JP4786048B2 - ベルト駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルト駆動装置及び画像形成装置に関し、詳しくは、無端ベルトの寄り制御を行うベルト寄り制御手段を備えたベルト駆動装置、及び該ベルト駆動装置を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置として、無端ベルトからなる中間転写ベルト、感光体ベルトや転写搬送ベルトを用いたものが知られている。これらの無端ベルトは、その回転により、その移動方向(回転方向)と直行する方向に偏ったり、蛇行したりする。このような無端ベルトのベルト寄り現象が発生すると、例えば、カラー画像を形成する画像形成装置においては、各色のトナー像の位置がずれて色ずれが生じ、画像品質の劣化の原因になる。
このため、このような無端ベルトを有するベルト駆動装置、特に、上述のようなカラー画像形成装置においては、該無端ベルトの偏りや蛇行を適切に制御する必要がある。
【0003】
このような無端ベルトのベルト寄りを制御する方法としてはいくつかあるが、その1つのとして、該無端ベルトを張架する複数の張架ローラうちの、1つのローラの傾きを調整して、該無端ベルトのベルト寄りを制御する方式が知られている。この方法は、該無端ベルトのベルトエッジにリブを設けたり、該ベルトエッジをガイドしたりするなどの、該無端ベルトのベルト寄りを強制的に解消しようとする方式に比べて、無端ベルトに加わる力が弱く、ベルトの耐久性や信頼性が高いという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したような無端ベルトのベルト寄りを制御する具体的な方法としては、従来、例えば、特開平3−288167号公報に示されているように、該無端ベルト上の2箇所にレジストマークを設け、固体撮像素子(CCD)により各レジストマークの位置を検出し、その検出結果に基いて、該無端ベルトを張架する少なくとも1本の張架ローラを傾け、該無端ベルトを2箇所のレジストマーク間で往復移動させる方法がある。
【0005】
しかし、このような方法では、該無端ベルトの寄り量や寄り速度が大きくなるなど、該ベルト寄りを精度良く制御できなかった。なお、この方法において、該ベルト寄り精度を向上させるためには、各レジストマーク位置の位置精度や張架ローラの傾き量の精度をアップする必要があるが、このような精度の向上には限界がある。
【0006】
また、特開平11−295948号公報では、上記無端ベルトのベルトエッジ形状を記憶し、このベルトエッジ形状と無端ベルトのベルト位置の検出結果とを比較して、その差分から無端ベルトの張架ローラの傾きを変えてベルト寄りを制御している。この方法では、無端ベルトの移動方向のホームポジションを検出するセンサと、ベルトエッジ形状を記憶する記憶部と、ベルト位置検出手段と、該検出結果とベルトエッジ形状のデータとを比較する手段とが必要になり、ベルト駆動装置が複雑でコストアップになる。
【0007】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、簡単な構成で精度良く、無端ベルトのベルト寄りを制御することができるベルト駆動装置及び画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、無端ベルトと、該無端ベルトを張架して移動回転させる少なくとも1本の調整ローラを有する複数の張架ローラと、該調整ローラの傾きを調整する傾き調整手段と、該無端ベルトのベルト移動方向と直行する方向のベルト位置を検出するベルト位置検出手段とを有し、該ベルト位置検出手段により検出したベルト位置に基づいて上記調整ローラの傾きを調整することにより、該無端ベルトのベルト寄りを制御するベルト駆動装置において、上記無端ベルトが上記ベルト位置検出手段より検出範囲内にある場合は、上記ベルト位置の変動量に対して、上記調整ローラの傾き量を、比例関係で調整制御し、上記無端ベルトが上記ベルト位置検出手段の検出範囲を外れた場合は、上記調整ローラの傾き量を、上記比例関係よりも大きく制御することを特徴とするものである。
【0009】
このベルト駆動装置においては、上記無端ベルトが上記ベルト位置検出手段より検出範囲内にある場合は、上記ベルト位置の変動量に対して、上記調整ローラの傾き量が、比例関係で調整制御される。これにより、上記調整ローラの基準位置が、実際のベルト寄りを制御するときの中心位置とずれていても、そのずれた位置を中心に調整ローラの傾きが制御される。この結果、上記無端ベルトのベルト寄りが精度良く制御される。
【0011】
そして、このベルト駆動装置においては、上記無端ベルトが上記ベルト位置検出手段の検出範囲を外れた場合は、上記調整ローラの傾き量が、上記検出範囲内にある場合に取り得る最大の傾き量よりも大きく制御される。これにより、該無端ベルトが寄りきって制御不能になることがなく、ベルト寄りを素早く制御範囲に戻すことができるようになる。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1のベルト駆動装置において、上記調整ローラの傾き調整を、該調整ローラの片側を支点として反対側を傾けて行うように構成し、上記ベルト位置検出手段を該調整ローラの支点側に設けたことを特徴とするものである。
【0013】
このベルト駆動装置においては、無端ベルトのベルト位置検出手段が、調整ローラの支点側に設けられている。この支点側での調整ローラの傾きはほとんどないので、このベルト位置検出手段が配設されている部位でのベルトの振れが小さい。従って、該ベルト位置検出手段を小さく構成できるようになる。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1又は2のベルト駆動装置において、上記調整ローラの傾きの基準位置を検出する傾き基準位置検出手段と、該調整ローラの傾きの基準位置を調整して変更する基準位置変更手段とを有することを特徴とするものである。
【0015】
このベルト駆動装置においては、上記傾き基準位置検出手段により、調整ローラの傾きの基準位置が検出される。また、上記基準位置変更手段により、該調整ローラの傾きの基準位置が調整されて変更される。これにより、ベルト駆動装置の組み立て時やベルト交換時に、該調整ローラの基準位置を容易に調整できるようになる。
【0016】
請求項4の発明は、無端ベルトを駆動するベルト駆動装置を備えた画像形成装置において、上記ベルト駆動装置として、請求項1乃至3の何れか一のベルト駆動装置を使用することを特徴とするものである。
【0017】
この画像形成装置においては、上記ベルト駆動装置として、請求項1乃至3の何れか一のベルト駆動装置を使用しているので、画像品質の良好な画像形成が可能になる。
【0018】
請求項5の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記無端ベルトを一定回転させて、上記ベルト駆動装置により該無端ベルトの寄り制御を行った後、上記作像手段による画像形成を開始することを特徴とするものである。
【0019】
この画像形成装置においては、上記無端ベルトが一定回転されて、上記ベルト駆動装置により該無端ベルトの寄り制御が行われた後、上記作像手段による画像形成が開始される。これにより、例えば、ベルト駆動装置の組み立て直後や、ベルト交換直後のように、無端ベルトの蛇行幅が大きくなるときでも、該無端ベルトの蛇行幅が小さくなってから画像形成が行われる。従って、画像品質の安定した画像形成を行うことができるようになる。
【0020】
請求項6の発明は、請求項4又は5の画像形成装置において、上記ベルト駆動装置のベルト位置検出手段は、上記無端ベルトの移動方向と直行する方向のベルトエッジ位置を検出することを特徴とするものである。
【0021】
この画像形成装置においては、上記ベルト駆動装置のベルト位置検出手段により、上記無端ベルトの移動方向と直行する方向のベルトエッジ位置が検出される。これにより、無端ベルト上に検出用マークを設けたりしなくても、無端ベルトのベルト寄りを検出することが可能になる。
【0022】
請求項7の発明は、請求項6の画像形成装置において、上記無端ベルトの1回転毎に、上記ベルト位置検出手段により該無端ベルトの移動方向の同じ箇所のベルトエッジ位置を検出し、該ベルト位置検出手段の検出結果に基づいて、該無端ベルトのベルト寄り制御を行うことを特徴とするものである。
【0023】
この画像形成装置においては、上記無端ベルトの1回転毎に、上記ベルト位置検出手段により該無端ベルトの移動方向の同じ箇所のベルトエッジ位置が検出される。そして、該ベルト位置検出手段の検出結果に基づいて、該無端ベルトのベルト寄り制御が行われる。これにより、ベルトエッジ形状の真直度誤差を除くことができ、該無端ベルトのベルト寄り制御を精度良く行うことができるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、画像形成装置である電子写真方式の湿式カラー画像形成装置(以下、画像形成装置という)に適用した一実施形態について説明する。図1はその概略構成図である。まず、図1を用いて装置全体の概略について説明する。この装置には、それぞれ印字色の異なる画像を形成する複数の感光体1Y,1M,1C,1Kが設けられている。更に、中間転写ベルト2が、ベルト駆動ローラ3、対向ローラ4、調整ローラ5および複数本のアイドラローラ6に張設状態で巻回されて、各感光体1Y,1M,1C,1Kの外周に接触している。
【0025】
上記中間転写ベルト2は、例えば、ポリイミドやPVDFなどの樹脂、あるいはポリウレタンなどのゴムで形成され、1次転写手段として転写ローラ7が、中間転写ベルト2を挟んで、感光体1Y,1M,1C,1Kに圧接されている。1次転写手段としては非接触の転写チャージャでもよい。
【0026】
感光体1Y,1M,1C,1Kには、図示を省略した露光装置が設けられている。この露光装置としては、スキャナなどによって色分解された画像情報に対応する光信号を半導体レーザから出射させ、そのレーザ光を回転駆動されるポリゴンミラーにより感光体1Y,1M,1C,1Kに走査するもので、その走査光路中には、収束用及びポリゴンミラーの面倒れ補正用のレンズや、レーザ光を偏向するミラーなどが配設されているものを用いることができる。
【0027】
更に、上記感光体1Y,1M,1C,1Kのそれぞれの外周には、帯電チャージャ8と、現像手段としての現像ユニット9と、クリーニング部材10が配設されている。また、中間転写ベルト2の張設している対向ローラ4に2次転写ローラ11が圧接している。更に、装置本体の下部には、転写材としての転写紙を収納する給紙カセット(不図示)と、そこから一枚ずつ間欠的に引き出す給紙ローラ(不図示)と、搬送経路に案内された転写紙Pを2次転写ローラ117に送り出すレジストローラ12が設けられている。
【0028】
また、上記ベルト駆動ローラ3の上部には、定着ローラとプレスローラとが互いに接して回転自在に設けられ、定着ローラを通過する転写紙を排紙トレイに排出する排紙ローラが設けられている(不図示)。
【0029】
このような構成の画像形成装置において、各感光体1Y,1M,1C,1Kには、それぞれ印字色が異なる画像が形成される。ここでは、左に位置する感光体1Yに対する画像形成プロセスについて説明するが、他の感光体1M,1C,1Kに対する画像形成プロセスは同様の原理であるので、その説明を省略する。
【0030】
まず、上記感光体1Yは、回転中に帯電チャージャ8からの電荷により一様に帯電される。1色目の印字色に色分解された画像情報に基づき、上記露光装置(不図示)が駆動される。これにより、この感光体1Yの帯電部分に、潜像としての静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像部において上記現像ユニット9より現像されてトナー像となる。その他の各感光体1M,1C,1K上にも、対応した印字色のトナー像が順次形成される。そして、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が、それぞれの転写ローラ7により、上記中間転写ベルト2上に重ね合わされて1次転写される。
【0031】
一方、図示しない給紙ローラにより引き出された転写紙Pは、その先端が上記レジストローラ12のニップ部に当接した状態で待機状態に維持される。この転写紙Pは、上記感光体1Y,1M,1C,1Kの回転運動に同期して回転するレジストローラ12により、2次転写ローラ11と対向ローラ4との間の2次転写位置に搬送されて、中間転写ベルト2上のトナー像が一括して2次転写される。
【0032】
このようにして、各色のトナー像が重ねて合わされて一括転写された転写紙Pは、上記中間転写ベルト2から分離されて、図示しない定着ローラとプレスローラとにより搬送される過程で転写画像が定着され、排紙ローラにより排紙トレイに排紙される。
また、上記1次転写が行われる都度、上記感光体1Y,1M,1C,1K上に付着した残トナーが、ブレードからなるクリーニング部材10により除去される。
ところで、上述のような構成の画像形成装置においては、上記中間転写ベルト2上に4色の画像を重ね合せて転写するので、該中間転写ベルト2の片寄りや、蛇行によって、該中間転写ベルト2上に1次転写された各色のトナー像に色ずれが発生して、該トナー像の画像品質が低下する不具合があった。
【0033】
そこで、本実施形態に係る画像形成装置においては、このような中間転写ベルト2の片寄りや蛇行による画質の低下を防止するために、図1に示すように、ベルト位置検出センサ20と調整ローラ5とを組合わせた構成の傾き調整手段30を設けている。
以下、この画像形成装置の特徴部である上記調整ローラ5と、傾き調整手段30及びベルト位置検出センサ20について説明する。
【0034】
図2は、上記中間転写ベルト2のベルト寄りを制御すための調整ローラ5と、該調整ローラ2の傾きを調整するための上記傾き調整手段30との構成を示す概略斜視図である。
図2において、調整ローラ5は、軸受31と軸受32に回転自在に支持されている。この調整ローラ5の揺動の支点となる軸受31は、上記中間転写ベルト2が配設されるベルトユニットの側板(不図示)に支持固定されている。一方、調整ローラ5の揺動側の軸受32は、揺動レバー33に支持されている。この揺動レバー33は支点軸34を中心として回動できる。また、揺動レバー33の自由端部には、カムフォロア35が設けられている。また、揺動レバー33の自由端は、スプリング36によって上方に引っ張られており、これによってカムフォロア35が上部に設けられたカム37に接している。
【0035】
カム37は、カム軸38に固定され、カム軸38の同軸上には、ウォームホイール39とフィラー40とが固定されている。ウォームホイール39には、カムモータ41の軸に固定されているウォームギヤ42がかみ合って配設されている。カムモータ41は、ステッピングモータで構成されている。フィラー40にはスリット40aが形成されており、そのスリット40aを検知できるように、フォトセンサ43が配設されている。フォトセンサ43は、センサブラケット44に固定されている。このセンサブラケット44には、ねじなどで固定するための長穴44aが設けられている。この長穴44aはフィラー40の外周の曲率と同じ形状をしており、長穴44aの固定位置を変えることによって、フォトセンサ43の位置も、フィラー40の外周に沿って変更できる。
【0036】
一方、上記ベルト位置検出センサ20は、上述した調整ローラ5の揺動機構よって揺動する側とは逆の支点側に設けられ、図2のように、発光部20aと受光部20bが、上記中間転写ベルト2のベルトエッジ2aを挟んで配置されている。この発光部20aと受光部20bの上下は逆でも良い。このベルト位置検出センサ20は、例えば、図3に示すように、LEDなどからなる発光部20aと、フォトダイオードなどからなる受光部20bとからなり、該発光部20aと受光部20bが中間転写ベルト2のベルトエッジを挟んで設けられている。
【0037】
このベルト位置検出センサ20の受光部20bは、発光部20aからの光を受けて電圧を生じる構成になっており、発光部20aから受ける光量によって検出電圧が異なる。従って、図3において、上記中間転写ベルト2のベルトエッジ2aの位置が左右にずれると、ベルト位置検出センサ20の発光部20aから受光部20bに照射される光量が変化し、それに応じて、図4に示すように、受光部20bの検出電圧も変化する。例えば、上記中間転写ベルト2のベルトエッジ2aによって、発光部20aからの光が全部遮られると、受光部20bの検出電圧が0Vになる。また、発光部20aからの光が全部透過すると、受光部20bの検出電圧が最大(例えば5V)になる。ここでは、この受光部20bの検出電圧が、0から最大までの中心値を、中間転写ベルト2のベルト位置の基準位置としている。これにより、上記中間転写ベルト2が蛇行したときの、上記ベルト位置検出センサ20の受光部20bの検出電圧を検知することによって、該中間転写ベルト2のベルト位置を判断することができる。
一方、上記調整ローラ5を揺動させるカム37の位置も、調整ローラ5が他のベルト駆動ローラ3などと平行な位置を基準位置として、上記カム37の回転方向によって調整ローラ5の傾きが上下に変化する。
【0038】
次に、上記中間転写ベルト2のベルトエッジ2aの位置を、上記ベルト位置検出センサ20により検出して、中間転写ベルト2のベルト寄りを制御する動作について説明する。
先ず、上記カム37は、図5に示すような角度0の基準位置で、上記カムフォロア35と接する。この状態では、上記調整ローラ5の傾きがほぼ平行な基準状態にある。ここで、該中間転写ベルト2が蛇行回転して、そのベルトエッジ2aの位置が移動すると、ベルト位置検出センサ20により、該中間転写ベルト2のベルトの位置が検出される。そして、この検出結果を基にして、上記カム37がカムモータ42により回転される。このカム37の回転により、上記揺動レバー33が、支点軸34を揺動中心として揺動される。これにより、上記調整ローラ5が傾き、該該中間転写ベルト2が、その蛇行により偏った方向と逆方向に寄せられる。
【0039】
具体的には、図6に示すように、中間転写ベルト2のベルト位置が、基準位置から0.5,1.0,1.5,2.0と寄っていくと、上記調整ローラ5の傾き量も、0.1,0.2,0.3,0.4と増大される。これにより、中間転写ベルト2のベルト位置が、調整ローラ5の傾き量に比例して変更される。このとき、上記カム37の回転量は、θ1、θ2、θ3、θ4と増大される。
これにより、中間転写ベルト2に加わる負荷の条件が変わって、中間転写ベルト2のベルト位置が上記基準位置から偏った状態になっても、その傾き状態に応じて、上記調整ローラ5上下に微調整されながら傾いて、中間転写ベルト2のベルト位置の偏りが修正される。
【0040】
本実施形態に係る画像形成装置においては、上記調整ローラ5の傾き量を、上記カム37の回転量に比例するステッピングモータ(カムモータ41)のステップ数と対応させて管理している。ここで、実際の中間転写ベルト2のベルト寄りと上記調整ローラ5の傾きとの関係は次のようになる。すなわち、中間転写ベルト2が搬送方向左側に偏った場合には、調整ローラ5の揺動側を上方に徐々に傾けていく。これにより、中間転写ベルト2の寄りが止まり、右に寄り出すところがでてくる。また、中間転写ベルト2が右に寄り出した場合には、調整ローラ5を今まで傾けた位置から下方に徐々に傾けていく。この繰り返しにより、中間転写ベルト2のベルトの寄り量と、調整ローラ5の傾き量とが微量に収束していく。
【0041】
ここで、中間転写ベルト2の最初のベルトの寄り方向が搬送方向右側であれば、調整ローラ5を傾ける方向は下側になる。つまり、図6における(+、−)の符号は、中間転写ベルト2のベルト位置が基準位置に対して左に寄ると(+)、右に寄ると(−)、調整ローラ5の傾きは、基準位置に対して上方を(+)、下方を(−)としている。
中間転写ベルト2の基準位置は、上記フォトセンサ43でフィラー40のスリット40aの位置を検知して、カム37の回転位置を判断することで決められる。
【0042】
ところで、上記中間転写ベルト2がほとんど寄らないような上記調整ローラ5の傾きは、ユニットやベルト交換などによって個体差がでてくる。従って、この中間転写ベルト2やユニットに合わせて、上記フォトセンサ43の固定位置を変えて、中間転写ベルト2の基準位置を変更する。これにより、中間転写ベルト2のベルト寄りや、調整ローラ5の傾きのズレ量を小さくでき、中間転写ベルト2のベルト寄りが収束するまでの時間を短縮することが可能になる。
【0043】
また、上記中間転写ベルト2に加わる何らかの負荷変動で、中間転写ベルト2のベルトエッジ2aが上記ベルト位置検出センサ20の検出範囲からはみ出たときには、図5に示すカム37の、カムフォロア35との接点をθ6あるいはθ6の位置にして、該検出範囲の変更量よりも大きく変更する。こうすることによって、中間転写ベルト2が寄りすぎるような異常時でも、速やかに該検出範囲に中間転写ベルト2を戻すことができる。
【0044】
図7に、上記中間転写ベルト2のベルト位置を制御するためのベルト寄り制御手段の構成例を示す。
このベルト寄り制御手段は、ベルト位置検出センサ20、A/D変換器51、制御回路52、メモリ53、カウンタ54、カムモータ41、モータドライバ55を備えている。
図7において、先ず、ベルト位置検出センサ20で出力されたアナログ信号を、A/D変換器51でデジタル信号に変換し、そのデジタル信号を制御回路52に送る。このベルト位置情報とあらかじめメモリ53に記憶されたベルト位置に対するカムモータ41の回転数と方向の情報と比較して、モータドライバ55でカムモータ41に適正な回転を与える。これを繰り返し実行してベルト寄り制御を行う。
【0045】
また、他の方法としては、図7において、画像形成装置のスタート信号56を制御回路52が受け取ると、カウンタ54によりスタートからの時間がカウントされる。このカウント時間とメモリ53に記憶された時間とを比較し、その時間まで上記のベルト寄り制御動作をした後、画像形成動作に入る。
さらに、他の方法としては、上記メモリ53には、中間転写ベルト2の1周分の時間が記憶されていて、カウンタ54がカウントする時間と比較し、中間転写ベルト2の1周分の時間になると、上記ベルト位置検出センサ20からの出力データをもとに、カムモータ41を回転してベルト寄り制御する。このようにして、中間転写ベルト2の1周ごとに、ベルト寄り制御を行って、中間転写ベルト2のベルトエッジ2aの真直度や誤差を取り除く。
【0046】
【発明の効果】
請求項1乃至3の発明によれば、調整ローラの基準位置が実際のベルトの寄りを制御するときの中心位置とずれていても、そのずれた位置を中心に調整ローラの傾きが制御され、ベルト寄りを精度良く制御できる。
【0047】
更に、無端ベルトが位置検出手段の検出範囲を外れたときは、調整ローラの傾き量を上記検出範囲内にある場合に取り得る最大の傾き量よりも大きくするので、該無端ベルトが寄りきって制御不能になることがなく、ベルト寄りを素早く制御範囲に戻すことができるという優れた効果がある。
【0048】
特に、請求項2の発明によれば、無端ベルトのベルト位置検出手段が調整ローラの支点側に設けられており、この支点側での調整ローラの傾きがほとんどないので、該ベルト位置検出手段が配設されている部位でのベルトの振れが小さくなり、該ベルト位置検出手段を小さく構成できるという優れた効果がある。
【0049】
また、請求項3の発明によれば、調整ローラの傾きの基準位置を検出する手段と、前記調整ローラの傾きの基準位置を変更調整する手段とを有しているので、ベルト駆動装置の組み立て時やベルト交換時に、該調整ローラの基準位置を容易に調整できるので、ベルト位置の検出範囲が小さくても済むという優れた効果がある。
【0050】
請求項4乃至7の発明によれば、請求項1乃至3の何れか一のベルト駆動装置を備えているので、画像品質が良好な画像形成を行えるという優れた効果がある。
【0051】
特に、請求項5の発明によれば、無端ベルトを一定回転させて調整ローラの傾きを調整し、無端ベルトの寄り制御を行った後、画像形成が開始されるので、ベルト駆動装置の組み立て直後や、ベルト交換直後のように、無端ベルトの蛇行幅が大きくなるときでも、無端ベルトの蛇行幅が小さくなってから画像形成することになり、画像品質の劣化を防ぐことができるという優れた効果がある。
【0052】
また、請求項6の発明によれば、無端ベルトの搬送方向と直行する方向のベルト位置検出手段が、無端ベルトのベルトエッジを検出するので、無端ベルト上に検出用マークを設けたりしなくても、無端ベルトのベルト寄りを検出することが可能になるという優れた効果がある。
【0053】
また、請求項7の発明によれば、無端ベルトの1回転毎に無端ベルト移動方向の同じ箇所のエッジ位置を検出し、その結果に基づいてベルト寄り制御が行われるので、ベルトエッジ形状の真直度誤差を除くことができ、該無端ベルトのベルト寄り制御を精度良く行うことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体的な構成を示す概略図。
【図2】上記画像形成装置の中間転写ベルトのベルト寄りを制御するための調整ローラと、該調整ローラの傾きを調整するための傾き調整手段との構成を示す概略斜視図。
【図3】上記中間転写ベルトのベルト位置を検出するベルト位置検出センサを示す概略図。
【図4】上記中間転写ベルトのベルト位置と、上記ベルト位置検出センサの検出電圧との関係を示すグラフ。
【図5】上記調整ローラの傾き調整するカムの詳細図。
【図6】上記中間転写ベルトのベルト位置と、上記調整ローラの傾きとの関係を示すグラフ。
【図7】中間転写ベルトのベルト位置を制御するためのベルト寄り制御手段の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1Y,1M,1C,1K 感光体
2 中間転写ベルト
2a 中間転写ベルトのベルトエッジ
3 ベルト駆動ローラ
4 対向ローラ
5 調整ローラ
6 アイドラローラ
7 転写ローラ
8 帯電チャージャ
9 現像ユニット
10 クリーニング部材
11 2次転写ローラ
12 レジストローラ
20 ベルト位置検出センサ
30 傾き調整手段
31、32 調整ローラの軸受
33 調整ローラの揺動レバー
34 揺動レバーの支点軸
35 カムフォロア
36 スプリング
37 カム
38 カム軸
39 ウォームホイール
40 フィラー
40a フィラーのスリット
41 カムモータ
42 ウォームギヤ
43 フォトセンサ
44 センサブラケット
44a センサブラケットの長穴
51 A/D変換器
52 制御回路
53 メモリ
54 カウンタ
55 モータドライバ
56 スタート信号
P 転写紙
Claims (7)
- 無端ベルトと、該無端ベルトを張架して移動回転させる少なくとも1本の調整ローラを有する複数の張架ローラと、該調整ローラの傾きを調整する傾き調整手段と、該無端ベルトのベルト移動方向と直行する方向のベルト位置を検出するベルト位置検出手段とを有し、該ベルト位置検出手段により検出したベルト位置に基づいて上記調整ローラの傾きを調整することにより、該無端ベルトのベルト寄りを制御するベルト駆動装置において、
上記無端ベルトが上記ベルト位置検出手段より検出範囲内にある場合は、上記ベルト位置の変動量に対して、上記調整ローラの傾き量を、比例関係で調整制御し、上記無端ベルトが上記ベルト位置検出手段の検出範囲を外れた場合は、上記調整ローラの傾き量を、上記検出範囲内にある場合に取り得る最大の傾き量よりも大きく制御することを特徴とするベルト駆動装置。 - 請求項1のベルト駆動装置において、
上記調整ローラの傾き調整を、該調整ローラの片側を支点として反対側を傾けて行うように構成し、上記ベルト位置検出手段を該調整ローラの支点側に設けたことを特徴とするベルト駆動装置。 - 請求項1又は2のベルト駆動装置において、
上記調整ローラの傾きの基準位置を検出する傾き基準位置検出手段と、該調整ローラの傾きの基準位置を調整して変更する基準位置変更手段とを有することを特徴とするベルト駆動装置。 - 無端ベルトを駆動するベルト駆動装置を備えた画像形成装置において、
上記ベルト駆動装置として、請求項1乃至3の何れか一のベルト駆動装置を使用することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4の画像形成装置において、
上記無端ベルトを一定回転させて、上記ベルト駆動装置により該無端ベルトの寄り制御を行った後、上記作像手段による画像形成を開始することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4又は5の画像形成装置において、
上記ベルト駆動装置のベルト位置検出手段は、上記無端ベルトの移動方向と直行する方向のベルトエッジ位置を検出することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6の画像形成装置において、
上記無端ベルトの1回転毎に、上記ベルト位置検出手段により該無端ベルトの移動方向の同じ箇所のベルトエッジ位置を検出し、該ベルト位置検出手段の検出結果に基づいて、該無端ベルトのベルト寄り制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
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