JP2665642B2 - ピラゾロアゾールアゾメチン色素およびそれを含有する熱転写色素供与材料 - Google Patents

ピラゾロアゾールアゾメチン色素およびそれを含有する熱転写色素供与材料

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JP2665642B2
JP2665642B2 JP4089338A JP8933892A JP2665642B2 JP 2665642 B2 JP2665642 B2 JP 2665642B2 JP 4089338 A JP4089338 A JP 4089338A JP 8933892 A JP8933892 A JP 8933892A JP 2665642 B2 JP2665642 B2 JP 2665642B2
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B55/00Azomethine dyes
    • C09B55/009Azomethine dyes, the C-atom of the group -C=N- being part of a ring (Image)

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー写真、カラー電子
写真、インクジェット方式、感熱転写方式、印刷等にお
ける画像形成用色素、あるいはカラー写真感光材料用、
固体撮像管やカラー液晶テレビ用フィルター染料として
有用なピラゾロアゾールアゾメチン色素に関するもので
ある。更に詳しくは、光堅牢性が改良されたピラゾロア
ゾールアゾメチン色素に関する。
【0002】
【従来の技術】アゾメチン色素、特にp−ジアルキルア
ミノフェニル基がイミンの窒素原子に結合したアゾメチ
ン色素は活性メチレン類やフェノール類とN,N−ジア
ルキル−p−フェニレンジアミン類との酸化カップリン
グ反応により形成され、しかも色調がイエロー、レッ
ド、マゼンタ、ブルー、シアンと多岐に亙るためイエロ
ー、マゼンタ、シアンの三色混合による減色法を用いる
ハロゲン化銀カラー写真感光材料における画像形成用色
素として広く用いられてきている。フェノール類、ナフ
トール類や2,4−ジフェニルイミダゾール類等からは
ブルーないしシアン染料が形成され、5−ピラゾロン
類、アシルアセトニトリル類、1H−ピラゾロ〔1,5
−a〕ベンズイミダゾール類、1H−ピラゾロ〔5,1
−c〕−1,2,4−トリアゾール類、1H−ピラゾロ
〔2,3−b〕−1,2,4−トリアゾール類等からは
マゼンタないしブルー色素が形成され、アシルアセトア
ニリド類、ジアシルメタン類、マロンジアニリド類等か
らはイエロー色素が形成される。このような色素につい
ては特開昭60−186567号、同63−14528
1号及び同63−113077号などに記載がある。近
年、カラー電子写真、インクジェット方式、感熱転写方
式等新しいカラー画像形成方法が提案されるようにな
り、また一方ではエレクトロニックイメージングの発展
と相俟って固体撮像管やカラー液晶テレビ用フィルター
の需要が増大し、アゾメチン色素がカラー写真用のみな
らず様々なシステムあるいは商品において応用、検討さ
れるようになった。ピラゾロアゾール系アゾメチン色素
は、吸収波形がシャープであり、短波側の不要吸収も小
さく画像形成用及びフィルター用色素として理想的な吸
収特性を有していることは、特開昭60−186567
号、同63−145281号、同64−48863号、
同64−48862号、同64−63194号、特開平
2−208094号、同2−265791号、同3−7
386号、同4−13774号、同4−9381号、米
国特許4,973,573号に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら公知の
ピラゾロアゾールアゾメチン色素の堅牢性は十分なもの
ではなかった。そのため、例えばこれら色素を画像形成
用色素として用いると、画像がわずかの期間で褪色ある
いは変色してしまうという欠点があった。又、これら色
素をフィルター用染料として用いると、耐久性が不十分
であるといった欠点を有していた。このように、堅牢性
の高いピラゾロアゾールアゾメチン色素の開発が強く望
まれていた。上記の問題を解決するため、本発明者は、
ピラゾロアゾールアゾメチン色素の構造と光堅牢性との
関係について、鋭意研究を行った。その結果、ピラゾロ
アゾールアゾメチン色素の置換基に特定の構造の置換基
が存在すると、非常に光堅牢性が高くなることを知見し
た。
【0004】本発明の目的は、画像形成用として、ある
いは、フィルター用として優れた色素を提供することで
ある。本発明の他の目的は、光、熱などの堅牢性の高い
色素を提供することである。本発明の他の目的は、堅牢
性の高い画像を与える熱転写色素供与材料を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記一般式(I)で表わされるピラゾロアゾールアゾメチ
ン色素によって達成された。
【0006】
【化3】
【0007】式中、Za、Zb、Zcは、各々独立に−
CR=又は−N=を表わす。R、R、R
、Rは、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、
アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、シアノ基、ヒド
ロキシ基、ニトロ基、アミノ基、アルコキシ基、アリー
ルオキシ基、アシルアミノ基、アミノカルボニルアミノ
基、スルファモイルアミノ基、アルキルチオ基、アリー
ルチオ基、アルコキシカルボニルアミノ基、スルホニル
アミノ基、カルバモイル基、スルファモイル基、スルホ
ニル基、アルコキシカルボニル基、ヘテロ環オキシ基、
アゾ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、シリ
ルオキシ基、アリールオキシカルボニル基、イミド基、
ヘテロ環チオ基、スルフィニル基、ホスホリル基あるい
はアシル基を表わす。Rは水素原子、アルキル基、ア
リール基、ヘテロ環基、ハロゲン原子、シアノ基、アル
コキシ基、アリールオキシ基、アシルアミノ基、アニリ
ノ基、ウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキル
チオ基、アリールチオ基、アルコキシカルボニルアミノ
基、スルホニルアミノ基、スルファモイル基、カルバモ
イル基、スルホニル基、アルコキシカルボニル基、ヘテ
ロ環オキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ
基、シリルオキシ基、アリールオキシカルボニルアミノ
基、イミド基、ヘテロ環チオ基、スルフィニル基、ホス
ホニル基、アリールオキシカルボニル基あるいはアシル
基を表わす。R、Rは、各々独立に、式(II)、
(III)又は(IV)の構造である。
【0008】
【化4】
【0009】式(II)、(III)および(IV)式
中、R、R10、R11、R12は、式(I)のR
と同義である。R13は、アルキル基、アリール基、ヘ
テロ環基、−NR1415、−OR16を表わす。R
14、R15、R16は、各々独立にアルキル基、アリ
ール基、ヘテロ環基を表わす。RとRおよび/又は
とRおよび/又はRとRおよび/又はR
および/又は、RとRおよび/又はR14とR
15は、互いに結合して環構造を形成していてもよい。
【0010】更に、以下の熱転写色素供与材料によって
達成された。支持体上に熱移行性色素を含む色素供与層
を有する熱転写色素供与材料において、該色素供与層が
上述の色素を少くとも一種含有することを特徴とする熱
転写色素供与材料。
【0011】以下に一般式(I)について詳細に説明す
る。式中、Za、Zb、Zcは、各々独立に−CR
=、−N=を表わす。Rを表わす置換基の例として
は、水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、
ハロゲン原子、シアノ基、アルコキシ基、アリールオキ
シ基、アシルアミノ基、アニリノ基、ウレイド基、スル
ファモイルアミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ
基、アルコキシカルボニルアミノ基、スルホニルアミノ
基、スルファモイル基、カルバモイル基、スルホニル
基、アルコキシカルボニル基、ヘテロ環オキシ基、アシ
ルオキシ基、カルバモイルオキシ基、シリルオキシ基、
アリールオキシカルボニルアミノ基、イミド基、ヘテロ
環チオ基、スルフィニル基、ホスホニル基、アリールオ
キシカルボニル基あるいはアシル基などが挙げられる。
は、水素原子、アルキル基(置換されていてもよ
く、炭素数1〜30)、アリール基(置換又は無置換の
炭素数6〜30)、アシル基(置換又は無置換の炭素数
1〜30)、アシルオキシ基(置換又は無置換の炭素数
1〜30)、アシルアミノ基(置換又は無置換の炭素数
1〜30)、オキシカルボニル基(炭素数1〜30)、
アミノカルボニル基(炭素数1〜30)、が好ましい。
【0012】式(I)中、R1 、R2 は、各々独立に式
(II) 、(III) 又は(IV)の構造である。
【0013】
【化5】
【0014】式(II)、(III)および(IV)式
中、R、R10、R11、R12は式(I)のR
同義である。その中でも、水素原子、置換又は無置換
の、アルキル基、アリール基(炭素数6〜30)、ヘテ
ロ環基(炭素数3〜30)、シアノ基、ハロゲン原子、
アルコキシ基(炭素数1〜30)、アリールオキシ基
(炭素数6〜30)、オキシカルボニル基(炭素数1〜
30)が好ましい。R、R10、R11、R12の好
ましい具体例としては、水素原子、置換又は無置換のア
ルキル基(炭素数1〜30。例えば、メチル、エチル、
n−プロピル、i−プロピル、n−オクチル、シクロヘ
キシル、2−クロロエチル、2−メトキシエチル、2−
メトキシカルボニルエチル)、置換又は無置換のアリー
ル基(炭素数6〜30。例えば、フェニル、トリル、p
−メトキシフェニル、m−クロロフェニル、1−ナフチ
ル)、ヘテロ環基(炭素数3〜30。例えば下記
(a)、(b)、(c)、(d)の構造)、シアノ基、
ハロゲン原子(クロロ、ブロモ)などが挙げられる。
【0015】
【化6】
【0016】R13は、置換又は無置換の、アルキル基、
アリール基、ヘテロ環基、−NR1415、−OR16を表
わす。R14、R15、R16は各々独立に置換又は無置換
の、アリール基、アルキル基、ヘテロ環基を表わす。R
13の具体例としては、アルキル基(炭素数1〜30。例
えば、メチル、エチル、イソプロピル、2−ジメチル、
アミノエチル、n−ドデシル、3−スルホン酸プロピ
ル、2−ヒドロキシカルボニルエチル、ベンジル)、ア
リール基(炭素数6〜30。例えば、フェニル、1−ナ
フチル、2−ナフチル、m−クロロフェニル、p−メト
キシフェニル、2,4−ジクロロフェニル)、ヘテロ環
基、(炭素数3〜30。例えば下記一般式(e)で表わ
される構造。)
【0017】
【化7】
【0018】−NR1415(炭素数0〜30。例え
ば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジブチルアミ
ノ、アニリノ、メチルアミノ)、−OR16(炭素数1
〜30。例えばメトキシ、エトキシ、n−ブトキシ、メ
トキシエトキシ、フェノキシ、p−メトキシフェノキ
シ、m−クロロフェノキシ、o−クロロフェノキシ、テ
トラゾリルオキシ)などが挙げられる。−NR14
15で表わされる場合、R14とR15は結合して環構
造を形成していてもよい。その例としては、例えばイソ
チアゾリルアミノ、チアゾリルアミノなどが挙げられ
る。R、R、R、RおよびRは、各々独立
に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール
基、ヘテロ環基、シアノ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、
アミノ基(置換アミノ基を含む)、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、アシルアミノ基、アミノカルボニルアミ
ノ基、スルファモイルアミノ基、アルキルチオ基、アリ
ールチオ基、アルコキシカルボニルアミノ基、スルホニ
ルアミノ基、カルバモイル基、スルファモイル基、スル
ホニル基、アルコキシカルボニル基、ヘテロ環オキシ
基、アゾ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、
シリルオキシ基、アリールオキシカルボニル基、イミド
基、ヘテロ環チオ基、スルフィニル基、ホスホリル基、
アシル基、等を表わす。
【0019】R3 、R4 、R5 、R6 、R7 の好ましい
具体例としては、アルキル基(好ましくは炭素数1〜3
0、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル)、アル
コキシ基(好ましくは炭素数1〜30、例えばメトキ
シ、エトキシ、メトキシエトキシ、イソプロポキシ)、
ハロゲン原子(例えば臭素、フッ素、塩素)、アシルア
ミノ基〔好ましくは炭素数1〜30のアルキルカルボニ
ルアミノ基(例えばホルミルアミノ、アセチルアミノ、
プロピオニルアミノ、シアノアセチルアミノ)、好まし
くは炭素数7〜30のアリールカルボニルアミノ基(例
えばベンゾイルアミノ、p−トルイルアミノ、ペンタフ
ルオロベンゾイルアミノ、m−メトキシベンゾイルアミ
ノ)〕、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数2
〜30、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル)、シアノ基、スルホニルアミノ基(好ましくは炭素
数1〜30、メタンスルホニルアミノ、エタンスルホニ
ルアミノ、N−メチルメタンスルホニルアミノ)、カル
バモイル基〔好ましくは炭素数2〜30のアルキルカル
バモイル基(例えばメチルカルバモイル、ジメチルカル
バモイル、ブチルカルバモイル、イソプロピルカルバモ
イル、t−ブチルカルバモイル、シクロペンチルカルバ
モイル、シクロヘキシルカルバモイル、メトキシエチル
カルバモイル、クロロエチルカルバモイル、シアノエチ
ルカルバモイル、エチルシアノエチルカルバモイル、ベ
ンジルカルバモイル、エトキシカルボニルメチルカルバ
モイル、フルフリルカルバモイル、テトラヒドロフルフ
リルカルバモイル、フェノキシメチルカルバモイル、ア
リルカルバモイル、クロチルカルバモイル、プレニルカ
ルバモイル、2,3−ジメチル−2−ブテニルカルバモ
イル、ホモアリルカルバモイル、ホモクロチルカルバモ
イル、ホモプレニルカルバモイル)、好ましくは炭素数
7〜30のアリールカルバモイル基(例えばフェニルカ
ルバモイル、p−トルイルカルバモイル、m−メトキシ
フェニルカルバモイル、4,5−ジクロロフェニルカル
バモイル、p−シアノフェニルカルバモイル、p−アセ
チルアミノフェニルカルバモイル、p−メトキシカルボ
ニルフェニルカルバモイル、m−トリフルオロメチルフ
ェニルカルバモイル、o−フルオロフェニルカルバモイ
ル、1−ナフチルカルバモイル)、好ましくは炭素数4
〜30のヘテリルカルバモイル基(例えば2−ピリジル
カルバモイル、3−ピリジルカルバモイル、4−ピリジ
ルカルバモイル、2−チアゾリルカルバモイル、2−ベ
ンズチアゾリルカルバモイル、2−ベンズイミダゾリル
カルバモイル、2−(4−メチルフェニル)1,3,4
−チアジアゾリルカルバモイル)〕、スルファモイル基
(好ましくは炭素数0〜30、例えばメチルスルファモ
イル、ジメチルスルファモイル)、アミノカルボニルア
ミノ基(好ましくは炭素数1〜30、例えばメチルアミ
ノカルボニルアミノ、ジメチルアミノカルボニルアミ
ノ)、アルコキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素
数2〜30、例えばメトキシカルボニルアミノ、エトキ
シカルボニルアミノ)、ヒドロキシ基、アミノ基(好ま
しくは炭素数0〜30、例えばアミノ、メチルアミノ、
ジメチルアミノ、アニリノ)、アリール基(好ましくは
炭素数6〜30、例えばフェニル、m−アセチルフェニ
ル、p−メトキシフェニル)、ヘテロ環基(好ましくは
炭素数3〜30、例えば2−ピリジル、2−フリル、2
−テトラヒドロフリル)2−ピラゾリル、ニトロ基、ア
リールオキシ基(好ましくは炭素数6〜30、例えばフ
ェノキシ、p−メトキシフェノキシ、o−クロロフェノ
キシ)、スルファモイルアミノ基(好ましくは炭素数0
〜30、例えばメチルスルファモイルアミノ、ジメチル
スルファモイルアミノ)、アルキルチオ基(好ましくは
炭素数1〜30、例えばメチルチオ、エチルチオ)、ア
リールチオ基(好ましくは炭素数6〜30、例えばフェ
ニルチオ、p−メトキシフェニルチオ、o−クロロフェ
ニルチオ)、スルホニル基(好ましくは炭素数1〜3
0、例えばメタンスルホニル、p−トルエンスルホニ
ル)、アシル基(好ましくは炭素数1〜30、例えばホ
ルミル、アセチル、ベンゾイル、p−トルイル)、ヘテ
ロ環オキシ基(好ましくは炭素数3〜30)、アゾ基
(好ましくは炭素数3〜30、例えばp−ニトロフェニ
ルアゾ)、アシルオキシ基(好ましくは炭素数1〜3
0、例えばアセチルオキシ、ベンゾイルオキシ)、カル
バモイルオキシ基(好ましくは炭素数1〜30、例えば
メチルカルバモイルオキシ)、シリルオキシ基(好まし
くは炭素数3〜30、例えばトリメチルシロキシ)、ア
リールオキシカルボニル基(好ましくは炭素数7〜3
0、例えばフェノキシカルボニル)、イミド基(好まし
くは炭素数4〜30、例えばフタルイミド)、ヘテロ環
チオ基(好ましくは炭素数3〜30)、スルフィニル基
(好ましくは炭素数1〜30、例えばジエチルアミノス
ルフィニル)、ホスホリル基(好ましくは炭素数0〜3
0、例えばジアミノホスホリル)、
【0020】R4 、R5 およびR6 の中で好ましいもの
は、水素原子又はハロゲン原子である。その中でも水素
原子が最も好ましい。R3 の中で好ましいものは、水素
原子、炭素数1〜20のアルキル基、シアノ基、ハロゲ
ン原子(フッ素、塩素、臭素)、炭素数1〜20のスル
ホニルアミノ基、である。その中でも、R3 は水素原子
が最も好ましい。
【0021】R3 とR4 および/又は、R5 とR6 が結
合した構造としては、下記式(V)の構造が例として挙
げられる。
【0022】
【化8】
【0023】R4 とR1 および/又は、R2 とR5 が結
合した構造としては、下記式(VI)(VII) 、(VIII)の構
造が例として挙げられる。
【0024】
【化9】
【0025】R1 とR2 が結合した構造としては、下記
式(IX) で表わされる構造が例として挙げられる。
【0026】
【化10】
【0027】式(V)、(VI) 、(VII) 、(VIII)、(I
X) 式中、R3 、R4 、R5 、R6 、R9 、R10は、式
(I)、(II) で定義したものと同義である。
【0028】式(I)中R7 は、電子吸引性の置換基、
置換又は無置換のアリール基、水素結合性の置換基が好
ましい。電子吸引性の置換基としては、スルホニル基
(炭素数1〜30)、スルフィニル基(炭素数1〜3
0)、スルホニルオキシ基(炭素数1〜30)、スルフ
ァモイル基(炭素数0〜30)、ホスホリル基(炭素数
3〜30)、カルバモイル基(炭素数1〜30)、アシ
ル基(炭素数1〜30)、アシルオキシ基(炭素数2〜
30)、オキシカルボニル基(炭素数2〜30)、カル
ボキシル基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン化アルコキ
シ基(炭素数1〜30)、ハロゲン化アリールオキシ基
(炭素数6〜30)、ヘテロ環基(炭素数1〜30)が
好ましい。置換又は無置換のアリール基としては、炭素
数6〜30のものが好ましい。例えば、o−クロロフェ
ニル、m−クロロフェニル、o,p−ジクロロフェニ
ル、p−メトキシフェニル、フェニルなどが挙げられ
る。水素結合性の置換基とは、一般式(I)で表わされ
るピラゾロアゾール核の窒素原子と水素結合する活性な
水素原子を有している置換基である。この置換基の例と
しては、スルホニルアミノ基、カルボニルアミノ基、カ
ルバモイル基、スルファモイル基、そして、スルホニル
アミノ基、スルファモイル基、カルバモイル基、カルボ
ニルアミノ基を置換基として有する置換基が挙げられ
る。この置換基の具体例として、スルホニルアミノ基
(炭素数1〜30、例えば、メタンスルホニルアミノ、
エタンスルホニルアミノ、トルエンスルホニルアミ
ノ)、カルボニルアミノ基(炭素数1〜30、例えばア
セチルアミノ、ピバロイルアミノ、メトキシカルボニル
アミノ、ジメチルアミノカルボニルアミノ)、スルホニ
ルアミノ基、スルファモイル基、カルバモイル基、カル
ボニルアミノ基を置換基として有する置換基(炭素数1
〜30、例えばo−アセチルアミノフェニル、o−カル
バモイルフェニル、o−スルファモイルフェニル、o−
メタンスルホニルアミノフェニル)スルファモイル基
(炭素数1〜30、例えばメチルスルファモイル、エチ
ルスルファモイル、n−ブチルスルファモイル)、カル
バモイル基(炭素数1〜30、例えばメチルカルバモイ
ル、エチルカルバモイル、フェニルカルバモイル)が挙
げられる。
【0029】一般式(I)で表わされる色素の好ましい
構造は、一般式(X)、(XI) 、(XII) 、(XIII)で表わ
される構造である。
【0030】
【化11】
【0031】式(X)、(XI)、(XII)、(XI
II)中、R、R、R、R、R、R
、Rは式(I)で定義したものと同じ定義であ
る。その具体例も同じものを挙げることができる。
′は、Rと同じものを表わす。その具体例も同じ
ものを挙げることができる。その具体例は、式(I)の
、R、R、Rで述べたものを挙げることがで
きる。式(X)、(XI)、(XII)中、R
、R′の少くとも1つは、電子吸引性の置換基、
置換されてもよいアリール基、又は水素結合性の置換基
であるものが好ましい。上記置換基の具体例は、式
(I)のRの好ましい例のところで述べたものを挙げ
ることができる。式(XIII)中、R14
14′、R14″、R14″′は、すべて水素原子の
ものが好ましい。
【0032】式(X)、(XI) 、(XII) 、(XIII)の中
で、好ましいものは、式(X)と(XI) で表わされる構
造のものである。
【0033】本発明の色素は、色素分子内に褪色を抑制
する効果を持った原子団を有していてもよい。画像の堅
牢性が高いことが求められる場合には特に好ましい。褪
色を抑制する効果を持った原子団は、色素のR1
2 、R3 、R4 、R5、R6 、R7 、R8 、R9 のど
の部位に結合していてもよい。褪色を抑制する効果を持
った原子団としては、特開平3−205189号明細書
に記載のものすべてが使用可能である。褪色を抑制する
効果を持った原子団の具体例を以下に挙げるが、本発明
はこれにより限定されるものではない。
【0034】
【化12】
【0035】
【化13】
【0036】
【化14】
【0037】
【化15】
【0038】
【化16】
【0039】
【化17】
【0040】本発明の色素は、熱転写用途に用いるとき
は、色素の分子量が700以下になるように置換基が選
択されることが好ましい。より好ましくは、分子量が6
00以下になるように選択される。又、置換基として、
カルボン酸基(その塩も含む)、スルホン酸基(その塩
も含む)を有しないものが好ましい。
【0041】本発明の色素が、水溶液や、ゼラチンなど
の親水性媒体中で用いられるときは、置換基として、水
溶性の置換基特に、カルボン酸基(その塩も含む)、ス
ルホン酸基(その塩も含む)、水酸基、アミノ基(アニ
リノ基、第4アンモニウム塩残基も含む)を有している
ことが好ましい。
【0042】本発明の色素が有機溶媒に溶解されて用い
られるときは、置換基として油溶性の置換基を有するも
のが好ましい。油溶性の置換基としては、炭素数の多い
置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよ
いアリール基が挙げられる。このとき置換基の炭素数
は、6以上更には10以上であることが好ましい。
【0043】本色素は、赤〜紫色の色相を呈する。その
ため画像形成用色素として用いられるときは、置換基を
選択してマゼンタ色の色素として利用されることが好ま
しい。
【0044】以下に本発明の色素の具体例を示し、本発
明を更に具体的に説明する。本発明は、これらの具体例
に限定されるものではない。
【0045】
【化18】
【0046】
【化19】
【0047】
【化20】
【0048】
【化21】
【0049】
【化22】
【0050】本発明の色素は、シアン色素と同所に存在
すると、その光堅牢性が著しく向上する。シアン色素と
共存させてもよい使用法の場合には、共存させた方が好
ましい。
【0051】本発明の熱移行性色素は、支持体上の色素
供与層に含有させられ、熱転写色素供与材料とされ、熱
転写方式の画像形成に用いられる。次に本発明の熱移行
性色素を熱転写方式の画像形成に用いた場合について、
以下に詳しく述べる。通常フルカラーの画像を構成する
ためには、イエロー、マゼンタ、シアン3色の色素が必
要である。そこで、本発明の化合物をマゼンタ色素とし
て用い、他の2色を公知の色素から選択して、フルカラ
ーの画像形成を行うことができる。同一の色について、
本発明の色素と従来公知の色素とを混合して使用しても
よい。また本発明の色素の2種以上を同一の色として混
合して使用してもよい。
【0052】本発明の熱移行性色素の使用法について述
べる。熱転写色素供与材料はシート状または連続したロ
ール状もしくはリボン状で使用できる。本発明のシアン
色素やマゼンタ色素およびそれと組み合わせて用いられ
るイエローの各色素は、通常各々独立な領域を形成する
ように支持体上に配置される。例えば、イエロー色素領
域、マゼンタ色素領域、シアン色素領域を面順次もしく
は線順次に一つの支持体上に配置する。また、上記のイ
エロー色素、マゼンタ色素、シアン色素を各々別々に支
持体上に設けた3種の熱転写色素供与材料を用意し、こ
れらから順次一つの熱転写受像材料に色素の熱転写を行
うこともできる。本発明の色素およびそれと組み合わせ
て用いられる色素は、各々バインダー樹脂と共に適当な
溶剤に溶解または分散させて支持体上に塗布するか、あ
るいはグラビア法などの印刷法により支持体上に印刷す
ることができる。これらの色素を含有する色素供与層の
厚みは乾燥膜厚で通常約0.2〜5μm、特に0.4〜
2μmの範囲に設定するのが好ましい。色素の塗布量は
0.03〜1.0g/m2が好ましい。その中でも、0.
1〜0.6g/m2が更に好ましい。
【0053】上記の色素と共に用いるバインダー樹脂と
しては、このような目的に従来公知であるバインダー樹
脂のいずれも使用することができ、通常耐熱性が高く、
しかも加熱された場合に色素の移行を妨げないものが選
択される。例えば、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系
樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアク
リル系樹脂(例えばポリメチルメタクリレート、ポリア
クリルアミド、ポリスチレン−2−アクリロニトリ
ル)、ポリビニルピロリドンを初めとするビニル系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂(例えば塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体)、ポリカーボネート系樹脂、ポリスチレ
ン−ポリフェニレンオキサイド、セルロース系樹脂(例
えばメチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、セルロースアセテート水素フタレー
ト、酢酸セルロース、セルロースアセテートプロピオネ
ート、セルロースアセテートブチレート、セルロースト
リアセテート)、ポリビニルアルコール系樹脂(例えば
ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリビ
ニルブチラールなどの部分ケン化ポリビニルアルコー
ル)、石油系樹脂、ロジン誘導体、クマロン−インデン
樹脂、テルペン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン)などが用いられ
る。本発明においてこのようなバインダー樹脂は、例え
ば色素100重量部当たり約20〜600重量部の割合
で使用するのが好ましい。
【0054】本発明において、上記の色素およびバイン
ダー樹脂を溶解または分散するためのインキ溶剤として
は、従来公知のインキ溶剤がいずれも使用できる。熱転
写色素供与材料の支持体としては従来公知のものがいず
れも使用できる。例えばポリエチレンテレフタレート、
ポリアミド、ポリカーボネート、グラシン紙、コンデン
サー紙、セルロースエステル、弗素ポリマー、ホリエー
テル、ポリアセタール、ポレオレフィン、ポリイミド、
ポリフェニレンサルファイド、ポリプロピレン、ポリス
ルフォン、セロファン等が挙げられる。熱転写色素供与
材料の支持体の厚みは、一般に2〜30μmである。
【0055】サーマルヘッドが色素供与材料に粘着する
のを防止するためにスリッピング層を設けてもよい。こ
のスリッピング層はポリマーバインダーを含有したある
いは含有しない潤滑物質、例えば界面活性剤、固体ある
いは液体潤滑剤またはこれらの混合物から構成される。
色素供与材料には背面より印字するときにサーマルヘッ
ドの熱によるスティッキングを防止し、滑りをよくする
意味で、支持体の色素供与層を設けない側にスティッキ
ング防止処理を施すのがよい。
【0056】色素供与材料には色素の支持体方向への拡
散を防止するための親水性バリヤー層を設けることもあ
る。親水性の色素バリヤー層は、意図する目的に有用な
親水性物質を含んでいる。
【0057】色素供与材料には下塗り層を設けてもよ
い。
【0058】本発明においては、熱転写色素供与材料を
熱転写受像材料と重ね合わせ、いずれかの面から、好ま
しくは熱転写色素供与材料の裏面から、例えばサーマル
ヘッド等の加熱手段により画像情報に応じた熱エネルギ
ーを与えることにより、色素供与層の色素を熱転写受像
材料に加熱エネルギーの大小に応じて転写することがで
き、優れた鮮鋭性、解像性の階調のあるカラー画像を得
ることができる。また褪色防止剤も同様にして転写でき
る。加熱手段はサーマルヘッドに限らず、レーザー光
(例えば半導体レーザー)、赤外線フラッシュ、熱ペン
などの公知のものが使用できる。この熱源にレーザーを
用いる方法の場合は、熱転写色素供与材料に、レーザー
光を強く吸収する材料を含有することが好ましい。熱転
写色素供与材料にレーザー光を照射すると、この吸収性
材料が光エネルギーを熱エネルギーに変換し、すぐ近く
の色素にその熱を伝達し、色素が熱転写受像材料に転写
する温度まで加熱される。この吸収性材料は色素の下部
に層を成して存在し、及び/又は色素と混合される。本
プロセスの更に詳しく説明は、英国特許2,083,726A号に
記載されている。上記のレーザーとしては、数種のレー
ザーが使用可能であるが、小型、低コスト、安定性、信
頼性、耐久性及び変調の容易さの点で半導体レーザーが
好ましい。
【0059】本発明において、熱転写色素供与材料は熱
転写受像材料と組合せることにより、熱印字方式の各種
プリンターを用いた印字、ファクシミリ、あるいは磁気
記録方式、光磁気記録方式、光記録方式等による画像の
プリント作成、テレビジョン、CRT画面からのプリン
ト作成等に利用できる。熱転写記録方法の詳細について
は、特開昭60−34895号の記載を参照できる。
【0060】本発明の熱転写色素供与材料と組合わせて
用いられる熱転写受像材料は支持体上に色素供与材料か
ら移行してくる色素を受容する受像層を設けたものであ
る。この受像層は、印字の際に熱転写色素供与材料から
移行してくる熱移行性色素を受け入れ、熱移行性色素が
染着する働きを有している熱移行性色素を受容しうる物
質を単独で、またはその他のバインダー物質とともに含
んでいる厚み0.5〜50μm程度の被膜であることが
好ましい。熱移行性色素を受容しうる物質の代表例であ
るポリマーとしては次のような物質が挙げられる。
【0061】(イ)エステル結合を有するもの ポリエステル樹脂など。 (ロ)ウレタン結合を有するもの ポリウレタン樹脂など。 (ハ)アミド結合を有するもの ポリアミド樹脂など。 (ニ)尿素結合を有するもの 尿素樹脂など。 (ホ)スルホン結合を有するもの ポリスルホン樹脂など。 (ヘ)その他極性の高い結合を有するもの ポリカプロラクトン樹脂、スチレン−無水マレイン酸樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂な
ど。 上記のような合成樹脂に加えて、これらの混合物あるい
は共重合体なども使用できる。
【0062】熱転写受像材料中、特に受像層中には、熱
移行性色素を受容しうる物質として、または色素の拡散
助剤として高沸点有機溶剤または熱溶剤を含有させるこ
とができる。熱転写受像材料の受像層は、熱移行性色素
を受容しうる物質を水溶性バインダーに分散して担持す
る構成としてもよい。この場合に用いられる水溶性バイ
ンダーとしては公知の種々の水溶性ポリマーを使用しう
るが、硬膜剤により架橋反応しうる基を有する水溶性の
ポリマーが好ましい。受像層は2層以上の層で構成して
もよい。その場合、支持体に近い法の層にはガラス転移
点の低い合成樹脂を用いたり、高沸点有機溶剤や熱溶剤
を用いて色素に対する染着性を高めた構成にし、最外層
にはガラス転移点のより高い合成樹脂を用いたり、高沸
点有機溶剤や熱溶剤の使用量を必要最小限にするかもし
くは使用しないで表面のベタツキ、他の物質との接着、
転写後の他の物質への再転写、熱転写色素供与材料との
ブロッキング等の故障を防止する構成にすることが望ま
しい。受像層の厚さは全体で0.5〜50μm、特に3
〜30μmの範囲が好ましい。2層構成の場合最外層は
0.1〜2μm、特に0.2〜1μmの範囲にするのが
好ましい。受像層は、所望により、色素固定剤を含有し
てもよい。色素固定剤としては、特開平3−83685
号に記載されている媒染剤や特開平1−188391号
に記載のものがいずれも使用可能である。
【0063】熱転写受像材料は、支持体と受像層の間に
中間層を有してもよい。中間層は構成する材質により、
クッション層、多孔層、色素の拡散防止層のいずれか又
はこれらの2つ以上の機能を備えた層であり、場合によ
っては接着剤の役目も兼ねている。
【0064】熱転写受像材料に用いる支持体は転写温度
に耐えることができ、平滑性、白色度、滑り性、摩擦
性、帯電防止性、転写後のへこみなどの点で要求を満足
できるものならばどのようなものでも使用できる。
【0065】熱転写受像材料には蛍光増白剤を用いても
よい。蛍光増白剤は褪色防止剤と組み合わせて用いるこ
とができる。
【0066】本発明において、熱転写色素供与材料と熱
転写受像材料との離型性を向上させるために、色素供与
材料及び/又は受像材料を構成する層中、特に好ましく
は両方の材料が接触する面に当たる最外層に剥離剤を含
有させるのが好ましい。
【0067】本発明に用いる熱転写色素供与材料および
熱転写受像材料を構成する層は硬膜剤によって硬化され
ていてもよい。
【0068】ビニルスルホン系硬膜剤(N,N′−エチ
レン−ビス(ビニルスルホニルアセタミド)エタンな
ど)、N−メチロール系硬膜剤(ジメチロール尿素な
ど)、あるいは高分子硬膜剤(特開昭62−23415
7号などに記載の化合物)が挙げられる。
【0069】熱転写色素供与材料や熱転写受像材料には
褪色防止剤を用いてもよい。褪色防止剤としては、例え
ば酸化防止剤、紫外線吸収剤、あるいはある種の金属錯
体がある。受像材料に転写された色素の褪色を防止する
ための褪色防止剤は予め受像材料に含有させておいても
よいし、色素供与材料から転写させるなどの方法で外部
から受像材料に供給するようにしてもよい。上記の酸化
防止剤、紫外線吸収剤、金属錯体はこれら同士を組み合
わせて使用してもよい。
【0070】熱転写色素供与材料や熱転写受像材料の構
成層には塗布助剤、剥離性改良、スベリ性改良、帯電防
止、現像促進等の目的で種々の界面活性剤を使用するこ
とができる。
【0071】熱転写色素供与材料や熱転写受像材料の構
成層には、スベリ性改良、帯電防止、剥離性改良等の目
的で有機フルオロ化合物を含ませてもよい。
【0072】熱転写色素供与材料や熱転写受像材料には
マット剤を用いることができる。
【0073】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を更に詳しく説
明するが、発明の主旨を越えない限り、以下の具体例に
限定されるものではない。 実施例1 (合成例) 本発明の色素の合成例を示し、本発明を更に詳細に説明
する。
【0074】合成例1 (色素1の合成)
【0075】
【化23】
【0076】工程1 化合物a 100g、アクリロニトリル36.3g、Cu
OAc ・H2O 6.8gを85℃でよく攪拌し、10時間反
応させた。反応後反応液を室温まで冷却し、セライトを
用いてろ過を行った。ろ液を攪拌していると結晶が析出
したのでろ過を行った。結晶をよくメタノールで洗浄し
て、化合物bを56.2g得た。(収率41.2%)。
【0077】工程2 化合物b 50g、濃塩酸75ml、水150ml、酢酸2
50mlを水冷下攪拌しているところへ、亜硝酸ナトリウ
ム19.0gをゆっくり添加した。10℃で3時間反応
させたところ、結晶が反応液一面に析出したのでろ過を
行った。結晶を水洗した後、乾燥を用い、化合物c 4
6.0g得た。(収率80.4%)。
【0078】工程3 化合物c 40g、水50ml、イソプロパノール500
ml、塩化アンモニウム4.7g、環元鉄98gを還流下
20分反応させた。反応液をセライトを用いてろ過し
た。ろ液に1,5−ナフタレンジスルホン酸63gをメ
タノール200mlに溶解させたものを加えた。20℃で
攪拌していたところ結晶が析出したのでろ過を行い、そ
の後メタノールで結晶をよく洗浄し、乾燥を行い、化合
物eを62g得た。(収率70.3%)。
【0079】工程4 化合物f 1.22g、塩化メチレン40ml、トリエチ
ルアミン1.85gを20℃で攪拌しているところへ、
化合物e 2.00gとN−ブロモこはく酸イミドをゆ
っくり交互に分割添加した。そして1時間反応させた後
水200mlと酢酸エチル200mlを加えて抽出を行っ
た。有機層を2回水洗した後硫酸マグネシユウムで乾燥
した。ろ過後、溶媒を減圧留去して色素1の粗生成物を
得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
を用いて精製し(酢酸エチル:ヘキサン=1:5〜1:
2)、色素1の精製物を0.60g得た。(収率32.
2%)。
【0080】mp. 166〜167 ℃ λmax (酢酸エチル中)513nm εmax (酢酸エチル中)4.58×104 リットル・mo
l -1・cm-1 酸化電位 1.14(V vs.SCE)
【0081】酸化電位は、下記の条件で測定した。 柳本製作所(株)製ボルタンメトリックアナライザーP
−1000型 電極:グラッシーカーボン 方法:静止 温度:20℃ サンプル濃度:1×10-4M 溶媒:0.1M NaClO4 アセトニトリル溶媒
【0082】色素2の合成
【0083】
【化24】
【0084】化合物g 3.0g、塩化メチレン30m
l、トリエチルアミン4.92gを20℃で攪拌してい
ることろへ、化合物e 4.05gとN−ブロモこはく
酸イミド1.58gをゆっくり交互に分割添加した。そ
の後1時間反応させ、ついで水200mlと酢酸エチル
200mlを加えた。抽出後、2回水洗し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。ろ過後、溶媒を留去した。アモルフ
ァス状の粗生成物にメタノール10mlと酢酸エチル3
mlを加え加熱攪拌したところ結晶が析出した。結晶を
ろ過し、メタノールで洗浄し、乾燥して色素2を2.3
0g得た。(収率56.4%)。
【0085】λmax (酢酸エチル中)519nm εmax (酢酸エチル中)4.47×104 リットル・mo
l -1・cm-1 1 HNMR (200MHz ・COCl3 中) δ 1.45(d,6H,J=7Hz) 、2.75(t,4H,J=6Hz)、3.23(q,1H,
J=7Hz)、3.95(t,4H,J=6Hz),6.80(d,2H,J=7Hz) 、7.37
(d.d,1H,J1=7Hz J2=3Hz)、7.53(m,2H)、8.40(d,2H,J=7H
z) 色素13の合成
【0086】
【化25】
【0087】化合物h 6.0g、塩化メチレン120
ml、トリエチルアミン9.0g、を20℃で攪拌してい
ることろへ、化合物e 8.9gとN−ブロモこはく酸
イミド3.5gをゆっくり交互に分割添加した。後処理
および精製は、色素2と同様に行った。その結果、色素
13を4.0g(収率49.3g%)得た。
【0088】λmax 532nm εmax 4.80×104 リットル・mol -1・cm-1 その他の色素も、合成例に従って容易に合成できる。
【0089】実施例2 本発明の色素の溶液系での光堅牢性の試験を行った。試
験を行った色素および結果について表1に記した。 条件:メリーゴーランドタイプ キセノン照射器(出力
500W、100000ルクス) セル:石英セル(1cm×1cm×4cm) フィルター:無し 溶 媒:酢酸エチル 濃 度:4.0×10-5 mol/リットル 残存率:強制褪色試験の前後でのλmax での濃度の変化
で表わした。(単位%)
【0090】 (表−1) 色素 照射時間 残存率 分解率 備 考 1 60分 65% 35% 本発明 2 〃 67% 33% 〃 3 〃 66% 34% 〃 4 〃 63% 37% 〃 7 〃 62% 38% 〃 8 〃 70% 30% 〃 13 〃 71% 29% 〃 a 〃 43% 57% 比較例
【0091】
【化26】
【0092】以上から本発明の色素が従来公知のピラゾ
ロアゾールアゾメチン色素と比較して著しく光堅牢性が
高いことが明らかである。
【0093】実施例3 (熱転写色素供与材料(3−1)の作成)支持体として
裏面に耐熱滑性処理が施された厚さ6μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(帝人製)を使用し、フィル
ムの表面上に下記組成の熱転写色素供与層用塗料組成物
をワイヤーバーコーティングにより乾燥時の厚みが1.
5μmとなるように塗布形成し、熱転写色素供与材料
(3−1)を作成した。 熱転写色素供与層用塗料組成物: 色素1 10ミリモル ポリビニルブチラール樹脂(電気化学製デンカブチラール5000-A) 3g トルエン 40cc メチルエチルケトン 40cc ポリイソシアネート(武田薬品製タケネートD110N) 0.2cc 次に上記色素1を表2に記載の他の色素に変えた以外は
上記と同様にして、本発明の熱転写色素供与材料及び比
較用熱転写色素供与材料(1−2)〜(1−18)をそ
れぞれ作成した。
【0094】(熱転写受像材料の作成)支持体として厚
み150μmの合成紙(王子油化製、YUPO−FPG −150)
を用い、表面に下記組成物の受像層用塗料組成物をワイ
ヤーバーコーティングにより乾燥時の厚さが8μmとな
るように塗布して熱転写受像材料を作成した。乾燥はド
ライヤーで仮乾燥後、温度100℃のオーブン中で30
分間行った。 受像層用塗料組成物: ポリエステル樹脂(東洋紡製バイロン−280) 22g ポリイソシアネート(大日本インキ化学製KP−90) 4g アミノ変性シリコーンオイル(信越シリコーン製KF-857) 0.5g メチルエチルケトン 85cc トルエン 85cc シクロヘキサノン 15cc
【0095】上記のようにして得られた熱転写色素供与
材料(3−1)〜(3−11)と熱転写受像材料とを、
熱転写色素供与層と受像層とが接するようにして重ね合
わせ、熱転写色素供与材料の支持体側からサーマルヘッ
ドを使用し、サーマルヘッドの出力0.25W/ドッ
ト、パルス巾0.15〜15ミリ秒、ドット密度6ドッ
ト/mmの条件で印字を行い、受像材料の受像層にシアン
もしくはマゼンタ色の色素を像状に染着させたところ、
転写むらのない鮮明な画像記録が得られた。次に、上記
のようにして得られた記録済の各熱転写受像材料を14
日間、17,000ルクスの蛍光灯に照射し、色像の安定性を
調べた。ステータスA反射濃度1.0を示す部分の照射
後のステータスA反射濃度を測定し、照射前の反射濃度
1.0に対する残存率(百分率)でその安定度を評価し
た。結果を表2に記した。
【0096】
【0097】表2から、本発明の色素は、転写濃度が高
く、光堅牢性が高いことがわかる。
【0098】実施例4 実施例3の熱転写色素供与層用塗料組成物の色素1に変
えて、表3に示した色素を用いて、熱転写色素供与材料
(4−1)〜(4−5)を作成した。実施例3で作成し
た受像材料を用いて印字を行ったところ、いずれの場合
も転写むらのない鮮明な画像記録が得られ、濃度が高か
った。また、光堅牢性も優れていた。
【0099】
【0100】実施例3の熱転写色素供与層用塗料組成物
のポリビニルブチラール樹脂と色素に変えて、表4に示
した樹脂と色素を用いて、熱転写色素供与材料(5−
1)、(5−2)、(5−3)を作成した。実施例3と
同様の受像材料を用いて印字を行ったところ、表4に示
すように転写むらのない鮮明な画像記録が得られた。ま
た実施例3と同様に熱強制試験を行ったところ光堅牢性
も優れていた。
【0101】 (表4) 熱転写色素供与材料 樹 脂 色素 光堅牢性(残存率%) 5−1 エチルセルロース 9 93 5−2 酢酸酪酸セルロース 10 93 5−3 ポリサルホン 17 92
【0102】以下に、他の熱転写受像材料と本発明の上
記熱転写色素供与材料との組合せについての樹脂5〜9
を示す。
【0103】実施例5 (熱転写受像材料の作製)支持体として厚み150μm
の合成紙(王子油化製:YUPO−FPG −150)を用い、表面
に下記組成の受像層用塗料組成物を、ワイヤーバーコー
ティングにより乾燥時の厚みが10μmとなるように塗
布して熱転写受像材料を作製した。乾燥はドライヤーで
仮乾燥後、温度100℃のオーブン中で30分間行っ
た。 受像層用塗料組成物: ポリエステル樹脂(TP220,日本合成化学製) 2.0g アミノ変性シリコーンオイル(信越シリコーン製 KF-857) 0.5g エポキシ変性シリコーンオイル(信越シリコーン製 KF-100T) 0.5g メチルエチルケトン 85cc トルエン 85cc シクロヘキサン 30cc
【0104】実施例3および実施例4の本発明の色素を
用いた熱転写色素供与材料と組み合せて印字を行なった
ところ、鮮明な画像記録が得られた。また、光および熱
堅牢性も優れていた。
【0105】実施例6 (熱転写受像材料の作製)200μmの紙の両面にそれ
ぞれ15μm、25μmの厚みにポリエチレンをラミネ
ートしたレジンコート紙を用意し、15μm厚みのラミ
ネートされた面に下記組成の受像層用塗料組成物をワイ
ヤーバーコーティングで乾燥厚み10μmになるように
塗布し、乾燥して熱転写受像材料を作製した。 受像層用塗料組成物: ポリエステル樹脂(TP220,日本合成化学製) 25g アミノ変性シリコーンオイル(信越シリコーン製 KF-857) 0.8g ポリイソシアネート(大日本インキ化学製 KP −90) 4g メチルエチルケトン 100cc トルエン 100cc 実施例3と同様にして印字したところ、鮮明で濃度の高
い画像記録が得られた。また、光および熱堅牢性も優れ
ていた。
【0106】実施例7 (熱転写受像材料の作製)下記(A′)の組成のゼラチ
ン水溶液中に(B′)の組成の色素受容性ポリマーの有
機溶剤溶液をホモジナイザーで乳化分散し色素受容性物
質のゼラチン分散液を調製した。 (A′)ゼラチン水溶液: ゼラチン 2.3g ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(5%水溶液) 20cc 水 80cc (B′)色素受容性ポリマー溶液: ポリエステル樹脂(東洋紡製バイロン300) 7.0g カルボキシ変性シリコーンオイル(信越シリコーン製 X-22-3710) 0.7g メチルエチルケトン 20cc トルエン 10cc トリフェニルフォスフェート 1.5g このようにして調製した分散物に、下記bで表されるフ
ッ素系界面活性剤(a)の0.5gを水/メタノール
(1:1)の混合溶媒10ccに溶解した溶液を添加し、
受像層用塗料組成物を得た。
【0107】
【化27】
【0108】この塗料組成物を、表面にコロナ放電した
厚み150μmの合成紙(王子油化製:YUPO−SGG −15
0)上にワイヤーバーコーティング法によりウェッジ膜厚
75μmとなるように塗布し、乾燥して、熱転写受像材
料を得た。実施例3及び4の本発明の色素を用いた熱転
写色素供与材料と上記熱転写受像材料とを用いて、実施
例3と同様に画像の記録を行った。得られた画像は濃度
が高く、鮮明であり堅牢性も高かった。
【0109】実施例8 (熱転写受像材料の作製)次の受像層用塗料組成物を用
いて、実施例1と同様に、熱転写受像材料を作製した。 受像層用塗料組成物:下記cで表される紫外線吸収剤7
gを加える以外は、実施例3の受像層用塗料組成物と同
じ組成である。
【0110】
【化28】
【0111】実施例3及び4の本発明の色素を用いた熱
転写色素供与材料を用いて、実施例3と同様に印字した
ところ、鮮明で濃度の高い画像が得られた。堅牢性も実
施例3の受像材料を用いたときと比較して高くなってい
た。
【0112】
【発明の効果】本発明のピラゾロアゾールアゾメチン色
素は、シャープな吸収を有し、光堅牢性が高く、又、熱
転写色素として用いると、転写性が優れており、鮮明な
画像を形成し、画像の光堅牢性が優れているという効果
を有していた。
【図面の簡単な説明】
【図1】酢酸エステル中での、本発明の色素1の吸収特
性を示す。
【図2】酢酸エステル中での、本発明の色素2の吸収特
性を示す。
【図3】酢酸エステル中での本発明の色素13の吸収特
性を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表わされるピラゾロ
    アゾールアゾメチン色素。 一般式(I) 【化1】 式中、Za、Zb、Zcは、各々独立に−CR=又は
    −N=を表わす。R、R、R、R、Rは、各
    々独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリ
    ール基、ヘテロ環基、シアノ基、ヒドロキシ基、ニトロ
    基、アミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシ
    ルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、スルファモイ
    ルアミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルコ
    キシカルボニルアミノ基、スルホニルアミノ基、カルバ
    モイル基、スルファモイル基、スルホニル基、アルコキ
    シカルボニル基、ヘテロ環オキシ基、アゾ基、アシルオ
    キシ基、カルバモイルオキシ基、シリルオキシ基、アリ
    ールオキシカルボニル基、イミド基、ヘテロ環チオ基、
    スルフィニル基、ホスホリル基あるいはアシル基を表わ
    す。Rは水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ
    環基、ハロゲン原子、シアノ基、アルコキシ基、アリー
    ルオキシ基、アシルアミノ基、アニリノ基、ウレイド
    基、スルファモイルアミノ基、アルキルチオ基、アリー
    ルチオ基、アルコキシカルボニルアミノ基、スルホニル
    アミノ基、スルファモイル基、カルバモイル基、スルホ
    ニル基、アルコキシカルボニル基、ヘテロ環オキシ基、
    アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、シリルオキシ
    基、アリールオキシカルボニルアミノ基、イミド基、ヘ
    テロ環チオ基、スルフィニル基、ホスホニル基、アリー
    ルオキシカルボニル基あるいはアシル基を表わす。
    、Rは、各々独立に、式(II)、(III)又
    は(IV)の構造である。 【化2】 (II)、(III)および、(IV)式中、R、R
    10、R11、R12は式(I)のRと同義である。
    13はアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、−NR
    1415、−OR16を表わす。R14、R15、R
    16は、各々独立にアルキル基、アリール基、ヘテロ環
    基を表わす。RとRおよび/又はRとRおよび
    /又はRとRおよび/又は、RとRおよび/又
    はRとRおよび/又は、R14とR15は互いに結
    合して環構造を形成していてもよい。
  2. 【請求項2】 支持体上に熱移行性色素を含む色素供与
    層を有する熱転写色素供与材料において、該色素色与層
    が請求項1の色素を少くとも1種含有することを特徴と
    する熱転写色素供与材料。
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