JP2008265734A - 自動二輪車の車体フレームおよび自動二輪車の組立方法 - Google Patents

自動二輪車の車体フレームおよび自動二輪車の組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】補機部品や足回り部品の組立作業を容易にして、組立の生産性を高めることができる自動二輪車の車体フレームおよび組立方法を提供する。
【解決手段】ヘッドパイプ15から後下方に前部フレーム18を延ばし、この前部フレーム18から後上方へ後部フレーム21を延ばし、前部フレーム18にエンジン12を懸架するエンジンハンガー23を備えた自動二輪車の車体フレームにおいて、エンジンハンガー23は、後輪25を支えるスイングアーム26が支承されるピボットプレートを兼ねており、且つ車幅方向に延びる締結点86、86にて、前部フレーム18に取り外し可能に締結するようにした。
【選択図】図9

Description

本発明は、エンジンを懸架するエンジンハンガーを備える自動二輪車の車体フレームに関する。
車体フレームにエンジンを懸架するエンジンハンガーが設けられ、このエンジンハンガーに後輪を支えるスイングアームが支承されている自動二輪車が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−143123公報(図3)
特許文献1の図3において、フレーム2(符号は同公報のものを流用する。以下、同じ。)には、メインフレーム部材4と、このメインフレーム部材4の後部から後方に延設したシートレール5bと、が設けられている。
メインフレーム部材4には、第1のエンジンブラケット12b(以下、「エンジンハンガー12b」と云う。)と、リヤアームブラケット13b(以下、「エンジンハンガー13b」と云う。)とが各々下方に向け取り付けられており、これらのエンジンハンガー12b、13bに、エンジン21が懸架されている。
ところで、特許文献1の自動二輪車1を組み立てる場合には、メインラインでフレーム2にエンジン21を取り付け、次に、エンジン21に、エアクリーナやスタータモータ101などの補機部品を取り付けている。
このため、エンジン21への補機部品の取付作業は、フレーム2を避けながら行うことになるので、組立作業に手間がかかっていた。加えて、リヤスイングアームやリヤクッションなどの足回り部品の組付性にも改善の余地があった。
補機部品や足回り部品の組立作業を容易にして、車両組立の生産性を高めることができる技術があれば好ましい。
本発明は、補機部品や足回り部品の組立作業を容易にして、組立の生産性を高めることができる自動二輪車の車体フレームおよびその組立方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ヘッドパイプから後下方に前部フレームを延ばし、この前部フレームから後上方へ後部フレームを延ばし、前部フレームにエンジンを懸架するエンジンハンガーを備えた自動二輪車の車体フレームにおいて、エンジンハンガーは、後輪を支えるスイングアームが支承されるピボットプレートを兼ねており、背部と、この背部から前方に延びる左右の側部とからなり、背部には上部にフレーム逃げ部が設けられ、且つ車幅方向に延びる締結部材で、前部フレームに取り外し可能に締結されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、エンジンは、シリンダ軸が水平である水平シリンダエンジンであり、エアクリーナ、コネクテイングチューブおよび燃料供給装置を含む吸気系部品が取り付けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前部フレームは、エンジンハンガーとは別に、取り外し不能なサブハンガーブラケットを備え、このサブハンガーブラケットにエンジンを締結する少なくとも1個の締結点を備え、エンジンハンガーにこのエンジンハンガーを前部フレームに締結する少なくとも2個の締結点を備え、これらの3個の締結点が車体を側面から見たときにへの字となるように位置決めされていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、車体フレームから分離されているエンジンハンガーにエンジンを取り付けるとともに、エンジンの吸気系をエンジンに取付ける第1工程と、後輪を懸架するスイングアームを取り付ける第2工程と、エンジンおよびスイングアームが付いているエンジンハンガーを、車体フレームに取り付ける第3工程とを含むことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、ヘッドパイプから後下方に前部フレームを延ばし、この前部フレームの下方にダウンフレームを延ばし、前部フレームの後部から後上方へ後部フレームを延ばし、前部フレームの後部に後下方に垂下するセンタフレームを延設し、ダウンフレームの下部にエンジンの前部を懸架する前側エンジンハンガーを設け、センタフレームにエンジンの後部を両側から懸架する後側エンジンハンガーを設けてなる自動二輪車の車体フレームにおいて、センタフレームは、前部フレームとの接合部から左右に延ばされた後、下方に垂下するように設けられ、後側エンジンハンガーは、センタフレームの下部に配置され、後輪を支えるスイングアームが支承されるピボットプレートを兼ねており、締結部材を介してセンタフレームに着脱可能に締結されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、後側エンジンハンガーは、左右一対の板部と、これら左右の板部の間に上下に掛け渡される上側クロスメンバおよび下側クロスメンバと、からなり、上側クロスメンバと下側クロスメンバとでセンタフレームに着脱可能に締結されることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、エンジンは、シリンダ軸が水平方向に対して起立した起立エンジンであり、シリンダの後方に、エアクリーナと、このエアクリーナから延ばしたコネクテイングチューブと、このコネクテイングチューブに接続した燃料供給装置とを含む吸気系部品が取り付けられている。
請求項1に係る発明では、エンジンハンガーは、後輪を支えるスイングアームが支承されるピボットプレートを兼ねており、且つ車幅方向に延びる締結部材で、前部フレームに取り外し可能に締結されている。
エンジンハンガーにエンジンを締結し、このエンジンにエアクリーナやスタータモータなどの補機部品を取り付ける。また、エンジンハンガーにリヤスイングアームなどの足回り部品を組み付ける。その後、エンジンハンガーを締結部材で前部フレームに取り付けるようにした。
つまり、エンジンハンガーに吸気系部品、補機部品および足回り部品をあらかじめ組み付けた後、このエンジンハンガーを車体フレームに取り付けた。すなわち、補機部品や足回り部品は、車体フレームとは無関係に組み付けることができる。
この結果、組立作業を容易に行うことができる。組立作業が容易になれば、組立工数を低減することができ、メインラインにおいて、車両組立の生産性を高めることができる。
補機部品や足回り部品は、車体フレームとは無関係に組付可能となるため、エンジンハンガーに足回り部品とエンジンを取り付ける作業、およびこのエンジンに補機部品を取り付ける作業は、メインラインとは別のサブラインにて、あらかじめ実施可能となる。
サブラインにおいて、あらかじめ、部品取付作業を行うことで、メインラインで数車種の組立を行う場合であっても、要員数や要員配置などを変更することなく、組立が行えるようになる。要員数や要員配置などの変更が不要となるので、組立に係る費用の発生を抑えながら、共通のメインラインで多種類の車種の生産が可能となり、組立に係る生産性を高めることができる。
さらに、エンジンハンガーは、背部と、この背部から前方に延びる左右の側部とからなり、背部には上部にフレーム逃げ部が設けられている。
エンジンハンガーは一部品で構成されているため、エンジンとエンジンハンガーとの小組が容易となる。加えて、エンジンハンガーの背部には上部にフレーム逃げ部が設けられているため、小組されたエンジンハンガーに車体フレームを降ろして、締結するだけで、小組体の取付が完了する。従って、組立に係る生産性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、エンジンは、シリンダ軸が水平である水平シリンダエンジンであり、この水平シリンダエンジンに、吸気系部品が取り付けられている。
水平シリンダエンジンの上方から、吸気系部品を取り付けるようにすれば、吸気系部品のエンジンへの取付作業が一層容易に行えるようになる。
吸気系部品の取付作業が一層容易になるので、組立工数を低減することができる。
請求項3に係る発明では、サブハンガーブラケットにエンジンを締結する少なくとも1個の締結点を備え、エンジンハンガーにこのエンジンハンガーを前部フレームに締結する少なくとも2個の締結点を備えている。そして、これら少なくとも3個の締結点が車体を側面から見たときにへの字となるように位置決めされているので、締結箇所が直線上に設定されているときに較べて、車体フレームとエンジンハンガーの間のねじれ剛性を高めることができる。
請求項4に係る発明では、エンジンと後輪を軸支するリヤスイングアームとを、エンジンハンガーに取り付けた後に、このエンジンハンガーの上部を、車体フレームに取り付けるようにした。
エンジンハンガーに吸気系部品、補機部品および足回り部品をあらかじめ組み付けた後、このエンジンハンガーに車体フレームを取り付けた。すなわち、補機部品や足回り部品は、車体フレームとは無関係に組み付けることができる。
この結果、組立作業を容易に行うことができる。組立作業が容易になれば、組立工数を低減することができる。
請求項5に係る発明では、後側エンジンハンガーは、後輪を支えるスイングアームが支承されるピボットプレートを兼ねており、車幅方向に延びる締結部材を介してセンタフレームに着脱可能に締結されている。
エンジンに後側エンジンハンガーを締結し、エンジンにエアクリーナやスタータモータなどの補機部品を取り付ける。また、後側エンジンハンガーにリヤスイングアームなどの足回り部品を組み付ける。その後、後側エンジンハンガーを締結部材でセンタフレームに取り付けるようにした。
つまり、後側エンジンハンガーを含むエンジンに吸気系部品、補機部品および足回り部品をあらかじめ組み付けた後、この後側エンジンハンガーおよびエンジンを車体フレームに取り付けた。すなわち、補機部品や足回り部品は、車体フレームとは無関係に組み付けることができる。
この結果、組立作業を容易に行うことができる。組立作業が容易になれば、組立工数を低減することができ、メインラインにおいて、車両組立の生産性を高めることができる。
補機部品や足回り部品は、車体フレームとは無関係に組付可能となるため、後側エンジンハンガーに足回り部品とエンジンを取り付ける作業、およびこのエンジンに補機部品を取り付ける作業は、メインラインとは別のサブラインにて、あらかじめ実施可能となる。
サブラインにおいて、あらかじめ、部品取付作業を行うことで、メインラインで数車種の組立を行う場合であっても、要員数や要員配置などを変更することなく、組立が行えるようになる。要員数や要員配置などの変更が不要となるので、組立に係る費用の発生を抑えながら、共通のメインラインで多種類の車種の生産が可能となり、組立に係る生産性を高めることができる。
請求項6に係る発明では、後側エンジンハンガーは、上側クロスメンバおよび下側クロスメンバとを備え、左右一体となるため、メインフレームにエンジンを組み付けるまえの工程で、エンジンに後側エンジンハンガーを組み付け易くすることができる。
また、後側エンジンハンガーは、上側および下側のクロスメンバでセンタフレームに締結されるため、センタフレームの剛性も高められ、エンジンハンガーに別のボスなどの補強部を設ける必要もない。
請求項7に係る発明では、エンジンは、シリンダ軸が水平方向に対して起立した起立エンジンであり、シリンダの後方に、吸気系部品が取り付けられている。
起立エンジンの後方から、あらかじめ、吸気系部品を取り付けるようにすれば、センタフレームなどにより取付が妨げられないので、吸気系部品のエンジンへの取付作業が一層容易に行えるようになる。
吸気系部品の取付作業が一層容易になるので、組立工数を低減することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の左側面図であり、自動二輪車10には、車体フレーム11と、この車体フレーム11に懸架するエンジン12を含む駆動部13と、が備えられている。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ15から斜め前下方に、延設され前輪16を支持している左右のフロントフォーク17L、17R(左側の符号17Lのみ示す。)と、前記ヘッドパイプ15から後下方に延設されている前部フレーム18としてのメインフレーム19と、このメインフレーム19の後部から後上方へ延設されている後部フレーム21としてのシートレール22L、22R(左側の符号22Lのみ示す。)と、メインフレーム19の後部19bに下方に取り付けられエンジン12を懸架するエンジンハンガー23と、このエンジンハンガー23から、ピボット軸24を介して後方へ延設され後輪25を支えるリヤスイングアーム26(単に、「スイングアーム26」とも云う。)と、メインフレーム19の後端部19bから後上方に延設されシートレール22L、22Rを支持するリヤ支持フレーム27L、27R(左側の符号27Lのみ示す。)と、このリヤ支持フレーム27L、27Rとシートレール22L、22Rの連結部29L、29R(左側の符号29Lのみ示す。)の近傍に設けるブラケット32L、32R(左側の符号32Lのみ示す。)と、これら左右のブラケット32L、32Rの間に水平に掛け渡されている棒状部材としてのリヤサスバー34と、このリヤサスバー34の左右の両端部とリヤスイングアーム26との間に取り付けられている左右のリヤクッションユニット33L、33R(左側の符号33Lのみ示す。)と、を主要構成とする。37はヘッドパイプ15に回動可能に設けられ、前輪16を操舵するステアリングハンドルである。
駆動部13にはエンジン12が含まれており、このエンジン12は、シリンダ軸38が略水平である水平シリンダ39と、この水平シリンダ39を有するシリンダブロック40の後部に連結されるクランクケース41と、シリンダブロック40の上面39tに取り付けられ吸気系を構成する吸気系部品42と、シリンダブロック40の下面39bに取り付けられ排気系を構成する排気系部品43と、が備えられている。
クランクケース41は、変速機が内蔵されている変速機ケースを兼ねる部材である。
吸気系部品42(「補機部品45」とも云う。)は、シリンダブロック40に連結されているコネクテイングチューブとしての吸気管46と、この吸気管46に連結し燃料を所定量供給する燃料供給装置47と、この燃料供給装置47に連結されているエアクリーナユニット48と、からなる。
シートレール22L、22Rには燃料タンク51が設けられ、この燃料タンク51と燃料供給装置47には、図示せぬ燃料パイプが連結されている。52は燃料タンク51の内側に配置されている燃料ポンプ、53は燃料の残量を検出するレベルゲージである。
排気系部品43は、水平シリンダ39を有するシリンダブロック40に連結され排気ガスを浄化する触媒ユニット54と、この触媒ユニット54に連結した排気管55と、この排気管55の後端部に連結されている消音器56と、からなる。
最後に、電装系部品60について説明すると、メインフレーム19の後端部の近傍には、バッテリ57と、このバッテリ57の近傍に設けられスタータモータ58などに流れる電流を制御するレギュレータ59とが備えられている。
図中、61はフロントフェンダ、62はヘッドライト、63は警笛機としてのホーン、64はイグニッションコイル、65は前部荷台、66は乗員シート、67はブレーキペタル、71はスタンド、72は後部荷台、73はリヤフェンダ、74はテールランプ、75L、75R(手前側の符号75Lのみ示す。)はウインカー、76はバックミラー、77はチェーンカバーである。
図2は本発明に係る自動二輪車の要部左側面図であり、前部フレーム18としてのメインフレーム19には、エンジン12とリヤスイングアーム26とが取り付けられ、エンジンハンガー23の外方から内方にエンジン12に向け上下に第1の締結部材81、81が締結され、エンジンハンガー23の上部には、外方から内方にメインフレーム19に第2の締結部材82、82が締結されている。
加えて、メインフレーム19には、エンジンハンガー23とは別に、取り外し不能なサブハンガーブラケット83L、83R(手前側の符号83Lのみ示す。)が下方に設けられ、これらのサブハンガーブラケット83L、83Rには、外方から内方に第3の締結部材84が締結されている。
本発明に係るエンジンハンガー23は、スイングアーム26が支承されるピボットプレート85を兼ねており、且つ車幅方向に延びる第2の締結部材82、82で、メインフレーム19に取り外し可能に締結されている。
サブハンガーブラケット83L、83Rには、エンジン12を締結する締結点87としての第3の締結部材84が備えられ、エンジンハンガー23を前部フレーム18に締結する2個の締結点86、86としての第2の締結部材82、82が備えられ、これらの3個の締結点86、86、87としての第2および第3の締結部材82、82、84が車体11(車体フレーム11)を側面から見たときにへの字Lとなるように位置決めされている。
エンジンハンガー23とエンジン12とに設けられている車体フレーム11への締結点86、86、87を結ぶ線Lは、への字Lとなるように設定されているので、締結点が直線上に設けられているときに較べて、車体フレーム11とエンジンハンガー23との間のねじれ剛性を高めることができる。
なお、本実施例において、第3の締結点87は1個であるが、2つ又は3つでも差し支えない。また、第2の締結点87は2個であるが、3つ、4つ又は5つでも差し支えない。
以下、エンジン12の懸架構造につき詳細に説明する。
図3は図2の3−3線断面図であり、メインフレーム19に固定した左右のサブハンガーブラケット83L、83Rの間には、ボルト88とナット89からなる第3の締結部材84によってエンジン12が取り付けられている。左右のサブハンガーブラケット83L、83Rは、溶接によりメインフレーム19に取り外し不能に設けられている。
図4は図2の4−4線断面図であり、メインフレーム19を貫通するとともにメインフレーム19に固定された管部材91に、ボルト92aとナット93aからなる第2の締結部材82によってエンジンハンガー23がメインフレーム19に取り外し可能に締結されている。
図5は図2の5−5線断面図であり、メインフレーム19を貫通するとともにメインフレーム19に固定された管部材91に、ボルト92bとナット93bからなる第2の締結部材82によってエンジンハンガー23がメインフレーム19に取り外し可能に締結されている。
図6は図2の6−6線断面図であり、エンジンハンガー23には、エンジン12のボスがボルト94とナット95からなる第1の締結部材81を介して取り付けられている。第1の締結部材81の上方にはメインフレーム19が通過している。
図7は本発明に係るエンジンハンガーの背面図であり、エンジンハンガー23は、背部97と、この背部97から前方に延びている左右の側部98L、98Rとからなり、板部材を折り曲げて上面視で前方に開いている略コ字状の部材である。
背部97には、上部97aが背面視で上方に開く略U字状に形成されメインフレーム19を逃がすフレーム逃げ部111が設けられている。また、背部97には、下部97bが背面視で下方に開く略U字状に形成されスタンド71を逃がすスタンド逃げ部112が設けられている。
左右の側部98L、98Rの高さ方向中間部には、ピボット軸24が水平に貫通して設けられており、このピボット軸24は、左右の側部98L、98Rに溶接により固定されている。このピボット軸24の左右端には、リヤスイングアーム26が回動可能に取り付けられている。
また、左右の側部98L、98Rの下部には、左右の側部98L、98Rに掛け渡す軸部材99が設けられ、この軸部材99には、スタンド71が取り付けられている。
以上に述べた自動二輪車の車体フレームの作用を次に述べる。
図8はエンジンハンガーにエンジンを取り付けるとともに、エンジンの吸気系を前記エンジンに取付ける工程を説明する作用図である。
(a)において、エンジン12にエンジンハンガー23を締結し、エンジン12のシリンダ39に混合気を供給する吸気口104を上方に向けて配置し、この吸気口104に燃料供給装置47を取り付け、この燃料供給装置47に図矢印a方向からエアクリーナ48を取り付ける。そして、エンジン12の排気口105に、図矢印b方向から触媒ユニット54をはじめとする排気系部品43を取り付ける。
エンジン12を車体フレーム11に懸架するまえに、吸気口104の上方から吸気系部品42としての燃料供給装置47と、この燃料供給装置47に連結するエアクリーナ48とを組み付け、排気口105に排気系部品43を組み付けるようにする。そうすれば、従来のように、車体フレーム11が邪魔になることがないので、燃料供給装置47、エアクリーナ48(エアクリーナユニット48)および排気系部品43を組み付ける作業を簡便に行うことができる。
エンジンハンガー23に燃料供給装置47とエアクリーナ48などを組み付ける作業が簡便に行えるようになれば、メインライン上において、組立工数を低減することができる。組立工数を低減することによって、メインラインの生産性を大幅に高めることができる。
(b)において、後輪を懸架するスイングアームを取り付ける工程を説明する。
具体的には、エンジンハンガー23の前後に組み付けたエンジン12とリヤスイングアーム26にスタンド71を組み付け、リヤクッションユニット33L、33R(図手前側の符号33Lのみ示す。)を取り付ける。
リヤクッションユニット33L、33Rの下端部は、リヤスイングアーム26に締め付けられるので、リヤクッションユニット33L、33Rを、リヤクッションユニット33L、33Rに立設させた状態にして、後工程での組付作業を容易に行うことができる。
図9はエンジンおよびスイングアームが付いているエンジンハンガーを、車体フレームに取り付ける工程を説明する作用図である。
(a)において、メインフレーム19とシートレール22L、22Rからなるフレームアッシ20をエンジンハンガー23にセットし、第2の締結点86、86で、エンジンハンガー23をフレームアッシ20に締結する。そして、第3の締結点87で、サブハンガーブラケット83L、83Rとエンジン12の間を締結する。
エンジンハンガー23は、車幅方向に延びる締結部材(図2の符号82、82)で、前部フレーム18に取り外し可能に締結されている。このため、吸気系部品42を含むエンジン12と、後輪25を含むリヤスイングアーム26とを、あらかじめエンジンハンガー23に組み付けた後に、このエンジンハンガー23を車体フレーム11に組み付けることが可能となる。
エンジン12とリヤスイングアーム26を、エンジンハンガー23に組み付けるときに、手前に車体フレーム11がないため、車体フレーム11を避けながらエンジン12に吸気系部品42を取り付けるという煩雑な作業が発生することはない。
このため、エンジン12に吸気系部品42などを組み付ける作業を容易に行うことができ、メインライン上において、組立工数を低減することができる。組立工数を低減することで、メインラインの生産性を高めることができる。
この他、メインラインとは別のサブラインなどで、エンジンハンガー23に、エンジン12およびリヤスイングアーム26を組み付ける。その後、メインラインで数車種の組立を行う場合であっても、要員数や要員配置などを変更することなく、異なる複数車種の生産が併せて行えるようになる。メインラインにおいて、要員数や要員配置などを変更する必要がなくなるため、組立に係る費用の発生を抑えながら、多種類の車種の生産が可能となり、組立に係る生産性を高めることができる。
(b)において、車両後部の組付が完了した状態を示す。
図10は図8の別実施例図であり、図8と大きく異なる点は、排気系部品43Bとして触媒ユニット54Bを内蔵するタイプの消音器56Bを組み付けるという点にある。
(a)において、エンジン12にエンジンハンガー23を締結し、エンジン12の吸気口104に燃料供給装置47およびエアクリーナ48を取り付ける。そして、エンジン12の排気口105に、触媒ユニット54Bが消音器56Bの入口直後に内蔵されているタイプの排気系部品43Bを取り付ける。121Bは消音器ブラケットである。
(b)において、エンジンハンガー23の前後に組み付けたエンジン12とリヤスイングアーム26にスタンド71を組み付け、リヤクッションユニット33L、33R(図手前側の符号33Lのみ示す。)を取り付ける。
図11は図1の別実施例図および図10にエンジンおよびスイングアームが付いているエンジンハンガーを車体フレームに取り付けて自動二輪車を完成させることを説明する作用図である。
フレームアッシ20をエンジンハンガー23にセットし、第2の締結点86、86で、エンジンハンガー23をフレームアッシ20に締結する。そして、第3の締結点87で、サブハンガーブラケット83L、83Rとエンジン12の間を締結する。
そして、前輪16、ステアリングハンドル37、乗員シート66などを取り付けて自動二輪車10Bを完成させる。
エンジンハンガー23は、車幅方向に延びる締結部材(図2の符号82、82)で、前部フレーム18に取り外し可能に締結されている。このため、吸気系部品42を含むエンジン12と、後輪25を含むリヤスイングアーム26とを、あらかじめエンジンハンガー23に組み付けた後に、このエンジンハンガー23を車体フレーム11に組み付けることが可能となる。
エンジン12とリヤスイングアーム26を、エンジンハンガー23に組み付けるときに、手前に車体フレーム11がないため、車体フレーム11を避けながらエンジン12に吸気系部品42を取り付けるという煩雑な作業が発生することはない。
このため、エンジン12に吸気系部品42などを組み付ける作業を容易に行うことができ、メインライン上において、組立工数を低減することができる。組立工数を低減することで、メインラインの生産性を高めることができる。
図12は図1の別実施例図であり、自動二輪車10Bには、車体フレーム11Bと、この車体フレーム11Bに懸架するエンジン12Bを含む駆動部13Bと、が備えられている。車体フレーム11Bの詳細については次図で説明する。
エンジン12Bは、シリンダ軸38Bが水平方向に対して起立した起立エンジンであり、シリンダ39Bの後方に、エアクリーナ48Bと、このエアクリーナ48Bから延ばしたコネクテイングチューブとしての吸気管46Bと、この吸気管46Bに接続した燃料供給装置47Bとを含む吸気系部品42Bが取り付けられている。
シリンダ39Bの前方から後方にわたり、排気系を構成する排気系部品43Bが取り付けられ、シリンダ39Bを有するシリンダブロック40Bの下端部に、クランクケース41Bが連結されている。クランクケース41Bは、変速機が内蔵されている変速機ケースを兼ねる部材である。
吸気系部品42B(「補機部品45B」とも云う。)は、前述した吸気管46Bと、この吸気管46Bに連結し燃料を所定量供給する燃料供給装置47Bと、この燃料供給装置47Bに連結されているエアクリーナユニット48Bと、からなる。
前部フレーム18Bには燃料タンク51Bが設けられ、この燃料タンク51Bと燃料供給装置47Bの間には、図示せぬ燃料パイプが連結されている。
排気系部品43Bは、シリンダ39Bを有するシリンダブロック40Bに連結される排気管55Bと、この排気管55Bの途中に介在され排気ガスを浄化する触媒ユニット54Bと、この触媒ユニット54Bに連結したこの排気管55Bの後端部に連結されている消音器56Bと、からなる。
図13は図12に示されている自動二輪車の車体フレームおよびエンジンハンガーの斜視図であり、図12を併せて参照し説明を行う。車体フレーム11Bは、前輪16Bを支持しているフロントフォーク17Bが操舵自在に取り付けられるヘッドパイプ15Bと、このヘッドパイプ15Bから後下方に延設されている前部フレーム18Bとしてのメインフレーム19Bと、前部フレーム18Bの下方に延ばしたダウンフレーム131と、このメインフレーム19Bの後部から後上方へ延設されている後部フレーム21Bとしてのシートレール22BL、22BRと、前部フレーム18Bの後部に後下方に垂下される左右一対のセンタフレーム134と、ダウンフレーム131の下部に前横締結部材132、132を介して取り付けられエンジン12Bの前部を懸架する前側エンジンハンガー133と、センタフレーム134に設けられエンジン12Bの後部を懸架する左右一対の板状の後側エンジンハンガー135と、を備えている。図中、消音器などが取り付けられるサブフレームは省略した。
センタフレーム134は、前部フレーム18Bとの接合部136から左右に延ばされた横フレーム139と、この横フレーム139から下方に垂下する縦フレーム140、140とからなる部材である。後側エンジンハンガー135は、センタフレーム134の下部に配置され、後輪25Bを支えるスイングアーム26Bが支承されるピボットプレート85Bを兼ねており、左右一対の板部138L、138Rと、これら左右の板部138L、138Rの間に水平方向上下に掛け渡される上側クロスメンバ141および下側クロスメンバ142と、からなる。
そして、上側クロスメンバ141と下側クロスメンバ142とで、センタフレーム134に締結部材80Bを介して後側エンジンハンガー135に着脱可能に締結されている。締結部材80Bは、上下2本の後横締結部材143、143であり、車幅方向に水平に設けられ左右の縦フレーム140、140の間に上下に掛け渡されている。
後側エンジンハンガー135は、上側クロスメンバ141および下側クロスメンバ142とを備える左右一体となる部材のため、メインフレーム19Bにエンジン12Bを組み付けるまえの工程で、エンジン12Bに後側エンジンハンガー135を組み付け易くなる。また、後側エンジンハンガー135は、上側および下側のクロスメンバ141、142でセンタフレーム134に締結されるため、センタフレーム134の剛性も高められ、後側エンジンハンガー135に、例えば別のボスなどの補強部を設ける必要もない。
図中、144a〜144hはブラケット、145はクロスプレートである。
図12に戻って、別実施例に係る自動二輪車10Bには、後輪25Bを支えるスイングアーム26Bと前部フレーム18Bの後部の間に、リヤクッションユニット33Bが介在されている。このリヤクッションユニット33Bは、車体フレーム11Bの幅方向中心に1つ立設され、上端部33Btがステー146を介して前部フレーム18Bに取り付けられ、下端部33Bbがリンク機構147を介してスイングアーム26Bおよび後側エンジンハンガー135に取り付けられている。
図中、27Bはリヤ支持フレーム、37Bはステアリングハンドル、61Bはフロントフェンダ、62Bはヘッドライト、66Bは乗員シート、73Bはリヤフェンダ、74Bはテールランプ、77Bはチェーンカバー、78Bは計器部、79Bは駆動力を伝達するチェーン、148・・・はエンジン12Bとエンジンハンガー133、135との間を締結するボルト、149は剛性アップのためのサポートフレーム、150はサブフレームである。
図14は別実施例に係るエンジンハンガーにエンジンを取り付けるとともに、エンジンの吸気系を前記エンジンに取付ける工程を説明する作用図である。
(a)において、エンジン12Bの前部にボルト148、148を介して前側エンジンハンガー133を締結し、エンジン12Bの後部にボルト148、148を介して後側エンジンハンガー135を締結し、エンジン12Bのシリンダ(図12の符号39B)に混合気を供給する吸気口104Bに燃料供給装置47Bを取り付け、この燃料供給装置47Bに図矢印a方向からエアクリーナ48Bなどの補機部品45Bを取り付ける。そして、エンジン12Bの排気口105Bに、図矢印b方向から触媒ユニット54Bをはじめとする排気系部品43Bを取り付ける。
エンジン12Bは、シリンダ軸(図12の符号38B)が水平方向に対して起立した起立エンジンであり、シリンダ39Bの後方に、吸気系部品43Bが取り付けられている。
起立エンジンの後方から、あらかじめ、吸気系部品43Bを取り付けるようにすれば、センタフレーム134などの車体フレームにより取付が妨げられる虞がないので、吸気系部品43Bのエンジン12Bへの取付作業が一層容易に行えるようになる。吸気系部品43Bの取付作業が一層容易になるので、組立工数を低減することができる。
(b)において、後輪を懸架するスイングアームを取り付ける工程を説明する。
後側エンジンハンガー135とリヤスイングアーム26Bの間に設けられているリンク機構147に、リヤクッションユニット33Bを取り付ける。すなわち、後側エンジンハンガー135にリヤスイングアーム26Bなどの足回り部品44Bを組み付ける。図中、スタンドは省略されている。
リヤクッションユニット33Bの下端部は、リンク機構147に取り付けられるので、リヤクッションユニット33Bを立設させた状態にして、後工程での組付作業を容易に行うことができる。
エンジン12Bを車体フレーム11Bに懸架するまえに、吸気口104Bに吸気系部品42Bとしての燃料供給装置47Bと、この燃料供給装置47Bに連結するエアクリーナ48Bとを組み付け、排気口105Bに排気系部品43Bを組み付けるようにする。
そうすれば、従来のように、車体フレーム11Bの構成要素としてのセンタフレーム134が補機部品45B、排気系部品43Bおよび足回り部品44Bの取り付けの邪魔になることがないので、燃料供給装置47B、エアクリーナ48B(エアクリーナユニット48B)および排気系部品43Bを組み付ける作業を簡便に行うことができる。
エンジンハンガー23Bに燃料供給装置47Bとエアクリーナ48Bなどを組み付ける作業が簡便に行えるようになれば、メインライン上において、組立工数を低減することができる。組立工数を低減することによって、メインラインの生産性を大幅に高めることができる。
図15は別実施例に係るエンジンおよびスイングアームが取り付けられたエンジンハンガーを、車体フレームに取り付ける工程を説明する作用図である。
(a)において、メインフレーム19Bとシートレール22BL、22BR(図手前側の符号22BLのみ示す。)からなるフレームアッシ20Bを前側エンジンハンガー133および後側エンジンハンガー135にセットする。
(b)において、前横締結部材132、132および後横締結部材143、143を介してフレームアッシ20Bに締結する。そして、ステー146にリヤクッションユニット33Bの上端を取り付ける。
エンジンハンガー23は、車幅方向に延びる締結部材132、132、143、143で、前部フレーム18を含むフレームアッシ20Bに取り外し可能に締結されている。このため、吸気系部品42を含むエンジン12と、後輪25を含むリヤスイングアーム26とを、あらかじめエンジンハンガーとしての後側エンジンハンガー135に組み付けた後に、この後側エンジンハンガー135を車体フレーム11Bに組み付けることが可能となる。
エンジン12とリヤスイングアーム26を、後側エンジンハンガー135に組み付けるときに、手前に車体フレーム11Bがないため、車体フレーム11を避けながらエンジン12に吸気系部品42を取り付けるという煩雑な作業が発生することはない。
このため、エンジン12Bに吸気系部品42Bなどを組み付ける作業を容易に行うことができ、メインライン上において、組立工数を低減することができる。組立工数を低減することで、メインラインの生産性を高めることができる。
この他、メインラインとは別のサブラインなどで、後側エンジンハンガー134に、エンジン12Bおよびリヤスイングアーム26Bを組み付ける。その後、メインラインで数車種の組立を行う場合であっても、要員数や要員配置などを変更することなく、異なる複数車種の生産が併せて行えるようになる。メインラインにおいて、要員数や要員配置などを変更する必要がなくなるため、組立に係る費用の発生を抑えながら、多種類の車種の生産が可能となり、組立に係る生産性を高めることができる。
図16は図12の変形例であり、図12と異なる点は、エンジン12Bのクランクケース41Bの後部を斜後上方に延設した左右の延設部151L、151R(図手前側の符号151Lのみ示す。)を設け、これらの延設部151L、151Rの上端をクッション軸152にて水平に掛け渡し、このクッション軸152にリヤクッションユニット33Bの上端部を取り付けた。その他、別実施例と大きく変わるところはなく説明を省略する。
このような構成であれば、リヤクッションユニット33Bの上端は、サブラインにて、延設部151L、151Rに取り付け可能になり、メインラインにおいて、リヤクッションユニット33Bの上端部33Btを前部フレーム18Bに取り付ける必要はなく、メインラインの作業負荷を減らすことができる。ステーを不要にすることもできる。
尚、請求項1では、エンジンは、シリンダ軸が直立又は傾斜して配置されているエンジンにすることは差し支えない。また、このエンジンを車体フレームに懸架するまえに、吸気系部品を取り付けないようにすることは差し支えない。
さらに、前部フレームに、固定するサブハンガーブラケットを省略することは差し支えなく、エンジンハンガーおよびエンジンを前部フレームに締結する少なくとも3個の締結点は、側面視で一直線上になるように配置することは差し支えない。
本発明は、自動二輪車の車体フレームに好適である。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 本発明に係る自動二輪車の要部左側面図である。 図2の3−3線断面図である。 図2の4−4線断面図である。 図2の5−5線断面図である。 図2の6−6線断面図である。 本発明に係るエンジンハンガーの背面図である。 エンジンハンガーにエンジンを取り付けるとともに、エンジンの吸気系を前記エンジンに取付けることを説明する作用図である。 エンジン及びスイングアームが付いているエンジンハンガーを、車体フレームに取り付ける工程を説明する作用図である。 図8の別実施例図である。 図1の別実施例図および図10にエンジンおよびスイングアームが付いているエンジンハンガーを車体フレームに取り付けて自動二輪車を完成させることを説明する作用図である。 図1の別実施例図である。 図12に示されている自動二輪車の車体フレームおよびエンジンハンガーの斜視図である。 別実施例に係るエンジンハンガーにエンジンを取り付けるとともに、エンジンの吸気系を前記エンジンに取付ける工程を説明する作用図である。 別実施例に係るエンジンおよびスイングアームが取り付けられたエンジンハンガーを、車体フレームに取り付ける工程を説明する作用図である。 図12の変形例である。
符号の説明
10、10B…自動二輪車、11、11B…車体フレーム、12、12B…エンジン、15、15B…ヘッドパイプ、18、18B…前部フレーム、21、21B…後部フレーム、23…エンジンハンガー、25、25B…後輪、26、26B…スイングアーム、38、38B…シリンダ軸、39、39B…シリンダ、42、42B…吸気系部品、46、46B…コネクテイングチューブ、47、47B…燃料供給装置、48、48B…エアクリーナ、82…締結部材、83L、83R…サブハンガーブラケット、80、80B…締結部材、85、85B…ピボットプレート、86…第2の締結点、87…第3の締結点、131…ダウンフレーム、133…前側エンジンハンガー、134…センタフレーム、135…後側エンジンハンガー、136…接合部、138L、138R…板部、141…上側クロスメンバ、142…下側クロスメンバ。

Claims (7)

  1. ヘッドパイプから後下方に前部フレームを延ばし、この前部フレームから後上方へ後部フレームを延ばし、前記前部フレームにエンジンを懸架するエンジンハンガーを備えた自動二輪車の車体フレームにおいて、
    前記エンジンハンガーは、後輪を支えるスイングアームが支承されるピボットプレートを兼ねており、背部と、この背部から前方に延びる左右の側部とからなり、前記背部には上部にフレーム逃げ部が設けられ、且つ車幅方向に延びる締結部材で、前記前部フレームに取り外し可能に締結されていることを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  2. 前記エンジンは、シリンダ軸が水平である水平シリンダエンジンであり、エアクリーナ、コネクテイングチューブおよび燃料供給装置を含む吸気系部品が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の車体フレーム。
  3. 前記前部フレームは、前記エンジンハンガーとは別に、取り外し不能なサブハンガーブラケットを備え、このサブハンガーブラケットに前記エンジンを締結する少なくとも1個の締結点を備え、前記エンジンハンガーにこのエンジンハンガーを前記前部フレームに締結する少なくとも2個の締結点を備え、これらの3個の締結点が車体を側面から見たときにへの字となるように位置決めされていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の車体フレーム。
  4. 車体フレームから分離されているエンジンハンガーにエンジンを取り付けるとともに、前記エンジンの吸気系を前記エンジンに取り付ける第1工程と、後輪を懸架するスイングアームを取り付ける第2工程と、前記エンジンおよび前記スイングアームが付いている前記エンジンハンガーを、車体フレームに取り付ける第3工程とを含むことを特徴とする自動二輪車の組立方法。
  5. ヘッドパイプから後下方に前部フレームを延ばし、この前部フレームの下方にダウンフレームを延ばし、前記前部フレームの後部から後上方へ後部フレームを延ばし、前記前部フレームの後部に後下方に垂下するセンタフレームを延設し、前記ダウンフレームの下部にエンジンの前部を懸架する前側エンジンハンガーを設け、前記センタフレームに前記エンジンの後部を両側から懸架する後側エンジンハンガーを設けてなる自動二輪車の車体フレームにおいて、
    前記センタフレームは、前記前部フレームとの接合部から左右に延ばされた後、下方に垂下するように設けられ、
    前記後側エンジンハンガーは、前記センタフレームの下部に配置され、後輪を支えるスイングアームが支承されるピボットプレートを兼ねており、締結部材を介して前記センタフレームに着脱可能に締結されていることを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  6. 前記後側エンジンハンガーは、左右一対の板部と、これら左右の板部の間に水平方向に上下に掛け渡される上側クロスメンバおよび下側クロスメンバと、からなり、前記上側クロスメンバと前記下側クロスメンバとで前記センタフレームに着脱可能に締結されることを特徴とする請求項5記載の自動二輪車の車体フレーム。
  7. 前記エンジンは、シリンダ軸が水平方向に対して起立した起立エンジンであり、シリンダの後方に、エアクリーナと、このエアクリーナから延ばしたコネクテイングチューブと、このコネクテイングチューブに接続した燃料供給装置とを含む吸気系部品が取り付けられていることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の自動二輪車の車体フレーム。
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