JP5033521B2 - ベルト装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの複合機等の画像形成装置と、中間転写ベルト、転写搬送ベルト、転写ベルト、感光体ベルト等のベルト部材が設置されたベルト装置と、に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、中間転写ベルト(ベルト装置)を備えたタンデム型のカラー画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1〜特許文献3等参照。)。
詳しくは、4つの感光体ドラム(像担持体)が中間転写ベルト(ベルト部材)に対向するように並設されている。これらの4つの感光体ドラムでは、それぞれ、ブラック(黒色)、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像が形成される。そして、各感光体ドラムで形成された各色のトナー像が、中間転写ベルト上に重ねて転写される。さらに、中間転写ベルト上に担持された複数色のトナー像は、カラー画像として記録媒体上に転写される。
このような画像形成装置では、中間転写ベルトの幅方向の変位を検知して、その検知結果に基づいて中間転写ベルトの幅方向の変位を補正する技術が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。このような技術は、中間転写ベルトが蛇行することによりカラー画像の品質が低下する不具合や、中間転写ベルトが幅方向に大きく変位(ベルト寄り)した後に他の部材に接触して中間転写ベルトが破損する不具合、等を抑止することを目的としている。
具体的に、特許文献1等では、中間転写ベルト(無端状ベルト)の幅方向端部に当接してその変位に追従して揺動する接触子の変位量を、変位センサで検知している。そして、変位センサの検知結果に基づいて、蛇行補正ローラによって、中間転写ベルトの変位(蛇行)を補正している。また、特許文献1等では、変位センサよりも幅方向外側に離れた位置に検知手段(エッジセンサ)を設置している。そして、検知手段によって中間転写ベルトのエッジが検知されたときに、装置の異常により中間転写ベルトがさらに大きく蛇行したものとして、中間転写ベルトの駆動を停止している。
さらに、このような画像形成装置では、中間転写ベルトの交換(メンテナンス)が適宜におこなわれることが知られている(例えば、特許文献2、特許文献3等参照。)。
そして、特許文献2等には、中間転写ベルト(無端ベルト)の交換時に中間転写ベルトにエッジセンサが干渉してキズがつくのを防止するために、ドロワ内のベルトモジュールの上下動に連動して中間転写ベルトに対してエッジセンサを接離させる技術が開示されている。
また、特許文献3等には、中間転写ベルトの交換時に、中間転写ベルトを具備するベルトユニットを上方に手動で持ち上げることで、テンションローラ(通常時は中間転写ベルトに当接して張力を与えている。)から中間転写ベルトを離間させて、テンションローラによる圧力が解除された状態の中間転写ベルトの交換をおこなう技術が開示されている。
特開2006−343629号公報 特開2006−267500号公報 特開2006−151697号公報
上述した特許文献1等の技術は、中間転写ベルト等のベルト部材の交換をおこなうときに、中間転写ベルトに検知手段(エッジセンサ)が干渉して中間転写ベルトにキズがついてしまう場合があった。
詳しくは、中間転写ベルトを幅方向に移動させて着脱するときに、中間転写ベルトにかかる張力を解除しても、中間転写ベルトの端部側(作業者の操作側の端部である。)に配設された検知手段が中間転写ベルトに干渉してしまう場合が多かった。このような場合には、交換直後の新品の中間転写ベルトにキズがついてしまい、出力画像上にキズ跡等の異常画像が生じてしまっていた。一般的に、中間転写ベルト、転写搬送ベルト、転写ベルト、感光体ベルト等のベルト部材は、画像品質に大きく影響する重要な部品であって高価であるために、このような問題は特に無視できないものになっていた。
一方、上述した特許文献2等の技術は、中間転写ベルトの交換時に、ドロワ内のベルトモジュールの上下動に連動して中間転写ベルトに対してエッジセンサを接離させているため、中間転写ベルトとエッジセンサとの干渉が制限される効果がある程度期待できる。しかし、エッジセンサの接離機構やドロワの構成が複雑であって、装置が高コスト化、大型化する可能性が大きかった。
また、上述した特許文献3等の技術は、中間転写ベルトの交換時に、中間転写ベルトを具備するベルトユニットを上方に持ち上げることで、中間転写ベルトに対するテンションローラによる圧力を解除するものであって、上述した問題を解決するための示唆はない。また、特許文献3等の技術は、中間転写ベルトの交換時にベルトユニットを上方に持ち上げる必要があるために、交換時の作業性が悪かった。この交換時の作業性は、中間転写ベルトが大型であるときに、特に無視できないものになっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ベルト部材の交換をおこなう際の作業性が高く、比較的簡易な構成で、検知手段の干渉によるベルト部材の破損が生じることのない、ベルト装置及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかるベルト装置は、画像形成装置に設置されるベルト装置であって、複数のローラ部材に支持されるとともに、所定方向に走行する無端状のベルト部材と、前記ベルト部材の下方に配設されるとともに、前記ベルト部材の外周面に当接して当該ベルト部材に張力を与える当接部材と、前記ベルト部材の幅方向端部側に配設されるとともに、前記ベルト部材の幅方向の変位を検知する検知手段と、を備え、前記当接部材は、前記ベルト部材に張力を与えた状態における前記ベルト部材との当接位置から下方に移動することで前記ベルト部材に与えた張力を解除できるように構成され、前記検知手段は、前記ベルト部材に張力を与えた状態の前記当接部材の近傍に配設されて、前記当接部材の下方への移動によって前記当接部材による張力が解除された状態の前記ベルト部材に対して離間するものである。
また、請求項2記載の発明にかかるベルト装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記当接部材は、前記ベルト部材に与えた張力を解除するときに、前記ベルト部材に当接しない位置まで前記ベルト部材に対して離間するように移動するものである。
また、請求項3記載の発明にかかるベルト装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記ベルト部材は、前記当接部材による張力が解除された状態で幅方向に着脱可能に構成され、前記検知手段は、前記ベルト部材の着脱をおこなう作業者の操作側に配設されたものである。
また、請求項4記載の発明にかかるベルト装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記検知手段は、前記ベルト部材が幅方向に所定距離を超えて変位したときに当該ベルト部材の端面に接触する接触部材を具備したものである。
また、請求項5記載の発明にかかるベルト装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記検知手段は、前記ベルト部材の端面に接触して当該ベルト部材の幅方向の変位量に応じて変位する接触部材を具備したものである。
また、請求項6記載の発明にかかるベルト装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記当接部材を、前記ベルト部材の走行にならって回転するテンションローラとしたものである。
また、請求項7記載の発明にかかるベルト装置は、前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、画像形成装置に対して幅方向に引き出された状態で保持されるように構成され、前記当接部材は、装置の引き出しをおこなう作業者の操作側端部が装置のフレームから脱離されて当該ベルト部材に与えた張力を解除するように構成され、前記ベルト部材は、装置が幅方向に引き出され保持された状態であって前記当接部材による張力が解除された状態で、幅方向に着脱されるものである。
また、請求項8記載の発明にかかるベルト装置は、前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、画像形成装置に対して幅方向に引き出された状態で保持されるように構成され、前記当接部材は、装置に対して取出されて当該ベルト部材に与えた張力を解除するように構成され、前記ベルト部材は、装置が幅方向に引き出され保持された状態であって前記当接部材による張力が解除された状態で、幅方向に着脱されるものである。
また、請求項9記載の発明にかかるベルト装置は、前記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、画像形成装置に対して着脱自在に構成されたものである。
また、請求項10記載の発明にかかるベルト装置は、前記請求項1〜請求項9のいずれかに記載の発明において、前記ベルト部材を、中間転写ベルト、転写搬送ベルト、転写ベルト、感光体ベルトのいずれかとしたものである。
また、請求項11記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項10のいずれかに記載のベルト装置を備えたものである。
本発明は、ベルト部材の外周面に当接して張力を与える当接部材をベルト部材の下方に配設してベルト部材に与えた張力を解除できるように構成するとともに、ベルト部材の幅方向の変位を検知する検知手段を張力が解除された状態のベルト部材から離れた位置に配設している。これにより、ベルト部材の張力を解除したときに、ベルト部材が検知手段から大きく離れるように弛むため、ベルト部材の交換をおこなう際の作業性が高く、比較的簡易な構成で、検知手段の干渉によるベルト部材の破損が生じることのない、ベルト装置及び画像形成装置を提供することができる。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の中央には、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15が設置されている。また、中間転写ベルト装置15の中間転写ベルト8(ベルト部材)に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、像担持体としての感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、現像部5Y、クリーニング部2Y、除電部(不図示である。)等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Yは、不図示の駆動モータによって図2中の反時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像部5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8(ベルト部材)及び転写ローラ9Y(1次転写ローラ)との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによってクリーニング部2Y内に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の上方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム1M、1C、1K上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ベルト装置15(ベルト装置)は、図3を参照して、中間転写ベルト8、4つの転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、駆動ローラ12A、対向ローラ12B、テンションローラ12C(当接部材)、補正ローラ13、可動ローラ14A、14B、第1検知部80、第2検知部88(検知手段)、フォトセンサ90、中間転写クリーニング部10、等で構成される。中間転写ベルト8は、複数のローラ部材12A〜12C、13、14A、14Bによって支持されるとともに、1つのローラ部材(駆動ローラ)12Aの回転駆動によって図3中の矢印方向に無端移動される。なお、駆動ローラ12A以外のローラ部材12B、12C、13、14A、14Bは、中間転写ベルト8の走行にならって従動回転する。
4つの転写ローラ9Y、9M、9C、9K(1次転写ローラ)は、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K との間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、転写ローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の高圧電圧(転写バイアス)が印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、転写ローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、対向ローラ12Bが、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、2次転写ローラ19に、トナーの極性とは逆の高圧電圧(2次転写バイアス)が印加される。これにより、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の記録媒体P上に転写される(2次転写工程である。)。このとき、中間転写ベルト8には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが除去される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。なお、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15の構成・動作については、後で図3〜図13を用いてさらに詳しく説明する。
ここで、図1を参照して、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26(又は、側方に配設された給紙部)から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対(不図示である。)によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、作像部における現像部の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像部5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Yと、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Yと、現像剤収容部内に配設された2つの搬送スクリュ55Yと、現像剤収容部に開口を介して連通するトナー補給経路43Yと、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Yと、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
このように構成された現像部5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。ここで、現像装置5Y内の現像剤は、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。
その後、現像剤収容部内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤とともに混合・撹拌されながら、隔絶された2つの現像剤収容部を循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤は、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤はスリーブの回転にともない現像剤収容部の上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
次に、図3〜図13にて、本実施の形態における画像形成装置において特徴的な中間転写ベルト装置15(ベルト装置)について詳述する。
図3は、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15を示す構成図である。図4は、中間転写ベルト装置15の一部を幅方向にみた概略図である。図5は、中間転写ベルト装置15における第1検知部80の近傍を示す斜視図である。図6は、中間転写ベルト装置15における検知手段としての第2検知部88の近傍を示す斜視図である。図7及び図8は、中間転写ベルト8の張力が解除される状態を示す図である。
図3及び図4を参照して、中間転写ベルト装置15(ベルト装置)は、ベルト部材としての中間転写ベルト8、4つの転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、駆動ローラ12A、対向ローラ12B、テンションローラ12C、補正ローラ13、可動ローラ14A、14B、第1検知部80、第2検知部88、フォトセンサ90、中間転写クリーニング部10、等で構成される。
ベルト部材としての中間転写ベルト8は、各色のトナー像をそれぞれ担持する4つの像担持体としての感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに対向するように配設されている。中間転写ベルト8は、主として6つのローラ部材(駆動ローラ12、対向ローラ12B、テンションローラ12C、補正ローラ13、可動ローラ14A、14Bである。)によって支持されている。
本実施の形態において、中間転写ベルト8は、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PI(ポリイミド)、PC(ポリカーボネート)、等を単層又は複数層に構成して、カーボンブラック等の導電性材料を分散させたものである。中間転写ベルト8は、体積抵抗率が107〜1012Ωcm、ベルト裏面側の表面抵抗率が108〜1012Ωcmの範囲になるように調整されている。また、中間転写ベルト8は、厚さが80〜100μmの範囲となるように設定されている。本実施の形態では、中間転写ベルト8の厚さが90μmに設定されている。
なお、必要に応じて中間転写ベルト8の表面に離型層をコートすることもできる。その際、コートに用いる材料として、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)、PVDF(フッ化ビニルデン)、PEA(パーフルオロアルコキシフッ素樹脂)、FEP(四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体)、PVF(フッ化ビニル)、等のフッ素樹脂を使用できるが、これに限定されるものではない。
また、中間転写ベルト8の製造方法としては、注型法、遠心成形法、等があり、必要に応じてその表面を研磨する工程がおこなわれる。
転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を介して対応する感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに対向している。詳しくは、イエロー用の転写ローラ9Yは中間転写ベルト8を介してイエロー用の感光体ドラム1Yに対向し、マゼンタ用の転写ローラ9Mは中間転写ベルト8を介してマゼンタ用の感光体ドラム1Mに対向し、シアン用の転写ローラ9Cは中間転写ベルト8を介してシアン用の感光体ドラム1Cに対向し、ブラック用(黒色用)の転写ローラ9Kは中間転写ベルト8を介してブラック用(黒色用)の感光体ドラム1Kに対向している。
4つの転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kから離間させるように構成されている。
具体的に、4つの転写ローラ9Y、9M、9C、9Kのうち、カラー用の3つの転写ローラ9Y、9M、9Cは、不図示の保持部材に一体的に保持されていて、上下方向に一体的に移動可能に構成されている。また、黒色用の転写ローラ9Kは、単独で上下方向に移動可能に構成されている。そして、4つの転写ローラ9Y、9M、9C、9Kが可動ローラ14A、14Bとともに図3中の破線の位置に移動することで、中間転写ベルト8が感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kから離間する(破線位置への移動である。)。このような中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kから離間させる動作は、中間転写ベルト8の磨耗劣化を軽減するためにおこなわれるものであって、主として非画像形成時におこなわれる。なお、黒色用の転写ローラ9Kを単独で上下方向に移動可能に構成したのは、モノクロ画像形成時に、カラー用の3つの転写ローラ9Y、9M、9Cを下方に移動してカラー用の感光体ドラム1Y、1M、1Cを中間転写ベルト8から離間させるためである。
駆動ローラ12Aは、駆動モータ33(図7を参照できる。)によって回転駆動される。これにより、中間転写ベルト8は所定の走行方向(図3の時計方向、図7の矢印A方向である。)に走行することになる。
対向ローラ12Bは、中間転写ベルト8を介して2次転写ローラ19に当接している。
当接部材としてのテンションローラ12Cは、中間転写ベルト8の外周面に当接している。詳しくは、テンションローラ12Cは、ベルト部材としての中間転写ベルト8の下方に配設されるとともに、中間転写ベルト8の外周面に当接して中間転写ベルト8に張力を与えている。
また、対向ローラ12Bとテンションローラ12Cとの間には、中間転写クリーニング部10(クリーニングブレード)が設置されている。
本実施の形態における中間転写ベルト装置15は、図3及び図4を参照して、フォトセンサ90が設置されている。ここで、フォトセンサ90は、中間転写ベルト8上に担持されるトナー像(パッチパターン)の位置や濃度を検知するものであって、作像条件を最適化するためのものである。具体的に、上述した作像プロセスを経て中間転写ベルト8上に形成した各色のトナー像(パッチパターン)の位置ズレをフォトセンサ90のよって光学的に検知して、その検知結果に基いて露光部7による各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kへの露光タイミングを調整する。さらには、上述した作像プロセスを経て中間転写ベルト8上に形成したトナー像(パッチパターン)の濃度(トナー濃度)をフォトセンサ90のよって光学的に検知して、その検知結果に基いて現像部5内に収容された現像剤のトナー濃度を調整する。
ここで、本実施の形態における中間転写ベルト装置15には、中間転写ベルト8の幅方向(図3の紙面垂直方向、図7の矢印B方向である。)の変位量(蛇行量)を検知する第1検知部80が設置されている。
詳しくは、図5を参照して、第1検知部80は、中間転写ベルト8の端面(幅方向端部)に接触して中間転写ベルト8の幅方向の変位に応じて変位する接触部材としての揺動部材82、揺動部材82の変位量を検知する測距センサ81、揺動部材82を中間転写ベルト8に当接させる方向に付勢するスプリング83、等で構成されている。
揺動部材82は、第1アーム部82a、回転支軸82b、第2アーム部82c等で構成されている。第1アーム部82aは、一端が中間転写ベルト8の幅方向端部に当接して、他端が回転支軸82bに固設されている。回転支軸82bは、中間転写ベルト装置15のフレーム(不図示である。)に回転自在に支持されている。第2アーム部82cは、一端が回転支軸82bに固設されている。第2アーム部82cの中央には、スプリング83の一端が接続されている。スプリング83の他端はフレームに接続されている。
このような構成により、揺動部材82は、中間転写ベルト8の幅方向の変位(図5中の破線両矢印方向のベルト寄りである。)に追従して揺動することになる(図5中の実線両矢印方向の揺動である。)。なお、本実施の形態では、中間転写ベルト8は、走行方向(図5の矢印方向である。)に440mm/秒で走行するように設定されている。
そして、揺動部材82の第2アーム部82cの他端の上方には、測距センサ81が設置されている(フレームに固設されている。)。測距センサ81は、主として、水平方向に離間して並設された発光素子(赤外発光ダイオード)と位置検出素子(PSD)とで構成されている。発光素子から射出された赤外光は、第2アーム部82c表面にて反射して、反射光となって位置検出素子に入射する。このとき、測距センサ81と第2アーム部82c表面との距離によって、位置検出素子に入射する反射光の入射位置が変化して、それに比例して受光素子(測距センサ81)の出力値が変化する。これにより、中間転写ベルト8の幅方向の変位量(第2アーム部82c表面との距離)を検知することができる。具体的に、測距センサ81の出力値が所定値(電圧V0)よりも小さい場合には中間転写ベルト8は狙いの位置に対してプラス方向に変位(図5の右側への位置ずれである。)していることになり、測距センサ81の出力値が所定値(電圧V0)よりも大きい場合には中間転写ベルト8は狙いの位置に対してマイナス方向に変位(図5の左側への位置ずれである。)に変位していることになる。
そして、第1検知部80によって中間転写ベルト8の変位量が検知されると、その検知結果に基いて補正ローラ13(補正手段)によって中間転写ベルト8の幅方向の変位が補正される。
ここで、補正ローラ13は、図3を参照して、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに対して中間転写ベルト8の走行方向上流側であって、中間転写ベルト8の内周面に接するように配設されている。そして、補正ローラ13は、図4及び図7を参照して、揺動機構30の正逆駆動モータ31によって駆動カムが所定角度動作することにより、揺動中心13aを中心にしてX1、X2方向に揺動するように構成されている。
このような構成により、図7を参照して、第1検知部80の検知結果(出力情報)が蛇行補正制御部35に送られて、蛇行補正制御部35にて算出された補正量及び補正方向に基いて揺動機構13の正逆駆動モータ31が駆動されて、補正ローラ13の揺動がおこなわれる。具体的に、図4において、中間転写ベルト8が右側に変位(ベルト寄り)したときには、その検知結果に基いて、補正ローラ13がX2方向に揺動されて中間転写ベルト8の変位補正がおこなわれる。これに対して、中間転写ベルト8が左側に変位したときには、その検知結果に基いて、補正ローラ13がX1方向に揺動されて中間転写ベルト8の変位補正がおこなわれる。これにより、中間転写ベルト8が蛇行することによりカラー画像の品質が低下する不具合や、中間転写ベルト8が幅方向に大きく変位(ベルト寄り)して他の部材に接触して中間転写ベルト8が破損する不具合、等が抑止される。
なお、本実施の形態では、図3を参照して、第1検知部80が、作像部(感光体ドラム1Y、1M、1C、1K)の近傍(中間転写ベルト装置15の上方である。)に配設されている。これにより、1次転写工程がおこなわれる中間転写ベルト8表面の蛇行を直接的に検知して、その蛇行の補正(上述した補正ローラ13による補正である。)を即座におこなうことができる。したがって、中間転写ベルト8上でおこなわれる1次転写工程において、転写ズレ等の転写不良が即効的に軽減されることになる。
また、本実施の形態では、図7を参照して、第1検知部80が、装置本体100の奥側(後述する中間転写ベルト8の交換作業をおこなう作業者の操作側とは異なる側である。)に配設されている。これにより、作業者が中間転写ベルト8の交換作業をおこなう際に、中間転写ベルト8を操作側(手前側)に引き抜いても、第1検知部80が中間転写ベルト8に干渉する不具合が抑止されることになる。すなわち、第1検知部80が中間転写ベルト8に干渉することなく、中間転写ベルト8の交換作業を効率的におこなうことができる。
また、本実施の形態における中間転写ベルト装置15は、図4及び図7を参照して、中間転写ベルト8の幅方向両端から所定距離離れた位置に、検知手段としての第2検知部88A、88Bが設置されている。なお、第1の第2検知部88A(検知手段)は、装置15の手前側に配設されていて、中間転写ベルト8が手前側(操作側)に大きく変位する状態を検知する。これに対して、第2の第2検知部88Bは、装置15の奥側に配設されていて、中間転写ベルト8が奥側に大きく変位する状態を検知する。
詳しくは、図6を参照して、第2検知部88(88A、88B)は、中間転写ベルト8が幅方向に所定距離を超えて変位したときに中間転写ベルト8の端面に接触する接触部材としての揺動部材90、揺動部材90の変位を検知する測距センサ89、揺動部材90を不図示のストッパ部(装置のフレームに形成されている。)に当接させる方向に付勢するスプリング91、等で構成されている。
揺動部材90は、第1アーム部90a、回転支軸90b、第2アーム部90c等で構成されている。第1アーム部90aは、一端が正常位置にある中間転写ベルト8の幅方向端部から5mm離れた位置に配設されていて、他端が回転支軸90bに固設されている。回転支軸90bは、中間転写ベルト装置15のフレーム(不図示である。)に回転自在に支持されている。第2アーム部90cは、一端が回転支軸90bに固設されている。第2アーム部90cの中央には、スプリング91の一端が接続されている。スプリング91の他端はフレームに接続されている。
そして、揺動部材90の第2アーム部90cの他端の上方には、測距センサ89が設置されている(フレームに固設されている。)。測距センサ89は、主として、水平方向に離間して並設された発光素子(赤外発光ダイオード)と位置検出素子(PSD)とで構成されている。発光素子から射出された赤外光は、第2アーム部90c表面にて反射して、反射光となって位置検出素子に入射する。このとき、測距センサ89と第2アーム部90c表面との距離によって、位置検出素子に入射する反射光の入射位置が変化して、それに比例して受光素子(測距センサ89)の出力値が変化する。
このような構成により、アーム部材90は、中間転写ベルト8に5mmを超える大きなベルト寄りが生じたときに、中間転写ベルト8に当接して揺動することになる(図6中の実線矢印方向の揺動である。)。
そして、そのような状態が、測距センサ89によって検知(異常検知)される。すなわち、測距センサ81の出力値が変化したときに、揺動部材90が揺動したものと認識する。
そして、図7を参照して、このように第2検知部88A、88B(測距センサ89)によって異常検知がされたときに、その情報が蛇行補正制御部35に送られて、ベルト駆動制御部36の制御により駆動モータ33が停止され、中間転写ベルト8(駆動ローラ12A)の駆動が停止される。さらに、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K及び第2転写ローラ19の駆動の停止、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K及び第2転写ローラ19に対する中間転写ベルト8の相対的な離間動作、等を強制的におこない、装置本体100の表示部にサービスマン・コールの表示(サービスマンによる修理を要する旨の表示である。)をおこなう。
なお、本実施の形態では、図3を参照して、2次転写ローラ19が中間転写ベルト8に対して接離自在に移動(矢印方向の移動である。)するように構成されている。
なお、本実施の形態では、第2検知部88に測距センサ89を用いたが、測距センサの代わりに、発光部と受光部とからなる光学センサを用いることもできる。具体的に、揺動部材90を挟むように発光部と受光部とを配置して、揺動部材90の揺動の有無に応じて受光センサによる受光・遮光がおこなわれるように構成することで、中間転写ベルト8の幅方向の大きな変位を検知することができる。
ここで、図7及び図8を参照して、本実施の形態では、当接部材としてのテンションローラ12Cが中間転写ベルト8に与えた張力(外周面側から内周面側に向かう張力である。)を解除できるように構成されている。詳しくは、テンションローラ12Cが中間転写ベルト8との当接位置に対して下方(図7及び図8の白矢印方向である。)に移動することで、中間転写ベルト8に与えた張力を解除する。
さらに、検知手段としての第2検知部88Aは、テンションローラ12Cによる張力が解除された状態の中間転写ベルト8(図7及び図8における、一点鎖線の位置である。)に対して離間した位置に配設されている。具体的に、第2検知部88Aは、テンションローラ12C(中間転写ベルト8に張力を与えた状態のテンションローラ12Cである。)の近傍に配設されている。
このような構成により、中間転写ベルト8の交換時に、中間転写ベルト8の張力が解除された状態(図7及び図8の一点鎖線で示す位置に中間転写ベルト8が弛んだ状態である。)で、中間転写ベルト8が作業者の操作側(手前側)に着脱されても、第2検知部88Aが中間転写ベルト8に干渉する不具合が生じない。すなわち、中間転写ベルト8の交換は、テンションローラ12Cが下方に移動して中間転写ベルト8の下面が大きく弛んだ状態(第2検知部88Aと中間転写ベルト8との離間距離H1が大きな状態である。)でおこなわれる。そのため、中間転写ベルト8の幅方向の移動(着脱)がおこなわれても、第2検知部88A(第1アーム部90a)が中間転写ベルトに接触して中間転写ベルト8にキズが生じる不具合が確実に抑止される。
このような効果は、ベルト張力を解除可能に構成されたテンションローラ12Cが中間転写ベルト8の下方に配設され、操作側の第2検知部88Aがテンションローラ12Cの近傍に配設されていることによるものである。すなわち、このような構成条件をすべて満足しない場合には、上述の効果を得ることができない。
例えば、図9(A)を参照して、ベルト張力を解除可能に構成されたテンションローラ12Cが中間転写ベルト8の側方に配設され、第2検知部88Aがテンションローラ12Cの近傍に配設されている場合には、ベルト交換時に第2検知部88A(第1アーム部90a)が中間転写ベルト8に接触してしまう可能性が高い。詳しくは、図9(B)(要部拡大図である。)を参照して、テンションローラ12Cが内周面側に移動して中間転写ベルト8が一点鎖線で示す位置に移動しても(張力解除されても)、第2検知部88Aと中間転写ベルト8との離間距離H2は僅かである。そのため、中間転写ベルト8の幅方向の移動(着脱)がおこなわれると、第2検知部88A(第1アーム部90a)が中間転写ベルト8に接触して中間転写ベルト8にキズが生じる可能性が高くなる。
なお、本実施の形態では、2つの第2検知部88A、88Bのうち、操作側(手前側)に設置された第2検知部88Aが中間転写ベルト8の交換作業時に中間転写ベルト8に干渉する不具合を解決する構成について述べた。
これに対して、第1検知部80を操作側(手前側)に配置する必要がる場合には、中間転写ベルト8の下方に配設されたテンションローラ12Cの近傍に第1検知部80を配設することで、中間転写ベルト8の交換作業時に第1検知部80が中間転写ベルト8に干渉する不具合を解決することができる。
さらに言うと、中間転写ベルト8の操作側端面の近傍に部材を配設する必要がある場合、中間転写ベルト8の下方に配設されたテンションローラ12Cの近傍にその部材を配設することで、中間転写ベルト8の交換作業時にその部材が中間転写ベルト8に干渉する不具合を解決することができる。
以下、図10〜図13にて、中間転写ベルト装置15(ベルト装置)における中間転写ベルト8(ベルト部材)の交換作業について詳述する。
図10は、画像形成装置100に中間転写ベルト装置15が設置された状態を示す上面図である。図11は、画像形成装置100から中間転写ベルト装置15を引き出した状態を示す上面図である。
図10に示すように、中間転写ベルト装置15は、スライダー140、150を介して、画像形成装置本体100に保持されている。このスライダーは、装置本体100側に固設された保持部140と、保持部140に対してスライド移動可能に設置されたスライダー本体150と、で構成されている。そして、このようなスライダー140、150の構成によって、図11に示すように、ベルト交換時の作業者の操作により、中間転写ベルト装置15は、装置本体100に対して幅方向に引き出された状態で装置本体100に保持されることになる。
図10を参照して、中間転写ベルト装置15のフレーム(筐体)は、後フレーム110、前フレーム115、左右2つの横フレーム130、2つの補強フレーム120、等で構成されている。
前フレーム115は、補強フレーム120を介して後フレーム110に固設されている。後フレーム110は、横フレーム130を介してスライダー(スライダー本体150)に固設されている。また、後フレーム110と前フレーム115とによって、複数のローラ部材12A〜12C、13、14A、14Bの両端軸部が軸受を介して回転自在に支持されている。
なお、固定板160は、ベルト交換をおこなわないときに中間転写ベルト装置15が手前側にスライド移動するのを防止するためのもので、前フレーム115に係合するように装置本体100の手前側に着脱自在に設置されている。
また、前フレーム115の長手方向の長さは駆動ローラ12Aと補正ローラ13とのスパンよりも長く設定されるとともに、前フレーム115と横フレーム130との間には隙間(少なくとも中間転写ベルト8の厚さよりも大きな隙間である。)が設けられている。これにより、装置15に対して中間転写ベルト8を幅方向に着脱することができる。
中間転写ベルト8は、次のような手順で中間転写ベルト装置15から取り出される。
まず、作業者によって、固定板160が装置本体100から取り外される。その後、中間転写ベルト装置15の把持部(不図示である。)を把持した状態で、中間転写ベルト装置15が操作側に引き出される(図11の白矢印方向の移動である。)。そして、中間転写ベルト装置15が引き出されて保持された状態で、テンションローラ12Cの移動によるベルト張力の解除がおこなわれる。その後、中間転写ベルト8が操作側に引き出されて(図11の矢印方向の移動である。)、中間転写ベルト装置15からのベルトの取り出しが完了する。このとき、上述したように、テンションローラ12Cの移動によるベルト張力の解除(ベルトの重力方向の弛み)によって、第2検知部88Aが中間転写ベルト8の下面から大きく離れるために、中間転写ベルト8の取り出しをおこなっても第2検知部88Aが干渉することがない。
なお、新品の中間転写ベルト8を中間転写ベルト装置15に装着するときの手順は、上述の取り外し時の手順と逆の手順でおこなわれる。そして、このときも、ベルト張力が解除されていて(ベルトが重力方向に弛んでいて)、第2検知部88Aが中間転写ベルト8の下面から大きく離れた状態で、中間転写ベルト8の幅方向の移動がおこなわれるため、中間転写ベルト8の装着をおこなっても第2検知部88Aが干渉することがない。
以下、図12及び図13にて、テンションローラ12Cの移動によるベルト張力の解除の手順について説明する。
図12は、テンションローラ12Cの近傍を幅方向にみた側面図である。
図12に示すように、テンションローラ12C(当接部材)は、装置15の引き出しをおこなう作業者の操作側端部が、装置15の前フレーム115から脱離されるように構成されている。詳しくは、テンションローラ12Cを保持する保持フレーム160は、その奥側の一端がヒンジ110aを介して後フレーム110に保持され、手前側(操作側)の他端がネジ116を介して前フレーム115に締結されている。このような構成により、ネジ116を前フレーム115から取り外すことで、ヒンジ110aを中心にしてテンションローラ12C(保持フレーム160)が下方に回転移動して(図12の破線で示す位置への移動である。)、中間転写ベルト8に与えた張力を解除する。
そして、中間転写ベルト8は、装置15が幅方向に引き出され保持された状態(図11の状態である。)であって、テンションローラ12Cによるベルト張力が解除された状態で、幅方向に着脱されることになる。
図13は、テンションローラ12Cの近傍を幅方向にみた側面図であって、図12のものとは異なる別形態の解除方法を示すものである。
図13に示すように、テンションローラ12C(当接部材)は、装置15に対して下方に取出されるように構成されている。詳しくは、テンションローラ12Cを保持する保持フレーム160は、奥側の一端に形成された曲げ部160aが後フレーム110に形成された切欠き110bに係合して、手前側(操作側)の他端がネジ116を介して前フレーム115に締結されている。このような構成により、ネジ116を前フレーム115から取り外し、切欠き110bと曲げ部160aとの係合を解除することで、テンションローラ12C(保持フレーム160)を下方に取出して(図13の破線で示す位置への移動である。)、中間転写ベルト8に与えた張力を解除する。
そして、中間転写ベルト8は、装置15が幅方向に引き出され保持された状態(図11の状態である。)であって、テンションローラ12Cによるベルト張力が解除された状態で、幅方向に着脱されることになる。
なお、本実施の形態では、中間転写ベルト装置15が装置本体100に対して幅方向に引き出され保持されるように構成したが、さらに中間転写ベルト装置15が装置本体100に対して着脱自在に構成されることが好ましい。これにより、中間転写ベルト8以外の構成部品(例えば、駆動モータ33のように装置15の奥側に配設された部品である。)の交換が容易になる。
以上説明したように、本実施の形態では、中間転写ベルト8(ベルト部材)の外周面に当接して張力を与えるテンションローラ12C(当接部材)を中間転写ベルト8の下方に配設して中間転写ベルト8に与えた張力を解除できるように構成するとともに、中間転写ベルト8の幅方向の変位を検知する第2検知部88A(検知手段)を張力が解除された状態の中間転写ベルト8から離れた位置に配設している。これにより、中間転写ベルト8の張力を解除したときに、中間転写ベルト8が第2検知部88Aから大きく離れるように弛むため、中間転写ベルト8の交換をおこなう際の作業性が高く、比較的簡易な構成で、第2検知部88Aの干渉による中間転写ベルト8の破損を確実に抑止することができる。
なお、本実施の形態では、検知手段としての第2検知部88Aをテンションローラ12C(中間転写ベルト8に張力を与えた状態のテンションローラ12Cである。)の近傍に配設したが、第2検知部88Aをテンションローラ12Cによる張力が解除された状態の中間転写ベルト8に対して離間した位置(干渉しない位置)に配設すれば、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。具体的には、図14に示す位置に第2検知部88Aが配設されていても、その位置は張力が解除された状態の中間転写ベルト8(図14の一点鎖線の位置である。)に対して離間した位置であるため、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、ベルト部材として中間転写ベルト8を用いたベルト装置(中間転写ベルト装置15)に対して本発明を適用した。これに対して、ベルト部材として転写搬送ベルトを用いたベルト装置(ベルト部材上で記録媒体を搬送しながら記録媒体上に複数色のトナー像を転写するベルト装置である。)に対しても本発明を適用することができる。また、ベルト部材として感光体ベルト(本実施の形態における感光体ドラムと同等に機能するものであって、無端ベルト形状の感光体である。)を用いたベルト装置に対しても本発明を適用することができる。さらに、ベルト部材として転写ベルト(本実施の形態における2次転写ローラと同等に機能するものであって、無端ベルト形状の転写部材である。)を用いたベルト装置に対しても本発明を適用することができる。これらの場合にも、ベルト部材の外周面に当接して張力を与える当接部材をベルト部材の下方に配設してベルト部材に与えた張力を解除できるように構成するとともに、ベルト部材の幅方向の変位を検知する検知手段をベルト部材に張力を与えた状態の当接部材の近傍に配設することで、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置における作像部を示す断面図である。 図1の画像形成装置に設置されるベルト装置を示す構成図である。 ベルト装置の一部を幅方向にみた概略図である。 第1検知部を示す斜視図である。 第2検知部を示す斜視図である。 中間転写ベルトの張力が解除される状態を示す斜視図である。 中間転写ベルトの張力が解除される状態を示す正面図である。 従来のベルト装置において、中間転写ベルトの張力が解除される状態を示す正面図である。 画像形成装置にベルト装置が設置された状態を示す上面図である。 ベルト装置を引き出した状態を示す上面図である。 テンションローラの近傍を幅方向にみた側面図である。 テンションローラの近傍を幅方向にみた別形態の側面図である。 別形態のベルト装置を示す構成図である。
符号の説明
1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム(像担持体)、
8 中間転写ベルト(ベルト部材)、
12C テンションローラ(当接部材)、
13 補正ローラ、
15 中間転写ベルト装置(ベルト装置)、
80 第1検知部、
81、89 測距センサ、
82、90 揺動部材(接触部材)、
88、88A、88B 第2検知部(検知手段)、
100 画像形成装置本体(装置本体)。

Claims (11)

  1. 画像形成装置に設置されるベルト装置であって、
    複数のローラ部材に支持されるとともに、所定方向に走行する無端状のベルト部材と、
    前記ベルト部材の下方に配設されるとともに、前記ベルト部材の外周面に当接して当該ベルト部材に張力を与える当接部材と、
    前記ベルト部材の幅方向端部側に配設されるとともに、前記ベルト部材の幅方向の変位を検知する検知手段と、
    を備え、
    前記当接部材は、前記ベルト部材に張力を与えた状態における前記ベルト部材との当接位置から下方に移動することで前記ベルト部材に与えた張力を解除できるように構成され、
    前記検知手段は、前記ベルト部材に張力を与えた状態の前記当接部材の近傍に配設されて、前記当接部材の下方への移動によって前記当接部材による張力が解除された状態の前記ベルト部材に対して離間することを特徴とするベルト装置。
  2. 前記当接部材は、前記ベルト部材に与えた張力を解除するときに、前記ベルト部材に当接しない位置まで前記ベルト部材に対して離間するように移動することを特徴とする請求項1に記載のベルト装置。
  3. 前記ベルト部材は、前記当接部材による張力が解除された状態で幅方向に着脱可能に構成され、
    前記検知手段は、前記ベルト部材の着脱をおこなう作業者の操作側に配設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベルト装置。
  4. 前記検知手段は、前記ベルト部材が幅方向に所定距離を超えて変位したときに当該ベルト部材の端面に接触する接触部材を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のベルト装置。
  5. 前記検知手段は、前記ベルト部材の端面に接触して当該ベルト部材の幅方向の変位量に応じて変位する接触部材を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のベルト装置。
  6. 前記当接部材は、前記ベルト部材の走行にならって回転するテンションローラであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のベルト装置。
  7. 画像形成装置に対して幅方向に引き出された状態で保持されるように構成され、
    前記当接部材は、装置の引き出しをおこなう作業者の操作側端部が装置のフレームから脱離されて当該ベルト部材に与えた張力を解除するように構成され、
    前記ベルト部材は、装置が幅方向に引き出され保持された状態であって前記当接部材による張力が解除された状態で、幅方向に着脱されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のベルト装置。
  8. 画像形成装置に対して幅方向に引き出された状態で保持されるように構成され、
    前記当接部材は、装置に対して取出されて当該ベルト部材に与えた張力を解除するように構成され、
    前記ベルト部材は、装置が幅方向に引き出され保持された状態であって前記当接部材による張力が解除された状態で、幅方向に着脱されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のベルト装置。
  9. 画像形成装置に対して着脱自在に構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載のベルト装置。
  10. 前記ベルト部材は、中間転写ベルト、転写搬送ベルト、転写ベルト、感光体ベルトのいずれかであることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載のベルト装置。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載のベルト装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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