JP2008275000A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動変速機のニュートラル状態から駆動状態への復帰時において、作動油が低温のため粘性が高い場合においても、係合要素の係合圧の立ち上がりの遅れを防止し、係合要素の係合を滑らかに行わせることにより、車両の発進時に車両にショックが加わったり車両の発進性が悪化することを抑制し、ドライバビリティを向上することができる自動変速機の制御装置を提供する。
【解決手段】トランスミッションECUは、ニュートラル制御の実行開始条件が成立したか否かを判断し(ステップS11)、実行開始条件が成立したと判断したならば、作動油温を測定する(ステップS12)。そして、トランスミッションECUは、測定された作動油温に対応するトルクコンバータの目標速度比を設定し(ステップS13)、トルクコンバータの速度比が目標速度比と一致するようニュートラル制御を実行する(ステップS14)。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動変速機の制御装置に関し、特に、ニュートラル制御を実行する自動変速機の制御装置に関するものである。
一般に、自動変速機の制御装置においては、前進レンジの状態で車両が停止すると、エンジンのアイドリング回転により生成された駆動力が、トルクコンバータおよび変速機構を介して駆動輪にクリープ力として伝達されるクリープ現象が発生する。車両の停止を維持するには、運転者はこのクリープ力を抑えるようブレーキを作動させる必要があり、このブレーキにより消費されたクリープ力の分だけエンジンの燃費が低下するという問題がある。そこで、前進レンジの状態でブレーキペダルが踏み込まれてブレーキが作動されるとともに、アクセルがほぼ全閉となって車両が停止している場合には、前進レンジのまま前進クラッチがスリップする半係合となるよう、自動変速機を駆動状態からニュートラル状態に移行するニュートラル制御が実行されている。
従来、この種の自動変速機の制御装置においては、ニュートラル制御の実行中に、前進クラッチがスリップによる摩擦熱で過度に発熱することを防ぐため、前進クラッチが所定の温度以下になるよう前進クラッチの係合圧を下げるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載された従来の自動変速機の制御装置は、ニュートラル制御の実行時に、エンジン回転速度、エンジン回転速度とトルクコンバータのタービン回転速度との比、作動油温およびニュートラル制御の継続時間に基づいて前進クラッチの温度を推定し、推定された前進クラッチの温度が所定の温度を超えた場合には、前進クラッチの係合圧を下げ、摩擦熱の発生を抑えるようになっている。
特開2007−9930号公報
しかしながら、従来の自動変速機の制御装置においては、前進クラッチを係合するための作動油が低温である場合には、作動油の粘性が高いため、所望の油圧に対して実油圧が追従しない油圧応答性の悪化が発生し、結果として自動変速機がニュートラル状態から駆動状態に復帰する際に前進クラッチの係合圧が所望の係合圧どおりに立ち上がらなかった。また、低温時には摩擦要素に供給される潤滑油の粘性も高くなることを考慮して、前進クラッチの係合圧を下げると、前進クラッチの係合および解放を制御するソレノイドが、反応性の悪い低圧領域で作動することになり、ニュートラル状態から駆動状態への復帰時における前進クラッチの係合圧の立ち上がりの遅れが一段と悪化する原因となっていた。
したがって、作動油の低温状態においては、油圧応答性の悪化などに起因してニュートラル状態から駆動状態への復帰時における前進クラッチの係合圧の立ち上がりの遅れが発生するため、車両の発進時に前進クラッチを滑らかに係合できず、結果として車両にショックが加わったり、車両の発進性が悪化するなど、ドライバビリティが悪化するという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、自動変速機のニュートラル状態から駆動状態への復帰時において、作動油が低温である場合においても、前進クラッチの立ち上がりの遅れの原因となる油圧応答性の悪化を防止し、前進クラッチの係合を滑らかに行わせることにより、車両の発進時に車両にショックが加わったり車両の発進性が悪化することを抑制し、ドライバビリティを向上することができる自動変速機の制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る自動変速機の制御装置は、上記の課題を解決するため、(1)発進時に係合される係合要素を有する変速機構と、動力源から前記変速機構に動力を伝達するためのトルクコンバータと、前進レンジで車両停止中に、前記係合要素の係合圧を低下させるニュートラル制御を実行し、前記車両の発進時に前記係合要素を係合する復帰制御を実行するニュートラル制御手段と、を備えた自動変速機の制御装置において、前記ニュートラル制御の開始時に、前記係合要素を作動するための作動油の油温を測定する作動油温測定手段と、前記動力源の回転速度と前記トルクコンバータのタービンの回転速度とを取得し、前記動力源の回転速度と前記トルクコンバータのタービンの回転速度との比により表されるトルクコンバータの速度比を実速度比として算出する実速度比算出手段と、前記トルクコンバータの速度比の目標を目標速度比として設定する目標速度比設定手段と、を備え、前記目標速度比設定手段は、前記作動油温測定手段により測定された作動油の油温が所定の閾値よりも低い場合には、前記実速度比が前記作動油の常温時における速度比よりも小さくなるよう前記目標速度比を設定し、前記ニュートラル制御手段は、ニュートラル制御の実行中に、前記実速度比が前記目標速度比になるよう、前記係合要素の係合圧を調整することを特徴とする。
この構成により、本発明に係る自動変速機の制御装置は、自動変速機のニュートラル状態への移行時に作動油温が低温である場合には、トルクコンバータの目標速度比を常温時より小さく設定し発進時に係合される係合要素の係合圧を通常より予め高く保持することにより、油圧応答性を向上させることができる。したがって、自動変速機のニュートラル状態から駆動状態への復帰時において、作動油が低温のため粘性が高い場合においても、係合要素の係合圧の立ち上がりの遅れを防止し、係合要素の係合を滑らかに行わせることにより、車両の発進時に車両にショックが加わったり車両の発進性が悪化すること(ヘジテーション)を抑制し、ドライバビリティを向上することができる。
また、本発明に係る自動変速機の制御装置は、上記(1)に記載の自動変速機の制御装置において、(2)前記目標速度比設定手段は、前記作動油の油温が所定の閾値よりも低い場合には、前記作動油の油温が低いほど前記目標速度比を小さく設定することを特徴とする。
この構成により、本発明に係る自動変速機の制御装置は、作動油温がより低いほどトルクコンバータの目標速度比をより小さく設定しニュートラル制御時における係合要素の係合圧をより高く設定することができるので、作動油の粘性が一段と高くなった場合においても、係合要素の係合圧の立ち上がりの遅れを防止し係合要素の係合を滑らかに行わせることにより、車両の発進時に車両にショックが加わったり車両の発進性が悪化することを抑制し、ドライバビリティを向上することができる。
また、本発明に係る自動変速機の制御装置は、上記(1)または(2)に記載の自動変速機の制御装置において、(3)前記ニュートラル制御手段は、ニュートラル制御の実行中において、前記実速度比と前記目標速度比との差異に基づいて前記係合要素の係合圧を調整し、前記実速度比を前記目標速度比に追従させるフィードバック制御を行うことを特徴とする。
この構成により、本発明に係る自動変速機の制御装置は、自動変速機のニュートラル状態において、トルクコンバータの実速度比と目標速度比との差異に基づいて係合要素の係合圧を適宜調整し、トルクコンバータの実速度比を目標速度比に常に近づけるフィードバック制御を実行できる。このため、自動変速機のニュートラル状態から駆動状態への復帰開始時に係合要素の係合圧が最適な値となっているので、復帰時において係合要素の係合がより滑らかに行われ、復帰制御時のドライバビリティを更に向上することができる。
本発明によれば、自動変速機のニュートラル状態から駆動状態への復帰時において、作動油が低温のため粘性が高い場合においても、係合要素の係合圧の立ち上がりの遅れを防止し、係合要素の係合を滑らかに行わせることにより、車両の発進時に車両にショックが加わったり車両の発進性が悪化することを抑制し、ドライバビリティを向上することができる自動変速機の制御装置を提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置を搭載した車両を模式的に示す概略構成図である。図2は、本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成を示す骨子図である。
本実施の形態においては、本発明に係る自動変速機の制御装置をFF(Front engine Front drive)車両に適用した場合について説明する。
図1に示すように、車両1は、エンジン2と、トルクコンバータ3と、前進クラッチを有する変速機構4と、トルクコンバータ3および変速機構4を油圧で制御するための油圧制御回路9と、動力源としてのエンジン2を制御するためのエンジンECU(Electronic Control Unit)11と、油圧制御回路9を制御するためのトランスミッションECU12と、によって構成されている。
エンジン2は、図示しないインジェクタから噴射された燃料と空気との混合気を、シリンダの燃焼室内で燃焼させる内燃機関である。燃焼によりシリンダ内のピストンが押し下げられて、クランクシャフトが回転させられる。なお、内燃機関の代わりに外燃機関を用いてもよい。また、エンジン2の代わりに回転電機などを用いてもよい。
トルクコンバータ3は、エンジン2から変速機構4にトルクを増大してエンジン2の動力を伝達するようになっており、後述するように、エンジン2の出力軸と連結されるポンプインペラー(以下、単にインペラーという)と、変速機構4の入力軸と連結されるタービンランナー(以下、単にタービンという)と、ワンウェイクラッチによって一方向の回転が阻止されているステータとを有している。インペラーとタービンとは、流体を介して動力を伝達するようになっている。
さらに、トルクコンバータ3は、車両1の高速走行時において、インペラーとタービンとを機械的に直結することによりエンジン2から変速機構4への動力の伝達効率を上げるためのロックアップクラッチ47(図2参照)を有している。
トルクコンバータ3と、変速機構4とは、自動変速機5を構成している。自動変速機5は、所望の変速段を形成することにより、図示しないクランクシャフトの回転数を所望の回転数に変速する。自動変速機5の出力ギヤから出力される動力は、図示しないディファレンシャルギヤおよびドライブシャフトを介して、図示しない左右の前輪に伝達される。変速機構4については、後で詳細に説明する。
油圧制御回路9は、リニアソレノイドバルブSL1〜SL5を有している。また、油圧制御回路9は、作動油の油温を測定するための油温センサ33を有している。
エンジンECU11は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)および入出力インターフェースを有している。エンジンECU11は、CPUによって、後述するアクセルセンサやスロットルセンサから入力された信号や、ROMに記憶されたマップなどに基づきエンジンの回転数を制御するようになっている。
トランスミッションECU12は、図示しないCPU、RAM、ROMおよび入出力インターフェースを有している。トランスミッションECU12のROMには、車速およびスロットル開度と変速機構4の変速段とを対応させたマップが記憶されている。したがって、トランスミッションECU12は、CPUによって、後述する車速センサやスロットルセンサから入力された信号とROMに記憶されたマップに基づき変速機構の変速段を決定するようになっている。
トランスミッションECU12は、リニアソレノイドバルブSL1〜SL5の作動状態を変化させ、ライン圧を元圧とする作動油圧により変速機構4の摩擦要素を選択的に係合あるいは解放させるようになっている。これらの摩擦要素の係合および解放の組み合わせによって、変速機構4の入力軸と出力軸との回転数の比が変更され、変速段が構成されるようになっている。
なお、トランスミッションECU12は、後述するように、本発明に係る制御装置、作動油温測定手段、実速度比算出手段、目標速度比設定手段、およびニュートラル制御手段を構成する。
車両1は、さらに、エンジン2の回転数NEを計測するためのエンジン回転数センサ21と、エンジン2の吸入空気量を測定するための吸入空気量センサ22と、エンジン2に吸入される空気の温度を測定するための吸入空気温度センサ23と、スロットルバルブ31の開度を検知するためのスロットルセンサ24と、車速センサ25と、エンジンの冷却水温を測定するための冷却水温センサ26と、ブレーキセンサ27と、シフトレバー28の操作位置を検出するための操作位置センサ29と、トルクコンバータ3のタービンの回転数NTを測定するためのタービン回転数センサ30とを備えている。
エンジン回転数センサ21は、クランクシャフトの回転に基づいて、エンジン2の回転数を計測するようになっている。
スロットルセンサ24は、例えば、スロットルバルブ31のスロットル開度に応じた出力電圧が得られるホール素子により構成されている。スロットルセンサ24は、この出力電圧をスロットルバルブ31のスロットル開度を表す信号としてエンジンECU11およびトランスミッションECU12に出力するようになっている。
車速センサ25は、変速機構4の出力軸回転数を表す信号をエンジンECU11およびトランスミッションECU12に出力するようになっており、エンジンECU11およびトランスミッションECU12は、この信号に基づいて車速を算出するようになっている。
冷却水温センサ26は、例えば、水温に応じて抵抗値が変化するサーミスタにより構成されており、エンジン2の冷却水温に応じて変化した抵抗値に基づく信号をエンジンECU11およびトランスミッションECU12に出力するようになっている。
ブレーキセンサ27は、車両1に備えられた図示しないブレーキペダルが運転者により所定の踏み込み量で踏み込まれたとき、OFF状態からON状態に切り換わる信号(踏力スイッチ信号)をエンジンECU11およびトランスミッションECU12に送信するようになっている。例えば、ブレーキセンサ27は、ブレーキペダルを踏む力(踏力)が予め定められた設定値以上になるとOFF状態からON状態に切り換わる信号をエンジンECU11およびトランスミッションECU12に送信するようになっている。
操作位置センサ29は、シフトレバー28の位置を検出し、検出結果を表す信号をトランスミッションECU12に送信するようになっている。トランスミッションECU12は、シフトレバー28の位置に対応したレンジの中から最適となる変速機構4の変速段を形成するようになっている。また、操作位置センサ29は、運転者の操作に応じて、運転者が任意の変速段を選択できるマニュアルポジションにシフトレバー28が位置していることを検出するように構成してもよい。
アクセル開度センサ32は、例えばホール素子を用いた電子式のポジションセンサにより構成されており、車両1に搭載されたアクセルペダル34が運転者により操作されると、アクセルペダル34の位置が示すアクセル開度を表す信号をエンジンECU11に出力するようになっている。
図2に示すように、トルクコンバータ3は、エンジンの出力軸41と連結されるインペラー43と、変速機構4の入力軸48と連結されるタービン44と、ワンウェイクラッチ45によって一方向の回転が阻止されているステータ46とを有している。インペラー43とタービン44とは、流体を介して動力を伝達するようになっている。
変速機構4の入力軸48は、トルクコンバータ3のタービン44に接続されている。したがって、変速機構4の入力軸48は、トルクコンバータ3の出力軸としても機能する。変速機構4は、遊星歯車機構の第1セット50と、遊星歯車機構の第2セット60と、出力ギヤ70と、ギヤケース71に固定されたB1ブレーキ72、B2ブレーキ73およびB3ブレーキ74と、C1クラッチ75と、C2クラッチ76と、ワンウェイクラッチF77とによって構成されている。ここで、後述するように、C1クラッチ75は、発進時に係合される係合要素を構成する。
第1セット50は、シングルピニオン型の遊星歯車機構により構成されている。第1セット50は、サンギヤS(UD)51と、ピニオンギヤ52と、リングギヤR(UD)53と、キャリアC(UD)54とを有している。
サンギヤS(UD)51は、入力軸48を介してトルクコンバータ3のタービン44に連結されている。ピニオンギヤ52は、キャリアC(UD)54に回転自在に支持されている。ピニオンギヤ52は、サンギヤS(UD)51およびリングギヤR(UD)53と係合している。
リングギヤR(UD)53は、B3ブレーキ74によりギヤケース71に選択的に固定されている。キャリアC(UD)54は、B1ブレーキ72によりギヤケース71に選択的に固定されている。
第2セット60は、ラビニヨ型の遊星歯車機構により構成されている。第2セット60は、サンギヤS(D)61と、ショートピニオンギヤ62と、キャリアC(1)63と、ロングピニオンギヤ64と、キャリアC(2)65と、サンギヤS(S)66と、リングギヤR(1)(R(2))67とを有している。
サンギヤS(D)61は、キャリアC(UD)54に連結されている。ショートピニオンギヤ62は、キャリアC(1)63に回転自在に支持されている。ショートピニオンギヤ62は、サンギヤS(D)61およびロングピニオンギヤ64と係合している。キャリアC(1)63は、出力ギヤ70に連結されている。
ロングピニオンギヤ64は、キャリアC(2)65に回転自在に支持されている。ロングピニオンギヤ64は、ショートピニオンギヤ62、サンギヤS(S)66およびリングギヤR(1)(R(2))67と係合している。キャリアC(2)65は、出力ギヤ70に連結されている。
サンギヤS(S)66は、C1クラッチ75を介して入力軸48に選択的に連結される。リングギヤR(1)(R(2))67は、B2ブレーキ73により、ギヤケース71に選択的に固定され、C2クラッチ76により入力軸48に選択的に連結される。また、リングギヤR(1)(R(2))67は、ワンウェイクラッチF77に連結されており、変速段が1段で、かつ駆動時において回転不能となる。
図3は、本発明の実施の形態に係る自動変速機の作動表である。「○」は係合を表している。「×」は解放を表している。「◎」はエンジンブレーキ時のみの係合を表している。また、「△」は駆動時のみの係合を表している。この作動表に示された組み合わせで、油圧制御回路9(図1参照)に設けられたリニアソレノイドバルブSL1〜SL5および図示しないトランスミッションソレノイドの励磁、非励磁によって各ブレーキおよび各クラッチを作動させることにより、1速〜6速の前進変速段と、後進変速段が形成される。
ここで、B2ブレーキ73と並列にワンウェイクラッチF77が設けられているため、作動表に「◎」で示されているように、変速段の1速(1st)形成時においてエンジン側からの駆動状態(加速時)にはB2ブレーキ73を係合させる必要はない。本実施の形態において、ワンウェイクラッチF77は、変速段が1速を形成している駆動時には、リングギヤR(1)(R(2))67の回転を防止するようになっている。一方、エンジンブレーキを利かせる場合、ワンウェイクラッチF77は、リングギヤR(1)(R(2))67の回転を防止しない。
車両1の発進時において形成される1速(1st)の変速段においては、作動表に示されているように、C1クラッチ75が係合される。したがって、C1クラッチ75は、前進クラッチとして機能し、本発明において発進時に係合される係合要素を構成している。
シフトレバー28(図1参照)は、車両の後方から前方に向かって、ローレンジに対応するLポジション、第2〜第3レンジに対応する2〜3ポジション、ドライブレンジ(以下、単にDレンジという)に対応するDポジション、中立レンジに対応するNポジション、後進レンジに対応するRポジション、駐車レンジに対応するPポジションを取るようになっている。なお、本発明に係る前進レンジとは、中立レンジ、後進レンジ、駐車レンジを除く、少なくとも前進レンジをいい、本実施の形態においては、Dレンジをいう。
シフトレバー28(図1参照)がDレンジに位置する場合には、変速段が1速から6速のうち、いずれかを形成するようになっており、前述したように、トランスミッションECU12が、これらの変速段の中から車速やスロットル開度に基づいて変速段を選択するようになっている。
シフトレバー28(図1参照)は、さらに、自動変速機5(図1参照)の変速段を手動変速モードにおいてシフトするためのマニュアルポジションを表すMポジション、アップシフトを指示するためのプラスポジション(+ポジション)およびダウンシフトを指示するためのマイナスポジション(−ポジション)を取るようにしてもよい。この場合、MポジションはDポジションの横に位置するようにする。シフトレバー28(図1参照)は、Dポジションから横に移動されると、図示しないばねにより、Mポジションに保持されるようになっている。
図4は、本発明の実施の形態に係る油圧制御回路の概略構成を示す回路図である。
オイルポンプ38から圧送された作動油は、リリーフ型の第1調圧バルブ40により調圧され、第1ライン圧PL1となる。オイルポンプ38は、例えばエンジン2によって回転駆動される機械式ポンプにより構成されている。
第1ライン圧PL1を有する作動油は、シフトレバー28(図1参照)に連動させられるマニュアルバルブ39に供給される。シフトレバー28が前進レンジに対応するポジションに位置する場合には、第1ライン圧PL1と等しい前進ポジション圧Pを有する作動油が、マニュアルバルブ39からリニアソレノイドバルブSL1〜SL5へ供給されるようになっている。
リニアソレノイドバルブSL1〜SL5は、C1クラッチ75、C2クラッチ76、B1ブレーキ72、B2ブレーキ73、B3ブレーキ74にそれぞれ対応するよう配設されている。トランスミッションECU12は、ソレノイド電流によってこれらのリニアソレノイドバルブSL1〜SL5を制御することにより、油圧PC1、PC2、PB1、PB2、PB3を調節し、C1クラッチ75、C2クラッチ76、B1ブレーキ72、B2ブレーキ73、B3ブレーキ74の係合および解放を切り換えたり、係合圧を調節したりする。
以下、本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置を構成するトランスミッションECUの特徴的な構成について図1を参照して説明する。
トランスミッションECU12は、シフトレバー28がDポジションに位置する場合における車両1の停止中に、ブレーキペダルが所定の踏み込み量で踏み込まれたことがブレーキセンサ27により検知されたならば、自動変速機5が駆動状態からニュートラル状態に移行するようニュートラル制御の実行を開始する。また、トランスミッションECU12は、ニュートラル制御の実行中にブレーキペダルが所定の踏み込み量で踏み込まれたときのブレーキペダルの操作がブレーキセンサ27により検知されなくなった場合には、自動変速機5がニュートラル状態から駆動状態に復帰するよう、ニュートラル制御を終了し復帰制御を実行するようになっている。すなわち、トランスミッションECU12は、本発明に係るニュートラル制御手段を構成している。
ここで、本発明に係る車両停止中とは、車両が所定の条件を満たして停止している状態をいい、例えば、車速が0、かつ、アクセル開度が0である場合の車両の状態をいう。また、上記のニュートラル状態とは、Dレンジにおけるエンジン2の駆動力が、トルクコンバータ3および変速機構4を介して前輪に伝達されない状態をいい、例えば、前進クラッチとしてのC1クラッチ75を半係合にした場合をいう。このとき、登坂路で車両が後退することを防止するためにB1ブレーキ72を係合させている。本実施の形態に係る駆動状態とは、Dレンジにおけるエンジン2の駆動力が、トルクコンバータ3および変速機構4を介して前輪に伝達される状態をいい、例えば、C1クラッチ75が係合された状態をいう。
また、本実施の形態に係る半係合とは、C1クラッチ75がスリップ状態で係合していることをいう。したがって、必ずしもC1クラッチ75の半係合時の係合圧が係合時の係合圧の半分であることを意味するわけではなく、C1クラッチ75がスリップ状態となるよう、係合時より低い係合圧で係合されていることを意味する。
自動変速機5の制御装置を構成するトランスミッションECU12は、ニュートラル制御の開始時において、油温センサ33から作動油の油温を表す信号を取得し、この信号に基づいて作動油の油温を測定するようになっている。すなわち、トランスミッションECU12は、本発明に係る作動油温測定手段を構成している。
トランスミッションECU12は、トルクコンバータ3のタービン44(図2参照)の回転数NTを表す信号をタービン回転数センサ30から取得するとともに、エンジンの回転数NEを表す信号をエンジン回転数センサ21からエンジンECU11を介して取得し、これらの回転数の比からエンジン2の回転速度とトルクコンバータ3のタービン44の回転速度との速度比(以下、単にトルクコンバータ3の実速度比という)NT/NEを算出するようになっている。すなわち、トランスミッションECU12は、本発明に係る実速度比算出手段を構成している。
また、トランスミッションECU12は、ニュートラル制御の開始時において、油圧制御回路9の油温センサ33から、作動油温を表す信号を取得するとともに、トランスミッションECU12のROMに記憶されている目標速度比マップを参照して、作動油温に対するトルクコンバータ3の速度比の目標となる目標速度比を設定するようになっている。すなわち、トランスミッションECU12は、本発明に係る目標速度比設定手段を構成している。
図5は、作動油温とトルクコンバータの目標速度比との関係を定義した目標速度比マップを示す模式図である。本実施の形態に係る目標速度比マップにおいて、作動油温が所定の閾値以上の常温である場合には、作動油の粘性が低い状態でほぼ一定となるため、油温に対する油圧応答性もほぼ一定となる。したがって、トルクコンバータ3の目標速度比もほぼ一定となるよう定められている。また、作動油温が所定の閾値よりも低い油温である低温領域においては、作動油温が低くなるにつれて作動油の粘性が高くなる。したがって、作動油温が低温であるほど、目標速度比が低くなるよう定められている。
なお、本発明における作動油温の常温とは、作動油の粘性がほぼ一定とみなすことができる油温の範囲を意味しており、例えば80℃以上のことを意味している。
一方、図5に点線で示す従来のニュートラル制御においては、トランスミッションECU12は、作動油の低温時においてもトルクコンバータ3の速度比が常温時と等しくなるように設定されており、作動油の粘性の上昇に関しては何ら考慮されていない。
図1に戻り、トランスミッションECU12は、ROMに記憶されている図示しない係合圧マップを参照して、トルクコンバータ3の実速度比と、設定された目標速度比との差異に応じてC1クラッチ75の係合圧が調整されるよう、例えばリニアソレノイドバルブSL1を制御するようになっている。
また、トランスミッションECU12は、ニュートラル制御の実行を開始して所定の時間が経過したならば、フィードバック制御を開始するようになっている。このフィードバック制御では、トランスミッションECU12は、エンジン回転数センサ21とタービン回転数センサ30からそれぞれ入力される信号に基づいて、トルクコンバータ3の実速度比を算出し、実速度比が目標速度比と乖離している場合には、C1クラッチ75の係合圧を調整することにより、実速度比を目標速度比に追従させるようになっている。
具体的には、トランスミッションECU12は、トルクコンバータ3の実速度比と目標速度比との差異およびC1クラッチ75の係合圧によりフィードバック制御を行い、ニュートラル制御の実行中において、トルクコンバータ3の実速度比を、常に目標速度比に追従させるようになっている。ここで、トランスミッションECU12は、復帰制御開始の時点において、フィードバック制御を終了するようになっている。
また、トルクコンバータ3の実速度比と、C1クラッチ75の係合圧とに基づいてフィードバック制御を行うことにより、C1クラッチ75の作動油の粘性のみならず、自動変速機5内部の引きずりなどに起因する不確定要素の影響をも加味した状態でC1クラッチ75の係合圧を調整するようになっている。
図6は、本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。なお、以下の処理は、トランスミッションECU12を構成するCPUによって所定の時間間隔で実行されるとともに、CPUによって処理可能なプログラムを実現する。
まず、トランスミッションECU12は、ニュートラル制御の実行条件が成立しているか否かを判断する(ステップS11)。詳細には、トランスミッションECU12は、まずブレーキセンサ27から入力された信号が、ブレーキONを表す信号であるか否かを判断する。
判断の結果、入力されたブレーキがONであることを表す信号であるならば、トランスミッションECU12は、シフトレバー28の位置がDレンジであることを表す信号が操作位置センサ29から入力されているか否か、車速が0であることを表す信号が車速センサ25から入力されているか否か、およびアクセル開度が0であることを表す信号がアクセル開度センサ32から入力されているか否かを判断する。判断の結果、これらの信号がすべて入力されているならば、トランスミッションECU12は、ニュートラル制御の実行条件が成立しているものと判断する。
ここで、トランスミッションECU12は、ブレーキセンサ27から入力された信号がブレーキOFFを表す信号である場合、Dレンジであることを表す信号が入力されていない場合、車速が0であることを表す信号が入力されていない場合、アクセル開度が0であることを表す信号が入力されていない場合のうちの何れかの場合には、ニュートラル制御の実行条件が成立していないと判断し、(ステップS11でNoの場合)、このステップを繰り返す。
一方、トランスミッションECU12は、ニュートラル制御の実行条件が成立していると判断した場合(ステップS11でYesの場合)には、作動油温を測定する(ステップS12)。詳細には、トランスミッションECU12は、油温センサ33から作動油温を表す信号を取得し、取得した信号に基づいて作動油温を測定する。
次に、トランスミッションECU12は、測定された作動油温に対するトルクコンバータ3の目標速度比の設定を行う(ステップS13)。
具体的には、トランスミッションECU12は、ROMに記憶されている作動油温と目標速度比との対応を示した目標速度比マップに基づいて、測定された作動油温に対するトルクコンバータ3の目標速度比を設定する。
次に、トランスミッションECU12は、ニュートラル制御を実行する(ステップS14)。
具体的には、トランスミッションECU12は、油圧制御回路9を介してC1クラッチ75を解放させて半係合状態にするとともに、B1ブレーキ72を係合させることにより、ニュートラル制御の実行を開始する。
また、トランスミッションECU12は、ニュートラル制御の実行時において、エンジン回転数センサ21およびタービン回転数センサ30から入力されるエンジン回転数NEおよびタービン回転数NTに基づいて、トルクコンバータ3の実速度比を算出する。算出の結果、目標速度比と乖離しているならば、油圧制御回路9を介してC1クラッチ75の係合圧を調整し、トルクコンバータ3の実速度比が目標速度比と一致するようフィードバック制御を行う。
次に、トランスミッションECU12は、ニュートラル制御から復帰するニュートラル復帰条件が成立したか否かを判断する(ステップS15)。
具体的には、トランスミッションECU12は、ブレーキセンサ27から入力される信号がOFFを表しているか否かを判断する(ステップS15)。ここで、トランスミッションECU12は、ブレーキセンサ27から入力される信号がONを表していると判断した場合(ステップS15でNoの場合)、このステップを繰り返す。
一方、トランスミッションECU12は、ブレーキセンサ27から入力される信号がOFFを表していると判断した場合(ステップS15でYesの場合)には、処理を終了する。具体的には、トランスミッションECU12は、油圧制御回路9を介して半係合状態であったC1クラッチ75を徐々に係合させるとともに、B1ブレーキ72を解放させ、変速機構4の変速段が1速を形成するよう復帰制御の実行を開始するとともに、ステップS11にリターンする。
図7は、本発明の実施の形態に係るニュートラル制御において、低油温時のタービン回転数およびC1クラッチの係合圧の時間に対する変化を表すタイミングチャートである。
このタイミングチャートにおいて、実線は、本発明の実施の形態に係るニュートラル制御による低油温時のタービン回転数NTおよびC1クラッチ75の係合圧の時間に対する変化を表しており、一点鎖線は、従来のニュートラル制御によるタービン回転数NTおよびC1クラッチ75の係合圧の低油温時の時間に対する変化を表している。
また、図7には、エンジン回転数NEも実線で記載されている。このタイミングチャートにおいては、エンジン回転数NEはほぼ一定であるとみなしている。したがって、実線および一点鎖線で示すタービン回転数NTと、トルクコンバータ3の速度比との時間に対する変化はほぼ同一となる。
本実施の形態に係るトランスミッションECU12は、ニュートラル制御の実行条件が成立した時の作動油温が低温の場合には、矢印82で示すように、トルクコンバータ3の速度比が従来の低温時に比べて小さくなるよう目標速度比を設定する。したがって、トランスミッションECU12は、トルクコンバータ3の速度比が設定された目標速度比と一致するよう、矢印81に示すようにC1クラッチ75の係合圧を従来の低温時の場合に比べて高くする。
C1クラッチ75の係合圧が高くなると、変速機構4の入力軸の回転数は、変速機構4の出力軸の回転数0に近づくよう下がっていく。結果として、変速機構4の入力軸と接続されているタービン44の回転数NTも、矢印82に示すように従来の低温時と比較して下がっていく。
また、トランスミッションECU12は、図7に示すフィードバック制御開始の時点から、復帰制御開始の時点まで、トルクコンバータ3の実速度比に基づいて、C1クラッチ75の係合圧を調整するようフィードバック制御を行っているので、ニュートラル制御中においてトルクコンバータ3の実速度比が目標速度比から大幅に乖離することを防止することが可能となる。
一方、図7において一点鎖線で示す従来のニュートラル制御では、本実施の形態に係るニュートラル制御における復帰制御終了の時点において、C1クラッチ75の係合圧が十分に上がっておらず、この時点では復帰制御が継続している。
作動油温の常温時においては、トランスミッションECU12は、クリープ力の発生が最小限に留まるようニュートラル制御を実行する。したがって、トランスミッションECU12は、トルクコンバータ3の目標速度比を一点鎖線で示す従来と等しい値となるよう高めに設定し、ニュートラル制御中にフィードバック制御が開始されると、トルクコンバータ3の実速度比が設定された目標速度比となるようC1クラッチ75の係合圧を調整する。この場合、C1クラッチ75の係合圧も、一点鎖線で示されるように、従来と等しい低い値となる。この作動油温の常温時においては、作動油の粘性が低く油圧応答性が高いため、一点鎖線で示す従来の場合と異なり、図7に示す復帰制御終了の時点で復帰制御が終了するようになっている。
図8は、本発明の実施の形態に係るニュートラル制御において、タービン回転数、C1クラッチの係合圧およびアウトプットトルクの時間に対する変化を表すタイミングチャートである。
図8において、実線は、本発明の実施の形態に係るニュートラル制御による低油温時のタービン回転数NT、C1クラッチ75の係合圧およびアウトプットトルクの変化を表しており、点線は、常温時におけるこれらの変化を表している。また、一点鎖線は、従来のニュートラル制御によるタービン回転数NT、C1クラッチ75の係合圧およびアウトプットトルクの低油温時における変化を表している。
図8(a)は、タービン回転数NTの時間に対する変化を表している。また、エンジン回転数NEも実線で表している。図8(a)に実線で示すように、復帰制御の開始時点t1より前のニュートラル制御実行中において、本実施の形態におけるトルクコンバータ3のタービン回転数NTは、作動油温の低温時には、常温時に比べて回転数が低くなっている。一方、従来のニュートラル制御においては、一点鎖線で示すトルクコンバータ3のタービン回転数NTは、点線で示す常温時のタービン回転数NTとほぼ一致している。
次に、トランスミッションECU12は、自動変速機5がニュートラル状態から駆動状態に復帰するための復帰制御をt1の時点において開始する。このとき、タービン回転数NTは、C1クラッチ75の係合とともに減少していく。ここで、作動油温の低温時には、予めタービン回転数NTが低くなっているので、常温時に復帰制御が終了するt2とほぼ等しい時点で復帰制御が終了する。
一方、低油温時における従来の復帰制御の場合においては、一点鎖線で示すように、t2の時点において復帰制御が終了しておらず、本実施の形態に係る復帰制御の場合と比較してタービン回転数NTが高くなっている。そして、従来の復帰制御は、t3の時点において終了する。
図8(b)は、C1クラッチ75の係合圧の時間に対する変化を表している。図8(b)に示すように、復帰制御が開始されるt1より前の時点において、本実施の形態におけるC1クラッチ75の係合圧は、実線で示す低油温の場合には、点線で示す常温の場合に比べて高くなるようトランスミッションECU12によって制御されている。
一方、従来のニュートラル制御においては、トランスミッションECU12は、トルクコンバータ3の目標速度比を作動油温に係らず等しく設定する。したがって、作動油温が低温の場合におけるトルクコンバータ3の目標速度比が、常温と等しい目標速度比に設定される。この場合、トランスミッションECU12は、作動油の粘性が高いために発生するC1クラッチ75の引きずりに起因するタービン回転数NTの低下を抑制するために、C1クラッチ75の係合圧が常温より低くなるよう制御する。したがって、一点鎖線で示すように、従来の低温時におけるニュートラル制御では、C1クラッチ75の係合圧が、本実施の形態に係るニュートラル制御における常温および低温時のC1クラッチ75の係合圧より低くなっている。
次に、図8(b)のt1時点以降に示される本実施の形態に係る復帰制御においては、トランスミッションECU12がt1の時点で復帰制御を開始すると、実線で示す低温時および点線で示す常温時のいずれの場合にも、C1クラッチ75の係合圧が迅速に立ち上がり、C1クラッチ75が滑らかに係合される。
一方、一点鎖線で示すように、従来の低温時における復帰制御においては、作動油の粘性が高いために作動油の応答性が悪化し、トランスミッションECU12がt1の時点で復帰制御を開始してもC1クラッチ75の係合圧の立ち上がりが発生しない。この係合圧は、復帰制御が開始されるt1の時点からなだらかに上昇を続け、本実施の形態に係る復帰制御の終了時点t2よりも遅いt3の時点で所望の値となる。
図8(c)は、自動変速機5のアウトプットトルクの時間に対する変化を表している。
一点鎖線で示すように、従来の低温時における復帰制御においては、t1時点における復帰制御の開始後、しばらくアウトプットトルクが立ち上がらず、車両の発進性が悪いこと(ヘジテーション)を表している。また、従来の低温時における復帰制御の終了時点t3の直前においてアウトプットトルクが急上昇しており、C1クラッチ75の急係合に起因して車両にショックが発生したことを表している。
一方、本実施の形態に係る復帰制御においては、実線で示す低温時のアウトプットトルクの立ち上がりが、点線で示す常温時のアウトプットトルクの立ち上がりとほぼ一致している。したがって、作動油温の低温時において、作動油の粘性が高くなっているにも係らず、従来と比較して油圧応答性が向上しており、常温のアウトプットトルクの立ち上がりとほぼ等しいアウトプットトルクの立ち上がり特性が得られることを表している。
以上のように、本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置においては、自動変速機5のニュートラル状態への移行時に作動油温が低温である場合には、トルクコンバータ3の目標速度比を常温時より小さく設定しC1クラッチ75の係合圧を通常より予め高く保持することにより、油圧応答性を向上させることができる。したがって、自動変速機5のニュートラル状態から駆動状態への復帰時において、作動油が低温のため粘性が高い場合においても、C1クラッチ75の係合圧の立ち上がりの遅れを防止し、C1クラッチ75の係合を滑らかに行わせることにより、車両1の発進時に車両1にショックが加わったり車両1の発進性が悪化すること(ヘジテーション)を抑制し、ドライバビリティを向上することができる。
また、本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置においては、作動油温がより低いほどトルクコンバータ3の目標速度比をより小さく設定しニュートラル制御時におけるC1クラッチ75の係合圧をより高く設定することができるので、作動油の粘性が一段と高くなった場合においても、C1クラッチ75の係合圧の立ち上がりの遅れを防止しC1クラッチ75の係合を滑らかに行わせることにより、車両1の発進時に車両1にショックが加わったり車両1の発進性が悪化することを抑制し、ドライバビリティを向上することができる。
また、本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置においては、自動変速機5のニュートラル状態において、トルクコンバータ3の実速度比と目標速度比との差異に基づいてC1クラッチ75の係合圧を適宜調整し、トルクコンバータ3の実速度比を目標速度比に近づけるフィードバック制御を実行できるので、トルクコンバータ3の実速度比およびC1クラッチ75の係合圧を常に最適な値にすることができる。結果として、自動変速機5のニュートラル状態から駆動状態への復帰開始時にC1クラッチ75の係合圧が最適な値となっているので、復帰時においてC1クラッチ75の係合がより滑らかに行われ、復帰制御時のドライバビリティを更に向上することができる。
さらに、本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置においては、トルクコンバータ3の速度比と、C1クラッチ75の係合圧とに基づいてフィードバック制御を行うことにより、C1クラッチ75の作動油の粘性のみならず、自動変速機5内部の引きずりなどに起因する不確定要素の影響をも加味した状態でC1クラッチ75の係合圧を調整することができるので、トルクコンバータ3の実速度比およびC1クラッチ75の係合圧を常に最適な値にすることができる。結果として、自動変速機5のニュートラル状態から駆動状態への復帰開始時にC1クラッチ75の係合圧が最適な値となっているので、復帰時においてC1クラッチ75の係合がより滑らかに行われ、車両発進時のドライバビリティを更に向上することができる。
なお、本実施の形態においては、目標速度比マップにおける作動油温と目標速度比との関係が、図5に示すように低温領域において一次関数で表される場合について説明したが、これに限らず、低温領域における作動油温と目標速度比との関係が、作動油温が小さいほど目標速度比が小さくなるよう表されていればよい。また、トランスミッションECU12は、作動油温が低温領域で3区分など複数に区分けされ、それぞれの区分ごとに目標速度比が対応付けられた目標速度比マップを有していてもよい。この場合、トランスミッションECU12は、測定された作動油温がいずれの区分に該当するかを判断し、該当する区分に対応する目標速度比を目標速度比マップから取得して設定するようにする。
さらに、トランスミッションECU12は、エンジン回転数NEに応じた複数の目標速度比マップを有していてもよい。この場合、トランスミッションECUは、エンジン回転数センサ21から取得したエンジン回転数に基づいて目標速度比マップを選択するようにする。
また、本実施の形態においては、変速機構4の変速段が最大で6段になる場合について説明したが、これに限らず、変速段が5段以下あるいは7段以上になるよう変速機構4を構成してもよい。
また、本実施の形態においては、本発明に係る自動変速機の制御装置をFF車両に搭載した場合について説明したが、これに限らず、本発明に係る自動変速機の制御装置をFR車両等にも適用できる。
以上説明したように、本発明に係る自動変速機の制御装置は、自動変速機のニュートラル状態から駆動状態への復帰時において、作動油が低温のため粘性が高い場合においても、係合要素の係合圧の立ち上がりの遅れを防止し、係合要素の係合を滑らかに行わせることにより、車両の発進時に車両にショックが加わったり車両の発進性が悪化することを抑制し、ドライバビリティを向上することができるという効果を奏するものであり、ニュートラル制御を実行する自動変速機の制御装置に有用である。
本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置を搭載した車両を模式的に示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成を示す骨子図である。 本発明の実施の形態に係る自動変速機の作動表である。 本発明の実施の形態に係る油圧制御回路の概略構成を示す回路図である。 作動油温とトルクコンバータの目標速度比との関係を定義した目標速度比マップを示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るニュートラル制御において、低油温時のタービン回転数およびC1クラッチの係合圧の時間に対する変化を表すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係るニュートラル制御において、タービン回転数、C1クラッチの係合圧およびアウトプットトルクの時間に対する変化を表すタイミングチャートである。
符号の説明
1 車両
2 エンジン
3 トルクコンバータ
4 変速機構
5 自動変速機
9 油圧制御回路
11 エンジンECU
12 トランスミッションECU(制御装置、ニュートラル制御手段、作動油温測定手段、実速度比算出手段、目標速度比設定手段)
21 エンジン回転数センサ
22 吸入空気量センサ
23 吸入空気温度センサ
24 スロットルセンサ
25 車速センサ
26 冷却水温センサ
27 ブレーキセンサ
28 シフトレバー
29 操作位置センサ
30 タービン回転数センサ
31 スロットルバルブ
32 アクセル開度センサ
33 油温センサ
38 オイルポンプ
39 マニュアルバルブ
40 第1調圧バルブ
41 出力軸
43 インペラー
44 タービン
45 ワンウェイクラッチ
46 ステータ
47 ロックアップクラッチ
48 入力軸

Claims (3)

  1. 発進時に係合される係合要素を有する変速機構と、
    動力源から前記変速機構に動力を伝達するためのトルクコンバータと、
    前進レンジで車両停止中に、前記係合要素の係合圧を低下させるニュートラル制御を実行し、前記車両の発進時に前記係合要素を係合する復帰制御を実行するニュートラル制御手段と、を備えた自動変速機の制御装置において、
    前記ニュートラル制御の開始時に、前記係合要素を作動するための作動油の油温を測定する作動油温測定手段と、
    前記動力源の回転速度と前記トルクコンバータのタービンの回転速度とを取得し、前記動力源の回転速度と前記トルクコンバータのタービンの回転速度との比により表されるトルクコンバータの速度比を実速度比として算出する実速度比算出手段と、
    前記トルクコンバータの速度比の目標を目標速度比として設定する目標速度比設定手段と、を備え、
    前記目標速度比設定手段は、前記作動油温測定手段により測定された作動油の油温が所定の閾値よりも低い場合には、前記実速度比が前記作動油の常温時における速度比よりも小さくなるよう前記目標速度比を設定し、
    前記ニュートラル制御手段は、ニュートラル制御の実行中に、前記実速度比が前記目標速度比になるよう、前記係合要素の係合圧を調整することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 前記目標速度比設定手段は、前記作動油の油温が所定の閾値よりも低い場合には、前記作動油の油温が低いほど前記目標速度比を小さく設定することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  3. 前記ニュートラル制御手段は、ニュートラル制御の実行中において、前記実速度比と前記目標速度比との差異に基づいて前記係合要素の係合圧を調整し、前記実速度比を前記目標速度比に追従させるフィードバック制御を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動変速機の制御装置。
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