JPH09330005A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09330005A
JPH09330005A JP8149352A JP14935296A JPH09330005A JP H09330005 A JPH09330005 A JP H09330005A JP 8149352 A JP8149352 A JP 8149352A JP 14935296 A JP14935296 A JP 14935296A JP H09330005 A JPH09330005 A JP H09330005A
Authority
JP
Japan
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endless belt
image forming
latent image
meandering
belt
Prior art date
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Pending
Application number
JP8149352A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Sugishita
敬治 杉下
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】無端ベルトの蛇行に影響されること無く且つ色
ずれの無い画像を所望位置に形成することが可能な画像
形成装置を提供する。 【解決手段】所定速度で走行制御された無端ベルト2
と、この無端ベルト上に所定の潜像を形成する第1〜第
4の潜像形成手段12,14,16,18と、無端ベル
ト上に形成された潜像に現像処理を施す第1〜第4の現
像手段20,22,24,26と、無端ベルトの幅方向
の位置を検出する位置検出手段(28a,28b)と、
無端ベルトの走行方向に対して交差する方向に無端ベル
トを移動させる蛇行制御ローラ30と、この蛇行制御ロ
ーラを所定のタイミングで駆動する駆動手段とを備えて
おり、無端ベルトが上記潜像形成手段を通過する時間の
整数分の1のタイミングに基づいて、蛇行制御ローラに
よって無端ベルトの移動方向が切り替え制御されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数色のトナー像
を重ねることによって所定のカラー画像を形成する際、
トナー像相互の色ずれを防止することが可能な画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ベルトを用いた電子写真
方式の画像形成装置の技術分野において、搬送ベルト上
の用紙に多色のトナー像を重ねる方式、感光体ベルトや
誘電体ベルト上に多色のトナー像を重ねる方式等が知ら
れている。
【0003】このような方式によれば、小さな占有空間
内に複数の印字ヘッドや現像器を配置することができる
ため、装置のコンパクト化が可能となる。しかしなが
ら、このような装置では、ベルト走行中にベルトが蛇行
すると、ベルト幅方向(即ち、ベルト走行方向に対して
交差する方向)に色ずれが発生してしまう場合がある。
【0004】そこで、このような色ずれを防止するため
に、下記の第1及び第2の従来技術に係る画像形成装置
が開発されている。第1の従来技術に係る画像形成装置
には、ベルトの蛇行を制御するための蛇行制御ローラ
と、この蛇行制御ローラを所定タイミングで駆動させる
ステッピングモータとが設けられている。
【0005】このような装置において、まず、一定周期
でサンプリングしたベルト幅方向のベルト位置データと
所定の基準位置データとに基づいて、比例・積分・微分
演算(PID 演算;proportional plus integral plus de
rivative operation)が行われる。次に、PID演算の
演算結果に基づいて、蛇行制御ローラの位置(仮に、第
1のサンプリング位置という)を設定する。この後、次
のサンプリング時期が来るまで蛇行制御ローラを第1の
サンプリング位置に保持制御(PID制御)することに
よって、色ずれを防止している。
【0006】また、第2の従来技術に係る画像形成装置
(例えば特開平7−225543号公報参照)には、ベ
ルト幅方向に沿うベルトの蛇行位置及び蛇行速度を検出
する手段と、ベルト幅方向にベルトを強制的に往復運動
させる手段とが設けられている。
【0007】このような装置において、まず、ベルトを
ベルト幅方向に強制的に往復運動させた状態で、ベルト
幅方向の蛇行位置と蛇行速度を検出する。そして、この
検出データに基づいて、画像形成タイミングを補正する
ことによって、色ずれを防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1及び第2の従来技術には、以下のような問題点が存在
する。第1の従来技術のように、ステッピングモータを
用いて蛇行制御ローラの位置を設定する場合、蛇行制御
ローラは、間欠的に移動することになるため、ベルトの
蛇行を停止させるための位置(以下、仮に蛇行防止位
置)に対して、正確に位置付けることが困難になってし
まう場合がある。そして、蛇行制御ローラを正確に蛇行
防止位置に位置付けることができない場合には、次のサ
ンプリング時期が来るまでに、ベルトは一方向にずれて
しまうことになる。
【0009】図15には、ステッピングモータを用いて
蛇行制御ローラの位置をPID制御した場合のステップ
応答特性が示されている。同図から明らかなように、ス
テップ応答特性が定常状態になっても、−200μm〜
+200μmの変動があるため、ベルトの蛇行が大きい
ことが分かる。
【0010】この場合、ステッピングモータのステップ
タイミングを可能な限り小さくすることによって、ベル
トの蛇行を小さくすることができるが、複雑な蛇行制御
機構が必要となる関係上、装置の部品点数が増大して装
置の製造コストが上昇してしまうこととなる。
【0011】また、第2の従来技術では、露光手段とし
てレーザを用いているため、簡単に画像形成タイミング
を補正制御することは可能である。しかしながら、例え
ばドット状に画像を印字する印字手段をアレイ状に配置
した場合、画像形成時のベルトの移動量は、1ドット分
の移動量に限定されてしまうため、画像形成精度を高く
することが困難になる。更に、アレイ状の印字手段を用
いた場合、画像データの設定を変える必要があるため、
装置の高速運転が困難になる。また、第2の従来技術に
よれば、ベルトを積極的に蛇行させる必要があるため、
ベルトの磨耗量が大きくなり、ベルトの寿命が短くな
る。更に、ベルトの蛇行量を考慮した画像形成領域を規
定する必要があるため、潜像装置の潜像形成領域や現像
器の現像領域等を広く確保しなければならないといった
装置構成上の問題もある。
【0012】本発明は、このような課題を解決するため
になされており、その目的は、無端ベルトの蛇行に影響
されること無く且つ色ずれの無い画像を所望位置に形成
することが可能な画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の画像形成装置は、所定速度で走行制
御された無端ベルトと、この無端ベルト上に所定の潜像
を形成するように、少なくとも1つ以上配置された潜像
形成手段と、前記無端ベルト上に形成された潜像に現像
処理を施すように、所定間隔で配置された複数の現像手
段と、前記無端ベルトの幅方向の位置を検出する位置検
出手段と、前記無端ベルトの走行方向に対して交差する
方向に、前記無端ベルトを移動させる移動手段と、この
移動手段を所定のタイミングで駆動する駆動手段とを備
えており、前記無端ベルトが前記潜像形成手段を通過す
る時間の整数分の1のタイミングに基づいて、前記移動
手段によって前記無端ベルトの移動方向が切り替え制御
されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
に係る画像形成装置について、図1〜図10を参照して
説明する。図1(a)に示すように、本実施の形態の画
像形成装置は、所定速度で走行制御された無端ベルト2
と、この無端ベルト2上に所定の潜像を形成するよう
に、少なくとも1つ以上配置された潜像形成手段と、無
端ベルト2上に形成された潜像に現像処理を施すよう
に、所定間隔で配置された複数の現像手段と、無端ベル
ト2の幅方向の位置を検出する位置検出手段と、無端ベ
ルト2の走行方向に対して交差する方向に無端ベルト2
を移動させる移動手段と、この移動手段を所定のタイミ
ングで駆動する駆動手段とを備えており、無端ベルト2
が上記潜像形成手段を通過する時間の整数分の1のタイ
ミングに基づいて、上記移動手段によって無端ベルト2
の移動方向が切り替え制御されている。
【0015】無端ベルト2は、ヒートローラ4とテンシ
ョンローラ6と上記移動手段とに掛け渡されており、ヒ
ートローラ4には、駆動ベルト8を介してベルト駆動モ
ータ10が連結されている。このような構成によれば、
ベルト駆動モータ10の駆動力を駆動ベルト8を介して
ヒートローラ4に伝達することによって、無端ベルト2
を図中矢印R方向に所定速度で走行させることができ
る。
【0016】また、本実施の形態には、無端ベルト2の
走行経路に沿って一定間隔で配置された第1〜第4の潜
像形成手段12,14,16,18と、これら潜像形成
手段12,14,16,18によって形成された夫々の
潜像に現像処理を施すように、第1〜第4の潜像形成手
段12,14,16,18に隣接して配置された第1〜
第4の現像手段20,22,24,26とが設けられて
いる。
【0017】第1〜第4の潜像形成手段12,14,1
6,18には、夫々、例えば乾式イオン記録ヘッドや湿
式イオン記録ヘッドのいずれかのイオン記録ヘッドを適
用することが可能である。
【0018】このような第1〜第4の潜像形成手段1
2,14,16,18は、後述する現像処理に用いられ
る各色のトナーに対応した階調画像データに基づいて、
放出量が変調されたイオンを放出できるように構成され
ている。
【0019】第1〜第4の現像手段20,22,24,
26は、第1〜第4の潜像形成手段12,14,16,
18によって無端ベルト2上に形成された夫々の潜像に
対して、シアントナー,マジェンタトナー,イエロート
ナー,ブラックトナーを用いて現像処理を施すことがで
きるように構成されている。
【0020】なお、本実施の形態に用いた無端ベルト2
は、ベルト表面側に設けられた誘電層2aとベルト裏面
側に設けられた導電層2bとから構成されており(図1
(b)参照)、第1〜第4の潜像形成手段12,14,
16,18によって誘電層2a上に上記潜像が形成され
るようになっている。
【0021】また、位置検出手段は、無端ベルト2の縁
部に設けられており、無端ベルト2の縁部に検出光を照
射する発光素子28aと、無端ベルト2の縁部を透過し
た透過光を受光する受光素子28bとを備えている。こ
のような構成によれば、透過光の光量変化に基づいて、
無端ベルト2の幅方向の位置を所定のサンプリング周期
で光学的に検出することができる。
【0022】移動手段は、ベルト裏面側に回転自在に圧
接した蛇行制御ローラ30を備えており、また、駆動手
段は、ステップモータ32と、このステップモータ32
の駆動力を蛇行制御ローラ30に伝達する伝達機構34
と、位置検出手段の受光素子28bからの電気信号にP
ID演算を施して、その演算結果に基づいて、ステップ
モータ32を駆動制御する制御回路部36とを備えてい
る。このような構成によれば、伝達機構34を介してス
テップモータ32の駆動力を蛇行制御ローラ30に伝達
することによって、蛇行制御ローラ30は、所定の切り
替え周期で所定の角度位置に位置付けられる。
【0023】なお、第1〜第4の潜像形成手段12,1
4,16,18及び第1〜第4の現像手段20,22,
24,26を介して無端ベルト2上に形成された多色ト
ナー像は、無端ベルト2によって図中矢印R方向に搬送
された後、ヒートローラ4によって加熱されると同時に
加圧ローラ38によって用紙40に転写定着されること
になる。
【0024】このような構成を有する本実施の形態にお
いて、例えば、無端ベルト2の周速を10cm/sec、基準
長さを10cmとした場合、第1〜第4の潜像形成手段1
2,14,16,18の相互の配置間隔は、基準長さの
整数倍に設計することが好ましい。
【0025】図2には、第1〜第4の潜像形成手段1
2,14,16,18の相互の配置間隔を10cm、蛇行
制御ローラ30の切り替え周期T(=基準長さ/ベルト
周速)を1秒、位置検出手段(28a,28b)のサン
プリング周期Sを例えば4秒(蛇行制御ローラ30の切
り替え周期Tの整数倍)とした場合のタイミングチャー
トが示されている。なお、同図において、横軸Xは夫々
時間(sec) の経過を示し、縦軸θは蛇行制御ローラの角
度位置を示し、縦軸Yは無端ベルト2の幅方向の位置を
示す。また、図中符号a,bは、蛇行制御ローラ30の
角度位置を切り替える際の2つの角度位置を示し、図中
符号cは、無端ベルト2が蛇行しない理想的な蛇行制御
ローラ30の角度位置を示す。
【0026】この場合、無端ベルト2上には、第1〜第
4の潜像形成手段12,14,16,18によって、一
定の潜像形成タイミングM(配置間隔/ベルト周速)=
1秒で各色に対応した潜像が形成されることになる。な
お、同図には、第1〜第4の潜像形成手段12,14,
16,18の潜像形成タイミングを符号M1,M2,M
3,M4で示した。
【0027】本来、画像形成中において、常時無端ベル
ト2を角度位置cに維持できれば問題はないが、ステッ
プモータ32によって蛇行制御ローラ30が間欠的に切
り替え制御されているため、常時無端ベルト2を角度位
置cに維持させることは困難である。
【0028】そこで、角度位置cを挟んで設定可能な2
つの角度位置a,bを設定し、蛇行制御ローラ30が角
度位置aに位置付けられている時間Taと、角度位置b
に位置付けられている時間Tbを計算すると、 Ta={(b−c)/(b−a)}T Tb={(a−c)/(a−b)}T となる。上式において、Tは、蛇行制御ローラ30の切
り替え周期=1秒であるから、例えば、a=2.0°、
b=3.0°、c=2.3°とすると、 Ta={(3.0−2.3)/(3.0−2.0)}×
1=0.7秒 Tb={(2.0−2.3)/(2.0−3.0)}×
1=0.3秒 となる。
【0029】図2から明らかなように、上述したタイミ
ング制御を行った場合、画像形成中において、無端ベル
ト2上の同一点が第1〜第4の潜像形成手段12,1
4,16,18に順次位置付けられることになるため、
色ずれを生じることは無い。
【0030】なお、理想的な角度位置cの設定方法につ
いて説明する。この場合、制御回路部36に入力された
電気信号に対してPID演算を施すことによって、角度
位置cが設定されることになる。
【0031】具体的には、まず、サンプリング周期Sに
基づいて、位置検出手段(28a,28b)によって無
端ベルト2のベルト幅方向の現在位置Yを検出する。こ
のとき、位置検出手段から現在位置P1に対応した電気
信号V1が制御回路部36に出力される。
【0032】制御回路部36において、基準電圧V0を
例えば3.0vとすると、 Ve =V0−V1=3.0−V1 なる差演算が実行される。
【0033】更に、制御回路部36において、直前にサ
ンプリングしたベルト幅方向の位置P2の電気信号V2
に基づいて、蛇行制御ローラ30の相対角度位置θr を
算出すると、 θr =kp・Ve +kd(Ve −V2) となる。なお、kpは比例係数、kdは微分係数であ
り、予め最適な値が設定されている。
【0034】ここで、相対角度位置θr は、現在サンプ
リングされた角度位置P1と直前にサンプリングされた
角度位置P2との差の絶対値で表されるため、 θr =P2−P1 となる。
【0035】そこで、角度位置P2を理想的な角度位置
cに置き換えることによって、角度位置cが設定される
ことになる。次に、上述した角度位置に蛇行制御ローラ
30を切り替えるために、本実施の形態に適用した移動
手段及び駆動手段の具体的な構成について、図7及び図
8を参照して説明する。
【0036】図7(a),(c)に示すように、蛇行制
御ローラ30は、無端ベルト2に対して所定の圧力で回
転自在に圧接するように、その回転軸30aの一端が軸
受け部42に固定され且つ他端が伝達機構34に接続さ
れている。
【0037】伝達機構34は、ステップモータ32の回
転運動を直線運動に変換するウォーム軸34aと、この
ウォーム軸34aの先端に固定され且つ上記回転軸30
aの他端が接続された接続部34bとを備えている。こ
の接続部34aには、ベース44に固定された付勢ばね
46が接続されており、この付勢ばね46によって、接
続部34aには、常時、図中矢印G方向に押圧力が作用
している。
【0038】このような構成において、ステップモータ
32の回転運動が伝達機構34によって直線運動に変換
されると、接続部34aは、図中矢印W方向に所定のタ
イミングで移動する。この結果、図7(b)に示すよう
に、蛇行制御ローラ30は、軸受け部42の回転軸42
aを中心に回転して所定の角度位置θに位置付けられる
ことになる。
【0039】この場合、蛇行制御ローラ30が、無端ベ
ルト2の走行方向Rに直交する方向(図7(b)の符号
Hで示す水平線上)に位置付けられている場合には、無
端ベルト2に蛇行力は働かない。これに対して、蛇行制
御ローラ30が、図7(b)に示すように、水平線Hに
対して所定の角度位置θに位置付けられた場合には、無
端ベルト2には、蛇行制御ローラ30の回転軸30aに
直交する方向(即ち、蛇行制御ローラ30の長手軸に直
交する方向)に蛇行力が働く。この結果、無端ベルト2
は、蛇行力の分力Fが作用する方向に移動することにな
る。
【0040】このような構成によれば、無端ベルト2の
蛇行量と蛇行制御ローラ30の角度位置θとをほぼ線形
の関係に維持することができるため、無端ベルト2を安
定して蛇行制御することが可能となる。
【0041】なお、図8(a),(b)には、移動手段
及び駆動手段の変形例が示されており、本変形例に適用
した伝達機構34は、蛇行制御ローラ30の回転軸30
aを支持するフレーム部48と、このフレーム部48の
一端側に接続されたウォーム軸50とを備えている。フ
レーム部48は、支持軸52を中心に揺動自在に支持さ
れており、ウォーム軸50と支持軸52との間には、付
勢ばね46が接続されている。
【0042】このような構成において、ステップモータ
32の回転運動が伝達機構34によって直線運動に変換
されると、フレーム部48は、支持軸52を中心に図中
矢印W方向に所定のタイミングで揺動する。この結果、
蛇行制御ローラ30は、所定の角度位置θ(図7(b)
参照)に位置付けられることになる。
【0043】次に、上述した本実施の形態の画像形成装
置を用いて実際に行った蛇行制御シミュレーションにつ
いて説明する。なお、このシミュレーションに際し、画
像形成装置の各構成を以下のように設定した。
【0044】1) 位置検出手段(28a,28b)の利
得:400 (v/m) 2) 初期状態の無端ベルト2の幅方向の位置:-100μm 3) 初期状態の蛇行制御ローラ30の角度位置: 0° 4) 無端ベルト2の蛇行係数(kw):2.7 (mm/de
g./revolution) 5) 無端ベルトが蛇行しない蛇行制御ローラ30の角度
位置:0.0055° 6) ステップモータ32の1パルス当たりの蛇行制御ロ
ーラの移動角度:0.02° 7) 比例係数(kp): 5.0(パルス/v) 8) 積分係数(ki): 0 (パルス/v) 9) 微分係数(kd):40.0(パルス/v) 10) 蛇行制御ローラの切り替え周期:T=0.25(revolu
tion) 図3〜図6には、上記の条件において、無端ベルト2が
1回転する毎に、無端ベルト2の幅方向の位置を1回サ
ンプリングすると共に、蛇行制御ローラ30の切り替え
周期T(図2参照)を無端ベルト2が1回転する時間の
1/4に設定した場合のシミュレーション結果が示され
ている。具体的には、無端ベルト2が1回転する間、蛇
行制御ローラ30を8回切り替えることによって、無端
ベルト2を8回蛇行させた場合のシミュレーション結果
が示されている。
【0045】なお、図3には、(蛇行制御ローラ30の
ステップ応答特性)が概略的に示されている。また、図
4には、図3の符号Z1で示された部分(ステップ応答
特性の初期状態)が拡大して示されている。また、図6
には、図3の符号Z3で示された部分(ステップ応答特
性の定常状態)が拡大して示されている。そして、図5
には、図3の符号Z2で示された部分(ステップ応答特
性が初期状態から定常状態に移行する途中の状態)が拡
大して示されている。
【0046】図6から明らかなように、ステップ応答特
性が定常状態になったとき、無端ベルト2の幅方向の位
置の変動量が小さくなっており、0〜3.0μmの間で
変動していることが分かる。
【0047】しかも、無端ベルト2が1回転する時間の
1/4整数倍に相当する位置に第1〜第4の潜像形成手
段12,14,16,18を配置していると共に、蛇行
制御ローラ30の切り替え周期Tを無端ベルト2が1回
転する時間の1/4に設定したことによって、色ずれを
極めて小さくすることが可能となる。
【0048】ステップ応答特性が定常状態において、−
200μm〜+200μmの変動が生じている従来の場
合(図15参照)と比較しても、本実施の形態の効果は
歴然として高いものであることが分かる。
【0049】このように本実施の形態によれば、第1〜
第4の潜像形成手段12,14,16,18の潜像形成
タイミングMを無端ベルト2の蛇行周期と同期させたこ
とによって、画像形成中において、無端ベルト2上の同
一点が第1〜第4の潜像形成手段12,14,16,1
8に順次位置付けられることになるため、色ずれを生じ
ることは無い。この結果、無端ベルト2の蛇行に影響さ
れること無く且つ色ずれの無い画像を所望位置に形成す
ることが可能な画像形成装置を提供することが可能とな
る。
【0050】更に、本実施の形態の画像形成装置は、画
像形成動作開始前(即ち、ウォーミング・アップ時)
に、無端ベルト2の蛇行係数kwを自動的に測定するこ
とができるように構成されている。
【0051】なお、本実施の形態に適用した蛇行係数k
wは、以下のように定義される。即ち、無端ベルト2が
蛇行しない蛇行制御ローラ30の角度位置θ(図7
(b)参照)に対して、無端ベルト2が、1°傾斜して
いる状態において、無端ベルト2を1回転させた際の無
端ベルト2の幅方向の移動量を蛇行係数kwとして定義
している。
【0052】図9には、無端ベルト2が1回転する間の
無端ベルト2の幅方向の移動量(Y軸)と、蛇行制御ロ
ーラ30の角度位置(θ軸)との関係が示されている。
なお、図中符号θ3は、無端ベルト2が蛇行しない蛇行
制御ローラ30の角度位置を示している。
【0053】以下、図9を参照しながら蛇行係数kwの
自動測定動作について説明する。まず、蛇行制御ローラ
30を水平軸H(図7(b)参照)に対して角度位置θ
1に位置付けた状態で無端ベルト2を走行させる。
【0054】次に、位置検出手段(28a,28b)に
よって無端ベルト2の縁部に形成された図示しないホー
ムポジションマーク(仮に、第1のホームポジションマ
ークという)を検出し、その検出値θa1を制御回路部3
6(図1参照)に記憶する(ステップ1)。
【0055】この後、第2のホームポジションマークが
検出された際に、上記ステップ1と同様に、その検出値
θa2を制御回路部36に記憶する(ステップ2)。そし
て、制御回路部36において、上記2つの検出値θa1,
θa2に対して、第1の演算処理(y1=θa1−θa2)を
行う。
【0056】次に、蛇行制御ローラ30を角度位置θ2
に位置付けた状態で、上記ステップ1,2と同様に、2
つの検出値θb1,θb2を制御回路部36に記憶する。そ
して、制御回路部36において、第2の演算処理(y2
=θb1−θb2)を行なう。
【0057】続いて、蛇行制御ローラ30の角度位置θ
1,θ2と、第1及び第2の演算処理の結果とに基づい
て、“(y1−y2)/(θ1−θ2)”なる演算処理
を行なうことによって、蛇行係数kwが設定されること
になる。
【0058】この後、上記蛇行係数kwに基づいて、予
めROMにメモリされている比例係数kp及び微分係数
kdを適当に選択する。具体的には、kp=0.05/k
w、kd= 0.5/kwとした場合、kw=1であったと
き、kp=0.05、kd= 0.5となる。
【0059】そして、これら蛇行係数kw,比例係数k
p及び微分係数kdに基づいて、無端ベルト2の蛇行制
御が行われることになる。なお、図10には、kp=0.
05、kd= 0.5とした場合において、蛇行制御ローラ3
0のステップ応答特性が示されている。この場合、図中
点線はkw=1.00のステップ応答特性、図中1点鎖線は
kw=3.00のステップ応答特性、図中実線はkw=0.33
3 のステップ応答特性を示している。
【0060】このように、ウォーミング・アップ時に蛇
行係数を自動的に測定することによって、蛇行制御ロー
ラ30と無端ベルト2との間の摩擦係数等が変化して蛇
行係数kwが経年変化した場合であっても、常に、現状
に適合した最適の蛇行制御を行うことが可能となる。
【0061】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されることは無く、後述するように、新規事項を追加
しない範囲で種々変更することが可能である。例えば、
本発明の第1の変形例として、画像形成装置を以下のよ
うに構成しても良い。
【0062】即ち、無端ベルト2の周長を100cm、ベ
ルト周速を10cm/secとすると、無端ベルト2が1回転
する時間は、10秒となる。そして、この1回転の時間
10秒の1/10を蛇行制御ローラ30の切り替え周期
T(=1秒)とする。また、本変形例に適用した第1〜
第4の潜像形成手段12,14,16,18の配置間隔
は、10cm/sec×1秒=10cmの整数倍に規定する。そ
して、位置検出手段(28a,28b)のサンプリング
周期Sを10秒(無端ベルト2が1回転する時間)に設
定する。なお、他の構成は、第1の実施の形態と同様で
あるため、その説明は省略する。
【0063】実際、蛇行制御中において、無端ベルト2
の縁部に凹凸が存在すると、位置検出手段(28a,2
8b)によって、無端ベルト2の幅方向の位置を正確に
検出することが困難になる。
【0064】しかしながら、本変形例のように、無端ベ
ルト2が1回転する時間に同期して幅方向の位置をサン
プリングすることによって、無端ベルト2の縁部に凹凸
があっても、常に、正確な幅方向の位置を検出すること
が可能となる。なお、他の作用効果は、第1の実施の形
態と同様であるため、その説明は省略する。
【0065】また、上記第1の変形例では、ベルト1周
の時間毎にサンプリングしたが、例えば無端ベルト2に
特定された同一箇所において幅方向の位置を検出するこ
とができるように構成しても良い。具体的には、図11
(a)に示すように、ホームポジションセンサ54によ
って、無端ベルト2に形成されたホームポジションマー
ク(図示しない)を検出し、その検出タイミングに基づ
いて、位置検出手段(28a,28b)によって幅方向
の位置を検出する。
【0066】このような構成によれば、無端ベルト2に
形成されたホームポジションマークを検出することによ
って、常に、幅方向の同一位置を正確に検出することが
できるため、経年変化によって位置検出手段のサンプリ
ング位置が次第にずれてしまうといった弊害を防止する
ことが可能となる。なお、無端ベルト2に複数のホーム
ポジションマークを形成しても良く、この場合には、ホ
ームポジションセンサ54からの信号をマーク数の数分
の1で分周すれば良い。
【0067】また、例えば、本発明の第2の変形例とし
て、画像形成装置を図11(b)に示すような構成して
も良い。図11(b)に示すように、本変形例の画像形
成装置では、第2〜第4の潜像形成手段14,16,1
8が除去されており、第1の潜像形成手段12のみが配
置されている。
【0068】このような構成において、無端ベルト2の
周長を100cm、ベルト周速を10cm/secとすると、無
端ベルト2が1回転する時間は、10秒となる。そし
て、この1回転の時間10秒の整数分の1を蛇行制御ロ
ーラ30の切り替え周期T(例えば、1秒)とする。ま
た、位置検出手段(28a,28b)のサンプリング周
期Sは、切り替え周期Tの整数倍(例えば、4秒)に設
定する。なお、他の構成は、第1の実施の形態と同様で
あるため、その説明は省略する。
【0069】本変形例のように、潜像形成手段12が1
個の場合でも、第1の実施の形態と同様に、画像形成中
において、無端ベルト2上の同一点が第1潜像形成手段
12に位置付けられることになるため、色ずれを生じる
ことは無い。この結果、無端ベルト2の蛇行に影響され
ること無く且つ色ずれの無い画像を所望位置に形成する
ことが可能な画像形成装置を提供することが可能とな
る。
【0070】なお、この第2の変形例の場合も、第1の
変形例と同様に、ホームポジションセンサ54(図11
(a)参照)によって、無端ベルト2に形成されたホー
ムポジションマーク(図示しない)を検出し、その検出
タイミングに基づいて、位置検出手段(28a,28
b)によって幅方向の位置を検出しても良い。
【0071】次に、本発明の第2の実施の形態に係る画
像形成装置について、図12を参照して説明する。な
お、本実施の形態の説明に際し、第1の実施の形態と同
様の構成には、同一符号を付して、その説明を省略す
る。
【0072】図12(a)に示すように、本実施の形態
の画像形成装置には、無端ベルト2の走行距離を検出可
能なエンコーダ56が設けられており、このエンコーダ
56によって検出された検出値に基づいて、蛇行制御ロ
ーラ30の切り替え距離周期、無端ベルト2の幅方向の
位置のサンプリング距離周期、第1〜第4の潜像形成手
段12,14,16,18の潜像形成タイミング等を制
御することができるように構成されている。なお、他の
構成は、第1の実施の形態と同様であるため、その説明
は省略する。
【0073】このような構成を有する本実施の形態にお
いて、図12(b)には、例えば、基準長さを10cm、
第1〜第4の潜像形成手段12,14,16,18の配
置間隔を基準長さ(10cm)の整数倍(例えば、10c
m)、位置検出手段(28a,28b)のサンプリング
距離周期Sxを40cm(蛇行制御ローラ30の切り替え
距離周期Txの整数倍)とした場合のタイミングチャー
トが示されている。
【0074】この場合、無端ベルト2上には、第1〜第
4の潜像形成手段12,14,16,18によって、一
定の潜像形成タイミングMx(蛇行制御ローラ30の切
り替え距離周期Tx)=10cmで各色に対応した潜像が
形成されることになる。なお、同図には、第1〜第4の
潜像形成手段12,14,16,18の潜像形成タイミ
ングを符号Mx1,Mx2,Mx3,Mx4で示した。
【0075】また、第1の実施の形態と同様に、無端ベ
ルト2が蛇行しない理想的な蛇行制御ローラ30の角度
位置cを挟んで設定可能な2つの角度位置a,bを設定
し、蛇行制御ローラ30が角度位置aに位置付けられて
いる時間Txaと、角度位置bに位置付けられている時
間Txbを計算すると、 Txa={(b−c)/(b−a)}Tx Txb={(a−c)/(a−b)}Tx となる。上式において、Txは、蛇行制御ローラ30の
切り替え距離周期=10cmであるから、例えば、a=
2.0°、b=3.0°、c=2.3°とすると、 Txa={(3.0−2.3)/(3.0−2.0)}
×10=7cm Txb={(2.0−2.3)/(2.0−3.0)}
×10=3cm となる。
【0076】図12(b)から明らかなように、上述し
たタイミング制御を行った場合、画像形成中において、
無端ベルト2上の同一点が第1〜第4の潜像形成手段1
2,14,16,18に順次位置付けられることになる
ため、色ずれを生じることは無い。
【0077】このように本実施の形態によれば、エンコ
ーダ56によって検出される無端ベルト2の走行距離デ
ータに基づいて、無端ベルト2の蛇行制御や潜像形成の
タイミング制御を行っているため、無端ベルト2の周速
の変化に影響されること無く、常に、色ずれの無い画像
を所望位置に形成することが可能な画像形成装置を提供
することが可能となる。
【0078】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されることは無く、後述するように、新規事項を追加
しない範囲で種々変更することが可能である。例えば、
本発明の第1の変形例として、画像形成装置を以下のよ
うに構成しても良い。
【0079】即ち、無端ベルト2の周長を100cmとし
た場合において、この周長(100cm)の整数分の1
(例えば、10cm)を基準長さとし、且つ、第1〜第4
の潜像形成手段12,14,16,18の配置間隔を基
準長さの整数倍に規定する。また、蛇行制御ローラ30
の切り替え距離周期Txを無端ベルト2の周長の整数分
の1(例えば、10cm)とする。そして、位置検出手段
(28a,28b)のサンプリング距離周期Sxを10
0cm(無端ベルト2の周長)に設定する。なお、他の構
成は、第2の実施の形態と同様であるため、その説明は
省略する。
【0080】本変形例によれば、無端ベルト2の1周距
離毎に幅方向の位置をサンプリングすることによって、
無端ベルト2の縁部に凹凸があっても、無端ベルト2の
周速の変化に影響されること無く、常に正確な幅方向の
位置を検出することが可能となる。なお、他の作用効果
は、第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省
略する。
【0081】また、上記第1の変形例では、エンコーダ
56の検出値に基づいてベルト1周距離毎にサンプリン
グしたが、図11(a)に示すように、エンコーダ56
の代わりにホームポジションセンサ54を用いて無端ベ
ルト2に形成されたホームポジションマーク(図示しな
い)を検出し、その検出タイミングに基づいて無端ベル
ト2の幅方向の位置を検出しても良い。
【0082】このような構成によれば、無端ベルト2に
形成されたホームポジションマークを検出することによ
って、常に、幅方向の同一位置を正確に検出することが
できるため、経年変化によって位置検出手段のサンプリ
ング位置が次第にずれてしまうといった弊害を防止する
ことが可能となる。なお、無端ベルト2に複数のホーム
ポジションマークを形成しても良く、この場合には、ホ
ームポジションセンサ54からの信号をマーク数の数分
の1で分周すれば良い。
【0083】また、例えば、本発明の第2の変形例とし
て、画像形成装置を図13に示すような構成しても良
い。図13に示すように、本変形例の画像形成装置で
は、第2〜第4の潜像形成手段14,16,18が除去
されており、第1の潜像形成手段12のみが配置されて
いる。
【0084】このような構成において、無端ベルト2の
周長を100cmとした場合において、この周長(100
cm)の整数分の1(例えば、10cm)を基準長さとし、
且つ、第1〜第4の潜像形成手段12,14,16,1
8の配置間隔を基準長さの整数倍に規定する。また、蛇
行制御ローラ30の切り替え距離周期Txを無端ベルト
2の周長の整数分の1(例えば、10cm)とする。そし
て、位置検出手段(28a,28b)のサンプリング距
離周期Sxを例えば40cm(蛇行制御ローラ30の切り
替え距離周期Txの整数倍)に設定する。なお、他の構
成は、第2の実施の形態と同様であるため、その説明は
省略する。
【0085】本変形例のように、1個の潜像形成手段1
2を配置した場合でも、第2の実施の形態と同様に、エ
ンコーダ56によって検出される無端ベルト2の走行距
離データに基づいて、無端ベルト2の蛇行制御や潜像形
成のタイミング制御を行っているため、無端ベルト2の
周速の変化に影響されること無く、常に、色ずれの無い
画像を所望位置に形成することが可能な画像形成装置を
提供することが可能となる。
【0086】なお、この第2の変形例の場合も、第1の
変形例と同様に、エンコーダ56の代わりにホームポジ
ションセンサ54(図11(a)参照)を用いて無端ベ
ルト2に形成されたホームポジションマーク(図示しな
い)を検出し、その検出タイミングに基づいて、位置検
出手段(28a,28b)によって幅方向の位置を検出
しても良い。
【0087】次に、本発明の第3の実施の形態に係る画
像形成装置について、図14を参照して説明する。本実
施の形態は、第1及び第2の実施の形態に適用した第1
〜第4の潜像形成手段12,14,16,18(図1参
照)の改良に係り、他の構成は、第1及び第2の実施の
形態と同一であるため、以下の説明では、相違点につい
ての説明に止める。
【0088】なお、第1〜第4の潜像形成手段12,1
4,16,18は、相互に同一の構成を有しているるた
め、本実施の形態の説明では、その一例として、第1の
潜像形成手段12についての説明に止める。
【0089】図14(a),(b)に示すように、第1
の潜像形成手段12は、無端ベルト2の走行方向R(図
1参照)に交差(略直交)する方向に沿って所定間隔で
延出した複数本(例えば、12本)のライン電極58
と、これらライン電極58と交差するように所定間隔で
配置された複数本(例えば、250本)のフィンガ電極
60とを備えている。なお、ライン電極58及びフィン
ガ電極60は、共に誘電体材料で形成されている。
【0090】これらライン電極58とフィンガ電極60
との間には、誘電層62が介装されており、ライン電極
58とフィンガ電極60が交差する交差点において、フ
ィンガ電極60には、夫々、直径約100ミクロンの第
1の開口部60aが形成されている。
【0091】また、複数本のフィンガ電極60に対向し
てスクリーン電極64が配置されており、これらスクリ
ーン電極64には、夫々、上記第1の開口部60aに対
向した位置に直径約100ミクロンの第2の開口部64
aが形成されている。なお、フィンガ電極60とスクリ
ーン電極64との間には、絶縁体66が介装されてお
り、この絶縁体66には、第1の開口部60aから第2
の開口部64aに亘って正負イオンや電子を移動させる
ことができるように、所定の寸法を有する穴部66aが
形成されている。
【0092】また、ライン電極58とスクリーン電極6
4との間には、直列接続された交流電源68(1200v) と
第1の直流電源70(200v)とが、第1のスイッチ72を
介して設けられている。更に、第1の直流電源70の正
側とフィンガ電極60との間には、印加電圧を変化させ
ることが可能な可変電源74が、第2のスイッチ76を
介して接続されている。一方、接地された無端ベルト2
の導電層2bとスクリーン電極64との間には、第1の
直流電源70に対して逆バイアスがかかるように、第2
の直流電源78(600v)が設けられている。
【0093】なお、図14(a),(b)には、ライン
電極58とフィンガ電極60の配置状態が部分的に拡大
して示されており、同図(b)には、スクリーン電極6
4の側から見た第1の潜像形成手段12の外観図が示さ
れている。
【0094】以下、本実施の形態に適用した第1の潜像
形成手段12のイオン発生動作について説明する。ま
ず、通常、第2のスイッチ76は、第1の直流電源70
のプラス側に導通状態となっている。
【0095】この状態で、第1のスイッチ72が導通状
態になると、ライン電極58とフィンガ電極60との間
に高周波の高電圧がかかり、フィンガ電極60の第1の
開口部60aにプラズマ状の正負イオン(図示しない)
が発生する。
【0096】このときの電界の方向は、フィンガ電極6
0からスクリーン電極64に向かって発生しており、正
イオンは、スクリーン電極64に吸収され、負イオン又
は電子は、フィンガ電極60に吸収され、結局、正負イ
オンは、スクリーン電極64の第2の開口部64aから
放出されない。
【0097】次に、第2のスイッチ76が可変電源74
のマイナス側に倒れた場合、電界は、前回と逆転し、ス
クリーン電極64からフィンガ電極60に向かって発生
するようになる。従って、フィンガ電極60の第1の開
口部60aに発生した正イオンは、フィンガ電極60に
吸収され、第2の開口部64aから放出されることはな
い。
【0098】一方、負イオンや電子は、スクリーン電極
64方向に引かれ、その一部は、スクリーン電極64に
吸収されるが、第2の開口部64aの中央に近い位置に
存在している負イオンや電子は、無端ベルト2の導電層
2bからスクリーン電極64に向かって発生している電
界の作用によって、その一部がスクリーン電極64の第
2の開口部64aを介して無端ベルト2方向へ放出され
る。
【0099】スクリーン電極64と無端ベルト2の誘電
層2aとの間には、約0.2mmの空気層(特に図示し
ない)が形成されている。なお、誘電層2aは、フッソ
系のポリイミドで形成されており、第2の開口部64a
から放出された負イオンや電子を帯電保持することがで
きるように構成されている。また、無端ベルト2の導電
層2bは、導電性ポリイミドで形成されており、図示し
ない金属ローラを介してアースされている。更に、スク
リーン電極64は、アースに対して約マイナス600vの電
位に維持されている。
【0100】従って、スクリーン電極64の第2の開口
部64aから放出された負イオンや電子は、スクリーン
電極64と導電層2bとの間に形成された電界の力によ
って、無端ベルト2の誘電層2aに付着する。
【0101】この場合、走行方向Rに沿って無端ベルト
2を移動させても、誘電層2aに付着した負イオンや電
子等のマイナス荷電粒子は、誘電層2aに形成されてい
る正電荷と引き合って、その場所に残ることになる。
【0102】このような構成によれば、複数本のライン
電極58及びフィンガ電極60に対して選択的に電圧を
印加することによって、無端ベルト2の誘電層2a上の
所望の位置に、各色のトナーに対応した階調画像データ
に基づいて放出量が変調された負イオンや電子を付着さ
せて所望の潜像を形成することができる。
【0103】本実施の形態によれば、潜像形成位置が固
定された潜像形成手段12を用いた場合でも、上記のよ
うな電圧印加制御を行うことによって、無端ベルト2上
の所望の位置に所望の潜像を形成することが可能とな
る。この結果、無端ベルト2の蛇行に影響されること無
く且つ色ずれの無い画像を所望位置に形成することが可
能な画像形成装置を提供することが可能となる。
【0104】なお、本明細書中には、以下のような発明
が包含される。 (1)所定速度で走行制御された無端ベルトと、この無
端ベルト上に所定の潜像を形成するように、少なくとも
1つ以上配置された潜像形成手段と、前記無端ベルト上
に形成された潜像に現像処理を施すように、所定間隔で
配置された複数の現像手段と、前記無端ベルトの幅方向
の位置を検出する位置検出手段と、前記無端ベルトの走
行方向に対して交差する方向に、前記無端ベルトを移動
させる移動手段と、この移動手段を所定のタイミングで
駆動する駆動手段とを備えており、前記無端ベルトが前
記潜像形成手段を通過する時間の整数分の1のタイミン
グに基づいて、前記移動手段によって前記無端ベルトの
移動方向が切り替え制御されていることを特徴とする画
像形成装置。 (構成)この発明は、全ての実施の形態が対応する。
【0105】これら実施の形態において、例えば図1に
示すように、無端ベルトは、ヒートローラ4とテンショ
ンローラ6と上記移動手段とに掛け渡された無端ベルト
2が該当し、潜像形成手段は、無端ベルト2の走行経路
に沿って一定間隔で配置された第1〜第4の潜像形成手
段12,14,16,18が該当する。また、現像手段
は、第1〜第4の潜像形成手段12,14,16,18
に隣接して配置された第1〜第4の現像手段20,2
2,24,26が該当し、位置検出手段は、無端ベルト
2の縁部に設けられており、無端ベルト2の縁部に検出
光を照射する発光素子28aと、無端ベルト2の縁部を
透過した透過光を受光する受光素子28bとを備えて構
成されている。また、移動手段は、ベルト裏面側に回転
自在に圧接した蛇行制御ローラ30を備えており、ま
た、駆動手段は、ステップモータ32と、このステップ
モータ32の駆動力を蛇行制御ローラ30に伝達する伝
達機構34と、位置検出手段の受光素子28bからの電
気信号にPID演算を施して、その演算結果に基づい
て、ステップモータ32を駆動制御する制御回路部36
とを備えている。 (作用・効果)この発明によれば、無端ベルトが潜像形
成手段を通過する時間の整数分の1のタイミングに基づ
いて、移動手段によって無端ベルトの移動方向が切り替
え制御される。このため、画像形成中において、無端ベ
ルト上の同一点が潜像形成手段に順次位置付けられるこ
とになるため、色ずれを生じることは無い。この結果、
無端ベルトの蛇行に影響されること無く且つ色ずれの無
い画像を所望位置に形成することが可能な画像形成装置
を提供することが可能となる。 (2)前記無端ベルトの走行状態を検出可能な走行状態
検出手段を備えており、この走行状態検出手段の検出デ
ータに基づいて、少なくとも前記潜像形成手段や前記位
置検出手段及び前記駆動手段を選択的に制御することを
特徴とする上記 (1)に記載の画像形成装置。 (構成)この発明は、第2の実施の形態が対応する。
【0106】この実施の形態において、図12(a),
図13に示すように、走行状態検出手段は、無端ベルト
2の走行距離を検出可能なエンコーダ56を備えてい
る。 (作用・効果)この発明によれば、エンコーダによって
検出される無端ベルトの走行距離データに基づいて、無
端ベルトの蛇行制御や潜像形成のタイミング制御を行っ
ているため、無端ベルトの周速の変化に影響されること
無く、常に、色ずれの無い画像を所望位置に形成するこ
とが可能な画像形成装置を提供することができる。 (3)前記潜像形成手段は、前記無端ベルトの走行方向
に交差する方向に沿って所定間隔で延出した複数本の第
1の電極と、これら第1の電極と交差するように所定間
隔で配置された複数本の第2の電極と、これら第2の電
極に対向配置された第3の電極と、第1〜第3の電極に
対して選択的に電圧を印加可能な電圧印加手段とを備え
ており、前記第1及び第2の電極に対して選択的に電圧
を印加することによって、第2の電極から発生した荷電
粒子を第3の電極を介して放出し、前記無端ベルト上に
所望の潜像を形成することを特徴とする上記(1)に記
載の画像形成装置。 (構成)この発明は、第3の実施の形態が対応する。
【0107】この実施の形態において、図14に示すよ
うに、第1の電極は、無端ベルト2の走行方向R(図1
参照)に交差(略直交)する方向に沿って所定間隔で延
出した複数本(例えば、12本)のライン電極58が該
当し、第2の電極は、ライン電極58と交差するように
所定間隔で配置された複数本(例えば、250本)のフ
ィンガ電極60が該当し、そして、第3の電極は、フィ
ンガ電極60に対向配置されたスクリーン電極64が該
当する。
【0108】また、電圧印加手段は、第1のスイッチ7
2を介してライン電極58とスクリーン電極64との間
に直列接続された交流電源68(1200v) と第1の直流電
源70(200v)と、第2のスイッチ76を介して第1の直
流電源70の正側とフィンガ電極60との間に接続され
た可変電源74と、第1の直流電源70に対して逆バイ
アスがかかるように、接地された無端ベルト2の導電層
2bとスクリーン電極64との間に設けられた第2の直
流電源78(600v)とを備えている。 (作用・効果)この発明によれば、複数本のライン電極
及びフィンガ電極に対して選択的に電圧を印加すること
によって、無端ベルトの誘電層上の所望の位置に、負イ
オンや電子を付着させて所望の潜像を形成することがで
きる。この結果、無端ベルトの蛇行に影響されること無
く且つ色ずれの無い画像を所望位置に形成することが可
能な画像形成装置を提供することが可能となる。 (4)前記位置検出手段は、前記無端ベルトが1回転す
る時間周期で前記幅方向の位置を検出するように制御さ
れていると共に、前記移動手段は、前記無端ベルトが1
回転する時間周期の整数分の1の時間周期で前記無端ベ
ルトを移動させるように制御されていることを特徴とす
る上記(1)に記載の画像形成装置。 (構成)この発明は、第1の実施の形態の第1の変形例
が対応する。 (作用・効果)実際、蛇行制御中において、無端ベルト
の縁部に凹凸が存在すると、位置検出手段によって、無
端ベルトの幅方向の位置を正確に検出することが困難に
なる。
【0109】しかしながら、本変形例のように、無端ベ
ルトが1回転する時間に同期して幅方向の位置をサンプ
リングすることによって、無端ベルトの縁部に凹凸があ
っても、常に、正確な幅方向の位置を検出することが可
能となる。なお、他の作用効果は、第1の実施の形態と
同様である。 (5)前記無端ベルトに形成されたマークを検出する検
出センサを備えており、この検出センサによって前記無
端ベルトのマークを検出し、その検出タイミングに基づ
いて、前記位置検出手段によって前記無端ベルトの幅方
向の位置を検出することを特徴とする上記(1)に記載
の画像形成装置。 (構成)この発明は、第1の実施の形態の第1の変形例
の改良に対応する。
【0110】このような改良された画像形成装置におい
て、図11(a)に示すように、検出センサは、無端ベ
ルト2に形成されたホームポジションマーク(図示しな
い)を検出するホームポジションセンサ54が該当す
る。 (作用・効果)この発明によれば、無端ベルトに形成さ
れたホームポジションマークを検出することによって、
常に、幅方向の同一位置を正確に検出することができる
ため、経年変化によって位置検出手段のサンプリング位
置が次第にずれてしまうといった弊害を防止することが
可能となる。なお、無端ベルトに複数のホームポジショ
ンマークを形成しても良く、この場合には、ホームポジ
ションセンサからの信号をマーク数の数分の1で分周す
れば良い。 (6)前記移動手段は、前記無端ベルトを走行方向に対
して交差する方向に移動させる蛇行制御ローラを備えて
おり、前記駆動手段は、ステップモータと、このステッ
プモータの駆動力を前記蛇行制御ローラに伝達する伝達
機構と、前記位置検出手段からの信号にPID演算を施
して、その演算結果に基づいて、前記ステップモータを
駆動制御する制御回路部とを備えていることを特徴とす
る上記(1)に記載の画像形成装置。 (構成)この発明は、第1の実施の形態のうち、図7及
び図8の構成が対応する。 (作用・効果)この発明によれば、伝達機構を介してス
テップモータの駆動力を蛇行制御ローラに伝達すること
によって、蛇行制御ローラは、所定の切り替え周期で所
定の角度位置に位置付けられる。
【0111】
【発明の効果】本発明によれば、無端ベルトの蛇行に影
響されること無く且つ色ずれの無い画像を所望位置に形
成することが可能な画像形成装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の構成を示す図、(b)は、無端ベルトの断
面を示す図。
【図2】蛇行制御ローラの切り替え周期と、位置検出手
段のサンプリング周期と、第1〜第4の潜像形成手段の
潜像形成タイミングとの関係を示すタイミングチャート
図。
【図3】無端ベルトの幅方向の位置と無端ベルトの回転
数との関係(蛇行制御ローラのステップ応答特性)を示
す図。
【図4】図3の符号Z1で示された部分(ステップ応答
特性の初期状態)を拡大して示す図。
【図5】図3の符号Z2で示された部分(ステップ応答
特性が初期状態から定常状態に移行する途中の状態)を
拡大して示す図。
【図6】図3の符号Z3で示された部分(ステップ応答
特性の定常状態)を拡大して示す図。
【図7】(a)は、蛇行制御ローラが無端ベルトに圧接
している状態を示す拡大図、(b)は、蛇行制御ローラ
が、所定の角度位置に位置付けられた状態を示す図、
(c)は、蛇行制御ローラと伝達機構との接続状態を示
す図。
【図8】図7(c)に示された接続状態の変形例を示す
図であって、(a)は、その部分断面図、(b)は、そ
の側面図。
【図9】無端ベルトが1回転する間の無端ベルトの幅方
向の移動量(Y軸)と、蛇行制御ローラの角度位置(θ
軸)との関係を示す図。
【図10】蛇行制御ローラの蛇行係数を種々変更した際
のステップ応答特性を示す図。
【図11】(a)は、本発明の第1の実施の形態の変形
例を示す図、(b)は、本発明の第1の実施の形態の他
の変形例を示す図。
【図12】(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る
画像形成装置の構成を示す図、(b)は、蛇行制御ロー
ラの切り替え距離周期と、位置検出手段のサンプリング
距離周期と、第1〜第4の潜像形成手段の潜像形成タイ
ミングとの関係を示すタイミングチャート図。
【図13】本発明の第2の実施の形態の変形例を示す
図。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装
置の構成を示す図であって、(a)は、潜像形成手段の
一部の構成を拡大して示す図、(b)は、スクリーン電
極の側から見た潜像形成手段の外観図。
【図15】従来の画像形成装置において、ベルト幅方向
の位置とベルト回転数との関係(ステップ応答特性)を
示す図。
【符号の説明】
2…無端ベルト、12…第1の潜像形成手段、14…第
2の潜像形成手段、16…第3の潜像形成手段、18…
第4の潜像形成手段、20…第1の現像手段、22…第
2の現像手段、24…第3の現像手段、26…第4の現
像手段、28a,28b…位置検出手段、30…蛇行制
御ローラ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定速度で走行制御された無端ベルト
    と、 この無端ベルト上に所定の潜像を形成するように、少な
    くとも1つ以上配置された潜像形成手段と、 前記無端ベルト上に形成された潜像に現像処理を施すよ
    うに、所定間隔で配置された複数の現像手段と、 前記無端ベルトの幅方向の位置を検出する位置検出手段
    と、 前記無端ベルトの走行方向に対して交差する方向に、前
    記無端ベルトを移動させる移動手段と、 この移動手段を所定のタイミングで駆動する駆動手段と
    を備えており、 前記無端ベルトが前記潜像形成手段を通過する時間の整
    数分の1のタイミングに基づいて、前記移動手段によっ
    て前記無端ベルトの移動方向が切り替え制御されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記無端ベルトの走行状態を検出可能な
    走行状態検出手段を備えており、この走行状態検出手段
    の検出データに基づいて、少なくとも前記潜像形成手段
    や前記位置検出手段及び前記駆動手段を選択的に制御す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記潜像形成手段は、前記無端ベルトの
    走行方向に交差する方向に沿って所定間隔で延出した複
    数本の第1の電極と、これら第1の電極と交差するよう
    に所定間隔で配置された複数本の第2の電極と、これら
    第2の電極に対向配置された第3の電極と、第1〜第3
    の電極に対して選択的に電圧を印加可能な電圧印加手段
    とを備えており、前記第1及び第2の電極に対して選択
    的に電圧を印加することによって、第2の電極から発生
    した荷電粒子を第3の電極を介して放出し、前記無端ベ
    ルト上に所望の潜像を形成することを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
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