JP2008251628A - 貫通型積層コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 1つの素子で複数の静電容量成分を並列接続する回路を実現することが可能な貫通型積層コンデンサを提供すること。
【解決手段】貫通型積層コンデンサC1のコンデンサ素体L1には、接地用内部電極20、40と信号用内部電極30、50とが配置されている。接地用内部電極20、40は、第1及び第2の接地用主電極部21、41、23、43と、信号用内部電極30、50と対向する領域を有さない接地用連結電極部25、45と、第1及び第2の接地用引き出し電極部22、42とを有する。信号用内部電極30、50は、第1及び第2の信号用主電極部31、51と、接地用内部電極20、40と対向する領域を有さない信号用連結電極部35、55と、第1及び第2の信号用引き出し電極部32、52とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、貫通型積層コンデンサに関する。
この種の貫通型積層コンデンサとして、誘電体層と信号用内部電極及び接地用内部電極とが交互に積層されたコンデンサ素体と、当該コンデンサ素体に形成された信号用端子電極及び接地用端子電極とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平01−206615号公報
本発明は、1つの素子で複数の静電容量成分を並列接続する回路を実現することが可能な貫通型積層コンデンサを提供することを課題とする。
通常、電子機器には複数の貫通型積層コンデンサが搭載されている。そのため、搭載するコンデンサの数だけ電子機器内において実装スペースが消費されてしまう。そこで、本願発明者は、1つの素子で複数の並列回路を実現することができる貫通型積層コンデンサについて鋭意研究をした結果、本願発明に想到するに至った。
かかる研究結果を踏まえ、本発明に係る貫通型積層コンデンサは、誘電特性を有するコンデンサ素体と、コンデンサ素体内に配置された接地用内部電極及び信号用内部電極と、コンデンサ素体の外表面に配置された第1及び第2の接地用端子電極と、コンデンサ素体の外表面に配置された第1及び第2の信号用端子電極と、を備え、接地用内部電極は、第1の接地用主電極部と、第2の接地用主電極部と、第1の接地用主電極部からコンデンサ素体の外表面に引き出されるように伸びて第1の接地用端子電極に接続された第1の接地用引き出し電極部と、第2の接地用主電極部からコンデンサ素体の外表面に引き出されるように伸びて第2の接地用端子電極に接続された第2の接地用引き出し電極部と、第1の接地用主電極部と第2の接地用主電極部との間に位置する接地用連結電極部とを有し、信号用内部電極は、第1の信号用主電極部と、第2の信号用主電極部と、第1の信号用主電極部からコンデンサ素体の外表面に引き出されるように伸びて第1の信号用端子電極に接続される第1の信号用引き出し電極部と、第2の信号用主電極部からコンデンサ素体の外表面に引き出されるように伸びて第2の信号用端子電極に接続される第2の信号用引き出し電極部と、第1の信号用主電極部と第2の信号用主電極部との間に位置する信号用連結電極部とを有し、第1の接地用主電極部及び第1の信号用主電極部が、コンデンサ素体の一部を間に挟んで対向し、第2の接地用主電極部及び第2の信号用主電極部が、コンデンサ素体の一部を間に挟んで対向し、接地用連結電極部は、信号用内部電極と対向する領域を有さず、前信号用連結電極部は、接地用内部電極と対向する領域を有さないことを特徴とする。
上記貫通型積層コンデンサでは、接地用内部電極及び信号用内部電極がそれぞれ、互いに対向する複数の主電極部を有している。一方、接地用内部電極及び信号用内部電極の何れもが、互いに対向しない連結電極部を有している。そのため、上記貫通型積層コンデンサには、第1の接地用主電極部及び第1の信号用主電極部によって形成される静電容量と、第2の接地用主電極部及び第2の信号用主電極部によって形成される静電容量とが並列接続される回路が実現される。
コンデンサ素体は、相対向する長方形状の第1の及び第2の主面と、第1及び第2の主面間を連結するように第1及び第2の主面の短辺方向に伸びている第1及び第2の端面と、第1及び第2の主面間を連結するように第1及び第2の主面の長辺方向に伸びている第1及び第2の側面とを有し、信号用内部電極と接地用内部電極とが、第1及び第2の主面の対向方向に対向し、接地用連結電極部と信号用連結電極部とが、コンデンサ素体の第1及び第2の側面の対向方向で離れていてもよい。
接地用連結電極部と信号用連結電極部とが離れて形成されるため、貫通型積層コンデンサに形成される複数の静電容量成分が好適に分離して形成される。
この場合、第1及び第2の接地用端子電極は、コンデンサ素体の第1の側面に配置されており、第3及び第4の接地用端子電極は、コンデンサ素体の第2の側面に配置されており、接地用連結電極部は、第1の接地用主電極部の第2の側面側の端部と第2の接地用主電極部の第2の側面側の端部とを連結し、信号用連結電極部は、第1の信号用主電極部の第1の側面側の端部と第2の信号用主電極部の第1の側面側の端部とを連結することが好ましい。
接地用連結電極部と信号用連結電極部とがより一層離れて形成されるため好ましい。
接地用内部電極において、第1の接地用主電極部の面積と第2の接地用主電極部の面積とが異なり、信号用内部電極において、第1の信号用主電極部の面積と第2の信号用主電極部の面積とが異なることが好ましい。
この場合、貫通型積層コンデンサには大きさの異なる静電容量成分が複数形成される。そのため、貫通型積層コンデンサは広帯域の周波数領域において低インピーダンスを示すことができる。
本発明によれば、1つの素子で複数の静電容量成分を並列接続する回路を実現することが可能な貫通型積層コンデンサを提供することができる。
以下、添付図面を参照して、好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1〜図4を参照して、第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサC1の構成について説明する。図1は、実施形態に係る貫通型積層コンデンサの斜視図である。図2は、実施形態に係る貫通型積層コンデンサに含まれるコンデンサ素体の分解斜視図である。図3は、第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサの等価回路図である。
第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサC1は、図1に示されるように、コンデンサ素体L1と、コンデンサ素体L1の外表面に配置された第1及び第2の接地用端子電極2、4と、コンデンサ素体L1の外表面に配置された第1及び第2の信号用端子電極3、5とを備える。第1及び第2の接地用端子電極2、4、及び第1及び第2の信号用端子電極3、5は、例えば導電性金属粉末及びガラスフリットを含む導電性ペーストをコンデンサ素体の外表面の付与し、焼き付けることによって形成される。必要に応じて、焼き付けられた端子電極の上にめっき層が形成されることもある。これらの第1及び第2の接地用端子電極2、4、及び第1及び第2の信号用端子電極3、5は、コンデンサ素体L1の表面上においては互いに電気的に絶縁されて形成されている。
コンデンサ素体L1は、図1に示されるように、直方体状であり、互いに対向する長方形状の第1及び第2の主面L1a、L1bと、第1及び第2の主面L1a、L1b間を連結するように第1及び第2の主面L1a、L1bの短辺方向に伸び且つ互いに対向する第1及び第2の端面L1c、L1dと、第1及び第2の主面L1a、L1bを連結するように第1及び第2の主面L1a、L1bの長辺方向に伸び且つ互いに対向する第1及び第2の側面L1e、L1fとを有する。
第1及び第2の接地用端子電極2、4は、コンデンサ素体L1の第1の側面L1eに配置されている。第1及び第2の接地用端子電極2、4は、第1の側面L1e上において、この順で第1の端面L1c側から第2の端面L1d側に向かって配置されている。
第1及び第2の信号用端子電極3、5は、コンデンサ素体L1の第2の側面L1fに配置されている。第1及び第2の信号用端子電極3、5は、第2の側面L1f上において、この順で第1の端面L1c側から第2の端面L1d側に向かって配置されている。
コンデンサ素体L1は、図2に示されるように、積層された複数(本実施形態では、5層)の誘電体層10〜14を有する。各誘電体層10〜14は、例えば誘電体セラミックを含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。なお、実際の貫通型積層コンデンサC1では、誘電体層10〜14の間の境界が視認できない程度に一体化されている。
図2に示されているように、コンデンサ素体L1には、複数(本実施形態では、2層)の接地用内部電極20、40と、複数(本実施形態では、2層)の信号用内部電極30、50とが交互に配置されている。接地用内部電極20、40、及び信号用内部電極30、50は、例えば、導電性ペーストの焼結体から構成される。
接地用内部電極20と信号用内部電極30とは、コンデンサ素体L1の一部である1層の誘電体層11を間に挟んで、第1及び第2の主面L1a、L1bの対向方向に沿って対向する。信号用内部電極30と接地用内部電極40とは、コンデンサ素体L1の一部である1層の誘電体層12を間に挟んで、第1及び第2の主面L1a、L1bの対向方向に沿って対向する。接地用内部電極40と信号用内部電極50とは、コンデンサ素体L1の一部である1層の誘電体層13を間に挟んで、第1及び第2の主面L1a、L1bの対向方向に沿って対向する。
接地用内部電極20は、コンデンサ素体L1の第1及び第2の主面L1a、L1bの短辺方向を長辺方向とする矩形状の第1及び第2の接地用主電極部21、23と、第1及び第2の接地用主電極部21、23から第1の側面L1eに向けて伸びる第1及び第2の接地用引き出し電極部22、24と、コンデンサ素体L1の第1及び第2の主面L1a、L1bの長辺方向を長辺方向とする矩形状の接地用連結電極部25とを含む。接地用内部電極40は、コンデンサ素体L1の第1及び第2の主面L1a、L1bの短辺方向を長辺方向とする矩形状の第1及び第2の接地用主電極部41、43と、第1及び第2の接地用主電極部41、43から第1の側面L1eに向けて伸びる第1及び第2の接地用引き出し電極部42、44と、コンデンサ素体L1の第1及び第2の主面L1a、L1bの長辺方向を長辺方向とする矩形状の接地用連結電極部45とを含む。
第1及び第2の接地用主電極部21、41、23、43は、第1及び第2の端面L1c、L1dの対向方向に沿って、第1の接地用主電極部21、41、第2の接地用主電極部23、43の順で離れて位置している。第1及び第2の接地用主電極部21、41の形状と第1及び第2の接地用主電極部23、43の形状とは略一致している。
第1の接地用引き出し電極部22、42は、第1の側面L1eに露出するように第1の接地用主電極部21、41から伸び、第1の接地用端子電極2に物理的に接続される。第2の接地用引き出し電極部24、44は、第1の側面L1eに露出するように第2の接地用主電極部23、43から伸び、第2の接地用端子電極4に物理的に接続される。
接地用連結電極部25、45は、第1の接地用主電極部21、41と第2の接地用主電極部23、43と間に位置して、第1の接地用主電極部21、41と第2の接地用主電極部23、43とを連結する。接地用連結電極部25、45は、第1及び第2の端面L1c、L1dの対向方向に伸びている。
接地用連結電極部25は、第1の接地用主電極部21の第2の側面L1f側の端部21aと第2の接地用主電極部23の第2の側面L1f側の端部23aとを連結する。接地用連結電極部45は、第1の接地用主電極部41の第2の側面L1f側の端部41aと第2の接地用主電極部43の第2の側面L1f側の端部43aとを連結する。
信号用内部電極30は、コンデンサ素体L1の第1及び第2の主面L1a、L1bの短辺方向を長辺方向とする矩形状の第1及び第2の信号用主電極部31、33と、第1及び第2の信号用主電極部31、33から第2の側面L1fに向けて伸びる第1及び第2の信号用引き出し電極部32、34と、コンデンサ素体L1の第1及び第2の主面L1a、L1bの長辺方向を長辺方向とする矩形状の信号用連結電極部35とを含む。各信号用内部電極50は、コンデンサ素体L1の第1及び第2の主面L1a、L1bの短辺方向を長辺方向とする矩形状の第1及び第2の信号用主電極部51、53と、第1及び第2の信号用主電極部51、53から第2の側面L1fに向けて伸びる第1及び第2の信号用引き出し電極部52、54と、コンデンサ素体L1の第1及び第2の主面L1a、L1bの長辺方向を長辺方向とする矩形状の信号用連結電極部55とを含む。
第1及び第2の信号用主電極部31、51、33、53は、第1及び第2の端面L1c、L1dの対向方向に沿って、第1の信号用主電極部31、51、第2の信号用主電極部33、53の順で離れて位置している。第1及び第2の信号用主電極部31、51の形状と第1及び第2の信号用主電極部33、53の形状とは略一致している。
第1の信号用引き出し電極部32、52は、第2の側面L1fに露出するように第1の信号用主電極部31、51から伸び、第1の信号用端子電極3に物理的に接続される。第2の信号用引き出し電極部34、54は、第2の側面L1fに露出するように第2の信号用主電極部33、53から伸び、第2の信号用端子電極5に物理的に接続される。
信号用連結電極部35、55は、第1の信号用主電極部31、51と第2の信号用主電極部33、53との間に位置して、第1の信号用主電極部31、51と第2の信号用主電極部33、53とを連結する。信号用連結電極部35、55は、第1及び第2の端面L1c、L1dの対向方向に伸びている。
信号用連結電極部35は、第1の信号用主電極部31の第1の側面L1e側の端部31aと第2の信号用主電極部33の第1の側面L1e側の端部33aとを連結する。信号用連結電極部55は、第1の信号用主電極部51の第1の側面L1e側の端部51aと第2の信号用主電極部53の第1の側面L1e側の端部53aとを連結する。
接地用連結電極部25、45と信号用連結電極部35、55とは、第1及び第2の主面L1a、L1bの対向方向に沿って見たときに、第1及び第2の側面L1e、L1fの対向方向で離れている。
第1の接地用主電極部21及び第1の信号用主電極部31が誘電体層11を間に挟んで対向し、第2の接地用主電極部23及び第2の信号用主電極部33が誘電体層11を間に挟んで対向する。一方、接地用連結電極部25は、信号用内部電極30と対向する領域を有さない。信号用連結電極部35は、接地用内部電極20と対向する領域を有さない。
第1の信号用主電極部31及び第1の接地用主電極部41が誘電体層12を間に挟んで対向し、第2の信号用主電極部33及び第2の接地用主電極部43が誘電体層12を間に挟んで対向する。一方、信号用連結電極部35は、接地用内部電極40と対向する領域を有さない。接地用連結電極部45は、信号用内部電極30と対向する領域を有さない。
第1の接地用主電極部41及び第1の信号用主電極部51が誘電体層13を間に挟んで対向し、第2の接地用主電極部43及び第2の信号用主電極部53が誘電体層13を間に挟んで対向する。一方、接地用連結電極部45は、信号用内部電極50と対向する領域を有さない。信号用連結電極部55は、接地用内部電極40と対向する領域を有さない。
図3に貫通型積層コンデンサC1の等価回路図を示す。図3では、第1及び第2の接地用端子電極2、4がグランドに接続され、第1及び第2の信号用端子電極3、5が信号導線に接続されている場合を表す。貫通型積層コンデンサC1では、接地用内部電極20、40の第1の接地用主電極部21,41と信号用内部電極30、50の第1の信号用主電極部31、51とが互いに対向し、静電容量C11を形成する。さらに、接地用内部電極20、40の第2の接地用主電極部23,43と信号用内部電極30、50の第2の信号用主電極部33、53とが互いに対向し、静電容量C12を形成する。
これに対し、接地用内部電極20、40の接地用連結電極部25、45は、信号用内部電極30、50の何れにも対向する領域を有さない。信号用内部電極30、50の信号用連結電極部35、55は何れも、接地用内部電極20、40の何れにも対向する領域を有さない。
そのため、貫通型積層コンデンサC1は、図3に示すように、静電容量C11、C12をそれぞれ有する2つのコンデンサが並列接続された回路を実現することができる。
また、貫通型積層コンデンサC1では、接地用連結電極部25、45と信号用連結電極部35、55とが離れて形成される。そのため、貫通型積層コンデンサC1に形成される複数の静電容量C11、C12が好適に分離して形成される。
特に、貫通型積層コンデンサC1では、接地用連結電極部25、45が第1及び第2の接地用主電極部21、41、23、43の第2の側面L1f側の端部21a、41a、23a、43aを連結している。すなわち、接地用連結電極部25、45は第2の側面L1f側に配置されている。一方、信号用連結電極部35、35が第1及び第2の信号用主電極部31、51、33、53の第1の側面L1e側の端部31a、51a、33a、53aを連結している。すなわち、信号用連結電極部35、55は第1の側面L1e側に配置されている。このように、各連結電極部がコンデンサ素体L1の側面寄りであって、且つ互いに反対側に配置されているため、接地用連結電極部25、45と信号用連結電極部35、55との間に物理的に十分大きな距離をとることができる。そのため、貫通型積層コンデンサC1では、複数の静電容量C11、C12をより一層好適に分離することができる。
第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサC1では、第1の接地用主電極部21、41の形状及び第2の接地用主電極部23、43の形状が、並びに第1の信号用主電極部31、51の形状及び第2の信号用主電極部33、53の形状が略一致していたが、これらが異なっていてもよい。
図4に、第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサC1の変形例が備えるコンデンサ素体L1の分解斜視図を示す。第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサC1の変形例では、図4に示すように、接地用内部電極20、40において、第1の接地用主電極部21、41の面積と第2の接地用主電極部23、43の面積とが異なる。さらに、信号用内部電極30、50において、第1の信号用主電極部31、51の面積と第2の信号用主電極部33、53の面積とが異なる。
具体的には、第1の接地用主電極部21、41の面積が、第2の接地用主電極部23、43の面積に比べて小さい。第1の信号用主電極部31、51の面積が、第2の信号用主電極部33、53の面積に比べて小さい。第1の接地用主電極部21、41の面積と第1の信号用主電極部31、51の面積とが略同じであり、第1及び第2の主面L1a、L1bの対向方向に沿って互いに対向している。第2の接地用主電極部23、43の面積と第2の信号用主電極部33、53の面積とが略同じであり、第1及び第2の主面L1a、L1bの対向方向に沿って互いに対向している。
この場合、第1の接地用主電極部21,41と第1の信号用主電極部31、51とが対向して形成される静電容量の大きさと、第2の接地用主電極部23,43と第2の信号用主電極部33、53とが対向して形成される静電容量の大きさとが異なる。したがって、貫通型積層コンデンサには大きさの異なる静電容量が複数形成される。
図5に、第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサC1、及び第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサC1の変形例それぞれの周波数(Hz)に関するインピーダンス(Ω)特性を表すグラフを示す。図5に示したグラフの横軸は周波数(Hz)を表し、縦軸はインピーダンス(Ω)を表す。
図5の点線で表されたグラフZ1が第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサC1に対応し、実線で表されたグラフZ2が第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサC1の変形例に対応する。図5のグラフZ1に示されるように、第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサC1では、コンデンサに形成された2つの静電容量が同じ値なので、当該静電容量に対応する共振周波数f1にのみインピーダンスが極小となる点を有する。一方、図5のグラフZ2に示されるように、第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサC1の変形例では、コンデンサに形成された2つの静電容量の値が異なるので、異なる共振周波数f1、f2の双方にインピーダンスが極小となる点を有する。このように、貫通型積層コンデンサC1の変形例は、2つの異なる静電容量を有しているため、1つの静電容量をもつ場合と比べ、広い周波数帯域にわたってインピーダンスを低くすることが可能となる。
(第2実施形態)
図6、7、10を参照して、第2実施形態に係る貫通型積層コンデンサC2の構成について説明する。第2実施形態に係る貫通型積層コンデンサC2は、接地用内部電極及び信号用内部電極の形状の点で第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサC1とは異なる。図6は、実施形態に係る貫通型積層コンデンサの斜視図である。図7は、実施形態に係る貫通型積層コンデンサに含まれるコンデンサ素体の分解斜視図である。図10は、第2実施形態に係る貫通型積層コンデンサの等価回路図である。
第2実施形態に係る貫通型積層コンデンサC2は、図6に示されるように、コンデンサ素体L2と、コンデンサ素体L2の外表面に配置された第1及び第2の接地用端子電極2、4と、コンデンサ素体L2の外表面に配置された第1及び第2の信号用端子電極3、5とを備える。
コンデンサ素体L2は、図6に示されるように、直方体状であり、互いに対向する長方形状の第1及び第2の主面L2a、L2bと、第1及び第2の主面L2a、L2b間を連結するように第1及び第2の主面L2a、L2bの短辺方向に伸び且つ互いに対向する第1及び第2の端面L2c、L2dと、第1及び第2の主面L2a、L2bを連結するように第1及び第2の主面L2a、L2bの長辺方向に伸び且つ互いに対向する第1及び第2の側面L2e、L2fとを有する。
第1及び第2の接地用端子電極2、4は、第1の側面L2e上に、この順で第1の端面L2c側から第2の端面L2d側に向かって配置されている。第1及び第2の信号用端子電極3、5は、コンデンサ素体L2の第2の側面L2f上に、この順で第1の端面L2c側から第2の端面L2d側に向かって配置されている。
コンデンサ素体L2は、図7に示されるように、積層された複数(本実施形態では、5層)の誘電体層10〜14を有する。図7に示されているように、コンデンサ素体L2には、複数(本実施形態では、2層)の接地用内部電極20、40と、複数(本実施形態では、2層)の信号用内部電極30、50とが交互に配置されている。
接地用内部電極20、40と信号用内部電極30、50とは、コンデンサ素体L2の一部である1層の誘電体層11、12、13をそれぞれ間に挟んで、第1及び第2の主面L2a、L2bの対向方向に沿って対向する。
各接地用内部電極20、40は、コンデンサ素体L2の第1及び第2の主面L2a、L2bの短辺方向を長辺方向とする矩形状の第1〜第3の接地用主電極部21、41、23、43、27、47と、第1及び第2の接地用主電極部21、41、23、43から第1の側面L2eに向けて伸びる第1及び第2の接地用引き出し電極部22、42、24、44と、コンデンサ素体L2の第1及び第2の主面L2a、L2bの長辺方向を長辺方向とする矩形状の第1及び第2の接地用連結電極部25、26、45、46とを含む。
第1〜第3の接地用主電極部21、41、23、43、26、46は、第1及び第2の端面L2c、L2dの対向方向に沿って、第1の接地用主電極部21、41、第3の接地用主電極部27、47、第2の接地用主電極部23、43の順で離れて位置している。
第1の接地用引き出し電極部22、42は、第1の側面L2eに露出するように第1の接地用主電極部21、41から伸び、第1の接地用端子電極2に物理的に接続される。第2の接地用引き出し電極部24、44は、第1の側面L2eに露出するように第2の接地用主電極部22、42から伸び、第2の接地用端子電極4に物理的に接続される。
第1の接地用連結電極部25、45は、第1の接地用主電極部21、41と第3の接地用主電極部27、47との間に位置して、第1の接地用主電極部21、41と第3の接地用主電極部27、47とを連結する。第2の接地用連結電極部26、46は、第2の接地用主電極部23、43と第3の接地用主電極部27、47との間に位置して、第2の接地用主電極部23、43と第3の接地用主電極部27、47とを連結する。すなわち、第1及び第2の接地用連結電極部25、45、26、46は、第1の接地用主電極部21、41と第2の接地用主電極部23、43との間に位置する。
第1及び第2の接地用連結電極部25、45、26、46は、第1及び第2の端面L2c、L2dの対向方向に伸びている。
第1の接地用連結電極部25は、第1の接地用主電極部21の第2の側面L2f側の端部21aと第3の接地用主電極部27の第2の側面L2f側の端部27aとを連結する。第2の接地用連結電極部26は、第2の接地用主電極部23の第2の側面L2f側の端部23aと第3の接地用主電極部27の第2の側面L2f側の端部27aとを連結する。すなわち、第1及び第2の接地用連結電極部25、26は、第1〜第3の接地用主電極部21、23、27の第2の側面L2f側のそれぞれの端部21a、23a、27aを連結する。
第1の接地用連結電極部45は、第1の接地用主電極部41の第2の側面L2f側の端部41aと第3の接地用主電極部47の第2の側面L2f側の端部47aとを連結する。第2の接地用連結電極部46は、第2の接地用主電極部43の第2の側面L2f側の端部43aと第3の接地用主電極部47の第2の側面L2f側の端部47aとを連結する。すなわち、第1及び第2の接地用連結電極部45、46は、第1〜第3の接地用主電極部41、43、47の第2の側面L2f側のそれぞれの端部41a、43a、47aを連結する。
各信号用内部電極30、40は、コンデンサ素体L2の第1及び第2の主面L2a、L2bの短辺方向を長辺方向とする矩形状の第1〜第3の信号用主電極部31、51、33、53、37、57と、第1及び第2の信号用主電極部31、51、33、53から第2の側面L2fに向けて伸びる第1及び第2の信号用引き出し電極部32、52、34、54と、コンデンサ素体L2の第1及び第2の主面L2a、L2bの長辺方向を長辺方向とする矩形状の第1及び第2の信号用連結電極部35、36、55、56とを含む。
第1〜第3の信号用主電極部31、51、33、53、36、56は、第1及び第2の端面L2c、L2dの対向方向に沿って、第1の信号用主電極部31、51、第3の信号用主電極部37、57、第2の信号用主電極部33、53の順で離れて位置している。
第1の信号用引き出し電極部32、52は、第2の側面L2fに露出するように第1の信号用主電極部31、51から伸び、第1の信号用端子電極3に物理的に接続される。第2の信号用引き出し電極部34、54は、第2の側面L2fに露出するように第2の信号用主電極部33、53から伸び、第2の信号用端子電極5に物理的に接続される。
第1の信号用連結電極部35、55は、第1の信号用主電極部31、51と第3の信号用主電極部37、57との間に位置して、第1の信号用主電極部31、51と第3の信号用主電極部37、57とを連結する。第2の信号用連結電極部36、56は、第2の信号用主電極部33、53と第3の信号用主電極部37、57との間に位置して、第2の信号用主電極部33、53と第3の信号用主電極部37、57とを連結する。すなわち、第1及び第2の信号用連結電極部35、55、36、56は、第1の信号用主電極部31、51と第2の信号用主電極部33、53との間に位置する。
第1及び第2の信号用連結電極部35、55、36、56は、第1及び第2の端面L2c、L2dの対向方向に伸びている。
第1の信号用連結電極部35は、第1の信号用主電極部31の第1の側面L2e側の端部31aと第3の信号用主電極部37の第1の側面L2e側の端部37aとを連結する。第2の信号用連結電極部36は、第2の信号用主電極部33の第1の側面L2e側の端部33aと第3の信号用主電極部37の第1の側面L2e側の端部37aとを連結する。すなわち、第1及び第2の信号用連結電極部35、36は、第1〜第3の信号用主電極部31、33、37の第1の側面L2e側のそれぞれの端部31a、33a、37aを連結する。
第1の信号用連結電極部55は、第1の信号用主電極部51の第1の側面L2e側の端部51aと第3の信号用主電極部57の第1の側面L2e側の端部57aとを連結する。第2の信号用連結電極部56は、第2の信号用主電極部53の第1の側面L2e側の端部53aと第3の信号用主電極部57の第1の側面L2e側の端部57aとを連結する。すなわち、第1及び第2の信号用連結電極部55、56は、第1〜第3の信号用主電極部51、53、57の第1の側面L2e側のそれぞれの端部51a、53a、57aを連結する。
第1の接地用連結電極部25、45と第1の信号用連結電極部35、55とは、第1及び第2の主面L2a、L2bの対向方向に沿って見たときに、第1及び第2の側面L2e、L2fの対向方向で離れている。第1の接地用連結電極部25、45と第1の信号用連結電極部35、55とは、第1及び第2の主面L2a、L2bの対向方向に沿って見たときに、第1及び第2の側面L2e、L2fの対向方向で離れている。
第1の接地用主電極部21及び第1の信号用主電極部31が誘電体層11を間に挟んで対向し、第2の接地用主電極部23及び第2の信号用主電極部33が誘電体層11を間に挟んで対向し、第3の接地用主電極部27及び第3の信号用主電極部37が誘電体層11を間に挟んで対向する。一方、第1及び第2の接地用連結電極部25、26は、信号用内部電極30と対向する領域を有さない。第1及び第2の信号用連結電極部35、36は、接地用内部電極20と対向する領域を有さない。
第1の信号用主電極部31及び第1の接地用主電極部41が誘電体層12を間に挟んで対向し、第2の信号用主電極部33及び第2の接地用主電極部43が誘電体層12を間に挟んで対向し、第3の信号用主電極部37及び第3の接地用主電極部47が誘電体層12を間に挟んで対向する。一方、第1及び第2の信号用連結電極部35、36は、接地用内部電極40と対向する領域を有さない。第1及び第2の接地用連結電極部45、46は、信号用内部電極30と対向する領域を有さない。
第1の接地用主電極部41及び第1の信号用主電極部51が誘電体層13を間に挟んで対向し、第2の接地用主電極部43及び第2の信号用主電極部53が誘電体層13を間に挟んで対向し、第3の接地用主電極部47及び第3の信号用主電極部57が誘電体層13を間に挟んで対向する。一方、第1及び第2の接地用連結電極部45、46は、信号用内部電極50と対向する領域を有さない。第1及び第2の信号用連結電極部55、56は、接地用内部電極40と対向する領域を有さない。
図10に貫通型積層コンデンサC2の等価回路図を示す。図10では、第1及び第2の接地用端子電極2、4がグランドに接続され、第1及び第2の信号用端子電極3、5が信号導線に接続されている場合を表す。貫通型積層コンデンサC2では、接地用内部電極20、40の第1の接地用主電極部21,41と信号用内部電極30、50の第1の信号用主電極部31、51とが互いに対向し、静電容量C21を形成する。接地用内部電極20、40の第2の接地用主電極部23,43と信号用内部電極30、50の第2の信号用主電極部33、53とが互いに対向し、静電容量C22を形成する。接地用内部電極20、40の第3の接地用主電極部27,47と信号用内部電極30、50の第3の信号用主電極部37、57とが互いに対向し、静電容量C23を形成する。
これに対し、接地用内部電極20、40の第1及び第2の接地用連結電極部25、45、26、46は、信号用内部電極30、50の何れにも対向する領域を有さない。信号用内部電極30、50の第1及び第2の信号用連結電極部35、55、36、56は何れも、接地用内部電極20、40の何れにも対向する領域を有さない。
そのため、貫通型積層コンデンサC2は、図10に示すように、静電容量C21、C22、C23をそれぞれ有する3つのコンデンサが並列接続された回路を実現することができる。
貫通型積層コンデンサC2では、第1の接地用連結電極部25、45と第1の信号用連結電極部35、55とが、第1及び第2の側面L1e、L1fの対向方向に沿って離れて形成される。そのため、貫通型積層コンデンサC2に形成される複数の静電容量C21、C22が好適に分離して形成される。
また、貫通型積層コンデンサC2では、第2の接地用連結電極部26、46と第2の信号用連結電極部36、56とが、第1及び第2の側面L1e、L1fの対向方向に沿って離れて形成される。そのため、貫通型積層コンデンサC2に形成される複数の静電容量C22、C23が好適に分離して形成される。
特に、貫通型積層コンデンサC2では、第1及び第2の接地用連結電極部25、45、26、46が第2の側面L2f側に配置され、第1及び第2の信号用連結電極部35、55、36、56が第1の側面L2e側に配置されている。このように、各連結電極部がコンデンサ素体L2の側面寄りであって、且つ互いに反対側に配置されているため、接地用連結電極部25、45、26、46と、信号用連結電極部35、55、36、56との間に物理的に十分大きな距離をとることができる。そのため、貫通型積層コンデンサC2では、複数の静電容量C21、C22、C23をより一層好適に分離することができる。
(第3実施形態)
図8及び図9を参照して、第3実施形態に係る貫通型積層コンデンサC3の構成について説明する。第3実施形態に係る貫通型積層コンデンサは、端子電極の数及び内部電極の数の点で、第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサとは異なる。図8は、実施形態に係る貫通型積層コンデンサの斜視図である。図9は、実施形態に係る貫通型積層コンデンサに含まれるコンデンサ素体の分解斜視図である。
第3実施形態に係る貫通型積層コンデンサC3は、図8に示されるように、コンデンサ素体L3と、コンデンサ素体L3の外表面に配置された第1及び第2の接地用端子電極2、6、4、8と、コンデンサ素体L3の外表面に配置された第1及び第2の信号用端子電極3、7、5、9とを備える。
コンデンサ素体L3は、図8に示されるように、直方体状であり、互いに対向する長方形状の第1及び第2の主面L3a、L3bと、第1及び第2の主面L3a、L3b間を連結するように第1及び第2の主面L3a、L3bの短辺方向に伸び且つ互いに対向する第1及び第2の端面L3c、L3dと、第1及び第2の主面L3a、L3bを連結するように第1及び第2の主面L3a、L3bの長辺方向に伸び且つ互いに対向する第1及び第2の側面L3e、L3fとを有する。
第1及び第2の接地用端子電極2、6、4、8は、コンデンサ素体L3の第1の側面L3eに配置されている。第1及び第2の接地用端子電極2、6、4、8は、第1の側面L3e上に、第1の端面L3c側から第2の端面L3d側に向かって、第1の接地用端子電極2、第2の接地用端子電極4、第1の接地用端子電極6、第2の接地用端子電極8の順で配置されている。
第1及び第2の信号用端子電極3、7、5、9は、コンデンサ素体L3の第2の側面L3fに配置されている。第1及び第2の信号用端子電極3、7、5、9は、第2の側面L3f上に、第1の端面L3c側から第2の端面L3d側に向かって、第1の信号用端子電極3、第2の信号用端子電極5、第1の信号用端子電極7、第2の信号用端子電極9の順で配置されている。
コンデンサ素体L3は、図9に示されるように、積層された複数(本実施形態では、5層)の誘電体層10〜14を有する。コンデンサ素体L3には、第1及び第2の電極群A1、A2が配置されている。第1の電極群A1は、複数(本実施形態では2層)の接地用内部電極20、40及び複数(本実施形態では2層)の信号用内部電極30、50を有する。第2の電極群A2は、複数(本実施形態では2層)の接地用内部電極60、80及び複数(本実施形態では2層)の信号用内部電極70、90を有する。第1の電極群A1と第2の電極群A2とは、コンデンサ素体L3内において、第1及び第2の端面L1c、L1dの対向方向に沿って併置されている。具体的には、第1の電極群A1が第1の端面L1c側に、第2の電極群A2が第2の端面L1d側に配置されている。各内部電極20、30、40、50、60、70、80、90は、例えば、導電性ペーストの焼結体から構成される。
接地用内部電極20と接地用内部電極60とは、第1及び第2の主面L1a、L1bの対向方向において同じ位置に配置されている。接地用内部電極40と接地用内部電極80とは、第1及び第2の主面L1a、L1bの対向方向において同じ位置に配置されている。信号用内部電極30と信号用内部電極70とは、第1及び第2の主面L1a、L1bの対向方向において同じ位置に配置されている。信号用内部電極50と信号用内部電極90とは、第1及び第2の主面L1a、L1bの対向方向において同じ位置に配置されている。
接地用内部電極20、60と信号用内部電極30、70とは、誘電体層11を間に挟んで、第1及び第2の主面L3a、L3bの対向方向に沿って対向する。信号用内部電極30、70と接地用内部電極40、80とは、誘電体層12を間に挟んで、第1及び第2の主面L3a、L3bの対向方向に沿って対向する。接地用内部電極40、80と信号用内部電極50、90とは、誘電体層13を間に挟んで、第1及び第2の主面L3a、L3bの対向方向に沿って対向する。
接地用内部電極20、60、40、80は、コンデンサ素体L3の第1及び第2の主面L3a、L3bの短辺方向を長辺方向とする矩形状の第1及び第2の接地用主電極部21、41、61、81、23、43、63、83と、第1及び第2の接地用主電極部21、41、61、81、23、43、63、83から第1の側面L3eに向けて伸びる第1及び第2の接地用引き出し電極部22、42、62、82、24、44、64、84と、コンデンサ素体L3の第1及び第2の主面L3a、L3bの長辺方向を長辺方向とする矩形状の接地用連結電極部25、45、65、85とを含む。
第1及び第2の接地用主電極部21、41、61、81、23、43、63、83は、第1及び第2の端面L3c、L3dの対向方向に沿って、第1の接地用主電極部21、41、61、81、第2の接地用主電極部23、43、63、83の順で離れて位置している。第1の接地用主電極部21、41、61、81の形状と第2の接地用主電極部23、43、63、83の形状とは略一致している。
第1の接地用引き出し電極部22、42は、第1の側面L3eに露出するように第1の接地用主電極部21、41から伸び、第1の接地用端子電極2に物理的に接続される。第1の接地用引き出し電極部62、82は、第1の側面L3eに露出するように第1の接地用主電極部61、81から伸び、第1の接地用端子電極6に物理的に接続される。第2の接地用引き出し電極部24、44は、第1の側面L3eに露出するように第2の接地用主電極部22、42から伸び、第2の接地用端子電極4に物理的に接続される。第2の接地用引き出し電極部64、84は、第1の側面L3eに露出するように第2の接地用主電極部63、83から伸び、第2の接地用端子電極8に物理的に接続される。
接地用連結電極部25、45、65、85は、第1の接地用主電極部21、41、61、81と第2の接地用主電極部23、43、63、83との間に位置して、第1の接地用主電極部21、41、61、81と第2の接地用主電極部23、43、63、83とを連結する。接地用連結電極部25、45、65、85は、第1及び第2の端面L3c、L3dの対向方向に伸びている。
接地用連結電極部25は、第1の接地用主電極部21の第2の側面L3f側の端部21aと第2の接地用主電極部23の第2の側面L3f側の端部23aとを連結する。接地用連結電極部45は、第1の接地用主電極部41の第2の側面L3f側の端部41aと第2の接地用主電極部43の第2の側面L3f側の端部43aとを連結する。接地用連結電極部65は、第1の接地用主電極部61の第2の側面L3f側の端部61aと第2の接地用主電極部63の第2の側面L3f側の端部63aとを連結する。接地用連結電極部85は、第1の接地用主電極部81の第2の側面L3f側の端部81aと第2の接地用主電極部83の第2の側面L3f側の端部83aとを連結する。
信号用内部電極30、50、70、90は、コンデンサ素体L3の第1及び第2の主面L3a、L3bの短辺方向を長辺方向とする矩形状の第1及び第2の信号用主電極部31、51、71、91、33、53、73、93と、第1及び第2の信号用主電極部31、51、71、91、33、53、73、93から第2の側面L3fに向けて伸びる第1及び第2の信号用引き出し電極部32、52、72、92、34、54、74、94と、コンデンサ素体L3の第1及び第2の主面L3a、L3bの長辺方向を長辺方向とする矩形状の信号用連結電極部35、55、75、95とを含む。
第1及び第2の信号用主電極部31、51、71、91、33、53、73、93は、第1及び第2の端面L3c、L3dの対向方向に沿って、第1の信号用主電極部31、51、71、91、第2の信号用主電極部33、53、73、93の順で離れて位置している。第1の信号用主電極部31、51、71、91の形状と第2の信号用主電極部33、53、73、93の形状とは略一致している。
第1の信号用引き出し電極部32、52は、第2の側面L3fに露出するように第1の信号用主電極部31、51から伸び、第1の信号用端子電極3に物理的に接続される。第1の信号用引き出し電極部72、92は、第2の側面L3fに露出するように第1の信号用主電極部71、91から伸び、第1の信号用端子電極7に物理的に接続される。第2の信号用引き出し電極部34、54は、第2の側面L3fに露出するように第2の信号用主電極部33、53から伸び、第2の信号用端子電極5に物理的に接続される。第2の信号用引き出し電極部74、94は、第2の側面L3fに露出するように第2の信号用主電極部73、93から伸び、第2の信号用端子電極9に物理的に接続される。
信号用連結電極部35、55、75、95は、第1の信号用主電極部31、51、71、91と第2の信号用主電極部33、53、73、93との間に位置して、第1の信号用主電極部31、51、71、91と第2の信号用主電極部33、53、73、93とを連結する。信号用連結電極部35、55、75、95は、第1及び第2の端面L3c、L3dの対向方向に伸びている。
信号用連結電極部35は、第1の信号用主電極部31の第1の側面L3e側の端部31aと第2の信号用主電極部33の第1の側面L3e側の端部33aとを連結する。信号用連結電極部55は、第1の信号用主電極部51の第1の側面L3e側の端部51aと第2の信号用主電極部53の第1の側面L3e側の端部53aとを連結する。信号用連結電極部75は、第1の信号用主電極部71の第1の側面L3e側の端部71aと第2の信号用主電極部73の第1の側面L3e側の端部73aとを連結する。信号用連結電極部95は、第1の信号用主電極部91の第1の側面L3e側の端部91aと第2の信号用主電極部93の第1の側面L3e側の端部93aとを連結する。
接地用連結電極部25、45と信号用連結電極部35、55とは、第1及び第2の主面L3a、L3bの対向方向に沿って見たときに、第1及び第2の側面L3e、L3fの対向方向で離れている。接地用連結電極部65、85と信号用連結電極部75、95とは、第1及び第2の主面L3a、L3bの対向方向に沿って見たときに、第1及び第2の側面L3e、L3fの対向方向で離れている。
第1の接地用主電極部21及び第1の信号用主電極部31が誘電体層11を間に挟んで対向し、第2の接地用主電極部23及び第2の信号用主電極部33が誘電体層11を間に挟んで対向する。一方、接地用連結電極部25は、信号用内部電極30と対向する領域を有さない。信号用連結電極部35は、接地用内部電極20と対向する領域を有さない。
第1の信号用主電極部31及び第1の接地用主電極部41が誘電体層12を間に挟んで対向し、第2の信号用主電極部33及び第2の接地用主電極部43が誘電体層12を間に挟んで対向する。一方、信号用連結電極部35は、接地用内部電極40と対向する領域を有さない。接地用連結電極部45は、信号用内部電極30と対向する領域を有さない。
第1の接地用主電極部41及び第1の信号用主電極部51が誘電体層13を間に挟んで対向し、第2の接地用主電極部43及び第2の信号用主電極部53が誘電体層13を間に挟んで対向する。一方、接地用連結電極部45は、信号用内部電極50と対向する領域を有さない。信号用連結電極部55は、接地用内部電極40と対向する領域を有さない。
第1の接地用主電極部61及び第1の信号用主電極部71が誘電体層11を間に挟んで対向し、第2の接地用主電極部63及び第2の信号用主電極部73が誘電体層11を間に挟んで対向する。一方、接地用連結電極部65は、信号用内部電極70と対向する領域を有さない。信号用連結電極部75は、接地用内部電極60と対向する領域を有さない。
第1の信号用主電極部71及び第1の接地用主電極部81が誘電体層12を間に挟んで対向し、第2の信号用主電極部73及び第2の接地用主電極部83が誘電体層12を間に挟んで対向する。一方、信号用連結電極部75は、接地用内部電極80と対向する領域を有さない。接地用連結電極部85は、信号用内部電極70と対向する領域を有さない。
第1の接地用主電極部81及び第1の信号用主電極部91が誘電体層13を間に挟んで対向し、第2の接地用主電極部83及び第2の信号用主電極部93が誘電体層13を間に挟んで対向する。一方、接地用連結電極部85は、信号用内部電極90と対向する領域を有さない。信号用連結電極部95は、接地用内部電極80と対向する領域を有さない。
貫通型積層コンデンサC3では、第1の電極群A1に含まれる接地用内部電極20、40の第1の接地用主電極部21,41と信号用内部電極30、50の第1の信号用主電極部31、51とが互いに対向し、静電容量を形成する。また、第1の電極群A1に含まれる接地用内部電極20、40の第2の接地用主電極部23,43と信号用内部電極30、70の第2の信号用主電極部33、53とが互いに対向し、静電容量を形成する。これに対し、接地用内部電極20、40の接地用連結電極部25、45は、信号用内部電極30、50の何れにも対向する領域を有さない。信号用内部電極30、50の信号用連結電極部35、55は何れも、接地用内部電極20、40の何れにも対向する領域を有さない。
そのため、貫通型積層コンデンサC3の第1の電極群A1は、静電容量をそれぞれ有する2つのコンデンサが並列接続された回路を実現することができる。
貫通型積層コンデンサC3では、第2の電極群A2に含まれる接地用内部電極60、80の第1の接地用主電極部61,81と信号用内部電極70、90の第1の信号用主電極部71、91とが互いに対向し、静電容量を形成する。また、第2の電極群A2に含まれる接地用内部電極60、80の第2の接地用主電極部63,83と信号用内部電極70、90の第2の信号用主電極部73、93とが互いに対向し、静電容量を形成する。これに対し、接地用内部電極60、80の接地用連結電極部65、85は、信号用内部電極70、90の何れにも対向する領域を有さない。信号用内部電極70、90の信号用連結電極部75、95は何れも、接地用内部電極60、80の何れにも対向する領域を有さない。
そのため、貫通型積層コンデンサC3の第2の電極群A2は、静電容量をそれぞれ有する2つのコンデンサが並列接続された回路を実現することができる。
このように、貫通型積層コンデンサC3は、並列接続された2つのコンデンサを2つ有するコンデンサアレイである。
貫通型積層コンデンサC3では、接地用連結電極部25、45と信号用連結電極部35、55とが離れて形成される。そのため、貫通型積層コンデンサC3の第1の電極群A1によって形成される複数の静電容量が好適に分離して形成される。
特に、貫通型積層コンデンサC3の第1の電極群A1では、接地用連結電極部25、45が第2の側面L3f側に配置され、信号用連結電極部35、55が第1の側面L3e側に配置されている。このように、各連結電極部がコンデンサ素体L3の側面寄りであって、且つ互いに反対側に配置されているため、接地用連結電極部25、45と信号用連結電極部35、55との間に物理的に十分大きな距離をとることができる。そのため、貫通型積層コンデンサC3の第1の電極群A1では、複数の静電容量をより一層好適に分離することができる。
また、接地用連結電極部65、85と信号用連結電極部75、95とが離れて形成される。そのため、貫通型積層コンデンサC3の第2の電極群A2によって形成される複数の静電容量が好適に分離して形成される。
特に、貫通型積層コンデンサC3の第2の電極群A2では、接地用連結電極部65、85が第2の側面L3f側に配置され、信号用連結電極部75、95が第1の側面L3e側に配置されている。このように、各連結電極部がコンデンサ素体L3の側面寄りであって、且つ互いに反対側に配置されているため、接地用連結電極部65、85と信号用連結電極部75、95との間に物理的に十分大きな距離をとることができる。そのため、貫通型積層コンデンサC3の第2の電極群A2では、複数の静電容量をより一層好適に分離することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、接地用内部電極20、40、60、80に含まれる接地用主電極部及び接地用連結電極部の数は、上述した実施形態及び変形例に記載された数に限られない。信号用内部電極30、50、70、90に含まれる信号用主電極部及び信号用連結電極部の数は、上述した実施形態及び変形例に記載された数に限られない。
接地用内部電極20、40、60、80、及び信号用内部電極30、50、70、90にの形状は、上述した実施形態及び変形例に記載された形状に限られない。したがって、例えば第2及び第3実施形態に係る貫通型積層コンデンサC2、C3の各内部電極においても、含まれる第1及び第2の主電極部同士で面積が異なっていてもよい。また、連結電極部は、各主電極部の端部を連結していなくてもよく、例えば中央部を連結してもよい。あるいは、連結電極部は、実施形態及び変形例で示した側面側とは反対側の側面側に位置していてもよい。
また、コンデンサ素体に含まれる誘電体層の積層数及び内部電極の積層数は、上述した実施形態及び変形例に記載された数に限られない。コンデンサ素体に含まれる電極群の数は、第3実施形態に記載された数に限られない。
第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサの斜視図である。 第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサに含まれるコンデンサ素体の分解斜視図である。 第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサの等価回路図である。 第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサの変形例に含まれるコンデンサ素体の分解斜視図である。 第1実施形態に係る貫通型積層コンデンサの変形例のインピーダンスの周波数特性を示すグラフである。 第2実施形態に係る貫通型積層コンデンサの斜視図である。 第2実施形態に係る貫通型積層コンデンサに含まれるコンデンサ素体の分解斜視図である。 第3実施形態に係る貫通型積層コンデンサの斜視図である。 第3実施形態に係る貫通型積層コンデンサに含まれるコンデンサ素体の分解斜視図である。 第2実施形態に係る貫通型積層コンデンサの等価回路図である。
符号の説明
C1、C2、C3…貫通型積層コンデンサ、L1、L2、L3…コンデンサ素体、2、6…第1の接地用端子電極、4、8…第2の接地用端子電極、3、7…第1の信号用端子電極、5、9…第2の信号用端子電極、10〜14…誘電体層、20、40、60、80…接地用内部電極、21、41、61、81…第1の接地用主電極部、22、42、62、82…第1の接地用引き出し電極部、23、43、63、83…第2の接地用主電極部、24、44、64、84…第2の接地用引き出し電極部、25、26、45、46、65、85…接地用連結電極部、30、50、70、90…信号用内部電極、31、51、71、91…第1の信号用主電極部、32、52、72、92…第1の信号用引き出し電極部、33、53、73、93…第2の信号用主電極部、34、54、74、94…第2の信号用引き出し電極部、35、36、55、56、75、95…信号用連結電極部。

Claims (4)

  1. 誘電特性を有するコンデンサ素体と、
    前記コンデンサ素体内に配置された接地用内部電極及び信号用内部電極と、
    前記コンデンサ素体の外表面に配置された第1及び第2の接地用端子電極と、
    前記コンデンサ素体の前記外表面に配置された第1及び第2の信号用端子電極と、を備え、
    前記接地用内部電極は、第1の接地用主電極部と、第2の接地用主電極部と、前記第1の接地用主電極部から前記コンデンサ素体の前記外表面に引き出されるように伸びて前記第1の接地用端子電極に接続される第1の接地用引き出し電極部と、前記第2の接地用主電極部から前記コンデンサ素体の前記外表面に引き出されるように伸びて前記第2の接地用端子電極に接続される第2の接地用引き出し電極部と、前記第1の接地用主電極部と前記第2の接地用主電極部との間に位置する接地用連結電極部とを有し、
    前記信号用内部電極は、第1の信号用主電極部と、第2の信号用主電極部と、前記第1の信号用主電極部から前記コンデンサ素体の前記外表面に引き出されるように伸びて前記第1の信号用端子電極に接続された第1の信号用引き出し電極部と、前記第2の信号用主電極部から前記コンデンサ素体の前記外表面に引き出されるように伸びて前記第2の信号用端子電極に接続された第2の信号用引き出し電極部と、前記第1の信号用主電極部と前記第2の信号用主電極部との間に位置する信号用連結電極部とを有し、
    前記第1の接地用主電極部及び前記第1の信号用主電極部が、前記コンデンサ素体の一部を間に挟んで対向し、
    前記第2の接地用主電極部及び前記第2の信号用主電極部が、前記コンデンサ素体の一部を間に挟んで対向し、
    前記接地用連結電極部は、前記信号用内部電極と対向する領域を有さず、
    前記信号用連結電極部は、前記接地用内部電極と対向する領域を有さないことを特徴とする貫通型積層コンデンサ。
  2. 前記コンデンサ素体は、相対向する長方形状の第1の及び第2の主面と、前記第1及び第2の主面間を連結するように前記第1及び第2の主面の短辺方向に伸びている第1及び第2の端面と、前記第1及び第2の主面間を連結するように前記第1及び第2の主面の長辺方向に伸びている第1及び第2の側面とを有し、
    前記信号用内部電極と前記接地用内部電極とが、前記第1及び第2の主面の対向方向に対向し、
    前記接地用連結電極部と前記信号用連結電極部とが、前記コンデンサ素体の前記第1及び第2の側面の対向方向で離れていることを特徴とする請求項1記載の貫通型積層コンデンサ。
  3. 前記第1及び第2の接地用端子電極は、前記コンデンサ素体の前記第1の側面に配置されており、
    前記第3及び第4の接地用端子電極は、前記コンデンサ素体の前記第2の側面に配置されており、
    前記接地用連結電極部は、前記第1の接地用主電極部の前記第2の側面側の端部と前記第2の接地用主電極部の前記第2の側面側の端部とを連結し、
    前記信号用連結電極部は、前記第1の信号用主電極部の前記第1の側面側の端部と前記第2の信号用主電極部の前記第1の側面側の端部とを連結することを特徴とする請求項2記載の貫通型積層コンデンサ。
  4. 前記接地用内部電極において、前記第1の接地用主電極部の面積と前記第2の接地用主電極部の面積とが異なり、
    前記信号用内部電極において、前記第1の信号用主電極部の面積と前記第2の信号用主電極部の面積とが異なることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項記載の貫通型積層コンデンサ。

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