JP6651917B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6651917B2
JP6651917B2 JP2016047782A JP2016047782A JP6651917B2 JP 6651917 B2 JP6651917 B2 JP 6651917B2 JP 2016047782 A JP2016047782 A JP 2016047782A JP 2016047782 A JP2016047782 A JP 2016047782A JP 6651917 B2 JP6651917 B2 JP 6651917B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
unit
continuous paper
transport distance
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016047782A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017161796A (ja
Inventor
隆弘 原
隆弘 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016047782A priority Critical patent/JP6651917B2/ja
Publication of JP2017161796A publication Critical patent/JP2017161796A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6651917B2 publication Critical patent/JP6651917B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の色成分に各々対応する4組の画像形成ユニットと、中間転写ベルトと、転写ローラー対と、を備え、連続紙(例えば、ロール紙)に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置が知られている。
各画像形成ユニットで形成されたトナー像は、中間転写ベルトに順次重ねられて転写(一時転写)され、中間転写ベルト上のトナー像は、転写ローラー対により連続紙に転写(二時転写)される。
かかる画像形成装置において、所謂追い刷りと呼ばれる手法により、連続紙に対して複数回の画像形成処理を行うことで一つの画像を形成する技術が知られている。
追い刷りを行う場合、複数回の画像形成処理で形成される画像の位置合わせを行う必要がある。
位置合わせを行う技術としては、例えば、連続紙上に位置合わせ用のマークを形成し、後続の処理はこのマークをセンサーで検出したタイミングに合わせて実行する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−202564号公報
ところで、画像形成装置では、Y、M、C、及びKの全ての色成分を用いて画像形成を行うフルカラーモードの他に、例えば、Kのみを用いて画像形成を行うモノクロモード等にて画像形成処理を実行することができる。
モノクロモードの場合には、画像形成ユニットの書込位置から、転写ローラー対による連続紙への転写位置までの距離がフルカラーモードより短いため、連続紙上のマークを検出する位置(センサーの設置位置)は、フルカラーモードよりも転写位置に近い構成とすることが可能である。
しかしながら、センサーの設置位置はフルカラーモードに合わせているため、モノクロモードにおいては連続紙の搬送距離が必要以上に長くなり画像形成位置のずれが発生する恐れが生じるとともに、ヤレも発生していた。
なお、画像形成モードの数だけセンサーを設けたり、センサーを移動式にすることも考えられるが、センサーを増やした場合にはコストがかかり、センサーを移動式にした場合には移動させるためのスペースや機構が必要となり、装置構成が複雑化する。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、画像形成の位置合わせの精度を向上させることのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置によれば、
位置合わせ用のマーク及び所定の画像の形成された連続紙の前記マークを検出する検出部と、
前記連続紙に対して重ねて画像を形成する画像形成処理を行う画像形成部と、
前記検出部と前記画像形成部との間に設けられた搬送距離調整部と、
前記画像形成部による前記画像形成処理のモードに応じて、前記搬送距離調整部を制御して、前記検出部による検出位置と前記画像形成部による画像形成位置との間の前記連続紙の搬送距離を調整する制御部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成の位置合わせの精度を向上させることができる。
本実施の形態の画像形成装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1の画像形成装置の要部構成を示す概略図である。 連続紙の一例を示す模式図である。 連続紙の剛度に起因する膨らみを示すための図である。 画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 フルカラーモードにおけるバッファー部と画像形成部を示す図である。 モノクロモードにおけるバッファー部と画像形成部を示す図である。 連続紙の他の一例を示す模式図である。 連続紙の厚みに応じた搬送距離の違いを説明するための図である。 補正テーブルの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。但し、発明の範囲は、図示例に限定されない。
先ず、本実施の形態における画像形成装置の構成について説明する。
本実施の形態における画像形成装置100は、連続紙(ロール紙)Pを記録媒体として使用し、この連続紙Pに対して、所謂追い刷りと呼ばれる手法により、複数回の画像形成処理を行って画像を形成するものである。
図1は、画像形成装置100の制御構成を示す機能ブロック図である。図2は、画像形成装置100の要部構成を示す概略図である。
図1、図2に示すように、画像形成装置100は、例えば、給紙部10と、バッファー部20と、検出部Sと、画像形成部30と、定着部40と、操作表示部50と、制御部60と、記憶部70と、巻取部80と、を備える。
給紙部10は、支持軸に巻回されたロール状の連続紙Pを回転可能に保持しており、支持軸に巻回された連続紙Pは、支持軸から巻き出されると搬送ローラーR1を経由してバッファー部20に搬送される。
図3は、連続紙Pの一例を示す模式図である。
図3に示すように、本実施の形態における連続紙Pは、一度目の画像形成処理が施され、所定の画像及び位置合わせ用のマークが既に形成された状態のものである。
図3は、連続紙Pに所定間隔毎に画像Aが形成され、各画像Aに対して、当該画像Aより搬送方向下流側の所定位置(ここでは、15mmだけ搬送方向下流側の位置)に、矩形状のマークMが形成されている例である。
画像Aとは、複数回の画像形成処理により完成する最終画像のうちの一部であり(例えば、枠部分など)、マークMを用いて位置合わせが行われることで、画像Aに対してずれることなく所定の画像を重ねて形成することが可能となる。
バッファー部20は、給紙部10と画像形成部30との間に設けられ、二つの固定ローラー21a,21bと、二つの固定ローラー21a,21bの間に位置する可動ローラー22と、可動ローラー22を上下動させる駆動部23と、を備えている。
バッファー部20は、張力調整部として機能し、可動ローラー22を駆動部23の駆動により上下動させることで、上流側の固定ローラー21a、可動ローラー22、及び下流側の固定ローラー21bに順に架け渡された連続紙Pの張力が所定の張力となるように調整する。所定の張力とは、連続紙Pが撓まない状態を維持できる程度の張力であり、例えば5kg程度に設定されている。
また、バッファー部20は、搬送距離調整部として機能し、画像形成処理のモード(フルカラー、モノカラー、モノクロ)に応じて、可動ローラー22を駆動部23の駆動により上下動させることで、検出部Sの検出位置から画像形成部30の画像形成位置までの連続紙Pの搬送路の長さ(連続紙Pの搬送距離)を調整する。
なお、二つの固定ローラー21a,21b及び可動ローラー22は、搬送中の連続紙Pが膨らまない状態を維持できる程度の径であることが好ましい。
例えば、図4の破線で示すように、二つの固定ローラー21a,21b及び可動ローラー22の径が小さすぎると、剛度の高い連続紙Pなどの場合、二つの固定ローラー21a,21b及び可動ローラー22で屈曲されて膨らみが生じ、連続紙Pの搬送距離にずれが生じる恐れがあるが、図4の実線で示すように、二つの固定ローラー21a,21b及び可動ローラー22の径をある程度大きくすることで、連続紙Pの種類によらず、搬送中の連続紙Pが膨らまない状態を維持することができる。
駆動部23は、例えば、可動ローラー22を囲む筐体、筐体の側部に形成されたラックアンドピニオン、及びモーター等を備えて構成され、制御部60の制御により駆動して、可動ローラー22を上下動させることができる。なお、駆動部23の構成は可動ローラー22を上下動させることの可能なものであれば良く、これに限定されるものではない。
検出部Sは、例えば、光学式センサー等を備え、バッファー部20の上流側の固定ローラー21aの近傍に設けられ、連続紙P上に形成されたマークMを検出する。
検出部Sの検出位置は、搬送時の連続紙Pのばたつきを考慮して、上流側の固定ローラー21a上であることが好ましい。
画像形成部30は、例えば、外部装置から送信された画像形成ジョブ(以下、単に「ジョブ」という)に基づいて、連続紙Pに画像形成を行う。
画像形成部30による画像形成の方式としては、電子写真方式が採用される。具体的に、画像形成部30は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の色成分に各々対応する4組の画像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kと、中間転写ベルト34と、転写ローラー対35と、を備えている。
画像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kは、それぞれ、露光部31、感光体32、現像部33を備えている。
露光部31は、帯電する感光体32上にレーザー光を照射、露光して感光体32上に静電潜像を形成する。現像部33は、露光された感光体32上に帯電する現像ローラーにより所定の色(Y、M、C、及びKの何れか)のトナーを供給して、感光体32上に形成された静電潜像を現像する。
Y、M、C、及びKに対応する4つの感光体32上に各々Y、M、C、及びKのトナーで形成された画像(単色画像)は、各感光体32から中間転写ベルト34上に順次重ねられて転写される(一次転写)。これにより、中間転写ベルト34上にY、M、C、及びKを色成分とするトナー像が形成される。中間転写ベルト34は、複数の搬送ローラーに巻き回された無端ベルトであり、各搬送ローラーの回転に従って回転する。そして、トナーと逆極性のバイアスを転写ローラー対35に印加することにより、中間転写ベルト34上に形成されたトナー像は連続紙P上に転写(二次転写)される。
また、画像形成部30は、ジョブ情報に含まれるモード情報に応じて、Y、M、C、及びKの全ての色成分を用いて画像形成を行うフルカラーモードの他に、Y、M、Cの何れか一色のみを用いて画像形成を行うモノカラーモード、又は、Kのみを用いて画像形成を行うモノクロモードにて画像形成処理を実行することができる。
モノカラーモードやモノクロモードの場合には、指定された色の画像形成ユニットが動作し、中間転写ベルト34には指定された色のトナー像が形成され、当該トナー像が連続紙P上に転写される。
定着部40は、連続紙P上に転写されたトナー像を定着させる。
例えば、定着部40は、連続紙Pを挟持するための、加熱ローラー41及び加圧ローラー42からなる一対のローラーを備えている。
加熱ローラー41は、加熱源であるヒーターによって所定の温度に加熱される。
加圧ローラー42は、図示しない弾性部材によって加熱ローラー41へ向かって付勢されている。トナー像の転写された連続紙Pは、加熱ローラー41と加圧ローラー42とのニップ部を通ることにより熱と圧力が加えられ、トナー像が溶融定着する。
操作表示部50は、表示画面を備え、画面上に各種情報の表示を行う表示部、及びユーザーによる各種指示の入力に使用される操作部を備えている。
制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。制御部60のCPUは、記憶部70に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成処理、搬送距離調整処理などの各種処理を実行する。かかる処理の詳細は後述する。
記憶部70は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリー等で構成されている。
記憶部70には、制御部60で実行されるシステムプログラムや処理プログラムを始めとする各種プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータが記憶されている。例えば、記憶部70には、画像形成処理の実行に必要な設定情報が記憶されている。
巻取部80は、画像形成された連続紙Pを支持軸に巻き取って保持する。
次に、本実施の形態における画像形成装置100の動作について説明する。
本実施の形態の画像形成装置100では、画像形成処理に先立って、制御部60は、ジョブ情報に含まれるモード情報に応じて、バッファー部20の可動ローラー22を上下動させ、連続紙Pの搬送路の長さ(連続紙Pの搬送距離)を調整する搬送距離調整処理を実行する。具体的には、制御部60は、バッファー部20の可動ローラー22を上下動させ、連続紙P上のマークMの検出位置から、そのマークMに対応した画像Aが転写ローラー対35に達するまで(画像形成部30の画像形成位置まで)の距離を調整する。
また、画像形成処理において、制御部60は、検出部Sにより連続紙P上のマークMを検出したことを示す検出信号が出力されると、これをトリガーとしてタイミングを合わせ、モード情報にて指定された色の画像形成ユニットを動作させる。
図5は、画像形成装置100における、搬送距離調整処理及び画像形成処理を含む一連の動作を示すフローチャートである。
先ず、ユーザーによりジョブを開始する指示が出されると(START)、制御部60は、ウォームアップを開始する(ステップS1)。
次いで、制御部60は、バッファー部20に滞留している連続紙Pを排出する(ステップS2)。
具体的に、制御部60は、この時点で、上流側の固定ローラー21aから下流側の固定ローラー21bに亘って架け渡されている連続紙Pを排出する。
このとき、バッファー部20(上流側の固定ローラー21a、可動ローラー22、及び下流側の固定ローラー21b)により形成された連続紙Pの搬送路の長さに応じて、排出する連続紙Pの長さが変更される。
即ち、バッファー部20により形成された連続紙Pの搬送路の長さは、その一つ前に実行されたジョブに合わせた状態となっているので常時同一の長さが維持されるものではないが、ここでは、この時点で上流側の固定ローラー21aから下流側の固定ローラー21bに亘って架け渡されている連続紙Pが排出されるようになっている。
これにより、バッファー部20に架け渡された状態で滞留することで湾曲した可能性のある連続紙Pに画像を形成するのを防止することができる。
次いで、制御部60は、この時点で設定されている可動ローラー22の位置が適切か否か、即ち、検出部Sの検出位置から転写ローラー対35までの連続紙Pの搬送路の長さ(以下、搬送距離(d)という)が、適切か否かをする(ステップS3)。
具体的に、制御部60は、今回のジョブが、一つ前に実行されたジョブと同一の連続紙Pを用いて同一条件で行われるものであるか否かにより、搬送距離(d)が適切か否かを判断する。
そして、搬送距離(d)の設定が適切である場合(ステップS3:YES)、制御部60は、後述のステップS5に移行する。
一方、搬送距離(d)の設定が適切でない場合(ステップS3:NO)、制御部60は、搬送距離(d)を調整する搬送距離調整処理を行う(ステップS4)。搬送距離(d)の調整は、ジョブ情報に含まれるモード情報に応じて行われる。
例えば、フルカラーモードで画像形成処理が行われる場合、図6に示すように、トナー像の形成はY書込を起点として、M、C、Kの順に行われる。
このとき、Y書込から転写ローラー対35までの距離(Y書込距離(y):図6の破線)より、検出部Sの検出位置から転写ローラー対35までの距離(搬送距離(d):図6の一点鎖線)を長くする必要がある。
そこで、制御部60は、例えば、Y書込距離(y)が500mmとすると、搬送距離(d)を、これより僅かに長い520mm程度に調整する。
一方で、例えば、モノクロモードで画像形成処理が行われる場合、図7に示すように、トナー像の形成はK書込が起点となるため、フルカラーモードの場合(Y書込が起点の場合)より、トナー像の形成の起点から転写ローラー対35までの距離が短い。
そこで、制御部60は、例えば、K書込から転写ローラー対35までの距離(K書込距離(k):図7の破線)が200mmとすると、搬送距離(d)を、これより僅かに長い220mm程度に調整する。
また、モノカラーモードで画像形成処理が行われる場合も同様に、搬送距離(d)は、トナー像の形成の起点となる書込位置から転写ローラー対35までの距離より僅かに長い距離となるよう調整される。
また、上記の搬送距離(d)の調整後、制御部60は、連続紙Pに形成されている画像AとマークMとの相対位置に応じて、搬送距離(d)の補正を行う。
これは、例えば、図8に示すように、各画像Aに対して、当該画像Aより搬送方向上流側の所定位置(ここでは、15mmだけ搬送方向上流側の位置)に、マークMが形成されている場合を想定している。
即ち、マークMが画像Aより搬送方向上流側に位置するため、上記の調整後の搬送距離(d)(例えば、フルカラーモードで520mm)を用いると、作像準備に一律に要する必要距離(10mm程度)を含めると、搬送距離が足りなくなる恐れがある。
そこで、このような場合、制御部60は、上記の調整後の搬送距離(d)に、画像AとマークMの間の距離(ここでは、15mm)を加え、搬送距離(d)を補正する。
従って、フルカラーモードの例では、補正した搬送距離(d)は、520+15=535mmとなる。
更に、制御部60は、連続紙Pの種類から、搬送距離(d)の補正を行うことも好ましい。
これは、例えば、図9に示すように、バッファー部20において連続紙Pの上面の通る距離が、連続紙Pの厚み(t)によって変わることを想定している。図9では、実線が薄い連続紙Pを示し、破線が厚い連続紙Pを示している。
そこで、制御部60は、例えば、図10に示すような、連続紙Pの厚み(t)による補正量を設定した補正テーブルTを用いて、上記のモードによる調整後の搬送距離(d)(或いは、これにマークMと画像Aとの相対位置に応じて補正を加えた搬送距離(d))に、連続紙Pの厚みに応じた補正量を加え、搬送距離(d)を補正する。
なお、補正テーブルTは、ユーザーにより予め設定され、設定情報として記憶部70に記憶されている。
また、連続紙Pの厚みではなく坪量であっても、厚み(t)に変換した上で同様の制御を行うことができる。
図5に戻って、次いで、制御部60は、所定の温度に達したことを確認してウォームアップを終了する(ステップS5)。
次いで、制御部60は、画像形成処理を実行する(ステップS6)。
具体的に、制御部60は、連続紙Pの搬送を開始し、検出部Sにより、連続紙P上のマークMを検出したことを示す検出信号が出力されると、これをトリガーとしてタイミングを合わせ、モード情報にて指定された色の画像形成ユニットを動作させる。
これにより、連続紙P上のマークMに対応した画像Aが転写ローラー対35に達するタイミングと、中間転写ベルト34上に形成されたトナー像が連続紙P上に転写される(二次転写される)タイミングを精度よく合わせることができる。
次いで、制御部60は、ウォームダウンを実行し(ステップS7)、本処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、位置合わせ用のマークMの形成された連続紙PのマークMを検出する検出部Sと、連続紙Pに対して画像形成処理を行う画像形成部30と、検出部Sと画像形成部30との間に設けられたバッファー部20と、画像形成部30による画像形成処理のモードに応じて、バッファー部20を制御して、検出部Sによる検出位置と画像形成部30による画像形成位置との間の連続紙Pの搬送距離を調整する制御部60と、を備える。
このため、画像形成処理のモードに応じて、マークMの検出位置から画像形成位置(二次転写位置)までの連続紙Pの搬送距離を設定でき、長い場合には短縮できるので、画像形成位置のずれが発生する恐れを低減し、追い刷りを行う場合の、画像形成の位置合わせの精度を向上させることができる。また、ヤレの発生を抑えることができる。
また、本実施の形態によれば、バッファー部20は、二つの固定ローラー21a,21bと、二つの固定ローラー21a,21bの間に設けられた可動ローラー22と、可動ローラー22を上下動させる駆動部23と、を有し、二つの固定ローラー21a,21b及び可動ローラー22に架け渡された連続紙Pに対して所定の張力を付与する。
このため、バッファー部20を、連続紙Pの搬送距離を調整する搬送距離調整部、及び連続紙Pに対して所定の張力を付与する張力調整部として機能させることができ、2つの機能を兼用させることで、新たな機構を搭載する必要がない。
また、本実施の形態によれば、検出部Sの検出位置は、二つの固定ローラー21a,21bのうち上流側の固定ローラー21a上である。
このため、搬送される連続紙Pのばたつきのなるべく少ない位置においてマークMを検出することができる。
また、本実施の形態によれば、制御部60は、バッファー部20を制御して、連続紙Pが撓まない状態を維持する。
このため、連続紙Pの搬送を円滑に行うことができる。
また、本実施の形態によれば、制御部60は、停止状態から画像形成処理を開始する場合、バッファー部20に滞留した連続紙Pを排出してから、画像形成部30による画像形成処理を開始する。
このため、停止状態でバッファー部20に滞留したことにより湾曲した連続紙Pに画像形成を行ってしまうことが防止され、より画像形成の精度を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、制御部60は、バッファー部20により形成された連続紙Pの搬送路の長さに応じて、排出する連続紙Pの長さを変更する。
このため、排出する連続紙Pの量を最低限に抑えることができる。
また、本実施の形態によれば、制御部60は、連続紙Pに予め形成された画像A及びマークMの相対位置に応じて、連続紙Pの搬送距離を補正する。
このため、連続紙Pの搬送距離をより適切なものに調整することができる。
また、本実施の形態によれば、制御部60は、連続紙Pの厚みに応じて、連続紙Pの搬送距離を補正する。
このため、連続紙Pの搬送距離をより適切なものに調整することができる。
また、本実施の形態によれば、制御部60は、画像形成処理の開始前の準備動作中に、バッファー部20を制御して、連続紙Pの搬送距離の調整を行う。
このため、画像形成処理の準備動作中に搬送距離調整を実行できるので、効率が良い。
なお、上記実施の形態においては、張力調整部と搬送距離調整部が兼用された構成を例示して説明したが、これらを別途設けた構成としても良い。
また、上記実施の形態においては、検出部Sの検出位置は、好ましい態様として、二つの固定ローラー21a,21bのうち上流側の固定ローラー21a上であることとしたが、検出部Sの検出位置は、給紙部10と、バッファー部20の可動ローラー22との間であれば良い。
100 画像形成装置
10 給紙部
20 バッファー部(搬送距離調整部)
21a,21b 固定ローラー
22 可動ローラー
23 駆動部
S 検出部
30 画像形成部
30Y、30M、30C、30K 画像形成ユニット
40 定着部
50 操作表示部
60 制御部
70 記憶部
T 補正テーブル
80 巻取部
P 連続紙
A 画像
M マーク

Claims (9)

  1. 位置合わせ用のマーク及び所定の画像の形成された連続紙の前記マークを検出する検出部と、
    前記連続紙に対して重ねて画像を形成する画像形成処理を行う画像形成部と、
    前記検出部と前記画像形成部との間に設けられた搬送距離調整部と、
    前記画像形成部による前記画像形成処理のモードに応じて、前記搬送距離調整部を制御して、前記検出部による検出位置と前記画像形成部による画像形成位置との間の前記連続紙の搬送距離を調整する制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記搬送距離調整部は、二つの固定ローラーと、前記二つの固定ローラーの間に設けられた可動ローラーと、前記可動ローラーを上下動させる駆動部と、を有し、
    前記二つの固定ローラー及び前記可動ローラーに架け渡された前記連続紙に対して所定の張力を付与することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出部の検出位置は、前記二つの固定ローラーのうち上流側の固定ローラー上であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記搬送距離調整部を制御して、前記連続紙が撓まない状態を維持することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、停止状態から前記画像形成処理を開始する場合、前記搬送距離調整部に滞留した前記連続紙を排出してから、当該画像形成処理を開始することを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記搬送距離調整部により形成された前記連続紙の搬送路の長さに応じて、排出する前記連続紙の長さを変更することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記連続紙に予め形成された画像及び前記マークの相対位置に応じて、前記連続紙の搬送距離を補正する請求項1〜6の何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記連続紙の厚みに応じて、前記連続紙の搬送距離を補正する請求項1〜7の何れか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記画像形成処理の開始前の準備動作中に、前記搬送距離調整部を制御して、前記連続紙の搬送距離の調整を行うことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の画像形成装置。
JP2016047782A 2016-03-11 2016-03-11 画像形成装置 Active JP6651917B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016047782A JP6651917B2 (ja) 2016-03-11 2016-03-11 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016047782A JP6651917B2 (ja) 2016-03-11 2016-03-11 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017161796A JP2017161796A (ja) 2017-09-14
JP6651917B2 true JP6651917B2 (ja) 2020-02-19

Family

ID=59857935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016047782A Active JP6651917B2 (ja) 2016-03-11 2016-03-11 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6651917B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6962128B2 (ja) 2017-10-20 2021-11-05 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07237336A (ja) * 1994-01-10 1995-09-12 Fujitsu Ltd 連続紙の両面印刷システム
JP2000198593A (ja) * 1998-11-06 2000-07-18 Asahi Optical Co Ltd 画像形成装置
JP4744741B2 (ja) * 2001-08-01 2011-08-10 株式会社ミヤコシ バリアブル印刷機による追刷り方法及びその装置
JP2009003095A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Konica Minolta Business Technologies Inc カラー画像形成装置
DE102007034246B4 (de) * 2007-07-23 2010-10-28 OCé PRINTING SYSTEMS GMBH Einrichtung mit einer Vorzentriervorrichtung und einer Puffervorrichtung für die Zufuhr einer Bedruckstoffbahn zu einer Druckeinrichtung
JP4706682B2 (ja) * 2007-09-26 2011-06-22 富士ゼロックス株式会社 重連印刷システム
JP5282386B2 (ja) * 2007-09-26 2013-09-04 富士ゼロックス株式会社 重連印刷システム
US9178839B2 (en) * 2008-07-24 2015-11-03 International Business Machines Corporation Sharing buffer space in link aggregation configurations
JP5338522B2 (ja) * 2009-06-29 2013-11-13 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP5780403B2 (ja) * 2012-07-12 2015-09-16 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP5920494B2 (ja) * 2015-01-23 2016-05-18 カシオ計算機株式会社 印刷システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017161796A (ja) 2017-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9195199B2 (en) Image forming apparatus, image forming system, and image forming method
US10197951B2 (en) Image forming apparatus, image forming system and recording medium
JP6278033B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP5119217B2 (ja) 画像形成装置の濃度補正方法およびそれを用いる画像形成装置
JP6651917B2 (ja) 画像形成装置
JP2015004900A (ja) 画像形成装置、制御装置及び画像形成システム
JP2018189798A (ja) 画像形成システム及び画像形成システムの制御方法
US9846380B2 (en) Image forming apparatus that adjusts relative positions of images by detecting test pattern
JP2013127609A (ja) 画像形成装置
JP6036319B2 (ja) 画像形成装置
JP2017125950A (ja) 画像形成システム、画像形成装置、及びプログラム
JP2009115911A (ja) 画像形成装置,画像形成装置のレジスト補正方法
JP6394058B2 (ja) 画像形成装置
JP2016014831A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP6349893B2 (ja) 画像形成装置
JP2014056130A (ja) 画像形成装置
US10353336B2 (en) Image forming apparatus
JP7000751B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US10459378B2 (en) Image forming apparatus and program compensating for eccentric components
JP7412067B2 (ja) 印刷装置および印刷方法
JP2008122566A (ja) 画像形成装置
JP2008287184A (ja) 画像形成装置、及びその制御方法
JP6222317B2 (ja) 画像形成装置
JP5700958B2 (ja) ベルト搬送装置及びこれを用いる画像形成装置
JP2020086413A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190910

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6651917

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150