JP2008266545A - アゾ色素およびアゾ化合物 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な色相及び堅牢性を有し、高い分子吸光係数を有するアゾ色素を提供する。
【解決手段】下記一般式(I)で表される色素。
Figure 2008266545

(式中、R1は水酸基、脂肪族スルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、脂肪族オキシ基、アリールオキシ基、−CH(R2)(R3)を、R2及びR3はハメットのσ値が0.2〜1.0の置換基を、Wは硫黄原子又は−N(−R4)−を、R4は置換基を表す。R5は置換基を、X、Y及びZは5員の芳香へテロ環に必要な原子を、R6は水素原子または置換基を、nは1又は2を表す。)
【選択図】なし

Description

本発明は、含硫黄・含窒素複素環アゾ色素およびアゾ化合物に関し、更に詳しく言えば、本発明は、良好な色相及び堅牢性を有し、高い分子吸光係数を有する新規な構造の含硫黄・含窒素複素環アゾ色素およびアゾ化合物に関する。
従来、アゾ色素は種々の可視光吸収を有することが多いために、色素として種々の分野で利用されてきた。例えば合成樹脂の着色、印刷インク、昇華型感熱転写材料用色素、インクジェット用インク、カラーフィルタ用色素等、種々の分野で用いられるようになってきている。色素としてアゾ色素に要求される大きな性能に吸収スペクトルがある。色素の色相は、色素によって着色した物体の色目、風合い等に大きな影響を与え、視覚に与える効果が大きい。従って、古くから色素の吸収スペクトルに関する研究がなされている。
近年、画像記録材料として、カラー画像が主流となり、色素の使用用途も多様化してきた。具体的には、インクジェット方式の記録材料、感熱転写方式の記録材料、電子写真方式の記録材料、転写式ハロゲン化銀感光材料、印刷インク等に盛んに利用されている。また、撮影機器ではCCDなどの撮像素子において、ディスプレイではLCDやPDPにおいて、カラー画像を記録、再現するためにカラーフィルタが使用されている。更には色素や毛髪の染色にも使用されている。これらのカラー画像記録材料やカラーフィルタでは、フルカラー画像を再現あるいは記録するために、いわゆる加法混色法や減法混色法の3原色の着色剤(染料や顔料)が使用されている。
しかし、好ましい色再現域を実現できる吸収特性を有し、且つさまざまな使用条件、環境条件に耐えうる、色相が良く堅牢な着色剤が無いのが現状であり、改善が強く望まれている。
従来、5員の複素環をカプラー成分とするアゾ染料は、例えば特許文献1及び2に開示されている。しかしながら、いずれも色相、堅牢性、pKaをすべて同時に満足させるものではなかった。
特開2001−207092号公報 特開2001−207093号公報
本発明の目的は、良好な色相及び堅牢性を有し、高い分子吸光係数を有する新規な構造のアゾ色素およびアゾ化合物を提供することである。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、特定の含窒素複素環アゾ色素が、良好な色相を有し、かつ光および熱に対して良好な堅牢性を発揮するとの知見を得た。本発明はこのような知見に基づきなされるに至ったものである。
本発明の課題は、下記の手段によって解決された。
(1)下記一般式(I)で表される化合物からなるアゾ色素。
Figure 2008266545
(式中、R1は、水酸基、脂肪族スルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、脂肪族オキシ基、アリールオキシ基、又は−CH(R2)(R3)を表す。R2及びR3は、ハメットのσ値が0.2以上1.4未満の置換基を表し、互いに同一であっても異なっていても良い。Wは、硫黄原子または−N(−R4)−を表し、R4は置換基を表す。R5は置換基を表す。X、Y及びZは5員の芳香族へテロ環を形成するために必要な原子を表し、X、Y、Zの少なくとも一つは窒素原子を表すが、Zが窒素原子の時にXとYが共に炭素原子であることはない。R6は水素原子または置換基を表し、nは1又は2を表す。nが2の場合、2つのR6は互いに結合して芳香環またはヘテロ芳香環を形成しても良い。)
(2)前記一般式(I)において、Xが炭素原子、Yが窒素原子、Zが窒素原子をそれぞれ表すことを特徴とする(1)項に記載のアゾ色素。
(3)前記一般式(I)において、R5が脂肪族基を表すことを特徴とする(1)又は(2)項に記載のアゾ色素。
(4)前記一般式(I)において、R1が脂肪族スルホニルアミノ基、Wが硫黄原子、R5が脂肪族基、R6が脂肪族基、nが1、Xが炭素原子、Yが窒素原子、Zが窒素原子をそれぞれ表すことを特徴とする(1)〜(3)項のいずれか1項に記載のアゾ色素。
(5)下記一般式(I)で表される化合物。
Figure 2008266545
(式中、R1は、水酸基、脂肪族スルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、脂肪族オキシ基、アリールオキシ基、又は−CH(R2)(R3)を表す。R2及びR3は、ハメットのσ値が0.2以上1.4未満の置換基を表し、互いに同一であっても異なっていても良い。Wは、硫黄原子または−N(−R4)−を表し、R4は置換基を表す。R5は置換基を表す。X、Y及びZは5員の芳香族へテロ環を形成するために必要な原子を表し、X、Y、Zの少なくとも一つは窒素原子を表すが、Zが窒素原子の時にXとYが共に炭素原子であることはない。R6は水素原子または置換基を表し、nは1又は2を表す。nが2の場合、2つのR6は互いに結合して芳香環またはヘテロ芳香環を形成しても良い。)
本発明のアゾ色素は、色相に優れ、光、熱、湿度および環境中の活性ガスに対して充分な堅牢性を有する染料であって、高い分子吸収係数を有する。また、本発明のアゾ化合物は、アゾ色素として好ましく用いることができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本明細書中における脂肪族とは、その脂肪族部位は直鎖または分岐鎖で飽和であっても不飽和であっても良く、例えばアルキル基、アルケニル基を表し、これらは無置換であっても置換基を有していてもよい。また、アリールとは、単環であっても縮合環であっても良く、無置換であっても置換基を有していてもよい。
以下に本発明の前記一般式(I)で表される化合物を詳細に説明する。
Figure 2008266545
(式中、R1は、水酸基、脂肪族スルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、脂肪族オキシ基、アリールオキシ基、又は−CH(R2)(R3)を表す。R2及びR3は、ハメットのσ値が0.2以上1.4未満の置換基を表し、互いに同一であっても異なっていても良い。Wは、硫黄原子または−N(−R4)−を表し、R4は置換基を表す。R5は置換基を表す。X、Y及びZは5員の芳香族へテロ環を形成するために必要な原子を表し、X、Y、Zの少なくとも一つは窒素原子を表すが、Zが窒素原子の時にXとYが共に炭素原子であることはない。R6は水素原子または置換基を表し、nは1又は2を表す。nが2の場合、2つのR6は互いに結合して芳香環またはヘテロ芳香環を形成しても良い。)
4〜R6で表される置換基の例としては、ハロゲン原子、脂肪族基、アリール基、シアノ基、ニトロ基、脂肪族オキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、脂肪族オキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ、アミノ基(アニリノ基を含む)、アシルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、脂肪族オキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、スルファモイルアミノ基、脂肪族スルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、脂肪族チオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、スルファモイル基、脂肪族スルホニル基、アリールスルホニル基、アシル基、脂肪族オキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基が挙げられる。
より詳細には、この置換基としては、例えば、ハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、脂肪族基(1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐又は環状脂肪族基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、n−オクチル、2−クロロエチル、2−シアノエチル、2−エチルヘキシル、2−ヒドロキシエチル)、アリール基(6〜12個、好ましくは6〜8個の炭素原子を有するアリール基、例えば、フェニル、p−トリル、ナフチル、3−クロロフェニル)、複素環基(5員環又は6員環の芳香族又は非芳香族の複素環化合物から1個の水素原子を取り除くことによって得られる、1〜12個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する一価の基、例えば1−ピラゾリル、1−イミダゾリル、2−フリル、2−チエニル、4−ピリミジニル、2−ベンゾチアゾリル)、シアノ基、ニトロ基、
脂肪族オキシ基(1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐又は環状脂肪族オキシ基、例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、t−ブトキシ、シクロペンチルオキシ、2−ブテン−1−イルオキシ、2−メトキシエトキシ)、アリールオキシ基(6〜12個、好ましくは6〜8個の炭素原子を有するアリールオキシ基、例えば、フェノキシ、2−メチルフェノキシ、4−t−ブチルフェノキシ、3−ニトロフェノキシ)、シリルオキシ基(3〜10個、好ましくは3〜6個の炭素原子を有するシリルオキシ基、例えば、トリメチルシリルオキシ、t−ブチルジメチルシリルオキシ)、複素環オキシ基(1〜12個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する複素環オキシ基、例えば1−フェニルテトラゾール−5−オキシ、2−テトラヒドロピラニルオキシ)、アシルオキシ基(1〜12個、好ましくは1〜8個の炭素原子を有するアシルオキシ基、例えば、ホルミルオキシ基、アセチルオキシ、ピバロイルオキシ、ベンゾイルオキシ、p−メトキシフェニルカルボニルオキシ)、
カルバモイルオキシ基(1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するカルバモイルオキシ基、例えば、N,N−ジメチルカルバモイルオキシ、N,N−ジエチルカルバモイルオキシ、モルホリノカルボニルオキシ、N,N−オクチルカルバモイルオキシ)、脂肪族オキシカルボニルオキシ基(2〜10個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する脂肪族オキシカルボニルオキシ基、例えば、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、t−ブトキシカルボニルオキシ、n−オクチルオキシカルボニルオキシ)、アリールオキシカルボニルオキシ基(7〜12個、好ましくは7〜10個の炭素原子を有するアリールオキシカルボニルオキシ基、例えば、フェノキシカルボニルオキシ、p−メトキシフェノキシカルボニルオキシ)、
アミノ基(アミノ基、1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する脂肪族アミノ基、6〜12個、好ましくは6〜8個の炭素原子を有するアニリノ基、或いは1〜12個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する複素環アミノ基、例えば、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、アニリノ、N−メチル−アニリノ、ジフェニルアミノ、イミダゾール−2−イルアミノ、ピラゾール−3−イルアミノを含む)、アシルアミノ基(1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する脂肪族カルボニルアミノ基、6〜12個、好ましくは6〜8個の炭素原子を有するアリールカルボニルアミノ基、或いは2〜12個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する複素環カルボニルアミノ基、例えば、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、ピバロイルアミノ、ベンゾイルアミノ、ピリジン−4−カルボニルアミノ、チオフェン−2−カルボニルアミノを含む)、アミノカルボニルアミノ基(1〜12個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するアミノカルボニルアミノ、例えば、カルバモイルアミノ、N,N−ジメチルアミノカルボニルアミノ、N,N−ジエチルアミノカルボニルアミノ、モルホリン−4−イルカルボニルアミノ)、
脂肪族オキシカルボニルアミノ基(2〜10個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する脂肪族オキシカルボニルアミノ基、例えば、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、t−ブトキシカルボニルアミノ)、アリールオキシカルボニルアミノ基(7〜12個、好ましくは7〜9個の炭素原子を有するアリールオキシカルボニルアミノ基、例えば、フェノキシカルボニルアミノ、p−クロロフェノキシカルボニルアミノ、4−メトキシフェノキシカルボニルアミノ)、スルファモイルアミノ基(0〜10個、好ましくは0〜6個の炭素原子を有するスルファモイルアミノ基、例えば、スルファモイルアミノ、N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ、N−(2−ヒドロキシエチル)スルファモイルアミノ)、脂肪族スルホニルアミノ基(1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する脂肪族スルホニルアミノ基、例えば、メチルスルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミノ)、アリールスルホニルアミノ基(6〜12個、好ましくは6〜8個の炭素原子を有するアリールスルホニルアミノ基、例えば、フェニルスルホニルアミノ、2,3,5−トリクロロフェニルスルホニルアミノ基、p−メチルフェニルスルホニルアミノ)、
脂肪族チオ基(1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する脂肪族チオ基、例えば、メチルチオ、エチルチオ、ブチルチオ)、アリールチオ基(6〜12個、好ましくは6〜8個の炭素原子を有するアリールチオ、例えば、フェニルチオ、p−クロロフェニルチオ、m−メトキシチオ)、複素環チオ基(2〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する複素環チオ基、例えば、2−ベンゾチアゾリルチオ、1−フェニルテトラゾール−5−イルチオ)、スルファモイル基(0〜10個、好ましくは0〜6個の炭素原子を有するスルファモイル基、例えば、スルファモイル、N−エチルスルファモイル、N,N−ジメチルスルファモイル、N−アセチルスルファモイル、N−ベンゾイルスルファモイル)、脂肪族スルホニル基(1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する脂肪族スルホニル基、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル)、アリールスルホニル基(6〜12個、好ましくは6〜8個の炭素原子を有するアリールスルホニル基、例えば、フェニルスルホニル、p−クロロフェニルスルホニル)、
アシル基(ホルミル基、2〜10個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する脂肪族カルボニル基、或いは7〜12個、好ましくは7〜9個の炭素原子を有するアリールカルボニル基、例えば、アセチル、ピバロイル、2−クロロアセチル、ベンゾイル、2,4−ジクロロベンゾイルを含む)、脂肪族オキシカルボニル基(2〜10個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する脂肪族オキシカルボニル基、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、イソブチルオキシカルボニル)、アリールオキシカルボニル基(7〜12個、好ましくは7〜9個の炭素原子を有するアリールオキシカルボニル基、例えば、フェノキシカルボニル、2−クロロフェノキシカルボニル、3−ニトロフェノキシカルボニル、4−t−ブチルフェノキシカルボニル)、カルバモイル基(1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するカルバモイル基、例えば、カルバモイル、N−メチルカルバモイル、N,N−ジメチルカルバモイル、N−(2−ヒドロキシエチル)カルバモイル、N−(メチルスルホニル)カルバモイル)が挙げられる。
本発明の効果の点で、R4は、脂肪族基、アシル基、又はアリール基である場合が好ましく、脂肪族基またはアリール基である場合が更に好ましく、炭素数1〜6の脂肪族基である場合が最も好ましい。具体的には、メチル基、エチル基などが挙げられる。
本発明の効果の点で、R5は、脂肪族基、アシルアミノ基、アリール基、アミノ基、脂肪族オキシカルボニルアミノ基、又は脂肪族アミノカルボニルオキシ基である場合が好ましく、脂肪族基またはアリール基である場合が更に好ましく、炭素数1〜4の脂肪族基である場合が最も好ましい。具体的には、メチル基、エチル基、イソプロピル基などが挙げられる。
本発明の効果の点で、R6は、水素原子、脂肪族基、アリール基、脂肪族チオ基、アリールチオ基、脂肪族オキシ基である場合が好ましく、脂肪族基または脂肪族チオ基である場合が更に好ましく、炭素数1〜3の脂肪族基である場合が最も好ましい。具体的にはメチル基などが挙げられる。
1は、水酸基、脂肪族スルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、脂肪族オキシ基、アリールオキシ基、又は−CH(R2)(R3)を表す。R1で表される脂肪族スルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、脂肪族オキシ基、又はアリールオキシ基の好ましい炭素数及び具体例は、R4〜R6で表される置換基の説明で挙げたものと同じである。
本発明の効果の点で、R1は、水酸基、脂肪族スルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、又は−CH(R2)(R3)である場合が好ましく、脂肪族スルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、又は−CH(R2)(R3)である場合が更に好ましく、脂肪族スルホニルアミノ基または−CH(R2)(R3)である場合が最も好ましい。
2及びR3は、ハメットの置換基定数σ値が0.2以上1.4未満(好ましくは0.35〜1.0)の電子吸引性基を表す。
ハメット則は、ベンゼン誘導体の反応または平衡に及ぼす置換基の影響を定量的に論ずるため1935年にL.P.Hammetにより提唱された経験則であるが、これは今日広く妥当性が認められている。ハメット則により求められた置換基定数にはσp値とσm値があり、これらの値は多くの一般的な成書にあるが、例えば、J.A.Dean編「Lange’s Handbook of Chemistry」第12版,1979年(McGraw−Hill)や「化学の領域増刊」,122号,96〜103頁,1979年(南江堂)、「Chemical Review」,91巻,165〜195頁,1991年に詳しい。
2及びR3は、ハメットの置換基定数値によって規定されるが、これらの成書に記載の文献既知の値がある置換基にのみ限定されると言う意味ではなく、その値が文献未知であってもハメット則に基づいて測定した場合にその範囲に含まれる限り包含される事は勿論である。σ値が0.2〜1.4の電子吸引性基である具体例として、塩素原子、アシル基、脂肪族オキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、脂肪族スルホニル基、アリールスルホニル基、及びスルファモイル基等が挙げられ、これらの基の好ましい炭素数及び具体例はR4〜R6で表される置換基の説明で挙げたものと同じである。ハメットのσ値は、例えば、−CN基:0.66、−COOCH3基:0.45である。
本発明の効果の点で、R2及びR3は、同一であることが好ましく、カルバモイル基、脂肪族オキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、又はシアノ基ある場合が好ましく、カルバモイル基、脂肪族オキシカルボニル基、又はシアノ基である場合が更に好ましく、カルバモイル基、脂肪族オキシカルボニル基、又はシアノ基である場合が最も好ましい。
X、Y及びZは、5員の芳香族へテロ環を形成するために必要な原子を表す。ここで、X、Y、Zの少なくとも一つは窒素原子を表すが、Zが窒素原子の時にXとYが共に炭素原子であることはない。
X、Y、Zの組み合わせによるヘテロ環の例としては、下記のHet−1〜Het−13が挙げられる。下記式中、R7〜R18は水素原子又は置換基を表し、R7〜R18で表される置換基の好ましい炭素数及び具体例は、R4〜R6で表される置換基の説明で挙げたものと同じである。
Figure 2008266545
本発明の効果の点で、X、Y、Zの組み合わせによるヘテロ環は、Het−1、Het−2、Het−3、又はHet−7である場合が好ましく、Het−1、Het−2、又はHet−3である場合が更に好ましく、Xが炭素原子、Yが窒素原子、Zが窒素原子であるHet−2である場合が最も好ましい。
以下に前記一般式(I)で表される化合物の具体例を以下に示すが、本発明は、下記の例に限定されるものではない。
Figure 2008266545
Figure 2008266545
Figure 2008266545
Figure 2008266545
Figure 2008266545
Figure 2008266545
Figure 2008266545
前記一般式(I)で表される化合物は、例えば特開2003−342139号公報に記載の方法を参照して調製することができる。
前記一般式(I)で表される化合物は、アゾ色素として好ましく用いることができる。前記一般式(I)で表される化合物からなるアゾ色素は、好ましくは500〜650nm(より好ましくは530〜580nm或いは620〜650nm)に吸収極大を有する。また、モル吸光係数εは、好ましくは40000〜70000であり、より好ましくは55000〜70000である。
前記一般式(I)で表される化合物からなるアゾ色素の用途としては、CCD、CMOSなどの固体撮像素子や、LCD、PDP等ディスプレイに用いられるカラー画像を記録、再現するためのカラーフィルタ、あるいはこれらのカラーフィルタを作製するための硬化性組成物、カラー画像を形成するためのカラー画像記録材料、染色等が挙げられる。具体的には、カラーフィルタおよびこれらのカラーフィルタを作製するための硬化組成物、インクジェット方式記録材料、感熱記録材料、感圧記録材料、電子写真方式を用いる記録材料、転写式ハロゲン化銀感光材料、印刷インク、記録ペン、繊維の染色、毛髪の染色等があり、好ましくはインクジェット方式記録材料、転写式ハロゲン化銀感光材料、印刷インク、毛髪の染色等への使用が挙げられる。
本発明の色素(染料)は、その用途に適した溶解性、分散性などの物性を置換基を調整することによって最適化し使用することができる。また、本発明の色素(染料)は、用いられる系に応じて溶解状態、乳化分散状態、固体分散状態でも使用することができる。
以下に本発明を実施例に基づき更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
[色素(例示化合物D−23)の調製]
色素(例示化合物D−23)を以下の方法で調製した。
Figure 2008266545
(1)化合物(C)の調製
化合物(A)16.2g(0.08モル)と化合物(B)6.2g(0.08モル)をイソプロピルアルコール80mLに懸濁し、内温25℃にて3時間攪拌を行った。次いで、炭酸水素ナトリウム6.9g(0.082モル)を200mLの水に溶解し添加した。析出した結晶をろ過し、水で充分洗浄、乾燥し、白色結晶の化合物(C)を14.0g得た。収率99.3%。
(2)化合物(E)の調製
化合物(C)10.0g(0.055モル)をテトラヒドロフラン100mLに溶解させた後、メタンスルホニルクロリド18.9g(0.165モル)を添加した。次いで、水素化ナトリウム(油性、含有量50〜72%)8.9gを添加し、反応温度65℃にて5時間攪拌を行った。反応液にメタノール10mL、酢酸エチル1000mLと飽和食塩水500mLを添加し静置した。水層を除去した後、飽和食塩水500mLで酢酸エチル層を洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて水を乾燥した。次いで、硫酸マグネシウムをろ過したろ液を減圧留去、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。こうして白色固形物の化合物(E)を5.5g得た。収率39.3%。
(3)化合物(G)の調製
化合物(F)13.3g(0.1モル)をイソプロピルアルコール20mLと水15mLに懸濁させた後、85%水酸化カリウム6.6gを添加し溶解させた。氷冷下、ヨウ化エチル16.4g(0.105モル)を反応温度25℃以下に維持し滴下した。次いで、反応温度60℃にて2時間攪拌を行い、冷水400mLに反応液を添加し、30分間攪拌を行った。析出した結晶をろ過し、水で充分洗浄、乾燥し、薄黄色結晶の化合物(G)15.2g得た。収率94.4%。
(4)色素(例示化合物D−23)の調製
化合物(G)2.8g(0.017モル)をリン酸350mlに溶解し、内温5℃以下に維持したまま亜硝酸ナトリウム1.3g(0.19モル)を徐々に添加し、30分間攪拌した。反応液に化合物(E)4.8g(0.19モル)を酢酸50mlに溶解させ添加し、10℃で5時間攪拌した。反応液に水2リットルを加え1時間攪拌し、析出した結晶をろ過し、水で充分洗浄した。得られた結晶を乾燥し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。メタノール/水=1/1(混合比ml)150mlで晶析、濾過し、前記の混合溶媒50mlで洗浄、乾燥し、橙色結晶の本発明の例示化合物(D−23)を2.8g得た。収率38.6%。
調製した色素の融点は257〜258℃であった。また、当該色素についてN,N’−ジメチルホルムアミド(DMF)中での吸収スペクトルを測定した。結果を図1に示す。図1から明らかなように、極大吸収波長λmaxは546.1nm(ε=41,200)であった。また、DMF/水=1/1(混合比ml)中のpKaは2.91であった。当該色素は、色相が良好であった。
実施例2
[色素(例示化合物D−1)の調製]
色素(例示化合物D−1)を以下の方法で調製した。
Figure 2008266545
(1)化合物(I)の調製
チオシアン酸ナトリウム10.5g(0.13モル)をメタノール100mLに溶解させた後、氷/メタノール冷却下、化合物(H)13.9g(0.05モル)を添加した。次いで、トリエチルアミン15.4mL(0.11モル)を添加し、トリエチルアミン14mL(0.1モル)と臭素16.3g(0.102モル)を内温5℃以下を維持しつつ同時に滴下した。室温にて2時間反応を行った後、冷水1000mLに反応液を添加し、30分間攪拌を行った。析出した結晶を濾過し、水で充分洗浄、乾燥し薄黄色結晶の化合物(I)10.0g得た。収率68%。
(2)色素(例示化合物D−1)の調製
実施例1に記載の方法において化合物(G)を化合物(I)に変更したこと以外は同様にして、本発明の例示化合物(D−1)を調製した。
調製した色素の融点は242〜244℃であった。また、当該色素についてDMF中での吸収スペクトルを測定した。結果を図2に示す。図2から明らかなように、極大吸収波長λmaxは553nmであった。当該色素は、色相が良好であった。
実施例3
[色素(例示化合物D−21)の調製]
色素(例示化合物D−21)を以下の方法で調製した。
Figure 2008266545
(1)化合物(K)の調製
エタノール200mLにチオシアン酸ナトリウム24.4g(0.3モル)を添加後、加熱還流させ化合物(J)39.8g(0.2モル)を添加し、1時間反応させた。室温に冷却した後、酢酸エチル400mLと水400mLを添加し、分液操作にて酢酸エチル層と水層を分離した。次いで、酢酸エチル層を減圧留去して濃縮残査にエタノール80mLを添加し、析出した結晶を濾過し、エタノールで洗浄、乾燥し白色結晶の化合物(K)27g得た。収率76%。
(2)化合物(L)の調製
N,N−ジメチルアセトアミド100mLにマロノニトリル7.4g(0.11モル)と化合物(K)19.9g(0.11モル)を溶解させた後、室温にてトリエチルアミン47mL(0.34モル)を滴下した。室温にて1時間反応を行った後、冷水300mLを反応液に添加し、次いで35%塩酸43mL(0.5モル)を滴下した。析出した結晶を濾過し、水で充分洗浄、乾燥し薄黄土色結晶の化合物(L)22.1gを得た。収率87%。
(3)化合物(N)の調製
実施例2に記載の方法において化合物(H)を化合物(M)に変更したこと以外は同様にして、化合物(N)を調製した。
(4)色素(例示化合物D−21)の調製
実施例1に記載の方法において化合物(G)を化合物(N)に変更し、化合物(E)を化合物(L)に変更したこと以外は同様にして、本発明の例示化合物D−21を調製した。
調製した色素の融点は262〜266℃であった。また、当該色素についてDMF中での吸収スペクトルを測定した。結果を図3に示す。図3から明らかなように、極大吸収波長λmaxは606nmであった。当該色素は、色相が良好であった。
実施例4
[色素(例示化合物D−15)の調製]
色素(例示化合物D−15)を以下の方法で調製した。
Figure 2008266545
(1)化合物(P)の調製
実施例3に記載の方法において化合物(J)を化合物(O)に変更したこと以外は同様にして、化合物(P)を調製した。
(2)化合物(Q)の調製
実施例3に記載の方法において化合物(K)を化合物(P)に変更したこと以外は同様にして、化合物(Q)を調製した。
(3)色素(例示化合物D−15)の調製
実施例1に記載の方法において、化合物(E)を化合物(Q)に変更したこと以外は同様にして、本発明の例示化合物D−15を調製した。
調製した色素の融点は235〜237℃であった。また、当該色素についてDMF中の吸収スペクトルを測定した。結果を図4に示す。図4から明らかなように、極大吸収波長λmaxは580nmであった。当該色素は、色相が良好であった。
実施例5
実施例1〜4にて調製した例示化合物D−23、D−1、D−21、D−15について、特開2000−280630号公報の実施例1に記載の試験によって堅牢性を調べた。具体的には、以下のようにして画像の光堅牢性を調べた。
[熱転写色素供与材料(P−1)の作製]
片面に耐熱滑性層を設けた、厚さ5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを支持体とし、この支持体の、耐熱滑性層を設けた側と反対の側に、下記組成の色素供与層塗布用組成物(1)を、グラビアコーターを用いて、乾燥後の厚みが0.6μmになるように塗布して、熱転写色素供与材料(P−1)(以下、単に色素供与材料ともいう)を得た。
<色素供与層塗布用組成物(1)>
例示化合物D−23 10g
ポリビニルブチラール(デンカブチラール5000A:電気化学社製、商品名)10g
シリコーンオイル(KF−96:信越化学社製、商品名) 0.2g
ポリイソシアネート(タケネートD110N:武田薬品社製、商品名)0.5g
メチルエチルケトン 100ml
トルエン 80ml
[熱転写受像材料(1)の作製]
支持体として、厚さ150μmの積層型合成紙を用い、表面に下記組成の受容層塗布用組成物(1)をワイヤーバーコーターを用いて、乾燥時の厚さが5μmとなるように塗布して、熱転写受像材料(1)(以下、単に受像材料ともいう)を作製した。乾燥はドライヤーで仮乾燥後、80℃のオーブン中で1時間行った。
<受容層塗布用組成物(1)>
色素固定剤;A−9(三共(株)社製、商品名:AEA) 26g
ポリイソシアネート(KP−90:大日本インキ化学社製、商品名) 4g
アミノ変性シリコーンオイル(信越シリコーン社製、商品名:KP−857)0.5g
メチルエチルケトン 100ml
トルエン 50ml
シクロヘキサノン 10ml
Figure 2008266545
上記のようにして得られた熱転写色素供与材料(D−1)を用いて色素供与層と熱転写受像材料(1)の受容層とが接するようにして重ね合わせ、熱転写色素供与材料の支持体側から、サーマルヘッドを使用し、サーマルヘッドの出力0.25W/ドット、パルス幅0.1〜10msec、ドット密度6ドット/mmの条件で加熱を行い、受像材料の受容層に色素を像状に染着させたところ、転写むらの無い鮮明な画像記録が得られた。
このとき得られた記録済みの受像材料の濃度が飽和している部分(Dmax部分)を反射型濃度計(X Rite Inc.社製、ステータスAフィルター内蔵)を用いて測定し、画像の最大転写濃度を測定した。
次に、記録済みの受像材料を7日間、17,000ルクスの蛍光灯に照射し、画像の光堅牢性を調べた。反射濃度1.0を示す部分の試験後の反射濃度を測定し、試験前の反射濃度1.0に対する残存率(%)でその安定性を評価した。
また、60℃のオーブンに1週間保存し画像の熱安定性を調べたが、本発明の化合物D−23を用いた材料は殆ど濃度低下や変色が観察されず安定であった。
さらに、記録済の受像材料を60℃のオーブンに2週間保存した後の画像のにじみの程度を観察した。判断基準は、画像が保存前とほとんど変化していない場合は○、少し滲んでいる場合を△、非常に滲んでぼけている場合を×とした。本発明の化合物D−23を用いて形成した画像は保存前とほとんど変化していなかった(○)。
以上の結果より、本発明のアゾ化合物によれば、転写濃度が高く(十分な染着性及び移行性を有し)、光や熱に対する堅牢性に優れた鮮明な画像が得られ、しかも経時による画像ボケがほとんどないことがわかる。
化合物D−23に代えて、化合物D−1、D−21及びD−15をそれぞれ用いた以外上記と同様にして、色素供与層塗布用組成物P−2〜P−4を作製し、各々について上記の試験を行った。その結果、化合物D−1、D−21及びD−15はいずれも化合物D−23と同様に良好な染着性、移行性、及び堅牢性を示した。
実施例で調製された色素(例示化合物D−23)の吸収スペクトルである。 実施例で調製された色素(例示化合物D−1)の吸収スペクトルである。 実施例で調製された色素(例示化合物D−21)の吸収スペクトルである。 実施例で調製された色素(例示化合物D−15)の吸収スペクトルである。

Claims (5)

  1. 下記一般式(I)で表される化合物からなるアゾ色素。
    Figure 2008266545
    (式中、R1は、水酸基、脂肪族スルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、脂肪族オキシ基、アリールオキシ基、又は−CH(R2)(R3)を表す。R2及びR3は、ハメットのσ値が0.2以上1.4未満の置換基を表し、互いに同一であっても異なっていても良い。Wは、硫黄原子または−N(−R4)−を表し、R4は置換基を表す。R5は置換基を表す。X、Y及びZは5員の芳香族へテロ環を形成するために必要な原子を表し、X、Y、Zの少なくとも一つは窒素原子を表すが、Zが窒素原子の時にXとYが共に炭素原子であることはない。R6は水素原子または置換基を表し、nは1又は2を表す。nが2の場合、2つのR6は互いに結合して芳香環またはヘテロ芳香環を形成しても良い。)
  2. 前記一般式(I)において、Xが炭素原子、Yが窒素原子、Zが窒素原子をそれぞれ表すことを特徴とする請求項1記載のアゾ色素。
  3. 前記一般式(I)において、R5が脂肪族基を表すことを特徴とする請求項1又は2に記載のアゾ色素。
  4. 前記一般式(I)において、R1が脂肪族スルホニルアミノ基、Wが硫黄原子、R5が脂肪族基、R6が脂肪族基、nが1、Xが炭素原子、Yが窒素原子、Zが窒素原子をそれぞれ表すことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のアゾ色素。
  5. 下記一般式(I)で表される化合物。
    Figure 2008266545
    (式中、R1は、水酸基、脂肪族スルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、脂肪族オキシ基、アリールオキシ基、又は−CH(R2)(R3)を表す。R2及びR3は、ハメットのσ値が0.2以上1.4未満の置換基を表し、互いに同一であっても異なっていても良い。Wは、硫黄原子または−N(−R4)−を表し、R4は置換基を表す。R5は置換基を表す。X、Y及びZは5員の芳香族へテロ環を形成するために必要な原子を表し、X、Y、Zの少なくとも一つは窒素原子を表すが、Zが窒素原子の時にXとYが共に炭素原子であることはない。R6は水素原子または置換基を表し、nは1又は2を表す。nが2の場合、2つのR6は互いに結合して芳香環またはヘテロ芳香環を形成しても良い。)
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