JP4099301B2 - 色素化合物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、色相に優れ、光堅牢性、湿熱堅牢性に優れた色素化合物に関する。更に詳しくは、本発明は、インクジェット方式、熱移行型感熱転写方式、溶融型感熱転写方式等のフルカラー画像形成用の特にイエローに好ましく使用される色素化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】
アゾ色素は、活性水素を持った化合物、フェノール類またはp−ジアルキルアミノベンゼン類等のいわゆるカプラー成分と、アミノアリール化合物またはアミノヘテロ芳香族化合物から調製されたジアゾニウム塩(いわゆるジアゾ成分)とを、アゾカップリングさせて形成させた色素である。アゾ色素は、様々な構造のカプラー成分とアゾ成分とを選択できるため、その色調が多岐に渡り、色素の中でも代表的なものである。その中でも、イエロー色素としては、ピリドンアゾ系、アミノピラゾールアゾ系、ピラゾロンアゾ系、活性メチレンアゾ系などが知られている。
近年、カラー写真、カラー電子写真、インクジェット方式、熱移行型熱転写方式(DDTT)、溶融型熱転写方式、印刷用インク並びに拡散転写方式銀塩写真が盛んに研究されている。これらの画像形成用色素としてアゾ色素が使用されている。一方、エレクトロニクスの分野では、固体撮像管や、カラー液晶テレビ用フィルターの需要が増大し、アゾ色素がフィルター色素としても研究されるようになった。
【0003】
インクジェット方式カラーコピー、熱移行性感熱転写方式(DDTT)、溶融型感熱転写方式などに用いるイエロー色素には、種々の色素が提案されている。その中でも、特開平1―275187号公報に記載のピラゾロトリアゾール系アゾ色素が吸収波形がシャープで、光堅牢性も高く好ましい。しかし、該色素の光堅牢性もまだ十分ではなく改良が望まれていた。一方、特開平2−24191号公報には、1,2,4−チアジアゾリルアゾ色素が開示されている。この色素は、カプラー部分の構造は、アミノピラゾールまたは、ピラゾロ[5,1−c]トリアゾールである。
また、塩基性条件下での現像の結果として、画像形成化合物自身とは異る拡散性を有するアゾ色素を与えるアゾ色素画像形成化合物を用いたカラー拡散転写写真法は、従来からよく知られている。この方法に用いる画像形成化合物(色素供与性化合物)にも、転写性が低い、あるいは、形成する画像の堅牢性が低いなどの欠点があり改良が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した従来技術の問題点を解消することを解決すべき課題とした。
即ち、本発明は、転写性に優れ、また光堅牢性に優れる色素化合物を提供することを解決すべき課題とした。本発明はまた、吸収特性に優れたイエロー色素化合物を提供することを解決すべき課題とした。本発明はまた、溶解性に優れた、熱転写性色素供与材料用のイエロー色素化合物を提供することを解決すべき課題とした。本発明はまた、入手容易な原料から容易に合成できる色素化合物を提供することを解決すべき課題とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、ピラゾロ[1,5−b]トリアゾールアゾ色素のアゾ成分を鋭意検討した結果、アゾ成分が1,2,4―トリアゾールのものが、著しく光堅牢性が高く好ましいことを見出し、本発明を完成した。
本発明の化合物は、特開平2−24191号または特開平1−275187号に記載の色素とは構造異性体の関係にあるが、本発明の化合物は、上記の色素と比較して、予想外にインク化時の溶解性に優れ、また、合成時の収率に優れることがわかった。
【0006】
即ち、本発明によれば、下記一般式(1)で表される化合物またはその塩が提供される。
【0007】
【化2】
Figure 0004099301
【0008】
(式中、R1 はアルキル基、アリール基、アシルアミノ基、ヘテロ環基またはアルコキシ基を表し、2 はアルキル基またはアリール基を表し、3 はアルキルチオ基、アルキルスルホニル基またはアリール基を表し、4水素原子を表す。
【0010】
本発明の別の側面によれば、上記した一般式(1)で表される化合物またはその塩を含有するフィルター、インクシート、熱転写性色素供与材料並びにインク組成物が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様および実施方法について詳細に説明する。
本発明の化合物は、一般式(1)で表されることを特徴とする。
【0012】
【化3】
Figure 0004099301
【0013】
式中、R1 はアルキル基、アリール基、アシルアミノ基、ヘテロ環基またはアルコキシ基を表し、2 はアルキル基またはアリール基を表し、3 はアルキルチオ基、アルキルスルホニル基またはアリール基を表し、4水素原子を表す
ここで、置換基を説明する。置換基の具体例としては、ハロゲン原子、脂肪族基、アリール基、ヘテロ環基、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、カルボキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、シリルオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ基、アミノ基(アニリノ基を含む)、アシルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、スルファモイルアミノ基、アルキル及びアリールスルホニルアミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、スルファモイル基、スルホ基、アルキル及びアリールスルフィニル基、アルキル及びアリールスルフェニル基、アルキル及びアリールスルホニル基、アシル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アゾ基、イミド基、ホスホリル基などが挙げられるが、これらに限定されない。
【0014】
上記置換基としては、更に好ましくは、ハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、脂肪族基[直鎖または分岐の置換もしくは無置換のアルキル基(好ましくは炭素数1から30のアルキル基、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、n−オクチル、エイコシル、2−クロロエチル、2−シアノエチル、2―エチルヘキシル)、置換もしくは無置換のアルケニル基(好ましくは炭素数2から30の置換または無置換のアルケニル基、例えば、アリル、プレニル、ゲラニル、オレイル)、置換もしくは無置換のアルキニル基(好ましくは、炭素数2から30の置換または無置換のアルキニル基、例えば、エチニル、プロパルギル)、置換もしくは無置換のシクロアルキル基(好ましくは、5から7の置換または無置換のシクロアルキル基、例えば、シクロヘキシル、シクロペンチル)]、アリール基(好ましくは炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリール基、例えばフェニル、p−トリル、ナフチル、m−クロロフェニル、o−ヘキサデカノイルアミノフェニル)、ヘテロ環基(好ましくは5または6員の置換もしくは無置換の、芳香族もしくは非芳香族のヘテロ環であり、更に好ましくは、炭素数3から20の5もしくは6員の芳香族ヘテロ環である。例えば、2−フリル、2−チエニル、2−ピリミジニル、2−ベンゾチアゾリル)、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、カルボキシル基、アルコキシ基(好ましくは、炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルコキシ基、例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、t−ブトキシ、n−オクチルオキシ、2−メトキシエトキシ)、アリールオキシ基(好ましくは、炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールオキシ基、例えば、フェノキシ、2−メチルフェノキシ、4−t−ブチルフェノキシ、3−ニトロフェノキシ、2−テトラデカノイルアミノフェノキシ)、シリルオキシ基(好ましくは、炭素数3から20、例えば、トリメチルシリルオキシ、t−ブチルジメチルシリルオキシ)、ヘテロ環オキシ基(好ましくは、炭素数2から20の置換もしくは無置換のヘテロ環オキシ基、1−フェニルテトラゾール−5−オキシ、2−テトラヒドロピラニルオキシ)、アシルオキシ基(好ましくは炭素数2から30の置換もしくは無置換のアシルオキシ、例えば、ホルミルオキシ、アセチルオキシ、ピバロイルオキシ、ステアロイルオキシ)、カルバモイルオキシ基(好ましくは、炭素数1から30の置換もしくは無置換のカルバモイルオキシ、例えば、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシ、モルホリノカルボニルオキシ、ジn−オクチルアミノカルボニルオキシ)、アルコキシカルボニルオキシ基(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換アルコキシカルボニルオキシ基、例えばメトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、t−ブトキシカルボニルオキシ、n−オクチルカルボニルオキシ)、アリールオキシカルボニルオキシ基(好ましくは、炭素数7から30の置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニルオキシ、例えば、フェノキシカルボニルオキシ、p−メトキシフェノキシカルボニルオキシ、p−n−ヘキサデシルオキシフェノキシカルボニルオキシ)、アミノ基(アニリノ基を含む)(好ましくは、炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルキルアミノ基、炭素数6から30の置換もしくは無置換のアニリノ基、例えば、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、アニリノ、N-メチル−アニリノ、ジフェニルアミノ)、アシルアミノ基(好ましくは炭素数2から30の置換もしくは無置換のアシルアミノ、例えば、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、ピバロイルアミノ、ラウロイルアミノ)、アミノカルボニルアミノ基(好ましくは、炭素数1から30の置換もしくは無置換のアミノカルボニルアミノ、例えば、カルバモイルアミノ、ジメチルアミノカルボニルアミノ、ジエチルアミノカルボニルアミノ、モルホリノカルボニルアミノ)、アルコキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数2から30の置換もしくは無置換アルコキシカルボニルアミノ、例えば、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、t−ブトキシカルボニルアミノ、n−オクタデシルオキシカルボニルアミノ、N−メチル−メトキシカルボニルアミノ)、アリールオキシカルボニルアミノ基(好ましくは、炭素数7から30の置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニルアミノ、例えば、フェノキシカルボニルアミノ、p−クロロフェニルカルボニルアミノ、m−n−オクチルオキシカルボニルアミノ)、スルファモイルアミノ基(好ましくは、炭素数0から30の置換もしくは無置換のスルファモイルアミノ、例えば、スルファモイルアミノ、ジメチルアミノスルホニルアミノ、n−オクチルアミノスルホニルアミノ)、アルキル及びアリールスルホニルアミノ基[好ましくは炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルキルスルホニルアミノ(例えば、メタンスルホニルアミノ、ブタンスルホニルアミノ)、あるいは好ましくは炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールスルホニルアミノ(例えば、フェニルスルホニルアミノ(ベンゼンスルホニルアミノ)、トルエンスルホニルアミノ(p−メチルフェニルスルホニルアミノ))]、アルキルチオ基(好ましくは、炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルキルチオ基、例えばメチルチオ、エチルチオ、n−ヘキサデシルチオ)、アリールチオ基(好ましくは炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールチオ、例えば、フェニルチオ、トリルチオ、m−メトキシフェニルチオ)、ヘテロ環チオ基(好ましくは炭素数3から30の置換または無置換のヘテロ環チオ、例えば、2−ベンゾチアゾリルチオ、2,4−ジ−フェノキシ−1,3,5−トリアゾール−6−チオ)、スルファモイル基(好ましくは炭素数0から30の置換もしくは無置換のスルファモイル、例えば、N−エチルスルファモイル、N−(2−ドデシルオキシエチル)スルファモイル、N,N−ジメチルスルファモイル)、スルホ基、アルキル及びアリールスルフィニル基、アルキル及びアリールスルフェニル基、アルキル及びアリールスルホニル基(好ましくは炭素数1から30の置換または無置換のアルキルスルホニル基(例えば、メタンスルホニル、エタンスルホニル)、あるいは好ましくは6から30の置換または無置換のアリールスルホニル(例えば、ベンゼンスルホニル、トルエンスルホニル))、アシル基(好ましくは炭素数1から30の置換または無置換のアルキルカルボニル(例えば、アセチル、ピバロイル、2−クロロアセチル、ステアロイル)、あるいは好ましくは炭素数7から30の置換もしくは無置換のアリールカルボニル(例えばベンゾイル、p−n−オクチルオキシフェニルカルボニル))、アリールオキシカルボニル基(好ましくは、炭素数7から30の置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル基、例えば、フェノキシカルボニル、o−クロロフェノキシカルボニル、m−ニトロフェノキシカルボニル、p−t−ブチルフェノキシカルボニル)、アルコキシカルボニル基(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換アルコキシカルボニル基、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、n−オクタデシルオキシカルボニル)、カルバモイル基(好ましくは、炭素数1から30の置換もしくは無置換のカルバモイル、例えば、アミノカルボニル、N−メチルアミノカルボニル、N,N−ジメチルアミノカルボニル、N,N−ジ−n−オクチルアミノカルボニル)、アゾ基(好ましくは炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールアゾ(例えば、フェニルアゾ、p−クロロフェニルアゾ)、あるいは好ましくは炭素数6から30の置換もしくは無置換のヘテロ環アゾ(例えば、5−エチルチオ−1,3,4−チアジアゾール−2−イルアゾ))、イミド基(好ましくは、N−スクシンイミド、N−フタルイミド)、ホスホリル基(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換のホスホリル、例えば、フェノキシホスホリル、オクチルオキシホスホリル)を表す。
【0015】
1は、好ましくは、アルキル基(炭素数1から20の置換もしくは無置換のアルキル基、例えばメチル、エチル、イソプロピル、t−ブチル、n−オクチル、2−メトキシエチル)、アリール基(炭素数6から20の置換もしくは無置換のアリール基、例えばフェニル、o−クロロフェニル、m−メトキシフェニル、p−アセチルアミノフェニル、ナフチル)、アシルアミノ基(炭素数1から20の置換もしくは無置換のアシルアミノ基、例えば、アセチルアミノ、ピバロイルアミノ、ベンゾイルアミノ)、ヘテロ環基(炭素数2から30の置換もしくは無置換のヘテロ環基、例えば、2−フリル、1−ピリジル、2−ピリジル、3−ピリジル)、アルコキシ基(炭素数1から20の置換もしくは無置換のアルコキシ基、例えば、メトキシ、エトキシ、2−メトキシエトキシ)である。
1はさらに好ましくは炭素数1から6の無置換アルキル基、またはアリール基であり、特に好ましくは第2級もしくは第3級の無置換アルキル基、フェニル基またはクロロフェニル基であり、最も好ましくはt−ブチル、イソプロピル、フェニルまたはクロロフェニルである。
【0016】
2は、好ましくは、アルキル基(炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルキル基、例えばメチル、エチル、イソプロピル、t−ブチル、n−オクチル)、アリール基(炭素数6から20の置換もしくは無置換のアリール基、例えば、フェニル、o−クロロフェニル、m−メトキシフェニル)である。R2は、さらに好ましくは置換もしくは無置換のアルキル基であり、特に好ましくは無置換の炭素数1から8のアルキル基であり、最も好ましくはイソプロピルである。
【0017】
3は、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基またはアリール基であり、好ましくは、炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルキルチオ基、炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルキルスルホニル基または炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリール基である。
【0018】
4、水素原子である。
【0019】
本発明の化合物は、化合物構造内に褪色を抑制する効果を持った原子団を有していてもよい。画像の堅牢性が高いことを求められる場合には、このような褪色を抑制する効果を持った原子団を有することが特に好ましい。褪色を抑制する効果を持つ原子団は、一般式(1)中の置換基R1 2 およびR 3 どの部位に結合してもよい。褪色を抑制する効果を持った原子団としては、特開平3−205189号公報に記載の原子団が好ましい。
【0020】
一般式(1)で表される本発明の化合物は、置換基の種類によっては、酸付加塩を形成する場合がある。酸付加塩としては、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硝酸塩、硫酸塩、又は燐酸塩などの鉱酸塩の他、p−トルエンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、シュウ酸塩、酒石酸塩、リンゴ酸塩、クエン酸塩などの有機酸塩を挙げることができる。また、置換基の種類によっては塩基付加塩を形成する場合もある。さらに、一般式(1)で表される本発明の化合物又はその塩は水和物又は溶媒和物として存在することがある。一般式(1)で表される遊離形態若しくは塩の形態の化合物、又はそれらの水和物若しくは溶媒和物はいずれも本発明の範囲に包含される。
【0021】
さらに、本発明の一般式(1)で表される化合物は、置換基の種類によっては1又は2個以上の不斉炭素を有する場合がある。このような場合、1又は2個以上の不斉炭素に基づく光学異性体、および2個以上の不斉炭素に基づくジアステレオ異性体などの立体異性体が存在することがある。一般式(1)で表される化合物についての純粋な形態の任意の立体異性体、立体異性体の任意の混合物、ラセミ体などはいずれも本発明の範囲に包含される。
本発明の化合物の具体例を以下に挙げるが、本発明は、以下の具体例によって限定されることはない。
【0022】
【化4】
Figure 0004099301
【0023】
【化5】
Figure 0004099301
【0024】
【化6】
Figure 0004099301
【0025】
【化7】
Figure 0004099301
【0026】
次に、本発明の化合物の合成法について説明する。本発明の化合物は、化合物A(カプラー)と化合物B(ジアゾ成分)を以下のようにアゾカップリングして合成することができる。
【0027】
【化8】
Figure 0004099301
【0028】
化合物Aのカプラーは、多くの方法で合成することができ、例えば、特開平1−275187号公報に記載されているように、5−アミノピラゾール化合物とイミダート化合物とを反応させ、次いで、ヒドロキシルアミンを反応させるとアミドキシム化合物が得られ、これを脱水環化することによりカプラー化合物Aが得られる。化合物Bのジアゾ成分も、例えば、特開平1−275187号公報に記載されているように、所望により3位に置換基R3を有する5−アミノ−1,2,4−チアジオールを、亜硝酸ナトリウムの硫酸溶液にプロピオン酸/酢酸混合液を添加した混合液に低温で添加することによって調製することができる。
化合物A(カプラー)と化合物B(ジアゾ成分)のアゾカップリング反応も当業者に公知であり、化合物Aと化合物Bとを適当な溶媒中で一般的には低温で反応させることによってカップリングさせることができる。
【0029】
本発明の化合物を熱転写色素供与材料に用いるときはその熱拡散性の点から、分子量が500以下であることが好ましく、更に好ましくは分子量は400以下である。
本発明の化合物のプロトンを解離させて使用する場合、本発明の化合物のpKaは低いことが好ましい。具体的には、水/テロラヒドロフラン=1:1中での25℃でのpKaが8以下であることが好ましく、7以下であることが更に好ましく、5以下であることが最も好ましい。
【0030】
本発明の化合物は、前記のように優れた性能を有するので、各種の用途に用いることができる。例えば、熱転写方式(例えば、熱移行性感熱転写方式または昇華型方式、溶融型感熱転写方式)、インクジェット方式、通常の印刷方式、フィルター(例えば、光学フィルター)などにおいて、有用な色素として用いられる。具体的な形態としては、インクシート、色素供与材料(例えば、熱転写性色素供与材料)、インク組成物(例えば、印刷用インク、インクジェット用インク)、光吸収性組成物(例えば、カラーフィルター)などを挙げることができる。
インクシートは、通常、支持体(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリカーボネート)と、その上に設けられた本発明の化合物とバインダーとを含有した層を有したものからなる。
【0031】
色素供与材料は、通常、支持体(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリカーボネート、グラシン紙、コンデンサー紙)と、その上に設けられた本発明の化合物とバインダーとを含有した層を有したものからなる。
インク組成物は、通常、本発明の化合物と溶媒[インク溶剤、例えば、リン酸エステル系溶剤(例えば、リン酸トリクレジル、リン酸トリス−2−エチルヘキシル、リン酸トリオクチル)、フタル酸エステル系溶剤(例えば、フタル酸ジブチル、花王(株)社製ビニサイザー#124)など]、及び必要によりバインダー樹脂等からなる。
フィルターは、通常、本発明の化合物を含有したポリマーフィルムからなるもの、本発明の化合物とバインダーを含有した光吸収性組成物を支持体(例えば、ポリマーフィルム、ガラス板)上に設けたものなどがある。
【0032】
本発明の化合物は上記したように、支持体上の色素供与層に含有せしめて熱転写色素供与材料とし、熱転写方式の画像形成に用いることができる。本発明の化合物からなる熱転写性色素を熱転写方式の画像形成に用いた場合について、以下に詳しく述べる。通常フルカラーの画像を構成するためには、イエロー、マゼンタ及びシアンの3色の色素が必要である。本発明の化合物は中性および酸性条件下ではプロトンが解離しない。本発明の化合物をイエロー色素として用い、他の2色を公知の色素から選択して、フルカラーの画像形成を行うことができる。本発明の化合物は塩基性条件下ではプロトンが解離して非解離のときより吸収極大が長波下し、同時に分子吸光係数が大きくなる。本発明の化合物と従来公知の色素とを混合して使用してもよい。また本発明の化合物の2種以上を同一の色として混合して使用してもよい。
【0033】
本発明の化合物からなる熱転写性色素の使用法について述べる。熱転写色素供与材料はシート状または連続したロール状もしくはリボン状で使用できる。
シアン色素やマゼンタ色素およびそれと組み合わせて用いられるイエローの各色素は、通常各々独立な領域を形成するように支持体上に配置される。例えば、イエロー色素領域、マゼンタ色素領域、シアン色素領域を面順次もしくは線順次に一つの支持体上に配置する。また、上記のイエロー色素、マゼンタ色素、シアン色素を各々別々に支持体上に設けた3種の熱転写色素供与材料を用意し、これらから順次一つの熱転写受像材料に色素の熱転写を行うこともできる。本発明の色素化合物およびそれと組み合わせて用いられる色素は、各々バインダー樹脂と共に適当な溶剤に溶解または分散させて支持体上に塗布するか、あるいはグラビア法などの印刷法により支持体上に印刷することができる。これらの色素を含有する色素供与層の厚みは乾燥膜厚で通常約0.2〜5μm、特に0.4〜2μmの範囲に設定するのが好ましい。色素の塗布量は0.03〜1.0g/m2が好ましく、0.1〜0.6g/m2が更に好ましい。
【0034】
上記の色素と共に用いるバインダー樹脂としては、このような目的に従来公知であるバインダー樹脂のいずれも使用することができ、通常耐熱性が高く、しかも加熱された場合に色素の移行を妨げないものが選択される。例えば、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリル系樹脂(例えばポリメチルメタクリレート、ポリアクリルアミド、ポリスチレン−2−アクリロニトリル)、ポリビニルピロリドンなどのビニル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂(例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体)、ポリカーボネート系樹脂、ポリスチレン−ポリフェニレンオキサイド、セルロース系樹脂(例えばメチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、セルロースアセテート水素フタレート、酢酸セルロース、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、セルローストリアセテート)、ポリビニルアルコール系樹脂(例えばポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラールなどの部分ケン化ポリビニルアルコール)、石油系樹脂、ロジン誘導体、クマロン−インデン樹脂、テルペン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン)などが用いられる。本発明においてこのようなバインダー樹脂は、例えば色素100重量部当たり約20〜600重量部の割合で使用するのが好ましい。
【0035】
本発明において、上記の色素およびバインダー樹脂を溶解または分散するためのインキ溶剤としては、従来公知のインキ溶剤がいずれも使用できる。熱転写色素供与材料の支持体としては従来公知のものがいずれも使用できる。例えばポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリカーボネート、グラシン紙、コンデンサー紙、セルロースエステル、フッ素ポリマー、ポリエーテル、ポリアセタール、ポリオレフィン、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリプロピレン、ポリスルホン、セロファン等が挙げられる。熱転写色素供与材料の支持体の厚みは、一般に2〜30μmである。
【0036】
サーマルヘッドが色素供与材料に粘着するのを防止するためにスリッピング層を設けてもよい。このスリッピング層はポリマーバインダーを含有したあるいは含有しない潤滑物質、例えば界面活性剤、固体あるいは液体潤滑剤またはこれらの混合物から構成される。色素供与材料には背面より印字するときにサーマルヘッドの熱によるスティッキングを防止し、滑りをよくする意味で、支持体の色素供与層を設けない側にスティッキング防止処理を施すのがよい。
色素供与材料には色素の支持体方向への拡散を防止するための親水性バリヤー層を設けることもある。親水性の色素バリヤー層は、意図する目的に有用な親水性物質を含んでいる。
色素供与材料には下塗り層を設けてもよい。
【0037】
本発明においては、熱転写色素供与材料を熱転写受像材料と重ね合わせ、いずれかの面から、好ましくは熱転写色素供与材料の裏面から、例えばサーマルヘッド等の加熱手段により画像情報に応じた熱エネルギーを与えることにより、色素供与層の色素を熱転写受像材料に加熱エネルギーの大小に応じて転写することができ、優れた鮮鋭性、解像性の階調のあるカラー画像を得ることができる。また褪色防止剤も同様にして転写できる。加熱手段はサーマルヘッドに限らず、レーザー光(例えば半導体レーザー)、赤外線フラッシュ、熱ペンなどの公知のものが使用できる。この熱源にレーザーを用いる方法の場合は、熱転写色素供与材料に、レーザー光を強く吸収する材料を含有することが好ましい。熱転写色素供与材料にレーザー光を照射すると、この吸収性材料が光エネルギーを熱エネルギーに変換し、すぐ近くの色素にその熱を伝達し、色素が熱転写受像材料に転写する温度まで加熱される。この吸収性材料は色素の下部に層を成して存在し、及び/又は色素と混合される。本プロセスの更に詳しい説明は、英国特許第2,083,726A号明細書に記載されている。上記のレーザーとしては、数種のレーザーが使用可能であるが、小型、低コスト、安定性、信頼性、耐久性及び変調の容易さの点で半導体レーザーが好ましい。
本発明において、熱転写色素供与材料は熱転写受像材料と組合せることにより、熱印字方式の各種プリンターを用いた印字、ファクシミリ、あるいは磁気記録方式、光磁気記録方式、光記録方式等による画像のプリント作成、テレビジョン、CRT画面からのプリント作成等に利用できる。熱転写記録方法の詳細については、特開昭60−34895号公報の記載を参照できる。
【0038】
本発明の熱転写色素供与材料と組合わせて用いられる熱転写受像材料は支持体上に色素供与材料から移行してくる色素を受容する受像層を設けたものである。この受像層は、印字の際に熱転写色素供与材料から移行してくる熱移行性色素を受け入れ、熱移行性色素が染着する働きを有している熱移行性色素を受容しうる物質を単独で、またはその他のバインダー物質とともに含んでいる厚み0.5〜50μm程度の被膜であることが好ましい。熱移行性色素を受容しうる物質の代表例であるポリマーとしては次のような物質が挙げられる。
(イ)エステル結合を有するもの(例えば、ポリエステル樹脂など)
(ロ)ウレタン結合を有するもの(例えば、ポリウレタン樹脂など)
(ハ)アミド結合を有するもの(例えば、ポリアミド樹脂など)
(ニ)尿素結合を有するもの(例えば、尿素樹脂など)
(ホ)スルホン結合を有するもの(例えば、ポリスルホン樹脂など)
(ヘ)その他極性の高い結合を有するもの(例えば、ポリカプロラクトン樹脂、スチレン−無水マレイン酸樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂など)
上記のような合成樹脂に加えて、これらの混合物あるいは共重合体なども使用できる。
【0039】
熱転写受像材料中、特に受像層中には、熱移行性色素を受容しうる物質として、または色素の拡散助剤として高沸点有機溶剤または熱溶剤を含有させることができる。また、色素を媒染させるための媒染剤または塩基性物質を含有させることができる。塩基性物質としては、無機および有機の塩基性物質が使用できる。無機の塩基性物質としては、金属の水酸化物または塩が挙げられる。有機の塩基性物質としては、含窒素ヘテロ環、アミン類が挙げられる。塩基性物質のなかでも、アミン類が好ましく使用される。アミン類の例を挙げると第一アミン(アニリン、n-ブチルアミン、オクチルアミン)、第二アミン(メチルアニリン、エチルアニリン、ジブチルアミン)、第三アミン(トリブチルアミン、トリオクチルアミン)などである。アミン類は部分構造としてアミノ基を持つポリマーであってもよい。アミノ基を持つポリマーや媒染剤の具体例は特開平1−188391号公報、同3−83685号公報、特開昭61−64492号公報に記載されている。
【0040】
媒染剤ポリマーの具体例としては、以下の化合物が例として挙げられる。
【0041】
【化9】
Figure 0004099301
【0042】
【化10】
Figure 0004099301
【0043】
【化11】
Figure 0004099301
【0044】
【化12】
Figure 0004099301
【0045】
【化13】
Figure 0004099301
【0046】
【化14】
Figure 0004099301
【0047】
塩基性ポリマーとしてはアミノ基を持つポリビニルアセタール樹脂であるAEA(三共(株)社製)が好ましい。熱転写受像材料の受像層は、熱移行性色素を受容しうる物質を水溶性バインダーに分散して担持する構成としてもよい。この場合に用いられる水溶性バインダーとしては公知の種々の水溶性ポリマーを使用しうるが、硬膜剤により架橋反応しうる基を有する水溶性のポリマーが好ましい。受像層は2層以上の層で構成してもよい。その場合、支持体に近い方の層にはガラス転移点の低い合成樹脂を用いたり、高沸点有機溶剤や熱溶剤を用いて色素に対する染着性を高めた構成にし、最外層にはガラス転移点のより高い合成樹脂を用いたり、高沸点有機溶剤や熱溶剤の使用量を必要最小限にするかもしくは使用しないで表面のベタツキ、他の物質との接着、転写後の他の物質への再転写、熱転写色素供与材料とのブロッキング等の故障を防止する構成にすることが望ましい。受像層の厚さは全体で0.5〜50μm、特に3〜30μmの範囲が好ましい。2層構成の場合最外層は0.1〜2μm、特に0.2〜1μmの範囲にするのが好ましい。
【0048】
熱転写受像材料は、支持体と受像層の間に中間層を有してもよい。中間層は構成する材質により、クッション層、多孔層、色素の拡散防止層のいずれか又はこれらの2つ以上の機能を備えた層であり、場合によっては接着剤の役目も兼ねている。
熱転写受像材料に用いる支持体は転写温度に耐えることができ、平滑性、白色度、滑り性、摩擦性、帯電防止性、転写後のへこみなどの点で要求を満足できるものならばどのようなものでも使用できる。
熱転写受像材料には蛍光増白剤を用いてもよい。蛍光増白剤は褪色防止剤と組み合わせて用いることができる。
本発明において、熱転写色素供与材料と熱転写受像材料との離型性を向上させるために、色素供与材料及び/又は受像材料を構成する層中、特に好ましくは両方の材料が接触する面に当たる最外層に離型剤を含有させるのが好ましい。
【0049】
本発明に用いる熱転写色素供与材料および熱転写受像材料を構成する層は硬膜剤によって硬化されていてもよい。
ビニルスルホン系硬膜剤(N,N′−エチレン−ビス(ビニルスルホニルアセタミド)エタンなど)、N−メチロール系硬膜剤(ジメチロール尿素など)、あるいは高分子硬膜剤(特開昭62−234157号公報などに記載の化合物)が挙げられる。
熱転写色素供与材料や熱転写受像材料には褪色防止剤を用いてもよい。褪色防止剤としては、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、あるいはある種の金属錯体がある。受像材料に転写された色素の褪色を防止するための褪色防止剤は予め受像材料に含有させておいてもよいし、色素供与材料から転写させるなどの方法で外部から受像材料に供給するようにしてもよい。上記の酸化防止剤、紫外線吸収剤、金属錯体はこれら同士を組み合わせて使用してもよい。
熱転写色素供与材料や熱転写受像材料の構成層には塗布助剤、剥離性改良、スベリ性改良、帯電防止、現像促進等の目的で種々の界面活性剤を使用することができる。熱転写色素供与材料や熱転写受像材料の構成層には、スベリ性改良、帯電防止、剥離性改良等の目的で有機フルオロ化合物を含ませてもよい。熱転写色素供与材料や熱転写受像材料にはマット剤を用いることができる。
【0050】
本発明において色素固定要素(熱転写受像材料)の支持体としては、処理温度に耐えることのできるものが用いられる。一般的には、紙、合成高分子(フィルム)が挙げられる。具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリイミド、セルロース類(例えばトリアセチルセルロース)またはこれらのフィルム中へ酸化チタンなどの顔料を含有させたもの、更にポリプロピレンなどから作られるフィルム法合成紙、ポリエチレン等の合成樹脂パルプと天然パルプとから作られる混抄紙、ヤンキー紙、バライタ紙、コーティッドペーパー(特にキャストコート紙)、金属、布類、ガラス類等が用いられる。
【0051】
これらは、単独で用いることもできるし、ポリエチレン等の合成高分子で片面または両面をラミネートされた支持体として用いることもできる。
この他に、特開昭62−253159号公報(29)〜(31)頁に記載の支持体を用いることができる。
これらの支持体の表面に親水性バインダーとアルミナゾルや酸化スズのような半導体金属酸化物、カーボンブラックその他の帯電防止剤を塗布してもよい。
以下の実施例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明は実施例によって限定されることはない。
【0052】
【実施例】
実施例1(化合物9の合成)
化合物Cは、ベンズアミジンとチオシアン酸ナトリウムから合成した。化合物Dは、特開平1−275187号記載の方法で合成した。
以下の工程により化合物9を合成した。
【0053】
【化15】
Figure 0004099301
【0054】
亜硝酸ナトリウム(0.72g、0.01mol)を濃硫酸(5ml)に加え、加熱して溶解した。この溶液を25℃以下に冷却し、1:5プロピオン酸/酢酸(10ml)を添加して、氷冷下で5℃に冷却した。その後、温度を5℃に維持しながら、化合物C(1.63g、0.01mol)を少しずつ添加した。混酸をさらに10g滴下し、混合物を2時間攪拌した。
化合物D(2.61g、0.01mol)を1:5プロピオン酸/酢酸(30ml)中に酢酸ナトリウム(6.8g、0.08mol)とともに溶解し、アイスバス中で5℃に冷却した。その後温度を5℃に維持しつつ、ジアゾ化チアジアゾールをゆっくりと添加した。反応混合物を室温で一晩攪拌し、水で希釈して濾過した。
得られた固体を、エタノールで再結晶し、結晶を濾取した。化合物9を2.51g(5.6mmol、収率52%)得た。
本発明の化合物9の酢酸エチル中での吸収特性を図1に示す。
【0055】
実施例2
(熱転写色素供与材料(2−1)の作成)
支持体として裏面に耐熱滑性処理が施された厚さ6μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(帝人製)を使用し、フィルムの表面上に下記組成の熱転写色素供与層用塗料組成物をワイヤーバーコーティングにより乾燥時の厚みが1.5μmとなるように塗布形成し、熱転写色素供与材料(2−1)を作成した。
熱転写色素供与層用塗料組成物:
化合物5(構造は本明細書中前記の通り) 10ミリモル
ポリビニルブチラール樹脂
(電気化学製デンカブチラール5000-A) 3g
トルエン 40ml
メチルエチルケトン 40ml
ポリイソシアネート(武田薬品製 タケネートD110N) 0.2ml
次に上記化合物5を表1に記載の他の化合物に変えた以外は、上記と同様にして、本発明の熱転写色素供与材料及び比較用熱転写色素供与材料(2−2)〜(2−19)をそれぞれ作成した。
比較用の色素化合物a〜dの構造を以下に示す。
【0056】
【化16】
Figure 0004099301
【0057】
(熱転写受像材料の作成)
支持体として厚み150μmの合成紙(王子油化製YUPO−FPG−150)を用い、表面に下記組成物をワイヤーバーコーティングにより乾燥時の厚さが8μmとなるように塗布して熱転写受像材料を作製した。乾燥は、ドライヤーで仮乾燥後、温度100℃のオーブン中で30分間行った。
受像層用塗料組成物:
ポリエステル樹脂(東洋紡製バイロン−280) 22g
ポリイソシアネート(大日本インキ化学製KP−90) 4g
アミノ変性シリコーンオイル(信越シリコーン製KF−857) 0.5g
メチルエチルケトン 85ml
トルエン 85ml
シクロヘキサノン 15ml
【0058】
上記のようにして得られた熱転写色素供与材料(2−1)〜(2−19)と熱転写受像材料とを、熱転写色素供与層と受像層とが接するようにして重ね合わせ、熱転写色素供与材料の支持体側からサーマルヘッドを使用し、サーマルヘッドの出力0.25W/ドット、パルス巾0.15〜15ミリ秒、ドット密度6ドット/mmの条件で印字を行い、受像材料の受像層にイエローないし赤色の色素を像状に染着させたところ、本発明の化合物を使用した場合、転写むらのない鮮明な画像記録が得られた。各々の材料について、色相、最大濃度、及びインク化適性について評価した。
【0059】
色相:
○ 鮮やかなイエローの色相を呈する。
△ イエローの色相として、やや劣る。
× イエローの色相として、劣る。
【0060】
インク化適性:
○ 熱転写色素供与層用塗料組成物が容易に溶解する。
△ 熱転写色素供与層用塗料組成物を溶解するのに加熱が必要であり、時間もかかった。
× 熱転写色素供与層用塗料組成物を溶解が俯不完全で、色素の結晶が溶け残った。
【0061】
次に、上記のようにして得られた記録済の各熱転写受像材料を3日間、Xeライト(17000ルクス)で照射し、色像の光堅牢性を調べた。ステータスA反射濃度1.0を示す部分の照射後のステータスA反射濃度を測定し、照射前の反射濃度1.0に対する残存率(百分率)で光堅牢性を評価した。
上記評価の結果を表1に記した。
【0062】
【表1】
Figure 0004099301
【0063】
本発明の化合物は、光堅牢性に優れ、高い転写濃度を与えることがわかる。また、本発明の化合物を使用した場合には、色相も鮮明であり、インク化適性も優れていた。
一方、比較化合物aは、色相、インク化適性の点で本発明の色素に劣ることが分かる。比較化合物bは、光堅牢性が低かった。比較化合物c、dは、色相が長波でオレンジ色を呈していた。また、比較化合物c、dは、インク化適性も不十分であり、作成したインクシートの面状が悪かった、また転写濃度も低かった。
本発明の化合物は、比較化合物と比較して、溶解度が高く、インク化適性に優れ、合成時のコストも安価であった。また、湿熱、暗熱等の堅牢性も優れていた。
以上のように、本発明の化合物は、優れた色相、高い転写性、優れた光堅牢性を両立し、しかもインク化適性、コストなどの点で優れていることがわかる。
【0064】
実施例3
(熱転写受像材料(1)の作製)
支持体として、厚さ150μmの積層型合成紙を用い、表面に下記組成の受容層塗布用組成物(1)をワイヤーバーコーターを用いて、乾燥時の厚さが5μmとなるように塗布して、熱転写受像材料(1)(以下、単に受像材料ともいう)を作製した。乾燥はドライヤーで仮乾燥後、80℃のオーブン中で1時間行った。
受容層塗布用組成物(1)
色素固定剤 P−24 15g
バインダー樹脂(デンカブチラール3000:電気化学製) 25g
メチルエチルケトン 100ml
トルエン 50ml
【0065】
【化17】
Figure 0004099301
【0066】
受容層塗布用組成物(1)の色素固定剤P−24とバインダー樹脂を表2のものに変えて受像材料(2)〜(4)を作製した。
【0067】
【表2】
Figure 0004099301
【0068】
また、実施例3の受像材料(2)より色素固定剤を除いた組成の組成物を用いて比較用の受像材料(A)を作製した。
受像材料(1)〜(5)及び(A)と実施例2で作製した熱転写色素供与材料(2−1)〜(2−6)を用いて、実施例2に従って画像の転写を行った。得られた画像の濃度を測定した結果を以下の表3に記す。
【0069】
【表3】
Figure 0004099301
【0070】
色素固定剤を受像層中に含有するNo.1〜5の実験では、鮮やかで濃度の高い黄色ないし赤色の画像を与えた。一方、色素固定剤を含有しないNo.6の比較実験では、濃度の低い黄色の画像を与えた。また、No.1〜5の画像は、熱強制試験を行っても、画像のボケが起こらなかった。一方No.6の画像は、ボケてしまった。
【0071】
実施例4
本発明の化合物を用いて、インクを作成した。
下記組成物を温度50℃で30分撹拌溶解した後、室温まで徐冷しインク4−1を作成した。
リン酸トリクレジル 20ml
フタル酸ジブチル 20ml
ジメチルホルムアミド 1ml
本発明の化合物1 0.5mg
化合物1を等重量の他の化合物(種類は表4に記載)に変更して、インク番号4−2〜4−12を作成した。
インク番号4−1〜4−12について、実施例2に従って評価した。本発明の化合物を用いたインクは何れも、濃度が高く色相が優れていて、また光堅牢性が高かった。色相及びインク化適性についての評価結果を以下に示す。
【0072】
【表4】
Figure 0004099301
【0073】
実施例5
本発明の化合物を用いて、インクシートを作成した。
基材として150μmのポリエステル系ポリマーの透明支持体を用い、表面に下記組成のインクシート用組成物をワイヤーバーコーティングにより、乾燥時の厚みが20μmとなるように、塗布して、インクシート5−1を作成した。乾燥は、ドライヤーで仮乾燥後、温度100℃のオーブン中で30分間行った。
ポリエステル樹脂(東洋紡製バイロン−290)20g
メチルエチルケトン 85ml
トルエン 85ml
シクロヘキサノン 30ml
本発明の化合物1 0.5mg
【0074】
化合物1を等重量の他の化合物(種類は表5に記載)に置き換えて、インクシート5−1〜5−12を作成した。インクシート5−1〜5−12について、実施例2と同様に評価した。本発明の化合物を使用したインクシートは、いずれのインクシートも濃度が高く、優れた色相を呈していた。また光堅牢性も優れていた。色相及びインク化適性(実施例2と同様に評価)についての評価結果を以下に示す。
【0075】
【表5】
Figure 0004099301
【0076】
実施例6
本発明の化合物を用いて、フィルターを作成した。
基材として、3mm圧のガラス基板を用い、表面に下記組成の組成物をスピンコーティングにより、乾燥時の厚みが10μmになるように塗布して、フィルター6−1を作成した。乾燥は、ドライヤーで仮乾燥後、室温で2日間放置して行った。
2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノール 17ml
本発明の化合物1 0.5g
【0077】
化合物1を等重量の他の化合物(種類は表5に記載)に置き換えて、フィルター6−1〜6−12を作成した。フィルター6−1〜6−12について、色相(実施例2と同様に評価)とフィルター面上を評価した。本発明の化合物を用いたフィルターは何れも優れた色相を示し、フィルターの面上も良好であった。
フィルターの面状:
○:顕微鏡を使用しても全く色素の結晶、凝集が見えない。
△:顕微鏡でわずかに色素の結晶、凝集が見えるが、目視では色素の結晶、凝集は見えない。
×:目視で、色素の結晶、凝集が見える。
フィルターの評価の結果を以下の表6に示す。
【0078】
【表6】
Figure 0004099301
【0079】
【発明の効果】
本発明の化合物は、転写性、光堅牢性に優れ、また、吸収特性に優れたイエロー色素である。本発明の化合物は、溶解性に優れ、インク化適性に優れている。また、色素の合成が容易で安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の化合物9の酢酸エチル中での吸収特性を図1に示す。

Claims (6)

  1. 下記一般式(1)で表される化合物またはその塩。
    Figure 0004099301
    (式中、R1 はアルキル基、アリール基、アシルアミノ基、ヘテロ環基またはアルコキシ基を表し、2 はアルキル基またはアリール基を表し、3 はアルキルチオ基、アルキルスルホニル基またはアリール基を表し、4水素原子を表す。)
  2. 前記R 1 が、アルキル基、アリール基またはアルコキシ基であり、かつ前記R 2 が、アルキル基であることを特徴とする請求項1に記載の化合物またはその塩。
  3. 請求項1または2に記載の化合物またはその塩を含有するフィルター。
  4. 請求項1または2に記載の化合物またはその塩を含有するインクシート。
  5. 請求項1または2に記載の化合物またはその塩を含有する熱転写性色素供与材料。
  6. 請求項1または2に記載の化合物またはその塩を含有するインク組成物。
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