JP5743515B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の像担持体が配置された転写面の上流側と下流側でベルト部材の寄り補正制御を行う画像形成装置、詳しくは上流側の像担持体で幅方向に位置ずれして転写されたトナー像の重ね合わせ誤差を軽減する制御に関する。
複数の支持回転体に支持されたベルト部材(中間転写ベルト又は記録材搬送ベルト)の転写面に複数の像担持体を配置して、各色のトナー像をベルト部材(又はベルト部材上の記録材)上で重ね合わせる画像形成装置が広く用いられている。ベルト部材を用いる画像形成装置では、ベルト部材が幅方向、すなわち支持回転体の長手方向へ移動すると、複数のトナー像の重ね合わせ誤差が発生する。
このため、通常は、支持回転体のうちの1本をステアリングローラに置き換えて、検出したベルト部材の移動状態(寄り量)に応じてステアリングローラを傾動させて、ベルト部材の回転位置を動的に制御している。
しかし、ステアリングローラが1本の場合、ベルト部材のステアリングローラに支持された位置(あるいは寄り量の検出位置)での寄り量を修正できるが、転写面の回転方向の傾き(スキュー)を修正できない。転写面の傾きは、上流側の像担持体から転写されたトナー像とはベルト部材の幅方向にずれた位置に下流側の像担持体のトナー像を転写してしまうため、トナー像の位置ずれを発生させてしまう。
このため、転写面の上流側と下流側とにそれぞれステアリングローラを設けて、転写面の上流側と下流側とで寄り量を修正することにより、転写面の傾きを一定に保つようにした画像形成装置が実用化されている(特許文献1、2)。
特許文献1には、中間転写ベルトの転写面の下流側にステアリングローラを設けて転写面の下流側で検知した寄り量を修正するようにステアリングローラを傾動させている。そして、転写面の下流側と上流側で検知した寄り量の差分を修正するように二次転写ローラを傾動させて、転写面の傾き(スキュー)を解消している。
特許文献2には、4つの像担持体を配置した転写面の上流側と下流側とにそれぞれステアリングローラを配置して、転写面の下流側と上流側で検知した転写材の寄り量の差分を修正する画像形成装置が示される。
特開2000−233843号公報 特開2006−076784号公報
特許文献1の画像形成装置では、二次転写部へ記録材が侵入する等によって、ベルト部材の転写面の上流側に不規則なタイミングで幅方向の寄り移動が発生する。ベルト部材の転写面の上流側で寄り移動が発生すると、その瞬間に、上流側の像担持体のトナー像は、ベルト部材の幅方向にずれて転写される。その後、寄り補正制御によって、ベルト部材の寄り移動量と転写面の傾きは修正される。
しかし、上流側の像担持体から転写されたトナー像は、ベルト部材上で位置を変えることなく下流側の像担持体へ搬送されて、下流側の像担持体のトナー像を重ねて転写される。このため、ベルト部材上のトナー像が下流側の像担持体へ到達した時点で、ベルト部材の寄りと転写面の傾きが修正完了していると、下流側の像担持体のトナー像とベルト部材上のトナー像との間に幅方向の位置ずれが発生する。
特許文献2の画像形成装置も同様であって、上流側で位置ずれして転写されたトナー像に対して、下流側の像担持体で幅方向の正しい位置にトナー像が転写されると、2つのトナー像の間には位置ずれが発生する。
本発明は、転写面の上流側で寄りが発生した際に上流側の像担持体から転写されたトナー像に対して下流側の像担持体から転写されるトナー像が重ね合わせ誤差少なく転写される画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、移動するベルト部材と、前記ベルト部材の外周面に対向して配置されトナー像が担持される第1の像担持体と、前記第1の像担持体より前記ベルト部材の移動方向の下流側で前記ベルト部材の外周面に対向して配置されトナー像が担持される第2の像担持体と、前記第1及び第2の像担持体から前記ベルト部材に一旦転写されたトナー像を記録材に転写する転写部材と、前記移動方向において前記第1の像担持体より上流側かつ前記転写部材より下流側に配置され、傾斜させることで前記移動方向に直交する幅方向における前記ベルト部材の位置を変更する第1のステアリング手段と、前記移動方向において前記第2の像担持体より下流側かつ前記転写部材より上流側に配置され、傾斜させることで前記幅方向における前記ベルト部材の位置を変更する第2のステアリング手段と、前記移動方向において前記第1の像担持体より上流側にかつ前記転写部材より下流側に配置され、前記ベルト部材の前記幅方向の位置を検知する第1の検出手段と、前記移動方向において前記第2の像担持体より下流側かつ前記転写部材より上流側に配置され、前記ベルト部材の前記幅方向の位置を検知する第2の検出手段と、を備えたものである。そして、前記第1の検出手段の検知結果に基づき前記第1のステアリング手段を傾斜させる第1の制御手段と、所定時間前の前記第1の検出手段の検出結果と現在の前記第2の検出手段の検出結果に基づき前記第2のステアリング手段を傾斜させる第2の制御手段と、を有する
本発明の画像形成装置では、第2の像担持体におけるベルト部材に意図的な寄り量を発生することで、第1の像担持体でベルト部材に位置ずれして転写されたトナー像と第2の像担持体のトナー像の幅方向の位置ずれを軽減する。寄り移動量を解消するために用いられている第2のステアリング手段が、第1の像担持体でベルト部材に外乱の寄り移動が発生した場合に限って意図的な寄り移動量を発生させて、既にベルト部材に転写されたトナー像への重ね合わせを制御する。
したがって、転写面の上流側で寄りが発生した際に上流側の像担持体から転写されたトナー像に対して下流側の像担持体から転写されるトナー像が重ね合わせ誤差少なく転写される。
画像形成装置の構成の説明図である。 中間転写ユニットの構成の説明図である。 中間転写ベルトに沿った各部材の配置の説明図である。 ベルトエッジセンサの配置の説明図である。 ベルトエッジセンサの構成の説明図である。 ステアリング機構の説明図である。 中間転写ベルトの画像形成前の前回転動作のフローチャートである。 ベルトエッジセンサで検出される中間転写ベルトの傾きの説明図である。 中間転写ベルトの傾きによって発生するトナー像の位置ずれの説明図である。 印刷動作中の中間転写ベルトの寄り補正制御のフローチャートである。 寄り補正制御の伝達関数のブロック図である。 上流側でステップ状の寄り移動が発生した場合の下流側の寄り補正制御の説明図である。 ランプ状の寄り移動の外乱の説明図である。 ステアリングローラによる寄り補正制御の説明図である。 寄り補正制御による色ずれ抑制効果の説明図である。 実施例2におけるステアリング構成の説明図である。 実施例2における中間転写ユニットの構成の説明図である。 実施例3における中間転写ユニットの構成の説明図である。 実施例4における画像形成装置の構成の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明は、ベルト部材上のトナー像の位置ずれ状態に応じた意図的な寄り量が下流側のステアリング制御によって形成される限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、ベルト部材を用いる画像形成装置であれば、中間転写型/記録材搬送型、トナー像の形成方法、転写方法、定着方法の区別無く実施できる。本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
なお、特許文献1、2に示される画像形成装置及び寄り補正制御の一般的な事項については、図示を省略して重複する説明を省略する。
<画像形成装置>
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置20は、中間転写ベルト31に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部20Y、20M、20C、20Kを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。
画像形成部20Yでは、感光ドラム21Yにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト31に一次転写される。画像形成部20Mでは、感光ドラム21Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト31に一次転写される。画像形成部20C、20Kでは、それぞれ感光ドラム21C、21Kにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト31上に順次一次転写される。
中間転写ベルト31に担持された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送されて記録材Pへ一括二次転写される。四色のトナー像を二次転写された記録材Pは、中間転写ベルト31から曲率分離して定着装置27へ送り込まれ、加熱加圧を受けてトナー像を定着された後に機体外へ排出される。
画像形成部20Y、20M、20C、20Kは、現像装置24Y、24M、24C、24Kで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、実質的に同一に構成される。以下では、イエローの画像形成部20Yについて説明し、他の画像形成部20M、20C、20Kについては、説明中の構成部材に付した符号の末尾のYをM、C、Kに読み替えて説明されるものとする。
画像形成部20Yは、感光ドラム21Yの周囲に、コロナ帯電器22Y、露光装置23Y、現像装置24Y、一次転写ローラ25Y、ドラムクリーニング装置26Yを配置している。
感光ドラム21Yは、所定のプロセススピードで矢印R1方向に回転する。コロナ帯電器22Yは、感光ドラム21Yの表面を帯電させる。露光装置23Yは、イエローの分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを走査して、感光ドラム21Yに画像の静電像を書き込む。現像装置24Yは、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を用いて静電像を反転現像することにより、感光ドラム21Yにトナー像を形成する。
一次転写ローラ25Yは、中間転写ベルト31の内側面に当接して、感光ドラム21Yと中間転写ベルト31の間に一次転写部TYを形成する。一次転写ローラ25Yに電圧を印加することで、感光ドラム21Yに担持されたトナー像が中間転写ベルト31へ一次転写される。ドラムクリーニング装置26Yは、感光ドラム21Yにクリーニングブレードを摺擦させて転写残トナーを回収する。
二次転写ローラ37は、対向ローラ36に内側面を支持された中間転写ベルト31の外側面に当接して二次転写部T2を形成する。記録材Pは、記録材カセット44からピックアップローラ43によって1枚ずつ引き出されて、レジストローラ28によって、二次転写部T2へ送り出される。記録材Pが二次転写部T2を挟持搬送される過程で二次転写ローラ37に電圧が印加されることで、フルカラートナー像が中間転写ベルト31から記録材Pへ二次転写される。転写されずに中間転写ベルト31に残った転写残トナーは、ベルトクリーニング装置39によって回収される。
画像形成装置20は、中間転写ベルト31上で各色トナー像の重ね合わせを行うので、湿度の変化等に伴う記録材Pの抵抗値の変動の影響を受けることがない。また、中間転写ベルト31へ各色トナー像を転写するため、記録材搬送ベルト上の記録材へ転写する場合よりも各色トナー像の転写条件の制御が容易となる。また、記録材Pの搬送系も簡易なものとなり、ジャム発生を可及的に防止できる。
<中間転写ユニット>
図2は中間転写ユニットの構成の説明図である。図2に示すように、中間転写ユニット300は、中間転写ベルト31を、ベルト駆動ローラ34、従動ローラ32、ステアリングローラ35、及び対向ローラ36によって回転可能に支持する。
図1に示すように、ステアリングローラ35は、中間転写ベルト31の内側から外側へ向かってテンションバネ42によって加圧されることにより、中間転写ベルト31に一定の張力を付与している。ステアリングローラ35は、ローラ片端を支点にして、寄り補正制御モータ41により、反対側の端部を図中矢印の方向に移動可能な構成になっている。
ベルト駆動ローラ34は、不図示の駆動モータに駆動されて、中間転写ベルト31を矢印R2方向に走行させる。ステアリングローラ35、従動ローラ32、一次転写ローラ、対向ローラ36は、中間転写ベルト31の回転に伴って従動回転する。中間転写ベルト31の走行中において、任意の出力タイミングを基準に、画像形成部20Y、20M、20C、20Kによる画像の書き込みが順に開始される。
中間転写ベルト31上で複数色のトナー像の重ね合わせを行う場合、色ずれの無い高品位なカラー記録画像を形成するためには、中間転写ベルト31が回転中に幅方向へ変位しないことが重要である。
しかし、一般的に、無端状に成形されたベルト部材を駆動ローラを含む複数の支持回転体に架けて回動させると、ベルト部材には支持回転体の軸方向の寄り力が作用してベルト部材の幅方向へ変位する。これは、ベルト部材の成形誤差、支持回転体の直径の誤差、支持回転体の組み立て時の傾き誤差等に起因している。
画像形成動作中、中間転写ベルト31の幅方向の位置(寄り)は、ベルトクリーニング装置39のクリーニングブレードの摩擦状態の変化や、記録材Pの二次転写部T2への進入の影響等によって動的に変動する。中間転写ベルト31に寄りが発生すると、中間転写ベルト31の回転方向の傾き(スキュー)に動的な変動が生じて、重ね合わせたトナー像に位置ずれが発生し、色ずれを生じた画像が出力されてしまう。そこで、画像形成装置20では、ベルト駆動ローラ34とステアリングローラ35とを制御して中間転写ベルト31をステアリングしている。
<ベルトエッジセンサ>
図3は中間転写ベルトに沿った各部材の配置の説明図である。図4はベルトエッジセンサの配置の説明図である。図5はベルトエッジセンサの構成の説明図である。図3では、ベルト駆動ローラ34からステアリングローラ35を経由してベルト駆動ローラ34に戻るベルト走行経路を二次転写上ローラ36で切断して平面的に展開している。
図3に示すように、中間転写ベルト31のベルト駆動ローラ34からステアリングローラ35に至るベルト走行経路上に転写面53が設定されて、感光ドラム21Y、21M、21C、21Kが配置される。中間転写ベルト31の回転方向の異なる位置に予め定められた任意の距離を隔てて上流エッジセンサ38a及び下流エッジセンサ38bが設けられている。
上流エッジセンサ38aは、二次転写上ローラ36とステアリングローラ35の間に配置されていればよいが、ベルト駆動ローラ34と最上流の感光ドラム21Yまでの間に配置されることが好ましい。転写面53の上流側の寄り量を速やかに検出して、ベルト寄りに対するステアリング動作の応答の遅れが少なくなるからである。そこで、画像形成装置20では、上流エッジセンサ38aは、中間転写ベルト31の回転方向において感光ドラム21Yと同じ位置に配置されている。
下流エッジセンサ38bは、上流エッジセンサ38aと二次転写上ローラ36の間に配置されていればよいが、ステアリング応答性向上のため、最下流の感光ドラム21Kとステアリングローラ35の間に配置されることが望ましい。そこで、画像形成装置20では、下流エッジセンサ38bは、中間転写ベルト31の回転方向において、感光ドラム21Kと同じ位置に配置されている。
図4に示すように、転写面53における最上流の感光ドラム21Yの位置でベルト位置を検知するように、上流エッジセンサ38aが配置されている。さらには、転写面53における最下流の感光ドラム21Kの位置でベルト位置を検知するように、下流エッジセンサ38bが配置されている。上流エッジセンサ38aと下流エッジセンサ38bは、それぞれの配設位置で中間転写ベルト31の位置を検出するもので、同一のセンサ構成を有している。
図5に示すように、センサフラグ381は、中間転写ユニットに取り付けられた回転軸386に回転中心孔384を挿入して取り付けられ、回転軸386を中心にして回動自在である。回転軸386の周囲にはねじりコイルバネ385が配置され、ねじりコイルバネ385は、フラグフック387と係合してセンサフラグ381の図中左回り方向に付勢する。エッジセンサ38は、ねじりコイルバネ385の付勢力によって、エッジ当接板382をベルトエッジ31aに当接させている。
センサフラグ381の下部には距離測定センサ383が設けられており、センサフラグ381と距離測定センサ383間の距離Zを測定する。フラグ検知位置389と回転中心384までの距離L1とし、ベルトエッジ31aと回転中心孔384の中心までの距離L2とすると、次式よりベルト位置Yを決定することができる。
Y=Z*L1/L2
<ステアリング機構>
図6はステアリング機構の説明図である。図2に示すように、画像形成装置20は、ステアリングローラ35の傾き方向及び傾き量(傾き角度)を制御することにより、ベルト幅方向yにおける中間転写ベルト31の位置を調整することが可能である。
第2コントローラ52は、上流エッジセンサ38a及び下流エッジセンサ38bから送られる検出信号に基づいて、制御信号を出力して、転写面53の下流側のステアリングローラ35の傾き動作を制御する。第2コントローラ52から出力される制御信号は、ステアリングローラ35を傾動動作させるメカ機構の駆動部(ステアリングモータ等)に与えられる。
図6の(a)に示すように、揺動アーム62は、その中間部を支軸61にて回動自在に支持している。ステアリングローラ35の一端は、揺動アーム62の一端に回動自在に接続され、揺動アーム62の他端は、偏心カム60に圧接している。偏心カム60は、寄り補正制御モータ41の回転軸に連結している。
図6の(a)に示す中立状態から、寄り補正制御モータ41が偏心カム60をCW(時計廻り)方向に回転させると、図6の(b)に示すように、揺動アーム62がCW(時計廻り)方向に揺動する。これにより、ステアリングローラ35は、その奥側が上方向に変位するかたちで傾き動作し、これに連動して中間転写ベルト31が幅方向yの正面側へ移動する。
一方、図6の(a)に示す中立状態から、寄り補正制御モータ41が偏心カム60をCCW(反時計廻り)方向に回転させると、図6の(b)に示すように、揺動アーム62がCCW(反時計廻り)方向に揺動する。これにより、ステアリングローラ35の一端が下方向に変位するかたちで傾き動作し、これに連動して中間転写ベルト31がその幅方向yの奥側へ移動する。
画像形成装置20では、ベルト駆動ローラ34についても図6と同様のステアリング機能を持たせ、ベルト幅方向yにおける中間転写ベルト31の位置を上流側でも制御している。
図2に示すように、第1コントローラ51は、上流エッジセンサ38aから送られる検出信号に基づいて中間転写ベルト31の蛇行量(ウォーク量)を算出する。そして、蛇行量の算出結果に応じた制御信号を出力して転写面53の上流側のベルト駆動ローラ34の傾き動作を制御する。第1コントローラ51から出力される制御信号は、ベルト駆動ローラ34を傾き動作させるメカ機構の駆動部(ステアリングモータ等)に与えられる。
<起動時の寄り補正制御>
図7は中間転写ベルトの画像形成前の前回転動作のフローチャートである。図3を参照して図7に示すよういに、前回転動作開始指令(SM1)を受けてメインコントローラ50は、ベルトエッジ31aの形状取得動作を開始する(SM2)。
ベルトエッジ形状取得動作を行う目的は、寄り補正制御におけるベルトエッジのカッティング形状の段差や曲りの影響を取り除くためである。図5に示すベルト位置検出方式では、中間転写ベルトが全く蛇行・斜行せずに搬送されていても、ベルトエッジのカッティング形状の段差や曲りをベルトエッジセンサが中間転写ベルト31の蛇行・斜行と認識してしまう。
メインコントローラ50は、まず、上流・下流ステアリングをベルト寄り速度が0になる位置に傾動させた後(SM3)、寄り補正制御を停止してベルト搬送動作を開始する(SM4)。
図4に示すように、中間転写ベルト31の内周面にはシール部材31cが貼り付けられている。中間転写ユニット内部に設けられているベルトホームポジションセンサ31bがシール部材31cの通過を検知したタイミングを中間転写ベルト31の1周のホームポジションとする。
メインコントローラ50は、中間転写ベルト31の回転を開始させ、中間転写ベルト31をM周回転させてベルトエッジ形状データを取得する(SM5)。その際、ベルトホームポジションセンサ31bを用いて、ベルト1周のホームポジション検知と同期して形状を取得することで、1周ごとのベルトエッジ形状データに換算できる。M周の形状データを取得した後、平均化処理をすることで、ベルト搬送ムラや形状データ取得時のノイズ成分の影響を低減できる。
メインコントローラ50は、上流エッジセンサ38aと下流エッジセンサ38bの各々においてベルトエッジ形状データを取得終了した後、ベルト搬送をさせたまま、制御目標値探索動作を開始する(SM6)。
制御目標値探索動作では、まず走行中のベルト31のベルトエッジ形状を補正し、ベルトエッジ形状がエッジセンサ38a、38bに影響を与える要因を排除する(SM7)。
その後、上流エッジセンサ38aの出力に基づいて上流側のベルト駆動ローラ34のみで寄り補正制御を実行することにより、上流エッジセンサ38aにおけるベルト位置を所定のY1に向かって制御する(SM8)。
上流エッジセンサ38aにおけるベルト位置がY1に収束すると(SM9のYes)、下流側エッジセンサ38bでベルト位置を検出して、中間転写ベルト31を数周回転させる。そして、その間の下流エッジセンサ38bによるベルト位置の平均値を算出する(SM10)。
下流エッジセンサ38bでのベルト位置の平均値をY2として制御目標値データを得ると制御目標値探索動作を終了する(SM11)。
メインコントローラ50は、その後、中間転写ベルト31の搬送動作を停止して、ベルト駆動ローラ34の寄り補正制御も終了して前回転動作を終了する(SM12)。
<トナー像の位置ずれ>
図8はベルトエッジセンサで検出される中間転写ベルトの傾きの説明図である。図9は中間転写ベルトの傾きによって発生するトナー像の位置ずれの説明図である。
図8に示すように、中間転写ベルト31の搬送時に、第1の検出手段の一例である上流エッジセンサ38aと第2の検出手段の一例である下流エッジセンサ38bとがそれぞれベルトズレ量を検出している。このとき、上流エッジセンサ38aの基準位置Y1と下流エッジセンサ38bの基準位置Y2とを結んだラインをベルト基準ベクトル80と定義する。基準位置Y1と基準位置Y2は、異なる出力になることが多いが、同一値であっても構わない。上流エッジセンサ38aによる検出位置の基準位置Y1からのズレ量をΔY1とし、下流エッジセンサ38bによる検出位置の基準位置Y2からのズレ量をΔY2としている。
このとき、図9に示すように、ベルト搬送方向変動に伴う色ずれが発生する。図9では、説明を簡略化するため、上流エッジセンサ38a位置においてベルト位置ズレΔY1だけ生じたことを想定している。
このように中間転写ベルト31の姿勢が変化した時に、中間転写ベルト31の寄り切りを発生させないためには、中間転写ベルト31の傾きと同じ搬送方向81に向かって寄り補正制御を行うことが必要である。
しかし、その際、下流エッジセンサ38b位置においては、搬送方向が変動していることによる色ずれΔYが発生してしまう。前回転動作の際に定義したベルト基準ベクトル80に対して搬送方向ベクトル81がずれてしまったため、寄り移動が発生しなくても色ずれが発生してしまう。
一方、搬送方向を一定に保っておけば色ずれは発生しないが、中間転写ベルト31に寄り移動が発生してしまい、いずれはベルト駆動ローラ34から中間転写ベルト31が寄り切って脱落してしまう。
このように、搬送方向を一定にすること(色ずれ向上)と寄り移動を押さえることは1つのステアリングローラだけでは成立しない。色ずれ向上と寄り移動の抑制とを両立させるためには、少なくとも2つのステアリングローラを設けて中間転写ベルト31の搬送方向を基準ベクトル80に合わせることが必要である。
そして、実施例1では、色ずれ向上及びベルト31の寄り切り防止のために、上流側で発生する寄り移動に合わせて、下流側の寄り補正制御の目標値をリアルタイムに変更している。
<実施例1>
図10は印刷動作中の中間転写ベルトの寄り補正制御のフローチャートである。図11は寄り補正制御の伝達関数のブロック図である。
図10を用いて印刷動作中の上流・下流寄り補正手段制御のシーケンスについて説明し、併せて、図11を用いて上流ステアリングローラ、及び下流ステアリングローラの寄り補正制御について説明する。
図3に示すように、実施例1では、第1の像担持体の一例である感光ドラム21Yは、ベルト部材の一例である中間転写ベルト31に第1のトナー像の一例であるイエロートナー像を転写する。第2の像担持体の一例である感光ドラム21Kは、イエロートナー像が転写された中間転写ベルト31に第2のトナー像の一例であるブラックトナー像を転写する。
第1のステアリング手段(第1のステアリングローラ)の一例であるベルト駆動ローラ34は、感光ドラム21Yに進入する前の位置で傾動して中間転写ベルト31を幅方向に移動させる。ベルト駆動ローラ34は、感光ドラム21Yのトナー像が中間転写ベルト31の幅方向の所定位置に転写されるように、感光ドラム21Yに進入する前の中間転写ベルト31を寄り補正制御する。
第2のステアリング手段(第2のステアリングローラ)の一例であるステアリングローラ35は、感光ドラム21Kを通過した位置で傾動して中間転写ベルト31を幅方向に移動させる。ステアリングローラ35は、感光ドラム21Yにて中間転写ベルト31の幅方向の寄り移動が発生すると、感光ドラム21Kを通過した中間転写ベルト31を寄り補正制御する。寄り補正制御では、中間転写ベルト31が感光ドラム21Yから感光ドラム21Kまで移動する時間の遅れを持たせて、感光ドラム21Kにおける中間転写ベルト31に感光ドラム21Yにおける寄り移動と同一方向の寄り量を発生させる。
第1の制御手段の一例である第1コントローラ51は、上流エッジセンサ38aの出力に基づいてベルト駆動ローラ34を制御する。これにより、感光ドラム21Yの長手方向の所定位置に中間転写ベルト31を位置決めた状態で寄り移動を収束させる。
第2の制御手段の一例である第2コントローラ52は、下流エッジセンサ38bの出力に基づいてステアリングローラ35を制御する。これにより、中間転写ベルト31に発生させる寄り量の位置に前記ベルト部材を位置決めた状態で寄り移動を収束させる。
実施例1では、印刷動作中、ベルト駆動ローラ34では上流側センサ38aの出力に基づくベルト寄り位置制御を行う。そして、ステアリングローラ35では上流エッジセンサ38aと下流エッジセンサ38bの出力に基づく中間転写ベルト31の搬送方向の制御を行う。
図3を参照して図10に示すように、メインコントローラ50は、印刷動作指令が下されると(SP1)、ベルト搬送動作を開始する(SP2)。そして、直ちにベルト駆動ローラ34による中間転写ベルト31の寄り補正制御を開始して、上流エッジセンサ38aで検知する上流ベルト位置を基準位置Y1へ向かって誘導する(SP3)。
図3を参照して図11に示すように、上流ステアリングローラ制御ブロック70は、ベルト駆動ローラ34の傾動量を制御して、通常の寄り補正制御を行う。上流ステアリングローラ制御ブロック70は、ベルト駆動ローラ34の傾動量を制御して、上流エッジセンサ38Aの基準位置Y1を目標値としたフィードバックの位置制御により外乱を収束させる。
上流ステアリングローラ制御ブロック70における制御コントローラC1は、第1コントローラ51である。プラント伝達関数P1は、第1コントローラ51に制御されたベルト駆動ローラ34によるステアリング寄り特性を表す。プラント伝達関数P1は、入力がステアリング傾動量(mm)であって、出力がベルト寄り変動量(mm)である所定の周波数特性を有する演算器である。外乱d1は、中間転写ベルト31に蛇行・斜行を発生させて上流エッジセンサ38aで検出されるベルト寄り量である。
上流エッジセンサ38aで検知する上流ベルト位置が基準位置Y1に収束した後に(SP4のYes)、ステアリングローラ35による下流ベルト寄り補正動作を開始する(SP5)。
下流ベルト寄り補正動作では、上流エッジセンサ38aで検知する上流ベルト位置と下流エッジセンサ38bで検知する下流ベルト位置とに基づいてステアリングローラ35の傾動量を演算する。
第2コントローラ52は、ある時刻tにおける上流ベルト位置Y1+ΔY1を検知して(SP6)、同時刻における下流ベルト位置Y2+ΔY2を検知する(SP7)。
ここで、上流エッジセンサ38aと下流エッジセンサ38b間の距離をL(mm)とし、ベルト搬送速度をA(mm/sec)とする。時刻tに上流側の感光ドラム21Yから中間転写ベルト31へ転写されたトナー像は、Δt(sec)後に下流エッジセンサ38bの位置へ到達する。
Δt=L/A
このため、下流側のステアリングローラ35では、時刻t〜t+L/A間でのステアリングローラ35の目標軌道波形を生成し、その波形に追従するような傾動制御を行う(SP8)。
その後、メインコントローラ50は、印刷動作を開始する(SP9)。そして、印刷が所定枚数に到達すると(SP10のYes)、印刷動作を終了する(SP11)。
<下流ベルト寄り補正動作>
図3に示すように、第2コントローラ52は、ステアリングローラ35を制御して、感光ドラム21Yで発生した中間転写ベルト31の幅方向の寄り移動量が大きいほど中間転写ベルト31に発生させる前記寄り量を大きくする。
第2コントローラ52は、ステアリングローラ35を制御して、中間転写ベルト31の寄り量をゆっくり変化させる。急激な寄り量の変化は、大きな目立つ色ずれを発生させるからである。そして、感光ドラム21Yで発生した寄り移動が長く続くほど、感光ドラム21Yで発生した寄り移動量を越えない範囲で、中間転写ベルト31に発生させる寄り量を大きくする。
図8に示すように、上流ステアリングローラ位置制御の結果、時刻Tの上流エッジセンサ38aで検知されるベルト位置はY1+ΔY1であるとする。ここで、時刻T+L/Aにおいて、下流エッジセンサ38bで検知されるベルト位置がY2+ΔY1となれば、感光ドラム21Yで外乱によってΔY1位置ズレした分が感光ドラム21Kで色ずれにならないで済む。
そこで、実施例1では、刻々の上流エッジセンサ38aにおける目標値Y1からの差分量ΔY1に基づいて、時刻t〜t+L/Aにおけるステアリングローラ35の目標軌道波形を生成する。そして、目標軌道波形上の刻々の目標値へ下流エッジセンサ38bで検知されるベルト位置が収束するようにステアリングローラ35の傾動量を制御する。
具体的には、上流エッジセンサ38aと下流エッジセンサ38bの間の搬送方向における距離をL、ベルト搬送速度をA、制御の離散サンプル時間をtsと定義する。また、L/A/ts回前から1サンプル前までの合計N個の上流エッジセンサ38aにおける目標値からの差分量のそれぞれをNで割った値を格納するメモリを有する。
その時、メモリに格納されたN個のデータを加算し値uが下流エッジセンサ38bの現在の時刻の寄り補正制御の目標値となる構成を有する。
図3を参照して図11に示すように、下流ステアリングローラ制御ブロック72と下流ステアリングローラ目標値軌道生成ブロック71の具体的なアルゴリズムが組み立てられている。下流ステアリングローラ目標値軌道生成ブロック71は、下流ステアリングローラ制御ブロック72で用いる刻々の基準位置を演算する。下流ステアリングローラ制御ブロック72は、演算された刻々の基準位置へベルト位置を収束させるようにステアリングローラ35の傾動量を制御する。
ここで、制御の離散サンプル時間をts(sec)とし、離散サンプル時間tsによって時間L/AがN分割されるとする。下流ステアリングローラ目標値軌道生成ブロック71は、上流エッジセンサ38aで検知されるベルト位置ずれΔY1をNで割る。
ここで、ベルト位置Y1に対するベルト位置ずれΔY1をNで割った値について、Zを離散演算子として1サンプル前のZ −1 からNサンプル前のZ −N までを加算した値uを現在の下流ベルト位置Y2に加算する。このように、所定時間前の上流エッジセンサ38aの検知結果と現在の下流エッジセンサ38bの検知結果に基づきステアリングローラ35の寄り補正制御の目標値を生成する。そして、下流ステアリングローラ制御ブロック72は、下流エッジセンサ38bの出力がこの目標値に収束するように寄り補正制御を実行する。
下流ステアリングローラ制御ブロック72は、目標値追従特性を向上させるためのフィードフォワード補償器F2、指令値を入力とする前置補償器F1と外乱d2に対するフィードバックコントローラC2が入っている2自由度制御系を構築している。フィードフォワード補償器F2の働きにより、実際のベルト寄り挙動を目標値軌道に近づけている。
これにより、下流エッジセンサ38bの出力の変化に対するステアリングローラ35の応答速度は、上流エッジセンサ38aの出力の変化に対するベルト駆動ローラ34の応答速度よりも高い。
また、その際に、前置補償器F1の働きにより、フィードバックコントローラC2による外乱抑制制御とフィードフォワード補償器F1の働きによる目標値追従制御が独立になるよう、フィードフォワード補償器F2を調整する。
<実施例1の制御例>
図12は上流側でステップ状の寄り移動が発生した場合の下流側の寄り補正制御の説明図である。図13はランプ状の寄り移動の外乱の説明図である。図14はステアリングローラによる寄り補正制御の説明図である。図15は寄り補正制御による色ずれ抑制効果の説明図である。
ここで、図12は、時刻Tにおいて、上流エッジセンサ38aの位置にある中間転写ベルト31に外乱の寄り量ΔY1がステップ的に入ったとき、下流ステアリングローラ目標値軌道が時刻(T+L/A)秒においてY2+ΔY1に到達することを示す。すなわち、時刻(T−L/A)秒に上流エッジセンサ38aの位置でΔY1だけ位置ズレがあった場合、その時からL/A秒後である時刻T秒における下流エッジセンサ38bの目標位置をΔY1だけずらすことになる。このように、所定時間前の上流エッジセンサ38aの検知結果を用いて現在の下流エッジセンサ38bの目標位置をずらすことで、色ずれを抑制できる。
次に、図13に示すように、時刻5(sec)を起点にしてランプ状の外乱が発生したとする。図11の上流ステアリングローラ制御ブロック70のd1にランプ状の外乱が入った時のステアリングローラ35による寄り補正制御の目標軌道を図14の実線201に示す。また、目標軌道に対してステアリングローラ35を傾動させてベルト寄り補正を行った結果の下流エッジセンサ38bの出力を図14の点線202に示す。図11に示すフィードフォワード補償器F2の働きにより、点線202で示した実際のベルト寄り挙動を、実線201の目標値軌道に近づけている。
このような制御系を構築した結果、実施例1の寄り補正制御による色ずれを実線203に示す。併せて、上流エッジセンサ38aの出力に基づいてベルト駆動ローラ34のみで従来のシングルステアリング方式の寄り補正制御をした場合の色ずれを図15の点線204に示す。
図15に示すように、中間転写ベルト31の搬送方向を制御するダブルステアリング方式により、従来のシングルステアリング方式よりも色ずれが少なくなっている。
<実施例2>
図16は実施例2におけるステアリング構成の説明図である。図17は実施例2における中間転写ユニットの構成の説明図である。図17中、実施例1と共通する構成には図2と同一の符号を付して重複する説明を省略する。実施例2では、実施例1のステアリングローラを傾動させる傾動ステアリング方式の代わりに、軸方向にステアリングローラをシフト移動させるシフトステアリング方式を採用している。
図17に示すように、実施例2では、ベルト駆動ローラ34にY方向(軸方向)移動機能を持たせており、中間転写ベルト31に寄り移動が発生すると、ベルト駆動ローラ34が軸方向に移動して速やかに寄り移動を相殺する。
図16の(d)に示すように、ベルト駆動ローラ34は、中間転写ユニットを構成する構造体であるベルトフレーム66に対してY方向に移動可能な駆動モータフレーム65に回動自在に取り付けられている。
駆動モータフレーム65の他端には、シフトモータ64によって駆動力が与えられる偏心カム67がベルトフレーム66に固定されており、片寄せバネ68により駆動モータフレーム65が偏心カム67に常に当接する構成になっている。
図16の(b)に示すように、シフトモータ64の駆動によって偏心カム67を反時計方向(CCW)に回転させると、駆動モータフレーム65がベルトフレーム66に対してY方向の奥側へ移動する。
図16の(c)に示すように、シフトモータ64の駆動によって偏心カム67を時計方向(CW)に回転させると、駆動モータフレーム65がベルトフレーム66に対してY方向の手前側へ移動する。
その結果、ベルト駆動ローラ34がY方向に移動して中間転写ベルト31が幅方向に移動する。このことから、幅方向における中間転写ベルト31の位置を調整することが可能となる。
ステアリングローラを傾動してベルト部材を制御する場合、ベルト部材上のすべりによって変動させていくため過渡状態における変化の曲線も滑らかなものとなり応答に時間がかかる。一方、ステアリングローラをY方向へ移動してベルト部材を変位させる場合は、直接変位するため応答が速い。しかし、ステアリングローラをY方向に変位させる場合は移動量が装置構成上制限される。
そのため、Y方向移動方式だけでの制御は不可能であるため、ステアリングローラをY方向に変位させる補正手段とステアリングローラを傾動させて制御する補正手段とを組み合わせることが有効である。
図3に示すように、実施例2のメカ構成をベルト駆動ローラ34に採用した場合、実施例1と同様に第1コントローラ51においては、上流エッジセンサ38aからの検出信号に基づいてベルト駆動ローラ34をY方向へ移動させる制御を実行する。この動作により、上流エッジセンサ38aで検出されるベルト位置が一定になるように、中間転写ベルト31を寄り補正制御(ウォーク制御)する。
一方、第2コントローラ52では、実施例1で説明したように、図11の伝達関数を用いて、リアルタイムに変更されている目標値に対して追従する2自由度制御が行われている。
また、実施例2では、ベルト駆動ローラ34にY方向移動機能を持たせたが、ベルト駆動ローラ34を傾動させる構成として、下流側のステアリングローラ35に同様のシフトステアリング機構を持たせてもよい。
<実施例3>
図18は実施例3における中間転写ユニットの構成の説明図である。図18中、実施例1と共通する構成には図2と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図18に示すように、実施例3では、ベルト駆動ローラ34の下流かつ転写面53の上流にアイドラローラ69を配置し、ステアリングローラ35の上流かつ転写面53の下流に従動ローラ32を設けている。これにより、転写面53は、傾動しないアイドラローラ69と従動ローラ32で支持されることになる。
実施例3においても、実施例1と同様に、ベルト駆動ローラ34は、ステアリング機構を有しており、図3に示すように、ベルト駆動ローラ34近傍に配置された上流エッジセンサ38aの位置が一定になるような制御を第1コントローラ51により実施する。
実施例3で設けたアイドラローラ69の働きにより、ベルト駆動ローラ34を傾動させた場合に、転写面53のZ方向の高さ変動を無くすことができる。
<実施例4>
図19は実施例4における画像形成装置の構成の説明図である。図19中、実施例1と共通する構成には図1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図19に示すように、実施例4の画像形成装置20では、画像形成部20Y、20M、20C、20Kの上流側にステアリングローラ35が配置され、下流側にY方向移動機能を備えたベルト駆動ローラ34が配置されている。つまり、実施例1、実施例2では、上流側にベルト駆動ローラ34、下流側にステアリングローラ35を配置していたが、本発明は、これに限定するものではない。
図19に示すように、上流、下流共に寄り補正制御機能の補正手段であっても、前述したように複数のセンサを設けて補正することで色ズレのない画像を形成することができる。
<実施例5>
実施例1〜4では、中間転写ベルトを用いる画像形成装置を説明した。しかし、本発明は、記録材搬送ベルトを用いる画像形成装置において、記録材搬送ベルトの寄り補正制御にも利用できる。
この場合、第1の像担持体は、記録材搬送ベルトに担持された記録材に第1のトナー像を転写する。また、第2の像担持体は、第1のトナー像が転写された記録材搬送ベルト上の記録材に第2のトナー像を転写する。
そして、第1のステアリング手段は、第1の像担持体のトナー像が前記ベルト部材の幅方向の所定位置で記録材に転写されるように、第1の像担持体に進入する前のベルト部材を寄り補正制御する。
しかし、それ以外の構成及び制御については実施例1で説明したとおりである。
<特許文献1との比較>
特許文献1(特開2000−233843号公報)には、中間転写ベルトの走行方向の異なる位置にベルトエッジセンサを設け、2つのベルトエッジセンサによって中間転写ベルトの幅方向の寄り位置を検出している。そして、2つのベルトエッジセンサの出力の差分から中間転写ベルトの搬送方向の傾きを求め、搬送方向の傾きを修正するように一方のステアリングローラの傾き動作を制御している。
しかし、この構成ではステアリングローラは記録材へトナー像を転写する二次転写部の二次転写対向ローラであるため、感光ドラムが配置された転写面のベルト姿勢変化を修正することができない。
<特許文献2との比較>
特許文献2(特開2006−076784号公報)には、転写面の上流と下流にそれぞれステアリングローラ及びベルトエッジセンサが配置されている。そして、転写面の上流側ではベルトエッジセンサの出力が一定になるようにステアリングローラが傾動制御され、転写面の下流側でもベルトエッジセンサの出力が一定になるようにステアリングローラが傾動制御されている。
しかし、搬送方向を急激に変えて下流、上流の位置を同じにすると、下流、上流の位置が同じになった後は色ずれは少なくなるが、搬送方向を変えている間は、逆に大きな色ずれを発生させてしまう。したがって、中間転写ベルトの転写面において発生する色ずれを抑制するためには、実施例1に示されるような、リアルタイムに搬送される方向が極力一定になり、かつベルトが寄り切らない制御アルゴリズムが必要である。
すなわち、ベルト搬送方向の上流側のベルト寄り補正手段(第1のステアリング手段)上流ベルト位置検出手段(第1の検出手段)による検出位置を一定の目標値に収束させる通常の寄り補正制御を行う。そして、下流側のベルト寄り補正手段は、上流ベルト位置検出手段(第1の検出手段)による所定時間前の検出位置を用いて下流側のベルト寄り補正手段(第2のステアリング手段)の制御目標値を刻々と変化させる目標値追従制御を行う。
以上説明したように、実施例1〜4の画像形成装置によれば、上流側でのベルト位置変動が生じても下流側ステアリングでベルトの搬送方向を一定化させることができる。このため、一つのステアリング動作によりベルト蛇行制御を実施する際よりも色ずれ量を軽減させることができる。
さらには、上流ベルト寄り位置検知手段の位置制御も行っているため、ベルトの寄り切りを防止できる。その結果、高精細画像形成を実現する媒体搬送装置および画像形成装置が提供できる。
P 記録材
20 画像形成装置
20Y、20M、20C、20K 画像形成部
21Y、21M、21C、21K 感光ドラム
22Y、22M、22C、22K コロナ帯電器
23Y、23M、23C、23K 露光装置
24Y、24M、24C、24K 現像装置
25Y、25M、25C、25K 一次転写ローラ
26Y、26M、26C、26K ドラムクリーニング装置
31 中間転写ベルト
31a ベルトエッジ、31b ベルトホームポジションセンサ
31c シール部材、32 従動ローラ、34 ベルト駆動ローラ
35 ステアリングローラ、36 二次転写対向ローラ
37 二次転写ローラ、38a 上流エッジセンサ、38b 下流エッジセンサ
39 ベルトクリーニング装置
40、41 寄り補正制御モータ、42 テンションバネ
43 ピックアップローラ、44 記録材カセット、50 メインコントローラ
51 第1コントローラ、52 第2コントローラ、53 転写面
70 上流ステアリングローラ制御ブロック
71 下流ステアリングローラ目標値軌道生成ブロック
72 下流ステアリングローラ制御ブロック、80 ベルト寄り基準位置
300 中間転写ユニット、381 センサフラグ、382 エッジ当接板
383 距離測定センサ、384 回転中心孔、385 ねじりコイルバネ
386 回転軸、387 フラグフック、389 フラグ検知位置

Claims (8)

  1. 移動するベルト部材と、
    前記ベルト部材の外周面に対向して配置されトナー像が担持される第1の像担持体と、
    前記第1の像担持体より前記ベルト部材の移動方向の下流側で前記ベルト部材の外周面に対向して配置されトナー像が担持される第2の像担持体と、
    前記第1及び第2の像担持体から前記ベルト部材に一旦転写されたトナー像を記録材に転写する転写部材と、
    前記移動方向において前記第1の像担持体より上流側かつ前記転写部材より下流側に配置され、傾斜させることで前記移動方向に直交する幅方向における前記ベルト部材の位置を変更する第1のステアリング手段と
    前記移動方向において前記第2の像担持体より下流側かつ前記転写部材より上流側に配置され、傾斜させることで前記幅方向における前記ベルト部材の位置を変更する第2のステアリング手段と、
    前記移動方向において前記第1の像担持体より上流側にかつ前記転写部材より下流側に配置され、前記ベルト部材の前記幅方向の位置を検知する第1の検出手段と、
    前記移動方向において前記第2の像担持体より下流側かつ前記転写部材より上流側に配置され、前記ベルト部材の前記幅方向の位置を検知する第2の検出手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記第1の検出手段の検知結果に基づき前記第1のステアリング手段を傾斜させる第1の制御手段と、
    所定時間前の前記第1の検出手段の検出結果と現在の前記第2の検出手段の検出結果に基づき前記第2のステアリング手段を傾斜させる第2の制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の検出手段で所定時間間隔毎にサンプリングした検出結果に基づく値を逐次更新して複数個格納する記憶手段を有し、
    前記第2の制御手段は、前記記憶手段に格納された値と現在の前記第2の検出手段の検出結果に基づき制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記ベルト部材の前記移動方向における前記第1の検出手段と前記第2の検出手段の間の距離をLとし、前記ベルト部材の移動速度をAとし、前記所定時間間隔をtsとするとき、
    前記第1の検出手段の検出結果に基づく(L/A/ts)回前から1サンプル前までの合計N個の値を前記記憶手段に格納する目標値軌道生成手段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の制御手段は、前記第1の検出手段の位置における前記ベルト部材の前記幅方向の基準位置Y1を目標値とするフィードバック制御を行い、
    前記目標値軌道生成手段は、前記第1の検出手段の各検出結果と前記基準位置Y1からの差分量を前記Nで割った値をそれぞれ前記記憶手段に格納することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の制御手段は、前記記憶手段に格納された前記N個の値の合計値と前記第2の検出手段の位置における前記ベルト部材の前記幅方向の位置の基準値Y2とを加えた値を現在の目標値とするフィードバック制御を行うことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の制御手段は、前記第1の像担持体の位置で発生した前記ベルト部材の前記幅方向の移動が長く続くほど、前記第1の像担持体の位置で発生した前記ベルト部材の幅方向の移動量を越えない範囲で前記ベルト部材に発生させる前記移動量を大きくすることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記ベルト部材に発生させる前記移動量は、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段の出力の差分値を、前記第1の像担持体から前記第2の像担持体まで移動する時間だけ移動積分した値に比例していることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第2の検出手段の出力の変化に対する前記第2のステアリングローラの応答速度は、前記第1の検出手段の出力の変化に対する前記第1のステアリングローラの応答速度よりも高いことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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