JP2022157392A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両特性を容易に変更可能な鞍乗型車両を提供する。【解決手段】鞍乗型車両(1)は、車体フレーム(10)とエンジン(2)とを備え、前記車体フレームは、締結部材(30)により前記エンジンに締結可能な複数の締結可能点(16)を有し、前記複数の締結可能点のうちの一部が選択的に用いられて前記締結部材により前記エンジンに締結されている。【選択図】図1

Description

本発明は、鞍乗型車両に関するものである。
特許文献1には、フレームの剛性バランスを調整しやすくした鞍乗型車両の車体構造が開示されている。当該車体構造では、左右一対のダウンフレームに、車幅方向外側にオフセットした外延設部が備えられており、外延設部にエンジンとの締結部(上締結部)が備えられている。この外延設部の車幅方向外側へのオフセット量を調整することで、ダウンフレームの剛性調整(フレーム全体の剛性バランスの調整)を容易にすることができる。
特開2015-186976号公報
鞍乗型車両の運転者によっては、例えば、直進性を重視した車両特性を好む場合もあれば、旋回性を重視した車両特性を好む場合もある。そのため、鞍乗型車両では、運転者の好み(嗜好)に応じて車両特性を容易に変更可能であることが望まれる。
そこで、本発明は、車両特性を容易に変更可能な鞍乗型車両を提供することを目的とする。
請求項1の本発明に係る鞍乗型車両(1)は、車体フレーム(10)とエンジン(2)とを備え、前記車体フレームは、締結部材(30)により前記エンジンに締結可能な複数の締結可能点(16)を有し、前記複数の締結可能点のうちの一部が選択的に用いられて前記締結部材により前記エンジンに締結されている、ことを特徴とする。
請求項2の本発明は、前記複数の締結可能点は、それらのうち前記締結部材により前記エンジンに締結される締結可能点の組み合わせに応じて車両特性が変化するように、前記車体フレームに設けられている、ことを特徴とする。
請求項3の本発明は、前記締結部材により前記エンジンに締結される締結可能点の数は、前記車体フレームに設けられた前記複数の締結可能点の数より少ない、ことを特徴とする。
請求項4の本発明は、前記複数の締結可能点は、第1締結可能点(16a)と、ヘッドパイプ(11)からの距離が前記第1締結可能点より遠い第2締結可能点(16b)とを含み、前記車体フレームは、前記第1締結可能点および前記第2締結可能点のうちいずれか一方が選択的に用いられて前記締結部材により前記エンジンに締結されている、ことを特徴とする。
請求項5の本発明は、前記エンジンは、前記複数の締結可能点にそれぞれ対応する複数の位置の各々に、前記締結部材により前記車体フレームに連結可能な被締結点を有する、ことを特徴とする。
請求項6の本発明は、前記エンジンは、前記締結部材により前記複数の締結可能点の各々と締結可能な被締結点を有し、前記複数の締結可能点のうち前記締結部材により前記被締結点と締結される締結可能点に応じて、前記車体フレームと前記エンジンとの位置関係が変更される、ことを特徴とする。
請求項7の本発明は、前記車体フレームは、ヘッドパイプ(11)から車両下方に向かって延伸したダウンフレーム(13)を含み、前記複数の締結可能点は、前記ダウンフレームに設けられている、ことを特徴とする。
請求項8の本発明は、前記車体フレームは、後輪(RW)が回転自在に取り付けられたスイングアーム(15)を軸支するピボットフレーム(14)を含み、前記複数の締結可能点は、前記ピボットフレームに設けられている、ことを特徴とする。
請求項9の本発明に係る鞍乗型車両(1)は、車体フレーム(10)とエンジン(2)とを備え、前記エンジンは、締結部材(30)により前記車体フレームにそれぞれ締結可能な複数の被締結点を有し、前記複数の被締結点のうちの一部が選択的に用いられて前記締結部材により前記車体フレームに締結されている、ことを特徴とする。
請求項10の本発明は、前記車体フレームは、前記締結部材により前記複数の被締結点の各々と締結可能な締結可能点を有し、前記複数の被締結点のうち前記締結部材により前記締結可能点と締結される被締結点に応じて、前記車体フレームと前記エンジンとの位置関係が変更される、ことを特徴とする。
請求項1の本発明によれば、車体フレームに設けられた複数の締結可能点の中から、締結部材により車体フレームとエンジンとを締結するための締結可能点を選択することができるため、車両特性のアレンジを容易に変更することができる。即ち、車両特性を容易に変更可能な鞍乗型車両を提供することができる。
請求項2の本発明によれば、締結部材により車体フレームとエンジンとを締結するために用いる締結可能点の組み合わせを変更することで車両特性を変更することができるため、車両特性のアレンジを容易に変更することができる。
請求項3の本発明によれば、締結部材により車体フレームとエンジンとを締結するために用いる締結可能点の組み合わせの自由度を広げることができる。
請求項4の本発明によれば、車体フレームに設けられた第1締結可能点および第2締結可能点の一方を、運転者の所望する車両特性に応じて、締結部材により車体フレームとエンジンとを締結するための締結可能点として選択することができる。
請求項5の本発明によれば、車体フレームとエンジンとの位置関係を変えずに、締結可能点の選択(変更)、即ち、車両特性の変更を行うことができる。
請求項6の本発明によれば、車体フレームとエンジンとの位置関係を変更して、車両特性を変化させることができる。
請求項7の本発明によれば、複数の締結可能点をヘッドパイプの近くに配置することができるため、車両特性の微調整が可能となる。
請求項8の本発明によれば、複数の締結可能点をヘッドパイプから遠くに配置することができるため、車両特性の大きな(大まかな)調整が可能となる。
請求項9の本発明によれば、エンジンに設けられた複数の被締結点の中から、締結部材により車体フレームとエンジンとを締結するための被締結点を選択することができるため、車両特性のアレンジを容易に変更することができる。即ち、車両特性を容易に変更可能な鞍乗型車両を提供することができる。
請求項10の本発明によれば、車体フレームとエンジンとの位置関係を変更して、車両特性を変化させることができる。
鞍乗型車両の左側面図 第1実施形態におけるエンジンおよびその周辺構造を示す図 第2実施形態におけるエンジンおよびその周辺構造を示す図
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第1実施形態>
本発明に係る第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態の鞍乗型車両1の左側面図を示している。図1において、矢印D1、D2は、車両の前進方向を基準とした車両前後方向、車両上下方向をそれぞれ示す。また、FR、RR、U、Dは、車両の前側、後側、上側、下側をそれぞれ示す。なお、本実施形態の鞍乗型車両1は、オフロード系の自動二輪車であるが、他の形式の鞍乗型車両(例えば、レース用の自動二輪車、自動三輪車)にも本発明を適用可能である。また、以下では、鞍乗型車両1のことを車両1と呼ぶことがある。
車両1は、車体フレーム10を備える。車体フレーム10は、車両前部に設けられるヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11から車体後方に向かって延設された左右一対のメインフレーム12と、ヘッドパイプ11から車体下方に向かって延設された左右一対のダウンフレーム13と、ピボットフレーム14(ピボットプレート)とを含みうる。メインフレーム12とダウンフレーム13とはループ状に連結され、これらによって囲まれる領域の内側にエンジン2が配置される。エンジン2は、変速機を含むパワーユニット(エンジンユニット)として理解されてもよい。また、エンジン2の上端には、メインフレーム12より支持された燃料タンク3が配置されており、燃料タンク3の後方には、シートフレーム(不図示)により支持されたシート4が配置されている。シートフレームは、その前端がメインフレーム12に取り付けられ、車体後方に向かって延設されている。
メインフレーム12は、ヘッドパイプ11の上部に取り付けられ、エンジン2の上方で左右に湾曲して斜め下後方へ延びている。ダウンフレーム13は、ヘッドパイプ11の下部に取り付けられ、エンジン2の前方で車体下方に延び、エンジン2の前側下方で湾曲して車体後方へ延びている。ダウンフレーム13の後端部は、メインフレーム12の後端部に連結されている。また、ピボットフレーム14は、メインフレーム12の後端部およびダウンフレーム13の後端部に取り付けられている(連結されている)。ピボットフレーム14には、スイングアーム15が揺動自在に取り付けられている。スイングアーム15は、車体フレーム10(ピボットフレーム14)から車体後方に延伸し、その後部には後輪RWが回転自裁に取り付けられている。後輪RWは、チェーンやベルトなどを介してエンジン2によって駆動される。エンジン2は、ボルトなどの締結部材30によりダウンフレーム13およびピボットフレーム14に締結されている(取り付けられている)。
ヘッドパイプ11には、ハンドルバー21およびフロントフォーク22を有するステアリング20が回動可能に取り付けられている(軸支されている)。フロントフォーク22の下部には前輪FWが回転自在に取り付けられ、フロントフォーク22の上部にはハンドルバー21が取り付けられている。ハンドルバー21の左右端部には、運転者(ライダ)により把持されるグリップが設けられている(図1では左側のグリップ23のみが図示されている)。右側のグリップは、回動量によってエンジン2の出力を制御することができるスロットルであり、その近傍には、前輪のブレーキを制御するためのフロントブレーキレバーが配置されている。また、左側のグリップ23の近傍には、クラッチ操作を行うためのクラッチレバーが配置されている。
ここで、鞍乗型車両の運転者によっては、例えば、直進性(直進安定性)を重視した車両特性を好む場合もあれば、旋回性(旋回容易性、操舵性)を重視した車両特性を好む場合もある。そのため、本実施形態の鞍乗型車両1は、運転者の好み(嗜好)に応じて車両特性を容易に変更可能に構成されている。具体的には、車体フレーム10は、締結部材30によりエンジン2に締結可能な複数の締結可能点16を含み、当該複数の締結可能点16のうちの一部が選択的に用いられて締結部材30によりエンジン2に締結される。複数の締結可能点16は、締結部材30による車体フレーム10とエンジン2との締結に使用される締結可能点16の組み合わせに応じて車両特性が変化するように、車体フレーム10に設けられうる。このように、車体フレーム10に複数の締結可能点16を設け、締結部材30により車体フレーム10とエンジン2とを締結するために用いる締結可能点16を変更することで、例えば車体の剛性を変化させ、車両特性を変更することができる。車両特性とは、例えば、直進性を示す指標値や旋回性を示す指標値などによって総合的に表される車両の特性のことである。
図2は、図1の領域Rの拡大図であり、エンジン2およびその周辺構造を示している。本実施形態では、ダウンフレーム13に設けられた複数の締結可能点16のうちいずれか1つの締結可能点16において、締結部材30によりダウンフレーム13とエンジン2とを締結する例について説明する。なお、図2では、ダウンフレーム13に2個の締結可能点16が設けられている例を示しているが、締結可能点16の数は2個に限られるものではなく、3個以上であってもよい。この場合においても、締結部材30によりダウンフレーム13とエンジン2とを締結するために用いられる締結可能点16の数は、ダウンフレーム13に設けられた複数の締結可能点16の数より少なくされる。即ち、ダウンフレーム13に設けられた複数の締結可能点16には、締結部材30によりエンジン2に締結されない締結可能点16が含まれる。また、複数の締結可能点16の各々は、ボルトなどの締結部材30が挿入される開口(孔)として構成されうる。
また、エンジン2には、ダウンフレーム13に設けられた複数の締結可能点16にそれぞれ対応する複数の位置の各々に、締結部材30によりダウンフレーム13(車体フレーム10)に締結可能な被締結点が設けられている。つまり、エンジン2には、車両上下方向および車両前後方向において、複数の締結可能点16と同じ位置に複数の被締結点がそれぞれ設けられている。本実施形態の場合、エンジン2に設けられた被締結点の数は、ダウンフレーム13(車体フレーム10)に設けられた締結可能点16の数と同じである。被締結点は、例えば、ボルトとしての締結部材30が篏合するネジ孔(ナット部)でありうる。このように複数の被締結点をエンジン2に設けることで、ダウンフレーム13(車体フレーム10)とエンジン2との位置関係を変えずに締結可能点16の選択(変更)を行うことができる。
図2に示す例では、ダウンフレーム13に、第1締結可能点16aおよび第2締結可能点16bが設けられている。第2締結可能点16bは、ヘッドパイプ11からの距離が第1締結可能点16aより遠い位置に設けられている。本実施形態の場合、第1締結可能点16aおよび第2締結可能点16bのいずれか一方が、締結部材30によりダウンフレーム13とエンジン2とを締結するために選択的に用いられうる。なお、以下では、締結部材30によるダウンフレーム13とエンジン2との締結を、単に「締結」と称することがある。
第1締結可能点16aにおいて締結を行い、第2締結可能点16bでは締結を行わない場合では、車両1の直進性(直進安定性)を向上させることができる。上述したように第1締結可能点16aは第2締結可能点16bよりヘッドパイプ11(即ちステアリング20)に近い。そのため、第1締結可能点16aで締結を行うと、第2締結可能点16bで締結を行う場合に比べて、車体の剛性が高くなり、結果として、加減速時の車体挙動が安定する。即ち、車両1の直進性(直進安定性)を向上させることができる。したがって、直進性を重視した車両特性を好む運転者は、第1締結可能点16aを選択して締結を行うとよい。
一方、第2締結可能点16bにおいて締結を行い、第1締結可能点16aでは締結を行わない場合、車両の旋回性を向上させることができる。第2締結可能点16bは第1締結可能点16aよりヘッドパイプ11から遠い。そのため、第2締結可能点16bで締結を行うと、第1締結可能点16aで締結を行う場合に比べて、旋回時における車体のしなりが大きくなり、車両1の旋回性(操舵性)を向上させることができる。したがって、旋回性を重視した車両特性を好む運転者は、第2締結可能点16bを選択して締結を行うとよい。
<第2実施形態>
本発明に係る第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態を基本的に引き継ぐものであり、以下で特に言及されない限り、鞍乗型車両1の構造等は第1実施形態と同様である。
第1実施形態では、ダウンフレーム13に複数の締結可能点16を設ける例を説明したが、車体フレーム10におけるダウンフレーム13以外の部分に複数の締結可能点16を設けてもよい。本実施形態では、一例として、ピボットフレーム14に複数の締結可能点16を設ける例を説明するが、メインフレーム12に複数の締結可能点16が設けられてもよい。本実施形態においても、複数の締結可能点16は、締結部材30によるピボットフレーム14とエンジン2との締結に使用される締結可能点16の組み合わせに応じて車両特性が変化するように、ピボットフレーム14に設けられうる。
図3は、図1の領域Rの拡大図であり、エンジン2およびその周辺構造を示している。図3では、ピボットフレーム14に設けられた複数の締結可能点16c,16dのうちいずれか1つの締結可能点16において、締結部材30によりダウンフレーム13とエンジン2とを締結する例が示されている。なお、図3では、ピボットフレーム14に2個の締結可能点16が設けられている例を示しているが、締結可能点16の数は2個に限られるものではなく、3個以上であってもよい。この場合においても、締結部材30によりピボットフレーム14とエンジン2とを締結するために用いられる締結可能点16の数は、ピボットフレーム14に設けられた複数の締結可能点16の数より少なくされる。即ち、ピボットフレーム14に設けられた複数の締結可能点16には、締結部材30によりエンジン2に締結されない締結可能点16が含まれる。また、複数の締結可能点16の各々は、ボルトなどの締結部材30が挿入される開口(孔)として構成されうる。
ここで、第1実施形態のようにダウンフレーム13に複数の締結可能点16を設ける場合、本実施形態のようにピボットフレーム14に複数の締結可能点16を設ける場合と比べ、複数の締結可能点16がヘッドパイプ11に近い。そのため、締結部材30による締結を行う締結可能点16の変更による操舵への影響が大きく、車両特性の微調整が可能となる。一方、本実施形態のようにピボットフレーム14に複数の締結可能点16を設ける場合、ダウンフレーム13に複数の締結可能点16を設ける場合と比べ、複数の締結可能点16がヘッドパイプ11から遠いため、車両特性の大きな(大まかな)調整が可能となる。
また、本実施形態のようにピボットフレーム14に設けられた複数の締結可能点16c,16dは、第1実施形態のようにダウンフレーム13に設けられた複数の締結可能点16a,16bと併用して用いられてもよい。つまり、車体フレーム10に設けられた複数の締結可能点16a~16dのうちの一部を、所望の車両特性に応じて選択的に用いて、締結部材30により車体フレーム10とエンジン2とを締結してもよい。
<第3実施形態>
上記実施形態では、車体フレーム10に設けられた締結可能点16の数と、エンジン2に設けられた被締結点の数とを同じにした例を説明したが、それに限られず、エンジン2に設けられる被締結点の数を、車体フレーム10に設けられる締結可能点16の数より少なくしてもよい。例えば、車体フレーム10における複数の締結可能点16の各々に対して締結部材30により締結可能な被締結点を、締結可能点16の数より少ない数でエンジン2に設けてもよい。この場合、車体フレーム10における複数の締結可能点16のうち締結部材30によりエンジン2の被締結点と締結される締結可能点16を変更することにより、車体フレーム10とエンジン2との位置関係を変更し、車両特性を変化させることができる。一例として、エンジン2に1つの被締結点が設けられている場合、当該1つの被締結点を、車体フレーム10における複数の締結可能点16のいずれかに選択的に締結する。この場合、複数の締結可能点16のうち当該1つの被締結点に選択的に締結される締結可能点16に応じて、車体フレーム10とエンジン2との位置関係が変更されるため、車両1の重量バランス、即ち、車両特性を変化させることができる。
また、車体フレーム10に設けられる締結可能点16の数を、エンジン2に設けられる被締結点の数より少なくしてもよい。例えば、エンジン2における複数の被締結点の各々に対して締結部材30により締結可能な締結可能点16を、エンジン2のおける被締結点の数より少ない数で車体フレーム10に設けてもよい。この場合、エンジン2における当該複数の被締結点のうち締結部材30により車体フレーム10の締結可能点16と締結される被締結点を変更することにより、車体フレーム10とエンジン2との位置関係を変更し、車両特性を変化させることができる。一例として、車体フレーム10に1つの締結可能点16が設けられている場合、当該1つの締結可能点16を、エンジン2における複数の被締結点のいずれかに選択的に締結する。この場合、エンジン2における複数の被締結点のうち当該1つの締結可能点16に選択的に締結される被締結点に応じて、車体フレーム10とエンジン2との位置関係が変更されるため、車両1の重量バランス、即ち、車両特性を変化させることができる。
<他の実施形態>
上記実施形態では、エンジン締結部に本発明を適用する例について説明したが、フレームとエンジンとを締結する締結部であれば本発明をどこでも適用可能である。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。
1:車両、2:エンジン、10:車体フレーム、11:ヘッドパイプ、12:メインフレーム、13:ダウンフレーム、14:ピボットフレーム、15:スイングアーム、16:締結可能点、20:ステアリング、21:ハンドルバー、22:フロントフォーク、30:締結部材

Claims (10)

  1. 車体フレーム(10)とエンジン(2)とを備え、
    前記車体フレームは、締結部材(30)により前記エンジンに締結可能な複数の締結可能点(16)を有し、前記複数の締結可能点のうちの一部が選択的に用いられて前記締結部材により前記エンジンに締結されている、ことを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記複数の締結可能点は、それらのうち前記締結部材により前記エンジンに締結される締結可能点の組み合わせに応じて車両特性が変化するように、前記車体フレームに設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記締結部材により前記エンジンに締結される締結可能点の数は、前記車体フレームに設けられた前記複数の締結可能点の数より少ない、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記複数の締結可能点は、第1締結可能点(16a)と、ヘッドパイプ(11)からの距離が前記第1締結可能点より遠い第2締結可能点(16b)とを含み、
    前記車体フレームは、前記第1締結可能点および前記第2締結可能点のうちいずれか一方が選択的に用いられて前記締結部材により前記エンジンに締結されている、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記エンジンは、前記複数の締結可能点にそれぞれ対応する複数の位置の各々に、前記締結部材により前記車体フレームに連結可能な被締結点を有する、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記エンジンは、前記締結部材により前記複数の締結可能点の各々と締結可能な被締結点を有し、
    前記複数の締結可能点のうち前記締結部材により前記被締結点と締結される締結可能点に応じて、前記車体フレームと前記エンジンとの位置関係が変更される、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記車体フレームは、ヘッドパイプ(11)から車体下方に向かって延伸したダウンフレーム(13)を含み、
    前記複数の締結可能点は、前記ダウンフレームに設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記車体フレームは、後輪(RW)が回転自在に取り付けられたスイングアーム(15)を軸支するピボットフレーム(14)を含み、
    前記複数の締結可能点は、前記ピボットフレームに設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  9. 車体フレーム(10)とエンジン(2)とを備え、
    前記エンジンは、締結部材(30)により前記車体フレームにそれぞれ締結可能な複数の被締結点を有し、前記複数の被締結点のうちの一部が選択的に用いられて前記締結部材により前記車体フレームに締結されている、ことを特徴とする鞍乗型車両。
  10. 前記車体フレームは、前記締結部材により前記複数の被締結点の各々と締結可能な締結可能点を有し、
    前記複数の被締結点のうち前記締結部材により前記締結可能点と締結される被締結点に応じて、前記車体フレームと前記エンジンとの位置関係が変更される、ことを特徴とする請求項9に記載の鞍乗型車両。
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