JP2008260691A - 殺虫性アリールイソオキサゾリン誘導体 - Google Patents

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純 三原
Tetsuya Murata
哲也 村田
Hirotoshi Yamazaki
大鋭 山崎
Yasushi Yoneda
靖 米田
Katsuhiko Shibuya
克彦 渋谷
Hidekazu Shimojo
英一 下城
Ulrich Goergens
ウルリヒ・ゲルゲンス
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
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Abstract

【課題】殺虫剤として優れた殺虫効果を示す新規なアリールイソオキサゾリン誘導体を提供すること。
【解決手段】式:
Figure 2008260691

で表わされるアリールイソオキサゾリン誘導体及びそれの殺虫剤としての利用。
【選択図】なし

Description

本発明は新規なアリールイソオキサゾリン誘導体及びその殺虫剤としての利用に関する。
特許文献1には、イソオキサゾリン置換ベンズアミド化合物が有害生物防除剤として有用であることが記載されている。
WO 2005/085216(国際公開番号)
本発明者らは殺虫剤として、より高い効果を示し、且つスペクトルの広い新規化合物を創製すべく鋭意研究を行った結果、この度、高活性で、スペクトルの広い、且つ安全性を示し、さらに、有機リン剤やカーバメート剤に抵抗性のある害虫に対しても有効な下記式(I)で表わされる新規なアリールイソオキサゾリン誘導体を見出した。
式:
Figure 2008260691
式中、AはC又はNを示し、
Rはアルキル又はハロアルキルを示し、
Xは同一でも異なっていてもよい、ハロゲン、ハロアルキル、ニトロ、アルキル、アルコキシ、シアノ、ハロアルコキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルフェニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフェニル、ハロアルキルスルホニル、アミノ、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、ハロアルキルカルボニルアミノ、ハロアルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ハロアルキルスルホニルアミノ、ヒドロキシ又はメルカプトを示し、
Yは同一でも異なっていてもよい、ハロゲン、ハロアルキル、ニトロ、アルキル、アルコキシ、シアノ、ハロアルコキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルフェニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフェニル、ハロアルキルスルホニル、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、ハロアルキルカルボニルアミノ、ハロアルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ又はハロアルキルスルホニルアミノを示し、
lは0、1、2、3、4又は5を示し、
mは0、1、2、3又は4を示し、
nは1、2又は3を示し、
及びRはそれぞれ独立して、水素、アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、ハロアルキル、シアノ、アルコキシカルボニル、アルケニル又はアルキニルを示し、またRとRは、一緒になって、C2−5アルキレンを示し、
は水素、アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、ハロアルキル、シアノ、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル又はCH−Rを示し、ここでRは置換されていてもよいフェニル又は置換されていてもよいヘテロ環式基を示し、そして
はホルミル、シアノ、アルキルカルボニル、アルキルチオカルボニル、ハロアルキルカルボニル、ハロアルキルチオカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノチオカルボニル、アルコキシアミノカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アルコキシアミノチオカルボニル、アルコキシカルボニル、チオアルコキシカルボニル、チオアルコキシチオカルボニル、
Figure 2008260691
アルキルスルホニル又はハロアルキルスルホニルを示し、ここでRは前記と同じであり、
また、RとRは、結合するN原子と一緒になって、3〜6員の環を形成してもよく、該環はN原子に加え、更にN、O、Sより任意に選ばれるヘテロ原子を1〜2個含んでもよく、また環を構成するC原子はケト又はチオケトで置換されてもよい。
本発明の式(I)の化合物は、例えば下記の製法(a)〜(d)の方法により得ることができる。
製法(a)
式:
Figure 2008260691
式中、A、Y、m、n、R、R、R及びRは前記と同義であり、そしてHalはハロゲンを示す、
で表わされる化合物を、
式:
Figure 2008260691
式中、R、X及びlは前記と同義である、
で表わされる化合物と反応させる方法。
製法(b)
式:
Figure 2008260691
式中、A、R、X、l、Y、m、n、R、R及びRは前記と同義である、
で表わされる化合物を、
式:
Figure 2008260691
式中、Rは前記と同義であり、そしてLはハロゲン、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルホニルオキシ又はアルキルカルボニルオキシを示す、
で表わされる化合物と反応させる方法。
製法(c)
式:
Figure 2008260691
式中、A、R、X、l、Y、m、n、R、R及びRは前記と同義である、
で表わされる化合物を、
式:
Figure 2008260691
式中、Rは前記と同義であり、そしてLはハロゲン、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルホニルオキシ又はアルキルカルボニルオキシを示す、
で表わされる化合物と反応させる方法。
製法(d)
式:
Figure 2008260691
式中、A、R、X、l、Y、m、n及びLは前記と同義である、
で表わされる化合物を、
式:
Figure 2008260691
式中、R及びRは前記と同義である、
で表わされる化合物を反応させる方法。
本発明によれば、前記式(I)のアリールイソオキサゾリン誘導体は強力な殺虫作用を示す。
本明細書において、
「アルキル」は、例えば、メチル、エチル、n−もしくはiso−プロピル、n−、iso−、sec−もしくはtert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル等の直鎖状又は分枝状のC1−12アルキルを示し、好ましくはC1−6アルキルを示す。
また、アルキルを構成の一部として有している各基における各アルキル部分は、上記「アルキル」で説明したものと同様のものを例示することができる。
「アシルアミノ」は、例えば、アルキルカルボニルアミノ、シクロアルキルカルボニルアミノ及びベンゾイルアミノを示し、ここでアルキル部分は、上記「アルキル」で説明したものと同義のものを例示することができる。また、シクロアルキル部分は後記に説明するものと同義のものを例示することができる。
「ハロゲン」及びハロゲン置換の各基におけるハロゲン部分は、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素を示す。
「シクロアルキル」は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルのC3−8シクロアルキルを示し、好ましくは、C3−7シクロアルキルを示す。
「アルケニル」は、ビニル、アリル、1−プロペニル、1−(又は2−、又は3−)ブテニル、1−ペンテニル等のC2−5アルケニルを示し、好ましくはC2−4アルケニルを示す。
「アルキニル」は、エチニル、プロパルギル、1−プロピニル、ブタン−3−イニル、ペンタン−4−イニル等のC2−5アルキニルを示し、好ましくはC2−4アルキニルを示す。
「ヘテロ環式基」は、ヘテロ原子として、N、O、Sの少なくとも1個を含む、5員又は6員のヘテロ環式基を示し、更に該環はベンゾ縮合されてもよい縮合へテロ環式基を示す。
ヘテロ環式基の具体例としては、フリル、チエニル、ピロリル、イソキサゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、オキサチアゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、インドリル、ベンゾオキサゾリル、キノリル等を挙げることができる。
本発明の式(I)の化合物において、
AがC又はNを示し、
RがC1−6アルキル又はC1−6ハロアルキルを示し、
Xが同一でも異なっていてもよい、ハロゲン、C1−6ハロアルキル、ニトロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、シアノ、C1−6ハロアルコキシ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルフェニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6ハロアルキルスルフィニル、C1−6ハロアルキルスルフェニル、C1−6ハロアルキルスルホニル、アミノ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ、C1−6ハロアルキル−カルボニルアミノ、C1−6ハロアルコキシ−カルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ、C1−6ハロアルキルスルホニルアミノ、ヒドロキシ又はメルカプトを示し、
Yが同一でも異なっていてもよい、ハロゲン、C1−6ハロアルキル、ニトロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、シアノ、C1−6ハロアルコキシ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルフェニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6ハロアルキルスルフィニル、C1−6ハロアルキルスルフェニル、C1−6ハロアルキルスルホニル、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、C1−4アルキル−カルボニルアミノ、ベンゾイルアミノ、C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ、C1−6ハロアルキル−カルボニルアミノ、C1−6ハロアルコキシ−カルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ又はC1−6ハロアルキルスルホニルアミノを示し、
lは0、1、2又は3を示し、
mは0、1又は2を示し、
nは1を示し、
及びRはそれぞれ独立して、水素、C1−6アルキル、置換されていてもよいC3−7シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、シアノ、C1−6アルコキシ−カルボニル、C2−4アルケニル、又はC2−4アルキニルを示し、またRとRは一緒になってC2−5アルキレンを示し、
は水素、C1−6アルキル、置換されていてもよいC3−7シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、シアノ、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−6アルキニル−カルボニル又はCH−Rを示し、ここでRが置換されていてもよいフェニル又は置換されていてもよいヘテロ環式基を示し、そして
は、ホルミル、シアノ、C1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルキルチオ−カルボニル、C1−6ハロアルキル−カルボニル、C1−6ハロアルキルチオ−カルボニル、C1−6アルキルアミノ−カルボニル、C1−6アルキルアミノチオ−カルボニル、C2−8(総炭素数)ジアルキルアミノ−カルボニル、C2−8(総炭素数)ジアルキルアミノチオ−カルボニル、C1−6アルコキシアミノ−カルボニル、C1−6アルコキシチオ−カルボニル、C1−6アルコキシアミノチオ−カルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、チオ−C1−6アルコキシ−カルボニル、チオ−C1−6アルコキシチオ−カルボニル、
Figure 2008260691
1−6アルキルスルホニル又はC1−6ハロアルキル−スルホニルを示し、ここでRが前記と同じであり、
また、RとRが結合するN原子と一緒になって、4又は5員の環を形成してもよく、該環はN原子に加え、更にN、O、Sより任意に選ばれるへテロ原子を1〜2個含んでもよく、また環を構成するC原子はケト又はチオケトで置換されてもよい、
場合の化合物を好適なものとして挙げることができる。
中でも、式(I)の化合物において、
AがC又はNを示し、
RがC1−4アルキル又はC1−4ハロアルキルを示し、
Xが同一でも異なっていてもよい、ハロゲン、C1−4ハロアルキル、ニトロ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、シアノ、C1−4ハロアルコキシ、C1−4アルキルスルフィニル、C1−4アルキルスルフェニル、C1−4アルキルスルホニル、C1−4ハロアルキルスルフィニル、C1−4ハロアルキルスルフェニル、C1−4ハロアルキルスルホニル、アミノ、C1−4アルキルカルボニル、C1−4アルコキシ−カルボニルアミノ、C1−4ハロアルキル−カルボニルアミノ、C1−4ハロアルコキシ−カルボニルアミノ、C1−4アルキルスルホニルアミノ、C1−4ハロアルキルスルホニルアミノ、ヒドロキシ又はメルカプトを示し、
Yが同一でも異なっていてもよい、ハロゲン、C1−4ハロアルキル、ニトロ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、シアノ、C1−4ハロアルコキシ、C1−4アルキルスルフィニル、C1−4アルキルスルフェニル、C1−4アルキルスルホニル、C1−4ハロアルキルスルフィニル、C1−4ハロアルキルスルフェニル、C1−4ハロアルキルスルホニル、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、C1−4アルキル−カルボニルアミノ、ベンゾイルアミノ、C1−4アルコキシ−カルボニルアミノ、C1−4ハロアルキル−カルボニルアミノ、C1−4ハロアルコキシ−カルボニルアミノ、C1−4アルキルスルホニルアミノ又はC1−4ハロアルキルスルホニルアミノを示し、
lは0、1、2又は3を示し、
mは1を示し、
nは1を示し、
及びRはそれぞれ独立して、水素、C1−4アルキル、置換されていてもよいC3−6シクロアルキル、C1−4ハロアルキル、シアノ、C1−4アルコキシ−カルボニル、C2−3アルケニル、又はC2−3アルキニルを示し、またRとRは一緒になってC2−5アルキレンを示し、
は水素、C1−4アルキル、置換されていてもよいC3−6シクロアルキル、C1−4ハロアルキル、シアノ、C2−3アルケニル、C2−3アルキニル、C1−4アルキル−カルボニル又はCH−Rを示し、ここでRが置換されていてもよいフェニル又は置換されていてもよいヘテロ環式基を示し、そして
は、ホルミル、シアノ、C1−4アルキル−カルボニル、C1−4アルキルチオ−カルボニル、C1−4ハロアルキル−カルボニル、C1−4ハロアルキルチオ−カルボニル、C1−4アルキルアミノ−カルボニル、C1−4アルキルアミノチオ−カルボニル、C2−6(総炭素数)ジアルキルアミノ−カルボニル、C2−6(総炭素数)ジアルキルアミノチオ−カルボニル、C1−4アルコキシアミノ−カルボニル、C1−4アルコキシチオ−カルボニル、C1−4アルコキシアミノチオ−カルボニル、C1−4アルコキシ−カルボニル、チオ−C1−4アルコキシ−カルボニル、チオ−C1−4アルコキシチオ−カルボニル、
Figure 2008260691
1−4アルキルスルホニル又はC1−4ハロアルキル−スルホニルを示し、ここでRが前記と同じであり、
また、RとRが結合するN原子と一緒になって、4又は5員の環を形成してもよく、該環はN原子に加え、更にN、O、Sより任意に選ばれるヘテロ原子を1〜2個含んでもよく、また環を構成するC原子はケト又はチオケトで置換されていてもよい、
場合の化合物が特に好適である。
本発明の式(I)の化合物は、不斉炭素を有しており、従って、該化合物は、光学異性体を包含するものである。
前記製法(a)は、原料として例えば、4−(アセタミドメチル)−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロライドと、1,3−ジクロロ−5−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼンを用いる場合、下記の反応式で表わすことができる。
Figure 2008260691
前記製法(b)は、原料として例えば、
1−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]フェニル}−メタンアミンとアセチルクロライドを用いる場合、下記の反応式で表わすことができる。
Figure 2008260691
前記製法(c)は原料として例えば、N−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]ベンジル}アセトアミドとヨードメタンを用いると、下記の反応式で表わされる。
Figure 2008260691
前記製法(d)は原料として例えば、3−[3−ブロモー4−(ブロモメチル)フェニル]−5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾールとチオアセトアミドを用いると、下記反応式で表わされる。
Figure 2008260691
製法(a)における原料の式(II)の化合物は、新規化合物であり、下記式:
Figure 2008260691
式中、A、Y、m、n、R、R、R及びRは前記と同義である、
で表わされる化合物をハロゲン化剤と反応させることにより、得ることができる。
上記式(X)の化合物は、その多くが新規化合物であり、下記式:
Figure 2008260691
式中、A、Y、m、n、R、R、R及びRは前記と同義である、
で表わされる化合物をヒドロキシルアミン又はその塩と反応させることにより、得ることができる。
上記式(XI)の化合物は、その多くが新規化合物であるが,例えば、WO 2004/067522に記載される方法に準じて、得ることができる。下記にその反応スキームを具体例をもって示す。
Figure 2008260691
上記反応式中、A、Y及びmは前記と同義である。
上記反応式の出発物質である4−シアノベンズアルデヒド類の例としては、次のものを例示することができる。
4−シアノベンズアルデヒド、
4−シアノ−2−フルオロベンズアルデヒド、
2−クロロ−4−シアノベンズアルデヒド、
2−ブロモ−4−シアノベンズアルデヒド、
4−シアノ−2−ヨードベンズアルデヒド、
5−ホルミルピリジン−2−カルボニトリル。
また、上記式(XI)の化合物は、別法として下記反応式で表わされる方法によっても、合成することができる。
Figure 2008260691
上記反応式中、A、Y及びmは前記と同義である。
上記反応式の出発物質である4−メチルベンズアルデヒド類の例としては、次のものを例示することができる。
3−フルオロ−4−メチルベンズアルデヒド、
3−クロロ−4−メチルベンズアルデヒド、
3−ブロモ−4−メチルベンズアルデヒド、
4−メチル−3−ヨードベンズアルデヒド、
3−メトキシ−4−メチルベンズアルデヒド、
4−メチル−3−ニトロベンズアルデヒド、
6−メチルニコチンアルデヒド。
また、前記式(II)の化合物の製造におけるハロゲン化剤としては、例えば、塩素、臭素、ヨウ素、N−クロロコハク酸イミド、N−ブロモコハク酸イミド、N−ヨードコハク酸イミド、1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン、ベンジルトリメチルアンモニウムテトラクロロヨウ素酸塩、次亜塩素酸ナトリウム等を挙げることができる。
製法(a)の原料の式(II)の化合物の代表例としては、下記のものを挙げることができる。
4−(アセトアミドメチル)−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
4−(アセトアミドメチル)−N−ヒドロキシ−3−メチルベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
4−(アセトアミドメチル)−3−フルオロ−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
4−(アセトアミドメチル)−3−クロロ−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
4−(アセトアミドメチル)−3−ブロモ−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
4−(アセトアミドメチル)−N−ヒドロキシ−3−ヨードベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
4−(アセトアミドメチル)−N−ヒドロキシ−3−ニトロベンゼンカルボキシイミドイルクロライド。
製法(a)におけるもう一つの原料の式(III)の化合物は、例えば、The Journal of Organic Chemistry、1991年、56巻、7336−7340頁、同、1994年、59巻、2898−2901頁、Journal of Fluorine Chemistry、1999年、95巻、167−170頁、WO 2005/05085216A等に記載の既知の化合物を包含する。また、これら刊行物に記載される方法により合成することができる。式(III)の化合物の代表例として、下記のものを挙げることができる。
[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、
1,3−ジフルオロ−5−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、
1−クロロ−3−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、
1,3−ジクロロ−5−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、
1−トリフルオロメチル−3−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、
1−トリフルオロメチル−4−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、
1,3−ビス(トリフルオロメチル)−5−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、
1,3−ジブロモ−5−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、
1,2,3−トリクロロ−5−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、
1−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)−4−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン。
製法(a)は、WO 2004/018410A、同2005/085216A、Tetrahedron、2000年、56巻、1057−1064頁等に記載される方法に従って、実施することができる。
製法(a)の反応は、適当な希釈剤中で実施することができ、その際に使用される希釈剤の例としては、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、その他)、芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、その他)、アルコール類(メタノール、エタノール、イソプロパノール、その他)、エーテル類(ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン、ジオキサン、その他)、酸アミド類(ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセタミド(DMA)、N−メチルピロリドン、その他)、ニトリル類(アセトニトリル、プロピオニトリル、その他)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、水、あるいは、これらの混合溶媒等を挙げることができる。
製法(a)の反応は、塩基として
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム,酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−tert−ブトキシド等のアルカリ金属塩基、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、4−tert−ブチル−N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、ピコリン、ルチジン、ジアザビシクロウンデセン、ジアザビシクロオクタン、イミダゾール等の有機塩基等を用いて実施することができる。
製法(a)の反応は、実質的に広い温度範囲内において実施することができる。一般には、約−78〜約200℃、好ましくは、−10〜約150℃の間で実施できる。また、該反応は常圧の下で行うことが望ましいが、加圧又は減圧下で操作することもできる。反応時間は、0.1から72時間であり、好ましくは、1から24時間である。
製法(a)を実施するにあたっては、例えば、式(II)の化合物1モルに対し、希釈剤、例えばDMF中、1から2モル量の式(III)の化合物及び1モル量乃至若干の過剰量の塩基を反応させることにより式(I)の目的化合物を得ることができる。
製法(b)における原料の式(IV)の化合物は新規化合物であり、例えば下記の方法(e)〜(k)で得ることができる。
製法(e){式(IV)においてRが水素を示し、且つnが1を示す場合}:
式:
Figure 2008260691
式中、A、R、X、l、Y、m、R及びRは前記と同義である、
で表わされる化合物を、ハロゲン化剤と反応させて、式
Figure 2008260691
式中、A、R、X、l、Y、m、R及びRは前記と同義であり、またHalはハロゲンを示す、
で表わされる化合物を得、
次いで、これをフタルイミドカリウムと反応させて、
式:
Figure 2008260691
式中、A、R、X、l、Y、m、R及びRは前記と同義であり、
で表わされる化合物を得、次いで加水分解する方法。
製法(f)
前記式(XIII)の化合物を、式
Figure 2008260691
式中、Rは前記と同義を示す、
で表わされる化合物と反応させる方法。
製法(g){式(IV)において、nが1を示し、R及びRが水素を示す場合}:
式:
Figure 2008260691
式中、A、R、X、l、Y及びmは前記と同義であり、そしてRはアルキルを示す、
で表わされる化合物を還元して、式
Figure 2008260691
式中、A、R、X、l、Y及びmは前記と同義であり、
で表わされる化合物を得、次いでメタンスルホニルクロライド又はハロゲン化剤と反応させて、式
Figure 2008260691
式中、A、R、X、l、Y、m及びLは前記と同義である、
で表わされる化合物を得、更に前記式(XV)の化合物と反応させる方法。
製法(h){式(IV)において、Rが水素を示す場合}:
式:
Figure 2008260691
式中、A、R、X、l、Y、m、n、R及びRは前記と同義を示す、
で表わされる化合物を還元する方法。
製法(e)における前記式(XII)の化合物は、一部、WO 2005/085216に記載される化合物であり、例えば下記の方法(i)又は(k)で得ることができる。
製法(i)
前記式(III)の化合物を、式
Figure 2008260691
式中、A、Y、m、n、R、R及びHalは前記と同義を示す、
で表わされる化合物と反応させる方法。
製法(j)
式:
Figure 2008260691
式中、A、R、X、l、Y、m、R及びRは前記と同義を示す、
で表わされる化合物を分子内脱水環化反応させる方法。
製法(k)
式:
Figure 2008260691
式中、A、R、X、l、Y、m、R及びRは前記と同義を示す、
で表わされる化合物をヒドロキシアミン塩酸塩と反応させる方法。
上記製法(i)における、式(XX)の化合物は、一部新規であり、例えば前記製法(a)における式(II)の化合物の製法と同様の方法により得ることができる。
式(XX)の化合物の代表例としては、
N−ヒドロキシ−4−メチルベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
3−フルオロ−N−ヒドロキシ−4−メチルベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
3−クロロ−N−ヒドロキシ−4−メチルベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
3−ブロモ−N−ヒドロキシ−4−メチルベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
N−ヒドロキシ−3−ヨード−4−メチルベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
N−ヒドロキシ−4−メチル−3−ニトロベンゼンカルボキシイミドクロライド。
上記製法(j)は、例えば、J.Chem.Soc.Chem.Commun.、16巻、1983年、873−875頁、Chem.Pharm.Bull.、12巻、1964年、1189−1192頁等に記載される方法によって、行うことができる。
上記式(XXI)の化合物は、その多くが新規化合物であり、式
Figure 2008260691
式中、A、R、X、l、Y,m、R及びRは前記と同義を示す、
で表わされる化合物をヒドロキシアミン又はその塩と反応させることにより得られる。
また、上記式(XXIII)の化合物は多くが新規な化合物であり、例えば、Zhurnal Organicheskoi Khimii、28巻(No.3)、518−526頁に記載の方法に従って、合成することができる。すなわち、
式:
Figure 2008260691
式中、X、l及びRは前記と同義を示す、
で表わされる化合物を、式
Figure 2008260691
式中、A、Y、m、n、R及びRは前記と同義を示す、
で表わされる化合物と反応させることにより、式(XXIII)の化合物を得ることができる。
上記式(XXIV)の化合物の具体例としては,下記のものを挙げることができる。
トリフルオロアセトフェノン、
3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロアセトフェノン、
3’、4’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロアセトフェノン、
3’,4’,5’−トリクロロ−2,2,2−トリフルオロアセトフェノン、
3’−フルオロ−2,2,2−トリフルオロアセトフェノン、
3’−クロロ−2,2,2−トリフルオロアセトフェノン、
3’−ブロモ−2,2,2−トリフルオロアセトフェノン、
3’−ヨード−2,2,2−トリフルオロアセトフェノン、
3’−ニトロ−2,2,2−トリフルオロアセトフェノン、
3’−シアノ−2,2,2−トリフルオロアセトフェノン、
3’−(トリフルオロメチル)−2,2,2−トリフルオロアセトフェノン、
3’5’−ビス(トリフルオロメチル)−2,2,2−トリフルオロアセトフェノン。
上記式(XXV)の化合物の具体例としては、下記のものを挙げることができる。
4−メチルアセトフェノン、
2−フルオロ−4−メチルアセトフェノン、
2−クロロ−4−メチルアセトフェノン、
2−ブロモ−4−メチルアセトフェノン、
2−ヨード−4−メチルアセトフェノン、
4−メチル−2−ニトロアセトフェノン、
メチル 4−アセチルベンゾエート、
メチル 4−アセチル−2−ニトロベンゾエート、
メチル 4−アセチル−2−ヨードベンゾエート、
4−アセチルベンゾニトリル。
前記式(XXIII)の化合物の代表例としては、下記のものを挙げることができる。
3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシ−1−(4−メチルフェニル)ブタン−1−オン、
3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−1−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−3−ヒドロキシブタン−1−オン、
1−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−1−オン、
1−(3−ブロモ−4−メチルフェニル)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−1−オン、
3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシ−1−(3−ヨード−4−メチルフェニル)ブタン−1−オン、
3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシ−1−(4−メチル−3−ニトロフェニル)ブタン−1−オン、
4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシ−1−(4−メチルフェニル)−3−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ブタン−1−オン。
上記製法(k)における式(XXII)の化合物は、新規化合物であり、前記式(XXIII)の化合物をチオニルクロライドと反応させることにより得られる。
式(XXII)の化合物の代表例としては、例えば下記のものを挙げることができる。
4,4,4−トリフルオロ−1−(4−メチルフェニル)−3−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ブテ−2−エン−1−オン、
3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−1−(4−メチルフェニル)ブテ−2−エン−1−オン、
3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−1−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)ブテ−2−エン−1−オン、
1−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブテ−2−エン−1−オン、
1−(3−ブロモ−4−メチルフェニル)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブテ−2−エン−1−オン、
3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−1−(3−ヨード−4−メチルフェニル)ブテ−2−エン−1−オン、
3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−1−(4−メチル−3−ニトロフェニル)ブテ−2−エン−1−オン。
製法(f)における前記式(XV)の化合物はよく知られた化合物であり、例えば下記の化合物を挙げることができる。
アンモニア水、メチルアミン,エチルアミン,n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、シクロプロピルアミン、アリールアミン、プロパルギルアミン、ベンジルアミン、1−ピリジン−2−イルメタンアミン、1−ピリジン−3−イルメタンアミン、1−ピリジン−4−イルメタンアミン。
製法(g)における前記式(XVI)の化合物は、下記の方法(l)又は(m)により得ることができる。
製法(l)
前記式(III)化合物を、式
Figure 2008260691
式中、A、Y、m、Hal及びRは前記と同義を示す、
で表わされる化合物と反応させる方法。
製法(m)
式:
Figure 2008260691
式中、A、R、X、l、Y、m及びRは前記と同義を示す、
で表わされる化合物を分子内脱水環化反応させる方法。
上記製法(l)における式(XXVI)の化合物は一部新規であり、例えば前記製法(a)における式(II)の化合物の製法と同様の方法により、得ることができる。
式(XXVI)の化合物の代表例としては、
メチル 4−[クロロ(ヒドロキシイミノ)メチル]ベンゾエート、
メチル 4−[クロロ(ヒドロキシイミノ)メチル]−2−メチルベンゾエート、
メチル 4−[クロロ(ヒドロキシイミノ)メチル]−2−フルオロベンゾエート、
メチル 2−クロロ−4−[クロロ(ヒドロキシイミノ)メチル]ベンゾエート、
メチル 2−ブロモ−4−[クロロ(ヒドロキシイミノ)メチル]ベンゾエート、
メチル 4−[クロロ(ヒドロキシイミノ)メチル]−2−ヨードベンゾエート、
メチル 4−[クロロ(ヒドロキシイミノ)メチル]−2−ニトロベンゾエート
等を挙げることができる。
上記製法(m)は、前記製法(j)と同様の方法により行うことができる。そして上記式(XXVII)の化合物は、式
Figure 2008260691
式中、A、R、X、l、Y、m及びRは前記と同義を示す、
で表わされる化合物をヒドロキシアミン又はその塩と反応させることにより得られる。
上記式(XXVIII)の化合物は新規化合物であり、前記式(XXIV)の化合物を式
Figure 2008260691
式中、A、Y、m及びRは前記と同義を示す、
で表わされる化合物と反応させることにより得られる。
上記式(XXIX)の化合物はよく知られたものであり、例えば、
メチル 4−アセチルベンゾエート、
メチル 4−アセチル−2−メチルベンゾエート、
メチル 4−アセチル−2−フルオロベンゾエート、
メチル 4−アセチル−2−クロロベンゾエート、
メチル 4−アセチル−2−ブロモベンゾエート、
メチル 4−アセチル−2−ヨードベンゾエート、
メチル 4−アセチル−2−ニトロベンゾエート、
等を挙げることができる。
前記製法(h)における式(XIX)の化合物は、公知化合物を包含し、例えば、J.Org.Chem.、1999年、64巻、3171−3177頁に記載の方法に準じて合成することができる。
前記製法(e)における式(XII)の化合物の代表例としては、例えば下記のものを挙げることができる。
5−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(4−メチルフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール、
5−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール、
3−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール、
3−(3−ブロモ−4−メチルフェニル)−5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール、
5−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(3−ヨード−4−メチルフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール、
5−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール。
製法(g)における式(XVI)の化合物の代表例としては、例えば下記のものを挙げることができる。
メチル 4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]ベンゾエート、
メチル 4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−メチルベンゾエート、
メチル 4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]2−フルオロベンゾエート、
メチル 2−クロロ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]ベンゾエート、
メチル 2−ブロモ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]ベンゾエート、
メチル 4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−ヨードベンゾエート、
メチル 4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−ニトロベンゾエート。
製法(h)における式(XIX)の化合物の代表例としては、例えば下記のものを挙げることができる。
4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]ベンゾニトリル、
4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−メチルベンゾニトリル、
4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−フルオロベンゾニトリル、
2−クロロ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]ベンゾニトリル、
2−ブロモ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]ベンゾニトリル、
4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−ヨードベンゾニトリル、
4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−ニトロベンゾニトリル、
{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]フェニル}アセトニトリル、
{2−ブロモ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]フェニル}アセトニトリル。
製法(b)における原料の式(V)の化合物は、有機化学の分野でよく知られた化合物であり例えば、下記の化合物を挙げることができる。
アセチルクロライド、プロピオニルクロライド、ピバロイルクロライド、アクリロクロライド、メチルクロロホルメート、N,N−ジメチルカルバモイルクロライド、シクロプロピルカルボニルクロライド、N,N−ジメチルチオカルバモイルクロライド、ベンゾイルクロライド、ニコチニルクロライド、無水酢酸、無水トリフルオロ酢酸、メタンスルホニルクロライド。
製法(b)の反応は適当な希釈剤中で実施することができ、その際に使用される希釈剤の例としては、
脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、その他)、芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、その他)、エーテル類(ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン、ジオキサン、その他)、酸アミド類(ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセタミド(DMA)、N−メチルピロリドン、その他)、ニトリル類(アセトニトリル、プロピオニトリル、その他)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、水、あるいは、これらの混合溶媒等を挙げることができる。
製法(b)の反応は、塩基として
水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、リチウムアミド、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、トリメチルシリルリチウム、リチウムヘキサメチルジシラジド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−tert−ブトキシド等のアルカリ金属塩基、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、4−tert−ブチル−N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、ピコリン、ルチジン、ジアザビシクロウンデセン、ジアザビシクロオクタン、イミダゾール等の有機塩基等を用いて実施することができる。
製法(b)は、実質的に広い温度範囲内において実施することができる。一般には、約−78〜約200℃、好ましくは、−10〜約150℃の間で実施できる。また、該反応は常圧の下で行うことが望ましいが、加圧又は減圧下で操作することもできる。反応時間は、0.1から72時間であり、好ましくは、0.1から24時間である。
製法(b)を実施するにあたっては、例えば、式(IV)の化合物1モルに対し、希釈剤、例えばDMF中、1モルから3モル量の塩基の存在下、1モルから3モル量の式(V)の化合物を反応させることにより,式(I)の目的化合物を得ることができる。
製法(c)における原料の式(VI)の化合物は新規化合物であり、例えば下記の方法(n)〜(p)で得ることができる。
製法(n)
式:
Figure 2008260691
式中、A、Y、m、n、R、R、R及びHalは前記と同義を示す、
で表わされる化合物を、前記式(III)の化合物と反応させる方法。
製法(o)
式:
Figure 2008260691
式中、A、R、X、l、Y、m、n、R及びRは前記と同義である、
で表わされる化合物を、前記式(VII)の化合物と反応させる方法。
製法(p)
前記式(VIII)の化合物を、式
Figure 2008260691
式中、Rは前記と同義を示す、
で表わされる化合物と反応させる方法。
上記製法(n)における式(XXX)の化合物は新規化合物であり、前記製法(a)の式(II)の化合物の製法と同様の方法により得ることができる。
式(XXX)の化合物の代表例としては、例えば下記のものを挙げることができる。
4−(ホルムアミドメチル)−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
4−(アセトアミドメチル)−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
4−(アセトアミドメチル)−N−ヒドロキシ−3−メチルベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
4−(アセトアミドメチル)−3−フルオロ−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
4−(アセトアミドメチル)−3−クロロ−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
4−(アセトアミドメチル)−3−ブロモ−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
4−(アセトアミドメチル)−N−ヒドロキシ−3−ヨードベンゼンカルボキシイミドイルクロライド、
4−(アセトアミドメチル)−N−ヒドロキシ−3−ニトロベンゼンカルボキシイミドイルクロライド。
上記製法(o)における式(XXXI)の化合物は、前記式(IV)の化合物のRが水素に相当するものである。
また製法(p)における式(XXXII)の化合物はよく知られた化合物であり、例えば下記のものを挙げることができる。
ホルムアミド、アセトアミド、プロピオンアミド、2,2,2−トリフルオロアセトアミド、ベンズアミド、エチルカーバメート、エタンチオアミド。
製法(c)の反応は、前記の製法(b)と同様の条件で実施することができる。
製法(d)における原料の式(VIII)の化合物は、前記式(XIII)及び式(XVIII)の化合物に一部相当するものである。
また前記式(IX)のアミド化合物は公知化合物であり、例えば下記のものを挙げることができる。
アセトアミド、2,2,2−トリフルオロアセトアミド、2,2,2−トリフルオロ−N−メチルアセトアミド、ピロリジン−2−オン、ピペリジン−2−オン、N−(ピリジン−2−イルメチル)アセトアミド。
製法(d)の反応は、前記製法(b)と同様の条件で実施することができる。
本発明の式(I)の化合物は強力な殺虫作用を現す。従って、本発明の式(I)の化合物は殺虫剤として使用することができる。そして、本発明の式(I)の活性化合物は、栽培植物に対し薬害を与えることなく、有害昆虫に対し的確な防除効果を発揮する。また、本発明の化合物は、広範な種々の害虫、例えば、有害な吸汁性昆虫、咀しゃく性昆虫及びその他の植物寄生害虫、貯蔵害虫、衛生害虫等の防除のために使用することができ、それらの駆除撲滅のために適用することができる。
そのような害虫類の例としては、以下の如き害虫類を例示することができる。
昆虫類として、鞘翅目害虫、例えば、アズキゾウムシ(Callosobruchus Chinensis)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、コクヌストモドキ(Tribolium Castaneum)、オオニジユウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctomaculata)、トビイロムナボソコメツキ(Agriotes fuscicollis)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、コロラドポテトビートル(Leptinotarsa decemlineata)、ジアブロテイカ(Diabrotica spp.)、マツノマダラカミキリ(Monochamus alternatus)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、ヒラタキクイムシ(Lyctus bruneus)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis);
鱗翅目害虫、例えば、マイマイガ(Lymantria dispar)、ウメケムシ(Malacosoma neustria)、アオムシ(Pieris rapae)、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、ヨトウ(Mamestra brassicae)、ニカメイチユウ(Chilo suppressalis)、アワノメイガ(Pyrausta nubilalis)、コナマダラメイガ(Ephestia cautella)、コカクモンハマキ(Adoxophyes orana)、コドリンガ(Carpocapsa pomonella)、カブラヤガ(Agrotisfucosa)、ハチミツガ(Galleria mellonella)、コナガ(Plutella maculipennis)、ヘリオティス(Heliothis virescens)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella);
半翅目害虫、例えば、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus comstocki)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)、モモアカアブラムシ(Myzus persicas)、リンゴアブラムシ(Aphis pomi)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ニセダイコンアブラムシ(Phopalosiphum pseudobrassicas)、ナシグンバイイ(Stephanitis nashi)、アオカメムシ(Nazara spp.)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorm)、キジラミ(Pshylla spp.);
アザミウマ目害虫、例えば、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、ミカンキイロアザミウマ(Franklinella occidental);
直翅目害虫、例えば、チヤバネゴキブリ(Blatella germanica)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、ケラ(Gryllotalpa africana)、バツタ(Locusta migratoria migratoriaodes);
等翅目害虫、例えば、ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus);
双翅目害虫、例えば、イエバエ(Musca domestica)、ネツタイシマカ(Aedes aegypti)、タネバエ(Hylemia platura)、アカイエカ(Culex pipiens)、シナハマダラカ(Anopheles sinensis)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhychus)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)等を挙げることができる。
また、ダニ類として、例えば、ニセナミハダニ(Tetranychus cinnabarinus)、ナミハダニ(Tetranychus urticae)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、ホコリダニ(Tarsonemus spp.)等を挙げることができる。
さらに、センチュウ類として、例えば、サツマイモコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus lignicolus Mamiya et Kiyohara)、イネシンガレセンチュウ(Aphelenchoides besseyi)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、ネグサレセンチュウ(Pratylenchus spp.)等を挙げることができる。
さらに、獣医学の分野において、本発明の新規化合物を種々の有害な動物寄生虫(内部及び外部寄生虫)、例えば、昆虫類及びぜん虫に対して有効に使用することができる。
そのような動物寄生虫の例としては、以下の如き害虫を例示することができる。
昆虫類としては、例えば、ウマバエ(Gastrophilus spp.)、サシバエ(Stomoxys spp.)、ハジラミ(Trichodectes spp.)、サシガメ(Rhodnius spp.)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、トコジラミ(Cimx lecturius)、ネコノミ(Ctenocephalides felis)、ヒツジキンバエ(Lucilia cuprina)等を挙げることができる。
ダニ類としては、例えば、カズキダニ(Ornithodoros spp.)、マダニ(Ixodes spp.)、オウシマダニ(Boophilus spp.)等を挙げることができる。
本発明ではこれらすべてを包含する害虫類に対する殺虫作用を有する物質を殺虫剤と呼ぶ。
本発明の活性化合物は、殺虫剤として使用する場合、通常の製剤形態にすることができる。製剤形態としては、例えば、液剤、エマルジョン、水和剤、粒状水和剤、懸濁剤、粉剤、泡沫剤、ペースト、錠剤、粒剤、エアゾール、活性化合物浸潤 − 天然及び合成物、マイクロカプセル、種子用被覆剤、燃焼装置を備えた製剤(例えば、燃焼装置としては、くん蒸及び煙霧カートリッジ、かん、コイルなど)、ULV[コールドミスト(cold mist)、ウォームミスト(warm mist)]等を挙げることができる。
これらの製剤はそれ自体既知の方法で製造することができる。例えば、活性化合物を、展開剤、即ち、液体の希釈剤又は担体;液体ガス希釈剤又は担体;固体の希釈剤又は担体と、そして場合によっては界面活性剤、即ち、乳化剤及び/又は分散剤及び/又は泡沫形成剤と共に混合することによって製造することができる。
展開剤として水を用いる場合には、例えば有機溶媒をまた補助溶媒として使用することができる。
液体希釈剤又は担体としては、例えば、芳香族炭化水素類(例えば、キシレン、トルエン、アルキルナフタレン等)、クロル化芳香族又はクロル化脂肪族炭化水素類(例えば、クロロベンゼン類、塩化エチレン類、塩化メチレン類)、脂肪族炭化水素類(例えば、シクロヘキサン等、パラフィン類(例えば鉱油留分類)、アルコール類(例えば、ブタノール、グルコ−ル及びそれらのエーテル、エステル等)、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等)、強極性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等)、水などを挙げることができる。
液化ガス希釈剤又は担体は、常温常圧ではガスであるもの、例えば、ブラン、プロパン、窒素ガス、二酸化炭素、ハロゲン化炭化水素類のようなエアゾール噴射剤を挙げることができる。
固体希釈剤としては、例えば、粉砕天然鉱物(例えば、カオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アタパルガイト、モンモリロナイト又は珪藻土等)、粉砕合成鉱物(例えば、高分散ケイ酸、アルミナ、ケイ酸塩等)などを挙げることができる。
粒剤のための固体担体としては、例えば、粉砕且つ分別された岩石(例えば、方解石、大理石、軽石、海泡石、白雲石等)、無機又は有機物粉の合成粒、有機物質(例えば、おがくず、ココやしの実のから、とうもろこしの穂軸、タバコの茎等)の細粒体などを挙げることができる。
乳化剤及び/又は泡沫剤としては、例えば、非イオン及び陰イオン乳化剤[例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アルコールエーテル(例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル)、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アリールスルホン酸塩等]、アルブミン加水分解生成物などを挙げることができる。
分散剤としては、例えば、リグニンサルファイト廃液、メチルセルロースが包含される。
固着剤も、製剤(粉剤、粒剤、乳剤)に使用することができ、該固着剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、天然又は合成ポリマー(例えば、アラビアゴム、ポリビニルアルコールそしてポリビニルアセテート等)などを挙げることができる。
着色剤を使用することもでき、該着色剤としては、例えば、無機顔料(例えば、酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルーなど)、アリザリン染料、アゾ染料又は金属フタロシアニン染料のような有機染料、そしてさらに、鉄、マンガン、ボロン、銅、コバルト、モリブデン、亜鉛の塩のような微量要素を挙げることができる。
該製剤は、一般には、前記活性成分を0.1〜95重量%、好ましくは0.5〜90重量%の範囲内の量で含有することができる。
本発明の式(I)活性化合物は、それらの商業上有用な製剤形態で及びそれらの製剤から調製された使用形態で、他の活性化合物、例えば、殺虫剤、毒餌、殺菌剤、殺ダニ剤、殺センチュウ剤、殺カビ剤、生長調整剤、除草剤などとの混合剤として存在することもできる。ここで、上記殺虫剤としては、例えば、有機リン剤、カーバメート剤、カーボキシレート系薬剤、クロル化炭化水素系薬剤、微生物より生産される殺虫性物質などを挙げることができる。
さらに、本発明の式(I)の活性化合物は、協力剤との混合剤としても存在することができ、かかる製剤及び使用形態は商業上有用なものを挙げることができる。該協力剤はそれ自体活性である必要はなく、活性化合物の作用を増強する化合物である。
本発明の式(I)の活性化合物の商業上有用な使用形態における含有量は広い範囲内で変えることができる。
本発明の式(I)の活性化合物の実際の使用上の濃度は、例えば、0.0000001〜100重量%、好ましくは、0.00001〜1重量%の範囲内とすることができる。
本発明の式(I)の化合物は使用形態に適合した通常の方法で使用することができる。
本発明の活性化合物は、衛生害虫、貯蔵物に対する害虫に使用するに際して、石灰物質上のアルカリに対する有効な安定性を有しており、しかも木材及び土壌における優れた残効性を示す。
次に、実際例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれのみに限定されるべきものではない。
合成例1
N−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾ−ル−3−イル]ベンジル}アセトアミド(No.1−1)
Figure 2008260691
合成例1−1
4−メチルベンズアルデヒドオキシムの合成
Figure 2008260691
4−メチルベンズアルデヒド(5g)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(4.34g)および酢酸ナトリウム(6.23g)のエタノール、水の溶液を、室温にて1時間攪拌した。反応液を、t−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、4−メチルベンズアルデヒドオキシム(5g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.37(3H,s),7.19(2H,d),7.46(2H,d),8.12(1H,s).
合成例1−2
5−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(4−メチルフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾールの合成
Figure 2008260691
4−メチルベンズアルデヒドオキシム(2g)とN−クロロスクシミド(2.17g)のジメチルホルムアミド(20ml)の溶液を55度にて1時間攪拌した。反応液を、t−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、N−ヒドロキシ−4−メチルベンゼンカルボキシイミドイルクロライド(2g)を得た。得られたN−ヒドロキシ−4−メチルベンゼンカルボキシイミドイルクロライドと1,3−ジクロロ−5−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン(5.3g)のトルエン溶液(50ml)を8時間加熱還流した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、5−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(4−メチルフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール(5.0g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.37(3H,s),3.87(2H,dd),7.22−7.25(3H,m),7.51−7.56(4H,m).
合成例1−3
3−[4−(ブロモメチル)フェニル]−5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾールの合成
Figure 2008260691
5−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(4−メチルフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール(5.3g)、N−ブロモスクシミド(3.7g)及び2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(0.1g)のジクロロエタン溶液(40ml)を、3時間加熱還流した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をt−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、3−[4−(ブロモメチル)フェニル]−5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール(2.5g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:3.66−4.10(2H,m),4.49(2H,s),7.26−7.69(7H,m).
合成例1−4
2−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]ベンジル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの合成
Figure 2008260691
3−[4−(ブロモメチル)フェニル]−5−(3,5−ジクロロフェニル)−5− (トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール(1.5g)とフタルイミドカリウム(0.61g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を室温にて、8時間攪拌した。反応液を、t−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、3−[4−(ブロモメチル)フェニル]−5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール(0.8g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:3.85(2H,dd),4.87(2H,s),7.40−7.89(13H,m).
合成例1−5
1−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]フェニル}メタンアミンの合成
Figure 2008260691
2−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]ベンジル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(0.65g)とヒドラジン水溶液(0.07g)のメタノール溶液(5ml)を1時間加熱還流した。反応液を、t−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、1−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]フェニル}メタンアミン(0.2g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:3.89(2H,dd),4.47(2H,s),7.39−7.40(3H,m),7.52−7.52(2H,m),7.61−7.63 (2H,m).
合成例1−6
N−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾ−ル−3−イル]ベンジル}アセトアミドの合成
Figure 2008260691
1−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]フェニル}メタンアミン(0.2g)とトリエチルアミン(0.08g)のテトラヒドロフラン溶液(5ml)へアセチルクロライド(0.05g)を滴下し、室温にて1時間攪拌した。反応液をt−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水及び飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、N−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾ−ル−3−イル]ベンジル}アセトアミド(0.05g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.04(3H,s),3.88(2H,dd),4.45(2H,d),6.06(1H,s),7.32(2H,d),7.42−7.42(1H,m),7.49−7.52(2H,m),7.59−7.62(2H,m).
合成例2
N−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾ−ル−3−イル]ベンジル}アセトアミド(No.1−1)
Figure 2008260691
合成例2−1
N−{4−[(ヒドロキシイミノ)メチル]ベンジル}アセトアミドの合成
Figure 2008260691
N−(4−ホルミルベンジル)アセトアミド(1.7g)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(1.0g)および酢酸ナトリウム(1.0g)のエタノール(10ml)、水(6ml)の溶液を、室温にて1時間攪拌した。反応液を、t−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、粗製の4N−{4−[(ヒドロキシイミノ)メチル]ベンジル}アセトアミド(1.8g)を得た。
合成例2−2
N−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]ベンジル]}アセトアミドの合成
Figure 2008260691
N−{4−[(ヒドロキシイミノ)メチル]ベンジル}アセトアミド(0.5g)をN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)に溶解し、N−クロロスクシンイミド(0.38g)を加え、室温で2時間攪拌した。反応用液に1,3−ジクロロ−5−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン(0.75g)を加え、0℃に冷却後、トリエチルアミン(0.58g)のN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)溶液を滴下し、室温で8時間攪拌した。水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィにて精製し、N−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]ベンジル]}アセトアミド(0.3g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.04(3H,s),3.88(2H,dd),4.45(2H,d),6.06(1H,s),7.32(2H,d),7.42−7.42(1H,m),7.49−7.52(2H,m),7.59−7.62(2H,m)
合成例3
N−{2−ブロモ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾ−ル−3−イル]ベンジル}−N−(ピロジン−2−イルメチル)アセトアミド(No.1−15)
Figure 2008260691
合成例3−1
3−[3−ブロモ−4−(ブロモメチル)フェニル]−5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾールの合成
Figure 2008260691
3−(3−ブロモ−4−メチルフェニル)−5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール(1.2g)、N−ブロモスクシミド(0.54g)及び2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(0.05g)のジクロロエタン溶液(20ml)を、3時間加熱還流した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をt−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、3−[3−ブロモ−4−(ブロモメチル)フェニル]−5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール(1.0g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:3.86(2H,dd),4.59(2H,s),7.46−7.61(5H,m),7.85−7.86(1H,m).
合成例3−2
1−{2−ブロモ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]フェニル}−N−(ピリジン−2−イルメチル)メタンアミンの合成
Figure 2008260691
3−[3−ブロモ−4−(ブロモメチル)フェニル]−5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール(1.8g)、2−アミノメチルピリジン(0.38g)と炭酸カリウム(0.97g)のアセトニトリル(20ml)溶液を3時間加熱還流した。反応液を、t−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、1−{2−ブロモ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]フェニル}−N−(ピリジン−2−イルメチル)メタンアミン(1.0g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:3.67(1H,d),3.95−3.96(4H,m),4.03−4.09(1H,m),7.17−7.19(1H,m),7.31−7.34(1H,m),7.43−7.43(1H,m),7.49−7.52(2H,m),7.57−7.58(2H,m),7.62−7.69(1H,m),7.82−7.85(1H,m),8.56−8.58(1H,m).
合成例3−3
N−{2−ブロモ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾ−ル−3−イル]ベンジル}−N−(ピロジン−2−イルメチル)アセトアミドの合成
Figure 2008260691
1−{2−ブロモ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]フェニル}−N−(ピリジン−2−イルメチル)メタンアミン(0.22g)とトリエチルアミン(0.06g)のテトラヒドロフラン溶液(5ml)へアセチルクロライド(0.04g)を滴下し、室温にて1時間攪拌した。反応液をt−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水及び飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、N−{2−ブロモ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾ−ル−3−イル]ベンジル}−N−(ピロジン−2−イルメチル)アセトアミド(0.15g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.10−2.22(3H,m),3.63−4.13(2H,m),4.63−4.74(4H,m),7.14−7.90(9H,m),8.51−8.59(1H,m).
合成例4
N−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−ニトロベンジル}アセトアミドの合成
Figure 2008260691
合成例4−1
4−メチル−3−ニトロベンズアルデヒドの合成
Figure 2008260691
4−メチル−3−ニトロベンゾイルクロライド(5.5g)のジオキサン(30ml)溶液を、水(30ml)、ジオキサン(30ml)、水素化ホウ素ナトリウム(2.5g)の溶液に氷冷下滴下して加えた。反応液を1時間加熱還流を行い、冷却後、セライトを用いて濾過した。濾液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し(4−メチル−3−ニトロフェニル)メタノール粗精製物(4g)を得た。
この粗精製物をジクロロメタン(200ml)に溶かし、二酸化マンガン(20g)を加え、室温にて10時間攪拌した。反応液を吸引濾過した後、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、4−メチル−3−ニトロベンズアルデヒド(3.5g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.70(3H,s),7.55(1H,d),8.03(1H,dd),8.46(1H,d),10.04(1H,s).
合成例4−2
5−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾールの合成
Figure 2008260691
4−メチル−3−ニトロベンズアルデヒド(3.5g)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液を、ヒドロキシルアミン塩酸塩(3.0g)、酢酸ナトリウム(4.0g)のテトラヒドロフラン(50ml)、水(50ml)の溶液に氷冷下滴下して加え、滴下終了後、室温にて1時間攪拌した。反応液を水で希釈後、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、4−メチル−3−ニトロベンズアルデヒドオキシム粗精製物(3.5g)を得た。
この粗精製物をN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)に溶かし、N−クロロスクシミド(1.4g)を加え55度にて1時間攪拌した。攪拌終了後、氷冷下にて1,3−ジクロロ−5−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン(2.5g)、トリエチルアミン(1.2g)を加え、その後室温にて10時間攪拌した。反応液を水で希釈後、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、5−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)− 4,5−ジヒドロイソキサゾール(2.1g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.63(3H,s),3.72(1H,d),4.10(1H,d),7.43−7.51(4H,m),7.88−7.91(1H,m),8.15−8.16(1H,m).
合成例4−3
3−[4−(ブロモメチル)−3−ニトロフェニル]−5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾールの合成
Figure 2008260691
5−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール(1.9g)、N−ブロモスクシミド(0.9g)及び2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(0.1g)のジクロロエタン溶液(40ml)を、3時間加熱還流した。反応液を水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、3−[4−(ブロモメチル)−3−ニトロフェニル]−5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール(1.2g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:3.73(1H,d),4.11(1H,d),4.84(2H,s),7.44−7.68(4H,m),7.97−8.00(1H,m),8.24−8.24(1H,m).
合成4−4
1−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−ニトロフェニル}メタンアミンの合成
Figure 2008260691
3−[4−(ブロモメチル)−3−ニトロフェニル]−5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール(1.0g)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を、28%アンモニア(水5ml)、テトラブチルアンモニウムヨージド(0.05g)のテトラヒドロフラン(10ml)、メタノール(20ml)溶液に氷冷下滴下して加え、その後室温にて10時間攪拌した。反応液を水で希釈後、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、1−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−ニトロフェニル}メタンアミン(0.8g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:3.74(1H,d),3.94−4.18(3H,m),7.43−7.52(3H,m),7.77−7.79(1H,m),7.97−8.00(1H,m),8.20−8.24(1H,m).
合成例4−5
N−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾ−ル−3−イル]−2−ニトロベンジル}アセトアミドの合成
Figure 2008260691
1−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−ニトロフェニル}メタンアミン(0.3g)と無水酢酸(0.1g)のジクロロメタン(50ml)溶液にトリエチルアミン(0.1g)のジクロロメタン溶液(5ml)を氷冷下滴下して加え、その後室温にて1時間攪拌した。反応液を水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、N−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾ−ル−3−イル]−2−ニトロベンジル}アセトアミド(0.2g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.04(3H,s),3.72(1H,d),4.11(1H,d),4.69(2H,d),6.27−6.29(1H,m),7.45−7.49(3H,m),7.80−7.91(2H,m),8.29(1H,d).
合成例5
N−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾ−ル−3−イル]−2−メチルベンジル}アセトアミド(No.1−63)
Figure 2008260691
合成例5−1
メチル 4−ホルミル−2−メチルベンゾエートの合成
Figure 2008260691
4−ブロモ−2−メチル安息香酸(10g)のテトラヒドロフラン100ml溶液に、ノルマルブチルリチウム1.6Mヘキサン溶液(60ml)を−70度にて加えた。反応液を−40度で1時間攪拌した後、N,N−ジメチルホルムアミド(10ml)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を−70度にて加えた。−70度にて1時間攪拌した後、室温に戻し反応液を氷にあけて水で希釈した。水層をヘキサンで洗浄した後、濃塩酸にて酸性とし、析出物を酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、4−ホルミル−2−メチル安息香酸(5g)の粗精製物を得た。
この粗精製物をジクロロメタン(50ml)に溶かし、メタノール(15.0g)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(12.0g)、N,N−ジメチルアミノピリジン(8.0g)を加え室温にて10時間攪拌した。反応液を2N塩酸で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、メチル メチル 4−ホルミル−2−メチルベンゾエート(1.3g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.64(3H,s),3.90(3H,s),7.73−7.76(2H,m),7.98−8.02(1H,m),10.07(1H,s).
合成例5−2
メチル 4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−メチルベンゾエートの合成
Figure 2008260691
メチル 4−ホルミル−2−メチルベンゾエート(1.3g)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液を、ヒドロキシルアミン塩酸塩(1.0g)、酢酸ナトリウム(1.2g)のテトラヒドロフラン(50ml)、水(50ml)の溶液に氷冷下滴下して加え、滴下終了後、室温にて1時間攪拌した。反応液を水で希釈後、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、メチル 4−[(ヒドロキシイミノ)メチル]−2−メチルベンゾエート粗精製物(1.3g)を得た。
この粗精製物をN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)に溶かし、N−クロロスクシミド(1.0g)を加え55度にて1時間攪拌した。攪拌終了後、氷冷下にて1,3−ジクロロ−5−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン(1.7g)、トリエチルアミン(0.8g)を加え、その後室温にて10時間攪拌した。反応液を水で希釈後、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、メチル 4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−メチルベンゾエート(1.9g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.63(3H,s),3.68(1H,d),3.91(3H,s),4.11(2H,d),7.42−7.54(5H,m),7.95−7.96(1H,m).
合成例5−3
1−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}メタンアミンの合成の合成
Figure 2008260691
メチル 4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−メチルベンゾエート(1.0g)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液を、水素化リチウムアルミニウム(0.1g)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液に氷冷下滴下して加え、滴下終了後、室温にて1時間攪拌した。反応液を氷にあけて2N塩酸30mlを少しずつ加えた。酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}メタノール粗精製物(0.9g)を得た。
この粗精製物をジクロロメタン50mlに溶かし、トリエチルアミン(0.3g)を加え、氷冷下メタンスルホン酸クロライド(0.3g)のジクロロメタン(10ml)溶液を滴下して加え、その後室温にて1時間攪拌した。反応液を水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−メチルベンジル メタンスルフォネート粗精製物(1.0g)を得た。
この粗精製物のテトラヒドロフラン10ml溶液を、28%アンモニア水5ml、テトラブチルアンモニウムヨージド(0.05g)のテトラヒドロフラン(10ml)、メタノール(20ml)溶液に氷冷下滴下して加え、その後室温にて10時間攪拌した。反応液を水で希釈後、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、1−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}メタンアミン(0.4g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.39(3H,d),3.69(1H,d),3.89(2H,s),4.11(1H,d),7.42−7.49(6H,m).
合成例5−4
N−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾ−ル−3−イル]−2−メチルベンジル}アセトアミドの合成
Figure 2008260691
1−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}メタンアミン(0.2g)と無水酢酸(0.1g)のジクロロメタン(50ml)溶液にトリエチルアミン(0.1g)のジクロロメタン溶液(5ml)を氷冷下滴下して加え、その後室温にて1時間攪拌した。反応液を水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、N−{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾ−ル−3−イル]−2−ニトロベンジル}アセトアミド(0.2g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.04(3H,s),3.68(1H,d),4.07(1H,d),4.45(2H,d),5.61−5.64(1H,m),7.19−7.27(3H,m),7.43−7.50(3H,m).
合成例6
N−(シアノ{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]フェニル}メチル)−N−(ピリジン−2−イルメチル)アセトアミドの合成(No.1−11)
Figure 2008260691
合成例6−1
4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]ベンズアルデヒド
Figure 2008260691
{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]フェニル}メタノール(1g)の塩化メチレン(30ml)溶液中へ、活性化酸化マンガン(1.8g)を加えて、40度にて3時間加熱攪拌した。反応液をセライトでろ過した後、得られたろ液を減圧下、濃縮して、4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]ベンズアルデヒド(0.8g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:3.79−4.07(2H,m),7.43−7.44(1H,m),7.51−7.52(2H,m),7.83−7.85(2H,m),7.94−7.96(2H,m),10.06(1H,s).
合成例6−2
{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]フェニル}[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]アセトニトリルの合成
Figure 2008260691
4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]ベンズアルデヒド(0.30g)、2−アミアノメチルピリジン(0.09g)とトリメチルシリルシアニド(0.08g)のテトラヒドロフラン溶液(5ml)へ過塩素酸リチウム(0.8g)を滴下し、室温にて1時間攪拌した。反応液をt−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水及び飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]フェニル}[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]アセトニトリル(0.15g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:3.65−3.83(5H,m),7.05−7.57(11H,m).
合成例6−3
N−(シアノ{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]フェニル}メチル)−N−(ピリジン−2−イルメチル)アセトアミド
Figure 2008260691
{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]フェニル}[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]アセトニトリル(0.15g)とトリエチルアミン(0.05g)のテトラヒドロフラン溶液(5ml)へアセチルクロライド(0.03g)を滴下し、室温にて1時間攪拌した。反応液をt−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水及び飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、N−(シアノ{4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]フェニル}メチル)−N−(ピリジン−2−イルメチル)アセトアミド(0.10g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.28(3H,s),3.86(2H,dd),4.54−4.64(2H,m),6.99−7.01(1H,m),7.13−7.16(2H,m),7.43−7.61(8H,m),8.48−8.50(1H,m).
合成例7
N−{2−ブロモ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]ベンジル}エタンチオアミドの合成
Figure 2008260691
3−[3−ブロモ−4−(ブロモメチル)フェニル]−5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール(0.3g)およびチオアセトアミド(0.04g)を混合し、80oCで1時間半攪拌した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、N−{2−ブロモ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]ベンジル}エタンチオアミド(0.09g)を得た。
H−NMR (CDCl)δ:2.60(3H,s),3.66−4.09(2H,m),4.97(2H,d),7.43−7.60(6H,m),7.87(1H,d).
合成例8
1−{2−ブロモ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]ベンジル}−4−メチル−1,4−ジヒドロ−5H−テトラゾール−5−オンの合成(No.1−55)
Figure 2008260691
3−[3−ブロモ−4−(ブロモメチル)フェニル]−5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール(0.3g)、1−メチル−1,4−ジヒドロ−5H−テトラゾール−5−オン(0.06g)と炭酸カリウム(0.16g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液を3時間室温で攪拌した。反応液を、t−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、1−{2−ブロモ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]ベンジル}−4−メチル−1,4−ジヒドロ−5H−テトラゾール−5−オン(0.1g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:3.65−4.08(5H,m),5.24(2H,s),7.28−7.30(1H,m),7.42−7.43(1H,m),7.49−7.50(2H, m),7.60−7.62(1H,m),7.89−7.89(1H,m).
合成例9
N−{2−シアノ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]ベンジル}−N−(ピリジン−2−イルメチル)アセトアミドの合成
Figure 2008260691
N−{2−ブロモ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾ−ル−3−イル]ベンジル}−N−(ピロジン−2−イルメチル)アセトアミド(0.75g)のジメチルホルムアミド(20ml)溶液中へアルゴン雰囲気下、シアン化亜鉛(0.11g)とパラジウムテトラキストリフェニルホスフィン(0.29g)加えて、4時間80度で攪拌した。反応液を、t−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、N−{2−シアノ−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]ベンジル}−N−(ピリジン−2−イルメチル)アセトアミド(0.6g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.27−2.31(3H,m),3.75−4.06(2H,m),4.68−4.87(4H,m),7.17−7.96(9H,m),8.49−8.57(1H,m).
合成例10
3−(4−メチルフェニル)−5−(トリフルオロフェニル)−5−[3−(トルフルオロメチル)フェニル]−4,5−ジヒドロイソキサゾールの合成
Figure 2008260691
合成例10−1
4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシ−1−(4−メチルフェニル)−3−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ブタン−1−オン
Figure 2008260691
2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エタノン(3.0g)、4−メチルアセトフェノン(1.1g)及び水素化リチウム(0.13g)のテトラヒドロフラン溶液(30ml)を、3時間60度にて攪拌した。反応液をt−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシ−1−(4−メチルフェニル)−3−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ブタン−1−オン(3.0g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.44(3H,s),3.67−3.94(2H,m),5.96(1H,s),7.39−7.78(8H,m).
合成例10−2
4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシ−1−(4−メチルフェニル)−3−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ブタン−1−オン オキシム
Figure 2008260691
4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシ−1−(4−メチルフェニル)−3−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ブタン−1−オン(1.0g)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.28g)およびピリジン(0.42g)のエタノール(10ml)溶液を、5時間加熱還流した。反応液を、t−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水、飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシ−1−(4−メチルフェニル)−3−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ブタン−1−オン オキシム(1.0g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.30(3H,s),3.39(1H,t,J=6.8Hz),4.02(1H,d,J=13.6Hz),5.25(1H,s),6.94−7.69(8H,m).
合成例10−3
3−(4−メチルフェニル)−5−(トリフルオロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−4,5−ジヒドロイソキサゾール
Figure 2008260691
4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシ−1−(4−メチルフェニル)−3−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ブタン−1−オン オキシム(0.45g)とトリフェニルホスフィン(0.60g)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液へ、ジエチルアゾジカルボキシレート(0.44g)を加え、室温にて24時間攪拌した。反応液を、t−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水、飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、3−(4−メチルフェニル)−5−(トリフルオロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−4,5−ジヒドロイソキサゾール(0.11g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:2.38(3H,s),3.73(1H,d),4.13(1H,d),7.22−7.25(2H,m),7.61−7.82(6H,m).
合成例11
メチル 4−(4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシ−3−フェニルブタノイル)ベンゾエートの合成
Figure 2008260691
2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエタノン(2.0g)、メチル 4−アセチルベンゾエート(1.02g)及び水素化リチウム(0.13g)のヘキサン溶液(30ml)を、3時間、40度にて攪拌した。反応液をt−ブチルメチルエーテルで希釈した後、溶液を水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにて精製し、4メチル 4−(4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシ−3−フェニルブタノイル)ベンゾエート(1.2g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:3.68(1H,d),3.96(3H,s),4.06(1H,d),5.43(1H,s),7.34−7.37(4H,m),7.58−7.61(3H,m),7.96−8.16(2H,m).
上記合成例と同様の方法により、また前記に詳細に説明した方法に従って、得られる本発明の式(I)の化合物及び中間体、並びに物性値を第1表〜第7表に示す。また上記合成例で得られた各化合物も、夫々対応する表に示す。
Figure 2008260691
Figure 2008260691
Figure 2008260691
Figure 2008260691
Figure 2008260691
Figure 2008260691
Figure 2008260691
Figure 2008260691
Figure 2008260691
Figure 2008260691
生物試験例1:ハスモンヨトウ幼虫に対する試験
供試薬液の調製
溶剤:ジメチルホルムアミド 3重量部
乳化剤:ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル 1重量部
適当な活性化合物の調合物を作るために、活性化合物1重量部を上記量の乳化剤を含有する上記量の溶剤と混合し、その混合物を水で所定濃度まで希釈した。
試験方法
サツマイモの葉を所定濃度の水希釈した供試薬液に浸漬し、薬液の風乾後、直径9cmのシャーレに入れ、ハスモンヨトウ3令幼虫を10頭放ち、25℃の定温室に置き、2日及び4日後にサツマイモの葉を追加し、7日後に死虫数を調べ殺虫率を算出した。
本試験では1区2シャーレの結果を平均した。
試験結果
上記生物試験例1において、代表例として、前記化合物No.1−1、1−2、1−4、1−6、1−11、1−12、1−13、1−15、1−16、1−17、1−19、1−20、1−21、1−23、1−24、1−25、1−26、1−27、1−28、1−31、1−32、1−34、1−35、1−36、1−38、1−40、1−41、1−43、1−44、1−46、1−56、1−57、1−58、1−59、1−60、1−61、1−62、1−63、1−90、1−94、1−97、1−98、1−99、1−100、1−101の化合物が有効成分濃度100ppmで殺虫率100%の防除効果を現した。
生物試験例2:ナミハダニに対する試験(散布試験)
試験方法
直径6cmのポットに栽培した本葉2枚展開期のインゲンの葉に、ナミハダニの成虫を50〜100頭接種し、1日後に上記で調製した活性化合物の所定濃度の水希釈液を、スプレーガンを用いて充分量散布した。散布後温室内に置いて7日後に殺ダニ率を算出した。
試験結果
代表例として、前記化合物No.1−1、1−2、1−6、1−11、1−12、1−13、1−15、1−16、1−17、1−19、1−20、1−21、1−24、1−26、1−27、1−28、1−31、1−33、1−34、1−35、1−36、1−38、1−40、1−41、1−44、1−46、1−57、1−58、1−59、1−61、1−62、1−63、1−90、1−93、1−94、1−99、1−101、1−102の化合物が有効成分濃度100ppmで殺ダニ率98%以上の防除効果を現した。
生物試験例3:ウリハムシに対する試験(散布試験)
試験方法
キュウリ葉を上記で調製した活性化合物の所定濃度の水希釈液に浸漬し、薬液の風乾後、滅菌消毒した黒土土壌を入れたプラスチックカップに入れ、ウリハムシ2令幼虫を5頭放虫した。7日後に死虫数を調べ、殺虫率を算出した。
試験結果
代表例として、前記化合物No.1−1、1−2、1−6、1−11、1−12、1−13、1−15、1−16、1−17、1−19、1−20、1−21、1−23、1−24、1−26、1−27、1−28、1−31、1−32、1−33、1−34、1−35、1−36、1−38、1−40、1−41、1−44、1−46、1−57、1−58、1−59、1−60、1−61、1−62、1−63、1−93、1−94、1−97、1−98、1−99、1−100、1−101、1−102、1−106の化合物が、有効成分濃度100ppmで殺虫率100%の防除効果を現した。
生物試験例4:有機リン剤、及びカーバメート剤抵抗性モモアカアブラムシに対する試験
試験方法
直径6cmのポットに栽培した本葉2枚展開のナスの葉に飼育した有機リン剤、及びカーバメート剤抵抗性モモアカアブラムシを1苗当り約30〜50頭接種し、接種1日後に、上記で調製した活性化合物の所定濃度の水希釈液をスプレーガンを用いて、充分量散布した。散布後28℃の温室に放置し、散布7日後に殺虫率を算出した。尚、試験は2回反復で行った。
試験結果
代表例として、前記化合物No.1−31、1−61の化合物が、有効成分濃度500ppmで殺虫率100%の防除効果を現した。
生物試験例5:ネコノミ(Ctenocephalides felis)に対する試験
供試薬液の調製
溶剤:ジメチルスルホキシド
適当な活性化合物の調合物を作るために、活性化合物10mgを上記溶剤0.5mlに溶解し、その混合物を家畜の血液で所定濃度まで希釈する。
試験方法
約10から15匹の成虫ネコノミをノミ用専用容器内に準備する。上記で調製された化合物を含む血液溶液を入れた専用の容器をパラフィルで覆い、逆にしてこれをノミ用容器の上に設置する。これにより、ネコノミは容器内の血液を吸汁することができる。血液の溶液を37度に保温し、ノミの容器は室温とする。一定時間経過した後、ネコノミの致死率の割合を測定する。その際、100%は、すべてのネコノミが死んだことを意味して、0%はすべて生存していることを意味する。
試験結果
上記生物試験において、1−64の化合物が、有効成分濃度100ppmで80%以上の殺虫活性を示した。
生物試験例6:オウシマダニ(Boophilus microplus)に対する試験
供試薬液の調製
溶剤:ジメチルスルホキシド
適当な活性化合物の調合物を作るために、活性化合物10mgを上記溶剤0.5mlに溶解し、その混合物を水で所定濃度まで希釈する。
試験方法
5匹の満腹状態の雌成虫オウシマダニの腹部へ、上記で調製された化合物溶液を注射する。オウシマダニをレプリカ皿に移し、一定期間、飼育器の中で飼育する。
一定時間経過した後、オウシマダニの致死率の割合を測定する。その際、100%は、すべてのオウシマダニが死んだことを意味して、0%はすべて生存していることを意味する。
試験結果
上記生物試験において、1−64の化合物が、有効成分濃度20μg/animalで80%以上の殺虫活性を示した。
生物試験例7:ヒツジキンバエ(Lucillia cuprina)に対する試験
供試薬液の調製
溶剤:ジメチルスルホキシド
適当な活性化合物の調合物を作るために、活性化合物10mgを上記溶剤0.5mlに溶解し、その混合物を水で所定濃度まで希釈する。
試験方法
1立方センチメートルのミンチされた馬肉と上記で調製された化合物水溶液0.5mlの入っている試験管へ、約20から30匹のヒツジキンバエの幼虫を入れる。
一定時間経過した後、ヒツジキンバエの致死率の割合を測定する。その際、100%は、すべてのヒツジキンバエが死んだことを意味して、0%はすべて生存していることを意味する。
試験結果
上記生物試験において、1−64の化合物が、有効成分濃度100ppmで80%以上の殺虫活性を示した。
生物試験例8:イエバエ(Musca domestica)に対する試験
供試薬液の調製
溶剤:ジメチルスルホキシド
適当な活性化合物の調合物を作るために、活性化合物10mgを上記溶剤0.5mlに溶解し、その混合物を水で所定濃度まで希釈する。
試験方法
試験の準備段階として、一定の大きさのスポンジに砂糖と上記で調製された化合物水溶液の混合物を染み込ませて、試験容器中に置く。10匹のイエバエの成虫を容器へ入れて、ミシン目の入った蓋をする。
一定時間経過した後、イエバエの致死率の割合を測定する。その際、100%は、すべてのイエバエが死んだことを意味して、0%はすべて生存していることを意味する。
試験結果
上記生物試験において、1−64の化合物が、有効成分濃度100ppmで80%以上の殺虫活性を示した。
製剤例1(粒剤)
本発明化合物(No.1−1)10部、ベントナイト(モンモリロナイト)30部、タルク(滑石)58部及びリグニンスルホン酸塩2部の混合物に、水25部を加え、良く捏化し、押し出し式造粒機により10〜40メッシュの粒状とし、40〜50℃で乾燥して粒剤とする。
製剤例2(粒剤)
0.2〜2mmの範囲内の粒径分布を有する粘土鉱物粒95部を回転混合機に入れ、回転下、液体希釈剤とともに本発明化合物(No.1−2)5部を噴霧し均等にしめらせた後、40〜50℃で乾燥して粒剤とする。
製剤例3(乳剤)
本発明化合物(No.1−12)30部、キシレン55部、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル8部及びアルキルベンゼンスルホン酸カルシウム7部を混合撹拌して乳剤とする。
製剤例4(水和剤)
本発明化合物(No.1−13)15部、ホワイトカーボン(含水無晶形酸化ケイ素微粉末)と粉末クレーとの混合物(1:5)80部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム2部及びアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物3部を粉砕混合し、水和剤とする。
製剤例5(水和顆粒)
本発明化合物(No.1−1)20部、リグニンスルホン酸ナトリウム塩30部及びベントナイト15部、焼成ケイソウ土粉末35部を充分に混合し、水を加え、0.3mmのスクリーンで押し出し乾燥して、水和顆粒とする。
本発明の新規なアリールイソオキサゾリン誘導体は前記の実施例に示したとおり、殺虫剤として優れた殺虫作用を有する。

Claims (11)

  1. 式:
    Figure 2008260691
    式中、AはC又はNを示し、
    Rはアルキル又はハロアルキルを示し、
    Xは同一でも異なっていてもよい、ハロゲン、ハロアルキル、ニトロ、アルキル、アルコキシ、シアノ、ハロアルコキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルフェニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフェニル、ハロアルキルスルホニル、アミノ、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、ハロアルキルカルボニルアミノ、ハロアルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ハロアルキルスルホニルアミノ、ヒドロキシ又はメルカプトを示し、
    Yは同一でも異なっていてもよい、ハロゲン、ハロアルキル、ニトロ、アルキル、アルコキシ、シアノ、ハロアルコキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルフェニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフェニル、ハロアルキルスルホニル、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、ハロアルキルカルボニルアミノ、ハロアルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ又はハロアルキルスルホニルアミノを示し、
    lは0、1、2、3、4又は5を示し、
    mは0、1、2、3又は4を示し、
    nは1、2又は3を示し、
    及びRはそれぞれ独立して、水素、アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、ハロアルキル、シアノ、アルコキシカルボニル、アルケニル又はアルキニルを示し、またRとRは、一緒になって、C2−5アルキレンを示し、
    は水素、アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、ハロアルキル、シアノ、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル又はCH−Rを示し、ここでRは置換されていてもよいフェニル又は置換されていてもよいヘテロ環式基を示し、そして
    は、ホルミル、シアノ、アルキルカルボニル、アルキルチオカルボニル、ハロアルキルカルボニル、ハロアルキルチオカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノチオカルボニル、アルコキシアミノカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アルコキシアミノチオカルボニル、アルコキシカルボニル、チオアルコキシカルボニル、チオアルコキシチオカルボニル、
    Figure 2008260691
    アルキルスルホニル又はハロアルキルスルホニルを示し、ここでRは前記と同じであり、
    また、RとRは、結合するN原子と一緒になって、3〜6員の環を形成してもよく、該環はN原子に加え、更にN、O、Sより任意に選ばれるヘテロ原子を1〜2個含んでもよく、また環を構成するC原子はケト又はチオケトで置換されてもよい、
    で表わされるアリールイソオキサゾリン誘導体。
  2. AがC又はNを示し、
    RがC1−6アルキル又はC1−6ハロアルキルを示し、
    Xが同一でも異なっていてもよい、ハロゲン、C1−6ハロアルキル、ニトロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、シアノ、C1−6ハロアルコキシ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルフェニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6ハロアルキルスルフィニル、C1−6ハロアルキルスルフェニル、C1−6ハロアルキルスルホニル、アミノ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ、C1−6ハロアルキル−カルボニルアミノ、C1−6ハロアルコキシ−カルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ、C1−6ハロアルキルスルホニルアミノ、ヒドロキシ又はメルカプトを示し、
    Yが同一でも異なっていてもよい、ハロゲン、C1−6ハロアルキル、ニトロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、シアノ、C1−6ハロアルコキシ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルフェニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6ハロアルキルスルフィニル、C1−6ハロアルキルスルフェニル、C1−6ハロアルキルスルホニル、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、C1−4アルキル−カルボニルアミノ、ベンゾイルアミノ、C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ、C1−6ハロアルキル−カルボニルアミノ、C1−6ハロアルコキシ−カルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ又はC1−6ハロアルキルスルホニルアミノを示し、
    lは0、1、2又は3を示し、
    mは0、1又は2を示し、
    nは1を示し、
    及びRはそれぞれ独立して、水素、C1−6アルキル、置換されていてもよいC3−7シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、シアノ、C1−6アルコキシ−カルボニル、C2−4アルケニル又はC2−4アルキニルを示し、またRとRは一緒になってC2−5アルキレンを示し、
    は水素、C1−6アルキル、置換されていてもよいC3−7シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、シアノ、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−6アルキル−カルボニル又はCH−Rを示し、ここでRが置換されていてもよいフェニル又は置換されていてもよいヘテロ環式基を示し、そして
    は、ホルミル、シアノ、C1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルキルチオ−カルボニル、C1−6ハロアルキル−カルボニル、C1−6ハロアルキルチオ−カルボニル、C1−6アルキルアミノ−カルボニル、C1−6アルキルアミノチオ−カルボニル、C2−8(総炭素数)ジアルキルアミノ−カルボニル、C2−8(総炭素数)ジアルキルアミノチオ−カルボニル、C1−6アルコキシアミノ−カルボニル、C1−6アルコキシチオ−カルボニル、C1−6アルコキシアミノチオ−カルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、チオ−C1−6アルコキシ−カルボニル、チオ−C1−6アルコキシチオ−カルボニル、
    Figure 2008260691
    1−6アルキルスルホニル又はC1−6ハロアルキル−スルホニルを示し、ここでRが前記と同じであり、
    また、RとRが結合するN原子と一緒になって、4又は5員の環を形成してもよく、該環はN原子に加え、更にN、O、Sより任意に選ばれるヘテロ原子を1〜2個含んでもよく、また環を構成するC原子はケト又はチオケトで置換されてもよい、
    である請求項1に記載の化合物。
  3. AがC又はNを示し、
    RがC1−4アルキル又はC1−4ハロアルキルを示し、
    Xが同一でも異なっていてもよい、ハロゲン、C1−4ハロアルキル、ニトロ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、シアノ、C1−4ハロアルコキシ、C1−4アルキルスルフィニル、C1−4アルキルスルフェニル、C1−4アルキルスルホニル、C1−4ハロアルキルスルフィニル、C1−4ハロアルキルスルフェニル、C1−4ハロアルキルスルホニル、アミノ、C1−4アルキルカルボニル、C1−4アルコキシ−カルボニルアミノ、C1−4ハロアルキル−カルボニルアミノ、C1−4ハロアルコキシ−カルボニルアミノ、C1−4アルキルスルホニルアミノ、C1−4ハロアルキルスルホニルアミノ、ヒドロキシ又はメルカプトを示し、
    Yが同一でも異なっていてもよい、ハロゲン、C1−4ハロアルキル、ニトロ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、シアノ、C1−4ハロアルコキシ、C1−4アルキルスルフィニル、C1−4アルキルスルフェニル、C1−4アルキルスルホニル、C1−4ハロアルキルスルフィニル、C1−4ハロアルキルスルフェニル、C1−4ハロアルキルスルホニル、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、C1−4アルキル−カルボニルアミノ、ベンゾイルアミノ、C1−4アルコキシ−カルボニルアミノ、C1−4ハロアルキル−カルボニルアミノ、C1−4ハロアルコキシ−カルボニルアミノ、C1−4アルキルスルホニルアミノ又はC1−4ハロアルキルスルホニルアミノを示し、
    lは0、1、2又は3を示し、
    mは1を示し、
    nは1を示し、
    及びRはそれぞれ独立して、水素、C1−4アルキル、置換されていてもよいC3−6シクロアルキル、C1−4ハロアルキル、シアノ、C1−4アルコキシ−カルボニル、C2−3アルケニル、又はC2−3アルキニルを示し、またRとRは一緒になってC2−5アルキレンを示し、
    は水素、C1−4アルキル、置換されていてもよいC3−6シクロアルキル、C1−4ハロアルキル、シアノ、C2−3アルケニル、C2−3アルキニル、C1−4アルキル−カルボニル又はCH−Rを示し、ここでRが置換されていてもよいフェニル又は置換されていてもよいヘテロ環式基を示し、そして
    は、ホルミル、シアノ、C1−4アルキル−カルボニル、C1−4アルキルチオ−カルボニル、C1−4ハロアルキル−カルボニル、C1−4ハロアルキルチオ−カルボニル、C1−4アルキルアミノ−カルボニル、C1−4アルキルアミノチオ−カルボニル、C2−6(総炭素数)ジアルキルアミノ−カルボニル、C2−6(総炭素数)ジアルキルアミノチオ−カルボニル、C1−4アルコキシアミノ−カルボニル、C1−4アルコキシチオ−カルボニル、C1−4アルコキシアミノチオ−カルボニル、C1−4アルコキシ−カルボニル、チオ−C1−4アルコキシ−カルボニル、チオ−C1−4アルコキシチオ−カルボニル、
    Figure 2008260691
    1−4アルキルスルホニル又はC1−4ハロアルキル−スルホニルを示し、ここでRが前記と同じであり、
    また、RとRが結合するN原子と一緒になって、4又は5員の環を形成してもよく、該環はN原子に加え、更にN、O、Sより任意に選ばれるヘテロ原子を1〜2個含んでもよく、また環を構成するC原子はケト又はチオケトで置換されてもよい、
    である請求項1又は2に記載の化合物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物を有効成分として含有する殺虫剤。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物を有効成分として含有する動物寄生虫防除剤。
  6. 式:
    Figure 2008260691
    式中、A、Y、m、n、R、R、R及びRは請求項1に記載と同義であり、そしてHalはハロゲンを示す、
    で表わされる化合物。
  7. 式:
    Figure 2008260691
    式中、A、R、X、l、Y、m、n、R、R及びRは請求項1に記載と同義である、
    で表わされる化合物。
  8. 式:
    Figure 2008260691
    式中、A、R、X、l、Y、m、n、R、R及びRは請求項1に記載と同義である、
    で表わされる化合物。
  9. 式:
    Figure 2008260691
    式中、A、R、X、l、Y、m、R及びRは請求項1に記載と同義である、
    で表わされる化合物。
  10. 式:
    Figure 2008260691
    式中、A、R、X、l、Y、m及びRは請求項1に記載と同義である、
    で表わされる化合物。
  11. 式:
    Figure 2008260691
    式中、A、Y、m、n、R、R及びRは請求項1に記載と同義であり、そしてHalはハロゲンを示す、
    で表わされる化合物。
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