JP3507140B2 - 見当制御方法及び装置 - Google Patents

見当制御方法及び装置

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JP3507140B2
JP3507140B2 JP20941094A JP20941094A JP3507140B2 JP 3507140 B2 JP3507140 B2 JP 3507140B2 JP 20941094 A JP20941094 A JP 20941094A JP 20941094 A JP20941094 A JP 20941094A JP 3507140 B2 JP3507140 B2 JP 3507140B2
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誠 三瓶
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機、加工機におい
て、印刷と印刷、印刷と加工、加工と加工等のウェブの
上流側下流側の2つのユニット間におけるウェブ流れ方
向と直角方向である巾方向の見当制御方法及び装置に関
する。特に下流側のユニットにおいてウェブに見当マー
クが付されないような場合の簡易な巾方向の見当制御方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下流側のユニットにおいてウェブに見当
マークが付されないような場合の従来の見当制御方法と
しては、自動制御を行わない場合が多い。その場合は定
期的にサンプルを採り特殊な液を塗る等して透明インキ
を可視化して印刷の見当ズレ量を測定し、下流側ユニッ
トを手動もしくは電動で左もしくは右へ動かし見当ズレ
を修正する。自動制御を行う場合を次に述べる。図7は
下流側のユニットにおいてウェブに見当マークが付され
ないような場合の従来の見当制御装置の構成を示す図で
ある。図において、見当制御装置本体101には、上流
の印刷ユニットに印刷された見当マークを検出するスキ
ャンニングヘッド102の検出信号とラインシャフトの
回転を検出するロータリエンコーダ103の検出信号が
入力される。ラインシャフトの回転は印刷版胴と位相が
対応している。また見当制御装置本体101からは、コ
ンペンセータローラを移動停止するコンペンモータ10
4と印刷版胴を移動停止するサイドレモータ105へ見
当ズレの修正信号が出力される。
【0003】図8はスキャンニングヘッド102の検出
信号とロータリエンコーダ103の検出信号の関係を示
す図である。図8において、106は第1印刷ユニット
で印刷された三角形の見当マーク、107はスキャンニ
ングヘッド102の検出位置の軌跡、矢印→はウェブの
流れ方向、108はロータリエンコーダ103の出力パ
ルス(時間軸上)をウェブの流れに対応させてウェブ上
(空間軸上)に示したもの、はスキャンニングヘッド
102が検出する見当マークの三角形の底辺の位置、
はロータリエンコーダ103が検出するラインシャフト
回転の所定位相を示すパルスの位置、はスキャンニン
グヘッド102が検出する見当マークの三角形の斜辺
(三角形の底辺と成す角はθ)の位置である。
【0004】図7、図8において見当制御装置本体10
1は、に示すロータリエンコーダ103が検出するラ
インシャフト回転の所定位相を示すパルスの位置に対し
て、に示すスキャンニングヘッド102が検出する見
当マークの三角形の底辺の位置との距離x+Δxを求め
る。次に見当制御装置本体101は、見当が合っている
場合の所定の距離xとの見当ズレ量Δxを求める。更に
見当制御装置本体101は、コンペンモータ104を駆
動する信号を出力しコンペンセータローラを移動して流
れ方向のウェブパスを変化させ見当ズレ量Δxを少なく
するよう修正動作を行う。見当ズレ量Δxが許容範囲内
の場合は見当制御装置本体101はコンペンモータ10
4を停止する。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】以上のように、上記
の従来の見当制御方法・見当制御装置においては、ウェ
ブ流れ方向の見当制御を行うことができる。しかしウェ
ブ巾方向の見当制御は行えないものであった。その理由
を次に説明する。図7、図8において見当制御装置本体
101は、に示すロータリエンコーダ103が検出す
るラインシャフト回転の所定位相を示すパルスの位置に
対して、に示すスキャンニングヘッド102が検出す
る見当マークの三角形の斜辺の位置との距離y+Δyを
求める。次に見当制御装置本体101は、見当が合って
いる場合の所定の距離yとのズレ量Δyを求め、ウェブ
流れ方向と直角な巾方向の見当ズレ量(Δx+Δy)t
anθを求める。
【0006】ここで、仮に見当制御装置本体101が、
サイドレモータ105を駆動する信号を出力し印刷版胴
を移動して巾方向の印刷版胴の位置を変化させ、見当ズ
レ量(Δx+Δy)tanθを少なくするよう修正動作
を行ったとする。しかしながら、見当ズレ量(Δx+Δ
y)tanθは上流側のユニットにおいて印刷された見
当マークによって検出されたものであるから、サイドレ
モータ105を駆動しても変化しない。また、上流側の
ユニットのサイドレモータを駆動し修正することは、更
に上流側のユニットとの見当ズレを生じさせるため行え
ない。従って、ウェブ巾方向の見当制御は行えないもの
であった。
【0007】また、上記の従来の見当制御方法・見当制
御装置においては、巾方向の見当ズレを求めるために
は、図7に示すような三角形の正確な形状の見当マーク
が印刷されている必要があり、更に演算過程もやや複雑
であり、制御装置は大がかりなものを必要とする。ま
た、負荷がかかるとラインシャフトには若干の捩じれが
発生し、ロータリエンコーダパルス108が示す位置と
実際の印刷版胴の位置との間には誤差が生じるが、これ
が大きく無視できない場合には負荷の大きさに応じて補
正を行う必要があり、見当制御装置の構成が更に複雑化
することとなった。本発明は上記の課題を解決すべくな
されたもので、本発明の目的は、下流側のユニットにお
いてウェブに見当マークが付されないような場合におい
ても、印刷速度の変化の影響を受けず、しかも構成が簡
易な見当制御方法及び装置を提供することにある。
【0008】上記目的は下記の本発明によって達成され
る。即ち、本発明は、ウェブの上流側の第1のユニット
で印刷された見当マークを下流側の第2のユニットの直
前で見当マーク検出手段で検出し検出信号を得る見当マ
ーク検出過程と、前記検出信号からウェブ流れ方向と直
角の方向である巾方向の位置を演算する巾方向位置演算
過程と、前記巾方向の位置と所定の位置とを比較して位
置ズレ量を演算する比較演算過程と、前記位置ずれ量に
応じて修正信号を生成する修正信号生成過程と、前記修
正信号に応じて前記第2のユニットの加工手段と前記見
当マーク検出手段との両方を同じ距離だけ巾方向に移動
停止する修正過程と、から成る見当制御方法である。
【0009】また本発明は、ウェブの上流側の第1のユ
ニットで印刷された見当マークを下流側の第2のユニッ
トの直前で検出し検出信号を得る見当マーク検出手段
と、前記検出信号からウェブ流れ方向と直角の方向であ
る巾方向の位置を演算する巾方向位置演算手段と、前記
巾方向の位置と所定の位置とを比較して位置ズレ量を演
算する比較演算手段と、前記位置ずれ量に応じて修正信
号を生成する修正信号生成手段と、前記修正信号に応じ
て前記第2のユニットの加工手段と前記見当マーク検出
手段との両方を同じ距離だけ巾方向に移動停止する修正
手段と、から成る見当制御装置である。
【0010】
【作用】本発明の見当制御方法によれば、見当マーク検
出過程によりウェブの上流側の第1のユニットで印刷さ
れた見当マークが下流側の第2のユニットの直前で見当
マーク検出手段で検出され検出信号が得られ、巾方向位
置演算過程により前記検出信号からウェブ流れ方向と直
角の方向である巾方向の位置が演算され、比較演算過程
により前記巾方向の位置と所定の位置とが比較され位置
ズレ量が演算され、修正信号生成過程により前記位置ず
れ量に応じて修正信号が生成され、修正過程により前記
修正信号に応じて前記第2のユニットの加工手段と前記
見当マーク検出手段との両方が同じ距離だけ巾方向に移
動停止される。
【0011】また本発明の見当制御装置によれば、見当
マーク検出手段によりウェブの上流側の第1のユニット
で印刷された見当マークが下流側の第2のユニットの直
前で検出され検出信号が得られ、巾方向位置演算手段に
より前記検出信号からウェブ流れ方向と直角の方向であ
る巾方向の位置が演算され、比較演算手段により前記巾
方向の位置と所定の位置とが比較され位置ズレ量が演算
され、修正信号生成手段により前記位置ずれ量に応じて
修正信号が生成され、修正手段により前記修正信号に応
じて前記第2のユニットの加工手段と前記見当マーク検
出手段との両方が同じ距離だけ巾方向に移動停止され
る。従って、本発明の見当制御方法及び装置によれば、
第1のユニットで印刷された見当マークの位置に対して
第2のユニットの加工手段の位置が所定の位置となるよ
うに、位置ずれが生じても修正される。
【0012】
【実施例】図1は本発明の見当制御方法及び装置の構成
を模式的に示す図である。図1において、1は印刷用紙
のウェブ、2はウェブ上流にある印刷ユニットにおいて
印刷された見当マーク、3は下流の印刷ユニットの圧
胴、4は下流の印刷ユニットの印刷版胴、5は見当マー
ク検出手段を構成するスキャニングヘッド、6はマイク
ロプロッセッサユニット(小型演算処理装置)等から成
る見当制御装置本体、7は修正手段を構成するコレクシ
ョンモータ、8は修正手段を構成する伝達系である。
【0013】以上の構成において動作の概要を説明す
る。ウェブ上流にある印刷ユニットにおいて印刷用紙の
ウェブ1に印刷された見当マーク2は下流の印刷ユニッ
トの圧胴3と印刷版胴4に供給される直前においてスキ
ャニングヘッド5によって検出され、検出信号は見当制
御装置本体6に出力される。見当制御装置本体6におい
て見当マーク2の位置ズレ量が演算され、その位置ずれ
量に応じて修正信号が生成されてコレクションモータ7
に出力される。その結果コレクションモータ7は見当ズ
レを修正するように駆動され、伝達系8を介して印刷版
胴4とスキャニングヘッド5をウェブ1の流れ方向と直
角の巾方向へ移動停止する。以上の動作をスキャニング
ヘッド5が見当マーク2を検出する度毎に繰り返し行う
ことにより、上流の印刷ユニットによる印刷位置がズレ
た場合においても、上流の印刷ユニットによる印刷位置
に位置合わせされた位置に下流の印刷ユニットは印刷を
行うことが可能となる。
【0014】図2は見当マーク2を検出するスキャニン
グヘッド5の構成を示す図である。図2において図1と
同じ部分には同じ番号を付してある(以降本発明を説明
する図の全てにおいて同じ部分には同じ番号を付す)。
図2において、9は主走査方向を示す矢印、10はスキ
ャニングヘッド5の検出領域を照明する光源、11は見
当マーク2等のスキャニングヘッド5の被写体を結像す
るためのレンズ、12は被写体の結像位置に配置された
リニアイメージセンサである。13はリニアイメージセ
ンサ12の駆動制御を行うとともにその検出信号を増幅
するセンサ増幅器である。
【0015】以上の構成において動作を説明する。光源
10より照射される光はスキャニングヘッド5の検出領
域を照明する。検出領域にあるウェブ1から反射された
光はレンズ11によって集光されてウェブ1上の被写体
の像をリニアイメージセンサ12に結像する。リニアイ
メージセンサ12はセンサ増幅器13によって駆動制御
されており、主走査を開始するためのスタートパルス、
主走査を行うためのクロックパルス等が所定の手順にし
たがって入力される。繰り返し主走査が行われ、主走査
の度に被写体の像の検出信号が得られる。検出信号はセ
ンサ増幅器13によって波形整形が行われ増幅されて出
力される。
【0016】副走査はウェブ1の移送によって行われ、
ウェブ1上の所定の位置に印刷された見当マーク2はス
キャニングヘッド5の検出領域を通過することとなる。
見当マーク2がスキャニングヘッド5の検出領域に達す
ると、主走査の繰り返しの周期は十分速いので、副走査
によって見当マーク2がスキャニングヘッド5の検出領
域を通過する前に、見当マーク2上を少なくとも1回は
完全な主走査が行われる。従って見当マーク2の検出信
号が得られ見当制御装置本体6に出力される。
【0017】図3は見当制御装置本体6において行われ
るデータ処理の過程を示すフロー図である。図3におい
て、見当制御装置本体6に入力された検出信号は背景の
印刷用紙であるウェブ1と見当マーク2とを区別する所
定の閾値によって2値の信号に変換される。ここでウェ
ブ1の値を‘0’、見当マーク2の値を‘1’とする。
信号が‘0’から‘1’となった時点から信号が‘1’
から‘0’となるまで、リニアイメージセンサ12を駆
動制御するクロックパルスの数を計測してその数が見当
マーク2の巾に相当する数である場合に見当マーク2を
検出したと判定する。即ち、下記数1で示される数式に
より判定する。
【数1】|WX−WO|≦δ ならば見当マーク2の検
出と判定する。 |WX−WO|>δ ならば見当マーク2の検出ではな
いと判定する。 ただし、WX;計測されたクロックパルスの数 WO;見当マーク2の巾に相当する平均的なクロックパ
ルスの数 δ;許容誤差(正の実数)
【0018】ウェブ1において見当マーク2が印刷され
る部位の流れ方向(副走査方向)には、通常見当マーク
だけが印刷されており見当マーク2以外は印刷されてい
ない。見当マーク2以外の印刷がなされている場合にお
いては、見当マーク2とその他の印刷文字・マーク等が
見当マーク2の巾と同一でない限り上記の方法によって
区別をつけることができる。また、見当マーク2と類似
するマークや見当マークが複数印刷された場合におて
は、印刷版胴と同一の周期で回転する部分にロータリエ
ンコーダを設け、そのロータリエンコーダの信号によっ
て見当マーク2を検出する所定の回転角度範囲を特定し
て、その間の検出信号だけから見当マーク2の検出判定
を行うように構成することができる(見当マーク検出過
程S1)。
【0019】上記の見当マーク検出過程S1において、
リニアイメージセンサ12が主走査を開始するためのス
タートパルスの立ち上がりから、2値の信号が‘0’か
ら‘1’となった時点までのクロックパルス数も計測さ
れており。見当マーク2の検出と判定された場合にはそ
のクロックパルス数に、実際の距離に変換する所定の係
数を掛け算することにより見当マーク2のリニアイメー
ジセンサ12に対する位置が演算される。即ち、下記数
2で示される数式により位置が演算される(巾方向位置
演算S2)。
【数2】PX=a*WR ただし、PX;リニアイメージセンサ12に対する検出
された巾方向の位置 a;係数 WR;スタートパルスの立ち上がりから、2値の信号が
‘0’から‘1’となった時点までのクロックパルス数
【0020】次に、巾方向の見当が合っている場合の巾
方向の位置との差である見当ズレ量が演算される。即
ち、下記数3で示される数式により見当ズレ量が演算さ
れる(比較演算S3)。
【数3】DLT=PX−PO ただし、DLT;見当ズレ量 PO;巾方向の見当が合っていろ場合の巾方向の位置
【0021】次に、上記見当ズレ量に基づいて修正信号
が生成される。修正信号は見当ズレ量が許容範囲の場合
は生成しないか出力しない。許容範囲を越える場合は見
当ズレ量の大きさに応じた大きさの修正信号を生成す
る。修正信号は例えばコレクションモータを駆動する時
間に相当するもので、修正信号が正であれば修正信号の
絶対値に相当する時間だけモータを右回転し、修正信号
が負であれば修正信号の絶対値に相当する時間だけモー
タを左回転する。即ち、下記数4で示される数式により
修正信号が生成される(修正信号生成S4)。
【数4】 |DLT|≦ε ならば修正信号を生成しない。 |DLT|>ε ならば以下の修正信号を生成する。 T=b*DLT ただし、ε;見当ズレ量の許容範囲 T;修正信号(実数) b;係数(比例制御のゲインに相当)
【0022】生成された修正信号Tに応じて、見当制御
装置6はコレクションモータ7を駆動して見当ズレの修
正を行う。コレクションモータ7はサーボモータ、同期
モータ等の制御性の良いモータが使用される。コレクシ
ョンモータ7を駆動することによって巾方向へ移動する
力が伝達系8を介して印刷版胴4とスキャニングヘッド
5に伝達され、印刷版胴4とスキャニングヘッド5を見
当ズレが小さくなる方向へ移動し停止させる(修正S
5)。
【0023】次に、上記過程を繰り返すか、終了とする
かが選択される。印刷の終了、中止、停止の場合はye
sの「終了」が選択され見当制御も終了となる。また印
刷が継続されている場合はnoの「終了せず」が選択さ
れ見当マーク検出S1に戻り上記過程を繰り返す(終了
?S6)。この一連のS1〜S6までの過程は印刷版胴
4が1回転する間に行われ、印刷中は印刷版胴4が1回
転する度毎に繰り返し行われる。
【0024】図4は印刷版胴を巾方向に移動停止する部
分の構成例1を示す図である。図4において7a、7b
は各々コレクションモータ、14a、14bは印刷ユニ
ットのフレーム、15は印刷機のラインシャフトに接続
され印刷ユニットに動力を伝達する伝達機構、16は伝
達ギア、17は印刷版胴4の一端を支持し回転駆動力を
伝達する支持駆動軸、18は支持駆動軸17を印刷版胴
に押圧するための空気シリンダ、19は印刷版胴4の別
の一端を支持し巾方向へ移動停止する支持移動軸、20
は支持移動軸19を移動停止するための駆動力を伝える
伝達ギア、21は支持移動軸19の回転を巾方向への移
動に変換するネジ部分、22はスキャニングヘッド5を
移動停止するための駆動力を伝える伝達ギア、23はス
キャニングヘッド5を移動停止するためのボールスクリ
ュー、24はスキャニングヘッド5をガイドするリニア
ガイドである。
【0025】以上の構成において動作を説明する。伝達
機構15によってラインシャフトより回転が伝達ギア1
6に伝えられ、更に支持駆動軸17を介して印刷版胴4
を回転する。支持駆動軸17は外側の円柱部と内側の心
棒部から構成され、外側の円柱部は回転力を内側の心棒
部に伝え、内側の心棒部は空気シリンダ18と接続され
ており外側の円柱部に対して軸方向へ移動可能なように
構成されている。従って支持駆動軸17の印刷版胴4を
支持する先端部分は印刷版胴4に回転駆動力を伝えると
ともに空気シリンダ18の押圧力を印刷版胴4に伝え
る。
【0026】コレクションモータ7aは伝達ギア20を
介して回転を支持移動軸19に伝え、その回転はネジ部
分21において軸方向へ支持移動軸19を移動する動き
に変換される。支持移動軸19が印刷版胴4を支持する
先端部分は支持移動軸19に対して回転自在に支持され
ていて、印刷版胴4は空気シリンダ18の押圧力によっ
て支持移動軸19に支持される一方、回転は自在に行え
るように構成されている。コレクションモータ7aが修
正等の動作において回転を行うと支持移動軸19は軸方
向に移動するが、印刷版胴4の反対側の支持駆動軸17
は空気シリンダ18の押圧力によって印刷版胴4を支持
しているため、支持移動軸19の軸方向の移動に印刷版
胴4が追従して移動する。
【0027】コレクションモータ7bは伝達ギア22を
介して回転をボールスクリュー23に伝え、その回転は
スキャニングヘッド5のボールネジ部分においてスキャ
ニングヘッド5を巾方向へ移動する動きに変換される。
スキャニングヘッド5はリニアガイド24にガイドされ
て印刷版胴4の軸と平行に移動する。コレクションモー
タ7a、7bにより印刷版胴4とスキャニングヘッド5
を移動させる際の移動量は印刷版胴4とスキャニングヘ
ッド5とで同一であって差が生じないように見当制御装
置本体6によって制御が行われる。
【0028】図5は印刷版胴を巾方向に移動停止する部
分の構成例2を示す図である。図4と異なる部分につい
てだけ説明する。図4においてはコレクションモータを
2つ使用したが、図5に示す例ではコレクションモータ
は一つである。コレクションモータ7の回転を支持移動
軸19及びボールスクリュー23へ伝達する機構はタイ
ミングベルトを用いており、タイミングプーリー25、
26、27、28の直径を選定することによって、印刷
版胴4とスキャニングヘッド5の移動量が同一であって
差が生じないように構成される。
【0029】図6は印刷版胴を巾方向に移動停止する部
分の構成例3を示す図である。図4と異なる部分につい
てだけ説明する。図4においてはコレクションモータを
2つ使用しスキャニングヘッド5に専用の移動機構が設
けられたが、図6においては印刷版胴の移動機構を利用
してスキャニングヘッド5を一体に移動する。図6にお
いて29はスキャニングヘッド5の支持体である。支持
体29は支持移動軸19の巾方向にのみ自由度を有し移
動可能な中間部分に一端が固定されており、別の一端に
スキャニングヘッド5が設けられている。支持体29上
のスキャニングヘッド5は巾方向に位置調整が可能であ
り、ウェブ1上の見当マーク2の位置に応じて調整が可
能となっている。
【0030】以上実施例を挙げて説明を行ったが、本発
明は実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の技
術思想において種々の変形応用を行うことができ、それ
らも本発明に含まれることはいうまでもないことであ
る。例えば、実施例においては印刷ユニットと印刷ユニ
ット間の見当合わせを例としたが、印刷ユニットと加工
ユニット間、加工ユニットと加工ユニット間に応用する
ことは極めて容易である。ウェブに印刷あるいは、付さ
れた見当マークを基準として、下流のユニットにおいて
はその見当マークの位置を検出して、見当マークの位置
に追従するように下流のユニットの加工手段の位置を制
御すればよい。また加工の種類によって本発明の適用方
法が変わるものではなく広く適用できるものである。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の見当制御方法及び
装置によれば、透明インキの印刷、打ち抜き加工等であ
って見当マークを印刷出来ないような場合においても制
御を行うことができるため見当不良による用紙ロスが削
減できる。また、ウェブの上流側の第1のユニットで印
刷された見当マークが下流側の第2のユニットの直前で
見当マーク検出手段で検出され、得られた検出信号から
ウェブ流れ方向と直角の方向である巾方向の位置が演算
される。更にその巾方向の位置と所定の位置とが比較さ
れ位置ズレ量が演算され、その位置ずれ量に応じて修正
信号が生成され、そしてその修正信号に応じて第2のユ
ニットの加工手段と見当マーク検出手段との両方が同じ
距離だけ巾方向に移動停止される。従って、本発明の見
当制御方法及び装置によれば、第1のユニットで印刷さ
れた見当マークの位置に対して第2のユニットの加工手
段の位置が所定の位置となるように、位置ずれが生じて
も修正される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の見当制御方法及び装置の構成を模式的
に示す図である。
【図2】見当マークを検出するスキャニングヘッドの構
成を示す図である。
【図3】見当制御装置本体において行われるデータ処理
の過程を示すフロー図である。
【図4】印刷版胴を巾方向に移動停止する部分の構成例
1を示す図である。
【図5】印刷版胴を巾方向に移動停止する部分の構成例
2を示す図である。
【図6】印刷版胴を巾方向に移動停止する部分の構成例
3を示す図である。
【図7】下流側のユニットにおいてウェブに見当マーク
が付されないような場合の従来の見当制御装置の構成を
示す図である。
【図8】スキャンニングヘッドの検出信号とロータリエ
ンコーダの検出信号の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ウェブ 2 見当マーク 3 圧胴 4 印刷版胴 5 スキャニングヘッド 6 見当制御装置本体 7,7a,7b コレクションモータ 8 伝達系 9 主走査方向 10 光源 11 レンズ 12 リニアイメージセンサ 13 センサ増幅器 14a,14b フレーム 15 伝達機構 16,20,22 伝達ギア 17 支持駆動軸 18 空気シリンダ 19 支持移動軸 21 ネジ部分 23 ボールスクリュー 24 リニアガイド 25,26,27,28 プーリ 29 支持体 101 見当制御装置本体 102 スキャニングヘッド 103 ロータリエンコーダ 104 コンペンモータ 105 サイドレモータ 106 第1の見当マーク 107 スキャンライン 108 ロータリエンコーダパルス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 33/14 B41F 13/12 - 13/14 B65H 23/18 - 23/198

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェブの上流側の第1のユニットで印刷さ
    れた見当マークを下流側の第2のユニットの直前で見当
    マーク検出手段で検出し検出信号を得る見当マーク検出
    過程と、前記検出信号からウェブ流れ方向と直角の方向
    である巾方向の位置を演算する巾方向位置演算過程と、
    前記巾方向の位置と所定の位置とを比較して位置ズレ量
    を演算する比較演算過程と、前記位置ずれ量に応じて修
    正信号を生成する修正信号生成過程と、前記修正信号に
    応じて前記第2のユニットの加工手段と前記見当マーク
    検出手段との両方を同じ距離だけ巾方向に移動停止する
    修正過程と、から成ることを特徴とする見当制御方法。
  2. 【請求項2】ウェブの上流側の第1のユニットで印刷さ
    れた見当マークを下流側の第2のユニットの直前で検出
    し検出信号を得る見当マーク検出手段と、前記検出信号
    からウェブ流れ方向と直角の方向である巾方向の位置を
    演算する巾方向位置演算手段と、前記巾方向の位置と所
    定の位置とを比較して位置ズレ量を演算する比較演算手
    段と、前記位置ずれ量に応じて修正信号を生成する修正
    信号生成手段と、前記修正信号に応じて前記第2のユニ
    ットの加工手段と前記見当マーク検出手段との両方を同
    じ距離だけ巾方向に移動停止する修正手段と、から成る
    ことを特徴とする見当制御装置。
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