JP5515446B2 - 車両用制御装置および車両用制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、手動変速モードと自動変速モードとを有する自動変速機が搭載された車両の制御に関し、特に、Nレンジからの復帰時に運転者の意図に沿った変速モードを設定する技術に関する。
従来、車両の状態(車速やアクセル開度など)および予め記憶された変速マップに基づいて自動的に変速する自動変速モードと、運転者がスイッチやレバー等を操作することにより変速段を段階的に変更し得る手動変速モードとを選択可能にした自動変速機が知られている。
このような自動変速機として、たとえば、特開2001−304386号公報(特許文献1)は、自動変速モードから手動変速モードへの切り換えが行われた場合でも実変速比の不用意な変動がなく適正な変速比を維持でき、手動変速モードへの移行が完了した後は予め手動変速モード用の変速比として準備されている変速比を適切に選択してシフト操作を行なうことのできる自動車用無段変速装置を開示する。この自動車用無段変速装置は、車両の運転状況を検出するための運転状況検出手段と、運転状況検出手段で検出された運転状況に基づいて自動変速モード用の目標変速比を求める自動変速制御手段と、運転者のシフト操作に基づいて手動変速モード用の目標変速比を求める手動変速制御手段と、変速モードを切り換えるためのモード切換スイッチと、目標変速比と実変速比との間の偏差に基づいて実変速比が目標変速比と一致するように変速比調整用アクチュエータをフィードバック制御する変速比制御手段とを備えた自動車用無段変速装置において、変速モードの切換を検出する変速モード判定手段と、変速モード判定手段により自動変速モードから手動変速モードへの切換が検出された時点で起動され運転者による運転操作の内容を判定する運転操作状態判定手段と、変速モード判定手段によって自動変速モードから手動変速モードへの切換が検出される直前の実変速比を手動変速モードの目標変速比の初期値として設定すると共に運転操作状態判定手段によって判定された運転操作の内容に基づいて初期値に近似する手動変速モードのアップシフト側の変速比またはダウンシフト側の変速比のいずれか一方を選択して目標変速比を初期値からアップシフト側の変速比またはダウンシフト側の変速比に向けて徐々に変化させる目標変速比算出手段とを設けたことを特徴とする。
上述した公報に開示された自動車用無段変速装置によると、自動変速モードから手動変速モードへの切り換えに際しても実変速比に不用意な変動を生じることなく、適正な変速比を維持することができる。
特開2001−304386号公報
ところで、信号待ちや渋滞中等において、運転者は燃費の悪化を抑制するために自動変速機の変速レンジをニュートラルレンジ(以下、Nレンジと記載する)に変更する場合がある。しかしながら、Nレンジからの復帰後の変速モードが予め定められる場合には、運転者は、Nレンジからの復帰操作をした後にさらに変速モードの変更操作を行なわないと所望の変速モードを選択できない場合がある。そのため、Nレンジからの復帰時に運転者に変速モードの操作を負担させることとなり操作の簡便化が図れないという問題がある。
上述した公報に開示された自動車用無段変速装置においては、このような問題について何ら考慮されていないため、解決することはできない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、Nレンジからの復帰後に、操作の簡便化を図りつつ運転者の意図に合致した変速モードを設定する車両用制御装置および車両用制御方法を提供することである。
第1の発明に係る車両用制御装置は、車両の状態に応じて変速比を自動的に変更する自動変速モードと運転者の要求に応じて変速比を段階的に変更する手動変速モードとのうちのいずれかを変速モードとして選択が可能な自動変速機を搭載した車両を制御するための車両用制御装置である。自動変速機は、動力源からの動力伝達を遮断する動力遮断レンジと動力源からの動力を伝達する動力伝達レンジとの間で変速レンジの切換を可能とする。この車両用制御装置は、運転者の要求に応じて変速レンジを切り換えるためのレンジ切換手段と、レンジ切換手段によって動力伝達レンジから動力遮断レンジに切り換えられる際に選択されている変速モードを一時的に記憶して、レンジ切換手段によって動力遮断レンジから動力伝達レンジへの復帰が指示されたときに記憶していた変速モードを選択するためのモード選択手段とを含む。第7の発明に係る車両用制御方法は、第1の発明に係る車両用制御装置と同様の構成を有する。
第1の発明によると、レンジ切換手段によって変速レンジが動力伝達レンジから動力遮断レンジに切り換えられる際に選択されている変速モードが一時的に記憶され、動力遮断レンジから動力伝達レンジへの復帰が指示されたときに記憶していた変速モードが選択される。運転者は、動力遮断レンジからの復帰後に変速モードの変更操作を行なうことなく、運転者の意図に合致した変速モードが選択されることとなる。したがって、Nレンジからの復帰後に、操作の簡便化を図りつつ運転者の意図に合致した変速モードを設定する車両用制御装置および車両用制御方法を提供することができる。
第2の発明に係る車両用制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、自動変速機には、手動変速モードの選択時において運転者の要求操作によって変更可能な複数の変速段が設定される。モード選択手段は、変速レンジが動力遮断レンジである場合であって、かつ、自動変速モードが選択されている場合に、運転者による変速段の段数の変更についての初回の要求操作に応じて動力遮断レンジから動力伝達レンジに復帰し、かつ、自動変速モードを保持し、変速段の段数の変更の2回目の要求操作に応じて手動変速モードを選択する。第8の発明に係る車両用制御方法は、第2の発明に係る車両用制御装置と同様の構成を有する。
第2の発明によると、変速レンジが動力遮断レンジから動力伝達レンジに復帰した後の車両の発進時の変速段は、自動変速モードが選択されている場合も手動変速モードが選択されている場合も同じである。そのため、変速段の段数の変更についての初回の要求操作に対しては動力遮断レンジから動力伝達レンジに復帰しつつ、自動変速モードを保持することにより、運転者がいずれの変速モードを要求していても、1回目の要求操作に応じて動力遮断レンジから復帰して車両が発進できれば、運転者の意図に反することにはならない。運転者が2回目の変速段の変更についての要求操作を行なった場合には、運転者が手動変速モードの選択を要求していることを特定することができる。そのため、2回目の要求操作に応じて手動変速モードを選択することにより、運転者の意図に合致した変速モードを設定することができる。
第3の発明に係る車両用制御装置においては、第1または2の発明の構成に加えて、自動変速機には、手動変速モードの選択時において運転者の要求によって変更可能な複数の変速段が設定される。車両は、変速モードの選択と変速レンジの切り換えと変速段の段数の変更とのうちのいずれかを運転者が要求するための第1の操作部材および第2の操作部材を含む。車両用制御装置は、手動変速モードの選択時において運転者が第1の操作部材および第2の操作部材のうちのいずれか一方を操作した場合に、変速段の段数を変更するための変速段変更手段をさらに含む。モード選択手段は、自動変速モードの選択時において運転者が第1の操作部材および第2の操作部材のうちのいずれか一方を操作した場合に、手動変速モードを選択する。レンジ切換手段は、運転者が第1の操作部材および第2の操作部材の両方を並行して操作した場合に、動力伝達レンジから動力遮断レンジに変速レンジを切り換える。第9の発明に係る車両用制御方法は、第3の発明に係る車両用制御装置と同様の構成を有する。
第3の発明によると、手動変速モードの選択時において、運転者が第1の操作部材および第2の操作部材のうちのいずれか一方を操作した場合に、変速段の段数を変更することより、運転者の変速段の段数の変更要求に応じた段数に変更することができる。また、自動変速モードの選択時において、運転者が第1の操作部材および第2の操作部材のうちのいずれか一方を操作した場合には、運転者が手動で変速段の段数の変更することを要求していることを特定することができる。そのため、変速モードを自動変速モードから手動変速モードに切り換えることにより、運転者の意図に合致した変速モードを設定することができる。さらに、運転者は、第1の操作部材および第2の操作部材の両方を並行して操作することにより、動力伝達レンジから動力遮断レンジに変速レンジを切り換えることができる。運転者は、変速段の変更、変速レンジの変更および変速モードの変更を第1の操作部材および第2の操作部材に対する操作により行なうことができるため、操作の簡便化を図れる。
第4の発明に係る車両用制御装置においては、第3の発明の構成に加えて、第1の操作部材および第2の操作部材は、運転者によって予め定められた位置に操作された操作状態と、運転者による操作が解除された基準状態との間で切り換えられる。モード選択手段は、第1の操作部材および第2の操作部材のうちのいずれか一方が操作状態である場合、少なくとも両方が並行して操作状態になるまでの期間は、変速モードの変更を抑制する。第10の発明に係る車両用制御方法は、第4の発明に係る車両用制御装置と同様の構成を有する。
第4の発明によると、第1の操作部材および第2の操作部材のうちのいずれか一方が操作状態である場合、その後にいずれか一方が操作状態から基準状態になるか、あるいは、他方が操作状態となるか予測できないため、運転者が変速モードの変更を要求しているか否かを特定することができない。このような状態で変速モードの変更を行なう場合には、変速モードの変更が頻繁に行なわれる可能性がある。そのため、少なくとも両方が並行して操作状態になるまでの期間は、変速モードの変更を抑制することにより、変速モードの変更が頻繁に行なわれることを抑制することができる。
第5の発明に係る車両用制御装置においては、第3の発明の構成に加えて、モード選択手段は、第1の操作部材および第2の操作部材のうちのいずれか一方が操作状態から基準状態となったときに変速モードを変更する。第5の発明に係る車両用制御装置と同様の構成を有する。
第5の発明によると、第1の操作部材および第2の操作部材のうちのいずれか一方が操作状態から基準状態となったときに、運転者が変速レンジの変更ではなく変速モードの変更を要求していることを特定することができる。そのため、変速モードを変更することにより運転者の意図に合致した変速モードを設定することができる。
第6の発明に係る車両用制御装置においては、第3〜5のいずれかの発明の構成に加えて、変速段変更手段は、第1の操作部材および第2の操作部材のうちのいずれか一方が操作状態となったときに変速段の段数の変更を開始する。第6の発明に係る車両用制御装置と同様の構成を有する。
第6の発明によると、第1の操作部材および第2の操作部材のうちのいずれか一方が操作状態となった時点で変速段の段数の変更を開始することにより、応答性よく変速段の変更を行なうことができる。
本実施の形態に係る車両用制御装置が搭載される車両の概略ブロック図を示す。 本実施の形態における操作装置の構成を示す図である。 変速モードと変速レンジとの関係を示す図である。 本実施の形態に係る車両用制御装置であるECUの機能ブロック図である。 本実施の形態に係る車両用制御装置であるECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る車両用制御装置であるECUの動作を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
車両600は、エンジン400と、トランスミッション300と、駆動輪500と、操作装置100と、ECU(Electronic Control Unit)200と、自動変速モード選択スイッチ202と、Rレンジ選択スイッチ204と、走行モード切換スイッチ206と、表示装置208とを含む。
エンジン400は、車両600の動力源である。車両600の動力源は、エンジン400に代えてまたは加えて回転電機を含むものであってもよい。エンジン400の動力は、トランスミッション300に伝達される。
トランスミッション300は、動力源であるエンジン400の動力を変速して駆動輪500に伝達する。本実施の形態においてトランスミッション300は、自動変速機である。なお、トランスミッション300は、自動変速機であればよく、有段式自動変速機であってもよいし、無段式自動変速機であってもよい。
トランスミッション300は、車両600の走行状態および変速マップに基づいて変速比を自動的に変更する自動変速モードと運転者の要求に応じて変速比を段階的に変更する手動変速モードとのうちのいずれかを変速モードとして選択可能とする。
トランスミッション300は、運転者の要求に応じて、動力源であるエンジン400から駆動輪500への動力伝達を遮断する動力遮断レンジと動力源から駆動輪500に動力を伝達する動力伝達レンジとの間で変速レンジの切換を可能とする。
動力伝達レンジは、前進走行レンジ(以下、Dレンジとも記載する)および後進走行レンジ(以下、Rレンジとも記載する)を含む。動力遮断レンジは、ニュートラルレンジ(以下、Nレンジとも記載する)を含む。
トランスミッション300は、ECU200からの変速モードの切換要求を示すモード切換制御信号を受信した場合に、自動変速モードと手動変速モードとのうちのいずれか一方から他方へと要求に応じた変速モードに切り換える。
トランスミッション300は、ECU200から変速段の段数の変更要求を示す変速制御信号を受信した場合に、現在の変速段の段数を1段だけ増加させた変速段あるいは1段だけ減少させた変速段に変更する。
さらに、トランスミッション300は、ECU200から変速レンジの切換要求を示すレンジ切換制御信号を受信した場合に、Nレンジと動力伝達レンジ(DレンジまたはRレンジ)とうちのいずれか一方から他方へと変速レンジを切り換える。
ECU200には、自動変速モード選択スイッチ202、Rレンジ選択スイッチ204および走行モード切換スイッチ206が接続される。
自動変速モード選択スイッチ202は、運転者からの変速モードの変更操作を受け付ける。自動変速モード選択スイッチ202は、運転者からの変速モードの変更操作を受け付けた場合にオン信号をECU200に送信する。
ECU200は、たとえば、手動変速モードの選択時に自動変速モード選択スイッチ202からオン信号を受信した場合に手動変速モードから自動変速モードへと変速モードが切り換わるようにトランスミッション300に対してモード切換制御信号を送信する。
Rレンジ選択スイッチ204は、運転者からのRレンジの選択操作を受け付ける。Rレンジ選択スイッチ204は、運転者からのRレンジの選択操作を受け付けた場合にオン信号をECU200に送信する。
ECU200は、たとえば、変速レンジがNレンジであるときにRレンジ選択スイッチ204からオン信号を受信した場合にNレンジからRレンジへと変速レンジが切り換わるようにトランスミッション300に対してレンジ切換制御信号を送信する。
走行モード切換スイッチ206は、運転者からの走行モードの切換操作を受け付ける。走行モード切換スイッチ206は、運転者からの走行モードの切換操作を受け付けた場合にオン信号をECU200に送信する。
ECU200は、たとえば、手動変速モードの選択時に走行モード切換スイッチ206からオン信号を受信した場合に現在の走行モードからノーマル走行モードとスポーツ走行モードとウェット走行モードとのうちの現在の走行モード以外のいずれか一つの走行モードに切り換えるようにトランスミッション300を制御する。
ECU200は、自動変速モードの選択時に走行モード切換スイッチ206からオン信号を受信した場合に自動変速モードから手動変速モードへと変速モードが切り換わるようにトランスミッション300に対してモード切換制御信号を送信する。
スポーツ走行モードとは、たとえば、ノーマル走行モード選択時よりも車両の加速性能を向上する走行モードである。たとえば、スポーツ走行モードが選択された場合には、ノーマル走行モード選択時よりもエンジン回転数の上限値を増加させたり、エンジン回転数の応答性を向上させたり、変速タイミングを遅らせたり、あるいは、トランスミッション300が無段式自動変速機である場合には、変速段の段数に対応した変速比を加速性能が向上するように変化させたりしてもよい。
ウェット走行モードは、たとえば、ノーマル走行モード選択時よりも低摩擦係数路面走行時に車輪のスリップが発生することを抑制する走行モードである。たとえば、ウェット走行モードが選択された場合には、ノーマル走行モード選択時よりもエンジン回転数の上限値を減少させたり、エンジン回転数の応答性を低下させたり、変速タイミングを早めたり、あるいは、トランスミッション300が無段式自動変速機である場合には、変速段に対応する変速比を車両が緩やかに発進するように変化させたりしてもよい。
操作装置100は、ハンドル102と、パドルスイッチ(+)104と、パドルスイッチ(−)106とを含む。ハンドル102は、運転者が車両600を旋回させるための操作部材である。
パドルスイッチ(+)104およびパドルスイッチ(−)106は、運転者から変速モード、変速レンジおよび変速段の段数の変更についての操作を受け付けるための操作部材である。パドルスイッチ(+)104およびパドルスイッチ(−)106は、ECU200に接続される。
パドルスイッチ(+)104は、運転者の操作を受け付けた場合にオン(+)信号をECU200に送信する。同様に、パドルスイッチ(−)106は、運転者の操作を受け付けた場合にオン(−)信号をECU200に送信する。
ECU200は、メモリ210を含む。メモリ210には、現在選択されている変速段の段数、変速レンジおよび変速モードが記憶される。
ECU200には、運転席の周辺であって、運転者が視認可能な位置に設けられる表示装置208が接続される。表示装置208は、たとえば、LED(Light Emitting Diode)やLCD(Liquid Crystal Display)等を含み、現在選択されている変速段の段数、変速レンジおよび変速モードのうちの少なくともいずれか一つを表示する。ECU200は、メモリ210に記憶された変速段の段数、変速レンジおよび変速モードが表示装置208に表示されるように表示装置208に対して制御信号を送信する。表示装置208は、ECU200からの制御信号に基づいて変速段の段数、変速レンジおよび変速モードを表示する。
図2に示すように、パドルスイッチ(+)104およびパドルスイッチ(−)106は、互いに対称なレバー形状を有する操作部材である。パドルスイッチ(+)104およびパドルスイッチ(−)106は、本実施の形態において、たとえば、モーメンタリスイッチである。
たとえば、運転者がパドルスイッチ(+)104のレバー部分を運転者の手前方向に引く操作(以下、オン操作ともいう)をして、パドルスイッチ(+)104が、図2の破線に示すオン操作位置に移動したときに、パドルスイッチ(+)104からECU200に対してオン(+)信号が出力される。パドルスイッチ(+)104の「オン操作位置」が運転者によってパドルスイッチ(+)104が予め定められた位置に操作された「操作状態」に対応する。
運転者がパドルスイッチ(+)104に対する操作を解除(以下、オフ操作ともいう)したり、あるいは、運転者からの操作を受け付けない場合、パドルスイッチ(+)104は、ばね等の弾性部材を用いた機械的機構等により図2の実線に示すオフ操作位置に対応する位置に保持される。このとき、パドルスイッチ(+)104は、ECU200に対するオン(+)信号の出力を停止する。パドルスイッチ(+)104の「オフ操作位置」が運転者によってパドルスイッチ(+)104の操作が解除された「基準状態」に対応する。なお、パドルスイッチ(+)104は、オフ操作位置に移動した場合に、オフ(+)信号をECU200に送信するようにしてもよい。
同様に、たとえば、運転者がパドルスイッチ(−)104のレバー部分を運転者の手前方向に引く操作をして、パドルスイッチ(−)106が、図2の破線に示すオン操作位置に移動したときに、パドルスイッチ(−)106からECU200に対してオン(−)信号が出力される。パドルスイッチ(−)106の「オン操作位置」が運転者によってパドルスイッチ(−)106が予め定められた位置に操作された「操作状態」に対応する。
運転者がパドルスイッチ(−)106に対する操作を解除したり、あるいは、運転者からの操作を受け付けない場合、パドルスイッチ(−)106は、ばね等の弾性部材を用いた機械的機構等により図2の実線に示すオフ操作位置に保持される。このとき、パドルスイッチ(−)106は、ECU200に対するオン(−)信号の出力を停止する。パドルスイッチ(−)106の「オフ操作位置」が運転者によってパドルスイッチ(−)106の操作が解除された「基準状態」に対応する。なお、パドルスイッチ(−)106は、オフ操作位置に移動した場合に、オフ(−)信号をECU200に送信するようにしてもよい。
ECU200は、手動変速モードの選択時に、パドルスイッチ(+)104からオン(+)信号を受信し、かつ、パドルスイッチ(−)106からオン(−)信号を受信しない場合、現在の変速段の段数を1段だけ増加させるように(アップシフトするように)トランスミッション300に対して変速制御信号を送信する。
ECU200は、自動変速モードの選択時に、パドルスイッチ(+)104からオン(+)信号を受信し、かつ、パドルスイッチ(−)106からオン(−)信号を受信しない場合、現在の変速段の段数を1段だけ増加させるとともに、パドルスイッチ(+)104からのオン(+)信号の出力が停止した時点で、自動変速モードから手動変速モードに切り換えるようにトランスミッション300に対して変速制御信号およびモード切換制御信号を送信する。
ECU200は、手動変速モードの選択時に、パドルスイッチ(−)106からオン(−)信号を受信し、かつ、パドルスイッチ(+)104からオン(+)信号を受信しない場合、現在の変速段の段数を1段だけ減少させるように(ダウンシフトするように)トランスミッション300に対して変速制御信号を送信する。
ECU200は、自動変速モードの選択時に、パドルスイッチ(−)106からオン(−)信号を受信し、かつ、パドルスイッチ(+)104からオン(+)信号を受信しない場合、現在の変速段の段数を1段だけ減少させるとともに、パドルスイッチ(−)106からのオン(−)信号の出力が停止した時点で、自動変速モードから手動変速モードに切り換えるようにトランスミッション300に対して変速制御信号およびモード切換制御信号を送信する。
ECU200は、トランスミッション300の変速レンジが動力伝達レンジ(DレンジまたはRレンジ)である場合に、パドルスイッチ(+)104からのオン(+)信号およびパドルスイッチ(−)106からのオン(−)信号を並行して受信する場合に、動力伝達レンジからNレンジに変速レンジが切り換わるようにトランスミッション300に対してレンジ切換制御信号を送信する。
図3に示すように、自動変速モードの選択時に、パドルスイッチ(+)104およびパドルスイッチ(−)のうちのいずれかにおいてオン操作を受け付けた場合に、自動変速モードから手動変速モードに変速モードが切り換えられる。
自動変速モードの選択時に、走行モード切換スイッチ206において走行モードの切換操作を受け付けた場合に、自動変速モードから手動変速モードに変速モードが切り換えられる。
手動変速モードの選択時に、自動変速モード選択スイッチ202において変速モードの変更操作を受け付けた場合に、手動変速モードから自動変速モードに変速モードが切り換えられる。
手動変速モードの選択時に、走行モード切換スイッチ206において走行モードの切換操作を受け付けた場合に、ノーマル走行モードとスポーツ走行モードとウェット走行モードとのうちのいずれかの走行モードが選択される。たとえば、走行モード切換スイッチ206に対する切換操作を受け付ける毎に予め定められた順で走行モードを変更するようにしてもよい。
Dレンジの選択時に、パドルスイッチ(+)104およびパドルスイッチ(−)106の両方においてオン操作を受け付けた場合に、DレンジからNレンジに変速レンジが切り換えられる。
Nレンジの選択時に、パドルスイッチ(+)104においてオン操作を受け付けた場合に、NレンジからDレンジに変速レンジが切り換えられる。
Rレンジの選択時に、パドルスイッチ(+)104およびパドルスイッチ(−)106の両方においてオン操作を受け付けた場合に、RレンジからNレンジに変速レンジが切り換えられる。
Nレンジの選択時にRレンジ選択スイッチ204においてRレンジの選択操作を受け付けた場合に、NレンジからRレンジに変速レンジが切り換えられる。
以上のような構成を有する車両において、信号待ちや渋滞中等において、運転者は燃費悪化を抑制するためにトランスミッション300の変速レンジをNレンジに変更する場合がある。しかしながら、Nレンジからの復帰後の変速モードが予め定められる場合には、運転者は、Nレンジからの復帰操作をした後にさらに変速モードの変更操作を行なわないと所望の変速モードを選択できない場合がある。そのため、Nレンジからの復帰時に運転者に変速モードの操作を負担させることとなり操作の簡便化が図れない場合がある。
そこで、本実施の形態においては、ECU200が、動力伝達レンジから動力遮断レンジに切り換えられる際に選択されている変速モードをメモリ210に一時的に記憶して、動力遮断レンジから動力伝達レンジへの復帰が指示されたときにメモリ210に記憶していた変速モードを選択する点に特徴を有する。
本実施の形態においては、ECU200は、DレンジからNレンジに切り換えられる際の変速モードが自動変速モードである場合に、NレンジからDレンジへの復帰が指示されたときに自動変速モードを維持するようにトランスミッション300を制御する。
さらに、ECU200は、変速レンジがNレンジである場合であって、かつ、自動変速モードが選択されている場合に、運転者による変速段の段数の変更についての初回の要求操作に応じてNレンジからDレンジに復帰し、かつ、自動変速モードを保持し、変速段の段数の変更の2回目の要求操作に応じて手動変速モードを選択する。
また、ECU200は、パドルスイッチ(+)104およびパドルスイッチ(−)106のうちのいずれか一方が操作状態である場合、少なくとも両方が並行して操作状態になるまでの期間は、変速モードの変更を抑制する。
ECU200は、パドルスイッチ(+)104およびパドルスイッチ(−)106のうちのいずれか一方が操作状態から基準状態となったときに変速モードを変更する。
ECU200は、パドルスイッチ(+)104およびパドルスイッチ(−)106のうちのいずれか一方が操作状態となったときに変速段の段数の変更を開始する。
図4に、本実施の形態に係る車両用制御装置であるECU200の機能ブロック図を示す。ECU200は、変速モード判定部250と、変速意思判定部252と、目標変速段変更部254と、ニュートラル意思判定部256と、変速レンジ変更部258と、モード切換意思判定部260と、モード選択部262とを含む。
変速モード判定部250は、自動変速モードが選択されているか否かを判定する。変速モード判定部250は、たとえば、メモリ210から現在選択されている変速モードを読み出して、読み出された変速モードが自動変速モードであるか否かを判定する。なお、変速モード判定部250は、たとえば、自動変速モードが選択されている場合にモード判定フラグをオンするようにしてもよい。
変速意思判定部252は、運転者に変速意思があるか否かを判定する。具体的には、変速意思判定部252は、パドルスイッチ(+)104およびパドルスイッチ(−)106のうちのいずれか一方においてオン操作を受け付けたか否かを判定する。たとえば、変速意思判定部252は、オン(+)信号およびオン(−)信号のうちのいずれか一方の信号を受信した場合に、運転者に変速意思があると判定する。
なお、変速意思判定部252は、たとえば、運転者に変速意思があると判定された場合に変速意思判定フラグをオンするようにしてもよい。
目標変速段変更部254は、自動変速モードが選択されている場合であって、かつ、パドルスイッチ(+)104およびパドルスイッチ(−)106のうちのいずれか一方においてオン操作を受け付けた場合に、目標変速段を変更する。
具体的には、目標変速段変更部254は、自動変速モードが選択されている場合であって、かつ、パドルスイッチ(+)104からのオン(+)信号を受信し、パドルスイッチ(−)106からのオン(−)信号を受信しない場合に、現在の変速段の段数を1つだけ増加させた(アップシフトさせた)変速段を目標変速段として設定して、現在の変速段が、設定された目標変速段になるようにトランスミッション300に対して変速制御信号を送信する。
あるいは、目標変速段変更部254は、自動変速モードが選択されている場合であって、かつ、パドルスイッチ(−)106からのオン(−)信号を受信し、パドルスイッチ(+)104からのオン(+)信号を受信しない場合に、現在の変速段の段数を1つだけ減少させた(ダウンシフトさせた)変速段を目標変速段として設定して、現在の変速段が、設定された目標変速段になるようにトランスミッション300に対して変速制御信号を送信する。
なお、目標変速段変更部254は、たとえば、変速モード判定フラグがオンであって、かつ、変速意思判定フラグがオンである場合に目標変速段を変更するようにしてもよい。
ニュートラル意思判定部256は、運転者に変速レンジをNレンジに変更する意思があるか否かを判定する。具体的には、パドルスイッチ(+)104およびパドルスイッチ(−)106からオン(+)信号およびオン(−)信号を並行して受信する場合に運転者に変速レンジをNレンジに変更する意思があると判定する。ニュートラル意思判定部256は、パドルスイッチ(+)104およびパドルスイッチ(−)106からオン(+)信号およびオン(−)信号のうちのいずれか一方の信号を受信している状態であるときに、他方の信号を受信した場合に、運転者に変速レンジをNレンジに変更する意思があると判定する。
なお、ニュートラル意思判定部256は、たとえば、変速意思判定フラグがオンになる場合に、運転者に変速レンジをNレンジに変更する意思があるか否かを判定し、運転者に変速レンジをNレンジに変更する意思があると判定した場合に、Nレンジ意思判定フラグをオンするようにしてもよい。
変速レンジ変更部258は、運転者に変速レンジをNレンジに変更する意思があると判定された場合に変速レンジをDレンジからNレンジに切り換わるようにトランスミッション300に対してレンジ切換制御信号を送信する。なお、変速レンジ変更部258は、たとえば、Nレンジ意思判定フラグがオンである場合に、変速レンジをDレンジからNレンジに切り換わるようにトランスミッション300を制御するようにしてもよい。また、変速レンジ変更部258は、Nレンジへの変更とともにDレンジからNレンジへの切換時に選択されていた変速モード(すなわち、自動変速モード)をメモリ210に記憶する。
モード切換意思判定部260は、変速レンジ変更部258によって運転者に変速レンジをNレンジに変更する意思がないと判定された場合に、運転者に変速モードを切り換える意思があるか否かを判定する。
具体的には、モード切換意思判定部260は、パドルスイッチ(+)104およびパドルスイッチ(−)106においてオン操作を受け付けた後にオフ操作を受け付けた場合に運転者に変速モードを切り換える意思があると判定する。
たとえば、モード切換意思判定部260は、オン(+)信号およびオン(−)信号のうちのいずれか一方の信号を受信した後にいずれか一方の信号を受信しなくなった場合(あるいはオフ信号を受信した場合)に、運転者に変速モードを切り換える意思があると判定する。
なお、モード切換意思判定部260は、たとえば、Nレンジ意思判定フラグがオフである場合に、運転者に変速モードを切り換える意思があるか否かを判定し、運転者に変速モードを切り換える意思があると判定された場合にモード切換意思判定フラグをオンするようにしてもよい。
モード選択部262は、モード切換意思判定部260によって運転者に変速モードを切り換える意思があると判定された場合であって、かつ、当該判定がNレンジからの復帰後の1回目の判定である場合には、変速モードの切り換えを抑制し、自動変速モードを維持する。すなわち、モード選択部262は、メモリ210から読み出された変速モード(すなわち、自動変速モード)を維持し、変速モードの切り換えを抑制する。
モード選択部262は、モード切換意思判定部260によって運転者に変速モードを切り換える意思があると判定された場合であって、かつ、当該判定がNレンジからの復帰後の1回目の判定でない(すなわち、2回目の判定である)場合には、変速モードを自動変速モードから手動変速モードに切り換えるように、トランスミッション300に対してモード切換制御信号を送信する。モード選択部262は、切り換えられた変速モード(すなわち、手動変速モード)をメモリ210に記憶させる。表示装置208は、メモリ210に記憶された変速モード(すなわち、手動変速モード)を現在選択されている変速モードとして表示する。
なお、モード選択部262は、たとえば、モード切換意思判定フラグがオンである場合に、Nレンジからの復帰後の変速モードを切り換える意思があるとの判定の回数が1回目であるか否かに応じて自動変速モードを維持したり、自動変速モードから手動変速モードになるように変速モードを切り換えるようにしてもよい。
本実施の形態において、変速モード判定部250と、変速意思判定部252と、目標変速段変更部254と、ニュートラル意思判定部256と、変速レンジ変更部258と、モード切換意思判定部260と、モード選択部262とは、いずれもECU200のCPUがメモリ210に記憶されたプログラムを実行することにより実現される、ソフトウェアとして機能するものとして説明するが、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。なお、このようなプログラムは記憶媒体に記録されて車両に搭載される。
図5を参照して、本実施の形態に係る車両用制御装置であるECU200で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、ECU200は、現在選択されている変速モードが自動変速モードであるか否かを判定する。現在選択されている変速モードが自動変速モードである場合(S100にてYES)、処理はS102に移される。もしそうでない場合(S100にてNO)、この処理は終了する。
S102にて、ECU200は、運転者に変速意思があるか否かを判定する。運転者に変速意思がある場合に(S102にてYES)、処理はS104に移される。もしそうでない場合(S102にてNO)、この処理は終了する。
S104にて、ECU200は、運転者の変速意思に基づいて目標変速段を変更して、アップシフトまたはダウンシフトするようにトランスミッション300を制御する。S106にて、ECU200は、運転者に変速レンジをNレンジに変更する意思があるか否かを判定する。運転者に変速レンジをNレンジに変更する意思がある場合(S106にてYES)、処理はS108に移される。もしそうでない場合(S106にてNO)、処理はS110に移される。
S108にて、ECU200は、変速レンジがDレンジからNレンジに切り換わるようにトランスミッション300を制御する。ECU200は、Nレンジへの切り換えとともに現在選択されている変速モード(自動変速モード)をメモリ210に記憶させる。S110にて、ECU200は、運転者に変速モードを切り換える意思があるか否かを判定する。運転者に変速モードを切り換える意思があると判定された場合(S110にてYES)、処理はS112に移される。もしそうでない場合(S110にてNO)、処理はS106に戻される。
S112にて、ECU200は、変速モードを切り換える意思があるとの判定がNレンジからの復帰後の初回であるか否かを判定する。変速モードを切り換える意思があるとの判定がNレンジからの復帰後の初回である場合に(S112にてYES)、処理はS114に移される。もしそうでない場合(S112にてNO)、処理はS116に移される。
S114にて、ECU200は、メモリ210から読み出された変速モード、すなわち、自動変速モードを維持する。S116にて、ECU200は、自動変速モードから手動変速モードになるように変速モードを切り換える。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両用制御装置であるECU200の動作について図6を用いて説明する。
たとえば、目標変速段および現在の変速段(実変速段)が2速である場合であって、かつ、自動変速モードが選択されている場合を想定する。
変速モードが選択されている場合であって(S100にてYES)、かつ、パドルスイッチ(+)104もパドルスイッチ(−)106もいずれもオフの状態である場合(S102にてNO)、目標変速段は、車両の状態に応じた変速段である2速が維持される。そのため、実変速段も2速が維持される。また、表示装置208には、自動変速モードが選択され、かつ、現在の変速段が2速であることを示す表示が行なわれる。
時間T(0)にて、パドルスイッチ(−)106において運転者のオン操作を受け付けた場合に(S102にてYES)、目標変速段が2速から1速に変更される(S104)。
時間T(0)〜T(2)において、パドルスイッチ(−)106からオン(+)信号を受信した状態が維持される場合には、変速レンジをNレンジに変更する意思はなく(S106にてNO)、変速モードを変更する意思もない(S110にてNO)と判定される。そのため、Nレンジへの変更も変速モードの変更も行なわれない。したがって、変速モードは、自動変速モードが維持されることとなる。
時間T(1)にて、目標変速段の変更に追従して実変速段が1速となる。そのため、実変速段と目標変速段とが一致することとなる。
時間T(2)にて、パドルスイッチ(−)106においてオン操作を受け付けた状態でパドルスイッチ(+)104をオン操作した場合、変速レンジをNレンジに変更する意思があると判定される(S106にてYES)。そのため、変速レンジがDレンジからNレンジに切り換わるようにトランスミッション300が制御される(S108)。Nレンジへの切り換えとともに現在の変速モードがメモリ210に記憶される。時間T(3)にて、変速レンジがDレンジからNレンジに切り換えられる。
時間T(4)にて、パドルスイッチ(+)104においてオフ操作を受け付け、車両600は停止する。時間T(5)にて、パドルスイッチ(−)106においてオフ操作を受け付ける。いずれのオフ操作を受け付けた場合も変速段の変更意思はないと判定される(S100にてYES,S102にてNO)。
時間T(6)にて、パドルスイッチ(+)104においてオン操作を受け付けた場合に、変速段の変更の意思があると判定される(S100にてYES,S102にてYES)。そのため、Nレンジから復帰して目標変速段が1速に変更される(S104)。
時間T(7)にて、実変速段が1速に変速した場合に、表示装置208は、現在の変速段である1速を表示する。このとき、パドルスイッチ(+)104においてオフ操作を受け付けた場合には、変速レンジをNレンジに変更する意思がなく(S106にてNO)、変速モードを変更する意思があると判定される(S110にてYES)。
Nレンジから復帰後に変速モードを変更する意思があると判定された場合に、当該判定された回数が1回目である場合には(S112にてYES)、メモリ210に記憶された変速モードである自動変速モードが維持される(S114)。
時間T(8)にて、パドルスイッチ(+)104においてオン操作を受け付けた場合に、変速段を変更する意思があると判定される(S100にてYES,S102にてYES)。そのため、目標変速段が1速から2速に変更される(S104)。
時間T(9)にて、実変速段が2速となり、表示装置208は、現在の変速段として2速を表示する。このとき、パドルスイッチ(+)104においてオフ操作を受け付けた場合には、変速レンジをNレンジに変更する意思がなく(S106にてNO)、変速モードを変更する意思があると判定される(S110にてYES)。
Nレンジから復帰後に変速モードを変更する意思があると判定された回数が1回目ではなく、2回目である場合には(S112にてNO)、変速モードが自動変速モードから手動変速モードに切り換えられる(S116)。そのため、表示装置208は、現在選択されている変速モードが手動変速モードであることを表示する。
以上のようにして、本実施の形態に係る車両用制御装置によると、変速レンジがDレンジからNレンジに切り換えられる際に選択されている変速モードが一時的に記憶され、NレンジからDレンジへの復帰が指示されたときに記憶していた変速モードが選択される。
その結果、運転者は、動力遮断レンジからの復帰後に変速モードの変更操作を行なうことなく、運転者の意図に合致した変速モードが選択されることとなる。したがって、Nレンジからの復帰後に、操作の簡便化を図りつつ運転者の意図に合致した変速モードを設定する車両用制御装置および車両用制御方法を提供することができる。
また、変速レンジがNレンジからDレンジに復帰した後の車両の発進時の変速段は、自動変速モードが選択されている場合も手動変速モードが選択されている場合も同じである。そのため、変速段の段数の変更についての初回の要求操作に対してはNレンジからDレンジに復帰しつつ、自動変速モードを保持することにより、運転者がいずれの変速モードを要求していても、1回目の要求操作に応じてNレンジから復帰して車両が発進できれば、運転者の意図に反することにはならない。運転者が2回目の変速段の変更についての要求操作を行なった場合には、運転者が手動変速モードの選択を要求していることを特定することができる。そのため、2回目の要求操作に応じて手動変速モードを選択することにより、運転者の意図に合致した変速モードを設定することができる。
パドルスイッチ(+)およびパドルスイッチ(−)のうちのいずれか一方においてオン操作を受け付けた場合、その後にいずれか一方においてオフ操作を受け付けるか、他方においてオン操作を受け付けるか予測できないため、運転者が変速モードの変更を要求しているか否かを特定することができない。このような場合に、変速モードの変更を行なう場合には、変速モードの変更が頻繁に行なわれる可能性がある。そのため、少なくとも両方においてオン操作を受け付けるまでの期間は、変速モードの変更を抑制することにより、変速モードの変更が頻繁に行なわれることを抑制することができる。
自動変速モードの選択時に、パドルスイッチ(+)およびパドルスイッチ(−)のうちのいずれか一方においてオフ操作を受け付けた場合に、運転者が変速レンジの変更ではなく手動変速モードへの変更を要求していることを特定することができる。そのため、変速モードを手動変速モードに変更することにより運転者の意図に合致した変速モードを設定することができる。
パドルスイッチ(+)およびパドルスイッチ(−)のうちのいずれか一方においてオン操作を受け付けた時点で変速段の段数の変更を開始することにより、オフ操作を受け付けた時点で変速段の段数の変更を開始するよりも早期に変速段の段数の変更を開始することができる。そのため、応答性よく変速段の変更を行なうことができる。
なお、本実施の形態においては、ECU200は、DレンジからNレンジに切り換えられる際の変速モードが自動変速モードである場合に、NレンジからDレンジへの復帰が指示されたときに自動変速モードを維持するようにトランスミッション300を制御するとして説明したが、ECU200は、DレンジからNレンジに切り換えられる際の変速モードが手動変速モードである場合に、NレンジからDレンジへの復帰が指示されたときに手動変速モードを維持するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 操作装置、102 ハンドル、104 パドルスイッチ(+)、106 パドルスイッチ(−)、200 ECU、202 自動変速モード選択スイッチ、204 レンジ選択スイッチ、206 走行モード切換スイッチ、208 表示装置、210 メモリ、250 変速モード判定部、252 変速意思判定部、254 目標変速段変更部、256 ニュートラル意思判定部、258 変速レンジ変更部、260 モード切換意思判定部、262 モード選択部、300 トランスミッション、400 エンジン、500 駆動輪、600 車両。

Claims (12)

  1. 車両の状態に応じて変速比を自動的に変更する自動変速モードと運転者の要求に応じて変速比を段階的に変更する手動変速モードとのうちのいずれかを変速モードとして選択が可能な自動変速機を搭載した車両を制御するための車両用制御装置であって、前記自動変速機は、動力源からの動力伝達を遮断する動力遮断レンジと前記動力源からの動力を伝達する動力伝達レンジとの間で変速レンジの切換を可能とし、
    前記自動変速機には、前記手動変速モードの選択時において前記運転者の要求操作によって変更可能な複数の変速段が設定され、
    前記運転者の要求に応じて前記変速レンジを切り換えるためのレンジ切換手段と、
    前記運転者による前記変速レンジの切換操作に応じて前記レンジ切換手段によって前記動力伝達レンジから前記動力遮断レンジに切り換えられる際に選択されている変速モードを一時的に記憶して、前記レンジ切換手段によって前記動力遮断レンジから前記動力伝達レンジへの復帰が指示されたときに記憶していた前記変速モードを選択するためのモード選択手段とを含み、
    前記モード選択手段は、前記変速レンジが前記動力遮断レンジである場合であって、かつ、前記自動変速モードが選択されている場合に、前記運転者による前記変速段の段数の変更についての初回の要求操作に応じて前記動力遮断レンジから前記動力伝達レンジに復帰し、かつ、前記自動変速モードを保持し、前記変速段の段数の変更の2回目の要求操作に応じて前記手動変速モードを選択する、車両用制御装置。
  2. 前記車両は、前記変速モードの選択と前記変速レンジの切り換えと前記変速段の段数の変更とのうちのいずれかを前記運転者が要求するための第1の操作部材および第2の操作部材を含み、
    前記車両用制御装置は、前記手動変速モードの選択時において前記運転者が前記第1の操作部材および前記第2の操作部材のうちのいずれか一方を操作した場合に、前記変速段の段数を変更するための変速段変更手段をさらに含み、
    前記モード選択手段は、前記自動変速モードの選択時において前記運転者が前記第1の
    操作部材および前記第2の操作部材のうちのいずれか一方を操作した場合に、前記手動変速モードを選択し、
    前記レンジ切換手段は、前記運転者が前記第1の操作部材および前記第2の操作部材の両方を並行して操作した場合に、前記動力伝達レンジから前記動力遮断レンジに前記変速レンジを切り換える、請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 車両の状態に応じて変速比を自動的に変更する自動変速モードと運転者の要求に応じて変速比を段階的に変更する手動変速モードとのうちのいずれかを変速モードとして選択が可能な自動変速機を搭載した車両を制御するための車両用制御装置であって、前記自動変速機は、動力源からの動力伝達を遮断する動力遮断レンジと前記動力源からの動力を伝達する動力伝達レンジとの間で変速レンジの切換を可能とし、
    前記自動変速機には、前記手動変速モードの選択時において前記運転者の要求によって変更可能な複数の変速段が設定され、
    前記車両は、前記変速モードの選択と前記変速レンジの切り換えと前記変速段の段数の変更とのうちのいずれかを前記運転者が要求するための第1の操作部材および第2の操作部材を含み、
    前記車両用制御装置は、
    前記運転者の要求に応じて前記変速レンジを切り換えるためのレンジ切換手段と、
    前記運転者による前記変速レンジの切換操作に応じて前記レンジ切換手段によって前記動力伝達レンジから前記動力遮断レンジに切り換えられる際に選択されている変速モードを一時的に記憶して、前記レンジ切換手段によって前記動力遮断レンジから前記動力伝達レンジへの復帰が指示されたときに記憶していた前記変速モードを選択するためのモード選択手段と、
    前記手動変速モードの選択時において前記運転者が前記第1の操作部材および前記第2の操作部材のうちのいずれか一方を操作した場合に、前記変速段の段数を変更するための変速段変更手段とを含み、
    前記モード選択手段は、前記自動変速モードの選択時において前記運転者が前記第1の操作部材および前記第2の操作部材のうちのいずれか一方を操作した場合に、前記手動変速モードを選択し、
    前記レンジ切換手段は、前記運転者が前記第1の操作部材および前記第2の操作部材の両方を並行して操作した場合に、前記動力伝達レンジから前記動力遮断レンジに前記変速レンジを切り換える、車両用制御装置。
  4. 前記第1の操作部材および前記第2の操作部材は、前記運転者によって予め定められた位置に操作された操作状態と、前記運転者による操作が解除された基準状態との間で切り換えられ、
    前記モード選択手段は、前記第1の操作部材および前記第2の操作部材のうちのいずれか一方が前記操作状態である場合、少なくとも両方が並行して前記操作状態になるまでの期間は、前記変速モードの変更を抑制する、請求項2または3に記載の車両用制御装置。
  5. 前記第1の操作部材および前記第2の操作部材は、前記運転者によって予め定められた位置に操作された操作状態と、前記運転者による操作が解除された基準状態との間で切り換えられ、
    前記モード選択手段は、前記第1の操作部材および前記第2の操作部材のうちのいずれか一方が前記操作状態から前記基準状態となったときに前記変速モードを変更する、請求項2または3に記載の車両用制御装置。
  6. 前記第1の操作部材および前記第2の操作部材は、前記運転者によって予め定められた位置に操作された操作状態と、前記運転者による操作が解除された基準状態との間で切り換えられ、
    前記変速段変更手段は、前記第1の操作部材および前記第2の操作部材のうちのいずれか一方が前記操作状態となったときに前記変速段の段数の変更を開始する、請求項〜5のいずれかに記載の車両用制御装置。
  7. 車両の状態に応じて変速比を自動的に変更する自動変速モードと運転者の要求に応じて変速比を段階的に変更する手動変速モードとのうちのいずれかを変速モードとして選択が可能な自動変速機を搭載した車両を制御するための車両用制御方法であって、前記自動変速機は、動力源からの動力伝達を遮断する動力遮断レンジと前記動力源からの動力を伝達する動力伝達レンジとの間で変速レンジの切換を可能とし、
    前記自動変速機には、前記手動変速モードの選択時において前記運転者の要求操作によって変更可能な複数の変速段が設定され、
    前記運転者の要求に応じて前記変速レンジを切り換えるステップと、
    前記運転者による前記変速レンジの切換操作に応じて前記動力伝達レンジから前記動力遮断レンジに切り換えられる際に選択されている変速モードを一時的に記憶して、前記動力遮断レンジから前記動力伝達レンジへの復帰が指示されたときに記憶していた前記変速モードを選択するステップとを含み、
    前記変速モードを選択するステップは、前記変速レンジが前記動力遮断レンジである場合であって、かつ、前記自動変速モードが選択されている場合に、前記運転者による前記変速段の段数の変更についての初回の要求操作に応じて前記動力遮断レンジから前記動力伝達レンジに復帰し、かつ、前記変速モードを保持し、前記変速段の段数の変更の2回目の要求操作に応じて前記手動変速モードを選択する、車両用制御方法。
  8. 前記車両は、前記変速モードの選択と前記変速レンジの切り換えと前記変速段の段数の変更とのうちのいずれかを前記運転者が要求するための第1の操作部材および第2の操作部材を含み、
    前記車両用制御方法は、前記手動変速モードの選択時において前記運転者が前記第1の操作部材および前記第2の操作部材のうちのいずれか一方を操作した場合に、前記変速段の段数を変更するステップをさらに含み、
    前記変速モードを選択するステップは、前記自動変速モードの選択時において前記運転者が前記第1の操作部材および前記第2の操作部材のうちのいずれか一方を操作した場合に、前記手動変速モードを選択し、
    前記変速レンジを切り換えるステップは、前記運転者が前記第1の操作部材および前記第2の操作部材の両方を並行して操作した場合に、前記動力伝達レンジから前記動力遮断レンジに前記変速レンジを切り換える、請求項7に記載の車両用制御方法。
  9. 車両の状態に応じて変速比を自動的に変更する自動変速モードと運転者の要求に応じて変速比を段階的に変更する手動変速モードとのうちのいずれかを変速モードとして選択が可能な自動変速機を搭載した車両を制御するための車両用制御方法であって、前記自動変速機は、動力源からの動力伝達を遮断する動力遮断レンジと前記動力源からの動力を伝達する動力伝達レンジとの間で変速レンジの切換を可能とし、
    前記自動変速機には、前記手動変速モードの選択時において前記運転者の要求によって変更可能な複数の変速段が設定され、
    前記車両は、前記変速モードの選択と前記変速レンジの切り換えと前記変速段の段数の変更とのうちのいずれかを前記運転者が要求するための第1の操作部材および第2の操作部材を含み、
    前記車両用制御方法は、
    前記運転者の要求に応じて前記変速レンジを切り換えるステップと、
    前記運転者による前記変速レンジの切換操作に応じて前記動力伝達レンジから前記動力遮断レンジに切り換えられる際に選択されている変速モードを一時的に記憶して、前記動力遮断レンジから前記動力伝達レンジへの復帰が指示されたときに記憶していた前記変速モードを選択するステップと、
    前記手動変速モードの選択時において前記運転者が前記第1の操作部材および前記第2の操作部材のうちのいずれか一方を操作した場合に、前記変速段の段数を変更するステップとを含み、
    前記変速モードを選択するステップは、前記自動変速モードの選択時において前記運転者が前記第1の操作部材および前記第2の操作部材のうちのいずれか一方を操作した場合に、前記手動変速モードを選択し、
    前記変速レンジを切り換えるステップは、前記運転者が前記第1の操作部材および前記第2の操作部材の両方を並行して操作した場合に、前記動力伝達レンジから前記動力遮断レンジに前記変速レンジを切り換える、車両用制御方法。
  10. 前記第1の操作部材および前記第2の操作部材は、前記運転者によって予め定められた位置に操作された操作状態と、前記運転者による操作が解除された基準状態との間で切り換えられ、
    前記変速モードを選択するステップは、前記第1の操作部材および前記第2の操作部材のうちのいずれか一方が前記操作状態である場合、少なくとも両方が並行して前記操作状態になるまでの期間は、前記変速モードの変更を抑制する、請求項8または9に記載の車両用制御方法。
  11. 前記第1の操作部材および前記第2の操作部材は、前記運転者によって予め定められた位置に操作された操作状態と、前記運転者による操作が解除された基準状態との間で切り換えられ、
    前記変速モードを選択するステップは、前記第1の操作部材および前記第2の操作部材のうちのいずれか一方が前記操作状態から前記基準状態となったときに前記変速モードを変更する、請求項8または9に記載の車両用制御方法。
  12. 前記第1の操作部材および前記第2の操作部材は、前記運転者によって予め定められた位置に操作された操作状態と、前記運転者による操作が解除された基準状態との間で切り換えられ、
    前記変速段の段数を変更するステップは、前記第1の操作部材および前記第2の操作部材のうちのいずれか一方が前記操作状態となったときに前記変速段の段数の変更を開始する、請求項〜11のいずれかに記載の車両用制御方法。
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