JP4744741B2 - バリアブル印刷機による追刷り方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続紙の印刷天地長さを変えることができるバリアブル印刷機で、特に、プレ印刷された印刷面長さに合わせて追刷りを可能にしたバリアブル印刷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バリアブル印刷機は図1に示すようになっていて、同期して正転と逆転を行うことができるようにした一対のインフィードローラ1,2の間に印刷ユニット3a,3bが配置されている。そしてこの印刷ユニット3a,3bは版胴4とブランケット胴5と圧胴6とからなり、ブランケット胴5の周面には、例えば1/2円周長s−aの印刷面となる大径部が設けてあり、この大径部の周面にブランケット7が取り付けてある。
【0003】
このバリアブル印刷機において、例えば一方の印刷ユニット3aにおいて、版胴4からブランケット7に、これの始端sからbの周方向長さにわたって版が転写され、すなわち、天地方向長さがs−bの印刷を天地方向に繰り返し連続的に連続紙8に印刷する場合、ブランケット胴5が連続回転する間に、インフィードローラ1,2の作用により、連続紙8は、ブランケット胴5の大径部の周長s−aにわたって等速で前進走行し、次のブランケット7がなくブランケット胴5と圧胴6間に隙間がある間である小径部の周長a−sの回転にわたってa−bだけ逆方向に走行し、これを順次繰り返して、ブランケット胴5の回転ごとに、連続紙8上にs−bの天地長さの画像の印刷が繰り返し印刷されるようになっている。
【0004】
このときの一対のインフィードローラ1,2の回転制御は、連続紙8のブランケット胴5の回転に対する走行速度及び走行距離の関係が図2に示すように図示しないコントローラにて制御されるようになっている。
【0005】
すなわち、図1に示すように、ブランケット胴5の大径部の始端sが圧胴6に対向した状態からブランケット胴5が、これの大径部の終端aが圧胴6に対向する位置まで回転してその間(等速域)にわたって連続紙8はs−aだけ等速走行し、その間に連続紙8上には天地長さがs−bの画像が印刷される。そして次のブランケット胴5がa−sだけ回転する間(間欠域)にわたって、連続紙8はa−bだけ逆方向に移動するが、このとき、図2においてa−c間は前進方向に減速走行し、ついでc−d間で逆方向に走行し、その後、d−b間で前進方向に加速走行し、このb点から再びブランケット胴5のs−aにわたって上記の動作が行われるように制御されている。これにより、連続紙8には、これの移動に従って天地方向長さがs−bの画像が繰り返し印刷されていく。なお図2中、連続紙8の走行速度を示す曲線上に、連続紙8の移動距離に相当する点に、縦軸に示した移動距離の符号にダッシュを付して対応させて示した。
【0006】
一方従来の追刷り印刷装置は図3に示すようになっていて、プレ印刷された連続紙8はインフィードローラ10にて送り出され、版胴と圧胴からなる追刷り印刷胴11にて所定の追刷り画像を印刷するようになっている。そしてこのときの天地合わせは、あらかじめ連続紙8に印刷されてあるレジスタマークAをマークセンサ12にて読み取り、このマークセンサ12からのマーク信号と、エンコーダ13からの追刷り印刷胴11の回転速度信号と、テンションセンサ14からのテンション信号とをコントローラ15に入力して演算し、その結果を、モータドライバ16に出力し、プリントモータ17にてメインモータ18とインフィードロール10の動力伝達系に介装した差動ギヤ19を制御して、メインモータ18にて駆動されている上記追刷り印刷胴11の回転速度に対してインフィードローラ10の回転速度を制御することによって行われるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
バリアブル印刷機にてバリアブル印刷するときに、上記したように、連続紙はインフィードローラ1,2により前進加速→等速前進走行→減速→停止→逆方向走行→停止→前進加速を繰り返し、これの等速前進走行する等速域にて印刷が行われる。そして、このバリアブル印刷機にて追刷り印刷を行う場合、バリアブル印刷機では、印刷が行われる連続紙8の等速域では、通常の印刷と同様に印刷が行われるので、両インフィードローラの回転を制御することで、1面ごとに印刷長さをプレ印刷に合わすことができる。
【0008】
しかし、位相合わせを行う間欠域では連続紙を逆方向に走行させて再び前進走行させ、次の印刷を始端から刷り始める位置で、連続紙の移動速度が等速域に達するように、インフィードローラを制御しなければならず、また走行速度のパターンがそのように、すなわち、図2に示すようにプログラムされている。そのため、追刷りのための補正を行う場合、この間欠域のインフィードローラによる走行速度を上記プログラムからはずして制御しなければならず、また間欠域で補正値を上乗せして位相を制御しなければならないが、図2に示したバリアブル印刷機の制御プログラムに対して追刷り印刷のための位相補正をかけることは制御上むずかしかった。
【0009】
本発明は上記のことにかんがみなされたもので、通常のバリアブル印刷機の制御プログラムをそのまま利用して、追刷り印刷を行うことができるようにしたバリアブル印刷機を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るバリアブル印刷機による印刷方法は、同期して正転と逆転を行うことができるようにした一対のインフィードローラの間に、この両インフィードローラにて走行される連続紙を挟んで近接配置される印刷胴と圧胴とからなり、かつ印刷胴の周面に、連続紙に接して印刷を行う大径部と、用紙との間に所定の隙間を有する小径部とを周方向に設けてなる少なくとも1組の印刷ユニットを配置し、上記両インフィードローラが、印刷胴の大径部が連続紙に接している間にわたってこの大径部の回転速度と等速で連続紙を走行し、小径部が連続紙に対向している間に上記印刷胴の大径部の周長のうちの非画像範囲にわたって連続紙を逆方向に走行させるようにしたバリアブル印刷機にてプレ印刷された連続紙に、このバリアブル印刷機を用いて追刷りを行うようにしたバリアブル印刷機による追刷り方法において、印刷ユニットの少なくとも上流側に配置したコンペンセータ装置にて上記連続紙のテンションを一定に保つようにすると共に、印刷始めに、上記連続紙のプレ印刷ごとに印刷されたマークをマークセンサにて検出して、このマーク位置が印刷ユニットの印刷位相と一致するように印刷位相を合わせ、その後の印刷中に上記マークセンサによるマークの検出位置がずれたときに、このずれ量に応じて上記コンペンセータ装置を作動して上記検出位置ずれの修正を印刷作動中に行うようにした。
【0011】
そして本発明の請求項2に係る上記バリアブル印刷による追刷り方法を実施するためのバリアブル印刷機は、請求項1記載のバリアブル印刷機による追刷り印刷方法に使用され、同期して正転と逆転を行うことができるようにした一対のインフィードローラの間に、この両インフィードローラにて走行される連続紙を挟んで近接配置される印刷胴と圧胴とからなり、かつ印刷胴の周面に、連続紙に接して印刷を行う大径部と、用紙との間に所定の隙間を有する小径部とを周方向に設けてなる少なくとも1組の印刷ユニットを配置し、上記両インフィードローラが、印刷胴の大径部が連続紙に接している間にわたってこの大径部の回転速度と等速で連続紙を走行し、小径部が連続紙に対向している間に上記印刷胴の大径部の周長のうちの非画像範囲にわたって連続紙を逆方向に走行させるようにしたバリアブル印刷機において、印刷ユニットの上流側に、連続紙の各プレ印刷ごとにあらかじめ印刷されてあるマークを検出するマーク検出器を設け、印刷ユニットの上流側で、かつ上記マーク検出器より上流側に、このマーク検出器の検出値に応じて両インフィードローラ間の連続紙の位置を調整してプレ印刷画像と追刷り印刷画像との位相合わせを行うコンペンセータ装置を印刷ユニットの少なくとも上流側に設けた構成になっている。
そして請求項3に係る発明は、上記請求項2記載のバリアブル印刷機において、印刷ユニットの下流側に、上流側のコンペンセータ装置に追随してこれと逆方向に作動するようにした他のコンペンセータ装置を設けた構成になっている。
【0012】
【作 用】
バリアブル印刷機にて通常のバリアブル印刷が行われる。そして、このバリアブル印刷機にて追刷り印刷する場合には、このときのプレ印刷位置をプレ印刷位置検出器にて検出し、この検出値に基づいてコンペンセータ装置が作動して、両インフィードローラ間における連続紙の位置が上流側へ、あるいは下流側へ微少に変位されてプレ印刷に対する追刷り印刷の位相が調整される。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図4以下に基づいて説明する。なお、この実施の形態は図1に示したバリアブル印刷機を利用したもので、図1で示した構成と同一部材は同一符号を付して説明する。
【0014】
上流側のインフィードローラ1と上流側の印刷ユニット3aとの間と、下流側のインフィードローラ2と下流側の印刷ユニット3bとの間にこの間における連続紙8の走行方向の位置を調整する第1・第2のコンペンセータ装置21a,21bが配置されている。また、上流側の印刷ユニット3aの上流側に、連続紙8のプレ印刷のマークを読み取るマークセンサ22が設けてある。
【0015】
両コンペンセータ装置21a,21bは同一構成となっており、この各コンペンセータ装置21a,21bは、連続紙8の走行方向に離間して配置した一対のガイドローラ23a,23bと、この両ガイドローラ23a,23bの間に上下方向に移動可能に設けたコンペンセータローラ24と、このコンペンセータローラ24を上下方向に移動するコンペンセータ駆動装置25とからなっている。
【0016】
コンペンセータ駆動装置25は図5に示すように、コンペンセータローラ24の支軸26の両端部にねじ穴を上下方向に設けたナット部材27が固着してあり、これのねじ穴にねじ軸28が螺合し、このねじ軸28を伝動機構29を介してモータ30にて正転あるいは逆転することによりナット部材27が上下動され、これによってコンペンセータローラ24が上下動するようになっている。31a,31bはこのコンペンセータローラ24の上下方向両端位置を決めのリミットスイッチで、ナット部材27の上下方向に設けてある。
【0017】
図6は上記コンペンセータ装置21a,21bのコンペンセータ駆動装置25の他例を示すもので、コンペンセータローラ24は一対の回動レバー32の先端部に支持されており、この回動レバー32の基端部は回動軸33に固着されている。そしてこの回動軸33は、この回動軸33に先端部を固着した駆動レバー34を駆動モータ30にて回転するねじ軸28により回動し、これによりコンペンセータローラ24が上下方向に移動するようになっている。35はユニバーサルジョイントである。
【0018】
上記上流側と下流側の一対のコンペンセータ装置21a,21bは図4に示すように、コントローラ36にて制御されるモータドライバー37にて正・逆方向に対称状に駆動されるようになっていて、例えば、上流側のコンペンセータ装置21aのコンペンセータローラ24が下動した場合、下流側のコンペンセータ装置21bのコンペンセータローラ24が同じ距離だけ上動するようになっている。
このとき、コントローラ36には両インフィードローラ1,2の各駆動モータ38a,38bの回転速度信号と、マークセンサ22の位相信号を入力して演算し、その結果をドライバ37に出力するようになっている。
【0019】
印刷ユニット3a,3bの各版胴4,4には、この各版胴4の回転速度を検出するエンコーダ39a,39bが設けてあり、この検出値はコントローラ36に入力されている。
【0020】
上記構成において、印刷ユニット3a,3bの作動に同期してインフィードローラ1,2がブランケット胴5の大径部の周長にわたって前進方向に回転し、その後、ブランケット胴5の小径部が圧胴6に対向している間に、ブランケット7の非画像長にわたって逆方向に回転することによりプレ印刷された連続紙8に上記ブランケット上の画像が順次追刷り印刷される。このときの両インフィードローラ1,2はブランケット胴5における周方向長さs−a及び版長s−bに応じて図2に示すような連続紙8の速度と走行距離線図に示された線図に従って連続紙8が走行するようにコントローラ36にて制御される。またこのときの連続紙8は両コンペンセータ装置21a,21bにてテンションが一定に保たれている。
【0021】
上記追刷り印刷におけるプレ印刷画像に対する位相合わせは上記したバリアブル印刷のためのコントロールとは別に、一対のコンペンセータ装置21a,21bの作動にて行われる。
【0022】
すなわち、プレ印刷画像の位相はマークセンサ22にて検出され、また版胴4の位相と連続紙8の走行距離は版胴4に設けたエンコーダ39a,39bにて検出され、それぞれの検出信号がコントローラ36に入力される。また、コントローラ36の補正信号でドライバ37により、一方のコンペンセータ装置21aが、これのコンペンセータローラ24が下動する緊張作動し、他方のコンペンセータ装置21bが、これのコンペンセータローラ24が上動する弛緩作動する。
【0023】
そして、印刷の始めに、プレ印刷上のマーク(印刷の頭)が刷り始めの点sに一致するよう、予め印刷ユニット3a,3bの位相を合わせる。印刷が始まると図2に示されるように連続紙8が等速前進、減速前進、停止、後進、減速後進、停止、増速前進のサイクルを繰り返して、天地長さがs−bの追刷り印刷が繰り返し行われる。
【0024】
このときのプレ印刷に対する追刷り印刷の位相のずれは印刷ユニット3aに対して特定の位置に設けたマークセンサ22にてプレ印刷のマークを常時読み取り、マークセンサ22にて読み取られるマークの位置が印刷ユニット3aの位置に対する位置関係とずれて、例えば、マークセンサ22にて読み取られるマークの位置が、印刷ユニット3aに対して所定の間隔より近づいた位置になった場合、その検出信号がコントローラ36に入力されて、即、両コンペンセータ装置21a,21bが作動して、上流側のコンペンセータローラ24が下動し、下流側のコンペンセータローラ24が上動して、連続紙8を印刷ユニット3a,3bに対して上流側に見当を合わせる。この修正は図2に示す線図における等速域と間欠域に関係なく行われる。
【0025】
上記のように、マークセンサ22はプレ印刷の各マークを検知するが、マーク間ピッチが短い場合、すなわち、マークとマークの間に版胴4の回転を検出するエンコーダ39a,39bから発せられるパルス数が少なく、短い走行距離でマーク間が印刷されている場合は、インフィードローラ1,2の送り速度を遅く、逆に上記マーク間ピッチが長い場合はこの送り速度を速くし、連続紙8の送り出し長さをマーク間の1リピート長に正確に合わせる。この修正はs−aの等速域の印刷中に行われる。
【0026】
上記した実施の形態では、バリアブル印刷機の印刷ユニット3a,3bの入口側と出口側の双方に、互いに正逆方向に作動する一対のコンペンセータ装置21a,21bを配置した例を示したが、このコンペンセータ装置は印刷ユニットの入口側にのみ配置し、出口側には、このコンペンセータ装置に替えてダンサーローラを配置してもよい。
【0027】
この実施の形態によれば、追刷り印刷の天地調整は1つのコンペンセータ装置にて行うことができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、バリアブル印刷機にて追刷り印刷する際に、バリアブル印刷機におけるインフィードローラの送り制御によらず、印刷ユニットの入口側に設けたコンペンセータ装置の制御により、上記追刷り印刷の印刷位置合わせを行うことができ、バリアブル印刷機による追刷り印刷中に、このバリアブル印刷機のインフィードローラの送り制御プログラムをそのまま利用して追刷り印刷を行うことができる。
【0029】
また、上記コンペンセータ装置を印刷ユニットの入口側と出口側の双方に、それぞれの作業が互いに逆方向に作動するようにして設けることにより、このコンペンセータ装置による印刷位置合わせ時における連続紙のテンション変動が少なくなり、見当が早く安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】バリアブル印刷機の概略的な構成説明図である。
【図2】バリアブル印刷機における、ブランケット胴の回転と連続紙走行距離の関係を示す線図である。
【図3】追刷り印刷の概略的な構成説明図である。
【図4】本発明に係るバリアブル印刷機の実施の形態を示す概略的な構成説明図である。
【図5】コンペンセータ装置部分を示す斜視図である。
【図6】コンペンセータ装置部分の他例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,2,10…インフィードローラ、3a,3b…印刷ユニット、4…版胴、5…ブランケット胴、6…圧胴、7…ブランケット、8…連続紙、11…追刷り印刷胴、12,22…マークセンサ、13,39a,39b…エンコーダ、14…テンションセンサ、15,36…コントローラ、16,37…モータドライバ、17…プリントモータ、18…メインモータ、19…差動ギヤ、21a,21b…コンペンセータ装置、23a,23b…ガイドローラ、24…コンペンセータローラ、25…コンペンセータ駆動装置、26…支軸、27…ナット部材、28…ねじ軸、29…伝動機構、30,38a,38b…駆動モータ、31a,31b…リミットスイッチ、32…回動レバー、33…回動軸、34…駆動レバー、35…ユニバーサルジョイント。
Claims (3)
- 同期して正転と逆転を行うことができるようにした一対のインフィードローラの間に、この両インフィードローラにて走行される連続紙を挟んで近接配置される印刷胴と圧胴とからなり、かつ印刷胴の周面に、連続紙に接して印刷を行う大径部と、用紙との間に所定の隙間を有する小径部とを周方向に設けてなる少なくとも1組の印刷ユニットを配置し、上記両インフィードローラが、印刷胴の大径部が連続紙に接している間にわたってこの大径部の回転速度と等速で連続紙を走行し、小径部が連続紙に対向している間に上記印刷胴の大径部の周長のうちの非画像範囲にわたって連続紙を逆方向に走行させるようにしたバリアブル印刷機にてプレ印刷された連続紙に、このバリアブル印刷機を用いて追刷りを行うようにしたバリアブル印刷機による追刷り方法において、
印刷ユニットの少なくとも上流側に配置したコンペンセータ装置にて上記連続紙のテンションを一定に保つようにすると共に、印刷始めに、上記連続紙のプレ印刷ごとに印刷されたマークをマークセンサにて検出して、このマーク位置が印刷ユニットの印刷位相と一致するように印刷位相を合わせ、
その後の印刷中に上記マークセンサによるマークの検出位置がずれたときに、このずれ量に応じて上記コンペンセータ装置を作動して上記検出位置ずれの修正を印刷作動中に行うようにした
ことを特徴とするバリアブル印刷機による追刷り方法。 - 請求項1記載のバリアブル印刷機による追刷り印刷方法に使用され、
同期して正転と逆転を行うことができるようにした一対のインフィードローラの間に、この両インフィードローラにて走行される連続紙を挟んで近接配置される印刷胴と圧胴とからなり、かつ印刷胴の周面に、連続紙に接して印刷を行う大径部と、用紙との間に所定の隙間を有する小径部とを周方向に設けてなる少なくとも1組の印刷ユニットを配置し、上記両インフィードローラが、印刷胴の大径部が連続紙に接している間にわたってこの大径部の回転速度と等速で連続紙を走行し、小径部が連続紙に対向している間に上記印刷胴の大径部の周長のうちの非画像範囲にわたって連続紙を逆方向に走行させるようにしたバリアブル印刷機において、
印刷ユニットの上流側に、連続紙の各プレ印刷ごとにあらかじめ印刷されてあるマークを検出するマーク検出器を設け、
印刷ユニットの上流側で、かつ上記マーク検出器より上流側に、このマーク検出器の検出値に応じて両インフィードローラ間の連続紙の位置を調整してプレ印刷画像と追刷り印刷画像との位相合わせを行うコンペンセータ装置を印刷ユニットの少なくとも上流側に設けたことを特徴とするバリアブル印刷機。 - 請求項2記載のバリアブル印刷機において、印刷ユニットの下流側に、上流側のコンペンセータ装置に追随してこれと逆方向に作動するようにした他のコンペンセータ装置を設けたことを特徴とするバリアブル印刷機。
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