JP2008262941A - 半導体装置、及び半導体装置のテスト方法 - Google Patents

半導体装置、及び半導体装置のテスト方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明によれば、高品質な半導体装置を提供することにある。
【解決手段】本発明による半導体装置100は、P型ウェル9上に形成される第1Nチャネル型MOSトランジスタ30及び第2Nチャネル型MOSトランジスタ31と、第1N型ウェル8b上に形成される第1P型拡散抵抗41と、第2Nチャネル型MOSトランジスタ31のゲートに接続され、第2Nチャネル型MOSトランジスタ31の駆動動作を制御する制御回路800とを具備する。第1Nチャネル型MOSトランジスタ30のドレインは第1外部端子401に接続され、ソースは第2Nチャネル型MOSトランジスタ31のソースとP型ウェル9とに電気的に接続される。第1P型拡散抵抗41の一端51は、第2Nチャネル型MOSトランジスタ31のドレインに接続され、他端は第2外部端子402と第1N型ウェル8bとに電気的に接続される。
【選択図】図7

Description

本発明は、半導体装置、及び半導体装置のテスト方法に関し、特に、高品質が要求される半導体装置、及びスクリーニングにおけるストレス加速試験に関する。
近年、半導体装置の用途が多様化する中、車載用、医療用、宇宙開発用の半導体装置は、その特性上、高品質、高信頼性が要求される。このため、製品出荷前にスクリーニングによって初期不良品や偶発不良品は選別されて除去される。スクリーニングには、製造工程においてストレスを加えずに行う外観検査と、製造後の製品に劣化や損傷を生じない程度のストレスを与えて存在不良品を劣化させて除去する加速試験(エージング)がある。上述のような高品質が求められる半導体製品には、製造後に行われるストレス加速試験が特に重要である。
例えば、図1に示すように、製品パッケージ600内の隣接するリード線301及び302上、又はその近傍に導電性屑500が存在する場合がある。製品パッケージ封入時に、導電性屑500がリード線301及び302の両方に接触していなくても、製品の利用環境(例えば振動、温度、高電圧印加)によっては、導電性屑500がリード線301及び302を短絡させ、製品に不具合を生じさせることがある。製造後に行われるストレス加速試験は、このような導電性屑500による短絡性不良を事前に顕在化させることができる。ここでは、相互に隣接するリード線301、302に接続する外部端子401、402に通常使用電圧よりも高い電圧を印加することによって、かろうじて短絡に至っていなかったリード線と導電性屑500とを短絡状態にし、後の電気的特性試験によって不良品を検出することができる。
特開平4−171983号公報 特開平2−70229号公報
しかし、従来技術による半導体装置では、ストレス加速試験において印加される電圧値は、外部端子に接続するバッファ等の素子耐圧によって制限される。このため、充分なストレス加速が実現できず、不良原因となる導電性屑500による短絡を顕在化することができない場合がある。ここで、従来技術による半導体装置に対してストレス加速(ストレス=電圧値)試験を行う場合について、その問題点を説明する。
従来技術による半導体装置の一例として特開平4−171983号公報に記載の半導体装置がある(特許文献1参照)。特許文献1には、製品端子(外部端子)と入力バッファとの間に静電耐量向上のためのN型拡散抵抗が設けられた半導体装置が記載されている。図2に、特許文献1に記載の半導体装置の入出力部の構成を示す。ここで、端子12及び13は、図1に示すパッド201及び202を介して外部端子401及び402に接続されているものとする。半導体チップ100のストレス加速検査が行われる際、外部端子401に低電圧、外部端子402に高電圧が印加される。
図2を参照して、特許文献1に記載の半導体装置は、端子12と、図示しない入力回路との間にN型拡散抵抗42を備える。N型拡散抵抗42の一端には、NMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ32のドレインが接続される。又、NMOSトランジスタ32のソースはGND端子22を介して接地される。
図3は、図2における端子12からNMOSトランジスタ32、33を介して端子13までの構造を示す断面図である。従来技術によるN型拡散抵抗42、43及びNMOSトランジスタ32、33は、Pサブ92上のPウェル109上に形成される。NMOSトランジスタ32は、ポリシリコンゲート101aと、N型拡散層のドレイン拡散領域102a及びソース拡散領域103aとを備え、NMOSトランジスタ33は、ポリシリコンゲート101bと、N型拡散層のドレイン拡散領域102b及びソース拡散領域103bとを備える。N型拡散抵抗42の一端は、電極107iを介して端子12に接続され、他端は、電極107h、107gを介してNMOSトランジスタ32のドレイン拡散領域102aに接続される。N型拡散抵抗43の一端は、電極107aを介して端子13に接続され、他端は、電極107b、107cを介してNMOSトランジスタ33のドレイン拡散領域102bに接続される。ソース拡散領域103a、103bは、電極107f、107dを介して端子22(23)に接続される。又、Pウェル109は、NMOSトランジスタ32、33のそれぞれと素子分離領域106c、106bによって分離されたP型拡散層104を備える。P型拡散層104は、電極107eを介して端子22(23)に接続される。尚、N型拡散抵抗42とNMOSトランジスタ32とは、素子分離領域106dによって分離され、N型拡散抵抗43とNMOSトランジスタ33とは、素子分離領域106aによって分離される。
このような構成の半導体装置の端子12、13のそれぞれに、例えば0V、+12Vの電圧を印加してストレス加速試験を実施する場合について説明する。この場合、端子13から供給された電圧によってN型拡散抵抗43の電位は12Vとなる。又、NMOSトランジスタ32、33の駆動状態に応じて異なるが、P型拡散層104を介して0V近傍の電圧がPウェル109に供給される。このため、N型拡散抵抗43とPウェル109との境界に約12Vの電位差が生じ、素子耐圧が12Vより小さい素子は破壊される。従って、特許文献1に記載の半導体装置に対してストレス加速試験を行う場合、端子12、13間(外部端子401、402間)に印加する電位差がN型拡散抵抗43の素子耐圧を超えないように制限する必要がある。
一方、特開平2−70229号公報には、製品端子(外部端子)と入力バッファとの間に、外部サージ耐量向上のためのP型拡散抵抗が設けられた半導体装置が記載されている(特許文献2参照)。図4に、特許文献2に記載の半導体装置の入出力部の構成を示す。ここで、端子13及び14は、図1に示すパッド201及び202を介して外部端子401及び402に接続されているものとする。半導体チップ100のストレス加速検査が行われる際、外部端子401に低電圧、外部端子402に高電圧が印加される。
図4を参照して、特許文献2に記載の半導体装置は、端子14と、図示しない入力回路との間にP型拡散抵抗44を備える。P型拡散抵抗44の一端には、入力保護ダイオード34及び64が接続される。又、入力保護ダイオード34のアノードはGND端子24を介して接地される。入力保護ダイオード64のカソードはVDD端子74を介して電源VDDに接続される。
図5は、図4における端子14からP型拡散抵抗44、45を介して端子15までの構造を示す断面図である。従来技術によるP型拡散抵抗44、45は、Pサブ94上のNウェル209上に形成される。又、Nウェル209上には、P型拡散抵抗44、45と、素子分離領域206a、206bによってそれぞれ分離されたN型拡散層204を備える。N型拡散層204は、電極207cを介してVDD端子74(75)に接続される。P型拡散抵抗44の一端は、電極207bを介して端子14に接続され、他端は、図5には図示しない入力保護ダイオード34に接続される。P型拡散抵抗45の一端は、電極207aを介して端子15に接続され、他端は、図5には図示しない入力保護ダイオード35に接続される。
このような構成の半導体装置の端子14、15のそれぞれに、例えば0V、+12Vの電圧を印加してストレス加速試験を実施する場合について説明する。この場合、端子14からP型拡散抵抗44に0Vが供給される。又、N型拡散層204を介して12V近傍の電圧がNウェル209に供給される。このため、P型拡散抵抗43とNウェル209との境界に約12Vの電位差が生じ、素子耐圧が12Vより小さい素子は破壊される。従って、特許文献2に記載の半導体装置に対してストレス加速試験を行う場合、端子14、15間(外部端子401、402間)に印加する電位差がP型拡散抵抗44の素子耐圧を超えないように制限する必要がある。
以上のように、従来技術においてストレス加速試験を行う際、隣接するリード線に印加する電圧値は、入出力部における素子耐圧等を考慮した値に設定される必要がある。このように、従来技術ではストレス加速試験における電圧値が低い値に制限されるため、高電圧では検出可能な導電性屑500による短絡不良が顕在化しない可能性がある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号を括弧付きで用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。この番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による半導体装置(100)は、P型ウェル(9)上に形成される第1Nチャネル型MOSトランジスタ(30)及び第2Nチャネル型MOSトランジスタ(31)と、基板(90)上に形成された第1N型ウェル(8b)上に形成される第1P型拡散抵抗(41)と、第2Nチャネル型MOSトランジスタ(31)のゲートに接続され、第2Nチャネル型MOSトランジスタ(31)の駆動動作を制御する制御回路(800)とを具備する。第1Nチャネル型MOSトランジスタ(30)のドレインは第1外部端子(401)に電気的に接続され、ソースは第2Nチャネル型MOSトランジスタ(31)のソースとP型ウェル(9)とに電気的に接続される。第1P型拡散抵抗(41)の一端(51)は、第2Nチャネル型MOSトランジスタ(31)のドレインに接続され、他端は第2外部端子(402)と第1N型ウェル(8b)とに電気的に接続される。ストレス加速試験において第1外部端子(401)と第2外部端子(402)との間に高電圧が印加されるた場合、制御回路(800)によって第2NMOSトランジスタ(31)がON状態になると、第1P型拡散層(9)の一端(51)の電位がP型ウェル(9)に供給される。これにより、第1外部端子(401)と第2外部端子(402)との間に第1P型拡散抵抗(41)及び第2NMOSトランジスタ(31)を介した電流が流れる。この電流値は、第1P型拡散抵抗(41)の抵抗値によって制御される。又、第1P型拡散抵抗(41)の他端は、第2外部端子(402)と第1N型ウェル(8b)とに電気的に接続されているため、第1P型拡散抵抗(41)と、その基板となる第1N型ウェル(8b)との電位差は同等又は小さくなる。このため第1P型拡散抵抗(41)と第1N型ウェル(8b)との間で生じる電位差による素子破壊が抑制される。
本発明に係る制御回路(800)は、基板(90)に形成された第2N型ウェル(8c)上に形成される第2P型拡散抵抗(802)を備える。第2P型拡散抵抗(802)の一端は、第2Nチャネル型MOSトランジスタ(31)のゲートに接続され、他端(801)は第3外部端子(40n)と第2N型ウェル(8c)とに電気的に接続される。このような構成により、制御回路(800)は、第3外部端子(40n)から供給された電圧に応じた電圧を、相互に直列接続された第2P型拡散抵抗(802)及び第1抵抗素子(805)を介して第2Nチャネル型MOSトランジスタ(31)のゲートに供給することができる。又、第2P型拡散抵抗(802)の他端(801)は、第3外部端子(40n)と第2N型ウェル(8c)とに電気的に接続されているため、第2P型拡散抵抗(802)と、その基板となる第2N型ウェル(8c)との電位差は同等又は小さくなる。このため第2P型拡散抵抗(802)と第2N型ウェル(8c)との間で生じる電位差による素子破壊が抑制される。
本発明による半導体装置(100)は、第1リード線(301)を介して第1外部端子(401)に接続される第1電極パッド(201)と、第2リード線(302)を介して第2外部端子(402)に接続される第2電極パッド(202)とを更に具備することが好ましい。第1Nチャネル型MOSトランジスタ(30)のドレインは第1電極パッド(201)を介して第1外部端子(401)に接続され、第2Nチャネル型MOSトランジスタのドレインは第2電極パッド(202)を介して第2外部端子(402)に接続される。この際、第1リード線(301)と第2リード線(302)の少なくとも一部は隣接することが好ましい。
第1及び第2の態様に係る半導体装置(100)は、基板(90)上に形成された第2N型ウェル(8a)上に形成される第3P型拡散抵抗(40)を更に具備する。第1Nチャネル型MOSトランジスタ(30)のドレインは、第2N型ウェル(8a)と第3P型拡散抵抗(40)の一端(50)に電気的に接続する。又、第3P型拡散抵抗(40)の他端は、第1外部端子(401)に接続される。
第3の態様に係る半導体装置(100)は、第3N型ウェル(8d)上に形成される第3P型拡散抵抗(41b)を更に具備する。第2Nチャネル型MOSトランジスタ(31)のドレインは、第3P型拡散抵抗(41b)を介して第1P型拡散抵抗(41a)に接続される。
第1の態様に係る半導体装置(100)は、第2Nチャネル型MOSトランジスタ(31)とともに出力バッファを形成するPチャネル型MOSトランジスタ(60)を更に具備することが好ましい。この場合、Pチャネル型MOSトランジスタ(60)のドレインは、第1P型拡散抵抗(41)の一端(51)に電気的に接続される。
第2の態様に係る半導体装置(100)は、第2Nチャネル型MOSトランジスタ(31)とともに出力バッファを形成するPチャネル型MOSトランジスタ(60)を更に具備することが好ましい。この場合、Pチャネル型MOSトランジスタのドレインは、第1P型拡散抵抗(41)の他端に電気的に接続される。
又、本発明による半導体装置(100)は、第2Nチャネル型MOSトランジスタ(31)とPチャネル型MOSトランジスタ(60)とを有する出力バッファに接続される内部回路(900)を更に具備する。ストレス加速試験の際、この出力バッファの電源(70、71、20、21)と内部回路(900)の電源(901、902)とは分離されることが好ましい。
又、本発明による半導体装置(100)にストレス加速試験を行う際、第1外部端子(401)には、第1電位が供給され、第2外部端子(402)には、第1電位より高い電位の第2電位が供給されることが好ましい。
又、上述の半導体装置(100)に対して行われる本発明によるテスト方法は、第1外部端子(401)及び第2外部端子(402)に0Vを供給するステップと、第2Nチャネル型MOSトランジスタ(41)をオン状態にするステップと、第2外部端子(402)に供給する電圧を0Vから昇圧するステップとを具備する。この際、第1及び第2Nチャネル型MOSトランジスタ(40、41)の電源はフローティング状態であることが好ましい。
以上のように、少なくとも一部が隣接する2つのリード線(301、302)に対し、出力バッファを備える半導体装置(100)の耐圧電圧より大きい電圧を印加することで、リード線(301、302)の近傍に存在する導電性屑(500)とリード線(301、302)とを短絡させることができる。
本発明によれば、高品質な半導体装置を提供することができる。
又、信頼性の高いスクリーニングを行うことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明による半導体装置、及び半導体装置のテスト方法の実施の形態を説明する。本発明による半導体装置は、図1に示される半導体チップ100としてパッケージ600内に収容される。半導体チップ100は、複数のパッド201〜20nを有する。複数のパッド201〜20nのそれぞれは、リード線やボンディングワイヤによって外部端子に接続される。本発明によるストレス加速試験では、少なくとも一部が隣接するリード線301、302に接続する外部端子401、402に対して素子耐圧以上の電圧が印加される。これによって、リード線301、302を短絡させる可能性のある導電性屑500を強制的に短絡させ、導電性屑500による短絡性不良を顕在化させる。ここでは、リード線301、302はパッド201、202に接続されるものとする。図1では、パッド201とパッド202は隣接して設けられているが、これに限らず、パッド201とパッド202との間に他のパッドが設けられていても構わない。又、外部端子401、402も隣接して設けられていても、隣接していなくてもどちらでも良い。
1.第1の実施の形態
(構成)
図6から図8を参照して、本発明による半導体装置の第1の実施の形態を説明する。図6は、本発明による半導体装置の第1の実施の形態における入出力部の構成を示す回路図である。図1を参照して、本発明による半導体チップ100は、製品機能を実現する内部回路900と、リード線を介して外部端子に接続する複数のパッド201〜20nと、内部回路900とパッド201〜20nとを接続する入出力回路110、111、及び制御回路800とを具備する。入出力回路110、111はそれぞれ複数設けられ、パッド201〜20nのいずれかを介してリード線及び外部端子に接続される。ここで入出力回路110、111は、少なくとも一部が隣接するリードに接続された2つのパッドのそれぞれに接続されることが好ましい。以下では、複数の入出力回路110、111のうち、パッド201、202に接続する入出力回路110、111について説明する。又、制御回路800はパッド20nに接続しているものとして説明する。
制御回路800は、パッド201〜20nのいずれかを介して外部端子に接続される。又、制御回路800は、抵抗803を介して入出力回路111に接続される。制御回路800は、複数設けられ、複数の入出力回路111のそれぞれに接続されても良いが、制御回路800の数は入出力回路111の数より少ないことが好ましい。この場合、制御回路800は、抵抗805及び抵抗811〜81iを介して複数の入出力回路111に接続される。このように、半導体チップ100に設けられる制御回路800の数を抑制することで回路面積を縮小することができる。特に、半導体チップ100に設けられる制御回路800の数を1つとすることは、面積コストの低減に対して有効である。
図6を参照して、入出力回路110は、パッド201に接続する端子10と、端子10と入力回路(図示なし)との間に設けられるP型拡散抵抗40と、NMOSトランジスタ30及びPMOSトランジスタ60を有する出力バッファとを具備する。P型拡散抵抗40の一端は端子10に接続され、他端はノード50を介してNMOSトランジスタ30及びPMOSトランジスタ60のドレインに接続される。又、NMOSトランジスタ30のソースはノード20を介して接地され、PMOSトランジスタ60のソースは、VDD端子70を介して電源VDDに接続される。又、ストレス加速試験の際、端子10には外部端子401から0Vが供給される。
又、入出力回路111は、パッド202に接続する端子11と、端子11と入力回路(図示なし)との間に設けられるP型拡散抵抗41と、NMOSトランジスタ31及びPMOSトランジスタ61を有する出力バッファとを具備する。P型拡散抵抗41の一端は端子11に接続され、他端はノード51を介してNMOSトランジスタ31及びPMOSトランジスタ61のドレインが接続される。又、NMOSトランジスタ31のソースはGND端子21を介して接地され、PMOSトランジスタ61のソースは、VDD端子71を介して電源VDDに接続される。又、ストレス加速試験の際、端子11には外部端子402から0Vよりも高い電圧(例えば12V)が供給される。
NMOSトランジスタ30、31、PMOSトランジスタ60、61のゲートは、内部回路900に接続される。内部回路900は、VDD端子901を介して電源VDDに接続され、GND端子902を介してGNDに接続される。通常、VDD端子70、71、及びノード20、21は、半導体装置(半導体チップ100)の製品電源(内部回路900の電源VDD及びGND)に接続される。一方、本発明による半導体装置に対してストレス加速試験が行われる場合、VDD端子70、71とVDD端子901、ノード20、21とGND端子902は分離される。すなわち、ストレス加速試験の際、VDD端子70、71とノード20、21はフローティング状態となる。又、NMOSトランジスタ31のゲートは、ノードA及び抵抗805を介して制御回路800に接続される。ストレス加速試験時、NMOSトランジスタ31は、制御回路800から供給される電圧によって制御される。
制御回路800は、パッド20nに接続される端子801と、P型拡散抵抗802とを備え、パッド20nから供給される電位に応じて、入出力回路111におけるNMOSトランジスタ31の駆動動作を制御する。P型拡散抵抗802の一端は、ノード803に接続され、他端は端子801に接続される。ノード803は、抵抗805を介してNMOSトランジスタ31のゲートに接続される。入出力回路111が複数(i+1個)存在する場合、ノード803は、複数の抵抗811〜81iを介して図示しない他の入出力回路111(i個)におけるNMOSトランジスタ31に接続されることが好ましい。これにより、1つの制御回路800で複数の入出力回路111のNMOSトランジスタ31を制御することができる。又、図示しないが、P型拡散抵抗802とノード803との間に入力保護ダイオードが設けられても構わない。
図7は、図6における端子10からP型拡散抵抗40、NMOSトランジスタ30、31、P型拡散抵抗41を介して端子11までの第1の実施の形態における構造を示す断面図である。図7を参照して、入出力回路110及び111に含まれるNMOSトランジスタ30及び31は、Pサブ90上のPウェル9上に形成される。NMOSトランジスタ30は、ポリシリコンゲート1a、ドレイン拡散層2a、ソース拡散層3aを備え、NMOSトランジスタ31は、ポリシリコンゲート1b、ドレイン拡散層2b、ソース拡散層3bを備える。又、Pウェル9上には、電極7g、7h、7iを介してGND端子に接続されるP型拡散層4が形成される。ソース拡散層3a、3bは、それぞれ電極7j、7fを介してGND端子に電気的に接続される。これにより、ソース拡散層3a、3bとPウェル9はGND端子と同電位となる。ここで、GND端子が開放端である場合、ソース拡散層3a、3b、Pウェル9、GND端子の電位は、NMOSトランジスタ30、31の駆動動作によって決定する同一の電圧値となる。尚、ソース拡散層3aとP型拡散層4との間は、素子分離領域6fによって分離され、ソース拡散層3bとP型拡散層4との間は素子分離領域6cによって分離される。又、複数のP型拡散層4の間は、複数の素子分離領域6d、6eによって分離される。
又、ポリシリコンゲート1a、1bは、それぞれ電極7k、7eを介して内部回路900に接続される。又、ポリシリコンゲート1bは、電極7e及びノードAを介して図8に示す抵抗805の一端に接続される。
P型拡散抵抗40は、Pサブ90上のNウェル8a上に形成される。NMOSトランジスタ30のドレイン拡散層2aは、ノード50を介してNウェル8a及びP型拡散抵抗40の一端に電気的に接続される。詳細には、ドレイン拡散層2aは、電極7l、7mを介して、Nウェル8a上に形成されたN型拡散層5aに接続される。又、ドレイン拡散層2aは、電極7l、7nを介してP型拡散抵抗40の一端に接続される。これにより、ドレイン拡散層5a、Nウェル8a、P型拡散抵抗40の一端は同電位となる。P型拡散抵抗40の他端は電極7oを介して端子10に接続される。このため、端子10から供給された電圧は、P型拡散抵抗40によって電圧降下し、ノード50を介してソース拡散層2a、及びNウェル8aに供給される。尚、N型拡散層5aとP型拡散抵抗40との間は素子分離領域6hによって分離され、N型拡散層5aとドレイン拡散層2aとの間は素子分離領域6gによって分離される。
P型拡散抵抗41は、Pサブ90上のNウェル8b上に形成される。NMOSトランジスタ31のドレイン拡散層2bは、ノード51を介してP型拡散抵抗41の一端に電気的に接続される。詳細には、ドレイン拡散層2bは、電極7d、7cを介してP型拡散抵抗41の一端に接続される。又、P型拡散抵抗41の他端は、Nウェル8bと端子11とに電気的に接続される。詳細には、P型拡散抵抗41の他端は、電極7bを介して端子11に電気的に接続され、Nウェル8bは、Nウェル8b上に形成されたN型拡散層5b及び電極7aを介して端子11に電気的に接続される。これにより、P型拡散抵抗41の他端とNウェル8bは、端子11と同電位となる。又、端子11から供給された電圧は、P型拡散抵抗41によって電圧降下し、ノード51を介してソース拡散層2bに供給される。尚、N型拡散層5bとP型拡散抵抗41との間は素子分離領域6aによって分離され、P型拡散抵抗41とドレイン拡散層2bとの間は素子分離領域6bによって分離される。
図8は、制御回路800の実施の形態における構造を示す断面図である。図8を参照して、制御回路800は、Pサブ90上のNウェル8c上に形成されたP型拡散抵抗802及びN型拡散層5cを備える。P型拡散抵抗802の一端は、電極7r、ノード803、抵抗805、及びノードAを介して図7に示すNMOSトランジスタ31のポリシリコンゲート1bに電気的に接続される。P型拡散抵抗8cの他端は、端子801とNウェル8cとに電気的に接続される。詳細には、P型拡散抵抗802の他端は、電極7qを介して端子11に電気的に接続される。又、Nウェル8cは、Nウェル8c上に形成されたN型拡散層5c及び電極7pを介して端子801に電気的に接続される。これにより、P型拡散抵抗41の他端とNウェル8bは、端子11と同電位となる。以上のような構成により、制御回路800は、端子801から供給された電圧に応じた電圧を、抵抗805を介してNMOSトランジスタ31のゲートに印加し、NMOSトランジスタ31の駆動動作を制御する。ここで、入出力回路111が複数(i+1個)存在する場合、P型拡散抵抗802の一端は、ノード803、及び複数の抵抗805、811〜81iを介して複数の入出力回路111(i+1個)のNMOSトランジスタ31に接続されることが好ましい。これにより、1つの制御回路800で複数の入出力回路111のNMOSトランジスタ31を制御することができる。
ストレス加速試験では、外部端子401からパッド201を介して端子10に対し低電圧が印加され、外部端子402からパッド202を介して端子11に対し、高電圧が印加される。この間、外部端子40nからパッド20nを介して端子801に対し、NMOS31がON状態となるような電圧が印加される。端子10と端子11に印加される電圧の電位差は、P型拡散抵抗40、41の抵抗値と入出力回路110、111における素子耐圧に応じて設定される。詳細には、端子10に印加される電圧は、端子10からP型拡散抵抗40に印加される電圧値と、ノード50を介してNウェル8aに印加される電圧値との電位差が、Nウェル8aとP型拡散抵抗40と間の素子耐圧(例えば±6Vの絶対値)以下となるように設定される。又、端子11に印加される電圧は、端子11からNウェル8bに印加される電圧値と、P型拡散抵抗41による電圧降下後の電圧値との電位差が、Nウェル8bとP型拡散抵抗41と間の素子耐圧(例えば±6Vの絶対値)以下となるように設定される。
(テスト方法)
次に、本発明による半導体チップ100に対するストレス加速試験方法の実施の形態を説明する。図1を参照して、少なくとも一部が隣接するリード線301、302上に存在する導電性屑500を顕在化するためのストレス加速試験について説明する。ここでは、ストレス加速試験によって、外部端子401、402に出力バッファの素子耐圧以上の電圧が供給されることで、リード線301及び302の近傍に存在する導電性屑500はリード線301及び302と短絡状態となる。そして、その後のリークテストによってリード線301、302の短絡の有無が検査され、導電性屑500による短絡性不良が検出される。
以下、本発明による半導体チップ100に対するストレス加速試験方法の手順及び動作原理を説明する。先ず、ストレス加速試験を開始する前に、GND端子(ノード20、21)及びVDD端子70、71は開放されフローティング状態に設定される。これにより入出力回路110、111の電源と内部回路900の電源とが分離される。又、内部回路900から見てポリシリコンゲート1a、1bに対するインピーダンスが、ハイインピーダンスに設定される。ここで、NMOSトランジスタ30はON状態でもOFF状態でもどちらでも構わない。
当初、端子10、11、801に0Vが印加される。次に、NMOSトランジスタ31がON状態になるまで、端子801に印加される電圧が昇圧される。最後に、端子11と端子801とに印加される電圧が昇圧され、一定期間ストレス加速試験が行われる。ここでは、一例として、端子11及び端子801に12Vの電圧が印加されてストレス加速試験が行われる。
以上のように、外部端子401、402からリード線301、302を介して端子10、11に対して電位差が12Vの電圧が供給されることでストレス加速試験が行われる。又、ストレス加速試験の後、外部端子401、402間(リード線301、302間)が短絡していないかどうかのリーク試験が行われる。
ここで、端子11から端子10への電流経路、及び素子耐圧と各素子に印加される電圧との関係について説明する。ストレス加速試験時、NMOSトランジスタ30がON状態である場合、電流経路は、端子11〜P型拡散抵抗41〜NMOSトランジスタ31〜NMOSトランジスタ30〜P型拡散抵抗40〜端子10となる。
この際、Nウェル8bの電位は12V、P型拡散抵抗41における電極7b直下の電位は12V、電極7c直下の電位はP型拡散抵抗41による電圧降下により12V以下となる。このため、P型拡散抵抗41とNウェル8bとで形成されるダイオード81は逆方向接続となり、ダイオードに起因する電流の発生は抑止される。又、電極7c直下のP型拡散抵抗41の電位とNウェル8bとの電位差がP型拡散層41とNウェル8bと間における素子耐圧以下であれば、従来技術のような素子破壊を防止できる。例えば、素子耐圧が±6Vの場合、電極7c直下のP型拡散抵抗41の電位が6V以上となるようにP型拡散抵抗41の抵抗値が設定される。本実施の形態では、電極7c直下のP型拡散抵抗41の電位は電圧降下により6Vとなる。
NMOSトランジスタ31は、制御回路800によってON状態となっているため、P型拡散抵抗41に接続されたソース拡散領域2bによって、ドレイン拡散層3bには約6V(6Vからソースドレイン抵抗による電圧降下分を減じた値)の電圧が供給される。このため、ノード21及びノード20を介して、Pウェル9及びドレイン拡散層3aにも約6Vの電圧が供給される。Pウェル9と、ソース拡散層2a、2b及びドレイン拡散層3a、3b(N型拡散層)とは同電位となるため、素子破壊は発生しない。
NMOSトランジスタ30がON状態である場合、ソース拡散層2aを介してNウェル8a及びP型拡散抵抗の一端には、約6Vの電圧が供給される。これにより、Nウェル8aの電位は約6V、P型拡散抵抗40における電極7n直下の電位は約6V、電極7o直下の電位は0Vとなる。このため、P型拡散抵抗40とNウェル8aとで形成されるダイオード80は逆方向接続となり、ダイオードに起因する電流の発生は抑止される。又、上述と同様に、P型拡散抵抗40とNウェル8aとの間における素子耐圧が±6Vの場合、素子破壊は発生しない。
一方、ストレス加速試験時、NMOSトランジスタ30がOFF状態である場合、電流経路は、端子11〜P型拡散抵抗41〜NMOSトランジスタ31〜Pウェル9〜Nウェル8a(ソース拡散層2a)〜P型拡散抵抗40〜端子10となる。
上述と同様に、Pウェル9の電位は約6Vとなる。NMOSトランジスタ30がON状態である場合、ソース拡散層2a、Nウェル8a、電極7n直下のP型拡散層40における電位は、Pウェル9の電位の約6Vより低い値となる。このため、Pウェル9とソース拡散層2a及びNウェル8aは順方向接続のダイオードを形成し、このダイオードを経路に電流が流れる。ただし、電流の大きさは、P型拡散層40の抵抗値により制御される。又、P型拡散層40の電位は、Nウェル8aの電位より低い値となるため、P型拡散抵抗40とNウェル8aとで形成されるダイオード80は逆方向接続となり、ダイオードに起因する電流の発生は抑止される。更に、上述と同様に、P型拡散抵抗40とNウェル8aとの間における素子耐圧が±6Vの場合、素子破壊は発生しない。
次に、ストレス加速試験時における制御回路800について説明する。端子801に高電圧(ここでは12V)が印加されると、Nウェル8cの電位は12V、P型拡散抵抗802における電極7q直下の電位は12V、端子801には電流が流れないため、電極7r直下の電位は12V以下となる。このため、P型拡散抵抗802とNウェル8cとで形成されるダイオード804に流れる電流は抑止される。又、電極7r直下のP型拡散抵抗802とNウェル8cとの電位差がP型拡散層802とNウェル8cと間における素子耐圧以下であれば素子破壊を防止できる。又、P型拡散抵抗802と抵抗素子805の合成抵抗値は、本来の出力バッファとして機能させる場合に、内部回路900から電圧伝達に支障がない程度に設定される。
以上のように、本発明では、ストレス試験用の高電圧がP型拡散抵抗40、41を介して供給される。又、P型拡散抵抗41とその基板となるNウェル8b、P型拡散抵抗40とその基板となるNウェル8aはそれぞれ電気的に接続されている。このため、ストレス加速試験において外部端子間(リード線間)に従来よりも高い電圧を印加しても、従来技術のような素子破壊は発生しない。従って、本発明によれば、リード線301及び302上、又はその近傍にある導電性屑500による短絡性不良を従来技術よりも効果的に顕在化して検出することができる。
又、端子11から端子10へと流れる電流は、P型拡散抵抗40、41を介して流れるため、P型拡散抵抗40、41の抵抗値を適切な値に設定すれば、大電流を防止することができる。又、端子11から端子10へと流れる電流によるエレクトロマイグレーションによって配線が破壊されない程度にアルミ配線幅を設定することが好ましい。このように、本発明では、P型拡散抵抗40、41によって、端子11から端子10に流れる電流を制御することができ、アルミ配線のエレクトロマイグレーションを防止することができる。
更に、本発明による半導体装置は、出力バッファと外部端子401、402との間に抵抗素子(P型拡散抵抗40、42)が設けられている構成である。このため、通常使用電圧範囲であれば、出力バッファは問題なく動作する。
2.第2の実施の形態
図9を参照して、本発明による半導体装置の第2の実施の形態を説明する。図9は、本発明による半導体チップ100の入出力部の第2の実施の形態における構成を示す回路図である。第2の実施の形態におけるP型拡散抵抗40、41は、図9に示すようにPMOSトランジスタ60、61のドレインとNMOSトランジスタ30、31のドレインとの間に設けられる。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。又、図9における端子10からP型拡散抵抗40、NMOSトランジスタ30、31、P型拡散抵抗41を介して端子11までの第2の実施の形態における断面構造は、第1の実施の形態と同様である(図8参照)。このように、P型拡散抵抗40、41の配置が変更されても、図7に示す構造であれば、第1の実施の形態と同様な動作原理により、端子10及び11に素子耐圧以上の電位差を印加してストレス加速試験を行うことができる。
3.第3の実施の形態
図10及び図11を参照して、本発明による半導体装置の第3の実施の形態を説明する。図10は、本発明による半導体チップ100の入出力部の第3の実施の形態における構成を示す回路図である。第3の実施の形態と第1の実施の形態とは、入出力回路110、111が異なる構成を示し、その他の構成は同様である。第3の実施の形態における入出力回路110は、第1の実施の形態における入出力回路110からP型拡散層40が削除された構成である。又、第3の実施の形態における入出力回路111は、第1の実施の形態における入出力回路111のP型拡散抵抗41をP型拡散抵抗41a、41bに替えた構成である。ここで、P型拡散抵抗41aとP型拡散抵抗41bとはノード510を介して直列に接続される。これにより、NMOSトランジスタ31のドレインは、P型拡散抵抗41a、41bを介して端子11に接続される。P型拡散抵抗41aの抵抗値は、第1の実施の形態におけるP型拡散抵抗41と同様な抵抗値に設定される。又、P型拡散抵抗41bの抵抗値は、第1の実施の形態におけるP型拡散抵抗40と同様な抵抗値が設定される。
図11は、図10における端子10から、NMOSトランジスタ30、31、P型拡散抵抗41a、41bを介して端子11までの第3の実施の形態における構造を示す断面図である。図10を参照して、第1の実施の形態と同様に、入出力回路110及び111に含まれるNMOSトランジスタ30及び31は、Pサブ90上のPウェル9上に形成される。NMOSトランジスタ30は、ポリシリコンゲート1a、ドレイン拡散層2a、ソース拡散層3aを備え、NMOSトランジスタ31は、ポリシリコンゲート1b、ドレイン拡散層2b、ソース拡散層3bを備える。Pウェル9上には、電極7g、7h、7iを介してGND端子に接続されるP型拡散層4が形成される。ソース拡散層3a、3bは、それぞれ電極7j、7fを介してGND端子に電気的に接続される。これにより、ソース拡散層3a、3bとPウェル9はGND端子と同電位となる。ここで、GND端子が開放端である場合、ソース拡散層3a、3b、Pウェル9、GND端子の電位は、NMOSトランジスタ30、31の駆動動作によって決定する同一の電圧値となる。又、NMOSトランジスタ30のドレイン拡散層2aは、ノード50を介して端子10に電気的に接続される。尚、ソース拡散層3aとP型拡散層4との間は、素子分離領域6fによって分離され、ソース拡散層3bとP型拡散抵抗4との間は素子分離領域6cによって分離される。又、複数のP型拡散層4の間は、複数の素子分離領域6d、6eによって分離される。
第1の実施の形態と同様にポリシリコンゲート1a、1bは、それぞれ電極7k、7eを介して内部回路900に接続される。又、ポリシリコンゲート1bは、電極7e及びノードAを介して図8に示す抵抗805の一端に接続される。
P型拡散抵抗41aは、Pサブ90上のNウェル8b上に形成される。又、P型拡散抵抗41bは、Pサブ90上のNウェル8d上に形成される。Nウェル8bとNウェル8dと間には、Pウェル9bが形成される。Pウェル9aは、Pウェル9a上に形成されたP型拡散層4aを介してノード20(21)に接続される。これにより、Pウェル9aは、ノード20(21)と同電位となる。NMOSトランジスタ31のドレイン拡散層2bは、ノード51を介してP型拡散抵抗41bの一端に電気的に接続される。詳細には、ドレイン拡散層2bは、電極7d、7cを介してP型拡散抵抗41bの一端に接続される。又、P型拡散抵抗41bの他端は、ノード510を介してP型拡散抵抗41aの一端、及びNウェル8dに電気的に接続される。詳細には、P型拡散抵抗41bの他端は、電極7s、7tを介してP型拡散抵抗41aの一端に接続され、電極7s、7v、及びN型拡散層5dを介してNウェル8dに接続される。これにより、P型拡散抵抗41bの他端及びP型拡散抵抗41bの一端と、Nウェル8bとは、同電位となる。P型拡散抵抗41aの他端は、Nウェル8bと端子11とに電気的に接続される。詳細には、P型拡散抵抗41aの他端は、電極7bを介して端子11に電気的に接続され、Nウェル8bは、Nウェル8b上に形成されたN型拡散層5b及び電極7aを介して端子11に電気的に接続される。これにより、P型拡散抵抗41aの他端とNウェル8bは、端子11と同電位となる。又、端子11から供給された電圧は、P型拡散抵抗41a、41bによって電圧降下し、ノード51を介してソース拡散層2bに供給される。尚、N型拡散層5bとP型拡散抵抗41aとの間は素子分離領域6aによって分離され、P型拡散抵抗41aとP型拡散層4aとの間は素子分離領域6bによって分離され、P型拡散層4aとN型拡散層5dとの間は素子分離領域41kによって分離され、N型拡散層5dとP型拡散抵抗41bとの間は素子分離領域41lによって分離され、P型拡散抵抗41bとドレイン拡散層2bとの間は素子分離領域6jによって分離される。
制御回路800における構造は第1の実施の形態と同様である(図8参照)。しかし、第3の実施の形態におけるストレス加速試験において端子11から印加された電圧は、2つのP型拡散抵抗41a、41bによって電圧降下されてNMOSトランジスタ31のソースに供給される。このため、第1の実施の形態よりも低い電圧でNMOSトランジスタ31はON状態になる。従って、第3の実施の形態における端子801には、端子11に印加される電圧より低い電圧(例えば6V)が印加される。
以上のような構成により、第3の実施の形態におけるストレス加速試験時の端子10、11間に流れる電流経路は、端子11〜P型拡散抵抗41a〜P型拡散抵抗41b〜NMOSトランジスタ31〜NMOSトランジスタ30(又はPウェル9〜ソース拡散層2a)〜端子10となる。このため、端末10にP型拡散抵抗41が接続されていなくても、第1の実施の形態と同様に2つのP型拡散抵抗41a、41bによって端子間に流れる電流を制御することができる。
又、第1の実施の形態と同様な動作原理によって、P型拡散抵抗41a、41bとNウェル8aとで形成されるダイオード81a、81bは逆方向接続となる。更に、端子10、11間に高電圧を印加しても素子間の電位差が素子耐圧内に制御されるため、素子破壊を防ぐことができる。
以上のように、本発明によれば、パッケージ絶縁物内で隣接するリード線やボンディングワイヤに対し、高電圧を印加することができる。これにより、従来技術では検出できなかったパッケージ内に内在するショート性不良を検出することが可能となる。又、外部端子から電圧が印加されるP型拡散抵抗40、41が形成されるNウェル8a、8bを高電位側に接続することでP型拡散抵抗40、41とNウェル8a、8bとの電位差を抑制し、素子破壊を防ぐことができる。更に、外部端子と出力バッファとの間に流れる電流をP型拡散抵抗40、41(41a、41b)によって制御することができるため、ストレス加速試験に起因するエレクトロマイグレーションを抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。第3の実施の形態では、第1の実施の形態における構成からP型拡散抵抗40を除き、P型拡散抵抗41に替えてP型拡散抵抗41a、41bを備える構成であるが、第2の実施の形態にも適用できる。この場合、第2の実施の形態における構成からP型拡散抵抗40を除き、P型拡散抵抗41に替えて、PMOSトランジスタ71とN型MOSトランジスタ31との間に直列接続されたP型拡散抵抗41a、41bを備える構成となる。
図1は、ストレス加速試験が行われる半導体製品の構成を示す平面図である。 図2は、従来技術による半導体装置の入出力部の構成を示す回路図である。 図3は、従来技術による半導体装置の入出力部の構成を示す断面図である。 図4は、従来技術による半導体装置の入出力部の構成を示す回路図である。 図5は、従来技術による半導体装置の入出力部の構成を示す断面図である。 図6は、本発明による半導体装置の入出力部の第1の実施の形態における構成を示す回路図である。 図7は、本発明による半導体装置の入出力部の第1及び第2の実施の形態における構成を示す断面図である。 図8は、本発明による半導体装置の制御回路の実施の形態における構成を示す断面図である。 図9は、本発明による半導体装置の入出力部の第2の実施の形態における構成を示す回路図である。 図10は、本発明による半導体装置の入出力部の第3の実施の形態における構成を示す回路図である。 図11は、本発明による半導体装置の入出力部の第3の実施の形態における構成を示す断面図である。
符号の説明
1a、1b:ポリシリコンゲート
2a、2b:ドレイン拡散層
3a、3b:ソース拡散層
4:P型拡散層
5a、5b、5c:N型拡散層
6a〜6j:素子分離領域
7a〜7t:電極
8a、8b、8c:Nウェル
9:Pウェル
10、11、20、21、70、71、801:端子
30、31:Nチャネル型MOSトランジスタ
40、41、41a、41b、802:P型拡散抵抗
50、51、510、803、A:ノード
60、61:Pチャネル型MOSトランジスタ
80、81、81a、81b、804:寄生ダイオード
90:Pサブ
100:半導体チップ
110、111:入出力回路
201〜20n:パッド
301、302:リード線
401〜40n:外部端子
500:導電性屑
600:パッケージ
800:制御回路
805:抵抗
900:内部回路
901:VDD端子
902:GND端子

Claims (12)

  1. 基板上に形成されたP型ウェル上に形成される第1Nチャネル型MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ及び第2Nチャネル型MOSトランジスタと、
    前記基板上に形成された第1N型ウェル上に形成される第1P型拡散抵抗と、
    前記第2Nチャネル型MOSトランジスタのゲートに接続され、前記第2Nチャネル型MOSトランジスタの駆動動作を制御する制御回路とを具備し、
    前記第1Nチャネル型MOSトランジスタのドレインは第1外部端子に電気的に接続され、ソースは前記第2Nチャネル型MOSトランジスタのソースと前記P型ウェルとに電気的に接続され、
    前記第1P型拡散抵抗の一端は、前記第2Nチャネル型MOSトランジスタのドレインに接続され、他端は前記第2外部端子と前記第1N型ウェルとに電気的に接続される
    半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記制御回路は、基板上に形成された第2N型ウェル上に形成される第2P型拡散抵抗を備え、
    前記第2P型拡散抵抗の一端は、前記第2Nチャネル型MOSトランジスタのゲートに接続され、他端は第3外部端子と前記第2N型ウェルとに電気的に接続される
    半導体装置。
  3. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記第2Nチャネル型MOSトランジスタと、前記第1P型拡散抵抗とを備える出力バッファを複数具備し、
    前記第2P型拡散抵抗の一端は、複数の第2Nチャネル型MOSトランジスタのゲートに電気的に接続される
    半導体装置。
  4. 請求項1から3いずれか1項に記載の半導体装置において、
    第1リード線を介して前記第1外部端子に接続される第1電極パッドと、第2リード線を介して前記第2外部電極に接続される第2電極パッドとを更に具備し、
    前記第1Nチャネル型MOSトランジスタのドレインは前記第1電極パッドを介して前記第1外部端子に接続され、
    前記第2Nチャネル型MOSトランジスタのドレインは前記第2電極パッドを介して前記第2外部端子に接続され、
    前記第1リード線と前記第2リード線の少なくとも一部は隣接する
    半導体装置。
  5. 請求項1から4いずれか1項に記載の半導体装置において、
    基板上に形成された第2N型ウェル上に形成される第3P型拡散抵抗を更に具備し、
    前記第1Nチャネル型MOSトランジスタのドレインは、前記第2N型ウェルと前記第3P型拡散抵抗の一端に電気的に接続し、
    前記第3P型拡散抵抗の他端は、前記第1外部端子に接続される
    半導体装置。
  6. 請求項1から4いずれか1項に記載の半導体装置において、
    第3N型ウェル上に形成される第3P型拡散抵抗を更に具備し、
    前記第2Nチャネル型MOSトランジスタのドレインは、前記第3P型拡散抵抗を介して前記第1P型拡散抵抗に接続される
    半導体装置。
  7. 請求項1から6いずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記第2Nチャネル型MOSトランジスタとともに出力バッファを形成するPチャネル型MOSトランジスタを更に具備し、
    前記Pチャネル型MOSトランジスタのドレインは、前記第1P型拡散抵抗の一端に電気的に接続される
    半導体装置。
  8. 請求項1から6いずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記第2Nチャネル型MOSトランジスタとともに出力バッファを形成するPチャネル型MOSトランジスタを更に具備し、
    前記Pチャネル型MOSトランジスタのドレインは、前記第1P型拡散抵抗の他端に電気的に接続される
    半導体装置。
  9. 請求項7又は8に記載の半導体装置において、
    前記出力バッファに接続される内部回路を更に具備し、
    前記出力バッファの電源と前記内部回路の電源とは分離される
    半導体装置。
  10. 請求項1から9いずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記第1外部端子には、第1電位が供給され、
    前記第2外部端子には、前記第1電位より高い電位の第2電位が供給される
    半導体装置。
  11. Pウェル上に形成される第1Nチャネル型MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ及び第2Nチャネル型MOSトランジスタと、
    第1N型ウェル上に形成される第1P型拡散抵抗と、
    を具備し、
    前記第1Nチャネル型MOSトランジスタのドレインは第1外部端子に電気的に接続され、ソースは前記第2Nチャネル型MOSトランジスタのソースと前記P型ウェルとに電気的に接続され、
    前記第1P型拡散抵抗の一端は、前記第2Nチャネル型MOSトランジスタのドレインに接続され、他端は前記第2外部端子と前記第1N型ウェルとに電気的に接続される半導体装置において、
    前記第1及び第2Nチャネル型MOSトランジスタの電源はフローティング状態であり、
    前記第1外部端子及び前記第2外部端子に0Vを供給するステップと、
    前記第2Nチャネル型MOSトランジスタをオン状態にするステップと、
    前記第2外部端子に供給する電圧を0Vから昇圧するステップと、
    を具備する
    半導体装置のテスト方法。
  12. 請求項11に記載の半導体装置のテスト方法において、
    前記第1及び第2Nチャネル型トランジスタへ供給される電源電位を、前記第1及び第2Nチャネル型MOSトランジスタのゲートに接続する内部回路に供給される電源電位と分離するステップを更に具備する
    半導体装置のテスト方法。
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