該第3の上ガ
イド部材に連動して第2の上ガイド部材をシャフトを中
心に上方に回動することが出来、これによって搬送回転
体と従動回転体との圧接を開放することが出来る。第
1、第2の上ガイド部材が閉じた状態においては、加圧
手段により搬送回転体と従動回転体とが圧接してシート
に対して搬送力を付与し、第1、第2の上ガイド部材の
うち少なくとも一方を上方に回動させることにより該第
1、第2の上ガイド部材の突出部が突き当て部材と当接
してその当接部を支点として該第1、第2の上ガイド部
材に係合したシャフトを搬送回転体と離間する方向へ移
動させるのでシャフトに軸支された従動回転体を搬送回
転体から離間して該従動回転体と搬送回転体との間の挟
持圧を解除することが出来、従動回転体と搬送回転体の
回転体対に対してどちらの方向からでもジャム処理が出
来るので簡単な操作で容易にジャム処理が出来る。
【0014】前記突き当て部材が前記下ガイド部材の一
部である場合には構成が簡単で部品点数を削減出来る。
部である場合には構成が簡単で部品点数を削減出来る。
【0015】また、前記突き当て部材が前記搬送回転体
の一部である場合には、下ガイド部材に負担がかから
ず、精度の良い構成であるので好ましい。
の一部である場合には、下ガイド部材に負担がかから
ず、精度の良い構成であるので好ましい。
【0016】また、搬送されるシートの下方の面に位置
し、シートの下面をガイドする下ガイド部材と、シート
を搬送するための搬送回転体と、前記搬送回転体と対向
する位置に配置され、該搬送回転体に従動する従動回転
体と、前記従動回転体を軸支するシャフトと、前記従動
回転体を前記搬送回転体に加圧する加圧手段と、搬送さ
れるシートの上方の面に位置し、前記搬送回転体よりも
シート搬送方向上流側でシートの上面をガイドすると共
に前記従動回転体を軸支するシャフトに係合し、該シャ
フトを軸中心として上方に回動可能な第1の上ガイド部
材と、搬送されるシートの上方の面に位置し、前記搬送
回転体よりもシート搬送方向下流側でシートの上面をガ
イドすると共に前記従動回転体を軸支するシャフトに係
合し、該シャフトを軸中心として上方に回動可能な第2
の上ガイド部材と、を有し、前記第1、第2の上ガイド
部材が閉じた状態においては、前記加圧手段により前記
搬送回転体と前記従動回転体とが圧接してシートに対し
て搬送力を付与し、前記第1の上ガイド部材を上方に回
動させることにより該第1の上ガイド部材の突出部が突
き当て部材と当接してその当接部を支点として該第1の
上ガイド部材に係合した前記シャフトを前記搬送回転体
と離間する方向へ移動させ、前記第2の上ガイド部材を
上方に回動させることにより該第2の上ガイド部材の突
出部が突き当て部材と当接してその当接部を支点として
該第2の上ガイド部材に係合した前記シャフトを前記搬
送回転体と離間する方向へ移動させ、前記第1の上ガイ
ド部材及び/または前記第2の上ガイド部材は係合する
前記従動回転体を軸支するシャフトに対して上方に回動
した所定位置において該シャフトから脱着自在であり、
該シャフトに装着した後は前記脱着自在位置まで回動出
来ないように回動規制部材により前記第1の上ガイド部
材及び/または前記第2の上ガイド部材の回動量が規制
されるように構成すれば好ましい。
し、シートの下面をガイドする下ガイド部材と、シート
を搬送するための搬送回転体と、前記搬送回転体と対向
する位置に配置され、該搬送回転体に従動する従動回転
体と、前記従動回転体を軸支するシャフトと、前記従動
回転体を前記搬送回転体に加圧する加圧手段と、搬送さ
れるシートの上方の面に位置し、前記搬送回転体よりも
シート搬送方向上流側でシートの上面をガイドすると共
に前記従動回転体を軸支するシャフトに係合し、該シャ
フトを軸中心として上方に回動可能な第1の上ガイド部
材と、搬送されるシートの上方の面に位置し、前記搬送
回転体よりもシート搬送方向下流側でシートの上面をガ
イドすると共に前記従動回転体を軸支するシャフトに係
合し、該シャフトを軸中心として上方に回動可能な第2
の上ガイド部材と、を有し、前記第1、第2の上ガイド
部材が閉じた状態においては、前記加圧手段により前記
搬送回転体と前記従動回転体とが圧接してシートに対し
て搬送力を付与し、前記第1の上ガイド部材を上方に回
動させることにより該第1の上ガイド部材の突出部が突
き当て部材と当接してその当接部を支点として該第1の
上ガイド部材に係合した前記シャフトを前記搬送回転体
と離間する方向へ移動させ、前記第2の上ガイド部材を
上方に回動させることにより該第2の上ガイド部材の突
出部が突き当て部材と当接してその当接部を支点として
該第2の上ガイド部材に係合した前記シャフトを前記搬
送回転体と離間する方向へ移動させ、前記第1の上ガイ
ド部材及び/または前記第2の上ガイド部材は係合する
前記従動回転体を軸支するシャフトに対して上方に回動
した所定位置において該シャフトから脱着自在であり、
該シャフトに装着した後は前記脱着自在位置まで回動出
来ないように回動規制部材により前記第1の上ガイド部
材及び/または前記第2の上ガイド部材の回動量が規制
されるように構成すれば好ましい。
【0017】また、本発明に係る他の構成は、搬送され
るシートの下方の面に位置し、シートの下面をガイドす
る下ガイド部材と、シートを搬送するための搬送回転体
と、前記搬送回転体と対向する位置に配置され、該搬送
回転体に従動する従動回転体と、前記従動回転体を軸支
するシャフトと、前記従動回転体を前記搬送回転体に加
圧する加圧手段と、搬送されるシートの上方の面に位置
し、シートの上面をガイドすると共に前記従動回転体を
軸支するシャフトに係合し、該シャフトを軸中心として
同方向で上方に回動可能な複数の上ガイド部材とを有
し、前記複数の上ガイド部材が閉じた状態においては、
前記加圧手段により前記搬送回転体と前記従動回転体と
が圧接してシートに対して搬送力を付与し、前記複数の
上ガイド部材のうちの何れかの上ガイド部材を上方に回
動させることにより該上方に回動した上ガイド部材の突
出部が突き当て部材と当接してその当接部を支点として
該上ガイド部材に係合した前記シャフトを前記搬送回転
体と離間する方向へ移動させるように構成したことを特
徴とするシート搬送装置である。
るシートの下方の面に位置し、シートの下面をガイドす
る下ガイド部材と、シートを搬送するための搬送回転体
と、前記搬送回転体と対向する位置に配置され、該搬送
回転体に従動する従動回転体と、前記従動回転体を軸支
するシャフトと、前記従動回転体を前記搬送回転体に加
圧する加圧手段と、搬送されるシートの上方の面に位置
し、シートの上面をガイドすると共に前記従動回転体を
軸支するシャフトに係合し、該シャフトを軸中心として
同方向で上方に回動可能な複数の上ガイド部材とを有
し、前記複数の上ガイド部材が閉じた状態においては、
前記加圧手段により前記搬送回転体と前記従動回転体と
が圧接してシートに対して搬送力を付与し、前記複数の
上ガイド部材のうちの何れかの上ガイド部材を上方に回
動させることにより該上方に回動した上ガイド部材の突
出部が突き当て部材と当接してその当接部を支点として
該上ガイド部材に係合した前記シャフトを前記搬送回転
体と離間する方向へ移動させるように構成したことを特
徴とするシート搬送装置である。
【0018】上記構成によれば、上ガイド部材が閉じた
状態においては、加圧手段により搬送回転体と従動回転
体とが圧接してシートに対して搬送力を付与し、複数の
上ガイド部材のうちの何れかの上ガイド部材を上方に回
動させることにより該上方に回動した上ガイド部材の突
出部が突き当て部材と当接してその当接部を支点として
該上ガイド部材に係合したシャフトを搬送回転体と離間
する方向へ移動させるのでシャフトに軸支された従動回
転体を搬送回転体から離間して該従動回転体と搬送回転
体との間の挟持圧を解除することが出来る。
状態においては、加圧手段により搬送回転体と従動回転
体とが圧接してシートに対して搬送力を付与し、複数の
上ガイド部材のうちの何れかの上ガイド部材を上方に回
動させることにより該上方に回動した上ガイド部材の突
出部が突き当て部材と当接してその当接部を支点として
該上ガイド部材に係合したシャフトを搬送回転体と離間
する方向へ移動させるのでシャフトに軸支された従動回
転体を搬送回転体から離間して該従動回転体と搬送回転
体との間の挟持圧を解除することが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るシート搬送
装置及びこれを備えた画像形成装置の一例として多機能
デジタル複写機に適用した場合の一実施形態を具体的に
説明する。図1は本発明に係るシート搬送装置を備えた
画像形成装置の構成を示す断面説明図、図2は本発明に
係るシート搬送装置の構成を示す模式説明図、図3〜図
6は本発明に係るシート搬送装置の第1実施形態の構成
を示す断面説明図、図7は本発明に係るシート搬送装置
の第2実施形態の構成を示す断面説明図、図8及び図9
は本発明に係るシート搬送装置の第3実施形態の構成を
示す断面説明図、図10及び図11は本発明に係るシート搬
送装置の第4実施形態の構成を示す断面説明図である。
装置及びこれを備えた画像形成装置の一例として多機能
デジタル複写機に適用した場合の一実施形態を具体的に
説明する。図1は本発明に係るシート搬送装置を備えた
画像形成装置の構成を示す断面説明図、図2は本発明に
係るシート搬送装置の構成を示す模式説明図、図3〜図
6は本発明に係るシート搬送装置の第1実施形態の構成
を示す断面説明図、図7は本発明に係るシート搬送装置
の第2実施形態の構成を示す断面説明図、図8及び図9
は本発明に係るシート搬送装置の第3実施形態の構成を
示す断面説明図、図10及び図11は本発明に係るシート搬
送装置の第4実施形態の構成を示す断面説明図である。
【0020】先ず図1を用いて本発明に係るシート搬送
装置を備えた画像形成装置の一例として多機能デジタル
複写機の構成について説明する。図1において、画像形
成装置本体Aは、その上部にブック原稿の画像面の画像
情報を読み取る画像読取手段となるスキャナ部Bを有
し、更にその下部に画像形成手段となる画像形成部Cが
配置され、更にその下部にシートデッキDを組み付けて
構成されている。
装置を備えた画像形成装置の一例として多機能デジタル
複写機の構成について説明する。図1において、画像形
成装置本体Aは、その上部にブック原稿の画像面の画像
情報を読み取る画像読取手段となるスキャナ部Bを有
し、更にその下部に画像形成手段となる画像形成部Cが
配置され、更にその下部にシートデッキDを組み付けて
構成されている。
【0021】スキャナ部Bは、走査系光源とミラーで構
成される第1ミラー1、プラテンガラス2、装置本体A
に対して開閉可能な原稿圧板3、第2ミラー4、レンズ
5、受光素子(光電変換素子)6及び画像処理部等を有
して構成されている。
成される第1ミラー1、プラテンガラス2、装置本体A
に対して開閉可能な原稿圧板3、第2ミラー4、レンズ
5、受光素子(光電変換素子)6及び画像処理部等を有
して構成されている。
【0022】画像読取手段は第1ミラー1、第2ミラー
4、レンズ5、受光素子6により構成され、プラテンガ
ラス2上に本や厚紙、カール紙等のブック原稿やシート
状原稿等を原稿面を下側にして載置し、原稿圧板3によ
り背面を押圧して静止状態でセットし、読取開始キーを
押すと、第1ミラー1の走査系光源がプラテンガラス2
の下部を図1の矢印a方向に走査して原稿面の画像情報
を読み取る。
4、レンズ5、受光素子6により構成され、プラテンガ
ラス2上に本や厚紙、カール紙等のブック原稿やシート
状原稿等を原稿面を下側にして載置し、原稿圧板3によ
り背面を押圧して静止状態でセットし、読取開始キーを
押すと、第1ミラー1の走査系光源がプラテンガラス2
の下部を図1の矢印a方向に走査して原稿面の画像情報
を読み取る。
【0023】第1ミラー1により走査された原稿の画像
情報は第2ミラー4とレンズ5によって受光素子6上に
投影されて画像情報が読み取られ、画像処理部で画像処
理されて電気信号に変換されてレーザスキャナ7に伝送
される。
情報は第2ミラー4とレンズ5によって受光素子6上に
投影されて画像情報が読み取られ、画像処理部で画像処
理されて電気信号に変換されてレーザスキャナ7に伝送
される。
【0024】ここで、画像形成装置本体Aは、レーザス
キャナ7に画像処理部の処理信号を入力すれば複写機と
して機能し、パーソナルコンピュータの出力信号を入力
すればプリンタとして機能する。また、他機のファクシ
ミリ装置からの送信信号を入力したり、画像処理部の処
理信号を他機のファクシミリ装置に送信すればファクシ
ミリ装置として機能する。
キャナ7に画像処理部の処理信号を入力すれば複写機と
して機能し、パーソナルコンピュータの出力信号を入力
すればプリンタとして機能する。また、他機のファクシ
ミリ装置からの送信信号を入力したり、画像処理部の処
理信号を他機のファクシミリ装置に送信すればファクシ
ミリ装置として機能する。
【0025】一方、画像形成部Cの下部にはシートカセ
ット8を装着しており、このシートカセット8は下段カ
セット8aと上段カセット8bの2個で1つの給送ユニ
ットとして構成されている。
ット8を装着しており、このシートカセット8は下段カ
セット8aと上段カセット8bの2個で1つの給送ユニ
ットとして構成されている。
【0026】本実施形態では、3つの給送ユニットU1,
U2,U3を装着して6個のシートカセット8を装着するよ
うにしている。そして、上方に位置する1つの給送ユニ
ットU1は装置本体Aに対して着脱可能に取り付けられ、
下方の2つの給送ユニットU2,U3はシートデッキDに着
脱可能に取り付けられている。
U2,U3を装着して6個のシートカセット8を装着するよ
うにしている。そして、上方に位置する1つの給送ユニ
ットU1は装置本体Aに対して着脱可能に取り付けられ、
下方の2つの給送ユニットU2,U3はシートデッキDに着
脱可能に取り付けられている。
【0027】上下段カセット8a,8b内に収容された
紙や合成樹脂等で構成されたシートSはピックアップロ
ーラ9により繰り出され、フィードローラ10と、リター
ドローラ11との協働作用により1枚ずつ分離、給送され
た後、搬送ローラ12,13によって搬送され、レジストロ
ーラ14に導かれ、該レジストローラ14によって画像形成
動作に同期するようにして画像形成部Cへと給送され
る。
紙や合成樹脂等で構成されたシートSはピックアップロ
ーラ9により繰り出され、フィードローラ10と、リター
ドローラ11との協働作用により1枚ずつ分離、給送され
た後、搬送ローラ12,13によって搬送され、レジストロ
ーラ14に導かれ、該レジストローラ14によって画像形成
動作に同期するようにして画像形成部Cへと給送され
る。
【0028】画像形成部Cは、電子写真感光体ドラム1
5、画像書き込み光学系16、現像器17及び転写帯電器18
等を有して構成されている。そして、帯電器により一様
に帯電された感光体ドラム15の表面にレーザスキャナ7
から出射された画像情報に対応するレーザ光が画像書き
込み光学系16により走査されて静電潜像を形成し、この
静電潜像に現像器17によりトナー画像が形成されて、レ
ジストローラ14により感光体ドラム15の回転に同期して
搬送されたシートSに転写帯電器18によりシートSの第
1面にトナー画像が転写される。
5、画像書き込み光学系16、現像器17及び転写帯電器18
等を有して構成されている。そして、帯電器により一様
に帯電された感光体ドラム15の表面にレーザスキャナ7
から出射された画像情報に対応するレーザ光が画像書き
込み光学系16により走査されて静電潜像を形成し、この
静電潜像に現像器17によりトナー画像が形成されて、レ
ジストローラ14により感光体ドラム15の回転に同期して
搬送されたシートSに転写帯電器18によりシートSの第
1面にトナー画像が転写される。
【0029】19はトナー画像が形成されたシートSを搬
送する搬送ベルト、20は定着装置、21は排出ローラ対で
ある。トナー画像が形成されたシートSは搬送ベルト19
により定着装置20に搬送されて、加熱、加圧処理されて
トナー画像がシートS表面に定着される。
送する搬送ベルト、20は定着装置、21は排出ローラ対で
ある。トナー画像が形成されたシートSは搬送ベルト19
により定着装置20に搬送されて、加熱、加圧処理されて
トナー画像がシートS表面に定着される。
【0030】定着を終えたシートSは搬送経路により排
出方向に導かれ、排出ローラ対21によって機外に配置さ
れた排出トレイ22に排出積載される。尚、この場合、シ
ートSは排出トレイ22上に記録面が上向きのフェイスア
ップ排出される。
出方向に導かれ、排出ローラ対21によって機外に配置さ
れた排出トレイ22に排出積載される。尚、この場合、シ
ートSは排出トレイ22上に記録面が上向きのフェイスア
ップ排出される。
【0031】次に図2を用いて本発明に係るシート搬送
装置が装備された両面搬送装置の構成について説明す
る。図2において、定着装置20より排出されたシートS
は両面搬送ガイド23により搬送され、反転ローラ対24に
より引き込まれる。この搬送経路中に位置する搬送経路
切換装置25として本実施形態では弾性体であるポリエス
テルシートを用いている。
装置が装備された両面搬送装置の構成について説明す
る。図2において、定着装置20より排出されたシートS
は両面搬送ガイド23により搬送され、反転ローラ対24に
より引き込まれる。この搬送経路中に位置する搬送経路
切換装置25として本実施形態では弾性体であるポリエス
テルシートを用いている。
【0032】シートSが両面搬送ガイド23を通過して該
シートSの後端が搬送経路切換装置25を通過すると、反
転ローラ対24が逆回転してシートSを逆方向へ戻し搬送
する。この時、ポリエステルシートは図2に示すよう
に、両面搬送ガイド23の定着装置20側への搬送経路を塞
ぐように位置し、両面トレイ26側への搬送ガイドとして
機能することになる。そして、シートSは両面搬送ガイ
ド23内を搬送され、両面トレイ26へ到達する。
シートSの後端が搬送経路切換装置25を通過すると、反
転ローラ対24が逆回転してシートSを逆方向へ戻し搬送
する。この時、ポリエステルシートは図2に示すよう
に、両面搬送ガイド23の定着装置20側への搬送経路を塞
ぐように位置し、両面トレイ26側への搬送ガイドとして
機能することになる。そして、シートSは両面搬送ガイ
ド23内を搬送され、両面トレイ26へ到達する。
【0033】両面トレイ26は、図2〜図6に示すよう
に、搬送されるシートSの下方の面に位置し、該シート
Sの下面をガイドする下ガイド部材となる下ガイド板27
と、両面トレイ26のシートSの搬送方向上流側に配置さ
れ、該下ガイド板27に回転可能に軸支され、シートSを
搬送するための搬送回転体となる搬送ローラ28と、該搬
送ローラ28と対向する位置に配置され、該搬送ローラ28
に従動する従動回転体となる搬送コロ29と、該搬送コロ
29を軸支するコロシャフト30と、該搬送コロ29を搬送ロ
ーラ28に加圧する加圧手段となるバネ等の弾性部材40
と、搬送されるシートSの上方の面に位置し、搬送ロー
ラ28よりもシートSの搬送方向上流側でシートSの上面
をガイドすると共にコロシャフト30に係合し、該コロシ
ャフト30を軸中心として上方に回動可能な第1の上ガイ
ド部材となる上ガイド板31と、搬送されるシートSの上
方の面に位置し、搬送ローラ28よりもシートSの搬送方
向下流側で該シートSの上面をガイドすると共にコロシ
ャフト30に係合し、該コロシャフト30を軸中心として上
方に回動可能な第2の上ガイド部材となる上ガイド板32
を有して構成されている。
に、搬送されるシートSの下方の面に位置し、該シート
Sの下面をガイドする下ガイド部材となる下ガイド板27
と、両面トレイ26のシートSの搬送方向上流側に配置さ
れ、該下ガイド板27に回転可能に軸支され、シートSを
搬送するための搬送回転体となる搬送ローラ28と、該搬
送ローラ28と対向する位置に配置され、該搬送ローラ28
に従動する従動回転体となる搬送コロ29と、該搬送コロ
29を軸支するコロシャフト30と、該搬送コロ29を搬送ロ
ーラ28に加圧する加圧手段となるバネ等の弾性部材40
と、搬送されるシートSの上方の面に位置し、搬送ロー
ラ28よりもシートSの搬送方向上流側でシートSの上面
をガイドすると共にコロシャフト30に係合し、該コロシ
ャフト30を軸中心として上方に回動可能な第1の上ガイ
ド部材となる上ガイド板31と、搬送されるシートSの上
方の面に位置し、搬送ローラ28よりもシートSの搬送方
向下流側で該シートSの上面をガイドすると共にコロシ
ャフト30に係合し、該コロシャフト30を軸中心として上
方に回動可能な第2の上ガイド部材となる上ガイド板32
を有して構成されている。
【0034】図3〜図6において、搬送コロ29が固着さ
れたコロシャフト30は下ガイド板27に対して起立して配
置された一対の規制部材36の間に上下動自在に当接して
挿入されており、搬送コロ29はコロシャフト30に係合し
たバネ等の弾性部材40により図の下方向に付勢されてい
る。
れたコロシャフト30は下ガイド板27に対して起立して配
置された一対の規制部材36の間に上下動自在に当接して
挿入されており、搬送コロ29はコロシャフト30に係合し
たバネ等の弾性部材40により図の下方向に付勢されてい
る。
【0035】上記構成において、図3及び図5に示すよ
うに、上ガイド板31,32が閉じた状態においては、バネ
等の弾性部材40により搬送ローラ28と搬送コロ29とが圧
接してシートSに対して搬送力を付与し得るようになっ
ている。
うに、上ガイド板31,32が閉じた状態においては、バネ
等の弾性部材40により搬送ローラ28と搬送コロ29とが圧
接してシートSに対して搬送力を付与し得るようになっ
ている。
【0036】また、上ガイド板31をコロシャフト30を中
心に上方に回動させることにより該上ガイド板31のシー
ト搬送方向下流側に設けられた突出部31aが突き当て部
材となる下ガイド板27に当接してその当接部を支点とし
て該上ガイド板31に係合したコロシャフト30を搬送ロー
ラ28と離間する方向へ移動させるのでコロシャフト30に
軸支された搬送コロ29を搬送ローラ28から離間して該搬
送コロ29と搬送ローラ28との間の挟持圧を解除すること
が出来る。
心に上方に回動させることにより該上ガイド板31のシー
ト搬送方向下流側に設けられた突出部31aが突き当て部
材となる下ガイド板27に当接してその当接部を支点とし
て該上ガイド板31に係合したコロシャフト30を搬送ロー
ラ28と離間する方向へ移動させるのでコロシャフト30に
軸支された搬送コロ29を搬送ローラ28から離間して該搬
送コロ29と搬送ローラ28との間の挟持圧を解除すること
が出来る。
【0037】また、上ガイド板32をコロシャフト30を中
心に上方に回動させることにより該上ガイド板32のシー
ト搬送方向上流側に設けられた突出部32aが下ガイド板
27に当接してその当接部を支点として該上ガイド板32に
係合したコロシャフト30を搬送ローラ28と離間する方向
へ移動させるのでコロシャフト30に軸支された搬送コロ
29を搬送ローラ28から離間して該搬送コロ29と搬送ロー
ラ28との間の挟持圧を解除することが出来る。
心に上方に回動させることにより該上ガイド板32のシー
ト搬送方向上流側に設けられた突出部32aが下ガイド板
27に当接してその当接部を支点として該上ガイド板32に
係合したコロシャフト30を搬送ローラ28と離間する方向
へ移動させるのでコロシャフト30に軸支された搬送コロ
29を搬送ローラ28から離間して該搬送コロ29と搬送ロー
ラ28との間の挟持圧を解除することが出来る。
【0038】即ち、上ガイド板31,32の可動側を持ち上
げることによって上ガイド板31,32の突出部31a,32
aと下ガイド板27とが当接し、更に上ガイド板31,32を
回動させることによって上ガイド板31,32はその回動支
点がコロシャフト30から突出部31a,32aと下ガイド板
27との接触部に遷移し、コロシャフト30は規制部材36に
沿って図の上方へと移動し、コロシャフト30に軸支され
た搬送コロ29も一体的に上方へ移動することで、搬送コ
ロ29と搬送ローラ28との挟持圧が開放される。
げることによって上ガイド板31,32の突出部31a,32
aと下ガイド板27とが当接し、更に上ガイド板31,32を
回動させることによって上ガイド板31,32はその回動支
点がコロシャフト30から突出部31a,32aと下ガイド板
27との接触部に遷移し、コロシャフト30は規制部材36に
沿って図の上方へと移動し、コロシャフト30に軸支され
た搬送コロ29も一体的に上方へ移動することで、搬送コ
ロ29と搬送ローラ28との挟持圧が開放される。
【0039】従って、搬送ローラ28と搬送コロ29により
挟持された状態でのシートSのジャム処理時において、
どちらの上ガイド板31,32を開放しても搬送コロ29と搬
送ローラ28との挟持圧が解除出来るため搬送コロ29と搬
送ローラ28の回転体対に対してどちらの方向からでも単
に上ガイド板31,32を持ち上げるという簡単な操作でジ
ャム処理が出来、簡単な操作で容易にジャム処理が出
来、ジャム処理操作性が向上すると共にシートSの破損
による破片残り等によるトラブルを低減することが出来
る。
挟持された状態でのシートSのジャム処理時において、
どちらの上ガイド板31,32を開放しても搬送コロ29と搬
送ローラ28との挟持圧が解除出来るため搬送コロ29と搬
送ローラ28の回転体対に対してどちらの方向からでも単
に上ガイド板31,32を持ち上げるという簡単な操作でジ
ャム処理が出来、簡単な操作で容易にジャム処理が出
来、ジャム処理操作性が向上すると共にシートSの破損
による破片残り等によるトラブルを低減することが出来
る。
【0040】また、搬送されるシートSの上方の面に位
置し、上ガイド板32のシート搬送方向下流側でシートS
の上面をガイドすると共にシートSの搬送領域外でシー
ト搬送方向に平行な装置奥側に配置された図示しない回
動軸を中心に上方に回動可能な第3の上ガイド部材とな
る上ガイド板33と、搬送ローラ28よりもシート搬送方向
下流側に配置され、シートSを搬送するための搬送ロー
ラ34と、該搬送ローラ34と対向する位置に配置され、該
搬送ローラ34に従動する搬送コロ35と、該搬送コロ35を
搬送ローラ34に加圧するバネ等の弾性部材40を有してい
る。
置し、上ガイド板32のシート搬送方向下流側でシートS
の上面をガイドすると共にシートSの搬送領域外でシー
ト搬送方向に平行な装置奥側に配置された図示しない回
動軸を中心に上方に回動可能な第3の上ガイド部材とな
る上ガイド板33と、搬送ローラ28よりもシート搬送方向
下流側に配置され、シートSを搬送するための搬送ロー
ラ34と、該搬送ローラ34と対向する位置に配置され、該
搬送ローラ34に従動する搬送コロ35と、該搬送コロ35を
搬送ローラ34に加圧するバネ等の弾性部材40を有してい
る。
【0041】そして、上ガイド板32は上ガイド板33に係
合しており、該上ガイド板33をシート搬送方向に平行な
回動軸を中心に上方に回動することによって上ガイド板
32を連動してコロシャフト30を中心に上方に回動させ、
搬送ローラ28と搬送コロ30との圧接及び搬送ローラ34と
搬送コロ35との圧接を同時に開放するように構成されて
いる。尚、上ガイド板33は図13に示して前述した従来例
の上ガイド板104aと略同様に構成されている。
合しており、該上ガイド板33をシート搬送方向に平行な
回動軸を中心に上方に回動することによって上ガイド板
32を連動してコロシャフト30を中心に上方に回動させ、
搬送ローラ28と搬送コロ30との圧接及び搬送ローラ34と
搬送コロ35との圧接を同時に開放するように構成されて
いる。尚、上ガイド板33は図13に示して前述した従来例
の上ガイド板104aと略同様に構成されている。
【0042】図2に示すように、上ガイド板32の開放側
端部には係合部32bが設けてあり、該係合部32bがシー
トS搬送方向に平行な回動軸を中心に回動する上ガイド
板33の軌跡内上に位置し、上ガイド板33を上方へ開放す
ると、係合部32aが上ガイド板33のシート搬送方向上流
側の側端部に係合して該上ガイド板32が連動して上方に
開放されるようになっている。
端部には係合部32bが設けてあり、該係合部32bがシー
トS搬送方向に平行な回動軸を中心に回動する上ガイド
板33の軌跡内上に位置し、上ガイド板33を上方へ開放す
ると、係合部32aが上ガイド板33のシート搬送方向上流
側の側端部に係合して該上ガイド板32が連動して上方に
開放されるようになっている。
【0043】また、本実施形態においては、シート搬送
装置を装置本体へ装着した状態においては各々の上ガイ
ド板31,32は、例えば、定着装置20の構成部材41や搬送
ベルト19等の回動規制部材により該上ガイド板31,32の
回動量が規制される構成となっている。
装置を装置本体へ装着した状態においては各々の上ガイ
ド板31,32は、例えば、定着装置20の構成部材41や搬送
ベルト19等の回動規制部材により該上ガイド板31,32の
回動量が規制される構成となっている。
【0044】次に図7を用いて本発明に係るシート搬送
装置の第2実施形態の構成について説明する。尚、前記
第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付し
て説明を省略する。
装置の第2実施形態の構成について説明する。尚、前記
第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0045】本実施形態では上ガイド板31,32は係合す
る搬送コロ29を軸支するコロシャフト30に対して上方に
回動した所定位置において該コロシャフト30から脱着自
在であり、該コロシャフト30に装着した後は前記脱着自
在位置まで回動出来ないように前述した回動規制部材と
なる装置本体Aの構成ユニットにより上ガイド板31,32
の回動量が規制されるように構成されている。
る搬送コロ29を軸支するコロシャフト30に対して上方に
回動した所定位置において該コロシャフト30から脱着自
在であり、該コロシャフト30に装着した後は前記脱着自
在位置まで回動出来ないように前述した回動規制部材と
なる装置本体Aの構成ユニットにより上ガイド板31,32
の回動量が規制されるように構成されている。
【0046】即ち、上ガイド板31,32の組立性を容易に
するために該上ガイド板31,32の軸支部にスリットを設
け、更にコロシャフト30は前記スリットに対応する2面
に対向するD字形状のカット面を設けたものである。そ
の具体的構成として上ガイド板31に適用した場合の一例
を図7(a),(b)に示す。
するために該上ガイド板31,32の軸支部にスリットを設
け、更にコロシャフト30は前記スリットに対応する2面
に対向するD字形状のカット面を設けたものである。そ
の具体的構成として上ガイド板31に適用した場合の一例
を図7(a),(b)に示す。
【0047】図7(a),(b)に示すように、上ガイ
ド板31の軸支部にコロシャフト30が回転自在に嵌入され
る円形部31bと該円形部31bに連続して開口されたスリ
ット31cが形成されており、一方、コロシャフト30には
スリット31cの開口幅に対応する2面に対向するD字形
状のカット面30aが形成されている。
ド板31の軸支部にコロシャフト30が回転自在に嵌入され
る円形部31bと該円形部31bに連続して開口されたスリ
ット31cが形成されており、一方、コロシャフト30には
スリット31cの開口幅に対応する2面に対向するD字形
状のカット面30aが形成されている。
【0048】スリット31cの開口幅はコロシャフト30の
外径よりも小さく、対向するカット面30aの幅より大き
い。また、図7(b)に示すように、組み込み後の上ガ
イド板31のスリット31cの方向とコロシャフト30のカッ
ト面30aの方向は略直角の位置関係となるように設定さ
れている。
外径よりも小さく、対向するカット面30aの幅より大き
い。また、図7(b)に示すように、組み込み後の上ガ
イド板31のスリット31cの方向とコロシャフト30のカッ
ト面30aの方向は略直角の位置関係となるように設定さ
れている。
【0049】そして、上ガイド板31をコロシャフト30へ
挿入する際には図7(a)に示すように上ガイド板31の
スリット31cをコロシャフト30のカット面30aと平行に
した状態で上ガイド板31をコロシャフト30へ挿入した
後、図7(b)に示すように上ガイド板31をコロシャフ
ト30を中心に図7(b)の反時計回り方向に回動させて
搬送されるシートSをガイドし得る状態にする。この
時、コロシャフト30は上ガイド板31の円形部31b内で回
転自在に拘束される。また、図示しないが、コロシャフ
ト30は前記第1実施形態と同様に規制部材36により上下
方向に移動可能に構成されている。
挿入する際には図7(a)に示すように上ガイド板31の
スリット31cをコロシャフト30のカット面30aと平行に
した状態で上ガイド板31をコロシャフト30へ挿入した
後、図7(b)に示すように上ガイド板31をコロシャフ
ト30を中心に図7(b)の反時計回り方向に回動させて
搬送されるシートSをガイドし得る状態にする。この
時、コロシャフト30は上ガイド板31の円形部31b内で回
転自在に拘束される。また、図示しないが、コロシャフ
ト30は前記第1実施形態と同様に規制部材36により上下
方向に移動可能に構成されている。
【0050】上ガイド板31を装置本体Aに組み込んだ状
態では、該上ガイド板31の上部空間は前述した回動規制
部材によって搬送ローラ28と搬送コロ29との挟持圧を解
除出来る位置までの回動しか許容されないように構成さ
れており、図7(a)に示す上ガイド板31の挿入位置ま
では回動しないので該上ガイド板31がジャム処理等によ
りコロシャフト30から不用意に外れることがないように
なっている。
態では、該上ガイド板31の上部空間は前述した回動規制
部材によって搬送ローラ28と搬送コロ29との挟持圧を解
除出来る位置までの回動しか許容されないように構成さ
れており、図7(a)に示す上ガイド板31の挿入位置ま
では回動しないので該上ガイド板31がジャム処理等によ
りコロシャフト30から不用意に外れることがないように
なっている。
【0051】尚、上ガイド板32に対しても略同様に構成
して同様な効果を得ることが出来、他の構成は前記第1
実施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出
来るものである。
して同様な効果を得ることが出来、他の構成は前記第1
実施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出
来るものである。
【0052】次に図8及び図9を用いて本発明に係るシ
ート搬送装置の第3実施形態について説明する。尚、前
記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付し
て説明を省略する。
ート搬送装置の第3実施形態について説明する。尚、前
記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0053】前記各実施形態においては上ガイド板31,
32の挟持圧解除時の回動支点を該上ガイド板31,32の突
出部31a,32aと突き当て部材となる下ガイド板27の一
部からなる突き当て面との当接により構成したので上ガ
イド板31,32の突出部31a,32aと下ガイド板27の突き
当て面との距離は、例えば搬送ローラ28の駆動軸28aと
下ガイド板27の面との寸法公差や下ガイド板27の面の平
面度等いくつかの誤差要因が介在する。
32の挟持圧解除時の回動支点を該上ガイド板31,32の突
出部31a,32aと突き当て部材となる下ガイド板27の一
部からなる突き当て面との当接により構成したので上ガ
イド板31,32の突出部31a,32aと下ガイド板27の突き
当て面との距離は、例えば搬送ローラ28の駆動軸28aと
下ガイド板27の面との寸法公差や下ガイド板27の面の平
面度等いくつかの誤差要因が介在する。
【0054】また、この距離は小さい方が上ガイド板3
1,32の回動に対して少ない回動角度で搬送コロ29と搬
送ローラ28との挟持圧の解除が可能なため、ジャム処理
における上ガイド板31,32の回動空間を小さく出来、装
置をよりコンパクトに構成することが出来る。
1,32の回動に対して少ない回動角度で搬送コロ29と搬
送ローラ28との挟持圧の解除が可能なため、ジャム処理
における上ガイド板31,32の回動空間を小さく出来、装
置をよりコンパクトに構成することが出来る。
【0055】また、シートSの通過時に上ガイド板31,
32の突出部31a,32aと下ガイド板27の突き当て面が接
触してしまうと、所定の加圧力が得られず、シートSの
搬送不良や斜行等を招く虞があるため上記誤差要因等を
含めた距離設定が必要である。
32の突出部31a,32aと下ガイド板27の突き当て面が接
触してしまうと、所定の加圧力が得られず、シートSの
搬送不良や斜行等を招く虞があるため上記誤差要因等を
含めた距離設定が必要である。
【0056】そこで、本実施形態では、上ガイド板31,
32の突出部31a,32aがカム形状を有し、突き当て部材
が搬送回転体である搬送ローラ28の一部となる駆動軸28
aにより構成され、上ガイド板31,32の回動に伴う搬送
コロ29と搬送ローラ28との挟持圧を解除する際の支点を
カム形状の突出部31a,32aを搬送ローラ28の駆動軸28
aに直接当接させることにより構成している。図8及び
図9は上ガイド板31に適用した場合の一例を示す。
32の突出部31a,32aがカム形状を有し、突き当て部材
が搬送回転体である搬送ローラ28の一部となる駆動軸28
aにより構成され、上ガイド板31,32の回動に伴う搬送
コロ29と搬送ローラ28との挟持圧を解除する際の支点を
カム形状の突出部31a,32aを搬送ローラ28の駆動軸28
aに直接当接させることにより構成している。図8及び
図9は上ガイド板31に適用した場合の一例を示す。
【0057】図8及び図9において、上ガイド板31の支
持部は搬送ローラ28の駆動軸28aの両端近傍に回動可能
に軸支されており、該上ガイド板31の支持部下面である
突出部31aは回動によってコロシャフト30の中心円に対
し、当接距離が徐々に変化するようなカム形状で構成さ
れている。
持部は搬送ローラ28の駆動軸28aの両端近傍に回動可能
に軸支されており、該上ガイド板31の支持部下面である
突出部31aは回動によってコロシャフト30の中心円に対
し、当接距離が徐々に変化するようなカム形状で構成さ
れている。
【0058】また、図示しないが、コロシャフト30は前
記第1実施形態と同様に規制部材36により上下方向に移
動可能に構成されており、上ガイド板31を装置本体Aに
組み込んだ状態では、該上ガイド板31の上部空間は前述
した回動規制部材によって搬送ローラ28と搬送コロ29と
の挟持圧を解除出来る位置までの回動しか許容されない
ように構成されている。
記第1実施形態と同様に規制部材36により上下方向に移
動可能に構成されており、上ガイド板31を装置本体Aに
組み込んだ状態では、該上ガイド板31の上部空間は前述
した回動規制部材によって搬送ローラ28と搬送コロ29と
の挟持圧を解除出来る位置までの回動しか許容されない
ように構成されている。
【0059】そして、シートSの搬送時には突出部31a
のカムは搬送ローラ28の駆動軸28aとの離間距離wを維
持している。次にジャム処理時に上ガイド板31をコロシ
ャフト30を中心に上方に回動させると、図9に示すよう
に上ガイド板31の突出部31aのカム面が搬送ローラ28の
駆動軸28aに当接してそのカム面の形状に沿ってコロシ
ャフト30が上方に移動し、搬送コロ29が搬送ローラ28か
ら離間して該搬送コロ29と搬送ローラ28との挟持圧が解
除される。
のカムは搬送ローラ28の駆動軸28aとの離間距離wを維
持している。次にジャム処理時に上ガイド板31をコロシ
ャフト30を中心に上方に回動させると、図9に示すよう
に上ガイド板31の突出部31aのカム面が搬送ローラ28の
駆動軸28aに当接してそのカム面の形状に沿ってコロシ
ャフト30が上方に移動し、搬送コロ29が搬送ローラ28か
ら離間して該搬送コロ29と搬送ローラ28との挟持圧が解
除される。
【0060】この搬送コロ29と搬送ローラ28との挟持圧
の解除構成は、搬送コロ29と搬送ローラ28との軸間に対
するカムの先端位置を考慮すれば良いため、前記各実施
形態の構成と比較すると精度の出し易い構成であり、突
出部31aのカム面とコロシャフト30との間の距離をより
小さくして感度の高い構成とすることも出来る。また、
下ガイド板27においても搬送ローラ28の駆動軸28aに対
する位置精度を低減することが出来るので製造上有利で
ある。
の解除構成は、搬送コロ29と搬送ローラ28との軸間に対
するカムの先端位置を考慮すれば良いため、前記各実施
形態の構成と比較すると精度の出し易い構成であり、突
出部31aのカム面とコロシャフト30との間の距離をより
小さくして感度の高い構成とすることも出来る。また、
下ガイド板27においても搬送ローラ28の駆動軸28aに対
する位置精度を低減することが出来るので製造上有利で
ある。
【0061】尚、本実施形態では第1の上ガイド部材と
なる上ガイド板31に適用した一例を示したが、第2の上
ガイド部材となる上ガイド板32にも同様に適用して同様
な効果を得ることが出来る。他の構成は前記各実施形態
と同様に構成され、同様な効果を得ることが出来る。
なる上ガイド板31に適用した一例を示したが、第2の上
ガイド部材となる上ガイド板32にも同様に適用して同様
な効果を得ることが出来る。他の構成は前記各実施形態
と同様に構成され、同様な効果を得ることが出来る。
【0062】次に図10及び図11を用いて本発明に係るシ
ート搬送装置の第4実施形態について説明する。尚、前
記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付し
て説明を省略する。
ート搬送装置の第4実施形態について説明する。尚、前
記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0063】本実施形態では図10及び図11に示すよう
に、コロシャフト30を軸中心として同方向で上方に回動
可能な複数の上ガイド部材となる上ガイド板31,31′が
設けられたものである。上ガイド板31,31′は図7に示
した第2実施形態と同様に上ガイド板31,31′の軸支部
に円形部31b,31b′と該円形部31b,31b′に連通す
るスリット31c,31c′が形成されている。
に、コロシャフト30を軸中心として同方向で上方に回動
可能な複数の上ガイド部材となる上ガイド板31,31′が
設けられたものである。上ガイド板31,31′は図7に示
した第2実施形態と同様に上ガイド板31,31′の軸支部
に円形部31b,31b′と該円形部31b,31b′に連通す
るスリット31c,31c′が形成されている。
【0064】そして、先ず、上ガイド板31をコロシャフ
ト30に係合させる際には、図10に示すように、コロシャ
フト30のカット面30aを該上ガイド板31のスリット31c
に合わせて円形部31bに嵌入し、上ガイド板31をコロシ
ャフト30を中心に図10の反時計回り方向に回動すること
により係合させる。
ト30に係合させる際には、図10に示すように、コロシャ
フト30のカット面30aを該上ガイド板31のスリット31c
に合わせて円形部31bに嵌入し、上ガイド板31をコロシ
ャフト30を中心に図10の反時計回り方向に回動すること
により係合させる。
【0065】次に、上ガイド板31のコロシャフト30への
係合部よりも該コロシャフト30の長手方向にシフトした
位置に係合部を有する上ガイド板31′をコロシャフト30
に係合させる際には、同じく図10に示すように、コロシ
ャフト30のカット面30aを該上ガイド板31′のスリット
31c′に合わせて円形部31b′に嵌入し、上ガイド板3
1′をコロシャフト30を中心に図10の反時計回り方向に
回動することにより係合させる。
係合部よりも該コロシャフト30の長手方向にシフトした
位置に係合部を有する上ガイド板31′をコロシャフト30
に係合させる際には、同じく図10に示すように、コロシ
ャフト30のカット面30aを該上ガイド板31′のスリット
31c′に合わせて円形部31b′に嵌入し、上ガイド板3
1′をコロシャフト30を中心に図10の反時計回り方向に
回動することにより係合させる。
【0066】この上ガイド板31′は上ガイド板31よりも
更にシートSの搬送方向上流側をガイドするためのもの
であり上ガイド板31によるガイド領域に対応する位置に
は空間31d′が形成されており、これにより上ガイド板
31と上ガイド板31′との干渉を回避している。
更にシートSの搬送方向上流側をガイドするためのもの
であり上ガイド板31によるガイド領域に対応する位置に
は空間31d′が形成されており、これにより上ガイド板
31と上ガイド板31′との干渉を回避している。
【0067】また、図示しないが、コロシャフト30は前
記第1実施形態と同様に規制部材36により上下方向に移
動可能に構成されており、上ガイド板31,31′を装置本
体Aに組み込んだ状態では、該上ガイド板31,31′の上
部空間は前述した回動規制部材によって搬送ローラ28と
搬送コロ29との挟持圧を解除出来る位置までの回動しか
許容されないように構成されている。
記第1実施形態と同様に規制部材36により上下方向に移
動可能に構成されており、上ガイド板31,31′を装置本
体Aに組み込んだ状態では、該上ガイド板31,31′の上
部空間は前述した回動規制部材によって搬送ローラ28と
搬送コロ29との挟持圧を解除出来る位置までの回動しか
許容されないように構成されている。
【0068】従って、上ガイド板31及び上ガイド板31′
は夫々独立して開閉可能になっており、上ガイド板31,
31′のうちの何れかを上方に移動して開放することで搬
送コロ29と搬送ローラ28との間の挟持圧が解除されるよ
うになっている。
は夫々独立して開閉可能になっており、上ガイド板31,
31′のうちの何れかを上方に移動して開放することで搬
送コロ29と搬送ローラ28との間の挟持圧が解除されるよ
うになっている。
【0069】尚、本実施形態では搬送ローラ28よりもシ
ート搬送方向上流側の上ガイド板31,31′の一例につい
て説明したが、搬送ローラ28よりもシート搬送方向下流
側の上ガイド板についても同様に適用して同様の効果を
得ることが出来、更には同方向に2個以上の上ガイド板
をコロシャフト30に係合させても良い。
ート搬送方向上流側の上ガイド板31,31′の一例につい
て説明したが、搬送ローラ28よりもシート搬送方向下流
側の上ガイド板についても同様に適用して同様の効果を
得ることが出来、更には同方向に2個以上の上ガイド板
をコロシャフト30に係合させても良い。
【0070】また、突き当て部材を下ガイド板27の一部
で構成したが、前述と同様に突き当て部材を搬送ローラ
28の駆動軸28aで構成しても良い。他の構成は前記各実
施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出来
る。
で構成したが、前述と同様に突き当て部材を搬送ローラ
28の駆動軸28aで構成しても良い。他の構成は前記各実
施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出来
る。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如き構成と作用
とを有するので、第2の上ガイド部材のシート搬送方向
下流側に配置された第3の上ガイド部材を回動軸を中心
に上方に回動させることで該第3の上ガイド部材に連動
して第2の上ガイド部材をシャフトを中心に上方に回動
することが出来、これによって搬送回転体と従動回転体
との圧接を開放することが出来る。第1、第2の上ガイ
ド部材が閉じた状態においては、加圧手段により搬送回
転体と従動回転体とが圧接してシートに対して搬送力を
付与し、第1、第2の上ガイド部材のうち少なくとも一
方を上方に回動させることにより該第1、第2の上ガイ
ド部材の突出部が突き当て部材と当接してその当接部を
支点として該第1、第2の上ガイド部材に係合したシャ
フトを搬送回転体と離間する方向へ移動させるのでシャ
フトに軸支された従動回転体を搬送回転体から離間して
該従動回転体と搬送回転体との間の挟持圧を解除するこ
とが出来、従動回転体と搬送回転体の回転体対に対して
どちらの方向からでもジャム処理が出来るので簡単な操
作で容易にジャム処理が出来る。
とを有するので、第2の上ガイド部材のシート搬送方向
下流側に配置された第3の上ガイド部材を回動軸を中心
に上方に回動させることで該第3の上ガイド部材に連動
して第2の上ガイド部材をシャフトを中心に上方に回動
することが出来、これによって搬送回転体と従動回転体
との圧接を開放することが出来る。第1、第2の上ガイ
ド部材が閉じた状態においては、加圧手段により搬送回
転体と従動回転体とが圧接してシートに対して搬送力を
付与し、第1、第2の上ガイド部材のうち少なくとも一
方を上方に回動させることにより該第1、第2の上ガイ
ド部材の突出部が突き当て部材と当接してその当接部を
支点として該第1、第2の上ガイド部材に係合したシャ
フトを搬送回転体と離間する方向へ移動させるのでシャ
フトに軸支された従動回転体を搬送回転体から離間して
該従動回転体と搬送回転体との間の挟持圧を解除するこ
とが出来、従動回転体と搬送回転体の回転体対に対して
どちらの方向からでもジャム処理が出来るので簡単な操
作で容易にジャム処理が出来る。
【0072】前記突き当て部材が前記下ガイド部材の一
部である場合には構成が簡単で部品点数を削減出来る。
部である場合には構成が簡単で部品点数を削減出来る。
【0073】また、前記突き当て部材が前記搬送回転体
の一部である場合には、下ガイド部材に負担がかから
ず、精度の良い構成であるので好ましい。
の一部である場合には、下ガイド部材に負担がかから
ず、精度の良い構成であるので好ましい。
【0074】また、搬送されるシートの下方の面に位置
し、シートの下面をガイドする下ガイド部材と、シート
を搬送するための搬送回転体と、前記搬送回転体と対向
する位置に配置され、該搬送回転体に従動する従動回転
体と、前記従動回転体を軸支するシャフトと、前記従動
回転体を前記搬送回転体に加圧する加圧手段と、搬送さ
れるシートの上方の面に位置し、前記搬送回転体よりも
シート搬送方向上流側でシートの上面をガイドすると共
に前記従動回転体を軸支するシャフトに係合し、該シャ
フトを軸中心として上方に回動可能な第1の上ガイド部
材と、搬送されるシートの上方の面に位置し、前記搬送
回転体よりもシート搬送方向下流側でシートの上面をガ
イドすると共に前記従動回転体を軸支するシャフトに係
合し、該シャフトを軸中心として上方に回動可能な第2
の上ガイド部材と、を有し、前記第1、第2の上ガイド
部材が閉じた状態においては、前記加圧手段により前記
搬送回転体と前記従動回転体とが圧接してシートに対し
て搬送力を付与し、前記第1の上ガイド部材を上方に回
動させることにより該第1の上ガイド部材の突出部が突
き当て部材と当接してその当接部を支点として該第1の
上ガイド部材に係合した前記シャフトを前記搬送回転体
と離間する方向へ移動させ、前記第2の上ガイド部材を
上方に回動させることにより該第2の上ガイド部材の突
出部が突き当て部材と当接してその当接部を支点として
該第2の上ガイド部材に係合した前記シャフトを前記搬
送回転体と離間する方向へ移動させ、前記第1の上ガイ
ド部材及び/または前記第2の上ガイド部材は係合する
前記従動回転体を軸支するシャフトに対して上方に回動
した所定位置において該シャフトから脱着自在であり、
該シャフトに装着した後は前記脱着自在位置まで回動出
来ないように回動規制部材により前記第1の上ガイド部
材及び/または前記第2の上ガイド部材の回動量が規制
されるように構成すれば好ましい。
し、シートの下面をガイドする下ガイド部材と、シート
を搬送するための搬送回転体と、前記搬送回転体と対向
する位置に配置され、該搬送回転体に従動する従動回転
体と、前記従動回転体を軸支するシャフトと、前記従動
回転体を前記搬送回転体に加圧する加圧手段と、搬送さ
れるシートの上方の面に位置し、前記搬送回転体よりも
シート搬送方向上流側でシートの上面をガイドすると共
に前記従動回転体を軸支するシャフトに係合し、該シャ
フトを軸中心として上方に回動可能な第1の上ガイド部
材と、搬送されるシートの上方の面に位置し、前記搬送
回転体よりもシート搬送方向下流側でシートの上面をガ
イドすると共に前記従動回転体を軸支するシャフトに係
合し、該シャフトを軸中心として上方に回動可能な第2
の上ガイド部材と、を有し、前記第1、第2の上ガイド
部材が閉じた状態においては、前記加圧手段により前記
搬送回転体と前記従動回転体とが圧接してシートに対し
て搬送力を付与し、前記第1の上ガイド部材を上方に回
動させることにより該第1の上ガイド部材の突出部が突
き当て部材と当接してその当接部を支点として該第1の
上ガイド部材に係合した前記シャフトを前記搬送回転体
と離間する方向へ移動させ、前記第2の上ガイド部材を
上方に回動させることにより該第2の上ガイド部材の突
出部が突き当て部材と当接してその当接部を支点として
該第2の上ガイド部材に係合した前記シャフトを前記搬
送回転体と離間する方向へ移動させ、前記第1の上ガイ
ド部材及び/または前記第2の上ガイド部材は係合する
前記従動回転体を軸支するシャフトに対して上方に回動
した所定位置において該シャフトから脱着自在であり、
該シャフトに装着した後は前記脱着自在位置まで回動出
来ないように回動規制部材により前記第1の上ガイド部
材及び/または前記第2の上ガイド部材の回動量が規制
されるように構成すれば好ましい。
【0075】また、本発明に係る他の構成によれば、上
ガイド部材が閉じた状態においては、加圧手段により搬
送回転体と従動回転体とが圧接してシートに対して搬送
力を付与し、複数の上ガイド部材のうちの何れかの上ガ
イド部材を上方に回動させることにより該上方に回動し
た上ガイド部材の突出部が突き当て部材と当接してその
当接部を支点として該上ガイド部材に係合したシャフト
を搬送回転体と離間する方向へ移動させるのでシャフト
に軸支された従動回転体を搬送回転体から離間して該従
動回転体と搬送回転体との間の挟持圧を解除することが
出来る。
ガイド部材が閉じた状態においては、加圧手段により搬
送回転体と従動回転体とが圧接してシートに対して搬送
力を付与し、複数の上ガイド部材のうちの何れかの上ガ
イド部材を上方に回動させることにより該上方に回動し
た上ガイド部材の突出部が突き当て部材と当接してその
当接部を支点として該上ガイド部材に係合したシャフト
を搬送回転体と離間する方向へ移動させるのでシャフト
に軸支された従動回転体を搬送回転体から離間して該従
動回転体と搬送回転体との間の挟持圧を解除することが
出来る。
【図1】本発明に係るシート搬送装置を備えた画像形成
装置の構成を示す断面説明図である。
装置の構成を示す断面説明図である。
【図2】本発明に係るシート搬送装置の構成を示す模式
説明図である。
説明図である。
【図3】本発明に係るシート搬送装置の第1実施形態の
構成を示す断面説明図である。
構成を示す断面説明図である。
【図4】本発明に係るシート搬送装置の第1実施形態の
構成を示す断面説明図である。
構成を示す断面説明図である。
【図5】本発明に係るシート搬送装置の第1実施形態の
構成を示す断面説明図である。
構成を示す断面説明図である。
【図6】本発明に係るシート搬送装置の第1実施形態の
構成を示す断面説明図である。
構成を示す断面説明図である。
【図7】本発明に係るシート搬送装置の第2実施形態の
構成を示す断面説明図である。
構成を示す断面説明図である。
【図8】本発明に係るシート搬送装置の第3実施形態の
構成を示す断面説明図である。
構成を示す断面説明図である。
【図9】本発明に係るシート搬送装置の第3実施形態の
構成を示す断面説明図である。
構成を示す断面説明図である。
【図10】本発明に係るシート搬送装置の第4実施形態
の構成を示す断面説明図である。
の構成を示す断面説明図である。
【図11】本発明に係るシート搬送装置の第4実施形態
の構成を示す断面説明図である。
の構成を示す断面説明図である。
【図12】従来例を説明する図である。
【図13】従来例を説明する図である。
【図14】従来例を説明する図である。
A…画像形成装置本体、B…スキャナ部、C…画像形成
部、D…シートデッキ、U1,U2,U3…給送ユニット、1
…第1ミラー、2…プラテンガラス、3…原稿圧板、4
…第2ミラー、5…レンズ、6…受光素子、7…レーザ
スキャナ、8…シートカセット、8a…下段カセット、
8b…上段カセット、9…ピックアップローラ、10…フ
ィードローラ、11…リタードローラ、12,13…搬送ロー
ラ、14…レジストローラ、15…感光体ドラム、16…画像
書き込み光学系、17…現像器、18…転写帯電器、19…搬
送ベルト、20…定着装置、21…排出ローラ対、22…排出
トレイ、23…両面搬送ガイド、24…反転ローラ対、25…
搬送経路切換装置、26…両面トレイ、27…下ガイド板、
28…搬送ローラ、28a…駆動軸、29…搬送コロ、30…コ
ロシャフト、30a…カット面、31,31′…上ガイド板、
32〜33…上ガイド板、31a,32a…突出部、31b,31
b′…円形部、31c,31c′…スリット、31d′…空
間、32b…係合部、34…搬送ローラ、35…搬送コロ、36
…規制部材、40…弾性部材、41…構成部材、S…シート
部、D…シートデッキ、U1,U2,U3…給送ユニット、1
…第1ミラー、2…プラテンガラス、3…原稿圧板、4
…第2ミラー、5…レンズ、6…受光素子、7…レーザ
スキャナ、8…シートカセット、8a…下段カセット、
8b…上段カセット、9…ピックアップローラ、10…フ
ィードローラ、11…リタードローラ、12,13…搬送ロー
ラ、14…レジストローラ、15…感光体ドラム、16…画像
書き込み光学系、17…現像器、18…転写帯電器、19…搬
送ベルト、20…定着装置、21…排出ローラ対、22…排出
トレイ、23…両面搬送ガイド、24…反転ローラ対、25…
搬送経路切換装置、26…両面トレイ、27…下ガイド板、
28…搬送ローラ、28a…駆動軸、29…搬送コロ、30…コ
ロシャフト、30a…カット面、31,31′…上ガイド板、
32〜33…上ガイド板、31a,32a…突出部、31b,31
b′…円形部、31c,31c′…スリット、31d′…空
間、32b…係合部、34…搬送ローラ、35…搬送コロ、36
…規制部材、40…弾性部材、41…構成部材、S…シート
Claims (8)
- 【請求項1】 搬送されるシートの下方の面に位置し、
シートの下面をガイドする下ガイド部材と、 シートを搬送するための搬送回転体と、 前記搬送回転体と対向する位置に配置され、該搬送回転
体に従動する従動回転体と、 前記従動回転体を軸支するシャフトと、 前記従動回転体を前記搬送回転体に加圧する加圧手段
と、 搬送されるシートの上方の面に位置し、前記搬送回転体
よりもシート搬送方向上流側でシートの上面をガイドす
ると共に前記従動回転体を軸支するシャフトに係合し、
該シャフトを軸中心として上方に回動可能な第1の上ガ
イド部材と、 搬送されるシートの上方の面に位置し、前記搬送回転体
よりもシート搬送方向下流側でシートの上面をガイドす
ると共に前記従動回転体を軸支するシャフトに係合し、
該シャフトを軸中心として上方に回動可能な第2の上ガ
イド部材と、 搬送されるシートの上方の面に位置し、前記第2の上ガ
イド部材のシート搬送方向下流側でシートの上面をガイ
ドすると共にシートの搬送領域外でシート搬送方向に平
行な回動軸を中心に上方に回動可能で且つ前記第2の上
ガイド部材に係合する第3の上ガイド部材と、 を有し、 前記第1、第2の上ガイド部材が閉じた状態において
は、前記加圧手段により前記搬送回転体と前記従動回転
体とが圧接してシートに対して搬送力を付与し、 前記第1の上ガイド部材を上方に回動させることにより
該第1の上ガイド部材の突出部が突き当て部材と当接し
てその当接部を支点として該第1の上ガイド部材に係合
した前記シャフトを前記搬送回転体と離間する方向へ移
動させ、 前記第2の上ガイド部材を上方に回動させることにより
該第2の上ガイド部材の突出部が突き当て部材と当接し
てその当接部を支点として該第2の上ガイド部材に係合
した前記シャフトを前記搬送回転体と離間する方向へ移
動させ、 前記第3の上ガイド部材を前記回動軸を中心に上方に回
動することによって前記第2の上ガイド部材を連動して
前記シャフトを中心に上方に回動させ、前記搬送回転体
と前記従動回転体との圧接を開放するように構成したこ
とを特徴とするシート搬送装置。 - 【請求項2】 前記突き当て部材は前記下ガイド部材の
一部であることを特徴とする請求項1に記載のシート搬
送装置。 - 【請求項3】 前記突き当て部材は前記搬送回転体の一
部であることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送
装置。 - 【請求項4】 搬送されるシートの下方の面に位置し、
シートの下面をガイドする下ガイド部材と、 シートを搬送するための搬送回転体と、 前記搬送回転体と対向する位置に配置され、該搬送回転
体に従動する従動回転体と、 前記従動回転体を軸支するシャフトと、 前記従動回転体を前記搬送回転体に加圧する加圧手段
と、 搬送されるシートの上方の面に位置し、前記搬送回転体
よりもシート搬送方向上流側でシートの上面をガイドす
ると共に前記従動回転体を軸支するシャフトに係合し、
該シャフトを軸中心として上方に回動可能な第1の上ガ
イド部材と、 搬送されるシートの上方の面に位置し、前記搬送回転体
よりもシート搬送方向下流側でシートの上面をガイドす
ると共に前記従動回転体を軸支するシャフトに係合し、
該シャフトを軸中心として上方に回動可能な第2の上ガ
イド部材と、 を有し、 前記第1、第2の上ガイド部材が閉じた状態において
は、前記加圧手段により前記搬送回転体と前記従動回転
体とが圧接してシートに対して搬送力を付与し、 前記第1の上ガイド部材を上方に回動させることにより
該第1の上ガイド部材の突出部が突き当て部材と当接し
てその当接部を支点として該第1の上ガイド部材に係合
した前記シャフトを前記搬送回転体と離間する方向へ移
動させ、 前記第2の上ガイド部材を上方に回動させることにより
該第2の上ガイド部材の突出部が突き当て部材と当接し
てその当接部を支点として該第2の上ガイド部材に係合
した前記シャフトを前記搬送回転体と離間する方向へ移
動させ、 前記第1の上ガイド部材及び/または前記第2の上ガイ
ド部材は係合する前記従動回転体を軸支するシャフトに
対して上方に回動した所定位置において該シャフトから
脱着自在であり、該シャフトに装着した後は前記脱着自
在位置まで回動出来ないように回動規制部材により前記
第1の上ガイド部材及び/または前記第2の上ガイド部
材の回動量が規制されるように構成したことを特徴とす
るシート搬送装置。 - 【請求項5】 搬送されるシートの下方の面に位置し、
シートの下面をガイドする下ガイド部材と、 シートを搬送するための搬送回転体と、 前記搬送回転体と対向する位置に配置され、該搬送回転
体に従動する従動回転体と、 前記従動回転体を軸支するシャフトと、 前記従動回転体を前記搬送回転体に加圧する加圧手段
と、 搬送されるシートの上方の面に位置し、シートの上面を
ガイドすると共に前記従動回転体を軸支するシャフトに
係合し、該シャフトを軸中心として同方向で上方に回動
可能な複数の上ガイド部材と、 を有し、 前記複数の上ガイド部材が閉じた状態においては、前記
加圧手段により前記搬送回転体と前記従動回転体とが圧
接してシートに対して搬送力を付与し、 前記複数の上ガイド部材のうちの何れかの上ガイド部材
を上方に回動させることにより該上方に回動した上ガイ
ド部材の突出部が突き当て部材と当接してその当接部を
支点として該上ガイド部材に係合した前記シャフトを前
記搬送回転体と離間する方向へ移動させるように構成し
たことを特徴とするシート搬送装置。 - 【請求項6】 前記突き当て部材は前記下ガイド部材の
一部であることを特徴とする請求項5に記載のシート搬
送装置。 - 【請求項7】 前記突き当て部材は前記搬送回転体の一
部であることを特徴とする請求項5に記載のシート搬送
装置。 - 【請求項8】請求項1〜7のいずれか1項に記載のシー
ト搬送装置と、画像情報に応じて画像を形成する画像形
成手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29811998A JP3483477B2 (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29811998A JP3483477B2 (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000118785A JP2000118785A (ja) | 2000-04-25 |
JP3483477B2 true JP3483477B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=17855425
Family Applications (1)
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JP7243343B2 (ja) * | 2019-03-19 | 2023-03-22 | ブラザー工業株式会社 | シート搬送装置及びこれを備えた画像記録装置 |
-
1998
- 1998-10-20 JP JP29811998A patent/JP3483477B2/ja not_active Expired - Fee Related
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