JP4017355B2 - トルクコンバータの高温時スリップ制限装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機の伝動系などに用いるトルクコンバータのスリップ制限装置、特に高温時対策のためのスリップ制限装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
かかる高温時対策のためのスリップ制限装置としては従来、例えば特開平4−151069号公報に記載のように、トルクコンバータのトルク増大機能やトルク変動吸収機能が不要なロックアップ車速以上の車速域で、トルクコンバータをコンバータ状態から、入出力要素間を直結した(スリップ回転が0の)ロックアップ状態にするようにした自動変速機を前提とし、作動油温が高くなり過ぎた時は、ロックアップ車速を低下させてトルクコンバータをロックアップし易くすることにより、トルクコンバータの作動油攪拌による発熱を抑制するようにした過熱対策が知られている。
【0003】
一方で、例えば特開平7−229556号公報には、上記のような高温・過熱対策を作動油温に基づいて実行すると、長時間に亘って高負荷運転を行っている時は適切な対策となるが、それ以外では、一旦高温になっても間もなくのうちに温度が低下することから、高温・過熱対策がハンチングを生じて無駄になるとの観点から、これを長時間に亘り高負荷運転が継続する場合に限って行わせる改良提案がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かように高負荷運転時にトルクコンバータをロックアップさせるのでは、トルクコンバータのスリップ回転が0でこれによるトルク変動吸収機能が全く期待できないことから、高負荷運転時に発生し易いこもり音やガクガク振動がそのまま車体に伝達されて運転性を悪化させることになる。
【0005】
かといって、かかる運転性の悪化を防止するため高負荷運転時にはトルクコンバータをスリップ回転を全く制限しないコンバータ状態にするというのでは、トルクコンバータにより作動油が激しく攪拌されて過熱対策を果たし得ない。
【0006】
請求項1に記載の第1発明は上記の問題に鑑み、従来のように高温時にロックアップ車速を低車速側にずらせてトルクコンバータのスリップ回転を0にするロックアップ領域を拡大するというのではなく、
トルクコンバータのスリップ回転を減少させるスリップ制御領域を高負荷運転領域まで拡大させることにより高負荷運転時にスリップ回転減少分だけ作動油の攪拌を抑制して過熱対策を果たすことで、運転性を悪化させることなく過熱対策を行い得るようにして運転性と過熱対策とを両立させ得るようにしたトルクコンバータの高温時スリップ制限装置を提案することを目的とする。
第1発明は更に、上記過熱対策のためのスリップ制御領域の高負荷側への拡大によってスリップ制御状態が長時間継続する弊害を回避し得るよう、トルクコンバータの高温時スリップ制限装置を改良することをも目的とする。
【0007】
請求項2に記載の第2発明は、上記過熱対策のためのスリップ制御領域の高負荷側への拡大が本当に必要な時にのみ行われて、無駄に行われることのないようにしたトルクコンバータの高温時スリップ制限装置を提案することを目的とする。
【0008】
請求項3に記載の第3発明は、上記過熱対策のためのスリップ制御領域の高負荷側への拡大によってもなお温度低下が見られない場合における更なる過熱対策を具えたトルクコンバータの高温時スリップ制限装置を提案することを目的とする。
【0010】
請求項4に記載の第4発明は、上記過熱対策のためのスリップ制御領域の高負荷側への拡大が適切に終了されて通常のスリップ制限への復帰が確実になされるようにしたトルクコンバータの高温時スリップ制限装置を提案することを目的とする。
【0011】
請求項5に記載の第5発明は、第4発明における通常のスリップ制限への復帰をショックなしに行い得るようにしたトルクコンバータの高温時スリップ制限装置を提案することを目的とする。
【0012】
請求項6に記載の第6発明は、第1発明乃至第5発明のいずれかにおける、拡大した領域でトルクコンバータをロックアップ状態にする制御が適切に終了されて、通常のスリップ制限への復帰が確実になされるようにしたトルクコンバータの高温時スリップ制限装置を提案することを目的とする。
【0013】
請求項7に記載の第7発明は、第6発明における通常のスリップ制限への復帰をショックなしに行い得るようにしたトルクコンバータの高温時スリップ制限装置を提案することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この目的のため、第1発明によるトルクコンバータの高温時スリップ制限装置は、
エンジンの低負荷運転域でトルクコンバータ入出力要素間のスリップ回転を少なくするスリップ制御を行ったり、該スリップ回転を無くすロックアップ制御を行うようにしたトルクコンバータのスリップ制限装置において、
トルクコンバータ作動油温が設定油温以上である時は前記スリップ制御の領域を高負荷運転領域まで拡大させるよう構成し、
前記スリップ制御領域の拡大が設定時間以上に亘って継続した時、該拡大した領域でトルクコンバータをロックアップ状態にするよう構成したことを特徴とするものである。
【0015】
第2発明によるトルクコンバータの高温時スリップ制限装置は、第1発明において、
トルクコンバータ作動油温が設定油温以上である状態が設定時間以上継続した時に前記スリップ制御領域の拡大を行うよう構成したことを特徴とするものである。
【0016】
第3発明によるトルクコンバータの高温時スリップ制限装置は、第1発明または第2発明において、
前記スリップ制御領域の拡大によってもトルクコンバータ作動油温が予定通りに低下しない時は、該拡大した領域でトルクコンバータをロックアップ状態にするよう構成したことを特徴とするものである。
【0018】
第4発明によるトルクコンバータの高温時スリップ制限装置は、第1発明乃至第3発明のいずれかにおいて、
前記スリップ制御領域の拡大によってトルクコンバータ作動油温が予定通りに低下した時、スリップ制御領域が拡大されたスリップ制限領域パターンに基づくスリップ制限制御から通常のスリップ制限領域パターンに基づくスリップ制限制御に戻るよう構成したことを特徴とするものである。
【0019】
第5発明によるトルクコンバータの高温時スリップ制限装置は、第4発明において、
前記通常のスリップ制限領域パターンに基づくスリップ制限制御への復帰を、前記拡大したスリップ制御領域以外の運転状態になった時に実行させるよう構成したことを特徴とするものである。
【0020】
第6発明によるトルクコンバータの高温時スリップ制限装置は、第1発明乃至第5発明のいずれかにおいて、
前記拡大した領域でトルクコンバータをロックアップ状態にする制御によりトルクコンバータ作動油温が予定通りに低下した時、該ロックアップ状態にする制御から通常のスリップ制限領域パターンに基づくスリップ制限制御に戻るよう構成したことを特徴とするものである。
【0021】
第7発明によるトルクコンバータの高温時スリップ制限装置は、第6発明において、
前記通常のスリップ制限領域パターンに基づくスリップ制限制御への復帰を、前記拡大したスリップ制御領域以外の運転状態になった時に実行させるよう構成したことを特徴とするものである。
【0022】
【発明の効果】
第1発明におけるトルクコンバータのスリップ制限装置は、エンジンの低負荷運転域でトルクコンバータ入出力要素間のスリップ回転を少なくするスリップ制御を行ったり、このスリップ回転を無くすロックアップ制御を行う。
ところでトルクコンバータ作動油温が設定油温以上である時は、上記スリップ制御の領域を高負荷運転領域まで拡大させ、
当該スリップ制御領域の拡大が設定時間以上に亘って継続した時は、この拡大した領域でトルクコンバータをロックアップ状態にする。
【0023】
上記のようにスリップ制御領域を高負荷運転領域まで拡大させることにより、高負荷運転時にトルクコンバータがスリップ回転を減少される傾向となり、スリップ回転減少分だけ作動油の攪拌を抑制して過熱対策を果たすことができる。
ところでこの作用効果をスリップ制御領域の拡大により達成するから、従来のようにロックアップ領域の拡大に頼る場合に不可避な運転性の悪化を生ずることがなく、運転性と過熱対策とを両立させることができる。
更に、上記スリップ制御領域の拡大が設定時間以上に亘って継続した時は、この拡大した領域でトルクコンバータをロックアップ状態にするため、
上記過熱対策のためのスリップ制御領域の高負荷側への拡大によってスリップ制御状態が長時間継続する弊害を回避することができる。
【0024】
第2発明においては、トルクコンバータ作動油温が上記設定油温以上である状態が設定時間以上継続した時に上記スリップ制御領域の拡大を行うため、
上記過熱対策のためのスリップ制御領域の高負荷側への拡大が本当に必要な時にのみ行われて、無駄に行われることのないようにし得る。
【0025】
第3発明においては、上記スリップ制御領域の拡大によってもトルクコンバータ作動油温が予定通りに低下しない時は、この拡大した領域でトルクコンバータをロックアップ状態にするため、
上記過熱対策のためのスリップ制御領域の高負荷側への拡大によってもなお温度低下が見られない場合に、更なるスリップ回転の減少により作動油の攪拌を更に抑制して確実な過熱対策を果たすことができる。
【0027】
第4発明においては、上記スリップ制御領域の拡大によってトルクコンバータ作動油温が予定通りに低下した時、スリップ制御領域が拡大されたスリップ制限領域パターンに基づくスリップ制限制御から通常のスリップ制限領域パターンに基づくスリップ制限制御に戻るため、
上記過熱対策のためのスリップ制御領域の高負荷側への拡大が適切に終了されて通常のスリップ制限への復帰を確実に行うことができる。
【0028】
第5発明においては、上記通常のスリップ制限領域パターンに基づくスリップ制限制御への復帰を、前記拡大したスリップ制御領域以外の運転状態になった時に実行させるため、
第4発明における通常のスリップ制限への復帰時とその前とでトルクコンバータが同じスリップ制限状態にされていることとなり、通常のスリップ制限への復帰をショックなしに行うことができる。
【0029】
第6発明においては、第1発明乃至第5発明におけるような、前記拡大した領域でトルクコンバータをロックアップ状態にする制御により、トルクコンバータ作動油温が予定通りに低下した時、当該ロックアップ状態にする制御から通常のスリップ制限領域パターンに基づくスリップ制限制御に戻るようにしたため、
第1発明乃至第5発明における、拡大した領域でトルクコンバータをロックアップ状態にする制御が適切に終了されて通常のスリップ制限への復帰を確実に行うことができる。
【0030】
第7発明においては、第6発明における通常のスリップ制限領域パターンに基づくスリップ制限制御への復帰を、前記拡大したスリップ制御領域以外の運転状態になった時に実行させるため、
第6発明における通常のスリップ制限への復帰時とその前とでトルクコンバータが同じスリップ制限状態にされていることとなり、通常のスリップ制限への復帰をショックなしに行うことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の態様になるトルクコンバータの高温時スリップ制限装置を具えた車両のパワートレーンを自動変速機の制御システムと共に示し、この図において、1はエンジン、2は自動変速機である。
自動変速機2はトルクコンバータ3を経てエンジン1の動力を入力され、選択変速段に応じたギヤ比で入力回転を変速し、出力軸4に伝達するものとする。
【0032】
ここで自動変速機2は、コントロールバルブボディー5に挿置したシフトソレノイド6,7のON,OFFの組み合わせにより選択変速段を決定され、トルクコンバータ3は、同じくコントロールバルブボディー5に挿置したロックアップソレノイド8のデューティ制御により、トルクコンバータ入出力要素間のスリップ回転を制限されるものとする。
【0033】
なおトルクコンバータ3は、ロックアップソレノイド8の駆動デューティDが最低値近辺の時トルクコンバータ入出力要素を直結されない(スリップ回転を全く制限されない)コンバータ状態で動力伝達を行い、
ロックアップソレノイド8の駆動デューティDが最高値近辺の時トルクコンバータ入出力要素を直結された(スリップ回転を0にされた)ロックアップ状態で動力伝達を行い、
ロックアップソレノイド8の駆動デューティDが最低値近辺および最高値近辺間の値の時デューティDの増大につれてトルクコンバータ入出力要素間の結合力を強められた(スリップ回転を減少された)スリップ制御状態で動力伝達を行うものとする。
【0034】
シフトソレノイド6,7のON,OFF、およびロックアップソレノイド8の駆動デューティDは、変速機コントローラ9によりこれらを制御し、このコントローラ9には、エンジン1のスロットル開度TVO(エンジン負荷)を検出するスロットル開度センサ10からの信号と、変速機出力軸4の回転数から車速VSPを検出する車速センサ11からの信号と、トルクコンバータ出口油温Ctを検出するトルクコンバータ出口油温センサ12からの信号と、自動変速機2のオイルパン内における油温Coを検出するオイルパン油温センサ13からの信号とをそれぞれ入力する。
【0035】
変速機コントローラ9はこれら入力情報に基づき、図示しなかったが周知の演算により以下の変速制御を行う。
つまり変速機コントローラ9は、センサ10で検出したスロットル開度TVOと、センサ11で検出した車速VSPとから、予定の変速パターンを基に現在の運転状態に最適な変速段を、この最適変速段が選択されるようシフトソレノイド6,7をON,OFFさせて所定の変速を行う。
【0036】
変速機コントローラ9は更に、図2の制御プログラムを実行してトルクコンバータ3のスリップ制限を以下のごとくに行う。
このスリップ制限に当たって変速機コントローラ9は、先ずステップ21で例えば図3(a)に示す通常時(高温時以外)のためのスリップ制限領域パターンに基づくトルクコンバータ3のスリップ制限を行う。
図3(a)における太い実線は、同図(b),(c)の場合も同じであるが、5速ロックアップ領域5L/Uを区画するための5速ロックアップ開始線、および4速ロックアップ領域4L/Uを区画するための4速ロックアップ開始線を示し、これらに対しヒステリシスを持たせて太い破線で示す5速ロックアップ解除線および4速ロックアップ解除線を設定し、また細い実線は、5速スリップ制御領域5S/L、4速スリップ制御領域4S/L、および3速スリップ制御領域3S/Lをそれぞれ区画するためのスリップ制御開始線を示し、これらに対しヒステリシスを持たせて細い破線で示す5速スリップ制御解除線、4速スリップ制御解除線、および3速スリップ制御解除線をそれぞれ設定する。
なお図3におけるC/Vは、トルクコンバータ3をコンバータ状態にすべきコンバータ領域を示す。
【0037】
変速機コントローラ9が図2のステップ21で、図3(a)に示す通常時(高温時以外)のためのスリップ制限領域パターンに基づいて行うトルクコンバータ3のスリップ制限は以下のようなものである。
つまり、図3(a)に示す通常時のスリップ制限領域パターンに対応したテーブルデータからルックアップ方式により、スロットル開度TVOおよび車速VSPを基にいずれの領域での走行状態であるかを判別し、判別結果に応じてロックアップソレノイド8のデューティ制御を介し、コンバータ領域C/Vならトルクコンバータ3をコンバータ状態にし、スリップ制御領域S/Lならトルクコンバータ3をスリップ制御状態にし、ロックアップ領域L/Uならトルクコンバータ3をロックアップ状態にする。
【0038】
この間に変速機コントローラ9は、ステップ22で車速VSPが図3に示す4速スリップ制御開始車速VSP4以上であるか否かを判定し、VSP≧VSP4ならステップ23でトルクコンバータ出口油温Ctが高温対策を行うべきかどうかの判断基準である設定油温Cts以上か否かを判定し、Ct≧Ctsならステップ24で当該瞬時からの経過時間を計測するタイマTMが設定時間TMs以上になったか否かを判定する。
ステップ22でVSP<VSP4と判定する場合は、本実施の形態が本発明による高温時スリップ制限を行わないこととしたから、またステップ23でCt<Ctsと判定する場合、本発明による高温時スリップ制限を行う必要のないトルクコンバータ出口油温であるから、更にステップ24でTM<TMsと判定する場合、本発明による高温時スリップ制限を行う必要があるかどうか不確かであるから、制御をステップ21に戻して図3(a)に示す通常時(高温時以外)のためのスリップ制限領域パターンに基づく上記したトルクコンバータ3のスリップ制限を継続する。
【0039】
しかし、ステップ22でVSP≧VSP4と判定し、且つ、ステップ23でCt≧Ctsと判定し、ステップ24で、これら車速条件およびトルクコンバータ出口油温条件が共に成立した状態が設定時間TMs以上継続して、TM≧TMsと判定する時、制御をステップ25以後に進めて本発明による高温対策用のスリップ制限を以下のごとくに行う。
先ずステップ25では、オイルパン油温Coが設定油温Cos未満か否かにより、トルクコンバータ3のスリップ制御のみで高温対策が可能なオイルパン内温度か否かを判定する。
【0040】
オイルパン油温Coが設定油温Cos未満であれば、ステップ26で高温対策用のスリップ制御を以下のごとくに行う。
つまり、図3(a)に示す通常時のスリップ制限領域パターンにおける4速スリップ制御領域4S/Lおよび5速スリップ制御領域5S/Lを図3(b)にハッチングを付して示すように高負荷運転領域(大スロットル開度)側へ拡大して、実質的に図3(a)に示す領域パターンからαで示すように図3(b)に示す高温時のスリップ制御領域拡大パターンへの切り換えを行い、これに基づいてトルクコンバータ3をスリップ制限する。
【0041】
かかるスリップ制御領域4S/L,5S/Lの高負荷運転領域(大スロットル開度)側への拡大により、高負荷運転時にトルクコンバータ3がスリップ回転を減少される傾向となり、このスリップ回転減少分だけトルクコンバータ3による作動油の攪拌が抑制されて高温対策を果たすことができる。
ところでこの作用効果をスリップ制御領域4S/L,5S/Lの高負荷運転領域(大スロットル開度)側への拡大により達成するから、高負荷状態でもガクガク振動やこもり音を生ずることがなく、前記した従来のようにロックアップ領域の拡大に頼る場合に不可避な高負荷運転時における運転性の悪化を生ぜず、運転性と過熱対策とを両立させることができる。
【0042】
しかも、ステップ23でトルクコンバータ出口油温Ctが設定油温Cts以上であると判定して直ちにスリップ制御領域4S/L,5S/Lの上記高負荷側への拡大を行うのではなく、Ct≧Ctsの状態が設定時間TMs以上継続したとステップ24が判定した時に上記スリップ制御領域4S/L,5S/Lの高負荷側への拡大を行うため、当該拡大が本当に必要な時にのみ行われて、無駄に行われることがない。
【0043】
次のステップ27では、上記スリップ制御領域4S/L,5S/Lの高負荷側への拡大を行った状態の継続時間が設定時間未満か否かを判定する。
この設定時間は、スリップ制御領域4S/L,5S/Lの拡大によって長くなるトルクコンバータのスリップ制御状態の弊害とならない継続時間の限界値とする。
【0044】
ステップ27でスリップ制御領域4S/L,5S/Lの拡大状態の継続時間が設定時間未満であると判定する時は、このスリップ制御領域の拡大によって長くなるトルクコンバータのスリップ制御状態が弊害とならないから、ステップ28において上記スリップ制御領域4S/L,5S/Lの拡大による高温対策でオイルパン油温Coが予定通りに、スリップ制御領域4S/L,5S/Lの拡大を解除してもよい設定油温Coe未満に低下したか否かを判定する。
オイルパン油温Coが設定油温Coe未満に低下するまでは制御をステップ26に戻して、スリップ制御領域4S/L,5S/Lを拡大した図3(b)のパターンに基づくスリップ制限を継続して高温対策用のスリップ制限を引き続き行う。
【0045】
ステップ28でオイルパン油温Coが、ステップ27における設定時間内に設定油温Coe未満に低下したと判定する時は、ステップ29において図3(b)にハッチングを付して示すように拡大したスリップ制御領域以外の運転状態であると判定することを条件に、ステップ30で図3に矢印βにより示すごとくパターンを図3(b)から同図(a)に示す通常のパターンに戻し、通常のスリップ制限に復帰させる。
しかして、ステップ29で図3(b)にハッチングを付して示すように拡大したスリップ制御領域の運転状態であると判定する限りは、制御をステップ26に戻して、スリップ制御領域4S/L,5S/Lを拡大した図3(b)のパターンに基づくスリップ制限を継続させる。
【0046】
かくして、図3(b)のパターンに基づく高温対策用のスリップ制限(ステップ26)から図3(a)に示す通常のパターンに基づく通常のスリップ制限(ステップ30)への復帰は、ステップ29で図3(b)にハッチングを付して示すように拡大したスリップ制御領域以外の運転状態であると判定する時のみ行われることとなり、つまり、通常のスリップ制限への復帰時とその前とでトルクコンバータが同じスリップ制限状態にされる場合に限って行われることとなり、通常のスリップ制限への復帰をショックなしに行うことができる
【0047】
ところで、スリップ制御領域4S/L,5S/Lを高負荷側に拡大した図3(b)のパターンに基づく高温対策用のスリップ制限(ステップ26)でもオイルパン油温が予定通りに低下せず、ステップ25でオイルパン油温Coが設定油温Cos以上であると判定するようになった場合は制御をステップ31に進め、図3(b)につき前述したごとく高負荷側に拡大した4速スリップ制御領域4S/Lおよび5速スリップ制御領域5S/Lの拡大域(ハッチング域)を図3(c)に示すように4速ロックアップ領域4L/Uおよび5速スリップ制御領域5L/Uとなし、実質的に図3にγで示すように図3(b)の高温時スリップ制御領域拡大パターンから図3(c)に示す過熱時のロックアップ領域拡大パターンへの切り換えを行い、これに基づいてトルクコンバータ3をスリップ制限する。
【0048】
かくして、スリップ制御領域4S/L,5S/Lの高負荷側への拡大によってもなお温度低下が見られない場合、図3(b)のハッチング領域に相当する図3(c)のハッチング領域においてトルクコンバータ3がスリップ制御状態からロックアップ状態に状態変化され、結果的にトルクコンバータ3が更なるスリップ回転の減少(0)により作動油の攪拌を一層抑制して確実な過熱対策を果たすことができる。
【0049】
かかる拡大領域(ハッチング領域)でトルクコンバータ3をロックアップ状態にする制御によりトルクコンバータ作動油温が低下したか否かをステップ32で、オイルパン油温Coがロックアップ領域4L/U,5L/Uの上記拡大を解除してもよい設定油温Coh未満に低下したか否かでチェックする
オイルパン油温Coが設定油温Coh未満に低下するまでは制御をステップ31に戻して、ロックアップ領域4L/U,5L/Uを拡大した図3(c)のパターンに基づくスリップ制限を継続して過熱対策用のスリップ制限を引き続き行う。
【0050】
ステップ32でオイルパン油温Coが設定油温Coh未満に低下したと判定する時は、ステップ33において図3(c)にハッチングを付して示すように拡大したロックアップ領域以外の運転状態であると判定することを条件に、ステップ30で図3に矢印δにより示すごとくパターンを図3(c)から同図(a)に示す通常のパターンに戻し、通常のスリップ制限に復帰させる。
しかして、ステップ33で図3(c)にハッチングを付して示すように拡大したロックアップ領域の運転状態であると判定する限りは、制御をステップ31に戻して、ロックアップ領域4L/U,5L/Uを拡大した図3(c)のパターンに基づくスリップ制限を継続させる。
【0051】
かくして、図3(c)のパターンに基づく過熱対策用のスリップ制限(ステップ31)から図3(a)に示す通常のパターンに基づく通常のスリップ制限(ステップ30)への復帰は、ステップ33で図3(c)にハッチングを付して示すように拡大したロックアップ領域以外の運転状態であると判定する時のみ行われることとなり、つまり、通常のスリップ制限への復帰時とその前とでトルクコンバータが同じスリップ制限状態にされる場合に限って行われることとなり、通常のスリップ制限への復帰をショックなしに行うことができる
【0052】
なおステップ27で、図3(b)に示すスリップ制御領域4S/L,5S/Lの高負荷側への拡大(ハッチングで示す)を行った状態の継続時間が設定時間以上であると判定する時は、つまり、この設定時間内にスリップ制御領域4S/L,5S/Lの拡大による油温低下が完了しないため、スリップ制御領域4S/L,5S/Lの拡大によって長くなるトルクコンバータのスリップ制御状態が弊害となるような長時間に亘って続く場合は、制御をステップ31に進めて図3(b)に示すスリップ制御領域4S/L,5S/Lの拡大域を図3(c)にハッチングを付して示すようにロックアップ領域となし、これにより高温時スリップ制御を中止してトルクコンバータをロックアップ状態にすることで高温対策のためのスリップ制御状態が長時間継続する弊害を回避することとする。
【0053】
なお、ステップ23でCt≧Ctsであると判定する状態が設定時間TMs以上継続したとステップ24が判定した時に、ステップ25でオイルパン油温Coが既にスリップ制御領域4S/L,5S/Lの拡大では油温低下を達成し得ないような高温、つまり設定温度Cos以上であると判定する時は、制御をいきなりステップ31に進めることにより、スリップ制御領域4S/L,5S/Lの高負荷側への拡大を行うことなく、図3にεで示すようにいきなり図3(a)に示す通常時のパターンから図3(c)に示すロックアップ領域拡大パターンに切り換え、これに基づくトルクコンバータのスリップ制限により油温を早急に低下させることを優先することとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態になるトルクコンバータの高温時スリップ制限装置を具えた車両用パワートレーンを、自動変速機の制御システムと共に示す概略系統図である。
【図2】 同実施の形態における変速機コントローラが実行するトルクコンバータのスリップ制限作用を示すフローチャートである。
【図3】 同実施の形態におけるトルクコンバータのスリップ制限領域を示す線図で、
(a)は、作動油温が高温でない時の通常用のスリップ制限領域線図、
(b)は、作動油温が高温である時の高温対策用のスリップ制限領域線図、
(c)は、作動油温が更に高温である時の過熱対策用のスリップ制限領域線図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 自動変速機
3 トルクコンバータ
5 コントロールバルブボディー
6 シフトソレノイド
7 シフトソレノイド
8 ロックアップソレノイド
9 変速機コントローラ
10 スロットル開度センサ
11 車速センサ
12 トルクコンバータ出口油温センサ
13 オイルパン油温センサ
Claims (7)
- エンジンの低負荷運転域でトルクコンバータ入出力要素間のスリップ回転を少なくするスリップ制御を行ったり、該スリップ回転を無くすロックアップ制御を行うようにしたトルクコンバータのスリップ制限装置において、
トルクコンバータ作動油温が設定油温以上である時は前記スリップ制御の領域を高負荷運転領域まで拡大させるよう構成し、
前記スリップ制御領域の拡大が設定時間以上に亘って継続した時、該拡大した領域でトルクコンバータをロックアップ状態にするよう構成したことを特徴とするトルクコンバータの高温時スリップ制限装置。 - トルクコンバータ作動油温が設定油温以上である状態が設定時間以上継続した時に前記スリップ制御領域の拡大を行うよう構成したことを特徴とする請求項1に記載のトルクコンバータの高温時スリップ制限装置。
- 前記スリップ制御領域の拡大によってもトルクコンバータ作動油温が予定通りに低下しない時は、該拡大した領域でトルクコンバータをロックアップ状態にするよう構成したことを特徴とする請求項1または2に記載のトルクコンバータの高温時スリップ制限装置。
- 前記スリップ制御領域の拡大によってトルクコンバータ作動油温が予定通りに低下した時、スリップ制御領域が拡大されたスリップ制限領域パターンに基づくスリップ制限制御から通常のスリップ制限領域パターンに基づくスリップ制限制御に戻るよう構成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトルクコンバータの高温時スリップ制限装置。
- 前記通常のスリップ制限領域パターンに基づくスリップ制限制御への復帰を、前記拡大したスリップ制御領域以外の運転状態になった時に実行させるよう構成したことを特徴とする請求項4に記載のトルクコンバータの高温時スリップ制限装置。
- 前記拡大した領域でトルクコンバータをロックアップ状態にする制御によりトルクコンバータ作動油温が予定通りに低下した時、該ロックアップ状態にする制御から通常のスリップ制限領域パターンに基づくスリップ制限制御に戻るよう構成したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のトルクコンバータの高温時スリップ制限装置。
- 前記通常のスリップ制限領域パターンに基づくスリップ制限制御への復帰を、前記拡大したスリップ制御領域以外の運転状態になった時に実行させるよう構成したことを特徴とする請求項6に記載のトルクコンバータの高温時スリップ制限装置。
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