JP2009013072A - 染毛剤組成物 - Google Patents
染毛剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009013072A JP2009013072A JP2007173499A JP2007173499A JP2009013072A JP 2009013072 A JP2009013072 A JP 2009013072A JP 2007173499 A JP2007173499 A JP 2007173499A JP 2007173499 A JP2007173499 A JP 2007173499A JP 2009013072 A JP2009013072 A JP 2009013072A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- hair
- groups
- carbon atoms
- agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Abstract
Description
・ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子)
・水酸基
・アミノ基
・メルカプト基
・アルキル基(1〜15個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐鎖又は環状アルキル基、例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、s-ブチル基、t-ブチル基、n-オクチル基、2-エチルヘキシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基)
・アルケニル基(2〜10個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐鎖又は環状アルケニル基、例えば、ビニル基、アリル基、プレニル基、シクロペンテン-1-イル基)
・アルキニル基(2〜10個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有するアルキニル基、例えば、エチニル基、プロパルギル基)
・アリール基(6〜16個、好ましくは6〜10個の炭素原子を有するアリール基、例えば、フェニル基、o-トリル基、p-トリル基、ナフチル基)
・複素環基(5〜10員の、好ましくは5員環又は6員環の、芳香族又は非芳香族の複素環化合物から1個の水素原子を取り除くことによって得られる、1〜12個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する一価の基、例えば1-ピラゾリル基、1-イミダゾリル基、2-フリル基、2-チエニル基、4-ピリミジニル基、2-ピリジル基、2-ベンゾチアゾリル基、2-テトラヒドロフリル基、2-モルホリル基)
・ニトロ基
・シアノ基
・カルバモイル基
・スルファモイル基
・アシル基(ホルミル基、2〜10個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有するアルキルカルボニル基、7〜12個、好ましくは7〜9個の炭素原子を有するアリールカルボニル基、又は2〜12個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する複素環カルボニル基、例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ピバロイル基、ベンゾイル基、2-ピリジルカルボニル基)
・アルコキシカルボニル基(2〜10個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル基、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、t-ブトキシカルボニル基、イソブチルオキシカルボニル基)
・アリールオキシカルボニル基(7〜12個、好ましくは7〜9個の炭素原子を有するアリールオキシカルボニル基、例えば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基)
・複素環オキシカルボニル基(1〜12個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する複素環オキシカルボニル基、例えば、1-ピラゾリルオキシカルボニル基、1-イミダゾリルオキシカルボニル基、2-フリルオキシカルボニル基、2-チエニルオキシカルボニル基、2−テトラヒドロフリルオキシカルボニル基、2-モルホリルオキシカルボニル基)
・イミド基(2〜10個、好ましくは4〜8個の炭素原子を有するイミド基、例えば、N-スクシンイミド基、N-フタルイミド基)
・アルキルスルフィニル基(1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するアルキルスルフィニル基、例えば、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基)
・アリールスルフィニル基(6〜12個、好ましくは6〜8個の炭素原子を有するアリールスルフィニル基、例えば、フェニルスルフィニル基)
・アルキルスルホニル基(1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するアルキルスルホニル基、例えば、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、シクロヘキシルスルホニル基)
・アリールスルホニル基(6〜12個、好ましくは6〜8個の炭素原子を有するアリールスルホニル基、例えば、フェニルスルホニル基)
・複素環スルホニル基(1〜12個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する複素環スルホニル基、例えば、2-テトラヒドロピラニルスルホニル基)
・ホスファニル基
・ホスホリル基
・ホスフィノイル基
が挙げられる。
アルキル基又はアリール基に置換基がついたものとして、
・アラルキル基(7〜18個、好ましくは7〜12個の炭素原子を有するアラルキル基、例えば、ベンジル基、フェネチル基)
・ハロアルキル基(1〜15個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐鎖又は環状アルキル基、例えば、クロロメチル基、2-クロロエチル基、2-ブロモプロピル基、3-ブロモプロピル基)
・ハロアリール基(6〜12個、好ましくは6〜8個の炭素原子を有するハロアリール基、例えば、p-クロロフェニル基、2,4-ジクロロフェニル基、3-フルオロフェニル基)
・ヒドロキシアルキル基(1〜15個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐鎖又は環状アルキル基、例えば、ヒドロキシメチル基、2-ヒドロキシエチル基、2-ヒドロキシプロピル基、3-ヒドロキシプロピル基)
・アルコキシ基(1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐鎖又は環状アルコキシ基、例えば、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、t-ブトキシ基、シクロペンチルオキシ基)
・アルケニルオキシ基(2〜10個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐鎖又は環状アルコキシ基、例えば、2-ブテン-1-イルオキシ基)
・アリールオキシ基(6〜12個、好ましくは6〜10個の炭素原子を有するアリールオキシ基、例えば、フェノキシ基、2-メチルフェノキシ基、4-t-ブチルフェノキシ基)
・シリルオキシ基(3〜10個、好ましくは3〜6個の炭素原子を有するシリルオキシ基、例えば、トリメチルシリルオキシ基、t-ブチルジメチルシリルオキシ基)
・複素環オキシ基(1〜12個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する複素環オキシ基、例えば、1-フェニルテトラゾール-5-オキシ基、2-テトラヒドロピラニルオキシ基)
・アルキルスルホニルオキシ基(1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐鎖又は環状アルキルスルホニルオキシ基、例えば、メタンスルホニルオキシ基、エタンスルホニルオキシ基)
・アリールスルホニルオキシ基(6〜12個、好ましくは6〜10個の炭素原子を有するアリールスルホニルオキシ基、例えば、フェニルスルホニルオキシ基)
・複素環スルホニルオキシ基(1〜12個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する複素環スルホニルオキシ基、例えば、2-ピリジルスルホニルオキシ基)
・アシルオキシ基(1〜12個、好ましくは1〜8個の炭素原子を有するアシルオキシ基、例えば、ホルミルオキシ基、アセチルオキシ基、ピバロイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基)
・カルバモイルオキシ基(1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するカルバモイルオキシ基、例えば、N,N-ジメチルカルバモイルオキシ基、N,N-ジエチルカルバモイルオキシ基、モルホリノカルボニルオキシ基)
・アルコキシカルボニルオキシ基(2〜10個、好ましくは2〜8個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルオキシ基、例えば、メトキシカルボニルオキシ基、エトキシカルボニルオキシ基、t-ブトキシカルボニルオキシ基、n-オクチルオキシカルボニルオキシ基)
・アリールオキシカルボニルオキシ基(7〜12個、好ましくは7〜10個の炭素原子を有するアリールオキシカルボニルオキシ基、例えば、フェノキシカルボニルオキシ基、p-メトキシフェノキシカルボニルオキシ基)
・ジアルキルホスフィニルオキシ基(2〜12個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有するホスフィニルオキシ基、例えば、ジフェノキシホスフィニルオキシ基、ジブトキシホスフィニルオキシ基)
・アルキルアミノ基(1〜20個、好ましくは1〜12個の炭素原子を有するアルキルアミノ基、例えば、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、シクロヘキシルメチルアミノ基、1-ピロリジル基)
・アリールアミノ基(6〜16個、好ましくは6〜12個の炭素原子を有するアリールアミノ基、例えば、アニリノ基、N-メチルアニリノ基、ジフェニルアミノ基)
・複素環アミノ基(1〜12個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する複素環アミノ基、例えば、2-ピリジルアミノ基、ピラゾール-4-イルアミノ基、ベンゾイミダゾール-2-イルアミノ基、ベンゾチアゾール-2-イルアミノ基、ベンゾオキサゾール-2-イルアミノ基、2-オキサゾリルアミノ基、1,2,4-トリアゾール-3-イルアミノ基、1,2,4-チアジアゾール-2-イルアミノ基、1,3,4-チアジアゾール-2-イルアミノ基、1,2,4-オキサジアゾール-2-イルアミノ基、1,3,4-オキサジアゾール-2-イルアミノ基)
・アシルアミノ基(1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するアルキルカルボニルアミノ基、6〜18個、好ましくは6〜12個の炭素原子を有するアリールカルボニルアミノ基又は2〜12個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する複素環カルボニルアミノ基、例えば、ホルミルアミノ基、アセチルアミノ基、エチルカルボニルアミノ基、ピバロイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基、4-ピリジルカルボニルアミノ基)
・ウレイド基(1〜12個、好ましくは1〜8個の炭素原子を有するアミノカルボニルアミノ基、例えば、カルバモイルアミノ基、N,N-ジメチルアミノカルボニルアミノ基、N,N-ジエチルアミノカルボニルアミノ基、モルホリン-4-イルカルボニルアミノ基)
・アルコキシカルボニルアミノ基(2〜10個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルアミノ基、例えば、メトキシカルボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基、t-ブトキシカルボニルアミノ基)
・アリールオキシカルボニルアミノ基(7〜12個、好ましくは7〜9個の炭素原子を有するアリールオキシカルボニルアミノ基、例えば、フェノキシカルボニルアミノ基)
・複素環オキシカルボニルアミノ基(1〜12個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する複素環オキシアミノ基、例えば、2-ピリジルオキシカルボニルアミノ基)
・スルファモイルアミノ基(0〜10個、好ましくは0〜6個の炭素原子を有するスルファモイルアミノ基、例えば、スルファモイルアミノ基、N,N-ジメチルアミノスルホニルアミノ基)
・アルキルスルホニルアミノ基(1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するアルキルスルホニルアミノ基、例えば、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、n-ブチルスルホニルアミノ基)
・アリールスルホニルアミノ基(6〜12個、好ましくは6〜8個の炭素原子を有するアリールスルホニルアミノ基、例えば、フェニルスルホニルアミノ基)
・ホスフィニルアミノ基(2〜12個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有するホスフィニルアミノ基、例えば、ジメトキシホスフィニルアミノ基、ジメチルアミノホスフィニルアミノ基)
・アルキルチオ基(1〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するアルキルチオ基、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、ブチルチオ基)
・アリールチオ基(6〜12個、好ましくは6〜8個の炭素原子を有するアリールチオ基、例えば、フェニルチオ基)
・複素環チオ基(2〜10個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する複素環チオ基、例えば-2-ベンゾチアゾリルチオ基、1-フェニルテトラゾール-5-イルチオ基)
・アルキルカルバモイル基(1〜12個、好ましくは1〜8個の炭素原子を有するカルバモイル基、例えば、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、ジエチルカルバモイル基、1-ピロリジルカルボニル基)
・スルファモイルカルバモイル基(1〜12個、好ましくは1〜8個の炭素原子を有するスルファモイルカルバモイル基、例えば、N-(スルファモイル)カルバモイル基、N-(N',N'-ジメチルスルファモイル)カルバモイル基)
・アルキルスルファモイル基(1〜12個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するアルキルスルファモイル基、例えば、エチルスルファモイル基、ジメチルスルファモイル基、ジブチルスルファモイル基、ジメチルスルファモイル基、ジエチルスルファモイル基、N-シクロヘキシル-N-メチルスルファモイル基)
・アリールスルファモイル基(6〜12個、好ましくは6〜8個の炭素原子を有するアリールスルファモイル基、例えば、フェニルスルファモイル基)
・カルバモイルスルファモイル基(1〜12個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するカルバモイルスルファモイル基、例えば、N-(カルバモイル)スルファモイル基)
・アルキルホスホリル基(1〜12個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するアルキルホスホリル基、例えば、メチルホスホリル基、エチルホスホリル基)
・アルコキシアルキル基(1〜32個、好ましくは1〜12個の炭素原子を有する直鎖、分岐鎖又は環状アルコキシアルキル基、例えば、メトキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル基、シクロヘキシルオキシプロピル基)
・アルコキシアリール基(7〜18個、好ましくは7〜12個の炭素原子を有するアルコキシアリール基、例えば、p-メトキシフェニル基、2,4-ジメトキシフェニル基)
・アルコキシカルボニルアルキル基(2〜15個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルアルキル基、例えば、メトキシカルボニルエチル基、3-エトキシカルボニルプロピル基)
・アルキルアミノアルキル基(2〜15個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有するアルキルアミノアルキル基、例えば、N-メチルアミノメチル基、ジメチルアミノエチル基)
・アルキルチオアルキル基(2〜15個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有するアルキルチオアルキル基、例えば、メチルチオメチル基、メチルチオエチル基、エチルチオエチル基)
・ハロアルコキシアリール基(7〜18個、好ましくは7〜12個の炭素原子を有するハロアルコキシアリール基、例えば、2-クロロ-4-メトキシフェニル基、2,5-ジクロロ-4-メトキシフェニル基)
・アルコキシカルボニルオキシ基(2〜15個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルオキシ基、例えば、メトキシカルボニルオキシ基、エトキシカルボニルオキシ基)
・アリールオキシカルボニルオキシ基(7〜18個、好ましくは7〜12個の炭素原子を有するアリールオキシカルボニルオキシ基、例えば、フェノキシカルボニルオキシ基)
・アルコキシカルボニルアミノ基(2〜10個、好ましくは2〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルアミノ基、例えば、メトキシカルボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基、t-ブトキシカルボニルアミノ基、イソブチルオキシカルボニルアミノ基)
・ヒドロキシアルキルチオ基(1〜15個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するヒドロキシアルキルチオ基、例えば、ヒドロキシエチルチオ基、2-ヒドロキシプロピルチオ基
等が挙げられる。
解離性アゾ染料(1)は、酸化剤に対してきわめて安定なので、酸化剤を混合した後に毛髪に適用することができる。換言すれば本発明の染毛剤組成物は、解離性アゾ染料(1)を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤から構成される二剤式とすることができる。この場合、染色と脱色が同時に行われ、より鮮やかな染色が得られる。
本発明の染毛剤組成物には、他の直接染料や酸化染料を配合して色調を変化させることができる。
本発明の染毛剤組成物が二剤式又は三剤式の場合には、第1剤は、アルカリ剤を含有する。アルカリ剤としては、アンモニア及びその塩;モノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチルプロパノール、2-アミノブタノール等のアルカノールアミン及びその塩;1,3-プロパンジアミン等のアルカンジアミン及びその塩;炭酸グアニジン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩等が挙げられる。これらのアルカリ剤のうち、アンモニア、アルカノールアミン及びそれらの塩が好ましい。アンモウム塩としては、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウムが好ましく、アルカノールアミン及びその塩としてはモノエタノールアミン及びその塩が好ましい。
本発明の組成物を用いて染毛処理するには、例えば本発明の組成物の第1剤と第2剤(三剤型の場合は更に第3剤)を使用直前に混合した後、毛髪に適用し、1時間以内の所定時間放置後、洗い流し、乾燥すればよい。毛髪への適用温度は15〜45℃、適用時間は3〜50分間、更に5〜40分間、特に10〜30分間が好ましい。この場合、まず染毛剤を水で軽く洗い流した後、アニオン界面活性剤を含有するシャンプーを用いて洗髪し、次いで水洗すると、カチオン性ポリマーは適度に流出し、シリコーン類は適度に毛髪に残留し、良好なコンディショニング効果を示す。シャンプーとしては、ラウレス-1 硫酸ナトリウム、ラウレス-2 硫酸ナトリウム、ラウレス-3 硫酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤を5〜20重量%程度含有する一般的な水性シャンプーが好適である。
次の反応式に従い解離性アゾ染料D-23を合成した。
化合物A 16.2g(0.08モル)と化合物B 6.2g(0.08モル)をイソプロピルアルコール80mLに懸濁し、内温25℃にて3時間攪拌を行った。次いで炭酸水素ナトリウム6.9g(0.082モル)を200mLの水に溶解した溶液を滴下した。析出した結晶を濾過し、水で充分洗浄、乾燥し、無色結晶として化合物Cを14.0g得た。収率99%。
化合物C 10.0g(0.055モル)をテトラヒドロフラン100mLに溶解させた後、メタンスルホニルクロリド18.9g(0.165モル)を添加した。次いで水素化ナトリウム(油性、含有量50〜72%)8.9gを添加し、反応温度65℃にて5時間攪拌を行った。反応液にメタノール10mL、酢酸エチル1000mL及び飽和食塩水500mLを添加し、静置した。水層を除去した後、飽和食塩水500mLで酢酸エチル層を洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて水を乾燥した。次いで、硫酸マグネシウムを濾過した濾液を減圧留去し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。無色微結晶として化合物Eを5.5g得た。収率39%。
化合物F 13.3g(0.1モル)をイソプロピルアルコール20mLと水15mLに懸濁させた後、85%水酸化カリウム6.6gを添加し、溶解させた。氷冷下、ヨウ化エチル16.4g(0.105モル)を反応温度25℃以下に維持して滴下した。次いで、反応温度60℃にて2時間攪拌を行い、冷水400mL中にこの反応液を注ぎ、さらに30分間攪拌を行った。析出した結晶を濾過し、水で充分洗浄、乾燥し、淡黄色結晶として化合物Gを15.2g得た。収率94%。
化合物G 2.8g(0.017モル)をリン酸350mLに溶解し、内温5℃以下に維持したまま亜硝酸ナトリウム1.3g(0.19モル)を徐々に添加し、30分間攪拌した。反応液に化合物E 4.8g(0.19モル)を酢酸50mLに溶解させた溶液を滴下し、10℃で5時間攪拌した。反応液に水2Lを加え1時間攪拌し、析出した結晶を濾過し、水で充分洗浄した。得られた結晶を乾燥し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。メタノール/水=1/1(体積混合比)150mLで晶析、濾過し、更に同じ混合溶媒50mLで洗浄、乾燥し、橙色結晶として解離性アゾ染料D-23を2.8g得た。収率39%。
融点257〜258℃ DMF中の極大吸収λmax546.1nm,モル吸収係数ε41,200,DMF/水=1/1(体積混合比)中のpKaは2.91。
次の反応式に従い解離性アゾ染料D-26を合成した。
合成例1の(1)及び(2)の方法において、化合物Aを化合物Hに変更した以外は同様にして化合物Jを得た。
チオシアン酸ナトリウム10.5g(0.13モル)をメタノール100mLに溶解させた後、氷/メタノール冷却下、化合物K 13.9g(0.05モル)を添加した。次いでトリエチルアミン15.4mL(0.11モル)を添加し、トリエチルアミン14mL(0.1モル)と臭素16.3g(0.102モル)を内温5℃以下を維持しつつ同時に滴下した。室温にて2時間反応を行った後、冷水1000mL中に反応液を注ぎ、30分間攪拌を行った。析出した結晶を濾過し、水で充分洗浄、乾燥し淡黄色結晶として化合物Lを10.0g得た。収率68%。
合成例1の(4)の方法において、化合物Gを化合物Lに、化合物Eを化合物Jに変更した以外は同様にして解離性アゾ染料D-26を得た。
次の反応式に従い解離性アゾ染料D-1を合成した。
表1に示す二剤式染毛剤第1剤と表2に示す第2剤Aを調製し、第1剤:第2剤:精製水を4:7:1の質量比で混合し染毛剤組成物とした。30℃で山羊毛1gに対し、各染毛剤組成物1gを塗布し、30分間放置後、水洗とシャンプー洗浄し、乾燥した。
表3に示すフォームタイプの一剤式染毛剤を調製する。白髪を10%混入した人毛製毛束1gに対し、これらの染毛剤組成物をそれぞれ等量塗布し、30分間放置後、水洗とシャンプー洗浄し、乾燥すると、染色性・シャンプー堅牢性が良好な染色毛が得られる。
表4に示すクリーム状二剤式染毛剤第1剤、表5に示す共通第2剤を調製し、第1剤:共通第2剤を1:1の質量比で混合し染毛剤組成物とする。白髪を10%混入した人毛製毛束1gに対し、これらの染毛剤組成物をそれぞれ等量塗布し、30分間放置後、水洗とシャンプー洗浄し、乾燥すると、染色性・シャンプー堅牢性が良好な染色毛が得られる。
表6に示す二剤式染毛剤第1剤を調製し、第1剤:共通第2剤を1:1の質量比で混合し染毛剤組成物とする。白髪を10%混入した人毛製毛束1gに対し、これらの染毛剤組成物をそれぞれ等量塗布し、30分間放置後、水洗とシャンプー洗浄し、乾燥すると、染色性・シャンプー堅牢性が良好な染色毛が得られる。
表7に示す二剤式染毛剤第1剤及びブースター液を調製し、第1剤:ブースター液:共通第2剤を1:1:0.1の質量比で混合し染毛剤組成物とする。白髪を10%混入した人毛製毛束1gに対し、これらの染毛剤組成物をそれぞれ等量塗布し、30分間放置後、水洗とシャンプー洗浄し、乾燥すると、染色性・シャンプー堅牢性が良好な染色毛が得られる。
常法に従い、表8に示すクリーム状三剤式染毛剤第1剤及び第3剤を調製し、第1剤:共通第2剤:第3剤を1:1:0.3の質量比で混合し染毛剤組成物とする。白髪を10%混入した人毛製毛束1gに対し、これらの染毛剤組成物をそれぞれ等量塗布し、30分間放置後、水洗とシャンプー洗浄し、乾燥すると、染色性・シャンプー堅牢性が良好な染色毛が得られる。
Claims (6)
- 一般式(1)で表されるアゾ染料において、Xが炭素原子、Y及びZが窒素原子であるか、又はX及びZが窒素原子、Yが炭素原子である請求項1に記載の染毛剤組成物。
- 一般式(1)で表されるアゾ染料において、R5がアルキル基又はアリール基である請求項1又は2に記載の染毛剤組成物。
- 一般式(1)で表されるアゾ染料において、R1がアルキルスルホニルアミノ基、Wがイオウ原子、nが1である請求項1〜3のいずれかに記載の染毛剤組成物。
- 更に酸化剤を含有する請求項1〜4のいずれかに記載の染毛剤組成物。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の染毛剤組成物を毛髪に適用する染毛方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007173499A JP5339696B2 (ja) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | 染毛剤組成物 |
US12/598,790 US7896931B2 (en) | 2007-06-29 | 2008-06-27 | Hair dye composition |
EP08777859.3A EP2160179B1 (en) | 2007-06-29 | 2008-06-27 | Hair dye composition |
PCT/JP2008/062121 WO2009005139A2 (en) | 2007-06-29 | 2008-06-27 | Hair dye composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007173499A JP5339696B2 (ja) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | 染毛剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009013072A true JP2009013072A (ja) | 2009-01-22 |
JP5339696B2 JP5339696B2 (ja) | 2013-11-13 |
Family
ID=40354413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007173499A Expired - Fee Related JP5339696B2 (ja) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | 染毛剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5339696B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014502997A (ja) * | 2011-01-18 | 2014-02-06 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 染毛組成物を調製する方法 |
WO2016052439A1 (ja) * | 2014-10-02 | 2016-04-07 | 富士フイルム株式会社 | 5-アミノ-3置換-1,2,4-チアジアゾールの製造方法 |
WO2016067865A1 (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-06 | 富士フイルム株式会社 | アゾ色素のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びその互変異性体、着色組成物、染色方法及び染色物 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5754784B2 (ja) * | 2013-12-03 | 2015-07-29 | 上野精機株式会社 | 電子部品搬送装置及び電子部品測定装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004523396A (ja) * | 2001-03-28 | 2004-08-05 | バイエル アクチェンゲゼルシャフト | 情報層中に吸光性化合物として複素環式アゾ色素を含有する光学データ記録媒体 |
JP2005255868A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | モノアゾ染料、画像形成用着色組成物、インク、インクジェット記録方法、感熱記録材料、カラートナーおよびカラーフィルター |
JP2008266545A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-11-06 | Fujifilm Corp | アゾ色素およびアゾ化合物 |
-
2007
- 2007-06-29 JP JP2007173499A patent/JP5339696B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004523396A (ja) * | 2001-03-28 | 2004-08-05 | バイエル アクチェンゲゼルシャフト | 情報層中に吸光性化合物として複素環式アゾ色素を含有する光学データ記録媒体 |
JP2005255868A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | モノアゾ染料、画像形成用着色組成物、インク、インクジェット記録方法、感熱記録材料、カラートナーおよびカラーフィルター |
JP2008266545A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-11-06 | Fujifilm Corp | アゾ色素およびアゾ化合物 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014502997A (ja) * | 2011-01-18 | 2014-02-06 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 染毛組成物を調製する方法 |
JP2016029077A (ja) * | 2011-01-18 | 2016-03-03 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 染毛組成物を調製する方法 |
WO2016052439A1 (ja) * | 2014-10-02 | 2016-04-07 | 富士フイルム株式会社 | 5-アミノ-3置換-1,2,4-チアジアゾールの製造方法 |
JPWO2016052439A1 (ja) * | 2014-10-02 | 2017-06-15 | 富士フイルム株式会社 | 5−アミノ−3置換−1,2,4−チアジアゾールの製造方法 |
CN107074792A (zh) * | 2014-10-02 | 2017-08-18 | 富士胶片株式会社 | 5‑氨基‑3‑取代‑1,2,4‑噻二唑的制造方法 |
WO2016067865A1 (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-06 | 富士フイルム株式会社 | アゾ色素のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びその互変異性体、着色組成物、染色方法及び染色物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5339696B2 (ja) | 2013-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5346486B2 (ja) | 染毛剤組成物 | |
JP4080947B2 (ja) | 染毛剤組成物 | |
ES2893123T3 (es) | Composiciones de tratamiento del cabello | |
JP5317561B2 (ja) | 染毛剤組成物 | |
JP4719477B2 (ja) | 染毛剤組成物 | |
ES2765623T3 (es) | Procedimientos y kits para la coloración permanente del cabello mediante el uso de persulfatos, perboratos o percarbonatos | |
KR20180082590A (ko) | 모발 처리를 위한 조성물 | |
EP2160179B1 (en) | Hair dye composition | |
US20070231283A1 (en) | Process for bleaching keratin fibers | |
EP1369105B1 (en) | Use and method for dyeing hair | |
JP4045227B2 (ja) | 染毛剤組成物 | |
JP5339696B2 (ja) | 染毛剤組成物 | |
BR112015006280B1 (pt) | agente para alteração da cor de fibras de queratina contendo uma substância graxa e um polímero modificador da reologia em um sistema de emulsão | |
JP4520831B2 (ja) | 染色毛の可逆的変色方法 | |
JP5339693B2 (ja) | 染毛剤組成物 | |
JP5339694B2 (ja) | 染毛剤組成物 | |
JP5339692B2 (ja) | 染毛剤組成物 | |
JP5339695B2 (ja) | 染毛剤組成物 | |
JP4136722B2 (ja) | 染毛剤組成物 | |
EP1398022B1 (en) | Method of dyeing hair characterised by use of an azo dye containing a dissociative proton | |
JP2021095377A (ja) | 染毛剤組成物の製造方法 | |
WO2019151451A1 (ja) | 染色組成物、染色物、及び、アゾ色素 | |
JP2007126483A (ja) | 染毛剤組成物 | |
JP2004189649A (ja) | 染毛剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100310 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130301 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130723 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130806 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5339696 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |