JP3723962B2 - 多色刷り輪転機の見当調整装置 - Google Patents

多色刷り輪転機の見当調整装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、多色刷り輪転機の印刷装置間に設けられた調整ローラーを印刷画像の見当ずれに基づき移動させ、走行するウエブ紙の経路長さを調整することによって見当ずれを修正する見当調整装置で、特に、給紙部での紙継ぎの後に突発的に生じる見当ずれを検出し、これを速やかに修正することができる多色刷り輪転機の見当調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ウエブ紙に多色刷り印刷をするオフセット輪転機などでは、給紙部に備えられた巻取紙から繰り出されるウエブ紙は、複数の印刷部を経てシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックなどのインキが重ね刷りされる。ウエブ紙には張力が与えられており、これに湿し水やインキが順次印刷胴から転移される。これによって、ウエブ紙は伸長するので、ウエブ紙に重ね刷りされた印刷画像が見当ずれを起こしやすい。特に、給紙部で紙継ぎが行われると、その後に重ね刷りされた印刷画像が、突発的に大きな見当ずれを起こしやすい。
【0003】
そこで、これらの見当ずれを修正しようとする技術が、従来から種々開示されてきた。例えば、複数の印刷部を上下方向に配列した多色刷り輪転機による印刷において生じる印刷画像の見当ずれを修正しようとする技術としては、特開平9−216334号公報が開示されている。また、給紙部での紙継ぎの後に起こる見当ずれを修正しようとする技術としては、「新聞技術」第175号(社団法人日本新聞協会、2001年3月25日印刷発行、85ページ〜90ページに記載の「カラートップ機ペースター後色ずれ対策」を参照)に開示されている。
【0004】
特開平9−216334号公報に開示されている技術は、複数の印刷部を上下方向に配列した多色刷り印刷機において、上下に配置された印刷部の間に、見当調整装置を設けたものである。この見当調整装置は、ウエブ紙の経路長さを変更可能にする調整ローラーを備え、予め設定されている印刷速度と、紙質と印刷速度で決まる値を基準に、演算手段を有する制御系によって調整ローラーの位置を演算させ、ウエブ紙の経路長さを制御し、見当ずれを修正しようとする技術である。
【0005】
すなわち、調整ローラーを回転可能に取り付けている偏心軸を、モーターの回転により偏心軸に取り付けられているアームを介して角変位させることにより調整ローラーの位置を変え、この調整ローラーに巻き掛かり走行するウエブ紙の経路長さを変えて見当ずれを修正しようとするものである。つまり、ウエブ紙の紙質や印刷条件等が同一であれは、ウエブ紙の伸び率は略一様であることを前提に、この見当調整装置では、印刷速度と紙質で決まる伸びに関する値を求め、調整ローラーの移動方向と移動量を求めて、調整ローラーの位置を設定しているものである。
【0006】
一方、「新聞技術」第175号に開示されている技術は、印刷部を4段積みにし、通常の印刷のときに生じる見当ずれを検出する検出器を備えた印刷機において、基準印刷胴を有する最下段の印刷部を除く他の印刷部に備えられた円周及び左右方向の版胴微動調整装置を、紙継ぎ後に生じる大きな見当ずれが現れる前に、予測されている修正量を与えるべく強制駆動させ、見当ずれを修正しようとする技術である。
【0007】
通常、損紙の多くは、紙継ぎ後に生じるウエブ紙の張力変動による見当ずれが原因で発生する。しかし、前記版胴微動調整装置の駆動系は、版胴を微動させるために極めて大きな減速比が与えられているので、紙継ぎ後の突発的な大きな見当ずれに対応するには効率が悪く損紙の大量発生を回避し得なかった。そこで、前記検出器によらずに予測制御をするようにしている。
【0008】
すなわち、張力を与えられながら走行する1枚のウエブ紙は、印刷部を通過するときに、その両面から湿し水やインキが供給されるので、それらを吸い込み濡れ状態となって伸びたまま印刷されていく。ところが、粘着材によって貼り合わされ2枚となった紙継ぎ部分が印刷部を通過して行くときには、各1枚のウエブ紙に、片面から湿し水やインキが供給され量的には半分となるので、通常の1枚の部分に比べ紙継ぎの2枚の部分の伸びは少なくなる。
【0009】
伸びの少ない部分が通過するとき、一時的に各印刷部間の張力が変動して印刷画像の位置が変化し、見当ずれを起こし、また、紙継ぎが行われた部分のウエブ紙は、2枚重ねとなってドラッグローラー(ウエブ紙を案内しかつ駆動されているガイドローラー)に巻き掛かり、厚みを増した状態で駆動されるので、紙送り量が一時的に増加するように変化して見当ずれを起こすことが述べられている。
【0010】
これらの変化による見当ずれは、予め予測されてデータ化され、見当ずれの修正量として制御装置に入力され記憶される。そして、紙継ぎが行われると前記版胴微動調整装置は、制御装置からの指令によって強制駆動される。その駆動タイミングは、紙継ぎ信号の出力によってウエブ紙が予め定めてある部数に相当する距離を移動すると、前記版胴微動調整装置が強制駆動され始め、一定時間動作するように制御装置によって制御される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術に開示されている多色刷りオフセット輪転機における見当調整装置には、次のような解決すべき課題があった。すなわち、予め定めたウエブ紙の伸びに関するデータを制御装置に入力して記憶させ、これらの入力設定されたデータのみを基準にして見当ずれを修正しようとしているが、日常的にインキ、湿し水及びウエブ紙の物性などを管理し、かつ印刷中に変化しやすいウエブ紙の伸びを正確に予測することは極めて困難である。したがって、その状況を正しく判断できず、見当ずれを思うように修正し得ないので、損紙の増大を招きやすいという共通する課題があった。
【0012】
また、ウエブ紙に与えられる張力の大きさによってウエブ紙の伸びは変わる。特に、印刷中にウエブ紙の紙継ぎが行われると、その後、ウエブ紙の伸びが一時的に変化し、それによって生じる突発的な張力変動が見当ずれをもたらしている。しかしながら、前記「新聞技術」で開示されている従来の技術では、この見当ずれを直接的に検出せず、極めて大きな減速比が与えられている版胴微動調整装置を動作させ、予測制御によって修正していることから、正確かつ速やかに見当ずれを修正することができず、上記と同様に損紙の増大を招きやすいという課題があった。
【0013】
更に、前記予測制御による不正確な修正による見当ずれを解消すべく、前述の検出器で見当ずれを検出し、検出された見当ずれを基に、前記版胴微動調整装置の版胴を円周方向に微動調整する方法(以後、円周微動調整という)と組み合わせて実施可能とした場合でも、この円周微動調整による修正速度が極めて遅く、突発的に生じる大きな見当ずれを修正している間に多量の印刷が行われてしまい、その見当ずれによって印刷品質の損なわれた損紙が多量に発生するという課題がある。
【0014】
この発明は、上記従来の技術が抱えていた課題を一挙に解決しようとするもので、特に、紙継ぎを行われた後に生じる見当ずれを速やかに修正して、見当ずれによる損紙を減少させ、ランニングコストの低減を図るとともに紙資源の有効利用を図り、印刷物の生産性を向上させ得る多色刷り輪転機の見当調整装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明は、特許請求の範囲に記載した構成によって、前記目的を達成しようとするもので、請求項1の構成は、それぞれ少なくとも1つの印刷部を有し隣接して設けられた複数の印刷装置と、複数の巻取紙を順次紙継ぎしながら印刷装置にウエブ紙を供給する給紙装置とを備え、ウエブ紙が順次複数の印刷装置を経るように案内され、各印刷装置を経ることにより多色刷りされるようにした多色刷り輪転機の見当調整装置において、最下流側に位置する印刷装置の下流側に設けられ、各印刷装置にて印刷された画像の見当ずれを検出する見当検出装置と、ウエブ紙の走行方向に隣接する印刷装置の間のウエブ紙の案内路に設けられ、この案内路の長さを変更可能に設けられた調整ローラー装置と、給紙装置への紙継ぎ信号を受けたときに、この紙継ぎ信号で紙継ぎされた位置の上流側の所定の数の見当ずれ検出信号を見当検出装置から取り込み、見当ずれ量の平均値を演算し、その演算結果に基づいて調整ローラー装置を高速動作させるように制御する制御装置を備えるとともに、複数の印刷部のうちの1つの基準となる印刷部を除く他の印刷部の版胴が、当該版胴による印刷画像の見当を前記基準となる印刷部の版胴による印刷画像と整合させるべく刷版の位置を版胴の周面方向及び軸方向において変位させる版胴微動調整装置を備え、見当検出装置が、前記基準となる印刷部の版胴による印刷画像と他の版胴による印刷画像の見当ずれをも検出可能に設けられ、制御装置が、前記版胴微動調整装置それぞれの動作をも制御可能に設けられ、当該制御装置が、紙継ぎ信号を受けて予め定められた間前記版胴微動調整装置の動作の制御を停止するとともに、調整ローラー装置の動作の制御を行うように設けられた構成になっている。
【0017】
そして請求項の構成は、請求項に記載の基準となる印刷部が、版胴に版胴微動調整装置を備えている印刷部、あるいは版胴微動調整装置を備えていない印刷部のいずれか1つの印刷部とした構成となっている。
【0018】
また、請求項の構成は、調整ローラー装置が、ウエブ紙を案内する調整ローラーを含み、この調整ローラーの位置をウエブ紙の経路長さが変化する方向に移動可能なローラー機構と、調整ローラーが予め定められた基準位置に有るか否かを検出する基準位置検出手段と、モーターを含み、ローラー機構を動作させて調整ローラーを移動させる調整ローラー移動手段と、調整ローラー移動手段のモーターの動作を制御するモーター駆動制御部とを有する構成となっている。
【0019】
そしてさらに、請求項4の構成は、制御装置が、見当検出手段の検出結果に基づいて見当ずれ量を演算する見当ずれ量演算処理部と、見当ずれ量演算処理部の演算結果に基づいて調整ローラー移動手段のモーターの動作方向及び動作量を演算しその演算結果に基づく信号をモーター駆動制御部へ出力する制御部とを有する構成となっている。
【0020】
【作 用】
各印刷装置にて印刷された画像の見当ずれは見当検出装置にて検出される。そして、給紙装置にて紙継ぎが行われたときに、この紙継ぎ信号を制御装置が受けて、前記見当検出装置の検出結果に基づいて調整ローラー装置が、ウエブ紙の経路長が長くなるように、あるいは短くなるようにウエブ紙の経路方向に移動される。
【0021】
各印刷装置の基準となる1つの印刷部を除く他の印刷部の見当は、当該各印刷部による印刷画像と基準となる印刷部による印刷画像との見当ずれを見当検出装置にて検出し、その検出結果に基づいて基準となる印刷部を除く他の印刷部が、それぞれの版胴に備えられた版胴微動調整装置にて基準となる印刷部に対して見当調整される。
【0022】
そして、前記基準となる印刷部に対する他の印刷部との印刷画像の見当ずれと、前記紙継ぎ時における見当ずれの双方が見当検出装置にて検出され、通常の場合におけるこの見当検出装置の検出結果に基づいて制御装置により、前記版胴微動調整装置それぞれの動作が行われる。そして制御装置は、紙継ぎ信号を受けると、予め定められた時間にわたって版胴微動調整装置の動作を停止するとともに、調整ローラー装置の動作を行う。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、この発明に係る1つの実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、この発明に係る1つの実施の形態を示し、多色刷りオフセット輪転機の第1印刷装置と第2印刷装置との間に調整ローラー装置を有する見当調整装置の構成を示す説明図、図2は、この発明に係る見当調整装置の調整ローラー装置と基準位置検出手段を示す部分断面説明図、図3は、図2における要部の部分断面斜視説明図、図4は基準位置検出手段の基準位置における検出位置を示す説明図、図5は、この発明に係る見当調整装置の1つの実施の形態における動作説明図、図6乃至図8は、基準位置検出手段の作動を示す斜視説明図である。そして、図6は、調整ローラーが基準位置にあることを示し、双方の近接センサーがカムの凸部を検出しない関係にある状態を示す。また、図7は、図6に示す偏心軸が時計方向に角変位し、調整ローラーがウエブ紙の経路長さを短縮させ、一方の近接センサーがカムの凸部を検出し、他方の近接センサーがカムの凸部を検出しない関係にある状態を示す。更に、図8は、図6に示す偏心軸が反時計方向に角変位し、調整ローラーがウエブ紙の経路長さを伸長させ、一方の近接センサーがカムの凸部を検出せず、他方の近接センサーがカムの凸部を検出する関係にある状態を示す。
【0024】
見当調整装置を備えた多色刷りオフセット輪転機(以下、輪転機という)Pは、図1に示すように、給紙部R、第1印刷装置P1、第2印刷装置P2及び見当調整装置60を備えた構成になっている。
【0025】
輪転機Pは、上流に複数の巻取紙R1を備えた給紙部Rが設置され、第1印刷装置P1と第2印刷装置P2が隣接して設置されている。また、上流側の第1印刷装置P1及び下流側の第2印刷装置P2は、巻取紙R1から繰り出されるウエブ紙Wに印刷し、ウエブ紙Wを図示しない折部向け送り出す。
【0026】
第1印刷装置P1は、第1印刷部11及び第2印刷部12を積み重ねてなり、各版胴C、…には、紙継ぎが行われてない通常の印刷における見当ずれを修正する版胴微動調整装置D、…が備えられ、同様に、第2印刷装置P2は、第3印刷部23及び第4印刷部24を積み重ねてなり、第3印刷部23の版胴C、Cには、通常の印刷における見当ずれを修正する版胴微動調整装置D、…が備えられいる。第4印刷部24は、いわゆる基準印刷胴であって版胴C、Cには版胴微動調整装置が備えられてない。
【0027】
この発明に係る1つの実施の形態である前記見当調整装置60の構成は、印刷中の給紙部Rにおける紙継ぎを契機に生じる見当ずれを修正するために、調整ローラー装置1、見当検出装置30及び制御装置50から構成されている。
【0028】
調整ローラー装置1は、第1印刷装置P1と第2印刷装置P2との間に設けられ、その間を走行するウエブ紙Wを案内し、その経路長さを調整可能に構成される。見当検出装置30は、ウエブ紙Wが通過する第2印刷装置P2の下流側に設けられ、ウエブ紙Wを案内し駆動する第1、第2のガイドローラーG1、G2に接するウエブ紙Wを間にして第1・第2ガイドローラーG1、G2に対向して第1、第2の見当検出器31、31aが設けられて構成されている。制御装置50は、見当検出装置30と電気的に接続される見当ずれ量演算処理部34と、調整ローラー装置1と電気的に接続される制御部40からなり、見当ずれ量演算処理部34と制御部40とは電気的に接続されており、見当検出装置30で検出された印刷画像の見当ずれを見当ずれ量演算処理部34によって演算処理し、かつ見当ずれを修正すべく調整ローラー装置1を制御部40によって制御可能に構成されている。
【0029】
次に、これらの詳細な構成について図面を参照し説明する。調整ローラー装置1は、ローラー機構2、基準位置検出手段4及び調整ローラー移動手段7から構成されている。ローラー機構2は、図2及び図3に示すように、フレームF、Fに組み込まれた軸受8、8によって、両端側を支持された偏心軸6が角変位中心線11を中心にして角変位可能であり、その一端側には、フレームFを貫通して突出した軸端部6aを有している。偏心軸6の中央側は、角変位中心線11から偏心して角変位中心線11と平行に設けられた回転中心線10を有し、回転中心線10を中心に回転可能に、軸受9、9(片側のみ図示)を介して調整ローラー2aが支持されている。そして、軸端部6aが角変位すると偏心軸6が回わされ、ウエブ紙Wを案内している調整ローラー2aの位置が軸線に直角な方向に移動し、ウエブ紙Wの経路長さが変えられるように構成されている。
【0030】
基準位置検出手段4は、図2乃至図4に示すように、前記ローラー機構2の偏心軸6の角変位中心線11を中心とした軸上に2つのカム12、13が設けられ、これらのカム12、13の外周から適宜離隔した位置に、各カム12、13の外周面に対向して、該各カム12、13の外周面に設けた段差を検出する近接センサー14、15を設けた構成になっている。
【0031】
カム12、13は外周に凸部16、17と凹部18、19が円周面を2分して設けてあり、凸部16、17が角変位中心線11において互いに反対方向に位置する姿勢で設けられていて、各カム12、13の凸部16、17と凹部18、19との段差部分の面20、21が角変位方向にわずかにずれる位置にあって互いに対向する位置関係になっている。
【0032】
移動することによってウエブ紙Wの経路長さを変えることができるようになっている調整ローラー2aの位置は、予め定められた基準位置Sに復帰できるように基準位置検出手段4にて検出されるようになっている。そしてこの基準位置Sは図4(a)に示す中立姿勢状態である。調整ローラー2aは、この基準位置Sから調整ローラー移動手段7によって偏心軸6が角変位中心線11を中心に一方(図4において反時計方向)へ角変位することによってウエブ紙Wの経路長さが長くなり、他方(図4において時計方向)へ角変位することによってウエブ紙Wの経路長さが短くなるようになっている。
【0033】
各センサー14、15は、この基準位置Sにおける各カム12、13のそれぞれの段差部分の面20、21に近い凹部1819に対向し、偏心軸6がいずれかの方向へ僅かに角変位して調整ローラー2aがどちらか一方へ僅かに移動したときに、いずれか一方の近接センサ14、15が即座にカム12(13)の凸部16(17)を検出してそれぞれから検出信号14a(15a)を出力するようにした位置関係となるように取り付けられている。これにより、調整ローラー2aの位置が基準位置Sの状態にあるときには両近接センサー14、15の双方が各カム12、13の凹部18、19に対向しており検出信号14a、15aを出力しない状態となる。
【0034】
調整ローラー移動手段7は、フレームF、Fの内側に取り付けられたステッピングモーター(以下、モーターという)5と、モーター5の出力軸23に取り付けられたピニオン24と、ローラー機構2の偏心軸6の軸端部6aに取り付けられ、かつ前記ピニオン24と噛み合うギヤー22とから構成されている。また、図1及び図2に示すように、モーター5には、これの出力軸23の角変位量を常時監視するエンコーダー25が備えられているとともに、モーター5を制御するためのモーター駆動制御部35が電気的に接続されている。
【0035】
モーター駆動制御部35は、図1に示すように、エンコーダー25からパルス信号26が入力され、また、制御部40から調整ローラー復帰信号27及びモーター駆動用データ41が入力され、他方、モーター駆動信号36をモーター5に向けて出力し、また、パルス計数データ26a及び調整ローラー移動終了信号29を制御部40に向けて出力するように構成されている。そしてモーター5は、後述する制御装置50からモーター駆動制御部35に入力されたモーター駆動用データ41を基に、モーター駆動制御部35から出力されるモーター駆動信号36によって回転制御されるようになっており、このモーター5の回転は、ピニオン24及びギヤー22によって偏心軸6に伝動されて偏心軸6が角変位されるように構成されている。
【0036】
次に、見当検出装置30は、図1に示すように、図示しない駆動手段にて駆動される第1・第2ガイドローラーG1、G2と第1・第2の見当検出器31、31aとからなっており、第1・第2の見当検出器31、31aは、図示しない駆動手段によって駆動される第1・第2のガイドローラーG1、G2のそれぞれに別の片面が順次接触して走行するウエブ紙Wの上面に対向し適宜離れて設けられている。第1の見当検出器31は、各印刷部P11、P12、P23、P24で印刷されてきた図示しない見当検出用マーク(以下、レジスターマークという)の中の予め定められた色で印刷されたレジスターマークを基準として、他の指定された色のレジスターマークのずれを検出できるように構成されている。
【0037】
この発明に係る1つの実施の形態の見当検出装置60では、印刷中の給紙部Rにおける紙継ぎを契機に生じる見当ずれを修正することから、ウエブ紙Wの一方側紙面のレジスターマークのみを検出すればよく、第1の見当検出器31で検出された見当ずれを基にして、前記調整ローラー移動手段7が動作し得るように構成されている。
【0038】
制御装置50は、図1に示すように、制御部40及び見当ずれ量演算処理部34とから構成されている。制御部40は、図示しない版胴の1回転毎に出力される版胴回転信号(以下、部数信号という)28が入力され、モーター駆動制御部35からパルス計数データ26a及び調整ローラー移動終了信号29が入力される。また、基準位置検出手段4から検出信号14a、15aが入力され、更に、見当ずれ量演算処理部34から見当ずれデータ33及び見当ずれ通常データ37が入力される。また更に、調整ローラー復帰開始信号27を、後述の見当ずれ量演算処理部34に向け出力し、また、調整ローラー復帰開始信号27及びモーター駆動用データ41をモーター駆動制御部35に向け出力するように構成されている。
【0039】
見当ずれ量演算処理部34は、前記部数信号28が入力され、また、見当検出装置30から見当ずれ検出信号32または見当ずれ通常検出信号30a、30bが入力され、制御部40から調整ローラー復帰開始信号27が入力される。更に、図示しない輪転機制御盤からインキ着け信号43及び紙継ぎ信号42が入力される。他方、見当ずれデータ33または見当ずれ通常データ37を制御部40に向け出力するように構成されている。
【0040】
次に、この発明に係る1つの実施の形態における動作を各ステップに分け、図1及び図5を参照してステップ毎に説明する。
【0041】
〈ステップ1〉輪転機Pを運転させるために制御部40及び見当検出装置30からなる制御装置50に電源が供給されると、基準位置Sから外れている調整ローラー2aは、図2及び図3に示すように、基準位置検出手段4及び調整ローラー移動手段7によってローラー機構2の偏心軸6が角変位し、基準位置Sに復帰される。すなわち、図7(または図8)に示すように、調整ローラー2aが基準位置Sにないと、基準位置検出手段4の一方の近接センサー14(15)が、偏心軸6に取り付けられたカム12(13)の凸部16(17)を検出し、図1に示す検出信号14a(15a)を出力し制御部40に入力する。
【0042】
制御部40は、前記検出信号14a(15a)を基に調整ローラー復帰開始信号27を、調整ローラー移動手段7のモーター駆動制御部35に入力する。モーター駆動制御部35は、モーター駆動信号36をモーター5に入力し、偏心軸6を角変位させ、図6に示すように、各近接センサー14、15から検出信号14a、15aが出力されない位置、すなわち基準位置Sに調整ローラー2aを復帰させ、モーター5を停止させる。これらの基準位置Sへの復帰は速やかに行われる。
【0043】
〈ステップ2〉輪転機Pが始動され運転速度が予め定められた速度に上昇し、各版胴C、…の版面にインキと湿し水が供給され、印刷が開始される。このとき、いわゆるインキ着け信号43が図示しない輪転機制御盤から出力され、見当ずれ量演算処理部34に入力されて、見当ずれ量演算処理部34が動作可能となる。給紙部Rに備えられた巻取紙R1から繰り出されるウエブ紙Wは、図1に示すように、第1印刷装置P1の第1印刷部P11及び第2印刷部P12を通り、更に、調整ローラー2aを経由して、第2刷装置P2の第3印刷部P23及び第4印刷部P24を通って順次印刷される。ウエブ紙Wには、見当ずれを検出するための4色のレジスターマークが印刷され、ウエブ紙Wは、図示しない駆動手段によって駆動される第1・第2のガイドローラーG1、G2に案内され下流へ送られる。
【0044】
〈ステップ3〉給紙部Rにおける紙継ぎが行われてない印刷状態、いわゆる通常の印刷において、第1・第2の見当検出器31、31aは、第2印刷装置P2の第4印刷部P24で印刷されるブラックインキのレジスターマークを基準として、第1印刷部P11、第2印刷部P12及び第3印刷部P23でそれぞれ印刷されたシアン、マゼンタ、イエローのレジスターマークの見当ずれを常時検出する。
【0045】
検出された見当ずれ通常検出信号30a、30bは、見当ずれ量演算処理部34で演算処理される。そこで生成されたそれらの見当ずれ通常データ37は、制御部40に入力され処理され、第1印刷部P11、第2印刷部P12及び第3印刷部P23に備えられている版胴微動調整装置Dに入力される。そして、各版胴C、…に対応する個々の制御モーター(図示せず)が動作して、円周方向及び左右方向の見当調整が常時行われる。なお、この発明に係る見当調整装置では、給紙部Rでの紙継ぎ後に発生する突発的なウエブ紙Wの走行方向の見当ずれの修正が課題であり、版胴微動調整装置Dについての詳細な説明は省略する。
【0046】
〈ステップ4〉通常の印刷が行われているときに、巻取紙R1の消尽によって図示しない輪転機制御盤から紙継ぎ信号42が出力されると、給紙部Rにおいて紙継ぎが行われ、また、紙継ぎ信号42が見当ずれ量演算処理部34へ入力される。すると、ウエブ紙Wの両面を検出していた第1・第2の見当検出器31、31aから出力されていた見当ずれ通常検出信号30a、30bの演算処理が、見当ずれ量演算処理部34において停止され、見当ずれ通常データ37の出力が停止し、各版胴微動調整装置Dの動作が停止する。
【0047】
〈ステップ5〉一方、前記紙継ぎ信号42は制御部40に入力され、制御部40が部数信号28の計数を開始する。予め定められた数を計数完了し、紙継ぎによって貼り合わされた紙が、第1印刷部P11乃至第4印刷部P24を経て第1の見当検出器31の検出エリアに到達するようになっている。貼り合わされた紙が、検出エリアを予め定められた紙長さだけ通過すると、第1の見当検出器31から出力されている見当ずれ検出信号32の演算処理が、見当ずれ量演算処理部34によって再開される。つまり、見当ずれ量演算処理部34が予め設定された部数Yの見当ずれ検出信号32を取り込み、1部当たりの見当ずれ量の平均値を演算し、その演算結果が、見当ずれ量演算処理部34から制御部40に対して見当ずれデータ33として出力される。
【0048】
〈ステップ6〉この平均化された見当ずれデータ33を基に、ウエブ紙Wの経路長さを伸長または短縮させ見当ずれを修正するために、制御部40では、調整ローラー2aを移動させるモーター5へのモーター駆動用データ41を演算し、モーター駆動制御部35に入力する。そして、モーター駆動制御部35から適宜調整ローラー2aを移動させるためのモーター駆動信号36が入力されると、モーター5は高速で指示された量を図3において時計方向あるいは反時計方向に回転動作する。モーター5の出力軸23に取り付けられたピニオン24の角変位が、ローラー機構2の軸端部6aに取り付けられ噛み合っているギヤー22に伝達され、偏心軸6が反時計方向あるいは時計方向に適宜角変位する。このとき、モーター5に備えられたエンコーダー25から出力されるパルス信号26が、モーター駆動制御部35に入力され計数される。モーター5が、モーター駆動用データ41が指定する量の角変位を終了すると、エンコーダー25から出力されるパルス信号26の計数が完了し、パルス計数データ26aが制御部40に入力され、出力軸23の角変位量として制御部40に記憶される。そして、モーター5がモーター駆動用データ41が指定する量の角変位を終了することによって、調整ローラー2aの移動が終了し、モーター駆動制御部35から調整ローラー移動終了信号29が出力される。
【0049】
調整ローラー装置1によるウエブWの経路長さの修正によって、印刷途上にある走行中のウエブ紙Wの見当ずれが僅かな時間で最小となり安定してくる。この僅かな時間に相当する予め設定された部数Zに相当する部数信号28が制御部40によって計数完了されるまで、調整ローラー2aは移動した位置に停止したまま維持される。前記部数信号28を計数完了すると、制御部40から調整ローラー復帰開始信号27が出力される。
【0050】
〈ステップ7〉この調整ローラー復帰開始信号27は、見当ずれ量演算処理部34に入力され、この見当ずれ量演算処理部34を通常の印刷における動作状態に復帰させ、入力される見当ずれ通常検出信号30a、30bを基に演算を開始し、停止していた版胴微動調整装置Dが動作可能となる。更に、調整ローラー復帰開始信号27は、モーター駆動制御部35に入力されモーター駆動信号36となって出力されモーター5を駆動させる。そして、モーター5はゆっくりと戻り始め、調整ローラー2aは基準位置Sに復帰する。復帰終了までの前記出力軸23の角変位量は、前記エンコーダー25から出力され記憶されているパルス数分であり、戻りの速さは、前記通常の印刷において、版胴微動調整装置Dが正常な動作を行い得ることを妨げない極めてゆっくりとした速度である。すなわち、調整ローラー2aが基準位置Sに向けてウエブ紙Wの経路長さを変化させながら移動するとき、ゆっくりと偏心軸6が戻り方向に角変位し、調整ローラー2aが基準位置Sへ復帰する。その後は、給紙部Rにおいて紙継ぎが行われるまで、調整ローラー2aは基準位置Sで待機する。一方、通常の印刷における見当調整は、前記版胴微動調整装置Dによって行われる。
【0051】
【発明の効果】
以上記載のとおり、この発明によれば、紙継ぎされ走行する貼り合わされた紙が各印刷部を経て印刷されたとき、突発的に生じる印刷面の見当ずれを検出するとともに、各印刷装置間を通るウエブ紙の経路上に設けた調整ローラーの位置を、見当ずれの量に応じて即座に移動させることによって、突発的な見当ずれを速やかに修正することができるようになる。
【0052】
すなわち、紙継ぎによって貼り合わされた紙を印刷することにより突発的に生じる見当ずれを検出し、即座にウエブ紙の経路長さを適宜変えることによって、その後に印刷される画像の見当ずれを速やかに修正することができるようになったので、従来、多量に発生していた損紙となる不良印刷物の量を極めて少なくすることができる。また、損紙の発生を低減できるので、多量な印刷物を日々印刷している新聞社などは、ライニングコストの低減とともに紙資源の有効利用が図れ、生産効率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明に係る1つの実施の形態を示し、多色刷りオフセット輪転機の第1印刷装置と第2印刷装置との間に調整ローラー装置を有する見当調整装置の構成を示す説明図である。
【図2】この発明に係る見当調整装置の調整ローラー装置と基準位置検出手段を示す部分断面説明図である。
【図3】図2における要部を示す部分断面斜視説明図である。
【図4】(a)、(b)、(c)は、基準位置検出手段の基準位置における検出位置を示す説明図である。
【図5】この発明に係る見当調整装置の1つの実施の形態における動作説明図である。
【図6】基準位置検出手段の作用を示す斜視説明図で、調整ローラーが基準位置にあることを示し、双方のセンサーがカムの凸部を検出しない関係にある状態を示す。
【図7】基準位置検出手段の作用を示す斜視説明で、図6で示す偏心軸が時計方向に角変位し、調整ローラーがウエブ紙の経路長さを短縮させ、一方の近接センサーがカムの凸部を検出せず、他方の近接センサーがカムの凸部を検出する関係を示す。
【図8】基準位置検出手段の作用を示す斜視説明で、図6で示す偏心軸が反時計方向に角変位し、調整ローラーがウエブ紙の経路長さを伸長させ、一方の近接センサーがカムの凸部を検出し、他方の近接センサーがカムの凸部を検出しない関係を示す。
【符号の説明】
1…調整ローラー装置、2…ローラー機構、2a…調整ローラー、4…基準位置検出手段、5…モーター、6…偏心軸、6a…軸端部、7…調整ローラー移動手段、8、9…軸受、10…回転中心線、11…角変位中心線、12、13…カム、14、15…近接センサー、14a、15a…検出信号、16、17…凸部、18、19…凹部、20、21…面、22…ギヤー、23…出力軸、24…ピニオン、25…エンコーダー、26…パルス信号、26a…パルス計数データ、27…調整ローラー復帰開始信号、28…部数信号(版胴回転信号)、29…調整ローラー移動終了信号、30…見当検出装置、30a、30b…見当ずれ通常検出信号、31、31a…第1・第2の見当検出器、32…見当ずれ検出信号、33…見当ずれデータ、34…見当ずれ量演算処理部、35…モーター駆動制御部、36…モーター駆動信号、37…見当ずれ通常データ、40…制御部、41…モーター駆動用データ、42…紙継ぎ信号、43…インキ着け信号、50…制御装置、60…見当調整装置、P…輪転機、P1…第1印刷装置、P2…第2印刷装置、P11…第1印刷部、P12…第2印刷部、P23…第3印刷部、P24…第4印刷部(基準印刷胴)、C…版胴、D…版胴微動調整装置、F…フレーム、G1、G2…第1・第2のガイドローラー、R…給紙部、R1…巻取紙、S…基準位置、W…ウエブ紙。

Claims (4)

  1. それぞれ少なくとも1つの印刷部を有し隣接して設けられた複数の印刷装置と、複数の巻取紙を順次紙継ぎしながら印刷装置にウエブ紙を供給する給紙装置とを備え、ウエブ紙が順次複数の印刷装置を経るように案内され、各印刷装置を経ることにより多色刷りされるようにした多色刷り輪転機の見当調整装置において、
    最下流側に位置する印刷装置の下流側に設けられ、各印刷装置にて印刷された画像の見当ずれを検出する見当検出装置と、
    ウエブ紙の走行方向に隣接する印刷装置の間のウエブ紙の案内路に設けられ、この案内路の長さを変更可能に設けられた調整ローラー装置と、
    給紙装置への紙継ぎ信号を受けたときに、この紙継ぎ信号で紙継ぎされた位置の上流側の所定の数の見当ずれ検出信号を見当検出装置から取り込み、見当ずれ量の平均値を演算し、その演算結果に基づいて調整ローラー装置を高速動作させるように制御する制御装置を備えるとともに、
    複数の印刷部のうちの1つの基準となる印刷部を除く他の印刷部の版胴が、当該版胴による印刷画像の見当を前記基準となる印刷部の版胴による印刷画像と整合させるべく刷版の位置を版胴の周面方向及び軸方向において変位させる版胴微動調整装置を備え、
    見当検出装置が、前記基準となる印刷部の版胴による印刷画像と他の版胴による印刷画像の見当ずれをも検出可能に設けられ、
    制御装置が、前記版胴微動調整装置それぞれの動作をも制御可能に設けられ、
    当該制御装置が、紙継ぎ信号を受けて予め定められた間前記版胴微動調整装置の動作の制御を停止するとともに、調整ローラー装置の動作の制御を行うように設けられたことを特徴とする多色刷り輪転機の見当調整装置。
  2. 基準となる印刷部が、版胴に版胴微動調整装置を備えている印刷部、あるいは版胴微動調整装置を備えていない印刷部のいずれか1つの印刷部である請求項に記載の多色刷り輪転機の見当調整装置。
  3. 調整ローラー装置が、ウエブ紙を案内する調整ローラーを含み、この調整ローラーの位置をウエブ紙の経路長さが変化する方向に移動可能なローラー機構と、調整ローラーが予め定められた基準位置に有るか否かを検出する基準位置検出手段と、モーターを含み、ローラー機構を動作させて調整ローラーを移動させる調整ローラー移動手段と、調整ローラー移動手段のモーターの動作を制御するモーター駆動制御部とを有する、請求項1または請求項に記載の多色刷り輪転機の見当調整装置。
  4. 制御装置が、見当検出手段の検出結果に基づいて見当ずれ量を演算する見当ずれ量演算処理部と、見当ずれ量演算処理部の演算結果に基づいて調整ローラー移動手段のモーターの動作方向及び動作量を演算しその演算結果に基づく信号をモーター駆動制御部へ出力する制御部とを有する、請求項に記載の多色刷り輪転機の見当調整装置。
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